種苗法による品種登録
 
 種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき、下記125品種の品種登録(第163回)をしましたので、お知らせいします。
 
                                        
 品種登録の番号  農林水産植物の種類     登録品種の名称
 
品種登録を受ける者の氏名又は名称
10960 稲       コシヒカリ新潟BL6号 新潟県
10961 稲     モーれつ 麒麟麦酒株式会社
10962 うねひかり 池岡正
10963 ぎんおとめ 岩手県
10964 香悦 石原宏
10965 夢いっぱい 三菱化学株式会社
10966 稲      ゆめさやか 山形県
10967 稲       夢の香 福島県
10968 稲       あいちのかおりSBL 愛知県  
10969 大麦 セツゲンモチ    長野県
10970 小麦    キヌヒメ 長野県
10971
 
ばれいしょ
 
シンシア
 
ジェルミコーパ S.
A.
10972 よもぎ    ジャンライメ 松井識樹
10973 ラベンダー   ブルーリバー 有限会社フジ フローラ
10974 トマト セフティー 日華化学株式会社
10975 トマト  華スィート 日華化学株式会社
10976 なす 羽曳野育成1号 大阪府
10977
 
メロン
 
メロン中間母本農4号
 
独立行政法人農業技術研究機構
10978
 
たまねぎ 
 
さらり
 
北海道、ホクレン農業協同組合連合会
10979 たまねぎ    81S 北海道
10980 たまねぎ    S7946A 北海道
10981 たまねぎ    S7946B 北海道        
10982 はくさい    きむはく 長野県
10983 やまのいも  掘れ惚れねちっこ 織田豊治 
10984 やまのいも   北信 織田豊治  
10985 やまのいも   とやま泉寿 富山市 
10986 やまのいも   ねばりっ娘 鳥取県 
10987
 
かき   
 
信州ほてい
 
塚田幸朝、番場守彦、寺澤義三郎 
10988 くり   神峰 茨城県
10989 ぶどう    オーロラブラック 岡山県
10990 キウイフルーツ 工藤クイン 工藤茂道
10991 ストック    ペイル ブルー レボ 黒川幹
10992 デルヒニウム コーラスローズ タキイ種苗株式会社
10993
 
ガーベラ 
 
ベントレイ
 
フローリスト デ クワケル社
10994
 
ガーベラ  
 
ルーエリィ
 
フローリスト デ クワケル社
10995
 
ガーベラ   
 
レシィ
 
フローリスト デ クワケル社
10996
 
ガーベラ   
 
ハイレイ
 
フローリスト デ クワケル社
10997
 
ガーベラ   
 
フロニッキィ
 
フローリスト デ クワケル社
10998 ガーベラ    ボルケーノ シューブ ヨセフ  
10999 ガーベラ    ミヨノエル シューブ ヨセフ  
11000 ガーベラ    ガレリア シューブ ヨセフ  
11001 ガーベラ    クレア シューブ ヨセフ   
11002 ガーベラ    ムーン チャイルド シューブ ヨセフ   
11003 きく    セイカナリー 有限会社精興園  
11004 きく    精の砦 有限会社精興園   
11005 きく      セイピノ 有限会社精興園
11006 きく    セイメリア 有限会社精興園
11007 きく   レリアス 有限会社精興園
11008 きく   レバレッタ 有限会社精興園
11009 きく      レジャイアン 有限会社精興園 
11010 きく      セイナナ 有限会社精興園
11011 きく      セイチャーリー 有限会社精興園
11012 きく      セイアドルフ 有限会社精興園
11013
 
きく     
 
レーガンエリートホワイト 有限会社精興園 
 
11014 きく      レーガンエリートピンク 有限会社精興園
11015 きく      レーガンエリートサニー 有限会社精興園
11016 きく      レーガンレッドルビー 有限会社精興園
11017 きく      セイブルーム 有限会社精興園  
11018 きく    カラブリア クリングロー社  
11019 きく  ストロンボリ クリングロー社  
11020 きく  アイアタック 有限会社岩田農園   
11021 きく  アイブルース 有限会社岩田農園   
11022 きく  アイセレナ 有限会社岩田農園   
11023 きく      ポップキャロル 有限会社岩田農園   
11024 きく  黄金の音 平間明夫
11025 しおん シルキースターパープル 群馬県
11026
 
しおん
 
シルキースターバイオレット 群馬県
 
11027 しおん シルキースターパープルレッド 群馬県
11028 スターチス   ティーエスブルー 進藤俊英
11029 カーネーション イルミネーション 株式会社サカタのタネ
11030
 
ベゴニア
 
三郷S1
 
ゴールデン ステート バルブ グロアーズ 
11031
 
ベゴニア
 
三郷S3
 
ゴールデン ステート バルブ グロアーズ 
11032 りんどう ふくしまかれん 福島県
11033 おうごんかずら マリーナ 水谷滝光    
11034
 
オステオスペルマム スプリングピンク
 
株式会社ミヨシ
 
11035
 
オステオスペルマム スプリングパープル     株式会社ミヨシ
 
11036 ベロニカ    マンハッタンブルー 伊達毅
11037 シクラメン いづものかおり 岸一雄
11038
 
ゆり
 
ムーンリバー
 
北海三共株式会社、三共株式会社
11039 ゆり     ピンクプロミス タキイ種苗株式会社
11040 ゆり      カクテルスイング 富山県 
11041 ゆり      カクテルビート 富山県
11042 ゆり     ワイワイイエロー 富山県 
11043 ゆり      ゆうこの輝き 高知県
11044 ゆり      ゆうこのときめき 高知県
11045 ゆり      ゆうこの初恋 高知県
11046 グロリオサ   ピクシー 磯貝一弘
11047 シンビジウム プリンセスソノベ 株式会社丹波ナーセリー
11048 デンドロビウム かな 金山輝佳
11049
 
ファレノプシス
 
倉敷小町
 
板谷謙、有限会社フジ園芸
11050 あじさい  リップル 有限会社谷田部園芸
11051 ハイビスカス コルドレッド 後藤昭辞
11052 ハイビスカス  チョウフウイエビー 後藤昭辞
11053 ばら エスエフ265 住友林業株式会社
11054 ばら ケイハヨコキ 京成バラ園芸株式会社
11055 ばら     ルイドゥスティ デ ルイターズ ニュー ローゼン社
11056 ばら      ルイロオネ デ ルイターズ ニュー ローゼン社 
11057
 
ばら     
 
オリレノ
 
デ ルイターズ ニューローゼズ インターナショナル社
11058
 
ばら    
 
オリセズ
 
デ ルイターズ ニューローゼズ インターナショナル社
11059
 
ばら     
 
パンロウグ
 
デ ルイターズ ニューローゼズ インターナショナル社
11060
 
ばら     
 
パンパスト
 
デ ルイターズ ニューローゼズ インターナショナル社
11061
 
ばら     
 
パナラーン
 
デ ルイターズ ニューローゼズ インターナショナル社
11062 ばら      ケイハグリー 京成バラ園芸株式会社
11063 ばら     ケイハビロア 京成バラ園芸株式会社 
11064 ばら     ケイハカピラ 京成バラ園芸株式会社
11065 ばら     ケイハヤナサ 京成バラ園芸株式会社 
11066 ばら     ケイハタカホ 京成バラ園芸株式会社
11067 ポインセチア 万葉の里 川井康司
11068 つつじ  麗紅6312 王子製紙株式会社
11069 ヒペリクム ボサミスト H.&B.R.ファン デン ボス社
11070
 
ケラトスティグマ ウィルモッティアヌム ライセ
 
松井識樹
 
11071
 
ディアスキア ハイブリッド ヘクシド
 
松井識樹         
11072
 
ディアスキア ハイブリッド ヘクタート
 
松井識樹         
11073
 
ひるざきつきみそう  ゴールドフレーム
 
株式会社黒石植物園
 
11074
 
ひるざきつきみそう サンダンス
 
株式会社黒石植物園
 
11075

 
ブラキスコメ アングスティフォリア×ブラキスコメ マルチフィダ  マウブミスティーク

 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
 
11076 ブラキスコメ セグメントサ ミスティーライラック アウトバックプランツ
11077 ブラキスコメ セグメントサ ミスティーピンク アウトバックプランツ
11078

 
ヘスペロジギス ミルトイデス×ヘスペロジギス ディミディアタ  サンミンブ

 
サントリーフラワーズ株式会社  
 
11079 うすひらたけ  ふくひら2号 福井県
11080 しいたけ    ML6 森産業株式会社  
11081 しいたけ   ML12 森産業株式会社  
11082 しいたけ   菌王7号 株式会社富士種菌
11083 しいたけ ML8 森産業株式会社
11084 はたけしめじ 波賀のめぐみ 兵庫県
          



















































































































































 
 
 
 
 
 
