種苗法による品種登録
 
 種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき、下記145品種の品種登録(第164回)をしましたので、お知らせします。
                                        
品種登録 の番号  農林水産植物  の種類   登録品種の名称
 
品種登録を受ける者の氏名又は名称
11085 稲      光彩 竹之内勇
11086 稲     ひたち錦 茨城県
11087 いただき 独立行政法人農業技術研究機構
11088 おくのむらさき 独立行政法人農業技術研究機構
11089 峰ひびき 愛知県
11090 はなかぐら 宮崎県
11091 稲      チヨノモチ 青森県
11092 稲      ミレニシキ 独立行政法人農業技術研究機構
11093 小麦     きぬの波 群馬県  
11094 小麦  ダブル8号   群馬県
11095 小麦    キタノカオリ 独立行政法人農業技術研究機構
11096 小麦     フクオトメ 独立行政法人農業技術研究機構
11097 ばれいしょ  ユキラシャ 独立行政法人農業技術研究機構
11098 あずき   しゅまり 北海道
11099 大豆 ちゃげ丸 岩手県
11100 大豆   ぷっくらこ 岩手県 
11101 さとうきび Ni14 独立行政法人農業技術研究機構
11102 はるみどり 独立行政法人農業技術研究機構
11103 茶     つゆひかり 静岡県
11104 すいか    金福 福井市
11105 アスパラガス グリーンフレッチェ 広島県
11106 はす     一稔 上田稔、中村雄一     
11107 はす     仁慈 榎本輝彦
11108 はす     明蹊 榎本輝彦
11109 はす     淡麗 榎本輝彦  
11110 はす     黄鷺 榎本輝彦  
11111 はす     滝之飛沫 榎本輝彦  
11112 はす    花雲淡紅 榎本輝彦         
11113 はす    常陸の曙 榎本輝彦         
11114 はす     天照爪紅 榎本輝彦         
11115 かき    早秋 独立行政法人農業技術研究機構
11116

 
ブルーベリー   
 
オノ

 
ザ ホーティカルチャー アンド フード リサーチ インスティテュート オブ ニュージーランド リミテッド
11117

 
ブルーベリー

 
ウィトゥ

 
ザ ホーティカルチャー アンド フード リサーチ インスティテュート オブ ニュージーランド リミテッド
11118 なし 王秋 独立行政法人農業技術研究機構
11119 なし     秋麗 独立行政法人農業技術研究機構
11120 なし     あきあかり 独立行政法人農業技術研究機構
11121
 
ひゃくにちそう    プロフュージョン ホワイト 株式会社サカタのタネ
 
11122 ストック   ピーチ レボ 黒川幹
11123
 
ストック  
 
ファンタジー チルドレン 黒川幹       
 
11124 ストック   レッド チルドレン 黒川幹       
11125
 
ストック  
 
サンセット チルドレン 黒川幹       
 
11126 デルヒニウム コーラスホワイト タキイ種苗株式会社   
11127 デルヒニウム 空のワルツ 株式会社ミヨシ    
11128 デルヒニウム プリアブルー カネコ種苗株式会社  
11129 デルヒニウム プリアライトブルー カネコ種苗株式会社 
11130 デルヒニウム プリアホワイト カネコ種苗株式会社
11131
 
デルヒニウム
 
プリアライラックピンク カネコ種苗株式会社
 
11132 デルヒニウム スカッシュブルー カネコ種苗株式会社
11133 デルヒニウム タキイシングルラーク ブルー タキイ種苗株式会社 
11134
 
トルコぎきょう    小倉の花嫁
 
吉村廣保
 
11135 ペチュニア  サンラプル サントリーフラワーズ株式会社
11136 ペチュニア  サンパピ サントリーフラワーズ株式会社
11137 ペチュニア  サンミピ サントリーフラワーズ株式会社
11138 ペチュニア  ケイレオム 京成バラ園芸株式会社
11139
 
バーベナ  
 
ダイヤモンドバタフライ マイケル ヘルムト ウンガー
 
11140 バーベナ   トパス マイケル ヘルムト ウンガー
11141 バーベナ   スピケーナ シンジェンタシード有限会社
11142 バーベナ   サルメーナ シンジェンタシード有限会社
11143 ビンカ   FKルビーアイ 麒麟麦酒株式会社  
11144 ビンカ FKコーラルアイ 麒麟麦酒株式会社  
11145
 
ビンカ 
 
フラッペラズベリーレッド 株式会社ミヨシ  
 
11146
 
ビンカ 
 
フラッペ アイスピンク 株式会社ミヨシ  
 
11147 ビンカ  フラッペ ピンク  株式会社ミヨシ    
11148
 
むぎわらぎく
 
ボンボン ライトイエロー 株式会社ミヨシ    
 
11149 むぎわらぎく ボンボン ピンク 株式会社ミヨシ    
11150 むぎわらぎく ボンボン オレンジ 株式会社ミヨシ
11151 きく 笑の路 小井戸輝雄
11152 きく 笑の司 小井戸輝雄
11153 きく     笑の風      小井戸輝雄
11154 きく     笑の夢     小井戸輝雄       
11155 きく     笑の頂   小井戸輝雄       
11156 きく    コイステージ 小井戸輝雄        
11157 きく    フローラル優香 中村晃三
11158 きく     精盃 有限会社精興園   
11159 きく     精妃 有限会社精興園   
11160 きく     精美 有限会社精興園 
11161 きく     精の沢 有限会社精興園
11162 きく     セイソーサ 有限会社精興園      
11163 きく     セイミグ 有限会社精興園      
11164 きく     セイナツ 有限会社精興園   
11165 きく     セイロゼア 有限会社精興園 
11166 きく     セイプリラ 有限会社精興園 
11167 きく     セイエドガー 有限会社精興園
11168 きく     セイタッチ 有限会社精興園 
11169 きく     セイデニズ 有限会社精興園 
11170 きく     セイデコ 有限会社精興園
11171 きく     セイロカル 有限会社精興園
11172 きく     セイリズム 有限会社精興園     
11173 きく     セイエリー 有限会社精興園     
11174 しおん ホワイトクィーン 埼玉ひびきの農業協同組合
11175 しおん   ふくれん八重ローズ 全国農業協同組合連合会
11176 しおん   ふくれん八重ピンク 全国農業協同組合連合会
11177 しおん ミレニアムピンク 花田豊年
11178 カーネーション ツーラ P.コーイ&ゾーネン社
11179 カーネーション アルセア P.コーイ&ゾーネン社
11180 カーネーション カレリア 株式会社サカタのタネ
11181 カーネーション コッペリア 株式会社サカタのタネ
11182 カーネーション カトリーナ 株式会社サカタのタネ
11183 カーネーション リリアン 株式会社サカタのタネ
11184
 
ダイアンサス
 
ジュリエットレインボー 北越農事株式会社
 
11185
 
ダイアンサス
 
ジュリエットピンクシャワー 北越農事株式会社 
 
11186
 
ダイアンサス
 
ミニパラソル ピンク 有限会社桜本カスミ園
 
11187 ダイアンサス ミニパラソル ホワイトレッド  有限会社桜本カスミ園
11188 ダイアンサス ミニパラソル パステルピンク 有限会社桜本カスミ園
11189
 
ダイアンサス
 
ミニパラソル レッド 有限会社桜本カスミ園
 
11190 ダイアンサス ミニパラソル エッジパープル 有限会社桜本カスミ園   
11191
 
ダイアンサス
 
ミニパラソル ピーチレッド 有限会社桜本カスミ園   
 
11192
 
ダイアンサス
 
ミニパラソル バイオレット 有限会社桜本カスミ園   
 
11193
 
アルストロメリア  ジャイブ
 
ファン ザンテン プランツ社
 
11194
 
アルストロメリア リトル ザンドリーム コーニンクルック ヴァン ザンテン社
 
11195
 
アルストロメリア   ザントライス
 
ファン ザンテン プランツ社
 
11196
 
アルストロメリア   ザンスポット
 
コーニンクルック ヴァン ザンテン社   
 
11197
 
アルストロメリア   ザニシア
 
ファン ザンテン プランツ社
 
11198
 
アルストロメリア   ザンティニー
 
コーニンクルック ヴァン ザンテン社  
 
11199
 
アルストロメリア   ザニッサ
 
ファン ザンテン プランツ社
 
11200 ダリア セレクト イエロー サントリーフラワーズ株式会社
11201 ダリア    セレクト ホワイト サントリーフラワーズ株式会社
11202 オンシジウム シェルホワイト 貝原良幸、有限会社フジ園芸
11203 オンシジウム ミサキエコーひかる 山本嘉隆
11204 オンシジウム シキブムラサキ 山本嘉隆
11205 シンビジウム デザートルック 株式会社河野メリクロン  
11206 シンビジウム ウインターリゾート 株式会社河野メリクロン 
11207 シンビジウム ムーンウォーク 株式会社向山蘭園
11208 あじさい フラウ トシエ 海老原廣
11209 あじさい フラウ モモカ 海老原廣
11210 あじさい フラウ ユウコ 海老原廣
11211 あじさい フラウ イクコ 海老原廣、園木正広
11212
 
あじさい  
 
チャーミングブルーリング 小内敬一
 
11213
 
あじさい  
 
チャーミングピンクヤスコ 小内敬一
 
11214
 
あじさい  
 
チャーミングパープルリング 小内敬一
 
11215 ばら  エンドレスヒロイン 松下巧 
11216 ブーゲンビレア タマキナ 山下晴義
11217 ポインセチア エッカビッシュ 有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
11218 ポインセチア エッカダ 有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
11219 ポインセチア エッカイデン 有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
11220 ポインセチア エッカブリ 有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
11221 ポインセチア ソレミオ 有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
11222 ポインセチア レネート 有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
11223 コルヌス ホワイト ミソノ 萩原俊廣
11224
 
ディアスキア ハイブリッド ヘクベル
 
松井識樹
 
11225 やまももそう リトルプリンス 株式会社黒石植物園
11226 しいたけ KX−S035号 株式会社キノックス
11227 ぬめりすぎたけ 福岡O−N 福岡県
11228
 
ぶなしめじ 
 
長野農工研B−1号
 
社団法人長野県農村工業研究所、全国農業協同組合連合会
11229 まいたけ BO−101 株式会社バイオテクノジャパン
         








































































































































































 
 
 
 
 
 
