葉の緑色の濃淡は中、葉耳のアントシアニン着色の有無は無、初期の止め葉の姿勢は半立、出穂期はやや早、柱頭の色は白、稈の太さは中、稈の長さ(浮稲品種を除く。)はかなり長、穂の主軸の長さは中、穂数はやや少、芒の有無は無、外穎の毛じは中、外頴先端の色は白、穂の主軸の湾曲度は垂れる、穂型は紡錘形、穂の抽出度は穂軸もよく抽出、成熟期はやや早、頴の色は黄白、護頴の長さはやや長、護頴の色は黄白、籾の千粒重は大、頴のフェノール反応の有無は無、玄米の千粒重は大、玄米の長さはやや長、玄米の幅は中、玄米の形は長円形、玄米の色は淡褐、胚乳の型は粳、玄米の香りは無又は極弱、穂発芽性は難、耐倒伏性は中、脱粒性は難、精玄米の心白の発現(酒米品種に限る。)は81%以上、着粒密度はやや粗である。
出願品種「広系酒33号」は、対照品種「吟吹雪」と比較して、稈の長さ(浮稲品種を除く。)がかなり長であること、成熟期がやや早であること等で区別性が認められる。対照品種「千本錦」と比較して、穂発芽性が難であること、着粒密度がやや粗であること等で区別性が認められる。対照品種「山田錦」と比較して、出穂期がやや早であること、成熟期がやや早であること、耐倒伏性が中であること等で区別性が認められる。
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