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この品種は「アンコール」に「中野3号」ポンカンを交配して得られたと推定される交雑実生から選抜,育成されたものであり,果実の大きさが200g程度,果実の外観が扁平,果皮が濃橙色,育成地(長崎県南高来郡口之津町)で2月に成熟するかんきつである。 樹姿は上向性,樹の大きさは大,樹勢は強,枝梢の太さは中,節間長は長である。葉形指数は中,葉身の面積は小,長さは短,幅は中,葉柄の長さは短,葉柄比率は小,太さは中である。果実の外観は扁平,果形指数は 142以上,果頂部水平域の果実横径に対する比は大,果頂部凹部の深さは浅,花柱痕の大きさは大,果梗部水平域の果実横径に対する比は大,果梗部放射条溝果の多少は多,中心柱の大きさは小,果実の大きさは大(200g程度)である。果皮の色は濃橙,油胞の大きさは小,果面の平滑度は中,油胞の密度は密,凹凸は凹,凹点の多少は無~少,果皮の厚さは薄,剥皮の難易は易である。じょうのう膜の硬さは中,砂じょうの形は紡錘,色は濃橙,果汁の多少は中,甘味は多(糖度12~13度),酸味は中,香気は多である。種子のでき易さはでき易い,胚の色は黄緑,胚の数は多胚である。成熟期は極晩,育成地においては2月である。隔年結果性は中,浮皮果の発生はでにくい,裂果の多少はでにくいである。 「アンコール」と比較して,樹姿が上向性であること,葉柄の太さが太いこと,胚の数が多胚であること等で,「中野3号」ポンカンと比較して,果実の外観が扁平であること,果皮の色が濃橙であること,油胞の凹凸が凹であること等で,「青島温州」と比較して,葉身先端の角度が鈍であること,収穫期が遅いこと等で,「マーコット」と比較して,樹姿が上向性であること,果実の外観が扁平であること,果面の平滑度が粗いこと等で区別性が認められる。 |