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この品種は、「Atlantic」にペルー共和国の国際ばれいしょセンターから導入した系統「P-7」を交配して育成された固定品種であり、いもの形状は球形、皮色は黄、肉色は淡黄、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有する調理向きの品種である。叢性は中間型、個重型・個数型の別は中間型、茎の長さはかなり短、太さは中、茎色は緑、分枝数はかなり少、葉色はやや淡緑、小葉着生の粗密は密、葉の毛茸は中、花の数は稀、花色は白、ふく枝の長さはやや短、いも着生の深浅及び長短は中、扁平度は弱、形は球形、皮色は黄、目の深浅はかなり浅、肉色は淡黄、休眠期間は短、枯ちょう期は中早、早期肥大性はやや速、上いも重はやや多、上いも数、上いも平均１個重及びでん粉重は中、肉質は中からやや粉、葉巻病抵抗性は強、Ｘモザイク病抵抗性は中、Ｙモザイク病抵抗性はやや強、疫病圃場抵抗性は弱、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性推定遺伝子型はＨ１である。「デジマ」と比較して、茎の長さが短いこと、小葉着生の粗密が密であること、いもの形が球形であること、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性推定遺伝子型がＨ１であること等で、「ニシユタカ｣と比較して、いもの形が球形であること、枯ちょう期が早いこと、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性推定遺伝子型がＨ１であること等で区別性が認められる。 |