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この品種は,「山崎早生温州」の変異樹と思われる,果実がやや扁平で中果,育成地(佐賀県藤津郡太良町)において10月中旬に収穫できる温州みかんである。 樹姿は開張,樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さは中,節間長は長,とげの多少は無である。葉身先端及び基部の形は鋭形,波状の程度は弱,葉身の大きさは中,葉身長は長,幅は中,網脈の鮮明度は明瞭,翼葉の形は痕跡,葉柄の長さは中である。果実の外観はやや扁平,果形指数は中で130程度,果頂部の形は平坦,果梗部の形は切平面,果梗部放射条溝の多少は少,果心の充実度はやや密,大きさはやや小,果実の重さは中,果皮の色は濃橙,油胞の凹凸は凸,果面の粗滑はやや滑,果皮の厚さは中,果皮歩合は小,剥皮の難易は易である。じょうのう膜の硬さは軟,さじょうの色は濃橙,果汁の多少は中,甘味はやや高,酸味及び香気の多少は中,種子数は無である。成熟期はやや早で育成地において10月中旬である。隔年結果性は中,浮皮果の発生は少,裂果の発生は無である。 「山崎早生」と比較して,葉身の大きさが大きいこと,果形指数が大きいこと,果梗部の形が切平面であること,甘味が高いこと等で,「大浦早生」と比較して,果心が小さいこと,甘味が高いこと等で,「宮本早生」と比較して,葉身の大きさが大きいこと,甘味が高いこと,成熟期が遅いこと等で,「上野早生」と比較して,葉身の大きさが大きいこと,油胞の凹凸が凸であること,甘味が高いこと等で区別性が認められる。 |