          【品 種 登 録 の 概 要】
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11085号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   光彩(こうさい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の農場(埼玉県加須市)で「コシヒカリ」の変異株から育成された固定品種であり、育成地(埼玉県加須市)における成熟期は早生の早、耐倒伏性がやや強の水稲、粳種である。
 草型は偏穂重、稈長はやや短、細太はやや太、剛柔はやや剛、葉身毛茸の有無と多少及び止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は短、穂数はやや少、粒着密度は中、穂軸の抽出度はやや長、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は黄白−黄である。玄米の形は中、大小及び精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は中の中、光沢は中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は早生の早、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難である。
 「コシヒカリ」と比較して、稈長が短いこと、耐倒伏性が強いこと等で、「日本晴」と比較して、出穂期及び成熟期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要    
 この品種は、平成8年に育成者の農場(埼玉県加須市)において、「コシヒカリ」の変異株を発見、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11086号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   ひたち錦(ひたちにしき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「岐系89号」に「月の光」を交配して育成された固定品種であり、育成地(茨城県水戸市)における成熟期は晩生の早、大粒、心白発現が多の醸造向きの水稲、粳種である。
 草型は偏穂重、稈長は長、細太はやや太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は立、葉身及び葉鞘の色は淡緑である。穂長は長、穂数はやや少、粒着密度はやや疎、穂軸の抽出度はやや長、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は黄白−黄である。玄米の形は中、大小は大、粒色は白、色沢は中、精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良、香りは無、心白の多少は多、大小はやや小、腹白の多少及び胴割の多少は極少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は晩生の早、穂発芽性は難、耐倒伏性は強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は強、しま葉枯病抵抗性品種群別外国稲型である。蛋白質含量は低である。
 「美山錦」と比較して、成熟期が遅いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-aであること、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型であること等で、「山田錦」と比較して、成熟期が早いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-aであること、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に茨城県農業試験場(現茨城県農業総合センター、水戸市)において、「岐系89号」に「月の光」を交配し、雑種第3代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11087号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   いただき
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「収4885(後の「どんとこい」)」に「収4695」を交配して育成された固定品種であり、育成地(新潟県上越市)における成熟期は晩生の早、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iの水稲、粳種である。
 草型は中間、稈長はやや短、細太はやや太、剛柔は剛、止葉の直立の程度はやや立である。穂長はやや短、穂数はやや少、粒着密度はやや密、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は黄白−黄である。玄米の形はやや円、大小はやや大、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良、食味は上の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は晩生の早、障害型耐冷性は弱、穂発芽性は難、耐倒伏性は強、脱粒性は難、収量は多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもちほ場抵抗性は中、葉いもちほ場抵抗性はやや強、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病ほ場抵抗性は中、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。アミロース含量は中、蛋白質含量はやや低である。
 「日本晴」と比較して、穂発芽性が難であること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で、「アキニシキ」と比較して、稈長が短いこと、精玄米千粒重が大きいこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に北陸農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、新潟県上越市)において、「収4885(後の「どんとこい」)」に「収4695」を交配し、4年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11088号   平成15年3月17日          
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   おくのむらさき
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「東北糯149号」に「奥羽331号(後の「ふくひびき」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(秋田県大曲市)における成熟期は早生の晩、玄米の粒色が暗紫、精玄米千粒重がやや大の水稲、粳種である。
 草型は穂重、稈長はやや短、細太はやや太、剛柔は中、止葉の直立の程度は立である。穂長はやや長、穂数はやや少、粒着密度は密、穎色は黄白、ふ先色は紫である。芒の有無と多少は少、芒長は短、芒色は紫である。玄米の形はやや細長、大小は中、粒色は暗紫、精玄米千粒重はやや大である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は早生の晩、障害型耐冷性は弱、穂発芽性はやや難、耐倒伏性は強、脱粒性は難、収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-b、白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱である。アミロース含量は中である。
 「朝紫」と比較して、稈長が短いこと、精玄米千粒重が大きいこと、粳種であること等で、「あきたこまち」と比較して、稈長が短いこと、ふ先色が紫であること、玄米の粒色が暗紫であること等で区別性が認められる。  
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に東北農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、秋田県大曲市)において、「東北糯149号」に「奥羽331号(後の「ふくひびき」)」を交配し、雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11089号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   峰ひびき(みねひびき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サチイズミ」に「ミネアサヒ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(愛知県北設楽郡稲武町)における成熟期は早生の晩、穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性が強の水稲、粳種である。
 草型は偏穂重、稈長、稈の細太、剛柔、葉身毛茸の有無と多少及び止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長及び穂数は中、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は極少、芒長は極短、芒色は黄白−黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は淡褐、色沢及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の上、光沢はやや良、香りは無、腹白及び胴割の多少は極少、食味は上の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期は早生の早、成熟期は早生の晩、穂揃日数は中、障害型耐冷性は強、穂発芽性はやや難、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、地上部全重は中、収量はやや多である。穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性は強、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病圃場抵抗性は弱、ごま葉枯病抵抗性は中、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)、萎縮病抵抗性品種群別は感受性群、カラバエ抵抗性は中、ツマグロヨコバイ抵抗性品種群は感受性群、トビイロウンカ抵抗性遺伝子型は+である。アミロース含量及び蛋白質含量は中である。 
 「サチイズミ」と比較して、穂発芽性がやや難であること等で、「あきたこまち」と比較して、穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性が強であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日               
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に愛知県農業総合試験場山間技術実験農場(現、山間農業研究所、北設楽郡稲武町)において、「サチイズミ」に「ミネアサヒ」を交配し、平成3年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11090号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   はなかぐら
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「南海113号」に「山田錦」を交配して育成された固定品種であり、育成地(宮崎県宮崎郡佐土原町)における成熟期は中生の晩、大粒、心白がやや多の醸造向きの水稲、粳種である。
 草型は穂重、稈長はやや長、細太はやや太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度はやや垂である。穂長はやや長、穂数はやや少、粒着密度はやや疎、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄である。芒の有無と多少は少、芒長は短、芒色は黄白−黄である。玄米の形は中、玄米の大小及び精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は下の上、光沢は中、心白の多少はやや多である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の晩、穂発芽性はやや易、耐倒伏性及び脱粒性は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもちほ場抵抗性は中、葉いもちほ場抵抗性はやや弱、白葉枯病ほ場抵抗性は中、しま葉枯病抵抗性品種群別日本水稲型は(+)である。
 「山田錦」と比較して、稈長が短いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で、「ヒノヒカリ」と比較して、精玄米千粒重が大きいこと、心白が多いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
8 登録品種の育成の経過の概要    
 この品種は、平成2年に宮崎県総合農業試験場(宮崎郡佐土原町)において、「南海113号」に「山田錦」を交配し、雑種第2代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11091号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   チヨノモチ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「奥羽糯317号」と「ふ系141号」の雑種第1代に「ふ系143号(後の「ヤマウタ」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(青森県十和田市)における成熟期は中生の中、短稈、障害型耐冷性が極強の水稲、糯種である。
 草型は中間、稈長は短、細太は太、剛柔は剛、止葉の直立の程度は立である。穂長はやや長、穂数はやや多、粒着密度は密、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は褐、護穎の色は白である。芒の有無と多少は無である。玄米の形及び大小は中、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期及び成熟期は中生の中、障害型耐冷性は極強、穂発芽性は中、耐倒伏性は強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は強、白葉枯病ほ場抵抗性は中である。
 「アネコモチ」と比較して、成熟期が遅いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-aであること、白葉枯病ほ場抵抗性が強いこと等で、「ユキミモチ」と比較して、穎色が黄白であること、障害型耐冷性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-aであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
8 登録品種の育成の経過の概要    
 この品種は、昭和62年に青森県農業試験場藤坂支場(十和田市)において、「奥羽糯317号」と「ふ系141号」の雑種第1代に「ふ系143号(後の「ヤマウタ」)」を交配し、雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11092号   平成15年3月17日          
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   ミレニシキ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ヒノヒカリ」に「稲系517」を交配して育成された固定品種であり、育成地(茨城県つくば市)における成熟期は中生の中、穂発芽性が難、耐倒伏性が強の水稲、粳種である。
 草型は穂重、稈長はやや短、細太はやや太、剛柔は剛、止葉の直立の程度は立である。穂長はやや長、穂数は少、粒着密度は密、穂軸の抽出度は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は黄白−黄である。玄米の形は中、大小及び精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は中の下、光沢はやや不良、腹白の多少は少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期は中生の早、成熟期は中生の中、穂発芽性は難、耐倒伏性は強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、k、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は強、白葉枯病ほ場抵抗性はやや強、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。アミロース含量は中、蛋白質含量はやや低である。
 「朝の光」及び「キヌヒカリ」と比較して、穂発芽性が難であること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a、kであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に農業研究センター(現独立行政法人農業技術研究機構、茨城県つくば市)において、「ヒノヒカリ」に「稲系517」を交配し、雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11093号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   小麦   きぬの波(きぬのなみ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「関東107号」に「関東100号(後の「バンドウワセ」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(群馬県前橋市)における成熟期はやや早、耐倒伏性がやや強の製麺向きの品種である。
 叢性は中、株の開閉はやや閉、鞘葉の色は無である。稈長はやや短、稈の細太は中、剛柔はやや剛、ワックスの多少は中、葉色はやや濃、葉鞘のワックスの多少はやや少、毛の有無・多少は無〜極少、葉身の下垂度及びフレッケンの有無・多少はやや少である。穂型は紡錘状、穂長は中、粒着の粗密はやや密、穂の抽出度は中、ワックスの多少はやや少、ふ毛の有無は無、葯の色は黄、芒の有無と多少及び芒長は中、ふの色は黄である。粒の形は中、大小はやや大、色は赤褐、粒の黒目の有無・多少は無〜極少、千粒重及び容積重は中、原麦粒の見かけの品質は中の上、粗蛋白質含量及び灰分含量は中である。うるち・もちの別はうるち、播性の程度はU、茎立性は中、出穂期及び成熟期はやや早、耐倒伏性はやや強、穂発芽性は難、脱粒性は中、収量性はやや多である。粒の硬軟は中、粒質は粉状質、製粉歩留、ミリングスコア、60%粉粗蛋白質含量及び60%粉灰分含量は中、60%粉アミロース含量はやや少、吸水率は中、バロリメーターバリュウは中、生地の力の程度はやや大、生地の伸長抵抗はやや強、生地の伸長度は中、生地の形状係数はやや大、最高粘度は大、ブレークダウンは大である。しま萎縮病抵抗性はやや強、赤かび病抵抗性は中、うどんこ病抵抗性はやや弱、赤さび抵抗性は中である。 
 「農林61号」と比較して、稈長が短いこと、ふの色が黄であること、最高粘度が大きいこと等で、「つるぴかり」と比較して、フレッケンが多いこと、千粒重が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に群馬県農業総合試験場(現群馬県農業試験場、前橋市)において、「関東107号」に「関東100号(後の「バンドウワセ」)」を交配し、63年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11094号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   小麦   ダブル8号(ダブル8ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ハルヒカリ」と「シラネコムギ」の雑種第1代に戻し交配して育成された固定品種であり、育成地(群馬県前橋市)における成熟期は中、穂発芽性が難の醤油加工等醸造向きの品種である。
 叢性は中、株の開閉はやや閉、鞘葉の色は無である。稈長及び稈の細太は中、剛柔はやや剛、ワックスの多少は中、葉色はやや濃、葉鞘のワックスの多少は中、毛の有無・多少は無〜極少、下垂度はやや小、フレッケンの有無・多少は中である。穂型は紡錘状、穂長は中、粒着の粗密はやや密、穂の抽出度は中、ワックスの多少はやや少、ふ毛の有無は無、葯の色は黄、芒の有無と多少及び芒長は中、ふの色は褐である。粒の形は中、大小はやや大、色は赤褐、粒の黒目の有無・多少は無〜極少、千粒重はやや大、容積重は中、原麦粒の見かけの品質は中の中、粗蛋白質含量は多である。うるち・もちの別はうるち、播性の程度はT、茎立性は早、出穂期はやや早、成熟期は中、耐倒伏性は中、穂発芽性は難、脱粒性及び収量性は中である。粒の硬軟は硬、粒質は硝子質、60%粉粗蛋白質含量は多である。しま萎縮病抵抗性はやや強、赤かび病抗性、うどんこ病抵抗性及び赤さび病抵抗性は中である。
 「農林61号」と比較して、稈長が短いこと、粒質が硝子質であること、60%粉粗蛋白質含量が多いこと等で、「つるぴかり」と比較して、ふの色が褐であること、粒質が硝子質であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に群馬県農業試験場(前橋市)において、「ハルヒカリ」と「シラネコムギ」の雑種第1代に「シラネコムギ」を戻し交配し、雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「きぬむらさき」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11095号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   小麦   キタノカオリ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ホロシリコムギ」に「GK−Szemes」を交配して育成された固定品種であり、育成地(北海道河西郡芽室町)における成熟期は中、稈長は短、耐倒伏性が強、赤さび病抵抗性がかなり強の製粉向きの品種である。
 叢性は直立、株の開閉はかなり閉、鞘葉の色は無である。稈長は短、稈の細太はかなり太、剛柔は剛、ワックスの多少は少、葉色はやや淡、葉鞘のワックスの多少は少、毛の有無・多少は無〜極少、下垂度は小、フレッケンの有無・多少は無〜極少である。穂型は棒状、穂長はやや長、粒着の粗密は密、穂の抽出度は中、ワックスの多少は少、ふ毛の有無は無、葯の色は黄、芒の有無と多少は無〜極少、芒長は極短、ふの色は淡黄である。粒の形は中、大小は大、色は褐、頂毛部の大きさは中、粒の黒目の有無・多少は無〜極少、千粒重は大、容積重はやや大、原麦粒の見かけの品質は中の上、粗蛋白質含量はやや多、灰分含量は中である。うるち・もちの別はうるち、播性の程度はY、出穂期はやや晩、成熟期及び耐寒性は中、耐雪性はやや強、耐倒伏性は強、穂発芽性、脱粒性及び収量性は中である。粒の硬軟は中、粒質は硝子質、製粉歩留及びミリングスコアは中、60%粉粗蛋白質含量はやや多、60%粉灰分含量、粉の明度及び粉の赤色みは中、粉の黄色みはかなり高、吸水率は高、バロリメーターバリュウはやや高、生地の力の程度はやや大、生地の伸長抵抗は強、生地の伸長度は中、生地の形状係数は大、最高粘度及びブレークダウンは中である。しま萎縮病抵抗性は弱、赤かび病抵抗性は中、うどんこ病抵抗性は強、赤さび病抵抗性はかなり強である。
 「ホロシリコムギ」と比較して、稈長が短いこと、葉身の下垂度が小さいこと、赤さび病抵抗性が強いこと等で、「ホクシン」と比較して、粒質が硝子質であること、赤さび病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に北海道農業試験場畑作研究センター(現独立行政法人農業技術研究機構、河西郡芽室町)において、「ホロシリコムギ」に「GK−Szemes」を交配し、雑種第5代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11096号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   小麦   フクオトメ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「中系4671」と「中国131号」の雑種第1代に「西海168号(後の「きぬいろは」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(広島県福山市)における成熟期は早、耐倒伏性は強、穂発芽性は難の製粉向きの品種である。
 叢性はやや直立、株の開閉はやや開、鞘葉の色は無である。稈長はやや短、稈の細太はやや太、剛柔はやや剛、ワックスの多少はやや多、葉色はやや濃、葉鞘のワックスの多少はやや少、毛の有無・多少は無〜極少、下垂度はやや大、フレッケンの有無・多少は少である。穂型は紡錘状、穂長はやや長、粒着の粗密は中、穂の抽出度はやや長、ワックスの多少はやや多、ふ毛の有無は無、葯の色は黄、芒の有無と多少及び芒長は中、ふの色は黄である。粒の形及び大小は中、色は褐、頂毛部の大きさは中、粒の黒目の有無・多少は無〜極少、千粒重はやや小、容積重は中、原麦粒の見かけの品質は中の下、粗蛋白質含量はやや少、灰分含量は中である。うるち・もちの別はうるち、播性の程度はU、茎立性は中、出穂期及び成熟期は早、遺伝子雄性不稔の有無及び細胞質雄性不稔の有無は無、耐湿性は中、耐倒伏性は強、穂発芽性は難、脱粒性は中、収量性は多である。粒の硬軟はやや硬、粒質は粉状質、製粉歩留及びミリングスコアはやや高、60%粉粗蛋白質含量はやや少、60%粉灰分含量は中、60%粉アミロース含量はやや少、粉の明度は中、粉の赤色みはかなり低、粉の黄色みはかなり高、吸水率はやや低、バロリメーターバリュウは中、最高粘度及びブレークダウンはかなり大である。しま萎縮病及び赤かび病抵抗性は中、うどんこ病抵抗性はやや弱、赤さび病抵抗性は弱である。
 「シラサギコムギ」と比較して、稈長が短いこと、千粒重が小さいこと、耐倒伏性が強いこと等で、「農林61号」と比較して、稈長が短いこと、ふの色が黄であること、耐倒伏性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に中国農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、広島県福山市)において、「中系4671」と「中国131号」の雑種第1代に「西海168号(後の「きぬいろは」)」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11097号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばれいしょ   ユキラシャ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Early Gem」に「86002−100」を交配して育成された固定品種であり、いもの形状は楕円形、皮色は褐、肉色は白、そうか病及び粉状そうか病抵抗性が強の調理向きの品種である。
 叢性及び個重型・個数型の別は中間型、茎の長さは中、太さは太、茎色は緑、分枝数は少、葉色は淡緑、小葉着生の粗密、葉の毛茸及び花の数は中、花色は白、ふく枝の長さ及びいも着生の深浅は中、長短はやや長、扁平度は中、形は楕円形、皮色は褐、ネットは極多、目の深浅はかなり浅、肉色は白、休眠期間は極長、枯ちょう期は中早、早期肥大性は中、上いも重は少、上いも数は中、上いも平均1個重は小、肉質はやや粉、葉巻病抵抗性は中、Yモザイク病抵抗性は弱、疫病圃場抵抗性はやや弱、そうか病及び粉状そうか病抵抗性は強、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性推定遺伝子型はhである。
 「農林1号」及び「さやか」と比較して、いもの形が楕円形であること、皮色が褐色であること、表皮のネットが多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に北海道農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、札幌市)において、「Early Gem」に「86002−100」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11098号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あずき   しゅまり
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「十系494号」に「十系486号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(北海道河西郡芽室町)における成熟期は中の早、種皮色は淡赤、子実の形が円筒、落葉病抵抗性が強、茎疫病抵抗性がかなり強の夏小豆型品種である。
 伸育性は直、蔓化性は難、分枝数は中、若茎の色は緑、主茎長及び主茎節数は中である。葉色は緑、小葉の大きさは中、下位葉の形は円葉、上位葉の形はやや円葉剣先、花色は黄、熟莢色は褐、莢の長さ及び莢内粒数は中である。子実の形は円筒、大きさは中、種皮の斑紋の種類は無、種皮の地色は淡赤、品質は中の上である。生態型は夏小豆型、開花期は中、成熟期は中の早、倒伏抵抗性はやや強、子実収量は中、ウイルス病抵抗性は弱、落葉病抵抗性は強、茎疫病抵抗性はかなり強である。
 「エリモショウズ」と比較して、主茎長が長いこと、落葉病及び茎疫病抵抗性が強いこと等で、「きたのおとめ」と比較して、主茎長が長いこと、茎疫病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に北海道立十勝農業試験場(河西郡芽室町)において、「十系494号」に「十系486号」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11099号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大豆   ちゃげ丸(ちゃげまる)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ふくら」に「中生茶豆」を交配して育成されたものであり、有限伸育型で主茎長は中、多粒莢率が高く、毛茸が褐色のえだまめ用品種である。
 伸育型は有限、分枝数は多、胚軸の色は緑、主茎長、主茎節数及び着莢密度は中である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は白である。若莢の色は緑、長さ及び幅は中、熟莢の色は褐、湯煮(ブランチング)後の莢色は緑、多粒莢率は高、毛茸の多少は中、色は褐である。種皮の単色・複色の別は単色、地色は黒、粒の子葉色は黄、粒形は扁球、臍の色は黒、粒の大小は大である。開花期及び成熟期は極早、生態型は夏大豆型である。
 「ふくら」と比較して、毛茸の色が褐であること、種皮の地色が黒であること等で、「中生茶豆」と比較して、多粒莢率が高いこと、種皮の地色が黒であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に岩手県立農業試験場(現岩手県農業研究センター、北上市)において、「ふくら」に「中生茶豆」を交配し、以後、系統選抜により固定を図りながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11100号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大豆   ぷっくらこ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ふくら」に「錦秋」を交配して育成されたものであり、有限伸育型で主茎長は中、多粒莢率が高く毛茸が白色のえだまめ用品種である。
 伸育型は有限、分枝数は中、胚軸の色は緑、主茎長、主茎節数及び着莢密度は中である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は白である。若莢の色は緑、長さは長、幅は広、熟莢の色は褐、湯煮(ブランチング)後の莢色は緑、多粒莢率は高、毛茸の多少は中、色は白である。種皮の単色・複色の別は単色、地色は淡緑、粒の子葉色は黄、粒形は扁球、臍の色は黄、粒の大小は極大群の小である。開花期は極早、成熟期は早の晩、生態型は夏大豆型である。
 「ふくら」と比較して、主茎長が長いこと、臍の色が黄であること等で、「錦秋」と比較して、主茎長が短いこと、多粒莢率が高いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に岩手県立農業試験場(現岩手県農業研究センター、北上市)において、「ふくら」に「錦秋」を交配し、以後、系統選抜により固定を図りながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「みどり丸」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11101号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   さとうきび   Ni14
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「KF78−81」の自然受粉種子の実生から選抜して育成された固定品種であり、登熟性は中、蔗茎の形態は円筒型で糖分が高い製糖原料向きの品種である。
 発芽性は良、萌芽性はやや良、萌芽の遅速性は中、分げつ性は弱である。草型は中葉、葉色及び葉身長は中、葉幅はやや広、葉身のアントシアンは無、葉鞘の長さはやや長、葉耳の形態は葉耳欠失上昇下降型、葉舌の形態は帯型である。蔗茎の形態は円筒型、基本色は黄緑、複色は淡紅、ずい孔率、亀裂率及び気根発生節数は無、茎皮の硬度は中である。芽子の形態は9型10型、芽孔位置は上部、芽子の大きさは大、芽翼は広、根基の条数は二条である。地域適応性は北、収量構成型は中間型、収量性は中、原料茎長は長、茎径及び登熟性は中、糖分は高、出穂性は無、原料茎の直立性は中間、脱葉性は中である。梢頭部折損性は極難、耐旱性は中、葉焼病抵抗性はやや強、モザイク病抵抗性は強である。
 「NCo310」と比較して蔗茎の複色が淡紅であること、出穂性が無いこと等で、「NiF8]と比較して、草型が中葉であること、出穂性が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に熱帯農業研究センター(現独立行政法人国際農林水産業研究センター、沖縄県石垣市)において、「KF78−81」の自然受粉種子を採種し、62年に九州農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、鹿児島県徳之島)において実生を養成し、63年に個体選抜、以後、栄養系選抜により育成された固定品種であり、平成5年より生産力検定試験、系統適応性検定試験及び特性検定試験を行い、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11102号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   茶   はるみどり
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「かなやみどり」に「やぶきた」を交配して育成されたものであり、育成地(鹿児島県枕崎市)におけるほう芽期及び摘採期がやや晩の煎茶向きの品種である。
 樹姿はやや開、樹勢はやや強、株張は大、葉層の厚さは中である。摘採期の茶芽の揃いは揃、芽数はやや多、摘芽長はやや長、摘芽の本葉の開葉数及び百芽重は中である。新葉の形はやや楕円、大きさ及び厚さは中、色は緑、光沢は中、葉質は軟である。成葉の形は楕円、先端長は短、大きさは中、色は緑、葉面のしわは少、葉縁の波は中である。枝条の分枝数は中、節間長はやや短、着葉角度はやや鈍、ほう芽期及び摘採期はやや晩である。製品の外観の形状及び色沢は上、内質の香気は中上、水色及び滋味は上である。化学成分の全窒素及びアミノ酸はやや多である。
 「やぶきた」と比較して、成葉の形が楕円であること、着葉角度が鈍いこと等で、「かなやみどり」と比較して、新葉の葉質が軟らかいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和47年に野菜・茶業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、鹿児島県枕崎市)において、「かなやみどり」に「やぶきた」を交配し、その実生の中から選抜、58年から栄養系比較試験及び特性検定試験を行い、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11103号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   茶   つゆひかり
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「あさつゆ」を交配して育成されたものであり、育成地(静岡県小笠郡菊川町)におけるほう芽期及び摘採期がやや早の煎茶向きの品種である。
 樹姿は中、樹勢は極強、株張は大、葉層の厚さは中である。摘採期の茶芽の揃いは中、芽数はやや多、摘芽長はやや長、摘芽の本葉の開葉数はやや多、百芽重はやや大である。新葉の形はやや楕円、大きさは中、厚さはやや厚、色は淡緑、光沢及び葉質は中である。成葉の形は長卵、先端長はかなり短、大きさはやや大、色は緑、葉面のしわは中、葉縁の波はやや少である。枝条の分枝数はやや多、節間長は短、着葉角度は中、ほう芽期及び摘採期はやや早である。製品の外観の形状、色沢、内質の香気、水色及び滋味は上である。
 「やぶきた」、「くらさわ」及び「さやまかおり」と比較して、成葉の形が長卵であること、成葉の葉縁の波が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和45年に静岡県茶業試験場(小笠郡菊川町)において、出願者所有の育成系統に「あさつゆ」を交配し、その実生から選抜、62年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11104号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   すいか   金福(きんぷく)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「紅小玉」×「黄福」)の種子をコルヒチン処理した4倍体個体に「黄金こだま」を交配し、その3倍体種子の中から育成されたものであり、果実は黄色の球形、果肉は濃桃色で1果含有種子数が極少の栄養繁殖性品種である。
 草姿は普通、草勢は強、主づるの長さはやや長、節数は中、本葉の形(欠刻)はやや深、大きさは大、色はやや淡緑である。子房の形は楕円、着果の安定性は高、果実の形は球、重さは軽、花落痕が大きさは中、果皮の地色は黄、網状斑の多少はかなり少、条斑の多少は少、内果肉の色は濃桃、果肉の硬さは中、繊維は少、糖度は高、1果含有種子数は極少である。雌花の開花期は早、成熟日数は短である。
 「紅鈴」と比較して、花落痕が大きいこと、1果含有種子数が少ないこと等で、「黄福」と比較して、果形が球であること、1果含有種子数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者の温室(福井市)において、(「紅小玉」×「黄福」)の種子をコルヒチン処理した4倍体個体に「黄金こだま」を交配し、その3倍体種子の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11105号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アスパラガス   グリーンフレッチェ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ウエルカム」から選抜、育成されたものであり、草丈は中、若茎は細く、アントシアニンの発現が少ない全株が雄株の若茎(グリーン)を食用とする栄養繁殖性品種である。
 草丈は中、茎の太さはやや細、第1側枝の高さは中、節間長はやや長、茎数は多、ぎ葉長は中、密度はやや密である。若茎の太さは細、そろいは良、色はやや淡緑、アントシアニンの発現は少、茎数は多、頭部の形はU型、色はやや淡緑、頭部のしまりは緊、開頭の早晩は晩、りん片葉の色は緑、アントシアニンの発現は少、着生部の隆起はT型である。花被の色は淡黄、脈の色は緑、雄花の長さは中、多少は中である。萌芽の早晩はやや早である。
「ウエルカム」と比較して、若茎が細いこと、若茎のアントシアニンの発現が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に広島県内で栽培されていた「ウエルカム」の優良な雄株を選抜し、6年から広島県立農業技術センター(東広島市)において、個体選抜を繰り返し、以後、組織培養により増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11106号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はす   一稔(いちみのり)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種はこの品種は、「中国」の自然交雑実生より選抜、育成されたものであり、肥大茎の長さは短、節数は4〜5節、根茎肥大が早い食用のはすである。
 葉の大きさは70cm以上、凹みはやや浅、葉縁の波は中、葉柄長は150〜199cm、葉柄のとげは中である。花の大きさは大、花弁の地色は白、アントシアンの有無は有、アントシアンの濃淡はかなり淡、アントシアンの分布はつま紅、形は広、先端の形は丸、完全花弁数は15〜24枚、花たくの形は椀状である。地下根茎の節間長は短、肥大茎の肩張りは極強、太さは大、長さは短、節数は4〜5節、分岐肥大茎の肥大程度は高、肥大茎表皮の色はやや淡、皮点はやや多、肉の硬さは中である。根茎肥大の早晩は早、地下根茎の深さはやや浅である。
 「霞ヶ浦」と比較して、肥大茎表皮の皮点が多いこと、根茎肥大が早いこと等で、「天王」と比較して、花弁のアントシアンが淡いこと、肥大茎の肩張りが強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(茨城県新治郡玉里村)において、「中国」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11107号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はす   仁慈(じんじ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「エノモト仁蹊」の自然交雑実生より選抜、育成されたものであり、肥大茎の長さはかなり短、節数は4〜5節、根茎肥大が早い食用のはすである。
 葉の大きさは50〜69cm、凹み及び葉縁の波は中、葉柄長は100〜149cm、葉柄のとげは少、とげの着色は無である。花の大きさは中、花弁の地色は白、アントシアンの有無は有、アントシアンの濃淡は淡、アントシアンの分布はつま紅、形は広、先端の形は丸、完全花弁数は15〜24枚、花たくの形は倒円錘である。地下根茎の節間長は中、肥大茎の肩張りは強、太さは大、長さはかなり短、節数は4〜5節、分岐肥大茎の肥大程度は高、肥大茎表皮の色は淡、皮点はかなり少、肉の硬さは軟である。根茎肥大の早晩は早、地下根茎の深さはかなり浅である。
 「エノモト」と比較して、肥大茎表皮の色が淡いこと、肥大茎表皮の皮点が少ないこと等で、「福徳」と比較して、葉柄のとげの着色がないこと、根茎肥大が遅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者のほ場(茨城県土浦市)において、「エノモト仁蹊」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11108号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はす   明蹊(めいけい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「エノモト仁蹊」の自然交雑実生より選抜、育成されたものであり、肥大茎の長さはかなり短、節数は4〜5節、根茎肥大が早い食用のはすである。
 葉の大きさは50〜69cm、凹み及び葉縁の波は中、葉柄長は100〜149cm、葉柄のとげは少、とげの着色は無である。花の大きさは中、花弁の地色は白、アントシアンの有無は有、アントシアンの濃淡は淡、アントシアンの分布はつま紅、形は広、先端の形は丸、完全花弁数は15〜24枚、花たくの形は倒円錘である。地下根茎の節間長は中、肥大茎の肩張りは極強、太さは大、長さはかなり短、節数は4〜5節、分岐肥大茎の肥大程度はやや高、肥大茎表皮の色は淡、皮点は中、肉の硬さは軟である。根茎肥大の早晩は早、地下根茎の深さは浅である。
 「エノモト」と比較して、葉柄のとげの着色がないこと、肥大茎表皮の色が淡いこと等で、「福徳」と比較して、葉柄のとげの着色がないこと、肥大茎表皮の皮点が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者のほ場(茨城県土浦市)において、「エノモト仁蹊」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11109号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はす   淡麗(たんれい) 
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、静岡県沼津市の個人育種家から導入した「暁風涼月」の自然交雑実生の中から選抜、育成されたものであり、花の大きさは中、花弁はアントシアンが先端部に淡く分布し、開花の早晩が中の観賞用のはすである。       
 葉の大きさは30〜49cm、葉柄長は100〜149cm、とげは中である。つぼみの色が赤みがかった緑、花頭数は3以上、花の大きさは中、花弁の地色は白、アントシアンの有無は有、濃淡は淡、分布はつま紅、花弁の条線の程度、花弁の形及び先端の形は中、ねじれは無、完全花弁数は25以上、不完全花弁数は少、雄ずいの数は200〜399、雌ずいの形は正常、花たく上面の色は黄、形は円、子房の突出は有、開花の早晩は中である。   
 「ミセススローカム」と比較して、花が小さいこと、子房が突出していること等で、「誠蓮」と比較して、つぼみの色が赤みがかった緑であること、花弁のアントシアンが淡いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者のほ場(茨城県土浦市)において、静岡県沼津市の個人育種家から導入した「暁風涼月」の自然交雑種を播種、11年にその実生の中から選抜、以後、選抜を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「桃李」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11110号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はす   黄鷺(きさぎ)
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「白万々」に「明美」を交配して育成されたものであり、花はかなり大きく、花弁は淡黄色でアントシアンの発現は無く、開花が早の観賞用のはすである。
 葉の大きさは50〜69cm、葉柄長は50〜99cm、とげは少である。花頭数は3以上、花の大きさはかなり大、花弁の地色は淡黄、アントシアンの有無は無、花弁の条線の程度は不明瞭、花弁の形及び先端の形は中、ねじれは無、完全花弁数は15〜24枚、不完全花弁数は無、雄ずいの数は200〜399、雌ずいの形は正常、花たく上面の色は黄、形は円、開花の早晩は早である。   、
 「ヴァージニヤ」と比較して、花が大きいこと、花弁の地色が淡黄であること等で、「大賀蓮」と比較して、花弁の地色が淡黄であること、花弁のアントシアンが無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者のほ場(茨城県土浦市)において、「白万々」に「明美」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11111号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はす   滝之飛沫(たきのしぶき)
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、中国より導入した「点額粧」の自然交雑実生の中から選抜、育成されたものであり、花はやや大きく、花弁はアントシアンが先端部に淡く分布し、開花が早の観賞用のはすである。       
 葉の大きさは50〜69cm、葉柄長は50〜99cm、とげは少である。つぼみの形が細長型、花頭数は3以上、花の大きさはやや大、花弁の地色は白、アントシアンの有無は有、濃淡は淡、分布はつま紅、花弁の条線の程度は中、花弁の形は狭、先端の形は中、ねじれは有、完全花弁数は25以上、不完全花弁数は少、雄ずいの数は100〜199、雌ずいの形は異常、花たく上面の色は緑、形は円、子房の突出はやや有、開花の早晩は早である。  「ミセススローカム」と比較して、つぼみの形が細長型であること、子房がやや突出していること等で、「誠蓮」と比較して、つぼみの形が細長型であること、花弁のアントシアンが淡いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者のほ場(茨城県土浦市)において、中国から導入した「点額粧」の自然交雑種を播種、11年にその実生の中から選抜、以後、選抜を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11112号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はす   花雲淡紅(かうんうすべに)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、中国より導入した「蓉嬌」の自然交雑実生の中から選抜、育成されたものであり、花の大きさは中、花弁は白の地色にアントシアニンが淡くつま紅に分布する観賞用のはすである。          
 葉の大きさは30〜49cm、葉柄長は100〜149cm、葉柄のとげは中である。花頭数は3以上、花の大きさは中、花弁の地色は白、アントシアニンの有無は有、濃淡は淡、分布はつま紅、花弁の形は中、先端の形は丸、ねじれは無、完全花弁数は25枚以上、不完全花弁数は少、雄ずいの数は200〜399、雌ずいの形は正常、花たく上面の形は円である。
 「ミセスローカム」と比較して、花弁のアントシアニンの分布がつま紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者のほ場(茨城県土浦市)において、中国より導入した「蓉嬌」の自然交雑種子をは種、11年にその実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11113号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はす   常陸の曙(ひたちのあけぼの)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、中国より導入した「釵頭鳳」の自然交雑実生の中から選抜して育成されたものであり、花の大きさは中、花弁は白の観賞用のはすである。          葉の大きさは50〜69cm、葉柄長は50〜99cm、葉柄のとげは中である。つぼみの色は黄緑、花頭数は3以上、花の大きさは中、花弁の地色は白、アントシアニンの有無は無、花弁の形は狭、先端の形は丸、ねじれは有、完全花弁数は25枚以上、不完全花弁数は中、雄ずいの数は200〜399、雌ずいの形は異常、花たく上面の形は円である。 
 「ミセスローカム」と比較して、つぼみの色が黄緑であること、花弁にアントシアニンが無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者のほ場(茨城県土浦市)において、中国より導入した「釵頭鳳」の自然交雑種子をは種、11年にその実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11114号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はす   天照爪紅(てんしょうつまべに)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「白孩」の自然交雑実生の中から選抜、育成されたものであり、花の大きさは中、花弁は白の地色にアントシアニンがつま紅に淡く分布する観賞用のはすである。                                      葉の大きさは30〜49cm、葉柄長は50〜99cm、葉柄のとげは少である。花頭数は2、花の大きさは中、花弁の地色は白、アントシアニンの有無は有、濃淡は淡、分布はつま紅、花弁の条線の程度は明瞭、花弁の形は広、先端の形は丸、完全花弁数は15〜24枚、不完全花弁数は無、雄ずいの数は200〜399、雌ずいの形は正常、花たく上面の形は円である。
「大賀蓮」と比較して、花弁のアントシアニンの濃淡が淡いこと、花弁の条線の程度が明瞭であること等で区別性が認められる。 
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者のほ場(茨城県土浦市)において、「白孩」の自然交雑種子をは種、11年にその実生の中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11115号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かき   早秋(そうしゅう)
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「伊豆」に果樹試験場安芸津支場所有の育成系統を交配し育成されたものであり、果形が扁円、大きさが大、果皮色が橙朱の育成地(広島県豊田郡安芸津町)では10月上旬に成熟する完全甘柿である。
 樹姿は開張、樹勢はやや弱である。発育枝の長さ及び節間長は長、枝梢の太さは細、色は褐である。葉身の形は長楕円、上部及び基部の形は中、横断面の形は内巻小、着生角度は横向き、葉の大きさはやや小、葉柄の長さはやや短、太さは中である。果実及び果実縦断面の形は扁円、果頂部の形は深凹、微突は無、果実横断面の形は方円、斜線溝は明瞭で短、側溝は1〜2、蒂部の皺は中、果皮の亀甲紋は無、果粉の多少は少、蒂窪平面の形は正方形、側面の形は凹U、果梗の長さはやや短、太さは太、果心の形は短三角、太さは太、果実の大きさは大、果皮の色は橙朱、光沢は良、果実の座の有無及び条紋の発生程度は無である。蒂の全形は中太肩凹、長短は中、大きさはやや大、先端の形は太尖、果実に対する姿勢は斜向である。果肉の色は橙、褐斑の大きさは小、密度は粗、分布は果肉全体、果肉の粗密は密、甘味は中、子室数は8、種子数は3〜4、種子の形は円、長短は短、厚さは厚、種子の色は褐、大きさは中である。発芽期及び雌花の開花期は中、成熟期はかなり早で育成地においては10月上旬、花性は雌花のみ、甘渋性は完全甘、果頂裂果性は少、蒂隙性は無である。
 「伊豆」と比較して、果頂部の凹が深いこと、果実に明瞭で短い斜線溝があること等で、「富有」と比較して果頂部の凹が深いこと、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に果樹試験場安芸津支場(現独立行政法人農業技術研究機構、広島県豊田郡安芸津町)において、「伊豆」に同場所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11116号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブルーベリー   オノ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「プレミア」の自然交雑実生から育成されたものであり、果形は扁円、果皮の色は暗青、試作地(滋賀県大津市)において8月〜9月に成熟する晩生種である。
 樹姿は開張、樹の大きさは大、樹勢は強である。新梢の長さ及び太さは中、休眠枝の色は灰赤、分枝性は中、節間長は長である。葉形は長だ円、先端部及び基部の形は中、葉色は青緑、葉の大きさは中、葉身の波曲は無、鋸歯の有無は有である。花冠の大きさは中、形はつぼ形、開口部の大きさは中、花冠の色は白、稜線の有無は有、花柱の長さは長、着花数及び果房の長さは中、粗密は粗である。果形は扁円、果実の大きさは大、果皮の色は暗青、果粉の多少は中、萼の開閉は閉鎖、萼あの大きさは大、深さは中、形は星形、果柄痕の大きさは中、肉質は軟、果肉の色は淡黄である。甘味及び酸味は中、香気は有、種子の多少は少である。発芽期は中、開花期及び成熟期は晩、収穫期間は中、紅葉性は黄紅、脱粒性、裂果性及び日持ち性は中である。
 「クライマックス」と比較して、休眠枝が灰赤であること、花冠が白であること、果肉が淡黄であること等で、「ティフブルー」と比較して、樹姿が開張であること、萼あが星形であること、果肉が淡黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
   ニュージーランド パーマーストン ノース テネント ドライブ 
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1979年に出願者のほ場(ニュージーランド)において、「プレミア」の自然交雑種子をは種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11117号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブルーベリー   ウィトゥ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「プレミア」の自然交雑実生から育成されたものであり、果形は円、果皮の色は明青、試作地(滋賀県大津市)において8月〜9月に成熟する晩生種である。
 樹姿は開張、樹の大きさは小、樹勢は中である。新梢の長さ及び太さは中、休眠枝の色は灰赤、分枝性は密、節間長は長である。葉形は長だ円、先端部及び基部の形は中、葉色は青緑、葉の大きさは中、葉身の波曲は無、鋸歯の有無は有である。花冠の大きさは中、形はつぼ形、開口部の大きさは中、花冠の色は白、稜線の有無は有、花柱の長さは長、着花数は中、果房の長さは長、粗密は中である。果形は円、果実の大きさは中、果皮の色は明青、果粉の多少は多、萼の開閉は閉鎖、萼あの大きさは大、深さは中、形は星形、果柄痕の大きさは小、肉質は中、果肉の色は淡黄である。甘味は中、酸味は多、香気は有、種子の多少は中である。発芽期は中、開花期及び成熟期は晩、収穫期間は中、紅葉性は黄紅、脱粒性、裂果性及び日持ち性は中である。
 「クライマックス」と比較して、樹が小さいこと、休眠枝が灰赤であること、果形が円であること等で、「ティフブルー」と比較して、樹姿が開張であること、果形が円であること、果肉が淡黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
   ニュージーランド パーマーストン ノース テネント ドライブ 
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1979年に出願者のほ場(ニュージーランド)において、「プレミア」の自然交雑種子をは種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11118号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   なし   王秋(おうしゅう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「C」(「慈梨」×「二十世紀」)に「新雪」を交配して育成されたものであり、果形が円楕円、果実の大きさが極大、果皮色が黄褐の育成地(茨城県つくば市)では10月下旬〜11月上旬に成熟する晩生種である。
