種苗法による品種登録
 
 種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき、下記114品種の品種登録(第170回)をしましたので、お知らせします。
                                        
品種登録の番号 農林水産植物の種類 登録品種の名称
 
品種登録を受ける者の氏名又は名称
11837 稲     エムメムコメットピンキー 村井正之
11838 稲   エムエムコメットホワイティ 村井正之
11839 エムエムコメットグリーン 村井正之
11840 秋田酒こまち 秋田県
11841 小紫 秋田県
11842 ふくみらい 福島県
11843 かほるこ 新潟県
11844 秋雲 新潟県
11845 夏雲 新潟県
11846 稲   紫宝 新潟県
11847 紅香 新潟県
11848 紅更紗 新潟県
11849
 
大麦
 
マンネンボシ
 
独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構
11850 ソルガム JN358 長野県
11851 ソルガム 秋立 長野県
11852 おたねにんじん 信濃麗根 長野県
11853 なす 台二郎 高知県
11854 キャベツ YRSE2号 長野県
11855 ねぎ やわらぎ 北越農事株式会社
11856 ねぎ T中島白長 中島勉
11857 レタス ゼット カネコ種苗株式会社
11858 やまのいも 立山泉寿 富山市
11859 やまのいも 和稔じょ幕別1号 幕別町農業協同組合
11860 ぶどう 常陸青龍 本多技研
11861 もも あまとう2号 株式会社福島天香園
11862 なし まさにしき 佐橋都代
11863 りんご 北斗星 株式会社天香園
11864

 
デルヒニウム

 
ジャニーアルウ

 
デルヒニウムクワケライ V.O.F.L.ウェゾフ社
11865 デルヒニウム ティアーズブルー 金田隆、福田聡、福田浩一
11866
 
トルコぎきょう
 
季の明
 
日本たばこ産業株式会社、井田彰
11867 トルコぎきょう 鳥海の夢 小林金市
11868 トルコぎきょう アクロポリスホワイト 株式会社サカタのタネ
11869 はばたん 香月の栄 金子榮次
11870 ペチュニア パティホワイト 住化農業資材株式会社
11871
 
ペチュニア
 
サンダヴィオ
 
サントリーフラワーズ株式会社
11872
 
ペチュニア
 
サンベルアプ
 
サントリーフラワーズ株式会社
11873 くささんだんか ライカ バイオレット 大羽喜邦、田中信之
11874 アンスリウム アラスカ KPホランドセントラル社
11875 ガーベラ リングリング 株式会社ミヨシ
11876 ガーベラ ゴスペル シューブ ヨセフ
11877 ガーベラ ブケットピンク シューブ ヨセフ
11878 ガーベラ スパイス シューブ ヨセフ
11879 ガーベラ キャサリン 株式会社サカタのタネ
11880 ガーベラ シモーヌ 株式会社サカタのタネ
11881 ガーベラ パティオ 株式会社サカタのタネ
11882 きく 泉郷唐紅 株式会社国華園
11883 きく 泉郷情熱 株式会社国華園
11884 きく イエローセイトム 有限会社精興園
11885 きく セイベルト 有限会社精興園
11886 きく フェリーチェマムアミ 有限会社精興園
11887 きく フェリーチェマムチエ 有限会社精興園
11888 きく フェリーチェマムマイ 有限会社精興園
11889 きく フェリーチェマムルカ 有限会社精興園
11890 きく 福野ミレニアムピンク 福野町
11891 きく レビテート クリングロー社
11892 きく テンション クリングロー社
11893 きく ラブリーマム豊かざぐるま 有限会社精興園
11894
 
きく
 
ラブリーマムうららかかざぐるま 有限会社精興園
 
11895 ジゴカクタス サチ 薄葉久長
11896 ジゴカクタス レイナ 薄葉久長
11897

 
スターチス

 
コーラスマジェンタ

 
ニュージーランド インスティテュート フォー クロップ アンド フード リサーチ
11898 スターチス メロディーライトブルー 大塚英毅
11899 スターチス ダイメモピンク 第一園芸株式会社
11900
 
ダイアンサス
 
ミニパラソル ロイヤルローズ 有限会社桜本カスミ園
 
11901
 
ダイアンサス
 
ミニパラソル サーモンレッド 有限会社桜本カスミ園
 
11902 ダイアンサス ミニパラソル ローズピンク 有限会社桜本カスミ園
11903
 
フクシア
 
キエリミン
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
11904
 
フクシア
 
キエレミン
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
11905 るりとうわた ブルーダイヤ 有限会社笹岡花卉農園
11906 るりとうわた 谷岡1号 谷岡祥造
11907 るりとうわた ダイヤボール 有限会社笹岡花卉農園
11908
 
アルストロメリア スタプリオクサ
 
ファン ザンテン プランツ社
11909
 
アルストロメリア スタプリスサ
 
ファン ザンテン プランツ社
11910
 
アルストロメリア スタプリバネ
 
ファン ザンテン プランツ社
11911
 
アルストロメリア スタプリダニ
 
ファン ザンテン プランツ社
11912
 
アルストロメリア スタフィオル
 
ファン ザンテン プランツ社
11913
 
アルストロメリア スタフラム
 
ファン ザンテン プランツ社
11914
 
アルストロメリア スタリアナ
 
ファン ザンテン プランツ社
11915
 
アルストロメリア スタマリア
 
ファン ザンテン プランツ社
11916
 
ダリア
 
キーダービク
 
サントリーフラワーズ株式会社
11917
 
ダリア
 
キーダーヴィオ
 
サントリーフラワーズ株式会社
11918 ゆり みやぎFL4号 宮城県
11919 カトレア クラウン 有限会社日本蘭科植物園
11920 シンビジウム シルキーパフューム 花言葉 株式会社河野メリクロン
11921 シンビジウム シャンソニエール 株式会社河野メリクロン
11922
 
シンビジウム
 
ラインストーン ロマンロラン 株式会社河野メリクロン
 
11923
 
シンビジウム
 
エンザン ビーナスシークレット ラブ 株式会社向山蘭園
 
11924
 
シンビジウム
 
サマーナイトドリーム シューティング スター 有限会社バイオ・ユー
 
11925
 
ファレノプシス
 
なごり雪
 
三浦要、後藤和義、堀内孝訓、高木浩二郎
11926 ファレノプシス シーナズ ピーカー ピカソ 椎名正剛
11927
 
ファレノプシス
 
ビューティー シーナ パフィー 椎名正剛
 
11928
 
エピデンドラム
 
コスモドリームカラー ももぞの 徳平英亀
 
11929
 
エピデンドラム
 
コスモドリームカラー あすかーな 徳平英亀
 
11930
 
エピデンドラム
 
ビーナスピアス トワオレンジ 徳平英亀
 
11931 うちょうらん 白饅頭 山本裕之
11932 うちょうらん ジパング 山本裕之
11933


 
あじさい


 
桂のロクメイカン


 
片山一平、辻和香奈、土田訓子、山I麗香、岸本美咲、斎藤佳苗、木村尚代、廣瀬礼子、梶川尚美、春口佳織、森口誠
11934 しゃくやく 紅日輪 吉沢武夫
11935 しゃくやく 宵待 吉沢武夫
11936 しゃくやく 春日 吉沢武夫
11937 チリそけい トロピカルドリーム 有限会社タクト
11938
 
ブバルディア
 
ロイヤルジャネット
 
ブバルディアクエケライ デ ヨン V.O.F.
11939
 
ブバルディア
 
ロイヤルダフネ
 
ブバルディアクエケライ デ ヨン V.O.F.
11940
 
からまつ
 
北のパイオニア1号
 
独立行政法人林木育種センター
11941
 
エクサム アフィネ ハクフジホワイト
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
11942


 
エリンギウム アルピヌム×エリンギウム プラヌム セリナ


 
大宅宗吉


 
11943
 
レケナウルティア フォルモサ スタブライエロー
 
内山隆之、高尾保徳、今村幹雄、倉富洋一
11944
 
レケナウルティア フォルモサ バイオレットレナ
 
内山隆之、高尾保徳、今村幹雄、倉富洋一
11945


 
レケナウルティア フォルモサ×レケナウルティア ビローバ ブルーワンダー


 
内山隆之、高尾保徳、今村幹雄、倉富洋一

 
11946


 
レケナウルティア ビローバ×レケナウルティア フォルモサ スタブラミニ


 
内山隆之、高尾保徳、今村幹雄、倉富洋一

 
11947
 
レケナウルティア フォルモサ ユーコワンダー
 
内山隆之、高尾保徳、今村幹雄、倉富洋一
11948
 
レケナウルティア フォルモサ ユーコマーマレード
 
内山隆之、高尾保徳、今村幹雄、倉富洋一
11949
 
レケナウルティア フォルモサ ユーコオレンジスター
 
内山隆之、高尾保徳、今村幹雄、倉富洋一
11950 ぶなしめじ チクマッシュH−110 株式会社千曲化成
          



















































































































































 
 
 
 
 
 
