種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき、下記119品種の品種登録(第167回)をしましたので、お知らせします。
 
                                        
品種登録の番号 農林水産植物の
種類
登録品種の名称
 
品種登録を受ける者の氏名又は名称
11464 稲      スプライス 三村伴春、丸山征男
11465 稲   石川43号 石川県
11466 大麦 スカイゴールデン 栃木県
11467 たばこ 星のさやか 住化農業資材株式会社
11468 ふだんそう レッド サンセット 株式会社中津川種苗
11469 かんきつ 湘南ゴールド 神奈川県
11470 もも  はつおとめ 福島県
11471 もも ふくおとめ 福島県
11472 もも 恋みらい1号 株式会社福島天香園
11473 もも     恋みらい2号 株式会社福島天香園
11474 もも 恋みらい3号 株式会社福島天香園
11475 なし 楽山 ニッポン緑産株式会社
11476 すみれ トミナンバーワン 富岡博夫
11477 くささんだんか エムシーエフPE−P 第一園芸株式会社
11478 くささんだんか エムシーエフPE−R 第一園芸株式会社
11479 くささんだんか エムシーエフPE−B 第一園芸株式会社
11480 くささんだんか エムシーエフPE−W 第一園芸株式会社
11481 きく 黄金浜 宮野喜久夫
11482 きく 浜御光 宮野喜久夫
11483 きく    精の新 有限会社精興園
11484 きく 精の浜 有限会社精興園
11485 きく 精の社 有限会社精興園
11486 きく  精の舟 有限会社精興園
11487 きく 精の谷 有限会社精興園
11488 きく 精の帝 有限会社精興園
11489 きく 精の南 有限会社精興園
11490 きく 精の旭 有限会社精興園
11491 きく セイシバ 有限会社精興園
11492 きく セイロココ 有限会社精興園
11493 きく セイエルザ 有限会社精興園
11494 きく セイナゲット 有限会社精興園
11495 きく セイクレスト 有限会社精興園
11496 きく  セイエール 有限会社精興園
11497 きく セイデルファラ 有限会社精興園
11498 きく セイデルモカ 有限会社精興園
11499 きく セイデルアレ 有限会社精興園
11500 きく セイクリリン 有限会社精興園
11501 きく セイチロ 有限会社精興園
11502 きく セイリゲル 有限会社精興園
11503 きく セイドロップ 有限会社精興園
11504 きく セイテデオ 有限会社精興園
11505
 
しおん
 
ダスツー
 
バーテルス ブリーディング社
11506 カーネーション バランタイン P.コーイ&ゾーネン社
11507 カーネーション ヒサピンク 金井剛
11508


 
カーネーション


 
フロリサファイア


 
インターナショナル フラワー デベロプメンツ ピーティーワイ.エルティーディー.
11509
 
りんどう
 
森の妖精
 
湯田町、沢内村、西和賀農業協同組合
11510
 
りんどう
 
雪ほたる
 
湯田町、沢内村、西和賀農業協同組合
11511
 
りんどう
 
森の舞姫
 
湯田町、沢内村、西和賀農業協同組合
11512 りんどう シンデレラ 大宅宗吉
11513 スカビオサ エバーリングS 株式会社ミヨシ
11514 ベロニカ  ブルーハワイ 伊達毅
11515 アマリリス ダブルトップホワイト 株式会社小森谷ナーセリー
11516 ラナンキュラス ミコノス 有限会社綾園芸
11517
 
アルストロメリア
 
ベラ ゴールド
 
ウィレム フレデリック ファン ドープ
11518
 
アルストロメリア
 
ベラ ムーン
 
ウィレム フレデリック ファン ドープ
11519
 
アルストロメリア
 
ベラ パープル ピンク ウィレム フレデリック ファン ドープ
11520 チューリップ 春乙女 富山県
11521 ゆり スノーマリッジ 山口県
11522 ゆり ルビーマリッジ 山口県
11523 ゆり プリンセスマリッジ 山口県
11524 ゆり クリーミーマリッジ 山口県
11525 ゆり アキタクイーン 秋田県
11526 オンシジウム 春一番 都築政徳
11527
 
オンシジウム
 
サンライトシエスタ オオタ 山口直己
 
11528
 
オンシジウム
 
ダンシングサンライト アミ 山口直己
 
11529 シンビジウム デボンオデッセイ 株式会社向山蘭園
11530
 
シンビジウム
 
ラブリーウイッチ ファイアーワークス 株式会社向山蘭園
 
11531 デンドロビウム 平洲 東海市
11532 デンドロビウム ビビアン 福岡綱助
11533 デンドロビウム レモンハート 小塩誠平
11534 デンドロビウム スポットライト 廣瀬和男
11535

 
デンドロビウム

 
ソノベミレニアム ドリーミングフューチャー 財団法人園部町農業公社

 
11536
 
デンドロビウム
 
ソノベメモリアル スイートスマイル 財団法人園部町農業公社
 
11537 ファレノプシス 石垣ホワイト 玉城茂男
11538
 
オドントグロッサム ニチレイサンライズ レッドラグ 株式会社ニチレイ
 
11539
 
オドントグロッサム ラベンダーレース シルバン 株式会社ニチレイ
 
11540 しらん  手鞠 中部電力株式会社
11541
 
あじさい
 
ポージィブーケ メアリー 坂本正次
 
11542
 
あじさい
 
ユングフラウ ピコティ 坂本正次
 
11543 あじさい ポージィブーケ ナナ 坂本正次
11544
 
あじさい
 
ポージィブーケ エビータ 坂本正次
 
11545 あじさい ジャパーニュ ミカコ 坂本正次
11546 あじさい ポージィブーケ ミミ 坂本正次
11547
 
あじさい
 
ポージィブーケ エレガンス 坂本正次
 
11548
 
あじさい
 
ポージィブーケ スージィ 坂本正次
 
11549
 
あじさい
 
ユングフラウ パープルピンク 坂本正次
 
11550
 
あじさい 
 
ポージィブーケ ケーシィ 坂本正次
 
11551
 
あじさい
 
ポージィブーケ グレイス 坂本正次
 
11552
 
あじさい
 
ユングフラウ ジェミニ 坂本正次
 
11553
 
あじさい
 
ユングフラウ ディープピンク 坂本正次
 
11554 あじさい ユメノシズク 岩川守行
11555
 
あじさい
 
スカーレット マナスル 坂本正次
 
11556 さくら 河津正月 河津町
11557 ブーゲンビレア レイクブルー 加藤與志和
11558 ぼたん 黄冠 渡部三郎
11559 しゃくなげ 八女の紅姫 株式会社ドイ
11560 しゃくなげ 真珠姫 株式会社赤塚植物園
11561 つつじ 花山姫 館林市
11562 つつじ 乙女心 館林市
11563 つつじ 越の淡雪 新潟県
11564 つつじ 越の舞姫 新潟県
11565 つつじ 紅姉妹 本間正信
11566 さるすべり ディア ウィーピンク 神奈川県
11567 しもつけ ワルブマ 松井識樹
11568 なんきんはぜ グリーンホーネット 有限会社行徳緑化農場
11569 なんきんはぜ スノーマウンテン 有限会社行徳緑化農場
11570
 
エウリオプス アサナシエ オーストバリア
 
デ ゾナブル ブリーディング社
11571
 
ネメシア カエルレア シービュー679
 
シービューナーゼリーズ社
 
11572
 
ネメシア カエルレア ジャスパー
 
シービューナーゼリーズ社
 
11573
 
ネメシア カエルレア シービュー476
 
シービューナーゼリーズ社
 
11574
 
ネメシア カエルレア シービュー488
 
シービューナーゼリーズ社
 
11575
 
ネメシア カエルレア シナバー
 
シービューナーゼリーズ社
 
11576
 
ネメシア カエルレア シービュー620
 
シービューナーゼリーズ社
 
11577 エリンギ KX−EG077号 株式会社キノックス
11578 しいたけ JMS 237 森産業株式会社
11579 なめこ 福島N1号 福島県
11580 はたけしめじ 山口TOJI932号 山口県
11581
 
ぶなしめじ
 
チクマッシュH−100 株式会社千曲化成
 
11582 ぶなしめじ カヤノヒメ 長野県
          









































































































































 
 
 
 
 
 
           【登 録 品 種 の 概 要】
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11464号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   スプライス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、新潟県内から導入した系統から選抜育成された固定品種であり、育成地(熊本県菊池郡大津町)における成熟期は中生の晩、穂重型、長稈、脱粒性が難の飼料向きの水稲、粳種である。
 草型は穂重、稈長は長、細太は極太、剛柔は剛、葉身毛茸の有無と多少は多、止葉の直立の程度は極立、葉身及び葉鞘の色は濃緑である。穂長は極長、穂数は少、粒着密度は密、穂軸の抽出度は長、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は中、芒長は長、芒色は赤褐である。玄米の形は中、大小は大、粒色は淡褐、色沢は中、精玄米千粒重は大、香りは無、腹白の多少は少、胴割の多少は極少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の晩、穂揃日数及び耐倒伏性は中、脱粒性は難である。
 「テテップ」と比較して、草型が穂重であること、玄米の形が円いこと、耐倒伏性が強いこと等で、「西海203号」と比較して、稈長が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者が新潟県内の農家から導入した系統から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11465号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   石川43号(いしかわ43ごう) 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ひとめぼれ」に「越南154号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(石川県金沢市)における成熟期は早生の早、穂発芽性が難の水稲、粳種である。
 草型は偏穂数、稈長はやや短、細太はやや細、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや短、穂数は多、粒着密度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は黄白−黄である。玄米の形、大小、色沢及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は中、香りは無、腹白の多少はやや少、胴割の多少は極少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は早生の早、障害型耐冷性は中、穂発芽性は難、耐倒伏性は中、脱粒性は難、地上部全重はやや小、収量はやや多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−i、穂いもちほ場抵抗性はやや強、葉いもちほ場抵抗性は中、白葉枯病ほ場抵抗性は弱である。蛋白質含量はやや低である。                    
 「ホウネンワセ」と比較して、止葉が立つこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−iであること等で、「能登ひかり」と比較して、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−iであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に石川県農業総合研究センター(金沢市)において、「ひとめぼれ」に「越南154号」を交配し、6年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11466号   平成15年11月18日          
  
