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この品種は、「大久保」、「白桃」等の混植園において発見された偶発実生で、大果となり、果肉が硬く、日持ちの良い晩生種である。樹姿は中間型、樹の大きさ・樹勢は中である。枝しようの太さ・節間長は中である。葉は長く、葉縁の波打ちがある。花は大きく、普通咲で一重、花弁は桃色で、花粉はない。開花期は育成地(広島県賀茂郡大和町、標高380m)において4月20日頃である。果実の形は短楕円、果頂部の凹みは深く、梗あは広く深い。縫合線は赤道部・果頂部とも深い。果実の大きさは極大(1果実平均約460g)果皮の地色は乳白、着色の形はぼかし、着色の程度及び濃さは中で、剥皮し難い。果肉は白~乳白、核周囲の着色は多、果肉内の着色は中で紅斑を生じる。果肉は硬く、肉質は不溶質で脆く、他品種にはあまりみられない特性である。甘味は多、酸味は少である。核は半離核で、核割れは少ない。成熟期は満開から141~150日の範囲にあり、育成地において9月上中旬で、「白桃」より約2週間遅い。「白桃」と比較して、果実が大きいこと、肉質が異なること、果肉の着色が多いこと、成熟期が遅いこと等で、「大久保」と比較して、花粉がないこと、果実が大きいこと、剥皮し難いこと、成熟期が遅いこと等で、「瀬戸内白桃」と比較して、花粉がないこと、肉質が異なること等で、「陽山白桃」と比較して、果肉内着色が多いこと、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。 |