            【品 種 登 録 の 概 要】
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10960号   平成15年2月20日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   コシヒカリ新潟BL6号(コシヒカリにいがたBL6ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
  この品種は、「ツユアケ」を1回親、「コシヒカリ」を反復親として戻し交配を行い育成された固定品種であり、育成地(新潟県長岡市)における成熟期は中生の早、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-kmの水稲、粳種である。
 草型は中間、稈長は長、細太は中、剛柔はやや柔、葉身毛茸の有無と多少及び止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長及び穂数は中、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は黄白−黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は淡褐、色沢及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は中、腹白の多少及び胴割の多少は極少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の早、穂揃日数は中、穂発芽性は難、耐倒伏性は極弱、脱粒性は難、地上部全重は中、収量はやや少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-kmである。アミロース含量及び蛋白質含量はやや低である。
 「コシヒカリ」及び「コシヒカリ新潟BL4号」と比較して、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-kmであることで区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要    
 この品種は、昭和61年に新潟県農業総合研究所作物研究センター(長岡市)において、「コシヒカリ」に「ツユアケ」を交配し、以後、「コシヒカリ」を反復親として戻し交配を5回行い、その後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10961号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   モーれつ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「リンクス89」にメチルニトロソウレア処理を行い、その突然変異株の中から育成された固定品種であり、育成地(栃木県塩谷郡喜連川町)における成熟期は晩生の晩、稈長が極長、稈が太く、耐倒伏性が極強の飼料向きの水稲、粳種である。
 草型は穂重、稈長は極長、細太は太、剛柔は極剛、葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度は極立、葉身の色は濃緑、葉鞘の色は紫である。穂長は長、穂数は少、粒着密度は疎、穂軸の抽出度は短、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は赤である。芒の有無と多少は無である。玄米の形は極長、大小は極小、粒色は白、色沢は中、精玄米千粒重は極小、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良、香りは有、胴割の多少は中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は晩生の晩、穂揃日数はやや長、耐倒伏性は極強、脱粒性はやや易、地上部全重は極大、収量はやや多である。しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2i)である。アミロース含量は高である。
 「リンクス小林」と比較して、稈長が長いこと、稈が剛いこと等で、「リンクス89」と比較して、稈長が長いこと、稈が剛いこと、脱粒しにくいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要    
 この品種は、平成元年に出願者の農場(栃木県塩谷郡喜連川町)において、「リンクス89」にメチルニトロソウレア処理を行い、その突然変異株の中から選抜、以後、増殖を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10962号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   うねひかり
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「中生新千本」に「ココノエモチ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(広島県甲奴郡上下町)における成熟期は早生の晩、脱粒性がやや難の水稲、糯種である。
 草型は偏穂重、稈長はやや長、細太はやや細、剛柔及び止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長及び穂数は中、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少はやや少、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は黄白−黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は白、精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の中、光沢はやや不良である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期及び成熟期は早生の晩、穂揃日数はやや長、穂発芽性は極易、脱粒性はやや難、地上部全重は中、収量はやや多である。
 「中生新千本」と比較して、糯種であること、出穂期及び成熟期が早いこと等で、「ココノエモチ」と比較して、穎色が黄白であること、ふ先色が黄白−黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
8 登録品種の育成の経過の概要    
 この品種は、平成2年に育成者の農場(広島県甲奴郡上下町)において、「中生新千本」に「ココノエモチ」を交配し、雑種第4代まで個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10963号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   ぎんおとめ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「秋田酒44号」に「東北141号(後の「こころまち」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(岩手県北上市)における成熟期は早生の早、稈長がやや短 、穂長が中、千粒重が大の醸造用の水稲、粳種である。
 草型は偏穂数、稈長はやや短、細太はやや太、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度はやや立、葉身の色及び葉鞘の色は緑である。穂長は中、穂数はやや少、粒着密度は中である。穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄、芒の有無と多少は稀、芒長は極短である。玄米の形はやや円、大小はやや大、精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は中の中、光沢はやや良、心白の多少はやや少、大小はやや小、水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳である。出穂期及び成熟期は早生の早、障害型耐冷性、穂発芽性及び耐倒伏性は中、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、i、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性はやや強である。
 「たかねみのり」と比較して、精玄米千粒重が大きいこと、心白が出ること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a、iであること等で、「美山錦」と比較して、稈長及び穂長が短いこと、穂数が多いこと、出穂期及び成熟期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に岩手県立農業試験場(現岩手県農業研究センター、北上市)において、「秋田酒44号」に「東北141号(後の「こころまち」)」を交配し、その雑種第4代を個体選抜、以後、系統育種法により選抜、固定を図りながら特性検定試験及び生産力検定試験を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10964号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   香悦(かえつ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の農場(秋田県南秋田郡大潟村)において発見された「あきたこまち」の変異株から育成された固定品種であり、育成地(秋田県南秋田郡大潟村)における成熟期は極早生、稈長がやや短、脱粒性が難の水稲、粳種である。
 草型は中間、稈長はやや短、細太はやや細、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度は中である。穂長は短、穂数はやや少、粒着密度はやや疎、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄である。芒の有無と多少は無、芒色は黄白−黄である。玄米の形及び大小は中、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は中の中、光沢はやや不良、腹白の多少は少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は極早生、障害型耐冷性はやや弱、穂発芽性はやや易、耐倒伏性は弱、脱粒性は難、収量はやや少である。穂いもちほ場抵抗性はやや弱、葉いもちほ場抵抗性は強である。アミロース含量は中、蛋白質含量は高である。
 「あきたこまち」と比較して、玄米が大きいこと、成熟期が早いこと等で、「アキヒカリ」と比較して、粒着密度が疎であること、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要    
 この品種は、平成8年に育成者の農場(秋田県南秋田郡大潟村)において、「あきたこまち」の変異株発見し、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「おおがたこまち」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10965号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   夢いっぱい(ゆめいっぱい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「夢ごこち」に「夢かほり」を交配して育成された固定品種であり、育成地(埼玉県南埼玉郡菖蒲町)における成熟期は早生の早、稈長及び穂長が中、穂発芽性が極難、耐倒伏性が強の水稲・粳種である。
 草型は中間、稈長は中、細太はやや太、剛柔は中、止葉の直立の程度は立、葉身の色及び葉鞘の色は緑である。穂長は中、穂数はやや少、粒着密度は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄である。芒の有無と多少はやや少、芒長は短、芒色は黄白−黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は白、精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の上、香りは無、食味は上の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は早生の早、穂発芽性は極難、耐倒伏性は強、脱粒性は難、収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はpi−i、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性はやや強である。アミロース含量及び蛋白質含量はやや低である。
 「夢ごこち」と比較して、稈長が短いこと、止葉が立つこと、耐倒伏性が強いこと、「ひとめぼれ」と比較して、止葉が立つこと、耐倒伏性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に株式会社植物工学研究所(埼玉県南埼玉郡菖蒲町)において、「夢ごこち」に「夢かほり」を交配し、その雑種第4代を個体選抜、雑種第6代から系統育種法により選抜、固定を図りながら特性検定試験及び生産力検定試験を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10966号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   ゆめさやか
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「山形40号」に「奥羽341号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(山形県東田川郡藤島町)における成熟期は極早生、障害耐冷性がやや強、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a、iの水稲、粳種である。
 草型は偏穂重、稈長、細太及び剛柔は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は中、穂数はやや少、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は白である。芒の有無と多少は少、芒長は中、芒色は黄白−黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は白、色沢及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良、香りは無、腹白及び胴割の多少は少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は極早生、穂揃日数はやや短、障害型耐冷性はやや強、出穂遅延型耐冷性は強、穂発芽性は中、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、地上部全重及び収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、i、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性はやや強、白葉枯病圃場抵抗性は弱である。
 「みちのくわせ」と比較して、障害型耐冷性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a、iであること等で、「はなの舞い」と比較して、出穂期及び成熟期が早いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a、iであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に山形県立農業試験場庄内支場(東田川郡藤島町)において、「山形40号」に「奥羽341号」を交配し、その雑種第4代を個体選抜、以後、系統育種法により選抜、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10967号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   夢の香(ゆめのかおり)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「八反錦1号」に「山形酒49号(のちの「出羽燦々」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(福島県郡山市)における成熟期は中生の早、心白が大で極多の酒造向きの水稲、粳種である。
 草型は穂重、稈長、稈の細太及び稈の剛柔は中、止葉の直立の程度は立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は中、穂数はやや少、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度はやや短、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄、芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや円、大小は大、粒色は白、色沢は中、精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良、香りは無、心白の多少は極多、大小は大、腹白及び胴割の多少は少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の早、穂揃日数は中である。障害型耐冷性及び穂発芽性は中、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、地上部全重は中、収量はやや多である。穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は中である。
 「五百万石」と比較して、穂軸の抽出度が短いこと、心白が多いこと、耐倒伏性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に福島県農業試験場(郡山市)において、「八反錦1号」に「山形酒49号(のちの「出羽燦々」)」を交配し、5年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10968号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   あいちのかおりSBL
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「愛知78号(のちの「葵の風」)」を1回親、「あいちのかおり」を反復親として育成された固定品種であり、育成地(愛知県愛知郡長久手町)における成熟期は晩生の晩、穂いもちほ場抵抗性がやや強、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)の水稲、粳種である。
 草型は中間、稈長はやや長、稈の細太、剛柔、葉身毛茸の有無と多少及び止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや長、穂数、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少はやや少、芒長はやや短、芒色は黄白−黄である。玄米の形は中、大小はやや大、粒色は淡褐、色沢は中、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良、香りは無、腹白及び胴割の多少は少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は晩生の晩、穂揃日数、穂発芽性及び耐倒伏性は中、脱粒性は難、地上部全重はやや大、収量はやや多である。穂いもちほ場抵抗性はやや強、葉いもちほ場抵抗性は中、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病ほ場抵抗性はやや強、しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2i)、萎縮病抵抗性品種群別及びツマグロヨコバイ抵抗性品種群は感受性群、トビイロウンカ抵抗性遺伝子型は+である。 
 「あいちのかおり」と比較して、穂いもちほ場抵抗性が強いこと、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)であることで区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日               
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に愛知県農業総合試験場(愛知郡長久手町)において、「愛知78号(のちの「葵の風」)」に「あいちのかおり」を交配し、その後「あいちのかおり」を反復親として2回連続戻し交配を行い、その雑種代3代を「あいちのかおり」に交配、以後、固定を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10969号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大麦   セツゲンモチ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「弥富モチ」と「東山皮83号」の雑種第一代に「東山皮82号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(長野県須坂市)における成熟期はやや早、耐倒伏性が強、精麦白度が大、糯性の大麦である。
 叢性はやや匍匐、株の開閉は中、並渦性は並である。稈長及び細太は中、剛柔はやや剛、ワックスの多少は中、葉耳の有無は有、葉色及び葉鞘のワックスの多少は中、毛の有無・多少は少である。穂長は中、粒着の粗密はやや密、穂の抽出度は中、条性は六条、穂の下垂度は直、芒の有無と多少は多、芒長はやや長、芒の粗滑は粗、ふの色は黄である。粒の形、大小、千粒重及びリットル重は中、原麦粒の見かけの品質は中の上である。播性はT、茎立性、出穂期及び成熟期はやや早、糯・粳の別は糯、皮裸性は皮、脱芒性は中、穂発芽性はやや難、脱粒性は中、耐倒伏性及び耐寒性は強、耐雪性は中、耐凍上性はやや弱、収量性は多である。粒質は粉質、精麦歩留は中、精麦白度は大である。しま萎縮病抵抗性はやや強、うどんこ病抵抗性は弱、雲形病抵抗性は中である。
 「アサマムギ」と比較して、糯性であること、穂発芽性が難であること等で、「ミノリムギ」と比較して、出穂期及び成熟期が早いこと、糯性であること、耐倒伏性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要    
 この品種は、昭和61年に長野県農事試験場(須坂市)において、「弥富モチ」と「東山皮83号」の雑種第一代に「東山皮82号」を交配し、平成元年に雑種第3代で個体選抜を行い、以後、派生系統選抜を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10970号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   小麦   キヌヒメ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「関東95号」と「東山18号」の雑種第一代に「ニシカゼコムギ」を交配し、bulbosum法による半数体育種法で育成された固定品種であり、育成地(長野県須坂市)における成熟期はやや早、穂発芽性が難の製麺向きの品種である。
 叢性はやや匍匐、株の開閉は中、鞘葉の色は無である。稈長はやや短、稈の細太は中、剛柔はやや剛、ワックスの多少は中、葉色は淡、葉鞘のワックスの多少はやや多、毛の有無・多少は無〜極少、葉身の下垂度は中、フレッケンの有無・多少は少である。穂型は紡錘状、穂長、粒着の粗密及び抽出度は中、ワックスの多少は少、ふ毛の有無は無、葯の色は黄、芒の有無と多少はやや少、芒長は中、ふの色は褐である。粒の形及び大小は中、色は褐、頂毛部の大きさはやや小、粒の黒目の有無・多少は無〜極少、千粒重はやや大、容積重は中、原麦粒の見かけの品質は中の上、粗蛋白質含量は中、灰分含量はやや少である。うるち・もちの別はうるち、播性の程度はW、茎立性は中、出穂期は早、成熟期はやや早、遺伝子雄性不稔の有無及び細胞質雄性不稔の有無は無、耐寒性はやや強、耐雪性はやや弱、耐凍上性は中、耐倒伏性は強、穂発芽性は難、脱粒性及び収量性は中である。粒の硬軟はやや軟、粒質は粉状質、製粉歩留はやや低、ミリングスコア及び60%粉粗蛋白質含量は中、60%粉灰分含量はやや少、60%粉アミロース含量は中、粉の明度はやや高、粉の赤色みは中、粉の黄色みは低、吸水率及びバロリメーターバリュウは中、生地の力の程度は小、生地の伸長抵抗は弱、生地の伸長度はやや短、生地の形状係数は小、最高粘度は大である。うどんこ病抵抗性は強である。
 「シラネコムギ」と比較して、フレッケンが少ないこと、粒質が粉状質であること等で、「フクホコムギ」と比較して、穂型が紡錘状であること、播性の程度がWであること、穂発芽性が難であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要    
 この品種は、昭和63年に長野県農事試験場(須坂市)において、「関東95号」と「東山18号」の雑種第一代に「ニシカゼコムギ」を交配し、平成元年にその雑種第一代にHordeum bulbosumを交配し、半数体を培養後に染色体の倍加を行い選抜、育成された品種であり、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10971号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばれいしょ   シンシア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の農場(フランス国)において「ランディア」に「オーシャイアン」を交配して育成された固定品種であり、いもの形状は楕円形、皮色は白黄、肉色は淡黄の調理向きの品種である。
 叢性及び個重型・個数型の別は中間型、茎の長さは長、太さは太、茎色は緑、分枝数は少、葉色は緑、小葉着生の粗密は中、葉の毛茸は多、花の数は稀、花色は白、ふく枝の長さは短、いも着生の深浅は浅、いもの長短は長、扁平度はやや弱、形は楕円形、皮色は白黄、目の深浅はかなり浅、肉色は淡黄、枯ちょう期は中早、早期肥大性はやや速、上いも重、数、平均1個重及び肉質は中である。  
 「メークィーン」と比較して、花色が白であること、いもの形が楕円形であること等で、「さやか」と比較して、いもの形が楕円形であること、肉色が淡黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1983年に育成者の農場(フランス国)において、「ランディア」に「オーシャイアン」を交配し、1984年にその実生の中から選抜、以後、増殖と選抜を行いながら特性の調査を継続し、1989年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10972号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   よもぎ   ジャンライメ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統の枝変わりであり、葉の表面に浅黄緑色及び明緑黄色の斑が入る花壇向きの品種である。
 草姿は直立、草丈は中である。分枝数は多、分枝性状は上向き、茎の太さは中、茎の緑色の程度は淡緑、アントシアンの有無と程度は少、断面は円、節間長は短、毛は少、木質化の程度は中である。葉序は密、葉形は2回、葉の大きさは中、表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)に浅黄緑(同3511)及び明緑黄(同2905)の斑が入る、裏面の色は灰黄緑(同3314)に浅緑黄(同2702)の斑が入る、葉の毛じの多少は少、たく葉状小葉の有無は有、形は披針形である。花房の形は筒、大きさは小、頭花の形は広卵だ円形、大きさは小、色は淡黄色、管状花の形は広い筒形で下部が細い、大きさは中、色は赤黄である。開花期は晩、結実性は無又は極低である。
 「クラムヨモギ」及び「ミブヨモギ」と比較して、葉の表面に浅黄緑色及び明緑黄色の斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の農場(連合王国)において、育成者所有の育成系統の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願公表の名称は「ジャンライム」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10973号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ラベンダー   ブルーリバー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ヒッドコートブルー」に無名実生種を交配して育成されたものであり、花色は明青紫で花穂は円柱の四季咲きの花壇向きの品種である。
 樹姿は直立、樹高、茎の長さ、太さ、毛の多少及び分枝性は中、葉型は楕円形、先端の形は鈍、切れ込みの有無は無、長さはやや長、幅は中、色は暗黄緑(JHS カラーチャート3313)、毛の多少は中である。花梗の毛の多少は中、分枝性は無、花穂の形は円柱、花梗の長さは中、花穂の長さは短、太さは太、花形は円柱、花の大きさは短、花梗の色は穏黄緑(同3514)、花の色は明青紫(同8004)、花弁の形は中間形、ほう葉及び花梗におけるほう葉の有無は無、がくの形は楕円体、大きさは中、色は濃紫、一花穂の花数は疎、一茎の花数は多である。開花の早晩性は晩、開花習性は四季咲き、香気は中である。
 「ヒッドコートブルー」と比較して、花穂が短いこと、花弁の形が中間形であること等で、「ラベンダーレディー」と比較して、花穂の形が円柱であること、花の色が明青紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(デンマーク王国)において、「ヒッドコートブルー」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、特性の調査を継続し、
1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10974号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トマト   セフティー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「SEVERIANIN」×出願者所有の育成系統)に(「SEVERIANIN」×「北光デリシャス」)を交配して育成されたものであり、果実はやや偏平でやや大、完熟期の果皮は濃紅色で単為結果性を有する生食用の品種である。
 草姿は普通、節間長は中である。第1花房より下の葉数はやや少、花房間葉数は一般に3、葉色は緑、葉の着生角度はやや下垂、形は1型、巻葉性は弱、根の太さはやや細である。花房の形は単純、花弁の色は黄、花数は中、完熟期の果色は濃紅、果実表皮の色は無色、果形はやや偏平、果頂部の形は平滑、果実の大きさはやや大、子室数は一般に7〜8、果肩部の緑色は弱、へた落ちの大きさはやや小、周囲のコルク化面積は中、果柄の離層は有、花落ちの形は点状、果肉の色は濃紅である。開花始期及び着色始期はやや晩、可溶性固形物含量、酸度及び全固形物量は中である。
 「ハウス桃太郎」と比較して、子室数が多いこと、開花始期及び着色始期が遅いこと等で、「メリーロード」と比較して、果形がやや扁平であること、花落ちの形が点状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の研究所(福井県坂井郡坂井町)において、(「SEVERIANIN」×出願者所有の育成系統)に(「SEVERIANIN」×「北光デリシャス」)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10975号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トマト   華スィート(はなスィート)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レモンボーイ」に「華キュート」を交配して育成されたものであり、果実は球形で小さく、完熟期の果皮は橙色の生食用の品種である。
 草姿は普通、節間長はやや長である。第1花房より下の葉数は少、花房間葉数は一般に3、葉色はやや淡緑、葉の着生角度はやや下垂、形は1型、巻葉性は弱、根の太さは中である。花房の形は単純、花弁の色は黄、花数はやや多、完熟期の果色は橙、果実表皮の色は黄、果形は球形、果頂部の形は平滑、果実の大きさは小、子室数は一般に2、果肩部の緑色は強、へた落ちの大きさ及び周囲のコルク化面積は小、果肉の厚さは中、果柄の離層は有、花落ちの形は点状、果肉の色は橙である。開花始期はやや早、着色始期は早、可溶性固形物含量は高、酸度は低、全固形物量は中である。 
 「オレンジパルチェ」と比較して、果実が大きいこと、果肉が厚いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者の研究所(福井県坂井郡坂井町)において、「レモンボーイ」に「華キュート」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10976号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   なす   羽曳野育成1号(はびきのいくせい1ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アカナス」と「カレヘン」の細胞融合により育成されたものであり、青枯病及び半身萎ちょう病抵抗性を有する台木用品種である。
 草丈はかなり高、株の広がりは広、分枝性は強、分枝開張度は開張、節間長は中、茎の太さはかなり太、茎色は帯紫、黒紫程度は濃、茎の毛じ及び葉身の大きさは中、葉身の形は広である。第1花着生節位は中、花房当たり花数は一般に3以上、花色は帯紫、果実の大きさは極小、果形は扁球、果皮色は明赤橙、へたのかぶり方は普通である。青枯病抵抗性は高、半身萎ちょう病抵抗性はやや高、接ぎ木の難易はやや易、活着の難易は高である。
 「アカナス」と比較して、草丈が高いこと、花色が帯紫であること等で、「カレヘン」と比較して、茎色が帯紫であること、果形が扁球であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に大阪府立農林技術センター(羽曳野市)において、「アカナス」と「カレヘン」の細胞融合を行い、7年にその体細胞雑種の中から選抜、8年から系統適応性試験、10年から特性検定及び現地適応性試験を実施して、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。    
 なお、出願時の名称は「大阪農技育成2号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10977号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   メロン   メロン中間母本農4号(メロンちゅうかんぼほんのう4ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「LB−1」×「伊麗莎白」)の選抜系統に「伊麗莎白」を交配して育成された固定品種であり、果実は球形でネットは無、果肉は白色で短側枝性品種の育種素材用品種である。
 種子の大きさ、主づるの太さ及び節間長は中、葉の形は丸、大きさはやや小、欠刻は無、葉柄の長さはやや長、花性は両性花・雄花同株、雌花(両性花)着生位は子づる+孫づる、春作の雌花(両性花)の発生は良、着果の安定度はやや安定である。果皮色(適食期)は黄、果形は球、果面の状態は平滑、ネットの密度は無、へた離れは易、果重は軽、花落ちの大きさは中である。果肉の色は白、果肉質は粘、果肉の厚さ及び糖度は中、香りの質はマクワ、日持ちは中、うどんこ病抵抗性は無、つる割病抵抗性は強、生理的葉枯れは多である。
 「ホームランスター」と比較して、果皮色が黄色であること、生理的葉枯れが多いこと等で、「伊麗莎白」と比較して、葉の形が丸いこと、生理的葉枯れが多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に野菜・茶業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、三重県安芸郡安濃町)において、(「LB−1」×「伊麗莎白」)の選抜系統に「伊麗莎白」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10978号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   たまねぎ   さらり
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、オランダ王国から導入した「AOPFA」を母系とし、「81S」を父系とする交雑品種であり、草姿は半立性、球はかなり大きく、縦断面は球形で辛味がやや弱い青果及び業務加工用品種である。
 草丈は高、草姿は半立、最大葉身の径は中、葉の色は緑、ろう質の有無は有である。球の重さはかなり大、高さはやや高、径はかなり大、縦断面の形は球、外皮の色は黄褐濃、りん片の厚さは厚、球のしまりは中、肉質は密、辛味の程度はやや弱、りん片の色は帯緑、内部分球数は2である。収穫期はかなり晩、抽だい性はやや易、貯蔵中のほう芽性はかなり晩、腐敗は少、球形の変化はかなり少である。 
 「ツキサップ」と比較して、草姿が開くこと、りん片が厚いこと、辛味が弱いこと等で、「トヨヒラ」と比較して、草姿が開くこと、球の縦断面の形が球であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、オランダ王国から導入した「AOPFA」を母系とし、「81S」を父系とする交雑品種であり、平成5年に北海道立北見農業試験場(常呂郡訓子府町)において交配組合せ検定試験を実施し、6年から特性の調査を行い、11年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10979号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   たまねぎ   81S
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「北見黄」より育成されたものであり、草姿は半立性、球は球形でやや大きく、交雑品種の花粉親用品種である。
 草丈はやや高、草姿は半立、最大葉身の径は中、葉の色は緑、ろう質の有無は有である。球の重さはやや大、高さは中、径はやや大、縦断面の形は球、外皮の色は黄褐中、りん片の厚さはやや厚、球のしまりは中、肉質は密、辛味はやや弱、りん片の色は帯緑、内部分球数は2である。収穫期は晩、抽だい性は中、貯蔵中のほう芽性はかなり晩、腐敗は少、球形の変化はかなり少、稔性は有である。 
 「北もみじ」と比較して、りん片が厚いこと、辛味が弱いこと等で、「AOPFA」と比較して、草姿が立つこと、稔性があること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和56年に北海道北見農業試験場(常呂郡訓子府町)において、「北見黄」の貯蔵腐敗病感受性の異なる個体を選抜、以後、自殖により固定を図りながら特性の調査を継続し、平成2年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10980号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   たまねぎ   S7946A
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「W202A」に「北見黄」の選抜系統を交配して育成されたものであり、草姿はやや立性で、球の重さはやや小、稔性は雄性不稔であり、「S7946B」を維持系統とする交雑品種の種子親として利用できる品種である。
 草丈は中、草姿はやや立、最大葉身の径は中、葉の色は緑、ろう質の有無は有である。球の重さはやや小、高さはやや低、径は中、縦断面の形は球、外皮の色は褐、球のしまりは硬、肉質は密、りん片の色は帯緑、内部分球数は2である。収穫期はかなり晩、抽だい性は中、貯蔵中のほう芽性はかなり晩、腐敗は少、球形の変化はかなり少、稔性は細胞質+核遺伝子型雄性不稔である。 
 「北もみじ」と比較して、球が軽いこと、外皮の色が褐であること等で、「S7946B」と比較して、稔性が細胞質+核遺伝子型雄性不稔であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和56年に北海道北見農業試験場(常呂郡訓子府町)において、「W202A」に「北見黄」の選抜系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、60年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
  なお、出願時の名称は「S7946−10−05A」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10981号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   たまねぎ   S7946B
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「W202A」に「北見黄」の選抜系統を交配して育成されたものであり、草姿はやや立性、球の重さは小、雄性不稔系統「S7946A」の維持系統品種である。
 草丈は中、草姿はやや立、最大葉身の径は中、葉の色は緑、ろう質の有無は有である。球の重さは小、高さはやや低、径はやや小、縦断面の形は球、外皮の色は褐、球のしまりは硬、肉質は密、りん片の色は帯緑、内部分球数は2である。収穫期はかなり晩、抽だい性は中、貯蔵中のほう芽性はかなり晩、腐敗は少、球形の変化はかなり少、稔性は有である。 
 「北もみじ」と比較して、球が軽いこと、外皮の色が褐であること等で、「S7946A」と比較して、稔性があること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和56年に北海道北見農業試験場(常呂郡訓子府町)において、「W202A」に「北見黄」の選抜系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、60年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
  なお、出願時の名称は「S7946−10−05B」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10982号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はくさい   きむはく
   
