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この品種は、「宮川早生」の枝変りで、育成地(佐賀県東松浦郡七山村)において9月下旬ないし10月上旬から収穫できる果形扁平な極早生温州みかんである。樹姿は開張性、「宮川早生」に比べ枝梢の節間はやや短くつまり、葉もやや小さいが、樹勢は同程度である。果形は扁平(果形指数平均144)で幼果期から扁平である。果実の大きさは中、果面はやや平滑で、果皮は薄く、剥皮は容易である。果皮の着色は、育成地で概ね9月上旬に始まり、9月下旬に3分着色前後、10月中旬に完全着色となる。果汁の甘味は中程度で、酸味は9月下旬にクエン酸含量1.0%前後となり、10月中旬以降には味が淡白となる。発芽期、開花期ともに「宮川早生」と同時期、単為結果性は高く、10月中旬以降には浮皮果の発生がある。「橋本早生」と比較して、果汁の減酸が遅く、果皮が薄いこと等で、「堂脇早生」と比較して、果形が扁平であること等で、「宮本早生」と比較して、果皮の油胞の分布が粗く、凹点が多く、果面がやや粗いこと、果汁の減酸が早い傾向があること等で、その他の「力武早生」、「尾鈴早生」、「井上早生」、「金沢早生」等の極早生種と比較して、果汁の減酸が早いこと等により区別性が認められる。 |