この品種は、「沖の山天然すぎ」から選抜育成されたものであり、樹形が単幹状で樹冠形が円錐体、耐雪性の強い用材向きの品種である。樹形は単幹状、樹冠形は円錐体、幹の通直性は直、完満性は完満、真円性は正円である。樹皮の色は褐、厚さは中、き裂紋様は網肌である。枝の太さ及び長さは中、枝角は大、枝付き密度は極密、自然落枝性は中である。葉身の長さは短、標準枝葉の長さはやや短、針葉着生密度は中、夏葉の色は鮮緑、葉の曲りは接線、着生角度は中、葉のねじれは弱である。結実性は無、挿し木の発根性はやや難、成長性は中生、耐雪性は強である。「沖の山天然すぎ」及び「ヤマモトオキノヤマ」と比較して、幹の通直性が直であること、耐雪性が強いこと等で区別性が認められる。 |