草型は直立、草丈はやや低、茎の数はかなり多、茎の太さは細、節間長はやや短、茎葉の毛の多少は少、葉の大きさは中、複葉の形は2回3出、頂小葉の形は楕円形、葉の緑色の濃淡は中、葉縁の波打ちの有無は無、葉先の垂れは立ち、抽だいの難易(薬用品種に限る。)は極難、花首の長さはかなり短、花首の太さは細、開花始めの花色はN74A、満開時の花色はN74A、花の大きさはかなり小、花の形は一重咲、花弁のぼかしの有無は無、花弁の絞りの多少は少、花弁の長さはやや短、花弁の幅はやや狭、柱頭の色は桃、開花期は中、枯れ上がり期(薬用品種に限る。)はやや早、乾燥根の重量(薬用品種に限る。)は中、乾燥根の横断面の色(薬用品種に限る。)は155C、ペオニフロリン含量(薬用品種に限る。)は多である。(カラーチャートはRHSを使用)
出願品種「べにしずか」は、対照品種「北宰相」と比較して、抽だいの難易(薬用品種に限る。)が極難であること、満開時の花色がN74Aであること、枯れ上がり期(薬用品種に限る。)がやや早であること、乾燥根の重量(薬用品種に限る。)が中であること等で区別性が認められる。対照品種「系統38号」と比較して、抽だいの難易(薬用品種に限る。)が極難であること、満開時の花色がN74Aであること、乾燥根の重量(薬用品種に限る。)が中であること、ペオニフロリン含量(薬用品種に限る。)が多であること等で区別性が認められる。
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