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、草姿は中、葉の色はやや濃緑で、球内の着色は濃く、晩生で根こぶ病及び黄化病抵抗性を有する品種である。
 草姿及び子葉の大きさは中、はい軸の色は淡緑、色素は無である。葉形はやや長、葉先の形はやや平、葉の大きさはやや大、色はやや濃緑、色素は無、光沢は中、毛じはやや目立たない、葉縁の波うち及び切れ込みは中、葉面の凹凸はやや多である。結球性は結球、結球葉数はやや少、形はU型、球高はやや大、球径はやや小、球重はやや小、かぶりは中、中肋の長さはやや長、幅は中、球内の着色程度は濃、球のしまりはややゆるい、在ほ性は中、早晩性は晩、春まき適応性は無、抽だい性は中、べと病及び根こぶ病抵抗性は強である。
 「優黄」と比較して、葉色が濃いこと、球高が大きいこと等で、「CR清雅65」と比較して、葉色が濃いこと、早晩性が晩であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統(キャベツ「De Montage」、はくさい「松島」、「初風」、「弘法」及び「CR歓呼」を素材として育成)を母系とし、同じく育成系統(中国から導入した品種に「初風」を交配して育成)を父系とする交雑品種であり、平成10年から長野県野菜花き試験場(長野市)において交配組合せ検定試験及び特性の調査を行い、11年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10983号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   やまのいも   堀れ惚れねちっこ(ほれぼれねちっこ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、北海道空知郡栗沢町で自生している野生種の中から選抜して育成されたものであり、葉は心臓形でかなり大きく、芋は細長形で極長、粘度のやや強い品種である。
 草勢は強、つるの巻性は右、断面の形は丸、色は赤紫である。葉の形は心臓、大きさはかなり大、長さはかなり長、幅はやや広、葉脚部の窪みの深さは極深、葉の肩張りは中、葉縁のくびれの程度は極小、葉色は濃緑、葉脚部葉柄の着色は有、対生葉位は高である。むかごの着生程度は多、形状は洋梨、大きさは大、色は淡褐である。芋の外皮色は淡褐、粗滑は滑、形は細長、着生数は1、芋の長さは極長、首部の長さはやや長である。髭根の多少は多、肉色は白、粗密は密、粘度はやや強、変色性は中、早晩性はやや早である。
 「自然薯(福島産)」及び「自然薯(茨城産)」と比較して、草勢が強いこと、葉脚部の窪みの深さが深いこと、芋の変色性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に北海道空知郡栗沢町で自生している野生種の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「北豊自然薯」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10984号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   やまのいも   北信(ほくしん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、北海道空知郡栗沢町で自生している野生種の中から選抜、育成されたものであり、葉は心臓形で大きさは中、芋は細長形でかなり長く、粘度のやや強い品種である。
 草勢は中、つるの巻性は右、断面の形は丸、色は暗赤紫である。葉の形は心臓、大きさ及び長さは中、幅はやや広、葉脚部の窪みの深さはやや浅、葉の肩張りはかなり広、葉縁のくびれの程度は小、葉色は濃緑、葉脚部葉柄の着色は無、対生葉位は中である。むかごの着生程度は少、形状は洋梨、大きさは小、色は褐である。芋の外皮色は褐、粗滑は中、形は細長、着生数は1、芋の長さはかなり長、首部の長さは長である。髭根の多少はやや少、肉色は白、粗密は密、粘度はやや強、変色性は弱、貯蔵性は中、早晩性はやや早である。
 「自然薯(福島産)」と比較して、葉が心臓形であること、葉の肩張りが広いこと等で、「自然薯(茨城産)」と比較して、葉脚部の窪みの深さが浅いこと、葉の肩張りが広いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に北海道空知郡栗沢町で自生している野生種の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「北信自然薯」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10985号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   やまのいも   とやま泉寿(とやませんじゅ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、富山県自生の野生種の中から選抜、育成されたものであり、葉は尖頭形でむかごの色は緑、芋は細長形で粘度の強い品種である。
 草勢は弱、つるの巻性は右、断面の形は丸、色は緑である。葉の形は尖頭、大きさは中、長さはやや長、幅はやや狭、葉脚部の窪みの深さはかなり深、葉の肩張りは中、葉縁のくびれの程度は極小、葉色は淡緑、葉脚部葉柄の着色は無、対生葉位は高である。むかごの着生程度は少、形状は球、大きさは小、色は緑である。芋の外皮色は黄褐、粗滑は滑、形は細長、着生数は1、芋の長さはかなり長、首部の長さは長である。髭根の多少はかなり多、肉色は白、粗密は密、粘度は強、変色性は弱、貯蔵性は中、早晩性はやや晩、雌雄性は雄株である。
 「富山県在来種」と比較して、葉の肩張りが広いこと、むかごの色が緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年11月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に富山県自生の野生種の中からむかごが緑色の株を発見、2年から富山市農業センター(富山市)において選抜を開始し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「泉寿」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10986号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   やまのいも   ねばりっ娘(ねばりっこ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、埼玉県から導入した「いちょういも」に鳥取県在来の「ながいも」の選抜系統(狩野系)を交配して育成されたものであり、葉は長心臓形、芋は紡錘形で長い品種である。
 草勢は中、つるの巻性は右、断面の形は丸、色は赤紫である。葉の形は長心臓、大きさ及び長さは中、幅はやや広、葉脚部の窪みの深さは深、葉の肩張りは中、葉縁のくびれの程度は大、葉色は緑、葉脚部葉柄の着色は有、対生葉位は低である。むかごの着生程度は少、形状は球、大きさは小、色は淡褐である。芋の外皮色は褐、粗滑は滑、形は紡錘、着生数は1、芋の長さは長、首部の長さは中である。髭根の多少は少、肉色は白、粗密は中、粘度はやや弱、変色性は弱、貯蔵性及び早晩性は中、雌雄性は雌株である。
 「ながいも(狩野系)」と比較して、芋の形が紡錘であること、雌雄性が雌株であること等で、「いちょういも」と比較して、葉の形が長心臓であること、芋の形が紡錘であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に鳥取県園芸試験場(倉吉市)において、埼玉県から導入した「いちょういも」に鳥取県在来の「ながいも」の選抜系統(狩野系)を交配して胚培養を行い、得られた個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10987号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かき   信州ほてい(しんしゅうほてい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の果樹園(長野県長野市)で発見された偶発実生であり、果形がやや扁円、大きさが中、果皮色が橙朱の育成地では11月上旬に成熟する不完全甘柿である。
 樹姿は中間、樹勢は強である。発育枝の長さ、節間長及び枝梢の太さは中、色は黄褐である。葉身の形は長楕円、上部の形は広、基部の形はやや鈍、横断面の形は内巻中、着生角度はやや下向き、葉の大きさはやや大、葉柄の長さはやや短、太さはやや細である。果実の形はやや扁円、縦断面の形は扁円、果頂部の形は円、微突は全果、果実横断面の形は方円、斜線溝は不明瞭で短、側溝、蒂部の皺及び果皮の亀甲紋は無、果粉の多少は多、蒂窪平面の形は正円形、側面の形は凹平、果梗の長さは長、太さはやや細、果心の形は短方形〜長三角、太さは太、果実の大きさは中、果皮の色は橙朱、光沢は中、果実の座の有無は大、条紋の発生程度は多である。蒂の全形は基太肩平幅広、長短は幅広、大きさは中、先端の形は太円、果実に対する姿勢は直立外向である。果肉の色は橙、褐斑の大きさはやや大、密度はかなり密、分布は種子付近やや遍在、果肉の粗密は粗、甘味はかなり多、子室数は8.5以上、種子数は6以上、種子の形は三角、長短は長、厚さは中、種子の色は赤褐、大きさはやや小である。発芽期は早、雌花の開花期は中、成熟期は中で育成地においては11月上旬、花性は雌花のみ、甘渋性は不完全甘、蒂隙性は無である。
 「甘百目」と比較して、果皮の色が橙朱であること、果実の座が有ること、雄花が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和53年頃に育成者の果樹園(長野県長野市)において、交配親不明の偶発実生苗を発見し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ほてい」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10988号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   くり   神峰(かみね)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「人丸」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、きゅう果の形がやや方球、果実の大きさがかなり大、果皮の色が暗褐の育成地(茨城県西茨城郡岩間町)では9月中旬に成熟する早生種である。
 樹姿は中間、樹の大きさはやや大、樹勢はやや強である。枝梢の長さ及び太さは中、色はやや赤褐、皮目の形は円、大きさは中である。葉身の形は狭楕円状鋭尖形、上部の形はのぎ形、基部の形は鋭形、鋸歯の形はやや針状、葉の大きさはやや小、毛じの多少は少、葉柄の長さはやや短、葉柄率は中、雄花穂の姿勢は中間である。きゅう果の形はやや方球、大きさは大、きゅう肉の厚さはやや厚、きゅう梗の長さはやや長、太さはやや太、とげの長さはやや長、密度はやや密である。側果側面の形は扁円、横面の形はやや尖円、中果側面の形は扁円、横面及び底面の形はてい形、果実の大きさはかなり大、果皮の色は暗褐、座の大きさはやや大、接線の形はやや波、果皮の毛じの多少は中である。果肉の色は黄、肉質はやや粘質、甘味はやや多である。開花期はやや早、成熟期は早で育成地においては9月中旬である。双子果の多少はやや多、裂果の多少は多、果皮の剥皮及び蒸ぐりの渋皮剥皮の難易は中である。
 「丹沢」及び「人丸」と比較して、きゅう果が大きいこと、側果側面が扁円であること、果実が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に茨城県園芸試験場(現茨城県農業総合センター園芸研究所、西茨城郡岩間町)において、「人丸」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「つくば大実」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10989号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶどう   オーロラブラック
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「オーロラレッド」の自然交雑実生から育成されたもので、果皮の色が紫黒、果粒が円で極大粒の育成地(岡山県赤磐郡山陽町)では9月上中旬に成熟する早生種である。
 樹の拡がりは中、樹勢は強である。熟梢の太さは太、色は暗褐、節間横断面の形は楕円、表面の形状は細溝あり、幼梢先端の色は薄赤、巻きひげの着生は2である。花穂の着生数は多、花性は両性、花粉の多少は中である。成葉葉身の形は五角形、裂片数は5片、葉身横断面の形は波打ち、葉縁鋸歯の形は両側直線、葉柄裂刻の一般的な形は開く、成葉上裂刻の一般的な形は重なる、成葉の大きさは中、上面の色は緑、葉柄の色は淡紅、成葉の下面葉脈間の綿毛の密度は中、下面主脈上の綿毛の密度は粗、葉柄の綿毛の密度は無〜極粗、中肋に対する葉柄の長さの比は短、葉柄の太さは中である。穂梗の太さはやや太、長さは長、色は淡緑である。果房の形は有岐円筒、大きさは中、長さはやや長、着粒の粗密は粗、果梗の太さは太、長さはやや短、色は黄緑である。果粒の形は円、大きさは極大、果皮の色は青黒又は紫黒、果粉の多少は中、果皮の厚さは厚、果皮と果肉の分離性は中、果肉の色は不着色、肉質は塊状、甘味は中、酸味は少、渋味はかなり少、香気は無、果汁の多少は多、種子の数は少、形は中、大きさは大である。発芽期及び開花期は中、成熟期は早で育成地においては9月上中旬である。果実の着色の難易は中間、花振いの多少及び無核果粒の混入は多、裂果の多少は少、果梗の強さは強、果梗と果粒の分離は中である。
 「巨峰」及び「ピオーネ」と比較して、成葉の下面葉脈間の綿毛の密度が中であること、果粒の形が円であること、香気が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和58年に岡山県立農業試験場(現岡山県農業総合センター農業試験場、赤磐郡山陽町)において、「オーロラレッド」の自然交雑種子をは種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「吉備紫」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10990号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   キウイフルーツ   工藤クイン(くどうクイン)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、中華人民共和国で入手した野生種の実生から育成されたものであり、果形が楕円形、果実の大きさが中の育成地(千葉県夷隅郡夷隅町)では10月下旬に収穫できる品種である。
 雌雄の別は雌、樹の大きさは大、樹勢は強である。新梢の葉腋のアントシアン着色は無〜極弱、熟梢の太さは太、色は赤褐色、皮目の多少は多である。若葉葉身の形は円形、先端の形は尖、基部の形は接する、表面のアントシアン着色は中である。成葉の大きさは極大、葉形指数はかなり小、表面の凸凹の状態、表面の緑色の濃さ及び表面主脈上の毛じの密度は中、葉柄比率はやや小、葉柄のアントシアン着色は強、毛じの密度は密である。花穂の着生数及び側花の数は中、花の大きさは大、花弁の長さは長、形は中、基部のくびれはややくびれる、外周の縮れは縮れる、彎曲は反転、重なり具合は重なる、多弁花の多少は多である。花弁の色は乳白色、花柱の姿勢は斜立、子房の形は楕円形、子房切断面のアントシアン着色は無である。果形は楕円形、最大横径部分は赤道部、偏平率は中、果頂部の形は平坦、果実の大きさは中、果皮の色は暗褐色、果実表面の毛じの密度は密、長さは長、硬さは中、果梗の長さはやや長、太さは細、相対果梗長はやや大である。種子外側及び周辺の果肉色は緑色、果心の形は楕円形、色は白色、甘味は高、酸味は中、香気は有、子室数はやや少である。開花期及び成熟期はやや晩で育成地においては10月下旬、追熟の必要性は無である。
 「ヘイワード」及び「モンティ」と比較して、熟梢の色が赤褐色であること、果形が楕円形であること、甘味が高いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年頃に育成者が中華人民共和国で入手した野生種のキウイフルーツ種子をは種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「工藤 クイン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10991号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   ペイル ブルー レボ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「マリー ブルー」に「高潮」を交配して育成されたものであり、花は淡紫色でやや大輪の切花・鉢物向きの品種である。
 草型は1本立ち、草丈は中である。はい軸及び子葉の色は緑である。着葉茎及び花首部の剛直性は中、分枝の位置は下位、わき芽の発生程度はかなり少である。葉形は中間、葉面の凹凸は中、下葉のきょ歯は極少、欠刻は浅、上部葉の長さはかなり長、幅はやや広、葉付き角度は斜上、葉数は少、葉色は緑、葉の厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びは中、花首部の太さはやや太、花首の長さはやや短、花穂長は長、花間長は中、花の直径はやや大、花色は淡紫(JHS カラーチャート8602)、八重と一重の花色の差は無、花らい時における花弁着色の早晩は晩、がくのアントシアニンの有無は無、八重花の花弁長はやや長、花弁幅はやや広、花弁先端部の内曲程度及びちりめん状のしわの程度は中、花弁の数はやや少、小花柄長はやや長、小花柄の着生角度は斜上、花数は多、花の香りは中、開花期は早である。
 「風の舞」と比較して、花色が淡紫であること、がくのアントシアニンが無いこと等で、「マリー ブルー」と比較して、葉面の凹凸が多いこと、花穂長が長いこと、開花期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者のハウス(千葉県館山市)において、「マリー ブルー」に「高潮」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「マリン レボリューション」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10992号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム   コーラスローズ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ローズ系在来種の変異個体であり、花は明赤紫色の中輪で八重咲の切花向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は高、地下部の形状は繊根性、茎の長さは極長、太さは中、分枝性は少、毛の有無は無、色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)である。葉の枚数は中、全形はV、長さは短、幅は狭、葉柄の有無と長さ及び葉縁の毛の有無は無、表面の色は暗緑(同3716)である。花序の長さは極短、幅はかなり狭、1花序に着生している小花数は極少、小花の密度は粗、花の咲き方は普通咲、形は八重咲、花冠の大きさ及び花柄の長さは中、がく片の数は多、最外層がく片の全形は広卵形、長さは短、幅は中、表面の着色パターンはV、Aゾーンの色は明赤紫(同9506)、Bゾーンの色は濃紫ピンク(同9213)、最内層がく片の全形は円形、長さは短、幅は中、表面の着色パターンはT、表面のAゾーンの色は明赤紫(同9506)、がく片の距の有無と長さは無、花弁部の大きさは無又は小、花弁数はかなり少、花弁の単色・複色の別は単色、色は赤紫、葯の色は淡緑、花の香りは無である。繁殖法は種子系、開花期は中である。
 「ミヨシのローズ」及び「ミヨシのピンク」と比較して、花序が短いこと、1花序に着生している小花数が少ないこと、がく片表面のAゾーンの色が明赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(熊本県熊本市)において、ローズ系在来種の変異個体を発見、その実生の中から選抜、以後、特性の調査を継続し、11年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10993号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ   ベントレイ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃赤色で花盤は褐色、花形が二〜三重のやや小輪で切花向きの品種である。
 葉長はやや長、葉幅はやや狭、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は鋭角、葉縁の形は鋭鋸歯、鋸歯の先端の伸展の程度は小、葉色は緑、葉面の毛じの密度は中、葉柄長は長、アントシアニンの着色の有無及び程度は弱である。花形は二〜三重、花容はW型、花径は70〜89o、舌状花弁の表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0409)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は濃橙赤(同0714)、花盤の色は褐、舌状花弁の形はT型、断面の形は凸、先端の角度は鈍、弁先の形は丸、切れ込み数は0、切れ込みの深さは無又は微、舌状花弁の長さは30〜39o、幅は10〜14o、舌状花数は40〜69、総苞の高さはかなり低、直径は中、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は有、花柱上部の色は褐、柱頭の色は黄、冠毛の色は紫である。花柄の長さは中、断面の形は円、帯化の傾向は有、太さは中、強さは強、毛じの密度は密、色は緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は弱、頂部のアントシアニンの着色の有無は有、頂部の総苞片の有無は無である。
 「レスリー」及び「ノ−ススター」と比較して、舌状花弁の表面の色が濃赤であること、花盤の色が褐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10994号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ   ルーエリィ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮ピンク色で花盤は黄色、花形が二〜三重のやや小輪で切花向きの品種である。
 葉長は中、葉幅は狭、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は直角、葉縁の形は不規則、鋸歯の先端の伸展の程度は小、葉色は緑、葉面の毛じの密度及び葉柄長は中、アントシアニンの着色の有無及び程度は弱である。花形は二〜三重、花容はU型、花径は70〜89o、舌状花弁の表面の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0105)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色はピンク(同0103)、花盤の色は黄、舌状花弁の形はT型、断面の形は平、先端の角度は中、弁先の形は丸、切れ込み数は2、切れ込みの深さは無又は微、舌状花弁の長さは30〜39o、幅は5〜9o、舌状花数は40〜69、総苞の高さはやや低、直径はやや小、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は無、花柱上部及び柱頭の色は白、冠毛の色は黄である。花柄の長さはかなり長、断面の形は円、帯化の傾向は無、太さ、強さ及び毛じの密度は中、色は淡緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は中、頂部のアントシアニンの着色及び頂部の総苞片の有無は有である。
 「ローズマリー」と比較して、花形が二〜三重であること、舌状花弁の表面の色が鮮ピンクであること等で、「タレント」と比較して、花盤が黄色であること、舌状花弁の形がT型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ルーェリィ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10995号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ   レシィ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃黄ピンク色で花盤は緑色、花形が二〜三重のやや小輪で切花向きの品種である。
 葉長はやや長、葉幅はやや狭、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は鈍角、葉縁の形は鈍鋸歯、鋸歯の先端の伸展の程度は小、葉色は濃緑、葉面の毛じの密度は中、葉柄長はやや長、アントシアニンの着色の有無及び程度は弱である。花形は二〜三重、花容はU型、花径は70〜89o、舌状花弁の表面の色は濃黄ピンク(JHS カラーチャート1011)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は浅橙(同1303)、花盤の色は緑、舌状花弁の形はT型、断面の形は凸、先端の角度は鈍、弁先の形は丸、切れ込み数は1、切れ込みの深さは浅、舌状花弁の長さは30〜39o、幅は5〜9o、舌状花数は40〜69、総苞の高さは中、直径はやや小、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は無、花柱上部の色は黄、柱頭及び冠毛の色は黄である。花柄の長さはかなり長、断面の形は円、帯化の傾向は有、太さ及び強さは中、毛じの密度はやや密、色は緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は中、頂部のアントシアニンの着色及び頂部の総苞片の有無は無である。
 「オレンジリンド」と比較して、花形が二〜三重であること、舌状花弁の表面の色が濃黄ピンクであること等で、「カリブ」と比較して、舌状花弁の表面の色が濃黄ピンクであること、花盤の色が緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10996号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ   ハイレイ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮ピンク色で花盤は黄色、花形が半八重のやや小輪で切花向きの品種である。
 葉長はやや長、葉幅はやや狭、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は鋭角、葉縁の形は鋭鋸歯、鋸歯の先端の伸展の程度は小、葉色は濃緑、葉面の毛じの密度は粗、葉柄長は中、アントシアニンの着色の有無及び程度は弱である。花形は半八重、花容はW型、花径は70〜89o、舌状花弁の表面の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0404)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は淡黄(同2503)、花盤の色は黄、舌状花弁の形はT型、断面の形は平、先端の角度は中、弁先の形は丸、切れ込み数は2、切れ込みの深さは浅、舌状花弁の長さは30〜39o、幅は5〜9o、舌状花数は70以上、総苞の高さはかなり低、直径はやや大、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は無、花柱上部及び柱頭の色は白、冠毛の色は黄である。花柄の長さは中、断面の形は円、帯化の傾向は有、太さは中、強さは強、毛じの密度は中、色は緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は弱、頂部のアントシアニンの着色の有無は有、頂部の総苞片の有無は無である。
 「ローズマリー」と比較して、舌状花弁の表面の色が鮮ピンクであること、舌状花弁の形がT型であること等で、「パープルリンド」と比較して、舌状花弁の覆輪が無いこと、花柄頂部のアントシアニンの着色があること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10997号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ   フロニッキィ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤橙色で花盤は黄色、花形が二〜三重のやや小輪で切花向きの品種である。