           【登 録 品 種 の 概 要】
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11837号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   エムエムコメットピンキー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の矮性系統と白縞葉系統の雑種第2代の選抜個体に育成者所有の白縞葉系統と在来品種「紫」の雑種第2代の選抜個体を交配して育成された固定品種であり、育成地(高知県南国市)における出穂期は極早生、稈長は極短、葉身が葉縁紫色、葉鞘に紫色の条が入る観賞向きの水稲、粳種である。
 草型は穂数、稈長は極短、稈の細太は細、剛柔及び葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度は立、葉身の色は葉縁紫で暗黄緑(JHS カラーチャート3508)に暗灰紫(同8916)の条が入り、葉鞘の色は紫条で暗灰紫(同8916)である。穂長は極短、穂数はやや少、粒着密度は疎、穂軸の抽出度は中、穂型は棍棒状、穎毛の有無と多少は中、穎色、ふ先色及び護穎の色は紫、フェノール反応は無である。芒の有無と多少は中、芒長は短、芒色は紫である。玄米の粒色は淡褐、精玄米千粒重は小である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期は極早生、穂揃日数は短、障害型耐冷性は中、出穂遅延型耐冷性は弱、穂発芽性は易、耐倒伏性は強、脱粒性は易、地上部全重は小、収量は少である。穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は弱、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)、萎縮病抵抗性品種群別は感受性群である。
 「しおかり」及び「乙女イネ」と比較して、葉身の色が葉縁紫で暗黄緑(同3508)に暗灰紫(同8916)の条が入ること、葉鞘の色が紫条で暗灰紫(同8916)であること、穎色が紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に高知大学(高知県南国市)において、育成者所有の矮性系統と白縞葉系統の雑種第2代の選抜個体に育成者所有の白縞葉系統と在来品種「紫」の雑種第2代の選抜個体を交配し、9年にその雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11838号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   エムエムコメットホワイティ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の矮性系統に白縞葉系統を交配して育成された固定品種であり、育成地(高知県南国市)における出穂期は極早生、稈長は極短、葉身に緑白色の縦縞を有する観賞向きの水稲、粳種である。
 草型は穂数、稈長は極短、稈の細太は細、剛柔及び葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度は立、葉身の色は黄白斑で暗黄緑(JHS カラーチャート3509)に淡黄緑(同3502)及び緑白(同3501)の条が入り、葉鞘の色は黄白斑で暗黄緑(同3509)に緑白(同3501)の条が入る。穂長は極短、穂数は多、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は棍棒状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は赤褐、護穎の色は淡黄、フェノール反応は無である。芒の有無と多少は多、芒長は長、芒色は赤である。玄米の形及び大小は中、粒色は白、精玄米千粒重はやや小である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期は極早生、穂揃日数は短、障害型耐冷性及び出穂遅延型耐冷性は中、穂発芽性は易、耐倒伏性は強、脱粒性は難、地上部全重は小、収量は少である。穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は弱、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)、萎縮病抵抗性品種群別及びツマグロヨコバイ抵抗性品種群は感受性群、トビイロウンカ抵抗性遺伝子型は+である。
 「しおかり」及び「乙女イネ」と比較して、葉身の色が暗黄緑(同3509)に淡黄緑(同3502)と緑白(同3501)の条が入ること、ふ先色が赤褐であること、芒色が赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に高知大学(高知県南国市)において、育成者所有の矮性系統に白縞葉系統を交配し、以後、個体選抜による固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11839号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   エムエムコメットグリーン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の矮性系統に白縞葉系統を交配して育成された固定品種であり、育成地(高知県南国市)における出穂期は極早生、稈長が極短の観賞向きの水稲、粳種である。
 草型は穂数、稈長は極短、稈の細太は細、剛柔及び葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度は立、葉身及び葉鞘の色は濃緑(JHS カラーチャート3508)である。穂長は極短、穂数は多、粒着密度は疎、穂軸の抽出度は中、穂型は棍棒状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄、フェノール反応は無である。芒の有無と多少はやや少、芒長は短、芒色は黄白−黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は白、精玄米千粒重はやや小である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期は極早生、穂揃日数は短、障害型耐冷性及び出穂遅延型耐冷性は中、穂発芽性は易、耐倒伏性は強、脱粒性は難、地上部全重は小、収量は少である。穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は弱、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)、萎縮病抵抗性品種群別及びツマグロヨコバイ抵抗性品種群は感受性群、トビイロウンカ抵抗性遺伝子型は+である。
 「しおかり」と比較して、穂型が棍棒状であること、芒が少ないこと等で、「乙女イネ」と比較して、穂揃日数が短いこと、穂発芽しやすいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に高知大学(高知県南国市)において、育成者所有の矮性系統に白縞葉系統を交配し、以後、個体選抜による固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11840号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   秋田酒こまち(あきたさけこまち)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「秋系酒251」に「秋系酒306」を交配して育成された固定品種であり、育成地(秋田県河辺郡雄和町)における成熟期は中生の中、極大粒で心白の発現がやや多の醸造向きの水稲、粳種である。
 草型は穂重、稈長はやや長、稈の細太は太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや長、穂数は少、粒着密度はやや疎、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや円、大小は極大、粒の色沢は中、精玄米千粒重は極大、玄米の見かけの品質は上の中、光沢は中、香りは無、心白の多少はやや多、大小は中、腹白の多少は少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の中、障害型耐冷性は中、穂発芽性はやや難、耐倒伏性はやや弱、脱粒性は難、地上部全重及び収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−a、i、穂いもちほ場抵抗性は中、葉いもちほ場抵抗性はやや強、白葉枯病ほ場抵抗性は弱である。蛋白質含量はやや低である。
 「美山錦」と比較して、粒着密度が疎であること、精玄米千粒重が大きいこと等で、「吟の精」と比較して、心白が多いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−a、iであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に秋田県農業試験場(秋田市、現河辺郡雄和町)において、 「秋系酒251」に「秋系酒306」を交配し、雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11841号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   小紫(こむらさき) 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「東北糯149号」に「たつこもち」を交配して育成された固定品種であり、育成地(秋田県河辺郡雄和町)における成熟期は早生の晩、葉に紫色を呈し、玄米果皮が暗紫色の水稲、糯種である。                    
 草型は偏穂重、稈長は短、稈の細太、剛柔及び止葉の直立の程度は中、葉身の色の葉縁紫、葉鞘の色は紫痕である。穂長、穂数、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は紫、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少はやや少、芒長は短、芒色は紫である。玄米の形はやや細長、大小はやや小、粒色は暗紫、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は中、香りは無である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期は早生の早、成熟期は早生の晩、穂揃日数はやや短、障害型耐冷性はやや強、穂発芽性は極難、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、地上部全重は小、収量は少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−a、k、白葉枯病ほ場抵抗性は弱である。           
 「朝紫」と比較して、稈長が短いこと、障害型耐冷性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−a、kであること等で、「たつこもち」と比較して、ふ先色及び芒色が紫であること、玄米の粒色が紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に秋田県農業試験場(秋田市、現河辺郡雄和町)において、「東北糯149号」に「たつこもち」を交配し、雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「むらさきおとめ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11842号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   ふくみらい 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「中部82号」に「チヨニシキ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(福島県郡山市)における成熟期は中生の晩、障害型耐冷性が極強の水稲、粳種である。                                
 草型は偏穂数、稈長及び稈の細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや長、穂数はやや多、粒着密度は中、穂軸の抽出度は短、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は少、芒長は短、芒色は黄白−黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は淡褐、色沢及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良、香りは無、腹白の多少及び胴割の多少は極少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の晩、穂揃日数はやや短、障害型耐冷性は極強、穂発芽性は難、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、地上部全重及び収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−a、穂いもちほ場抵抗性はやや強、葉いもちほ場抵抗性は中である。 「チヨニシキ」と比較して、精玄米千粒重が小さいこと、障害型耐冷性が強いこと等で、「ひとめぼれ」と比較して、耐倒伏性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−aであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に福島県農業試験場(郡山市)において、「中部82号」に「チヨニシキ」を交配し、雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11843号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   かほるこ 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「関東154号(後の「サリークイーン」)」に「アキヒカリ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(新潟県長岡市)における成熟期は極早生、バスマティータイプの香りを有する水稲、粳種である。
 草型は偏穂重、稈長はやや長、稈の細太はやや細、剛柔はやや柔、葉身毛茸の有無と多少及び止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は長、穂数はやや少、粒着密度はやや疎、穂軸の抽出度はやや長、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は無、玄米の形は細長、大小は小、粒色は淡褐、色沢は中、精玄米千粒重は小、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良、香りは有である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は極早生、穂揃日数は中、穂発芽性は難、耐倒伏性は中、脱粒性は難、収量は少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型は+、穂いもちほ場抵抗性はやや強、葉いもちほ場抵抗性は中である。アミロース含量及び蛋白質含量は中である。    
 「わせじまん」及び「ゆきの精」と比較して、稈長が長いこと、玄米の形が細長いこと、玄米に香りが有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に新潟県農業試験場(現新潟県農業総合研究所作物研究センター、長岡市)において、「関東154号(後の「サリークイーン」)」に「アキヒカリ」を交配し、5年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11844号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   秋雲(あきぐも)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「新潟早生」に「探系89−2019(後の「水稲中間母本農14号」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(新潟県長岡市)における成熟期は中生の中、低アミロース含量の水稲、粳種である。
 草型は中間、稈長、稈の細太、剛柔及び葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長及び穂数は中、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄、フェノール反応は無である。芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は黄白−黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は白、精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中性の中、穂揃日数は中、穂発芽性はやや難、耐倒伏性はやや弱、脱粒性は難、収量はやや少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型は+、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性はやや弱である。アミロース含量は低、蛋白質含量はやや低である。     
 「コシヒカリ」と比較して、稈長が短いこと、出穂期及び成熟期が晩いこと、アミロース含量が低いこと等で、「ミルキークイーン」と比較して、出穂期及び成熟期が晩いこと、耐倒伏性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に新潟県農業試験場(現新潟県農業総合研究所作物研究センター、長岡市)において、「新潟早生」に「探系89−2019(後の「水稲中間母本農14号」)」を交配し、5年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「パールホワイト」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11845号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   夏雲(なつぐも)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ゆきの精」に「彩」を交配して育成された固定品種であり、育成地(新潟県長岡市)における成熟期は極早生、低アミロース含量の水稲、粳種である。
 草型は偏穂数、稈長は中、稈の細太はやや太、剛柔はやや剛、葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は淡緑である。穂長、穂数、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄、フェノール反応は無である。芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は黄白−黄である。玄米の形は中、大小はやや小、粒色は白、色沢及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は極早生、穂揃日数は中、穂発芽性はやや難、耐倒伏性はやや弱、脱粒性は難、収量はやや少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−a、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は弱である。アミロース含量はかなり低、蛋白質含量はやや低である。        
 「わせじまん」と比較して、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−aであること、アミロース含量が低いこと等で、「ゆきの精」と比較して出穂期及び成熟期が早いこと、アミロース含量が低いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に新潟県農業試験場(現新潟県農業総合研究所作物研究センター、長岡市)において、「ゆきの精」に「彩」を交配し、8年に雑種第5代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ミルキーホワイト」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11846号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   紫宝(しほう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「わたぼうし」に「奥羽糯349号(後の「朝紫」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(新潟県長岡市)における成熟期は早生の晩、玄米粒色が暗紫の水稲、糯種である。
 草型は偏穂重、稈長はやや長、稈の細太はやや太、剛柔及び葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身の色は葉縁紫、葉鞘の色は紫条である。穂長は中、穂数は少、粒着密度は密、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄、ふ先色は紫、護穎の色は淡黄、フェノール反応は有である。芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は紫である。玄米の形は中、大小はやや大、粒色は暗紫、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期は中生の早、成熟期は早生の晩、穂揃日数は中、穂発芽性はやや易、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、収量は少である。穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性はやや強である。蛋白質含量はやや低である。         「わたぼうし」と比較して、稈長が長いこと、ふ先色が紫であること、玄米の粒色が暗紫であること等で、「こがねもち」と比較して、ふ先色が紫であること、玄米の粒色が暗紫であること、耐倒伏性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に新潟県農業試験場(現新潟県農業総合研究所作物研究センター、長岡市)において、「わたぼうし」に「奥羽糯349号(後の「朝紫」)」を交配し、7年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「紫黒もち」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11847号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   紅香(べにか)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「新潟糯31号」と「篠ノ井」の雑種第1代に「新潟糯31号」と「東北144号(後の「はぎのかおり」)」の雑種第1代を交配して育成された固定品種であり、育成地(新潟県長岡市)における成熟期は早生の晩、玄米粒色が赤で香りを有する水稲、糯種である。
 草型は偏穂重、稈長は中、稈の細太はやや太、剛柔及び葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度は極垂、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は中、穂数は少、粒着密度は中、穂軸の抽出度はやや長、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は赤褐−褐、ふ先色は赤褐、護穎の色は淡黄、フェノール反応は有である。芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は赤褐である。玄米の形は中、大小はやや小、粒色は赤、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良、香りは有である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期及び成熟期は早生の晩、穂揃日数は短、穂発芽性はやや易、耐倒伏性及び脱粒性は中、収量はやや少である。穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は中である。蛋白質含量はやや低である。  
 「わたぼうし」と比較して、ふ先色が赤褐であること、玄米粒色が赤であること、玄米に香りが有ること等で、「こがねもち」と比較して、稈長が短いこと、ふ先色が赤褐であること、玄米粒色が赤であること、玄米に香りが有ること等で区別性が認めら
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に新潟県農業試験場(現新潟県農業総合研究所作物研究センター、長岡市)において、「新潟糯31号」と「篠ノ井」の雑種第1代に「新潟糯31号」と「東北144号(後の「はぎのかおり」)」の雑種第1代を交配し、5年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11848号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   紅更紗(べにさらさ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「新潟糯31号(後の「わたぼうし」)」と「篠ノ井」の雑種第1代に「新潟糯31号(後の「わたぼうし」)」と「東北144号(後の「はぎのかおり」)」の雑種第1代を交配して育成された固定品種であり、育成地(新潟県長岡市)における成熟期は早生の晩、玄米粒色が赤褐の水稲、粳種である。
 草型は中間、稈長及び稈の細太は中、剛柔はやや柔、葉身毛茸の有無と多少及び止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや短、穂数、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は赤黄−橙、ふ先色は淡赤、護穎の色は淡黄、フェノール反応は有である。芒の有無と多少は無である。玄米の形は中、大小はやや大、粒色は赤褐(斑)、色沢は濃、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期は早生の早、成熟期は早生の晩、穂揃日数は短、穂発芽性はやや易、耐倒伏性は強、脱粒性は中、収量はやや少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−i、穂いもちほ場抵抗性はやや弱、葉いもちほ場抵抗性は中、蛋白質含量はやや低である。   「ゆきの精」と比較して、ふ先色が淡赤であること、玄米の粒色が赤褐(斑)であること等で、「わせじまん」と比較して、ふ先色が淡赤であること、玄米の粒色が赤褐(斑)であること、成熟期が晩いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に新潟県農業試験場(現新潟県農業総合研究所作物研究センター、長岡市)において、「新潟糯31号(後の「わたぼうし」)」と「篠ノ井」の雑種第1代に「新潟糯31号(後の「わたぼうし)」と「東北144号(後の「はぎのかおり」)」の雑種第1代を交配し、5年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11849号   平成16年3月9日          
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大麦   マンネンボシ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「四国裸83号」に「センボンハダカ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(香川県善通寺市)における成熟期はやや早、穂発芽性が難、しま萎縮病抵抗性が強、裸性の大麦である。
 叢性はやや匍匐、株の開閉はやや閉、並渦性は渦である。稈長及び細太は中、剛柔はやや剛、ワックスの多少は多、葉色は極濃、葉鞘のワックスの多少は多、毛の有無・多少は無である。穂長、粒着の粗密及び穂の抽出度は中、条性は六条、穂の下垂度は直、芒の有無と多少は中、芒長はやや長、芒の粗滑は粗、ふの色は黄である。粒の形はやや円、大小はやや大、色は黄褐、千粒重及びリットル重はやや大、原麦粒の見かけの品質は中の上、原麦白度はやや高である。播性はW、茎立性はやや晩、出穂期及び成熟期はやや早、糯・粳の別は粳、皮裸性は裸、脱ぷ性は易、穂発芽性及び脱粒性は難、耐倒伏性は強、耐凍上性は弱、収量性は多である。粒質は粉質、精麦歩留は中、精麦白度は大である。しま萎縮病抵抗性は強、赤かび病抵抗性は中、うどんこ病抵抗性はやや弱である。
 「イチバンボシ」、「サンシュウ」と比較して、粒が円いこと、播性がWであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に四国農業試験場(現独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、香川県善通寺市)において、「四国裸83号」に「センボンハダカ」を交配し、雑種第4代まで集団育成を行い、以後、系統選抜により固定を図りながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「マンテンボシ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11850号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ソルガム   JN358
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「F6−3A−5」に「74LH3213」を交配して育成された固定品種であり、稈長が短、条斑細菌病抵抗性が強の高消化性遺伝子を有する飼料用一代雑種の親用品種である。
 鞘葉の色は緑、稈長は短、稈径はかなり細、分げつ数は少である。主稈葉数はかなり少、葉長はやや短、幅はかなり狭、葉色の濃淡はやや淡、葉身中肋の色は褐である。穂長は短、数は極少、穂首の抽出程度はやや長、穂形は円錐〜紡錘、粒着の疎密はやや密、芒の有無は無、護頴の色は黒、被度は中、穀粒の形は長円型、色は褐である。年生は1年生、初期生育はやや良、出穂期及び開花期は早、稔性はかなり高、茎の乾汁性は汁である。耐倒伏性は中、すす紋病抵抗性はかなり弱、紋枯病抵抗性は中、条斑細菌病抵抗性は強、アブラムシ抵抗性は弱である。
 「黒穃2号」及び「JN43」と比較して、桿長が短いこと、茎の乾汁性が汁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年2月13日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和60年に長野県畜産試験場(塩尻市)において、農林水産省草地試験場(現独立行政法人農業技術研究機構)から導入した「F6−3A−5」に出願者所有の育成系統「74LH3213」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11851号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ソルガム   秋立(あきだち)
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ソルガム中間母本農3号」を母系とし、「JN358」を父系とする交雑品種であり、稈長がやや長、耐倒伏性がかなり強、紋枯病及び条斑細菌病抵抗性が強の高消化性遺伝子を有する飼料向きの品種である。
 稈長はやや長、稈径は太、分げつ数はやや少である。主稈葉数は多、葉長は長、幅及び葉色の濃淡は中、葉身中肋の色は褐である。穂長は中、数は極少、穂首の抽出程度は中、穂形は紡錘、粒着の疎密はやや密、芒の有無は無、護頴の色は黒、被度は少、穀粒の形は長円形〜円形、色は褐である。年生は1年生、初期生育は中、出穂期及び開花期はかなり晩、稔性は極高、茎の乾汁性は汁である。茎葉の乾物率含量はやや高、耐倒伏性はかなり強、すす紋病抵抗性はやや強、紋枯病抵抗性及び条斑細菌病抵抗性は強である。
 「葉月」と比較して、出穂期及び開花期が晩いこと、茎の乾汁性が汁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年2月13日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、「ソルガム中間母本農3号」を母系とし、「JN358」を父系とする交雑品種であり、平成5年に長野県畜産試験場(塩尻市)において交配組合せ能力検定試験を実施し、9年から「東山交22号」の系統名で生産力及び系統適応性試験等を行 い、12年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11852号   平成16年3月9日         
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   おたねにんじん   信濃麗根(しなのれいこん) 
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、長野県内から収集した混系在来種から選抜、育成された固定品種であり、草高がやや低、主根の太さがやや太、乾物率がやや高の生薬製剤原料用の品種である。
 草高はやや低、茎の太さは太、長さは中、色は紫である。小葉の先端の形は鋭、葉脚の形は鈍形、長さ及び幅は中、葉の色は緑、葉柄の太さは中、長さはやや短である。根茎の形状は無、主根の太さはやや太、長さは中、色は黄白色である。果実の形は双球形、色は赤、種子の形は扁平、大きさは大である。エキス含量はやや多、サポニン含有は有、乾物率はやや高である。
