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この品種は、「丹生系温州」の珠心胚実生であり、果形が扁円、果実の大きさが中で、育成地(和歌山県有田郡吉備町)で12月上中旬に収穫できる普通温州である。樹姿は上向性、樹の大きさは大、樹勢は強、葉の大きさは大である。果実の外観は扁円(果形指数は平均138)、果頂部水平域の果実横径に対する比は大、果頂部凹部の深さは浅、果梗部放射条溝果は少、果実の大きさは中である。果皮の色は黄橙、果面の平滑度は滑、果皮の厚さは中、剥皮は易、果汁は多、甘味は多、酸味は中である。成熟期は育成地において11月下旬に完全着色、12月中旬に酸含有量1.0%前後となり、「丹生系温州」より2週間程度早く、やや晩である。隔年結果性はやや高、浮皮果はでにくく、貯蔵性は大である。「丹生系温州」、「青島温州」及び「今村温州」と比較し、成熟期が早いこと、葉身が大きいこと等で、「林温州」と比較して、成熟期が遅いこと、浮皮果の発生が少いこと等で、「南柑4号」と比較して、葉身が大きいこと、果頂部凹部が浅いこと等で区別性が認められる。 |