 葉長はやや長、葉幅はやや狭、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は鋭角、葉縁の形は鈍鋸歯、鋸歯の先端の伸展の程度は中、葉色は淡緑、葉面の毛じの密度及び葉柄長は中、アントシアニンの着色の有無及び程度は弱である。花形は二〜三重、花容はX型、花径は70〜89o、舌状花弁の表面の色は鮮赤橙(JHS カラーチャート1006)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は明黄(同2505)、花盤の色は黄、舌状花弁の形はU型、断面の形は平、先端の角度は鈍、弁先の形は丸、切れ込み数は2、切れ込みの深さは無又は微、舌状花弁の長さは30〜39o、幅は5〜9o、舌状花数は40〜69、総苞の高さはかなり低、直径はやや小、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は無、花柱上部、柱頭及び冠毛の色は黄である。花柄の長さはやや長、断面の形は円、帯化の傾向は有、太さは中、強さは強、毛じの密度は中、色は緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は中、頂部のアントシアニンの着色及び頂部の総苞片の有無は無である。
 「オレンジリンド」と比較して、花形が二〜三重であること、舌状花弁の形がU型であること等で、「カリブ」と比較して、花容がX型であること、舌状花弁の表面の色が鮮赤橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10998号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ   ボルケーノ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたもので、花は濃橙赤色で花盤は褐色、花形が半八重のやや小輪で切花向きの品種である。
 葉長は中、葉幅は狭、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は直角、葉縁の形は不規則、鋸歯の先端の伸展の程度は小、葉色は濃緑、葉面の毛じの密度は粗、葉柄長はやや短、アントシアニンの着色の有無及び程度は中である。花形は半八重、花容はU型、花径は70〜89o、舌状花弁の表面の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は濃赤橙(同1007)、花盤の色は褐、舌状花弁の形はT型、断面の形は平、先端の角度は中、弁先の形は突、切れ込み数は0、深さは無又は微、舌状花弁の長さは30〜39o、幅は5〜9o、舌状花数は40〜69、総苞の高さは低、直径はやや小、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は有、花柱上部及び柱頭の色は黄、冠毛の色は紫である。花柄の長さはかなり長、断面の形は円、帯化の傾向は無、太さ、強さ及び毛じの密度は中、色は淡緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は弱、頂部のアントシアニンの着色の有無は有、頂部の総苞片の有無は無である。
 「レスリー」及び「ノーススター」と比較して、舌状花弁の裏面の色が濃赤橙であること、花盤の色が褐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10999号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ   ミヨノエル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたもので、花は明赤色で花盤は黄色、花形が二〜三重のやや小輪で切花向きの品種である。
 葉長は中、葉幅はやや狭、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は鋭角、葉縁の形は鋭鋸歯、鋸歯の先端の伸展の程度は小、葉色は緑、葉面の毛じの密度は粗、葉柄長はやや長、アントシアニンの着色の有無及び程度は中である。花形は二〜三重、花容はU型、花径は70〜89o、舌状花弁の表面の色は明赤(JHS カラーチャート0406)、色の分布は均一、覆輪の有無は有、縞の有無は無、裏面の色は淡緑黄(同2903)、花盤の色は黄、舌状花弁の形はT型、断面の形は凸、先端の角度は中、弁先の形は丸、切れ込み数は1、切れ込みの深さは無又は微、舌状花弁の長さは40〜49o、幅は5〜9o、舌状花数は40〜69、総苞の高さはやや低、直径は小、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は無、雌雄花の花被の色は淡色、花柱上部及び柱頭の色は白、冠毛の色は黄である。花柄の長さはやや長、断面の形は円、帯化の傾向は有、太さ及び強さは中、毛じの密度は密、色は緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は中、頂部のアントシアニンの着色の有無は有、頂部の総苞片の有無は無である。
 「レスリー」及び「ノーススター」と比較して、舌状花弁の表面の色が明赤であること、舌状花弁の裏面の色が淡緑黄であること、雌雄花の花被の色が淡色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ノエル」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11000号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ   ガレリア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたもので、花は明赤橙色で花盤は緑色、花形が半八重のやや小輪で切花向きの品種である。
 葉長は長、葉幅は中、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は直角、葉縁の形は鋭鋸歯、鋸歯の先端の伸展の程度は無又は微、葉色は濃緑、葉面の毛じの密度は粗、葉柄長はかなり長、アントシアニンの着色の有無及び程度は中である。花形は半八重、花容はU型、花径は70〜89o、舌状花弁の表面の色は明赤橙(JHS カラーチャート1005)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は明黄橙(同1905)、花盤の色は緑、舌状花弁の形はV型、断面の形は平、先端の角度は中、弁先の形は突、切れ込み数は2、切れ込みの深さは無又は微、舌状花弁の長さは40〜49o、幅は5〜9o、舌状花数は40〜69、総苞の高さは中、直径は小、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は無、花柱上部、柱頭及び冠毛の色は黄である。花柄の長さは長、断面の形は円、帯化の傾向は無、太さ及び強さは中、毛じの密度は密、色は緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は弱、頂部のアントシアニンの着色の有無は有、頂部の総苞片の有無は無である。
 「オレンジリンド」と比較して、舌状花弁の表面の色が明赤橙であること、舌状花弁の裏面の色が明黄橙であること等で、「ディリア」と比較して、舌状花弁の表面の色が明赤橙であること、舌状花弁の裏面の色が明黄橙であること、舌状花弁の形がV型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11001号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ   クレア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配し育成されたもので、花は紫ピンク色で花盤は緑色、花形が半八重の中輪で切花向きの品種である。
 葉長はやや長、葉幅はやや狭、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は鋭角、葉縁の形は鈍鋸歯、鋸歯の先端の伸展の程度は小、葉色は緑、葉面の毛じの密度は粗、葉柄長はやや短、アントシアニンの着色の有無及び程度は弱である。花形は半八重、花容はU型、花径は90〜109o、舌状花弁の表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9703)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は淡紫ピンク(同9702)、花盤の色は緑、舌状花弁の形はV型、断面の形は凸、先端の角度は中、弁先の形は突、切れ込み数は2、切れ込みの深さは浅、舌状花弁の長さは40〜49o、幅は5〜9o、舌状花数は40〜69、総苞の高さはやや高、直径はやや小、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は有、花柱上部の色及び柱頭の色は白、冠毛の色は黄である。花柄の長さはやや長、断面の形は円、帯化の傾向は有、太さ及び強さは中、毛じの密度は密、色は緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は弱、頂部のアントシアニンの着色の有無は無、頂部の総苞片の有無は有である。
 「アンビジョン」及び「ブリッツ」と比較して、葉縁の形が鈍鋸歯であること、舌状花弁の裏面の色が淡紫ピンクであること、舌状花弁の形がV型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11002号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ   ムーン チャイルド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配し育成されたもので、花は明黄色で花盤は黄色、花形が二〜三重のやや小輪で切花向きの品種である。
 葉長はやや短、葉幅はやや狭、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は直角、葉縁の形は鈍鋸歯、鋸歯の先端の伸展の程度は中、葉色は緑、葉面の毛じの密度は粗、葉柄長は短、アントシアニンの着色の有無及び程度は弱である。花形は二〜三重、花容はU型、花径は70〜89o、舌状花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は明緑黄(同2705)、花盤の色は黄、舌状花弁の形はU型、断面の形は平、先端の角度は中、弁先の形は丸、切れ込み数は1、切れ込みの深さは浅、舌状花弁の長さは30〜39o、幅は5〜9o、舌状花数は40〜69、総苞の高さはやや低、直径は小、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は無、花柱上部の色、柱頭の色及び冠毛の色は黄である。花柄の長さはやや長、断面の形は円、帯化の傾向は有、太さはやや細、強さは強、毛じの密度は中、色は緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は
 「イリュージョン」と比較して、花形が二〜三重であること、舌状花弁の形がU型であること等で、「コンボクリスタルエロー」と比較して、葉縁の形が鈍鋸歯であること、舌状花弁先の切れ込みがあること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11003号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイカナリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に黄色丁字咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ、中空の程度、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長は中、葉幅はやや狭、葉の縦横比は大、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は少である。管状花部の直径はかなり大、管状花数は多、分布は集中、長さはかなり大である。花弁の形は樋弁及び丁字状花弁、先端の形は尖る、花弁の長さは中、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「レムコイエロー」と比較して,花弁先端の形が尖ること、花弁が長いこと、花の中心部の色が外弁と同色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に黄色丁字咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「セイカナリア」であった。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11004号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の砦(せいのとりで)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に白色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は 黄白色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は中、表面の色及び裏面の色は濃、毛じの多少は中、光沢度は強、厚さはやや厚、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は中である。管状花数はやや少、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は舟底弁及び管弁T、先端の形は丸い、外花弁の反り方は平、花弁の長さは大、幅は中、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート3101)、裏面の色は黄白(同2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや太、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「精の恵」及び「精興の港」と比較して、花弁の形が船底弁及び管弁Tであること、外花弁の反り方が平らであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に白色八重咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11005号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイピノ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイピュア」にピンク色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、葉の基部の形は凸、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は中、外花弁の表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、裏面の色は紫ピンク(同8903)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「セイピュア」及び「レフォンド」と比較して、外花弁の表面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイピュア」にピンク色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11006号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイメリア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「メモリア」に紅色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は赤紫、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長は中、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、裏面の色は穏紫ピンク(同9212)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「セイダイアナ」と比較して、外花弁の表面の色が鮮赤紫であること、外花弁の角度が上向きであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「メモリア」に紅色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11007号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   レリアス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レマーク」に赤色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃赤色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色は中、裏面の色は濃、毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さはやや厚、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数は中、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0409)、裏面の色は穏ピンク(同0412)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「レマーク」及び「セイダイアナ」と比較して、外花弁の表面の色が濃赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「レマーク」に赤色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11008号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   レバレッタ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「駒かざぐるま」に朱赤色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明橙黄色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻は中、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は管弁T及びさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は明橙黄(JHS カラーチャート2204)、裏面の色は明橙黄(同2204)の地色に穏橙黄(同2209)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「金かざぐるま」及び「旭かざぐるま」と比較して、外花弁の表面の色が明橙黄であること、花たくの形が平らな円錐状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「駒かざぐるま」に朱赤色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11009号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   レジャイアン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に丁字咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は紫白色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや大、管状花数は中、長さはかなり大である。花弁の形はさじ弁及び丁字状花弁、先端の形は尖る、花弁の長さは中、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は紫白(JHS カラーチャート8901)、裏面の色は紫白(同8901)の地色に浅赤味紫(同8910)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「セイタンゴ」及び「レポルカ」と比較して、外花弁の表面の色が紫白であること、裏面の色が紫白の地色に浅赤味紫のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に丁字咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「レリンゴ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11010号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    セイナナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「赤姫」に紅色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮赤味紫色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さは細、色は緑、強さは弱、中空の程度は無、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長は短、葉幅はやや狭、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は強、厚さは中、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は両側・片側混在である。花房の形は平形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で採花適期に露心する、舌状花数はやや多である。管状花部の直径は極小、管状花数はかなり少、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は平弁及び樋弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅は狭、外花弁の表面の色は鮮赤味紫(JHS カラーチャート8906)、裏面の色は明赤味紫(同8905)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「セイピピヨ」と比較して、外花弁の表面の色が鮮赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「赤姫」に紅色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11011号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    セイチャーリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に円筒形花房の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮赤味紫色で底部がピンク白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは弱、中空の程度は無、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は強、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮赤味紫(JHS カラーチャート8906)、底部はピンク白(同9201)、裏面の色は浅赤味紫(同8910)、底部はピンク白(同9201)、舌状花表面の色の分布状態は底白、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは細、長さは短、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「セイロザリオ」と比較して、舌状花表面の色の分布状態が底白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に円筒形花房の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11012号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    セイアドルフ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ピンク色円筒形花房の系統に同系統混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明赤味紫色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは中、色は緑、強さは弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは短、一次欠刻、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さは中、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は明赤味紫(JHS カラーチャート8905)、裏面の色は紫ピンク(同8903)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは細、長さは極短、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「セイロザリオ」と比較して、外花弁の裏面の色が紫ピンクであること、花たくの形が平らな円錐状であること等で、「セイニック」と比較して、外花弁の表面の色が明赤味紫であること、花たくの形が平らな円錐状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、ピンク色円筒形花房の系統に同系統混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11013号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   レーガンエリートホワイト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイローザ」の枝変わりであり、花は黄白色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや浅、葉裂片縁部の重なりの程度は拡がる、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さはかなり厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは中、厚みはかなり低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2901)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さはかなり長、生態分類型は秋ギク、到花週数は10〜11週である。
 「ホワイトセイローザ」と比較して、葉裂片縁部の重なりが拡がること、花弁先端の形が尖ること等で、「セイプリンス」と比較して、たく葉の形が深裂しないこと、花房の形が平形であること、花弁先端の形が尖ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイローザ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11014号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   レーガンエリートピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイローザ」の枝変わりであり、花は紫ピンク色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや浅、葉裂片縁部の重なりの程度は拡がる、表面及び裏面の色は中、毛じの多少は多、光沢度はやや弱、厚さはかなり厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは中、厚みはかなり低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903)、裏面の色は淡紫ピンク(同8902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さはかなり長、生態分類型は秋ギク、到花週数8〜9週である。
 「セイローザ」と比較して、外花弁の表面の色が紫ピンクであること等で、「レフォンド」と比較して、葉裂片縁部の重なりが拡がること、たく葉の形が深裂しないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイローザ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11015号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   レーガンエリートサニー
 
