種苗法による品種登録
 
 種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき、下記90品種の品種
登録(第162回)をしましたので、お知らせします。
 
                                        
 品種登録の番号  農林水産植物
の種類
  登録品種の名称
 
品種登録を受ける者の氏名
又は名称
10870 稲       いわた13号 日本たばこ産業株式会社
10871 稲     ちほのかおり 宮崎県
10872 いわともち 宮崎県
10873 ひより 平塚静隆
10874
 

 
コシヒカリ新潟BL5号 新潟県
 
10875 大豆 湯あがり娘 カネコ種苗株式会社
10876 ラベンダー ブライダルレース 飯島常男
10877 とうがらし(ピーマン) カプチン 和地義隆
10878 とうがらし(ピーマン) 掛川01 株式会社サカタのタネ 
10879 とうがらし(ピーマン) 掛川02     株式会社サカタのタネ
10880 とうがらし(ピーマン) 鹿島みどり 茨城県
10881 トマト VTM215 株式会社サカタのタネ
10882 トマト     NT982 株式会社ナガノトマト
10883
 
アスパラガス  
 
ズイユウ
 
独立行政法人農業技術研究機構
10884 レタス サウザー タキイ種苗株式会社
10885 かんきつ 川原 香川県農業協同組合
10886 もも 幸茜 飯島典雄
10887 もも 夢あさま 小沢治
10888
 
コスモス  
 
ブライダルブーケ ピンク 株式会社ミヨシ
 
10889 ペチュニア    ダンカスイエ ダンジガー ダン フラワー ファーム
10890 ペチュニア    ダンダブピク ダンジガー ダン フラワー ファーム
10891 ペチュニア    ダンダブピクスタ ダンジガー ダン フラワー ファーム
10892 ペチュニア    ダンダブブルスタ ダンジガー ダン フラワー ファーム
10893 ペチュニア    ダンダブホワイト ダンジガー ダン フラワー ファーム
10894 ペチュニア    ダンカシムチャール ダンジガー ダン フラワー ファーム
10895 ペチュニア    ダンカソフ ダンジガー ダン フラワー ファーム
10896 ペチュニア    ダンカスピク  ダンジガー ダン フラワー ファーム
10897 ペチュニア    ダンカスレッド ダンジガー ダン フラワー ファーム
10898
 
ペチュニア   
 
ボーダーパープルライン 稲戸邦子
 
10899 ペチュニア    バラード サンセット 横浜植木株式会社 
10900
 
ペチュニア   
 
バラード ピンクムーン 横浜植木株式会社 
 
10901 かすみそう    ダンギップフラッシュ ダンジガー ダン フラワー ファーム
10902 かすみそう  ダンギップテン ダンジガー ダン フラワー ファーム
10903
 
かすみそう   
 
スノーハープ
 
住化テクノサービス株式会社
10904 すべりひゆ リンホープ 株式会社日園     
10905 トレニア     ダントゴールド ダンジガー ダン フラワー ファーム
10906 あさがお     ピンクフラミンゴ 山本正博 
10907 きく       山手白 山手正則 
10908 きく      精の紅 有限会社精興園   
10909 きく      笑久 小井戸輝雄
10910 きく      笑の響 小井戸輝雄
10911 きく       精の守 有限会社精興園    
10912 きく       精の流 有限会社精興園  
10913 きく    精の幸 有限会社精興園  
10914 きく    精の河 有限会社精興園   
10915 きく      東海の艶 岩田義朗
10916 きく    東海文明 岩田義朗
10917 きく   庄善の雪 岩田義朗   
10918 きく   庄善の輝 岩田義朗   
10919 きく       庄善の朝 岩田義朗   
10920 きく       古藤の宝 古藤泰人
10921 きく       福野ロージードーン 福野町
10922 きく       福野パステルブロンズ 福野町
10923
 
きく         オレンジボール
 
金原真人、斉藤明洋、玉越康弘、大羽宗正、本田司
10924 クレマチス    ノクターン 宮崎和志、宮田復太郎
10925 スターチス    千曲 石井雅則
10926 カーネーション  キリカミレッド 麒麟麦酒株式会社  
10927 マーガレット   リトルブーケMAGW 株式会社ミヨシ  
10928
 
マーガレット  
 
カナリーバードイエロー 株式会社ミヨシ  
 
10929
 
オステオスペルマム  オステナス
 
有限会社フジ フローラ     
10930
 
オステオスペルマム  オステオン
 
有限会社フジ フローラ     
10931
 
オステオスペルマム メルキュール
 
有限会社フジ フローラ     
10932
 
オステオスペルマム 掛川AU1
 
株式会社サカタのタネ  
10933
 
オステオスペルマム 掛川AU2 
 
株式会社サカタのタネ 
 
10934
 
オステオスペルマム 掛川AU3 
 
株式会社サカタのタネ 
 
10935

 
ゆり

 
沖光

 
有限会社えらぶバイオセンター、株式会社沖永良部球根バイオ研究所 
10936 デンドロビウム  ウィンク 榊原敏光
10937 デンドロビウム  チャーミーレイ 東海市  
10938 デンドロビウム  ムーンマーメイド 東忠 
10939 ファレノプシス  ダイアングラッドキューピット 椎名正剛
10940 ファレノプシス  ぺんてるジェム ぺんてる株式会社   
10941 ファレノプシス  ぺんてるフラッシュ ぺんてる株式会社   
10942
 
オドントグロッサム ハーベングテンス チュチュ 株式会社ニチレイ
 
10943
 
オドントグロッサム  ビューモント アメジストスター
 
株式会社ニチレイ     
10944 あじさい ミキシンラブ 清水登
10945
 
あじさい    
 
チャーミングピンクヨウコ 小内敬一
 
10946
 
あじさい    
 
チャーミングピンクアキヨ 小内敬一
 
10947 ポインセチア デュエデラックス マルガ デュメン
10948

 
えにしだ

 
メイヒロ

 
独立行政法人農業生物資源研究所、明治製菓株式会社
10949

 
えにしだ    

 
メイサムソン

 
独立行政法人農業生物資源研究所、明治製菓株式会社
10950

 
えにしだ   

 
メイファニィ

 
独立行政法人農業生物資源研究所、明治製菓株式会社 
10951

 
えにしだ    

 
メイロード

 
独立行政法人農業生物資源研究所、明治製菓株式会社 
10952 ヒペリクム ボサイビー H.&B.R.ファン デン ボス社
10953 ヒペリクム   ボサニー H.&B.R.ファン デン ボス社
10954 ヘデラ ピュアレディー 廣野與志郎
10955 ヘデラ      初雪 廣野與志郎  
10956 ボローニア    ホワイト ラブ 井上堅一
10957 くすのき 大願 吉田義成
10958 しいたけ 森華−M662 加藤明
10959 ぶなしめじ マーブレ88−8 北海道
          













































































































 
 
 
 
 
 
           【品 種 登 録 の 概 要】
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10870号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   いわた13号(いわた13ごう) 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ひとめぼれ」に「いわた3号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(静岡県磐田郡豊田町)における成熟期は早生の早、しま葉枯病抵抗性品種群は外国稲型の水稲、粳種である。
 草型は偏穂数、稈長はやや短、細太、剛柔、葉身毛茸の有無と多少及び止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は中、穂数はやや多、粒着密度は中、穂軸の抽出度はやや長、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄、フェノール反応は無である。芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は黄白−黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は白、色沢及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の上、光沢はやや良、香りは無、腹白の多少は極少、胴割の多少は少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は早生の早、障害型耐冷性はやや強、穂発芽性は難、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難である。穂いもちほ場抵抗性は強、葉いもちほ場抵抗性は中、しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2i)、萎縮病抵抗性品種群別及びツマグロヨコバイ抵抗性品種群は感受性群、トビイロウンカ抵抗性遺伝子型は+である。
 「あきたこまち」及び「ひとめぼれ」と比較して、稈長が短いこと、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に日本たばこ産業株式会社遺伝育種研究所(静岡県磐田郡豊田町)において、「ひとめぼれ」に「いわた3号」を交配し、雑種第3代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10871号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   ちほのかおり
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「東北144号(後の「はぎのかおり」)」に「南海122号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(宮崎県宮崎郡佐土原町)における成熟期は中生の中、炊飯米は芳香を有する水稲、粳種である。
 草型は偏穂数、稈長、細太及び剛柔は中、止葉の直立の程度はやや垂、葉身の色及び葉鞘の色は濃緑である。穂長はやや短、穂数、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄である。芒の有無と多少は無である。玄米の形及び大小は中、色沢はやや淡、精玄米千粒重は小、玄米の見かけの品質は中の中、光沢は中、香りは有、腹白の多少は極少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の中、穂発芽性はやや難、耐倒伏性は中、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性はやや強、白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。
 「ひえり」と比較して、稈長が短いこと、ふ先色が黄白−黄であること、精玄米千粒重が小さいこと等で、「日向かおり」と比較して、穎色が黄白であること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-aであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
   山下浩、永吉嘉文、堤省一朗、若杉佳司、川口満、吉岡秀樹、滝田正、日高秀光、
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要    
 この品種は、平成3年に宮崎県総合農業試験場(宮崎郡佐土原町)において、「東北144号(後の「はぎのかおり」)」に「南海122号」を交配し、4年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10872号   平成14年12月16日          
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   いわともち
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「南海糯112号」に「関東糯148号(後の「モチミノリ」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(宮崎県宮崎郡佐土原町)における成熟期は早生の晩、穂発芽性が難、耐倒伏性が強の水稲、糯種である。
 草型は偏穂重、稈長はやや短、細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は中である。穂長及び穂数は中、粒着密度はやや密、穎色は黄白、ふ先色は褐である。芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は赤褐である。玄米の形、大小及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期及び成熟期は早生の晩、穂発芽性は難、耐倒伏性は強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型は+、穂いもちほ場抵抗性、葉いもちほ場抵抗性及び白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。
 「モチミノリ」と比較して、穎色が黄白であること、ふ先色が褐であること等で、「ミヤタマモチ」と比較して、ふ先色が褐であること、精玄米千粒重が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年   
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に宮崎県総合農業試験場(宮崎郡佐土原町)において、「南海糯112号」に「関東糯148号(後の「モチミノリ」)」を交配し、4年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10873号   平成14年12月16日          
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   ひより
 
