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この品種は、「西野白桃」の自然交雑実生から育成されたものであり、果実の大きさが極大、果実の形が円形、果皮を被う色の多少が少、果肉の地色が緑白色で育成地（福島県伊達市）では10月上旬に成熟する品種である。樹姿は中、樹の大きさは大、樹勢は強である。葉身長は極長、葉身幅は広、葉身の色は緑色、蜜腺の形は球～腎臓形である。花の咲き型は普通咲、花弁の色は桃色、花形は一重、花弁の形は楕円形、波打ちは有、花粉の有無は無である。果実の大きさは極大、形は円形、果頂の形は広浅凹、縫合線の深さは中、梗あの広さは広、深さは深、果皮の地色は緑白色、被う色は赤色、被う色の多少は少、色の型はべた状（全面）、果皮の毛じの有無と密度は中、果皮の付着性はやや強、果肉の地色は緑白色、果肉内の着色は無、核周辺の着色は多、果肉の粗密は密、繊維は少、果汁及び甘味は多、酸味は少、渋味は無･微、香気は中である。核の大きさはかなり大、形は長楕円形、果肉との粘離は粘核、褐色の濃淡は濃、核割れは中である。発芽期及び開花盛期は早、成熟日数は極長である。「ゆうぞら」及び「金山」と比較して、果実及び核が大きいこと等で区別性が認められる。 |