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この品種は,「だるま系」及び「真妻系」の混植わさび田より変異株を発見,増殖 した固定品種であり,軟腐病及びすみ入り病に強い水わさびである。 草姿は極開,草丈はかなり低である。葉形は丸,葉色はかなり濃緑,主茎展開葉数 はやや少,1株総展開葉数はやや少,葉面の光沢は極多,展葉の早晩はかなり晩であ る。葉柄の長さはかなり短,基部の幅はかなり狭,色は濃緑,アントシアニンの有無 は有,多少はやや少である。根茎の形は中太,太さは中,長さは長,表皮の色は濃緑, 根茎の表皮のアントシアニンの有無は無,横断面のアントシアニン着色の有無は無で ある。根径の肥大の早晩は晩,根茎の辛味の程度は強,葉柄の辛味の程度は中,根茎 のすりおろし時の色は緑,香気の程度は強,甘味及び粘りの程度はやや強である。分 げつ性は多,耐高温性は強である。軟腐病及びすみ入り病抵抗性は強,白さび病抵抗 性は強である。 「真妻」と比較して,主茎展開葉数が少ないこと,根茎表皮のアン トシアニンの 有無が無であること,根数が多いこと,分げつ性が多いこと等で,「だるま」と比較 して,草姿が開であること,根茎表皮のアントシアニンの有無が無であること,甘味 及び粘りの程度が強いこと等で区別性が認められる。 |