葉の緑色の濃淡は中、葉耳のアントシアニン着色の有無は無、初期の止め葉の姿勢は立、出穂期は中、柱頭の色は白、稈の太さはかなり太、稈の長さ(浮稲品種を除く。)は中、穂の主軸の長さは長、穂数はかなり少、芒の有無は無、外穎の毛じは中、外頴先端の色は白、穂の主軸の湾曲度は垂れる、穂型は紡錘形、穂の抽出度は穂軸の一部も概ね抽出、成熟期は晩、頴の色は黄白、護頴の長さは中、護頴の色は黄白、籾の千粒重は大、頴のフェノール反応の有無は有、玄米の千粒重は大、玄米の長さは長、玄米の幅はやや狭、玄米の形は半紡錘形、玄米の色は淡褐、胚乳の型は粳、胚乳のアミロース含量は6型、玄米の香りは無又は極弱、穂発芽性はかなり難、耐倒伏性は強、脱粒性はやや易、白葉枯病ほ場抵抗性はやや強である。
出願品種「くらのぬし」は、対照品種「北陸193号」と比較して、芒の有無が無であること、籾の千粒重が大であること等で区別性が認められる。対照品種「もちだわら」と比較して、胚乳の型が粳であること等で区別性が認められる。対照品種「日本晴」と比較して、穂数がかなり少であること、芒の有無が無であること、籾の千粒重が大であること等で区別性が認められる。
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