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大麦   スカイゴールデン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「関東二条25号」に「栃系216」を交配して育成された固定品種であり、育成地(栃木県栃木市)における成熟期はやや早、粒がやや大、しま萎縮病抵抗性が極強の醸造向きの品種である。
 叢性は直立、株の開閉はやや閉、並渦性は並である。稈長及び細太は中、剛柔はやや剛、ワックスの多少はやや多、葉耳の有無は有、葉色はやや淡、葉鞘のワックスの多少はやや多、毛の有無・多少は無である。穂型は矢羽根、穂長は短、粒着の粗密は密、穂の抽出度は中、条性は二条、穂の下垂度は直、芒の有無と多少は多、芒長は中、芒の粗滑はやや粗、ふの色は淡黄である。粒の形は中、大小はやや大、殻皮の厚さはやや薄、底刺毛茸の長短は長、外頴基部の横溝の有無は有、腹溝の幅は中、鱗皮の毛の長短は長、千粒重はやや大、リットル重は中、原麦粒の見かけの品質は中の中である。播性はT、茎立性は早、出穂期及び成熟期はやや早、糯・粳の別は粳、皮裸性は皮、脱芒性はやや易、穂発芽性及び脱粒性はやや難、耐倒伏性は強、耐凍上性は弱、収量性はやや多である。整粒歩合はやや多、浸麦時間はやや短、麦芽収量率は中、麦芽エキス及びエキス収量は多、麦芽粗蛋白質含量は中、可溶性窒素含量は極多、コールバッハ数、ジアスターゼ力及び全窒素当たりジアスターゼ力は大、最終発酵度は多、麦汁色度はやや濃である。しま萎縮病抵抗性はT型抵抗性及びV型抵抗性は極強、赤かび病抵抗性はやや強、うどこ病抵抗性は強である。
 「タカホゴールデン」と比較して、穂発芽性が難であること、しま萎縮病V型抵抗性が強いこと等で、「あまぎ二条」と比較して、穂長が短いこと、底刺毛茸が長いこと、しま萎縮病T型抵抗性及びしま萎縮病V型抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日  " 平成13年6月14日"
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に栃木県農業試験場(栃木市)において、「関東二条25号」に「栃系216」を交配し、4年に個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11467号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   たばこ   星のさやか(ほしのさやか)
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成系統に「星雪」を交配して育成された固定品種であり、草型がピラミッド型、草丈が低、花は黄白色で鮮赤紫色の覆輪及びぼかしが入る観賞用の鉢物及び花壇向きの品種である。
 品種群別は花たばこ、草型はピラミッド型、草丈は低、茎の太さは細、節間長はやや短、わき芽の多少は多、葉長は短、葉幅は狭、形は広葉、支脈の角度は中、葉の着生角度は広、葉色は淡緑色である。花色は表面が黄白(JHS カラーチャート2501)で鮮赤紫(同9208)の覆輪及びぼかしが入る、裏面の色は濃紫ピンク(同9512)、着花間隔は中、花径は小、花筒の長さは中、花弁の形は中間である。花の香りは弱、開花までの日数は中である。
 「星の姫」と比較して、花表面の地色が黄白であること、花が小さいこと等で、「アバロン ブライトピンク」と比較して、花表面の地色が黄白であること、裏面の色が濃紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の所属する会社のほ場(栃木県小山市)において、育成系統に「星雪」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11468号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ふだんそう   レッド サンセット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統にテーブルビート「デトロイト ダークレッド」を交配して育成されたものであり、草姿は立性、草丈は中、葉数は少、葉色は暗赤、葉柄の色は赤となる観賞用の品種である。
 草姿は立性、草丈は中、葉数は少である。葉身長は中、葉幅はやや狭、葉色(葉脈間の色)は暗赤、葉色(葉脈の色)は赤、葉の光沢は強、葉表面の凹凸は弱、葉縁の反りは無、波打ちは弱である。葉柄長は中、葉柄基部の幅は狭、葉柄の地色は赤、葉柄横断面の形はU字である。根の肥大の有無は無、根表面の色は赤、根表面赤色の色は紅である。種子の胚数は多胚、色は茶、抽だい性はやや早である。
 「デトロイト ダークレッド」と比較して、葉色(葉脈間の色)が暗赤であること、葉柄の地色が赤であること及び根の肥大の有無が無であること等で、「黒種不断草」と比較して、葉色(葉脈間の色)が暗赤であること、葉柄の地色が赤であること及び種子の色が茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者のほ場(岐阜県中津川市)において、出願者所有の育成系統にテーブルビート「デトロイト ダークレッド」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ビート レッド サンセット」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11469号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かんきつ   湘南ゴールド(しょうなんゴールド)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「黄金柑」に「今村早生」を交配して育成されたものであり、果形が球、果実の重さがやや軽、果皮色が黄の育成地(神奈川県小田原市)では4月〜5月に成熟するかんきつである。
 樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ、節間長及び枝梢のとげの多少は中である。葉身の形は披針形、波状の程度は無、大きさは小、葉身長は中、葉身幅は狭、網脈の鮮明度はやや明瞭である。翼葉の形は痕跡、葉柄の長さは短、太さは中である。花序の形成は総状、花(花蕾)の重さは軽、花弁の形は紡錘形、長さは長、幅は極広、色は白、数は5枚、花糸の分離の程度は分離、花粉の多少は中である。果実の形は球、果形指数は中、果頂部の形は円、放射条溝及び凹環の有無は無、果梗部の形は球面、放射条溝の多少は無である。果心の充実度は密、大きさは極小、果実の重さはやや軽、果皮の色は黄、油胞の大きさは小、密度は疎、凹凸は平、果面の粗滑は滑、果皮の厚さは薄、果皮歩合及び剥皮の難易は中である。じょうのう膜の硬さは軟、さじょうの形は中、大きさは小、色は黄橙である。果汁の多少は多、甘味及び酸味は高、香気の多少は多、種子数は少、胚の数は多胚である。発芽期及び開花期は中、成熟期は晩で育成地においては4月〜5月である。隔年結果性は高、浮皮果及び裂果の発生は無、貯蔵性は中である。
 「黄金柑」と比較して、枝梢のとげが多いこと、果面が滑らかであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に神奈川県農業総合研究所根府川試験場(小田原市)において、「黄金柑」に「今村温州」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11470号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   もも   はつおとめ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「倉方早生」に「ちよひめ」を交配して育成されたものであり、果形が扁円、果実の大きさが小、果皮の地色及び果肉の色が乳白の育成地(福島県福島市)では6月中下旬に成熟する極早生種である。
 樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は緑である。葉の形、葉縁の波打ち及び葉の大きさは中、色は緑、光沢は中、蜜腺の形は球腎である。花形は普通咲、花の大きさはやや大、花弁の数は単弁、形は楕円、波打ちは有、大きさは中、色は桃、雌ずいの健否は無、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は鮭肉、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹み及び梗あの深さは浅、広さは中、赤道部及び果頂部の縫合線の深さは浅、果実の大きさは小、果皮の地色は乳白、果皮の着色の多少及び濃さは中、形は斑、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は乳白、果肉内の着色は微、核周囲の着色は無、果肉の粗密及び果肉繊維の多少は中、果皮の剥離性は易、肉質は溶質、果汁の多少は多、甘味は中、酸味は微、渋味は少、苦味は無、香気は多である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は楕円、大きさは小、色は褐、核面の粗滑は中である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は80日以内で育成地においては6月中下旬である。果実の着色の難易は易、生理落果の多少は無、核割れの多少は多、裂果は中である。
 「さおとめ」と比較して、葉が小さいこと、果皮の着色の形が斑であること、香気が多いこと等で、「ふくえくぼ」と比較して、果実が小さいこと、香気が多いこと、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和59年に福島県果樹試験場(福島市)において、「倉方早生」に「ちよひめ」を交配して得られた胚を培養した中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11471号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   もも   ふくおとめ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「倉方早生」に「ちよひめ」を交配して育成されたものであり、果形が円、果実の大きさが小、果皮の地色及び果肉の色が黄の育成地(福島県福島市)では6月中下旬に成熟する極早生種である。
 樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は緑である。葉の形、葉縁の波打ち及び葉の大きさは中、色は緑、光沢は中、蜜腺の形は球腎である。花形は普通咲、花の大きさはやや大、花弁の数は単弁、形は楕円、波打ちは有、大きさは中、色は桃、雌ずいの健否は無、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は鮭肉、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は円、果頂部の形は凹、凹みは浅、梗あの深さは浅、広さは中、赤道部及び果頂部の縫合線の深さは浅、果実の大きさは小、果皮の地色は黄、果皮の着色の多少及び濃さは中、形は斑、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は黄、果肉内及び核周囲の着色は無、果肉の粗密は粗、果肉繊維の多少は中、果皮の剥離性は易、肉質は溶質、果汁の多少は多、甘味は中、酸味は微、渋味は少、苦味は無、香気は少である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は長楕円、大きさはやや大、色は褐、核面の粗滑は中である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は80日以内で育成地においては6月中下旬である。果実の着色の難易は易、生理落果の多少は無、核割れの多少は中、裂果は微である。
 「さおとめ」と比較して、果皮の地色及び切った直後の果肉の色が黄であること等で、「ふくえくぼ」と比較して、果実が小さいこと、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和59年に福島県果樹試験場(福島市)において、「倉方早生」に「ちよひめ」を交配して得られた胚を培養した中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11472号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   もも   恋みらい1号(こいみらいいちごう)
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「まなみ」に「暁星」を交配して育成されたものであり、果形が扁円、果実の大きさがやや大、果皮の地色及び果肉の色が乳白の育成地(福島県伊達郡国見町)では7月中旬に成熟する早生種である。
 樹姿はやや開張、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は緑〜赤褐である。葉の形は長、葉縁の波打ちは中、葉の大きさは大、色は濃緑、光沢は中、蜜腺の形は球腎〜腎である。花形は普通咲、花の大きさは大、花弁の数は単弁、形は長楕円、波打ちは有、大きさは中、色は淡桃、雌ずいの健否は少、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は濃黄、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は扁円、果頂部の形は平〜凸、凹みは浅、梗あの深さは深、広さは中、赤道部及び果頂部の縫合線の深さはやや浅、果実の大きさはやや大、果皮の地色は乳白、着色の多少はやや多、濃さは中、形は条〜ぼかし、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は乳白、果肉内の着色はやや少、核周囲の着色、果肉の粗密及び果肉繊維の多少は中、果皮の剥離性はやや難、肉質は溶質、果汁の多少は多、甘味はやや多、酸味は中、渋味は微、苦味は無、香気は微である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は短楕円、大きさはやや大、色は淡褐、核面の粗滑は中である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は91〜100日で育成地においては7月中旬である。果実の着色の難易は易、生理落果の多少は少、核割れの多少は中、裂果は微である。
 「日川白鳳」及び「暁星」と比較して、果皮の着色の濃さが淡いこと、核周囲の着色が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の果樹園(福島県伊達郡国見町)において、「まなみ」に「暁星」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11473号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   もも   恋みらい2号(こいみらいにごう)
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ゆうぞら」に「暁星」を交配して育成されたものであり、果形が扁円、果実の大きさが中、果皮の地色及び果肉の色が乳白の育成地(福島県伊達郡国見町)では7月下旬に成熟する早生種である。
 樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さはやや太、節間長は中、枝梢の色は緑〜赤褐である。葉の形及び葉縁の波打ちは中、葉の大きさは大、色は濃緑、光沢は中、蜜腺の形は球腎〜腎である。花形は普通咲、花の大きさは大、花弁の数は単弁、形は長楕円、波打ちは有、大きさは中、色は淡桃、雌ずいの健否は少、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は濃黄、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹みは浅、梗あの深さ及び広さは中、赤道部及び果頂部の縫合線の深さはやや浅、果実の大きさは中、果皮の地色は乳白、着色の多少は多、濃さはやや濃、形は斑〜条、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は乳白、果肉内の着色は微、核周囲の着色は無、果肉の粗密はやや密、果肉繊維の多少は少、果皮の剥離性はやや易、肉質は溶質、果汁の多少は多、甘味はやや多、酸味及び渋味は少、苦味は無、香気は微である。核と果肉の粘離は半離〜半粘、核の形は短楕円、大きさはやや大、色は淡褐、核面の粗滑は中である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は91〜100日で育成地においては7月下旬である。果実の着色の難易は易、生理落果及び核割れの多少は少、裂果は微である。 
 「日川白鳳」及び「暁星」と比較して、果肉内の着色が少ないこと、核と果肉の粘離が半離〜半粘であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の果樹園(福島県伊達郡国見町)において、「ゆうぞら」に「暁星」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11474号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   もも   恋みらい3号(こいみらいさんごう)
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「川中島白桃」に「暁星」を交配して育成されたものであり、果形が円、果実の大きさがやや大、果皮の地色及び果肉の色が乳白の育成地(福島県伊達郡国見町)では7月下旬に成熟する早生種である。
 樹姿はやや開張、樹の大きさは大、樹勢は強である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は緑〜赤褐である。葉の形及び葉縁の波打ちは中、葉の大きさは大、色は濃緑、光沢は中、蜜腺の形は球腎〜腎である。花形は普通咲、花の大きさは大、花弁の数は単弁、形は長楕円、波打ちは有、大きさは中、色は淡桃、雌ずいの健否は少、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は濃黄、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は円、果頂部の形は平〜凸、凹みは浅、梗あの深さは深、広さは中、赤道部及び果頂部の縫合線の深さはやや浅、果実の大きさはやや大、果皮の地色は乳白、着色の多少はやや多、濃さはやや濃、形は条〜ぼかし、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は乳白、果肉内の着色は中、核周囲の着色は少、果肉の粗密はやや粗、果肉繊維の多少はやや少、果皮の剥離性は中、肉質は溶質、果汁の多少は多、甘味はやや多、酸味及び渋味はやや少、苦味は無、香気は微である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は短楕円、大きさは中、色は淡褐、核面の粗滑は中である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は91〜100日で育成地においては7月下旬である。果実の着色の難易は易、生理落果及び核割れの多少は少、裂果は微である。
 「日川白鳳」及び「暁星」と比較して、がく筒内壁の色が濃黄であること、核周囲の着色が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の果樹園(福島県伊達郡国見町)において、「川中島白桃」に「暁星」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11475号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   なし   楽山(らくざん)
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「南水」に「豊水」を交配して育成されたものであり、果形が円、果実の大きさが大、果皮色が黄赤褐の育成地(長野県松本市)では10月中旬に成熟する晩生種である。
 樹姿は中間、枝梢の長さ、太さ及び節間長は中、皮目の大きさは小、新梢の色は淡緑褐、短果枝の着生は多、花芽の形は長楕円、大きさは中である。成葉の形は長楕円、先端の形は鋭、基部の形は円、葉縁の鋸歯の角度は鋭、葉の大きさはやや大、葉柄の長さ及び葉柄比率は中である。花弁の大きさはやや小、花色は白、花弁の形は卵、切れ込みは中、色はやや乳白である。果実の形は円、果形指数、梗あの深さ及び広さは中、ていあの深さは深、広さは中、有てい果の有無は混在、果実の大きさは大、果皮色は黄赤褐、果点の大きさは中、密度はやや密、果面の粗滑は中である。果梗の長さはやや短、太さは中、肉梗の有無は無である。果芯の形は短紡錘、大きさは中、果肉の色は白、硬さは中、粗密はやや粗、切口の褐変及び甘味は中、酸味は強、香気は少、果汁の多少は多、種子の形は卵、大きさは中である。開花期はやや晩、成熟期は晩で育成地においては10月中旬、後期落果は無〜僅か、裂果は無、果実の貯蔵性は中である。
 「南水」と比較して、果面が粗いこと、酸味が強いこと等で、「豊水」と比較して、果肉が粗いこと、成熟期が遅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の果樹園(長野県松本市)において、「南水」に「豊水」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11476号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   すみれ   トミナンバーワン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ニオイスミレ「ラベンダーガール」の枝変わりであり、草型は半球型、花の上弁、側弁及び下弁は明青味紫色の地色に黄白のブロッチが入る、八重咲の花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型は半球型、株の高さは低、幅は大である。花時の葉身全体の形は卵形、長さ及び幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、斑の有無は無である。花の向きは横、タイプは八重咲、花弁数は11枚以上、花形は円形、花の縦径及び横径は中、上弁、側弁並びに下弁の形は円形、長さ及び幅は中、単色・複色の別は3色、1次模様のタイプはブロッチ、2次模様のタイプは條線、地色は明青味紫(同8305)、1次模様の色は黄白(同3101)、2次模様の色は青味紫(同8310)である。花の香りはヤヤ有、開花性は一季咲、開花の早晩は中である。
 「ラベンダーガール」及び「パープルキング」と比較して、成葉表面の色が暗黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(静岡県駿東郡長泉町)において、ニオイスミレ「ラベンダーガール」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「こがね」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11477号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   くささんだんか   エムシーエフPE−P
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、三菱化学株式会社所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草丈が低で、花は鮮紫ピンク色に黄白色の目が入る中輪で鉢物向きの品種である。
 草型は半直立性、草丈は低、茎の太さは太、色は黄緑、毛は有、分枝性は中、節間長はかなり短である。葉全体の形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は鋭尖形、葉の長さは短、葉身幅は中、成葉表面の色は濃緑、斑の有無は無、表面及び裏面の毛は有である。葉柄の幅はやや広、色は淡緑である。花序のタイプは散房花序、花の向きは上向き、縦径及び横径はやや大である。花のタイプは長花柱花、花型は一重咲、花筒部の形はロート形、花径、花筒上部の太さ、中間部の太さ及び長さは中、花色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)、模様の有無は有、タイプは目、色は黄白(同2501)、花冠裂片全体の形は卵形、長さは中、幅はやや広、数は中である。がく片全体の形は線形、長さ及び幅は中である。柱頭の色は白、花数は中、花の香りは無である。
 「バタフライ ライトラベンダー」と比較して、花色が鮮紫ピンクであること、花冠裂片全体の形が卵形であること等で、「ニュールック ピンク」と比較して、花冠裂片全体の形が卵形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に三菱化学株式会社横浜総合研究所の温室(神奈川県横浜市)において、三菱化学株式会社所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11478号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   くささんだんか   エムシーエフPE−R
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、三菱化学株式会社所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草丈が極低で、花は濃赤色に黄白色の目が入る中輪で鉢物向きの品種である。
 草型は半直立性、草丈は極低、茎の太さは極太、色は緑、毛は有、分枝性は中、節間長は極短である。葉全体の形は卵形、先端の形及び基部の形は鋭形、葉の長さは短、葉身幅はやや広、成葉表面の色は濃緑、斑の有無は無、表面及び裏面の毛は有である。葉柄の幅はかなり広、色は淡緑である。花序のタイプは散房花序、花の向きは上向き、縦径は大、横径はやや大である。花のタイプは長花柱花、花型は一重咲、花筒部の形はロート形、花径、花筒上部の太さ及び中間部の太さは中、長さはやや長、花色は濃赤 (JHS カラーチャート0408)、模様の有無は有、タイプは目、色は黄白(同2501)、花冠裂片全体の形は卵形、長さは中、幅はやや広、数は中である。がく片全体の形は線形、長さは中、幅はやや広である。柱頭の色は紫、花数は少、花の香りは無である。
 「バタフライ チェリーレッド」と比較して、草丈が低いこと、花冠裂片全体の形が卵形であること等で、「ニュールックレッド」と比較して、茎が太いこと、花冠裂片全体の形が卵形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に三菱化学株式会社横浜総合研究所の温室(神奈川県横浜市)において、三菱化学株式会社所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11479号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   くささんだんか   エムシーエフPE−B
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、三菱化学株式会社所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草丈がやや低で、花は浅赤味紫色に紫白色の目が入る中輪で鉢物向きの品種である。
 草型は半直立性、草丈はやや低、茎の太さはやや太、毛は有、分枝性は中、節間長はかなり短である。葉全体の形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は鋭尖形、葉の長さは短、葉身幅は中、成葉表面の色は緑、斑の有無は無、表面及び裏面の毛は有である。葉柄の幅はやや広、色は淡緑である。花序のタイプは散房花序、花の向きは上向き、縦径はやや大、横径はやや小、高さは高である。花のタイプは長花柱花、花型は一重咲、花筒部の形はロート形、花径、花筒上部の太さ、中間部の太さ及び長さは中、花色は浅赤味紫(JHS カラーチャート8910)、模様の有無は有、タイプは目、色は紫白(同8301)、花冠裂片全体の形は楕円形、長さ、幅及び数は中である。がく片全体の形は線形、長さはやや短、幅は中である。柱頭の色は紫、花数はやや少、花の香りは無である。
 「オーシャンブルー」と比較して、草丈が高いこと、花序の高さが高いこと等で、「ニュールック ピンク」と比較して、花色が浅赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に三菱化学株式会社横浜総合研究所の温室(神奈川県横浜市)において、三菱化学株式会社所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11480号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   くささんだんか   エムシーエフPE−W
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草丈がかなり低で、花は黄白のやや大輪で鉢物向きの品種である。
 草型は半直立性、草丈はかなり低、茎の太さは中、色は緑、毛は有、分枝性は中、節間長は短である。葉全体の形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は鋭尖形、葉の長さはやや短、葉身幅及び葉の厚さは中、成葉表面の色は緑、斑の有無は無、表面及び葉縁の毛は有である。托葉裂片の形は針状、色は緑、葉柄の幅は中である。花序のタイプは散房花序、花の向きは上向き、縦径は中、横径はやや大、高さはやや高である。花のタイプは長花柱花、花型は一重咲、花筒部の形はロート形、花径はやや大、花筒上部及び中間部の太さはやや太、長さはやや短、花色は黄白(JHS カラーチャート3302)、模様の有無は無、花冠裂片全体の形は楕円形、先端の形は鋭形、長さは中、幅はやや広、数は中である。がく片全体の形は披針形、長さ及び幅は中である。花柱の長さは中、柱頭の色は白、花数はやや多、花の香りは無である。
 「ポラリス」及び「ニュールックホワイト」と比較して、花数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
この品種は、平成10年に出願者の温室(神奈川県横浜市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11481号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   黄金浜(こがねはま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「麦秋」に「翔光」を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色のやや大輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長はやや長である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻は深、表面の色は濃、裏面の色はやや濃、毛じの多少は少、光沢度は強、厚さは厚、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆ど無である。花の大きさはやや大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数はかなり少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は尖る、花弁の長さは中、幅はやや広、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)、裏面の色は浅緑黄(同2703)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさは中、花首の太さは太、長さはかなり短、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「麦秋」及び「笑の里」と比較して、たく葉が殆ど無いこと、花弁の形が舟底弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(静岡県浜松市)において、「麦秋」に「翔光」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11482号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   浜御光(はまごこう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「麦秋」に「翔光」を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色のやや大輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さは中、色は褐、強さは強、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長はやや短、葉幅はやや狭、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色及び裏面の色は濃、毛じの多少はやや少、光沢度は強、厚さは中、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆ど無である。花の大きさはやや大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数は極少、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)、裏面の色は浅緑黄(同2703)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはやや小、花首の太さはやや太、長さは極短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性はかなり早である。
 「麦秋」と比較して、茎が細いこと、たく葉が殆ど無であること等で、「松風の夏」と比較して、花弁の形がさじ弁であること、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(静岡県浜松市)において、「麦秋」に「翔光」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11483号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の新(せいのあたらし)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精の和」に黄色八重咲系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色のやや大輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは強、中空の程度は無、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは短、基部の形は凸、一次欠刻は深、葉の表面の色は中、裏面の色はやや淡、毛じの多少は中、光沢度はやや強、厚さはやや厚、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多、管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さ及び幅は中、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや小、花首の太さはやや太、長さはかなり短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「精の輝」及び「精の寿」と比較して、葉の基部の形が凸であること、舌状花表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「精の和」に黄色八重咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11484号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の浜(せいのはま)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「芦の原」に白色八重咲系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは強、中空の程度は大、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長はやや短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、葉の一次欠刻は深、表及び裏面の色は中、毛じの多少は多、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は両側・片側混在である。花の大きさは大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数は少、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは太、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩生はやや晩である。
 「精の湖」及び「精の山」と比較して、たく葉の形が深裂せずであること、たく葉の分布状態が両側・片側混在であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「芦の原」に白色八重咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11485号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の社(せいのやしろ)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精宝」に黄色八重咲系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色の中輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は褐、強さは強、中空の程度は無、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は中である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは短、基部の形は凸、一次欠刻はやや深、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、葉の表面の色はやや濃、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは中、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多、管状花数は少、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさ及び花首の太さは中、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「精の輝」及び「精の寿」と比較して、葉の基部の形が凸であること、葉裂片縁部の重なりの程度が平行であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「精宝」に黄色八重咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「精の樹」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11486号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の舟(せいのふね)
   
