登録品種データベース

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詳細情報  
作物区分 果樹
農林水産植物の種類 Prunus persica (L.) Batsch
(和名:モモ種
登録品種の名称 紅錦香
(よみ:クニカ  )
出願公表時の品種名称
出願番号 3255
出願年月日 1989/03/17
出願公表の年月日 -
登録番号 2459
登録年月日 1990/11/20
育成者権の存続期間 18
育成者権の消滅日 2008/11/21 ※期間満了
品種登録者の名称及び住所
野池今朝喜 (381-2226 長野県長野市川中島町今井424番地)
登録品種の育成をした者の氏名
野池今朝喜
輸出する行為の制限
指定国
生産する行為の制限
指定地域
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は「野池白桃」の芽条変異であり、330g程度の大果で、果皮の着色が良好、無袋栽培でもほとんど裂果せず、育成地(長野県長野市)において8月下旬から9月上旬に成熟する晩生種である。樹姿は中間、樹の大きさ、樹勢、枝梢の太さ及び節間長は中である。葉身の形は長、大きさは大、色は緑である。花形は普通咲、花の大きさは大、花弁の色は桃、花粉の有無は有(極少)、がく筒内壁の色は黄である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、果頂部の凹は中、梗あの深さは深、広さは中、赤道部及び果頂部の縫合線は浅である。果実の大きさは極大(330g程度)、果皮の地色は白、着色はかなり多、着色の濃さは濃、形はぼかし、果面の毛じは有、密度は中である。切った直後の果肉の色は白、果肉内及び核周囲の着色は少である。果肉の粗密は密、果肉繊維の多少はやや少、果皮の剥離性はやや易、肉質は溶質、果汁の多少は多、甘味は多、酸味は少である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は短楕円、大きさは中、色は褐、核面の粗滑は中、刻の点条の比率は1:1である。成熟期(満開から成熟までの日数)は121~130日で育成地において8月下旬から9月上旬である。結果量は多、生理落果及び核割れの多少は少、裂果は微である。「野池白桃」と比較して、果実の大きさが大きいこと、成熟期が遅いこと、裂果が少ないこと等で、「白桃」と比較して、果実の外観が扁円であること、果実の大きさが大きいこと、果皮の着色が多いこと等で、「川中島白桃」と比較して、果頂部の凹が深いこと、果面毛じの密度が粗いこと、裂果が少ないこと等で区別性が認められる。

出願品種の画像
3255_3_2 , 3255_3_3