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「セイローザ」の枝変わりであり、花は明緑黄色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや浅、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さはかなり厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは中、厚みはかなり低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さは極長、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
「イエローセイローザ」と比較して、外花弁の裏面の色が明緑黄であること等で、「セイサイン」と比較して、花房の形が平形であること、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイローザ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11016号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   レーガンレッドルビー
 
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「セイローザ」の枝変わりであり、花は濃紫赤色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さはかなり厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は両側・片側混在である。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みはかなり低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は濃紫赤(JHS カラーチャート9709)、裏面の色は濃紫ピンク(同9512)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはかなり長、生態分類型は秋ギク、到花の週数は10〜11週である。
 「セイローザ」及び「レマーク」と比較して、外花弁の表面の色が濃紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイローザ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11017号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイブルーム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統にピンク色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はやや長である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さは中、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は中、外花弁の表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、裏面の色は紫ピンク(同8903)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は寒ギク、到花週数は15週以上である。
 「セイローザ」と比較して、外花弁表面の色が鮮紫ピンク(同8904)であること、到花週数が15週以上と長いこと等で、「セイピュア」と比較して、花房の形が平形であること、花たくの形が盛り上がったドーム状であること、到花週数が15週以上と長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統にピンク色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11018号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   カラブリア
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比は大、葉柄の長さは短、基部の形は凸、一次欠刻はやや深、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆ど無である。花房の形は円錐形、花の大きさは大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多、管状花数は極少である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは小、総ほうの大きさはやや小、位置は正常、花首の太さは細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ユーロ」と比較して、たく葉が無いこと、総ほうの位置が正常であること等で、「フェロー」と比較して、葉の基部の形が凸であること、花が大きいこと、花弁が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者のほ場(連合王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11019号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ストロンボリ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は長である。葉身長はかなり長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、基部の形は平、一次欠刻は深、葉の表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は強、厚さは薄、硬さは軟、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みは高、舌状花の重ねは2〜4列まで、舌状花数は中、管状花部の直径は極大、管状花数はやや多、長さはかなり大である。花弁の形は管弁T、さじ弁及び丁字状花弁、先端の形は尖る、花弁の長さは中、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「キーズ」と比較して、外花弁の表面及び裏面の色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者のほ場(連合王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11020号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   アイアタック
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アイフレンド」に「エリ・ワッスルタッチ」を交配して育成されたものであり、花は淡黄緑色に濃赤紫の底赤が入るやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長はやや長である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、葉の先端部分の形は鈍円、一次欠刻は深、葉裂片縁部の重なりの程度は重なる、葉の表面及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度はやや強、厚さはやや薄、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)で底部は濃赤紫(同9509)、裏面の色は淡緑黄(同2903)で底部は浅赤味紫(同8910)、舌状花表面の色の分布状態は底赤、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは短、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「アイフレンド」と比較して、外花弁の表面の色が淡黄緑色で底部は濃赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(愛知県稲沢市)において、「アイフレンド」に「エリ・ワッスルタッチ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。  
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11021号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   アイブルース
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ステッツマン」に「キャッスル」を交配して育成されたものであり、花は鮮緑黄色のかなり小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さはやや弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、葉の先端部分の形は尖、一次欠刻は深、葉裂片縁部の重なりの程度は重なる、葉の表面の色はやや濃、裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は弱、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはかなり小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で採花適期に露心する、舌状花数はやや多、管状花数は少、分布は散在、長さはやや小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は鮮緑黄 (JHS カラーチャート2706)、裏面の色は明緑黄(同2705)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは短、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「ステッツマン」と比較して、外花弁の表面の色が鮮緑黄であること等で、「ベビー」と比較して、花が大きいこと、花盤の色が緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(愛知県稲沢市)において、「ステッツマン」に「キャッスル」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11022号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   アイセレナ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アイフレンド」に出願者所有の桃色スプレイ系品種を交配して育成されたものであり、花は赤紫色に淡緑黄の爪斑が入る小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長は長、葉幅は中、葉の縦横比は大、葉柄の長さはやや短、葉の先端部分の形は鈍円、一次欠刻は深、葉裂片縁部の重なりの程度は重なる、葉の表面の色はやや濃、裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は両側・片側混在である。花房の形は円筒形、花の大きさは小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花数は中、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9214)に淡緑黄(同2903)の爪斑が入る、裏面の色は穏紫ピンク(同9212)に淡紫ピンク(同9202)の爪斑が入る、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは極細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、到花週数は7週以下である。
 「アイプリンセス」及び「アイフレンド」と比較して、外花弁の表面の色が赤紫に淡緑黄の爪斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(愛知県稲沢市)において、「アイフレンド」に出願者所有の桃色スプレイ系品種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。  
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11023号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ポップキャロル
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アイマックス」に出願者所有の白色スプレイ系品種を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は緑、強さはやや強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比は大、葉柄の長さは短、葉の先端部分の形は尖、一次欠刻はやや深、葉裂片縁部の重なりの程度は重なる、葉の表面及び裏面の色は中、毛じの多少はかなり少、光沢度はやや弱、厚さはやや薄、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は両側・片側混在である。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少、管状花数は中、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は平弁及び丁字状花弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、裏面の色は淡黄緑(同3102)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはかなり短、生態分類型は秋ギク、到花週数は7週以下である。
 「アイマックス」と比較して、葉裂片縁部の重なりの程度が重なること、外花弁の裏面の色が淡黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(愛知県稲沢市)において、「アイマックス」に出願者所有の白色スプレイ系品種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。  
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11024号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   黄金の音(こがねのおと)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「琴風車」の自然交雑実生の中から選抜、育成されたものであり、花は濃橙赤色の中輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は大、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、基部の形は平、一次欠刻は深、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は尖る、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0714)、裏面の色は浅緑黄(同2703)で先端部は穏赤(同0416)のぼかし、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは小、総ほうの大きさはやや小、花首の太さは細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「金かざぐるま」と比較して、外花弁の表面の色が濃橙赤であること、裏面の色が浅緑黄で先端部のぼかしが穏赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(宮城県柴田郡柴田町)において、「琴風車」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11025号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しおん    シルキースターパープル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ジョリージャンパー」の自然交雑実生から育成されたものであり、花色は明紫で、中輪の切花向き品種である。
 株の草型はT、茎の長さは中、太さは細、色は緑、毛の有無は有、摘芯後の分枝発生数の多少はやや少、主茎の節間長は長である。根出葉の葉身形はW、中央部葉の葉身形はV、上部葉の葉身形はU、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身の反りの程度は外中、中央部葉の葉身長は短、幅は中、一次分枝の葉の葉身長及び幅は中、二次分枝の葉の葉身長は短、幅は狭、葉身表面の色は暗緑、葉の毛の有無は無である。花房の形はU、花型は二重以上、花容はW、花径は中、管状花部の直径は小、舌状花の長さ、幅及び管状花の長さは中である。舌状花の形はT、巻き方はW、反り方は直、先端の形は丸い、表面の色は明紫(JHS カラーチャート8604)、裏面の色は浅紫(同8603)、管状花の花被の色は黄である。総ほうの直径は小、総ほう基部から花頂部までの高さ及び一花茎の花数は中である。花の香りの有無は無、開花期は秋咲き早生である。
 「ブルー マジック」と比較して、株の草型がTであること、茎の毛が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に群馬県花の総合センター(勢多郡宮城村)において、「ジョリージャンパー」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11026号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しおん   シルキースターバイオレット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の自然交雑実生から育成されたものであり、花色は鮮紫ピンクで、中輪の切花向き品種である。
 株の草型はT、茎の長さは中、太さは細、色は緑、毛の有無は有、摘芯後の分枝発生数の多少は中、主茎の節間長は長である。根出葉の葉身形及び中央部葉の葉身形はV、上部葉の葉身形はU、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身の反りの程度は外中、中央部葉の葉身長、幅、一次分枝の葉の葉身長及び幅は中、二次分枝の葉の葉身長は短、幅は狭、葉身表面の色は暗緑、葉の毛の有無は無である。花房の形はU、花型は二重以上、花容はT、花径は中、管状花部の直径は小、舌状花の長さは中、幅は狭、管状花の長さは中である。舌状花の形はT、巻き方はV、反り方は直、先端の形は丸い、表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、裏面の色は淡紫ピンク(同8902)、管状花の花被の色は黄である。やくの色は褐、総ほうの直径は小、総ほう基部から花頂部までの高さ及び一花茎の花数は中である。花の香りの有無は無、開花期は秋咲き早生である。
 「ニュースターピンク」と比較して、舌状花の表面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に群馬県花の総合センター(勢多郡宮城村)において、出願者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11027号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しおん    シルキースターパープルレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の自然交雑実生から育成されたものであり、花色は鮮赤紫で、小輪の切花向き品種である。
 株の草型はW、茎の長さは中、太さは細、色は緑、毛の有無は無、摘芯後の分枝発生数の多少は中、主茎の節間長は短である。根出葉の葉身形はT、中央部葉の葉身形はV、上部葉の葉身形はU、葉縁の形は全縁、葉身の反りの程度は外弱、中央部葉の葉身長は短、幅は狭、一次分枝の葉の葉身長は中、幅は狭、二次分枝の葉の葉身長は短、幅は狭、葉身表面の色は暗緑、葉の毛の有無は無である。花房の形はU、花型は二重以上、花容はW、花径及び管状花部の直径は小、舌状花の長さは短、幅は狭、管状花の長さは短である。舌状花の形はT、巻き方はW、反り方は直、先端の形は丸い、表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、裏面の色は鮮赤紫(同9208)、管状花の花被の色は黄である。やくの色は黄褐、総ほうの直径は小、総ほう基部から花頂部までの高さは低、一花茎の花数は中である。花の香りの有無は無、開花期は秋咲き早生である。
 「ブルー マジック」及び「シンクジャク ピンク3号」と比較して、舌状花の表面の色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に群馬県花の総合センター(勢多郡宮城村)において、出願者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11028号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   ティーエスブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、シニュアータ系統の実生の中から選抜して育成されたものであり、花冠の色が淡黄緑、がくの色が明青紫の切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は中である。茎の太さはやや太、色は濃、茎の翼は中、たく葉は小、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ち、葉長及び葉幅は中、葉身の色は緑、葉の光沢、葉の毛及び葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数及び一次分枝の小花数は中、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径はやや大、長さはやや長、色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は明青紫(同8004)である。花の香りは無、開花期は中である。
 「サンミリブ」と比較して、がくの色が明青紫であること等で、「ブルー ラスター」と比較して、茎の翼が大きいこと、たく葉が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(山梨県北巨摩郡小渕沢町)において、シニュアータ系統の実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ブルークリァー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11029号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   イルミネーション
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は明緑黄色で、やや小輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は極高、節数はやや多である。茎の長径はやや細、硬さは剛、折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は全体、節間長は中、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや小、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや小、表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2905)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さ及び長さは中、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性は極難である。
 「グアルンスイエロー」と比較して、葉巻き程度が弱いこと、花色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(静岡県掛川市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11030号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   三郷S1(みさとS1)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は明赤の単色でカメリア咲、やや大輪の球根ベゴニア系ベゴニアである。
 草丈はかなり低、株張りは広、草姿は下垂性、分枝性、茎の太さ及び毛の程度は中、色は赤褐である。葉長はやや長、幅はやや広、厚さは中、形は全縁、先端部の形は尖る、欠刻の形は鋸歯状、深さは浅、基部の裂片は重なっていない、縁の毛の有無は多、表の毛は中、裏の毛は少、表の色は緑、表の光沢は弱、斑入りは無、葉柄の長さはやや長、毛は中、色は赤褐である。1株当たりの花の密度は中、1花房当たりの花数はやや少、雄花の花形はカメリア咲、花弁の形は倒卵形、縁の形は全縁状、波状は無〜微、とさか状の有無は無、花形の安定性は中間、花の大きさはやや大、花弁数は60.1以上、表の色は明赤(JHS カラーチャート0406)、裏の色は鮮赤(同0407)、パターンは単色、花梗の姿勢は下垂、小花梗の長さはやや長、色は赤褐、開花終期の花の退色は中である。
 「カメリアレッド」と比較して、草姿が下垂性であること、花弁の表の色が明赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
                        