 樹姿は中間、枝梢の長さは長、太さは太、節間長は中、皮目の大きさは大、新梢の色は濃茶褐、短果枝の着生は多、花芽の形は長楕円、大きさは中である。成葉の形は長楕円、先端の形は鋭、基部の形は円、葉縁の鋸歯の角度は中、葉の大きさは大、葉柄の長さは長、葉柄比率は大である。花弁の大きさは大、花色は淡桃、花弁の形は円、切れ込みは少、色は白、やくの色は濃紅、花粉の有無は有である。果実の形は円楕円、果形指数は大、梗あの深さは中、広さはやや狭、ていあの深さは中、広さは広、有てい果の有無は無、果実の大きさは極大、果皮色は黄褐、果点の大きさ及び密度は中、果面の粗滑は滑である。果梗の長さは長、太さは中、肉梗の有無は無である。果芯の形は円心臓、大きさは中、果肉の色は雪白、硬さは軟、粗密は密、切口の褐変は中、甘味は高、酸味は強、香気は中、果汁の多少は多、種子の形は卵、大きさは中である。開花期は中、成熟期は晩で育成地においては10月下旬〜11月上旬、後期落果は多、裂果は無、果実の貯蔵性は長である。
 「新高」と比較して、花色が淡桃であること、やくの色が濃紅であること、花粉が有ること等で、「晩三吉」と比較して、新梢の色が濃茶褐であること、肉梗が無いこと、果肉が軟らかいこと、甘味が高いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和58年に農林水産省果樹試験場(現独立行政法人農業技術研究機構果樹研究所、茨城県つくば市)において、「C」(「慈梨」×「二十世紀」)に「新雪」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11119号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   なし   秋麗(しゅうれい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「幸水」に「筑水」を交配して育成されたものであり、果形が扁円、果実の大きさが大、果皮色が黄緑の育成地(茨城県つくば市)では9月上旬〜中旬に成熟する中生種である。
 樹姿は中間、枝梢の長さ及び太さは中、節間長は短、皮目の大きさは小、新梢の色は濃茶褐、短果枝の着生は多、花芽の形は卵、大きさは中である。成葉の形は卵、先端の形は中、基部の形は円、葉縁の鋸歯の角度及び葉の大きさは中、葉柄の長さは長、葉柄比率は大である。花弁の大きさは中、花色は白、花弁の形は卵、切れ込みは中、色は白である。果実の形は扁円、果形指数はやや小、梗あの深さはやや深、広さはやや広、ていあの深さはやや深、広さは広、有てい果の有無は混在、果実の大きさは大、果皮の色は黄緑、果点の大きさは小、密度は中である。果梗の長さは短、太さは太、肉梗の有無は混在である。果芯の形は長心臓、大きさは小、果肉の色は白、硬さは軟、粗密は密、切口の褐変は中、甘味は高、酸味は弱、香気は中、果汁の多少は多、種子の形は卵、大きさは中である。開花期は晩、成熟期は中で育成地においては9月上旬〜中旬、後期落果は無〜僅か、裂果は無、果実の貯蔵性は中である。
 「秀玉」と比較して、花色が白いこと、有てい果が混在していること、果点が小さいこと、果梗が短いこと等で、「ゴールド二十世紀」と比較して、果実が大きいこと、甘味が高いこと、酸味が弱いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和57年に農林水産省果樹試験場(現独立行政法人農業技術研究機構果樹研究所、茨城県つくば市)において、「幸水」に「筑水」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11120号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   なし   あきあかり
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「162-29」(「新高」×「豊水」)に「平塚17号」を交配して育成されたものであり、果形が円、果実の大きさが中、果皮色が黄赤褐の育成地(茨城県つくば市)では8月下旬に成熟するやや早生の品種である。
 樹姿は中間、枝梢の長さ、太さ及び節間長は中、皮目の大きさは大、新梢の色は茶褐、短果枝の着生は中、花芽の形は卵、大きさは中である。成葉の形は卵、先端の形は鋭、基部の形は楕円、葉縁の鋸歯の角度及び葉の大きさは中、葉柄の長さは短、葉柄比率は中である。花弁の大きさは中、花色は淡桃、花弁の形は円、切れ込みは中、色は白である。果実の形は円、果形指数は中、梗あの深さはやや深、広さは広、ていあの深さ及び広さは中、有てい果の有無は混在、果実の大きさは中、果皮色は黄赤褐、果点の大きさは中、密度は密、果面の粗滑は粗である。果梗の長さは短、太さは太、肉梗の有無は無である。果芯の形は円心臓、大きさは小、果肉の色は白、硬さは軟、粗密は密、切口の褐変は中、甘味は高、酸味は弱、香気は少、果汁の多少は多、種子の形は卵、大きさは中である。開花期は中、成熟期はやや早で育成地においては8月下旬、後期落果は無〜僅か、裂果は無、果実の貯蔵性は中である。
 「幸水」及び「豊水」と比較して、皮目が大きいこと、新梢の色が茶褐であること、果梗が短くて太いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和59年に農林水産省果樹試験場(現独立行政法人農業技術研究機構果樹研究所、茨城県つくば市)において、「162-29」(「新高」×「豊水」)に「平塚17号」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11121号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ひゃくにちそう   プロフュージョン ホワイト
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統(Zinnia angustifolia×Z. elegansの複二倍体)どうしを交配して育成されたものであり、花は淡黄緑色の一重咲きで花壇向きの品種である。
 株のひろがりは中、草丈は低である。茎の太さは細、茎のアントシアニン発色及び毛の有無は有、1次及び2次側枝数は多、側枝の角度は広、節間長は極短である。葉序は対生、葉形は長形、葉身長は中、葉身幅は狭、葉身基部のアントシアニン発色の有無は無、葉の光沢は弱、厚さ及び毛の多少は中、たく葉の有無は無である。花房の形は円錐形、花弁のよじれは平常平弁、花の直径は小、舌状花の重ねの程度は一重、舌状花数は極少、管状花部の大きさ及び管状花数は中、舌状花の全形は卵形、花弁の長さ及び幅は中である。複色の数は単色、花弁の地色は淡黄緑(JHS カラーチャート3303)、花盤の色は明橙黄(同2204)である。花たくの形は円すい形、長さは短、総ほうの形は中、花首の長さは短、太さは細、初開花期は中である。
 「ホワイト ピンホイール」と比較して、花色が単色であること等で、「プチランド ホワイト」と比較して、葉形が長形であること、花色が淡黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の圃場(静岡県掛川市)において、出願者所有の育成系統(Z. angustifolia×Z. elegansの複二倍体)どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11122号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   ピーチ レボ
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「早華」の変異株から育成されたものであり、花は紫ピンク色でやや大輪の切花向きの品種である。
 草型は1本立ち、草丈は中である。はい軸及び子葉の色は淡緑である。着葉茎の剛直性は中、花首部の剛直性はやや強、わき芽の発生程度はかなり少である。葉形は中間、下葉のきょ歯は少、欠刻は浅、上部葉の長さはかなり長、幅は中、葉付き角度は斜上、葉数は少、葉色は緑、葉の厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びはやや易、花首部の太さはやや太、花首の長さはやや長、花穂長は長、花間長は中、花の直径はやや大、花色は紫ピンク(JHS カラーチャート9203)、高温時における花の淡色化は易、八重と一重の花色の差は無、花らい時における花弁着色の早晩は晩、八重花の花弁長は長、花弁幅はやや広、花弁先端部の内曲程度、一重花の花弁の内曲程度、花弁のちりめん状のしわの程度及び花弁の数は中、小花柄長はやや長、小花柄の着生角度は斜上、花数は中、花の香りはやや強、開花期はかなり早である。
 「早華」と比較して花色が紫ピンクであること等で、「春の舞」と比較して高温時における花の淡色化が易であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(千葉県館山市)において、「早華」の変異株を発見、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11123号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   ファンタジー チルドレン
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピンクカル」に「早華」の変異個体を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色でやや小輪の切花向きの品種である。
 草型は分枝、草丈は中である。はい軸及び子葉の色は淡緑である。着葉茎及び花首部の剛直性は強、分枝の位置は上位、わき芽の発生程度はやや多である。葉形は中間、下葉のきょ歯は少、欠刻は浅、上部葉の長さはやや長、幅は中、葉付き角度は斜上、葉数は少、葉色は緑、葉の厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びは難、花首部の太さは中、花首の長さ及び花穂長はやや短、花間長はやや長、花の直径はやや小、花色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、八重と一重の花色の差は無、花らい時における花弁着色の早晩、一重花の花弁長、花弁幅、花弁先端部の内曲程度、一重花の花弁の内曲程度及びちりめん状のしわの程度は中、花弁の数はやや多、小花柄長は短、小花柄の着生角度は斜上、花数はやや少、花の香りはやや弱、開花期は早である。
 「ピンクファミリー」と比較して花間が長いこと等で、「ピンクカル」と比較して花色が淡い(JHS カラーチャート9204)こと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(千葉県館山市)において、「ピンクカル」に「早華」の変異個体を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11124号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   レッド チルドレン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「MK クリームイエロー」に「アプリコット チルドレン」を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色でやや小輪の切花向きの品種である。
 草型は分枝、草丈は中である。はい軸及び子葉の色は淡緑である。着葉茎及び花首部の剛直性は強、分枝の位置は上位、わき芽の発生程度は中である。葉形は中間、下葉のきょ歯は少、欠刻は浅、上部葉の長さはやや長、幅は中、葉付き角度は斜上、葉数は少、葉色は緑、葉の厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びは難、花首部の太さは中、花首の長さ及び花穂長はやや短、花間長は長、花の直径はやや小、花色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、高温時における淡色化及び切花後における褪色は難、八重と一重の花色の差は無、花らい時における花弁着色の早晩、八重花の花弁長、花弁幅、花弁先端部の内曲程度及び一重花の花弁の内曲程度は中、花弁のちりめん状のしわの程度はやや低、花弁の数はやや多、小花柄長は短、小花柄の着生角度は斜上、花数は少、花の香りは中、開花期は早である。
 「ディープローズ チルドレン」と比較して、高温時における花の淡色化及び切花後における褪色が難であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(千葉県館山市)において、「MK クリームイエロー」に「アプリコット チルドレン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11125号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   サンセット チルドレン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「MK クリームイエロー」に「アプリコット チルドレン」を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色でやや小輪の切花向きの品種である。
 草型は分枝、草丈は中である。はい軸及び子葉の色は淡緑である。着葉茎及び花首部の剛直性は強、分枝の位置は上位、わき芽の発生程度は中である。葉形は中間、下葉のきょ歯は少、欠刻は浅、上部葉の長さは中、幅はやや狭、葉付き角度は斜上、葉数は少、葉色は緑、葉の厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びは難、花首部の太さは中、花首の長さはやや短、花穂長は短、花間長は長、花の直径はやや小、花色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)、一重株の花弁底部の色は淡黄、八重と一重の花色の差は無、花らい時における花弁着色の早晩はやや早、八重花の花弁長、花弁幅は及び花弁先端部の内曲程度は中、一重花の花弁の内曲程度はやや高、花弁のちりめん状のしわの程度及び花弁の数は中、小花柄長はかなり短、小花柄の着生角度は斜上、花数は少、花の香りは中、開花期は早である。
 「ローズカル」と比較して、花色が鮮紫ピンク(同9505)であること、花弁底部の色が淡黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(千葉県館山市)において、「MK クリームイエロー」に「アプリコット チルドレン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11126号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム   コーラスホワイト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は緑白色で中輪、八重咲の切花向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は高、地下部の形状は繊根性、茎の長さはかなり長、太さ及び分枝性は中、毛の有無は無、色は穏緑(JHS カラーチャート3715)である。葉の枚数は中、全形はU、長さはやや短、幅は狭、葉柄の有無と長さ及び葉縁の毛の有無は無、葉の表面の色は暗緑(同3716)である。花序の長さは極短、幅はかなり狭、1花序に着生している小花数は極少、小花の密度は粗、花の咲き方は普通咲、花形は八重咲、花冠の大きさ及び花柄の長さは中、がく片の数は多、最外層がく片の全形は長楕円形、長さは短、幅はやや狭、表面の着色パターンはT、Aゾーンの色は緑白(同3501)、最内層がく片の全形は広卵形、長さは短、幅は中、表面の着色パターンはT、表面のAゾーンの色は緑白(同3501)、がく片の距の有無と長さは無、花弁部の大きさは無又は小、花弁数は無、葯の色は淡緑、花の香りは無である。繁殖法は種子系、開花期は中である。
 「ミヨシのホワイト」と比較して、最外層がく片表面の着色パターンがTであること、がく片に距が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者の温室(滋賀県甲賀郡甲西町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11127号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム   空のワルツ(そらのワルツ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の八重咲系統に一重咲系統を交配して育成されたものであり、花は浅青色で中輪、一重咲の切花向きの品種である。
 草型は直立型、草丈は高、地下部の形状は繊根性、茎の長さは長、太さは中、分枝性は少、毛の有無は無、色は浅緑(JHS カラーチャート3709)である。葉の枚数はかなり少、全形はY、長さは長、幅は広、葉柄の有無と長さは中、葉縁の毛の有無は有、葉表面の色は暗緑(同3708)である。花序の長さは長、幅は中、1花序に着生している小花数及び小花の密度は中、花の咲き方は普通咲、花形は一重咲、花冠の大きさは中、花柄の長さは長、がく片の数は少、最外層がく片の全形は菱形、長さ及び幅は中、表面の着色パターンはT、Aゾーンの色は浅青(同7003)、がく片の距の有無と長さは長、色は淡青(同7602)、花弁部の大きさは中、花弁数は少、花弁の単色・複色の別は複色、色は淡青(同7002)、2次的な色は白、葯の色は淡緑、花の香りは無である。繁殖法は組織培養系、開花期は早である。
 「ヴォルクレード」と比較して、葉の全形がYであること、1花序に着生している小花が密であること、がく片の色が浅青であること等で、「ベラドンナインプ」と比較して、葉の全形がYであること、花序が長いこと、1花序に着生している小花が密であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の八重咲系統に一重咲系統を交配し、その実生の中から胚珠培養で得た雑種個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11128号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム   プリアブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ファイネストミックス」から選抜育成されたものであり、花は濃紫色で中輪、一重咲の切花向きの品種である。
 草型は直立型、草丈は高、地下部の形状は繊根性、茎の長さは長、太さ及び分枝性は中、毛の有無は無、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)である。葉の枚数は中、全形はU、長さ及び幅は中、葉柄の有無と長さ及び葉縁の毛の有無は無、葉の表面の色は暗緑(同3707)である。花序の長さは長、幅は中、1花序に着生している小花数は少、小花の密度は中、花の咲き方は普通咲、花形は一重咲、花冠の大きさは中、花柄の長さはかなり長、がく片の数は少、最外層がく片の全形は菱形、長さは短、幅は中、表面の着色パターンはV、Aゾーンの色は濃紫(同8608)、Bゾーンの色は鮮青紫(同8005)、がく片の距の有無と長さは中、色は穏青味紫(同8312)、花弁部の大きさは無又は小、花弁数はかなり少、花弁の単色・複色の別は複色、色は暗青紫(同8007)、2次的な色は淡青紫(同8002)、葯の色は淡緑、花の香りは無である。繁殖法は種子系、開花期は早である。
 「プリアピコブルー」と比較して、がく片表面のAゾーンの色が濃紫であること、花弁の色が暗青紫であること等で、「ブルーベル」と比較して、花形が一重咲であること、がく片表面のAゾーンの色が濃紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に旧出願者の温室(栃木県小山市)において、「ファイネストミックス」の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11129号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム   プリアライトブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ファイネストミックス」から選抜育成されたものであり、花は浅青味紫色で中輪、一重咲の切花向きの品種である。
 草型は直立型、草丈は高、地下部の形状は繊根性、茎の長さは長、太さ及び分枝性は中、毛の有無は無、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3514)である。葉の枚数は中、全形はU、長さは中、幅は広、葉柄の有無と長さ及び葉縁の毛の有無は無、葉の表面の色は暗黄緑(同3509)である。花序の長さ及び幅は中、1花序に着生している小花数は少、小花の密度は粗、花の咲き方は普通咲、花形は一重咲、花冠の大きさは中、花柄の長さは長、がく片の数は少、最外層がく片の全形は広卵形、長さは中、幅は広、表面の着色パターンは掃込斑、Aゾーンの色は浅青味紫(同8309)、Bゾーンの色は淡紫(同8302)、がく片の距の有無と長さは中、色は緑白(同3501)、花弁部の大きさは中、花弁数はかなり少、花弁の単色・複色の別は単色、色は紫白(同8301)、葯の色は淡緑、花の香りは無である。繁殖法は種子系、開花期はやや早である。
 「プリアピコブルー」と比較して、がく片表面の着色パターンが掃込斑であること、がく片表面のAゾーンの色が浅青味紫であること等で、「ブルーピコティ」と比較して、花形が一重咲であること、がく片表面の着色パターンが掃込斑であること、がく片表面のAゾーンの色が浅青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に旧出願者の温室(栃木県小山市)において、「ファイネストミックス」の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11130号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム   プリアホワイト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ファイネストミックス」から選抜育成されたものであり、花は黄白色で中輪、一重咲の切花向きの品種である。
 草型は直立型、草丈は高、地下部の形状は繊根性、茎の長さは長、太さ及び分枝性は中、毛の有無は無、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3514)である。葉の枚数は中、全形はU、長さ及び幅は中、葉柄の有無と長さ及び葉縁の毛の有無は無、葉の表面の色は穏黄緑(同3509)である。花序の長さは長、幅は中、1花序に着生している小花数は少、小花の密度はやや密、花の咲き方は普通咲、花形は一重咲、花冠の大きさ及び花柄の長さは中、がく片の数は少、最外層がく片の全形は長楕円形、長さ及び幅は中、表面の着色パターンはT、Aゾーンの色は黄白(同2501)、がく片の距の有無と長さは中、色は明黄味緑(同3703)、花弁部の大きさは無又は小、花弁数はかなり少、花弁の単色・複色の別は単色、色は黄白(同2501)、葯の色は橙、花の香りは無である。繁殖法は種子系、開花期は早である。
 「プリアピコブルー」と比較して、がく片の全形が長楕円形であること、がく片表面のAゾーンの色が黄白であること等で、「マッシュホワイト」と比較して、花序が長いこと、1花序に着生している小花が密であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に旧出願者の温室(栃木県小山市)において、「ファイネストミックス」の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11131号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム   プリアライラックピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ファイネストミックス」から選抜、育成されたものであり、花はがく片先端部が赤味紫色、中央部及び基部が鮮紫ピンク色で中輪、一重咲の切花向きの品種である。
 草型は直立型、草丈は高、地下部の形状は繊根性、茎の長さは長、太さ及び分枝性は中、毛の有無は無、色は穏緑(JHS カラーチャート3712)である。葉の枚数は中、全形はU、長さ及び幅は中、葉柄の有無と長さは無、葉縁の毛の有無は無、表面の色は暗緑(同3707)である。花序の長さは長、幅は中、1花序に着生している小花数は少、小花の密度は中、花の咲き方は普通咲、形は一重咲、花冠の大きさは中、花柄の長さは長、がく片の数は少、最外層がく片の全形は広卵形、長さ及び幅は中、表面の着色パターンはU、Aゾーンの色は赤味紫(同8911)、Bゾーンの色は鮮紫ピンク(同9204)、がく片の距の有無と長さは中、色は穏紫ピンク(同9212)、花弁部の大きさは無又は小、花弁数は少、花弁の単色・複色の別は複色、色は白、2次的な色はピンク、葯の色は淡緑、花の香りは無である。繁殖法は種子系、開花期は早である。
 「プリアピンク」及び「プリアライトピンク」と比較して、最外層がく片表面の着色のパターンがUであること、がく片の距の色が穏紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に日本たばこ産業株式会社の温室(栃木県小山市)において、「ファイネストミックス」から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11132号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム   スカッシュブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ブルーバード」に「ブルーミラー」を交配して育成されたものであり、花は濃紫青色で中輪、一重咲の切花向きの品種である。
 草型は直立型、草丈は極高、地下部の形状は繊根性、茎の長さは長、太さ及び分枝性は中、毛の有無は無、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)である。葉の枚数は中、全形はV、長さは中、幅は広、葉柄の有無と長さは長、葉縁の毛の有無は有、表面の色は暗緑(同3707)である。花序の長さは長、幅は広、1花序に着生している小花数は中、小花の密度は粗、花の咲き方は普通咲、形は一重咲、花冠の大きさは中、花柄の長さは長、がく片の数は少、最外層がく片の全形は楕円形、長さ及び幅は中、表面の着色パターンはT、Aゾーンの色は濃紫青(同7606)、がく片の距の有無と長さは無、花弁部の大きさは中、花弁数は多、花弁の単色・複色の別は複色、色は青、2次的な色は黄、葯の色は緑褐、花の香りは無である。繁殖法は組織培養系、開花期は早である。
 「プラージュブルー」と比較して、がく片の距が無いこと、花弁数が多いこと等で、「プラージュスカイブルー」と比較して、最外層がく片表面Aゾーンの色が濃紫青であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に日本たばこ産業株式会社の温室(栃木県小山市)において、「ブルーバード」に「ブルーミラー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11133号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム   タキイシングルラーク ブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の八重育成系統の変異株であり、花は濃青味紫色で小輪、一重咲の切花向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は高、地下部の形状は繊根性、茎の長さは長、太さ及び分枝性は中、毛の有無は無、色は穏緑(JHS カラーチャート3712)である。葉の枚数は中、全形はU、長さ及び幅は中、葉柄の有無と長さ及び葉縁の毛の有無は無、葉の表面の色は暗緑(同3716)である。花序の長さはやや短、幅は中、1花序に着生している小花数はやや少、小花の密度は中、花の咲き方は普通咲、花形は一重咲、花冠の大きさは小、花柄の長さはやや長、がく片の数は少、最外層がく片の全形は長楕円形、長さは短、幅は狭、表面の着色パターンはV、Aゾーンの色は濃青味紫(同8307)、Bゾーンの色は鮮青紫(同8005)、がく片の距の有無と長さはやや短、色は青味紫(同8311)、花弁部の大きさは無又は小、花弁数は無、葯の色は淡緑、花の香りは無である。繁殖法は種子系、開花期は早である。
 「ミヨシのブルー」と比較して、花形が一重咲であること、がく片の色が濃青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(滋賀県甲賀郡甲西町)において、出願者所有の八重育成系統の中から花形が一重の変異株を発見、以後、特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ブルー スイング」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11134号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トルコぎきょう   小倉の花嫁(こくらのはなよめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「天竜乙女」の変異個体から育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色の小輪の切花向きの品種である。
 草型はU型、草丈は中、茎長はやや短、茎の太さ及び茎部の剛直性は中、茎の色は緑、節間長はやや長、分枝数は少、分枝の着生位置は上中である。葉形は狭卵円形、葉長はやや短、葉幅は中、葉色は緑、葉の着生角度は斜上である。花形は鐘状、花の直径は小、花冠外面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9503)、内面底部の色は暗赤紫(同9510)、先端部及び中間部の色は鮮紫ピンク(同9504)、下部の色は淡紫ピンク(同9502)、ぼかし、覆輪の有無及び絞りの有無程度は無、花弁先端の形は円形、そりはやや外曲、波打の程度は低、花弁長は短、花弁幅はやや狭、花弁数は5、がくの形状は筒状、がく裂片の長さは短、幅はやや狭、雌ずい及び雄ずいの形は正常、花柄の太さはやや細、長さはやや短、花の香りは弱である。開花の早晩性は晩である。
 「キュートピンク」と比較して、花冠内面底部の色が暗赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に育成者の温室(福岡県北九州市)において、「天竜乙女」の変異個体を発見、その実生から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11135号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   サンラプル
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「タイタンレッド」にブラジル連邦共和国から導入した野生種を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫の地色に暗灰紫色のすじが入る大輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈はかなり低である。茎長は中、太さはやや太、色は無、毛の多少は中、第1次分枝数は極多、第2次分枝数はやや多、節間長は中である。葉形は楕円形、着葉角度は立ち葉、葉長はやや長、葉幅はかなり広、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は中である。花の向きは上向き、花形は一重、花筒部の形は中、花径は大輪、複色の有無は有、花の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)の地色に暗灰紫(同8618)のすじが入る、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は穏紫(同8613)の地色に暗灰紫(同8618)のすじが入る、花筒部外面の色は暗灰紫(同9218)、花弁先端部の形は鋭、切れ込みの程度は深い、波打ちの程度及びがくの形状は中、雌ずいの形は細、雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は凹、雄ずいの数は中、花柄の長さはやや長、太さはやや細である。
 「レボリューション・ブリリアントピンク」と比較して、花径が大きいこと、花弁切れ込みの程度が深いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年にサントリー株式会社の温室(滋賀県八日市市)において、「タイタンレッド」にブラジル連邦共和国から導入した野生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、同社温室(山梨県北巨摩郡白州町)において増殖を行いながら、同社温室(滋賀県八日市市)において特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11136号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   サンパピ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スーパーカスケードピンク」にブラジル連邦共和国から導入した野生種を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色で中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈は低である。茎長は極高、太さはやや太、色は無、毛の多少は中、第1次分枝数は極多、第2次分枝数はやや少、節間長はやや長である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長は短、葉幅及び葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さは薄、毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は広、花径は中輪、複色の有無は無、単色花の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9205)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は淡黄緑(同3102)の地色に茶(同1614)のすじが入る、花筒部外面の色は黄白(同1901)の地色に黄緑(同3311)のすじが入る、花弁先端部の形は中、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度及びがくの形状は中、雌ずいの形は細、雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は凹、雄ずいの数及び花柄の長さは中、太さはやや細である。
 「レボリューション・パステルピンク」と比較して、花筒部外面の色が黄白の地色に黄緑のすじが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年にサントリー株式会社の温室(山梨県北巨摩郡白州町)において、「スーパーカスケードピンク」にブラジル連邦共和国から導入した野生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら、8年から同社温室(滋賀県八日市市)において特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11137号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   サンミピ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「バカラローズ」にブラジル連邦共和国から導入した野生種を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色で小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈はかなり低である。茎長は高、太さはやや細、色は無、毛の多少は中、第1次分枝数はやや多、第2次分枝数はやや少、節間長はかなり短である。葉形は楕円形、着葉角度は垂れ葉、葉長は短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはかなり薄、毛の多少は中である。花の向きは上向き、花形は一重、花筒部の形は中、花径は小輪、複色の有無は無、単色花の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は淡黄緑(同3102)の地色に黄茶(同1916)のすじが入る、花筒部外面の色は淡緑黄(同2903)の地色に浅黄緑(同3109)のすじが入る、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数及び花柄の長さは中、太さはかなり細である。
 「レボリューション・ピンクミニ」と比較して、花の向きが上向きであること、花筒部外面の色が淡緑黄の地色に浅黄緑のすじが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年にサントリー株式会社の温室(山梨県北巨摩郡白州町)において、「バカラローズ」にブラジル連邦共和国から導入した野生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら、同温室(滋賀県八日市市)において特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11138号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ケイレオム
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤色で小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈はかなり低である。茎長は中、太さはやや細、色は無、毛の多少は中、第1次分枝数は多、第2次分枝数及び節間長は中である。葉形は楕円形、着葉角度は立ち葉、葉長は短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は濃緑、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は少である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は広、花径は小輪、複色の有無は無、単色花の色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は黄白(同2902)の地色に穏ピンク(同0112)のすじが入る、花筒部外面の色は浅赤茶(同1015)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さはかなり細である。
 「Falcon Red」と比較して、花の色が鮮赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者のほ場(千葉県佐原市)において、出願者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら、特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11139号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   バーベナ   ダイヤモンドバタフライ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ROMANCE ROSA」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色で花壇及び鉢物向きの品種である。
 草姿は中間、株の広がり及び高さは中である。茎の太さは中、アントシアンの発色の有無は有、毛の多少は中、とげの有無は無、分枝性は少、地下ほふく性は無、節間長は長である。葉序は対生、葉身の形はV型、葉の切れ込みの有無は無、葉縁の形は鋸歯状、葉長及び葉幅は中、葉色は緑、葉の毛の多少は中、葉柄の有無は有、太さ及び長さは中である。花房の形はU型、花穂長は短、花穂径は中、花の向きは上向き、花形は平咲き、花径は大、花筒長は中、花色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9705)、花弁中央部の目及び絞りの有無は無、ぼかしの有無は有、花弁の重なりは開く、裂片の欠刻の有無は有、花弁数は中、がくの切れ込みの有無は有、長さは長、先端部のアントシアンの有無は有、雌ずいの形は2裂、雄ずいの数は中、葯先端部の色は黄緑、花柄の太さは細、長さ及び花数は中、花の香りは無である。
 「サンマリバ」と比較して、草姿が中間であること、花色が鮮紫ピンクであること等で、「アドニスライトブルー」と比較して、花色が鮮紫ピンクであること、花弁にぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者のほ場(ドイツ連邦共和国)において、「ROMANCE ROSA」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「バタフライ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11140号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   バーベナ   トパス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「BLUE AQUAMARINE」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮青味紫色で花壇及び鉢物向きの品種である。
 草姿は中間、株の広がり及び高さは中である。茎の太さは細、アントシアンの発色の有無は有、毛の多少は中、とげの有無は無、分枝性は少、地下ほふく性は無、節間長は中である。葉序は対生、葉身の形はV型、葉の切れ込みの有無は無、葉縁の形は鋸歯状、葉長及び葉幅は中、葉色は緑、葉の毛の多少は中、葉柄の有無は有、太さ及び長さは中である。花房の形はU型、花穂長は中、花穂径は大、花の向きは上向き、花形は平咲き、花径は大、花筒長は長、花色は鮮青味紫(JHS カラーチャート8306)、花弁中央部の目、絞り及びぼかしの有無は無、花弁の重なりは開く、裂片の欠刻の有無は有、花弁数は中、がくの切れ込みの有無は有、長さは長、先端部のアントシアンの有無は有、雌ずいの形は2裂、雄ずいの数は中、葯先端部の色は黄緑、花柄の太さは細、長さは中、花数は極多、花の香りは有である。
 「サンマリバ」及び「アドニスライトブルー」と比較して、葉身の形がV型であること、花色が鮮青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者のほ場(ドイツ連邦共和国)において、「BLUE AQUAMARINE」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「トパーズ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11141号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   バーベナ   スピケーナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生品種どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫色で花壇及び鉢物向きの品種である。
 草姿はほふく、株の広がり及び高さは中である。茎の太さは中、アントシアンの発色の有無は無、毛の多少は中、とげの有無は無、分枝性はやや少、地下ほふく性は無、節間長は長である。葉序は対生、葉身の形はU型、葉の切れ込みの有無は無、葉縁の形は円鋸歯状、葉長は中、葉幅は広、葉色は緑、葉の毛の多少は中、葉柄の有無は有、太さ及び長さは中である。花房の形はU型、花穂長は中、花穂径は大、花の向きは上向き、花形は平咲き、花径は大、花筒長は長、花色は鮮紫(JHS カラーチャート8607)、花弁中央部の目の有無は有、大きさは小、絞り及びぼかしの有無は無、花弁の重なりは開く、裂片の欠刻の有無は有、花弁数は中、がくの切れ込みの有無は有、長さは長、先端部のアントシアンの有無は有、雌ずいの形は2裂、雄ずいの数は中、葯先端部の色は黄緑、花柄の太さは細、長さは中、花数は多、花の香りは有である。
 「クオーツブルー」と比較して、草姿がほふくであること、花房の形がU型であること等で、「アドニスライトブルー」と比較して、草姿がほふくであること、花色が鮮紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生品種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11142号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   バーベナ   サルメーナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生品種どうしを交配して育成されたものであり、花は明紅色で花壇及び鉢物向きの品種である。
 草姿はほふく、株の広がり及び高さは中である。茎の太さは細、アントシアンの発色の有無は無、毛の多少は中、とげの有無は無、分枝性はやや少、地下ほふく性は無、節間長は長である。葉序は対生、葉身の形はT型、葉の切れ込みの有無は無、葉縁の形は鋸歯状、葉長及び葉幅は中、葉色は緑、葉の毛の多少は中、葉柄の有無は有、太さ及び長さは中である。花房の形はU型、花穂長及び花穂径は中、花の向きは上向き、花形は平咲き、花径は大、花筒長は中、花色は明紅(JHS カラーチャート0106)、花弁中央部の目の有無は有、大きさは小、絞り及びぼかしの有無は無、花弁の重なりは開く、裂片の欠刻の有無は有、花弁数は中、がくの切れ込みの有無は有、長さは長、先端部のアントシアンの有無は無、雌ずいの形は2裂、雄ずいの数は中、葯先端部の色は黄緑、花柄の太さは細、長さは中、花数は多、花の香りは無である。
 「サンマリバ」及び「クオーツブルー」と比較して、葉身の形がT型であること、花色が明紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生品種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11143号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ビンカ   FKルビーアイ
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統(後の「ルビーキッス」)に「パシフィカレッド」を交配して育成されたものであり、花は濃紅の地色に黄白色の目が入る中輪で鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は菱形、株張りは中、草丈は低である。主茎の太さは中、茎の色は緑、分枝数の多少はやや少である。葉形は長楕円形、葉身長は中、葉身幅はやや狭、葉色は緑、斑の有無は無、葉の毛の有無は有、葉柄の長さはやや短である。花形(花弁間の隙間の有無)は無、大きさは中、地色は濃紅(JHS カラーチャート0108)、ぼかしの有無は無、目の有無は有、色は黄白(同2502)、花弁先端の形は微突形、花弁数は5枚、花数はやや少である。花の香りは無、季咲き性は四季咲きである。
 「掛川EP1」と比較して、花の地色が濃紅であること等で、「テラススカーレット」と比較して、草形が菱形であること、花の地色が濃紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(栃木県塩谷郡喜連川町)において、出願者所有の育成系統(後の「ルビーキッス」)に「パシフィカレッド」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11144号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ビンカ   FKコーラルアイ
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統(後の「ルビーキッス」)に「パシフィカレッド」を交配して育成されたものであり、花は鮮紅の地色に黄白色の目が入る中輪で鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は菱形、株張りは中、草丈は低である。主茎の太さは中、茎の色は緑、分枝数の多少はやや少である。葉形は楕円形、葉身長及び葉身幅は中、葉色は緑、斑の有無は無、葉の毛の有無は有、葉柄の長さはやや短である。花形(花弁間の隙間の有無)は無、大きさは中、地色は鮮紅(JHS カラーチャート0107)、ぼかしの有無は無、目の有無は有、色は黄白(同2502)、花弁先端の形は微突形、花弁数は5枚、花数はやや少である。花の香りは無、季咲き性は四季咲きである。
 「掛川EP1」と比較して、花の地色が鮮紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(栃木県塩谷郡喜連川町)において、出願者所有の育成系統(後の「ルビーキッス」)に「パシフィカレッド」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11145号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ビンカ   フラッペラズベリーレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に品種名不詳の在来紫色種を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色の中輪で鉢物及び花壇向きの栄養繁殖性品種である。
 草姿は平形、株張りは極広、草丈は極低である。主茎の太さはやや細、茎の色は緑褐である。葉形は長楕円形、葉身長及び葉身幅は中、葉色は緑、斑の有無は無、葉の毛の有無は有、葉柄の長さはやや短である。花形(花弁間の隙間の有無)は有、花の大きさは中、地色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、ぼかし及び目の有無は無、花弁先端の形は微突形、花弁数は5枚、花数はやや多である。花の香りは無、季咲き性は四季咲きである。
 「バルコニーパープル」と比較して、草姿が平形であること、草丈が低いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の育成系統に品種名不詳の在来紫色種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。  
 なお、出願時の名称は「フラッペ ラズベリー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11146号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ビンカ   フラッペ アイスピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に品種名不詳の在来紫色種を交配して育成されたものであり、花はピンク白地色に鮮紫ピンクのぼかしが入る中輪で鉢物及び花壇向きの栄養繁殖性品種である。
 草姿は平形、株張りは極広、草丈は極低である。主茎の太さはやや細、茎の色は緑である。葉形は楕円形、葉身長はやや短、葉身幅は中、葉色は緑、斑の有無は無、葉の毛の有無は有、葉柄の長さはやや短である。花形(花弁間の隙間の有無)は有、花の大きさは中、地色はピンク白(JHS カラーチャート9701)、ぼかしの有無は有、色は鮮紫ピンク(同9505)、目の有無は無、花弁先端の形は微突形、花弁数は5枚、花数はやや多である。花の香りは無、季咲き性は四季咲きである。
 「パシフィカブッラシュ」と比較して、草姿が平形であること、ぼかしの色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の育成系統に品種名不詳の在来紫色種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。  
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11147号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ビンカ   フラッペ ピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に品種名不詳の在来紫色種を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色の中輪で鉢物及び花壇向きの栄養繁殖性品種である。
 草姿は平形、株張りは極広、草丈は極低である。主茎の太さはやや細、茎の色は緑である。葉形は長楕円形、葉身長及び葉身幅は中、葉色は緑、斑の有無は無、葉の毛の有無は有、葉柄の長さは中である。花形(花弁間の隙間の有無)は有、花の大きさは中、地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)、ぼかし及び目の有無は無、花弁先端の形は微突形、花弁数は5枚、花数はやや多である。花の香りは無、季咲き性は四季咲きである。
 「オーキッドクーラー」と比較して、草姿が平形であること、花の地色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の育成系統に品種名不詳の在来紫色種を交配し、その実生の中から選抜、以後、栄養繁殖により増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11148号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   むぎわらぎく    ボンボン ライトイエロー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に黄色系の在来種を交配して育成されたものであり、花は鮮黄色のやや小輪で鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はほふく性、草丈は極低である。茎の太さは細、色は緑、毛の多少は中、分枝数は中、節間長は短である。茎葉の形は線形、葉身長は中、葉身幅は狭、葉の厚さは中、毛の多少は少、葉柄の有無は無、葉表面の色は緑、裏面の色は淡緑である。蕾の形は卵形、花形は2型、露芯の難易は中、花径及び筒状花部の直径はやや小、単色・複色の別は単色、表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、花色の変化は無、花芯部の色は鮮橙(同1605)、花弁全体の形は三角形、花弁先端の形は鋭尖形、長さはやや短、幅はやや狭、総苞片の有無は有、数は多、一花房当たりの頭状花序の数は中、花の香りは無である。
 「チコ イエロー」と比較して、草型がほふく性であること、葉身幅が狭いこと、花弁先端の形が鋭尖形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の育成系統に黄色系の在来種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン ライト イエロー ボンボン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11149号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   むぎわらぎく    ボンボン ピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統にピンク系の在来種を交配して育成されたものであり、花は鮮紫赤色で二次的な色が浅黄色の小輪で鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はほふく性、草丈は極低である。茎の太さは中、色は緑、毛の多少及び分枝数は中、節間長は短である。茎葉の形は線形、葉身長は中、葉身幅は狭、葉の厚さは厚、毛の多少は中、葉柄の有無は無、葉表面の色は緑、裏面の色は淡緑である。蕾の形は卵形、花形は2型、露芯の難易は易、花径は小、筒状花部の直径はやや小、単色・複色の別は複色、着色のパターンは1/2以上、表面の主な色は鮮紫赤(JHS カラーチャート9707)、二次的な色は浅黄(同2504)、花色の変化は無、花芯部の色は鮮橙(同1605)、花弁全体の形は三角形、先端の形は鋭尖形、長さはやや短、幅は中、総苞片の有無は有、数はやや少、一花房当たりの頭状花序の数は少、花の香りは無である。
 「チコ ピンク」と比較して、草型がほふく性であること、葉身幅が狭いこと、花弁先端の形が鋭尖形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の育成系統にピンク系の在来種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン ピンク ボンボン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11150号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   むぎわらぎく    ボンボン オレンジ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統にオレンジ系の在来種を交配して育成されたものであり、花は明黄色で二次的な色が鮮赤橙色のやや小輪で鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はほふく性、草丈は極低である。茎の太さは細、色は緑、毛の多少は少、分枝数は中、節間長は短である。茎葉の形は線形、葉身長は中、葉身幅は狭、葉の厚さは中、毛の多少は少、葉柄の有無は無、葉表面の色は緑、裏面の色は淡緑である。蕾の形は卵形、花形は2型、露芯の難易は中、花径及び筒状花部の直径はやや小、単色・複色の別は複色、着色のパターンは1/2以上、表面の主な色は明黄(JHS カラーチャート2506)、二次的な色は鮮赤橙(同1006)、花色の変化は無、花芯部の色は鮮橙(同1605)、花弁全体の形は三角形、先端の形は鋭形、長さはやや短、幅は狭、総苞片の有無は有、数は多、一花房当たりの頭状花序の数は少、花の香りは無である。
 「チコ オレンジ」と比較して、草型がほふく性であること、花の主な色が明黄で二次的な色が鮮赤橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の育成系統にオレンジ系の在来種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン オレンジ ボンボン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11151号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   笑の路(しょうのみち)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「笑盃」交配して育成されたものであり、花は鮮緑黄色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は中である。葉身長はやや短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さはやや長、一次欠刻は中、表面の色は濃、裏面の色はやや淡、毛じの多少は少、光沢度は中、厚さは厚、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂及び3深裂以上、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花部の直径はやや小、管状花数は多、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁及び樋弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮緑黄(JHS カラーチャート2706)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは中、花首の太さはやや太、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「笑栄」及び「笑盃」と比較して、たく葉の形が2深裂及び3深裂以上であること、外花弁の表面の色が鮮緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統に「笑盃」交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11152号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   笑の司(しょうのつかさ)
          
