種苗法による品種登録      
 
 種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき、下記126品種の品種登録(第165回)をしましたので、お知らせします。
                                        
品種登録 の番号 農林水産植物 の種類   登録品種の名称
 
品種登録を受ける者の氏名又は名称
11230 稲      おしまこ180 青森県
11231 稲     ほしたろう 北海道
11232 セイキワン 及川正紀
11233 クサホナミ 独立行政法人農業技術研究機構
11234 ミルキープリンセス 独立行政法人農業技術研究機構
11235 大麦 さきたま二条 サッポロビール株式会社
11236 大麦     ファイバースノウ 長野県
11237 小麦     きたもえ 北海道
11238 小麦     はるひので 北海道  
11239 小麦  さぬきの夢2000 香川県
11240 かんしょ   コナホマレ 独立行政法人農業技術研究機構
11241 とうもろこし ゆめちから 独立行政法人農業技術研究機構
11242
 

 
ララベリー
 
独立行政法人農業生物資源研究所
11243
 
桑 
 
なつのぼり
 
独立行政法人農業生物資源研究所
11244 ラベンダー ドームブルー トヨタ自動車株式会社
11245 いちご   サマープリンセス 長野県 
11246 いちご    ふさの香 千葉県
11247
 
とうがらし(ピーマン) もんさんTP−1号
 
モンサンミッシェル株式会社
 
11248 はす     丈炎之舞 榎本輝彦
11249 はす     淡粧 榎本輝彦
11250 はす     麗蓉 榎本輝彦 
11251 はす     玉鸞 榎本輝彦        
11252 かんきつ   肥の豊 熊本県
11253 かんきつ   曽根早生 えひめ中央農業協同組合
11254 りんご    キュート 佐々木茂 
11255 りんご    あおり13 青森県 
11256 りんご    たかいこがね 吉家一雄  
11257 りんご   さんたろう 独立行政法人農業技術研究機構
11258 りんご   黄明 有限会社ヤマセ農園   
11259 りんご    紅夏 有限会社ヤマセ農園   
11260
 
しば  
 
チバラフワン
 
千葉県、独立行政法人農業技術研究機構
11261 ストック   ディープチェリー パーティー 黒川幹
11262
 
デルヒニウム
 
プラージュアクアブルー カネコ種苗株式会社、小西國弘
 
11263 かすみそう ビッグミスター 有限会社宮本園芸
11264 バーベナ   ベルティス シンジェンタシード有限会社
11265 シネラリア  環野の春3号 松永一
11266 シネラリア  環野の春5号 松永一      
11267 シネラリア  環野の春7号 松永一      
11268 カランコエ  リッジ AB ブリーディング社 
11269 きく    精興の宝 有限会社精興園   
11270 きく    精興水車 有限会社精興園   
11271 きく     クリーンイエドリーム クリングロー社   
11272 きく     セイ精源 有限会社精興園    
11273
 
きく    
 
ヨドゥルース
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
11274
 
きく    
 
ヨココアビーチ
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
11275
 
きく    
 
ヨベイシティー
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
11276
 
きく    
 
ヨハートフォード
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
11277
 
きく    
 
フェスティブニューヨオルリンズ
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
11278 ジゴカクタス パールウェーブ 服部正一郎
11279 スターチス  エクセルピンク 大塚英毅
11280 スターチス  エクセルアイボリー 大塚英毅
11281 スターチス  パリスイエロー 住化農業資材株式会社、森一彦
11282 スターチス  パリスオレンジ 住化農業資材株式会社、森一彦
11283 スターチス  パリスピンク 住化農業資材株式会社、森一彦
11284 スターチス  ピコットアプリ 住化農業資材株式会社、森一彦
11285 スターチス  ピコットパープル 住化農業資材株式会社、森一彦
11286 スターチス  アラビアンブルー 進藤俊英
11287 スターチス  カナディアンピンク 進藤俊英
11288 スターチス 淡雪姫 進藤俊英      
11289 スターチス 不知火姫 進藤俊英      
11290 スターチス 月光 進藤俊英     
11291 スターチス ダイスパスノー 第一園芸株式会社  
11292
 
スターチス 
 
プレミィピンク 
 
住化農業資材株式会社、森一彦 
11293 スターチス  シェリーピンク 住化農業資材株式会社 
11294 スターチス  スイートライラック 堀秀男  
11295
 
カーネーション エモーションクィーン
 
第一園芸株式会社
 
11296
 
カーネーション ダイキングエモーション 第一園芸株式会社
 
11297
 
カーネーション ダイエルマ
 
第一園芸株式会社
 
11298
 
カーネーション エンディア    
 
第一園芸株式会社
 
11299
 
カーネーション ダイクラリス  
 
第一園芸株式会社    
 
11300
 
カーネーション フェリーククリーム   第一園芸株式会社    
 
11301
 
カーネーション ブレンディ
 
第一園芸株式会社 
 
11302 ほうせんか  WFフラミンゴ 舩橋映雄
11303 ほうせんか  WF アヤ 舩橋映雄
11304 ほうせんか  WFセリーヌ 舩橋映雄
11305
 
マーガレット
 
ヨシムラ ドリームブランカ 有限会社ワイルドプランツ吉村 
11306
 
マーガレット
 
ヨシムラ ドリームフィル 有限会社ワイルドプランツ吉村 
11307
 
マーガレット
 
ヨシムラ ドリームレッドアイ
 
有限会社ワイルドプランツ吉村 
11308 りんどう   芸北の晩秋 大膳秀行、片桐守    
11309 あまもどき  エムシーエフN−L 第一園芸株式会社  
11310 あまもどき  エムシーエフN−W 第一園芸株式会社  
11311
 
あまもどき 
 
ハクブルーアイ
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
11312 あまもどき  サンニパブ サントリーフラワーズ株式会社
11313 あまもどき  サンニパソブ サントリーフラワーズ株式会社
11314 アマリリス  サニー アンフ 有限会社三宅花卉園 
11315 アマリリス  サピー 有限会社三宅花卉園 
11316 アマリリス  コルディア 有限会社三宅花卉園
11317 アマリリス  シトラーダ 有限会社三宅花卉園   
11318 アマリリス  アナドール 有限会社三宅花卉園   
11319 アマリリス ピアン 有限会社三宅花卉園   
11320
 
アルストロメリア シエーン グレイス
 
有限会社三宅花卉園   
 
11321
 
アルストロメリア ゴールド シャイン
 
有限会社三宅花卉園   
 
11322
 
アルストロメリア スタネルトール
 
ファン ザンテン プランツ社
 
11323
 
アルストロメリア スタプリライ
 
ファン ザンテン プランツ社
 
11324
 
アルストロメリア スタディクレム
 
ファン ザンテン プランツ社 
11325
 
アルストロメリア スタルガブリ
 
ファン ザンテン プランツ社 
11326 シクラメン アルゼンティンマンモス レッド 株式会社ムラカミシード
11327 シクラメン  ウィンク ピンク 有限会社さかもと園芸
11328 シクラメン  プロローグ 雪印種苗株式会社
11329 シクラメン  ネオゴールデンボーイ 鹿毛哲郎
11330
 
シンビジウム
 
ポムポーソ フラワーティ 株式会社河野メリクロン 
 
11331 シンビジウム クリスティーヌ 株式会社河野メリクロン 
11332
 
シンビジウム
 
エンザン ミス アルマミア 株式会社向山蘭園
 
11333 シンビジウム シルバン スター ピュアピンキー 株式会社向山蘭園
11334 シンビジウム サニーフラワー 株式会社河野メリクロン
11335
 
デンドロビウム   スーパーフローラ マスプロン
 
端山孝  
 
11336
 
デンドロビウム サマーナイトドリーム サチ 佐野豪一  
 
11337
 
デンドロビウム クリムソンコール ジェラシー
 
浅井信之  
 
11338
 
デンドロビウム   コロラドスプリングス トーチ
 
浅井信之           
11339
 
ミルトニア
 
エンザン レディー ストークフェザー 株式会社向山蘭園  
 
11340 ミルトニア エンザン レディー シルエット  株式会社向山蘭園  
11341
 
つつじ
 
ノーザンラブ
 
住友林業株式会社、住友林業緑化株式会社、浅子光雄
11342 ネメシア ハイブリッド ポプネム 松井識樹
11343 ネメシア ハイブリッド フルーロン 松井識樹
11344 ネメシア ハイブリッド ペンブル 松井識樹
11345
 
ネメシア ハイブリッド
 
ハブバード
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
11346 やまももそう コロナ 株式会社日園
11347 やまももそう ホワイト フェロン 株式会社日園
11348 やまももそう インセンス 株式会社日園
11349
 
いとすぎ  
 
ゴールドクレストハッピー 植田政行
 
11350 しいたけ HS72 株式会社北研
11351 しいたけ HS608 株式会社北研
11352 しいたけ   秋山A−526号 株式会社秋山種菌研究所
11353 ぶなしめじ 宝の華K−4528 タカラアグリ株式会社
11354 ぶなしめじ  ホクト15号菌 ホクト産業株式会社
11355 まいたけ 雪国舞10号 株式会社雪国まいたけ
          

















































































































































 
 
 
 
 
 