 「みまき」及び在来種と比較して、茎の色が紫であること、小葉の葉脚の形が鈍形であること、主根の色が黄白色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和53年から長野県営農技術センター北御牧圃場(現長野県野菜花き試験場佐久支場北御牧圃場 北佐久郡北御牧村)において、長野県内から収集した混系在来種103系統より系統選抜を行い、平成2年に1系統を選抜し、その後、固定を図りながら特性調査、生産力調査等を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11853号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   なす   台二郎(だいじろう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「台太郎」の葯培養選抜系統を母系とし、「ヒラナス」を父系とした交雑品種で、青枯病及び半枯病抵抗性を有する台木用品種である。
 はい軸の色は帯紫、草丈は高、株の広がりは広、分枝性は中、分枝開張度はやや立、節間長はやや長、茎の太さは太、茎色は帯紫、黒紫程度はやや濃、茎の毛じは中、葉身の大きさはやや大、形は中である。花房当たり花数は一般に3以上、花色は帯紫、果実の大きさはやや小、果形は扁球、果頂部の形は平滑、果実基部の張りは良、果皮色は緑、へたの褐変は少、かぶり方は普通である。収穫期及び苦土欠乏耐性は中、青枯病抵抗性はやや高、半枯病抵抗性は高、活着の難易は高である。
 「台太郎」と比較して、果形が扁球であること、果皮色が緑であること等で、「ヒラナス」と比較して、胚軸の色が帯紫であること、花色が帯紫であること、青枯病抵抗性が高いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、「台太郎」の葯培養選抜系統を母系とし、「ヒラナス」を父系とする交雑品種であり、平成10年から高知県農業技術センターのほ場(南国市)において能力検定試験及び特性の調査を行い、12年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11854号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   キャベツ   YRSE2号(YRSE2ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「YRSE」の雌系を母系とし、「若峰」の自殖系後代を父系とする交雑品種であり、葉はやや濃緑色でろう質がやや多く、球形はやや偏で収穫期がやや早く、萎黄病抵抗性を有する品種である。
 草姿は中、子葉の色は緑、はい軸の色は黄緑、茎の長さはやや短、葉形はやや広円、葉の大きさは中、葉色はやや濃緑、ろう質はやや多、葉縁の波うちはやや少、葉面の波うち、凹凸及び葉脈の鮮明さは中、葉柄の形はやや偏、長さは短である。球形はやや偏、球重はやや小、かぶりは2枚、中肋の形は中、球面の色は緑、芯長は中、球のしまりはややしまる、球の露出性はやや僅、裂球・変質はやや晩、収穫期はやや早、萎黄病抵抗性は高、根こぶ病抵抗性は弱である。
 「YRSE」と比較して、葉色が濃いこと、球形が扁平であること等で、「若峰」と比較して、葉色が淡いこと、葉柄の長さが短いこと、球面の色が淡いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、「YRSE」の雌系を母系とし、「若峰」の自殖系後代を父系とする交雑品種であり、平成10年に長野県野菜花き試験場のほ場(長野市)において交配組合せ検定試験を実施し、11年から特性の調査を行い、12年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11855号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ねぎ   やわらぎ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「増収黒柄」の変異株から育成されたものであり、草姿は立性、葉は淡緑で分けつ数が極少ないブルームレスの太ねぎである。
 草姿は立性、草丈は低である。葉数は中、葉身長は短、葉身の太さはやや細、葉色は淡緑、ろう質の程度は極少、葉折れは折れない、硬さは中、葉鞘部の長さは短、太さはやや太、葉鞘構成葉数は中、葉鞘部及び葉身分岐部のしまりは緊、葉身分岐部の横断面の形状は近円である。分けつ数は極少、抽台の有無は抽台、抽台の早晩性はかなり晩、花茎の長さは中、利用部分は太ねぎ用である。
 「古能みどり」と比較して、葉身分岐部の横断面の形が近円であること、抽台が晩いこと等で、「夏扇2号」と比較して、葉身のろう質が少ないこと、葉身分岐部の横断面の形が近円であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(新潟県新潟市)において、「増収黒柄」の中からブルームレスの変異株を発見、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11856号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ねぎ   T中島白長(Tなかじましろなが)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「下仁田」と「松代一本」を混植採種して育成されたものであり、草姿は立性で葉鞘部が太く、葉は緑で分けつ数が少の少の太ねぎである。
 草姿は立性、草丈はやや低である。葉数はやや少、葉身長はやや短、葉身の太さは中、葉色は緑、葉身の葉折れは折れにくい、硬さは中、葉鞘部の長さはやや短、太さは太、葉鞘構成葉数、葉鞘部のしまり、硬さ及び葉身分岐部のしまりは中、横断面の形状は短楕円である。分けつ数は少の少、抽台の有無は抽台、抽台の早晩性は中、花茎の長さはやや長、利用部分は太ねぎ用である。
 「松代一本」と比較して、草姿が立性であること、葉鞘部が軟らかいこと等で、「長型黒昇一本太」と比較して、葉鞘部が太いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者のほ場(長野県長野市)において、「下仁田」と「松代一本」の混植採種を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「T中島うまねぎ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11857号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   レタス   ゼット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「イサカ」×「サリナス」)の選抜後代に「エンパイヤー」を交配して育成されたものであり、葉は濃緑色の広円形、球形は球のクリスプタイプの品種である。
 タイプの区分はクリスプ、種子の色は白、子葉の形は中間、草姿はやや開である。葉の形は広円、色は濃緑、葉面の着色は無、光沢はやや少、ちぢみは中、葉縁の切れこみは浅、波うちは少、葉長はやや短、葉径はやや狭、葉質は脆弱である。結球性は結球、球形は球、球葉のかぶり及び球重は中、球頭の色は淡緑、球葉の着色は無、球のしまりはかなり緊、苦味及び早晩性は中である。
 「ララポート」と比較して、葉縁の切れ込みが浅いこと、葉縁の波打ちが少ないこと等で、「シナノサマー」と比較して、種子の色が白いこと、葉縁の切れ込みが浅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者のほ場(群馬県佐波郡赤堀町)において、(「イサカ」×「サリナス」)の選抜後代に「エンパイヤー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11858号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   やまのいも   立山泉寿(たてやませんじゅ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、岐阜県可児産の自然薯の選抜個体どうしを交配して育成されたものであり、葉は尖頭形で大きさは中、芋は細長形で粘度の強い品種である。
 草勢はやや強、つるの巻性は右、断面の形は丸、色は明赤紫である。葉の形は尖頭、大きさは中、長さはやや長、幅はやや狭、葉脚部の窪みの深さは深、葉の肩張りはやや狭、葉縁のくびれの程度は小、葉色は緑、葉脚部葉柄の着色は無、対生葉位は高である。むかごの着生程度は中、形状は球、大きさは小、色は濃褐である。芋の外皮色は黄褐、粗滑はやや滑、形は細長、着生数は1、長さはかなり長、首部の長さは長である。髭根の多少はかなり多、肉色は白、粗密は密、粘度は強、変色性は弱、貯蔵性は中、早晩性は晩、雌雄性は雌株である。
 「富山県在来自然薯」と比較して、つるの色が明赤紫であること、葉の肩張りが広いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に富山市農業センター(富山市)において、岐阜県可児郡産の自然薯の選抜個体どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11859号   平成16年3月9日
   (名称変更公表日   平成16年3月9日)
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   やまのいも   和稔じょ幕別1号(わねんじょまくべつ1ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ながいも在来種音更系から選抜、育成されたものであり、葉は長心臓形で葉縁のくびれは大きく、芋は長紡錘形で髭根が極少の品種である。
 草勢は強、つるの巻性は右、断面の形は丸、色は暗赤紫である。葉の形は長心臓、大きさ、長さ及び幅は中、葉脚部の窪みの深さは深、葉の肩張りは中、葉縁のくびれの程度は大、葉色は濃緑、葉脚部葉柄の着色は有、対生葉位は低である。むかごの着生程度は多、形状は球、大きさは中、色は褐である。芋の外皮色は淡褐、粗滑はかなり滑、形は長紡錘、着生数は1、芋の長さは長、首部の長さは中である。髭根の多少は極少、肉色は白、粗密は粗、粘度はやや弱、変色性は弱、貯蔵性はやや高、早晩性は中である。
 「在来種音更系」及び「在来種大正系」と比較して、芋の外皮が滑らかであること、髭根が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に北海道中川郡幕別町で栽培されていたながいも在来種音更系の中から変異個体を発見、以後、育成者のほ場(幕別町)において、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「和稔薯(MS1号)」、出願公表時は「和稔じょMS1号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11860号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶどう   常陸青龍(ひたちせいりゅう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「巨峰」の自然交雑実生から育成されたもので、果皮の色が黄緑、果粒の形が短楕円で極大粒の育成地(茨城県常陸太田市)では9月上旬に成熟する中生種である。
 樹の拡がり及び樹勢は中である。熟梢の太さは中、色は暗褐、節間横断面の形は楕円、表面の形状は細溝あり、幼梢先端の色は薄赤、巻きひげの着生は2である。花穂の着生数は中、花性は両性、花粉の多少は中である。成葉葉身の形は五角形、裂片数は5片、葉身横断面の形は外巻き、葉縁鋸歯の形は両側直線、葉柄裂刻の一般的な形は開く、成葉上裂刻の一般的な形は重なる、成葉の大きさは中、上面の色は暗緑、葉柄の色は淡紅、成葉の下面葉脈間の綿毛の密度は無〜極粗、下面主脈上の綿毛の密度は粗、葉柄の綿毛の密度は無〜極粗、中肋に対する葉柄の長さの比は短、葉柄の太さは細である。穂梗の太さは太、長さは長、色は淡緑である。果房の形は有岐円錐、大きさは極大、長さは長、着粒の粗密は粗、果梗の太さは中、長さは短、色は黄緑である。果粒の形は短楕円、大きさは極大、果皮の色は黄緑又は黄白、果粉の多少はやや多、果皮の厚さは厚、果皮と果肉の分離性は中、果肉の色は不着色、肉質は中間、甘味は高、酸味及び渋味は少、香気は無、果汁の多少は多、種子の数及び形は中、大きさは大である。発芽期は早、開花期は中、成熟期は中で育成地においては9月上旬である。花振いの多少及び無核果粒の混入は中、裂果の多少は少、果梗の強さは強、果梗と果粒の分離は易である。
 「多摩ゆたか」と比較して、成葉葉身の形が五角形であること、成葉裂片数が5片であること、成熟期が晩いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和50年に出願者のほ場(茨城県常陸太田市)において、「巨峰」の自然交雑種子をは種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「青龍」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11861号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   もも   あまとう2号(あまとう2ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「川中島白桃」に「紅国見」を交配して育成されたものであり、果形が扁円、果実の大きさがやや大、果皮の地色が緑白、果肉の色が乳白の育成地(福島県伊達郡国見町)では7月下旬に成熟する早生種である。        
 樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は赤褐である。葉の形は長、葉縁の波打ちは中、葉の大きさは大、色は濃緑、光沢は中、蜜腺の形は腎である。花形は普通咲、花の大きさは中、花弁の数は単弁、形は長楕円、波打ちは有、大きさは中、色は桃、雌ずいの健否は少、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は濃黄、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹みは中、梗あの深さはやや深、広さは中、赤道部及び果頂部の縫合線の深さは中、果実の大きさはやや大、果皮の地色は緑白、果皮の着色の多少は多、濃さは濃、形はぼかし、果面の毛じの有無は有、密度は粗である。切った直後の果肉の色は乳白、果肉内の着色は少、核周囲の着色は微、果肉の粗密は中、果肉繊維の多少は少、果皮の剥離性は難、肉質は溶質、果汁の多少及び甘味は多、酸味及び渋味は微、苦味は無、香気は微である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は楕円、大きさは中、色は褐、核面の粗滑は中である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は91〜100日で育成地においては7月下旬である。果実の着色の難易は易、生理落果の多少、核割れの多少及び裂果は少である。
 「暁星」及び「紅国見」と比較して、果面の毛じが粗であること、果皮の地色が緑白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者のほ場(福島県伊達郡国見町)において、「川中島白桃」に「紅国見」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11862号   平成16年3月9日
 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   なし   まさにしき
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「新高」の自然交雑実生から育成されたものであり、果形が円楕円、果実の大きさが大、果皮色が黄赤褐の育成地(岐阜県美濃加茂市)では9月下旬に成熟するやや晩生種である。
 樹姿は中間、枝梢の長さは中、太さはやや細、節間長は中、皮目の大きさは大、新梢の色は暗緑褐、短果枝の着生はやや少、花芽の形は長楕円、大きさは小である。成葉の形は長楕円、先端の形はやや鈍、基部の形は楕円、葉縁の鋸歯の角度、葉の大きさは中、葉柄の長さは短、葉柄比率は中である。花弁の大きさは中、花色は淡桃、花弁の形は卵、切れ込みは中、色はやや淡桃である。果実の形は円楕円、果形指数は大、梗あの深さは中、広さはやや狭、ていあの深さは中、広さは広、有てい果の有無は無、果実の大きさは大、果皮色は黄赤褐、果点の大きさはやや小、密度は密、果面の粗滑は粗である。果梗の長さは長、太さは中、肉梗の有無は無である。果芯の形は長心臓、大きさは中、果肉の色はやや黄白、硬さ及び粗密は中、切口の褐変はやや甚、甘味は高、酸味及び香気は中、果汁の多少は少、種子の形は長卵、大きさは中である。開花期はやや晩、成熟期はやや晩で育成地(岐阜県美濃加茂市)においては9月下旬、後期落果はかなり少、裂果は無、果実の貯蔵性はやや長である。
 「新高」と比較して、葉柄比率が大きいこと、果梗が長いこと等で、「豊水」と比較して、果実が円楕円形であること、果梗が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和58年に育成者の果樹園(岐阜県美濃加茂市)において「新高」の自然交雑種子を播種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「若水」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11863号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんご   北斗星(ほくとせい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「北斗」の自然交雑実生から育成されたものであり、果実の外観が長円錐、大きさが大、果皮を被う色が赤の育成地(青森県三戸郡五戸町)では11月上旬に成熟する晩生種である。
 樹姿は開張、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さは細、節間長及び皮目の大きさは中、多少はやや多、えき花芽の着生は中である。葉身の形は中間、葉の大きさは長、葉色は緑、たく葉の形は鎌形、葉柄の長さは短、太さは中である。花の大きさは中、色は濃桃、花弁の形は長円、やくの色は淡黄である。果実の外観は長円錐、王冠は弱、がくの開閉は閉、がくあの深さは中、広さは狭、こうあの深さは浅、広さは中、果実の大きさは大、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は赤、被う色の強さは中、型は縞明瞭、量は中、さびの位置はこうあ、量は中間、さび状果点は有、果点の大きさはやや大、密度及び粗滑の程度は中である。果梗の長さ及び太さは中、肉こうの有無は有である。果心の形は長楕円、大きさは中、果肉の色は黄、褐色化、硬さ及びきめは中、蜜の多少は無〜僅か、甘味及び酸味は中、渋味は無、香気は少、果汁の多少は多、種子の形は倒卵、大きさは大である。開花期は中、成熟期は晩で育成地においては11月上旬である。結果の早晩は中、後期落果は無〜僅か、普通及び冷蔵貯蔵性は長い、心かびの発生は無〜僅かである。
 「ふじ」と比較して、こうあが浅いこと、蜜が少ないこと等で、「北斗」と比較して、果実の外観が長円錐であること、がくあが狭いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年2月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に育成者の果樹園(青森県三戸郡五戸町)において、「北斗」の自然交雑種子をは種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11864号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム    ジャニーアルウ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の変異株であり、花は鮮紫青で中輪、一重咲の切花向きの品種である。
 草型は直立型、草丈は高、地下部の形状は塊根性、茎の長さは長、太さは太、分枝性は少、毛の有無は無、色は灰黄緑(JHS カラーチャート3515)である。葉の枚数は中、全形はY、長さは中、幅は広、葉縁の毛の有無は有、表面の色は穏黄緑(同3514)である。花序の長さは長、幅は中、1花序に着生している小花数は多、小花の密度は中、花の咲き方は普通咲、花形は一重咲、花冠の大きさは中、花柄の長さは長、がく片の数は少、最外層がく片の全形は楕円形、長さは長、幅は広、表面の着色パターンはT、Aゾーンの色は鮮紫青(同7605)、がく片の距の有無と長さは長、色は浅青味紫(同8304)、花弁部の大きさ及び花弁数は中、花弁の単色・複色の別は単色、色は白、葯の色は黒、花の香りは無である。繁殖法は栄養繁殖系、開花期は早である。
 「ブルーヘブン」と比較して、最外層がく片表面の色が鮮紫青であること、がく片の距の色が浅青味紫であること等で、「フォルカフリーデン」と比較して、最外層がく片表面の着色パターンがTであること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年3月25日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統から変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ジャニーアロウ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11865号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム   ティアーズブルー
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は着色パターンがU、Aゾーンが明紫青色、Bゾーンが青白色で中輪、一重咲の切花及び鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は中、地下部の形状は繊根性、茎の太さは細、分枝性は少、毛の有無は無、色は穏黄緑(JHS カラーチャート 3513)である。葉の枚数は中、全形はX、長さ及び幅は中、葉柄の有無と長さは短、葉縁の毛の有無は無、表面の色は穏緑(同
3712)である。花序の長さは短、幅は狭、1花序に着生している小花数は少、小花の密度は粗、花の咲き方は普通咲、形は一重咲、花冠の大きさは中、花柄の長さは短、がく片の数は少、最外層がく片の全形は長楕円形、長さは短、幅は狭、表面の着色パターンはU、Aゾーンの色は明紫青(同7611)、Bゾーンの色は青白(同7601)、がく片の距の有無と長さは無、花弁部の大きさは無又は小、花弁数は無、葯の色は黒、花の香りは無である。繁殖法は種子系、開花期は中である。
 「マリンブルー」及び「ミヨハイランドパール」と比較して、がく片表面の着色パターンがUであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(栃木県今市市)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11866号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トルコぎきょう   季の明(ときのあかり)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、花は浅紫色で小輪の切花向きの品種である。
 草型はV型、草丈は高、茎長は中である。茎の太さは中、剛直性は弱、色は緑、節間長は長、分枝の数は中、着生位置は上中下である。葉形は狭卵円形、葉長はやや長、幅は中、色は緑、着生角度は斜上である。花形は鐘状、花の直径は小、花冠外面の色は浅青味紫(JHS カラーチャート8303)、内面底部の色は鮮黄緑(同3306)、先端部及び中間部の色は浅紫(同8603)、下部の色は淡紫(同8602)である。ぼかし及び覆輪の有無は無、絞りの有無程度は無、花弁先端の形は円形、そりはやや外曲、波打ちの程度は低、花弁長は短、幅はやや狭、数は5、がくの形状は筒状、裂片の長さ及び幅は中、雌ずい及び雄ずいの形は正常、花柄の太さはやや細、長さは長、花の香りは弱である。開花の早晩性は早である。
 「ピーターラベンダー」と比較して、花冠内面底部の色が鮮黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、平成7年から出願者のほ場(栃木県小山市)において交配組合せ検定試験を実施し、9年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11867号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トルコぎきょう   鳥海の夢(ちょうかいのゆめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「鳥海の紅」を交配して育成されたものであり、花は濃紫ピンク色でやや小輪の切花向きの品種である。
 草型はT型、草丈はかなり高、茎長はかなり長である。茎の太さはかなり太、剛直性は強、色は緑、節間長は長、分枝の数はやや少、着生位置は上である。葉形は狭卵円形、葉長は長、幅は中、色は濃緑、着生角度は水平である。花形は鐘状、花の直径はやや小、花冠外面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)、内面底部の色は鮮黄緑(同3306)、先端部の色は濃紫ピンク(同9512)、中間部及び下部の色は淡緑黄(同2702)である。ぼかしの有無は無、覆輪の有無は有、絞りの有無程度は無、花弁先端の形は円形、そりはやや外曲、波打ちの程度は中、花弁長はやや短、幅はやや広、数は5、がくの形状は筒状、裂片の長さは短、幅は中、雌ずい及び雄ずいの形は正常、花柄の太さは中、長さは長、花の香りは弱である。開花の早晩性は晩である。
 「ドレミパステル」、「京の姫」及び「F1マイテ レディ」と比較して、花冠内面先端部の色が濃紫ピンクであること、中間部の色が淡緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(山形県東田川郡余目町)において、育成者所有の育成系統に「鳥海の紅」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11868号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トルコぎきょう   アクロポリスホワイト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、花は黄白色で中輪の切花向きの品種である。
 草型はT型、草丈はかなり高、茎長はかなり長である。茎の太さは太、剛直性は強、色は緑、節間長はかなり長、分枝数はやや少、着生位置は上中である。葉形は狭卵円形、葉長はかなり長、幅はやや広、色は濃緑、着生角度は斜上である。花形は平椀状、花の直径は中、花冠外面の色は黄白(JHS カラーチャート3101)、内面底部の色は鮮黄緑(同3506)、先端部及び中間部の色は黄白(同3101)、下部の色は淡黄緑(同3102)である。ぼかし及び覆輪の有無並びに絞りの有無程度は無、花弁先端の形は円形、そりは外曲、波打ちの程度は低、花弁長は短、幅は中、数は11〜20、がくの形状は漏斗状、裂片の長さはやや短、幅はやや狭、雌ずいの形は小形、雄ずいの形は正常、花柄の太さは太、長さはかなり長、花の香りは弱である。開花の早晩性は中である。
 「F1エースホワイト」と比較して、花形が平椀状であること、花冠内面下部の色が淡黄緑であること等で、「ニューリネーションホワイト」と比較して、花弁の長さが短いこと、花冠内面下部の色が淡黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、平成11年に出願者のほ場(長野県南安曇郡三郷村)において交配組合せ検定試験を実施し、12年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11869号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はぼたん   香月の栄(かつきのさかえ)
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「日の丸」を自家受粉して育成されたものであり、草丈はかなり高、株の直径は小、中央部は浅赤味紫色、葉の色数は3色の切花向きの品種である。
 草丈はかなり高、株の直径は小、着色葉部が株の直径に占める割合はやや小、株の中央部の色は浅赤味紫(JHS カラーチャート8910)である。外葉及び着色葉の形は倒卵、着色葉の葉縁の波打の程度及び切れ込みの深さの程度は微、中ろくの断面の形は半円、葉柄長は無である。着色葉の中心部の主たる色は淡黄(同2503)、外縁の色は淡黄(同
2503)及び浅赤味紫(同8910)、色数は3色である。着色の時期は中である。
 「瀬戸の日の出」、「初夢」と比較して、着色葉外縁の色が淡黄及び浅赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和27年に育成者のほ場(福岡県北九州市)において、「日の丸」を自家受粉し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11870号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   パティホワイト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、日本たばこ産業株式会社の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色で、やや小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈は低である。茎長は極高、太さはかなり細、色は有、毛の多少は中、第1次分枝数及び第2次分枝数は極多、節間長は中である。葉形は披針形、着葉角度は水平、葉長はやや短、葉幅は狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さ及び毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は中、花径はやや小輪、複色の有無は無、単色花の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は黄白(同2501)の地色に濃紫(同8608)のスジが入る、花筒部外面の色は黄白(同3101)の地色に浅黄緑(同3304)のスジが入る、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さはやや短、太さは細である。               
 「レボリュウション・ホワイト」と比較して、花喉部内面底部の色が黄白の地色に濃紫のスジが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に日本たばこ産業株式会社植物開発センター(栃木県小山市)において、同社所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11871号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   サンダヴィオ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、サントリー株式会社所有の育成系統に「オールダブルミックス」からの選抜系統を交配して育成されたものであり、花は濃青味紫色で、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は横張型、草丈はやや高である。茎長は低、太さはやや細、色は有、毛の多少は中、第1次分枝数及び第2次分枝数は極多、節間長は短である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長は短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は多である。花の向きは上向き、花形は八重、花筒部の形は広、花径は中輪、複色の有無は無、単色花の色は濃青味紫(JHS カラーチャート8307)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は穏紫(同8613)の地色に暗灰紫(同8315)のスジが入る、花筒部外面の色は穏紫(同8613)の地色に暗灰赤(同9718)のスジが入る、花弁先端部の形は中、切れ込みの程度は中間、波打ちの程度は強、がくの形状は狭、雄ずいの形は中、雄ずいの数は多、花柄の長さはやや短、太さは細である。       「カープリル」と比較して、花型が八重であること、花が単色であること等で、「バラード レッドパープル」と比較して、花の色が濃青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年にサントリー株式会社の近江栽培センター(滋賀県八日市市)において、同社所有の育成系統に「オールダブルミックス」からの選抜系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11872号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   サンベルアプ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、サントリー株式会社所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花はピンク色で、極小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は低である。茎長はやや低、太さは極細、色は有、毛の多少は中、第1次分枝数は極多、第2次分枝数は中、節間長はかなり短である。葉形は披針形、着葉角度は水平、葉長は極短、葉幅は極狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さは薄、毛の多少は中である。花の向きは横向き、花形は一重、花筒部の形は中、花径は極小輪、複色の有無は無、単色花の色はピンク(JHS カラーチャート0103)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は濃橙赤(同0714)、花筒部外面の色は浅黄(同