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(アメリカ合衆国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11031号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   三郷S3(みさとS3)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花はピンク白の単色でローズ咲、やや大輪の球根ベゴニア系ベゴニアである。
 草丈はかなり低、株張りはかなり広、草姿は下垂性、分枝性は中である。茎の太さは太、毛の程度は中、色は赤褐である。葉長はやや長、幅は広、厚さは中、形は全縁、先端部の形は尖る、欠刻の形は重複鋸歯状、深さは浅、基部の裂片は重なっていない、縁の毛の有無は多、表の毛は中、裏の毛は少、表の色は緑、表の光沢は弱、斑入りは無、葉柄の長さ及び毛は中、色は赤褐である。1株当たりの花の密度は中、1花房当たりの花数はやや少、雄花の花形はローズ咲、花弁の形は広卵形〜円形、縁の形は全縁状、波状は中、とさか状の有無は無、花形の安定性は中間、花の大きさはやや大、花弁数は60.1以上、表及び裏の色はピンク白(JHS カラーチャート0101)、パターンは単色、花梗の姿勢は下垂、小花梗の長さはやや長、色は赤褐、開花終期の花の退色は中である。
 「カメリアピンク」と比較して、草姿が下垂性であること、花弁の表の色がピンク白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(アメリカ合衆国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11032号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんどう   ふくしまかれん
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ササリンドウのピンク系の選抜系統を母系、「那須の乙女」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、花は内面上部が紫ピンク色、内面中部が淡紫ピンク色、外面が鮮紫ピンク色の切花向きの晩生種である。
 植物体の形状は直立性、草丈は120〜159pである。茎の直径は5.0〜7.9o、横断面の形状は円形、上部の色は淡緑、着色程度は中、下部の色は淡緑、着色程度は少である。1節側枝発生数は9〜12、2節以上の側枝発生数は7〜12、1節側枝発生位置は上部のみである。葉長は10.0〜12.9p、葉幅は4.0〜4.9p、葉身の形状は広披針形、葉表面の色は濃緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は全体一斉、頂部の着花数は13〜16、茎当たりの総花数は70〜89である。花冠の形状は鐘形、長さは4.0〜4.9p、直径は1.6〜1.9p、先端の直径は3.0〜3.9p、転回は外反転、花冠内面上部の色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903)、内面中部の色は淡紫ピンク(同8902)、外面の色は鮮紫ピンク(同8904)、内面上部の斑点は無、内面中部の斑点は多、外面の斑点は無、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さ及び幅は10〜11o、形状はW型である。がく片の形状は狭披針形、そろいは斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は晩で、育成地(福島県耶麻郡猪苗代町)では9月下旬である。
 「サマーハイジ」と比較して、開花の順序が全体一斉であること、花冠内面上部の色が紫ピンクであること、「肥後美人」と比較して、葉身の形状が広披針形であること、花冠内面中部の斑点が多いこと等で区別性が認められる。 
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、ササリンドウのピンク系の選抜系統を母系とし、「那須の乙女」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成7年に出願者のほ場(福島県耶麻郡猪苗代町)において交配組合せ検定試験及び特性の調査を行い、9年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「りんどう福島交1号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11033号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   おうごんかずら   マリーナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ゴールデンポトス」の枝変わりであり、葉の表面が濃黄緑及び浅緑黄色で強いはけこみの斑入りとなる鉢物向きの品種である。
 草丈、分枝性及び茎の太さは中、茎の複色性は複色、色は濃黄緑(JHS カラーチャート3507)及び浅緑黄(同2904)、毛の有無は無、節間長は中である。葉形は卵形、葉の先端部の形は漸鋭先形、基部の形は心形、葉身の長さ、幅及び厚さは中、周縁の形は全縁、斑入りのパターンは強いはけこみ、表面の色の組み合わせ数は2色、組み合わせとその色は濃黄緑(同3507)+浅緑黄(同2904)、葉柄部の長さは中である。
 「ゴルーデンポトス」及び「ライム」と比較して、斑入りのパターンが強いはけこみであること、葉の表面の色の組合せが濃黄緑+浅緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(愛知県海部郡立田村)において、「ゴールデンポトス」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11034号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オステオスペルマム   スプリングピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「オーロラ ピンク」に「オーロラ ホワイト」を交配して育成されたものであり、花は濃紫ピンク色で舌状花基部の上部に紫ピンク、下部に鮮赤紫色の複色が入る一重で、かなり大輪の切花向きの品種である。
 草型は中間、草丈は高である。主茎の太さは太、色は緑、毛の多少は少、分枝数及び節間長は中である。葉序は互生、葉身の全形は倒披針形、鋸歯の有無は有、葉身長はかなり長、幅は極広、表面の色は濃緑、斑の有無は無、毛の多少は少、葉柄の長さはやや短、葉数はやや少である。頭花の着生の形は単生、花の向きは上向き、花型は一重、花弁の開度は水平、複弁の有無は無、開閉運動の型は開閉、花径はかなり大、舌状花の長さはかなり長、幅は中、地色は濃紫ピンク(JHS カラーチャート9213)、花色パターンは基部、基部の複色の幅は狭、基部の複色は上部が紫ピンク(同8903)、下部が鮮赤紫(同9208)、裏面の色は浅紫(同8603)の地色に浅赤味紫(同8910)の条が入る、筒状花部の色は穏紫青(同7613)、舌状花の形は長楕円形、先端の形は鈍形、数は中、がく裂片の形は披針形、大きさはやや大、色は緑、花芯部の大きさ、花柄の長さ及び太さは中、一花房の花数はやや多、花の香りは無である。
 「オーロラ ピンク」と比較して、舌状花の地色が濃紫ピンクであること、舌状花の形が長楕円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、「オーロラ ピンク」に「オーロラ ホワイト」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン スプリングピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11035号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オステオスペルマム   スプリングパープル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「オーロラ ピンク」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮赤味紫色で舌状花基部に暗赤味紫色の複色が入る一重で、やや大輪の切花向きの品種である。
 草型は立性、草丈はやや高である。主茎の太さはやや太、色は茶、毛の多少は極少、分枝数はやや多、節間長はやや短である。葉序は互生、葉身の全形は倒披針形、鋸歯の有無は有、葉身長はやや長、幅は広、表面の色は濃緑、斑の有無は無、毛の多少は少、葉柄の長さは中、葉数はやや少である。頭花の着生の形は単生、花の向きは上向き、花型は一重、花弁の開度は水平、複弁の有無は無、開閉運動の型は開閉、花径はやや大、舌状花の長さはやや長、幅は中、地色は鮮赤味紫(JHS カラーチャート8906)、花色パターンは基部、基部の複色の幅は極狭、基部の複色は暗赤味紫(同8909)、裏面の色は浅紫(同8611)の地色に暗紫(同8609)の脈が入る、筒状花部の色は暗灰紫(同8610)、舌状花の形は倒披針形、先端の形は鈍形、数は中、がく裂片の形は披針形、大きさは中、色は緑、花芯部の大きさは中、花柄の長さはやや短、太さはやや細、一花房の花数はかなり多、花の香りは無である。
 「オーロラ ピンク」と比較して、舌状花の地色が鮮赤味紫であること、舌状花基部の複色が暗赤味紫であること等で、「バンバ」と比較して、舌状花の裏面の色が浅紫の地色に暗紫の脈が入ること、舌状花の形が倒披針形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、「オーロラ ピンク」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン スプリングパープル」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11036号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベロニカ   マンハッタンブルー
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ひめるりとらのおの無名品種の変異株であり、草型は叢生型の直立、花は青味紫色の一重で、花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型1は叢生型、草型2は直立、草丈はやや低、茎の太さは中、色は黄緑、茎からの分枝数は多、節間長は中である。葉序は対生、ロゼット葉の有無は無、茎葉の葉身の全形は披針形、葉縁鋸歯の有無は有、茎葉の葉身長は短、幅は狭、葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、裏面の色は穏緑(同3715)、斑の有無は無、葉柄の長さは短、葉数は少である。花序の形は総状花序、着生位置は頂生、分枝節位置は4節以上、長さは中、幅はやや広、向きは上向き、小花の形1は一重、小花の形2は筒形、花弁の重なりは無、小花の大きさは中である。花弁表面及び裏面の地色は青味紫(同8311)、形は卵形、先端の形は鈍形、数は4である。がく片の形は長楕円形、がくの大きさは中、色は濃黄味緑(同3706)、雄ずいの長さは長、雌ずいの長さは短、色は紫、葯の色は青味紫(同8311)、小花柄の長さは中、一花序の花数は多である。花の香りは無、開花期は夏咲きである。
 ひめるりとらのおと比較して、葉縁の鋸歯が有ること、花弁の色が青味紫であること等で、「ブルーリーゼン」と比較して、茎葉の葉が短く狭いこと、花弁の色が青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(愛媛県喜多郡内子町)において、ひめるりとらのおの無名品種の中から変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11037号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シクラメン   いづものかおり
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ショパン」にミニシクラメンの育成系統を交配して育成されたものであり、草型はやや大型で、花は花弁先端が淡紫ピンク色、中央部が紫ピンク色、基部が赤紫色の鉢物向きの品種である。
 草型はやや大型、開花時の出葉状態は出葉するである。葉の全体の形は心臓型、先端の型は普通、基部の型は2型、葉縁の欠刻は浅く密、波打ちはやや有、葉柄の太さは4.0〜4.9o、長さは100〜149o、葉の長径及び横径は100o以上、数は多、表面の色は濃緑、模様の程度は明瞭、型は帯斑である。花茎の太さは4.0〜4.9o、長さは100〜199o、花弁の反転程度は反転するが一部花茎にかかる、数は5.1〜9.9、ねじれは中、縁の欠刻、波打ち及び花弁面の突起は無、花弁の長さは30〜39o、幅は25〜29o、雄ずいの弁化は無、花弁先端の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)、中央部の色は紫ピンク(同9503)、基部の色は赤紫(同9508)、模様の状態は無、花の香りは中である。
 「リスト」と比較して、花弁にねじれが有ること、花弁中央部の色が紫ピンクであること、花の香りが有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に育成者の温室(島根県出雲市)において、「ショパン」にミニシクラメンの育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11038号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ムーンリバー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「カサブランカ」に出願者所有の白色オリエンタル系の育成系統を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の黄白色で、ヤマユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は75〜99p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は黄緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は楕円形、ねじれは無、葉幅は30〜39o、葉長は12〜15p、光沢は無、数はやや少、着生角度は120゜以上である。つぼみの形は[型、花の向きは60〜89゜、花房の形状は総状花序、全体の形はヤマユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は60〜79o、長さは9〜12p、外花被の幅は40〜49o、長さは12〜15pである。花色は花弁の基部、地色、縁部及び裏面は黄白(JHS カラーチャート2901)、中肋部は黄白(同2902)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は黄白(同2901)、内花被の形はX型、外花被の形はW型、内花被先端の形状及び反転の程度はX型、外花被先端の形状はY型、反転の程度はW型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは細、色は黄緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60〜89゜、1花茎の花数はやや少、花の香りは中、開花期は晩である。
 「カサブランカ」及び「インペリアル ウエディング」と比較して、花の向きが斜上であること、花径が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者(北海三共株式会社)の温室(北海道北広島市)において、「カサブランカ」に出願者所有の白色オリエンタル系の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11039号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ピンクプロミス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有のシンテッポウユリの育成系統に「ルレーブ」を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の鮮紫ピンク色で、ヤマユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は100〜129p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は披針形、ねじれは無、葉幅は20〜29o、葉長は12〜15p、光沢は無、数は中、着生角度は90〜119゜である。つぼみの形はZ型、花の向きは90〜119゜、花房の形状は複散形花序、全体の形はヤマユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は50〜59o、長さは13〜17p、外花被の幅は30〜39o、長さは12〜15pである。花色は花弁の基部はピンク白(JHS カラーチャート9201)、地色及び中肋部は鮮紫ピンク(同9204)、縁部は紫ピンク(同9203)、裏面は淡紫ピンク(同9202)である。内花被1枚の斑点の数は20〜29、外花被は1〜9、つぼみの色は穏紫ピンク(同9712)及び浅黄緑(同3103)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はT型、反転の程度はX型、外花被先端の形状はY型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は黄、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さはかなり細、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60〜89゜、1花茎の花数はやや多、花の香りは強、開花期は中である。
 「メデューサ」と比較して、花弁の基部の色がピンク白であること、内花被の斑点の数が少ないこと等で、「ソルボンヌ」と比較して、花弁縁部の色が紫ピンクであること、内花被の斑点の数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(滋賀県甲賀郡甲西町)において、出願者所有のシンテッポウユリの育成系統に「ルレーブ」を花柱切断法で交配して胚培養を行い、開花した個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11040号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   カクテルスイング
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「キラク」に「アポロ」を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の濃紫ピンク色で中肋部が明橙色のスカシユリ型の花壇・鉢物向きの品種である。
 草丈は25〜49p、茎の直径は2.5〜4.9o、上部及び中部の色は淡褐、下部の色は褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9o、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は披針形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は6〜8p、光沢は有、数は中、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はZ型、花の向きは15゜未満、花房の形状は散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は40〜49o、長さは9〜12p、外花被の幅は30〜39o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部、地色、縁部及び裏面の色は濃紫ピンク(JHS カラーチャート9713)、中肋部は明橙(同1604)である。内花被1枚の斑点の数は1〜9、外花被は0、つぼみの色は穏紫ピンク(同9712)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はZ型、反転の程度はY型、外花被先端の形状はY型、反転の程度はZ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は桃、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60〜89゜、1花茎の花数は中、花の香りは無、開花期は中である。
 「マイプレティ」と比較して、花弁の地色が濃紫ピンクであること、内花被1枚の斑点が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に富山県農業技術センター野菜花き試験場(砺波市)において、「キラク」に「アポロ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11041号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   カクテルビート
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「キラク」に「アポロ」を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の濃赤橙色で基部が鮮橙色のスカシユリ型の花壇・鉢物向きの品種である。
 草丈は75〜99p、茎の直径は5.0〜9.9o、上部及び中部の色は褐、下部の色は濃褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9o、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は披針形、ねじれは有、葉幅は10〜19o、葉長は9〜11p、光沢は有、数は中、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はU型、花の向きは15〜29゜、花房の形状は総状花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は30〜39o、長さは9〜12p、外花被の幅は20〜29o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部は鮮橙(JHS カラーチャート1306)、地色、中肋部及び縁部は濃赤橙(同1007)、裏面は橙赤(同0713)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は橙赤(同0713)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はZ型、反転の程度は[型、外花被先端の形状及び反転の程度はY型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は赤、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは30〜59o、花梗の太さは細、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60〜89゜、1花茎の花数は多、花の香りは無、開花期は中である。
 「ファイヤークラッカー」と比較して、花被の幅が狭いこと、花被に斑点が無いこと等で、「ワイワイオレンジ」と比較して、茎の上部及び中部の色が褐であること、花弁の地色が濃赤橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に富山県農業技術センター野菜花き試験場(砺波市)において、「キラク」に「アポロ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11042号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ワイワイイエロー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コネチカットキング」に「アペルドーン」を交配して育成されたものであり、花は中輪の明緑黄色でスカシユリ型の花壇・鉢物向きの品種である。 
 草丈は25〜49p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9o、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は披針形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は6〜8p、光沢は有、数は中、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形は[型、花の向きは15〜29゜、花房の形状は総状花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は120〜149o、内花被の幅は40〜49o、長さは6〜8p、外花被の幅は30〜39o、長さは6〜8pである。花色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面は浅緑黄(同2703)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は明緑黄(同2905)、内花被の形はX型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度はZ型、外花被先端の形状はV型、反転の程度はZ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は黄、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは中、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数は中、花の香りは無、開花期は中である。
 「モナ」と比較して、草丈が低いこと、茎の色が緑であること等で、「ポップレモン」と比較して、草丈が低いこと、花被に斑点が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に富山県農業技術センター野菜花き試験場(砺波市)において、「コネチカットキング」に「アペルドーン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11043号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ゆうこの輝き(ゆうこのかがやき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「モナ」に「スター ビューティー」を交配して育成されたものであり、花は小輪の鮮橙黄色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は75〜99p、茎の直径は2.5〜4.9o、色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部が5〜9o、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は披針形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は6〜8p、光沢は有、数はやや多、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はW型、花の向きは15〜29゜、花房の形状は総状花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は60〜89o、内花被の幅は20〜29o、長さは4〜5p、外花被の幅は10〜19o、長さは4〜5pである。花色は花弁の基部は明黄(JHS カラーチャート2505)、地色、中肋部、縁部及び裏面は鮮橙黄(同2205)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は明黄(同2506)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度はZ型、外花被先端の形状はY型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は黄、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは30〜59o、花梗の太さはやや細、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数はやや少、花の香りは無、開花期は晩である。
 「モナ」と比較して、茎の色が緑であること、花径が小さいこと、花弁の地色、中肋部及び縁部の色が鮮橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に高知県農業技術センター(南国市)において、「モナ」に「スター ビューティー」を花柱切断法で交配して胚培養を行い、開花した個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11044号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ゆうこのときめき
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「モナ」に「スター ビューティー」を交配して育成されたものであり、花はやや小輪の鮮赤橙色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は75〜99p、茎の直径は5.0〜9.9o、上部の色は淡褐、中部の色は褐、下部の色は濃褐、毛じは無、節間長は茎の中央部が10〜19o、止葉下は40〜59oである。葉序は3/8、葉の全体の形は披針形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は9〜11p、光沢は有、数はやや多、着生角度は90〜119゜である。つぼみの形はW型、花の向きは15〜29゜、花房の形状は総状花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は90〜119o、内花被の幅は20〜29o、長さは4〜5p、外花被の幅は10〜19o、長さは4〜5pである。花色は花弁の基部、地色、中肋部及び縁部は鮮赤橙(JHS カラーチャート1006)、裏面は明赤橙(同1005)である。内花被1枚の斑点の数は1〜9、外花被は0、つぼみの色は明橙(同1304)、内花被の形はZ型、外花被の形は[型、内花被先端の形状はV型、反転の程度はZ型、外花被先端の形状はY型、反転の程度はZ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色はオレンジ、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは30〜59o、花梗の太さはやや細、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数はやや多、花の香りは無、開花期はやや晩である。
 「スター ビューティー」と比較して、茎の上部の色が淡褐、中部の色が褐、下部の色が濃褐であること、葉の全体の形が披針形であること、内花被に斑点が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に高知県農業技術センター(南国市)において、「モナ」に「スター ビューティー」を花柱切断法で交配して胚培養を行い、開花した個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11045号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ゆうこの初恋(ゆうこのはつこい)
 
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ノバセント」に「2-1-C」の4倍体の個体を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の明緑黄色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は75〜99p、茎の直径は5.0〜9.9o、上部及び中部の色は淡緑、下部の色は淡褐、毛じはやや有、節間長は茎の中央部が10〜19o、止葉下は40〜59oである。葉序は2/5、葉の全体の形は披針形、ねじれは有、葉幅は10〜19o、葉長は16〜20p、光沢は有、数はやや少、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はZ型、花の向きは30〜59゜、花房の形状は散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は40〜49o、長さは9〜12p、外花被の幅は30〜39o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部は浅緑黄(JHS カラーチャート2703)、地色、中肋部及び縁部は明緑黄(同2705)、裏面は浅緑黄(同2703)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は明緑黄(同2905)、内花被の形はZ型、外花被の形は[型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はX型、反転の程度はZ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は黄、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは中、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数はやや少、花の香りはかなり弱、開花期は中である。
 「コネチカットキング」と比較して、花弁の地色、中肋部及び縁部の色が明緑黄であること等で、「ロイヤルレース」と比較して、茎の上部及び中部の色が淡緑であること、花弁の地色、中肋部及び縁部の色が明緑黄であること、花被に斑点が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に高知県農業技術センター(南国市)において、「ノバセント」にLAハイブリッド系の「2-1-C」をコルヒチン処理して得られた4倍体の個体を交配して胚培養を行い、開花した個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11046号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   グロリオサ   ピクシー
 