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「瀬戸の泉」に白色八重咲系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、発生位置は高い、節間長は短である。葉身長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数は中、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁及び管弁T、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3301)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさ及び花首の太さは中、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩生は晩である。
 「精の林」及び「精の流」と比較して、側らいの発生位置が高いこと、花弁の形が舟底弁及び管弁Tであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「瀬戸の泉」に白色八重咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「精の芦」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11487号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の谷(せいのたに)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「光悦」に黄色八重咲系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色のやや大輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は褐、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はかなり少、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや長、葉の基部の形は平、一次欠刻はやや深、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は中、分布は散在、長さはやや小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート 2505)、裏面の色は浅緑黄(同2703)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや太、長さはかなり短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩生は晩である。
 「精の里」と比較して、葉の基部の形が平であること、葉裂片縁部の重なりの程度が平行すること等で、「精の笛」と比較して、たく葉の形が2深裂であること、花弁先端の形が丸いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「光悦」に黄色八重咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11488号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の帝(せいのみかど)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「光悦」に濃黄色八重咲系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色の大輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は無、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長はやや短である。葉身長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、基部の形は平、一次欠刻はやや深、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、葉の表面の色は中、裏面の色は淡、毛じの多少は中、光沢度はやや強、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多、管状花数は中、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は平弁、管弁T及びさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや広、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや太、長さはかなり短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「精の里」と比較して、葉裂片縁部の重なりの程度が平行であること、花弁の形が平弁、管弁T及びさじ弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「光悦」に濃黄色八重咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11489号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の南(せいのみなみ)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「雲水」に白色八重咲系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はかなり少、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、基部の形は凹、一次欠刻はやや深、葉の表面の色は中、裏面の色は淡、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多、管状花数はかなり少、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3301)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は中央部の凹んだドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや太、長さはかなり短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性はかなり晩である。
 「精の流」及び「精の林」と比較して、茎の色が緑であること、葉の基部の形が凹であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「雲水」に白色八重咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11490号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の旭(せいのあさひ)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「光悦」に黄色八重咲系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色の大輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はかなり少、側らいの発生位置は高い、節間長は短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は両側・片側混在である。花の大きさは大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はやや多、分布は散在、長さはかなり小である。花弁の形は管弁T及びさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2505)、裏面の色は浅緑黄(同2703)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは太、長さはかなり短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩生は晩である。
 「精の館」及び「精の笛」と比較して、側らいの発生位置が高いこと、花弁の形が管弁T及びさじ弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「光悦」に黄色八重咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11491号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイシバ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「キャシー」に赤色一重咲きスプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃紅色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は褐、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、葉の基部の形は平、一次欠刻は深、表面及び裏面の色は中、毛じの多少はやや少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は極少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃紅(JHS カラーチャート0109)、裏面の色は穏ピンク(同0112)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、花たく及び総苞の大きさはかなり小、花首の太さは細、長さは長、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「セイカオス」及び「セイキャビン」と比較して、葉の基部の形が平であること、外花弁の表面の色が濃紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「キャシー」に赤色一重咲きスプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11492号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイロココ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「プラハ」にピンク色一重咲スプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は淡紫ピンク色のやや小輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さはやや弱、中空の程度は無、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや長、基部の形は平、先端の形は尖、一次欠刻はやや深、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、葉の表面の色は中、裏面の色はやや淡、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート 9202)、裏面の色は淡紫ピンク(同9501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「セイペティー」と比較して、葉の先端部分の形が尖であること、葉裂片縁部の重なりの程度が平行であること、外花弁の表面の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「プラハ」にピンク色一重咲スプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11493号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイエルザ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイプリンス」に白色スプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さはやや長、基部の形は平、先端部分の形は尖、一次欠刻は中、葉の表面及び裏面の色は中、毛じの多少は多、光沢度は弱、厚さは中、硬さは軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「セイプリンス」と比較して、側らいの発生程度が少ないこと、葉の縦横比が大きいこと等で、「あけぼの」と比較して、花房の形が円錐形であること、花盤の色が緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「セイプリンス」に白色スプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11494号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイナゲット
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイサイン」に「セイジャン」を交配して育成されたものであり、花は明黄色の中輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さはやや強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長は長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、基部の形は平、先端部分の形は鈍円、一次欠刻は中、葉の表面の色は淡、裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みはやや低、舌状花の重ねは 1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さ及び幅は中、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは小、総ほうの大きさはやや小、花首の太さは細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「クリーントップ」と比較して、葉の先端部分の形が鈍円であること、花弁の幅が広いこと等で、「セイサイン」と比較して、葉の先端部分の形が鈍円であること、外花弁の裏面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「セイサイン」に「セイジャン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11495号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイクレスト
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイメイプル」にオレンジ色スプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は浅橙色の小輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は無、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、基部の形は凹、先端部分の形は尖、一次欠刻はやや深、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は浅橙(JHS カラーチャート1603)、裏面の色は浅橙黄(同2203)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「セイメイプル」と比較して、外花弁の表面の色が浅橙であること、裏面の色が浅橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「セイメイプル」にオレンジ色スプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11496号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイエール
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイシルキー」に丁字咲スプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の中輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、わき芽の複数性は有、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、基部の形は凹、先端部分の形は鈍円、一次欠刻は中、葉の表面及び裏面の色は淡、毛じの多少は少、光沢度は弱、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは中、厚みはかなり低、舌状花の重ねは2〜4列まで、舌状花数は少、管状花部の直径は中、管状花数は多、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は平弁及び丁字状花弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「セイリリー」及び「スターセイアルプス」と比較して、わき芽が複数性であること、たく葉の形が2深裂であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「セイシルキー」に丁字咲スプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11497号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイデルファラ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイピレネー」に円筒形咲き系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の小輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは中、色は緑、強さはやや弱、中空の程度は無、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、基部の形は平、先端部分の形は尖、一次欠刻はやや深、葉の表面の色は中、裏面の色は淡、毛じの多少は少、光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は歯状、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは極短、生態分類型は秋ギク、到花週数は10〜11週である。
 「セイワトソン」と比較して、たく葉の形が2深裂であること、花弁先端の形が歯状であること等で、「セイピレネー」と比較して、葉の先端部分の形が尖であること、花弁先端の形が歯状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「セイピレネー」に円筒形咲き系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11498号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイデルモカ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に円筒形咲き系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明赤味紫色の中輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はやや長である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、基部の形は平、先端部分の形は尖、一次欠刻はやや深、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少、管状花部の直径はやや小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明赤味紫 (JHS カラーチャート8905)、裏面の色は浅赤味紫(同8910)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは極短、生態分類型は秋ギク、到花週数は10〜11週である。
 「セイニック」及び「セイボブ」と比較して、外花弁の表面の色が明赤味紫であること、裏面の色が浅赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、出願者所有の育成系統に円筒形咲き系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11499号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイデルアレ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に円筒形咲き系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃赤色で基部が明緑黄色の小輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは細、色は緑、強さは弱、中空の程度は無、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はやや長である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さはやや長、基部の形は凹、先端部分の形は尖、一次欠刻はやや深、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少、管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅は狭、外花弁の表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0409)で基部が明緑黄(同2705)、裏面の色は穏ピンク(同0412)、舌状花表面の色の分布状態は底黄、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、到花週数は10〜11週である。
 「セイヘンリー」と比較して、たく葉の形が深裂しないこと、花弁の長さが短いこと等で、「セイダニエル」と比較して、外花弁の表面の色が濃赤で基部が明緑黄であること、舌状花表面の色の分布状態が底黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、出願者所有の育成系統に円筒形咲き系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11500号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    セイクリリン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「バイクイタ」にスプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は橙色で基部が明緑黄色のかなり小輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は低である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はかなり短である。葉身長はかなり短、葉幅はやや狭、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、一次欠刻はかなり深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはかなり小、厚みは極低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少である。管状花部の直径はかなり小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは極小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は橙(JHS カラーチャート1611)で基部が明緑黄(同2704)、裏面の色は明緑黄(同2704)で先端部に橙(同1611)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は底白、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさは極小、総の大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイメイプル」と比較して、花房の形が平形であること、花弁表面の色が橙で基部が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「バイクイタ」にスプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。                     
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11501号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    セイチロ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コミック」にポンポン咲スプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色の小輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は中である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや短、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさはかなり小、分布状態は両側・片側混在である。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みは低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花部の直径は中、管状花数は極少、分布は散在、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は垂れ、花の中心部の色は外弁と異なり黄色、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総の大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「カイマン」と比較して、側らいの発生程度が少ないこと、花が小さいこと等で、「セイキャメ」と比較して、花が大きいこと、舌状花の重ねが5列以上で露心しないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「コミック」にポンポン咲スプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11502号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    セイリゲル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「綾かざぐるま」にさじ弁咲系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫の地色に黄白色の爪斑が入るやや小輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さは薄、硬さは軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は樋弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は赤紫
(JHS カラーチャート9508)の地色に黄白(同2902)の爪斑が入る、裏面の色は濃紫ピンク(同9213)、舌状花表面の色の分布状態は爪白、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「望かざぐるま」と比較して、舌状花の重ねが2〜4列であること、花弁の形が樋弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「綾かざぐるま」にさじ弁咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11503号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    セイドロップ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイクラウン」に黄色スプレイ咲系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色の小輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ、中空の程度、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、一次欠刻は深、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「フェルモ」と比較して、葉裂片縁部の重なりの程度が平行すること、花房の形が円筒形であること等で、「くるみ」と比較して、花房の形が円筒形であること、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「セイクラウン」に黄色スプレイ咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11504号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    セイテデオ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レギーピンク」に丁字咲スプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃橙色のやや小輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さ及び一次欠刻は中、葉裂片縁部の重なりの程度は拡がる、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はやや少である。管状花部の直径はやや大、管状花数はやや多、長さは大である。花弁の形は平弁及び丁字状花弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は濃橙(JHS カラーチャート1607)、裏面の色は浅橙黄(同2203)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは小、総ほうの大きさはやや小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「レブロック」と比較して、葉の先端部の形が鋭尖であること、葉裂片縁部の重なりの程度が拡がること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「レギーピンク」に丁字咲スプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11505号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しおん   ダスツー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は明青味紫で、大輪の鉢物及び花壇向き品種である。
 株の草型はX、茎の長さは中、太さは細、色は緑、毛の有無は有、摘芯後の分枝発生数の多少は少、主茎の節間長は短である。根出葉の葉身形はV、中央部葉の葉身形はT、上部葉の葉身形はU、葉縁の形は全縁、葉身の反りの程度は外中、中央部葉の葉身長は短、幅及び一次分枝の葉の葉身長は中、幅は広、二次分枝の葉の葉身長は長、幅は広、葉身表面の色は濃緑、葉の毛の有無は無である。花房の形はW、花型は二重以上、花容はW、花径及び管状花部の直径は大、舌状花の長さは長、幅は広、管状花の長さは中である。舌状花の形及び巻き方はT、反り方は直、先端の形は丸い、表面の色は明青味紫(JHS カラーチャート8305)、裏面の色は浅青味紫(同8304)、管状花の花被の色は黄である。やくの色は黄、総ほうの直径は大、総ほう基部から花頂部までの高さは中、一花茎の花数は少である。花の香りの有無は無、開花期は秋咲き早生である。
 「ダスフォー」と比較して、舌状花の表面の色が明青味紫であること、一花茎の花数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「アスター」、名称は「バルバドス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11506号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   バランタイン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は淡黄緑色の盛咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は直立、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さは中、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや短、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。花柄の長さは中、つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや小、花色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は中、花弁の長さはやや短、幅は中、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは中である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性は極難である。
 「ロイヤル グリーン」と比較して、葉巻き程度が弱いこと、最大葉長が短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11507号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ヒサピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「グローダンス」の枝変わりであり、花は淡紫ピンク色の盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数はやや多である。茎の長径はやや細、硬さ及び折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に中下部、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は極巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、花色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9702)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さはやや浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は極難である。
 「ヒリピンバー」と比較して、1茎の側芽及び側枝数が多いこと、葉巻き程度が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(愛知県海部郡蟹江町)において、「グローダンス」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ピンクダンス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11508号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   フロリサファイア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ユネスコ」にパンジー及びペチュニア由来の遺伝子を導入して育成されたものであり、花は明赤味紫色で、やや小輪の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はやや高、節数はやや少である。茎の長径はやや細、硬さ及び折れの難易は中、央部の色は灰緑、ろう質及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は少、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや小、表面の色は明赤味紫(JHS カラーチャート8905)、裏面の色は鮮赤味紫(同8906)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さはやや短、幅はやや狭、数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さは中、長さはやや長、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性は難である。
 「ウエストパープル」と比較して、花径が小さいこと、花表面の色が明赤味紫であること等で、「ヴィオ11」と比較して、花表面の色が明赤味紫であること、がくの形が円柱形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の研究所(オーストラリア)において、「ユネスコ」の切片にパンジー及びペチュニア由来の遺伝子を導入し、再生した形質転換体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ヴィオ11363」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11509号   平成15年11月18日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんどう   森の妖精(もりのようせい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有のササリンドウ系の選抜系にエゾリンドウ系の実生選抜系を交配して育成されたものであり、花は内面上部が明赤味紫色、内面中部が淡紫ピンク色、外面が明赤味紫色で、切花向きのやや晩生種である。
 植物体の形状は直立性、草丈は90〜119pである。茎の直径は3.0〜4.9o、横断面の形状は円形、色は淡緑、着色程度は多である。1節側枝発生数は5〜8、2節以上の側枝発生数は7〜12、1節側枝発生位置は上部〜中部である。葉長は7.0〜9.9p、葉幅は 2.0〜2.9p、葉身の形状は広披針形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は下部より、頂部の着花数は5〜8、茎当たりの総花数は20〜29である。花冠の形状は鐘形、長さは 4.0〜4.9p、直径は1.6〜1.9p、先端の直径は3.0〜3.9p、転回は外反転、花冠内面上部の色は明赤味紫(JHS カラーチャート8905)、中部の色は淡紫ピンク(同8902)、外面の色は明赤味紫(同8905)、内面上部の斑点は無、内面中部の斑点は中、外面の斑点は無、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さ及び幅は8〜9o、形状はW型、先端の形状は鈍頭である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期はやや晩で、育成地(岩手県和賀郡沢内村)では9月上旬〜中旬である。
 「セプテンハイジ」と比較して、花冠外面の色が明赤味紫であること、花冠裂片先端の形状が鈍頭であること等で、「サマーハイジ」と比較して、茎の着色が多いこと、花冠内面中部の斑点が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者のほ場(岩手県和賀郡沢内村)において、育成者所有のササリンドウ系の選抜系にエゾリンドウ系の実生選抜系を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11510号   平成15年11月18日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんどう   雪ほたる(ゆきほたる)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ササリンドウ系の実生選抜系を母系及び父系とする交雑品種であり、花は黄白色で、切花向きの晩生種である。
 植物体の形状は直立性、草丈は90〜119pである。茎の直径は3.0〜4.9o、横断面の形状は円形、上部の色は淡緑、着色程度は多、下部の色は淡緑、着色程度は中である。1節側枝発生数は5〜8、2節以上の側枝発生数は1〜6、1節側枝発生位置は上部〜中部である。葉長は7.0〜9.9p、葉幅は3.0〜3.9p、葉身の形状は広披針形、葉表面の色は緑、着色程度は少、裏面の色は淡緑、着色程度は少である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は下部より、頂部の着花数は5〜8、茎当たりの総花数は30〜49である。花冠の形状は鐘形、長さは4.0〜4.9p、直径は1.6〜1.9p、先端の直径は3.0〜3.9p、転回は外反転、花冠内面上部、中部及び外面の色は黄白(JHS カラーチャート3302)、内面上部の斑点は多、内面中部の斑点は無、外面の斑点は少、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さ及び幅は8〜9o、形状はW型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は晩で、育成地(岩手県和賀郡沢内村)では10月上旬である。
 「ポラーノ ホワイト」と比較して、葉身の形状が広披針形であること、花冠内面上部の斑点が多いこと、がく片の着色が少ないこと等で、「ホモイ」と比較して、茎が着色すること、葉身の形状が広披針形であること、花冠内面上部に斑点があること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、購入したササリンドウ系の実生選抜系を母系及び父系とする交雑品種であり、平成10年に出願者のほ場(岩手県和賀郡沢内村)において交配組合せ検定試験を実施し、特性の調査を行い、12年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「雪あかり」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11511号   平成15年11月18日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんどう   森の舞姫(もりのまいひめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ササリンドウ系の実生選抜系を母系及び父系とする交雑品種であり、花は内面上部が明赤味紫色、中部が浅紫色、外面が明紫色で、切花向きの晩生種である。
 植物体の形状は直立性、草丈は90〜119pである。茎の直径は5.0〜7.9o、横断面の形状は円形、色は淡緑、着色程度は多である。1節側枝発生数は9〜12、2節以上の側枝発生数は13〜18、1節側枝発生位置は上部〜中部である。葉長は7.0〜9.9p、葉幅は4.0〜4.9p、葉身の形状は心臓形、葉表面の色は緑、着色程度は少、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は下部より、頂部の着花数は5〜8、茎当たりの総花数は30〜49である。花冠の形状は鐘形、長さは 4.0〜4.9p、直径は1.2〜1.5p、先端の直径は3.0〜3.9p、転回は外反転、花冠内面上部の色は明赤味紫(JHS カラーチャート8905)、中部の色は浅紫(同8603)、外面の色は明紫(同8604)、内面上部の斑点は中、内面中部の斑点は多、外面の斑点は無、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さ及び幅は10〜11o、形状はW型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は晩で、育成地(岩手県和賀郡沢内村)では9月下旬である。
 「森の妖精」と比較して、花冠内面上部に斑点があること、花冠外面の縞模様の色が紫褐であること等で、「サマーハイジ」と比較して、茎の着色が多いこと、花冠外面の縞模様の色が紫褐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、購入したササリンドウ系の実生選抜系を母系及び父系とする交雑品種であり、平成10年に出願者のほ場(岩手県和賀郡沢内村)において交配組合せ検定試験を実施し、特性の調査を行い、12年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11512号   平成15年11月18日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんどう   シンデレラ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「尾瀬の大将」の変異株であり、花は内面が黄白色で花冠裂片の両側、花冠副裂片及びその下部が明青紫色、外面は黄白色で花冠裂片の両側、花冠副裂片及びその下部が明紫青色で、切花向きの晩生種である。
 植物体の形状は直立性、草丈は90〜119pである。茎の直径は5.0〜7.9o、横断面の形状は4稜形、色は淡緑、着色程度は少である。1節側枝発生数は1〜4、2節以上の側枝発生数は7〜12、1節側枝発生位置は上部〜中部である。葉長は7.0〜9.9p、葉幅は4.0〜4.9p、葉身の形状は心臓形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は下部より、頂部の着花数は9〜12、茎当たりの総花数は50〜69である。花冠の形状は鐘形、長さは 4.0〜 4.9p、直径は1.6〜1.9p、先端の直径は3.0〜3.9p、転回は外反転、花冠内面上部の色は黄白(JHS カラーチャート3301)で花冠裂片の両側が明青紫(同8004)、中部の色は黄白(同3301)で花冠副裂片及び花冠副裂片下部が明青紫(同8004)、外面の色は黄白(同3301)で花冠裂片両側、花冠副裂片及び花冠副裂片の下部が明紫青(同   7611)、内面上部の斑点は無、内面中部の斑点は多、外面の斑点は無、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さ及び幅は10〜11o、形状はW型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は漏斗状である。開花期は晩で、育成地(福島県南会津郡伊南村)では10月上旬である。
 「初冠雪グリーン」と比較して、葉身の形状が心臓形であること、花冠の形状が鐘形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年6月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者のほ場(福島県南会津郡伊南村)において、「尾瀬の大将」から変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ハーモニー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11513号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スカビオサ   エバーリングS
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜して育成されたものであり、花は浅緑黄色の八重で中輪の切花向きの品種である。
 草型は斜上性、草丈は高である。茎の太さは太、色は淡緑、毛の有無及び分枝性は有、分枝の多少はやや少、節間長は中である。葉序は対生、葉の向きは斜上、茎葉の複葉化は有、全体の形は長楕円形、裂片の複葉化は無、茎葉先端の形は鈍形、葉縁の形は複葉状、茎葉の長さは長、幅は広、根生葉の複葉化は無、全体の形は長楕円形、根生葉先端形は円形、長さは長、幅は広、葉表面の色は緑、斑の有無は無である。花序の形は頭状花序、一重・八重の別は八重、花序の高さはやや高、径は中、分枝長は長、花序全体の形は円盤状、心花と辺花の顕著な違いは有、辺花数は多、一重・八重の別は一重、裂片数は5、裂片先端の形は円形、辺花の長さは短、幅は狭、単色・複色の別は単色、裂片表面の色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)、裏面の色は淡緑黄(同2903)、心花数はかなり多、長さ及び幅は中、単色・複色の別は単色、裂片表面及び裏面の色は淡緑黄(同2903)、総苞片の数は多、形は線形、色は緑、やくの色は黄、花数は多、花の香りは無、開花時期は中生である。
 「モルガナ」と比較して、茎葉の葉縁の形が複葉状であること、心花裂片表面の色が淡緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(山口県下関市)において、育成者所有の育成系統の自然交雑種子をは種し、その開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エバーリング・S」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11514号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベロニカ   ブルーハワイ
               
