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この品種は、「Pentland Dell」に「とうや」を交配して育成されたものであり、いもの形状は扁球形、皮色は白黄、肉色は白、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性推定遺伝子型がＨ１の調理向きの品種である。叢性は中間型、個重型・個数型の別はやや個数型、茎の長さ及び太さは中、茎色は緑、分枝数は少、葉色は緑、小葉着生の粗密及び葉の毛茸は中、花の数は少、花色は白である。ふく枝の長さ及びいも着生の深浅は中、いもの長短はやや長、扁平度はやや強、形は扁球形、皮色は白黄、目の深浅はやや浅、肉色は白、休眠期間はやや長、枯ちょう期は早、早期肥大性はやや遅、上いも重はやや少、上いも数は中、上いも平均１個重は小、肉質はやや粘である。Ｙモザイク病抵抗性は弱、疫病抵抗性推定遺伝子型はＲ２、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性推定遺伝子型はＨ１である。「男爵薯」と比較して、花色が白であること、疫病抵抗性推定遺伝子型がＲ２であること、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性推定遺伝子型がＨ１であること等で、「さやか」と比較して、枯ちょう期が早いこと、上いも平均１個重が小さいこと、疫病抵抗性推定遺伝子型がＲ２であること等で区別性が認められる。 |