|
この品種は、「尾張系温州」の1樹変異であり、育成地(和歌山県有田市)において11月下旬~12月上旬に成熟し、高糖、やや大果で貯蔵性の高い温州みかんである。樹姿は開張性、樹の大きさ及び樹勢は中である。葉身の大きさは大、葉の厚さは厚である。果実の外観は扁円、果実の大きさはやや大、果面の平滑度は滑、油胞の密度は密である。果皮の厚さは中、剥皮の難易は易、じょうのう膜の硬さは軟である。成熟期はやや晩、育成地において11月下旬~12月上旬である。果汁の多少は多、甘味は多、酸味は中、浮皮果及び裂果はでにくく、貯蔵性はやや大で2月頃まで味ぼけしない。「林温州」と比較して、樹勢が弱いこと、成熟期が早いこと等で、「久能温州」と比較して、樹勢が弱いこと、成熟期が遅いこと、貯蔵性が大きいこと等で、「紀の国温州」と比較して、樹姿が開張性であること、じょうのう膜が軟らかいこと等で、「ニュー上市温州」と比較して、貯蔵性が大きいこと、隔年結果性が低いこと等で、「河井」及び「イセ温州」と比較して、果実の外観が扁円であること、貯蔵性が大きいこと等で区別性が認められる。 |