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「姫瑠璃虎の尾」の変異株であり、草型は叢生型の傾状、花は濃青味紫色の一重で、花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型1は叢生型、草型2は傾状、草丈は低、茎の太さは中、色は緑、茎からの分枝数は多、節間長はやや短である。葉序は対生、ロゼット葉の有無は無、茎葉の葉身の全形は披針形、葉縁鋸歯の有無は有、茎葉の葉身長は短、幅は狭、葉表面の色は暗黄緑
(JHS カラーチャート3509)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、斑の有無は無、葉柄の長さは無又は極短、葉数は少である。花序の形は総状花序、着生位置は頂生、分枝節位置は4節以上、長さは短、幅はやや広、向きは上向き、小花の形1は一重、小花の形2は椀形、花弁の重なりは無、大きさはやや小である。花弁表面の地色及び裏面の地色は濃青味紫(同8307)、形は卵形、先端の形は鈍形、数は4である。がく片の形は長楕円形、がくの大きさはやや小、色は穏黄緑(同3513)、雄ずいの長さは長、雌ずいの長さは短、色は紫、葯の色は濃青味紫(同8308)、一花序の花数は多である。花の香りは無、開花期は夏咲きである。    
 「マンハッタンブルー」と比較して、草型2が傾状であること、小花の形2が椀形であること、花弁表面の色が濃青味紫であること、「姫瑠璃虎の尾」と比較して、葉縁鋸歯が有ること、小花の形2が椀形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(愛媛県喜多郡内子町)において、「姫瑠璃虎の尾」から枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11515号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アマリリス   ダブルトップホワイト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、アメリカ合衆国より導入した白系半八重品種から育成されたものであり、花は黄白色で中輪、多弁咲の鉢物及び花壇向きの品種である。      
 草型は中間、草丈は中である。葉先の形は尖、葉の横断面の形は浅いV型、葉長及び葉幅は中、葉色は濃緑、ワックスの多少は少である。花茎の太さは細、長さは中、上部及び下部の色は緑、ワックスの多少は多、花茎数は極少である。小花梗の向きは斜上、長さはやや長、花数は少、花の向きは斜上、二季咲性の有無は無、多弁咲の有無は有、花弁の枚数は多、花型は六角型、弁先の形は中、花径は中輪、内花被の弁幅及び弁長は中、外花被の弁幅は狭、弁長は中である。花弁の地色は黄白(JHS カラーチャート  2902)、爪白部分及び中央の白色部分の有無は無、花芯の色は黄白(同3302)、花喉部の太さは極太、花の香りは無である。
 「コモスダブルスワン」と比較して、茎の色(下部)が緑であること、花の向きが斜上であること、花弁のしわが多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和57年に出願者の温室(千葉県千葉市)において、アメリカ合衆国より導入した白系半八重品種の自家交配を繰り返し、平成2年にその実生の中から白系受咲八重個体を選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ダブルニッポン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11516号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ラナンキュラス   ミコノス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「エロームーン」に「エムエロー」を交配して育成されたものであり、花はペオニー咲きで、明緑黄色の切花向きの品種である。
 草姿は中間、草丈は高、株幅は広である。葉の数は中、複葉の形式は2回3出、葉身の長さ、幅及び葉柄の長さは中である。花茎の本数は多、長さは長、太さは太、空洞は大である。1花茎の花数は多、花形はペオニー咲き、花弁の重ねは八重、数は極多、花の大きさは大、花弁の形はV型、長さ及び幅は中、周辺部の切れ込みは無、周辺部の波打ちは弱、しわは少である。花弁の内面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)、外面の色は浅緑黄(同2703)、単色・複色の別は単色、花の中心部の緑の発現は弱である。開花期は中である
 「エロームーン」と比較して、花弁周辺部の切れ込みが無いこと、花弁の内面の色が明緑黄であること、花の中心部の緑の発現が弱いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(宮崎県東諸県郡綾町)において、「エロームーン」に「エムエロー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11517号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   ベラ ゴールド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「スタレブ」を交配して育成されたものであり、花は側方外花被が明橙黄色、側方内花被が鮮橙黄色で全体に濃赤茶色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3310)である。葉の全形は披針形、長さ及び幅は中、表面の色は穏黄緑(同3513)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径は長、横径は中、花被片の展開度は大、側方及び中央外花被の全形は倒卵形、先端部の形はU型、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は明橙黄(同2204)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、花被片の波打ちは弱、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は鮮橙黄(同2205)、条線は有、数は中、大きさは大、分布は全体、色は濃赤茶(同0709)である。中央内花被の全形は倒披針形、花被片の波打ちは弱、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は鮮橙黄(同2205)、条線は有、数は少、大きさは大、分布は中央部、色は濃赤茶(同0709)である。花糸の主な色は浅橙(同1603)、葯に対する柱頭の位置は葯と同位、花柱の主な色は黄ピンク(同1003)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「スタレブ」と比較して、側方及び中央外花被先端部の形がU型であること、側方及び中央内花被花被片の波打ちが弱いこと、花糸の主な色が浅橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統に「スタレブ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ベラ サン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11518号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   ベラ ムーン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「スタレブ」を交配して育成されたものであり、花は側方外花被が明黄色、側方内花被が明黄色で全体に濃赤茶色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3304)である。葉の全形は披針形、長さ及び幅は中、表面の色は暗黄緑(同3508)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は長、花被片の展開度は大、側方外花被の全形は広倒卵形、先端部の形はV型、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は明黄(同2505)、条線は無である。中央外花被の全形は広倒卵形、先端部の形はV型、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は明黄(同2505)、条線は有、数は極少、大きさは中、分布は中央部、色は赤褐(同  0710)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は明黄(同2506)、条線は有、数は中、大きさは大、分布は全体、色は濃赤茶(同   0709)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は明黄(同2505)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は上部、色は濃赤茶(同   0709)である。花糸の主な色は浅黄(同2504)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は淡黄(同2503)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。 「スタレブ」と比較して、側方及び中央外花被先端部の形がV型であること、中央外花被内面の条線が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統に「スタレブ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11519号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   ベラ パープル ピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「スタリラス」を交配して育成されたものであり、花は側方外花被は明赤紫色で中央部が鮮赤紫色、側方内花被は上部が明赤紫色、中央部が浅緑黄色、下部が紫ピンク色で全体に暗灰褐色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は濃黄緑(JHS カラーチャート3507)である。葉の全形は長楕円状披針形、長さ及び幅は中、表面の色は暗緑(同3707)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数は少、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は長、花被片の展開度は大、側方及び中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はZ型、Aゾーンの色は明赤紫(同9506)、Bゾーンの色は鮮赤紫(同9507)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は明赤紫(同9506)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2703)、Cゾーンの色は紫ピンク(同9203)、条線は有、数は多、大きさは中、分布は全体、色は暗灰褐(同   0719)である。中央内花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はZ型、Aゾーンの色は明赤紫(同9506)、Bゾーンの色は鮮赤紫(同9507)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は上部、色は暗灰褐(同0719)である。花糸の主な色は紫ピンク(同9203)、葯に対する柱頭の位置は葯と同位、花柱の主な色は紫ピンク(同9203)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「テスミルカ」と比較して、側方及び中央外花被内面の花色の模様がZ型であること、側方内花被内面のBゾーンの色が浅緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統に「スタリラス」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11520号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   チューリップ   春乙女(はるおとめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Madame Spoor」に「Don Quichotte」を交配して育成したものであり、花は円筒形の浅赤味紫色で、切り花及び花壇向きの品種である。
 草型は普通型、草丈は25.1〜30.0p、茎の太さは中、長さは25.1〜30.0p、脚長は
1.0p以下、節間長は短である。葉形及び葉巻きは中、葉長は17.1〜19.0p、幅は9.1〜11.0p、色は濃緑、斑入りは無、葉数は3、着生角度は中である。球根の形はa型、分球性及び主球の肥大性は中である。花形は円筒、花容は一重、花の長さは6.1〜7.0p、花径は5.1〜6.0p、外花弁及び内花弁内側色は浅紫(JHS カラーチャート8603)、外花弁及び内花弁外側色は浅赤味紫(同8910)、花底部色は緑白(同3501)、形はa型、斑入りの形状は無、外花弁の長さは6.1〜7.0p、幅は5.1〜5.5p、内花弁及び外花弁先端の形はb型、花弁表面の波打ちは平滑、花弁数は6枚、花柄の長さは8.1〜12.0p、太さは6.1〜6.5o、色は帯紫、花の香りは無である。開花期はやや晩生、球根腐敗病抵抗性は中である。
 「Purple Star」と比較して、花形が円筒であること、外花弁及び内花弁外側色が浅赤味紫であること等で、「Purple World」と比較して、花形が円筒であること、外花弁外側色が浅赤味紫であること、内花弁先端の形がb型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和49年に富山県農業試験場砺波分場(現富山県農業技術センター野菜花き試験場、砺波市)において、「Madame Spoor」に「Don Quichotte」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11521号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   スノーマリッジ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、シンテッポウユリ「津山」にアジアティック系「サンシロ」を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の黄白色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は100〜129p、茎の直径は5.0〜9.9o、上部及び中部の色は淡緑、下部の色は緑、毛じはやや有、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は40〜59oである。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは有、葉幅は20〜29o、葉長は16〜20p、葉の光沢は有、葉数はやや多、葉の着生角度は90〜119゜である。つぼみの形はW型、花の向きは 30〜59゜、花房の形状は散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は60〜79o、長さは9〜12p、外花被の幅は40〜49o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部は淡黄緑(JHS カラーチャート3303)、地色、中肋部、縁部及び裏面は黄白(同2701)である。内花被1枚の斑点の数は70以上、外花被1枚の斑点の数は1〜9、つぼみの色は淡黄緑(同3303)、内花被の形はZ型、外花被の形はT型、内花被の先端の形状はT型、反転の程度は[型、外花被の先端の形状はV型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は白、花粉の色は黄褐、第一花梗の長さは30〜59o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第一花梗の向きは30〜59゜、一花茎の花数は少、花の香りは弱、開花期は中である。
 「雷山1号」と比較して、花弁中肋部の色が黄白であること、花被に斑点が有ること等で、「アラスカ」と比較して、花弁の地色及び縁部の色が黄白であること、内花被の斑点の数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に山口県農業試験場(山口市)において、シンテッポウユリ「津山」にアジアティック系「サンシロ」を花柱切断法により交配して胚珠培養を行い、その中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11522号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ルビーマリッジ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、シンテッポウユリ「津山」にアジアティック系「ティレノ」を交配して育成されたものであり、花は中輪の穏紫ピンク色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は100〜129p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は80〜99oである。葉序は3/8、葉の全体の形は広披針形、ねじれは無、葉幅は30〜39o、葉長は12〜15p、葉の光沢は有、葉数はやや少、葉の着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はZ型、花の向きは30〜59゜、花房の形状は散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は120〜149o、内花被の幅は50〜59o、長さは9〜12p、外花被の幅は30〜39o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9502)、地色、中肋部、縁部及び裏面は穏紫ピンク(同9712)である。内花被1枚の斑点の数は60〜69、外花被1枚の斑点の数は10〜19、つぼみの色は穏紫赤(同9715)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被の先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被の先端の形状はY型、反転の程度は[型、花被のねじれは
1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は桃、花粉の色は黄褐、第一花梗の長さは30〜59o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第一花梗の向きは30〜59゜、一花茎の花数は少、花の香りは弱、開花期は中である。
 「ベルメール」と比較して、花弁の地色、中肋部及び縁部の色が穏紫ピンクであること、内花被1枚の斑点の数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に山口県農業試験場(山口市)において、シンテッポウユリ「津山」にアジアティック系「ティレノ」を花柱切断法により交配して胚珠培養を行い、その中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11523号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   プリンセスマリッジ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、シンテッポウユリ「雷山1号」にアジアティック系「トスカーネ」を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の淡ピンク色でテッポウユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は130p以上、茎の直径は10.0〜14.9o、上部及び中部の色は緑、下部の色は褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は20〜29o、葉長は16〜20p、葉の光沢は無、葉数は多、葉の着生角度は30〜59゜である。つぼみの形はZ型、花の向きは30〜59゜、花房の形状は散形花序、全体の形はテッポウユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は40〜49o、長さは13〜17p、外花被の幅は40〜49o、長さは12〜15pである。花色は花弁の基部はピンク白(JHS カラーチャート0401)、地色、中肋部及び縁部は淡ピンク(同0402)、裏面は淡紫ピンク(同9502)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は淡紫ピンク(同9202)、内花被及び外花被の形はW型、内花被の先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被の先端の形状はY型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白、花粉の色は黄褐、第一花梗の長さは30〜59o、花梗の太さは太、色は緑、花梗への葉の着生は有、第一花梗の向きは30〜59゜、一花茎の花数はやや少、花の香りは弱、開花期はやや晩である。