3 登録品種の特性の概要  
 この品種は、「山田錦」に「ササシグレ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(宮城県岩沼市)における成熟期は晩生の早、精玄米千粒重が大の酒造向きの水稲、粳種である。
 草型は中間、稈長は長、細太は中、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度は中、葉身の色及び葉鞘の色は緑である。穂長及び穂数は中、粒着密度はやや疎、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや円、大小は大、色沢はやや淡、精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は良、香りは無、心白の多少は多、大小はやや大、腹白の多少は中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は晩生の早、障害型耐冷性及び耐倒伏性は極弱、脱粒性は難である。葉いもちほ場抵抗性はやや弱である。蛋白質含量はやや低である
 「美山錦」と比較して、穂数が多いこと、成熟期が遅いこと等で、「藏の華」と比較して、稈長が長いこと、成熟期が遅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年  
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の育苗施設(宮城県岩沼市)において、「山田錦」に「ササシグレ」を交配し、5年に雑種第3代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10874号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   コシヒカリ新潟BL5号(こしひかりにいがたBL5ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「越みのり」を1回親、「コシヒカリ」を反復親として戻し交配を行い育成された固定品種であり、育成地(新潟県長岡市)における成熟期は中生の早、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−kの水稲、粳種である。
 草型は中間、稈長は長、細太は中、剛柔はやや柔、葉身毛茸の有無と多少及び止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長及び穂数は中、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は黄白−黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は淡褐、色沢及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は中、腹白の多少及び胴割の多少は極少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の早、穂揃日数は中、穂発芽性は難、耐倒伏性は極弱、脱粒性は難、地上部全重は中、収量はやや少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−kである。アミロース含量及び蛋白質含量はやや低である。
 「コシヒカリ」及び「コシヒカリ新潟BL4号」と比較して、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−kであることで区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要    
 この品種は、昭和61年に新潟県農業総合研究所作物研究センター(長岡市)において、「コシヒカリ」に「越みのり」を交配し、以後、「コシヒカリ」を反復親として戻し交配を5回行い、その後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10875号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大豆   湯あがり娘(ゆあがりむすめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「小平方茶豆」に「緑碧」を交配して育成された固定品種であり、有限伸育型で主茎長は極短、若莢は長く、毛茸が白色のえだまめ用の品種である。
 伸育型は有限、分枝数は中、胚軸の色は紫、主茎長は極短、主茎節数は少、着莢密度は中である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は紫である。若莢の色は緑、長さは長、幅は中、熟莢の色は暗褐、湯煮(ブランチング)後の莢色は濃緑、多粒莢率は中、莢数は少、毛茸の多少は中、色は白である。種皮の単色・複色の別は単色、地色は黄、粒の子葉色は黄、粒形は扁楕円体、光沢は中、臍の色は淡褐、粒の大小は大の小である。開花期及び成熟期は早、生態型は夏大豆型である。
 「大莢グリーン75」及び「夕涼み」と比較して、胚軸の色が紫であること、花色が紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(群馬県佐波郡赤堀町)において、「小平方茶豆」に「緑碧」を交配し、10年にその実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10876号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ラベンダー   ブライダルレース
                                        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Lavandula multifidaの自殖実生から選抜して育成されたものであり、花色は黄白で花穂の形が円錐体の四季咲きの鉢物向きの品種である。
 樹姿は開張、樹高は高である。茎の長さ及び太さは中、毛の多少は多、分枝性は少である。葉形は長楕円形、先端の形は鈍、切れ込みの有無は羽状、長さは中、幅は狭、色は穏緑(JHS カラーチャート3715)、毛の多少は少である。花梗の毛の多少は多、分枝性は少、長さはかなり長、色は穏黄緑(同3514)、花穂の形は円柱、長さは長、太さは太、花形は円柱、花の大きさは長、色は黄白(同2501)、花弁の形は中間形である。ほう葉の有無は無、中央部ほう葉の長さは中、色は緑褐、花梗におけるほう葉の有無は無である。がくの形は楕円体、大きさは中、色は緑、毛の多少及び一花穂の花数は中、一茎の花穂数は少である。開花の早晩性はやや早、開花習性は四季咲き、香気は弱である。 L. multifidaと比較して、花の色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(群馬県甘楽郡下仁田町)において、L. multifidaの自殖実生の中に白花株を発見し、その自殖実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10877号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   とうがらし(ピーマン)   カプチン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、品種名不詳のバルカン系ピーマン及びハンガリー系ピーマンを混植し、その自然交配種子の中から育成されたものであり、果の着生は節成り、成熟果は赤色の扁平形で、辛味の発現のない品種である。
 子葉はやや大、草丈はやや高、分枝開張度及び分枝性は中、第1分枝の節位は低、角度、主枝の太さ及び節間長は中、枝の強度は脆、腋芽の発生は弱である。葉色は緑、葉の大きさはやや大、葉柄の長さはやや短、葉面の平滑度は平滑、花の大きさは大である。未熟果の果色は緑、成熟果の果色は赤、果の着生は節成り、着果の向きは下向き、果形は扁平形、果肉の厚さは極厚、果の大きさはかなり大、長さは中、太さは極太、果頂部の形は中、果面のシワは少、心室数は一般に3、果のアントシアニンは少、光沢は中、果面の条溝の深さは浅、果柄の長さ、強さ及び帯離れは中、果皮の硬さはやや硬、果の辛味の発現は無、着果数は少である。早晩性は極晩、TMV抵抗性は弱である。
 「トマトピーマン」と比較して、主枝が細いこと、枝の強度が脆であること等で、「トマトピーマンソリス」と比較して、枝の強度が脆であること、果が短いこと等で、「トマトピーマンGAMBO」と比較して、着果の向きが下向きであること、果が大きいこと等で、「モンサントマピー」と比較して、枝の強度が脆であること、果が大きいこと等で、「パラディチョンパプリカ」と比較して、草丈が高いこと、枝の強度が脆であること等で、「ハンガリアンパプリカ」と比較して、子葉が小さいこと、枝の強度が脆であること等で、「フィガロ」及び「トペポ」と比較して、葉が小さいこと、着果の向きが下向きであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に育成者のほ場(茨城県ひたちなか市及び茨城県真壁郡協和町)において、品種名不詳のバルカン系ピーマン及びハンガリー系ピーマンを混植し、その自然交配種子の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「トマピー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10878号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   とうがらし(ピーマン)   掛川01(かけがわ01)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、カナダから導入した扁平形ピーマンから選抜した系統を母系とし、(ルーマニア在来種「OTP41」×アメリカ合衆国からの導入種「JUPITER」)の選抜系統を父系とする交雑品種であり、成熟果は赤色のやや小さい扁平形の青果用品種である。
 草丈、分枝開張度及び分枝性は中、第1分枝の節位は低、角度はやや広、節間長、枝の強度及び腋芽の発生は中である。葉色は濃緑、葉の大きさは大、葉柄の長さはやや長、葉面の平滑度は平滑である。未熟果の果色は緑、成熟果の果色は赤、果の着生は節成り、着果の向きは混在、果形は扁平形、果肉の厚さはかなり厚、果の大きさはやや小、長さは中、太さはかなり太、果頂部の形は中、果面のシワは少、心室数は一般に3、光沢はやや多、果面の条溝の深さは浅、果柄の強さは強、果皮の硬さはやや硬、果の辛味の発現は無、着果数は少、1果当り種子数は多である。早晩性は中である。
 「カプチン」と比較して、着果の向きが混在であること、果が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、カナダから導入した扁平形ピーマンから選抜した系統を母系とし、(ルーマニア在来種「OTP41」×アメリカ合衆国からの導入種「JUPITER」)の選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成9年に出願者のほ場(静岡県掛川市)において交配組合せ検定試験を実施し、目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10879号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   とうがらし(ピーマン)   掛川02(かけがわ02)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、アメリカ合衆国、イタリア共和国及びカナダ国から導入した品種名不詳の扁平形ピーマンを混植し、その自然交雑実生の中から選抜、育成されたものであり、成熟果は赤色の小さい扁平形の青果用品種である。
 草丈は低、分枝開張度及び分枝性は中、第1分枝の節位は低、角度は広、節間長はやや短、枝の強度は中、腋芽の発生はやや弱である。葉色は緑、葉の大きさは中、葉柄の長さはやや長、葉面の平滑度は平滑である。未熟果の果色は緑、成熟果の果色は赤、果の着生は節成り、着果の向きは上向き、果形は扁平形、果肉の厚さは厚、果の大きさは小、長さはやや短、太さはやや太、果頂部の形は中、果面のシワは少、心室数は一般に3、光沢はやや多、果面の条溝の深さは浅、果柄の強さ及び果皮の硬さは中、果の辛味の発現は無、着果数は少、1果当り種子数は多、早晩性はやや早である。
 「カプチン」と比較して、着果の向きが上向きであること、果が小さいこと等で、「掛川01」と比較して、草丈が小さいこと、着果の向きが上向きであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者のほ場(静岡県掛川市)において、アメリカ合衆国、イタリア共和国及びカナダ国から導入した品種名不詳の扁平形ピーマンを混植し、その自然交雑実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10880号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   とうがらし(ピーマン)   鹿島みどり(かしまみどり)
                            