2511)の地色に灰茶(同1016)のスジが入る、花弁先端部の形は中、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さはかなり短、太さは極細である。    「イルミネーションチェリーピンク」と比較して、草型が中間型であること、花の色がピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年にサントリー株式会社近江栽培センター(滋賀県八日市市)において、同社所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11873号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   くささんだんか   ライカ バイオレット
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ニュールック バイオレット」の変異株であり、草丈が極低で、花は鮮赤紫色でやや小輪の鉢物及び花壇苗向きの品種である。
 草型は半直立性、草丈は極低、茎の太さは極細、色は緑、毛は有、分枝性は中、節間長は極短である。葉全体の形は披針形、先端の形は鋭形、基部の形は鋭尖形、葉の長さはかなり短、葉身幅は極狭、葉の厚さはかなり薄、成葉表面の色は緑、斑の有無は無、表面及び葉縁の毛は有である。托葉裂片の形は針状、色は黄緑、葉柄の幅は中である。花序のタイプは散房花序、花の向きは上向き、縦径はやや大、横径及び高さは中である。花のタイプは長花柱花、花型は半八重咲、花筒部の形はロート形、花径はやや小、花筒上部及び中間部の太さは中、長さはやや短、蕾の色は濃赤紫(JHS カラーチャート  9509)、花色は鮮赤紫(同9207)、模様の有無は無、花冠裂片全体の形は披針形、先端の形は鋭形、長さはやや短、幅は狭、数は多である。がく片全体の形は線形、長さは中、幅はやや狭である。柱頭の色は淡黄ピンク、花数は多、花の香りは無、開花性はやや早である。
 「ニュールックバイオレット」と比較して、花型が半八重であること、蕾の色が濃赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(愛知県渥美郡田原町)において、「ニュールック バイオレット」の中から変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11874号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アンスリウム   アラスカ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草丈が中で仏炎苞が黄白色、肉穂花序は先端部が鮮橙色、基部が淡黄橙色の鉢物向きの品種である。 
 草型は株立型、草丈は中、分枝の程度は3本以下、茎の太さは中である。葉の全体の形は楕円状心形、先端部の形は急鋭尖形、葉縁の波打ちは有、葉脚の形は心形、切れ込みの程度は浅、基部裂片の重なりは離れている、葉身の長さ及び幅は中、表面の色は緑、裏面の色は淡緑、光沢は弱、葉柄の長さ及び太さは中、色は淡緑、葉の向きは水平、斑の有無は無である。仏炎苞の重ねは一重、形は円心形、長さ及び幅は中、先端の形は微突形、基部の形は心形、切れ込みの深さの程度は中、裂片の重なりは離れている、周縁部のそりは平、表面の起伏は中、色の数は単色、表面及び裏面の主な色は黄白(JHS カラーチャート3301)、色の変化は無、光沢は中、向きは水平、葉との位置関係は葉と同位である。肉穂花序の形は円柱形、太さ及び長さは中、仏炎苞との長さの比は仏炎苞より短、先細りの程度は弱、先端部の色は鮮橙(同1605)、基部の色は淡黄橙(同1902)、曲がり及びねじれは無、仏炎苞との角度は大、花茎の太さ及び長さは中、色は濃黄緑(同3307)である。花数は3花以下少、花持ちの程度は1カ月以上である。
 「アクアポリス」と比較して、葉の全体の形が楕円状心形であること、葉脚の切れ込みが浅いこと、仏炎苞の表面の色が黄白(同3301)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11875号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ   リングリング
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配し育成されたもので、花は浅黄緑色にピンク色のぼかしが入り、花盤は褐色、花形は二〜三重のやや小輪で切花向きの品種である。
 葉長は長、葉幅は中、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は直角、葉縁の形は鈍鋸歯、鋸歯の先端の伸展の程度は中、葉色は緑、葉面の毛じの密度は中、葉柄長はかなり長、アントシアニンの着色の有無及び程度は弱である。花形は二〜三重、花容はW型、花径は70〜89mm、舌状花弁の表面の色は浅黄緑(JHS カラーチャート3103)にピンク(同0103)のぼかしが入り、色の分布は内側に向けうすくなる、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は淡黄緑(同3102)、花盤の色は褐、舌状花弁の形はT型、断面の形は凸、先端の角度は鈍、弁先の形は丸、切れ込み数は2、切れ込みの深さは無又は微、舌状花弁の長さは30〜39mm、幅は10〜14mm、舌状花数は40〜69、総苞の高さは低、直径は中、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は無、花柱上部の色及び柱頭の色は白、冠毛の色は紫である。花柄の長さは中、断面の形は円、帯化の傾向は有、太さ及び強さは中、毛じの密度は密、色は淡緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は弱、頂部のアントシアニンの着色の有無及び頂部の総苞片の有無は無である。
 「00.024」及び「ピンキーアイ」と比較して、花径が小さいこと、舌状花の表面の色が浅黄緑にピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「リング」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11876号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ   ゴスペル
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配し育成されたもので、花は濃赤色で花盤は黄色、花形が半八重のやや小輪で切花向きの品種である。
 葉長はやや長、葉幅はやや狭、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は直角、葉縁の形は鈍鋸歯、鋸歯の先端の伸展の程度は小、葉色は緑、葉面の毛じの密度は粗、葉柄長は長、アントシアニンの着色の有無及び程度は強である。花形は半八重、花容はT型、花径は70〜89mm、舌状花弁の表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)、色の分布は均一、覆輪の有無及び縞の有無は無、裏面の色は濃紅(同0109)、花盤の色は黄、舌状花弁の形はV型、断面の形は平、先端の角度は鋭、弁先の形は突、切れ込み数は2、切れ込みの深さは無又は微、舌状花弁の長さは40〜49mm、幅は5〜9mm、舌状花数は40〜69、総苞の高さは中、直径はやや小、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は無、花柱上部の色は黄、柱頭の色は白、冠毛の色は黄である。花柄の長さは長、断面の形は円、帯化の傾向は有、太さはやや細、強さは中、毛じの密度は密、色は淡緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は中、頂部のアントシアニンの着色の有無は有、頂部の総苞片の有無は無である。
 「コンボ オレンジスカーレット」と比較して、舌状花の裏面の色が濃紅であること、弁先の形が突であること等で、「トロピックナイト」と比較して、花容がT型であること、弁先の形が突であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に出願者の温室(イスラエル国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11877号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ   ブケットピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配し育成されたもので、花は鮮ピンク色でピンク白色の覆輪が入り、花盤は黄色、花形が半八重のやや小輪で切花向きの品種である。
 葉長はやや短、葉幅はやや狭、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は鋭角、葉縁の形は鈍鋸歯、鋸歯の先端の伸展の程度は小、葉色は緑、葉面の毛じの密度は粗、葉柄長は中、アントシアニンの着色の有無及び程度は弱である。花形は半八重、花容はY型、花径は70〜89mm、舌状花弁の表面の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0105)、色の分布は均一、覆輪の有無は有で色はピンク白(同0401)、縞の有無は無、裏面の地色は黄白(同2501)で中央部が鮮ピンク(同0104)、花盤の色は黄、舌状花弁の形はT型、断面の形は平、先端の角度は中、弁先の形は突、切れ込み数は2、切れ込みの深さは無又は微、舌状花弁の長さは30〜39mm、幅は5〜9mm、舌状花数は40〜69、総苞の高さはかなり低、直径はやや小、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は無、花柱上部及び柱頭の色は白、冠毛の色は黄である。花柄の長さはやや長、断面の形は円、帯化の傾向は無、太さは中、強さは強、毛じの密度は密、色は淡緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は弱、頂部のアントシアニンの着色の有無及び頂部の総苞片の有無は無である。
 「ハイレイ」と比較して、舌状花表面にピンク白の覆輪が入ること、舌状花弁先の形が突であること等で、「アンビション」と比較して、舌状花表面が鮮ピンクの地色にピンク白の覆輪が入ること等で、区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年6月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者の温室(イスラエル国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ブーケ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11878号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ   スパイス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配し育成されたもので、花は濃橙赤色で花盤は褐色、花形が二〜三重のやや小輪で切花向きの品種である。
 葉長及び葉幅は中、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は直角、葉縁の形は鈍鋸歯、鋸歯の先端の伸展の程度は小、葉色は緑、葉面の毛じの密度は中、葉柄長はやや長、アントシアニンの着色の有無及び程度は中である。花形は二〜三重、花容はW型、花径は70〜89mm、舌状花弁の表面の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は橙赤(同0713)、花盤の色は褐、舌状花弁の形はU型、断面の形は凸、先端の角度は鋭、弁先の形は突、切れ込み数は1、切れ込みの深さは無又は微、舌状花弁の長さは40〜49mm、幅は5〜9mm、舌状花数は40〜69、総苞の高さは低、直径は中、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は無、花柱上部及び柱頭の色は黄、冠毛の色は紫である。花柄の長さはやや長、断面の形は円、帯化の傾向は無、太さはやや太、強さ及び毛じの密度は中、色は淡緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は強、頂部のアントシアニンの着色の有無は有、頂部の総苞片の有無は無である。
 「ボルケーノ」と比較して、花容がW型であること、舌状花裏面の色が橙赤であること等で、「ティモ」と比較して、葉縁の形が鈍鋸歯であること、花柄が太いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に出願者の温室(イスラエル国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、2000年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11879号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ    キャサリン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡ピンク色で花盤は緑色、花形が二〜三重のやや小輪で切花向きの品種である。
 葉長は長、葉幅は中、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は直角、葉縁の形は波状、鋸歯の先端の伸展の程度は無又は微、葉色は緑、葉面の毛じの密度は中、葉柄長はやや長、アントシアニンの着色の有無及び程度は中である。花形は二〜三重、花容はU型、花径は70〜89mm、舌状花弁の表面の色は淡ピンク(JHS カラーチャート0102)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は淡ピンク(同0102)、花盤の色は緑、舌状花弁の形はT型、断面の形は平、先端の角度は中、弁先の形は突、切れ込み数は0、切れ込みの深さは無又は微、舌状花弁の長さは30〜39mm、幅は5〜9mm、舌状花数は40〜69、総苞の高さ及び直径は中、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は有、花柱上部の色は淡ピンク、柱頭の色は白、冠毛の色は黄である。花柄の長さは中、断面の形は円、帯化の傾向は無、太さはやや細、強さは強、毛じの密度は密、色は淡緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は中、頂部のアントシアニンの着色の有無は有、頂部の総苞片の有無は無である。
 「パーティー」及び「コンボピンク」と比較して、舌状花表面及び裏面の色が淡ピンク(同0102)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(静岡県掛川市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11880号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ    シモーヌ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたもので、花は明紫赤色で花盤は黄色、花形が二〜三重の小輪で切花向きの品種である。
 葉長はやや長、葉幅は中、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は鋭角、葉縁の形は凹凸、鋸歯の先端の伸展の程度は小、葉色は緑、葉面の毛じの密度は粗、葉柄長は長、アントシアニンの着色の有無及び程度は中である。花形は二〜三重、花容はU型、花径は50〜69mm、舌状花弁の表面の色は明紫赤(JHS カラーチャート9706)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は鮮紫ピンク(同9705)、花盤の色は黄、舌状花弁の形はU型、断面の形は平、先端の角度は中、弁先の形は丸、切れ込み数は0、切れ込みの深さは無又は微、舌状花弁の長さは30〜39mm、幅は5〜9mm、舌状花数は40未満、総苞の高さはやや低、直径は小、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は無、花柱上部及び柱頭の色は白、冠毛の色は黄である。花柄の長さは中、断面の形は円、帯化の傾向は無、太さはやや細、強さは強、毛じの密度は密、色は淡緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は強、頂部のアントシアニンの着色の有無及び頂部の総苞片の有無は無である。
 「ブリッタ」と比較して、舌状花表面の色が明紫赤であること等で、「グランディバ」と比較して、花径が小さいこと、舌状花表面の色が明紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(静岡県掛川市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11881号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ    パティオ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたもので、花は鮮赤橙色で弁先に明緑黄色が入り、花盤は黄色、花形が二〜三重の小輪で切花向きの品種である。
 葉長は中、葉幅は狭、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は直角、葉縁の形は波状、鋸歯の先端の伸展の程度は無又は微、葉色は緑、葉面の毛じの密度は粗、葉柄長及びアントシアニンの着色の有無及び程度は中である。花形は二〜三重、花容はU型、花径は50〜69mm、舌状花弁の表面の色は鮮赤橙(JHS カラーチャート1006)で弁先が明緑黄(同2705)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は明黄(同2505)、花盤の色は黄、舌状花弁の形はU型、断面の形は平、先端の角度は鋭、弁先の形は丸、切れ込み数は0、切れ込みの深さは無又は微、舌状花弁の長さは30〜39mm、幅は5〜9mm、舌状花数は40〜69、総苞の高さは低、直径は小、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は有、花柱上部及び柱頭の色は白、冠毛の色は黄である。花柄の長さはやや短、断面の形は円、帯化の傾向は無、太さはやや細、強さは強、毛じの密度は中、色は淡緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は弱、頂部のアントシアニンの着色の有無は有、頂部の総苞片の有無は無である。
 「パニック」と比較して、葉先の角度が直角であること、舌状花の裏面の色が明黄であること等で、「カリブ」と比較して、舌状花表面の色が鮮赤橙で弁先が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(静岡県掛川市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11882号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    泉郷唐紅(せんきょうからくれない)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「岸の虹」を交配して育成されたものであり、花は明黄色のかなり大輪で観賞用鉢物向きの品種である
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは中、中空の程度はやや小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや短、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として片側に付着である。花の大きさはかなり大、厚みは低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はかなり多である。管状花数は少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は管弁U、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり大、幅は極狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明緑黄(同2704)に浅黄橙(同1904)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は垂れ、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや細、長さはやや長、生態分類型は秋ギクである。
 「泉郷ひな祭」及び「泉郷ときめき」と比較して、外花弁表面の色が明黄であること、裏面の色が明緑黄に浅黄橙のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者のほ場(大阪府和泉市)において、出願者所有の育成系統に「岸の虹」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11883号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    泉郷情熱(せんきょうじょうねつ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「国華流美」を交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色の極大輪で観賞用鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はかなり長、葉幅は広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは極大、厚みは低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は少、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は管弁U、先端の形は尖る、花弁の長さはかなり大、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9211)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は垂れ、花の中心部の色は外弁と異なり赤紫色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや細、長さはやや長、生態分類型は秋ギクである。
 「泉郷紫水」及び「泉郷舞曲」と比較して、外花弁表面及び裏面の色が紫ピンク(同9211)であること、花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者のほ場(大阪府和泉市)において、出願者所有の育成系統に「国華流美」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11884号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   イエローセイトム
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイトム」の枝変わりであり、花は明緑黄色の小輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、基部の形は凹、先端部分の形は尖、一次欠刻は深、葉の表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みは低、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数はやや多、管状花部の直径は小、管状花数は少、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅は狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は浅緑黄(同2703)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は下向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはやや細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「アイブルース」と比較して、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で、「レグラ」と比較して、たく葉の形が2深裂であること、舌状花の重ねが5列以上で満開時に露心すること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成11年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「セイトム」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11885号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイベルト
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ビビアン」に秋咲鮮黄色スプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮黄色の小輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さはやや短、基部の形は凹、先端部分の形は鈍円、一次欠刻は深、葉の表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少、管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅は狭、外花弁の表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、裏面の色は明黄(同
2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄及び褐、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは細、長さは中、生態分類型は秋ギク、到花週数は7週以下である。
 「セイダダ」と比較して、花弁の形が平弁であること、外花弁の表面の色が鮮黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「ビビアン」に秋咲鮮黄色スプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11886号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   フェリーチェマムアミ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイアーク」に秋咲赤紫色スプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃紫赤色に淡紫ピンク色の爪斑が入る中輪で切花及び鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長は長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、基部の形は凸、先端部分の形は尖、一次欠刻はやや深、葉の表面の色は淡、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はやや小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃紫赤(JHS カラーチャート9709)に淡紫ピンク(同9502)の爪斑が入る、裏面の色は紫赤(同9708)、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は下向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、到花週数は10〜11週である。
 「ラブリーマムセイジャワ」及び「セイクロス」と比較して、花弁先端の形が丸いこと、外花弁の表面の色が濃紫赤に淡紫ピンクの爪斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「セイアーク」に秋咲赤紫色スプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11887号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   フェリーチェマムチエ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レムコピンク」に秋咲黄色スプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色の中輪で切花及び鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長は長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、基部の形は凹、先端部分の形は鈍円、一次欠刻は中、葉裂片縁部の重なりの程度は重なる、葉の表面の色は淡、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さは薄、硬さは軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はかなり大、管状花数はやや多、分布は集中、長さはかなり大である。花弁の形は平弁及び丁字状花弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は浅緑黄(同2703)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり褐色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「レムコイエロー」と比較して、葉の先端部分の形が鈍円であること、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で、「イエローグランス」と比較して、葉の基部の形が凹であること、花の中心部の色が外弁と異なり褐色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「レムコピンク」に秋咲黄色スプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11888号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   フェリーチェマムマイ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レムコピンク」に秋咲ピンク色スプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は淡紫ピンク色の中輪で切花及び鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は無、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長は中である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比は大、葉柄の長さは短、基部の形は平、先端部分の形は尖、一次欠刻は深、葉裂片縁部の重なりの程度は重なる、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みはかなり低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少、管状花部の直径はやや大、管状花数はやや多、分布は集中、長さは大である。花弁の形は平弁及び丁字状花弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート 8902)、裏面の色は紫ピンク(同8903)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部分の色は外弁と異なり赤紫色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「パソ ドブレ ピンク」と比較して、葉の一次欠刻が深いこと、外花弁の表面の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「レムコピンク」に秋咲ピンク色スプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11889号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   フェリーチェマムルカ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レムコピンク」に秋咲ピンク色スプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色の小輪で切花及び鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さは細、色は緑、強さは強、中空の程度は無、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長はやや短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、基部の形は平、先端部分の形は尖、一次欠刻は中、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、葉の表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はやや大、管状花数は中、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は平弁及び丁字状花弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅は狭、外花弁の表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、裏面の色は紫ピンク(同8903)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部分の色は外弁と異なり赤紫色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「レジルバ」と比較して、外花弁の角度が平であること、花の中心部の色が外弁と異なり赤紫色であること等で、「ロイヤル ターゲット」と比較して、外花弁の表面の色が鮮紫ピンクであること、花たくの形が平らなドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「レムコピンク」に秋咲ピンク色スプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11890号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   福野ミレニアムピンク(ふくのみれにあむぴんく)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アモーレ」に「ジョイ ピンク」を交配して育成されたものであり、花は淡紫ピンク色のやや大輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、基部の形は凸、先端部分の形は尖、一次欠刻はやや浅、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、葉の表面の色は淡、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは極小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや大、厚みは中、舌状花の重ねは2〜4列まで、舌状花数は少、管状花部の直径はやや小、管状花数は多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さ及び幅は中、外花弁の表面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート  9501)、裏面の色はピンク白(同9201)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「パールセイローザ」と比較して、花の厚みが厚いこと、外花弁の表面の色が淡紫ピンクであること等で、「セイルフラン」と比較して、葉裂片縁部の重なりの程度が平行であること、花の厚みが厚いこと、外花弁の表面の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に福野町園芸植物園(富山県東砺波郡福野町)において、「アモーレ」に「ジョイ ピンク」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了し
たものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11891号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   レビテート
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花はピンク白の地色に明赤紫色のぼかしが入る小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比は大、葉柄の長さは長、基部の形は凸、一次欠刻はやや深、葉の表面の色及び裏面の色はやや淡、毛じの多少は中、光沢度はやや弱、厚さは中、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少、管状花数はやや多である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色はピンク白(JHS カラーチャート9701)に明赤紫(同9206)のぼかしが入る、裏面の色はピンク白(同9701)、舌状花表面の色の分布状態はぼかし、外花弁の角度は上向き、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは及び総ほうの大きさはかなり小、位置は正常、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「ホワイト ショーナ」と比較して、たく葉が深裂せず及び2深裂であること、外花弁の角度が上向きであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に出願者のほ場(連合王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11892号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   テンション
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃赤紫の地色に淡紫ピンク色の覆輪が入る小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長はやや短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、基部の形は凸、一次欠刻は中、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、葉の表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度はやや弱、厚さは中、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はやや少、管状花数はやや少である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅は狭、外花弁の表面の色は濃赤紫(JHS カラーチャート  9509)に淡紫ピンク(同9502)の覆輪が入る、裏面の色は濃赤紫(同9509)、舌状花表面の色の分布状態は覆輪、外花弁の角度は上向き、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは及び総ほうの大きさはかなり小、位置は正常、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「フェリーチェマムカナ」と比較して、葉裂片縁部の重なりの程度が平行であること、外花弁の裏面の色が濃赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に出願者のほ場(連合王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11893号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ラブリーマム豊かざぐるま(ラブリーマムゆたかかざぐるま)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に出願者所有のさじ弁系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮紫赤色の中輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは細、色は赤紫、強さはやや強、中空の程度は中、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度はやや少、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅やや広、葉の縦横比やや小、葉柄の長さは長、葉の基部の形は平、一次欠刻はやや深、葉の表面の色はやや淡、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は中、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅は狭、外花弁の表面の色は鮮紫赤(JHS カラーチャート9707)、裏面の色は紫ピンク(同9711)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、到花週数は10〜11週である。
 「娘かざぐるま」と比較して、外花弁の表面の色が鮮紫赤であること、外花弁の裏面の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者のほ場(広島県福山市)において、出願者所有の育成系統に出願者所有のさじ弁系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11894号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ラブリーマムうららかざぐるま
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「結かざぐるま」に出願者所有のさじ弁系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は紫赤色の中輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは細、色は褐、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅やや広、葉の縦横比やや大、葉柄の長さは中、葉の基部の形は平、先端部分の形は尖、一次欠刻はやや深、葉の表面の色はやや淡、裏面の色はやや濃、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は中、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は紫赤(JHS カラーチャート9708)、裏面の色は紫ピンク(同9203)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、到花週数は12〜14週である。
 「巴かざぐるま」と比較して、葉の先端部分の形が尖であること、たく葉の形が2深裂であること、外花弁の表面の色が紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「結かざぐるま」に出願者所有のさじ弁系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11895号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ジゴカクタス   サチ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セッテンバー」に「ブリストルクイン」を交配して育成されたものであり、草型がやや下垂、花色が鮮紫ピンクの鉢物向きの品種である。
 草型はやや下垂、葉状茎の分枝の程度、最大分枝長及び着花葉状茎数は中、全葉状茎数は多である。葉状茎の長さは中、幅は狭、縁の状態は深い鋸歯、鋸歯の大きさは大、数は中、横断面の湾曲は湾曲、表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3313)、着色は無又は弱、1cm長の花蕾の色は黄ピンク(同1003)、1葉状茎当たりの着花数は1〜2、花形は左右相称、花の長さ長、横径は大、花被片の形はV型、先端部の形は鋭先形、長さ及び幅は中、外花被片の縦方向の反転は平坦、花色及び花被片の内面の色は鮮紫ピンク(同9205)、外面の色は淡黄ピンク(同1002)、花被片の波打ちは強、花筒の長さは中、外面の色は明赤紫(同9206)、花糸の色は黄白(同2502)、柱頭の色は鮮赤紫(同9207)である。開花期は極早生である。
 「セッテンバー」と比較して、草型がやや下垂であること、花被片の内面の色が鮮紫ピンクであること等で、「差紅」と比較して、花被片の外面の色が淡黄ピンクであること、開花期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年2月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の温室(福島県いわき市)において、「セッテンバー」に「ブリストルクイン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11896号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ジゴカクタス   レイナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セッテンバー」に「ブリストルクイン」を交配して育成されたものであり、草型が下垂、花色が鮮紫赤の鉢物向きの品種である。
 草型は下垂、葉状茎の分枝の程度は中、最大分枝長は長、着花葉状茎数及び全葉状茎数は中である。葉状茎の長さ及び幅は中、縁の状態は深い鋸歯、鋸歯の大きさは大、数は中、横断面の湾曲はやや湾曲、表面の色は穏黄緑(JHS カラーチャート3514)、着色は無又は弱、1cm長の花蕾の色は紫赤(同9714)、1葉状茎当たりの着花数は1、花形は左右相称、花の長さ長、横径は大、花被片の形はW型、先端部の形は鋭形、長さ及び幅は中、外花被片の縦方向の反転は反転、花色は鮮紫赤(同9707)、花被片の内面の色は明赤紫(同9206)、外面の色は鮮赤紫(同9507)、内面基部の淡色部の大きさは中、花被片の波打ち及び花筒の長さは中、外面の色はピンク白(同9201)、花糸の色は黄白(同
2901)、柱頭の色は鮮紫赤(同9707)である。開花期はかなり早生である。
 「シンデレラ」と比較して、草型が下垂であること、花被片の内面の色が明赤紫であること等で、「リタ」と比較して、花被片の形がW型であること、花被片内面基部の淡色部が小さいこと、開花期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年2月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の温室(福島県いわき市)において、「セッテンバー」に「ブリストルクイン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11897号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   コーラスマジェンタ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の Limonium perigrinum 育成系統に、出願者所有の L. purpuratum 育成系統を交配して育成されたものであり、花冠が明赤紫色、がくが鮮紫ピンク色の切花向きの品種である。
 草形は根出葉・茎出葉とも、草丈は中、分けつの程度は無又は少である。茎の太さは中、色は濃、茎の翼は無、たく葉は小、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はW型である。成葉の形はX型、葉縁の波打ちは無か極少、葉長は短、葉幅は狭、葉身の色は濃緑、葉の光沢は中、毛は無又は極少、葉柄の長さは短、色は無又は極淡である。花茎の分枝角度は斜上、抽苔数及び一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はW型、多少は中、径は大、長さは中、色は明赤紫(JHS カラーチャート9206)である。がくの直径は大、長さは中、色は鮮紫ピンク(同9205)である。花の香りは無、開花期は極晩である。 
 「バレリーナローズ」と比較して、枝姿がW型であること、花冠の形がW型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
   ニュージーランド パーマストンノース プライベートバッグ 11600
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(ニュージーランド)において、出願者所有の L. perigrinum 育成系統に、出願者所有の L. purpuratum 育成系統を交配し胚培養して得た個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11898号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   メロディーライトブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有のシニュアータ系の実生の中から選抜して育成されたものであり、花冠が淡黄緑色、がくが浅青味紫色の切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は中である。茎の太さはやや太、色は濃、茎の翼は中、たく葉は小、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は長、葉幅は広、葉身の色は緑、葉の光沢、毛、及び葉柄の長さは中、色は無又は極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数及び一次分枝の小花数は中、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径はやや大、長さは中、色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は浅青味紫(同8303)である。花の香りは無、開花期はやや早である。
 「サンデーライトブルー」と比較して、茎の翼が大きいこと、花冠の形がU型であること等で、「サンデーラベンダー」と比較して、茎の翼が大きいこと、がくの色が浅青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の委託先の温室(静岡県浜松市)において、育成者所有のシニュアータ系の実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11899号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   ダイメモピンク
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花冠の色が淡黄緑、がくの色が鮮紫ピンクの切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈及び分けつの程度は中である。茎の太さは中、色は濃、茎の翼は中、たく葉は小、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は長、葉幅は中、葉身の色は緑、葉の光沢、毛、及び葉柄の長さは中、色は無又は極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数及び一次分枝の小花数は中、花の向きは上向き、花冠の形はV型、多少は少、径はやや大、長さは中、色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は鮮紫ピンク(同9205)である。花の香りは無、開花期は早である。
 「ダイフラピンク」と比較して、分けつが多いこと等で、「クリオンピンク」と比較して、茎の翼が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(静岡県駿東郡小山町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11900号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダイアンサス   ミニパラソル ロイヤルローズ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配して育成されたものであり、花は明赤紫の地色に濃紫赤色の蛇の目が入る平咲で、小輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が極少の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり低、節数はかなり少である。茎の長径は細、硬さは中、茎の中央部の色は緑+紫、ろう質の有無は少、立茎数は多、1茎の側芽及び側枝数はかなり少、側枝の着生位置は主に中部、節間長は短、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は披針形、先端部の形はとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長はかなり短、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は無である。花房形成の有無は無、つぼみの形は楕円形、大きさは小、花の重ねは一重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は平咲、花径は小、表面の地色は明赤紫(JHS カラーチャート9206)、複色模様色は濃紫赤(同9709)、裏面の花色は紫ピンク(同9203)、色彩模様は蛇の目、複色割合は多、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さはかなり浅、数はかなり少、花弁の長さは短、幅はやや狭、数は極少、ほう葉の形はX型、数は4枚、長さはかなり長、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さは細、長さは短、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は極少、花の香りは無である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生である。            
 「リトルプリンセス ローズパープル」及び「ベルフィーパープル」と比較して、花の表面に濃紫赤色の蛇の目が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(山梨県中巨摩郡白根町)において、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11901号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダイアンサス   ミニパラソル サーモンレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配して育成されたものであり、花は明紅の地色に紫ピンク色のぼかしが入る平咲で、かなり小輪の1花茎当たりの花数が極少、花柄当たりの最多花数がかなり少の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり低、節数はかなり少である。茎の長径は細、硬さは中、茎の中央部の色は緑、ろう質の有無は無、立茎数は多、1茎の側芽及び側枝数は極少、側枝の着生位置は主に中下部、節間長は短、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は披針形、先端部の形はとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長はかなり短、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は無である。花房形成の有無は無、つぼみの形は楕円形、大きさは小、花の重ねは一重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は平咲、花径はかなり小、表面の地色は明紅(JHS カラーチャート0106)、複色模様色は紫ピンク(同9703)、裏面の花色は鮮紫ピンク(同9704)、色彩模様はぼかし、複色割合は少、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さはかなり浅、数は少、花弁の長さは短、幅はやや狭、数は極少、ほう葉の形はX型、数は2枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さは細、長さは短、1花茎当たりの花数は極少、花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは無である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生である。
 「テルスタークリムソン」及び「ベルフィーカーマインローズ」と比較して、色彩模様がぼかしであること、早晩性が中生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(山梨県中巨摩郡白根町)において、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11902号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダイアンサス   ミニパラソル ローズピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫の地色に鮮紫ピンク色の中心淡色が入る平咲で、小輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が極少の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり低、節数はかなり少である。茎の長径は細、硬さは中、茎の中央部の色は緑、ろう質の有無は少、立茎数は多、1茎の側芽及び側枝数はかなり少、側枝の着生位置は主に中下部、節間長は短、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は披針形、先端部の形はとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長は短、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は無である。花房形成の有無は無、つぼみの形は楕円形、大きさは小、花の重ねは一重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は平咲、花径は小、表面の地色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、複色模様色は鮮紫ピンク(同 9205)、裏面の花色は紫ピンク(同9503)、色彩模様は中心淡色、複色割合は中、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さは浅、数はかなり少、花弁の長さは短、幅は狭、数は極少、ほう葉の形はX型、数は2枚、長さは長、がくの形は円柱形、がく筒の色は紫、がくの太さは細、長さは短、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は極少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生である。              「アイデアルピンク」及び「テルスターピンク」と比較して、花の表面の複色模様色が鮮紫ピンクであること、色彩模様が中心淡色であること、花弁鋸歯の数が少ないこと等で区別性が認められる。 
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(山梨県中巨摩郡白根町)において、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11903号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   フクシア   キエリミン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の所属する会社所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草型は直立性で草丈は中、花は明赤味紫色の一重咲で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草丈及び株立ちの多少は中、枝の太さはやや太、枝の色は紫紅である。葉序のタイプは対生、葉全体の形は長楕円形、先端の形は鋭形、基部の形は鈍形、葉縁の形は鋸歯縁、葉身長は短、幅は狭、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート
3509)、斑の有無は無である。葉脈の色は濃緑、葉柄の長さ及び幅は中、色は紅である。花序のタイプは葉腋単生、花の向きは斜下向き、タイプは一重咲、花径は中、花の長さはやや短、花冠の大きさはやや小、花弁の形は倒卵形、長さは中、幅はやや狭、数は多、開花直後の花弁の色は鮮紫(同8605)、花弁の色は明赤味紫(同8905)、模様の有無は有である。がく片全体の形は長楕円形、先端の形は鋭尖形、湾曲は平、長さはやや短、幅は狭、色は明紅(同0106)、模様の有無は無である。がく筒の形は長鐘形、太さはかなり細、長さは短、色は明紅(同0106)、模様の有無は無である。花柄の太さ及び長さは中、色は緑、花数は中、花の香りの有無は無である。
 「サニハンフ」と比較して、開花直後の花弁の色が鮮紫であること、花弁の色が明赤味紫であること等で、「サニスタンフ」と比較して、葉脈の色が濃緑であること、花弁の模様が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の所属する会社の温室(オランダ王国)において、同社所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11904号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   フクシア   キエレミン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の所属する会社所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草型は直立性で草丈は中、花は濃紫色の一重咲で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草丈、株立ちの多少及び枝の太さは中、枝の色は紅である。葉序のタイプは対生、葉全体の形は長楕円形、先端の形は鋭形、基部の形は円形、葉縁の形は鋸歯縁、葉身長は短、幅はやや狭、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、斑の有無は無である。葉脈の色は濃緑、葉柄の長さ及び幅は中、色は緑である。花序のタイプは葉腋叢生、花の向きは斜上向き、タイプは一重咲、花径は小、花の長さはかなり短、花冠の大きさは小、花弁の形は倒卵形、長さは短、幅は狭、数は中、花弁の色は濃紫(同8608)、模様の有無は有である。がく片全体の形は長楕円形、先端の形は鋭尖形、湾曲は平、長さは短、幅は狭、色は鮮紅(同0107)、模様の有無は無である。がく筒の形は長鐘形、太さはかなり細、長さはかなり短、色は鮮紅(同0107)、模様の有無は無である。花柄の太さは中、長さはやや短、色は緑、花数は中、花の香りの有無は無である。
 「サニハンフ」と比較して、花が短いこと、花弁の色が濃紫であること等で、「サニコンフ」と比較して、草型が直立性であること、花弁に模様が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の所属する会社の温室(オランダ王国)において、同社所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11905号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   るりとうわた   ブルーダイヤ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ササミドリ」の自然交雑実生から育成されたものであり、花冠裂片が淡青色の二重でやや大輪の切花向きの品種である。
 草型はアーチ状、草丈はやや低である。茎の太さは中、色は淡緑、毛の多少及び分枝性は中、長さ及び節間長はやや短である。葉形は2型、葉身長はやや短、葉身幅はやや狭、成葉表面及び裏面の色は淡緑、葉の毛の多少は中、葉柄の長さは短である。花房の型は円錐形、長さはやや短、幅はやや狭、花の向きは上向き、花弁の開度は水平、花冠の形は平開(車形)、花冠の重ねは二重、花の大きさはやや大、花冠裂片の長さはやや長、幅はやや広、蕾の色は帯桃、単色・複色の別は単色、花冠裂片の表面の色は淡青 (JHSカラーチャート7002)、裏面の色は青白(同7001)、花色の変化は有、花冠裂片全体の形は長楕円形、がくの形は正常、大きさは中、色は淡緑、小花柄の長さはやや長、花柄の長さは短、1花房の花数は中、花の香りは無である。開花始期は中である。
 「ブルースター」と比較して、花冠の重ねが二重であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成13年に出願者の温室(高知県須崎市)において、「ササミドリ」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査をし、同年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11906号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   るりとうわた   谷岡1号(たにおか1ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ブルースター」の変異個体から育成されたものであり、花冠裂片がピンク白色の一重で切花向きの品種である。
 草型はアーチ状、草丈はやや低である。茎の太さはやや細、色は淡緑、毛の多少及び分枝性は中、長さはやや短、節間長は短である。葉形は2型、葉身長は中、葉身幅はやや狭、成葉表面及び裏面の色は淡緑、葉の毛の多少は中、葉柄の長さは短である。花房の型は円錐形、長さはやや短、幅はやや狭、花の向きは上向き、花弁の開度は水平、花冠の形は平開(車形)、花冠の重ねは一重、花の大きさ、花冠裂片の長さ及び幅は中、蕾の色は白、単色・複色の別は単色、花冠裂片の表面及び裏面の色はピンク白(JHSカラーチャート 0401)、花色の変化は無、花冠裂片全体の形は披針形、がくの形は正常、大きさはやや小、色は淡緑、小花柄の長さは中、花柄の長は短、一花房の花数は中、花の香りは無である。開花始期はやや晩である。
 「ホワイトロマン」と比較して、花冠裂片の表面及び裏面の色がピンク白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
                         