            【品 種 登 録 の 概 要】
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11230号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   おしまこ180 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「道北43号」に「ふ系144号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(青森県十和田市)における成熟期は極早生、葉いもちほ場抵抗性が強 、アミロース含量が低の水稲、粳種である。
 草型は偏穂重、稈長、細太及び剛柔は中、止葉の直立の程度はやや垂、葉身の色は緑である。穂長は中、穂数はやや少、粒着密度はやや密、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は極短である。玄米の形、大小及び色沢は中、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は中の下、食味は上の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は極早生、障害型耐冷性、穂発芽性及び耐倒伏性は中、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は強、白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱である。アミロース含量は低、蛋白質含量は中である。
 「ユメコガネ」と比較して、止葉が垂れること、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性が強いこと等で、「かけはし」と比較して、草型が偏穂重型であること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-aであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に青森県農業試験場藤坂支場(十和田市)において、「道北43号」に「ふ系144号」を交配し、平成2年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「まどか180」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11231号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   ほしたろう 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「上育418号(後の「ほしのゆめ」)」に「空育150号(後の「あきほ」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(北海道上川郡比布町)における成熟期は早生の晩、穂数が多、障害型耐冷性が強の水稲、粳種である。
 草型は穂数、稈長はやや短、細太はやや細、剛柔及び葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度は立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや短、穂数は多、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は黄白−黄である。玄米の形はやや細長、大小はやや大、粒色は白、色沢はやや淡、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良、香りは無、腹白の多少及び胴割の多少は極少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期は中生の早、成熟期は早生の晩、穂揃日数は中、障害型耐冷性は強、出穂遅延型耐冷性及び耐倒伏性は中、脱粒性は難、地上部全重は中である。いもち病推定遺伝子型はPi-a、i、k、穂いもちほ場抵抗性は中、葉いもちほ場抵抗性はやや弱 、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。アミロース含量は中、蛋白質性含量はやや低である。
 「あきほ」と比較して、穂数が多いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a、i、kであること、「きらら397」と比較して、障害型耐冷性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a、i、kであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に北海道立上川農業試験場(上川郡比布町)において、「上育418号(後の「ほしのゆめ」)」に「空育150号(後の「あきほ」)」を交配し、雑種第3代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11232号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   セイキワン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「はえぬき」と混植して自然交雑した「コシヒカリ」から育成された固定品種であり、育成地(岩手県水沢市)における成熟期は中生の早、脱粒性が難の水稲、粳種である。
 草型は偏穂数、稈長はやや長、細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は中である。穂長は中、穂数はやや少、粒着密度は中、穂軸の抽出度はやや短、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は少、芒長は短、芒色は黄白−黄である。玄米の形はやや細長、大小はやや小、色沢は中、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の早、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難である。
 「ひとめぼれ」及び「コシヒカリ」と比較して、成熟期が早いこと、耐倒伏性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要    
 この品種は、昭和63年から平成3年に育成者のほ場(岩手県水沢市)において、「コシヒカリ」と「はえぬき」の混植を継続し、自然交雑した「コシヒカリ」の実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11233号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   クサホナミ 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アケノホシ」に「中国113号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(茨城県つくば市)における成熟期は極晩生、葉いもちほ場抵抗性が強、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)の飼料向きの水稲、粳種である。
 草型は極穂重、稈長は長、細太は極太、剛柔は極剛、止葉の直立の程度は極立、葉身及び葉鞘の色は濃緑である。穂長はやや長、穂数は少、粒着密度は極密、穂軸の抽出度は短、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は稀、穎色は黄白、ふ先色は黄褐、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや円、大小は中、粒色は淡褐、色沢及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は下の上、光沢はやや良、香りは無である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期は晩生の早、成熟期は極晩生、穂発芽性はやや易、耐倒伏性は強、脱粒性は難、地上部全重は極大、収量は極多である。穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は強、白葉枯病ほ場抵抗性はやや強、しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2i)である。
 「タカナリ」と比較して、稈長が長いこと、成熟期が遅いこと等で、「はまさり」と比較して、草型が極穂重であること、穂長が長いこと、玄米の形が円いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に中国農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、広島県福山市)において、「アケノホシ」に「中国113号」を交配し、8年に農業研究センター(現独立行政法人農業研究機構、茨城県つくば市)にて個体選抜、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11234号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   ミルキープリンセス 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「関東163号」に「鴻272(後の「ミルキークイーン」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(茨城県つくば市)における成熟期は早生の晩、耐倒伏性が強、アミロース含量が低の水稲、粳種である。
 草型は中間、稈長はやや短、細太はやや太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや短、穂数は中、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は黄白−黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は白、色沢は淡、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は中の上、光沢はやや良、腹白の多少は少、胴割の多少はやや少、食味は上の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は早生の晩、穂揃日数は中、障害型耐冷性はやや強、穂発芽性は中、耐倒伏性は強、脱粒性は難、地上部全重はやや小、収量は少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型は+、葉いもちほ場抵抗性はやや弱、白葉枯病ほ場抵抗性は中、しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2i)である。アミロース含量は低、蛋白質含量は中である。
 「ミルキークイーン」と比較して、稈長が短いこと、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)であること等で、「コシヒカリ」と比較して、稈長が短いこと、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)であること、アミロース含量が低いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に農業研究センター(現独立行政法人農業技術研究機構、茨城県つくば市)において、「関東163号」に「鴻272(後の「ミルキークイーン」)」を交配し、6年に雑種第3代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11235号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大麦   さきたま二条(さきたまにじょう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「新田系25(後の「とね二条」)」に「やす系58」を交配して育成された固定品種であり、育成地(群馬県新田郡新田町)における成熟期は早、稈長が中、千粒重がやや大の醸造向きの品種である。
 叢性は直立、株の開閉はやや開、並渦性は並である。稈長は中、稈の細太はやや細、剛柔はやや柔、ワックスの多少は中、葉耳の有無は有、葉色はやや淡、葉鞘のワックスの多少はやや少、毛の有無・多少は無である。穂型は矢羽根、穂長は中、粒着の粗密はやや密、穂の抽出度は中、条性は二条、穂の下垂度は直、芒の有無と多少は多、芒長は長、芒の粗滑はやや粗、ふの色は淡黄である。粒の形及び大小は中、殻皮の厚さは薄、底刺毛茸の長短は長、外穎基部の横溝の有無は有、腹溝の幅は中、鱗皮の毛の長短は長、千粒重はやや大、リットル重は中、原麦粒の見かけの品質は上の中である。播性はT、茎立性は早、出穂期はやや早、成熟期は早、糯・粳の別は粳、皮裸性は皮、脱芒性はやや易、穂発芽性は難、脱粒性はやや難、耐倒伏性及び耐寒性は中、耐凍上性は弱、収量性はやや多である。整粒歩合は中、浸麦時間はやや短、麦芽収量率はやや多、麦芽エキス及びエキス収量は多、麦芽粗蛋白質含量は中、可溶性窒素含量はやや多、コールバッハ数はやや大、ジアスターゼ力は大である。しま萎縮病T型抵抗性及びしま萎縮病U型抵抗性は極強、しま萎縮病V型抵抗性は弱、赤かび病抵抗性は強、うどんこ病抵抗性は極強である。
 「あまぎ二条」と比較して、底刺毛茸が長いこと、鱗皮の毛が長いこと等、「ミカモゴールデン」と区別して、穂長が長いこと、千粒重が大きいこと、うどんこ病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
8 登録品種の育成の経過の概要    
 この品種は、昭和60年に出願者のほ場(群馬県新田郡新田町)において、「新田系25(後の「とね二条」)」に「やす系58」を交配し、61年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11236号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大麦   ファイバースノウ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「東山皮85号(後の「シュンライ」)」に「東山皮86号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(長野県須坂市)における成熟期はやや早、耐倒伏性が強、耐雪性が極強の粳性の品種である。
 叢性はやや匍匐、株の開閉は中、並渦性は並である。稈長はやや長、稈の細太は中、剛柔はやや剛、ワックスの多少は中、葉耳の有無は有、葉色及び葉鞘のワックスの多少は中、毛の有無・多少は少である。穂長はやや長、粒着の粗密はやや密、穂の抽出度はやや長、条性は六条、穂の下垂度は直、芒の有無と多少は多、芒長はやや長、芒の粗滑は粗、ふの色は黄である。粒の形はやや長、大小は大、千粒重は大、リットル重は中、原麦粒の見かけの品質は上の中である。播性はW、茎立性は中、出穂期及び成熟期はやや早、糯・粳の別は粳、皮裸性は皮、脱芒性及び穂発芽性は易、脱粒性はやや易、耐倒伏性は及び耐寒性は強、耐雪性は極強、耐凍上性は中、収量性は多である。粒質は中間質、精麦白度は大である。麦しま萎縮病抵抗性はやや強、うどんこ病抵抗性は中、雲形病抵抗性は弱である。
 「ミノリムギ」と比較して、稈長が短いこと、精麦白度が大であること等で、「シュンライ」と比較して、播性がWであること、耐雪性が強いことで区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に長野県農事試験場(須坂市)において、「東山皮85号(後の「シュンライ」)」に「東山皮86号」を交配し、平成3年にその実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11237号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   小麦   きたもえ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「59045(後の「ホクシン」)」に「北系1354」を交配して育成された固定品種であり、育成地(北海道常呂郡訓子府町)における成熟期はやや早、耐倒伏性が強、穂発芽性がやや難の製めん向きの品種である。
 叢性は直立、株の開閉は閉、鞘葉の色は無である。稈長はやや短、稈の細太は中、剛柔はやや剛、ワックスの多少は少、葉色はやや淡、葉鞘のワックスの多少は少、毛の有無・多少は無〜極少、下垂度は中、フレッケンの有無・多少は無〜極少である。穂型は棒状、穂長はやや短、粒着の粗密は密、穂の抽出度は中、ワックスの多少は少、ふ毛の有無は無、葯の色は黄、芒の有無と多少は無〜極少、芒長は極短、ふの色は淡黄である。粒の形は中、大小はやや大、色は黄褐、頂毛部の大きさは中、粒の黒目の有無・多少は無〜極少、千粒重はやや大、容積重は中、原麦粒の見かけの品質は中の上、粗蛋白質含量及び灰分含量はやや少である。うるち・もちの別はうるち、播性の程度はY、出穂期及び成熟期はやや早、耐寒性は中、耐雪性やや強、耐倒伏性は強、穂発芽性はやや難、脱粒性はやや易、収量性はやや多である。粒の硬軟は軟、粒質は粉状質、製粉歩留は中、ミリングスコアはやや高、60%粉粗蛋白質含量及び60%粉灰分含量はやや少、60%粉アミロース含量はやや多、粉の白さはやや高、明るさは高、粉の色づきはかなり高、粉の明度は高、粉の赤色みはかなり低、粉の黄色みはかなり高、吸水率及びバロリメーターバリュウは低、生地の力の程度はやや小、生地の伸長抵抗、伸長度及び形状係数は中、最高粘度はやや大、ブレークダウンは中である。しま萎縮病抵抗性はやや強、赤かび病抵抗性は中、うどんこ病抵抗性はやや強、赤さび病抵抗性はやや弱である。
 「ホクシン」と比較して、穂長が短いこと、しま萎縮病抵抗性が強いこと等で、「チホクコムギ」と比較して、穂型が棒状であること、穂発芽性が難であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和60年に北海道立北見農業試験場(常呂郡訓子府町)において、「59045(後の「ホクシン」)」に「北系1354」を交配し、63年にその実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11238号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   小麦   はるひので
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「北系春575(後の「春のあけぼの」)」に「北系春533」を交配して育成された固定品種であり、育成地(北海道常呂郡訓子府町)における成熟期は中、赤かび病抵抗性が中の製パン向きの品種である。
 株の開閉は閉、鞘葉の色は有である。稈長はやや短、稈の細太は中、剛柔はやや剛、ワックスの多少は無〜極少、葉色はやや濃、葉鞘のワックスの多少及び毛の有無・多少は無〜極少、下垂度は小、フレッケンの有無・多少は無〜極少である。穂型は紡錘状、穂長は中、粒着の粗密はやや密、穂の抽出度はやや短、ワックスの多少は無〜極少、ふ毛の有無は無、葯の色は紫、芒の有無と多少は多、芒長は長、ふの色は黄である。粒の形は中、大小はかなり大、色は赤褐、頂毛部の大きさ及び粒の黒目の有無・多少は中、千粒重はかなり大、容積重は中、原麦粒の見かけの品質は上の下、粗蛋白質含量は多、灰分含量は中である。うるち・もちの別はうるち、播性の程度はT、出穂期及び成熟期は中、耐倒伏性は強、穂発芽性はやや難、脱粒性は中、収量性は多である。粒の硬軟はやや硬、粒質は硝子質、製粉歩留は中、ミリングスコアはやや高、60%粉粗蛋白質含量は多、60%粉灰分含量はやや多、粉の明るさ、明度及び赤色みはやや高、黄色みは中、吸水率及びバロリメーターバリュウは高、生地の力の程度は大、伸長抵抗はやや強、伸長度は中、形状係数はやや大、最高粘度は中である。赤かび病抵抗性、うどんこ病抵抗性及び赤さび病抵抗性は中である。
 「ハルユタカ」と比較して、鞘葉の色が有ること、葯の色が紫であること、赤かび病抵抗性が強いこと等で、「春のあけぼの」と比較して、千粒重が大きいこと、吸水率が高いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に北海道立北見農業試験場(常呂郡訓子府町)において、「北系春575(後の「春のあけぼの」)」に「北系春533」を交配し、平成元年にその実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11239号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   小麦   さぬきの夢2000(さぬきのゆめ2000)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「西海173号(後の「ニシホナミ」)」に「中国142号」を交配し、その雑種第一代にトウモロコシ花粉を交配し半数体育種法により育成された固定品種であり、育成地(香川県高松市)における成熟期は早、耐倒伏性が強、穂発芽性がやや難の品種である。
 叢性は中、株の開閉はやや閉、鞘葉の色は無である。稈長は短、稈の細太はやや太、剛柔はやや剛、葉色は中、フレッケンの有無・多少は少である。穂型は棒状、穂長はやや短、粒着の粗密はやや密、穂の抽出度はやや長、ふ毛の有無は無、葯の色は黄、芒の有無と多少はやや多、芒長は中、ふの色は黄である。粒の形及び大小は中、色は黄褐、頂毛部の大きさは中、粒の黒目の有無・多少は無〜極少、千粒重は小、容積重は中、原麦粒の見かけの品質は中の中、粗蛋白質含量は中、灰分含量はやや少である。うるち・もちの別はうるち、播性の程度はU、茎立性はやや晩、出穂期はやや早、成熟期は早、耐倒伏性は強、穂発芽性はやや難、脱粒性はやや易、収量性は中である。粒の硬軟はやや硬、粒質は粉状質、製粉歩留はやや高、ミリングスコア、60%粉粗蛋白質含量及び60%粉灰分含量は中、60%粉アミロース含量はやや少、粉の明度はやや高、粉の赤色みは低、粉の黄色みはかなり高、最高粘度はかなり大、ブレークダウンは大である。赤かび病抵抗性は中、うどんこ病抵抗性はやや弱である。
 「チクゴイズミ」及び「ダイチノミノリ」と比較して、穂型が棒状であること、千粒重が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に香川県農業試験場(高松市)において、「西海173号(後の「ニシホナミ」)」に「中国142号」を交配し、その雑種第一代にトウモロコシ花粉を交配し、以後、半数体育種法により育成、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11240号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かんしょ   コナホマレ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ハイスターチ」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、草型は匍匐型、葉は心臓形、いもの皮色は褐、肉色が淡黄白のでん粉原料向きの品種である。
 草型は匍匐型、草勢はやや強、巻つる性は無、草高は中、茎色及び節色は無、太さはやや細、長さはやや長、分枝数はやや少、節間長は中、茎の毛茸は少、頂葉色の最優性色は淡緑、副次的色は無、葉色は緑、葉形は心臓形、大小は中、葉脈色及び蜜線色は無、藷梗の長さはやや短、強さは中、いもの形状は短紡錘形、大小は中、皮色の基本色は褐、補助色は無、濃淡は淡、分布は均一、肉色は淡黄白、条溝及び皮脈は少、外観はやや上、萌芽伸長の遅速はやや早、萌芽の多少は中、アール当たり上いも重は多、カロチンの多少は無、でん粉歩留は高、黒斑病抵抗性はやや弱、ネコブセンチュウ抵抗性はやや強、ネグサレセンチュウ抵抗性は中である。
 「コガネセンガン」及び「シロユタカ」と比較して、葉形が心臓形であること、いもの皮色の基本色が褐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に九州農業試験場畑地利用部(現独立行政法人農業技術研究機構、宮崎県都城市)において、「ハイスターチ」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11241号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   とうもろこし   ゆめちから
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Mi29」を母系とし、「Mi47」を父系とする交雑品種であり、育成地(宮崎県都城市)における雄穂抽出期はやや早生、絹糸抽出期は早生、稈長はかなり短で粒質はDFのサイレージ向きの品種である。
 初期成育は中、雄穂抽出期はやや早生、絹糸抽出期は早生、稈長はかなり短、稈径は細、着雌穂高は低、全葉数は中、葉長は短、幅はやや広である。雄穂長はやや長、枝梗数は中、絹糸の色は緑色、雌穂長は長、径は中、粒裂数はやや少、一列粒数は多、穂芯色は桃色である。粒質はDF、色は橙色、胚乳澱粉は通常澱粉、粒型はくさび型、百粒重は重である。倒伏抵抗性は極強、折損抵抗性はかなり強、ごま葉枯病抵抗性はかなり強である。
 「タカネワセ」と比較して、稈長が短いこと、雌穂長が長いこと、一列粒数が多いこと等で、「P3358」と比較して、稈長が短いこと、雌穂長が短いこと、一列粒数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、「Mi29」を母系とし、「Mi47」を父系とする交雑品種であり、平成6年に九州農業試験場(現農業技術研究機構、宮崎県都城市)において交配検定を実施し、7年に能力検定試験を行い、以後、特性の調査を継続し12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11242号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   桑   ララベリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「カタネオ」にコルヒチン処理を行って育成されたものであり、枝条が極大、耐寒性が中、果実が極大で育成地(茨城県つくば市)では6月上中旬に成熟する果実生産用品種である。
 刈桑樹型はやや展開、冬芽の着き方は平行直立、形は三角形、色は赤褐色、光沢は中、副芽の多少はやや少である。葉の概形は心臓形、欠刻数は0、大きさは大、葉先の形状は尖頭状、鋸歯は歯牙状、色は濃緑色、葉面の粗滑は平滑、横断面は平たん、厚さは厚である。枝条数はやや少、長さはやや短、太さは太、色は赤褐色、表面の粗滑は中、枝の姿勢は一部横臥、曲直は真直、節間長は長である。花性は雌性、雌花穂の多少は極多である。果実の大きさは極大、形は円筒形、色は黒紫色である。樹勢は中、発芽の早晩はやや晩、再発芽力はやや弱である。耐寒性は中、耐倒伏性及び縮葉細菌病抵抗性は強、萎縮病抵抗性はやや強、裏うどんこ病抵抗性は中、芽のすそ上りはやや長、葉の硬化は早、成熟期及び食味は中である。
 「一ノ瀬」と比較して、葉が大きいこと、鋸歯の形状が歯牙状であること、果実が大きいこと等で、「カタネオ」と比較して、葉の概形が心臓形であること、葉が大きいこと、果実が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に蚕糸・昆虫農業技術研究所(現独立行政法人農業生物資源研究所、茨城県つくば市)において、「カタネオ」の腋芽をコルヒチン処理し、翌年に変異枝条を選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11243号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   桑   なつのぼり
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「一ノ瀬」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、枝条がやや細く、耐寒性に強い春秋兼用及び夏秋専用による壮蚕用に適する品種である。
 刈桑樹型は直立、冬芽の着き方は平行直立、形は長三角形、色は褐色、光沢は弱、副芽の多少は中である。葉の欠刻数は2〜4、大きさはやや大、葉先は尖頭状、鋸歯は円鋸歯、色は緑色、葉面の粗滑は平滑、横断面は平たん、厚さはやや薄である。枝条数は中、長さは長、太さはやや細、色は灰褐色、表面の粗滑は中、枝の姿勢は直立、曲直は真直、節間長はやや短である。花性は両性、雌花穂の多少は少である。樹勢はやや強、発芽の早晩及び再発芽力は中である。耐寒性は強、耐倒伏性はやや強、縮葉細菌病は強、萎縮病は中、裏うどんこ病はやや強、蚕期別収葉量春蚕期及び夏秋蚕期はやや多、芽のすそ上りは短、葉の硬化は晩、飼料価値は良である。
 「しんいちのせ」及び「はやてさかり」と比較して、冬芽の色が褐色であること、枝条が細いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に蚕糸試験場(現独立行政法人農業生物資源研究所、茨城県つくば市)において、「一ノ瀬」に出願者所有の育成系統を交配し、62年から平成2年まで個体選抜、以後、系統選抜、4年から特性検定試験、8年から系統適応性試験を行い、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11244号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ラベンダー   ドームブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Lavandula angustifoliaどうしを交配して育成されたものであり、花色は鮮青味紫で、花穂の形は円柱、一季咲きの鉢物向きの品種である。 
 樹姿は中間、樹高は中である。茎の長さは短、太さ、毛の多少及び分枝性は中である。葉形は長楕円形、先端の形は鋭、切れ込みの有無は無、長さは短、幅及び毛の多少は中である。花梗の毛の多少は中、分枝性は無、花穂の形は円柱、花梗の長さはやや長、花穂の長さは中、太さは細、花形は円柱、花の大きさは長、色は鮮青味紫(JHSカラーチャート8306)、花弁の形は明確な唇形である。先端部ほう葉の有無は無、中央部ほう葉の長さは短、色は黄緑、花梗におけるほう葉の有無は無である。がくの形は楕円体、大きさは中、色は濃紫、毛の多少は多、一花穂の花数は密、一茎の花穂数は少である。開花の早晩性は中、開花習性は一季咲き、香気は中である。 
 「早咲き3号」と比較して、花穂が長いこと、開花が遅いこと等で、「おかむらさき」と比較して、がくの色が濃紫であること、がくの毛が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(山口県玖珂郡本郷村)において、L.angustifoliaどうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11245号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いちご   サマープリンセス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「麗紅」×「夏芳」)の選抜系統に「女峰」を交配して育成されたものであり、果実は円錘形、果皮は明赤色で光沢が良い四季成り性の品種である。
 草姿は開張性、草勢は強、草丈は高、分げつの多少は中である。ランナーの数は多、葉色は緑、葉の形状は平面、葉数は多、葉柄の太さは太である。果皮色は明赤、果形は円錘、果実の大きさは中、果肉色は黄白、果心の色は白、果実の光沢は良である。花の大きさは中、花弁の色は白、花房当たり花数は中、花柄の太さはやや太、花柄長は長である。果実の硬さはやや軟、無種子帯はほとんど無し、そう果の落ち込みは落込み小、そう果数はやや粗、へた離れ性及び果実の香りは中である。季性は四季成、開花位置は葉と同水準、可溶性固形物含量及び酸度は中、日持ちはやや短、輸送性はやや低である。
 「エバーベリー」と比較して、果肉色が黄白であること、果実の光沢が良いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に長野県南信農業試験場(下伊那郡高森町)において、(「麗紅」×「夏芳」)の選抜系統に「女峰」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11246号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いちご   ふさの香(ふさのか)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「きはる」に「とちおとめ」を交配して育成されたものであり、果実は円錘形で大きく、果皮の色が鮮紅の促成栽培向きの品種である。
 草姿は中間、草勢は強、草丈はやや高、分げつの多少は中である。ランナーの数は多、葉色は濃緑、葉の形状は平面、葉数は中、葉柄の太さは太である。果皮色は鮮紅、果形は円錘、果実の大きさは大、果肉色は橙赤、果心の色は淡赤、果実の光沢は良である。花の大きさはやや大、花弁の色は白、花房当たり花数はやや少、花柄の太さは太、花柄長はやや長である。果実の硬さは硬、無種子帯はほとんど無し、そう果の落ち込みは落込み小、そう果数は中、へた離れ性は易、果径に対するがく片の大きさは同等、果実の香りはやや多である。季性は一季成、開花始期はかなり早、成熟期は早、開花位置は葉と同水準、休眠性はかなり短、可溶性固形物含量は高、酸度はやや低、日持ちはやや長、輸送性はやや高である。
 「とちおとめ」と比較して、果皮の色が鮮紅であること、果径に対するがく片の大きさが同等であること、開花始期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に千葉県農業試験場(千葉市、現千葉県農業総合研究センター)において、「きはる」に「とちおとめ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。          
 なお、出願時の名称は「ふさあかね」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11247号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   とうがらし(ピーマン)   もんさんTP−1号(もんさんTP−1ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「GAMBO APPLE PEPPER」を交配して育成されたものであり、果実は節成りで果形は扁平形の青果用品種である。
 草丈はやや高、分枝開張度はやや立、分枝性は中、第1分枝の節位はやや低、角度は中、節間長はやや長、枝の強度は脆、腋芽の発生はかなり弱である。葉色は緑、葉の大きさは大、葉柄の長さはやや短、葉面の平滑度は平滑である。未熟果の果色は緑、成熟果の果色は赤、果の着生は節成り、着果の向きは下向き、果形は扁平形、果肉の厚さはかなり厚、果の大きさは大、長さは中、太さは極太、果頂部の形は中、果面のシワは少、心室数は一般に3、果のアントシアニン及び光沢は中、果面の条溝の深さは浅、果柄の強さは脆、帯離れは難、果皮の硬さは中、果の辛味の発現は無、着果数は少、1果当り種子数は中である。早晩性は極晩である。
 「掛川02」と比較して、着果の向きが下向きであること、果が大きいこと等で、「カプチン」と比較して、果が小さいこと、1果当り種子数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(千葉県山武郡九十九里町)において、育成者所有の育成系統(スペインから導入した「ANCHO CHILL PEPPER」、「YOLO WONDER PEPPER」及びフィリピン共和国から導入した「CHERRY SWEET PEPPER」を素材として育成)にイスラエル国から導入した「GAMBO APPLE PEPPER」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11248号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はす   丈炎之舞(じょうえんのまい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、中国より導入した「秋水長天」の自然交雑実生の中から選抜育成されたものであり、花はやや大きく、花弁はアントシアンが全面にやや濃く分布し、開花の早晩が中の観賞用のはすである。       
 葉の大きさは50〜69cm、葉柄長は100〜149cm、葉柄のとげは少である。つぼみの色が赤みがかった緑、花頭数は3以上、花の大きさはやや大、花弁の地色は白、アントシアンの有無は有、濃淡はやや濃、分布は全面、花弁の条線の程度、花弁の形及び先端の形は中、ねじれは無、完全花弁数は25以上、不完全花弁数は少、雄ずいの数は200〜399、雌ずいの形は正常、花たく上面の色は黄、形は円、種子の形は楕円、開花の早晩は中である。   
 「ミセススローカム」と比較して、花弁のアントシアンが濃いこと、分布が全面であること等で、「誠蓮」と比較して、つぼみの色が赤みがかった緑であること、種子の形が楕円であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者のほ場(茨城県土浦市)において、中国より導入した「秋水長天」の自然交雑種をは種、11年にその実生の中から選抜、以後、選抜を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「雪華天裳」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11249号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はす   淡粧(たんしょう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、中華人民共和国から導入した「尼赫魯蓮」の自然交雑種子の実生から選抜して育成されたものであり、花はやや大、花弁は白の地色にアントシアニンが淡くつま紅に分布する観賞用のはすである。
 葉の大きさは50〜69p、葉柄長は50〜99p、とげは少である。花頭数は3以上、花の大きさはやや大、花弁の地色は白、アントシアニンの有無は有、濃淡は淡、分布はつま紅、花弁の形は狭、先端の形は丸、ねじれは無、完全花弁数は25枚以上、不完全花弁数は少、雄ずいの数は200〜399、雌ずいの形は異常、花たく上面の色は緑、形は円、子房の突出は有、開花の早晩は晩である。
 「ミセススローカム」と比較して、花たく上面の色が緑であること、子房の突出が有ること等で、「誠蓮」と比較して、花弁のアントシアニンの濃淡が淡いこと、分布がつま紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者のほ場(茨城県土浦市)において、中華人民共和国から導入した「尼赫魯蓮」の自然交雑種子をは種し、11年にその実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11250号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はす   麗蓉(れいよう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、中華人民共和国から導入した「白千葉」の自然交雑種子の実生から選抜して育成されたものであり、花は大、花弁は白の地色にアントシアニンが濃く全面に分布する観賞用のはすである。