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は緑白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや短、一次欠刻はやや深、表面の色は濃、裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は緑白(JHS カラーチャート3701)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや細、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「笑王」と比較して、たく葉が大きいこと等で、「笑泉」と比較して、たく葉が大きいこと、花の中心部の色が外弁と同色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11153号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   笑の風(しょうのかぜ)
          
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「笑峰」を交配して育成されたものであり、花は緑白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長はやや短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、表面の色及び裏面の色は濃、毛じの多少は少、光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はかなり少、分布は散在、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は緑白(JHS カラーチャート3701)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは中、花首の太さはやや太、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「笑王」と比較して、たく葉の形が3〜4深裂以上であること、たく葉が大きいこと等で、「笑泉」と比較して、たく葉が大きいこと、花の中心部の色が外弁と同色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統に「笑峰」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11154号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   笑の夢(しょうのゆめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「紅葉山」を交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、葉の基部の形は凸、先端部の形は鋭尖、一次欠刻はやや深、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数は少、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9214)、裏面の色は穏紫ピンク(同9212)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさ及び花首の太さは中、花首の長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「笑郷」と比較して、葉の先端の形が鋭尖であること、葉裂片の重なりの程度が平行すること等で、「絵巻」と比較して、外花弁表面の色が赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統に「紅葉山」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11155号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    笑の頂(しょうのいただき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「笑泉」を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色及び裏面の色は濃、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数はかなり少、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2901)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさ、花首の太さ及び長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「笑の響」及び「笑海」と比較して、たく葉の形が深裂せずであること、たく葉が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者のほ場(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統に「笑泉」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11156号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   コイステージ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コイアローム」の変異株から育成されたものであり、花は赤紫色の中輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度はかなり小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度はやや多、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面の色は濃、裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は中、厚さは厚、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は紫ピンク(同9211)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さは長、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「コイアローム」と比較して、外花弁表面の色が赤紫であること等で、「ジェンカ」と比較して、側らいの発生程度が多いこと、たく葉の形が3〜4深裂以上であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(長野県松本市)において、「コイアローム」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11157号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   フローラル優香(フローラルゆうか)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精雲」に「氷河」を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は中である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや短、葉の基部の形は凸、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は極少、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2502)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや太、長さはやや短、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性は晩である。
 「精雲」と比較して、葉の基部の形が凸であること、花の中心部の色が外弁と異なり淡黄色であること等で、「岩の白扇」と比較して、葉の基部の形が凸であること、花弁先端の形が丸いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(静岡県浜松市)において、「精雲」に「氷河」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11158号   平成15年3月17日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精盃(せいはい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サマーイエロー」に黄色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮黄色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、葉の基部の形は平、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はかなり少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は歯状、花弁の長さはやや大、幅はやや広、外花弁の表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは中、花首の太さはやや太、長さは極短、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性は晩である。
 「精明」と比較して、葉の基部の形が平であること、花弁先端の形が歯状であること等、「元徳」と比較して、花が小さいこと、花弁の形が舟底弁であること、花弁の幅が広いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「サマーイエロー」に黄色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11159号   平成15年3月17日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精妃(せいひ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「夏祭」に濃紅色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは太、色は褐、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻は深、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少はやや多、光沢度は弱、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数はかなり少、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや広、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は穏紫ピンク(同9212)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは小、総ほうの大きさはやや小、花首の太さは中、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性はかなり早である。
 「精の調」と比較して、花が小さいこと、外花弁の表面の色が赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「夏祭」に濃紅色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11160号   平成15年3月17日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精美(せいび)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「夏祭」に夏咲紅色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は長である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比は大、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少はやや多、光沢度は弱、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数は少、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さ及び幅は中、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は穏紫ピンク(同9212)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは小、総ほうの大きさはやや小、花首の太さはやや細、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性はかなり早である。
 「精の調」と比較して、花が小さいこと、外花弁の表面の色が赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「夏祭」に夏咲紅色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11161号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の沢(せいのさわ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に白色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さはやや長、基部の形は凹、一次欠刻は深、葉の表面及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度及び厚さは中、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数はやや少、分布は集中する。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さ及び幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3101)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは中、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「精の朝」と比較して、茎の色が緑であること、葉の基部の形が凹であること、たく葉の形が2深裂であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に白色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11162号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    セイソーサ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サマーローズ」に赤黄複色咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃橙赤色に鮮黄色の爪斑が入るやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は赤紫、強さ、中空の程度、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さはかなり短、一次欠刻はかなり深、表面の色は濃、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅は狭、外花弁の表面の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0714)に鮮黄(同2507)の爪斑が入る、裏面の色は赤茶(同0715)に明緑黄(同2705)の爪斑が入る、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性は晩である。
 「セイアッシュ」と比較して、茎の色が赤紫であること、外花弁表面の色が濃橙赤に鮮黄の爪斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「サマーローズ」に赤黄複色咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11163号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイミグ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「マキシム」に朱赤色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃橙赤色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は褐、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや短、一次欠刻は深、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は中、外花弁の表面の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0714)、裏面の色は浅黄(同2511)の地色に濃橙赤(同0714)のはけ目が入る、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「マキシム」と比較して、花房の形が円錐形であること、外花弁の表面の色が濃橙赤であること等で、「セイカオス」と比較して、茎の色が褐であること、花房の形が円錐形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「マキシム」に朱赤色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11164号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    セイナツ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「モルツ」に紅桃色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は赤紫、強さ、中空の程度、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻はかなり深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9214)、裏面の色は穏赤紫(同9215)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性は晩である。
 「セイコール」と比較して、花房の形が円錐形であること、外花弁表面の色が赤紫であること等で、「セイチロル」と比較して、花房の形が円錐形であること、花盤の色が黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「モルツ」に紅桃色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11165号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイロゼア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「モルツ」に紅白複色一重スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白の地色に濃紫赤色が入るやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは細、色は褐、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は小、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、外花弁の反り方はよじれ、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)の地色に濃紫赤(同9709)が入り、裏面の色は黄白(同2701)、舌状花表面の色の分布状態はその他(基部濃色)、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「コラール」と比較して、葉の一次欠刻が深いこと、外花弁の反り方がよじれであること、外花弁表面の色が黄白(同2701)に濃紫赤が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「モルツ」に紅白複色一重スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11166号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイプリラ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「モルツ」に紅桃色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃紫赤色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は褐、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、葉の先端部分の形は鈍円、一次欠刻はやや深、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度及び厚さは中、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は濃紫赤(JHS カラーチャート9709)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは中、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「セイドリー」と比較して、葉の先端部分の形が鈍円であること、花たくの形が盛り上がった円錐状こと等で、「セイコール」と比較して、花房の形が円錐形であること、外花弁の表面及び裏面の色が濃紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「モルツ」に紅桃色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。  
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11167号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイエドガー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイチロル」に紅白複スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は淡緑黄色で底部が濃紫ピンク色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は褐、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さはやや短、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)で底部は濃紫ピンク(同9512)、裏面の色は淡黄緑(同3102)で底部は穏紫ピンク(同9511)、舌状花表面の色の分布状態は底赤、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「セイカラー」及び「コラール」と比較して、外花弁の表面の色が淡緑黄で底部は濃紫ピンクであること、花たくの形が平らなドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイチロル」に紅白複色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11168号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    セイタッチ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「グロリア」に丁字咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色に赤紫色の底赤が入るやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は赤紫、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、外花弁の反り方はよじれ、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)で底部が赤紫(同9508)、裏面の色は黄白(同2701)で底部に穏赤紫(同9513)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は底赤、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは中、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性は晩である。
 「セイコラール」及び「セイカラー」と比較して、外花弁の反り方がよじれであること、外花弁表面の色が黄白で底部が赤紫であること、外花弁の角度が平であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「グロリア」に丁字咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11169号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイデニズ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「グロリア」に紅色一重スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は褐、強さ、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻は深、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、葉の表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さは中、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は濃紫ピンク(同9213)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「セイドリー」と比較して、葉裂片縁部の重なりの程度が平行すること、たく葉の形が深裂しないこと、外花弁表面の色が赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「グロリア」に紅色一重スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「セイデニス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11170号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイデコ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイパフィー」に赤黄複色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色で底部が濃赤色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は褐、強さはやや弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506 )で底部は濃赤(同0409)、裏面の色は明緑黄(同2705)で底部は濃赤(同0409)、舌状花表面の分布状態は底赤、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは極細、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「セイスーザ」と比較して、花房の形が円錐形であること、外花弁の表面の色が明黄で底部が濃赤であること等で、「セイアッシュ」と比較して、外花弁の表面の色が明黄で底部が濃赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイパフィー」に赤黄複色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。           
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11171号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイロカル
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「グロリア」に出願者所有の秋咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色で底部が濃橙赤色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は褐、強さはやや強、中空の程度は無、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや長、基部の形は凸、一次欠刻はやや深、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)で底部は濃橙赤(同0714)、裏面の地色は明緑黄(同2704)で筒部は橙赤(同0713)のぼかし、舌状花表面の色の分布状態は底赤、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さはやや長、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「セイダンディ」及び「セイエリリア」と比較して、葉の基部の形が凸であること、外花弁の表面の色が明緑黄で底部が濃橙赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「グロリア」に出願者所有の秋咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11172号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイリズム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイモナコ」に紅桃色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明赤味紫色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は褐、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、葉の基部の形は凹、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度及び厚さは中、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は明赤味紫(JHS カラーチャート8905)、裏面の色は浅赤味紫(同8910)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さは中、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「セイドリー」と比較して、外花弁表面の色が明赤味紫であること、花たくの形が盛り上がった円錐状であること等で、「セイコール」と比較して、葉の基部の形が凹であること、外花弁表面の色が明赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイモナコ」に紅桃色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11173号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイエリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイパフィー」に桃白複色一重咲スプレイ系混合花粉交配して育成されたものであり、花は淡黄緑色で底部が濃赤紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は緑、強さはやや弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は淡黄緑(JHS カラーチャート3303)で底部は濃赤紫(同9509)、裏面の色は淡黄緑(同3303)で底部は穏赤紫(同9513)、舌状花表面の色の分布状態は底赤、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「セイカラー」及び「コラール」と比較して、茎の色が緑であること、花房の形が円錐形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイパフィー」に桃白複色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11174号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
  しおん   ホワイトクィーン
                                     