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(桔梗交10号(後の「ベルマサリ」)×タキイ種苗株式会社の育成系統)の選抜系統を母系とし、(「土佐かつら」×桔梗交10号(後の「ベルマサリ」))の選抜系統を父系とする交雑品種であり、果実は節成りで果形は中長形、PMMoV(TMV−p)抵抗性を有する青果用品種である。
 草丈はやや低、分枝開張度はやや開張、分枝性及び第1分枝の節位は中、角度はやや広、節間長は中、枝の強度及び腋芽の発生はやや強である。葉色はやや濃緑、葉の大きさはやや大、葉柄の長さ及び葉面の平滑度は中である。未熟果の果色は濃緑、成熟果の果色は赤、果の着生は節成り、着果の向きは下向き、果形は中長形、果肉の厚さは薄、果の大きさは中、長さは長、太さはやや太、果頂部の形は中、果面のシワは少、心室数は一般に3、果のアントシアニンはかなり少、光沢はかなり多、果面の条溝の深さはかなり浅、果柄の強さはやや脆、帯離れは中、果皮の硬さはやや軟、果の辛味の発現は無、着果数はやや多である。早晩性はやや早、PMMoV(TMV−p)抵抗性は極強である。
 「ニュー土佐ひかり」と比較して、草丈が低いこと、PMMoV(TMV−p)抵抗性が強いこと等で、「ベルマサリ」と比較して、果実が長いこと、PMMoV(TMV−p)抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、(桔梗交10号(後の「ベルマサリ」)×タキイ種苗株式会社の育成系統)の選抜系統を母系とし、(「土佐かつら」×桔梗交10号(後の「ベルマサリ」))の選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成9年から茨城県農業総合センター鹿島地帯特産指導所(鹿島郡神栖町)において交配組合せ検定試験及び特性の調査を実施し、11年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10881号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トマト   VTM215
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Mogeor」の選抜系統に(「Moboglan」×「LS-89号」)の選抜系統を交配して育成された固定品種であり、青枯れ病、半身萎凋病、萎凋病及びサツマイモネコブセンチュウ抵抗性を有する台木用品種である。
 草姿は普通、子葉の大きさは中、色は緑、胚軸のアントシアニン着色は無、節間長は中である。第1花房より下の葉数は多、花房間葉数は一般に2、葉色は緑、葉の着生角度は中間、形は4型、巻葉性は弱、根の太さはやや細である。花房の形は複合、花弁の色は黄、花数は多、完熟期の果色は濃赤、果実表皮の色は黄、果形はやや偏平、果頂部の形は平滑、果実の大きさはやや小、子室数は一般に3〜4、果肩部の緑色は中、へた落ちの大きさはやや小、周囲のコルク化面積は小、果柄の離層は有、花落ちの形は点状、果肉の色は淡赤である。開花始期は中、着色始期はやや早、可溶性固形物含量は中、酸度はやや低、全固形物量は中である。青枯れ病抵抗性はやや強、半身萎凋病抵抗性は有、萎凋病レースJ−1及びJ−2抵抗性は有、サツマイモネコブセンチュウ抵抗性は強である。接ぎ木の難易は易、活着の難易は高である。
 「ジョイント」及び「キャンディ2号」と比較して、はい軸のアントシアニンの着色がないこと無いこと、葉形が4型であること、萎凋病レースJ−2抵抗性を有すること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の温室(千葉県袖ヶ浦市)において、「Mogeor」の選抜系統に(「Moboglan」×「LS-89号」)の選抜系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10882号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トマト   NT982
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、果実はやや偏平でやや大、完熟期の果皮は濃赤色で、半身萎凋病及び萎凋病レースJ−1抵抗性を有するジュース用品種である。
 草姿は心止り、子葉の大きさは中、色は緑、胚軸のアントシアニン着色は有、節間長は中である。第1花房より下の葉数は中、花房間葉数は一般に2、葉色は緑、葉の着生角度は中間、形は1型、巻葉性は弱、根の太さは中である。花房の形は単純、花弁の色はオレンジ、花数は中、完熟期の果色は濃赤、果実表皮の色は黄、果形はやや偏平、果頂部の形は平滑、果実の大きさはやや大、子室数は一般に7〜8、果肩部の緑色は無、へた落ちの大きさはやや小、周囲のコルク化面積はやや小、果柄の離層は無、花落ちの形は星状、果肉の色は濃赤である。開花始期、着色始期、可溶性固形物含量、酸度及び全固形物量は中である。半身萎凋病抵抗性及び萎凋病レースJ−1抵抗性は有である。
 「NT604」及び「KRN−2011」と比較して、果柄の離層が無であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、平成9年から出願者のほ場(長野県松本市)において交配組合せ検定試験を実施し、11年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10883号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アスパラガス   ズイユウ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「瑞洋」の選抜系統を母系とし、北海道大学育成の「ZM−19」を父系とする交雑品種であり、草丈はやや長、若茎は緑色で細く、雄株の割合がかなり多い食用グリーン向きの品種である。
 草丈はやや長、茎の太さ、節間長及びぎ葉の密度は中である。若茎の太さは細、そろいはやや良、色は緑、アントシアニンの発現は少、茎数は多、頭部の形は2型、色は緑、開頭の早晩は早、りん片葉の色は緑、アントシアニンの発現はやや少、着生部の隆起は2型である。花被の色は白、脈の色は淡緑、雄花の長さ及び多少は中である。萌芽の早晩はかなり早、雄株の割合はかなり多である。
 「北海100」と比較して、若茎のアントシアニンの発現が少ないこと、雄株の割合が多いこと等で、「UC157」と比較して、若茎の開頭が早いこと、雄株の割合が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、「瑞洋」の選抜系統を母系とし、北海道大学育成の「ZM−19」を父系とする交雑品種であり、昭和61年から出願者のほ場(北海道札幌市)において交配組合せ能力検定試験を実施し、平成5年から生産力検定試験及び系統適応性検定試験を行い、10年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10884号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   レタス   サウザー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、葉はやや濃緑色の広円形、球形はやや腰高で高温期栽培適応性が高いクリスプタイプの品種である。
 タイプの区分はクリスプ、種子の色は白、子葉の形は中間、草姿は中である。葉の形は広円、色はやや濃緑、葉面の着色は無、光沢はやや多、ちぢみはかなり少、葉縁の切れこみは浅、波うちはやや少、葉長は中、葉径は広、葉質は脆弱である。結球性は結球、球形はやや腰高、球葉のかぶりは深、球重はやや大、球頭の色はやや濃緑、球葉の着色は無、球のしまりはかなり緊、苦味は少、早晩性はやや早、抽台性は晩、高温期栽培適応性は高である。
 「シャトー」及び「シナノサマー」と比較して、種子の色が白であること、葉面のちぢみが少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の農場(滋賀県甲賀郡甲西町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10885号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かんきつ   川原(かわはら)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「青島温州」の枝変わりであり、果形がやや扁平、果実の大きさがやや重、果皮色が濃橙の育成地(香川県高松市)では12月中旬に成熟する温州みかんである。
 樹姿は中間、樹の大きさは大、樹勢は強である。枝梢の太さは太、節間長は中、枝梢のとげの多少は無である。葉身の形は紡錘形、波状の程度は弱、葉身の大きさ、葉身長及び葉身幅は中、網脈の鮮明度は明瞭である。翼葉の形は痕跡、葉柄の長さは短、太さは中である。花序の形成は単生、花(花蕾)の重さは重、花弁の形は紡錘形、長さは長、幅は中、色は白、数は5枚、花糸の分離の程度は一部合一、花粉の多少は少である。果実の形はやや扁平、果形指数は中、果頂部の形は平坦、放射条溝及び凹環の有無は無、果梗部の形は切平面、放射条溝の多少は中である。果心の充実度及び大きさは中、果実の重さはやや重、果皮の色は濃橙、油胞の大きさはやや小、密度は疎、凹凸は凹、果面の粗滑は滑、果皮の厚さは厚、果皮歩合は中、剥皮の難易はやや易である。じょうのう膜の硬さ、さじょうの形及び大きさは中、色は濃橙である。果汁の多少は中、甘味及び酸味は高、香気の多少は中、種子数は無、胚の数は多胚である。発芽期、開花期及び成熟期は晩で育成地においては12月中旬である。隔年結果性は高、浮皮果及び裂果の発生は無、貯蔵性はかなり長である。
 「青島温州」及び「大津4号」と比較して、果実の形がやや扁平であること、果心が充実していること、浮皮果の発生が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に育成者の果樹園(香川県高松市)において、「青島温州」の枝変わりを発見し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「さつき温州」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10886号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   もも   幸茜(さちあかね)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「山一白桃」の枝変わりであり、果形が円、果実の大きさが極大、果皮の地色が乳白、果肉の色が白の育成地(山梨県東八代郡一宮町)では8月下旬から9月上旬に成熟する晩生種である。
 樹姿は開張、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は赤褐である。葉の形は極長、葉縁の波打ちは少、葉の大きさは大、色は緑、光沢は中、蜜腺の形は腎である。花形は普通咲、花の大きさは中、花弁の数は単弁、形は楕円、波打ちは有、大きさは中、色は濃桃、雌ずいの健否は少、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は鮭肉、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は尖である。果実の外観は円、果頂部の形は凹、凹みは中、梗あの深さは深、広さは広、赤道部及び果頂部の縫合線の深さは中、果実の大きさは極大、果皮の地色は乳白、着色の多少は多、濃さは濃、形は斑〜条、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は白、果肉内の着色は微、核周囲の着色は多、果肉の粗密は密、果肉繊維の多少は少、果皮の剥離性は易、肉質は溶質、果汁の多少及び甘味は多、酸味は少、渋味及び苦味は無、香気は中である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は楕円、大きさは中、色は褐、核面の粗滑は中である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は141〜150日で育成地においては8月下旬〜9月上旬である。果実の着色の難易は易、生理落果の多少、核割れの多少及び裂果は無である。
 「ゆうぞら」と比較して、成熟期が遅いこと、生理落果が無いこと等で、「山一白桃」と比較して、着色の形が斑〜条であること、果汁が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和52年に育成者の果樹園(山梨県東八代郡一宮町)において、「山一白桃」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「昭茜」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10887号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   もも   夢あさま(ゆめあさま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「浅間白桃」の枝変わりであり、果形が扁円、果実の大きさが大、果皮の地色が乳白、果肉の色が白の育成地(山梨県東八代郡豊富村)では7月中旬に成熟する中生種である。
 樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さは細、節間長は中、枝梢の色は緑である。葉の形、葉縁の波打ち及び葉の大きさは中、色は緑、光沢は多、蜜腺の形は腎である。花形は普通咲、花の大きさは中、花弁の数は単弁、形は楕円、波打ちは有、大きさは中、色は淡桃、雌ずいの健否は無、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は鮭肉、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹みは浅、梗あの深さは深、広さは広、赤道部の縫合線の深さは浅、果頂部の縫合線の深さは中、果実の大きさは大、果皮の地色は乳白、果皮の着色の多少は多、濃さは濃、形は条、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は白、果肉内及び核周囲の着色は微、果肉の粗密は密、果肉繊維の多少及び果皮の剥離性は中、肉質は溶質、果汁の多少及び甘味は多、酸味は微、渋味及び苦味は無、香気は中である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は短楕円、大きさは大、色は褐、核面の粗滑は滑である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は101〜110日で育成地においては7月中旬である。果実の着色の難易は易、生理落果及び核割れの多少は少、裂果は微である。
 「浅間白桃」と比較して、花粉が有ること、果実の外観が扁円であること等で、「白鳳」と比較して、果実の外観が扁円であること、果実が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の果樹園(山梨県東八代郡豊富村)において、「浅間白桃」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10888号   平成14年12月16日
    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   コスモス   ブライダルブーケ ピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の丁字咲育成系統から選抜、育成されたものであり、花は紫ピンク色の丁字咲で切花向きの秋咲き品種である。
 開花時の草丈は高性、分枝性はかなり高、茎の色は緑、葉の大きさはやや小、小葉の幅は大、葉の色は緑である。花形は丁字咲、花径は50〜59mm、丁字花部の大きさ(花径に対する比)は0.75以上、花弁の長さは20〜24mm、幅は14〜16mm、花弁の縦横比は1.50〜1.99である。花弁先端部の切込みの深さは中、花弁の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9203)、厚さは薄、総ほうの大きさは小、花首の太さは中、開花の早晩性は秋咲きである。
 「ブライダルブーケCOS」と比較して、花弁の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者の農場(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の丁字咲育成系統から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン ブライダルブーケ ピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10889号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ダンカスイエ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡緑黄の地色に明緑黄色の網目模様が入る中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈は低である。茎長はかなり高、太さは中、色は無、毛の多少は中、第1次分枝数はやや多、第2次分枝数はかなり少、節間長は長である。葉形は楕円形、着葉角度は立ち葉、葉長はやや短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや厚、毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は細、花径は中輪、複色の有無は有、複色模様の形は網目模様、複色花の地の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)、複色花の模様の色は明緑黄(同2704)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は明緑黄(同2704)の地色に濃黄緑(同3106)のすじ、花筒部外面の色は浅緑黄(同2904)、花弁先端部の形は鋭、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は中、がくの形状は狭、雌ずいの形及び雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数及び花柄の長さは中、太さはやや細である。
 「エンジェルパラソル イエローミニ」及び「プリズムサンシャイン」と比較して、複色花の地の色が淡緑黄であること、花弁先端部の形が鋭いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者の温室(イスラエル国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10890号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ダンダブピク
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色の半八重でやや小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈はかなり低である。茎長はかなり高、太さは細、色は有、毛の多少は中、第1次分枝数はやや多、第2次分枝数は少、節間長は長である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長は短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は半八重、花筒部の形は広、花径はやや小輪、複色の有無は無、単色花の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は紫ピンク(同9211)の地色に暗赤紫(同9510)のすじ、花筒部外面の色は浅灰紫(同9514)、花弁先端部の形は中、切れ込みの程度は中間、波打ちの程度は中、がくの形状は狭、雌ずいの形及び雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は凸、雄ずいの数は少、花柄の長さは短、太さは細である。
 「バラード・レッドパープル」及び「ケイドプエル」と比較して、花筒部外面の色が浅灰紫であること、花弁の波打ちの程度が弱いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者の温室(イスラエル国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10891号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ダンダブピクスタ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンクの地色に濃赤紫色の網目模様が入る半八重でやや小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈はやや低である。茎長は極高、太さはやや細、色は有、毛の多少は中、第1次分枝数は多、第2次分枝数はかなり少、節間長は長である。葉形は楕円形、着葉角度は立ち葉、葉長は短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は半八重、花筒部の形は中、花径はやや小輪、複色の有無は有、複色模様の形は網目模様、複色花の地の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9205)、複色花の模様の色は濃赤紫(同9209)、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は暗赤味紫(同8909)、花筒部外面の色は穏赤味紫(同8913)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は深い、波打ちの程度は中、がくの形状は狭、雌ずいの形及び雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は凹、雄ずいの数は多、花柄の長さはやや長、太さは細である。
 「カープリル」と比較して、複色花の地の色が鮮紫ピンクであること、模様の色が濃赤紫であること、花弁の切れ込みが深いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者の温室(イスラエル国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10892号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ダンダブブルスタ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンクの地色に暗赤味紫色の網目模様が入る半八重でやや小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈は低である。茎長はかなり高、太さは中、色は有、毛の多少は中、第1次分枝数はやや多、第2次分枝数はかなり少、節間長は長である。葉形は卵形、着葉角度は水平、葉長は短、葉幅及び葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は中である。花の向きは上向き、花形は半八重、花筒部の形は広、花径はやや小輪、複色の有無は有、複色模様の形は網目模様、複色花の地の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、複色花の模様の色は暗赤味紫(同8909)、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は暗赤味紫(同8909)、花筒部外面の色は穏赤味紫(同8913)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は中間、波打ちの程度は中、がくの形状は狭、雄ずいの形は中、雄ずいの数は多、花柄の長さはやや長、太さは細である。
 「カープリル」と比較して、複色花の地の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者の温室(イスラエル国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10893号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ダンダブホワイト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ダンダブピク」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は黄白色の八重で、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈はかなり低である。茎長は極高、太さは中、色は無、毛の多少は中、第1次分枝数はかなり多、第2次分枝数は少、節間長はやや長である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長は短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は八重、花筒部の形は広、花径は中輪、複色の有無は無、単色花の色は黄白(JHS カラーチャート3302)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は浅黄緑(同3304)の地色に明黄緑(同3305)のすじが入る、花筒部外面の色は浅黄緑(同3304)、花弁先端部の形は中、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は中、がくの形状は狭、雄ずいの形は中、雌ずいの有無は無、雄ずいの数は多、花柄の長さはやや短、太さは細である。
