この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草型はやや匍匐で、葉は心臓形、いもの皮色は赤、肉色が淡黄の食用向きの品種である。草型はやや匍匐、草勢はやや強、巻つる性は無、草高はやや高、茎色及び節色は無、茎の太さはやや太、茎長、分枝数、節間長及び茎の毛茸は中、頂葉色は淡緑、葉色は緑、葉形は心臓形、葉の大小は中、葉脈色は無、蜜腺色は微である。藷梗の長さは中、強さはやや強、いもの形状は紡錘形、大小は中、皮色の基本色は赤、補助色は無、皮色の濃淡は中、分布は均一、肉色は淡黄、条溝は微、皮脈は無、外観はやや上、萌芽伸長の遅速はやや早、萌芽の多少及びアール当たり上いも重はやや多、カロチンの多少は無、黒斑病抵抗性はやや強、ネコブセンチュウ抵抗性は中である。「高系14号」と比較して、葉形が心臓形であること、いもの皮色(補助色)が無いこと、黒斑病抵抗性が強いこと等で、「ベニオトメ」と比較して、節色及び葉脈色が無いこと、いもの肉色が淡黄であること等で区別性が認められる。 |