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「神川ホワイト91」に「プラスベリー」を交配して育成されたものであり、花色は黄白で、中輪の切花向き品種である。
 株の草型はV、茎の長さは長、太さは細、色は緑、毛の有無は有、地際部の分枝発生数の多少は少、摘芯後の分枝発生数の多少はやや少、主茎の節間長は中である。根出葉の葉身形はT、下部葉の葉身形はY、中央部葉の葉身形はV、上部葉の葉身形はU、葉縁の形は全縁、葉身の反りの程度は直、中央部葉の葉身長は短、幅は狭、一次分枝の葉の葉身長は中、幅は狭、二次分枝の葉の葉身長は短、幅は中、葉身表面の色は暗緑、葉の毛の有無は有である。花房の形はU、花型は二重以上、花容はT、花径は中、管状花部の直径は小、舌状花の長さ、幅及び管状花の長さは中である。舌状花の形及び巻き方はT、反り方は内曲、先端の形は歯状、表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)、管状花の花被の色は黄である。やくの色は黄褐、総ほうの直径は小、総ほう基部から花頂部までの高さ及び一花茎の花数は中である。花の香りの有無は無、開花期は秋咲き早生である。
 「神川ホワイト91」と比較して、花型が二重以上であること、花容がTであること等で、「プラスベリー」と比較して、地際部の分枝発生数が少ないこと、下部葉の葉身形がYであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
  埼玉ひびきの農業協同組合   埼玉県本庄市若泉一丁目11番27号
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
  町田光久
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、平成4年に育成者のほ場(埼玉県児玉郡神川町)において、「神川ホワ イト91」に「プラスベリー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いな がら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了 したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11175号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
  しおん   ふくれん八重ローズ(ふくれんやえローズ)
                                     