 「ダブルカスケードソナタ」と比較して、草型がつる性ほふく型であること、がくの形状が狭いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1998年に出願者の温室(イスラエル国)において、「ダンダブピク」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10894号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ダンカシムチャール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃紫色で、やや小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈は低である。茎長は極高、太さはやや細、色は有、毛の多少は中、第1次分枝数はやや多、第2次分枝数はかなり少、節間長は極長である。葉形は楕円形、着葉角度は立ち葉、葉長はやや短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は細、花径はやや小輪、複色の有無は無、単色花の色は濃紫(JHS カラーチャート8608)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は穏紫(同8613)の地色に暗灰紫(同8618)のすじが入る、花筒部外面の色は穏紫(同8613)、花弁先端部の形は中、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状、雌ずいの形及び雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さはやや短、太さは細である。
 「バカラブルー」及び「ロンドバイオレット」と比較して、草型がつる性ほふく型であること、花の色が濃紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(イスラエル国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10895号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ダンカソフ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンクの地色に紫ピンク色のぼかしが入る、小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈は低である。茎長はかなり高、太さはやや細、色は無、毛の多少は中、第1次分枝数はやや少、第2次分枝数は極少、節間長はかなり長である。葉形は楕円形、着葉角度は立ち葉、葉長はやや短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は細、花径は小輪、複色の有無は有、花の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9503)の地色に鮮紫ピンク(同9504)のぼかしが入る、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は淡ピンク(同0102)、花筒部外面の色は浅黄緑(同3304)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は中間、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形及び雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は凹、雄ずいの数は中、花柄の長さはやや長、太さは細である。
 「バカラピンクベイン」と比較して、複色花の模様の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に出願者の温室(イスラエル国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10896号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ダンカスピク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫赤色で、やや大輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈は低である。茎長は極高、太さは中、色は無、毛の多少は中、第1次分枝数はやや多、第2次分枝数はかなり少、節間長はかなり長である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長はやや短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さ及び毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は中、花径はやや大輪、複色の有無は無、単色花の色は鮮紫赤(JHS カラーチャート9707)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は淡緑黄(同2903)の地色に緑褐(同2713)のすじが入る、花筒部外面の色は浅黄緑(同3304)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は深い、波打ちの程度、がくの形状、雌ずいの形及び雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は凹、雄ずいの数及び花柄の長さは中、太さはやや細である。
 「レボリューション ホットピンク マーローズ」と比較して、複色が無いこと、花喉部内面底部の色が淡緑黄の地色に緑褐のすじが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(イスラエル国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10897号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ダンカスレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃橙赤の地色に濃赤茶色の網目模様が入る、やや大輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はかなり横張型、草丈は低である。茎長は高、太さは中、色は無、毛の多少は中、第1次分枝数は少、第2次分枝数はかなり少、節間長は長である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長は短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さ及び毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は中、花径はやや大輪、複色の有無は有、花の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)の地色に濃赤茶(同0708)の網目模様が入る、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は淡黄ピンク(同0702)、花筒部外面の色は淡ピンク(同0102)の地色に浅黄緑(同3304)のすじが入る、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は深い、波打ちの程度、がくの形状、雌ずいの形及び雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は凸、雄ずいの数及び花柄の長さは中、太さはやや細である。
 「Falcon Red Morn」と比較して、花の色が濃橙赤の地色に濃赤茶の網目模様が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成14年1月24日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(イスラエル国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10898号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ボーダーパープルライン
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の品種名不詳どうしの自然交雑実生から育成されたものであり、花は鮮赤紫色で、小輪の花壇向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は低である。茎長は高、太さは細、色は有、毛の多少は中、第1次分枝数は少、第2次分枝数はかなり少、節間長は中である。葉形は楕円形、着葉角度は立ち葉、葉長は短、葉幅は狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さは薄、毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は細、花径は小輪、複色の有無は無、単色花の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は鮮赤紫(同9208)の地色に暗灰紫(同8916)のすじが入る、花筒部外面の色は暗赤紫(同9210)、花弁先端部の形は中、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形及び雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は凹、雄ずいの数及び花柄の長さは中、太さは細である。
 「レボリューション・ブリリアントピンクミニ」と比較して、草型が中間型であること、葉形が楕円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(茨城県高萩市)において、育成者所有の品種名不詳どうしの自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10899号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   バラード サンセット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮ピンクの地色に濃ピンク色の網目模様が入る八重で、大輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は中である。茎長はかなり高、太さはやや太、色は無、毛の多少は中、第1次分枝数はやや少、第2次分枝数はかなり少、節間長は中である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長は短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さ及び毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は八重、花筒部の形は広、花径は大輪、複色の有無は有、花の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0105)の地色に濃ピンク(同0113)の網目模様が入る、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は淡黄ピンク(同1002)の地色に浅赤茶(同1015)のすじが入る、花筒部外面の色は灰ピンク(同0116)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は深い、波打ちの程度は強、がくの形状は中、雄ずいの形は大、数は多、花柄の長さはやや長、太さはやや太である。 「ダブルカスケードピンク」と比較して、花が複色であること、花弁の切れ込みの程度が深いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(神奈川県横浜市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「バラード アプリコット」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10900号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   バラード ピンクムーン
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンクの地色に明赤紫色の網目模様が入る八重で、やや大輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は中間型、草丈はやや低である。茎長はやや高、太さはやや細、色は無、毛の多少は中、第1次分枝数はやや少、第2次分枝数はかなり少、節間長はやや短である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長は短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さ及び毛の多少は中である。花の向きは上向き、花形は八重、花筒部の形は広、花径はやや大輪、複色の有無は有、花の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9205)の地色に明赤紫(同9206)の網目模様が入る、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色はピンク白(同9201)の地色に穏紅(同0115)のすじが入る、花筒部外面の色は浅黄緑(同3304)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は深い、波打ちの程度は強、がの形状は中、雄ずいの形は大、数は多、花柄の長さはやや長、太さは中である。
 「デュオ ペパーミント」と比較して、葉形が楕円形であること、複色花の模様の色が明赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(神奈川県横浜市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10901号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かすみそう   ダンギップフラッシュ
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白で八重咲きの、切花向きの品種である。
 草姿は立性、草丈はやや高である。最長茎長はやや長、茎の太さは太、色は緑、アントシアニンの有無及び程度はやや淡、分枝の多少、長さ、角度及び節間長は中である。葉形は披針形、葉長は長、葉幅は中、表面の色は緑、アントシアニンの有無は無である。花の着生密度は中、花弁の重ねは八重咲き、花の大きさは小、花色の単色、複色の別は単色、色は黄白(JHS カラーチャート2901)、花弁の形はへら形、先端の形は凹形、花弁数は多、がくの形は杯状、大きさは中、色は緑、雌雄ずいの長さは短、一花茎あたりの花数は中、花の香りは無である。開花習性は一季咲き、早晩性はやや晩である。
 「マジック アルベール」と比較して、草型が立性であること、葉が長いこと等で、「パーフェクタ」と比較して、葉が長いこと、花が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に出願者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10902号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かすみそう   ダンギップテン
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白で八重咲きの、切花向きの品種である。
 草姿は中間、草丈は中である。最長茎長及び茎の太さは中、色は淡緑、アントシアニンの有無及び程度は淡、分枝の多少は中、長さはやや長、角度及び節間長は中である。葉形は披針形、葉長は短、葉幅は中、表面の色は淡緑、アントシアニンの有無は無である。花の着生密度は中、花弁の重ねは八重咲き、花の大きさは小、花色の単色、複色の別は単色、色は黄白(JHS カラーチャート2901)、花弁の形はへら形、先端の形は凹形、花弁数は中、がくの形は杯状、大きさは中、色はやや淡緑、雌雄ずいの長さは短、一花茎あたりの花数は中、花の香りは中である。開花習性は一季咲き、早晩性は中である。
 「ダンギシャ」及び「マジック ゴラン」と比較して、茎のアントシアニンの程度及び葉の表面の色が淡いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に出願者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10903号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かすみそう   スノーハープ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「パーフェクタ」の枝変わりであり、花色が黄白で八重咲きの切花向きの品種である。
 草型は中間、草丈は高である。最長茎長は長、茎の太さは中、色は淡緑、アントシアニンの有無及び程度は淡、分枝の多少は中、長さはやや長、角度は中、節間長はやや長である。葉形は披針形、葉長及び葉幅は中、葉の表面の色はやや濃緑、アントシアニンの有無は無である。花の着生密度は中、花弁の重ねは八重咲き、花の大きさはやや小、花色の単色、複色の別は単色、地色は黄白(JHS カラーチャート2901)、花弁の形はへら形、先端の形は切形、花弁数はやや少、がくの形は杯状、大きさは中、色は緑、雌雄ずいの長さ、一花茎当たりの花数及び花の香りは中である。開花習性は一季咲き、早晩性は中である。
 「パーフェクタ」と比較して、花弁数が少ないこと、早晩性が早いこと等で、「ニューフェイス」と比較して、最長茎長が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(兵庫県氷上郡山南町)において、「パーフェクタ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10904号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   すべりひゆ   リンホープ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サンライズ」の枝変わりであり、草姿はほふく性、花はやや小輪で鮮紅色に鮮緑黄色の目が入る鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿はほふく性、株の高さは低、広がりは中である。茎の長さは短、太さはやや太、着色はやや強、葉腋の毛の有無及び多少は少、1次分枝数は中である。葉序は互生、葉数は少、葉形はへら形、葉長は中、葉幅はやや狭、厚さは中、葉色は緑、葉縁部の色は赤紫及び白である。花の着生位置は頂生、向きは上向き、花型は浅い椀咲き、花径はやや小、花弁の模様の有無及び種類は目、花弁の色は鮮紅(JHS カラーチャート0107)、花弁基部の色は鮮緑黄(同2706)である。花弁の形はV型、欠刻は浅、花弁長は中、花弁幅はやや広、花の重ね等は一重、がくの色は帯紫紅、花柱の色は無、やくの色は黄である。花数は多、終日咲き性は弱である。
 「フレアラグ」と比較して、花弁の色が鮮紅であること、花弁幅が広いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者の温室(新潟県新津市)において、「サンライズ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10905号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トレニア   ダントゴールド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スージーウォン」の枝変わりであり、花は上唇弁、側弁及び下弁が鮮橙黄色、筒部が暗灰紫色で、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は半ほふく性、草丈は中である。茎の太さは中、アントシアンの発色は淡、毛の多少、分枝性及び節間長は中である。葉の形は広卵形、葉長は中、葉幅は広、葉柄の太さは中、長さは長である。花序は頂性、花形は縦長形、花径及び花筒長は中である。唇弁の色は鮮橙黄(JHS カラーチャート2205)、筒部の色は暗灰紫(同9218)、唇弁の花色のパターンは均一に着色、ブロッチの有無は無、上唇弁の波打ちの程度は中である。がくの切れ込みの形は浅く5裂、長さは中、雄ずいのアントシアンの発色は淡、距の有無は有、花柄の太さ及び長さは中、花穂形成の有無は無、開花期は早である。
 「スージーウォン」と比較して、茎の太さが太いこと、葉幅が広いこと、花径(縦)が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1999年に育成者の温室(イスラエル国)において、「スージーウォン」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性調査を継続し、2000年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10906号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あさがお   ピンクフラミンゴ
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ひげ咲き牡丹」に「スカーレットオハラ」を交配して育成されたものであり、花は明赤紫色で小輪、半八重咲の切咲となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性、茎の太さは中、色は緑、分枝性及び節間長は中である。子葉の形は並性、成葉の形は丸葉、葉身長はやや長、葉身幅はやや広、成葉表面の色は濃緑、斑の有無は無、表面の光沢は有である。花のタイプは半八重咲、花形は切咲、花の大きさは小、花の高さは低、花色は明赤紫(JHS カラーチャート9506)、花冠の模様の有無及び光沢は無、花冠咽喉部のタイプは陽光抜、色は黄白(同2501)、曜の色は鮮紫ピンク(同9504)である。弁縁の切れ込みは深、花冠のひだは多、波打ちは大、花筒の長さは短、色は黄白(同2501)である。がく片全体の形は卵形、先端の形は鋭形、長さは極短、幅は中、色は緑、毛は少である。花柄の太さは細、長さは長、毛及び雌ずいの長さは中、雄ずいの長さは短、葯の色は黄白、着花数は多、花の香りは無である。開花始期は晩である。
 「紅獅子」及び「スカーレットオハラ」と比較して、成葉の形が丸葉であること、花のタイプが半八重咲であること、花形が切咲であること、弁縁の切れ込みが深いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の圃場(鹿児島県姶良郡溝辺町)において、「ひげ咲き牡丹」に「スカーレットオハラ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10907号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   山手白(やまてじろ)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ぎんせい」に出願者所有の白色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は赤紫、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、基部の形は平、一次欠刻は深、葉の表面の色は濃、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少、管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2901)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはかなり短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「ぎんせい」と比較して、茎の色が赤紫であること、葉の基部の形が平であること、花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「ぎんせい」に出願者所有の白色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10908号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の紅(せいのくれない)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精興の梓」に出願者所有の紅色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色の大輪で、切り花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは太、色は緑、強さは強、中空の程度は無、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数はやや少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや広、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9214)、裏面の色は浅赤味紫(同8910)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはやや小、花首の太さは中、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「精興の梓」と比較して、葉の一次欠刻が深いこと、外花弁の表面の色が赤紫であること等で、「瀬戸娘」と比較して、外花弁の表面の色が赤紫(同9214)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精興の梓」に出願者所有の紅色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10909号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   笑久(しょうきゅう)