 「トスカーネ」と比較して、花被に斑点が無いこと、内花被の形がW型であること、外花被の反転の程度が[型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に山口県農業試験場(山口市)において、シンテッポウユリ「雷山1号」にアジアティック系「トスカーネ」を花柱切断法により交配して胚珠培養を行い、その中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11524号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   クリーミーマリッジ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、シンテッポウユリ「雷山1号」にアジアティック系「イエローサブマリン」を交配して育成されたものであり、花はやや小輪の浅黄色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は130p以上、茎の直径は5.0〜9.9o、色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は20〜29o、葉長は16〜20p、葉の光沢は無、葉数は中、葉の着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はW型、花の向きは15〜29゜、花房の形状は複散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は90〜119o、内花被の幅は50〜59o、長さは9〜 12p、外花被の幅は30〜39o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)、地色、中肋部及び縁部は浅黄(同2504)、裏面は淡緑黄(同2702)である。内花被1枚の斑点の数は30〜39、外花被1枚の斑点の数は1〜9、つぼみの色は浅緑黄(同2904)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被の先端の形状はT型、反転の程度はZ型、外花被の先端の形状はY型、反転の程度は\型、花被のねじれは
1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白、やくの色は黄、花粉の色は黄褐、第一花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第一花梗の向きは30〜59゜、一花茎の花数はやや多、花の香りは弱、開花期は中である。
 「アラスカ」と比較して、花弁中肋部の色が浅黄であること、外花被の形がW型であること、やくの色が黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に山口県農業試験場(山口市)において、シンテッポウユリ「雷山1号」にアジアティック系「イエローサブマリン」を花柱切断法により交配して胚珠培養を行い、その中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11525号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   アキタクイーン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「メントン」に「コネチカットキング」を交配して育成されたものであり、花は中輪の濃橙色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は緑、毛じは無、節間長(茎の中央部)は5o未満、止葉下は40〜50oである。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は9〜11p、葉の光沢は有、葉数はかなり多、着生角度は15〜29゜である。つぼみの形はZ型、花の向きは15〜29゜、花房の形状は複総状花序、花の全体の形はスカシユリ型である。花径は120〜149o、内花被の幅は30〜39o、長さは6〜8p、外花被の幅は20〜29o、長さは6〜8pである。花色は花弁の基部は浅橙(JHS カラーチャート1303)、地色、中肋部及び縁部は濃橙(同1307)、裏面は明橙(同1304)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は明橙(同1304)、内花被の形はZ型、外花被の形は[型、内花被の先端の形状はV型、反転の程度はZ型、外花被の先端の形状はY型、反転の程度はZ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは30〜59o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60〜89゜、1花茎の花数は多、花の香りは無、開花期は中である。
 「メントン」及び「コネチカットキング」と比較して、花弁の地色、中肋部及び縁部の色が濃橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に秋田県生物資源総合開発利用センター(現秋田県農業試験場生物工学部、南秋田郡大潟村)の温室において、「メントン」に「コネチカットキング」を交配して胚培養を行い、7年に開花した個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サンオレンジ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11526号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オンシジウム   春一番(はるいちばん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Oncidium obryzatum の変異株であり、花はセパル及びペタルが明緑黄の地色に赤茶の虎斑、リップは明緑黄の地色に濃橙赤のぼた斑が入る、鉢物向きのかなり小輪花である。
 株の大きさは小、草姿は斜上である。ぎ球茎の正面の形は楕円形、平面の形は広線形、溝(稜)の有無は有、高さは26〜50o、長径は21〜30oである。葉の正面の形は広線形、横断面の形はW型、向きは斜上、下垂性は弱、長さはやや短、幅はやや狭い、表面の色は緑、全葉数は8〜9枚である。花序の型は複総状、分枝回数は3回、無限花序の性質の強さは無、花序の長さ及び幅は中、花数は極多、花茎の抽出方向は斜上、強さはやや強、花型は平、距の有無は無、花の横径及び縦径はかなり小である。ドーサル・セパルの正面の形は倒長楕円状披針形、先端の形は円形、ねじれの程度は無、長さはかなり短、幅はかなり狭、ラテラル・セパルの正面の形は倒長楕円状披針形、先端の形は鈍形、ねじれは無、長さはかなり短、幅はかなり狭、ペタルの正面の形は線状長楕円形、先端の形は鈍形、ねじれ及び周縁の波打ちは無である。リップの正面の形はV型、先端の形は腎臓形、側裂片の大きさは大、長さはかなり短、幅はかなり狭である。花色はセパル及びペタルは明緑黄(JHS カラーチャート2705)の地色に赤茶(同1013)の虎斑が入る、リップは明緑黄(同2705)の地色に濃橙赤(同0714)のぼた斑が入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 Onc.obryzatum と比較して、ぎ球茎が小さいこと、花序が短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(愛知県知多市)において、Onc.obryzatum の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11527号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オンシジウム   サンライトシエスタ オオタ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Cochlioda vulcanicaにOncidium obryzatumを交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが橙の地色に明緑黄色の爪斑、リップは橙の地色に明緑黄色のぼかし斑が入る鉢物向きのかなり小輪花である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。ぎ球茎の正面の形は卵形、平面の形は広線形、溝(稜)の有無は無、高さは51〜75o、長径は46〜60oである。葉の正面の形は線形、横断面の形はU型、向きは斜上、下垂性は中、長さはやや短、幅はやや狭い、表面の色は濃緑、全葉数は5枚である。花序の型は複総状、分枝回数は3回、無限花序の性質の強さは強、花序の長さは長、幅はやや広、花数は極多、花茎の抽出方向は斜上、強さはやや弱、花型は反転、距の有無は無、花の横径及び縦径はかなり小である。ドーサル・セパルの正面の形は広線形、先端の形は鋭形、ねじれの程度は無、長さは短、幅はかなり狭、ラテラル・セパルの正面の形は披針形、先端の形は鈍形、ねじれは無、長さは短、幅はかなり狭、ペタルの正面の形は広線形、先端の形は微突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有である。リップの正面の形はW型、先端の形は微突形、側裂片の大きさは中、長さは短、幅はかなり狭である。花色はセパル及びペタルは橙(JHS カラーチャート 1606)の地色に明緑黄(同2705)の爪斑が入る、リップは橙(同1606)の地色に明緑黄(同2705)のぼかし斑が入る。花の香りは無、開花期は春である。
 Onc.obryzatum及び「ビッグ」と比較して、葉の正面の形が線形であること、セパル及びペタルの地色は橙で、明緑黄色の爪斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(愛知県東海市)において、Cda.vulcanicaにOnc.obryzatumを交配し、8年にその実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11528号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
    オンシジウム    ダンシングサンライト アミ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Cochlioda noezlianaにOncidium obryzatumを交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが浅黄茶の地色に明緑黄色の爪斑、リップは浅黄茶の地色に明緑黄色のぼかし斑が入る鉢物向きの小輪花である。
 株の大きさは大、草姿は斜上である。ぎ球茎の正面の形は円形、平面の形は長楕円形、溝(稜)の有無は無、高さは51〜75o、長径は46〜60oである。葉の正面の形は広線形、横断面の形はU型、向きは斜上、下垂性は中、長さはやや短、幅はやや広、表面の色は濃緑、全葉数は7枚である。花序の型は複総状、分枝回数は3回、無限花序の性質の強さは強、花序の長さは長、幅はやや広、花数は極多、花茎の抽出方向は斜上、強さはやや弱、花型は反転、距の有無は無、花の横径及び縦径は小である。ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ねじれの程度は無、長さは短、幅は狭、ラテラル・セパルの正面の形は倒長楕円状披針形、先端の形は微突形、ねじれは無、長さは短、幅はかなり狭、ペタルの正面の形は倒披針形、先端の形は微突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有である。リップの正面の形はW型、先端の形は腎臓形、側裂片の大きさは中、長さは短、幅はかなり狭である。花色はセパル及びペタルは浅黄茶(JHS カラーチャート1914)の地色に明緑黄(同2705 )の爪斑が入る、リップは浅黄茶(同1914)の地色に明緑黄(同2705)のぼかし斑が入る。花の香りは無、開花期は春である。
 Onc.obryzatum及び「ビッグ」と比較して、ぎ球形の正面の形が円形であること、セパル及びペタルの地色は浅黄茶で明緑黄色の爪斑が入ること、リップの地色が浅黄茶で明緑黄色のぼかし斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(愛知県東海市)において、Cda.noezlianaにOnc.obryzatumを交配し、10年にその実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ダンシングサンライト マイ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11529号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   デボンオデッセイ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Cymbidium devonianumにCym.erythrostylumを交配して育成されたものであり、花はセパルが紫ピンクの地色に濃紫ピンク色の条線が入る、ペタルが紫ピンクの地色に赤紫色の斑点が入る、リップは正三角形で暗紫赤の単色の中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは31〜60o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は倒披針形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75p、幅は41〜50o、葉色は緑、葉数は7〜9枚である。一花茎の花数は21〜30、花茎の太さは6.1
〜9.0o、長さは50〜80p、色は緑、抽出の方向は垂下である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は41〜60o、縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は線状披針形、先端の形は鋭形、ラテラル・セパル正面の形はS字湾曲線形、先端の形は不等鋭形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等鋭形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は鋭形、周縁の反転は無、波打ちはかなり小である。全体的な花色は紫系、花色はセパルは紫ピンク(JHS カラーチャート9503)の地色に濃紫ピンク(同9213)の条線が入る、ペタルは紫ピンク(同9503)の地色に赤紫(同9214)の斑点が入る、リップは暗紫赤(同9710)の単色である。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ドロシーストックスティル フォアゴットンフルーツ」と比較して、ラテラル・セパル正面の形がS字湾曲線形であること、セパル及びペタルの地色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、Cym.devonianumにCym.erythrostylumを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11530号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ラブリーウィッチ ファイアーワークス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ランバノ」に「レディーファイアー」を交配して育成されたものであり、花はセパルが濃紅の地色にやや濃い濃紅色の条線が入る、ペタルが濃紅の地色に淡紫ピンク色の覆輪及びやや濃い濃紅色の条線が入る、リップはてい形で淡紫ピンクの地色に濃紫赤色の斑点及び濃紅色のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面及び横断面の形は扁円形、高さは31〜60o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は30〜60度、葉の長さは45〜75p、幅は31〜40o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは30〜50p、色は淡褐、抽出の方向はやや垂下である。咲き型は部分抱え・反転咲き、花の横径及び縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲倒卵形、先端の形は不等切形、ペタル正面の形は倒卵形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形はてい形、先端の形は切形、周縁の反転及び波打ちは中である。全体的な花色は赤系、花色はセパルは濃紅(JHS カラーチャート0108)の地色に濃紅(同0109)の条線が入る、ペタルは濃紅(同0108)の地色に淡紫ピンク(同9501)の覆輪及び濃紅(同0109)の条線が入る、リップは淡紫ピンク(同9501)の地色に濃紫赤(同9709)の斑点及び濃紅(同0108)のぼかしが入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「ドロシーストックスティル フォアゴットンフルーツ」と比較して、セパル及びペタルの地色が濃紅であること、リップに斑点及びぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「ランバノ」に「レディーファイアー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11531号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   平洲(へいしゅう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「フォーチュン」×「カシオープ」)に「セーラーボーイ」を交配して育成されたものであり、花はセパルが浅黄の単色、ペタルが浅黄の地色に濃紫ピンク色の小斑が先端部に入り、リップは浅黄の地色に緑黄色のぼかし及び濃紫ピンク色の条線が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は線形、横断面の形は扁円形、高さは35〜50p、長径は11〜20oである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はT型(ほぼ平)、長さは91〜120o、幅は31〜40o、表面の色は緑、葉数は7〜10枚である。優先着花部位はX型、花序は総状、一花茎の花数は3〜5、太さは3.1〜4.0o、長さは11〜30oである。花の咲き方は抱え・平咲き、横径及び縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は小凹形、反転の方向は平、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、反転の方向は平、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面はY型、先端の形はX型である。花色はセパルは地色が浅黄(JHS カラーチャート2504)の単色、ペタルは地色が浅黄(同2504)で先端部に濃紫ピンク(同9213)の小斑が入る、リップは地色が浅黄(同2504)で緑黄(同
2911)のぼかし及び濃紫ピンク(同9213)の条線が入る。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「ホシムスメ ヒヤシンス」及び「サンタナ キャナリー」と比較して、ペタル先端部に濃紫ピンク色の小斑が入ること、リップに緑黄色のぼかし及び濃紫ピンク色の条線入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
   東海市   愛知県東海市中央町一丁目1番地
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
   蟹江正文   愛知県東海市荒尾町東屋敷122番地
 