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者のほ場(高知県安芸郡芸西村)において、栽培中の「ブルースター」の中に変異個体を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ユキホワイト」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11907号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   るりとうわた   ダイヤボール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ササミドリ」の自然交雑実生から育成されたものであり、花冠裂片が黄白色の八重で大輪の切花向きの品種である。
 草型はアーチ状、草丈はやや低である。茎の太さは中、色は淡緑、毛の多少及び分枝性は中、長さ及び節間長はやや短である。葉形は2型、葉身長は中、葉身幅はやや狭、成葉表面及び裏面の色は淡緑、葉の毛の多少は中、葉柄の長さは短である。花房の型は円錐形、長さは中、幅はやや広、花の向きは上向き、花弁の開度は垂下、花冠の重ねは八重、花の大きさは大、花冠裂片の長さは長、幅は中、蕾の色は白、単色・複色の別は単色、花冠裂片の表面及び裏面の色は黄白(JHSカラーチャート2902)、花色の変化は無、花冠裂片全体の形はへら形、がくの形は正常、大きさはやや大、色は淡緑、小花柄の長さは長、花柄の長さはかなり短、一花房の花数はやや少、花の香りは無である。開花始期は中である。
 「ホワイトロマン」と比較して、花冠の重ねが八重であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成13年に出願者の温室(高知県須崎市)において、「ササミドリ」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査をし、同年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11908号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタプリオクサ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は紫赤色、側方内花被は上部が紫赤色、中央部が鮮黄色、下部が鮮黄ピンク色で全体に暗紫赤色の条線が入る鉢物向きの品種である。
 草丈は極低、茎の太さは細、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3503)である。葉の全形は披針形、長さは短、幅は中、表面の色は暗黄緑(同3508)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数は少、花柄長は短、1分枝当たりの花数は少である。花の縦径及び横径は中、花被片の展開度はやや大、側方外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は紫赤(同9714)、条線は有、数及び大きさは中、分布は全体、色は暗紫赤(同9710)である。中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は紫赤(同9714)、条線は有、数はやや多、大きさは中、分布は全体、色は暗紫赤(同9710)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は紫赤(同9714)、Bゾーンの色は鮮黄(同2507)、Cゾーンの色は鮮黄ピンク(同1004)、条線は有、数はやや多、大きさはやや大、分布は全体、色は暗紫赤(同9710)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は紫赤(同9714)、Bゾーンの色は明緑黄(同2704)、Cゾーンの色は黄ピンク(同0704)、条線は有、数はやや多、大きさはやや大、分布は全体、色は暗紫赤(同9710)である。花糸の主な色は鮮紫ピンク(同9505)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は濃紫ピンク(同9512)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「スタプリパル」と比較して、中央外花被内面の花色の模様がT型であること、側方内花被内面のBゾーンの色が鮮黄であること、中央内花被内面の花色の模様がX型であること等で、「スタプリライ」と比較して、外花被内面の条線が多いこと、中央外花被内面の花色の模様がT型であること、中央内花被内面の花色の模様がX型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11909号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタプリスサ
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は淡緑黄色で中央部が鮮紫ピンク色、側方内花被は上部が淡緑黄色、中央部が鮮紫ピンク色、下部及び周辺部が明黄色で全体に暗紅色の条線が入る鉢物向きの品種である。
 草丈は極低、茎の太さは細、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3511)である。葉の全形は披針形、長さは短、幅は中、表面の色は暗緑(同3707)、光沢は弱である。開花の方向は水平 、散形花序の分枝数は少、花柄長は短、1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は中、花被片の展開度は大、側方外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はZ型、Aゾーンの色は淡緑黄(同2903)、Bゾーンの色は鮮紫ピンク(同9705)、条線は有、数は極少、大きさは大、分布は内側のみ、色は暗紅(同0110)である。中央外花被の全形は広倒卵形、内面の花色の模様はZ型、Aゾーンの色は淡緑黄(同2903)、Bゾーンの色は鮮紫ピンク(同9705)、条線は有、数は極少、大きさは大、分布は内側のみ、色は暗紅(同0110)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様は[型、Aゾーンの色は淡緑黄(同2702)、Bゾーンの色は鮮紫ピンク(同9705)、Cゾーンの色は明黄(同2506)、条線は有、数は多、大きさは大、分布は全体、色は暗紅(同
0110)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様は[型、Aゾーンの色は黄白(同2902)、Bゾーンの色は鮮紫ピンク(同9704)、Cゾーンの色は浅緑黄(同
2904)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は全体、色は暗紅(同0110)である。花糸の主な色は淡紫ピンク(同9702)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色はピンク白(同9701)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「スタプリナグ」と比較して、側方及び中央外花被内面の花色の模様がZ型であること、側方及び中央内花被内面の花色の模様が[型であること等で、「スタプリラナ」と比較して、側方及び中央外花被、側方及び中央内花被内面のBゾーンの色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11910号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタプリバネ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は明赤紫色、側方内花被は上部が明赤紫色、中央部が浅緑黄色、下部が淡紫ピンク色で全体に暗紫赤色の条線が入る鉢物向きの品種である。
 草丈は極低、茎の太さは細、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3503)である。葉の全形は披針形、長さは短、幅は中、表面の色は暗緑(同3707)、光沢は弱である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数は少、花柄長は短、1分枝当たりの花数は中である。花の縦径、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は明赤紫(同9506)、条線は無である。中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は明赤紫(同9506)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は明赤紫(同9506)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2703)、Cゾーンの色は淡紫ピンク(同9702)、条線は有、数はやや多、大きさは大、分布は全体、色は暗紫赤(同9710)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同
9705)、条線は有、数は少、大きさは大、分布は全体、色は暗紫赤(同9710)である。花糸の主な色は明紫赤(同9706)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は濃紫ピンク(同9713)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「スタプリパル」と比較して、外花被内面の条線が無いこと、中央外花被内面の花色の模様がT型であること、側方内花被内面のBゾーンの色が浅緑黄であること等で、「スタプリライ」と比較して、中央内花被内面のAゾーンの色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11911号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタプリダニ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は上部及び周辺部が浅緑黄色で基部が淡黄緑色、側方内花被は上部が淡緑黄色、中央部が明緑黄色、下部がピンク白色で全体に暗赤色の条線が入る鉢物向きの品種である。
 草丈は極低、茎の太さは細、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3503)である。葉の全形は披針形、長さは短、幅は中、表面の色は暗黄緑(同3508)、光沢は弱である。開花の方向は水平 、散形花序の分枝数は少、花柄長は短、1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は中、花被片の展開度はやや大、側方外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様は\型、Aゾーンの色は浅緑黄(同2904)、Bゾーンの色は淡黄緑(同
3102)、条線は有、数は極少、大きさは大、分布は内側のみ、色は暗赤(同0410)である。中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はV型、Aゾーンの色は浅緑黄(同2703)、Bゾーンの色はピンク白(同1001)、条線は有、数は極少、大きさは大、分布は内側のみ、色は暗赤(同0410)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は淡緑黄(同2702)、Bゾーンの色は明緑黄(同2704)、Cゾーンの色はピンク白(同1001)、条線は有、数は多、大きさはやや大、分布は全体、色は暗赤(同0410)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は淡緑黄(同2702)、Bゾーンの色は明緑黄(同2704)、Cゾーンの色は淡緑黄(同2702)、条線は有、数は中、大きさはやや大、分布は全体、色は暗赤(同0410)である。花糸の主な色は淡黄ピンク(同0702)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は淡黄ピンク(同0702)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「スタプリナグ」及び「スタプリラナ」と比較して、側方外花被内面の花色の模様が\型であること、中央外花被内面の花色の模様がV型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11912号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタフィオル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Montreux」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は側方外花被は上部及び周縁部が鮮紫ピンク色で基部が淡紫ピンク色、側方内花被は上部が鮮紫ピンク色、中央部が明黄色、下部が淡紫ピンク色で中央部及び下部に暗紫赤色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)である。葉の全形は長楕円状披針形、長さは中、幅は広、表面の色は暗黄緑(同3508)、光沢は中である。開花の方向は水平 、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径、横径及び花被片の展開度は中、側方及び中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様は\型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9705)、Bゾーンの色は淡紫ピンク(同9702)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9705)、Bゾーンの色は明黄(同2505)、Cゾーンの色は淡紫ピンク(同9702)、条線は有、数は多、大きさは中、分布は中央部及び下部、色は暗紫赤(同9710)である。側方外花被の外面の条線の発現は無である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9705)、Bゾーンの色は浅黄(同2504)、Cゾーンの色は淡紫ピンク(同9702)、条線は有、数及び大きさは中、分布は上部及び中央部、色は暗紫赤(同9710)である。花糸の主な色は鮮紫ピンク(同9504)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は明赤紫(同
9506)である。 
 「スタデボル」と比較して、側方外花被の外面の条線の発現及び中央外花被の内面の条線が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、「Montreux」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11913号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタフラム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被が橙赤色、側方内花被は上部が橙赤色、中央が明橙黄色、下部が鮮ピンク色で、中央部及び下部に暗赤褐色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈は及び茎の太さは中、色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)である。葉の全形は倒披針形、長さは長、幅は広、表面の色は暗黄緑(同3509)、光沢はやや強である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は橙赤(同0713)、条線は無である。中央外花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はV型、Aゾーンの色は橙赤(同0713)、Bゾーンの色は明橙黄(同2204)、条線は有、数は極少、大きさは大、分布は内側のみ、色は暗赤褐(同1009)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は橙赤(同0713)、Bゾーンの色は明橙黄(同2204)、Cゾーンの色は鮮ピンク(同0404)、条線は有、数は多、大きさはやや大、分布は中央部及び下部、色は暗赤褐(同
1009)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は橙赤(同0713)、Bゾーンの色は明橙(同1304)、Cゾーンの色は黄ピンク(同0703)、条線は有、数は少、大きさは大、分布は中央部、色は暗赤褐(同1009)である。花糸の主な色は赤(同0414)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は穏ピンク(同0112)である。
 「スタロナ」及び「スタサッチ」と比較して、側方外花被の全形が長倒卵形であること、側方内花被の内面の条線が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、2000年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11914号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタリアナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Montreux」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は側方外花被は上部及び周縁部が明赤味紫色で基部が紫ピンク色、側方内花被は上部が明赤味紫色、中央部が浅緑黄色、下部が淡紫ピンク色で全体に暗紫赤色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)である。葉の全形は披針形、長さは長、幅は中、表面の色は暗黄緑(同3508)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数及び花柄長は中、1分枝当たりの花数は多である。花の縦径、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様は\型、Aゾーンの色は明赤味紫(同8905)、Bゾーンの色は紫ピンク(同8903)、条線は無である。中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様は\型、Aゾーンの色は明赤味紫(同8905)、Bゾーンの色は浅黄(同2504)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は明赤味紫(同8905)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2703)、Cゾーンの色は淡紫ピンク(同9202)、条線は有、数は多、大きさは中、分布は全体、色は暗紫赤(同9710)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様は\型、Aゾーンの色は明赤味紫(同8905)、Bゾーンの色は紫ピンク(同8903)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は全体、色は暗紫赤(同9710)である。花糸の主な色は明赤味紫(同8905)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は鮮赤紫(同9208)である。
 「スタソラ」と比較して、側方外花被内面及び中央外花被内面の条線が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、「Montreux」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11915号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタマリア
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は上部及び中央部が濃黄ピンク色、下部及び周辺部が明橙黄色、側方内花被は上部が濃黄ピンク色、中央部が鮮橙黄色、下部が浅緑黄色で全体に赤褐色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)である。葉の全形は披針形、長さは中、幅は広、表面の色は暗緑(同3708)、光沢は強である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径は長、横径は中、花被片の展開度は大、側方及び中央外花被の全形は広倒卵形、内面の花色の模様は[型、Aゾーンの色は濃黄ピンク(同0712)、Bゾーンの色は濃黄ピンク(同1011)、Cゾーンの色は明橙黄(同2204)、条線は有、数は極少、大きさは大、分布は内側のみ、色は赤褐(同0710)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、内面のAゾーンの色は濃黄ピンク(同0712)、Bゾーンの色は鮮橙黄(同2205)、Cゾーンの色は浅緑黄(同2703)、条線は有、数は多、大きさは大、分布は全体、色は赤褐(同0710)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様は[型、Aゾーンの色は濃黄ピンク(同0712)、Bゾーンの色は明橙(同1305)、Cゾーンの色は浅緑黄(同2703)、条線は有、数は中、大きさは大、分布は全体、色は赤褐(同0710)である。花糸の主な色は鮮ピンク(同0404)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は鮮ピンク(同0404)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「スタナタ」と比較して、側方及び中央外花被内面のAゾーン及びBゾーンの色が濃黄ピンクであること、側方及び中央外花被内面のCゾーンの色が明橙黄であること、側方及び中央外花被内面に条線があること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11916号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダリア   キーダービク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は鮮紫ピンクで底部淡色、花型がピオニーで小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は叢性、草丈(一番花開花時)は矮である。塊根の形は丸、首の強さは強である。茎の太さは細、空洞の大きさは小、硬さはやや硬、ろう質の有無は少、色は穏黄緑
(JHS カラーチャート3312)、節数(無摘心)は中である。葉の全形は単葉、小葉の数は単〜3出、形は長楕円形、鋸歯の密度は中、葉縁の形は単鋸歯、先端の形は狭鋭尖、葉柄の翼及び托葉の有無は無、小葉の長さは短、葉柄の長さはかなり短、葉色は暗黄緑(同3509)、葉身の下垂の程度は中である。花茎の長さは短、太さは極細、強さは中である。花の向きは斜上、花型はピオニー、花の直径はS、露心の時期は露心する、舌状花の重ねの程度は2〜4列、数は21〜60枚、形は平弁、先端の形は鈍形、長さは11〜50mm、管状花数は51〜150枚、大きさは10mm未満、形は普通型、舌状花の外花弁の表面の色は鮮紫ピンク(同9205)、単色か複色かは二色、外花弁の裏面の色は鮮紫ピンク(同
8904)、表面の色の分布は底部淡色、開花時期による花色の変化はやや軽である。管状花部の色は橙黄(同2210)、緑苞の有無は目立たない、副弁の数は0〜10、総苞の大きさは小、開花期は早である。
 「キーフダピン」と比較して、舌状花表面の色の分布状態が底部淡色であること、管状花部の色が橙黄であること等で、「モモチドリ」と比較して、舌状花先端の形が鈍形であること、管状花部の色が橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年2月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11917号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダリア   キーダーヴィオ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は赤紫、花型がピオニーで極小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は叢性、草丈(一番花開花時)は矮である。塊根の形は太長、首の強さは強である。茎の太さは細、空洞の大きさは小、硬さはやや硬、ろう質の有無はやや少、色は黄緑(JHS カラーチャート3311)、節数(無摘心)は多である。葉の全形は単葉、小葉の数は単〜3出、形は長楕円形、鋸歯の密度はかなり粗、葉縁の形は単鋸歯、先端の形は鋭尖、葉柄の翼及び托葉の有無は無、小葉の長さは短、葉柄の長さはかなり短、葉色は暗黄緑(同3508)、葉身の下垂の程度はやや少である。花茎の長さは短、太さはかなり細、強さは強である。花の向きは斜上、花型はピオニー、花の直径はMin、露心の時期は露心する、舌状花の重ねの程度は2〜4列、数は21〜60枚、形は平弁、先端の形は波状、長さは11〜50mm、管状花数は11〜50枚、大きさは10mm未満、形は普通型、舌状花の外花弁の表面の色は赤紫(同9508)、単色か複色かは単色、外花弁の裏面の色は濃紫ピンク(同9213)、開花時期による花色の変化はかなり軽である。管状花部の色は明黄(同2506)、緑苞の有無は目立たない、副弁の数は0〜10、総苞の大きさは小、開花期はやや早である。
 「キーフダバーガ」と比較して、舌状花先端の形が波状であること、舌状花外花弁の表面の色が赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年2月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ダールスター バイオレット」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11918号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   みやぎFL4号(みやぎFL4ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ヤマユリにヒメサユリを交配して育成されたものであり、花は中輪の淡紫ピンク色で中肋部が浅緑黄色、紫赤の斑点があるヤマユリ型の切花物向きの品種である。                              
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は緑、毛じは無、節間長は10〜19oである。葉序は2/5、葉の全体の形は広披針形、ねじれは無、葉幅は20〜29o、葉長は9〜
11p、葉の光沢は無、葉数はやや少、葉の着生角度は90〜119゜である。つぼみの形はZ型、花の向きは90〜119゜、花房の形状は散形花序、花の全体の形はヤマユリ型である。花径は120〜149o、内花被の幅は30〜39o、長さは9〜12p、外花被の幅は20〜29o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)、地色は淡紫ピンク(同9502)、中肋部は浅緑黄(同2703)、縁部は淡紫ピンク(同
9502)、裏面は穏紫ピンク(同9712)である。内花被1枚の斑点の数は70以上、外花被1枚の斑点の数は20〜29、花弁の斑点の色は紫赤(同9714)、つぼみの色は穏紫ピンク(同9712)、内花被の形はU型、外花被の形はW型、内花被の先端の形状はZ型、反転の程度は[型、外花被の先端の形状はY型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄、花粉の色は赤褐、第一花梗の長さは90〜119o、花梗の太さは細、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第一花梗の向きは60〜89゜、一花茎の花数は少、花の香りは強、開花期は早である。
 「アカプルコ」と比較して、花弁の地色が淡紫ピンクであること、内花被の形がU型であること等で区別性が認められる。 
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に宮城県園芸試験場(現宮城県農業・園芸総合研究所、名取市)において、ヤマユリにヒメサユリを花柱切断法で交配して胚培養を行い、その中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11919号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カトレア   クラウン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Fabingiana MikageにPorcia cannizaroを交配して育成されたものであり、花色はセパル及びペタルが明赤味紫の単色、リップは上部が明赤味紫の単色、下部が濃赤味紫の単色に明黄色の目が入る、抱え・平咲の鉢物向きの品種である。
 草型の大きさは大、草姿は立型、ぎ球茎の正面の形は広線形、横断面の形は楕円形、高さは25.1〜35.0cm、長径は2.1〜3.0cmである。葉の全体の形は披針形、先端の形は不等小凹形、ねじれは無、向きは斜上、長さは20.1〜30.0cm、幅は6.1〜8.0cm、表面の色は緑、葉数は2である。花序は円錐、1花茎の花数は5〜10、花型は抱え・平咲、花の横径は11〜30mm、縦径は10mm以下である。ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は鈍形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパル正面の形は広線形、先端の形は鈍形、周縁の波打ちは無である。ペタル正面の形は広卵形、先端の形は円形、切れ込みの有無は無、周縁の波打ちはかなり少である。リップ正面の複雑性は単純、スロートの抱合は中間、周縁の波打ちは中波の少、切れ込みは無である。花色はセパル及びペタルの内側は明赤味紫(JHS カラーチャート8905)の単色、リップの上部内側は明赤味紫(同8905)の単色、下部内側は濃赤味紫(同8907)の単色、目の形はY型、大きさは10%以下、色は明黄(同2505)の単色。花の香りは強、開花期は秋咲である。
 Fabingiana Mikage及びPorcia cannizaroと比較して、ドーサル・セパル、ペタル及びリップ上部の色が明赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年3月25日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に出願者の温室(栃木県宇都宮市)において、Fabingiana MikageにPorcia cannizaroを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「クラウン ロイヤル」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11920号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   シルキーパフューム 花言葉
           (シルキーパフューム はなことば)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ファイヤースターター」に「プリティメロディ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが穏紫ピンクの地色に穏紫赤色の条線が入る、リップは正三角形で淡黄の地色に濃赤茶色の覆輪が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は45〜60度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは75〜105p、幅は 21〜30o、葉色は緑、葉数は13〜15枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは 9.1〜12o、長さは30〜50p、色は淡紫褐、抽出の方向は斜上である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は81〜100o、縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広かま形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は微突形、周縁の反転は小、波打ちは中である。全体的な花色は赤系、花色はセパル及びペタルは穏紫ピンク(JHS カラーチャート9712)の地色に穏紫赤(同9715)の条線が入る、リップは淡黄(同2503)の地色に濃赤茶(同1308)の覆輪が入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ジョイポリス スマイルシャワー」及び「レッドセンセーション 光彩」と比較して、リップの地色が淡黄で、濃赤茶の覆輪が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年2月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「ファイヤースターター」に「プリティメロディ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「シルキーパフューム 花あかり」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11921号   平成16年3月9日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   シャンソニエール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ラッキーレインボー・ランデブー」に「アップルティ」を交配して育成されたものであり、花はセパルが黄白の地色に淡紫ピンク色のぼかし及び条線が入る、ペタルが黄白の地色に淡紫ピンク色のぼかしが入る、リップは正三角形で黄白の地色に赤紫色の斑点及び淡紫ピンク色のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面及び横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は13〜15枚である。一花茎の花数は21〜30、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、色は緑、抽出の方向は斜上である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は切形、周縁の反転はかなり小、波打ちは小である。全体的な花色は桃系、花色はセパルは黄白
(JHS カラーチャート2502)の地色に淡紫ピンク(同9202)のぼかし及び条線が入る、ペタルは黄白(同2502)の地色に淡紫ピンク(同9202)のぼかしが入る、リップは黄白(同2502)の地色に赤紫(同9508)の斑点及び淡紫ピンク(同9202)ぼかしが入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「ラッキーフラワー あんみつ姫」及び「グレートキャティ リトルローランサン」と比較して、ペタルのぼかしの色が淡紫ピンクであること、リップの地色が黄白で、赤紫の斑点及び淡紫ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年2月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「ラッキーレインボー・ランデブー」に「アップルティ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11922号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ラインストーン ロマンロラン
               