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は明黄色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは中、中空の程度は無、側らいの発生程度は少、わき芽の複数性は無、側らいの発生位置は正常、節間長はかなり短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、葉の先端部分の形は尖、一次欠刻及び葉の表面の色は中、裏面の色は淡、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多、管状花数はかなり少、分布は集中、長さは中である。花弁の形は舟底弁及び管弁T、先端の形は尖る、花弁の長さはやや大、幅は狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心の色は外弁と同色、花たくの形は中央部の凹んだドーム状、大きさ、総ほうの大きさ及び花首の太さは中、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「山手の実」と比較して、花弁の形が舟底弁及び管弁Tであること、外花弁の表面の色が明黄であること等で、「松本の旅」と比較して、外花弁の表面の色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10910号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   笑の響(しょうのひびき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはかなり太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、側らいの発生程度及びわき芽の複数性は無、節間長はかなり短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、葉の先端部分の形は尖、一次欠刻は中、欠刻底部の形は中間、葉の表面の色は濃、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多、管状花数はかなり少、分布は集中、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3302)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや太、長さはかなり短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「秀芳白泉」と比較して、たく葉が殆どの葉に付着していること、花の大きさが大きいこと、花弁が長いこと等で、「笑海」と比較して、葉の欠刻底部の形が中間であること、花たくの形が平らなドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「笑運」であった。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10911号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の守(せいのまもる)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精の里」に出願者所有の黄色八重咲系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮緑黄色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはかなり太、色は緑、強さは強、中空の程度は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、基部の形は平、一次欠刻は中、葉裂片縁部の重なりの程度は重なる、葉の表面の色は濃、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度はやや強、厚さはやや厚、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数は多、管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は舟底弁及び管弁T、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮緑黄(JHS カラーチャート2706)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは大、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは太、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「精の輝」と比較して、外花弁の表面の色が鮮緑黄であること等で、「秀芳の匠」と比較して、葉裂片縁部が重なること、花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精の里」に出願者所有の黄色八重咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10912号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の流(せいのながれ)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「高千穂」に出願者所有の白色八重咲系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはかなり太、色は褐、強さは強、中空の程度は無、側らいの発生程度は少、節間長はかなり短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや短、基部の形は凸、一次欠刻はやや深、葉の表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は強、厚さは厚、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多、管状花数はやや少、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、裏面の色は緑白(同3701)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや大、総ほうの大きさは中、花首の太さはやや太、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「精の恵」と比較して、葉の基部の形が凸であること等で、「高千穂」と比較して、葉の基部の形が凸であること、たく葉が殆どの葉に付着すること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「高千穂」に出願者所有の白色八重咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10913号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の幸(せいのさち)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に出願者所有の紅色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は淡紫ピンク色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さはかなり太、色は赤紫、強さは強、中空の程度は無、側らいの発生程度は少、節間長はかなり短である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比は大、葉柄の長さは短、基部の形は凸、一次欠刻は深、葉の表面の色は中、裏面の色はやや濃、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数は多、管状花部の直径は小、管状花数は少、分布は集中、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや広、外花弁の表面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート8902)、裏面の色は紫ピンク(同8903)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は緑、花たくの形は中央部の凹んだドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは中、花首の太さは太、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「精の紅」と比較して、茎の色が赤紫であること、外花弁の表面の色が淡紫ピンクであること、花盤の色が緑であること等で、「精興の歌」と比較して、茎の色が赤紫であること、外花弁の表面の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に出願者所有の紅色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10914号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の河(せいのかわ)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精興の空」に出願者所有の白色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は無、側らいの発生程度は少、節間長はかなり短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、基部の形は平、一次欠刻はやや深、葉の表面の色は濃、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は強、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆ど無である。花の大きさはかなり大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数は中、管状花部の直径はやや小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は管弁T、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅は狭、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート3101)、裏面の色は黄白(同3301)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさは中、花首の太さは中、長さはかなり短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「高千穂」と比較して、舌状花の重ねが5列以上で満開時に露心すること、花弁の形が管弁Tであること等で、「精興北進」と比較して、茎の色が緑であること、たく葉が殆ど無い、舌状花数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精興の空」に出願者所有の白色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10915号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   東海の艶(とうかいのつや)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「東海クイン」に「文化の紅」を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色の大輪で、切り花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは中、色は赤紫、強さは中、中空の程度は無、側らいの発生程度は少、節間長はかなり短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、表面の色及び裏面の色は濃、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数はやや多である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや少、分布は集中、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9208)、裏面の色は赤紫(同9508)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は下向き、花の中心部の色は外弁と同色、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさは及び総ほうの大きさはやや小、花首の太さは中、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「山手紅」と比較して、外花弁の表面の色が鮮赤紫であること等で、「伊吹の花」と比較して、たく葉が小さいこと、外花弁の表面の色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者のほ場(愛知県稲沢市)において、「東海クイン」に「文化の紅」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10916号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   東海文明(とうかいぶんめい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「大宝王者」に「東海キング」を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色のかなり大輪で、切り花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは太、色は赤紫、強さは強、中空の程度は無、側らいの発生程度は少、節間長はかなり短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比、葉柄の長さ及び一次欠刻は中、表面の色及び裏面の色は濃、毛じの多少、光沢度、厚さは及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として片側に付着である。花の大きさはかなり大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数は多である。管状花部の直径は小、管状花数はやや少、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は舟底弁、先端の形は尖る、花弁の長さは大、幅はやや広、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は下向き、花の中心部の色は外弁と同色、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや太、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「山手の実」と比較して、茎の色が赤紫であること、舌状花の重ねが5列以上で満開時に露心すること等で、「東海キング」と比較して、舌状花の重ねが5列以上で満開時に露心すること、花たくの形が平らなドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(愛知県稲沢市)において、「大宝王者」に「東海キング」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10917号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   庄善の雪(しょうぜんのゆき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「伊吹神風」に「岩の雪山」を交配して育成されたものであり、花は黄白色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは太、色は緑、強さは強、中空の程度は無、側らいの発生程度は無、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、表面の色は濃、裏面の色は中、毛じの多少は多、光沢度は強、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花部の直径は極小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり大、幅は広、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、裏面の色は黄白(同2701)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は下向き、花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花盤の色は黄緑、花たくの形は中央部の凹んだドーム状、大きさ及び総苞の大きさは中、花首の太さはやや太、長さは極長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「岩の雪山」と比較して、舌状花の重ねが5裂以上で露心しないこと、外花弁が下向きであること等で、「秀芳の力」と比較して、管状花数が多いこと、外花弁が下向きであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(愛知県稲沢市)において、「伊吹神風」に「岩の雪山」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10918号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   庄善の輝(しょうぜんのかがやき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「大宝王者」に「東海キング」を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは極太、色は緑、強さは中、中空の程度は無、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は中、葉裂片縁部の重なりの程度は拡がる、表面及び裏面の色は濃、毛じの多少は中、光沢度は強、厚さは厚、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは小、分布状態は主として片側に付着である。花の大きさはかなり大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は中である。管状花部の直径は極小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は尖る、花弁の長さはかなり大、幅は中、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは中、花首の太さは太、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「山手の実」と比較して、葉裂片縁部が拡がること、たく葉の形が3〜4深裂以上であること等で、また、「東海キング」と比較して、茎の色が緑であること、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(愛知県稲沢市)において、「大宝王者」に「東海キング」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10919号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   庄善の朝(しょうぜんのあさ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「伊吹神風」に「岩の雪山」を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は褐、強さは弱、中空の程度は小、側らいの発生程度は少、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、葉の欠刻底部の突起の有無は有、表面の色は濃、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花部の直径は極小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は歯状、花弁の長さはかなり大、幅はやや広、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3301)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総苞の大きさはやや大、花首の太さは太、長さは極長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「岩の雪山」と比較して、たく葉の形が2深列であること、舌状花の重ねが5裂以上で露心しないこと等で、「秀芳の力」と比較して、茎の色が褐であること、葉の欠刻底部の突起が有ること、等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(愛知県稲沢市)において、「伊吹神風」に「岩の雪山」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10920号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   古藤の宝(ことうのたから)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の選抜系統に「古藤の輝」を交配して育成されたものであり、花は淡緑黄色のかなり大輪で、切り花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、表面の色は濃、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は強、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はかなり多である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は管弁T、先端の形は歯状、花弁の長さはかなり大、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ、総ほうの大きさ、花首の太さ及び長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「菊江の秋」及び「古藤の輝」と比較して、たく葉が殆どの葉に付着していること、花弁の形が管弁Tであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者のほ場(福岡県前原市)において、育成者所有の選抜系統に「古藤の輝」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10921号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   福野ロージードーン(ふくのロージードーン)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アモーレ」に「ジョイ ピンク」を交配して育成されたものであり、花は紫白の地色に鮮紫ピンク色のぼかしが入る中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は無、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや浅、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、表面の色は淡、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅はやや広、外花弁の表面の色は紫白(JHS カラーチャート8901)の地色に鮮紫ピンク(同8904)のぼかしが入る、裏面の色は淡紫ピンク(同8902)、舌状花表面の色の分布状態はぼかし、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さは長、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「ジェイプレリュード ピンク」と比較して、葉裂片縁部の重なりの程度が平行であること、舌状花表面の色の分布状態がぼかしであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者の植物園(富山県東砺波郡福野町)において、「アモーレ」に「ジョイ ピンク」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了した。