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、平成3年に出願者の温室(愛知県東海市)において、(「フォーチュ  ン」×「カシオープ」)に「セーラーボーイ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、 増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して 育成を完了したものである。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11532号   平成15年11月18日                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   ビビアン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セーラーボーイ」に「ピンクビューティー」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが黄白の地色に明赤味紫色の楔が入り、リップは黄白の地色に明赤味紫色の楔及び明黄色の目が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形、横断面の形は扁円形、高さは35〜50p、長径は21〜30oである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はT型(ほぼ平)、長さは121〜150o、幅は41〜50o、表面の色は緑、葉数は7〜10枚である。優先着花部位はX型、花序は総状、一花茎の花数は3〜5、太さは4.1〜5.0o、長さは11〜30oである。花の咲き方は抱え・平咲き、横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円状被針形、先端の形は小凹形、反転の方向はやや外反転、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、反転の方向は平、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面はY型、先端の形はW型である。花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート3301)の地色に明赤味紫(同8905)の楔が入り、リップは黄白(同3301)の地色に明赤味紫(同8905)の楔及び明黄(同2505)の目が入る。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「ホワイト・ラビット サクラヒメ」及び「バレーエンゼル ハルカ」と比較して、セパル及びペタルの模様が楔であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(愛知県西加茂郡三好町)において、「セーラーボーイ」に「ピンクビューティー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「かぐや姫」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11533号   平成15年11月18日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   レモンハート
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「黄玉」に「ピッテロゴールド」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルは浅緑黄の単色、リップは浅緑黄の地色に明黄色のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形、横断面の形は扁円形、高さは20〜35p、長径は11〜20oである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はT型(ほぼ平)、長さは91〜120o、幅は31〜40o、表面の色はやや淡緑、葉数は11〜15枚である。優先着花部位はX型、花序は総状、一花茎の花数は3〜5、太さは3.1〜4.0o、長さは11〜30oである。花の咲き方は抱え・平咲き、横径及び縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は小凹形、反転の方向はやや外反転、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、反転の方向は平、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向はやや外反転である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面はY型、先端の形はX型である。花色はセパル及びペタル内側の地色が浅緑黄(JHS カラーチャート2703)の単色、リップは地色が浅緑黄(同2703)で明黄(同2506)のぼかしが入る。花の香りは中、開花期は冬である。
 「ピッテロゴールド」と比較して、セパル、ペタル及びリップの内側の地色が浅緑黄であること、リップに明黄色のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(静岡県浜北市)において、「黄玉」に「ピッテロゴールド」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11534号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   スポットライト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ラッキーレイ」に「セカンドラブ トキメキ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルがピンク白の地色に鮮赤味紫色の爪斑、リップがピンク白の地色に鮮赤味紫色の爪斑及び明黄緑色の目、喉部に濃赤紫色のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は広線形、横断面の形は扁円形、高さは20〜35p、長径は21〜30oである。葉の全体の形は長楕円形、先端の形は不等鈍形、横断面の形はT型、長さは61〜90o、幅は31〜40o、表面の色は緑、葉数は11〜15枚である。優先着花部位は[型、花序は円錐、一花茎の花数は3〜5、太さは
1.1〜5.0o、長さは11〜30oである。花の咲き方は抱え・平咲き、横径及び縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は小凹形、反転の方向は内反転、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、反転の方向は平、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は切形、反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面はY型、先端の形はW型である。花色はセパル及びペタルはピンク白(JHS カラーチャート9201)の地色に鮮赤味紫(同8906 )の爪班が入る、リップはピンク白(同9201)の地色に鮮赤味紫(同8906)の爪斑及び明黄緑(同
3104)の目が入り、喉部に濃赤紫(同9509)のぼかしが入る。花の香りは弱、開花期は春である。
 「セカンドラブ トキメキ」と比較して、リップの喉部に濃赤紫のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年11月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に「ラッキーレイ」に「セカンドラブ トキメキ」を交配した実生苗を購入、8年に育成者の温室(高知県土佐市)において選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「キャンドルライト」であった。    
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11535号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   ソノベミレニアム ドリーミングフューチャー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピッテロゴールド ファンシー」に「ユキダルマ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが淡緑黄の単色、リップが淡緑黄の地色に濃紅色の目が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形、横断面の形は扁円形、高さは20〜35p、長径は11〜20oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はT型(ほぼ平)、長さは121〜150o、幅は31〜40o、表面の色は緑、葉数は7〜10枚である。優先着花部位はX型、花序は円錐、一花茎の花数は3〜5、太さは3.1〜4.0o、長さは11〜30oである。花の咲き方は抱え・平咲き、横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は小凹形、反転の方向は内反転、ラテラル・セパル正面の形は披針形、先端の形は微突形、反転の方向は内反転、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向は外反転である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面はZ型、先端の形はX型である。花色はセパル及びペタルは淡緑黄(JHS カラーチャート2903)の単色、リップは淡緑黄(同2903)の地色に濃紅(同0109)の目が入る。花の香りは弱、開花期は春である。
 「ユキダルマ」と比較して、セパル、ペタル及びリップの地色が淡緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(京都府船井郡園部町)において、「ピッテロゴールド ファンシー」に「ユキダルマ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ソノベミレニアム ファンタジーイエロー」であった。  
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11536号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   ソノベメモリアル スイートスマイル
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピンクビューティ・クイーン」に「ユキダルマ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが紫白の地色で先端部に明赤味紫色のぼかし、リップが紫白の地色に暗赤紫色の目及び先端部に明赤味紫色のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形、横断面の形は扁円形、高さは35〜50p、長径は11〜20oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はT型(ほぼ平)、長さは151〜180o、幅は31〜40o、表面の色は緑、葉数は7〜10枚である。優先着花部位はX型、花序は円錐、一花茎の花数は2、太さは3.1〜4.0o、長さは11〜30oである。花の咲き方は抱え・平咲き、横径は81〜 100o、縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は小凹形、反転の方向は外反転、ラテラル・セパル正面の形は披針形、先端の形は微突形、反転の方向は内反転、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向は内反転である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面はZ型、先端の形はX型である。花色はセパル及びペタルは紫白(JHS カラーチャート8901)の地色で先端部に明赤味紫(同 8905)のぼかしがに入る、リップは紫白(同8901)の地色に暗赤紫(同9510)の目及び先端部に明赤味紫(同8905)のぼかしが入る。花の香りは弱、開花期は春である。
 「ピンクビューティ・クイーン」と比較して、リップ内側の地色が紫白であること、リップ内側の模様がぼかし及び目であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(京都府船井郡園部町)において、「ピンクビューティ・クイーン」に「ユキダルマ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11537号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ファレノプシス   石垣ホワイト(いしがきほわいと)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Doritaenopsis「キョウト」の変異株であり、花色はセパル及びペタルがピンク白の単色、リップ中央裂片はピンク白の地色に淡紫ピンク色及び穏黄橙色のぼかしが入る平咲きの中型種である。
 株の大きさは中、草姿は横性である。葉の正面の形は広線形、先端の形は微突形、横断面の形はV型、向きは斜上、ねじれは無、幅は51〜75o、長さは10.1〜20p、表面の色は暗黄緑である。花序の型は総状、花数は11〜15、花型は平、花の横径は7.6〜10.0
p、縦径は5.1〜7.5pである。ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は凹形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、周縁の波打ちは有である。ペタルの正面の形は半円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はX型、横断面の形はW型である。花色はセパル及びペタルがピンク白(JHS カラーチャート0101)の単色、リップの中央裂片はピンク白(同0101)の地色に淡紫ピンク(同8902)及び穏黄橙(同1912)のぼかしが入る、側裂片はピンク白(同0101)の地色に明赤味紫(同8905)の胡麻斑並びに淡紫ピンク(同8902)及び穏黄橙(同1912)のぼかしが入る。花の香りは無、開花期は初夏である。
 Phalaenopsis amabilis 及びDtps.「キョウト」と比較して、セパル、ペタル及びリップ中央裂片の地色がピンク白であること、リップ中央裂片の正面の形がX型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(沖縄県石垣市)において、Dtps.「キョウト」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サンホワイト」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11538号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オドントグロッサム   ニチレイサンライズ レッドラグ 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Oda.Remembrance」に「Oda.Wearside Pattern」を交配した実生から選抜して育成されたものであり、花はセパルは濃赤茶の地色に灰ピンク色の爪斑が入る、ペタルは濃赤茶色、リップは橙の地色に灰ピンク色の覆輪が入る中型種である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。開花ぎ球茎の正面の形は卵形、平面の形は長楕円形、溝の有無は無、高さは41〜60o、長径は41〜50oである。葉の正面の形は広線形、横断面の形はU型、向きは斜上、長さはやや短、幅はやや広、表面の色は暗緑、上位葉数は1枚、下位は3枚である。花序の型は総状、再開花性は無、長さは中、幅はやや狭、花数はやや少、花茎の色は帯紫緑、抽出方向は斜上、強さは中、花型は平咲き、距の有無は無、花の横径及び縦径はやや大である。ドーサル・セパル正面の形は楕円形、先端の形は突形、ねじれは無、長さはやや短、幅はやや狭、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、ねじれは無、長さはやや短、幅はやや狭、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は漸鋭先形、ねじれは無、周縁の波打ちは有、長さはやや短、幅は中である。リップ中央裂片の正面の形は長方形、側裂片の明確度は不明確、先端の形は心形、長さはやや短、幅は狭である。花色はセパルは濃赤茶(JHS カラーチャート0708)の地色に灰ピンク(同0116)の爪斑が入る、ペタルは濃赤茶(同0708)、リップは橙(同1313)の地色に灰ピンク(同0116)の覆輪が入る。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「バイザー ボレロ」と比較して、花茎の色が帯紫緑であること、リツプの地色が橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者が「Oda.Remembrance」に「Oda.Wearside Pattern」を交配した実生苗を導入し、7年に出願者の温室(栃木県宇都宮市)において、開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11539号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オドントグロッサム   ラベンダーレース シルバン 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Oda.Helen Stead」に「Oda.Annette」を交配した実生から選抜して育成されたものであり、花はセパルはピンク白の地色に淡紫ピンク色のぼかし及び鮮紫ピンク色の点斑が入る、ペタルはピンク白の地色に淡紫ピンク色のぼかしが入る、リップはピンク白の地色に赤茶色のまだら斑及び鮮紫ピンク色のぼかしが入るやや大型種である。
 株の大きさはやや大、草姿は斜上である。開花ぎ球茎の正面及び平面の形は長楕円形、溝の有無は無、高さは61〜80o、長径は41〜50oである。葉の正面の形は広線形、横断面の形はU型、向きは斜上、長さはやや短、幅はやや広、表面の色は暗黄緑、上位及び下位葉数は2枚である。花序の型は総状、再開花性は無、長さは中、幅はやや狭、花数はやや少、花茎の抽出方向は斜上、強さは中、花型は部分反転平咲き、距の有無は無、花の横径及び縦径はやや大である。ドーサル・セパル正面の形は楕円形、先端の形は微突形、ねじれは無、長さはやや短、幅はやや狭、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、ねじれは無、長さはやや短、幅はやや狭、ペタル正面の形は半円形、先端の形は微突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有、長さはやや短、幅は中である。リップ中央裂片の正面の形は長方形、側裂片の明確度は不明確、先端の形は銀杏形、長さは中、幅はやや狭である。花色はセパルはピンク白(JHS カラーチャート 9201)の地色に淡紫ピンク(同9202)のぼかし及び鮮紫ピンク(同9505)の点斑が入る、ペタルはピンク白(同9201)の地色に淡紫ピンク(同9202)のぼかしが入る、リップはピンク白(同9201)の地色に赤茶(同1013)のまだら斑及び鮮紫ピンク(同9205)のぼかしが入る。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「マリーノエル ヨッコ」と比較して、セパル、ペタル及びリツプの地色がピンク白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者が「Oda.Helen Stead」に「Oda.Annette」を交配した実生苗を導入し、7年に出願者の温室(栃木県宇都宮市)において、開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11540号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しらん   手鞠(てまり)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、紫色の在来種どうしを交配して育成されたものであり、花はセパル、ペタル及びリップが淡紫ピンクの単色の鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草丈は低である。葉全体の形は披針形、先端の形は鋭尖形、葉身長はかなり短、葉身幅は中、成葉表面の色は黄緑である。花の向きは上向き、花形は一重咲、花の縦径はやや小、横径は小、ラテラルセパル及びペタルの形は長楕円形、リップの形は筒状である。花弁の色はセパル、ペタル及びリップは淡紫ピンク(JHS カラーチャート8902)の単色。花の香りは弱、開花期は中である。
 しらん覆輪葉及び在来しらんと比較して、草丈が低いこと、葉身長が短いこと、セパル、ペタル及びリップの色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(愛知県名古屋市)において、紫色の在来種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11541号   平成15年11月18日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ポージィブーケ メアリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「城ヶ崎」由来の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花形は八重咲きでアジサイ型、花色は紫ピンクで鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は長、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は少、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は広楕円形、先端の形は鋭形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3707)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は半球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は少、装飾花の数は多、両性花及び装飾花の花形は八重咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は非常に有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は鮮紫ピンク(同9504)、盛期の花色は紫ピンク(同9503)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全縁、湾曲は平滑である。花柄の長さ及び小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「ミセスクミコ」及び「グリューンヘルツ」と比較して、装飾花の花形が八重咲であること、がく片の切れ込みの位置が全縁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、「城ヶ崎」由来の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11542号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ユングフラウ ピコティ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、キヨスミサワアジサイ由来の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでガクアジサイ型、花色は黄白で明紅の覆輪が入る鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さはやや太、節間長は中、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は中、色は赤褐、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さはやや短である。花序の形は盃形、花形はガクアジサイ型、花序の縦径及び横径は中、厚さはやや薄である。両性花の数は多、装飾花の数は少、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は複色、開花初期の花色は淡黄緑(同3303)、盛期の花色は黄白(同2901)の地色に明紅(同0106)の覆輪が入る。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は平滑である。花柄及び小花柄の長さは中である。花色の変化性は無、促成での開花期は早である。
 キヨスミサワアジサイと比較して、覆輪の色が明紅であること、がく片に切れ込みがあること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、キヨスミサワアジサイ由来の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11543号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ポージィブーケ ナナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「城ヶ崎」由来の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花形は八重咲きでガクアジサイ型、花色は黄白で鉢物向きの品種である。        樹形は開張性、枝の太さは中、節間長は長、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は少、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、裏面の色は穏黄緑(同3513)、葉柄の長さは中である。花序の形は盃形、花形はガクアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は中、装飾花の数は少、両性花及び装飾花の花形は八重咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は非常に有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は淡黄緑(同3102)、盛期の花色は黄白(同2501)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は平滑である。花柄及び小花柄の長さは中である。花色の変化性は無、促成での開花期は早である。
 「城ヶ崎」及び「墨田の花火」と比較して、がく片がかぶ形で切れ込みがあること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、「城ヶ崎」由来の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11544号   平成15年11月18日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ポージィブーケ エビータ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「城ヶ崎」由来の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花形は八重咲きでアジサイ型、花色は鮮紫ピンクで鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さはやや太、節間長は長、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は少、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は広卵形、先端の形は鋭形、基部の形は鈍形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は半球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は少、装飾花の数はやや多、両性花及び装飾花の花形は八重咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は非常に有、装飾花の縦径はやや小、横径は中、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は鮮紫ピンク(同9705)、盛期の花色は鮮紫ピンク(同9504)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全縁、湾曲は平滑である。花柄及び小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「ミセスクミコ」及び「グリューンヘルツ」と比較して、装飾花の花形が八重咲きであること、がく片の切れ込みの位置が全縁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、「城ヶ崎」由来の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ポージィブーケ マリエ」であった。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11545号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ジャパーニュ ミカコ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、キヨスミサワアジサイ由来の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色はピンク白で鮮紅の覆輪が入る鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は中、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は少、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は楕円形、先端の形は鋭形、基部の形は鈍形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は半球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は少、装飾花の数は中、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは少し重なる、大小の有無はやや有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は複色、開花初期の花色は黄白(同3302)、盛期の花色はピンク白(同0101)の地色に鮮紅(同 0107)の覆輪が入る。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は平滑である。花柄及び小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 キヨスミサワアジサイと比較して、花形がアジサイ型であること、覆輪の色が鮮紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、キヨスミサワアジサイ由来の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ジャパーニュ ミカ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11546号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ポージィブーケ ミミ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「城ヶ崎」由来の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花形は八重咲きでガクアジサイ型、花色は鮮赤紫で鉢物向きの品種である。       樹形は開張性、枝の太さ及び節間長は中、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は中、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は円形、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身長はやや短、葉身幅はやや狭、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、裏面の色は穏黄緑(同3513)、葉柄の長さは短である。花序の形は盃形、花形はガクアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は中、装飾花の数は少、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は八重咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は非常に有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は明赤紫(同9506)、盛期の花色は鮮赤紫(同9507)である。がく片の形は広卵形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は内曲である。花柄の長さは短、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。 
