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この品種は、「甲州」と「シャルドネ」の交雑実生で「甲州」の栽培容易性と、「シャルドネ」の酒質優秀性を持つ白ワイン原料用品種である。樹の大きさ、樹勢、枝梢の太さはともに中で、「シャルドネ」に似て「甲州」より弱小である。葉は5角形5片葉、葉柄裂刻はやや開き、葉の大きさは中で「甲州」より小さい。果房は通常1結果枝に2~3房着生し、房形は有岐円錐形、果房重は200g程度で「甲州」より小さく、粒着の粗密はやや密である。果粒は短楕円形、1粒重は3.0g前後で、果皮色はやや紫を帯びた赤色である。果肉は黄白色、塊状で多汁、甘味、酸味ともに「甲州」より高く、渋味は「甲州」より少ない。酒質は「シャルドネ」に近く、香味に厚さがあり、「甲州」にみられる渋味は殆んどない。成熟期は育成地(山梨県)で9月下旬~10月上旬。果粒の脱粒性は難、裂果性は無。耐病虫性は「シャルドネ」より強く、「甲州」と同程度である。「甲州」と比較して、成熟期が早いこと、果汁の甘味、酸味ともに高いこと、酒質が「甲州」のような渋味が無いこと等により、「シャルドネ」とは果皮色が異なること、耐病虫性、耐裂果性が強いこと等で区別性が認められる。 |