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10922号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   福野パステルブロンズ(ふくのパステルブロンズ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アモーレ」に「ジョイ ピンク」を交配して育成されたものであり、花は橙黄色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さ、中空の程度、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長は長、葉幅は広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は橙黄(JHS カラーチャート2210)、裏面の色は明橙黄(同2204)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはかなり長、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「ジェイプレリュード アプリコット」と比較して、外花弁の表面の色が橙黄であること、外花弁の角度が上向きであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に出願者の植物園(富山県東砺波郡福野町)において、「アモーレ」に「ジョイ ピンク」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了した。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10923号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   オレンジボール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ステッマン」に「チョコボール」を交配して育成されたものであり、花は鮮黄橙色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は緑、強さはやや強、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はやや短、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや長、一次欠刻はやや深、表面の色はやや濃、裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は弱、厚さは薄、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさはかなり小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや小、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はかなり少、分布は散在、長さは中である。花弁の形は樋弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮黄橙(JHS カラーチャート1906)、裏面の色は鮮橙黄(同2205)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は垂れ、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さは中、生態分類型は秋ギク、到花週数は7週以下である。
 「ゴールデンピンポン」と比較して、外花弁の表面の色が鮮黄橙であること等で、「ソニア」と比較して、茎の色が緑であること、外花弁の表面の色が鮮黄橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(愛知県渥美郡赤羽根町)において、「ステッマン」に「チョコボール」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10924号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   クレマチス   ノクターン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ミゼットブルー」に育成者所有の無名実生種を交配して育成されたものであり、花は濃青紫の地色に暗紫色の覆輪が入る鉢物向きの品種である。
 草型は無蔓、着花習性はT型、着花枝の発生部位は基部、葉の全形は一回羽状複葉、小葉の形は卵形、先端の形は鋭先形、長さは中、数は3出、毛の有無は有である。花の向きは斜上〜上、一重・八重の別は一重、花形は平開、花の大きさは大、がく片の全形はU型、先端の形は微突形、数は8、縦方向の曲り方はW型、横方向の曲り方はV型、重ねの程度は中、長さは長、幅は中、条線の数は3、単色・複色の別は複色、複色の模様は覆輪、表面の地色は濃青紫(JHS カラーチャート8006)、条線部の色は明青紫(同8004)、複色部の色は暗紫(同8609)、裏面の地色は穏青味紫(同8312)である。雄ずいの長さは長、毛の有無は有、花柄の太さは中、長さは短、芳香性は無である。
 「シャコンヌ」と比較して、がく片表面の色が濃青紫の地色に暗紫の覆輪が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の温室(神奈川県厚木市)において、「ミゼットブルー」に育成者所有の無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10925号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   千曲(ちくま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サン ピエール」の自然交雑実生の中から選抜して育成されたものであり、花冠の色が浅紫、がくの色が白の切花向きの品種である。
 草形は根出葉・茎出葉とも、草丈は長、分けつの程度は中である。茎の太さ及び色は中、茎の翼は無、たく葉は大、分枝数は多、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はV型、葉縁の波打ち及び葉長は中、葉幅は広、葉身の色は濃緑、葉の光沢は少、毛は無か極少、葉柄の長さ及び色は中である。花茎の分枝角度は斜上、抽苔数は少、一次分枝の小花数は多、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は多、径は中、長さはやや短、色は浅紫(JHS カラーチャート8603)である。がくの直径は小、長さは短、色は紫白(同8601)である。花の香りは有、開花期は中である。
 「ミスティーブルー」と比較して、枝姿がU型であること、成葉の形がV型であること、花冠の形がU型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(長野県上田市)において、「サン ピエール」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10926号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   キリカミレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ミセスエレガント」を組織培養した再生個体から選抜して育成されたものであり、花は濃橙赤色の盛咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数が極少、花柄当たりの最多花数が少の鉢物向きの品種である。
 草姿は開張、開花時草丈は低、節数は少である。茎の長径はやや細、硬さはやや剛、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数は中、側枝の着生位置は主に中下部、節間長は短、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円、大きさはやや小、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや小、表面の花色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、裏面の花色は明赤(同0406)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや少、ほう葉の形はV型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は鐘形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数は極少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは中である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「ミセスエレガント」及び「ミセスパープル」と比較して、表面の花色が濃橙赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(栃木県塩谷郡喜連川町)において、「ミセスエレガント」を組織培養し再生した植物体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ミセスレッド」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10927号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   マーガレット   リトルブーケMAGW
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色で小輪の切花向きの品種である。
 株の草型は狭、高さは極高である。茎の太さは太、アントシアニンの発色は無、一次分枝数及び節間長は中である。葉序は2/8、葉片の幅は狭、欠刻の深さは深、葉縁の鋸歯の形は深鋭鋸歯、粗密は粗、葉身長は短、幅は中、葉身の色は淡緑、葉柄の長さは短、葉の角度は斜上である。花房の形は凹型、花数は中、花形は一重、花容は斜上、花径は小、管状花部の直径は中、舌状花の長さは短、幅は狭、形は広線形、先端の形は波状形、数は少、色は黄白(JHS カラーチャート3301)、複色の有無は無、花中央部の色は緑、花の臭気の有無は無である。開花期は早である。
 「在来白」及び「ウェディングマーガレット」と比較して、葉縁の鋸歯の粗密が粗であること、舌状花の形が広線形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン リトルブーケ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10928号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   マーガレット   カナリーバードイエロー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の自然交雑実生の中から育成されたものであり、花は明緑黄色で中輪の切花向きの品種である。
 株の草型は狭、高さは極高である。茎の太さは太、アントシアニンの発色は無、一次分枝数は中、節間長は短である。葉序は2/8、葉片の幅は中、欠刻の深さは深、葉縁の鋸歯の形は深鈍鋸歯、粗密、葉身長及び幅は中、葉身の色は灰緑、葉柄の長さは長、葉の角度は水平である。花房の形は凹型、花数は少、花形は一重、花容は水平、花径及び管状花部の直径は中、舌状花の長さは長、幅は中、形は線形、先端の形は鋸歯状形、数はやや少、色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、複色は無、花中央部の色は黄、花の臭気は有、芳香は無である。開花期は中である。
 「サン ドリームイエロー」と比較して、葉縁の鋸歯の形が深鈍鋸歯であること、葉身長が長いこと等で、「在来黄(b)」と比較して、花容が水平であること、舌状花の形が線形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン カナリーイエロー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10929号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オステオスペルマム   オステナス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色の一重咲きで、大輪の鉢物向きの品種である。
 草型は中間、草丈は中である。主茎の太さは中、色は緑、毛の多少は少、分枝数はやや多、節間長は中である。葉序は互生、葉身の全形は長楕円形、鋸歯の有無は有、葉身長及び葉身幅は中、表面の色は濃緑、斑の有無は無、毛の多少は少、葉柄の長さは短、葉数は少である。頭花の着生の形は単生、花の向きは上向き、花型は一重、花弁の開度は水平、複弁の有無は無、開閉運動の型は開閉、花径は大、舌状花の長さは長、幅は中、地色は黄白(JHS カラーチャート2501)、花色パターンは単色、裏面の色は浅緑黄(同2703)に淡緑黄(同2702)のぼかし、筒状花部の色は黄灰(同2515)、舌状花の形は倒披針形、先端の形は鋭形、数は中、がく裂片の形は披針形、大きさは中、色は緑、花芯部の大きさは中、花柄の長さは短、太さはやや細、一花房の花数はやや少、花の香りは無である。
 「ホワイトブレイズ」と比較して、筒状花部の色が黄灰であること、舌状花先端の形が鋭形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ヴィーナス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10930号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オステオスペルマム   オステオン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ポーラースターン」に「ローザ」を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色の一重咲きで、かなり大輪の鉢物向きの品種である。
 草型は中間、草丈は中である。主茎の太さは中、色は茶、毛の多少は中、分枝数は多、節間長は中である。葉序は互生、葉身の全形は倒披針形、鋸歯の有無は有、葉身長は長、幅はやや広、表面の色は濃緑、斑の有無は無、毛の多少は中、葉柄の長さはかなり短、葉数はやや少である。頭花の着生の形は単生、花の向きは上向き、花型は一重、花弁の開度は水平、複弁の有無は無、開閉運動の型は開閉、花径はかなり大、舌状花の長さは長、幅はやや広、地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、花色パターンは単色、表面の脈の色は明赤味紫(同8905)、裏面の色は鮮紫ピンク(同8904)に暗赤味紫(同8909)の脈、筒状花部の色は暗青味紫(同8308)、舌状花の形は倒披針形、先端の形は円形、数は中、がく裂片の形は披針形、大きさは中、色は緑、花芯部の大きさは中、花柄の長さはやや長、太さは中、一花房の花数は中、花の香りは無である。
 「ルサカ」と比較して、舌状花の地色が鮮紫ピンクで明赤味紫色の脈が入ること、舌状花先端の形が円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「ポーラースターン」に「ローザ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「オリオン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10931号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オステオスペルマム    メルキュール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色の一重咲きで、大輪の鉢物向きの品種である。
 草型は立性、草丈及び主茎の太さは中、色は茶、毛の多少は極少、分枝数は多、節間長はやや短である。葉序は互生、葉身の全形は倒披針形、鋸歯の有無は有、葉身長はやや短、幅はやや狭、表面の色は濃緑、斑の有無は無、毛の多少は中、葉柄の長さはかなり短、葉数は中である。頭花の着生の形は単生、花の向きは上向き、花型は一重、花弁の開度は水平、複弁の有無は無、開閉運動の型は開閉、花径は大、舌状花の長さは長、幅は中、地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、花色パターンは単色、裏面の色は浅青紫(同8003)、筒状花部の色は穏紫青(同7613)、舌状花の形は倒披針形、先端の形は鈍形、数はやや多、がく裂片の形は披針形、大きさは中、色は緑、花芯部の大きさは中、花柄の長さは短、太さは中、一花房の花数はやや少、花の香りは無である。
 「ドンド」と比較して、舌状花の色が鮮紫ピンクであること、舌状花の裏面の色が浅青紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10932号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オステオスペルマム   掛川AU1(かけがわAU1)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色で舌状花基部に鮮紫色が入る一重咲きで、大輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は立性、草丈はやや低である。主茎の太さはやや細、色は緑、毛の多少は少、分枝数はやや多、節間長はやや短である。葉序は互生、葉身の全形は倒披針形、鋸歯の有無は有、葉身長はやや短、幅は中、表面の色は濃緑、斑の有無は無、毛の多少は中、葉柄の長さは短、葉数は少である。頭花の着生の形は単生、花の向きは上向き、花型は一重、花弁の開度は水平、複弁の有無は無、開閉運動の型は開閉、花径は大、舌状花の長さは長、幅はやや広、地色は黄白(JHS カラーチャート3301)、花色パターンは基部、基部の複色の幅はかなり狭、基部の複色は鮮紫(同8605)、裏面の色は浅青紫(同8003)に浅紫(同8603)の脈、筒状花部の色は浅紫青(同7610)、舌状花の形は倒披針形、先端の形は円形、数はやや少、がく裂片の形は披針形、大きさは中、色は緑、花芯部の大きさは中、花柄の長さは短、太さは中、一花房の花数はやや少、花の香りは無である。
 「ホワイト ウィズ アイ」と比較して、花径が大きいこと、舌状花の裏面の色が浅青紫に浅紫の脈が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(神奈川県藤沢市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「掛川S12」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10933号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オステオスペルマム   掛川AU2(かけがわAU2)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は紫白色で舌状花先端部に明赤味紫色が入る一重咲きで、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は立性、草丈は低である。主茎の太さはやや細、色は淡緑、毛の多少は少、分枝数はやや多、節間長はやや短である。葉序は互生、葉身の全形は倒披針形、鋸歯の有無は有、葉身長は中、幅はやや広、表面の色は濃緑、斑の有無は無、毛の多少は中、葉柄の長さは短、葉数は少である。頭花の着生の形は単生、花の向きは上向き、花型は一重、花弁の開度は水平、複弁の有無は無、開閉運動の型は開閉、花径、舌状花の長さ及び幅は中、地色は紫白(JHS カラーチャート8901)、花色パターンは先端、先端部の複色の幅は中、先端部の複色は明赤味紫(同8905)、裏面の色は明紫(同8604)に穏赤紫(同9215)のぼかし、筒状花部の色は暗青紫(同8007)、舌状花の形は倒披針形、先端の形は円形、数はやや少、がく裂片の形は披針形、大きさはやや小、色は緑、花芯部の大きさは中、花柄の長さはかなり短、太さはやや細、一花房の花数はやや少、花の香りは無である。
 「ピンク ウィズ アイ」と比較して、舌状花の花色パターンが先端であること、筒状花部の色が暗青紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(神奈川県藤沢市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「掛川S13」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10934号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オステオスペルマム   掛川AU3(かけがわAU3)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色で舌状花基部に暗灰紫色が入る一重咲きで、やや大輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は立性、草丈は低である。主茎の太さはやや細、色は緑、毛の多少は少、分枝数は多、節間長はやや短である。葉序は互生、葉身の全形は倒披針形、鋸歯の有無は有、葉身長及び幅は中、表面の色は濃緑、斑の有無は無、毛の多少は少、葉柄の長さは短、葉数は少である。頭花の着生の形は単生、花の向きは上向き、花型は一重、花弁の開度は水平、複弁の有無は無、開閉運動の型は開閉、花径はやや大、舌状花の長さはやや長、幅は中、地色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、花色パターンは基部、基部の複色の幅はかなり狭、基部の複色は暗灰紫(同8610)、裏面の色は暗赤紫(同9510)に暗灰紫(同8610)の脈、筒状花部の色は濃紫(同8608)、舌状花の形は倒披針形、先端の形は鈍形、数は中、がく裂片の形は披針形、大きさはやや小、色は緑、花芯部の大きさはやや小、花柄の長さはかなり短、太さはやや細、一花房の花数はやや少、花の香りは無である。
 「パープル」と比較して、舌状花の裏面の色が暗赤紫に暗灰紫の脈が入ること、舌状花の形が倒披針形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(神奈川県藤沢市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「掛川S14」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10935号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   沖光(おきひかり)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有のテッポウユリの無名実生種に「明峰の光」を交配して育成されたものであり、花はやや小輪の淡緑黄色で中肋部が浅緑黄色のテッポウユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は10.0〜14.9o、上部の色は緑、中部の色は淡褐、下部の色は褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9o、止葉下は5o未満である。葉序は2/5、葉の全体の形は広披針形、ねじれは無、葉幅は40〜49o、葉長は16〜20p、光沢は無、数はやや少、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形は\型、花の向きは30〜59゜、花房の形状は散形花序、全体の形はテッポウユリ型である。花径は90〜119o、内花被の幅は50〜59o、長さは13〜17p、外花被の幅は40〜49o、長さは12〜15pである。花色は花弁の基部は浅黄緑(JHS カラーチャート3304)、地色は淡緑黄(同2702)、中肋部は浅緑黄(同2904)、縁部は明緑黄(同2905)、裏面は淡緑黄(同2702)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は明黄緑(同3305)、内花被の形はU型、外花被の形はT型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はY型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白、やくの色は褐、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは30〜59o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは15〜29゜、1花茎の花数はやや少、花の香りは無、開花期は早である。