 葉の大きさは50〜69p、葉縁の波は無、葉柄長は50〜99p、とげは多である。花頭数は3以上、花の大きさは大、花弁の地色は白、アントシアニンの有無は有、濃淡は濃、分布は全面、花弁の形及び先端の形は中、ねじれは無、完全花弁数は15〜24枚、不完全花弁数は無、雄ずいの数は400以上、雌ずいの形は正常、花たく上面の形は円、開花の早晩は早である。
 「大賀蓮」と比較して、葉柄のとげが多いこと、花弁のアントシアニンの濃淡が濃いこと等で、「蜀紅蓮」と比較して、葉縁の波が無いこと、葉柄のとげが多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者のほ場(茨城県土浦市)において、中華人民共和国から導入した「白千葉」の自然交雑種子をは種し、11年にその実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「紅椿」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11251号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はす   玉鸞(ぎょくらん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、中華人民共和国から導入した「葵花向陽」の自然交雑種子の実生の中から選抜して育成されたものであり、花はやや大、花弁は白の地色にアントシアニンが中程度につま紅に分布する観賞用のはすである。
 葉の大きさは30〜49p、葉柄長は50〜99p、とげは中である。花頭数は3以上、花の大きさはやや大、花弁の地色は白、アントシアニンの有無は有、濃淡は中、分布はつま紅、花弁の形及び先端の形は中、ねじれは無、完全花弁数は25枚以上、不完全花弁数は中、雄ずいの数は200〜399、雌ずいの形は異常、花たく上面の形は円、子房の突出は有、開花の早晩は中である。
 「ミセススローカム」と比較して、花弁のアントシアニンの濃淡が濃いこと、子房の突出が有ること等で、「誠蓮」と比較して、花弁のアントシアニンの分布がつま紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者のほ場(茨城県土浦市)において、中華人民共和国から導入した「葵花向陽」の自然交雑種子をは種し、11年にその実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「典雅淡紅」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11252号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かんきつ   肥の豊(ひのゆたか)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「不知火」に「マーコット」を交配して得られた珠心胚実生の中から選抜、育成されたものであり、果形が球、果実の大きさが重、果皮色が橙の育成地(熊本県下益城郡松橋町)では1月下旬〜2月上旬に成熟するかんきつである。
 樹姿はやや直立、樹の大きさは大、樹勢は強である。枝梢の太さは太、節間長はやや長、枝梢のとげの多少は多である。葉身の形は披針形、波状の程度は弱、大きさ、葉身長及び葉身幅は中、網脈の鮮明度はやや明瞭である。翼葉の形は楔形、葉柄の長さは中、太さは太である。花序の形成は単生、花(花蕾)の重さは軽、花弁の形は紡錘形、長さはやや短、幅はやや広、色は白、数は5枚、花糸の分離の程度は分離、花粉の多少は少である。果実の形は球、果形指数は小、果頂部の形は平坦、放射条溝の有無は有、凹環の有無は無、果梗部の形は高カラー凹、放射条溝の多少は多である。果心の充実度は空、大きさは大、果実の重さは重、果皮の色は橙、油胞の大きさは小、密度は疎、凹凸は凸、果面の粗滑はやや粗、果皮の厚さは中、果皮歩合は小、剥皮の難易は易である。じょうのう膜の硬さは軟、さじょうの形及び大きさは中、色は橙である。果汁の多少は多、甘味は高、酸味及び香気の多少は中、種子数は少、胚の数は多胚である。発芽期及び開花期はやや晩、成熟期は早で育成地においては1月下旬〜2月上旬である。隔年結果性は中、浮皮果の発生は少、裂果の発生は無、貯蔵性は長である。
 「不知火」と比較して、樹が大きいこと、樹勢が強いこと等で、「はるみ」と比較して、樹が大きいこと、樹勢が強いこと、枝梢のとげが多いこと、翼葉の形が楔形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に熊本県農業研究センター果樹研究所(下益城郡松橋町)において、「不知火」に「マーコット」を交配して得られた珠心胚実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11253号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かんきつ   曽根早生(そねわせ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「宮川早生」の枝変わりであり、果形がやや扁平、果実の重さがやや重、果皮色が濃橙の育成地(愛媛県伊予市)では10月下旬〜11月上旬に成熟する温州みかんである。
 樹姿は開張、樹の大きさはやや小、樹勢はやや弱である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢のとげの多少は無である。葉身の形は紡錘形、波状の程度は弱、大きさは小、葉身長は短、葉身幅は狭、網脈の鮮明度は明瞭である。翼葉の形は痕跡、葉柄の長さ及び太さは中である。花序の形成は単生、花(花蕾)の重さは中、花弁の形は紡錘形、長さはやや短、幅は中、色は白、数は4枚、花糸の分離の程度は一部合一、花粉の多少は少である。果実の形はやや扁平、果形指数は中、果頂部の形は平坦、放射条溝及び凹環の有無は無、果梗部の形はやや凹、放射条溝の多少は少である。果心の充実度及び大きさは中、果実の重さはやや重、果皮の色は濃橙、油胞の大きさは中、密度はやや疎、凹凸は凸、果面の粗滑、果皮の厚さ及び果皮歩合は中、剥皮の難易は易である。じょうのう膜の硬さは軟、さじょうの形及び大きさは中、色は濃橙である。果汁の多少は中、甘味はやや高、酸味はかなり低、香気の多少は中、種子数は無、胚の数は多胚である。発芽期及び開花期は中、成熟期はやや早で育成地においては10月下旬〜11月上旬である。隔年結果性及び浮皮果の発生は中、裂果の発生は無、貯蔵性は短である。
 「興津早生」及び「宮川早生」と比較して、節間長が短いこと、果実の形がやや扁平であること、甘味が高く、酸味が低いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和58年に育成者の温室(愛媛県伊予市)において、「宮川早生」の枝変わりを発見し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11254号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんご   キュート
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「千秋」に「つがる」を交配して育成されたものであり、果実の外観が円、大きさが中、果皮を被う色が黄の育成地(秋田県平鹿郡増田町)では9月中旬に成熟する早生種である。
 樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さは細、節間長は中、皮目の大きさは大、多少は多、えき花芽の着生は少である。葉身の形は円、葉の大きさは中、葉色は緑、たく葉の形は中間、長さは中、葉柄の長さは短、太さは中である。花の大きさは小、色は淡桃、花弁の形は卵、やくの色は淡黄である。果実の外観は円、王冠及びがくの開閉は中、がくあの深さは深、広さ及びこうあの深さは中、広さは広、果実の大きさは中、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は黄、被う色の強さは淡、量は少、さびの位置はこうあ、量は多、さび状果点は有、果点の大きさは大、密度は中、スカーフスキンは有、果皮のろう質及び粗滑の程度は中である。果梗の長さ及び太さは中、肉こうの有無は有である。果心の形は円、大きさは中、果肉の色は黄、褐色化、硬さ及びきめは中、蜜の多少は無〜僅か、甘味は中、酸味は弱、渋味は無、香気及び果汁の多少は中、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期及び開花期は中、成熟期は早で育成地においては9月中旬である。結果の早晩及び後期落果は中、普通貯蔵性及び冷蔵貯蔵性はやや長い、心かびの発生は無〜僅かである。
 「つがる」と比較して、葉身の形が円であること、果皮を被う色が黄であること等で、「ゴールデンデリシャス」と比較して、葉身の形が円であること、果実の外観が円であること、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和59年に育成者の果樹園(秋田県平鹿郡増田町)において、「千秋」に「つがる」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ほの可」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11255号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんご   あおり13
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「世界一」に「あかね」を交配して育成されたものであり、果実の外観が扁円、大きさが大、果皮を被う色が赤の育成地(青森県黒石市)では10月上旬に成熟する中生種である。
 樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ、節間長及び皮目の大きさは中、皮目の多少は少、えき花芽の着生は多である。葉身の形は中間、葉の大きさは中、葉色は濃緑、たく葉の形は長円、長さは短、葉柄の長さは長、太さは中である。花の大きさは中、色は淡桃、花弁の形は卵、やくの色は濃黄である。果実の外観は扁円、王冠は弱、がくの開閉及びがくあの深さは中、広さは広、こうあの深さは中、広さは広、果実の大きさは大、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は赤、被う色の強さは濃、型は縞不明、量は多、さびの量は無〜僅か、さび状果点は無、果点の大きさは小、密度は中、スカーフスキンは無、果皮のろう質は中、ひびは無、粗滑の程度は滑である。果梗の長さ及び太さは中、肉こうの有無は有である。果心の形は平円、大きさは小、果肉の色は黄、褐色化は弱、硬さは中、きめは密、蜜の多少は多、甘味は高、酸味は弱、渋味は無、香気は少、果汁の多少は多、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期、開花期及び成熟期は中で育成地においては10月上旬である。結果の早晩及び後期落果は中、普通貯蔵性及び冷蔵貯蔵性は長い、心かびの発生は無〜僅かである。
 「レッドゴールド」と比較して、果実が大きいこと、果点が小さいこと、肉こうがあること等で、「千秋」と比較して、果実が大きいこと、果皮を覆う色が濃く多いこと、果皮のひびがないこと、蜜が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和53年に青森県りんご試験場(黒石市)において、「世界一」に「あかね」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11256号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんご   たかいこがね
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「王林」の枝変わりであり、果実の外観が長円錐、大きさが中、果皮を被う色が褐黄色の育成地(長野県中野市)では10月下旬に成熟する晩生種である。
 樹姿は直立、樹の大きさはやや小、樹勢は中である。枝梢の太さは太、節間長は短、皮目の大きさは中、多少は多、えき花芽の着生は多である。葉身の形は中間、葉の大きさは短、葉色は濃緑、たく葉の形は鎌形、長さ及び葉柄の長さは短、太さは中である。花の大きさは中、色は淡桃、花弁の形は長円、やくの色は濃黄である。果実の外観は長円錐、王冠は弱、がくの開閉は開、がくあの深さは浅、広さは狭、こうあの深さは浅、広さは狭、果実の大きさは中、果皮の地色は緑、果皮を被う色は褐黄色、被う色の強さは中、量は多、さびの位置は全面、量は極多、さび状果点は有、果点の大きさは大、密度は高、スカーフスキンは無、果皮のろう質は少、粗滑の程度は粗である。果梗の長さは短、太さはやや太、肉こうの有無は無である。果心の形は円、大きさは中、果肉の色は黄、果肉の褐色化はやや強、硬さは中、きめは密、蜜の多少は無〜僅か、甘味は中、酸味は弱、渋味は無、香気及び果汁の多少は多、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期及び開花期は早、成熟期は晩で育成地においては10月下旬である。結果の早晩は早、後期落果は無〜僅か、普通及び冷蔵貯蔵性は長い、心かびの発生は無〜僅かである。
 「王林」と比較して、枝梢が太いこと、節間長が短いこと、果皮を被う色が褐黄色であること、さびの位置が全面であること、さびの量が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の果樹園(長野県中野市)において、「王林」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11257号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんご   さんたろう
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「はつあき」に「スターキングデリシャス」を交配して育成されたものであり、果実の外観が円、大きさがかなり大、果皮を被う色が赤の育成地(岩手県盛岡市)では10月上旬に成熟する中生種である。
 樹姿は開張、樹の大きさは中、樹勢は強である。枝梢の太さ及び節間長は中、皮目の大きさは大、多少は少、えき花芽の着生は多である。葉身の形は中間、葉の大きさは長、葉色は濃緑、たく葉の形は鎌形、長さは長、葉柄の長さは短、太さは太である。花の大きさは中、色は濃桃、花弁の形は卵、やくの色は淡黄である。果実の外観は円、王冠は無、がくの開閉は閉、がくあの深さは中、広さは広、こうあの深さは深、広さは広、果実の大きさはかなり大、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は赤、被う色の強さは濃、型は縞不明、量は多、さびの位置はこうあ、量は無〜僅か、さび状果点は無、果点の大きさは小、密度は中、スカーフスキンは無、果皮のろう質は中、粗滑の程度は滑である。果梗の長さは長、太さは太、肉こうの有無は有である。果心の形は円錐、大きさは小、果肉の色は黄、褐色化は強、硬さ及びきめは中、蜜の多少は無〜僅か、甘味はやや低、酸味は強、渋味は無、香気は少、果汁の多少は多、種子の形は倒卵、大きさは大である。発芽期、開花期及び成熟期は中で育成地においては10月上旬である。結果の早晩は早、後期落果はやや多、普通貯蔵性及び冷蔵貯蔵性はやや長い、心かびの発生は無〜僅かである。
 「千秋」と比較して、果実が大きいこと、酸味が強いこと等で、「ジョナゴールド」と比較して、果皮のろう質が少ないこと、渋味がないこと、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和51年に果樹試験場リンゴ支場(現独立行政法人農業技術研究機構果樹研究所リンゴ研究部、岩手県盛岡市)において、「はつあき」に「スターキングデリシャス」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11258号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんご   黄明(こうめい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「未希ライフ」の自然交雑実生から育成されたものであり、果実の外観が扁円、大きさが中、果皮を被う色が黄の育成地(青森県弘前市)では9月上中旬に成熟する早生種である。
 樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ、節間長、皮目の大きさ、多少及びえき花芽の着生は中である。葉身の形は中間、葉の大きさは中、葉色は濃緑、たく葉の形は鎌形、長さは中、葉柄の長さは長、太さは中である。花の大きさは中、色は淡桃、花弁の形は円、やくの色は黄である。果実の外観は扁円、王冠は弱、がくの開閉、がくあの深さ、広さ、こうあの深さ、広さ及び果実の大きさは中、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は黄、被う色の強さ及び量は中、さびの量は無〜僅か、さび状果点は無、果点の大きさは小、密度は中、スカーフスキンは無、果皮のろう質は中、粗滑の程度は滑である。果梗の長さは長、太さは中、肉こうの有無は有である。果心の形は円錐、大きさは中、果肉の色は黄、果肉の褐色化、硬さ及びきめは中、蜜の多少は無〜僅か、甘味及び酸味は中、渋味は無、香気は少、果汁の多少は多、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期及び開花期は早、成熟期は早で育成地においては9月上中旬である。結果の早晩は晩、後期落果は無〜僅か、普通及び冷蔵貯蔵性はやや長い、心かびの発生は無〜僅かである。
 「きおう」と比較して、果実の外観が扁円であること、さび状果点がないこと等で、「未希ライフ」と比較して、王冠が有ること、果皮を被う色が黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の果樹園(青森県弘前市)において、「未希ライフ」の自然交雑種子をは種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11259号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんご   紅夏(べにか)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「未希ライフ」の自然交雑実生から育成されたものであり、果実の外観が扁円、大きさが中、果皮を被う色が赤の育成地(青森県弘前市)では8月中下旬に成熟する早生種である。
 樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さは中、節間長は短、皮目の大きさ、多少及びえき花芽の着生は中である。葉身の形は中間、葉の大きさは短、葉色は緑、たく葉の形は鎌形、長さ、葉柄の長さ及び太さは中である。花の大きさは中、色は淡桃、花弁の形は卵、やくの色は黄である。果実の外観は扁円、王冠は弱、がくの開閉は閉、がくあの深さ、広さ、こうあの深さ及び広さは中、果実の大きさは小、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は赤、被う色の強さは中、型は縞明瞭、量は中、さびの位置は側面、量は無〜僅か、さび状果点は有、果点の大きさ及び密度は中、スカーフスキンは無、果皮のろう質は中、粗滑の程度は滑である。果梗の長さ及び太さは中、肉こうの有無は有である。果心の形は円錐、大きさは中、果肉の色は黄、果肉の褐色化は弱、硬さ及びきめは中、蜜の多少は無〜僅か、甘味及び酸味は中、渋味は有、香気は少、果汁の多少は多、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期及び開花期は中、成熟期は早で育成地においては8月中下旬である。結果の早晩は早、後期落果は無〜僅か、普通及び冷蔵貯蔵性は短い、心かびの発生は無〜僅かである。
 「未希ライフ」と比較して、王冠が有ること、果皮の縞が明瞭であること等で、「つがる」と比較して、さびの量が少ないこと、酸味が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の果樹園(青森県弘前市)において、「未希ライフ」の自然交雑種子をは種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11260号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しば   チバラフワン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、東北農業試験場(岩手県盛岡市、現独立行政法人農業技術研究機構)で保存中の在来42育成系統から栄養系選抜して育成したものであり、葉長が極長で幅はかなり広、緑化の早晩が中、ラージブラウンパッチ病抵抗性が強の芝生向きの品種である。
 春の草勢はやや良、秋の草勢は良、春秋の出穂の有無は春のみ出穂、出穂期の草型はややほふくである。ほふく茎の密度は疎、葉長は極長、葉幅はかなり広である。再成性はかなり良、緑化の早晩は中、越冬性は中、越夏性はかなり良、ラージブラウンパッチ抵抗性は強である。
 「メイヤー」及び「みやこ」と比較して、葉長が長いこと、再生性が良いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年から千葉県農業試験場(千葉市、現千葉県農業総合研究センター)において、東北農業試験場(岩手県盛岡市、現独立行政法人農業技術研究機構)で保存中の在来42育成系統からラージブラウンパッチ耐病性選抜試験により7系統を選抜し、その後栄養系選抜を行い、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11261号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   ディープチェリー パーティー
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「初粧」に「ピンクファミリー」を交配して育成されたものであり、花は淡紫ピンク色でやや小輪の切花向きの品種である。
 草型は分枝、草丈は中である。はい軸及び子葉の色は淡緑である。着葉茎及び花首部の剛直性は強、分枝の位置は上位、わき芽の発生程度は中である。葉形は中間、下葉のきょ歯は少、欠刻は浅、上部葉の長さはやや長、幅はやや狭、葉付き角度は斜上、葉数はやや少、葉色は濃緑、葉の厚さはやや厚、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びはやや難、花首部の太さは中、花首の長さ及び花穂長は短、花間長はやや短、花の直径はやや小、花色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202)、八重と一重の花色の差は無、花らい時における花弁着色の早晩はやや晩、一重花の花弁長はやや短、花弁幅及び花弁先端部の内曲程度は中、一重花の花弁の内曲程度はやや高、花弁のちりめん状のしわの程度は中、花弁の数は多、小花柄長は短、小花柄の着生角度は斜上、花数は少、花の香りは中、開花期はやや早である。
 「チェリー パーク」と比較して、花弁数が多いことで、「ピンクファミリー」と比較して、花色が淡紫ピンクであること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(千葉県館山市)において、「初粧」に「ピンクファミリー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ラブリー パーティー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11262号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム   プラージュアクアブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「プラージュスカイブルー」の変異株であり、花は浅青色で中輪、一重咲の切花向きの品種である。
 草型は直立型、草丈は極高、地下部の形状は繊根性、茎の長さは長、太さ及び分枝性は中、毛の有無は有、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3511)である。葉の枚数は中、全形はX、長さは中、幅は広、葉柄の有無と長さは長、葉縁の毛の有無は有、表面の色は暗緑(同3716)である。花序の長さは長、幅は中、1花序に着生している小花数は中、小花の密度は粗、花の咲き方は普通咲、形は一重咲、花冠の大きさは中、花柄の長さは長、がく片の数は少、最外層がく片の全形は楕円形、長さ及び幅は中、表面の着色パターンはT、色は浅青(同7303)、がく片の距の有無と長さは短、色は明青紫(同8004)、花弁部の大きさは中、花弁数は少、花弁の単色・複色の別は複色、色は青、2次的な色は黄、葯の色は緑褐、花の香りは無である。繁殖法は組織培養系、開花期は早である。
 「プラージュブルー」及び「プラージュスカイブルー」と比較して、最外層がく片表面の色が浅青であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(長野県大町市)において、「プラージュスカイブルー」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11263号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かすみそう   ビッグミスター
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ビッグ ベン」の枝変わりであり、花は黄白色で八重咲きの切花向きの品種である。
 草姿は立性、草丈は中である。最長茎長及び茎の太さは中、色は淡緑、アントシアニンの有無及び程度は無、分枝の多少は中、長さはやや短、角度はやや鋭、節間長は中である。葉形は披針形、葉長はやや短、葉幅は中、表面の色は緑、アントシアニンの有無は無である。花の着生密度は密、花弁の重ねは八重咲き、花の大きさは中、花色の単色、複色の別は単色、単色もしくは複色の地色は黄白(JHS カラーチャート2901)、花弁の形はへら形、先端の形は切形、花弁数は中、がくの形は杯状、大きさは中、色は緑、雌雄ずいの長さは中、一花茎当たりの花数はやや少、花の香りは中である。開花習性は一季咲き、早晩性は中である。
 「ビッグ ベン」と比較して、草丈が高いことで、「パーフェクタ」と比較して、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(広島県高田郡甲田町)において、「ビッグ ベン」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ビッグ スター」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11264号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   バーベナ   ベルティス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生品種どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色で花壇及び鉢物向きの品種である。
 草姿は中間、株の広がりは小、高さは中である。茎の太さは細、アントシアンの発色の有無は無、毛の多少は少、とげの有無は無、分枝性はやや少、地下ほふく性は無、節間長は中である。葉序は対生、葉身の形はT型、葉の切れ込みの有無は有、程度は中、葉長は短、葉幅は中、葉色は緑、葉の毛の多少は少、葉柄の有無は有、太さ及び長さは中である。花房の形はU型、花穂長及び花穂径は中、花の向きは上向き、花形は外反咲き、花径は大、花筒長は中、花色は黄白(JHS カラーチャート3302)、花弁中央部の目、絞り及びぼかしの有無は無、花弁の重なりは開く、裂片の欠刻の有無は有、花弁数は中、がくの切れ込みの有無は有、長さは長、先端部のアントシアンの有無は無、雌ずいの形は2裂、雄ずいの数は中、葯先端部の色は黄緑、花柄の太さは細、長さは中、花数はやや多、花の香りは無である。
 「サンマレフ TP−W」と比較して、草姿が中間であること、葉の切れ込みの程度が浅いこと等で、「オブセッションホワイト」と比較して、葉に切れ込みが有ること、花形が外反咲きであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生品種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11265号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シネラリア   環野の春3号(たまきののはる3ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ステラタ系に「ナナ コンパクト」を交配して育成されたものであり、花は濃青紫色で蛇の目の大きさが短の中輪で鉢物向き品種である。
 草姿はU型、草丈は高である。茎の太さは中、一次分枝の出方はU型、分枝数は少、節間長は長である。葉型はT型、欠こくの深さは中、鋸歯は尖、葉の先端の形は鋭、葉縁の波打ちは弱、葉身長及び葉身幅は中、葉柄の太さは細、長さ及び葉色(葉表)は中である。花房の形は凹凸型、直径は大、高さは高、花形はやや閉じ咲、花径及び花芯部の大きさは中、花弁の色は濃青紫(JHS カラーチャート8006)、蛇の目の有無は有、大きさは短、境界は不明瞭、花芯の色は暗青紫(同8007)、花弁長は長、花弁幅は中、花弁の形及びそりはU型、先端の欠刻の有無は有、先端の形は丸、舌状花数及び筒状花数は中、八重咲き性及びがくの形は無、切れ込みの深さは長、色は濃、一花房花数は中、花の香りは有である。開花期は中である。
 「セレナータブルー」及び「メロディーバイオレット」と比較して、花弁の色が濃青紫であること、蛇の目の境界が不明瞭であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(宮崎県小林市)において、ステラタ系に「ナナ コンパクト」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「木立セネキオディープブルー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11266号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シネラリア   環野の春5号(たまきののはる5ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ステラタ系に「ナナ コンパクト」を交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色で蛇の目がない中輪で鉢物向き品種である。
 草姿はU型、草丈は高である。茎の太さは中、一次分枝の出方はT型、分枝数は少、節間長は長である。葉型はT型、欠こくの深さは浅、鋸歯は中、葉の先端の形は鈍、葉縁の波打ちは中、葉身長及び葉身幅は短、葉柄の太さは細、長さは短、葉色(葉表)は濃である。花房の形は凹凸型、直径は大、高さは高、花形はやや閉じ咲、花径及び花芯部の大きさは中、花弁の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9203)、蛇の目の有無は無、花芯の色は穏赤味紫(同8913)、花弁長は長、花弁幅は広、花弁の形はV型、そりはU型、先端の欠刻の有無は有、先端の形は丸、舌状花数及び筒状花数は中、八重咲き性は無、がくの形は中、切れ込みの深さは長、色は濃、一花房花数は少、花の香りは有である。開花期は中である。
 「セレナータピンク」と比較して、花房の高さが低いこと、花弁の色が紫ピンク(同9203)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(宮崎県小林市)において、ステラタ系に「ナナ コンパクト」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「木立セネキオピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11267号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シネラリア   環野の春7号(たまきののはる7ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ステラタ系に「ナナ コンパクト」を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色で蛇の目の大きさが中の中輪で鉢物向き品種である。
 草姿はU型、草丈は高である。茎の太さは中、一次分枝の出方はU型、分枝数は中、節間長は長である。葉型はT型、欠こくの深さは中、鋸歯は尖、葉の先端の形は中、葉縁の波打ちは弱、葉身長及び葉身幅は中、葉柄の太さは細、長さ及び葉色(葉表)は中である。花房の形は凹凸型、直径は極大、高さはかなり高、花形はやや閉じ咲、花径及び花芯部の大きさは中、花弁の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、蛇の目の有無は有、大きさは中、花芯の色は暗赤紫(同9510)、花弁長は中、花弁幅は広、花弁の形はV型、そりはU型、先端の欠刻の有無は有、先端の形は丸、舌状花数は中、筒状花数は多、八重咲き性は無、がくの形は中、切れ込みの深さは長、色及び一花房花数は中、花の香りは有である。開花期はやや晩である。
 「メロディーバイオレット」と比較して、草姿がU型であること、花弁の色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(宮崎県小林市)において、ステラタ系に「ナナ コンパクト」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「木立セネキオパープルウイズアイ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11268号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カランコエ   リッジ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮橙黄色の筒形で中輪の鉢物向きの品種である。
 草型は直立、葉部の高さは中、草丈は高、株幅は広、茎の毛及び木質化は無である。葉の全形は楕円形、葉身長は長、葉幅は広、葉の表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、赤色の着色は無、厚さは薄、鋸歯の形は重円鋸歯、葉先の形は円頭、葉脚の基部の形は鈍形である。花序の長さは短、花数及び花序の最大幅は中、最小幅は狭、花の向きは上向き、直径は中、形は筒形である。花筒の長さは中、外面の色は浅橙黄(同2203)、内面の色は浅黄緑(同3103)、花冠の裂片の数は4片のみ、先端の形は微突形、長さは大、幅は中、内面の色は鮮橙黄(同2205)、外面の色は浅橙黄(同2203)、そり方はやや反転である。がくの形は披針形、開き方は開花後も開かず、長さは中、開花の早晩は早である。
 「ジェデ」と比較して、花序が短いこと、花冠の裂片の内面の色が鮮橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生から選抜、以後、増殖を行いながら特性調査を継続し、 1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11269号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精興の宝(せいこうのたから)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精興光玉」に黄色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮黄色の大輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は赤紫、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は中である。管状花数は極少、分布は散在、長さはやや小である。花弁の形は舟底弁及び管弁T、先端の形は尖る、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや太、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「精興光玉」と比較して、葉柄が短いこと、たく葉の形が2深裂であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精興光玉」に黄色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11270号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精興水車(せいこうすいしゃ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「秀芳の力」に白色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のかなり大輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長は中、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、基部の形は凹、一次欠刻はやや深、葉裂片部の重なりの程度は重なる、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さはやや厚、硬さは軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花部の直径は極小、管状花数はかなり少、分布は集中、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、外花弁の反り方は平、花弁の長さは大、幅はやや狭、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート3101)、裏面の色は黄白(同2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は下向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはやや大、総ほうの大きさは大、花首の太さはやや太、長さはかなり短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「精興の誠」と比較して、葉の基部の形が凹であること、葉裂片縁部が重なること、花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「秀芳の力」に白色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11271号   平成15年3月26日
   
