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この品種は,「成功」(「山ぶどう」×「紅アレキ」)に「S-9110」を交配して得られた交雑実生から選抜・育成されたもので,果房は中,果粒が黄白色,短楕円形で中粒,試作地(山梨県塩山市)において9月末~10月初に成熟する白ワイン用である。 樹の大きさはやや小,樹勢及び枝梢の太さは中である。成葉葉身の形は五角形,裂片数は3片,葉柄裂刻の一般的な形は開く,上裂刻の形は閉じる,深さは中位,葉の大きさは中,成葉上面,下面の色及び葉柄の色は緑,葉柄の主脈に対する長さは短である。花穂の大きさは中,花性は両性,果房の形は有岐円錐,大きさは中(300~400g程度),粒着の粗密はやや粗である。果粒の形は短楕円,大きさは中(4g程度),果皮の色は黄白,厚さは薄,果皮と果肉の分離性は中である。果肉の色は不着色,肉質は中間,甘味は中(糖度15度程度),酸味は中,香気は特殊,果汁の多少は中である。種子の有無は有,数,形及び大きさは中である。開花期は中,成熟期は遅で,試作地において9月末~10月初,花振いの多少は少,無核果粒の混入はやや少,裂果の多少は中,果梗の強さは強,果梗と果粒の分離は中である。 「S-9110」と比較して,果房の形が有岐円錐であること,香気が特殊であること等で,「シャルドネ」及び「ピノブラン」と比較して,果房の形が有岐円錐であること,粒着の粗密が粗いこと,果粒が大きいこと,甘味が低いこと,香気が特殊であること等で区別性が認められる。 |