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この品種は、「宮川早生」の枝変わりであり、果形がやや扁平、果実の重さがやや重、果皮色が濃橙の育成地(愛媛県伊予市)では10月下旬~11月上旬に成熟する温州みかんである。樹姿は開張、樹の大きさはやや小、樹勢はやや弱である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢のとげの多少は無である。葉身の形は紡錘形、波状の程度は弱、大きさは小、葉身長は短、葉身幅は狭、網脈の鮮明度は明瞭である。翼葉の形は痕跡、葉柄の長さ及び太さは中である。花序の形成は単生、花(花蕾)の重さは中、花弁の形は紡錘形、長さはやや短、幅は中、色は白、数は4枚、花糸の分離の程度は一部合一、花粉の多少は少である。果実の形はやや扁平、果形指数は中、果頂部の形は平坦、放射条溝及び凹環の有無は無、果梗部の形はやや凹、放射条溝の多少は少である。果心の充実度及び大きさは中、果実の重さはやや重、果皮の色は濃橙、油胞の大きさは中、密度はやや疎、凹凸は凸、果面の粗滑、果皮の厚さ及び果皮歩合は中、剥皮の難易は易である。じょうのう膜の硬さは軟、さじょうの形及び大きさは中、色は濃橙である。果汁の多少は中、甘味はやや高、酸味はかなり低、香気の多少は中、種子数は無、胚の数は多胚である。発芽期及び開花期は中、成熟期はやや早で育成地においては10月下旬~11月上旬である。隔年結果性及び浮皮果の発生は中、裂果の発生は無、貯蔵性は短である。「興津早生」及び「宮川早生」と比較して、節間長が短いこと、果実の形がやや扁平であること、甘味が高く、酸味が低いこと等で区別性が認められる。 |