本品種は、H.T.(ハイブリッド・テイ)系の高性で、花色が淡桃色(コーラルピンク)の高芯剣弁咲大輪の品種である。樹姿は、叢性で枝はやや疎生であり、新梢の太さは中位である。新葉は光沢のある淡い青銅色で7小葉である。花は、八重咲の標準的な高芯剣弁型である。花弁数20~24枚でやや少なく、花径は12cm程度で大輪花である。花色は淡桃色で光沢がありいわゆるコーラルピンクである。花の香りは中程度で、開花は四季咲性で継続的に咲くが春の開花始期は晩い。花色に特徴のある品種でこの花色に近いカリーナ及びカリネラは花色にやや紫を帯びる点が異り、花型も本品種の方が整つた高芯剣弁型である。 |