 「城ヶ崎」と比較して、開花盛期の花色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、「城ヶ崎」由来の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11547号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ポージィブーケ エレガンス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は,「城ヶ崎」由来の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花形は八重咲きでアジサイ型、花色は鮮紫ピンクの鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さはやや太、節間長は中、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は少、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は広楕円形、先端の形は鋭形、基部の形は円形、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身長はやや短、葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は盃形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花及び装飾花の数はやや少、両性花及び装飾花の花形は八重咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は非常に有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は紫ピンク(同9203 )、開花盛期の花色は鮮紫ピンク(同9504)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全縁、湾曲は内曲である。花柄の長さはやや短、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有。促成での開花期は中である。 
 「城ヶ崎」と比較して、花形がアジサイ型であること、開花盛期の花色が鮮紫ピンク(同9504)であること、がく片の形がかぶ形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、「城ヶ崎」由来の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。  
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11548号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ポージィブーケ スージィ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「城ヶ崎」由来の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花形は八重咲きでガクアジサイ型、花色は明赤紫の鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さはやや太、節間長はやや長、枝の斑点の多少は少、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は楕円形、先端の形は鋭形、基部の形は鈍形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は盃形、花形はガクアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数はやや少、装飾花の数は少、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は八重咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は非常に有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は単色、開花盛期の花色は明赤紫(同9506)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全縁である。花柄の長さは中、小花柄の長さはやや長である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「城ヶ崎」と比較して、開花盛期の花色が明赤紫であること、がく片の形がかぶ形であること、枝の斑点が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、「城ヶ崎」由来の育成系統どうしを交配しその実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。                        
 なお、出願時の名称は「ポージィブーケ ナンシィ」であった。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11549号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ユングフラウ パープルピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「イズノハナ」に混合花粉を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きで中間型、花色は鮮紫ピンクで鉢物向きの品種である。            樹形は開張性、枝の太さは中、節間長は短、新梢の色は緑、枝の斑点の多少は中、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は長楕円形、先端及び基部の形は鈍形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は盃形、花形は中間型、花序の縦径は中、横径は大、厚さは中である。両性花及び装飾花の数は中、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は有、装飾花の縦径及び横径は大、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は淡緑黄(同2903)、盛期の花色は鮮紫ピンク(同9204)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は平滑である。花柄の長さは短、小花柄の長さは長である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。 
 「イズノハナ」及び「ユングフラウ ピンク」と比較して、両性花の色が穏紫ピンクであること等で区別性が認められる。 
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、「イズノハナ」に混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお、出願時の名称は「ユングフラウ ラベンダー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11550号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ポージィブーケ ケーシィ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「城ヶ崎」由来の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花形は八重咲きでガクアジサイ型、花色は紫青の鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さはやや太、節間長は中、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は中、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は広楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長はやや短、葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は盃形、花形はガクアジサイ型、花序の縦径及び横径は中、厚さはやや薄である。両性花の数は中、装飾花の数は少、両性花及び装飾花の花形は八重咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は非常に有、装飾花の縦径は中、横径はやや大、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は明黄緑(同3305)、盛期の花色は紫青(同7612)である。がく片の形は広卵形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は平滑である。花柄の長さは短、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花性は中である。
 「イズノハナ」と比較して、葉身全体の形が広楕円形であること、開花盛期の花色が紫青であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、「城ヶ崎」由来の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。                
 なお、出願時の名称は「ポージィブーケ ルーシィ」であった。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11551号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ポージィブーケ グレイス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「城ヶ崎」由来の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花形は八重咲きで中間型、花色は黄白で鉢物向きの品種である。            樹形は開張性、枝の太さは中、節間長はやや短、新梢の色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)、枝の斑点の多少は少、色は黒紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(同3716)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は盃形、花形は中間型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は中、装飾花の数はやや少、両性花及び装飾花の花形は八重咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は非常に有、装飾花の縦径は中、横径はやや大、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は淡緑黄(同2903)、盛期の花色は黄白(同2501)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全縁、湾曲は平滑である。花柄の長さはやや短、小花柄の長さは中である。花色の変化性は無、促成での開花期は中である。 
 「城ヶ崎」及び「墨田の花火」と比較して、花形が中間型であること、がく片がかぶ形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、「城ヶ崎」由来の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11552号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ユングフラウ ジェミニ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「カステリン」に「リベラ」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きで中間型、花色は鮮紫ピンクの鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は短、新梢の色は緑、枝の斑点の多少は少、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は広楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3716)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は盃形、花形は中間型、花序の縦径は中、横径は大、厚さは中である。両性花の数は中、装飾花の数は少、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は有、装飾花の縦径は中、横径は大、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は淡緑黄(同2903)、盛期の花色は鮮紫ピンク(同9504)、終期の花色は淡紫ピンク(同9202)、がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は内曲、花柄の長さは短、色は穏黄緑(同3312)、小花柄の長さは長である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「ユングフラウ ピンク」と比較して、装飾花の数が少ないこと、がく片に切れ込みがあること、花柄の色が穏黄緑であること等で、「リベラ」と比較して、装飾花の数が少ないこと、開花盛期の花色が鮮紫ピンクであること、がく片に切れ込みがあること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、「カステリン」に「リベラ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11553号   平成15年11月18日                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ユングフラウ ディープピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「メリット シュープリーム」の自然交雑実生から育成されたものであり、花形は普通咲きで中間型、花色は濃紫ピンクで鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は短、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は少、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は広楕円形、先端の形は鋭形、基部の形は円形、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は盃形、花形は中間型、花序の縦径は中、横径は大、厚さは中である。両性花の数は中、装飾花の数は少、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は有、装飾花の縦径及び横径は大、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は明黄味緑(同3704)、盛期の花色は濃紫ピンク(同9512)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は平滑である。花柄の長さは短、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「ユングフラウ ピンク」及び「ファザーン」と比較して、花形が中間型であること、開花盛期の花色が濃紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日    平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、「メリット シュープリーム」の自然交雑種子をは種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ユングフラウ ローズ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11554号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ユメノシズク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ピンク系ガクアジサイに「パール」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでガクアジサイ型、花色は穏紫ピンクの鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さ及び節間長は中、新梢の色は緑、枝の斑点の多少は少、色は黒紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は広楕円形、先端の形は鋭形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3510)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は盃形、花形はガクアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は中、装飾花の数は少、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は浅黄緑(同3503)、盛期の花色は穏紫ピンク(同9212)、終期の花色は紫ピンク(同9211)、がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は平滑、花柄の長さは短、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「墨田の花火」と比較して、開花盛期の花色が穏紫ピンクであること、小花柄が短いこと等で、「パール」と比較して、両性花の数が多いこと、装飾花の数が少ないこと、開花盛期の花色が穏紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(愛知県知多郡武豊町)において、ピンク系ガクアジサイに「パール」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11555号   平成15年11月18日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   スカーレット マナスル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「カステリン」に「グリューンヘルツ」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色は鮮紫赤で鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は中、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は少、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は広卵形、先端の形は鋭形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート4007)、裏面の色は穏緑(同3712)、葉柄の長さは中である。花序の形は半球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は少、装飾花の数は中、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無はやや有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は明紫赤(同9706)、盛期の花色は鮮紫赤(同9707)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は平滑である。花柄の長さはやや短、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は晩である。
 「グリューンヘルツ」及び「ミセスクミコ」と比較して、開花盛期の花色が鮮紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、「カステリン」に「グリューンヘルツ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11556号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   さくら   河津正月(かわづしょうがつ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、カワヅザクラの自然交雑実生の中から選抜して育成されたものであり、花は一重咲で鮮紫ピンク色の中輪花である。
 樹形は傘状、樹高は高木性である。樹幹の色は紫褐色、皮目は多、枝の太さは中、色は褐色、分枝性は中である。葉全体の形は倒卵状楕円形、先端の形は尾形鋭尖形、基部の形は円形、葉縁(鋸歯)の状態は浅、鋸歯の形は単鋸歯、先端は鋭形、葉の長さは長、幅は広、厚さは中、蜜腺の有無は有、位置は葉柄上部である。花序の形は散形状、花数はやや多である。蕾の色は紫赤(JHS カラーチャート9714)、花の向きは下向き、形は一重咲、開き方は半開形、大きさは中輪、花の色は鮮紫ピンク(同9204)、花弁全体の形は円形、花弁の切れ込みは少、基部の形は鈍形、花弁の脈の色は目立たない、数は約5である。雌ずいと雄ずいの長さの比は長、雄ずいの数は2本、がく筒の形は盤状形以外、盤状形以外のがく筒の形は長鐘形、がく筒の毛は無、がく裂片の形は長楕円形、花柄の長さは極短である。花の香りは殆ど無、通常開花期は極早で、育成地(静岡県賀茂郡河津町)では12月下旬である。
 カワヅザクラと比較して、花の開き方が半開形であること、花の色が鮮紫ピンクであること、通常開花期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年3月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に育成者のほ場(静岡県賀茂郡河津町)において、カワヅザクラの自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「河津正月桜」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11557号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブーゲンビレア   レイクブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、品種名不詳の品種の変異株であり、苞は鮮赤紫色で、花序の幅が中の鉢物向きの品種である。
 樹姿は半蔓性、枝の太さは中、色は淡緑である。葉身全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鋭形、葉縁の形は全縁、葉身長は中、葉身幅はやや狭、表面の色は緑、斑の有無は無、葉柄の色は緑褐、刺の有無は有である。花房の大きさ、粗密、花序の幅及び高さは中である。苞の数は中、全体の形は卵形、先端の形は突形、基部の形は心形、縁片の形は全縁、波打ちは有、反りは外反、長さ及び幅は中である。苞の色の発現は単色型、幼苞の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9208)、開花期及び後期の苞の色は鮮赤紫(同9207)、苞の模様の有無は無、小花の長さ及び幅は中、色は黄白、花数は中、小花数は3、花の香りは無である。
 「フレンドリー」と比較して、葉身全体の形が楕円形であること、葉身先端の形が鋭尖形であること等で、「ミセスバット」と比較して、葉身全体の形が楕円形であること、開花期の苞の色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(愛知県海部郡蟹江町)において、栽培中の品種名不詳の品種の中から変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「オーシャンブルー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11558号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぼたん   黄冠(おうかん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は,「ハイヌーン」に「新扶桑」を交配して育成されたものであり、花は浅黄緑色で穏ピンク色の底紅が入り、抱え咲きで八重、大輪の切花、鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は直立、樹高は中である。新梢の長さは中、太さは太、分枝性は中、色は緑である。複葉の形成は2回3出、葉の長さ、幅及び小葉の形は中、葉の枚数は多、厚さは中、色は緑、光沢は弱である。花茎の長さは中、太さは太、色は赤褐、花形は抱え咲き、花弁の重ねの程度は八重、花の大きさは大、向きは斜上、全体の色は黄である。花弁の着色パターンは底紅、基本の色はAゾーンが浅黄緑(JHS カラーチャート3103)、Bゾーンは穏ピンク(同0112)、全形は倒卵形、長さは中、幅はやや広、波打ちは弱、縁のひだは無、切れ込みは弱、花の香りは強である。露心の有無と程度は大、雄ずいの有無と多少は多、花糸の色は黄で中央部が淡赤、葯の色は黄、雌ずいの形状は徳利形、花盤の色は白またはクリーム、雌ずい(心皮)の有無と数は多、柱頭の色は黄である。一季咲きか二咲きかの別は一季咲き、開花の早晩性は晩である。
 「ハイヌーン」と比較して、花の向きが上向きであること、花が大きいこと等で、「新扶桑」と比較して、花形が抱え咲きであること、花弁の基本の色(Aゾーン)が浅黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者のほ場(島根県八束郡八束町)において、「ハイヌーン」に「新扶桑」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11559号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しゃくなげ   八女の紅姫(やめのべにひめ)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Paricutin」にRhododendron formosumを交配して育成されたものであり、花形は開いた漏斗鐘形、花は鮮紫ピンク色の中輪で、鉢物向きの品種である。
 樹姿枝張りは狭株立状、樹高は矮性、2年枝の太さは太、色は黄緑、主枝の粗密は粗である。春葉全体の形は長楕円形、先端の形は鈍頭、葉脚は鈍脚、秋葉全体の形は長楕円形、春葉葉身長及び最大幅は中、葉柄長はやや短、新葉表面の色は緑、春葉表面の色は暗緑、斑入りは無、表面の光沢は無又は極弱、新葉表面の毛じの型はフェルト状、春葉表面の毛じの色は褐、葉の着生方向は斜め上向きである。花の向き姿勢は直立、つぼみの形は広楕円、花形は開いた漏斗鐘形、花のタイプはシングル、花冠の切れ込みは深い、花冠上半の形は半円形、花冠下半の形は3/4円形、裂片の先端の形は凹む、重なり合い、縁の波形状及び花の直径は中、切開いた最大幅はやや広、縦幅は中である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は微、底白の現れ方、白覆輪、縁紅・爪紅及び濃淡模様は無、内側の主色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9705)、外側の主色は明紫赤(同9706)、花喉部のブロッチは鮮明である。雄ずい及び雌ずいの型は花弁化しない、雌ずいの花柱の色は淡赤、柱頭の色は赤、がくの有無は有である。葉の持続性は常緑、開花期の早晩は中、四季咲性は無である。
 「コンコルド」と比較して、春葉及び秋葉の全体の形が長楕円形であること、新葉表面の毛じの型がフェルト状であること、花の外側の主色が明紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和57年に育成者の温室(福岡県八女郡矢部村)において、「Paricutin」にRhododendron formosumを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成2年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「八女美人」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11560号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しゃくなげ   真珠姫(しんじゅひめ)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Mrs. A. T. de la Mare」にアカボシシャクナゲを交配して育成されたものであり、花形は開いた漏斗形、花は黄白色の中輪で、鉢物向きの品種である。
 樹姿枝張りは狭株立状、樹高は矮性、2年枝の太さはかなり太、色は赤褐、主枝の粗密は粗である。春葉全体の形は狭長楕円形、先端の形は鈍頭、葉脚は鈍脚、葉身長及び最大幅は中、葉柄長はやや短、新葉表面の色は緑、春葉表面の色は暗緑、裏面の色は淡緑、斑入りは無、表面の光沢は中、新葉及び春葉表面の毛じの色は白、葉の着生方向は斜め上向きである。花の向き姿勢は直立、つぼみの形は広楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはシングル、花冠の切れ込みはやや深い、花冠上半の形は半円形、花冠下半の形は3/4円形、裂片の先端の形は凹む、重なり合いは浅く重なる、縁の波形状は弱、花の直径は中、切開いた最大幅はやや広、縦幅はやや短である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は微、底白の現れ方、白覆輪、縁紅・爪紅及び濃淡模様は無、内側の主色は黄白(JHS カラーチャート3301)、外側の主色は緑白(同3701)、花喉部のブロッチは鮮明、花冠裂片数は5である。雄ずい及び雌ずいの型は花弁化しない、花柱の色は白、柱頭の色は黄、がくの有無は有である。葉の持続性は常緑、開花期の早晩は中、四季咲性は無である。
 「ヒラノシロ」と比較して、新葉表面の毛じの色が白いこと、花喉部のブロッチが鮮明であること等で、ツクシシャクナゲ(白花)と比較して、春葉裏面の色が淡緑であること、花冠裂片数が5であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和56年に出願者の温室(三重県安芸郡安濃町)において、「Mrs. A. T. de la Mare」にアカボシシャクナゲを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11561号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   つつじ   花山姫(はなやまひめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ヤマツツジの自然交雑実生から育成されたものであり、花形は開いた漏斗形、花の主色は鮮紫ピンクで大きさはやや小の、庭園向きの品種である。
 樹姿枝張りは広株立状、樹高はやや矮性、2年枝の太さは中、萌芽枝の色は緑、主枝の粗密は中である。春葉全体の形は楕円形、先端の形は鈍頭、葉脚は鋭脚、葉身長はやや短、最大幅はやや狭、葉柄長は短、新葉表面の色は緑、春葉表面の色は赤緑、斑入りは無、表面の光沢は弱、表面の毛じの色は白、葉の着生方向は水平である。花の向き姿勢は横向き、つぼみの形は尖頭楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはシングル、花冠の切れ込みは中、花冠上半の形は披針形及び卵形、下半の形は卵形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いは浅く重なる、縁の波形状は中、花の直径はやや小、切開いた最大幅はやや狭、縦幅はやや短である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪、縁紅・爪紅及び濃淡模様は無、内側の主色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9705)、花喉部のブロッチは鮮明、形は大点の集合、色は鮮紫赤(同
9707)である。雄ずいの型は花弁化しない、花糸色は白、雌ずいの型は花弁化しない、花柱及び柱頭の色は淡赤、がくの有無は有である。葉の持続性は常緑、開花期の早晩は極早、四季咲性は無である。
 ヤマツツジ及び「ホンキリシマ」と比較して、花の内側の主色が鮮紫ピンクであること、ブロッチの色が鮮紫赤であること、花糸色が白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の公園(群馬県館林市)において、ヤマツツジの自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11562号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   つつじ   乙女心(おとめごころ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、オオヤマツツジの自然交雑実生から育成されたものであり、花形は開いた漏斗形、花の主色は鮮紫ピンクで大きさは中の、庭園向きの品種である。
 樹姿枝張りは広株立状、樹高はやや矮性、2年枝の太さは中、萌芽枝の色は緑、主枝の粗密は中である。春葉全体の形は楕円形、先端の形は鋭頭、葉脚は鋭脚、葉身長はやや短、最大幅はやや狭、葉柄長は短、新葉表面の色は黄緑、春葉表面の色は赤緑、斑入りは無、表面の光沢は弱、表面の毛じの色は白、葉の着生方向は斜め上向きである。花の向き姿勢はやや直立、つぼみの形は尖頭楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはシングル、花冠の切れ込みは深い、花冠上半の形は卵形、下半の形は半楕円形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いは中、縁の波形状は無又は微、花の直径及び切開いた最大幅は中、縦幅はやや短である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪、縁紅・爪紅及び濃淡模様は無、内側の主色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9504)、花喉部のブロッチは鮮明、形は大点の集合、色は赤紫(同9508)である。雄ずい及び雌ずいの型は花弁化しない、花柱の色は黄、柱頭の色は淡緑、がくの有無は有である。葉の持続性は半落葉、開花期の早晩は早、四季咲性は弱である。
 「早乙女」及び「オオムラサキ」と比較して、ブロッチの色が赤紫であること、花柱の色が黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の公園(群馬県館林市)において、オオヤマツツジの自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11563号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   つつじ   越の淡雪(こしのあわゆき)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「春の夢」に「ホワイトウォーター」を交配して育成されたものであり、花形は開いた漏斗形、花は黄白色のやや大輪で、鉢物向きの品種である。