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   クリーンイエドリーム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ドリームタイム」の枝変わりであり、花は明緑黄色のやや小輪で鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さは細、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長はやや短、葉幅はやや狭、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは短、基部の形は凸、一次欠刻はやや深、葉の表面の色は中、裏面の色は濃、毛じの多少は少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はやや大、管状花数はやや多、分布は集中、長さは大である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)、裏面の色は浅緑黄(同2703)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり緑色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「イエロータイガー」と比較して、葉の基部の形が凸であること、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者のほ場(連合王国)において、「ドリームタイム」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
  なお、出願時の名称は「イエロードリームタイム」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11272号   平成15年3月26日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイ精源(セイせいげん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サマーイエロー」に黄色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮黄色の大輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは強、中空の程度は大、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は長である。葉身長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、葉の基部の形は凸、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はかなり多である。管状花数は極少、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさは大、花首の太さは中、長さはかなり短、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性は晩である。 
 「精明」と比較して、葉の基部の形が凸であること、管状花数が少ないこと等で、「元徳」と比較して、葉の基部の形が凸であること、花弁の形が舟底弁であること、花弁先端の形が丸いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「サマーイエロー」に黄色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「精源」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11273号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ヨドゥルース
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レイジ」に「ティファナ」を交配して育成されたものであり、花は濃紅色の中輪で鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや短、基部の形は凸、一次欠刻はやや深、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは軟、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は少、管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は濃紅(JHS カラーチャート0109)、裏面の色は穏紫ピンク(同9511)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は平らなドーム状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「華のパープルルビー」と比較して、外花弁の表面の色が濃紅及び裏面の色が穏紫ピンクであること等で、「楽風車」と比較して外花弁の裏面の色が穏紫ピンクであること、外花弁の角度が平であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、「レイジ」に「ティファナ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11274号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ヨココアビーチ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レイジ」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は濃赤茶色の中輪で鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、基部の形は平、一次欠刻は中、葉の表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少、管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0708)、裏面の色は浅緑黄(同2703)で赤茶(同0715)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らなドーム状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「アグロー」と比較して、花房の形が凹形であること、外花弁の表面の色が濃赤茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、「レイジ」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11275号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ヨベイシティー
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「モービル」を交配して育成されたものであり、花は赤紫色で底部が黄白色の中輪で鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は中、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、基部の形は平、一次欠刻はかなり深、葉の表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は強、厚さは及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はやや小、管状花数は多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)で底部が黄白(同2902)、裏面の色は黄白(同2902)で先端部に濃紫ピンク(同9213)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は底白、外花弁の角度は下向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは小、総ほうの大きさはやや小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ニューオルリンズ」と比較して、葉の一次欠刻が深いこと、花房の形が円錐形であること、花たくの形が盛り上がった円錐状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、育成者所有の育成系統に「モービル」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11276号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ヨハートフォード
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「ブラッシュ」を交配して育成されたものであり、花は濃紫ピンク色のやや大輪で鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや短、基部の形は凹、一次欠刻はやや深、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは軟、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや大、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は大、管状花数はやや多、分布は集中、長さは大である。花弁の形は平弁及び丁字状花弁、先端の形は尖る、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃紫ピンク(JHS カラーチャート9213)、裏面の色は紫ピンク(同9203)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄色、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ダークピンクブラッシュ」及び「ロンボック」と比較して、花弁の形が平弁及び丁字状花弁であること、外花弁の表面の色が濃紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、育成者所有の育成系統に「ブラッシュ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11277号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   フェスティブニューヨオルリンズ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ニューオルリンズ」に放射線を照射して育成されたものであり、花は紫赤色で底部が浅緑黄色の中輪で鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、基部の形は平、一次欠刻はやや深、葉の表面の色は淡、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さは中、硬さは軟、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はやや小、管状花数は中、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は紫赤(JHS カラーチャート9708)で底部が浅緑黄(同2703)、裏面の色は浅緑黄(同2904)で先端部に穏紫ピンク(同9511)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は底黄、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らなドーム状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは極細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ニューオルリンズ」と比較して、外花弁の表面の色が紫赤で底部が浅緑黄であること及び裏面の色が浅緑黄で先端部に穏紫ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者が所属していた会社のほ場(アメリカ合衆国)において、「ニューオルリンズ」に放射線を照射して得られた変異株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11278号   平成15年3月26日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ジゴカクタス   パールウェーブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ホワイトクリスマス」に「ゴールドチャーム」を交配して、育成されたものであり、草型がやや下垂、花色がピンク白の観賞用鉢物向きの品種である。
 草型はやや下垂、葉状茎の分枝の程度は中、最大分枝長は短、着花葉状茎数及び全葉状茎数は少である。葉状茎の長さ及び幅は中、縁の状態は深い鋸歯、鋸歯の大きさは中、数は多、横断面の湾曲は湾曲、表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、着色は無又は弱、1cm長の花蕾の色は浅黄緑(同3304)、1葉状茎当たりの着花数は1、花形は中間、花の長さ及び横径は中、花被片の形はT型、先端部の形は鈍形、長さは短、幅は広、外花被片の縦方向の反転は平坦、花色は白、花被片の内面及び外面の色はピンク白(同9701)、花被片の波打ちは強、花筒の長さは中、外面の色はピンク白(同1601)、花糸の色は黄白(同2901)、柱頭の色は明赤紫(同9206)である。開花期は晩生である。 「スノーキューピッド」及び「スノーフレーク」と比較して、花被片の先端部が鈍形であること、花被片の幅が広いこと、花被片の波打が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の温室(栃木県真岡市)において、「ホワイトクリスマス」に「ゴールドチャーム」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11279号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   エクセルピンク
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花冠の色が明緑黄、がくの色が鮮紫ピンクの切花向きの品種である。
 草形は根出葉・茎出葉とも、草丈は中、分けつの程度は無又は少である。茎の太さはやや細、色は中、茎の翼は無、たく葉は小、分枝数は多、分枝長は長、枝姿はW型である。成葉の形はW型、葉縁の波打ちは無か極少、葉長は短、葉幅は中、葉身の色は緑、葉の光沢は少、毛は無か極少、葉柄の長さは中、色は淡である。花茎の分枝角度は斜上、抽苔数は少、一次分枝の小花数は多、花の向きは上向き、花冠の形はW型、多少は中、径はやや小、長さはやや短、色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)である。がくの直径はやや大、長さはやや短、色は鮮紫ピンク(同9204)である。花の香りは有、開花期は早である。
 「キノローゼ」と比較して、がくの色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(長野県北佐久郡北御牧村)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11280号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   エクセルアイボリー
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「イエロー ウイング」を交配して育成されたものであり、花冠の色が明緑黄、がくの色が淡黄の切花向きの品種である。
 草形は根出葉・茎出葉とも、草丈は中、分けつの程度は無又は少である。茎の太さはやや細、色は中、茎の翼は無、たく葉は小、分枝数は多、分枝長は長、枝姿はW型である。成葉の形はW型、葉縁の波打ちは無か極少、葉長は短、葉幅は中、葉身の色は緑、葉の光沢は少、毛は無か極少、葉柄の長さは短、色は淡である。花茎の分枝角度は斜上、抽苔数は少、一次分枝の小花数は多、花の向きは上向き、花冠の形はW型、多少は多、径はやや小、長さはやや短、色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)である。がくの直径はやや大、長さはやや短、色は淡黄(同2503)である。花の香りは有、開花期は早である。
 「キノバイス」と比較して、葉縁の波打ちが少ないこと、がくの色が淡黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(長野県北佐久郡北御牧村)において、育成者所有の育成系統に「イエロー ウイング」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11281号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   パリスイエロー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花冠の色が浅緑黄、がくの色が浅黄橙の切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は無又は少である。茎の太さはやや太、色及び茎の翼は中、たく葉は小、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは少、葉長は長、葉幅は広、葉身の色は淡緑、葉の光沢は中、毛はやや少、葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数は中、一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径及び長さは中、色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)である。がくの直径及び長さは中、色は浅黄橙(同1904)である。花の香りは無、開花期は早である。
 「エキセレント アプリコット」と比較して、がくの色が浅黄橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(千葉県安房郡白浜町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、日本たばこ産業株式会社の温室(栃木県小山市)において、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11282号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   パリスオレンジ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花冠の色が淡緑黄、がくの色が黄ピンクの切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は無又は少である。茎の太さはやや太、色はやや淡、茎の翼は中、たく葉は小、分枝数はやや少、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は極長、葉幅は広、葉身の色は緑、葉の光沢は中、毛は少、葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数は多、一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径はやや大、長さは中、色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)である。がくの直径及び長さは中、色は黄ピンク(同0704)である。花の香りは無、開花期はやや早である。
 「エキセレント アプリコット」と比較して、がくの色が黄ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(千葉県安房郡白浜町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、日本たばこ産業株式会社の温室(栃木県小山市)において、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11283号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   パリスピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花冠の色が淡緑黄、がくの色が濃ピンクの切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈は中、分けつの程度は無又は少である。茎の太さはやや太、色、茎の翼、たく葉及び分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは少、葉長は長、葉幅は中、葉身の色は緑、葉の光沢は中、毛は少、葉柄の長さは長、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数は多、一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径及び長さは中、色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は濃ピンク(同0405)である。花の香りは無、開花期は早である。
 「エキセレント アプリコット」と比較して、がくの色が濃ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(千葉県安房郡白浜町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、日本たばこ産業株式会社の温室(栃木県小山市)において、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11284号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   ピコットアプリ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花冠の色が浅緑黄、がくの色が鮮黄ピンクの切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は無又は少である。茎の太さはやや太、色はやや淡、茎の翼はやや小、たく葉は小、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は長、葉幅は極広、葉身の色は淡緑、葉の光沢は中、毛は少、葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数は多、一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はV型、多少は少、径及び長さは中、色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)である。がくの直径及び長さは中、色は鮮黄ピンク(同1004)である。花の香りは無、開花期は中である。
 「エキセレント アプリコット」と比較して、花冠の形がV型であること、がくの色が鮮黄ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(千葉県安房郡白浜町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、日本たばこ産業株式会社の温室(栃木県小山市)において、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11285号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   ピコットパープル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花冠の色が淡緑黄、がくの色が鮮紫の切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は中である。茎の太さはやや太、色は中、茎の翼及びたく葉は小、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは少、葉長は極長、葉幅は中、葉身の色は淡緑、葉の光沢は中、毛は少、葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数は多、一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径及び長さは中、色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)である。がくの直径及び長さは中、色は鮮紫(同8605)である。花の香りは無、開花期は早である。
 「リウスブルー」と比較して、がくの色が鮮紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(千葉県安房郡白浜町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、日本たばこ産業株式会社の温室(栃木県小山市)において、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11286号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   アラビアンブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、シニュアータの実生の中から選抜して育成されたものであり、花冠の色が淡緑黄、がくの色が鮮青味紫の切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈は中、分けつの程度は無又は少である。茎の太さはやや太、色及び茎の翼は中、たく葉は小、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ち、葉長及び葉幅は中、葉身の色は緑、葉の光沢及び毛は中、葉柄の長さは短、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数及び一次分枝の小花数は中、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径はやや大、長さはやや長、色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)である。がくの直径はかなり大、長さは中、色は鮮青味紫(同8306)である。花の香りは無、開花期は中である。 
 「ベルベットウィング」と比較して、草丈及び葉長が短いこと、がくの直径が大きいこと等で、「ダイアクア」と比較して、がくの直径が大きいこと、がくの色が鮮青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、シニュアータの実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11287号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   カナディアンピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、シニュアータの実生の中から選抜して育成されたものであり、花冠の色が淡緑黄、がくの色が鮮紫ピンクの切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は中である。茎の太さは中、色は濃、茎の翼は小、たく葉はやや小、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は長、葉幅は広、葉身の色は淡緑、葉の光沢、毛及び葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数及び一次分枝の小花数は中、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径及び長さは中、色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は鮮紫ピンク(同8904)である。花の香りは無、開花期は中である。
 「ダイフララベンダー」と比較して、花冠の形がU型であること、がくの色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、シニュアータの実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11288号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   淡雪姫(あわゆきひめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、シネンシスの変異株から育成されたものであり、花冠の色が明黄、がくの色がピンク白の切花向きの品種である。
 草形は根出葉・茎出葉とも、草丈は中である。茎の太さは中、色は濃、茎の翼は無、たく葉は小、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はW型である。成葉の形はW型、葉縁の波打ちは少、葉長は短、葉幅は狭、葉身の色は緑、葉の光沢は少、毛は無か極少、葉柄の長さは短、色は中である。花茎の分枝角度は横張、抽苔数は少、一次分枝の小花数は多、花の向きは上向き、花冠の形はW型、多少及び径は中、長さはやや短、色は明黄(JHS カラーチャート2506)である。がくの直径は大、長さはやや短、色はピンク白(同9701)である。花の香りは有、開花期は早である。
 「ダイレディー」と比較して、茎の色が濃いこと、一次分枝の小花数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、シネンシスの変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11289号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   不知火姫(しらぬいひめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、シネンシスの変異株から育成されたものであり、花冠の色が明黄、がくの色が浅黄橙で基部に紫ピンクが入る切花向きの品種である。
 草形は根出葉・茎出葉とも、草丈は長である。茎の太さはやや太、色は中、茎の翼は無、たく葉は小、分枝数は多、分枝長は長、枝姿はW型である。成葉の形はW型、葉縁の波打ちは少、葉長及び葉幅は中、葉身の色は緑、葉の光沢は少、毛は無か極少、葉柄の長さは中、色は淡である。花茎の分枝角度は斜上、抽苔数は少、一次分枝の小花数は多、花の向きは上向き、花冠の形はW型、多少及び径は中、長さはやや短、色は明黄(JHS カラーチャート2506)である。がくの直径はやや大、長さはやや短、色は浅黄橙(同1903)で基部に紫ピンク(同9703)が入る。花の香りは有、開花期はかなり早である。
 「ダイレディールージュ」と比較して、がくの色が浅黄橙で基部に紫ピンクが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、シネンシスの変異株を発見、以後、増殖を行いがら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11290号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   月光(げっこう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、シネンシスの実生の中から選抜して育成されたものであり、花冠の色が明黄、がくの色が淡緑黄の切花向きの品種である。
 草形は根出葉・茎出葉とも、草丈は中、分けつの程度は無又は少である。茎の太さは中、色は濃、茎の翼は無、たく葉は小、分枝数及び分枝長は中、枝姿はW型である。成葉の形はW型、葉縁の波打ち、葉長及び葉幅は中、葉身の色は緑、葉の光沢は少、毛は無か極少、葉柄の長さ及び色は中である。花茎の分枝角度は横張、抽苔数は少、一次分枝の小花数は多、花の向きは上向き、花冠の形はW型、多少及び径は中、長さはやや短、色は明黄(JHS カラーチャート2506)である。がくの直径は大、長さはやや短、色は淡緑黄(同2903)である。花の香りは有、開花期は早である。
 「サマーイエロー」と比較して、がくの色が淡緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、シネンシスの実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11291号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   ダイスパスノー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、シネンシスの育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花冠の色が明緑黄、がくの色がピンク白の地色に鮮紫ピンク色の条線が入る切花向きの品種である。
 草形は根出葉・茎出葉とも、草丈は中、分けつの程度は無又は少である。茎の太さ及び色は中、茎の翼は無、たく葉はかなり小、分枝数はかなり多、分枝長はかなり長、枝姿はW型である。成葉の形はW型、葉縁の波打ちは少、葉長は長、葉幅は広、葉身の色は緑、葉の光沢は少、毛は無か極少、葉柄の長さは短、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は斜上、抽苔数は中、一次分枝の小花数は多、花の向きは上向き、花冠の形はW型、多少は中、径はやや小、長さは中、色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)である。がくの直径はやや大、長さはやや短、色はピンク白(同9701)の地色に鮮紫ピンク(同9205)の条線が入る、花の香りは有、開花期は晩である。
 「ダイレディー ホワイト」と比較して、がくの色がピンク白(同9701)の地色に鮮紫ピンクの条線が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
   
