|
この品種は、「宮川早生」の枝変りであり、育成地(福岡県山門郡瀬高町)において10月初旬から収穫できる極早生の温州みかんである。樹姿は中間、樹の大きさは中、樹勢はやや弱である。枝梢の太さ、節間長は中である。葉形指数は中、葉身の大きさはやや大、長さは長である。果実の外観はやや円(果形指数120~130)で「金沢早生」より腰高、果実の大きさは中、果頂部水平域の果実横径に対する比はやや大、果面の平滑度は中、油胞の密度はやや粗である。果皮の厚さは中、はく皮は易、じょうのう膜の硬さは軟である。成熟期は極早、果皮着色の早晩は早で、9月下旬着色開始、10月下旬完全着色となり、「金沢早生」より遅く、「徳森早生」よりわずかに早く、果皮色は両者より淡い、果汁は多であるが、甘味はやや少、酸味は少で、甘味、酸味「金沢早生」より少ない。浮皮果はでやすく、裂果はでにくく、貯蔵性は小である。「金沢早生」と比較して、果形が異なること、果皮着色が遅いこと等で、「徳森早生」と比較して、果頂部水平域が大きいこと等で区別性が認められる。 |