種苗法による品種登録
 
 種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき、下記120品種の品種登録(第161回)をしましたので、お知らせします。
品種登録 の番号  農林水産植物の種類  登録品種の名称
 
品種登録を受ける者の氏名又
は名称
10750 たばこ    南風F66 日本たばこ産業株式会社
10751 茶     成里乃 堀井信夫
10752 奥の山 堀井信夫
10753

 
ラベンダー

 
ルポルバ

 
バーテルス ブリーディング社、ペーター
アドリアーン ファン デポル、ヴァーゲニ
ンゲン農業大学ユニファーム
10754
 
ラベンダー
 
トムバット
 
トンプソン&モーガン(グループ)リミテッ
ド
10755 メロン どうだい1号 北海道
10756 すもも シンジョウ 紀南農業協同組合
10757 もも みのわ千成 戸田七郎
10758 りんご さしゃ 山下豊光
10759 ストック チェリー パーク 黒川幹
10760 はぼたん 京舞子1号 清水登
10761
 
ペチュニア
 
サンベルキスト
 
サントリーフラワーズ株式
会社
10762
 
ペチュニア
 
サンダベピ
 
サントリーフラワーズ株式
会社
10763
 
ペチュニア 
 
カープリル
 
プリシラ グレース カー
リー
10764
 
ペチュニア
 
イルミネーションチェリーピンク
 
トキタ種苗株式会社、麒麟麦酒
株式会社
10765
 
ペチュニア
 
イルミネーションブルー
 
トキタ種苗株式会社、麒麟麦酒
株式会社
10766
 
ペチュニア
 
イルミネーションホワイト トキタ種苗株式会社、麒麟麦酒
株式会社
10767
 
ペチュニア
 
イルミネーションローズ
 
トキタ種苗株式会社、麒麟麦酒
株式会社
10768 ビンカ    掛川EP1 株式会社サカタのタネ
10769 ビンカ    掛川EP2 株式会社サカタのタネ
10770 ビンカ    掛川EP3 株式会社サカタのタネ
10771 ビンカ    掛川EP6 株式会社サカタのタネ
10772 ビンカ    掛川EP7 株式会社サカタのタネ
10773 きく 精の山 有限会社精興園
10774 きく セイユニオン 有限会社精興園
10775 きく     セイエリリア 有限会社精興園
10776 きく     セイカオス  有限会社精興園
10777 きく     精の林 有限会社精興園
10778 きく     精の橋 有限会社精興園
10779 きく     精の平 有限会社精興園
10780 きく     松風の虹 加藤由博
10781 きく     松風のみのり 加藤由博
10782 きく     マイラブ 加藤由博
10783 きく     松風の海 加藤由博
10784 きく     望かざぐるま 有限会社精興園
10785 きく     色かざぐるま 有限会社精興園
10786 きく     友かざぐるま 有限会社精興園
10787 きく     浜かざぐるま 有限会社精興園
10788 きく     セイストーム 有限会社精興園
10789 きく     セイクリーン 有限会社精興園
10790 きく     セイキャスト 有限会社精興園
10791 きく     セイペルタータ 有限会社精興園
10792 きく     セイナータス 有限会社精興園
10793 きく    セイジプシー 有限会社精興園
10794 きく    セイクルーズ 有限会社精興園
10795 きく     セイデポア 有限会社精興園
10796 きく    セイベルナール  有限会社精興園
10797 きく   セイマルボロ 有限会社精興園
10798 きく   セイジャン 有限会社精興園
10799 きく     レファミリー 有限会社精興園
10800 きく     バイピコ 有限会社精興園
10801 きく     セイチャド 有限会社精興園
10802 きく     セイポケ 有限会社精興園
10803 きく     セイキャメ 有限会社精興園
10804 きく     セイヘンリー 有限会社精興園
10805
 
きく    
 
ラブリーマム音かざぐるま 有限会社精興園
 
10806
 
きく    
 
ラブリーマム文かざぐるま 有限会社精興園
 
10807
 
きく    
 
ラブリーマムセイジェリー 有限会社精興園
 
10808
 
きく    
 
ラブリーマムセイミッキー 有限会社精興園
 
10809 きく     レリンク 有限会社精興園
10810 きく     セイワトソン 有限会社精興園
10811 きく     セイトリト 有限会社精興園
10812 スターチス ダイピンキ 第一園芸株式会社
10813
 