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(静岡県駿東郡小山町)において、育成者所有のシネンシスの育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11292号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   プレミィピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花冠の色が淡黄緑、がくの色が明赤紫の切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は無又は少である。茎の太さはやや太、色、茎の翼、たく葉及び分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は長、葉幅は極広、葉身の色は緑、葉の光沢、毛及び葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数及び一次分枝の小花数は中、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径は中、長さはやや長、色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)である。がくの直径は大、長さはやや長、色は明赤紫(同9206)である。花の香りは無、開花期はかなり早である。
 「リオスターピンク」と比較して、草丈が長いこと、葉幅が広いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
   
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者のほ場(千葉県安房郡白浜町)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、日本たばこ産業株式会社の温室(栃木県小山市)において増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11293号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   シェリーピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「リオスターピンク」の実生から育成されたものであり、花冠の色が淡黄緑、がくの先端部の色が明赤紫、下部の色が鮮紫ピンクの切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈は中、分けつの程度は無又は少である。茎の太さはやや太、色、茎の翼、たく葉及び分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は長、葉幅は広、葉身の色は緑、葉の光沢は中、毛はやや多、葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数及び一次分枝の小花数は中、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径は中、長さはやや長、色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)である。がくの直径は大、長さはやや長、色は先端部が明赤紫(同9206)、下部が鮮紫ピンク(同9204)である。花の香りは無、開花期は早である。
 「リオスターピンク」及び「シェルピンク」と比較して、がくの色が先端部が明赤紫で下部が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に日本たばこ産業株式会社の温室(栃木県小山市)において、「リオスターピンク」の実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11294号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   スイートライラック
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ソピア」の実生から選抜、育成されたものであり、花冠の色が淡黄緑、がくの色は淡紫で先端部が明赤味紫の切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は無又は少である。茎の太さはやや太、色及び茎の翼は中、たく葉は小、分枝数は中、分枝長はかなり長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長はかなり長、葉幅はかなり広、葉身の色は緑、葉の光沢及び毛は中、葉柄の長さは長、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数及び一次分枝の小花数は中、花の向きは上向き、花冠の形はW型、多少は少、径は中、長さはやや長、色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)である。がくの直径は大、長さはやや長、色は淡紫(同8602)、先端部は明赤味紫(同8905)である。花の香りは無、開花期は早である。
 「サンデーライトブルー」及び「ダイマリン」と比較して、花冠の形がW型であること、がくの色が淡紫で先端部が明赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(和歌山県御坊市)において、「ソピア」の実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11295号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   エモーションクィーン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「エモーション」の枝変わりであり、花は鮮紫ピンクの地色に鮮赤味紫色の条及び覆輪が入る盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数がかなり少、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はやや高、節数はやや少である。茎の長径はやや太、硬さは剛、折れの難易は難、中央部の色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は少、側枝の着生位置は主に中上部、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は楕円形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、複色模様色は鮮赤味紫(同8906)、色彩模様は条及び覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ、幅及び数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、1花茎当たりの花数はかなり少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「エモーション」及び「ダイハーモ」と比較して、花の地色が鮮紫ピンクであること、複色模様色が鮮赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者の温室(静岡県駿東郡小山町)において、「エモーション」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11296号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ダイキングエモーション
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「エモーション」の枝変わりであり、花は鮮赤味紫色の盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数がかなり少、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はやや高、節数はやや少である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は難、中央部の色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は少、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は楕円形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、花色は鮮赤味紫(JHS カラーチャート8906)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ、幅及び数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、1花茎当たりの花数はかなり少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「エモーション」及び「ダイベルスター」と比較して、花色が鮮赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者の温室(静岡県駿東郡小山町)において、「エモーション」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エモーションキング」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11297号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ダイエルマ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ダイオリビ」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色の垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数はやや多である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中部、節間長は中、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はかなり長、葉幅はやや狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、花色は紫ピンク(JHS カラーチャート9503)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さは中、幅はやや広、数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は淡緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや晩生、がく割れの難易性は難である。
 「ピンクビジュー」と比較して、最大葉が長いこと等で、「ヒリピンバー」と比較して、花弁鋸歯が浅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(静岡県駿東郡小山町)において、「ダイオリビ」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エルマ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11298号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   エンディア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡ピンクの盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数はやや多である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中部、節間長は中、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は長、葉幅はやや狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、表面の花色は淡ピンク(JHS カラーチャート0102)、裏面の花色は淡紫ピンク(同9702)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は中、花弁の長さ、幅及び数は中、ほう葉の数は6枚以上、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、1花茎当たりの花数は少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは無である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや晩生である。
 「ヒリピンバー」と比較して、花の表面の色が淡ピンクであること、花弁鋸歯の深さが浅いこと等で、「フルーレット」と比較して、花の表面の色が淡ピンクであること、花弁鋸歯の深さが深いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に株式会社第一園芸プランテックの温室(静岡県駿東郡小山 町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11299号   平成15年3月26日
  
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ダイクラリス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ダイピレッド」の枝変わりであり、花はピンクの盛咲で、やや小輪の1花茎当たり花数がかなり少、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は直立、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易はやや難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は少、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅はやや狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。花柄の長さはやや長、つぼみの形は楕円形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや小、表面の花色はピンク(JHS カラーチャート0103)、裏面の花色は淡ピンク(同0102)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ、幅及び数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、1花茎当たりの花数はかなり少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「フルーレット」と比較して、花柄が長いこと、花の表面の色がピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に株式会社第一園芸プランテックの温室(静岡県駿東郡小山町)において、「ダイピレッド」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「クラリス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11300号   平成15年3月26日
  
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   フェリーククリーム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フェリーク」の枝変わりであり、花は淡緑黄色の平咲で中輪の1花茎当たり花数がかなり少、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はやや高、節数はやや少である。茎の長径はやや太、硬さは剛、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は中、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は線形、先端部の形はとがる、葉巻き程度はよく巻く、最大葉長はやや長、葉幅はやや狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさはやや大、花の重ねは半八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は平咲、花径は中、表面の花色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数は少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、1花茎当たりの花数はかなり少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「フィリアクリーム」と比較して,側面から見た花形が平咲であること,花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に株式会社第一園芸プランテックの温室(静岡県駿東郡小山町)において、「フェリーク」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11301号   平成15年3月26日
  