 「アビタ」と比較して、花弁の地色が淡緑黄であること、やくの色が褐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年10月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の温室(鹿児島県大島郡和泊町)において、出願者所有のテッポウユリの無名実生種に「明峰の光」を花柱切断法で交配して胚培養を行い、開花した個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10936号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   ウィンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「エカポール パンダ」に「グローバルビレッジ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルがピンク白の地色に鮮赤味紫色のぼかしが入る、リップはピンク白の地色に濃赤味紫色の楔が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形、横断面の形は扁円形、高さは35〜50p、長径は11〜20mmである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はU型(浅いV字)、長さは121〜150mm、幅は31〜40mm、表面の色は緑、葉数は7〜10枚である。優先着花部位はT型、花序は総状、一花茎の花数は11〜20、太さは2.1〜3.0mm、長さは351〜550oである。花の咲き方は反転・平咲き、横径及び縦径は41〜60mm、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は鋭形、反転の方向は外反転、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、反転の方向は外反転、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は切形、反転の方向は外反転である。リップ正面形の複雑性は単純型、正面の形はX型、先端の形はY型である。花色はセパル及びペタルはピンク白(JHS カラーチャート9201)の地色に鮮赤味紫(同8906)のぼかしが入る、リップはピンク白(同9201)の地色に濃赤味紫(同8907)の楔が入る。花の香りは無、開花期は夏である。
 「スマイルビューティーレッド」と比較して、リップの地色はピンク白で濃赤味紫色の楔が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の温室(愛知県西尾市)において、「エカポール パンダ」に「グローバルビレッジ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エカポールウィンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10937号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   チャーミーレイ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ラッキー レイ」に「アワユキ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが黄白の地色に鮮赤味紫色の爪斑が入る、リップが黄白の地色に鮮赤味紫色の爪斑が入り喉部分が明緑黄色の中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は線形、横断面の形は扁円形、高さは35〜50p、長径は11〜20mmである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鈍形、横断面の形はT型(ほぼ平)、長さは61〜90mm、幅は21〜30mm、表面の色は緑、葉数は11〜15枚である。優先着花部位はX型、花序は総状、一花茎の花数は3〜5、太さは3.1〜4.0mm、長さは11〜30oである。花の咲き方は平咲き、横径及び縦径は41〜60mm、ドーサル・セパル正面の形は楕円形、先端の形は小凹形、反転の方向は外反転、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は切形、反転の方向は外反転、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は単純型、正面の形はY型、先端の形はX型である。花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート2902)の地色に鮮赤味紫(同8906)の爪斑が入る、リップは黄白(同2902)の地色に鮮赤味紫(同8906)の爪斑が入り喉部分が明緑黄(同2905)である。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「ホワイトクリスマス・マイコ」と比較して、セパル及びペタルの爪斑の色が鮮赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に「ラッキー レイ」に「アワユキ」を交配した実生苗を導入し、7年に東海市立農業センター(愛知県東海市)において、開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10938号   平成14年12月16日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   ムーンマーメイド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「マロフレーク プリティレッド」に「メルヘンカラー」を交配して育成されたものであり、花はセパルが淡紫ピンクの地色に明赤味紫色のぼかし、ペタルが淡緑黄の地色に明赤味紫色のぼかし、リップは黄白の地色に基部に明黄色のぼかし及び先端に明赤味紫色のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は広線形、横断面の形は扁円形、高さは35〜50p、長径は21〜30mmである。葉の全体の形は長楕円形、先端の形は不等鈍形、横断面の形はT型(ほぼ平)、長さは121〜150mm、幅は41〜50mm、表面の色は緑、葉数は4〜6枚である。優先着花部位はX型、花序は総状、一花茎の花数は3〜5、太さは4.1〜5.0mm、長さは11〜30oである。花の咲き方は抱え・平咲き、横径及び縦径は61〜80mm、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は小凹形、反転の方向は外反転、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は切形、反転の方向は平、ペタル正面の形は正方形、先端の形は切形、反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面はY型、先端の形はX型である。花色はセパルは地色が淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)で明赤味紫(同8905)のぼかしが入る、ペタルは地色が淡緑黄(同2903)で明赤味紫(同8905)のぼかしが入る、リップは地色が黄白(同2701)で基部が明黄(同2506)、先端に明赤味紫(同8905)のぼかしが入る。花の香りは弱、開花期は春である。
 「マロフレーク プリティーレッド」と比較して、セパルのぼかしの色が明赤味紫であること、リップにぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に育成者の温室(静岡県磐田郡竜洋町)において、「マロフレーク プリティレッド」に「メルヘンカラー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10939号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ファレノプシス   ダイアングラッドキューピット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ヨシコズ グラッド」に「ダイアン スターム」を交配して育成されたものであり、花色はセパル及びペタルが黄白で、リップ中央裂片は鮮赤紫の地色に紫白のぼかしが入る、部分反転平咲きの中型種である。
 株の大きさは中、草姿は半下垂性である。葉の正面の形は倒披針形、先端の形は不等凹形、横断面の形はV型、向きはやや斜上、ねじれは無、幅は51〜75mm、長さは20.1〜30cm、表面の色は暗黄緑である。花序の型は総状、花数は16〜25、花型は部分反転平、花の横径は及び縦径は5.1〜7.5cmである。ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は半円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はU型、横断面の形はZ型である。花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート2901)、リップの中央裂片は鮮赤紫(同9207)の地色に紫白(同8901)のぼかしが入る、側裂片は紫白(同8901)の地色に鮮赤紫(同9207)の胡麻斑及びぼかしが入る。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「ビューティー シーナ ランラン」及び「ビューティー シーナ リンリン」と比較して、花型が部分反転平であること、セパル及びペタルに斑の模様がないこと、リップ中央裂片の斑がぼかしであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(千葉県旭市)において、「ヨシコズ グラッド」に「ダイアン スターム」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10940号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ファレノプシス   ぺんてるジェム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Doritaenopsis「パープル ジェム」を母系とし、Phalaenopsis equestrisを父系とする交雑品種であり、花色はセパル及びペタルが鮮赤紫の地色にピンク白の覆輪が入り、リップ中央裂片は濃赤味紫の、部分抱え平咲きの小型種である。
 株の大きさは小、草姿は横性である。葉の正面の形は広線形、先端の形は微突形、横断面の形はV型、向きは斜上、ねじれは無、幅は36〜50mm、長さは10.1〜20cm、表面の色は暗黄緑である。花序の型は総状、花数は16〜25、花型は部分抱え平、花の横径及び縦径は3.1〜5.0cmである。ドーサル・セパルの正面の形は楕円形、先端の形は鈍形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鈍形、周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は倒卵形、先端の形は鈍形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はV型、横断面の形はU型である。花色はセパル及びペタルは鮮赤紫(JHS カラーチャート9208)の地色にピンク白(同9201)の覆輪が入る、リップの中央裂片は濃赤味紫(同8907)、側裂片は鮮黄(同2507)の地色に濃赤味紫(同8907)の胡麻斑及びぼかしが入る。花の香りは弱、開花期は春である。
 Dtps.「パープル ジェム」と比較して、花型が部分抱え平であること、ドーサル・セパル及びペタルの地色が鮮赤紫であること等で、Phal. equestrisと比較して、ドーサル・セパル及びペタルの地色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、Dtps.「パープル ジェム」を母系とし、Phal. equestrisを父系とする交雑品種で、平成8年に委託栽培者の温室(埼玉県草加市)において交配組合せ検定試験を実施し、10年から特性の調査を行い、11年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10941号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ファレノプシス   ぺんてるフラッシュ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Phalanetia「アイレーン」を母系とし、Phalaenopsis equestrisを父系とする交雑品種であり、花色はセパル及びペタルが紫白の地色に明赤味紫のぼかしが入り、リップ中央裂片は濃赤味紫の、平咲きの小型種である。
 株の大きさは小、草姿は横性である。葉の正面の形は広線形、先端の形は鋭先形、横断面の形はV型、向きは斜上、ねじれは無、幅は21〜35mm、長さは10.1〜20cm、表面の色は暗黄緑である。花序の型は総状、花数は11〜15、花型は平、花の横径及び縦径は3.1〜5.0cmである。ドーサル・セパルの正面の形は広線形、先端の形は鋭形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は倒披針形、先端の形は鋭形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はX型、横断面の形はV型である。花色はセパル及びペタルは紫白(JHS カラーチャート8901)の地色に明赤味紫(同8905)のぼかしが入る、リップの中央裂片は濃赤味紫(同8907)で、側裂片は濃赤味紫(同8907)の地色に紫白(同8901)の爪斑が入る。花の香りは弱、開花期は春である。
 Phnta.「アイレーン」と比較して、葉の正面の形が広線形であること、花型が平であること、リップ中央裂片に斑の模様がないこと等で、Phal. equestrisと比較して、花型が平であること、ドーサル・セパル正面の形が広線形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、Phnta.「アイレーン」を母系とし、Phal. equestrisを父系とする交雑品種で、平成8年に委託栽培者の温室(埼玉県草加市)において交配組合せ検定試験を実施し、10年から特性の調査を行い、11年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10942号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オドントグロッサム   ハーベングテンス チュチュ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Odontoglossum Crispum」に「Odm. Triumphans」を交配した実生苗から選抜して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが黄白の地色に明黄色の点斑が入る、リップは黄白色の中型種である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。開花ぎ球茎の正面の形は卵形、平面の形は長楕円形、溝の有無は有、高さは81〜100mm、長径は31〜40mmである。葉の正面の形は広線形、横断面の形はU型、向きは斜上、長さはやや短、幅はやや広、表面の色は暗黄緑、上位及び下位葉数は2枚である。花序の型は総状、再開花性は無、長さはやや長、幅はやや狭、花数はやや少、花茎の抽出方向は斜上、強さは中、花型は反転咲き、距の有無は無、花の横径及び縦径は中である。セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、ねじれは無、長さは短、幅は狭、ペタル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有である。リップ中央裂片の正面の形は長方形、側裂片の明確度は不明確、先端の形は心形、長さは短、幅は狭、斑点の模様は無である。花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート2502)の地色に明黄(同2505)の点斑が入る、リップは黄白(同2501)である。花の香りは弱、開花期は不定期である。
 「レモネード シリウス」及び「ウェニー レグルス」と比較して、セパル及びペタルの地色が黄白であること、リップに斑が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者が「Odm. Crispum」に「Odm. Triumphans」を交配した実生苗を導入し、7年に出願者の温室(栃木県宇都宮市)において、開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10943号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オドントグロッサム   ビューモント アメジストスター 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Odontoglossum Cristor」に「Odm. Nicky Strauss」を交配した実生苗から選抜して育成されたものであり、花はセパル及びペタルは黄白の地色に赤茶色の点斑が入る、リップは黄白の地色に暗赤褐色のまだら斑が入るやや大型種である。
 株の大きさはやや大、草姿は斜上である。開花ぎ球茎の正面の形は卵形、平面の形は長楕円形、溝の有無は有、高さは81〜100mm、長径は51〜60mmである。葉の正面の形は線形、横断面の形はV型、向きは斜上、長さはやや長、幅はやや広、表面の色は暗緑、上位葉数は2枚、下位は4枚である。花序の型は複総状、再開花性は無、長さは長、幅は中、花数はやや多、花茎の抽出方向は斜上、強さは強、花型は部分抱え反転咲き、距の有無は無、花の横径及び縦径はやや大である。ドーサル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、ねじれは無、長さはやや短、幅はやや狭、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鈍形、ねじれは無、長さはやや短、幅はやや狭、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有、長さはやや短、幅は中である。リップ中央裂片の正面の形は長方形、側裂片の明確度は不明確、先端の形は銀杏形、長さは中、幅はやや狭である。花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート3101)の地色に赤茶(同0715)の点斑が入る、リップは黄白(同2501)の地色に暗赤褐(同1009)のまだら斑が入る。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「ジャンパム アルタイル」と比較して、花序の型が複総状であること、セパル及びペタルの点斑の色が赤茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者が「Odm. Cristor」に「Odm. Nicky Strauss」を交配した実生苗を導入し、4年に出願者の温室(栃木県宇都宮市)において、開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ビューモント アメジスト」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10944号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ミキシンラブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有のウズアジサイ選抜系に「ジョウガサキ」を交配し、得られた株にウズアジサイを戻し交配して育成されたものであり、花形は八重咲きでアジサイ型、花色は淡紫ピンクで鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は中、新梢の色は緑、枝の斑点の多少はやや多、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、裏面の色は穏黄緑(同3513)、葉柄の長さは中である。花序の形は半球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は無、装飾花の数は少、装飾花の花形は八重咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は有、装飾花の縦径及び横径は大、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は紫白(同8601)、盛期の花色は淡紫ピンク(同9502)である。がく片の形は広卵形、切れ込みの位置は全縁、湾曲は平滑である。花柄の長さは中、小花柄の長さは短である。花色の変化性は有、促成での開花期は早である。
 「ジョウガサキ」及び「オタフク」と比較して、両性花が無いこと、開花盛期の花色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(京都府向日市)において、育成者所有のウズアジサイ選抜系に「ジョウガサキ」を交配し、得られた株にウズアジサイを戻し交配して、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「つばさ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10945号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   チャーミングピンクヨウコ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「グリューンヘルツ」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花は鮮紫ピンク色で鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さ及び節間長は中、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は中、色は黒紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は広楕円形、先端の形は鈍形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、光沢及び葉柄の長さは中である。花序の形は扁球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は少、装飾花の数は中、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は有、装飾花の縦径及び横径は大、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は浅黄緑(同3304)に紫ピンク(同9503)が入り、盛期の花色は鮮紫ピンク(同9504)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全体、湾曲は平滑である。花柄の長さ及び小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「ミセスクミコ」と比較して、成葉裏面の光沢が強いこと、開花盛期の花色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の温室(群馬県新田郡笠懸町)において、育成者所有の育成系統に「グリューンヘルツ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10946号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   チャーミングピンクアキヨ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「グリューンヘルツ」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花は鮮紫ピンク色の鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さ及び節間長は中、新梢の色は緑、枝の斑点の多少は中、色は黒紫、前年枝の色は褐である。葉身全体の形は広楕円形、先端の形は鋭形、基部の形は切形、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、光沢は中、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は扁球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数はやや少、装飾花の数は中、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は鮮紫ピンク(同9705)、盛期の花色は鮮紫ピンク(同9505)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全体、湾曲は平滑である。花柄及び小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「グリューンヘルツ」と比較して、成葉表面の光沢が強いこと、がく片の切れ込みの位置が全体で、粗密が密なこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の温室(群馬県新田郡笠懸町)において、育成者所有の育成系統に「グリューンヘルツ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10947号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   デュエデラックス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、樹高は中、苞は濃赤色の卵形で、数が中の中生種である。