3 登録品種の特性の概要
この品種は、Gloriosa carsoniiに「ルテア」を交配して得られた育成系統に「ルテア」を交配して育成されたものであり、花は鮮緑黄色に中央に穏紫赤色の条線が入る杯状形で、中輪の切花向きの品種である。
 草性は高性、開花時の草丈は高である。塊茎の形は棒状、大きさは中、表面の色は無、茎の太さは中、色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、基部の色は淡、毛じの多少は少、分枝発生数は多、第1節間長は中である。葉数は中、葉序は互生様、葉形は披針形、葉身長は中、葉幅は狭、葉の表面の色は暗緑(同3708)裏面の色は暗緑(同3716)である。花形は杯状形、花の高さ及び直径は中、花被片の枚数は6枚、形は披針形、先端の形及び反転程度は中、ねじれ及び波打ち程度は弱、長さはやや短、幅は中、表の模様は中央に条線が入る、表の地色は鮮緑黄(同2906)、複色部の色は穏紫赤(同9715)、裏の地色は鮮緑黄(同2906)、基部の色の状態は大斑点、蕾全体の形は中間、先端の形は弱、花被片の隙間の程度は中である。雌ずいの長さは短、着生角及び花糸の形は中、長さは短、色は発色無し、子房の長さは長、色は暗黄緑(同3508)、花柄の長さは短、着生角度はやや鈍、曲がりは無、着花数は多である。開花の早晩性は晩、塊茎の分岐数は2叉である。
 「ルテア」及びG. carsoniiと比較して、花被片表の模様が中央に条線が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(愛知県渥美郡渥美町)において、G. carsoniiに「ルテア」を交配して得られた育成系統に「ルテア」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11047号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   プリンセスソノベ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アンジェリカ」に「ラッキーレインボー・ラピーヌランデブー」を交配して育成されたものであり、花はセパルが浅緑黄の単色で、ペタルが浅緑黄の地色に穏ピンク色のぼかしが入る、リップは円形で淡緑黄の地色に濃赤色の斑点が楔状に入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは75〜105p、幅は31〜40o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は81〜100o、縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は倒卵形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は円形、先端の形は微突形、周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は黄系、花色はセパルは浅緑黄(JHS カラーチャート2904)の単色、ペタルは浅緑黄(同2904)の地色に穏ピンク(同0412)のぼかしが入る、リップは淡緑黄(同2702)の地色に濃赤(同0409)の斑点が楔状に入る。花の香りは弱、開花期は冬から春である。
 「ラッキーレインボー・ラピーヌランデブー」と比較して、セパルの色が浅緑黄であること、ペタルの地色は浅緑黄で穏ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(京都府船井郡園部町)において、「アンジェリカ」に「ラッキーレインボー・ラピーヌランデブー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11048号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   かな
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Dendorobium kingianumにDen. speciokingianumを交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが紫白の地色に明赤味紫色のぼかしが入り、リップは黄白の地色に濃赤味紫色の斑点が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は広線形、横断面の形は円形、高さは10〜20p、長径は11〜20oである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はU型(浅いV字)、長さは121〜150o、幅は31〜40o、表面の色は濃緑、葉数は4〜6枚である。優先着花部位はT型、花序は総状、1花茎の花数は11〜20、太さは2.1〜3.0o、長さは151〜250oである。花の咲き方は抱え咲き、横径及び縦径は21〜40o、ドーサル・セパル正面の形は線状披針形、先端の形は鋭形、反転の方向は内反転、ラテラル・セパル正面の形は披針形、先端の形は鋭形、反転の方向は平、ペタル正面の形は狭披針状へら形、先端の形は鋭形、反転の方向は内反転である。リップ正面形の複雑性は単純型、正面の形はX型、先端の形はV型である。花色はセパル及びペタルは地色が紫白(JHS カラーチャート8901)で明赤味紫(同8905)のぼかしが入る、リップは地色が黄白(同2902)で濃赤味紫(同8907)の斑点が入る。花の香りは中、開花期は冬である。
 Den. kingianumと比較して、葉が長く広いこと、リップ内側の模様が斑点であること等で、Den. speciokingianumと比較して、ドーサル・セパル内側の模様がぼかしであること、リップ内側複色部の色が濃赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の温室(愛知県小牧市)において、Den. kingianumにDen. speciokingianumを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「あすか」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11049号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ファレノプシス   倉敷小町(くらしきこまち)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Phalaenopsis「ヒナマツリ」にDoritaenopsis「ハッピーバレンタイン」を交配した実生苗から選抜して育成されたものであり、花色はセパルが黄白の地色に鮮紫ピンク色の脈斑、ペタルが黄白の地色に鮮紫ピンク色のぼかし及び脈斑が入り、リップ中央裂片は赤紫色の部分抱え平咲きのやや小型種である。
 株の大きさはやや小、草姿は横性である。葉の正面の形は倒披針形、先端の形は不等切形、横断面の形はV型、向きはやや斜上、ねじれは無、幅は76〜100o、長さは20.1〜30p、表面の色は暗黄緑である。花序の型は総状、花数は6〜10、花型は部分抱え平、花の横径は7.6〜10.0p、縦径は5.1〜7.5pである。ドーサル・セパルの正面の形は楕円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鈍形、周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は半円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はV型、横断面の形はU型である。花色はセパルは黄白(JHS カラーチャート2701)の地色に鮮紫ピンク(同8904)の脈斑が入る、ペタルは黄白(同2701)の地色に鮮紫ピンク(同8904)のぼかし及び脈斑が入る、リップの中央裂片及び側裂片は赤紫(同9508)の単色である。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ハッピーバレンタイン」と比較して、セパル及びペタルの地色が黄白であること、ペタルにぼかし及び脈斑が入ること等で、「シティーガール」と比較して、セパルに脈斑が入ること、ペタルにぼかし及び脈斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名又は名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者(板谷謙)がPhsl.「ヒナマツリ」にDtps.「ハッピーバレンタイン」を交配した実生苗を導入し、7年に育成者の温室(岡山県倉敷市)において、その開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「恋心」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11050号   平成15年2月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   リップル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ラブユー キッス」に「未来」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色は黄白の地色に明紫赤の覆輪が入る鉢物向きの品種である。
 樹形は直立性、枝の太さは太、節間長は中、新梢の色は緑、枝の斑点の多少は中、色は黒紫、前年枝の色は褐である。葉身全体の形は長楕円形、先端の形は尾状鋭尖形、基部の形は鈍形、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身長はやや長、葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは長である。花序の形は扁球形、花形はアジサイ型、花序の縦径及び横径はやや大、厚さはやや厚である。両性花の数はかなり少、装飾花の数はかなり多、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無はやや有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は複色、開花初期の花色は浅黄緑(同3304)の地色に明紫赤(同9706)の覆輪が入り、盛期の花色は黄白(同3302)の地色に明紫赤(同9706)の覆輪が入る。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は平滑である。花柄の長さ及び小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「未来」と比較して、装飾花の数が多いこと、がく片の形がかぶ形であること等で、「ラブユー キッス」と比較して、花形がアジサイ型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者のほ場(栃木県鹿沼市)において、「ラブユー キッス」に「未来」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11051号   平成15年2月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ハイビスカス   コルドレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名黄色大輪種に「バルカン」を交配して育成されたものであり、花は基部が浅黄の地色に濃黄ピンク色の斑点が入り、外部が鮮橙赤色のロート型の一重咲きで、鉢物向きの小輪花である。
 樹皮の亀裂の形は線状、色は茶、枝の粗密は中である。成葉全体の形は心形、葉身先端の形は鈍形、基部の形は円形、縁の形は鈍鋸歯、葉身の長さ及び幅は中、新葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3707)、成葉表面の色は暗緑(同3708)、斑の有無は無、新葉表面及び成葉表面の光沢は中、毛は有、葉脈の形は掌状型、葉柄の長さは長、太さは太、色は赤褐、托葉の形は線状披針形、長さは中である。花冠の向きは横向き、開き方はロート型、タイプは一重咲き、花弁の重なりは重なる、花冠の長径は小である。つぼみの色は穏緑黄(同2910)、単色・複色の別は三色、複色のタイプはバンド、バンド1の色は浅黄(同2504)の地色に濃黄ピンク(同0712)の斑点が入る、2の色は鮮橙赤(同0706)、脈の明瞭さは不明瞭、バンド1の幅は中、2の幅は広、花弁全体の形は靴へら型、ねじれは弱、長さ及び幅は中、数は少、光沢は無である。ずい柱の弁化の有無及び曲がりは無、太さ及び長さは中、色のタイプは一色、色は明橙(同1304)、先端裂片の数は5裂、花柱枝の色は白、毛は有、柱頭の色は中心部がオレンジで周辺部が赤、花糸の長さは中、色はオレンジ、やくの色は黄である。花柄上部の太さは太、長さは短、色は暗黄緑(同3508)、花柄下部の太さは中、長さは短、色は暗黄緑(同3508)である。副がく裂片の形は披針形、副がくの開放の方向は接着、色は濃緑、がく筒全体の形は鐘形、がく筒の基部から先端までの長さは中、色は淡緑、がく裂片の形態は鋭形、切れ込みは中裂、毛は有、花の香りは無である。 
 「バルカン」及び「ブリリアント」と比較して、葉柄の色が赤褐であること、バンド1の色が浅黄の地色に濃黄ピンクの斑点が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(愛知県江南市)において、無名黄色大輪種に「バルカン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11052号   平成15年2月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ハイビスカス   チョウフウイエビー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名黄色大輪種に「タウンゼントイエロー」を交配して育成されたものであり、花は基部は濃赤色、外部が鮮橙黄色の平開型の一重咲きで、鉢物向きの中輪花である。
 樹皮の亀裂の形は線状、色は灰、枝の粗密は中である。成葉全体の形は広卵形、葉身先端の形は突形、基部の形は円形、縁の形は波状、葉身の長さ及び幅は中、新葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、成葉表面の色は暗緑(同3510)、斑の有無は無、新葉及び成葉表面の光沢は中、成葉表面の毛は有、葉脈の形は掌状型、葉柄の長さ及び太さは中、色は赤褐、托葉の形は線状披針形、長さは長である。花冠の向きは上向き、開き方は平開、タイプは一重咲き、花弁の重なりは重なる、花冠の長径は中である。つぼみの色は浅黄緑(同3109)、単色・複色の別は二色、複色のタイプはバンド、バンド1の色は濃赤(同0408)、2の色は鮮橙黄(同2205)、脈の明瞭さは不明瞭、バンド1及び2の幅は広、花弁全体の形は扇型、ねじれは弱、長さは長、幅は中、数は少、光沢は無である。ずい柱の弁化の有無及び曲がりは無、太さ及び長さは中、色のタイプは二色、基部の色は鮮赤(同0407)、先端裂片の数は5裂、花柱枝の色は黄、毛は有、柱頭の色は赤、花糸の長さは中、色及びやくの色は黄である。花柄上部の太さは太、長さは短、色は暗黄緑(同3508)、花柄下部の太さ及び長さは中、色は暗黄緑(同3508)である。副がく裂片の形は狭披針形、副がくの開放の方向は接着、色は緑、がく筒全体の形は鐘形、がく筒の基部から先端までの長さは中、色は淡緑、がく裂片の形態は鋭形、切れ込みは中裂、毛は有、花の香りは無である。 
 「タウンゼントイエロー」及び「イエローベル」と比較して、バンド1の色が濃赤であること、バンド2の色が鮮橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(愛知県江南市)において、無名黄色大輪種に「タウンゼントイエロー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「イエロービーナス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11053号   平成15年2月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   エスエフ265
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花はピンク色で黄白色の目が入りカップ咲、弱香の小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はかなり低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はかなり狭、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや短、幅はかなり狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は無、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径は小、高さは低、花弁表面の色はピンク(JHS カラーチャート0103)で黄白(同3301)の目が入り、裏面の色は淡ピンク(同0102)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは薄、硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さはかなり短、太さはかなり細、新しょうの色及び開花枝の色は黄緑、開花時期は中である。
 「メイジディロ」と比較して、花弁表面の色がピンクで黄白の目が入ること、花弁のタイプが半剣弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(茨城県つくば市)において、出願者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スプリング ブリーズ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11054号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイハヨコキ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は浅黄色で高芯咲、中香のかなり大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはかなり長、基部の幅はやや広、色は紅紫、数は枝基部はかなり多、枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは厚、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は尖長形である。花形は高芯咲、花径はかなり大、高さは極高、花弁表面の色は浅黄(JHS カラーチャート2504)、裏面の色は浅緑黄(同2703)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは中である。枝の長さは短、太さはやや太、新しょうの色及び開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「秋月」と比較して、蕾の形が尖長形であること、花弁表面の色が浅黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(千葉県佐原市)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11055号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ルイドゥスティ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は明橙赤色で明紫赤の爪が入りカップ咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はやや少、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢及び厚さは中、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は明橙赤(JHS カラーチャート0705)で明紫赤(同9706)の爪が入り、裏面の色は浅黄(同2504)で鮮紫ピンク(同9705)の爪が入る。花色の移行性は有、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「コルスノラ」と比較して、花弁表面の色が明橙赤で明紫赤の爪が入ること、花弁のタイプが丸弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(オランダ王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11056号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ルイロオネ
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は濃赤色で高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅は狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)、裏面の色はピンク(同0111)で淡黄(同2503)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は20〜24、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さは短、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「タンレプソグ」と比較して、花形が高芯咲であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オランダ王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11057号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オリレノ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は濃橙赤色で高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは長、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0714)、裏面の色は橙赤(同0713)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は60以上、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さは中、太さはやや太、新しょうの色及び開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「コルクリセット」と比較して、花弁裏面の色が橙赤であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の所属する会社の温室(オランダ王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11058号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オリセズ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡緑黄色で明紫赤色の覆輪が入り高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はやや多、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は弱、本葉の色は緑、光沢は弱、厚さは薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)で明紫赤(同9706)の覆輪が入り、裏面の色は淡緑黄(同2903)で鮮紫ピンク(同9705)の覆輪が入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さはやや軟、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。
 「タントリフ」と比較して、小葉全体の形が楕円形であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の所属する会社の温室(オランダ王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11059号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   パンロウグ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮赤色でカップ咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はやや多、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は尖長形である。花形はカップ咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、花弁表面の模様の有無は無、裏面の色は鮮紅(同0107)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ルイロドニネ」と比較して、花弁裏面の色が鮮紅であること、花弁全体の形が円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の所属する会社の温室(オランダ王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11060号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   パンパスト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は外側10枚程が淡黄色で弁先〜弁央に淡黄橙色のぼかしが入り、内側が明黄色で弁先〜弁央に浅橙黄色のぼかしが入り高芯咲、弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は上下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径はやや大、高さは高、花弁表面の色は外側10枚程が淡黄(JHS カラーチャート2503)で弁先〜弁央に淡黄橙(同1902)のぼかしが入り、内側が明黄(同2505)で弁先〜弁央に浅橙黄(同2203)のぼかしが入り、裏面の色は外側10枚程が淡黄(同2503)で弁先〜弁央に淡黄橙(同1902)のぼかしが入り、内側が浅黄(同2504)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さはかなり厚、硬さは硬、数は20〜24、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょう及び開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「コルモディカ」と比較して、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に育成者の所属する会社の温室(オランダ王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11061号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   パナラーン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮黄ピンク色で外側7〜8枚程度の弁先から弁央に濃ピンクのぼかしが入り高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立はやや叢生でない、樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はかなり多、枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は鮮黄ピンク(JHS カラーチャート1004)で外側7〜8枚程度の弁先から弁央に濃ピンク(同0405)のぼかしが入り、裏面の色は浅橙(同1302)で外側7〜8枚程度の弁先から弁央に淡ピンク(同0402)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ルイオラン」と比較して、花弁全体の形が広楕円形であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の所属する会社の温室(オランダ王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11062号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイハグリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種に「メイグレオン」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡黄緑色で高芯咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立はやや叢生、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅は狭、色は黄緑、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは厚、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は淡黄緑(JHS カラーチャート3303)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は60以上、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「コルスラス」と比較して、花弁表面及び裏面の色が淡黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(千葉県佐原市)において、無名実生種に「メイグレオン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11063号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイハビロア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種に「ケイレフィン」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮紅色で高芯咲、弱香の大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は多、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は紅紫、光沢はやや弱、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径は大、高さは高、花弁表面及び裏面の色は鮮紅(JHS カラーチャート0107)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は35〜39、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「アサミ・レッド」と比較して、花弁表面の色が鮮紅であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の温室(千葉県佐原市)において、無名実生種に「ケイレフィン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11064号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイハカピラ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「タンゼルボン」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は淡紫ピンク色で高芯咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は中、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢及び厚さは中、硬さはやや硬である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9502)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは中、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さはやや長、太さはやや太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は晩である。