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ブレンディ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紅の地色に濃紫赤色の条及び覆輪が入る垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はやや高、節数は中である。茎の長径はやや太、硬さは剛、折れの難易は難、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は少、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、表面の地色は鮮紅(JHS カラーチャート0107)、複色模様色は濃紫赤(同9709)、色彩模様は条及び覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さ、数、花弁の長さ、幅及び数は中、ほう葉の形はV型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りはやや弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「ダイミル」及び「ダイベスパ」と比較して、花の表面の地色が鮮紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に株式会社第一園芸プランテックの温室(静岡県駿東郡小山町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11302号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   WFフラミンゴ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は鮮紫ピンクの単色で、中間性の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は中間性、株幅は中である。茎の長さ及び太さは中、色は褐、分枝性は中である。葉のつき方は輪生、全形は披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は全縁、表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、斑の有無は無、葉の光沢は中、裏面の地色は穏緑(同3715)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径は5.1〜6.5p、横径は3.6〜5.0p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は鮮紫ピンク(同9705)、基部の色は鮮紫赤(同9707)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは強、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは4.1〜6.0pである
 「カリマ」と比較して、葉の裏面の色が穏緑であること、距の曲りが強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成11年に育成者の温室(栃木県芳賀郡益子町)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11303号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   WF アヤ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は鮮橙赤の単色で、矮性の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さ及び太さは中、色は淡緑、分枝性は中である。葉のつき方は輪生、全形は長楕円状披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅は広、葉柄の長さは長、葉縁の形は全縁、表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、斑の有無は無、葉の光沢は弱、裏面の地色は穏緑(同3715)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径は5.1〜6.5p、横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は鮮橙赤(同0706)、距の長さは5.1p以上、曲りは強、色は赤(同0414)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「キチグア」と比較して、茎の色が淡緑であること、距の曲りが強いこと等で、「インプレッションオレンジ」と比較して、茎の色が淡緑であること、葉の全形が長楕円状披針形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成11年に育成者の温室(栃木県芳賀郡益子町)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「WFクリスタルオレンジ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11304号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   WFセリーヌ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は鮮紫ピンクの単色で、中間性の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は中間性、株幅は中である。茎の長さ及び太さは中、色は赤褐、分枝性は中である。葉のつき方は輪生、全形は長楕円状披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅は広、葉柄の長さは長、葉縁の形は全縁、表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、斑の有無は無、葉の光沢は中、裏面の地色は穏緑(同3715)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径は3.6〜5.0p、横径は3.6〜5.0p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は鮮紫ピンク(同9704)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは中、色は赤茶(同0715)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「キンプス」と比較して、一重咲きの花形がV型であること、距の色が赤茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成11年に育成者の温室(栃木県芳賀郡益子町)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11305号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   マーガレット   ヨシムラ ドリームブランカ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色で小輪の切花及び鉢物向きの品種である。
 株の草型は中、高さは極高である。茎の太さは中、アントシアニンの発色は無、一次分枝数は中、節間長は長である。葉序は2/8、葉片の幅及び欠刻の深さは中、葉縁の鋸歯の形は鋭鋸歯、粗密、葉身長及び幅は中、葉身の色は緑、葉柄の長さは中、葉の角度は水平である。花房の形は凹型、花数は中、花形は一重、花容は水平、花径は小、管状花部の直径は中、舌状花の長さは短、幅は狭、形は広線形、先端の形は全縁形、数は少、色は黄白(JHS カラーチャート2901)、複色は無、花中央部の色は黄、花の臭気は有、芳香は無である。開花期は早である。  
 「サンドリームホワイト」と比較して、葉縁の鋸歯の形が鋭鋸歯であること、舌状花先端の形が全縁形であること等で、「ウェディングマーガレット」と比較して、舌状花の形が広線形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(長崎県佐世保市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11306号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   マーガレット   ヨシムラ ドリームフィル
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色で小輪の切花及び鉢物向きの品種である。
 株の草型は狭、高さは高である。茎の太さは中、アントシアニンの発色は無、一次分枝数は中、節間長は長である。葉序は2/8、葉片の幅は狭、欠刻の深さは中、葉縁の鋸歯の形は深鋭鋸歯、粗密、葉身長及び幅は中、葉身の色は濃緑、葉柄の長さは中、葉の角度は水平である。花房の形は凹型、花数は中、花形は一重、花容は斜上、花径は小、管状花部の直径及び舌状花の長さは中、幅は狭、形は線形、先端の形は波状形、数は少、色は黄白(JHS カラーチャート2901)、複色は無、花中央部の色は緑、花の臭気は有、芳香は無である。開花期は早である。
 「サンドリームスノーホワイト」と比較して、葉縁の鋸歯の粗密が密であること、花容が斜上であること等で、「ウェディングマーガレット」と比較して、葉身長が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(長崎県佐世保市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11307号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   マーガレット   ヨシムラ ドリームレッドアイ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色で小輪の切花及び鉢物向きの品種である。
 株の草型は中、高さは極高である。茎の太さは中、アントシアニンの発色は無、一次分枝数は中、節間長は長である。葉序は2/8、葉片の幅及び欠刻の深さは中、葉縁の鋸歯の形は鋭鋸歯、粗密は中、葉身長は短、幅は中、葉身の色は濃緑、葉柄の長さは中、葉の角度は水平である。花房の形は凹型、花数は中、花形は一重、花容は水平、花径は小、管状花部の直径及び舌状花の長さは中、幅は狭、形は線形、先端の形は波状形、数は少、色は黄白(JHS カラーチャート2901)、複色は無、花中央部の色は濃赤茶(同0708)、花の臭気は有、芳香は無である。開花期は中である。
 「サンドリームホワイト」及び「ウェディングマーガレット」と比較して、花中央部の色が濃赤茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(長崎県佐世保市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11308号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんどう   芸北の晩秋(げいほくのばんしゅう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の「ハイジ」の変異株からの育成系統を母系とし、「ヌーベル」を父系とする交雑品種であり、花は青白色で内面中部及び外面に明紫青色のぼかしが入る切花向きの極晩生種である。
 植物体の形状は直立性、草丈は120〜159cmである。茎の直径は5.0〜7.9mm、横断面の形状は4稜形、上部の色は淡緑、着色程度は中である。1節側枝発生数は1〜4、2節以上の側枝発生数は1〜6、1節側枝発生位置は中部〜下部である。葉長は7.0〜9.9cm、葉幅は3.0〜3.9cm、葉身の形状は広披針形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は全体一斉、頂部の着花数は13〜16、茎当たりの総花数は50〜69である。花冠の形状は鐘形、長さは6.0〜6.9cm、直径は1.6〜1.9cm、先端の直径は4.0cm以上、転回はやや外反転、花冠内面上部の色は青白(JHS カラーチャート7601)、中部及び外面の色は青白(同7601)に明紫青(同7604)のぼかしが入る、内面上部の斑点は無、内面中部の斑点は少、外面の斑点及び縞模様の有無は無である。花冠裂片の長さは10〜11mm、幅は12mm以上、形状はV型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は極晩で、育成地(広島県山県郡芸北町)では10月上中旬である。
 「初冠雪」及び「スカイブルーしなの3号晩生」と比較して、花冠内面上部の色が青白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、育成者所有の「ハイジ」の変異株の選抜系統を母系とし、「ヌーベル」を父系とする交雑品種であり、平成8年から育成者のほ場(広島県山県郡芸北町)において交配組合せ検定試験を実施し、10年から特性調査行い、11年に目標とする特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11309号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あまもどき   エムシーエフN−L
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡紫の地色に穏青味紫色のぼかしが入る中輪の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、株張り性はやや狭、開花時の草丈はかなり低である。茎の太さは中、分枝の疎密は密、節間長は短である。葉形は線形、着生角度は上向き、葉長は短、葉幅は狭、表面の色は緑、葉柄の有無は無である。花の向きは上向き、花冠の形は漏斗形、花形は一重、花径は中、花冠の高さはやや低、花筒部の長さはやや短、複色の有無は有、複色模様の種類はぼかし、複色花の地色は淡紫(JHS カラーチャート8602)、模様の色は穏青味紫(同8312)、花冠基部着色部の色は明黄(同2506)、裏面の色は淡紫(同8602)、裂片の形は中間型、大きさの均一度は無、切れ込みの程度は中間、がく裂片の形は狭型、長さは短、筒部の脈の明瞭さは明瞭、雌ずいの位置は同程度、花柄の長さは中、花数はやや少である。
 「サンニコブ」と比較して、分枝の疎密が密であること、花柄の長さが短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の所属する会社の温室(神奈川県横浜市)において、同社所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11310号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あまもどき   エムシーエフN−W
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色でやや小輪の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、株張り性はやや狭、開花時の草丈はかなり低である。茎の太さは中、分枝の疎密は密、節間長は短である。葉形は線形、着生角度は上向き、葉長は短、葉幅は狭、表面の色は淡緑、葉柄の有無は無である。花の向きは上向き、花冠の形は漏斗形、花形は一重、花径はやや小、花冠の高さは中、花筒部の長さはやや短、複色の有無は無、単色花の色は黄白(JHSカラーチャート2901)、花冠基部着色部の色は明緑黄(同2704)、裏面の色は黄白(同2901)、裂片の形は中間型、大きさの均一度は無、切れ込みの程度は深い、がく裂片の形は狭型、長さは短、筒部の脈の明瞭さは明瞭、雌ずいの位置は同程度、花柄の長さ及び花数は中である。
 「モンテブランコ」と比較して、花冠基部着色部の色が明緑黄であること、花冠の切れ込みの程度が深いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の所属する会社の温室(神奈川県横浜市)において、同社所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11311号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あまもどき   ハクブルーアイ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の変異株であり、花は紫白の地色に穏青紫色のぼかしが入る中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は中間型、株張り性は中、草丈はかなり低である。茎の太さ及び分枝の疎密は中、節間長はやや短である。葉形は線形、葉の着生角度は水平、葉長は短、葉幅は狭、表面の色は緑、葉柄の有無は無である。花の向きは上向き、花冠の形は平開、花形は一重、花径、花冠の高さ及び花筒部の長さは中、複色の有無は有、複色模様の種類はぼかし、複色花の地色は紫白(JHS カラーチャート8301)、模様の色は穏青紫(同8010)、花冠基部着色部の色は明黄(同2506)、裏面の色は紫白(同8301)、裂片の形は中間型、裂片の大きさの均一度は無、切れ込みの程度は中、がく裂片の形は狭型、長さは短、筒部の脈の明瞭さは明瞭、雌ずいの位置は同程度、花柄の長さは中、花数はやや多である。
 Nierembergia scopariaと比較して、草型が中間型であること、複色花の地色が紫白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者の温室(愛知県東加茂郡旭町)において、出願者所有の育成系統の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ブルーアイ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11312号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あまもどき   サンニパブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は明青味紫の地色に穏青味紫色のぼかしが入る、やや大輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は立ち型、株張り性は中、開花時の草丈はやや低である。茎の太さは太、分枝の疎密は中、節間長はかなり短である。葉形はその他(長楕円形)、着生角度は上向き、葉長は短、葉幅は狭、表面の色は緑、葉柄の有無は無である。花の向きは上向き、花冠の形は漏斗形、花形は一重、花径はやや大、花冠の高さは高、花筒部の長さは中、複色の有無は有、複色模様の種類はぼかし、複色花の地色は明青味紫(JHS カラーチャート8305)、模様の色は穏青味紫(同8312)、花冠基部着色部の色は明黄(同2505)、裏面の色は浅青味紫(同8304)、裂片の形は広型、大きさの均一度は無、切れ込みの程度は浅い、がく裂片の形は狭型、長さは短、筒部の脈の明瞭さは明瞭、雌ずいの位置は同程度、花柄の長さは短、花数は極多である。
 「パープルローブ」と比較して、花が複色であること、花数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡白洲町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、同温室(滋賀県八日市市)において、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11313号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あまもどき   サンニパソブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は浅青味紫の地色にやや濃い同色のぼかしが入る、やや大輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は立ち型、株張り性はやや広、開花時の草丈はやや低である。茎の太さ、分枝の疎密及び節間長は中である。葉形はその他(長楕円形)、着生角度は上向き、葉長はやや短、葉幅はやや狭、表面の色は緑、葉柄の有無は無である。花の向きは上向き、花冠の形は漏斗形、花形は一重、花径はやや大、花冠の高さは高、花筒部の長さはやや短、複色の有無は有、複色模様の種類はぼかし、複色花の地色は浅青味紫(JHS カラーチャート8303)、模様の色は浅青味紫(同8309)、花冠基部着色部の色は明黄(同2505)、裏面の色は浅青味紫(同8303)、裂片の形は中間型、大きさの均一度は無、切れ込みの程度は中間、がく裂片の形は狭型、長さは短、筒部の脈の明瞭さは明瞭、雌ずいの位置は同程度、花柄の長さは中、花数はやや多である。
 「サンニコブ」と比較して、草型が立ち型であること等で、Nierembergia scopariaと比較して、開花時の草丈が低いこと、花冠裏面の色が浅青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡白洲町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、同温室(滋賀県八日市市)において、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11314号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アマリリス    サニー アンフ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白の地色に紫赤色の筋が入る小輪の切花及び鉢物向きの品種である。
 草型は中間、草丈は中である。葉先の形は中、葉の横断面の形は浅いV型、葉長は短、葉幅は中、葉色は緑、ワックスの多少は中である。花茎の太さは細、長さは短、上部の色は淡緑、下部の色は淡緑帯紫紅、ワックスの多少は中、花茎数は少である。小花梗の向きは斜上、長さはかなり短、花数はやや少、花の向きは水平、二季咲性及び多弁咲の有無は無、花弁の枚数は少、花型は三角型、弁先の形は中、花径は小輪、内花被の弁幅は狭、弁長は短、外花被の弁幅は極狭、弁長は短である。花弁の地色は黄白(JHS カラーチャート2701)、筋の色は紫赤(同9708)、筋状着色部分の位置は上部5弁に分布、爪白部分の有無及び中央の白色部分の有無は無、花芯の色は黄白(同3101)、花喉部の太さは極細、雄芯先端の曲がりは斜上、先端の色は黄白(同3101)、基部の色は淡緑黄(同2903)、葯の地色は淡黄、花粉の色は黄、雌芯中間部の色は黄白(同3101)、花の香りは有、開花期はやや早である。
 「バージナル」と比較して、花弁の筋の色が紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者の温室(千葉県茂原市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11315号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アマリリス    サピー 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮橙赤の地色に濃橙赤色の筋が入る極小輪の切花及び鉢物向きの品種である。
 草型は中間、草丈は中である。葉先の形はやや尖、葉の横断面の形は浅いV型、葉長及び葉幅は中、葉色は緑、ワックスの多少は中である。花茎の太さは細、長さは短、上部及び下部の色は緑帯紫紅、ワックスの多少は中、花茎数は少である。小花梗の向きは斜上、長さは短、花数はやや少、花の向きは水平、二季咲性及び多弁咲の有無は無、花弁の枚数は少、花型は六角型、弁先の形は中、花径は極小輪、内花被の弁幅は狭、弁長は短、外花被の弁幅は極狭、弁長は短である。花弁の地色は鮮橙赤(JHS カラーチャート0706)、筋の色は濃橙赤(同0707)、筋状着色部分の位置は全花弁に分布、爪白部分の有無は無、中央の白色部分の有無は有、花芯の色は黄白(同2902)、花喉部の太さは極細、雄芯先端の曲がりは斜上、先端の色は黄ピンク(同0704)、基部の色は淡黄緑(同3303)、葯の地色は淡黄、花粉の色は黄、雌芯中間部の色はピンク白(同0701)、花の香りは有、開花期はやや早である。
 「紅夜叉」と比較して、花弁の色が鮮橙赤の地色に濃橙赤の筋が入ること、花弁中央に白色部分が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者の温室(千葉県茂原市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11316号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アマリリス   コルディア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃橙赤色で小輪の切花及び鉢物向きの品種である。
 草型は中間、草丈及び葉先の形は中、葉の横断面の形は平、葉長は短、葉幅は中、葉色は淡緑、ワックスの多少は中である。花茎の太さは細、長さは短、色は淡緑、ワックスの多少及び花茎数は少である。小花梗の向きは斜上、長さは短、花数は中、花の向きはやや下垂、二季咲性及び多弁咲の有無は無、花弁の枚数は少、花型は三角型、弁先の形はやや尖、花径は小輪、内花被の弁幅は狭、弁長は短、外花被の弁幅は極狭、弁長は中である。花弁の地色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、爪白部分及び中央の白色部分の有無は無、花芯の色は濃赤茶(同0708)、花喉部の太さは極細、雄芯先端の曲がりは直立、先端の色は濃ピンク(同0405)、基部の色はピンク(同0403)、葯の地色は緑褐灰(同2918)、花粉の色は黄、雌芯中間部の色は明橙赤(同0705)、花の香りは無、開花期はやや早である。
 「紅夜叉」及び「貴婦人みたい」と比較して、花数が多いこと、花径が小さいこと、花芯の色が濃赤茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者の温室(千葉県茂原市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11317号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アマリリス   シトラーダ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色で小輪の切花及び鉢物向きの品種である。
 草型は中間、草丈は中である。葉先の形は鈍、葉の横断面の形は浅いV型、葉長は短、葉幅は中、葉色は緑、ワックスの多少は少である。花茎の太さは細、長さは中、色は淡緑帯紫紅、ワックスの多少は中、花茎数は少である。小花梗の向きは斜上、長さは短、花数は少、花の向きは水平、二季咲性及び多弁咲の有無は無、花弁の枚数は少、花型は三角型、弁先の形は中、花径は小輪、内花被の弁幅は極狭、弁長は短、外花被の弁幅は極狭、弁長は短である。花弁の地色は黄白(JHS カラーチャート2501)、爪白部分及び中央の白色部分の有無は無、花芯の色は暗緑黄(同2912)、花喉部の太さは極細、雄芯先端の曲がりは直立、先端及び基部の色は黄白(同2501)、葯の地色は濃緑黄(同2902)、花粉の色は黄、雌芯中間部の色は黄白(同2501)、花の香りは無、開花期はやや早である。
 「バージナル」及び「ダブルメリールウ」と比較して、花茎の色が淡緑帯紫紅であること、花弁の枚数が少ないこと、内花被及び外花披の弁幅が狭いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に出願者の温室(千葉県茂原市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11318号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アマリリス   アナドール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃橙赤色で小輪の切花及び鉢物向きの品種である。
 草姿は中間、草丈は中である。葉先の形は中、葉の横断面の形は浅いV型、葉長及び葉幅は中、葉色は緑、ワックスの多少は少である。花茎の太さは細、長さは中、上部の色は緑、下部の色は淡緑、ワックスの多少及び花茎数は少である。小花梗の向きは斜上、長さは短、花数は少、花の向きはやや斜上、二季咲性及び多弁咲の有無は無、花弁の枚数は少、花型は三角型、弁先の形はやや尖、花径は小輪、内花被の弁幅は狭、弁長は短、外花被の弁幅は極狭、弁長は短である。花弁の地色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、爪白部分及び中央の白色部分の有無は無、花芯の色は濃ピンク(同0113)、花喉部の太さは極細、雄芯先端の曲がりはやや斜上、先端の色はピンク白(同9701)、基部の色は淡黄緑(同3102)、葯の地色は淡紫紅、花粉の色は黄、雌芯中間部の色は淡紫ピンク(同9702)、花の香りは無、開花期はやや早である。
 「コモスサンシャイン」及び「紅夜叉」と比較して、花芯の色が濃ピンクであること、雄芯先端の色がピンク白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者の温室(千葉県茂原市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11319号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アマリリス   ピアン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を自殖して育成されたものであり、花は黄白の地色に鮮橙赤色の筋、明橙赤色の覆輪が入る極小輪の鉢物向きの品種である。
 草姿は中間、草丈は中である。葉先の形は鈍、葉の横断面の形は浅いV型、葉長及び葉幅は中、葉色は緑、ワックスの多少は少である。花茎の太さは細、長さは短、上部の色は緑、下部の色は淡緑、ワックスの多少及び花茎数は少である。小花梗の向きは斜上、長さは短、花数は中、花の向きはやや斜上、二季咲性及び多弁咲の有無は無、花弁の枚数は少、花型は三角型、弁先の形は中、花径は極小輪、内花被の弁幅は極狭、弁長は短、外花被の弁幅は極狭、弁長は短である。花弁の地色は黄白(JHS カラーチャート2902)、筋(細脈)の色は鮮橙赤(同0706)、筋状着色部分の位置は全花弁に分布、爪白部分の有無は無、覆輪部分の色は明橙赤(同0705)、中央の白色部分の有無は有、花芯の色は淡黄緑(同3102)、花喉部の太さは極細、雄芯先端の曲がりはやや斜上、先端の色は黄白(同2901)、基部の色は淡黄緑(同3102)、葯の地色は淡黄、花粉の色は黄、雌芯中間部の色は黄白(同2902)、花の香りは無、開花期はやや早である。
 「コモスプリティリップ」と比較して、花型が三角形であること、覆輪部分の色が明橙赤であること等で、「紅がすり」と比較して、花茎下部の色が淡緑であること、花芯の色が淡黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者の温室(千葉県茂原市)において、出願者所有の育成系統を自殖し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11320号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   シエーン グレイス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被はが濃橙赤色、側方内花被は上部が濃橙赤色、中央部及び下部が明緑黄色で中央部及び下部に赤褐色の条線が入る鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は極低、茎の太さは細、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)である。葉の全形は長楕円状披針形、長さは長、幅は広、表面の色は暗黄緑(同3509)、光沢は中、斑は有である。開花の方向は水平 、散形花序の分枝数は中、花柄長は短、1分枝当たりの花数は少である。花の縦径は中、横径は短、花被片の展開度はやや小、側方外花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はT型、内面のAゾーンの色は濃橙赤(同0707)、条線は無である。中央外花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はW型、内面のAゾーンの色は濃橙赤(同0707)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2904)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はU型、内面のAゾーンの色は濃橙赤(同0707)、Bゾーンの色は明緑黄(同2704)、条線は有、数は中、大きさは小、分布は中央部及び下部、色は赤褐(同0710)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はU型、内面のAゾーンの色は濃橙赤(同0707)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2703)、条線は有、数はやや少、大きさはかなり小、分布は中央部、色は赤褐(同0710)である。花糸の主な色は浅茶(同1312)、葯に対する柱頭の位置は葯と同位、花柱の主な色は浅黄緑(同3103)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は晩である。
 「パーロット」と比較して、草丈が低いこと、側方外花被の内面の模様がT型であること等で、「カミン」と比較して、草丈が低いこと、葉に斑があること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(千葉県茂原市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11321号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   ゴールド シャイン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は上部が濃橙赤色、中央部及ぶ下部が浅緑黄色、側方内花被は上部が濃橙赤色、中央部及び下部が浅緑黄色で中央部及び下部に赤褐色の条線が入る切花、鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は極低、茎の太さは細、色は暗褐(JHS カラーチャート1609)である。葉の全形は線状披針形、長さは短、幅は中、表面の色は暗黄緑(同3508)、光沢は中である。開花の方向は水平 、散形花序の分枝数は中、花柄長は極短、1分枝当たりの花数は少である。花の縦径及び横径は中、花被片の展開度は大、側方外花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はW型、内面のAゾーンの色は濃橙赤(同0707)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2703)、条線は無である。中央外花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はU型、内面のAゾーンの色は濃橙赤(同0707)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2703)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はU型、内面のAゾーンの色は濃橙赤(同0707)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2703)、条線は有、数は少、大きさは極小、分布は中央部及び下部、色は赤褐(同0710)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はU型、内面のAゾーンの色は濃橙赤(同0707)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2703)、条線は有、数はかなり少、大きさは極小、分布は下部、色は赤褐(同0710)である。花糸の主な色は赤橙(同1012)、葯に対する柱頭の位置は葯と同位、花柱の主な色は淡黄緑(同3303)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は晩である。