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ふくれん八重ブルー」の枝変わりであり、花色は鮮赤味紫で、中輪の切花向き品種である。
 株の草型はU、茎の長さは中、太さは細、色は緑、毛の有無は無、摘芯後の分枝発生数の多少はやや少、主茎の節間長は短である。根出葉の葉身形はT、中央部葉の葉身形はV、上部葉の葉身形はU、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身の反りの程度は外中、中央部葉の葉身長は短、幅は狭、一次分枝の葉の葉身長は短、幅は狭、二次分枝の葉の葉身長は短、幅は狭、葉身表面の色は暗緑、葉の毛の有無は無である。花房の形はT、花型は二重以上、花容はT、花径、管状花部の直径、舌状花の長さ及び幅は中、管状花の長さは短である。舌状花の形はT、巻き方はU、反り方は直、先端の形は丸い、表面の色は鮮赤味紫(JHS カラーチャート8906)、裏面の色は浅紫(同8603)、管状花の花被の色は黄である。総ほうの直径及び総ほう基部から花頂部までの高さは中、一花茎の花数は極少である。花の香りの有無は無、開花期は秋咲き中生である。
 「ふくれん八重ブルー」と比較して、舌状花の表面の色が鮮赤味紫であること、舌状花の裏面の色が浅紫であること等で、「八重ピンク」と比較して、管状花数が多いこと、舌状花の表面の色が鮮赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
  全国農業協同組合連合会   東京都千代田区大手町一丁目8番3号
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
  馬場智弘、折目嘉コ、篠原悦三、西洋子、松川時晴
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、平成9年に出願者の温室(福岡県三井郡大刀洗町)において、「ふくれ ん八重ブルー」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10 年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11176号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
  しおん   ふくれん八重ピンク(ふくれんやえピンク)
                                     
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ふくれん八重ブルー」の枝変わりであり、花色は鮮紫ピンクで、中輪の切花向き品種である。
 株の草型はW、茎の長さは中、太さは細、色は緑、毛の有無は無、摘芯後の分枝発生数の多少はやや多、主茎の節間長は短である。根出葉の葉身形はT、中央部葉の葉身形はV、上部葉の葉身形はU、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身の反りの程度は外中、中央部葉の葉身長は短、幅は中、一次分枝の葉の葉身長は短、幅は狭、二次分枝の葉の葉身長は短、幅は狭、葉身表面の色は暗緑、葉の毛の有無は無である。花房の形はT、花型は二重以上、花容はT、花径は中、管状花部の直径は小、舌状花の長さは中、幅は狭である。舌状花の形はT、巻き方はU、反り方は直、先端の形は丸い、表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、裏面の色は紫ピンク(同8903)である。総ほうの直径は中、総ほう基部から花頂部までの高さは高、一花茎の花数は極少である。花の香りの有無は無、開花期は秋咲き中生である。
 「ふくれん八重ブルー」及び「八重ピンク」と比較して、舌状花の表面の色が鮮紫ピンクであること、舌状花の裏面の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
  全国農業協同組合連合会   東京都千代田区大手町一丁目8番3号
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
  折目嘉コ、篠原悦三、西洋子、馬場智弘、松川時晴
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、平成9年に出願者の温室(福岡県三井郡大刀洗町)において、「ふくれ ん八重ブルー」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10 年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11177号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
  しおん   ミレニアムピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ローズスター」と「プラスベリー」の栽培ほ場における偶発実生から選抜されたものであり、花色は鮮紫ピンクで、小輪の切花及び花壇向き品種である。
 株の草型はW、茎の長さは中、太さは細、色は緑、毛の有無は無、摘芯後の分枝発生数の多少、一次分枝の長さ及び主茎の節間長は中である。根出葉の葉身形はT、中央部葉の葉身形はV、上部葉の葉身形はU、葉縁の形は全縁、葉身の反りの程度は外中、中央部葉の葉身長は短、幅及び一次分枝の葉の葉身長は中、幅は狭、二次分枝の葉の葉身長は短、幅は狭、葉身表面の色は暗緑、葉の毛の有無は無である。花房の形はT、花型は二重以上、花容はW、花径及び管状花部の直径は小、舌状花の長さは短、幅は狭、管状花の長さは短である。舌状花の形はT、巻き方はV、反り方は内曲、先端の形は丸い、表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、裏面の色は紫ピンク(同8903)、管状花の花被の色は黄である。やくの色は黄褐、総ほうの直径は小、総ほう基部から花頂部までの高さは低、一花茎の花数は少である。花の香りの有無は無、開花期は秋咲き早生である。
 「ローズスター」と比較して、摘心後の分枝の発生数が多いこと、舌状花の表面の色が鮮紫ピンクであること等で、「ニュースターピンク」と比較して、茎の長さが短いこと、一次分枝の長さが短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
  花田豊年   福岡県遠賀郡岡垣町大字原805番地
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
  花田豊年
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、平成10年に育成者のほ場(福岡県遠賀郡岡垣町)において、「ローズ スター」と「プラスベリー」を栽培中に出現した偶発実生から選抜、以後、増殖を行い ながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完 了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11178号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ツーラ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃赤色の盛咲で、小輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が極少の花壇及び鉢物向きの品種である。
 草姿は開張、開花時草丈はかなり低、節数はかなり少である。茎の長径は細、硬さは中、茎の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数は少、側枝の着生位置は主に下部、節間長は短、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は線形、先端部の形はとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は短、葉幅はかなり狭、葉色は緑、ろう質は中である。花房形成の有無は無、つぼみの形は円柱形、大きさはやや小、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は小、表面の色は濃赤(JHSカラーチャート0408)、裏面の色は紅(同0114)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さはかなり浅、数は極少、花弁の長さはやや短、幅はやや狭、数は少、ほう葉の形はV型、数は4枚、長さは短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さはやや細、長さはやや短、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は極少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性は難である。
 「カンパリ」と比較して、つぼみの形が円柱形であること、花弁の鋸歯が少ないこと等で、「サプライズ」と比較して、つぼみの形が円柱形であること、花色が濃赤であること等で区別性が認められる
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11179号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   アルセア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色に濃紅色の中心濃色が入る盛咲で、小輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が極少の花壇及び鉢物向きの品種である。
 草姿は開張、開花時草丈はかなり低、節数はかなり少である。茎の長径は細、硬さは剛、中央部の色は灰緑、下部は淡緑、ろう質の有無は多、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数は少、側枝の着生位置は主に下部、節間長はかなり短である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は短、葉幅はかなり狭、葉色は緑、ろう質は中である。つぼみの形は円柱形、大きさはやや小、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は小、表面の地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)、複色模様色は濃紅(同0109)、裏面の色は鮮紫ピンク(同9505)、色彩模様は中心濃色、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さはかなり浅、数は極少、花弁の長さはやや短、幅はやや狭、数は少、ほう葉の形はV型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は鐘形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや細、長さはやや短、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は極少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性は難である。
 「ビノ」及び「リッパ」と比較して、花の地色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11180号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   カレリア
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「プリティスカーレット」を交配して得られた個体どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色の盛咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数がかなり少、花柄当たりの最多花数が極少の鉢物向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は低、節数は少である。茎の長径はやや細、硬さは剛、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は中、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数はかなり少、側枝の着生位置は主に下部、節間長はやや短、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや短、葉幅はかなり狭、葉色は緑、ろう質は中である。花柄の長さは短、つぼみの形は円柱形、大きさはやや小、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや小、花色は鮮紫ピンク(JHSカラーチャート9505)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さはかなり浅、数は極少、花弁の長さはやや短、幅はやや狭、数はやや少、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は円柱形、がく筒の色は淡緑、がくの太さはやや細、長さはやや短、1花茎当たりの花数はやや少、花柄当たりの最多花数は極少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は易である。
 「ベイビー ハート」と比較して、つぼみの形が円柱形であること、花弁鋸歯の深さが浅いこと等で、「プリティセリース」と比較して、花柄が長いこと、花弁の波状程度が波状であること、花弁鋸歯の数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の農場(神奈川県藤沢市)において、出願者所有の育成系統に「プリティスカーレット」を交配して得られた個体どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11181号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   コッペリア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「プリティスカーレット」を交配して育成されたものであり、花は明赤色の盛咲で、かなり小輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数がかなり少の鉢物向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は低、節数は少である。茎の長径は細、硬さは中、色は灰緑、ろう質の有無は中、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数は少、側枝の着生位置は主に下部、節間長はやや短、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は短、葉幅はかなり狭、葉色は緑、ろう質は中である。つぼみの形は楕円形、大きさはやや小、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はかなり小、表面の色は明赤(JHS カラーチャート0406)、裏面の色は濃ピンク(同0405)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さは極浅、数は極少、花弁の長さは短、幅は狭、数は中、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さは短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さはやや細、長さはやや短、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性は難である。 
 「プリテイスカーレット」と比較して、花弁鋸歯の深さが浅いこと、花弁数が多いこと等で、「ルビーベル」比較して、花径が小さいこと、花弁鋸歯の深さが浅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の農場(神奈川県藤沢市)において、育成者所有の育成系統に「プリティスカーレット」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「バレリーナ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11182号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   カトリーナ
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は紫ピンクの地色にピンク白色のぼかしが入る垂咲で、大輪の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は極高、節数はやや多である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は多、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に中上部、節間長はやや長、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は大、表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9503)、複色模様色はピンク白(同9701)、裏面の色は淡紫ピンク(同9502)、色彩模様はぼかし、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は中、花弁の長さはやや長、幅はやや広、数は中、ほう葉の形はT型、数は6枚以上、長さは中、がくの形は鐘形、がく筒の色は灰緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、花の香りは中である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや晩生、がく割れの難易性は難である。
 「クレフィフラン」及び「ブレキー」と比較して、花の表面の地色が紫ピンクでピンク白色のぼかしが入ること、早晩生がやや晩生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(静岡県掛川市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11183号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   リリアン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡ピンク色の盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数がかなり少、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は中、中央部の色は濃緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は少、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。中央部の葉全体の形は剣形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、表面の色は淡ピンク(JHS カラーチャート0102)、裏面の色はピンク白(同0101)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは極浅、数は極少、花弁の長さ、幅及び数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さ及び長さは中、1花茎当たりの花数はかなり少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性は難である。
 「イラリア」と比較して、1茎の側芽及び側枝数が少いこと、花弁鋸歯の数が少いこと等で、「リセエンヌ」と比較して、1茎の側芽及び側枝数が少いこと、花の表面の色が淡ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(静岡県掛川市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エミリー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11184号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
    ダイアンサス   ジュリエットレインボー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、タカネナデシコ系育成系統にセキチク系育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫の地色に開花初期は黄白色のぼかしが入り、開花後期は明赤紫色のぼかしに移行する平咲で、やや小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は低、節数はやや少である。茎の長径は細、硬さは中、色は緑、ろう質の有無は少、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に下部、節間長はやや短、最長節間の位置は第3節以下節である。葉全体の形は披針形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長は短、葉幅はかなり狭、葉色は緑、ろう質は無である。花房形成の有無は無、つぼみの形は円柱形、大きさは小、花の重ねは一重、上から見た花形は星形、側面から見た花形は平咲、花径はやや小、表面の地色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、複色模様色は開花初期は黄白(同9202)、開花後期は明赤紫(同9506)、裏面の花色は紫ピンク(同9211)、色彩模様はぼかし、花色の移行性は有り、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さは深、数は中、花弁の長さはやや短、幅はかなり狭、数は極少、ほう葉の形はX型及びY型、数は4枚、長さは長、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さは細、長さはやや短、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は極少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性は難である。
 