 「タンセルミ」及び「タンゼルボン」と比較して、花弁表面及び裏面の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(福島県北会津郡北会津村)において、「タンゼルボン」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11065号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイハヤナサ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フェベサ」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は鮮ピンク色でカップ咲、やや弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢はやや強、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0404)、裏面の色は黄ピンク(同0703)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りはやや弱である。枝の長さは長、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「フェベサ」と比較して、花形がカップ咲であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(神奈川県海老名市)において、「フェベサ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11066号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイハタカホ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フェベサ」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は鮮紫ピンク色でカップ咲、弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は黄緑、数は枝基部はやや多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9704)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは中、硬さはやや硬、数は20〜24、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「フェベサ」と比較して、花形がカップ咲であること、花弁表面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(愛知県渥美郡赤羽根町)において、「フェベサ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11067号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   万葉の里(まんようのさと) 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アンネットヘッグ」の変異株であり、樹高は中、苞は鮮赤色の楕円形で、苞の数が中の中生種である。
 樹姿は直立性、樹高は中である。枝の太さは中、色は緑褐、分枝性は密、節間長は短である。葉身全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、葉縁の切れ込みは深、切れ込みの多少は少、葉身長及び幅は中、葉表面の色は濃緑、着色の多少は中、斑の有無は無、表面及び裏面の毛は有である。葉柄の太さ及び長さは中、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は中である。苞全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、縁の切れ込みは深、ねじれは無、長さは長、幅は広、数は中、表面及び裏面の色は鮮赤(JHS カラーチャー0407)、斑の有無は無である。花柄の長さは中、色は淡緑、小花の長さは短、幅は狭、柱頭の色は紅である。一花房の花数は少、花の香りは無、開花期は中である。
 「アンネットヘッグ」と比較して、樹高が高いこと、葉縁及び苞の縁の切れ込みが深いこと等で、「アンネット ヘッグ ピンク」と比較して、苞の縁の切れ込みが深いこと、苞表面の色が鮮赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(奈良県五條市)において、「アンネットヘッグ」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「冬もみじ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11068号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   つつじ   麗紅6312(れいこう6312)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、モーリスアザレアの自然交雑実生から選抜して育成されたものであり、花形は開いた漏斗形、花は濃ピンク色に淡ピンク色が入る中輪で、庭園及び緑化樹向きの品種である。
 樹姿枝張りは狭株立状、樹高は低木性、2年枝の太さは細、色は緑、主枝の粗密は粗である。春葉全体の形は倒披針形、先端の形は微凸頭、葉脚は鋭脚、葉身長は中、最大幅はやや狭、葉柄長は短、新葉表面の色は黄緑、春葉表面の色は緑、斑入りは無、表面の光沢は無又は極弱、表面の毛じの色は白、葉の着生方向は水平である。花の向き姿勢はやや直立、つぼみの形は楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはシングル、花冠の切れ込みは深い、花冠上半及び下半の形は狭長楕円形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いは浅く重なる、縁の波形状は弱、花の直径は中、切開いた最大幅はやや広、縦幅はやや短である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は微、底白の現れ方、白覆輪、緑紅・爪斑及び濃淡模様は無、内側の地色は濃ピンク(JHS カラーチャート0405)、複色は淡ピンク(同0402)、花喉部のブロッチは鮮明、形は大点の集合、色は明黄緑(同3305)である。雄ずい及び雌ずいの型は花弁化しない、花柱及び柱頭の色は淡緑、がくの有無は有である。葉の持続性は落葉、開花期の早晩は晩、四季咲性は無である。 
 「桜玄海つつじ」と比較して、内側の地色が濃ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和57年に出願者の農場(北海道夕張郡栗山町)において、モーリスアザレアの自然交雑実生から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお,出願時の名称は「朝霧6312」,出願公表時の名称は「春紅6312」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11069号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヒペリクム   ボサミスト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、樹姿は開張性、花は明黄色、果実は桃色で、二季咲きの主に果実を観賞する切花向きの品種である。    
樹姿は開張性、樹高はやや低、枝の形は円形、太さは太、色は紅、株立性及び分枝性は中、節間長はかなり長である。葉全体の形は卵形、先端の形は鈍形、基部の形は心形、葉身長はやや長、幅は広、未成葉の色は黄緑、成葉表面の色は緑、裏面の色は黄緑、斑の有無は無、葉表面の毛、裏面の毛及び葉柄の長さは無である。花序のタイプは円錐花序、花弁の開き方は水平、重なりは重ならない、湾曲は内曲、花径はやや小、花色は明黄(JHS カラーチャート2506)、花弁全体の形は楕円形、先端の形は円形、基部の形は切形、長さはやや短、幅はやや狭、数は中、雄ずいの幅及び高さは中、花柱の長さは雄ずいと同長、花糸の色及びやくの色は黄、がく片の形は卵形、色は緑、小花柄の長さは中、一花茎の花数はやや多、花の香りは無である。果実の形は卵形、長さ及び幅は中、色は桃である。開花習性は二季咲き、開花期は早、開花期間は中、落葉性は落葉性である。                                      「ボサデュア」と比較して、果実の色が桃であること等で、「ボサピン」と比較して、花色が明黄であること、果実の色が桃であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11070号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ケラトスティグマ ウィルモッティアヌム   ライセ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の実生種の中から選抜して育成されたものであり、花は紫青色で中輪の花壇及び鉢物向きの品種である。
 樹姿は開張性、樹高、茎の太さ及びアントシアニン着色の有無及び程度は中、分枝数は多、節間長は中である。葉形は菱形、葉長及び葉幅は中、葉の色は淡緑、紅葉期の葉の色は橙である。花房の着生位置は頂生と腋生、1花房の花数及び花冠の径は中、花冠裂片の形はT型、色は紫青(JHSカラーチャート7612)、花冠のど部の色は浅紫青(同7603)、花冠筒部の長さは中、色は紫ピンク(同9711)、苞の長さは中、色は黄緑、葯の位置は上、花の香りは無である。開花の早晩性は中である。
 「ランポキリウス」及び「ブータンルリマツリ」と比較して、葉形が菱形であること、花冠裂片の形がT型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(連合王国)において、育成者所有の育成系統と無名種を交配した実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、
1993年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ライス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11071号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ディアスキア ハイブリッド   ヘクシド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「JOYCE'S CHOICE」に「SALMON SUPREME」を交配して育成されたものであり、花弁表面は黄ピンク色で、上唇弁(上弁)中央部の目が鮮緑黄色、上唇弁(上弁)の凹部がピンク色の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は開張性、草丈は中である。茎の形は四角形、節間長は極長、茎の太さは細、色は緑である。葉形は心臓形、葉長及び葉幅は中、色は緑、葉縁の形は鈍鋸歯状、着生角度は水平である。花の長さ及び幅は中、花弁表面の色は黄ピンク(JHS カラーチャート0704)、複色の有無は無、裏面の色は黄ピンク(同0703)、花弁表面の波打の有無は無、上唇弁(上弁)の先端の形は円形、上唇弁(上弁)中央部の目の色は鮮緑黄(同2706)、凹部の色はピンク(同0411)、下唇弁(側弁)の長さは中、幅は極広、先端の形は円形、下唇弁(下弁)の長さ及び幅は中、形はU型、距の長さは長、幅は狭、曲がりの程度は弱、色は穏ピンク(同0412)、花柄の長さ及び太さは中、色は淡緑である。
 「ライラック・ベル」と比較して、草丈が高いこと、花の長さが長いこと、花の幅が広いこと、花弁表面の地色が黄ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(連合王国)において、「JOYCE'S CHOICE」に「SALMON SUPREME」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11072号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ディアスキア ハイブリッド   ヘクタート
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「LUCY」に「SI.MOLLIS」を交配して育成されたものであり、花弁表面は明紫赤色で、上唇弁(上弁)中央部の目が明黄色、上唇弁(上弁)の凹部が濃紫ピンク色の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は開張性、草丈は中である。茎の形は四角形、節間長は長、茎の太さは中、色は緑である。葉形は心臓形、葉長及び葉幅は中、色は濃緑、葉縁の形は鈍鋸歯状、着生角度は水平である。花の長さ及び幅は中、花弁表面の色は明紫赤(JHS カラーチャート9706)、複色の有無は無、裏面の色は鮮紫ピンク(同9705)、花弁表面の波打の有無は無、上唇弁(上弁)の先端の形は円形、上唇弁(上弁)中央部の目の色は明黄(同2506)、凹部の色は濃紫ピンク(同9713)、下唇弁(側弁)の長さは中、幅は極広、先端の形は円形、下唇弁(下弁)の長さ及び幅は中、形はU型、距の長さは長、幅は中、曲がりの程度は弱、色は濃紫ピンク(同9713)、花柄の長さ及び太さは中、色は紫である。 
 「ライラック・ベル」と比較して、草丈が高いこと、花の長さが長いこと、花の幅が広いこと、花弁表面の色が明紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(連合王国)において、「LUCY」に「SI.MOLLIS」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11073号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ひるざきつきみそう   ゴールドフレーム
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ドイツ連邦共和国から導入した品種名不詳の実生の中から選抜、育成されたものであり、草型は斜上、葉は黄緑色で、花は紫ピンク色の中輪となる、花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型は斜上、茎長は短、茎のアントシアニンの着色は無、葉の形は楕円形、葉縁の形は羽状裂、切れ込みの深さは浅、側生裂片の有無及び程度は弱、葉身長は短、葉幅は狭、地色は黄緑(JHS カラーチャート3512)、模様の有無は無、葉柄の有無は無である。花の付き方は総状、蕾の形は卵形、蕾の垂れ下がりの有無は有、アントシアニンの着色は無、花の重ねは一重、花茎は中、花弁の形は倒卵形、先端の形は欠刻、花弁の大きさはやや大、花弁の色は紫ピンク(同9203)、花弁の模様は脈状及び底白、模様色は鮮紫ピンク(同9205)の脈状及び黄白(同3101)の底白、がく筒の長さはかなり短、アントシアニンの着色の有無は無、花糸及び花柱の色は白、花の香りは有、子房の形は円筒形、長さは短、毛の有無は有である。
 ひるざきつきみそうと比較して、葉色が黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(青森県黒石市)において、ドイツ連邦共和国から導入した品種名不詳の実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11074号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ひるざきつきみそう   サンダンス
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ドイツ連邦共和国から導入した品種名不詳の実生の中から選抜、育成されたものであり、草型は斜上、葉は穏緑色に明黄緑色の覆輪及び黄緑色の斑が入り、花は紫ピンク色の中輪となる、花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型は斜上、茎長は短、茎のアントシアニンの着色は無、葉の形は楕円形、葉縁の形は羽状裂、切れ込みの深さは浅、側生裂片の有無及び程度は弱、葉身長は短、葉幅は狭、地色は穏緑(JHS カラーチャート3712)、模様の有無は有、模様の種類は覆輪及び斑、模様色は明黄緑(同3305)の覆輪及び黄緑(同3512)の斑、葉柄の有無は無である。花の付き方は総状、蕾の形は卵形、蕾の垂れ下がりの有無は有、アントシアニンの着色は無、花の重ねは一重、花茎は中、花弁の形は倒卵形、先端の形は欠刻、花弁の大きさはやや大、花弁の色は紫ピンク(同9203)、花弁の模様は脈状及び底白、模様色は鮮紫ピンク(同9205)の脈状及び黄白(同3101)の底白、がく筒の長さはかなり短、アントシアニンの着色の有無は無、花糸及び花柱の色は白、花の香りは有、子房の形は円筒形、長さは短、毛の有無は有である。
 ひるざきつきみそう及び「ゴールドフレーム」と比較して、葉が穏緑の地色に明黄緑の覆輪及び黄緑の斑が入ることで区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(青森県黒石市)において、ドイツ連邦共和国から導入した品種名不詳の実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11075号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブラキスコメ アングスティフォリア×ブラキスコメ マルチフィダ         マウブミスティーク  
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「マルディグラス」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は明青味紫色、花盤は黄色で小輪の鉢物向きの品種である。
 草型は房状、草丈はかなり低、株の広がりはやや狭である。主茎の数はやや少、分枝の状態は斜上、数はやや多、茎のアントシアニンの着色程度は弱である。葉形はX型、葉の先端の形は尖る、付き方は無柄、葉長はやや短、葉幅はやや狭、表面の色は濃緑、裂片の切れ込みの深さは極浅、幅はかなり狭、鋸歯の有無は無である。花径は小、花盤の大きさは花径の1/3未満、花弁の先端の形は鈍、長さはやや短、幅は狭、数は少、表面の色は明青味紫(JHS カラーチャート8305)、複色の有無は無、裏面の色は浅青味紫(同8303)、花盤の色は黄、花柄の長さは短、アントシアニンの着色程度は無又は極弱、総ほうの直径は中、花弁の退色の有無は無、開花時期はやや早である。
 「マウブディライト」と比較して、花弁表面の色が明青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1999年に育成者の温室(オーストラリア国)において、「マルディグラス」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、2000年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11076号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブラキスコメ セグメントサ   ミスティーライラック
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は浅紫色、花盤は黄色で中輪の鉢物向きの品種である。
 草型は叢性、草丈は中、株の広がりはやや狭である。主茎の数はやや少、分枝の状態は斜上、数はやや多、茎のアントシアニンの着色程度は無又は極弱である。葉形はV型、葉の先端の形は丸、付き方は無柄、葉長はやや長、葉幅は中、表面の色は濃緑、裂片の切れ込みの深さは浅、幅は狭、鋸歯の有無は有である。花径は中、花盤の大きさは花径の1/3未満、花弁の先端の形は鈍、長さは中、幅は狭、数は中、表面の色は浅紫(JHS カラーチャート8603)、複色の有無は無、裏面の色は淡紫(同8602)、花盤の色は黄、花柄の長さは中、アントシアニンの着色程度は無又は極弱、総ほうの直径は大、花弁の退色の有無は無、開花時期はやや晩である。
 「ストロベリームース」と比較して、花弁数が多いこと、花弁表面の色が浅紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オーストラリア国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11077号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブラキスコメ セグメントサ   ミスティーピンク
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は開花最盛期が淡紫ピンク色で終期がピンク白色に変化する、花盤は黄色でやや小輪の鉢物向きの品種である。
 草型は叢性、草丈は中、株の広がりは狭である。主茎の数は少、分枝の状態は斜上、数は中、茎のアントシアニンの着色程度は無又は極弱である。葉形はV型、葉の先端の形は丸、付き方は無柄、葉長はやや長、葉幅はやや狭、表面の色は濃緑、裂片の切れ込みの深さは浅、幅は狭、鋸歯の有無は有である。花径はやや小、花盤の大きさは花径の1/3未満、花弁の先端の形は鈍、長さはやや短、幅は狭、数はやや少、表面の色は開花最盛期が淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202)、終期がピンク白(同9201)に変化する、複色の有無は無、裏面の色はピンク白(同9201)、花盤の色は黄、花柄の長さは中、アントシアニンの着色程度は無又は極弱、総ほうの直径はやや大、花弁の退色の有無は有、開花時期はやや晩である。
 「ストロベリームース」と比較して、花弁表面の色は開花最盛期が淡紫ピンクで終期がピンク白に変化すること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オーストラリア国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11078号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヘスペロジギス ミルトイデス×ヘスペロジギス ディミディアタ
   サンミンブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Hesperozygis myrtoidesにH. dimidiataを交配して育成されたものであり、花は上唇弁は浅青紫色、下唇弁は明青紫色で、樹高がやや高の鉢物及花壇向きの品種である。
 樹姿は開張性、樹型は円錐形、樹高はやや高、枝の太さは中、色は緑、分枝性は中、節間長は短である。葉序は対生、葉全体の形は長楕円形、先端の形は円形、基部の形は鋭形、葉身長及び幅は中、表面の色は緑、斑の有無及び光沢は無である。花数は中、向きは横向き、花形は唇状、縦径及び横径は中、長さはやや短、上唇弁の色は浅青紫(JHS カラーチャート8003)、下唇弁の色は明青紫(同8004)、花筒部の色は明青味紫(同8305)、上唇弁の形は2裂、下唇弁の形は3裂、がくの形は筒状、長さは中、色は暗灰赤(同0118)、やくの色は紫、花柄の長さは中、花の香りは弱、開花期はやや早である。
 「ディミデアタ971」と比較して、花の向きが横向きであること、上唇弁の色が浅青紫であること、下唇弁の色が明青紫であること等で、「ミルトイデス1136」と比較して、葉の光沢が無いこと、上唇弁の色が浅青紫であること、下唇弁の色が明青紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(大阪府三島郡島本町及び滋賀県八日市市)において、H. myrtoidesにH. dimidiataの野生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11079号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   うすひらたけ   ふくひら2号(ふくひら2ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種(福井県大野市産)を組織分離して育成されたもので、菌さんが凹形、やや小葉、中肉の菌床栽培向きの品種である。
 菌糸密度及び気中菌糸の発達程度は中、菌叢表面の色は無、菌糸生長最適温度は低である。菌さんの断面の形は凹形、大きさはやや小、色は淡茶、厚さはかなり薄、肉質は中である。子実層たくの菌さんへの付き方は重、幅はやや狭、色は黄白色である。菌柄の形は細長、長さはかなり長、太さはやや細、色は有、肉質及び菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は中である。子実体の発生型は群状、発生最盛期までの期間はやや短、菌かき後子実体発生最盛期までの期間は短、発生最適温度及び生育最適温度は低である。収量性はやや少、有効茎本数はやや多である。
 「福井HY1号」及び「大室1号」と比較して、菌柄が長いこと等で区別性が認められる。
 なお、「福井HY1号」及び「大室1号」との対峙培養において明確な帯線形成を有する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和57年に福井県総合グリーンセンター(坂井郡丸岡町)において、野生種(福井県大野市産)から組織分離し、平成6年からその菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11080号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   ML6
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「MA−1」に育成者の所有の系統菌株を交配して育成されたものであり、菌さんが中葉、中肉質の菌床栽培向き中温性の品種である。
 30℃の場合の菌糸体の生長速度は速である。菌さんの形は平面が円形、側面が平形、大きさは中、色は褐色、厚さ及び肉質は中である。りん皮の付着部位は周縁、大きさは中、色は無である。子実層たくの形状は3型、並び方は正常、幅は狭、密度は中、色は白色である。菌柄の形は1型、長さは短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大、太さはやや細、色あいは無、毛の有無は有、毛の色は無、肉質は中である。子実体の発生時期は秋冬、発生型は散発、発生温度は中温、発生最盛期までの期間はやや長である。乾物率は15〜20%未満、子実体1個当たりの平均乾重は3.5〜4.0g未満、収量性は少である。
 「MA−1」と比較して、30℃での菌糸体の生長速度が速いこと、収量性が多いこと等で、「北研600号」と比較して、子実体の発生時期が秋冬であること等で区別性が認められる。
 なお、「北研600号」における対峙培養では明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の施設(群馬県桐生市)において、「MA−1」に育成者の所有する系統菌株を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11081号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   ML12
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「MA−1」に育成者の所有する系統菌株を交配して育成されたものであり、菌さんが大葉、硬肉質の菌床栽培向きの品種である。
 菌さんの形は平面が円形、側面が平形、大きさは大、色は褐色、厚さは厚、肉質は硬である。りん皮の付着部位は周縁、大きさは中、色は無である。子実層たくの形状は3型、並び方は正常、幅は狭、密度は密、色は白色である。菌柄の形は1型、長さは中、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率はかなり大、太さは太、色あい、毛の有無及び毛の色は有、肉質は硬である。子実体の発生時期は秋冬、発生型は集中である。乾物率は10〜15%未満、子実体1個当たりの平均乾重は5.0g以上である。
 「森440号」及び「Y602号」と比較して、菌柄が太いこと等で区別性が認められる。
 なお、「森440号」及び「Y602号」における対峙培養では明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の施設(群馬県桐生市)において、「MA−1」に育成者の所有する系統菌株を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11082号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   菌王7号(きんおう7ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「菌王1号」に出願者の所有する系統菌株を交配して育成されたものであり、菌さんがやや小葉、やや軟肉質の不時栽培向き中温性の品種である。
 菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや小、色は褐色、厚さは中、肉質はやや軟である。りん皮の付着部位は周縁、大きさは小、色は有である。子実層たくの形状は2型、並び方は正常、幅はかなり狭、密度は密、色は白色である。菌柄の形は1型、長さはやや短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率及び太さはやや太、色あいは無、毛の有無及び毛の色は有、肉質は軟である。子実体の発生時期は周年、発生型は集中、発生温度は中温、発生最盛期までの期間は短である。乾物率は10〜15%未満、子実体1個当たりの平均乾重は2.0〜2.5g未満、収量性はやや少である。
 「菌王1号」及び「A567号」と比較して、子実層たくの形状が2型であること、菌柄の肉質が軟らかいこと等で区別性が認められる。
 なお、「菌王1号」及び「A567号」における対峙培養では明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の施設(山梨県中巨摩郡白根町)において、「菌王1号」に出願者の所有する系統菌株を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11083号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   ML8
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「MA−1」に出願者の所有する系統菌株を交配して育成されたものであり、菌さんが大葉、硬肉質の菌床栽培向き中温性の品種である。
 菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさは大、色は褐色、厚さは極厚、肉質は硬である。りん皮の付着部位は周縁、大きさは小、色は無である。子実層たくの形状は3型、並び方は正常、幅はかなり狭、密度は中、色は白色である。菌柄の形は1型、長さは中、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大、太さはやや太、色あいは無、毛の有無は有、毛の色は無、肉質は中である。子実体の発生時期は秋冬、発生型は散発、発生温度は中温である。乾物率は10〜15%未満、子実体1個当たりの平均乾重は5.0g以上、収量性はかなり少である。
 「MA−1」及び「ML6」と比較して、菌さんの形が凸形であること、菌さんが厚いこと等で区別性が認められる。
 なお、「MA−1」及び「ML6」における対峙培養では明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の施設(群馬県桐生市)において、「MA−1」に出願者の所有する系統菌株を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第11084号   平成15年2月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はたけしめじ   波賀のめぐみ(はがのめぐみ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種(兵庫県宍粟郡波賀町産)を組織分離して育成されたものであり、菌さんが中、断面の形態は丸山形、中心部が灰色で、菌柄の形が直幹の施設栽培向きの品種である。
 菌さんの断面の形態は丸山形、大きさは中、中心部及び周縁部は灰色、厚さは薄、肉質は中である。子実層たくの並び方は正常、幅はかなり狭、密度は密、色は白色、菌柄への付き方は直生である。菌柄の形は直幹、長さは長、太さはやや細、色は濃色、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大である。子実体の発生型は群状、発生最盛期までの期間は長、菌かき後の発生までの期間はやや長、発生最適温度はやや高、子実体の生育最適温度は高である。収量性及び有効茎本数は少である。
 「亀山1号」と比較して、菌さんの厚さが薄いこと、菌柄の形が直幹であること等で、「みやぎLD1号」と比較して、菌さんが小さいこと、子実層たくの幅が狭いこと等で区別性が認められる。
 なお、「亀山1号」及び「みやぎLD1号」との対峙培養において明確な嫌触反応を有する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に兵庫県立森林・林業技術センター(宍粟郡山崎町)において、野生種(兵庫県宍粟郡波賀町産)を組織分離し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「音水」であった。