 「オレージュ」と比較して、側方及び中央内花被のBゾーンの色が浅緑黄であること、側方内花被の内面の条線が多いこと等で、「アクリア」と比較して、側方外花被内面の花色の模様がW型であること、側方外花被内面のAゾーンの色が濃橙赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(千葉県茂原市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11322号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタネルトール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「リットルスター」の変異個体であり、花は側方外花被が濃橙赤色、側方内花被は上部が濃橙赤色、下部が鮮橙黄色で全体に暗紫赤色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈は中、茎の太さは細、色は濃黄緑(JHS カラーチャート3507)である。葉の全形は披針形、長さは中、幅はやや広、表面の色は暗黄緑(同3509)、光沢はやや弱である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の長さ、縦径、横径及び花被片の展開度は中、花色は赤、側方及び中央外花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はT型、内面のAゾーンの色は濃橙赤(同0707)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はW型、内面のAゾーンの色は濃橙赤(同0707)、Bゾーンの色は鮮橙黄(同2205)、条線は有、数は多、大きさは中、分布は全体、色は暗紫赤(同9710)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はT型、内面のAゾーンの色は濃橙赤(同0707)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は中央部、色は暗紫赤(同9710)である。花糸の主な色は濃橙赤(同0707)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は濃赤茶(同0708)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「スタサッチ」と比較して、花が短いこと、側方及び中央外花被が長倒卵形であること、側方及び中央内花被内面の条線が多いこと等で、「スタミアル」と比較して、花色が赤であること、側方外花被内面の花色の模様がT型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、「リットルスター」の変異個体を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11323号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタプリライ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被が紅色、側方内花被は上部が紅色、中央部が明黄色、下部が紫ピンク色で全体に暗灰赤色の条線が入る鉢物向きの品種である。
 草丈は極低、茎の太さは細、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)である。葉の全形は線状披針形、長さは短、幅は中、表面の色は暗緑(同3707)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数は少、花柄長は短、1分枝当たりの花数は中である。花の縦径、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はT型、内面のAゾーンの色は紅(同0114)、条線は有、数は極少、大きさは大、分布は中央部、色は暗赤紫(同9210)である。中央外花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はT型、内面のAゾーンの色は紅(同0114)、条線は有、数は極少、大きさは大、分布は中央部、色は暗灰赤(同0420)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、内面のAゾーンの色は紅(同0114)、Bゾーンの色は明黄(同2506)、Cゾーンの色は紫ピンク(同9503)、条線は有、数は多、大きさは大、分布は全体、色は暗灰赤(同0420)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はV型、内面のAゾーンの色は紅(同0114)、Bゾーンの色は鮮ピンク(同0104)、条線は有、数は多、大きさは大、分布は全体、色は暗灰赤(同0420)である。花糸の主な色は鮮紫ピンク(同9705)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は鮮紫ピンク(同9705)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「スタプリパル」及び「インティ」と比較して、側方外花被内面のAゾーンの色が紅であること、中央内花被内面の花色の模様がV型であること、中央内花被内面の条線が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11324号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタディクレム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スタモンド」の変異個体であり、花は側方外花被は淡黄色、側方内花被は上部が淡黄色、中央部が浅緑黄色、下部が黄白色で全体に穏紅色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3511)である。葉の全形は長楕円状披針形、長さは長、幅は広、表面の色は穏黄緑(同3513)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径は長、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被及び中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は淡黄(同2503)、条線は有、数は極少、大きさは大、分布は内側のみ、色は穏紅(同0115)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は淡黄(同2503)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2703)、Cゾーンの色は黄白(同2502)、条線は有、数は多、大きさは中、分布は全体、色は穏紅(同0115)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は淡黄(同2503)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は上部、色は穏紅(同0115)である。花糸の主な色は淡黄ピンク(同1002)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は淡紫ピンク(同9202)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「スタモンド」と比較して、側方外花被及び中央内花被内面のAゾーンの色が淡黄であること、側方内花被内面の花色の模様がX型であること等で、「ピンクダイヤモンド」と比較して、側方外花被及び中央内花被内面の花色の模様がT型であること、側方内花被内面のAゾーンの色が淡黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年にファン スターベレン社の温室(オランダ王国)において、「スタモンド」の変異個体を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11325号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタルガブリ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ファン スターベレン社所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は浅黄色で、中央部が鮮ピンク色、側方内花被は明黄色で先端が淡黄色、全体に濃赤茶色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈は高、茎の太さは中、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3511)である。葉の全形は披針形、長さ及び幅は中、表面の色は穏緑(同3712)、光沢は弱である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径は長、横径は中、花被片の展開度は大、側方外花被及び中央外花披の全形は倒卵形、内面の花色の模様はZ型、Aゾーンの色は浅黄(同2504)、Bゾーンの色は鮮ピンク(同0104)、条線は有、数は極少、大きさは小、分布は内側のみ、色は濃赤茶(同0709)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はU型、Aゾーンの色は淡黄(同2503)、Bゾーンの色は明黄(同2505)、条線は有、数は多、大きさは大、分布は全体、色は濃赤茶(同0709)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はY型、Aゾーンの色は浅黄(同2504)、Bゾーンの色はピンク(同0103)、Cゾーンの色は浅黄(同2504)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は中央部、色は濃赤茶(同0709)である。花糸の主な色は淡黄(同2503)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は淡黄ピンク(同1002)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「スタベリン」と比較して、側方外花被内面の花色の模様がZ型であること、側方内花被内面の花色の模様がU型であること等で、「スタレブ」と比較して、側方外花被内面の花色の模様がZ型であること、側方外花被内面の条線が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年にファン スターベレン社の温室(オランダ王国)において、同社所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11326号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シクラメン   アルゼンティンマンモス レッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、アルゼンチン共和国から導入した極大輪種から選抜して育成されたものであり、草型は極大型で、花は花弁先端及び中央部が鮮赤色、基部が濃赤色となる鉢物向きの品種である。
 草型は極大型、開花時の出葉状態は出葉するである。葉の全体の形は心臓型、先端の型は尖型、基部の型は1型、葉縁の欠刻は浅く密、波打ちはやや有、葉柄の太さは4.0〜4.9o、長さは100〜149o、葉の長径及び横径は70〜99o、数は中、表面の色は濃緑、模様の程度は明瞭、型は帯斑である。花茎の太さは5.0o以上、長さは200〜299o、花弁の反転程度は反転するが一部花茎にかかる、数は5.1〜9.9、ねじれは中、縁の欠刻は強い欠刻、波打ちはやや有、花弁面の突起は無、花弁の長さは60o以上、幅は40〜49o、雄ずいの弁化は無、花弁先端及び中央部の色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、基部の色は濃赤(同0409)、模様の状態は無、花の香りは殆ど無、開花期は秋咲である。
 「フォレストフリンジ スカーレット」及び「信濃紅」と比較して、花弁の長さが長いことで区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の温室(長野県飯田市)において、アルゼンチン共和国から導入した極大輪種から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11327号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シクラメン   ウィンク ピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピッコロ ウスパープル」に「ピッコロ ピンク」を交配して育成されたものであり、草型は小型、花は鮮紫ピンク色で基部が紫赤色の鉢物向きの品種である。
 草型は小型、開花時の出葉状態は出葉するである。葉の全体の形は心臓型、先端の型は尖型、基部の型は3型、葉縁の欠刻は浅く粗、波打ちはやや有、葉柄の太さは2.0〜2.9o、長さは50〜99o、葉の長径及び横径は50〜69o、数は中、表面の色は濃緑、模様の程度は明瞭、型は帯斑である。花茎の太さは2.0〜2.9o、長さは100〜199o、花弁の反転程度は全弁反転型、数は10.0〜29.9、ねじれは弱、縁の欠刻、波打ち及び花弁面の突起は無、花弁の長さは20〜29o、幅は10〜14o、雄ずいの弁化は有、花弁先端及び中央部の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、基部の色は紫赤(同9708)、模様の状態は無、花の香りは弱である。
 「ディキシー ライトライラック」と比較して、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、「ピッコロ ウスパープル」に「ピッコロ ピンク」を交配し、その実生の中から選抜、以後、組織培養で増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11328号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シクラメン   プロローグ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草型は大型で、花は花弁先端及び基部が鮮赤紫色、中央部が淡紫ピンク色となる鉢物向きの品種である。
 草型は大型、開花時の出葉状態は出葉する。葉の全体の形は心臓型、先端の型はやや尖型、基部の型は1型、葉縁の欠刻は深く密、波打ちはやや有、葉柄の太さは4.0〜4.9o、長さは50〜99o、葉の長径及び横径は70〜99o、数は中、表面の色は濃緑、模様の程度は明瞭、型は帯斑である。花茎の太さは5.0o以上、長さは200〜299o、花弁の反転程度は反転するが一部花茎にかかる、数は5、ねじれは弱、縁の欠刻は強い欠刻、波打ちは有、花弁面の突起は無、花弁の長さは40〜49o、幅は30〜39o、雄ずいの弁化は無、花弁先端及び基部の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、中央部の色は淡紫ピンク(同9501)、模様の状態は覆輪、花の香りは弱、開花期は四季咲早生である。
 「パープル ビクトリア」及び「フォレストフリンジ ビクトリア」と比較して、花弁先端及び基部の色が鮮赤紫(同9207)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(北海道夕張郡長沼町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ヴィーナス プロローグ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11329号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シクラメン   ネオゴールデンボーイ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ゴールデンボーイ」を母系とし、育成者所有の育成系統を父系とした交雑品種であり、草型は中型で、花は花弁先端及び中央部が浅緑黄色、基部が淡緑黄色となる鉢物向きの品種である。
 草型は中型、開花時の出葉状態は出葉する。葉の全体の形は心臓型、先端の型は普通、基部の型は3型、葉縁の欠刻は浅く粗、波打ちは無、葉柄の太さは3.0〜3.9o、長さは50〜99o、葉の長径及び横径は50〜69o、数は中、表面の色は緑、模様の程度はやや明瞭、型は帯斑である。花茎の太さは4.0〜4.9o、長さは100〜199o、花弁の反転程度は反転するが一部花茎にかかる、数は5、ねじれは弱、縁の欠刻、波打ち及び花弁面の突起は無、花弁の長さは40〜49o、幅は30〜39o、雄ずいの弁化は無、花弁先端及び中央部の色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)、基部の色は淡緑黄(同2903)、模様の状態は無、花の香りは殆ど無、開花期は四季咲早生である。
 「ゴールデンボーイ」と比較して、花弁中央部の色が浅緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、「ゴールデンボーイ」を母系とし、育成者所有の育成系統を父系とする交雑品種であり、平成9年に育成者の温室(福岡県久留米市)において交配組合せ検定試験を実施するとともに特性の調査を行い、11年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11330号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ポムポーソ フラワーティ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「オーガンジー・ムーンライト」に「レッドグロリア」を交配して育成されたものであり、花はセパルが穏黄の地色に浅茶色のぼかし及び赤茶色の条線が入り、ペタルが穏黄の地色に穏黄橙色のぼかし及び赤茶色の条線が入り、リップは円形で淡緑黄の地色に赤色の小さなぼかしが先端部に入るやや大型種である。
 草型の大きさはやや大、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は円形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は30〜60度、葉の長さは75〜105p、幅は21〜30o、葉色は淡緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、上部の色は緑褐、中部及び下部の色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は81〜100o、縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は円形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちは中である。全体的な花色は茶系、花色はセパルは穏黄(JHS カラーチャート2512)の地色に浅茶(同1312)のぼかし及び赤茶(同1013)の条線が入る、ペタルは穏黄(同2512)の地色に穏黄橙(同1911)のぼかし及び赤茶(同1013)の条線が入る、リップは淡緑黄(同2903)の地色に赤(同0414)の小さなぼかしが先端部に入る。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「ハニーチョコレート」と比較して、リップ正面の形が円形であること、リップの地色が淡緑黄で赤のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日  平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「オーガンジー・ムーンライト」に「レッドグロリア」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ポムポーソ・フラワーティ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11331号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   クリスティーヌ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピンクベール・リプラ」に(「クリムゾンナイツ」×「クリスタルチェリー」)を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが淡紫ピンクの地色に穏紫ピンク色のぼかし及び濃紫ピンク色の条線が入り、リップは正三角形でピンク白の地色に暗紫赤色の斑点及び暗紅色の楔が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面及び横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は30〜60度、葉の長さは75〜105p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は13〜15枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは12〜15o、長さは50〜80p、上部及び中部の色は淡緑褐、下部の色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちは小である。全体的な花色は赤系、花色はセパル及びペタルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)の地色に穏紫ピンク(同9511)のぼかし及び濃紫ピンク(同9512)の条線が入り、リップはピンク白(同9701)の地色に暗紫赤(同9710)の斑点及び暗紅(同0110)の楔が入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ローズワイン 新世紀」と比較して、リップに暗紫赤の斑点及び暗紅の楔が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日  平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「ピンクベール・リプラ」に(「クリムゾンナイツ」×「クリスタルチェリー」)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11332号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   エンザン ミス アルマミア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シルバンスター ビーナス」に「グレイトフラワー・バレリーナ」を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルが淡紫ピンクの地色に濃紫ピンク色のぼかし及び条線が入る、ラテラル・セパル及びペタルが淡紫ピンクの地色に濃紫ピンク色のぼかし及び紫赤色の条線が入る、リップは長三角形で黄白の地色に紫赤色の斑点及び濃姿ピンク色のぼかしが覆輪状に入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは31〜60o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は30〜60度、葉の長さは45〜75p、幅は31〜40o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは12〜15o、長さは50〜80p、上部の色は赤褐、中部及び下部の色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等切形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は長三角形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちは中である。全体的な花色は桃系、花色はドーサル・セパルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)の地色に濃紫ピンク(同9512)のぼかし及び条線が入る、ラテラル・セパル及びペタルは淡紫ピンク(同9501)の地色に濃紫ピンク(同9512)のぼかし及び紫赤(同9714)の条線が入る、リップは黄白(同2201)の地色に紫赤(同9714)の斑点及び濃紫ピンク(同9512)のぼかしが覆輪状に入る。花の香りは弱、開花期は初冬である。
 「エンザン スプリング インザムード」及び「エンザンスプリングハレルヤ」と比較して、リップ正面の形が長三角形であること、リップの地色は黄白で紫赤の斑点及び濃紫ピンクのぼかしが覆輪状に入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「シルバンスター ビーナス」に「グレイトフラワー・バレリーナ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エンザン ミス モナリザ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11333号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   シルバン スター ピュアピンキー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シルバン スター エレガンス」に「シルバン スター ビーナス」を交配した実生苗から選抜して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが黄白の地色に淡紫ピンク色のぼかしが入る、リップは正三角形で黄白の地色に淡紫ピンク色のぼかしと赤紫色の斑点が覆輪状に入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は15〜30度、先端の角度は30〜60度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は13〜15枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、上部及び中部の色は緑、下部の色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は101〜120o、縦径は81〜100o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等切形、ペタル正面の形は倒卵形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は鋭形、周縁の反転は小、波打ちは中である。全体的な花色は桃系、花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート2502)の地色に淡紫ピンク(同9502)のぼかしが入る、リップは黄白(同2502)の地色に淡紫ピンク(同9502)のぼかしと赤紫(同9508)の斑点が覆輪状にに入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「エンザン スプリング インザムード」と比較して、咲き型が部分抱え・平咲きであること、リップ周縁の波打ちが大きいこと、リップの地色が黄白で淡紫ピンクのぼかしと赤紫の斑点が覆輪状に入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者が「シルバン スター エレガンス」に「シルバン スター ビーナス」を交配した実生苗を導入し、3年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11334号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   サニーフラワー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「グレートフラワー ロマンシア」に「ヒロシマ ゴールデンカップ サニームーン」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが浅黄の地色に穏黄ピンク色の条線が入る、リップは円形で淡黄の地色に濃橙赤色の楔が入るやや大型種である。
 草型の大きさはやや大、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45、先端の角度は60〜90、葉の長さは75〜105p、幅は31〜40o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは12〜15o、長さは80〜110p、色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は円形、先端の形は微突形、周縁の反転は小、波打ちは中である。全体的な花色は黄系、花色はセパル及びペタルは浅黄(JHS カラーチャート2511)の地色に穏黄ピンク(同0711)の条線が入る、リップは淡黄(同2503)の地色に濃橙赤(同0707)の楔が入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「ハッピーバリー セーラームーン」と比較して、リップ正面の形が円形であること、セパルに条線が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の温室(徳島県板野郡吉野町)において、「グレートフラワー ロマンシア」に「ヒロシマ ゴールデンカップ サニームーン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11335号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   スーパーフローラ マスプロン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スターサファイア」に「ファンタジア」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが淡紫の地色に鮮赤紫色のぼかし、リップは紫白の地色に鮮赤紫色の楔及び暗灰紫色の目が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形、横断面の形は扁円形、高さは50〜70p、長径は11〜20mmである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はT型、向きは垂下、長さは151〜180mm、幅は41〜50mm、表面の色は緑、葉数は4〜6枚である。優先着花部位はX型、花序は総状、1花茎の花数は2、太さは4.1〜5.0mm、長さは81〜150oである。花の咲き方は抱え・反転咲き、横径及び縦径は61〜80mm、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、反転の方向はやや外反転、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、反転の方向はやや外反転、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向はやや外反転である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面はY型、先端の形はX型である。花色はセパル及びペタルは地色が淡紫(JHS カラーチャート8602)で鮮赤紫(同9208)のぼかしが入る、リップは地色が紫白(同8301)で鮮赤紫(同9208)の楔及び暗灰紫(同9218)の目が入る。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「レッドスター」及び「ホワイトクリスマス・マイコ」と比較して、セパルの先端の形が微突形であること、リップの内側の模様が楔及び目であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者の温室(愛知県知多郡東浦町)において、「スターサファイア」に「ファンタジア」を交配し、その実生の中から選抜、以後、特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11336号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   サマーナイトドリーム サチ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Dendrobium atroviolacemにDen. formidibleを交配した実生苗から選抜育成されたものであり、花はセパルが黄白の地色に黄緑色の条線が入り、ペタルは黄白の単色、リップは黄白の地色に濃紫ピンク色の斑点が条状に入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は線形、横断面の形は扁円形、高さは35〜50p、長径は11〜20mmである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はU型、長さは121〜150mm、幅は41〜50mm、表面の色は緑、葉数は16〜20枚である。優先着花部位はT型、花序は総状、1花茎の花数は6〜10、太さは4.1〜5.0mm、長さは31〜80oである。花の咲き方は平咲き、横径は81〜100mm、縦径は61〜80mm、ドーサル・セパル正面の形は線状披針形、先端の形は漸鋭先頭形、反転の方向は平、ラテラル・セパル正面の形は披針形、先端の形は漸鋭先形、反転の方向は平、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は複雑型、複雑型の上部の形はW型、下部の形はZ型、先端の形はX型である。花色はセパルは地色が黄白(JHS カラーチャート2701)で黄緑(同3311)の条線が入る、ペタルは黄白(同2701)の単色、リップは地色が黄白(同2701)で濃紫ピンク(同9213)の斑点が条状に入る。花の香りは無、開花期は初夏である。