 樹姿は直立性、樹高は中である。枝の太さは太、色は濃緑、分枝性は密、節間長は短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は円形、葉縁の切れ込み及び切れ込みの多少は中、葉身長はやや長、幅はかなり広、葉表面の色は濃緑、着色の多少は中、斑の有無及び表面は無、裏面の毛は有である。葉柄の太さは太、長さは中、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は中である。苞全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、縁の切れ込みは浅、ねじれは無、長さは中、幅はやや広、数は中、表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)、裏面の色は鮮赤(同0407)である。花柄の長さは中、色は淡緑、小花の長さはやや長、幅は中、柱頭の色は紅である。一花房の花数は中、花の香りは無、開花期は中である。
 「エッケズポイント フリーダム」及び「デュエスポット」と比較して、葉柄が太いこと、苞表面の色が濃赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10948号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   えにしだ   メイヒロ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「クリムソンキング」に放射線を照射して育成されたものであり、花は旗弁外側は紅色、旗弁内側は淡黄色に浅緑黄の複色が入る、翼弁外側は濃赤茶色、竜骨弁外側は穏ピンク色に淡緑黄の複色が入る、樹高が中のカバープラント及び庭園向きの品種である。
 樹姿は叢性、枝の方向は開張性、樹高は中、枝の太さは太、石化の有無は無、枝の色は緑、分枝の多少は多、節間長は中である。葉の形は単身複葉、葉身長は中、幅は狭、成葉表面及び裏面の色は濃緑、斑の有無は無である。花房の形は腋生、花形は広、花の大きさ及び旗弁の長さは中、幅はやや狭、翼弁及び竜骨弁の長さは中、旗弁外側の地色は紅(JHS カラーチャート0144)、内側の地色は淡黄(同2503)、翼弁外側の地色は濃赤茶(同0709)、竜骨弁外側の地色は穏ピンク(同0412)、旗弁内側の複色は浅緑黄(同2904)、竜骨弁外側の複色は淡緑黄(同2903)、旗弁内側の複色の広さは中、竜骨弁外側の複色の広さは小である。旗弁の形は楕円形、旗弁先端の形は凹形、雌雄ずいの色は白、花柄の長さはやや短、1花房当たりの花数は多、花の香りは無、さやのアンシアンの着色は無、開花期は中である。
 「スコパリウス」及び「クリムソンキング」と比較して、旗弁外側の地色が紅であること、翼弁外側の地色が濃赤茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年3月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に農業生物資源研究所放射線育種場のほ場(茨城県那珂郡大宮町)において、「クリムソンキング」に放射線を照射し、組織培養法により再生しその中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「Y7−5」、出願公表時の名称は「メイ ヒロ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10949号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   えにしだ   メイサムソン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「バークウッディ」に放射線を照射して育成されたものであり、花は旗弁外側は鮮黄色に赤茶の複色が入る、旗弁内側は明緑黄色、翼弁外側は鮮黄色に濃赤茶の複色が入る、竜骨弁外側は穏黄色に赤茶の複色が入る、樹高が中のカバープラント及び庭園向きの品種である。
 樹姿は叢性、枝の方向は開張性、樹高は中、枝の太さは太、石化の有無は無、枝の色は濃緑、分枝の多少は多、節間長は中である。葉の形は単身複葉、葉身長は中、幅は狭、成葉表面及び裏面の色は濃緑、斑の有無は無である。花房の形は腋生、花形は広、花の大きさは中、旗弁の長さはやや短、幅はやや狭、翼弁の長さは中、竜骨弁の長さはやや短、旗弁外側の地色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、内側の地色は明緑黄(同2705)、翼弁外側の地色は鮮黄(同2507)、竜骨弁外側の地色は穏黄(同2512)、旗弁外側の複色は赤茶(同0715)、翼弁外側の複色は濃赤茶(同0709)竜骨弁外側の複色は赤茶(同0715)、旗弁内側の複色の広さは極小、翼弁外側の複色の広さは中、竜骨弁外側の複色の広さは小である。旗弁の形は楕円形、旗弁先端の形は凹形、雌雄ずいの色は白、花柄の長さは短、1花房当たりの花数は多、花の香りは無、さやのアントシアニンの着色は有、開花期は中である。
 「バークウッディ」と比較して、翼弁外側の複色が小さいこと等で、「スコパリウス」と比較して、旗弁、翼弁及び竜骨弁の外側が複色であること、さやにアントシアニンの着色があること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年3月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に農業生物資源研究所放射線育種場のほ場(茨城県那珂郡大宮町)において、「バークウッディ」に放射線を照射し変異株を選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「K14−2」、出願公表時の名称は「メイ サム」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10950号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   えにしだ   メイファニィ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「クリムソンキング」に放射線を照射して育成されたものであり、花は旗弁外側は暗紅色、旗弁内側は濃紫赤色に黄白の複色が入る、翼弁外側は暗紅色、竜骨弁外側は紅色で樹高が中の鉢物、カバープラント及び庭園向きの品種である。
 樹姿は叢性、枝の方向は開張性、樹高はかなり低、枝の太さはやや太、石化の有無は無、枝の色は緑、分枝の多少は多、節間長は短である。葉の形は単身複葉、葉身長は短、幅は狭、成葉表面及び裏面の色は濃緑、斑の有無は無である。花房の形は腋生、花形は広、花の大きさは中、旗弁の長さはやや短、幅はやや狭、翼弁の長さ及び竜骨弁の長さはやや短、旗弁外側の地色は暗紅(JHS カラーチャート0110)、内側の地色は濃紫赤(同9709)、翼弁外側の地色は暗紅(同0110)、竜骨弁外側の地色は紅(同0114)、旗弁内側の複色は黄白(同3101)、旗弁内側の複色の広さは小である。旗弁の形は楕円形、旗弁先端の形は凹形、雌雄ずいの色は白、花柄の長さはやや短、1花房当たりの花数は極多、花の香りは無、さやのアンシアンの着色は有、開花期は中である。
 「スコパリウス」と比較して、旗弁外側及び翼弁外側の地色が暗紅であること、旗弁内側に複色があること等で、「クリムソンキング」と比較して、旗弁外側及び翼弁外側の地色が暗紅であること、旗弁内側の複色が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に農業生物資源研究所放射線育種場のほ場(茨城県那珂郡大宮町)において、「クリムソンキング」に放射線を照射し、組織培養法により再生しその中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「メイ ファニィ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10951号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   えにしだ   メイロード
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「クリムソンキング」に放射線を照射して育成されたものであり、花は旗弁外側は紫赤色、内側は淡紫ピンク色に穏紫ピンクの複色が入る、翼弁外側は濃赤色、竜骨弁外側は穏紫ピンク色に淡黄緑の複色が入る、樹高が中の鉢物、カバープラント及び庭園向きの品種である。
 樹姿は叢性、枝の方向は開張性、樹高は中、枝の太さは太、石化の有無は無、枝の色は緑、分枝の多少は多、節間長は中である。葉の形は単身複葉、葉身長は中、幅は狭、成葉表面及び裏面の色は濃緑、斑の有無は無である。花房の形は腋生、花形は広、花の大きさは中、旗弁の長さはやや短、幅はやや狭、翼弁の長さ及び竜骨弁の長さはやや短、旗弁外側の地色は紫赤(JHS カラーチャート9714)、内側の地色は淡紫ピンク(同9501)、翼弁外側の地色は濃赤(同0408)、竜骨弁外側の地色は穏紫ピンク(同9712)、旗弁内側の複色は穏紫ピンク(同9212)、竜骨弁外側の複色は淡黄緑(同3102)、旗弁内側の複色の広さは中、竜骨弁外側の複色の広さは小である。旗弁の形は楕円形、旗弁先端の形は凹形、雌雄ずいの色は白、花柄の長さは中、1花房当たりの花数は多、花の香りは無、さやのアンシアンの着色は有、開花期は中である。
 「スコパリウス」と比較して、旗弁外側の地色が紫赤であること、翼弁外側の地色が濃赤であること、旗弁内側に複色があること等で、「クリムソンキング」と比較して、竜骨弁外側の複色が広いこと、1花房当たりの花数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に農業生物資源研究所放射線育種場のほ場(茨城県那珂郡大宮町)において、「クリムソンキング」に放射線を照射し、組織培養法により再生しその中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「メイ ロード」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10952号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヒペリクム   ボサイビー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、樹姿は直立性、花は明黄色、果実は緑色で、二季咲きの主に果実を観賞する切花向きの品種である。    
 樹姿は直立性、樹高は中、枝の形は円形、太さは太、色は褐、株立性及び分枝性は中、節間長はかなり長である。葉全体の形は卵形、先端の形は鈍形、基部の形は円形、葉身長はやや長、幅は広、未成葉の色は黄緑、成葉表面の色は緑、裏面の色は黄緑、斑の有無は無、葉表面の毛、裏面の毛及び葉柄の長さは無である。花序のタイプは円錐花序、花弁の開き方は水平、重なりは重ならない、湾曲は内曲、花径はやや小、花色は明黄(JHS カラーチャート2506)、花弁全体の形は楕円形、先端の形は円形、基部の形は切形、長さはやや短、幅はやや狭、数は中、雄ずいの幅及び高さは中、花柱の長さは雄ずいより低い、花糸の色及びやくの色は黄、がく片の形は卵形、色は緑、小花柄の長さはやや長、一花茎の花数は中、花の香りは無である。果実の形は楕円形、長さはやや短、幅はやや狭、色は緑である。開花習性は二季咲き、開花期及び開花期間は中、落葉性は落葉性である。          
 「ボサデュア」と比較して、葉基部の形が円形であること、果実の色が緑であること等で、「ボサピン」と比較して、花色が明黄であること、果実の色が緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10953号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヒペリクム   ボサニー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、樹姿は直立性、花は鮮黄色、果実は橙色で、二季咲きの主に果実を観賞する切花向きの品種である。    
 樹姿は直立性、樹高は中、枝の形は円形、太さは中、色は褐、株立性及び分枝性は中、節間長はかなり長である。葉全体の形は卵形、先端の形は鈍形、基部の形は心形、葉身長は中、幅は広、未成葉の色は黄緑、成葉表面の色は緑、裏面の色は黄緑、斑の有無は無、葉表面の毛、裏面の毛及び葉柄の長さは無である。花序のタイプは円錐花序、花弁の開き方は水平、重なりは重ならない、湾曲は内曲、花径はやや小、花色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、花弁全体の形は楕円形、先端の形は円形、基部の形は切形、長さはやや短、幅はやや狭、数は中、雄ずいの幅及び高さは中、花柱の長さは同長、花糸の色及びやくの色は黄、がく片の形は卵形、色は緑、小花柄の長さ及び一花茎の花数は中、花の香りは無である。果実の形は卵形、長さはやや短、幅はやや狭、色は橙である。開花習性は二季咲き、開花期はやや早、開花期間は中、落葉性は落葉性である。    「ボサデュア」と比較して、枝が細いこと、果実の色が橙であること等で、「ボサピン」と比較して、花色が鮮黄であること、果実の色が橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10954号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヘデラ   ピュアレディー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シャムロック」の枝変わりであり、樹性はつる性で、新葉が明黄緑色、成葉が濃黄緑色の鉢物向きの品種である。
 樹性はつる性、茎の太さは細、長さは長、色は緑褐、分枝性は粗、節間長はやや短である。葉全体の形は五角形、裂片数は5裂、裂片の切れ込みは中裂、底裂片全体の形は半円形、側裂片及び頂裂片全体の形は三角形、側裂片先端の形は鈍形、頂裂片先端の形は鋭形、葉基部の形は心形、よじれ及び葉縁の波打ちは無、形は全縁である。葉身長は短、幅は狭、厚さは中、新葉の色は明黄緑(JHS カラーチャート3505)、成葉表面の色は濃黄緑(同3507)、裏面の色は黄緑、葉色の季節変化は無、葉脈の色は淡緑、葉柄の色は緑褐、斑は無、成葉表面の光沢は中、成葉及び葉柄の毛は無、長さは短、気根の発生は中である。
 「シャムロック」と比較して、新葉の色が明黄緑であること、成葉表面の色が濃黄緑であること、葉柄の色が緑褐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年6月14日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(愛知県知多郡美浜町)において、「シャムロック」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ライムスター」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10955号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヘデラ   初雪(はつゆき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は,「エバ」の枝変わりであり、樹性はつる性で、新葉が明黄緑色、成葉は穏緑色で淡黄緑色の覆輪斑が入る鉢物向きの品種である。
 樹性はつる性、茎の太さは細、長さは中、色は緑褐、分枝性及び節間長は中である。葉全体の形は五角形、裂片数は3裂、裂片の切れ込みは中裂、底裂片全体の形は半円形、側裂片及び頂裂片全体の形は三角形、側裂片先端の形は鈍形、頂裂片先端の形は鋭形、葉基部の形は心形、よじれ及び葉縁の波打ちは無、形は全縁である。葉身長、幅及び厚さは中、新葉の色は明黄緑(JHS カラーチャート3505)、成葉表面の色は穏緑(同3712)、裏面の色は灰緑、葉色の季節変化は無、葉脈の色は淡緑、葉柄の色は緑褐、斑の有無は有、斑のパターンは覆輪、主たる斑色は淡黄緑(同3303)、2次の斑色は無、斑色の変化性は後暗み、季節変化は無、成葉表面の光沢は中、毛は無、葉柄の毛は有、長さは短、気根の発生は中である。
 「エバ」と比較して、葉身幅が広いこと、成葉表面の色が穏緑(同3712)であること、主たる斑色が淡黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(愛知県知多郡美浜町)において、「エバ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10956号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ボローニア   ホワイト ラブ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Boronia pinnataの枝変わりであり、花形は盃形、花色は鮮紫ピンクで鉢物向きの品種である。
 樹姿は立性、樹高は高、枝の太さは中、枝の色は緑、分枝数はやや少、節間長はやや長である。単葉・複葉の別は複葉、葉の形は線形、葉身長(U)は長、葉身幅(U)はやや広、表面の色は淡緑、葉の斑の有無は斑入り、葉軸基部の長さは長、香りは強である。花房形成の有無は花房を形成、花の向きは上、花形は盃形、花径はやや大、高さは小、花弁内部及び外部の単色・複色の別は単色、地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、花弁の形は卵形、花弁数は少、花柄の長さは長、一花房の花数はやや少、香りは中、開花の早晩性は早である。
 B. pinnata(大輪)及びB. pinnata(小輪)と比較して、葉に斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要       
 この品種は、平成10年に育成者の温室(新潟県北蒲原郡中条町)において、B. pinnataの枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10957号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   くすのき   大願(たいがん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者が山林で発見したくすのきの自然交雑実生から育成されたものであり、成木の樹姿が放物、春期の若葉は濃黄緑色で淡緑黄色の逆ちり斑が入る鉢物及び緑化木向きの品種である。
 樹姿は苗木が円筒、成木が放物、幹の通直性は小、完満性は中間、真円性は正円である。樹皮の色は成木が灰茶(JHS カラーチャート1617)、苗木の内樹皮の色は暗黄緑(同3313)、厚さは薄、紋様は荒皮である。枝の太さは太、長さは長、着生角度は小である。新梢の毛の有無は無、色は浅緑黄(同2904)である。葉の形状比は小、先端の形は鋭、成葉のヒダの多少は少、ちりめんの有無は無、主脈長はやや短、葉身幅は中、葉柄の長さは短、春期及び夏期の若葉の色は濃黄緑(同3507)、冬期の若葉の色は暗黄緑(同3508)、光沢は弱、斑の有無は有、斑のパターンは逆ちり斑、斑の色は淡緑黄(同2702)、裏の毛の有無は無である。苗木の初期生長性は遅である。
 「福岡6号」及び「福岡13号」と比較して、夏期の若葉の色が濃黄緑であること、葉に斑が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者が熊本県内の山林において、葉に斑の入るくすのきの自然交雑実生を発見、以後、育成者のほ場(熊本県熊本市)において、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サマータイム」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10958号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   森華−M662(しんか−M662)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「H210」に育成者保有の野生系統菌株を交配して育成されたものであり、菌さんがやや小葉、硬肉質の不時栽培向き低温性品種である。
 菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや小、色は赤褐色、厚さは中、肉質は硬である。りん皮の付着部位は全面、大きさは中、色は無である。子実層たくの形状は1型、並び方は正常、幅はかなり狭、密度は密、色は白色である。菌柄の形は1型、長さはやや短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率はやや大、太さはやや細、毛の有無及び毛の色は有、肉質は硬である。子実体の発生時期は冬春、発生型は散発、発生温度は低温である。乾物率は15〜20%未満、子実体1個当たりの平均乾重は3.0〜3.5g未満、収量性はやや多である。
 「H205」及び「菌王1号」と比較して、子実体の発生時期が冬春であること等で区別性が認められる。
 なお、「H205」及び「菌王1号」との対峙培養において帯線形成をする。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の施設(山梨県中巨摩郡八田村)において、「H210」に育成者保有の野生系統菌株を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「加藤−M622」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10959号   平成14年12月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶなしめじ   マーブレ88−8
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種(北海道旭川市産)から組織分離して育成されたものであり、菌さん中央部が暗灰黄褐色で、菌柄の形が中太の施設栽培向きの品種である。
 菌さんの大きさは小、断面は丸山形、中央部は暗灰黄褐色、周縁部は暗黄褐色、肉の厚さはやや薄い、肉質は普通である。斑紋の多少は普通、大小は中、分布の状態は周縁部以外、明瞭度は普通である。菌しゅうの色は黄白色、並び方は正常、幅及び密度は普通である。菌柄の長さはやや長、菌さんへのつき方は中心生、形は中太、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は2.1以上である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は51〜60日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は26日以上、芽出し最適温度は15〜18℃、子実体の生長最適温度は15〜17℃である。子実体の発生型は株状型、収量は101〜120g/瓶、有効茎本数は41本以上である。
 「秋山」及び「博多A−264」と比較して、種菌接種から菌かきまでの培養期間が短いこと等で区別性が認められる。
 なお、「秋山」及び「博多A−264」との対峙培養において明確な帯線形成をする。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に北海道立林産試験場(旭川市)において、野生種(北海道旭川市産)から組織分離し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「カムイ88−8」であった。