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この品種は,「清見(セイベル13053号の選抜系統)」に山ブドウを交配して育成されたもので,果皮の色が紫黒,果粒が円で小粒の育成地(北海道中川郡池田町)において10月中旬に成熟する醸造用品種である。樹の拡がりは中、樹勢はやや弱である。熟梢の太さは中,色は紫褐,節間横断面の形は楕円,表面の形状は細溝あり,幼梢先端の色は薄赤,巻きひげの着生は3以上である。花穂の着生数は中,花性は両性,花粉の多少は中である。成葉葉身の形は五角形,裂片数は全片,葉身横断面の形は樋状,葉縁鋸歯の形は両側直線,葉柄裂刻の一般的な形は開く,成葉上裂刻の一般的な形は無,成葉の大きさは大,上面の色は緑,葉柄の色は紅,成葉の下面葉脈間の綿毛の密度は粗,下面主脈上及び葉柄の綿毛の密度は無~極粗,中肋に対する葉柄の長さの比は短,葉柄の太さは中である。穂梗の太さは細,長さは中,色は淡紅である。果房の形は有岐円筒,大きさはやや小,長さは短,着粒の密度はやや密,果梗の太さは細,長さは中,色は緑である。果粒の形は円,大きさは小,果皮の色は青黒又は紫黒,果粉の多少はやや多,果皮の厚さ及び果皮と果肉の分離性は中,果肉の色は不着色,肉質は中間,甘味は高,酸味は極多,渋味は無~極少,香気は無,果汁の多少は少,種子の数は中,形は短,大きさは中である。発芽期及び開花期は早,成熟期は早で育成地において10月中旬である。果実の着色の難易は散光着色,花振いの多少は少,無核果粒の混入及び裂果の多少は無~極少,果梗の強さは強,果梗と果粒の分離は中である。「清見」と比較して,葉が大きいこと,酸味が多いこと等で,「ピノーノワール」と比較して,葉身横断面の形が樋状であること,酸味が多いこと等で区別性が認められる。 |