 「サマーナイトドリーム セカンド」と比較して、優先着花部位がT型であること、セパルに条線が入ること等で、「サマーナイトドリーム ファースト」と比較して、優先着花部位がT型であること、リップ正面形が複雑型であること、セパルに条線が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年にDen. atroviolacemにDen. formidibleを交配した実生苗を購入、9年に育成者の温室(三重県鈴鹿市)において、その中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11337号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   クリムソンコール ジェラシー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「リネウロバート」に「サンフレーク」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが濃赤味紫色の単色、リップは黄白の地色に濃赤味紫色の覆輪及び浅黄緑色のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形、横断面の形は扁円形、高さは35〜50p、長径は11〜20mmである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はT型、葉の向きは垂下、長さは91〜120mm、幅は41〜50mm、表面の色は緑、葉数は7〜10枚である。優先着花部位はW型、花序は総状、1花茎の花数は2、太さは4.1〜5.0mm、長さは31〜80oである。花の咲き方は抱え・反転咲き、横径及び縦径は61〜80mm、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は切形、反転の方向は外反転、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は切形、反転の方向は外反転、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向は外反転、周辺の切れ込みは無である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面の形はY型、先端の形はW型、周辺の切れ込みは無、花全体の色は紫系である。花色はセパル及びペタルは濃赤味紫(JHS カラーチャート8907)の単色、リップは地色が黄白(同3101)で濃赤味紫色(同8907)の覆輪及び浅黄緑色(同3103)のぼかしが入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ホワイトクリスマス シーガル」と比較して、葉の形が線状長楕円形であること、花の全体の色が紫系であること、リップにぼかし及び覆輪が入ること等で、「フレンドシップ・チャンピオン」と比較して、葉の向きが垂下であること、ペタル及びリップの周辺の切れ込みが無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成14年6月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1998年に育成者の温室(ブラジル連邦共和国)において、「リネウロバート」に「サンフレーク」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「クリムソンキング ジェラシー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11338号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   コロラドスプリングス トーチ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ジャパニーズ サガ」に「ヨドギミ」を交配して育成されたものであり、花はセパルが紫白の地色に鮮紫ピンク色の覆輪が入り、ペタルが紫白の地色に鮮紫ピンク色の爪斑が入り、リップは紫白の地色に淡黄緑色のぼかし及び鮮紫ピンク色の爪斑が入るやや小型種である。
 草型の大きさはやや小、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形、横断面の形は扁円形、高さは35〜50p、長径は11〜20mmである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はT型(ほぼ平)、長さは91〜120mm、幅は21〜30mm、表面の色は緑、葉数は7〜10枚である。優先着花部位はX型、花序は総状、一花茎の花数は3〜5、太さは3.1〜4.0mm、長さは11〜30oである。花の咲き方は抱え・平咲き、横径及び縦径は61〜80mm、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は小凹形、反転の方向はやや外反転、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、反転の方向は平、ペタル正面の形は長方形、先端の形は微突形、反転の方向は平、周縁の波打ちは小である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面及び先端の形はY型、周縁の波打ちは小である。花色はセパルは地色が紫白(JHS カラーチャート8901)で鮮紫ピンク(同8904)の覆輪が入る、ペタルは地色が紫白(同8901)で鮮紫ピンク(同8904)の爪斑が入る、リップは地色が紫白(同8901)で淡黄緑(同3303)のぼかし及び鮮紫ピンク(同8904)の爪斑が入る。花の香りは弱、開花期は春である。
 「ピンクドール エレガンス」と比較して、ペタル及びリップ周縁の波打ちが小さいこと、リップのぼかしの色が淡黄緑であること等で、「ホワイトクリスマス シーガル」と比較して、セパルの覆輪の色が鮮紫ピンクであること、リップのぼかしの色が淡黄緑で、爪斑の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成14年6月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1986年に育成者の温室(ブラジル連邦共和国)において、「ジャパニーズ サガ」に「ヨドギミ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11339号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ミルトニア   エンザン レディー ストークフェザー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Miltonia vexillaria」に「メモリア ジャネット ロワンダ」を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルが鮮紫ピンクの単色、ラテラル・セパルが鮮紫ピンクの地色に赤紫色の条線が基部入り、ペタルは鮮紫ピンクの単色、リップは鮮紫ピンクの地色に橙色のマスクが入る中型種である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。ぎ球茎の有無は明確、正面の形は卵形、高さは76〜100mm、長径は46〜60mmである。葉の正面の形は広線形、先端の形は不等漸鋭先形、長さはやや長、幅はやや広、表面の色は緑、全葉数は10枚以上である。花茎の色は白緑、抽出方向は斜上、花型は部分抱え反転、花の横径はやや大、縦径は大、リップの形からみた花形はミルト・タイプである。ドーサル・セパルの正面の形は倒長楕円状披針形、先端の形は微突形、色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)の単色。ラテラル・セパルの正面の形は倒長楕円状披針形、先端の形は微突形、色は鮮紫ピンク(同8904)の地色に赤紫(同9508)の条線が基部に入る。ペタルの正面の形は倒卵形、先端の形は微突形、色は鮮紫ピンク(同8904)の単色。リップの正面の形は[型、先端の形は銀杏形、色は鮮紫ピンク(同8904)の単色、マスクの発現程度は明確(小)、型は[型、色数は4色、主たる地色は橙(同1606)、最外側部の色は白、条線の色は赤紫色、花の香りは弱である。開花期は春である。
 「ナンシービンクス オールドパル」と比較して、セパル及びリップの地色が鮮紫ピンクであること、リップマスクの主たる地色が橙であること等で、「セカンドラブ ときめき」と比較して、ペタル及びリップの地色が鮮紫ピンクであること、リップマスクの主たる地色が橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「Milt. vexillaria」に「メモリア ジャネット ロワンダ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エンザン レディー パステル フェザー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11340号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ミルトニア   エンザン レディー シルエット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Miltonia vexillaria」に「メモリア ジャネット ロワンダ」を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルが鮮紫ピンクの単色、ラテラル・セパルが鮮紫ピンクの地色に鮮赤紫色の条線が基部入り、ペタルは鮮紫ピンクの単色、リップは鮮紫ピンクの地色に鮮橙黄色のマスクが入るやや小型種である。
 株の大きさはやや小、草姿は斜上である。ぎ球茎の有無は明確、正面の形は卵形、高さは51〜75mm、長径は31〜45mmである。葉の正面の形は広線形、先端の形は不等漸鋭先形、長さ及び幅は中、表面の色は緑、全葉数は10枚以上である。花茎の色は白緑、抽出方向は斜上、花型は部分抱え反転、花の横径及び縦径は大、リップの形からみた花型はミルト・タイプである。ドーサル・セパルの正面の形は倒長楕円状披針形、先端の形は微突形、色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャト8904)の単色。ラテラル・セパルの正面の形は倒長楕円状披針形、先端の形は微突形、色は鮮紫ピンク(同8904)の地色に鮮赤紫(同9208)の条線が基部に入る。ペタルの正面の形は倒卵形、先端の形は微突形、色は鮮紫ピンク(同8904)の単色。リップの正面の形は[型、先端の形は銀杏形、色は鮮紫ピンク(同8904)の単色、マスクの発現程度は明確(小)、型はW型、色数3色、主たる地色は鮮橙黄(同2205)、最外側部の色は白、条線の色は赤紫色、花の香りは中である。開花期は春である。
 「ナンシービンクス オールドパル」と比較して、セパル及びリップの地色が鮮紫ピンクであること、リップマスクの主たる地色が鮮橙黄であること等で、「セカンドラブ ときめき」と比較して、ペタル及びリップの地色が鮮紫ピンクであること、リップマスクの主たる地色が鮮橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「Milt. vexillaria」に「メモリア ジャネット ロワンダ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エンザン レディー シルキー リボン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11341号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   つつじ   ノーザンラブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、岩手県産の野生種から選抜されたものであり、花形は開いた漏斗形、花は鮮紫ピンク色の中花で、庭園、緑化木向きの品種である。
 樹姿枝張りは広株立状、樹高はやや矮性、2年枝の太さは中、色は緑、主枝の粗密はやや粗である。春葉全体の形は楕円形、先端の形は鋭頭、葉脚は鈍脚、葉身長は短、最大幅はやや狭、葉柄長はかなり短、新葉及び春葉表面の色は緑、斑入りは無、表面の光沢は無又は極弱、表面の毛じの色は褐、葉の着生方向は斜め上向きである。花の向き姿勢はやや直立、つぼみの形は尖頭楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはシングル、花冠の切れ込みは深い、花冠上半の形は半楕円形、下半の形は披針形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いは浅く重なる、縁の波形状はかなり弱、花の直径は中、切開いた最大幅は中、縦幅はやや短である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪、緑紅・爪斑及び濃淡模様は無、内側の主色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9205)、花喉部のブロッチは中、形は小点の集合、色は明赤紫(同9506)である。雄ずい及び雌ずいの型は花弁化しない、花柱の色は淡紫赤、柱頭の色は黄、がくの有無は有である。葉の持続性は半落葉、開花期の早晩は中である。
 「ヨドガワツツジ」と比較して、花のタイプがシングルであること、花のブロッチが明赤紫色であること等で、「オオムラサキ」と比較して、花形花冠下半の形が披針形であること、葉の持続性が半落葉であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和33年に岩手県江刺市産の野生種から選抜し、平成元年に育成者のほ場(埼玉県浦和市)に移植、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ノーザン・ラブ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11342号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ネメシア ハイブリッド   ホプネム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草姿は開張性、花色は黄白で花壇、鉢物向きの品種である。
 草姿は開張性、草丈は低、茎長は短、茎の太さは細、毛の有無は無、分枝数はかなり多である。葉形は卵形、葉縁の形は鋸歯状、鋸歯の深さは深、葉身長はかなり短、幅は狭、葉の色は緑、角度は水平、葉柄の有無は有である。花房の形成は無、花の向きは上向き、縦の長さは短、横の幅は狭、上唇弁の後ろへの反りは中、裂片の先端部の形は鋭形、色は黄白(JHS カラーチャート2201)、基部の色は浅青紫(同8003)、模様の有無は無、下唇弁の形は中間型、切れ込みは無、色は黄白(同2901)、基部の突起部の色は明緑黄(同2905)、模様の有無は無、距の長さはかなり短、花の香りの有無は無、開花の早晩性はやや晩である。
 「KLM」及び「ダニッシュフラッグ」と比較して、葉形が卵形であること、上唇弁の色が黄白であること、下唇弁の切れ込みが無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(連合王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11343号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ネメシア ハイブリッド   フルーロン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Joan Wilder」に「Innocence」を交配して育成されたものであり、草姿は立性、花色は上唇弁が鮮紫ピンク、下唇弁が紫ピンクで房咲きの花壇、鉢物向きの品種である。
 草姿は立性、草丈はやや低、茎長は短、太さは細、毛の有無は無、分枝数は多である。葉形は披針形、葉縁の形は鋸歯状、鋸歯の深さはやや浅、葉身長は短、幅は狭、葉の色は緑、角度は水平、葉柄の有無は有である。花房の形成は有、花房径は小、1花房の花数は少、花の向きは斜上、縦の長さはやや短、横の幅は狭、上唇弁の後ろへの反りは強、裂片の先端部の形は円形、色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、基部の色は浅青紫(同8003)、模様の有無は無、下唇弁の形は広型、切れ込みは浅、色は紫ピンク(同9203)、基部の突起部の色は明黄(同2505)、模様の有無は無、距の長さは長、花の香りの有無は有、開花の早晩性はやや早である。
 「ブルークラウド」及び「KLM」と比較して、分枝数が多いこと、上唇弁の色が鮮紫ピンクであること、下唇弁の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(連合王国)において、「Joan Wilder」に「Innocence」を交配、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11344号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ネメシア ハイブリッド   ペンブル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草姿は立性、花色は明青味紫で房咲きの花壇、鉢物向きの品種である。
 草姿は立性、草丈はやや低、茎長はかなり短、太さは細、毛の有無は無、分枝数は多である。葉形は披針形、葉縁の形は鋸歯状、鋸歯の深さはかなり浅、葉身長は極短、幅はやや狭、葉の色は緑、角度は水平、葉柄の有無は無である。花房の形成は有、花房径は小、1花房の花数はやや少、花の向きは斜上、縦の長さは中、横の幅は狭、上唇弁の後ろへの反りは強、裂片の先端部の形は円形、色は明青味紫(JHS カラーチャート8305)、基部の色は青紫(同8009)、模様の有無は無、下唇弁の形は中間型、切れ込みは浅、色は明青味紫(同8305)、基部の突起部の色は明黄(同2506)、模様の有無は無、距の長さはかなり長、花の香りの有無は有、開花の早晩性は中である。
 「ブルークラウド」及び「KLM」と比較して、分枝数が多いこと、上唇弁及び下唇弁の色が明青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(連合王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11345号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ネメシア ハイブリッド   ハブバード
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Joan Wilder」から選抜して育成されたものであり、草姿は中間、花色は上唇弁は浅青味紫、下唇弁は青味紫で房咲きの花壇、鉢物向きの品種である。
 草姿は中間、草丈はやや低、茎長は短、太さは中、毛の有無は無、分枝数は少である。葉形は披針形、葉縁の形は鋸歯状、鋸歯の深さは浅、葉身長はやや短、幅はやや広、葉の色は緑、角度は水平、葉柄の有無は有である。花房の形成は有、花房径は小、1花房の花数はやや少、花の向きは斜上、縦の長さはやや短、横の幅は狭、上唇弁の後ろへの反りは中、裂片の先端部の形は円形、色は浅青味紫(JHS カラーチャート8309)、基部の色は灰青紫(同8012)、模様の有無は無、下唇弁の形は中間型、切れ込みは中、色は青味紫(同8310)、基部の突起部の色は明緑黄(同2704)、模様の有無は無、距の長さは長、花の香りの有無は有である。
 「ブルークラウド」及び「KLM」と比較して、花の向きが斜上であること、上唇弁の色が浅青味紫であること、下唇弁の色が青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者の温室(連合王国)において、「Joan Wilder」から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11346号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   やまももそう   コロナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サンビーム」の枝変わりであり、草姿は立ち型、花は淡紫ピンクの地色に鮮紫ピンク色のぼかしが入る中輪の、花壇及び鉢物向きの品種である。
 草姿は立ち型、草丈は高、茎の長さは長、アントシアニンの発現の程度及び毛の有無と多少は中、分枝性は少である。葉形は広線形、葉の欠刻の有無と深さは無、葉長及び葉幅は中、葉の色は緑、葉の斑の有無は無、アントシアニンの発現の程度は弱、表面の毛の多少及び葉数は中である。花の向きは斜上向き、花径及び花筒の長さは中、つぼみの色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9705)、花弁の地色は淡紫ピンク(同9202)、花色模様の種類はぼかし、花色模様の色は鮮紫ピンク(同9505)、花弁数は4枚、上位及び下位花弁の形は長楕円形、上位及び下位花弁長、上位及び下位花弁幅並びにがく片の長さは中、がく片の開花始めの色は淡赤、花柱及び花糸の開花始めの色は黄白、雄ずいの数は8本、花の香りの有無は無である。
 「サンビーム」と比較して、花弁の色が淡紫ピンクに鮮紫ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者の温室(新潟県新津市)において、「サンビーム」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11347号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   やまももそう   ホワイト フェロン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草姿は立ち型、花は黄白色の大輪となる、花壇及び鉢物向きの品種である。
 草姿は立ち型、草丈はやや高、茎の長さは中、アントシアニンの発現の程度は無、毛の有無と多少は中である。葉形は広線形、葉の欠刻の有無と深さは無、葉長及び葉幅は中、葉の色は濃緑、葉の斑の有無は無、アントシアニンの発現の程度は弱、表面の毛の多少は多、葉数は中である。花の向きは斜上向き、花径は大、花筒の長さは長、つぼみの色は浅黄緑(JHS カラーチャート3503)、花弁の地色は黄白(同2901)、花色模様の種類は単色、花弁数は4枚、上位及び下位花弁の形は長楕円形、上位及び下位花弁長、上位及び下位花弁幅並びにがく片の長さは長、がく片の開花始めの色は淡赤、花柱及び花糸の開花始めの色は黄白、雄ずいの数は8本、花の香りの有無は無である。
 Gaura lindheimeriと比較して、花径が大きいこと、花弁の色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11348号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   やまももそう   インセンス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ホワイト フェロン」の枝変わりであり、草姿は立ち型、花は黄白色の大輪となる、花壇及び鉢物向きの品種である。
 草姿は立ち型、草丈は低、茎の長さは短、アントシアニンの発現の程度は無、毛の有無と多少は多である。葉形は広線形、葉の欠刻の有無と深さは無、葉長及び葉幅は中、葉の色は濃緑、葉の斑の有無は有、アントシアニンの発現の程度は無、表面の毛の多少は多、葉数は中である。花の向きは斜上向き、花径は大、花筒の長さは中、つぼみの色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)、花弁の地色は黄白(同2901)、花色模様の種類は単色、花弁数は4枚、上位及び下位花弁の形は長楕円形、上位及び下位花弁長はやや長、上位及び下位花弁幅はやや広、がく片の長さはやや長、がく片の開花始めの色は淡赤、花柱及び花糸の開花始めの色は黄白、雄ずいの数は8本、花の香りの有無は無である。
 「ホワイト フェロン」と比較して、葉に斑が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者の温室(新潟県新津市)において、「ホワイト フェロン」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「マイメロディー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11349号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いとすぎ   ゴールドクレストハッピー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ゴールドクレスト」の枝変わりであり、樹形は広円錐形、新梢の葉の色が鮮黄緑で浅黄緑の斑が入る鉢物向きの品種である。
 樹形は広円錐形、幹は単幹、樹高は高、樹皮の色は灰茶(JHS カラーチャート1016)である。枝の長さ、第1次枝の出方、分枝密度、高次枝の出方及び分枝密度は中、ねじれ及び分枝の扁平度は無、重なりは薄である。葉形は針状葉、鱗状葉の発現程度は少、針状葉の着生密度はやや密、長さ及び幅は中、新梢の葉の色は鮮黄緑(同3506)で浅黄緑(同2904)の斑が入り、枝先の冬の葉の色は鮮橙黄(同2205)、葉の香りは強である。着花の難易は難である。発根性は中、萌芽性は易、成長の早さは早である。
 「ゴールドクレスト」と比較して、新梢の葉の色が鮮黄緑で浅黄緑の斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(静岡県榛原郡御前崎町)において、「ゴールドクレスト」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11350号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   HS72
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の所有する系統菌株(栃木県産野生種)に「北研603号」を交配して育成されたものであり、菌さんが中葉、中肉質の不時栽培向きのやや低温性の品種である。
 菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさは中、色は褐色、厚さ及び肉質は中である。りん皮の付着部位は全面、大きさは中、色は有である。子実層たくの形状は2型、並び方は正常、幅は狭、密度は密、色は淡橙黄である。菌柄の形は1型、長さはやや長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は中、太さはやや細、色あい、毛の有無及び毛の色は有、肉質は中である。子実体の発生時期は秋春、発生型は集中、発生温度はやや低温、発生最盛期までの期間は中である。乾物率は10〜15%未満、子実体1個当たりの平均乾重は2.0〜2.5g未満、収量性は中である。
 「北研600号」と比較して、子実体の発生時期が秋春であること、子実体の発生最盛期までの期間が長いこと等で、「北研603号」と比較して、菌さん及び菌柄の肉質が軟らかいこと等で区別性が認められる。
 なお、「北研600号」及び「北研603号」との対峙培養において、明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の施設(栃木県下都賀郡壬生町)において、育成者の所有する系統菌株(栃木県産野生種)に「北研603号」を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11351号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   HS608
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「北研71号」に育成者の所有する系統菌株(千葉県産野生種)を交配して育成されたものであり、菌さんがやや大葉、かなり硬肉質の不時栽培向きのやや高温性の品種である。
 菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや大、色は浅黄茶、厚さはやや厚、肉質はかなり硬である。りん皮の付着部位は周縁、大きさは小、色は有である。子実層たくの形状は1型、並び方は正常、幅は狭、密度は密、色は淡橙黄である。菌柄の形は1型、長さは中、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大、太さはやや太、色あい、毛の有無及び毛の色は有、肉質は硬である。子実体の発生時期は夏秋、発生型は集中、発生温度はやや高温、発生最盛期までの期間は中である。乾物率は10〜15%未満、子実体1個当たりの平均乾重は2.5〜3.0g未満、収量性はやや多である。
 「HS606」と比較して、菌さんが浅黄茶色であること、菌さんの肉質が硬いこと等で、「北研603号」と比較して、菌さんが浅黄茶色であること、子実体の発生時期が夏秋であること等で区別性が認められる。
 なお、「HS606」及び「北研603号」との対峙培養において、明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の施設(栃木県下都賀郡壬生町)において、「北研71号」に育成者の所有する系統菌株(千葉県産野生種)を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11352号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   秋山A−526号(あきやまA−526ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の所有する保存菌株(野生種)どうしを交配して育成されたものであり、菌さんがやや大葉、硬肉質の不時栽培向きの中温性の品種である。
 菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや大、色は茶色、厚さはやや厚、肉質は硬である。りん皮の付着部位は全面、大きさは中、色は有である。子実層たくの形状は1型、並び方は波状ちぢれ、幅はかなり狭、密度は密、色はクリーム色である。菌柄の形は1型、長さは長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率及び太さは中、色あい、毛の有無及び毛の色は有、肉質は硬である。子実体の発生時期は周年、発生型は集中、発生温度は中温、発生最盛期までの期間は短である。乾物率は10〜15%未満、子実体1個当たりの平均乾重は3.0〜3.5g未満、収量性はかなり少である。
 「A−567」及び「A−580」と比較して、子実層たくの並び方が波状ちぢれであること、子実体の発生時期が周年であること等で区別性が認められる。
 なお、「A−567」及び「A−580」における対峙培養において、明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の施設(山梨県甲府市)において、育成者の所有する保存菌株(野生種)どうしを交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11353号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶなしめじ   宝の華K−4528(たからのはなK−4528)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者が所有する育成系統菌株どうしを交配して育成されたものであり、菌さん中央部が灰茶色で、菌柄の形が細長の施設栽培向きの品種である。
 菌さんの大きさは中、断面は丸山形、中央部の色は灰茶色、周縁部の色は灰黄色、肉の厚さ及び肉質は普通、斑紋の多少は多、大小は中、分布の状態は周縁部以外、明瞭度は明瞭である。菌しゅうの色は黄白色、並び方は正常、幅及び密度は普通である。菌柄の長さは長、菌さんへのつき方は中心生、形は細長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は2.1以上である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は61〜70日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20〜25日、芽出し最適温度は15〜18℃、子実体の生長最適温度は15〜17℃である。子実体の発生型は株状型、収量は121g以上、有効茎本数は41本以上である。
 「宝の華M−8171」と比較して、菌さん斑紋の分布の状態が周縁部以外であること、菌しゅうの並び方が正常であること等で、「Lu1−2」と比較して、菌さんの断面が丸山形であること、菌さん周縁部が灰黄色であること等で区別性が認められる。
 なお、「宝の華M−8171」及び「Lu1−2」との対峙培養において、明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の施設(滋賀県草津市)において、出願者が所有する育成系統菌株どうしを交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11354号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶなしめじ   ホクト15号菌(ホクト15ごうきん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ホクト8号菌」に出願者所有の育成系統菌株を交配して育成されたものであり、菌さん中央部が暗灰褐色で、菌柄の形が細長の施設栽培向きの品種である。
 菌さんの大きさは中、断面は丸山形、中央部の色は暗灰褐色、周縁部の色は浅灰茶色、肉の厚さはやや厚、肉質及び斑紋の多少は普通、大小は中、分布の状態は周縁部以外、明瞭度は明瞭である。菌しゅうの色は白色、並び方は正常、幅及び密度は普通である。菌柄の長さは普通、菌さんへのつき方は中心生、形は細長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は1.5〜2.0である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は81〜90日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は26日以上、芽出し最適温度は15〜18℃、子実体の生長最適温度は15〜17℃である。子実体の発生型は株状型、収量は121g以上、有効茎本数は26〜30本である。
 「ホクト8号菌」と比較して、菌柄の形が細長であること等で、「宝の華M−8171」と比較して、菌さん斑紋の分布の状態が周縁部以外であること等で区別性が認められる。
 なお、「ホクト8号菌」及び「宝の華M−8171」との対峙培養において、明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の施設(長野県長野市)において、「ホクト8号菌」に出願者所有の育成系統菌株を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11355号   平成15年3月26日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   まいたけ   雪国舞10号(ゆきぐにまい10ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「雪国舞9号」に「神子種菌研究所YK1号」を交配して育成されたものであり、菌さん表面の色が褐色で大葉の施設栽培向きの品種である。
 寒天培地上の最適生長温度は28℃、菌叢の色の有無は無、表面の形状は平滑、周縁部の形状は整一、厚さ及び密度は普通である。菌床の被膜の形成は中、被膜の色の有無は有である。子実体の発生までの期間は71日〜80日、発生最適温度は15〜20℃、生長最適温度は18〜21℃、1袋の収量は450g、自然栽培での収量は550gである。菌さんの大きさは大、厚さはやや薄い、断面の形状は2型、表面の色は褐色、環紋は3型、毛は少である。管孔の孔口断面の凹凸は無、管孔発達の部位は3型である。菌柄断面の形態は2型である。
 「雪国舞9号」と比較して、菌さん表面が褐色であること、自然栽培における収量が多いこと等で、「神子種菌研究所YK1号」と比較して、菌さんが大きいこと、自然栽培における収量が多いこと等で区別性が認められる。
 なお、「雪国舞9号」及び「神子種菌研究所YK1号」における対峙培養において、明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者の施設(新潟県南魚沼郡大和町)において、「雪国舞9号」に「神子種菌研究所YK1号」を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。