 樹姿枝張りは球状、樹高は矮性、2年枝の太さは中、色は赤褐、主枝の粗密は中である。春葉全体の形は広楕円形、先端の形は鈍頭、葉脚は鋭脚、葉身長はやや短、最大幅はやや狭、葉柄長は短、新葉表面の色は緑、春葉表面の色は赤緑、斑入りは無、表面の光沢は中、表面の毛じの色は白、葉の着生方向はやや斜め上向きである。花の向き姿勢はやや直立、つぼみの形は楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはシングルホースインホース及びセミダブルホースインホースが混在、花冠の切れ込みは中、花冠上半の形は半楕円形、下半の形は半円形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いはやや深く重なる、縁の波形状は弱、花の直径はやや大、切開いた最大幅はやや広、縦幅はやや短である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪、縁紅・爪紅及び濃淡模様は無、内側の地色は黄白(JHS カラーチャート3302)、花喉部のブロッチは中、形は大点の集合、色は明黄緑(同3504)である。雄ずいの型は小花弁花が混合、雌ずいの型は花弁化しない、花柱及び柱頭の色は淡緑、がくの有無及び花弁化の有無は有、花弁化した形は切れ弁である。葉の持続性は常緑、開花期の早晩は中、四季咲性は弱である。 
 「ホワイトウォーター」と比較して、花冠上半の形が半楕円形であること、花柱の色が淡緑であること、がくの花弁化した形が切れ弁であること等で、「晴朗」と比較して、花喉部のブロッチが鮮明なこと、がくの花弁化があること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に新潟県農業総合研究所園芸研究センター(北蒲原郡聖籠町)において、「春の夢」に「ホワイトウォーター」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11564号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   つつじ   越の舞姫(こしのまいひめ)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コンディスカチーフ」に「春のひびき」を交配して育成されたものであり、花形は開いた漏斗形、花は地色が鮮紫ピンク、複色が淡紫ピンクの大輪で、鉢物向きの品種である。
 樹姿枝張りは球状、樹高は矮性、2年枝の太さは太、色は赤褐、主枝の粗密は中である。春葉全体の形は楕円形、先端の形は凸頭、葉脚は鋭脚、葉身長はやや短、最大幅はやや狭、葉柄長は短、新葉表面の色は緑、春葉表面の色は赤緑、斑入りは無、表面の光沢はやや弱、表面の毛じの色は褐、葉の着生方向はやや斜め上向きである。花の向き姿勢はやや直立、つぼみの形は楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはシングル及びセミダブル、花冠の切れ込みはやや深い、花冠上半及び下半の形は半円形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いは深く重なる、縁の波形状は弱、花の直径は大、切開いた最大幅はやや広、縦幅は中である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪及び縁紅・爪紅は無、濃淡模様は有、内側の地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)、複色は淡紫ピンク(同9501)、花喉部のブロッチは鮮明、形は大点の集合、色は浅黄緑(同3109)である。雄ずいの型は小花弁化が混合、雌ずいの型は花弁化しない、花柱の色は紫赤、柱頭の色は黄、がくの有無は有である。葉の持続性は常緑、開花期の早晩は中、四季咲性は弱である。 
 「コンディスカチーフ」と比較して、花の内側の地色が鮮紫ピンクであること、花喉部のブロッチが鮮明なこと等で、「浜の粧」と比較して、花の内側の地色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に新潟県農業総合研究所園芸研究センター(北蒲原郡聖籠町)において、「コンディスカチーフ」に「春のひびき」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11565号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   つつじ   紅姉妹(べにしまい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アンブローシャス」に「寒牡丹」を交配して育成されたものであり、花形は開いた漏斗形、花の主色は鮮紅で大きさは中の、鉢物向きの品種である。
 樹姿枝張りは球状、樹高は矮性、2年枝の太さは中、萌芽枝の色は緑、主枝の粗密は中である。春葉全体の形は広楕円形、先端の形は鈍頭、葉脚は鋭脚、葉身長はやや短、最大幅はやや狭、葉柄長は短、新葉表面の色は暗緑、春葉表面の色は赤緑、斑入りは無、表面の光沢は中、表面の毛じの色は褐、葉の着生方向は水平である。花の向き姿勢はやや直立、つぼみの形は楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはシングル及びセミダブル、花冠の切れ込みはやや深い、花冠上半及び下半の形は半円形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いは深く重なる、縁の波形状、花の直径及び切開いた最大幅は中、縦幅はやや短である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪、縁紅・爪紅及び濃淡模様は無、内側の主色は鮮紅(JHS カラーチャート0107)、花喉部のブロッチは中、形は大点の集合、色は暗紅(同0110)である。雄ずいの型は小花弁化が混合、雌ずいの型は花弁化しない、花柱の色は赤、柱頭の色は紫赤、がくの有無は有、花弁化の有無は無である。葉の持続性は常緑、開花期の早晩は中、四季咲性は弱である。
 「アンブロシアナ」と比較して、花色が鮮紅であること、ブロッチの色が暗紅であること、雄ずいの型が小花弁化が混合していること等で、「紅風車」と比較して、花のタイプがシングル及びセミダブルであること、雄ずいの型が小花弁化が混合していること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の温室(新潟県新津市)において、「アンブローシャス」に「寒牡丹」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11566号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   さるすべり   デイア ウィーピング
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「相武紅」の自然交雑実生の中から育成されたものであり、花は鮮赤紫色で、庭園向きの品種である。
 樹姿は枝垂れ、樹形は球形、樹高は中である。樹幹のタイプは単幹、色は淡茶である。枝の太さは細、色は淡茶、分枝性及び節間長は中である。葉身全体の形は広披針形、先端の形及び基部の形は鋭形、葉縁の形は全縁、葉身長は中、葉身幅は狭、厚さは中、成葉表面の色は濃緑、毛は無、葉柄の長さは短である。つぼみの形は梯形、着色は中である。花房のタイプはV型、長さは中、幅は狭、花のタイプは一重咲、大きさは中、単色・副色の別は単色、花弁の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、爪の色は明赤紫(同9506)、形は円形、波打ち、全体の長さ、爪の長さ、及び花弁数は中、花柱の色は淡緑、六強雄ずいの花糸の色及び花糸の色は淡桃、雄ずいの数及び小花柄の長さは中、花数は少、香りは無、開花始期は早である。
 「アコマ」及び「ウィーピング・ピンク」と比較して、花弁の色が鮮赤紫であること、花弁の爪の色が明赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に神奈川県農業総合研究所(平塚市)において、「相武紅」の自然交雑種子を播種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11567号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しもつけ   ワルブマ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ゴールドフレーム」の自然交雑実生の中から選抜して育成されたものであり、花序のタイプは複散房花序、花は鮮紫ピンク色で鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹姿は開張性、樹高はかなり低、枝の太さは細、新梢の色は黄緑、節間長は中である。葉全体の形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は鈍形、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身長は短、葉身幅は狭、新葉の色は赤茶(JHS カラーチャート0715)、成葉表面の色は黄緑で赤茶のぼかしが入り、斑の有無及び毛の有無は無、葉柄の長さは短である。花序のタイプは複散房花序、花房の大きさはやや小、花形は一重咲、花の大きさは中、花色は鮮紫ピンク(同9504)の単色、花弁の形は円形、花弁数は中、花糸の色はピンク、花の香りは無、開花期は晩である。
 「ゴールドフレーム」及び「ライムマウンド」と比較して、葉身長が短いこと、成葉表面に赤茶色のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1986年に育成者のほ場(連合王国)において、「ゴールドフレーム」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11568号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   なんきんはぜ   グリーンホーネット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、在来種の枝変わりであり、樹冠全体の葉に明緑黄色の覆輪が入る街路樹及び庭園向きの品種である。
 樹姿は円錐体、枝の太さはやや細、新梢の夏季の色は浅黄緑(JHS カラーチャート 3511)、枝の皮目の形は縦短線状、分枝性は中、節間長はやや長である。葉の形は菱状広卵形、先端の形は広長鋭尖形、基部の形は鈍形、葉身長は短、幅は狭、成葉の夏季の色は外側が明緑黄(同2905)で内側が穏緑(同3715)、斑の有無は有、斑入りの季節は開葉時〜落葉時、発生位置は樹冠全体、パターンは覆輪、色は明緑黄(同2905)、葉の裏の毛の有無は無、葉柄の長さはかなり短である。花序の長さ及び幅は中、雌花のがく裂片の形は卵形、雄花のがくの形は皿状で3浅裂、雌ずい及び雄ずいの配列は乱れている、雌ずい及び雄ずいの色は明黄緑(同3505)、一花序の雌花数は中である。   
 「サマー フレンジ」及び「メトロキャンドル」と比較して、葉の斑入りの季節が開葉時〜落葉時であること、葉の斑が覆輪であること、斑の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の農場(福岡県甘木市)において、在来種の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11569号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   なんきんはぜ   スノーマウンテン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、在来種の枝変わりであり、樹冠全体の葉に淡緑黄色の覆輪が入る街路樹及び庭園向きの品種である。
 樹姿は円錐体、枝の太さはやや細、新梢の夏季の色は浅黄緑(JHS カラーチャート 3511)、枝の皮目の形は縦短線状、分枝性はやや密、節間長は短である。葉の形は菱状広卵形、先端の形は広長鋭尖形、基部の形は鈍形、葉身長はかなり短、幅は狭、成葉の夏季の色は外側が淡緑黄(同2903)で内側が浅灰緑(同3714)、斑の有無は有、斑入りの季節は開葉時〜落葉時、発生位置は樹冠全体、パターンは覆輪、色は淡緑黄(同  2903)、葉の裏の毛の有無は無、葉柄の長さはかなり短である。花序の長さは短、幅は狭、雌花のがく裂片の形は卵形、雄花のがくの形は皿状で3浅裂、雌ずい及び雄ずいの配列は乱れている、雌ずい及び雄ずいの色は明黄緑(同3505)、一花序の雌花数は中である。   
 「サマー フレンジ」及び「メトロキャンドル」と比較して、葉の斑入りの季節が開葉時〜落葉時であること、葉の斑が覆輪であること、斑に色が淡緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の農場(福岡県甘木市)において、在来種の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11570号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   エウリオプス アサナシアエ   オーストバリア
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Euryops athanasiaeの枝変わりであり、花は鮮黄色で中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は開帳、株の高さは中である。茎の太さは細、アントシアニンの発色の有無は無、一次分枝数は中、節間長は短である。葉の切れ込みの有無及び程度は中、深さは中裂、葉長及び葉幅は中、葉身の色は淡緑、葉の斑の有無は有、毛の有無は無である。花柄の長さはやや長、花形は一重、花容は垂下、花径及び舌状花の長さは中、幅は狭、形は線形、先端の形は円形、数は多、表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、裏面の色は明黄(同2506)、複色の有無は無、総ほうの直径及び花数は中である。
 「イエロージョイ」と比較して、葉の斑が有ること、花容が垂下であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(オランダ王国)において、E. athanasiaeの枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「ユリオプスデージー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11571号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ネメシア カエルレア   シービュー679
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草姿は開張性、花は上唇弁及び下唇弁が明紫色の鉢物向きの品種である。
 草姿は開張性、草丈はやや低、茎の太さはやや細、毛の有無は有、分枝数は中である。葉形は披針形、葉縁の形は鋸歯状、鋸歯の深さは浅、葉身長はやや短、幅は中、葉の色は緑、角度は水平、葉柄の有無は有である。花房形成の有無は有、花房径は小、1花房の花数は少、花の向きは斜上、花の縦の長さは中、横の幅はやや狭である。上唇弁の後ろへの反りは弱、裂片の先端部の形は鋭形、色は明紫(JHS カラーチャート8604)、基部の色は青味紫(同8311)、模様の有無は無である。下唇弁の形は中間型、切れ込みは浅、色は明紫(同8604)、基部の突起部の色は浅緑黄(同2904)、模様の有無は無である。距の長さは中、花の香りの有無は無、開花の早晩性は中である。
 「ハブバード」及び「ペングーン」と比較して、上唇弁及び下唇弁の色が明紫であること、上唇弁基部の色が青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に育成者の温室(ニュージーランド)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「ネメシア」、名称は「シービュー679/02」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11572号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ネメシア カエルレア   ジャスパー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草姿は立性、花は上唇弁及び下唇弁が濃紫ピンク色の鉢物向きの品種である。
 草姿は立性、草丈は中、茎の太さはやや細、毛の有無は有、分枝数は中である。葉形は長楕円形、葉縁の形は鋸歯状、鋸歯の深さは浅、葉身長はやや短、幅は狭、葉の色は緑、角度は水平、葉柄の有無は有である。花房形成の有無は有、花房径は小、1花房の花数は少、花の向きは斜上、花の縦の長さは中、横の幅はやや狭である。上唇弁の後ろへの反りは弱、裂片の先端部の形は鋭形、色及び基部の色は濃紫ピンク(JHS カラーチャート9713)、模様の有無は有、模様の種類は条、模様の色は青紫(同8009)である。下唇弁の形は中間型、切れ込みは中、色は濃紫ピンク(同9713)、基部の突起部の色は鮮黄(同2507)、模様の有無は無である。距の長さは中、花の香りの有無は無、開花の早晩性は中である。
 「フルーロン」及び「ペンホン」と比較して、上唇弁及び下唇弁の色が濃紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に育成者の温室(ニュージーランド)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「ネメシア」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11573号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ネメシア カエルレア   シービュー476
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草姿は立性、花は上唇弁が淡紫ピンク色で下唇弁が紫ピンク色の鉢物向きの品種である。
 草姿は立性、草丈はやや低、茎の太さは細、毛の有無は有、分枝数は中である。葉形は披針形、葉縁の形は鋸歯状、鋸歯の深さは浅、葉身長は短、幅は狭、葉の色は緑、角度は水平、葉柄の有無は有である。花房形成の有無は有、花房径は小、1花房の花数は少、花の向きは斜上、花の縦の長さはやや短、横の幅はやや狭である。上唇弁の後ろへの反りは弱、裂片の先端部の形は円形、色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202)、基部の色は浅青紫(同8008)、模様の有無は無である。下唇弁の形は広型、切れ込みは浅、色は紫ピンク(同9203)、基部の突起部の色は茶(同1613)、模様の有無は無である。距の長さは中、花の香りの有無は有、開花の早晩性は中である。
 「フルーロン」と比較して、上唇弁基部の色が浅青紫(同8008)であること、下唇弁基部の突起部の色が茶であること等で、「ペンホン」と比較して、上唇弁の色が淡紫ピンクであること、下唇弁基部の突起部の色が茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(ニュージーランド)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「ネメシア」、名称は「パール」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11574号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ネメシア カエルレア   シービュー488
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草姿は中間、花は上唇弁が鮮紫ピンク色で下唇弁が淡紫ピンク色の鉢物向きの品種である。
 草姿は中間、草丈はやや低、茎の太さは細、毛の有無は無、分枝数はかなり多である。葉形は披針形、葉縁の形は鋸歯状、鋸歯の深さはかなり浅、葉身長は短、幅は狭、葉の色は緑、角度は水平、葉柄の有無は有である。花房形成の有無は有、花房径は小、1花房の花数は少、花の向きは斜上、縦の長さはやや短、横の幅は狭、上唇弁の後ろへの反りは弱、裂片の先端部の形は円形、色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、基部の色は明黄(同2506)及び鮮青紫(同8005)、模様の有無は無である。下唇弁の形は中間型、切れ込みはやや浅、色は淡紫ピンク(同8902)、基部の突起部の色は明緑黄(同 2705)、模様の有無は有、模様の種類はぼかし、模様の色は鮮紫ピンク(同9204)である。距の長さは長、花の香りの有無は無、開花の早晩性は中である。
 「フルーロン」及び「ペンホン」と比較して、上唇弁基部の色が明黄及び鮮青紫であること、下唇弁の色が淡紫ピンクで鮮紫ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に育成者の温室(ニュージーランド)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「ネメシア」、名称は「シナビュー488/11」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11575号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ネメシア カエルレア   シナバー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草姿は中間、花は上唇弁が鮮紫ピンク色で下唇弁がピンク白色の鉢物向きの品種である。
 草姿は中間、草丈はやや低、茎の太さは細、毛の有無は無、分枝数は多である。葉形は披針形、葉縁の形は鋸歯状、鋸歯の深さは浅、葉身長は短、幅は狭、葉の色は緑、角度は水平、葉柄の有無は有である。花房形成の有無は有、花房径は小、1花房の花数は少、花の向きは斜上、縦の長さはやや短、横の幅は狭、上唇弁の後ろへの反りは弱、裂片の先端部の形は鋭形、色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、基部の色は明黄(同2505)及び青味紫(同8310)、模様の有無は無である。下唇弁の形は広型、切れ込みは浅、色はピンク白(同9201)、基部の突起部の色は鮮橙黄(同2205)、模様の有無は無である。距の長さはやや長、花の香りの有無は無、開花の早晩性は中である。
 「ペンホン」及び「フルーロン」と比較して、上唇弁基部の色が明黄及び青味紫であること、下唇弁の色がピンク白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1998年に育成者の温室(ニュージーランド)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「ネメシア」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11576号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ネメシア カエルレア   シービュー620
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草姿は中間、花は上唇弁及び下唇弁が紫色の鉢物向きの品種である。
 草姿は中間、草丈はやや低、茎の太さはやや細、毛の有無は無、分枝数はかなり多である。葉形は披針形、葉縁の形は鋸歯状、鋸歯の深さはやや浅、葉身長はやや短、幅はやや狭、葉の色は緑、角度は水平、葉柄の有無は無である。花房形成の有無は有、花房径は小、1花房の花数は少、花の向きは斜上、縦の長さはやや短、横の幅は狭、上唇弁の後ろへの反りは中、裂片の先端部の形は円形、色は紫(JHS カラーチャート8612)、基部の色は濃青味紫(同8307)、模様の有無は有、模様の種類は条、模様の色は濃青味紫(同8307)である。下唇弁の形は広型、切れ込みは浅、色は紫(同8612)、基部の突起部の色は明緑黄(同2705)、模様の有無は無である。距の長さは長、花の香りの有無は有、開花の早晩性はやや晩である。
 「ペンブル」と比較して、上唇弁に濃青味紫の条が入ること、下唇弁の形が広型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に育成者の温室(ニュージーランド)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「ネメシア」、名称は「シービュー620/01」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11577号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   エリンギ   KX−EG077号             
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたもので、菌さんが平形、大葉、やや厚肉の施設栽培向きの品種である。                 菌糸密度は密、菌叢表面の色は白色、菌糸生長最適温度はやや高である。菌さんの形は平形、紋様は筋状、表面の突起は無、大きさは大、中心部の色は灰黄色、厚さはやや厚、肉質は中である。子実層たくの菌柄への付き方は中、幅はやや狭、色は黄白色である。菌柄の形は太長、長さは長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は中、太さは極太、色は黄白色、肉質は中である。子実体の発生型は単生、有効茎数はかなり少、発生最盛期までの期間、菌かき後発生までの期間、生育最適温度及び収量性は中である。 
 「チェコ株」及び「HS−4」と比較して、菌さんの肉質が軟らかいこと、菌柄の形が太長であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の施設(宮城県仙台市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11578号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   JMS 237             
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「JMS 888」に「明治製菓 908」を交配して育成されたものであり、菌さんが中葉、中肉質の自然栽培向きのやや低温性の品種である。      菌さんの形は平面が円形、側面が平形、大きさは中、色は褐色、厚さ及び肉質は中である。りん皮の付着部位は周縁、大きさは中、色は無である。子実層たくの形状は1型、並び方は正常、幅及び密度は中、色は白色である。菌柄の形は1型、長さは中、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大、太さはやや細、色あい、毛の有無及び毛の色は有、肉質は中である。子実体の発生時期は春秋、発生型は散発、発生温度はやや低温、発生最盛期までの期間は長である。乾物率は10〜15%未満、子実体1個当たりの平均乾重は 4.0〜4.5g未満、収量性はやや多である。 
 「JMS 7L−5」と比較して、菌さんの側面の形が平形であること、子実体の発生型が散発であること等で、「JMS 888」と比較して、菌さんの肉の形が1型であること、菌柄が長いこと等で区別性が認められる。                なお、「JMS 7L−5」及び「JMS 888」との対峙培養において明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に明治製菓株式会社の施設(栃木県宇都宮市)において、「JMS 888」に「明治製菓 908」を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11579号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   なめこ   福島N1号(ふくしまN1ごう)             
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の紫外線処理した一核菌糸どうしを交配して育成されたものであり、菌さんの形は丸山形で空調栽培向きの品種である。        菌糸の生長最適温度は26℃、高温に対する耐性は30℃で脱二核化しにくい、菌糸密度は普通である。最適温度における子実体発生までの期間は71〜80日、子実体の発生温度較差は6〜8℃、処理温度は11〜15℃、生長最適温度は14〜16℃である。発生型は叢生、1瓶当たりの収量は155.9gである。菌さんの形は成育初期は円錐形、成熟時は丸山形、色は成育初期及び成熟時は明橙褐色、肉質は普通、粘着物は少である。菌柄の形は2型、太さは普通、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は1:1.76である。 
 「東北N127号」及び「北研N108号」と比較して、高温に対する耐性は30℃において菌叢が変異しないこと、菌さん断面の初期の形態が円錐形であること、菌さんの色が明橙褐色であること等で区別性が認められる。 
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に福島県林業研究センター(郡山市)において、出願者所有の育成系統から得た2種の一核菌糸のプロトプラストに紫外線照射を行い、これらを交配し、9年に選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 
 なお、出願時の名称は「なめこ福島1号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11580号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はたけしめじ   山口TOJI932号(やまぐちTOJI932ごう)       
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種(山口県佐波郡徳地町産)を組織分離して育成されたものであり、菌さんが大、断面の形態は平形、中心部の色が灰褐色で、菌柄の形が直幹の施設栽培向きの品種である。                                菌さんの断面の形態は平形、大きさは大、中心部の色は灰褐色、周縁部の色は灰色、厚さはやや厚、肉質は硬である。子実層たくの並び方は正常、幅はかなり狭、密度は密、色は白色、菌柄への付き方は直生である。菌柄の形は直幹、長さはやや長、太さはやや細、色は淡色、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は小である。子実体の発生型は群状、発生最盛期までの期間はかなり長、菌かき後の発生までの期間は中、発生最適温度はやや高、子実体の生育最適温度は高である。収量性及び有効茎本数はやや少である。 
 「みやぎLD1号」及び「山口LDAKI933号」と比較して、菌さんの断面が平形であること、子実層たくの密度が高いこと等で区別性が認められる。           なお、「みやぎLD1号」及び「山口LDAKI933号」との対峙培養において明確な嫌触反応を有する。 
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に山口県林業指導センター(山口市)において、野生種(山口県佐波郡徳地町産)を組織分離し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。                                    なお、出願時の名称は「やまぐち里シメジ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11581号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶなしめじ   チクマッシュH−100             
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に長野県産の野生種を交配して育成されたものであり、菌さん中央部が灰茶色で、菌柄の形が細長の施設栽培向きの品種である。    菌さんの大きさは中、断面は丸山形、中央部の色は灰茶色、周縁部の色は灰黄色、肉の厚さはかなり薄い、肉質は軟である。斑紋の多少は多、大小は小、分布の状態は中央部、明瞭度は不明瞭である。菌しゅうの色は黄白色、並び方は正常、幅及び密度は普通である。菌柄の長さはやや短、菌さんへのつき方は偏心生、形は細長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は1.5〜2.0である。菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20〜25日である。子実体の発生型は株状型、収量は121g以上/瓶、有効茎本数は41本以上である。 
 「H−4」と比較して、菌さんの断面が丸山形であること、菌さんの肉質が軟らかいこと等で、「宝の華M−8171」と比較して、菌しゅうの並び方が正常であること等で区別性が認められる。
 なお、「H−4」及び「宝の華M−8171」との対峙培養において明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の施設(長野県埴科郡戸倉町)において、出願者所有の育成系統に長野県産の野生種を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11582号   平成15年11月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶなしめじ   カヤノヒメ             
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者が所有する育成系統菌株に「宝の華M−8171」を交配して育成されたものであり、菌さん中央部が暗灰黄褐色で、菌柄の形が太長の施設栽培向きの品種である。                                    菌さんの大きさは小、断面は丸山形、中央部の色は暗灰黄褐色、周縁部の色は灰黄色、肉の厚さ及び肉質は普通である。斑紋の多少は普通、大小はやや小、分布の状態は周縁部以外、明瞭度はやや明瞭である。菌しゅうの色は黄白色、並び方は波状ちぢれ、幅及び密度は普通である。菌柄の長さはかなり長、菌さんへのつき方は中心生、形は太長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は2.1以上である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は91〜100日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20〜25日、芽出し最適温度は15〜18℃、子実体の生長最適温度は12〜14℃である。子実体の発生型は株状型、収量は121g以上/瓶、有効茎本数は41本以上である。
 「宝の華M−8171」と比較して、収量が多いこと、菌さん中央部の色が暗灰黄褐色であること等で、「宝の華K−0259」と比較して、収量が多いこと、菌さん斑紋が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に長野県野菜花き試験場(長野市)において、出願者が所有する育成系統菌株に「宝の華M−8171」を交配し、選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。