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「クリスタルチェリー」に「フローレンス」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが淡紫ピンクの地色に紫赤色のぼかしが入る、リップはてい形で黄白の地色に紫赤色の斑点が覆輪状に入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75p、幅は31〜40o、葉色は緑、葉数は13〜15枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは12〜15o、長さは50〜80p、色は淡緑、抽出の方向は斜上である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形はてい形、先端の形は切形、周縁の反転はかなり小、波打ちは中である。全体的な花色は桃系、花色はセパル及びペタルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)の地色に紫赤(同9708)のぼかしが入る、リップは黄白(同2501)の地色に紫赤(同9708)の斑点が覆輪状に入る。花の香りは無、開花期は冬である。  
 「グレートフラワー・マリーローランサン」と比較して、リップ正面の形がてい形であること、リップに紫赤色の斑点が覆輪状に入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年2月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「クリスタルチェリー」に「フローレンス」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11923号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   エンザン ビーナスシークレット ラブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シルバン スター ビーナス」に「ラブリー エンジェル ザ ツー バージンズ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが黄白の単色、リップは扁円形で黄白の地色に浅緑黄色のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は広線形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は15〜30度、先端の角度は30〜60度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは
9.1〜12o、長さは50〜80p、色は淡緑、抽出の方向は斜上である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形はへら形、先端の形は切形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等切形、ペタル正面の形は倒卵形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は扁円形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちは中である。全体的な花色は白系、花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート2501)の単色、リップは黄白(同2501)の地色に浅緑黄(同2904)のぼかしが入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「ラブリー エンジェル ザ ツー バージンズ」と比較して、ドーサル・セパル先端の形が切形であること、ラテラル・セパル先端の形が不等切形であること、リップ正面の形が扁円形であること等で、「エンザン ビーナス アレゴリー」と比較して、咲き型が抱え咲きであること、ドーサル・セパル正面の形がへら形であること、リップに浅緑黄のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年2月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「シルバン スター ビーナス」に「ラブリー エンジェル ザ ツー バージンズ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エンザン ビーナス シークレット ラブ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11924号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   サマーナイトドリーム シューティング スター
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サマーナイトドリーム セカンド」の変異株であり、花はセパル及びペタルが黄白の単色、リップは黄白の地色に明黄色のぼかしと濃紫ピンク色の条線が入るやや大型種である。
 草型の大きさはやや大、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は線形、横断面の形は扁円形、高さは70〜100p、長径は21〜30mmである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はU型(浅いV字)、長さは151〜180mm、幅は41〜50mm、表面の色は緑、葉数は21〜30枚である。優先着花部位はX型、花序は総状、1花茎の花数は3〜5、太さは4.1〜5.0mm、長さは31〜80oである。花の咲き方は抱え・平咲き、横径は101〜120mm、縦径は81〜100mm、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は鋭形、反転の方向は外反転、ラテラル・セパル正面の形は披針形、先端の形は漸鋭先形、反転の方向は外反転、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は複雑型、複雑型の上部の形はU型、下部の形はY型、先端の形はY型である。花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート2902)の単色、リップは黄白(同2902)の地色に明黄(同 2505)のぼかしと濃紫ピンク(同  9512)の条線が入る。花の香りは弱、開花期は初夏である。
 「サマーナイトドリーム セカンド」と比較して、花の横径が大きいこと等で、「サマーナイトドリーム ファースト」と比較して、花の横径が大きいこと、リップの内側に条線が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者の温室(香川県善通寺市)において、「サマーナイトドリーム セカンド」の変異株を発見し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11925号   平成16年3月9日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ファレノプシス   なごり雪(なごりゆき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Dor. pulcherrima にPhal.「Baby Hat」を交配して育成されたものであり、花色はセパル及びペタルがピンク白の地色に淡紫ピンク色のぼかし、リップ中央裂片が鮮黄橙の地色に鮮紫色のぼかし及び濃橙色の胡麻斑が入る、平咲きの小型種である。
 株の大きさは小、草姿は横性である。葉の正面の形は長楕円形、先端の形は鈍形、横断面の形はU型、向きは水平、ねじれは無、幅は36〜50mm、長さは10.1〜20cm、表面の色は暗黄緑である。花序の型は総状、花数は11〜15、花型は平、花の横径及び縦径は 3.1〜5.0cmである。ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は凹形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は半円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はY型、横断面の形はZ型である。花色はセパル及びペタルはピンク白(JHS カラーチャート9201)の地色に淡紫ピンク(同8902)のぼかしが入る、リップの中央裂片は鮮黄橙(同1906)の地色に鮮紫(同8605)のぼかし及び濃橙(同1607)の胡麻斑が入る、側裂片はピンク白(同9201)の地色に黄橙(同1907)のぼかしが入る。花の香りは無、開花期は初夏である。
 Phal.amabilis及びDor.pulcherrima「white」と比較して、セパル及びペタルがピンク白の地色に淡紫ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
   三浦要     山梨県南都留郡鳴沢村鳴沢7040−3
   後藤和義    山梨県南都留郡忍野村内野459
   堀内孝訓    山梨県富士吉田市新屋407
   高木浩二郎   千葉県千葉市稲毛区宮野木町1655番地1 安田宮野木ガーデ           ンハイツ305
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年2月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(千葉県千葉市)において、Doritis pulcherrima にPhal.「Baby Hat」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11926号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ファレノプシス   シーナズ ピーカー ピカソ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Dtps.「ゴールデン ピーカー」にDtps.「ビューティーシーナ」を交配して育成されたものであり、花色はセパル及びペタルが鮮赤紫の単色で、リップ中央裂片は赤紫の単色で部分抱え平咲きの小型種である。
 株の大きさは小、草姿は横性である。葉の正面の形は広線形、先端の形は微突形、横断面の形はV型、向きは斜上、ねじれは無、幅は51〜75mm、長さは10.1〜20cm、表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)である。花序の型は複総状、花数は11〜15、花型は部分抱え平、花の横径7.6〜10.0p、縦径は5.1〜7.5cmである。ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は凹形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鈍形、周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は半円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はX型、横断面の形はZ型である。花色はセパル及びペタルは鮮赤紫(同9207)の単色、リップの中央裂片は赤紫(同9508)の単色、側裂片はピンク白(同9701)の地色に赤紫(同9508)の胡麻斑及び爪斑が入る。花の香りは無、開花期は春である。
 「ビューティーシーナランラン」及び「ビューティーシーナ リン リン」と比較して、セパル及びペタルに斑が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年2月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(千葉県旭市)において、Dtps.「ゴールデン ピーカー」にDtps.「ビューティーシーナ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11927号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ファレノプシス   ビューティー シーナ パフィー
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Dtps.「モヨ ビューティー」にPhal.「モヨ ベビー」を交配して育成されたものであり、花色はセパル及びペタルが明赤味紫の地色に鮮赤紫の脈斑及びピンク白の覆輪が入り、リップ中央裂片は赤紫の単色で平咲きの小型種である。
 株の大きさは小、草姿は横性である。葉の正面の形は広線形、先端の形は微突形、横断面の形はV型、向きは斜上、ねじれは無、幅は51〜75mm、長さは10.1〜20cm、表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)である。花序の型は複総状、花数は16〜25、花型は平、花の横径及び縦径は5.1〜7.5cmである。ドーサル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は半円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形及び横断面の形はW型である。花色はセパル及びペタルは明赤味紫(同8905)の地色に鮮赤紫(同  9207)の脈及びピンク白(同9201)の覆輪が入る。リップの中央裂片は赤紫(同9508)の単色、側裂片は淡紫ピンク(同9501)の地色に赤紫(同9508)の爪斑及び条線が入る。花の香りは無、開花期は春である。
 「ビューティーシーナランラン」及び「ビューティーシーナ リン リン」と比較して、セパル及びペタルの斑の模様が脈斑及び覆輪であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年2月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(千葉県旭市)において、Dtps.「モヨ ビューティー」にPhal.「モヨ ベビー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11928号   平成16年3月9日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   エピデンドラム   コスモドリームカラー ももぞの
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「エロンガータム」に「サニーガール」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが鮮赤紫色、リップは赤紫色で基部が淡橙黄色の平開咲で鉢物向きの品種である。
 草姿は直立性、株の大きさはやや小、茎の形は円柱形、茎の太さは中、節間長は短である。葉の展開状態は斜上、全体の形は長楕円形、先端の形は不等凹形、横断面の形は浅い樋型、長さ、幅及び厚さは中、数は多である。花序は散房花序、長さ及び幅は中、着生方向は斜上向き、花型は平開咲である。ドーサル・セパル全体の形は長楕円形、先端の形は鋭形、縦断面及び横断面の形は平型、長さ及び幅は中、ラテラル・セパル全体の形は長楕円形、先端の形は鋭形、縦断面の形は弱内曲型、横断面の形は弱内反型、長さ及び幅は中、ペタル全体の形は楕円形、先端の形は鈍形、縦断面の形は弱外曲型、横断面の形は平型、長さ及び幅は中である。リップ全体の形は中央裂片二裂型、周縁の波打ちは無、周縁の切れ込みの多少は多、深さは中、縦断面の形は平型、横断面の形は弱外反型、長さ及び幅は中である。セパル及びペタルの色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、模様の有無は無、リップの色は赤紫(同9214)、基部の色は淡橙黄(同2202)、模様の有無は無である。小花柄の太さ及び長さは中、花茎の着生位置は頂生、向きは直立、太さ、長さ及び花数は中である。花の香りは無、開花期は冬咲である。
 「コスモドリームカラーレインボー」と比較して、葉の先端の形が不等凹形であること、セパル及びペタルの色が鮮赤紫(同9207)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(高知県土佐市)において、「エロンガータム」に「サニーガール」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「コスモ ドリームカラー ももぞの」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11929号   平成16年3月9日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   エピデンドラム   コスモドリームカラー あすかーな
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「エロンガータム」に「サニーガール」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが濃紫赤色、リップは紫赤色で基部が淡橙黄色の平開咲で鉢物向きの品種である。
 草姿は直立性、株の大きさは中、茎の形は円柱形、茎の太さは中、節間長は短である。葉の展開状態は斜上、全体の形は披針形、先端の形は不等凹形、横断面の形は浅い樋型、長さ、幅及び厚さは中、数は多である。花序は散房花序、長さ及び幅は中、着生方向は斜上向き、花型は平開咲である。セパル全体の形は長楕円形、先端の形は鋭形、縦断面の形は平型、横断面の形は弱内反型、長さ及び幅は中、ペタル全体の形は楕円形、先端の形は鈍形、縦断面の形は平型、横断面の形は弱内反型、長さ及び幅は中である。リップ全体の形は中央裂片二裂型、周縁の波打ちは少、周縁の切れ込みの多少は多、深さは中、縦断面の形は平型、横断面の形は弱外反型、長さ及び幅は中である。セパル及びペタルの色は濃紫赤(JHS カラーチャート9709)、模様の有無は無、リップの色は紫赤(同9708)、基部の色は淡橙黄(同2202)、模様の有無は無である。小花柄の太さ及び長さは中、花茎の着生位置は頂生、向きは直立、太さ、長さ及び花数は中である。花の香りは無、開花期は冬咲である。
 「コスモドリームカラーレインボー」と比較して、セパル及びペタルの色が濃紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(高知県土佐市)において、「エロンガータム」に「サニーガール」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は、「コスモ ドリームカラー あすか」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11930号   平成16年3月9日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   エピデンドラム   ビーナスピアス トワオレンジ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「エロンガータム」に「オレンジグロー」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが橙色、リップは鮮橙色で基部が鮮橙黄色の平開咲で鉢物向きの品種である。
 草姿は直立性、株の大きさはやや小、茎の形は円柱形、茎の太さは中、節間長は短である。葉の展開状態は斜上、全体の形は卵形、先端の形は不等凹形、横断面の形は浅い樋型、長さ、幅及び厚さは中、数は多である。花序は散房花序、長さ及び幅は中、着生方向は斜上向き、花型は平開咲である。ドーサル・セパル全体の形は長楕円形、先端の形は鈍形、縦断面の形は弱外曲型、横断面の形は弱外反型、長さはやや短、幅は中、ラテラル・セパル全体の形は卵形、先端の形は鈍形、縦断面の形は弱外曲型、横断面の形は弱外反型、長さ及び幅は中、ペタル全体の形は楕円形、先端の形は凹形、縦断面及び横断面の形は平型、長さは中、幅は広である。リップ全体の形は中央裂片二裂型、周縁の波打ちは少、周縁の切れ込みの多少は多、深さは中、縦断面の形は平型、横断面の形は弱内反型、長さ及び幅は中である。セパル及びペタルの色は橙(JHS カラーチャート1606)、模様の有無は無、リップの色は鮮橙(同1605)、基部の色は鮮橙黄(同2205)、模様の有無は無である。小花柄の太さ及び長さは中、花茎の着生位置は頂生、向きは直立、太さ、長さ及び花数は中である。花の香りは無、開花期は冬咲である。
 「コロナ 21世紀 オレンジ」と比較して、セパル及びペタルの色が橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年2月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(高知県土佐市)において、「エロンガータム」に「オレンジグロー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11931号   平成16年3月9日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   うちょうらん   白饅頭(しろまんじゅう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有のアワチドリの育成系統内で交配して育成されたものであり、花は黄白の単色で、唇弁側裂片が楕円形、唇弁中裂片が広扇形の極大型種である。
 茎の傾きは弱、草丈は極大である。茎の長さは長、色は緑である。葉の形は広線形、長さはやや長、幅はやや広、表面の緑色は中、数は多である。着花の型はW、花数は極多、着花の密度は中、花序の長さはかなり長である。花形は正常咲、開き方は抱え咲、横径及び縦径は小、側がく片正面の形は卵形、開度は水平、長さはやや短、幅は中、内側の色は黄白(JHS カラーチャート2502)、かぶとの形はV、向きは水平、花弁の外側の色は黄白(同2502)である。唇弁の向きは斜前、長さはやや短、幅はやや狭、唇弁側裂片正面の形は楕円形、中裂片との重なり程度は少、長さ及び幅は中、花色の発現様式は単色、最も濃い花色は黄白(同2502)である。唇弁中裂片の正面の形は広扇形、先端の形は凹、中央部分及び周縁部分の平面性は内曲、周縁部分の波打ち及び切れ込みは無、唇弁中裂片の長さはやや短、幅は中、内側の花色の発現様式は単色、最も濃い花色は黄白(同2502)である。花の香りは無、開花期は晩である。 
 「白宝」と比較して、花数が多いこと、花の開き方が抱え咲であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(千葉県千葉市)において、育成者所有のアワチドリの育成系統内で交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11932号   平成16年3月9日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   うちょうらん   ジパング
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有のアワチドリの育成系統内で交配して育成されたものであり、花は側がく片及び花弁の外側の色が黄白、唇弁側裂片は半円形で黄白の地色に暗赤味紫色の一点斑、唇弁中裂片は円形で黄白の地色に暗赤味紫色の一点斑が入るやや大型種である。
 茎の傾きは直立、草丈はやや大である。茎の長さは中、色は暗灰紫である。葉の形は広線形、長さは長、幅及び表面の緑色は中、数は多である。着花の型はU、花数はやや多、着花の密度は疎、花序の長さは長である。花形は正常咲、開き方は平開咲、横径及び縦径は小、側がく片正面の形は斜卵形、開度は斜上、長さ及び幅は中、内側の色は黄白(JHS カラーチャート2701)、かぶとの形はV、向きは斜上、花弁の外側の色は黄白(同2502)である。唇弁の向きは垂直、長さは短、幅はやや狭、唇弁側裂片正面の形は半円形、中裂片との重なり程度は少、長さ及び幅は中、花色の発現様式は一点斑、最も濃い花色は暗赤味紫(同8909)、発現範囲は基部から2/3以内、2番目に濃い花色は黄白(同2701)、発現部位は基部以外、発現範囲は先端から3/3以内である。唇弁中裂片の正面の形は円形、先端の形は凹、中央部分及び周縁部分の平面性は平面、周縁部分の波打ち及び切れ込みは無、唇弁中裂片の長さは短、幅は中、内側の花色の発現様式は一点斑、最も濃い花色は暗赤味紫(同8909)、発現範囲は基部から2/3以内、2番目に濃い花色は黄白(同2701)、発現部位は周辺、発現範囲は先端から3/3以内である。花の香りは無、開花期は晩である。 
 「聴雪」と比較して、着花の型がUであること、唇弁の斑の色が暗赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(千葉県千葉市)において、育成者所有のアワチドリの育成系統内で交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11933号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   桂のロクメイカン(かつらのろくめいかん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ニューバース桂」にウズアジサイを交配して育成されたものであり、花形は抱え咲きでガクアジサイ型、花色は黄白で鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さ及び節間長は中、新梢の色は濃黄緑、枝の斑点の多少は少、色は淡紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は長楕円形、先端の形及び基部の形は鋭形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3707)、裏面の色は暗黄緑(同3508)、葉柄の長さは中である。花序の形は半球形、花形はガクアジサイ型、花序の縦径及び横径はやや大、厚さは中である。両性花及び装飾花の数は中、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は抱え咲き、がく片の重なりは少し重なる、大小の有無はやや有、装飾花の縦径及び横径はやや大、単色・複色の別は単色、開花初期及び盛期の花色は黄白(同2501)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全縁、湾曲は内曲である。花柄及び小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は晩である。 
 ウズアジサイと比較して、花形がガクアジサイ型であること等で、「ニューバース桂」と比較して、花序の形が半球形であること、装飾花の花形が抱え咲きであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に京都府立桂高等学校の温室(京都市)において、「ニューバース桂」にウズアジサイを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11934号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しゃくやく   紅日輪(べににちりん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「春の粧」に「小島の輝」を交配して育成されたものであり、花は赤紫色で翁咲きの切り花及び花壇向きの中輪花である。
 草型は直立性、草丈は中、茎の太さはやや太、茎葉の毛の多少は中、どん芽の形は筆状、色は赤紫、芽立ち数及び分枝性は極多、節間長は中である。複葉の形は2回3出、小葉の形は丸葉、葉縁の波打ちは無、葉の大きさは中、色は濃、葉先の垂れは立ちである。花形は翁咲き、花の大きさは中、開花始時の花色は濃赤紫(JHS カラーチャート 9509)、満開時の花色は赤紫(同9508)、内弁の色は地色が明赤紫(同9506)で弁縁が淡黄(同2503)、ぼかしの有無はやや有、絞りの有無並びに程度は無である。花弁先端の形は小凹形、長さはやや長、幅は中である。雌しべの有無並びに多少は中、状態は小型、柱頭の色は赤色、雄しべの有無並びに多少は無である。花首の太さは中、長さはやや短、アントシアニンによる着色は淡である。花の香りは弱、開花の早晩性は中である。
 「サツキ」と比較して、開花始時の色が濃赤紫であること、内弁の地色が明赤紫で弁縁が淡黄であること等で、「ドリーン」と比較して、葉縁の波打が無いこと、満開時の花色が赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に育成者のほ場(新潟県白根市)において、「春の粧」に「小島の輝」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11935号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しゃくやく   宵待(よいまち)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「日の出世界」に「小島の輝」を交配して育成されたものであり、花は濃赤紫色で翁咲きの切り花及び花壇向きの中輪花である。
 草型は直立性、草丈、茎の太さ及び茎葉の毛の多少は中、どん芽の形は筆状、色は赤、芽立ち数はかなり多、分枝性は多、節間長は中である。複葉の形は2回3出、小葉の形は丸葉、、葉縁の波打は無、葉の大きさは中、色は濃、光沢は中、葉先の垂れはやや垂れである。花形は翁咲き、花の大きさは中、開花始時の花色は濃紫赤(JHS カラーチャート9709)、満開時の花色は濃赤紫(同9509)、内弁の色は地色が鮮赤紫(同9507)で弁先は淡緑黄(同2702)、ぼかしの有無はやや有、絞りの有無並びに程度は無である。花弁先端の形は小凹形、長さは長、幅は中である。雌しべの有無並びに多少は中、状態は小型、柱頭の色は赤色、雄しべの有無並びに多少は無である。花首の太さは中、長さはやや短、アントシアニンによる着色は淡、花の香りは中である。開花の早晩性は中である。
 「ドリーン」と比較して、葉縁の波打が無いこと、開花始時の花色が濃紫赤、満開時の花色が濃赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に育成者のほ場(新潟県白根市)において、「日の出世界」に「小島の輝」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11936号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しゃくやく   春日(かすが)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「金襴」に「小島の輝」を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色で翁咲きの切り花及び花壇向きの中輪花である。
 草型は直立性、草丈は中、茎の太さはやや太、茎葉の毛の多少はやや少、どん芽の形は筆状、色は赤紫、芽立ち数は多、分枝性は中、節間長は短である。複葉の形は2回3出、小葉の形は丸葉、葉の大きさは中、色は濃、光沢は中、葉先の垂れはやや垂れである。花形は翁咲き、花の大きさは中、開花始時の花色は明赤紫(JHSカラーチャート  9206)、満開時の花色は鮮紫ピンク(同9205)、内弁の色は淡緑黄(同2702)、ぼかしの有無はやや有、絞りの有無並びに程度は僅かに有である。花弁先端の形は小凹形、長さはやや長、幅は中である。雌しべの有無並びに多少は中、状態は小型、柱頭の色は赤色、雄しべの有無並びに多少は無である。花首の太さ及び長さは中、アントシアニンによる着色は淡、花の香りは強である。開花の早晩性は中である。
 「サツキ」と比較して、満開時の花色が鮮紫ピンク、内弁の色が淡緑黄であること、花首のアントシアニンによる着色が淡いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に育成者のほ場(新潟県白根市)において、「金襴」に「小島の輝」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11937号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   チリそけい   トロピカルドリーム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の品種名不詳種の枝変わりであり、樹姿はつる性、花は明緑黄色の一重咲で、大きさがやや小の鉢物向きの品種である。
 樹姿はつる性、枝の太さはやや太、色は緑、分枝性は少、節間長はかなり短である。葉全体の形は楕円形、先端の形は微突形、基部の形は円形、葉身長は中、幅はやや広、葉表面の色は穏黄緑(JHS カラーチャート3110)、裏面の色は浅黄緑(同3310)、斑の有無は有、パターンは覆輪、斑色は浅黄緑(同3103)である。葉表面の光沢は有、表面及び裏面の毛は無、葉柄の長さ及び幅は中、色は黄緑である。花序の形は総状花序、花の向きは上向き、花形は一重咲、花の大きさはやや小、高さはかなり低、花筒部の太さはやや細、中間部の太さは中、長さはかなり短、つぼみの色は淡黄緑(同3303)で鮮紫ピンク(同9505)のぼかしが先端及び筒部に入る、花色は明緑黄(同2704)、花筒部内側の色は明緑黄(同2704)で底部が明黄(同2506)、外側の色は浅黄緑(同3103)である。花冠裂片全体の形は倒卵形、先端の形は突形、開き方は平開、重なりは重なる、波打ちは弱、長さはやや短、幅はやや狭、数は5枚である。雄ずいの色は黄、小花柄の太さ及び長さは中、色は緑である。花数は中、花の香りは無である。  
 「サマードレス」と比較して、葉に浅黄緑色の覆輪が入ること、花色が明緑黄色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年9月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、育成者所有の品種不詳の品種の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11938号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブバルディア   ロイヤルジャネット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮橙赤色で、中輪の鉢物向きの品種である。
 樹姿は直立、樹高は中である。茎の太さは中、色は緑褐、硬さは硬、分枝性は中、節間長は短である。葉枚数は2枚、葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は鈍形、葉縁の形は全縁、葉身の曲がりは外曲、波打は中、長さは短、幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、光沢は無、表面及び裏面の毛は無、つぼみの色は濃赤橙(同1007)である。花房の長径及び短径は小、高さは低である。花のタイプは一重咲、大きさ及び花筒中間部の太さは中、長さは短、色は鮮橙赤(同0706)、単色・複色の別は単色、花弁の地色は鮮橙赤(同0706)、全体の形は広卵形、曲がりは外曲、長さは短、幅は中、数は4枚である。1花房の花数は中、花の香りは無、開花始期は早である。
 「ローヤルヨリタ」及び「ローヤルヨレダ」と比較して、花房が小さいこと、花筒が短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11939号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブバルディア   ロイヤルダフネ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡紫ピンクの地色に鮮紅色の目が入る一重咲きで、中輪の鉢物向きの品種である。
 樹姿は直立、樹高は中である。茎の太さは中、色は緑褐、硬さは硬、分枝性は中、節間長はやや短である。葉枚数は2枚、葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は円形、葉縁の形は全縁、葉身の曲がりは平、波打、長さ及び幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、光沢は弱、表面及び裏面の毛は無、つぼみの色はピンク(同0103)である。花房の長径及び短径は中、高さは低である。花のタイプは一重咲、大きさ、花筒中間部の太さ及び長さは中、色は穏紅(同0115)、単色・複色の別は複色、複色のタイプは目、花弁の地色は淡紫ピンク(同9202)、花弁の2次色は鮮紅(同0107)、全体の形は広卵形、曲がりは外曲、長さは短、幅は狭、数は4枚である。1花房の花数は少、花の香りは無、開花始期は中である。
 「ローヤルヨリタ」及び「ローヤルヨレダ」と比較して、花房が小さいこと、花弁の地色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11940号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   からまつ   北のパイオニア1号(きたのぱいおにあ1ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、グイマツ精英樹「留萌1号」にカラマツ育種母材「諏訪14号」を交配して育成された交雑品種であり、単幹状、通直で成長が早く、耐鼠性及び耐兎性が高い一般造林事業用品種である。
 樹形は単幹状、幹の通直性は直、真円性は正円である。心材の色は白茶、辺材の色は白黄、回旋木理は中である。樹皮の色は褐、厚さは薄、剥離は細かいである。枝の太さは太、長さは長、岐出角度は大、枝付密度は密、1年生枝の有毛性は全面疎毛、色は茶である。短枝葉の長さは中、夏葉の色は濃緑、黄葉の色は黄褐、黄葉期及び落葉期は中である。冬芽形成期は中、芽の有毛性は平滑、球果の形は楕円形、大きさは小、種鱗数及び種鱗開出角度は中、種鱗の反曲は小、形は卵形・凹頭、種子の大きさは極小である。成長性は早である。耐寒性は強、耐湿性は中、耐鼠性及び耐兎性は強、先枯れ病抵抗性及び落葉病抵抗性は中である。
 「東演1号」及び「グリーム」と比較して、枝が長いこと、芽の有毛性が平滑であること、種鱗の反曲が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、グイマツ精英樹「留萌1号」を母系とし、カラマツ育種母材「諏訪14号」を父系とする交雑品種であり、昭和60年に北海道林木育種場(現独立行政法人林木育種センター北海道育種場)(江別市)において、交配組合せ検定試験を実施し、62年から特性の調査を行い、平成12年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11941号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   エクサクム アフィネ    ハクフジホワイト 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ホワイトプリンセスの変異株であり、花は黄白色の八重でやや小輪の鉢物向きの品種である。
 草姿は直立性、立ち茎の疎密は中間、株幅は中、草丈は低である。節のアントシアニンの着色は有、広がりは中である。葉の長さは短、幅は狭、基部の形は広鈍形、表面の色は緑、斑の有無は無である。花型は八重、花径はやや小、花弁の色は黄白(JHS カラーチャート3301)、複色の有無は無、重なりの有無は有である。
 「ホワイトプリンセス」と比較して、花型が八重であること等で、「ホワイトロゼッテ」と比較して、立ち茎が密であること、花型が八重であること等で区別性が認められる。    
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者が所属する会社の温室(デンマーク王国)において、ホワイトプリンセスの変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「フジホワイト」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11942号   平成16年3月9日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   エリンギウム アルピヌム×エリンギウム プラヌム   セリナ 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、E.alpinumの自然交雑実生の中から育成されたものであり、草丈はやや高、頭状花序は長卵形、花は紫色で、切り花向きの品種である。
 草丈はやや高、主茎の節間長及び太さは中、下部の色は淡緑、上部の色は紫青、1次分枝の数は多である。葉の形は掌状、葉身長はやや長、葉身幅はやや広、葉の表面の色は濃緑、葉脈の色は浅青紫(JHS カラーチャート8003)、葉の裏面の色は淡緑、葉縁の切れ込みの程度は深、とげの多少は中である。総状花序の長さは長、幅は中、頭状花序の形は長卵形、長さは中、幅は中、花弁の色は紫、花柱の長さは中、色は濃紫、花柄の色は濃紫、小花苞葉発生の有無は有、着花数は多である。苞葉の形は線形、葉縁の形は全縁、大きさはかなり小、葉縁の裂片の数は極少、苞葉の数は中、表面の色は穏青紫(同8010)、葉脈の色は明青紫(同8004)、着生角度は水平である。開花時期は中である。
 E.alpinum在来種 と比較して、頭状花序が長卵形であること、苞葉表面の色が穏青紫であること等で、E.planum在来種と比較して、頭状花序が長卵形であること、苞葉の着生角度が水平であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者のほ場(福島県南会津郡伊南村)において、Elyngium alpinum とE.planumの混植園におけるE.alpinumの自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11943号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   レケナウルティア フォルモサ   スタブライエロー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スターブラスタ」の変異株であり、樹姿は開張性、樹の広がりは狭、花は濃橙赤の地色に鮮黄橙色のぼかしが入る鉢物向きの品種である。
 樹姿は開張性、樹高は極低、樹の広がりは狭である。枝の長さは短、太さは細、色は赤褐、分枝性及び葉の着生密度は中、長さはやや短、幅は狭、色は緑である。つぼみの長さはやや短、幅はやや広、花冠筒部の長さ及び幅は中、目の有無は無、花冠裂片の反転の程度は強、縁の切れ込みの程度は中、重なりの程度は浅、花の縦径はやや短、横径はやや広、向きは横向きである。花弁の形はT型、大きさは大、表面の地色及び中肋の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、複色は鮮黄橙(同1906)のぼかしが基部に入る、絞り模様の有無は無、裏面の色及び中肋の色は濃橙赤(同0707)である。異形花弁の型はT型、長さは短、表面の地色は濃橙赤(同0707)、がくの形は線形、色は暗黄緑(同3308)、子房の長さはやや短、幅はやや広、アントシアニン着色の程度は中、花の香りは無、開花期は早、四季咲き性は無である。
 「スターブラスタ」と比較して、樹高が低いこと、樹の広がりが狭いこと等で、「ニューモーニング」と比較して、樹姿が開張性であること、樹高が低いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(福岡県浮羽郡田主丸町)において、「スターブラスタ」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11944号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   レケナウルティア フォルモサ×レケナウルティア ビローバ
   バイオレットレナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Lechenaultia formosa「スターブラスター」にL.biloba「スカイブルー」を交配して育成されたものであり、樹姿は中間性、樹の広がりは広、花は濃紫青の地色に明青紫色のぼかしが入る鉢物向きの品種である。
 樹姿は中間性、樹高は高、樹の広がりは広である。枝の長さは短、太さは太、色は赤褐、分枝性は多、葉の着生密度は密、長さはやや短、幅は中、色は緑である。つぼみの長さは中、幅は狭、花冠筒部の長さはやや短、幅は広、目の有無は無、花冠裂片の反転の程度は無、縁の切れ込みの程度は中、重なりの程度は浅、花の縦径は中、横径は広、向きは上向きである。花弁の形はT型、大きさは大、開花初期の地色は鮮青紫(JHS カラーチャート8005)、盛期の色は濃紫青(同7607)、中肋の色は穏橙(同1610)、複色は明青紫(同8004)のぼかしが基部に入る、絞り模様の有無は無である。異形花弁の型はX型、長さは長、開花初期の表面の地色は鮮青紫(同8005)、盛期の地色は濃紫青(同
7607)、がくの形は線形、色は濃黄緑(同3307)、子房の長さはやや長、幅はやや広、アントシアニン着色の程度は濃、花の香りは無、開花期は中、四季咲き性は無である。
 「エンゼルキス」と比較して、花の横径が広いこと、開花盛期の花弁の地色が濃紫青であること等で、「スカイブルー」と比較して、樹姿が中間性であること、花弁に複色が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(福岡県浮羽郡田主丸町)において、L. formosa「スターブラスター」にL.biloba「スカイブルー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願公表時の農林水産植物の種類は「レケナウルティア フォルモサ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11945号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   レケナウルティア ビローバ×レケナウルティア フォルモサ
   ブルーワンダー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Lechenaultia biloba「スカイブルー」にL.formosa「ニューモーニング」を交配して育成されたものであり、樹姿は直立性、樹の広がりは広、花は明青紫の地色に鮮黄色のぼかしが入る鉢物向きの品種である。
 樹姿は直立性、樹高は高、樹の広がりは広である。枝の長さは長、太さは中、色は赤褐、分枝性及び葉の着生密度は中、長さは長、幅は中、色は緑である。つぼみの長さ及び幅は中、花冠筒部の長さはやや短、幅は広、目の有無及び花冠裂片の反転の程度は無、縁の切れ込みの程度は中、重なりの程度は浅、花の縦径は中、横径は広、向きは斜上である。花弁の形はX型、大きさは大、開花初期の表面の地色は鮮青紫(JHS カラーチャート8005)、盛期の色は明青紫(同8004)、中肋の色は穏黄橙(同1912)、複色は鮮黄(同2507)のぼかしが基部に入る、絞り模様の有無は無、裏面の色は鮮黄(同2507)である。異形花弁の型はU型、長さは長、表面の地色は鮮青紫(同8005)、がくの形は線形、色は暗緑(同3707)、子房の長さは長、幅は広、アントシアニン着色の程度は濃、花の香りは無、開花期は早、四季咲き性は無である。
 「エンゼルキス」と比較して、樹姿が直立性であること、花弁表面の地色が明青紫であること等で、「スカイブルー」と比較して、花弁表面に鮮黄色のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(福岡県浮羽郡田主丸町)において、L.biloba「スカイブルー」にL.formosa「ニューモーニング」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願公表時の農林水産植物の種類は「レケナウルティア フォルモサ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11946号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   レケナウルティア フォルモサ   スタブラミニ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スターブラスタ」の枝変わりから育成されたものであり、樹姿は中間性、樹の広がりは中、花は濃橙赤の地色に鮮黄橙色のぼかしが入る鉢物向きの品種である。
 樹姿は中間性、樹高は極低、樹の広がりは中である。枝の長さは短、太さは中、色は赤褐、分枝性は少、葉の着生密度は中、長さはやや短、幅は中、色は緑である。つぼみの長さは中、幅はやや広、花冠筒部の長さはやや短、幅は狭、目の有無は無、花冠裂片の反転の程度、縁の切れ込みの程度、重なりの程度及び花の縦径は中、横径はやや広、向きは横向きである。花弁の形はT型、大きさは中、表面の地色及び中肋の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、複色は鮮黄橙(同1906)のぼかしが基部に入り、絞り模様の有無は無、裏面及び裏面の中肋の色は濃橙赤(同0707)である。異形花弁の型はX型、長さは短、表面の地色は濃橙赤(同0707)、がくの形は披針形、色は暗黄緑(同 
3508)、子房の長さはやや短、幅はやや広、アントシアニン着色の程度は中、花の香りは無、開花期は早、四季咲き性は無である。  
 「レッドオパール」と比較して、樹高が低いこと、花が横向きであること、がくの形が披針形であること等で、「ニューモーニング」と比較して、樹高が低いこと、花が横向きであること、花弁表面の地色が濃橙赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
  