 「カラーマジシャン」と比較して、花の表面の地色が鮮赤紫であること、複色模様色が黄白から明赤紫に移行すること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の農場(新潟県新潟市)において、出願者所有のタカネナデシコ系育成系統にセキチク系育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11185号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダイアンサス   ジュリエットピンクシャワー
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有のヒメナデシコ×セキチクの育成系統にヒメナデシコを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫の地色に暗赤色の蛇の目が入る平咲で、かなり小輪の1花茎当たりの花数が中、花柄当たりの最多花数がやや少の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿はほふく、開花時草丈は低、節数は少である。茎の長径はかなり細、茎の中央部の色は緑、ろう質の有無は無、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数は少、側枝の着生位置は主に下部、節間長はやや短、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は剣形、先端部の形はとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長は極短、葉幅は極狭、葉色は緑、ろう質は無である。花房形成の有無は無、つぼみの形は円柱形、大きさは小、花の重ねは一重、上から見た花形は星形、側面から見た花形は平咲、花径はかなり小、表面の地色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、複色模様色は暗赤(同0410)、裏面の花色は明赤紫(同9506)、色彩模様は蛇の目、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さはかなり浅、数は極少、花弁の長さは短、幅は狭、数は極少、ほう葉の形はW型、数は2枚、長さは短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さは細、長さは短、1花茎当たりの花数は中、花柄当たりの最多花数はやや少、花の香りは弱である。開花習性は一季咲き、早晩性はかなり晩生、がく割れの難易性は難である。
 「タツタナデシコ」及び「ヒメナデシコ」と比較して、花色が鮮赤紫の地色に暗赤色の蛇の目が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(新潟県新潟市)において、出願者所有のヒメナデシコ×セキチクの育成系統にヒメナデシコを交配し、その胚珠を培養した個体群の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11186号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダイアンサス   ミニパラソル ピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫の地色に暗紫赤色の蛇の目が入る平咲で、かなり小輪の1花茎当たりの花数が極少、花柄当たりの最多花数がかなり少の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり低、節数はかなり少である。茎の長径は細、硬さは中、茎の中央部の色は緑、ろう質の有無は無、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数はやや少、側枝の着生位置は主に下部、節間長はやや短、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は披針形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長は短、葉幅は狭、葉色は緑、ろう質は無である。花房形成の有無は無、つぼみの形は卵形、大きさは小、花の重ねは一重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は平咲、花径はかなり小、表面の地色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、複色模様色は暗紫赤(同9710)、裏面の花色は紫ピンク(同9211)、色彩模様は蛇の目、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さは浅、数はやや少、花弁の長さは短、幅は狭、数は極少、ほう葉の形はX型及びY型、数は2枚、長さは長、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さは細、長さは短、1花茎当たりの花数は極少、花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はかなり早生、がく割れの難易性は難である。
 「リトル プリンセス」と比較して、つぼみが卵形であること、花の色彩模様が蛇の目であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県中巨摩郡白根町)において、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「オリビア ピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11187号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダイアンサス   ミニパラソル ホワイトレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配して育成されたものであり、花は濃紅の地色に黄白色の覆輪及び中心淡色が入る平咲で、かなり小輪の1花茎当たりの花数が極少、花柄当たりの最多花数が少の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり低、節数はかなり少である。茎の長径はかなり細、硬さはやや柔、茎の中央部の色は濃緑、ろう質の有無は無、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数は少、側枝の着生位置は主に下部、節間長はやや短、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は披針形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長はかなり短、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は無である。花房形成の有無は無、つぼみの形は卵形、大きさは小、花の重ねは一重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は平咲、花径はかなり小、表面の地色は濃紅(JHS カラーチャート0109)、複色模様色は黄白(同2902)、裏面の花色はピンク白(同0401)、色彩模様は覆輪及び中心淡色、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さ及び数は中、花弁の長さは短、幅は狭、数は極少、ほう葉の形はY型、数は2枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さは細、長さは短、1花茎当たりの花数は極少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性は難である。
 「アイデアル チェリー ピコティー」及び「カーニバル ローズ ピコティー」と比較して、つぼみが卵形であること、花の中心淡色の色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県中巨摩郡白根町)において、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「オリビア ミルキーレッド」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11188号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダイアンサス   ミニパラソル パステルピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンクの地色に鮮赤紫色の蛇の目が入る平咲で、かなり小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり低、節数はかなり少である。茎の長径は細、硬さは中、茎の色は緑、ろう質の有無は少、立茎数並びに1茎の側芽及び側枝数はやや多、側枝の着生位置は主に下部、節間長はやや短、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は倒披針形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長はやや短、葉幅は狭、葉色は緑、ろう質は無である。花房形成の有無は無、つぼみの形は円柱形、大きさは小、花の重ねは一重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は平咲、花径はかなり小、表面の地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9205)、複色模様色は鮮赤紫(同9207)、裏面の花色は紫ピンク(同9211)、色彩模様は蛇の目、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さはやや浅、数は少、花弁の長さは短、幅はやや狭、数は極少、ほう葉の形はY型、数は2枚、長さは長、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さは細、長さは短、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は極少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性は難である。
 「カーニバル カーマイン ウイズ ピンク」と比較して、花の表面の地色が鮮紫ピンクで、鮮赤紫色の蛇の目が入ること、がく筒の色が緑+紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県中巨摩郡白根町)において、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「オリビア キャンディーピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11189号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダイアンサス   ミニパラソル レッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配して育成されたものであり、花は濃紅の地色に暗赤色の蛇の目が入る平咲で、かなり小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり低、節数はかなり少である。茎の長径はかなり細、硬さはやや柔、茎の中央部の色は緑、ろう質の有無は無、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数はやや少、側枝の着生位置は主に下部、節間長は中、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は披針形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長はかなり短、葉幅はかなり狭、葉色は緑、ろう質は無である。花房形成の有無は無、つぼみの形は卵形、大きさは小、花の重ねは一重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は平咲、花径はかなり小、表面の地色は濃紅(JHS カラーチャート0109)、複色模様色は暗赤(同0410)、裏面の花色は濃紫ピンク(同9512)、色彩模様は蛇の目、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さはやや浅、数は少、花弁の長さは短、幅は狭、数は極少、ほう葉の形はY型、数は2枚、長さはやや長、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さは細、長さは短、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は極少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性は難である。
 「リトル プリンセス」と比較して、つぼみが卵形であること、花の表面の地色が濃紅であること、色彩模様が蛇の目であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県中巨摩郡白根町)において、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「オリビア レッド」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11190号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダイアンサス   ミニパラソル エッジパープル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配して育成されたものであり、花は赤紫の地色にピンク白色の覆輪及び暗紫赤色の蛇の目が入る平咲で、かなり小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり低、節数はかなり少である。茎の長径は細、茎の中央部の色は濃緑、ろう質の有無は少、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数はやや少、側枝の着生位置は主に下部、節間長は中、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は倒披針形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長はやや短、葉幅はかなり狭、葉色は緑、ろう質は無である。花房形成の有無は無、つぼみの形は卵形、大きさは小、花の重ねは一重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は平咲、花径はかなり小、表面の地色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、複色模様色及び色彩模様はピンク白(同9201)の覆輪及び暗紫赤(同9710)の蛇の目が入る、裏面の花色は濃紫ピンク(同9213)、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さはやや浅、数は少、花弁の長さは短、幅は狭、数は極少、ほう葉の形はY型、数は2枚、長さはかなり短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さは細、長さは短、1花茎当たりの花数は極少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは無である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性は難である。
 「アイデアル バイオレット ピコティー」と比較して、花の表面の複色模様色及び色彩模様がピンク白の覆輪及び暗紫赤の蛇の目であること、1花茎当たりの花数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県中巨摩郡白根町)において、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11191号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダイアンサス   ミニパラソル ピーチレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配して育成されたものであり、花は濃紅の地色に紫ピンク色の中心淡色及びぼかしが入る平咲で、かなり小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり低、節数はかなり少である。茎の長径は細、茎の中央部の色は緑、ろう質の有無は無、立茎数及び1茎の側芽及び側枝数はやや多、側枝の着生位置は主に下部、節間長は中、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は倒披針形、先端部の形はとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はかなり短、葉幅はかなり狭、葉色は緑、ろう質は無である。花房形成の有無は無、つぼみの形は卵形、大きさは小、花の重ねは一重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は平咲、花径はかなり小、表面の地色は濃紅(JHS カラーチャート0108)、複色模様色及び色彩模様は紫ピンク(同9211)の中心淡色及び紫ピンク(同9203)のぼかしが入る、裏面の花色は濃紫ピンク(同9512)、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さはかなり浅、数はかなり少、花弁の長さは短、幅は狭、数は極少、ほう葉の形はX型、数は2枚、長さは極短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さは細、長さは短、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は極少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性は難である。
 「アイデアル バイオレット クライアー」と比較して、花の表面の地色が濃紅で、紫ピンクの中心淡色及びぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県中巨摩郡白根町)において、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ミニパラソル マミーレッド」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11192号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダイアンサス   ミニパラソル バイオレット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫の地色に暗紫赤色の蛇の目が入る平咲で、小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり低、節数はかなり少である。茎の長径は細、茎の中央部の色は濃緑、ろう質の有無は無、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数はやや少、側枝の着生位置は主に下部、節間長は短、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は倒披針形、先端部の形はとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長は短、葉幅は狭、葉色は緑、ろう質は無である。花房形成の有無は無、つぼみの形は楕円形、大きさは小、花の重ねは一重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は平咲、花径は小、表面の地色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、複色模様色は暗紫赤(同9710)、裏面の花色は赤紫(同9214)、色彩模様は蛇の目、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さは浅、数はやや少、花弁の長さは短、幅は狭、数は極少、ほう葉の形はX型、数は2枚、長さは極短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さは細、長さは短、1花茎当たりの花数は極少、花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは無である。開花習性は四季咲き、早晩性はかなり早生、がく割れの難易性は難である。
 「カーニバル カーマイン ウイズ ピンク」と比較して、花の表面の地色が鮮赤紫で、複色模様色が暗紫赤のみであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県中巨摩郡白根町)において、出願者所有の山梨県在来種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11193号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   ジャイブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は鮮橙黄色、側方内花被は鮮橙黄色で全体に暗紅色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)である。葉の全形は披針形、長さ及び幅は中、表面の色は暗緑(同3707)、光沢は強である。開花の方向は水平 、散形花序の分枝数は中、花柄長はやや短、1分枝当たりの花数は中である。花の縦径は中、横径はやや短、花被片の展開度は小、側方外花被及び中央外花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は鮮橙黄(同2205)、条線は有、条線の数は極少、大きさは中、分布は内側のみ、色は暗紅(同0110)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は鮮橙黄(同2205)、条線は有、条線の数は多、大きさは大、分布は全体、色は暗紅(同0110)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は鮮橙黄(同2205)、条線は有、条線の数は少、大きさは大、分布は上部、色は暗紅(同0110)である。花糸の主な色は緑黄(同2707)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は緑黄(同2707)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「ヴィクトリア」と比較して、花色が黄であること、側方外花被内面のAゾーンの色が鮮橙黄であること等で、「リトル エス」と比較して、内花被内面のAゾーンの色が鮮橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11194号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   リトル ザンドリ−ム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「リトル エス」の変異株であり、花は側方外花被は明橙色、側方内花被は明橙色で中央部が浅緑黄色、全体に暗紅色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3312)である。葉の全形は披針形、長さは長、幅は広、表面の色は暗緑(同3708)、光沢は中である。開花の方向は水平、散形花序の分枝数は中、花柄長は短、1分枝当たりの花数は中である。花の縦径、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被及び中央外花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はT型、内面のAゾーンの色は明橙(同1304)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色は明橙(同1304)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2703)、条線は有、数は多、大きさは大、分布は全体、色は暗紅(同0110)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はV型、内面のAゾーンの色は明橙(同1304)、Bゾーンの色は浅黄橙(同1903)、条線は有、数はやや少、大きさは大、分布は内側のみ、色は暗紅(同0110)である。花糸の主な色は明橙(同1304)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は穏ピンク(同0112)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「ヴィクトリア」と比較して、側方及び中央外花被内面のAゾーンの色が明橙であること、側方内花被内面の条線の色が暗紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、「リトル エス」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「リトル ドリーム」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11195号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   ザントライス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は鮮赤橙色、側方内花被は上部が鮮赤橙色、中央部及び下部が鮮橙黄色で全体に暗紅色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は濃黄緑(JHS カラーチャート3507)である。葉の全形は披針形、長さは長、幅は広、表面の色は暗緑(同3707)、光沢は中である。開花の方向は水平 、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被及び中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は鮮赤橙(同1006)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はU型、Aゾーンの色は鮮赤橙(同1006)、Bゾーンの色は鮮橙黄(同2205)、条線は有、条線の数は多、大きさは中、分布は全体、色は暗紅(同0110)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は鮮赤橙(同1006)、Bゾーンの色は鮮橙黄(同2205)、Cゾーンの色は明赤橙(同1005)、条線は有、条線の数及び大きさは中、分布は全体、色は暗紅(同0110)である。花糸の主な色は濃黄ピンク(同1011)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は赤茶(同0715)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「ヴィクトリア」と比較して、外花被内面のAゾーンの色が鮮赤橙であること、側方内花被内面の条線の分布が全体であること等で、「スタルリン」と比較して、内花被内面のBゾーンの色が鮮橙黄であること、内花被内面の条線が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11196号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   ザンスポット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は淡紫ピンク色、側方内花被は上部及び下部が淡紫ピンク色、中央部が鮮黄緑色で下部に濃紫赤色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は濃黄緑(JHS カラーチャート3307)である。葉の全形は披針形、長さはやや短、幅は中、表面の色は暗緑(同4007)、光沢は中である。開花の方向は水平 、散形花序の分枝数はやや少、花柄長は短、1分枝当たりの花数は中である。花の縦径、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被及び中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は淡紫ピンク(同9501)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は淡紫ピンク(同9501)、Bゾーンの色は鮮黄緑(同3105)、Cゾーンの色は淡紫ピンク(同9702)、条線は有、条線の数は極少、大きさは小、分布は下部、色は濃紫赤(同9709)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はT型、内面のAゾーンの色は緑白(同3501)、条線は無である。花糸の主な色は鮮紫ピンク(同9504)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は鮮紫ピンク(同9504)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「アラスカ」と比較して、外花被内面のAゾーンの色が淡紫ピンクであること、中央内花被の条線がないこと等で、「バージニア」と比較して、外花被内面のAゾーンの色が淡紫ピンクであること、側方内花被の条線が少なく小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11197号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   ザニシア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は鮮紫ピンク色で先端が緑白色、側方内花被は上部が鮮紫ピンク色、中央部が淡緑黄色、下部が淡紫ピンク色で下部に暗紅色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3503)である。葉の全形は線状披針形、長さは長、幅は中、表面の色は暗黄緑(同3508)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は中、花被片の展開度は大、側方外花被及び中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はU型、内面のAゾーンの色は緑白(同3501)、Bゾーンの色は鮮紫ピンク(同9505)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(同9505)、Bゾーンの色は淡緑黄(同2702)、Cゾーンの色は淡紫ピンク(同9502)、条線は有、数及び大きさは中、分布は下部、色は暗紅(同0110)である。中央内花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はU型、内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(同9505)、Bゾーンの色は黄白(同2501)、条線は有、数は極少、大きさは小、分布は縁のみ、色は暗紅(同0110)である。花糸の主な色は鮮紫ピンク(同9204)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は浅黄緑(同3304)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「ドルチェ ビタ」と比較して、外花被内面の条線が無いこと、側方内花被内面の花色の模様がX型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11198号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   ザンティニー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は淡黄色で中央部が黄ピンク色、側方内花被は上部が淡黄色、下部が明黄色で全体に暗紅色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3503)である。葉の全形は長楕円状披針形、長さは長、幅は広、表面の色は暗黄緑(同3508)、光沢は弱である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は中、花被片の展開度は大、側方外花被及び中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色は淡黄(同2503)、Bゾーンの色は黄ピンク(同0703)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はW型、内面のAゾーンの色は淡黄(同2503)、Bゾーンの色は明黄(同2506)、条線は有、数は中、大きさは大、分布は全体、色は暗紅(同0110)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はT型、内面のAゾーンの色は淡黄(同2503)、条線は有、数及び大きさは中、分布は全体、色は暗紅(同0110)である。花糸の主な色は鮮紫ピンク(同9204)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は紫ピンク(同9211)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「アラスカ」と比較して、外花被内面のBゾーンの色が黄ピンクであること、側方内花被内面のBゾーンの色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11199号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   ザニッサ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被はピンク色で中央部が濃紅色、側方内花被は浅緑黄色で中央部が濃紅色で全体に暗赤色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3310)である。葉の全形は披針形、長さは長、幅は中、表面の色は暗黄緑(同3508)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色はピンク(同0111)、Bゾーンの色は濃紅(同0108)、条線は無である。中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色はピンク(同0111)、Bゾーンの色は濃紅(同0108)、条線は有、数は極少、大きさは中、分布は内側のみ、色は暗赤(同0410)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色は浅緑黄(同2703)、Bゾーンの色は濃紅(同0108)、条線は有、数は多、大きさは大、分布は全体、色は暗赤(同0410)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色は浅黄(同2504)、Bゾーンの色は濃紅(同0108)、条線は有、数は極少、大きさは中、分布は上部、色は暗赤(同0410)である。花糸の主な色は濃紫ピンク(同9512)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は淡黄緑(同3102)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「マズルカ」と比較して、側方外花被内面のBゾーンの色が濃紅であること、側方外花被内面の条線が無いこと、中央外花被内面のAゾーンの色がピンクであること、中央外花被内面のBゾーンの色が濃紅であること等で、「サータキ」と比較して、側方外花被内面のBゾーンの色が濃紅であること、側方外花被内面の条線が無いこと、中央内花被内面の花色の模様がZ型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11200号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダリア   セレクト イエロー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は明緑黄、花型がピオニーの極小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は叢性、草丈(一番花開花時)は矮である。茎の太さは細、空洞の大きさは小、硬さは中、ろう質の有無は少、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)、節数(無摘心)は中である。葉の全形は1回羽状複葉、小葉の数は単〜3出、小葉の形は楕円形、鋸歯の密度はやや粗、葉縁の形は単鋸歯、先端の形は鋭尖、葉柄の翼及び托葉の有無は無、複葉の全長、小葉の長さ及び葉柄の長さは短、葉色は暗黄緑(同3508)、葉身の下垂の程度は中である。花茎の長さはやや短、太さは極細、強さは強である。花の向きは上向き、花型はピオニー、花の直径はMin、露心の時期は露心する、舌状花の重ねの程度は2〜4列、数は21〜60枚、形は基部平・先端内巻、先端の形は鈍形、長さは11〜50mm、管状花の数は51〜150枚、大きさは10mm未満、形は普通型、舌状花の外花弁の表面の色は明緑黄(同2905)、単色か複色かは単色、外花弁の裏面の色は浅緑黄(同2904)、開花時による花色の変化は軽である。
 「新黄すずめ」と比較して、舌状花の形が基部平・先端内巻であること、舌状花の外花弁の表面の色は明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11201号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダリア   セレクト ホワイト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は黄白、花型がアネモネの極小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は叢性、草丈(一番花開花時)は矮である。茎の太さは細、空洞の大きさは小、硬さはやや硬、ろう質の有無は少、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3511)、節数(無摘心)は多である。葉の全形は1回羽状複葉、小葉の数は単〜3出、小葉の形は楕円形、鋸歯の密度は中、葉縁の形は単鋸歯、先端の形は鋭尖、葉柄の翼及び托葉の有無は無、複葉の全長は極短、小葉の長さは短、葉柄の長さはかなり短、葉色は暗黄緑(同3508)、葉身の下垂の程度は中である。花茎の長さは短、太さは極細、強さは強である。花の向きは上向き、花型はアネモネ、花の直径はMin、露心の時期は露心する、舌状花の重ねの程度は2〜4列、数は21〜60枚、形は平弁、先端の形は円形、長さは11〜50mm、管状花の数は51〜150枚、大きさは10mm未満、形は普通型、舌状花の外花弁の表面の色は黄白(同2502)、単色か複色かは二色、外花弁の裏面の色は黄白(同2502)、表面の色の分布は底部濃色、開花時による花色の変化は無である。
 「ミズ鳥」と比較して、茎の太さが細いこと、花型がアネモネであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11202号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オンシジウム   シェルホワイト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ゴールディアナ」に「ギニアゴールド」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルは淡緑黄の地色に穏紅色の虎斑が入り、リップは緑白の地色に穏赤色の虎斑が入る切花向きの小輪花である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。ぎ球茎の正面の形は卵形、平面の形は長楕円形、溝(稜)の有無は有、高さは76〜100mm、長径は46〜60mmである。葉の正面の形は線形、横断面の形はV型、向きは斜上、下垂性は弱、長さ及び幅は中、表面の色は緑、全葉数は5枚である。花序の型は複総状、分枝回数は1回、無限花序の性質の強さは無、花序の長さは長、幅は中、花数は多、花茎の抽出方向は斜上、強さは中、花型は部分抱え平、距の有無は無、花の横径及び縦径は小である。ドーサル・セパルの正面の形は線状披針形、先端の形は漸鋭先形、ねじれの程度は無、長さはかなり短、幅は狭、ラテラル・セパルの正面の形は披針形、先端の形は漸鋭先形、ねじれは無、長さは短、幅はかなり狭、ペタルの正面の形は広線形、先端の形は漸鋭先形、ねじれは無、周縁の波打ちは有である。リップの正面の形は[型、先端の形は腎臓形、側裂片の大きさは小、長さは短、幅はやや狭である。花色はセパル及びペタルは淡緑黄(JHS カラーチャート2903)の地色に穏紅(同0115)の虎斑が入る、リップは緑白(同3701)の地色に穏赤(同0416)の虎斑が入る。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「スターダストスノー」と比較して、花型が部分抱え平であること、セパルの斑の型が虎斑であること、リップ正面の形が[型であること等で区別性が認められる。 
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名又は名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(岡山県倉敷市)において、「ゴールディアナ」に「ギニアゴールド」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11203号   平成15年3月17日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オンシジウム   ミサキエコーひかる
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Sum Lai Woh」に「Mangetsu」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが鮮黄緑の地色に暗褐色の虎斑、リップは鮮緑黄の単色で、鉢物向きの小輪花である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。ぎ球茎の正面の形は楕円形、平面の形は長楕円形、溝(稜)の有無は無、高さは51〜75mm、長径は31〜45mmである。葉の正面の形は広線形、横断面の形はU型、向きは斜上、下垂性は無、長さはやや短、幅は中、表面の色は緑、全葉数は5枚である。花序の型は複総状、分枝回数は1回、無限花序の性質の強さは無、花序の長さ、幅及び花数は中、花茎の抽出方向は斜上、強さは強、花型は平、距の有無は無、花の横径は小、縦径はやや小である。ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ねじれの程度は無、長さは短、幅は狭、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、ねじれは無、長さはやや短、幅は狭、ペタルの正面の形は長方形、先端の形は微突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有である。リップの正面の形はV型、先端の形は銀杏形、側裂片の大きさは小、長さ及び幅は中である。花色はセパル及びペタルは鮮黄緑(JHS カラーチャート3105)の地色に暗褐(同1609)の虎斑が入る、リップは鮮緑黄(同2906)の単色である。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「アロハイワナガ」と比較して、ぎ球茎の正面の形が楕円形であること、セパル及びペタルの斑の模様が虎斑のみであること等で、「ゴアラムゼイ」と比較して、ぎ球茎の正面の形が楕円形であること、ペタル正面の形が長方形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に育成者の温室(愛知県知多郡南知多町)において、「Sum Lai Woh」に「Mangetsu」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11204号   平成15年3月17日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オンシジウム   シキブムラサキ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Oncidium incurvumにOnc. ornithorhynchumを交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが淡紫ピンクの地色に穏赤味紫色のぼた斑、リップは紫白の地色に穏赤味紫色の斑点が基部に入る、鉢物向きのかなり小輪花である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。ぎ球茎の正面の形は楕円形、平面の形は長楕円形、溝(稜)の有無は有、高さは51〜75mm、長径は31〜45mmである。葉の正面の形は線形、横断面の形はV型、向きは斜上、下垂性は無、長さはやや短、幅は中、表面の色は緑、全葉数は6枚である。花序の型は複総状、分枝回数は1回、無限花序の性質の強さは無、花序の長さはやや長、幅はやや狭、花数は多、花茎の抽出方向は斜上、強さは弱、花型は平、距の有無は無、花の横径はかなり小、縦径は小である。ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ねじれの程度は有、長さは短、幅はかなり狭、ラテラル・セパルの正面の形は披針形、先端の形は微突形、ねじれは有、長さは短、幅はかなり狭、ペタルの正面の形は広線形、先端の形は微突形、ねじれは有、周縁の波打ちは有である。リップの正面の形はX型、先端の形は心形、側裂片の大きさは中、長さは短、幅は狭である。花色はセパル及びペタルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート8902)の地色に穏赤味紫(同8913)のぼた斑が入る、リップは紫白(同8901)の地色に穏赤味紫(同8913)の斑点が基部に入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ピンクパンサー」と比較して、リップの側裂片が大きいこと、リップの基部に斑点が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に育成者の温室(愛知県知多郡南知多町)において、Onc. incurvumにOnc. ornithorhynchumを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11205号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   デザートルック
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピュアサラ」に「ローウィアナム コンカラー」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが緑黄の単色、リップは長三角形で淡緑黄の地色に明黄色の楔が入るやや大型種である。
 草型の大きさはやや大、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面及び横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は30〜60度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは6.1〜9.0o、長さは80〜110p、上部の色、中部の色及び下部の色は淡緑である。咲き型は部分抱え・反転咲き、花の横径は81〜100o、縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は鋭形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等切形である。リップ正面の形は長三角形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちはやや大である。全体的な花色は緑系、花色はセパル及びペタルは緑黄(JHS カラーチャト2911)の単色、リップは淡緑黄(同2702)の地色に明黄(同2506)の楔が入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「フォルテッシモ・ピアニスト」と比較して、リップ先端の形が切形であること、リップに明黄色の楔が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「ピュアサラ」に「ローウィアナム コンカラー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ポールスター」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11206号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ウインターリゾート
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「グレートキャティ・マリアッチ」に「ラインストーン」を交配して育成されたものであり、花はセパルがピンク白の地色に穏紫ピンク色のぼかし及び条線が入り、ペタルがピンク白の地色に紫ピンク色のぼかしが入り、リップは扁円形で黄白の地色に穏紫ピンク色のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面は円形、高さは61〜100mm、長径は51〜70mmである。葉の全体の形は線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は15〜30度、先端の角度は0〜30度、葉の長さは45〜75cm、幅は31〜40mm、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは12〜15mm、長さは30〜50cm、色は緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は41〜60mm、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は切形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等切形、ペタル正面の形は倒卵形、先端の形は不等切形である。リップ正面の形は扁円形、先端の形は微突形、周縁の反転は無、波打ちは中である。全体的な花色は桃系、花色はセパルはピンク白(JHS カラーチャート9701)の地色に穏紫ピンク(同9712)のぼかし及び条線が入る、ペタルはピンク白(同9701)の地色に紫ピンク(同9211)のぼかしが入る、リップは黄白(同2502)の地色に穏紫ピンク(同9212)のぼかしが入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「ラッキーフラワー・あんみつ姫」と比較して、ラテラル・セパル正面の形が倒広卵形であること、リップが黄白の地色に穏紫ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「グレートキャティ・マリアッチ」に「ラインストーン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11207号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ムーンウォーク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「マイティーマウス」に「トレーシー レッダウェイ」を交配して育成されたものであり、花はセパルが緑褐の地色に濃赤茶色のぼかし及び条線が入る、ペタルが緑褐の地色に赤褐色のぼかし及び条線が入る、リップは扁円形で明橙黄の地色に濃赤色の斑点及び楔が入る大型種である。
 草型の大きさは大、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は45〜60度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは75〜105p、幅は31〜40o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは80〜110p、上部及び中部の色は暗緑褐、下部の色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は81〜100o、縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は扁円形、先端の形は微突形、周縁の反転は無、波打ちは中である。全体的な花色は緑系、花色はセパルは緑褐(JHS カラーチャート2709)の地色に濃赤茶(同0709)のぼかし及び条線が入る、ペタルは緑褐(同2709)の地色に赤褐(同0710)のぼかし及び条線が入る、リップは明橙黄(同2204)の地色に濃赤(同0409)の斑点及び楔が入る。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「ラブリー ムーン クレッセント」と比較して、セパル及びペタルの地色が緑褐であること、リップに斑点及び楔が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は,平成6年に出願者が「マイティーマウス」に「トレーシー レッダウェイ」を交配した実生苗を購入し,出願者の温室(山梨県塩山市)において,その開花株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお,出願時の名称は「マイティー トレーシー ムーンウォーク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11208号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   フラウ トシエ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フラウ トシコ」に「フラウ タイコ」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色は鮮紫赤に黄白の覆輪が入る鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さ及び節間長は中、新梢の色は緑、枝の斑点の多少は少、色は黒紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は倒卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鋭形、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、裏面の色は穏黄緑(同3513)、葉柄の長さは中である。花序の形は扁球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は少、花形は一重咲き、装飾花の数は中、花形は普通咲き、縦径及び横径は中、がく片の重なりは少し重なる、大小の有無はやや有、単色・複色の別は複色、開花初期の花色は浅黄緑(同3103)、盛期の花色は鮮紫赤(同9707)の地色に黄白(同2502)の覆輪が入る。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全縁、湾曲は波打ちである。花柄の長さは短、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「フラウ トシコ」と比較して、がく片の切れ込みの位置が全縁であること、がく片の湾曲が波打ちであること等で、「フラウ ヨシミ」と比較して、枝の斑点が多いこと、葉身基部に形が鋭形であること、がく片の切れ込みの位置が全縁であること、がく片の湾曲が波打ちであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(栃木県芳賀郡二宮町)において、「フラウ トシコ」に「フラウ タイコ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11209号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   フラウ モモカ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フラウ キヌエ」に「フラウ マチコ」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色は鮮紫ピンクに黄白の覆輪が入る鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さ及び節間長は中、新梢の色は緑、枝の斑点の多少は中、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は扁球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は少、色は明青紫(同8004)、花形は一重咲き、装飾花の数は中、花形は普通咲き、縦径及び横径は中、がく片の重なりは少し重なる、大小の有無はやや有、単色・複色の別は複色、開花初期の花色は淡黄緑(同3102)、盛期の花色は鮮紫ピンク(同9504)の地色に黄白(同2502)の覆輪が入る。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は平滑である。花柄の長さは短、色は穏紫ピンク(同9712)、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「フラウ キヌエ」と比較して、枝の斑点が多いこと、葉身全体の形が楕円形であること、花柄の色が穏紫ピンクであること等で、「フラウ マチコ」と比較して、葉身全体の形が楕円形であること、両性花の色が明青紫であること、がく片の切れ込みの位置が中部のみであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(栃木県芳賀郡二宮町)において、「フラウ キヌエ」に「フラウ マチコ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11210号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   フラウ ユウコ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フラウ トシコ」に「フラウ フジヨ」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色は鮮紫ピンクで淡紫ピンクの覆輪が入る鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さはやや太、節間長は中、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は無、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は広楕円形、先端の形は鋭形、基部の形は円形、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は扁球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は少、装飾花の数は中、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは少し重なる、大小の有無はやや有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は複色、開花初期の花色は淡黄緑(同3102)、盛期の花色は鮮紫ピンク(同9505)の地色に淡紫ピンク(同9501)の覆輪が入る。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全縁、湾曲は平滑である。花柄の長さは短、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「フラウ トシコ」と比較して、枝に斑点が無いこと、がく片の切れ込みの位置が全縁であること等で、「フラウ ヨシミ」と比較して、開花盛期の花の地色が鮮紫ピンクであること、がく片の切れ込みの位置が全縁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(栃木県芳賀郡二宮町)において、「フラウ トシコ」に「フラウ フジヨ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11211号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   フラウ イクコ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フラウ レイコ」の枝変わりであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色は明紫赤で黄白の覆輪が入る鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さ及び節間長は中、新梢の色は緑、枝の斑点の多少は中、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は倒卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は扁球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花及び装飾花の数は中、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは少し重なる、大小の有無はやや有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は複色、開花初期の花色は淡緑黄(同2903)、盛期の花色は明紫赤(同9706)の地色に黄白(同2701)の覆輪が入る。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は上中部、湾曲は平滑である。花柄の長さは短、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「フラウ レイコ」と比較して、開花盛期の花の地色が明紫赤であること等で、「フラウ トシコ」と比較して、開花盛期の花の地色が明紫赤であること、がく片の切れ込みの位置が上中部であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者園木正広の温室(福岡県久留米市)において、「フラウ レイコ」の枝変わりを発見、以後、海老原廣の温室(栃木県芳賀郡二宮町)において増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11212号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   チャーミングブルーリング
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ロイヤルブルー」に「ハルナ」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでガクアジサイ型、花色は明紫青の鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは中、節間長は短、枝の斑点の多少は中、色は黒紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は卵形、先端の形は尾状鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、裏面の色は浅緑(同3709)、葉柄の長さは中である。花序の形は盃形、花形はガクアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は中、装飾花の数は少、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無はやや有、装飾花の縦径及び横径は大、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は浅紫青(同7603)、盛期の花色は明紫青(同7611)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は平滑である。花柄の長さは短、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は早である。
 「ブルーダイヤモンド」と比較して、装飾花の数が少ないこと等で、「ロイヤルブルー」と比較して、装飾花が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の温室(群馬県新田郡笠懸町)において、「ロイヤルブルー」に「ハルナ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11213号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   チャーミングピンクヤスコ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「グリューンヘルツ」×「マリクライレー」)に「グリューンヘルツ」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色は紫ピンクで鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は短、新梢の色は緑、枝の斑点の多少は少、色は黒紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は広楕円形、先端の形は鋭形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3510)、裏面の色は穏黄緑(同3513)、葉柄の長さは長である。花序の形は半球形、花形はアジサイ型、花序の縦径は大、横径及び厚さは中である。装飾花の数は中、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無はやや有、装飾花の縦径及び横径は大、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は鮮紫ピンク(同9504)、盛期の花色は紫ピンク(同9503)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全体、湾曲は平滑である。花柄の長さは中、小花柄の長さは長である。花色の変化性は有、促成での開花期は早である。
 「ミセスクミコ」と比較して、葉身全体の形が広楕円形であること、花序の形が半球形であること等で、「グリューンヘルツ」と比較して、花序の形が半球形であること、装飾花の開花盛期の花色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の温室(群馬県新田郡笠懸町)において、(「グリューンヘルツ」×「マリクライレー」)に「グリューンヘルツ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11214号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   チャーミングパープルリング
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ロイヤルブルー」に「ハルナ」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでガクアジサイ型、花色は浅青紫で鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は中、新梢の色は緑、枝の斑点の多少は少、色は黒紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は長楕円形、先端の形は尾状鋭尖形、基部の形は鈍形、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は盃形、花形はガクアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は中、装飾花の数は少、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無はやや有、装飾花の縦径は中、横径は大、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は淡青紫(同8002)、盛期の花色は浅青紫(同8003)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は先端のみ、湾曲は平滑である。花柄の長さは短、小花柄の長さは長である。花色の変化性は有、促成での開花期は早である。
 「ブルーダイヤモンド」及び「ロイヤルブルー」と比較して、葉身全体の形が長楕円形であること、装飾花の開花盛期の色が浅青紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の温室(群馬県新田郡笠懸町)において、「ロイヤルブルー」に「ハルナ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11215号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   エンドレスヒロイン
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Rocard Kordana」の枝変わりであり、花序のタイプは散房花序、花は濃赤色で高芯咲、無香の小輪となる鉢物向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はかなり低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは短、基部の幅は狭、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや短、幅は狭である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は無、厚さはやや薄、硬さはやや硬である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は小、高さはやや低、花弁表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)、裏面の色は濃紅(同0109)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは中、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は2〜5、花の香りは無である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色及び開花枝の色は黄緑、開花時期は中である。
 「ルイミレッド」と比較して、花弁裏面の色が濃紅であること等で、「Rocard Kordana」と比較して、花弁表面の色が濃赤であること、裏面の色が濃紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(三重県桑名郡木曽岬町)において、「Rocard Kordana」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ヒロイン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11216号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブーゲンビレア   タマキナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は,「ミセス・バット」の枝変わりであり、苞は紫赤色で、花序の幅が中の鉢物向きの品種である。                        
 樹姿は半蔓性、枝の太さは中、色は緑褐、分枝性は密である。葉身全体の形は広卵形、先端の形は鋭形、基部の形は円形、葉縁の形は全縁、葉縁の波打ちは有、葉身長は短、葉身幅は狭、表面の色は濃緑、斑の有無は無、葉柄の色は緑、刺の有無は有である。花房の大きさ、粗密、花序の幅及び高さは中である。苞の数は中、全体の形は広卵形、先端の形は突形、基部の形は心形、縁片の形は全縁、波打ちは有、反りは外反、長さはやや短、幅は狭である。苞の色の発現は単色型、幼苞の色は赤(JHS カラーチャート0415)、開花期の苞の色は紫赤(同9708)、後期の苞の色は鮮紫赤(同9707)、苞の模様の有無は無、小花の長さ及び幅は中、色は黄白、花数は中、小花数は3、花の香りは無である。 
 「ミセス・バット」と比較して、葉縁の波打が有ること、葉の表面の色が濃いこと等で、「リトルレッドキス」と比較して、葉の表面の色が濃いこと、開花期の苞の色が紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(熊本県玉名市)において、「ミセス・バット」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「レッドウェーブ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11217号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   エッカビッシュ
   
