登録品種データベース

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詳細情報  
作物区分 食用作物
農林水産植物の種類 Oryza sativa L.
(和名:稲種
登録品種の名称 きぬむすめ
(よみ:キヌムスメ  )
出願公表時の品種名称
出願番号 18661
出願年月日 2005/08/11
出願公表の年月日 2006/03/07
登録番号 16609
登録年月日 2008/03/17
育成者権の存続期間 25
育成者権の消滅日
品種登録者の名称及び住所
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 (305-8517 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1)
登録品種の育成をした者の氏名
坂井真
岡本正弘
田村克徳
梶亮太
溝淵律子
平林秀介
深浦壯一
八木忠之
西村実
山下浩
輸出する行為の制限
指定国
生産する行為の制限
指定地域
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は、「キヌヒカリ」に「愛知92号」(後の「祭り晴」)を交配して育成されたものであり、育成地(福岡県筑後市)における成熟期は早生、稈の長さが中、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a,iの粳品種である。稈の長さ及び太さは中、止葉葉身の姿勢(初期観察)は半立、葉身表面の毛茸及び葉の緑色の程度は中、葉耳のアントシアニン色は無である。穂の主軸の長さはやや短、穂数はやや少、抽出度は穂軸もよく抽出、主軸の湾曲程度は垂れる、穂型は紡錘状、外穎の毛茸の多少は中、穎色は黄白、外穎先端の色(ふ先色)は白、護穎の長さは短、色は黄白、穎のフェノール反応は無である。芒は有、色(初期観察)は黄白、最長芒の長さは極短、分布は先端のみである。籾1000粒重はやや小、玄米の長さ及び幅は中、形は半円、色は淡褐、香りは無又は極弱である。胚乳の型は粳、出穂期(50%出穂)及び成熟期は早生である。穂発芽性はやや易、耐倒伏性は中、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,i、穂いもち及び葉いもちほ場抵抗性は中、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)、ツマグロヨコバイ抵抗性品種群別は感受性群、トビイロウンカ抵抗性遺伝子型は+である。胚乳のアミロース含量は4型、蛋白質含量はやや低である。「日本晴」と比較して、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a,iであること等で区別性が認められる。

出願品種の画像
18661_3_2