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(福岡県浮羽郡田主丸町)において、「スターブラスタ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にそ
 の特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11947号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   レケナウルティア フォルモサ   ユーコワンダー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「イエローワンダー」に「スターブラスター」を交配して育成されたものであり、樹姿は中間性、樹の広がりは中、花は鮮橙赤の地色に鮮橙色のぼかしが入る鉢物向きの品種である。
 樹姿は中間性、樹高は低、樹の広がりは中である。枝の長さは短、太さは中、色は淡緑、分枝性は少、葉の着生密度は粗、長さはやや短、幅は中、色は淡緑である。つぼみの長さは長、幅及び花冠筒部の長さは中、幅は広、目の有無は無、花冠裂片の反転の程度は強、縁の切れ込みの程度は中、重なりの程度は深、花の縦径及び横径は中、向きは斜上である。花弁の形はT型、大きさは大、表面の地色及び中肋の色は鮮橙赤(JHS カラーチャート0706)、複色は鮮橙(同1605)のぼかしが基部に入る、絞り模様の有無は無、裏面の色は鮮赤橙(同1006)、中肋の色は明橙(同1304)である。異形花弁の型はX型、長さは中、表面の地色は鮮橙赤(同0706)、がくの形は線形、色は濃黄緑(同
3507)、子房の長さは中、幅は広、アントシアニン着色の程度は濃、花の香りは無、開花期は中、四季咲き性は無である。
 「ニューモーニングー」と比較して、花冠裂片の重なりが深いこと、花弁表面の複色が鮮橙であること等で、「エンゼルキス」と比較して、花弁表面の地色が鮮橙赤であること、複色が鮮橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(福岡県浮羽郡田主丸町)において、「イエローワンダー」に「スターブラスター」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11948号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   レケナウルティア フォルモサ   ユーコマーマレード
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「イエローワンダー」に「スターブラスタ」を交配して育成されたものであり、樹姿は直立性、樹の広がりは中、花は濃赤橙の地色に鮮橙色のぼかしが入る鉢物向きの品種である。
 樹姿は直立性、樹高は高、樹の広がりは中である。枝の長さ及び太さは中、色は淡緑、分枝性及び葉の着生密度は中、長さはやや短、幅は中、色は緑である。つぼみの長さ及び幅は中、花冠筒部の長さはやや短、幅は中、目の有無は無、花冠裂片の反転の程度及び縁の切れ込みの程度は中、重なりの程度は浅、花の縦径はやや短、横径は中、向きは斜上である。花弁の形はT、大きさは小型、表面の地色及び中肋の色は濃赤橙(JHS カラーチャート1007)、複色は鮮橙(同1605)のぼかしが基部に入り、絞り模様の有無は無、裏面の色は濃赤橙(同1007)、裏面の中肋の色は明橙(同1604)である。異形花弁の型はX型、長さは短、表面の地色は濃赤橙(同1007)、がくの形は披針形、色は暗黄緑(同3508)、子房の長さはやや短、幅は広、アントシアニン着色の程度は濃、花の香りは無、開花期は早、四季咲き性は無である。
 「スターブラスタ」と比較して、樹姿が直立性であること、花弁表面の地色及び中肋の色が濃赤橙であること等で、「イエローワンダー」と比較して、花弁表面の地色及び中肋の色が濃赤橙であること、異形花弁の形がX型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(福岡県浮羽郡田主丸町)において、「イエローワンダー」に「スターブラスタ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。   
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11949号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   レケナウルティア フォルモサ   ユーコオレンジスター
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「イエローワンダー」に「スターブラスタ」を交配して育成されたものであり、樹姿はやや開張性、樹の広がりは中、花は鮮橙赤の地色に鮮橙色のぼかしが入る鉢物向きの品種である。
 樹姿はやや開張性、樹高及び樹の広がりは中である。枝の長さ及び太さは中、色は緑、分枝性、葉の着生密度、長さ及び幅は中、色は緑である。つぼみの長さはやや長、幅はやや広、花冠筒部の長さはやや短、幅は中、目の有無は無、花冠裂片の反転の程度及び縁の切れ込みの程度は中、重なりの程度は深、花の縦径及び横径は中、向きは横向きである。花弁の形はT、大きさはやや小型、表面の地色及び中肋の色は鮮橙赤(JHS カラーチャート0706)、複色は鮮橙(同1605)のぼかしが基部に入り、絞り模様の有無は無、裏面の色は鮮橙赤(同0706)、裏面の中肋の色は赤橙(同1012)である。異形花弁の型はX型、長さはやや長、表面の地色は鮮橙赤(同0706)、がくの形は披針形、色は暗黄緑(同3508)、子房の長さは中、幅は広、アントシアニン着色の程度は濃、花の香りは無、開花期は早、四季咲き性は無である。              
 「スターブラスタ」と比較して、樹高が高いこと、花弁表面の地色が鮮橙赤であること等で、「イエローワンダー」と比較して、樹姿がやや開張性であること、樹高が低いこと、花弁表面の地色が鮮橙赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(福岡県浮羽郡田主丸町)において、「イエローワンダー」に「スターブラスタ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。   
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11950号   平成16年3月9日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶなしめじ   チクマッシュH−110
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「チクマッシュH−100」を交配して育成されたものであり、菌さん中央部が灰茶色で、菌柄の形が細長の施設栽培向きの品種である。                                      菌さんの大きさはやや小、断面は丸山形、中央部の色は灰茶色、周縁部の色は灰黄色、肉の厚さはかなり薄い、肉質は軟である。斑紋の多少は普通、大小はやや大、分布の状態は周縁部以外、明瞭度は明瞭である。菌しゅうの色は黄白色、並び方は正常、幅及び密度は普通である。菌柄の長さは普通、菌さんへのつき方は偏心生、形は細長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は1.5〜2.0である。菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20〜25日である。子実体の発生型は株状型、収量は121g以上/瓶、有効茎本数は41本以上である。 
 「H−4」と比較して菌さんの断面が丸山形であること、菌さんの斑紋が大きいこと等で、「宝の華M−8171」と比較して、菌しゅうの並び方が正常であること等で区別性が認められる。 
 なお、「H−4」及び「宝の華M−8171」との対峙培養において明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成12年に出願者の施設(長野県埴科郡戸倉町)において、出願者所有の育成系統に「チクマッシュH−100」を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。