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統の枝変わりであり、樹高は中、苞は鮮赤色の卵形で、数が中の早生種である。                           樹姿は直立性、樹高は中である。枝の太さは中、色は緑褐、分枝性はやや密、節間長はやや短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の切れ込みは深、切れ込みの多少は少、葉身長及び葉身幅は中、葉表面の色は濃緑、着色の多少は中、斑の有無は無、表面及び裏面の毛は有である。葉柄の太さ及び長さは中、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は中である。苞全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、縁の切れ込みは深、ねじれは無、長さは中、幅はやや広、数は中、表面の色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、裏面の色は明赤(同0406)、斑の有無は無である。花柄の長さは短、色は淡緑、小花の長さ及び幅は中である。一花房の花数はやや多、花の香りは無、開花期は早である。 
 「ピープライド」と比較して、葉身基部が円形であること、葉縁の切れ込みが少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、育成者所有の育成系統の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11218号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   エッカダ
   
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統の枝変わりであり、樹高は低、苞は鮮赤色の卵形で、数がやや少の中生種である。                         樹姿は直立性、樹高は低である。枝の太さはやや細、色は緑褐、分枝性は密、節間長は短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の切れ込みは中、切れ込みの多少は少、葉身長及び葉身幅は中、葉表面の色は濃緑、着色の多少は多、斑の有無は無、表面及び裏面の毛は有である。葉柄の太さは中、長さはやや短、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径はやや大である。苞全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、縁の切れ込みはかなり浅、ねじれは無、長さは中、幅はやや広、数はやや少、色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、斑の有無は無である。花柄の長さはかなり短、色は淡緑、小花の長さ及び幅は中である。一花房の花数は少、花の香りは無、開花期は中である。     
 「エッケズポイント フリーダム」と比較して、葉の着色が多いこと、1花房の花数が少ないこと等で区別性が認められる。 
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、育成者所有の育成系統の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11219号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   エッカイデン
   
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピ−プライドピンク」にγ線を照射して育成されたものであり、樹高は低、苞は淡ピンクの地色に淡黄色の覆輪斑が入る卵形で、数が中の早生種である。  樹姿は直立性、樹高は低である。枝の太さは中、色は緑褐、分枝性は粗、節間長はやや短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、葉縁の切れ込みは深、切れ込みの多少及び葉身長は中、葉身幅はやや広、葉表面の色は濃緑、着色の多少は多、斑の有無は無、表面及び裏面の毛は有である。葉柄の太さはやや細、長さはやや短、色は淡緑である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は中である。苞全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、縁の切れ込みは深、ねじれは無、長さ、幅及び数は中、表面及び裏面の色は淡ピンク(JHS カラーチャート0402)の地色に淡黄(同2503)の覆輪斑が入る。花柄の長さは中、色は淡緑及び紅、小花の長さ及び幅は中である。一花房の花数は中、花の香りは無、開花期は早である。 
 「フリーダム マーブル」と比較して、苞基部の形が鈍形であること、苞の縁の切れ込みが深いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1998年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、γ線を照射した「ピープライドピンク」から枝変わりを選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11220号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   エッカブリ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピープライド」にγ線を照射して育成されたものであり、樹高は低、苞は鮮ピンク色の卵形で、数が中の早生種である。
 樹姿は直立性、樹高は低である。枝の太さは中、色は緑褐、分枝性は中、節間長は短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、葉縁の切れ込みは深、切れ込みの多少及び葉身長は中、幅はやや広、葉表面の色は濃緑、着色の多少は中、表面の毛は無、裏面の毛は有である。葉柄の太さは中、長さはやや短、色は緑褐である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は中である。苞全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鋭形、縁の切れ込みは深、ねじれは無、長さは中、幅は広、数は中、表面の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0105)、裏面の色は鮮ピンク(同0104)である。花柄の長さは中、色は黄緑、小花の長さ及び幅は中、柱頭の色はピンクである。一花房の花数は中、花の香りは無、開花期は早である。
 「エッケズポイント フリーダム ピンク」と比較して、葉縁及び苞の切れ込みが深いこと等で、「ピンク ピータースター」と比較して、枝の色が緑褐であること、葉縁及び苞の切れ込みが深いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、γ線を照射した「ピープライド」から枝変わりを選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11221号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   ソレミオ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「EDAPink」の枝変わりであり、樹高は低、苞は鮮橙赤色の卵形で、数が中の中生種である。
 樹姿は開張性、樹高は低である。枝の太さは中、色は緑褐、分枝性は密、節間長は短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は鈍形、葉縁の切れ込みは無、葉身長及び幅は中、葉表面の色は緑、着色の多少は中、表面及び裏面の毛は無である。葉柄の太さ及び長さは中、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は中である。苞全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、縁の切れ込み及びねじれは無、長さは長、幅及び数は中、表面の色は鮮橙赤(JHS カラーチャート0706)、裏面の色は明橙赤(同0705)である。花柄の長さは中、色は淡緑で紅を帯びる、小花の長さ及び幅は中、柱頭の色は紅である。一花房の花数は中、花の香りは無、開花期は中である。
 「ピータースター」及び「ピートイ」と比較して、苞表面の色が鮮橙赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に育成者の温室(フランス共和国)において、「EDAPink」の枝変わりを発見、以後、アメリカ合衆国において増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11222号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   レネート
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピータースター」の枝変わりであり、樹高は中、苞は紫赤色の卵形で、数が中の早生種である。
 樹姿は直立性、樹高は中である。枝の太さは太、色は緑褐、分枝性及び節間長は中である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は切形、葉縁の切れ込みは浅、切れ込みの多少は少、葉身長及び幅は中、葉表面の色は緑、着色の多少は中、表面の毛は無、裏面の毛は有である。葉柄の太さ及び長さは中、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は中である。苞全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、縁の切れ込み及びねじれは無、長さ、幅及び数は中、表面及び裏面の色は紫赤(JHS カラーチャート9714)である。花柄の長さは中、色は淡緑、小花の長さ及び幅は中、柱頭の色は紅である。一花房の花数は中、花の香りは無、開花期は早である。
 「ピータースター」及び「ピートイ」と比較して、苞基部の形が鈍形であること、苞表面の色が紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に育成者の温室(オランダ王国)において、「ピータースター」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11223号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   コルヌス   ホワイト ミソノ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種の実生から選抜して育成されたものであり、総苞は形が卵形、淡黄緑色の一重咲で庭園樹及び切花向きの品種である。
 樹姿は半直立性、樹高は高である。枝の太さはやや細、新梢の色は緑、枝の色は褐、分枝性は中である。葉全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部は鈍形、葉縁の波打ちは有、葉身長は中、葉身幅はやや広、新葉の着色は無、成葉表面及び裏面の色は緑、秋季の葉色は橙、斑の有無は無、葉の裏面の毛及び葉柄の長さは中である。花序のタイプは頭状花序、向きは上向、大きさは中、総苞を含む花序の大きさは大、小花の大きさは中、小花の色は黄白、総苞のタイプは一重咲、重なりは重なる、開き方は水平、ねじれはかなり弱、全体の形は卵形、総苞片の長さは長、幅はやや広、色は淡黄緑(JHS カラーチャート3303)、花柄の太さはやや細、長さは長である。花の香りは無、到花樹齢の早晩は早、花つきの多少は中、開花性は一季咲、開花期は晩である。
 「ミルキーウェイ」と比較して、葉縁の波打ちがあること、総苞片の長さが長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和56年に育成者のほ場(埼玉県さいたま市)において、野生種をは種し、平成元年にその実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「White Misono」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11224号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ディアスキア ハイブリッド   ヘクベル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種に「D.MOLLIS」を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色で、上唇弁(上弁)中央部の目が明赤紫色、上唇弁(上弁)の凹部が濃紫赤色の開張性の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は開張性、草丈は低である。茎の形は四角形、節間長及び茎の太さは中、色は緑である。葉の形は心臓形、葉長は中、葉幅は狭、色は緑、葉縁の形は歯状、着生角度は水平である。花の長さ及び幅は中、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9205)、複色の有無は無、裏面の色は紫ピンク(同9203)、花弁表面の波打の有無は無、上唇弁(上弁)の長さは長、幅は広、先端の形は鋭形、中央部の目の色は明赤紫(同9206)、凹部の色は濃紫赤(同9709)、下唇弁(側弁)の長さは中、幅は広、先端の形は鈍形、下唇弁(下弁)の長さは短、幅は中、形はU型、距の長さはやや短、幅は中、曲がりの程度は強、色は鮮紫ピンク(同8904)、花柄の長さ及び太さは中、色は濃緑である。
 「ライラック・ベル」と比較して、葉形が心臓形であること、花が長く幅が広いこと、距の曲がりが強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(連合王国)において、無名実生種に「D.MOLLIS」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11225号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   やまももそう   リトルプリンス
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シスキューピンク」の変異株であり、草姿は立ち型、草丈は低、花は鮮紫ピンク色のやや小輪となる、花壇及び鉢物向きの品種である。
 草姿は立ち型、草丈は低、茎の長さは短、アントシアニンの発現の程度は強、毛の有無と多少は少、分枝性は多である。葉形は広線形、葉の欠刻の有無と深さは浅、葉長は中、葉幅はやや狭、葉の色は濃緑、葉の斑の有無は無、アントシアニンの発現の程度は強、表面の毛の多少及び葉数は少である。花の向きは斜上向き、花径はやや小、花筒の長さは短、つぼみの色は濃紅(JHS カラーチャート0109)、花弁の地色は鮮紫ピンク(同9705)、花色模様の種類は脈斑、花色模様の色は明紫赤(同9706)、花弁数は4枚、上位花弁及び下位花弁の形は倒卵形、上位及び下位花弁長、上位及び下位花弁幅並びにがく片の長さは中、がく片、花柱及び花糸の開花始めの色は濃赤、雄ずいの数は8本、花の香りの有無は無である。
 「シスキューピンク」と比較して、草丈が低いこと、茎が短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(青森県黒石市)において、「シスキューピンク」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11226号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   KX−S035号(KX−S035ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「東北S21号」に出願者の所有の育成系統菌株どうしを交配して育成されたものであり、菌さんが大葉、やや硬肉質の自然栽培向きやや低温性の品種である。
 菌さんの形は平面が円形、側面が平形、大きさは大、色は黄褐色、厚さは厚、肉質はやや硬である。りん皮の付着部位は全面、大きさは大、色は有である。子実層たくの形状は3型、並び方は正常、幅は中、密度は密、色はクリーム色である。菌柄の形は1型、長さは短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は極大、太さはやや太、色あい、毛の有無及び毛の色は有、肉質は硬である。子実体の発生時期は春秋、発生型は散発、発生温度はやや低温、発生最盛期までの期間は中である。乾物率は10〜15%未満、子実体1個当たりの平均乾重は5.0g以上、収量性は少である。
 「東北S21号」及び「KX−S034号」と比較して、菌さんが大きいこと、子実体の発生型が散発であること等で区別性が認められる。
 なお、「東北S21号」及び「KX−S034号」との対峙培養において、明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の施設(宮城県仙台市)において、「東北S21号」に出願者所有の育成系統菌株どうしを交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11227号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぬめりすぎたけ   福岡O−N(ふくおかO−N)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種(宮崎県産)の子実体を組織分離し育成されたもので、菌さんが丸山形、大葉、中肉の施設栽培向きの品種である。
 菌糸密度は中、菌叢表面の色は無、菌糸生長最適温度はやや高である。菌さんの断面の形は丸山形、りん皮の多少は中、大きさは大、中心部の色(収穫時)は黄褐色、厚さは極厚、肉質は中である。菌柄の菌さんへの付き方はやや湾生、長さは極長、太さは太、色は淡色、断面の状態は中実、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は少である。子実体の発生型は株生、発生最盛期までの期間は極長、発生処理後収穫までの期間は長、発生最適温度及び生育最適温度は中である。収量(生重)は中、有効茎本数は少である。
 「福岡 K−N」と比較して、りん皮が少ないこと、菌柄が長いこと等で、「FPF−72」と比較して、菌糸生長最適温度が高いこと、菌柄が長いこと等で区別性が認められる。
 なお、「福岡 K−N」及び「FPF−72」との対峙培養において、明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に福岡県森林林業技術センター(久留米市)において、野生種(宮崎県産)の子実体を組織分離し、得られた菌株の中から選抜、以後、栽培試験及び特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11228号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶなしめじ   長野農工研B−1号(ながののうこうけんB−1ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種(北海道産)の子実体から組織分離して育成されたものであり、菌さん中央部が灰茶色で、菌柄の形が細長の施設栽培向きの品種である。
 菌さんの大きさは中、断面は丸山形、中央部の色は灰茶色、周縁部の色は浅灰茶色、肉の厚さは薄い、肉質は軟である。斑紋の多少は少、大小は小、分布の状態は周縁部以外、明瞭度は明瞭である。菌しゅうの色は黄白色、並び方は正常、幅及び密度は普通である。菌柄の長さは長、菌さんへのつき方は中心生、形は細長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は2.1以上である。菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は
20〜25日である。子実体の発生型は株状型、収量は121g以上/瓶、有効茎本数は41本以上である。
 「宝の華M−8171」と比較して、菌しゅうの並びが正常であることで、「宝の華K−0259」と比較して、菌しゅうの並びが正常であること、菌柄が長いこと等で区別性が認められる。
 なお、「宝の華M−8171」及び「宝の華K−0259」との対峙培養において、明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成12年に出願者の施設(長野県須坂市)において、野生種(北海道産)の子実体から組織分離し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、同年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11229号   平成15年3月17日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   まいたけ   BO−101
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種(福島県産)の子実体から組織分離して育成されたものであり、菌さんの表面の色が淡黄で中葉、極厚の施設栽培向きの品種である。
 寒天培地上の最適生長温度は26℃、菌叢の色の有無は無、表面の形状は平滑、周縁部の形状は不整一、厚さ及び密度は普通である。菌床の被膜の形成は少、被膜の色の有無は有である。子実体の発生までの期間は51〜60日、発生最適温度は15〜20℃、生長最適温度は18〜21℃、収量は397gである。菌さんの大きさは中、厚さは極厚い、きれこみの有無は無、断面の形状は2型、表面の色は淡黄、環紋は3型、毛は中である。管孔の孔口表面の形状は3型、孔口断面の凹凸は無、管孔発達の部位は2型である。菌柄断面の形態は2型である。
 「森M52号」と比較して、菌さんの切れ込みが無いこと、管孔の孔口表面の形状が3型であること等で、「OM−1」と比較して、菌さんが厚いこと、菌さん断面の形状が2型であること等で区別性が認められる。
 なお、「森M52号」及び「OM−1」との対峙培養において、明確な嫌触反応を有する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の施設(栃木県足利市)において、野生種(福島県産)の子実体から組織分離し、得られた菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。