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この品種は、「宮川早生」の枝変りであり、果肉先熟型で、果肉色が極めて濃く、11月中旬頃まで味ぼけしない極早生種である。樹姿は開張、樹の大きさは中、樹勢は弱である。葉の厚さは薄、大きさは小、翼葉はくさび形、大きさは小である。花弁の形は長倒卵形、花弁の長さ及び幅は中、花粉は極めて少ない、果形はやや扁円(果形指数130程度)、果頂部は平坦、果梗部はやや凹、中心柱は星形、大きさは大である。果実の大きさは中、果皮は9月中旬から緑が退色し、9月下旬から急速に橙黄に着色し、10月上旬7~8分、10月中旬頃に完全着色となり、「宮川早生」より約2週間以上早い。果面の平滑度は滑、果皮はやや薄、じょうのう膜の硬さは軟、10月上旬には極めて薄くなり、しばしば裂膜がみられる。砂じょうの色は濃橙、9月上旬には既存の極早生品種の中で最も濃い。果汁は多、甘味は糖度11度で中、酸味は0.8~0.9%で少、減酸は「宮川早生」より10日程度早く進むが、11月頃になっても味ぼけしない。浮皮果の発生はないが、裂果はし易い傾向が見られる。成熟期は育成地(熊本県飽託郡河内町)において9月下旬~10月上旬とみられる。「宮川早生」と比較して、成熟期が早いこと等で、「宮本早生」及び「市文早生」と比較して、果形が腰高であること等で、「堂脇早生」と比較して、果形が扁平であること等で、「尾鈴早生」と比較して、果皮及びじょうのう膜が薄いこと等で区別性が認められる。 |