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この品種は、「コシヒカリ」に「北陸84号」(後の「イナバワセ」)を交配して育成された固定品種であり、寒冷地南部での熟期は早生の早の水稲・粳種で、玄米はやや小粒であるが良質で、いもち病にはやや強で、富山県平たん地及び山麓地の比較的肥沃な地域に適する品種である。草型は、穂数がやや多い中間型で、稈はやや短く、茎の太さは中である。穂数はやや多く、穎色及びふ先色はともに黄白、芒は稀で極く短い。玄米はやや小粒で、色はやや濃く光沢はやや大である。見かけの品質及び食味はともに上の下で、腹白、胴割れはともに少ない。熟期は早生の早、障害型耐冷性はやや弱、穂発芽性はやや難、耐倒状性は中程度、脱粒性は難である。いもち病抵抗性については、抵抗性遺伝子Pi‐iを持つと推定され、葉いもち病及びごま葉枯病抵抗性はともにやや強である。「越路早生」と比較して、短稈で穂の粒着密度がやや疎であること、耐倒状性がやや強く、穂いもち病圃場抵抗性が強いこと等で、「ホウネンワセ」と比較して、短稈で穂数がやや少いこと、穂発芽性が難で耐倒状性が強いこと等で、「五百万石」と比較して、短稈の穂数型で、玄米が小粒であること等で、「コシヒカリ」と比較して、熟期が早く、耐倒状性及び葉いもち病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 |