カーネーション  アイコ
 
横浜植木株式会社
 
10814
 
カーネーション  ピーケーアート
 
P.コーイ&ゾーネン社
 
10815
 
カーネーション  ラビレドリーナ
 
ラ ビレッタ有限会社
 
10816
 
カーネーション  キリナデレッド
 
麒麟麦酒株式会社
 
10817
 
カーネーション   キリナデピンク
 
麒麟麦酒株式会社
 
10818
 
カーネーション    キリナデパールホワイト
 
麒麟麦酒株式会社
 
10819
 
カーネーション   コブチアルル
 
株式会社ミヨシ
 
10820
 
カーネーション   コブチソネブラボー
 
株式会社ミヨシ
 
10821
 
カーネーション    ガンジーピンク
 
株式会社ミヨシ
 
10822
 
カーネーション    ラムレーズン
 
バルブレ&ブラン社
 
10823
 
カーネーション    フィリアクリーム
 
P.コーイ&ゾーネン社
 
10824
 
カーネーション
 
スピックカーニバル
 
P.コーイ&ゾーネン社
 
10825
 
カーネーション   チャームライトヴィオレ
 
P.コーイ&ゾーネン社
 
10826
 
カーネーション  セレン
 
住化農業資材株式会社
 
10827
 
ペラルゴニウム
 
アムリブライトレッド
 
ゴールドスミス プランツ
10828 ほうせんか  ダンハーGRAP ダンジガー ダン フラワー ファーム
10829 ほうせんか  ダンハーMGTA ダンジガー ダン フラワー ファーム
10830 ほうせんか  ダンハーPLEY ダンジガー ダン フラワー ファーム
10831 ほうせんか  ダンハーROYレッド ダンジガー ダン フラワー ファーム
10832 ほうせんか  ダンハーSAL ダンジガー ダン フラワー ファーム
10833 ほうせんか  ダンハーSUPレッド ダンジガー ダン フラワー ファーム
10834 ヘメロカリス メロディーフェア グンゼ株式会社
10835 ヘメロカリス ベビーフェイス グンゼ株式会社
10836 ヘメロカリス クリーミージュエル グンゼ株式会社
10837 ヘメロカリス あかずきん グンゼ株式会社
10838
 
アルストロメリア 東邦サンクス
 
東邦瓦斯株式会社
 
10839 シクラメン ワインのかほり 株式会社ミヨシ
10840 シンビジウム ロベールムーンプティ 深谷稔
10841
 
シンビジウム
 
ロベールムーンジョルディ 深谷稔
 
10842
 
シンビジウム
 
ラッキーグロリア 福だるま 株式会社河野メリクロン
 
10843
 
シンビジウム
 
スリーピング ルナグラード 伊都の福寿 日高定輝
 
10844 シンビジウム スリーピング シャルム グリーンムーア 日高定輝
10845
 
デンドロビウム    スターグローリーノリコ
 
山本二郎
 
10846 ばら     コルパシト 京成バラ園芸株式会社
10847 ばら     コルフリスボ 京成バラ園芸株式会社
10848 ばら     コルブンテア 京成バラ園芸株式会社
10849 ばら     コルドゥフトロ 京成バラ園芸株式会社
10850 ばら     コロビノ 京成バラ園芸株式会社
10851 ばら     コレンジル 京成バラ園芸株式会社
10852 ばら     コルツモ 京成バラ園芸株式会社
10853 ばら     コロラニ 京成バラ園芸株式会社
10854 ばら     コルフェンバク 京成バラ園芸株式会社
10855 ばら     コルマンロ 京成バラ園芸株式会社
10856 ばら     コルセルガ 京成バラ園芸株式会社
10857 ばら     コルマグネト 京成バラ園芸株式会社
10858 ばら     コルパリラ 京成バラ園芸株式会社
10859 さるすべり  ディアルージュ 神奈川県
10860 さるすべり  サマー淡紫清 北越農事株式会社
10861 チリそけい  コマジロ 後藤鎮全
10862
 
ブラキスコメ アングスティフォリア マウブディライト
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャ
パン
10863
 
ブラキスコメ アングスティフォリア  マルディグラス
 
アウトバックプランツ
 
10864

 
ブラキスコメ アングスティフォリア×ブラキスコメ クルビカルパ レモンツイスト

 
アウトバックプランツ

 
10865

 
ブラキスコメ フォルモサ×ブラキスコメ セグメントサ  ハッピーフェイスピンク

 
アウトバックプランツ

 
10866
 
ブラキスコメ マルチフィダ
 
ビラボンムーンライト
 
アウトバックプランツ
 
10867
 
コルムネア ヒルタ  カーフィコル
 
松井識樹
 
10868 えのきたけ  大木の白雪616 大木町
10869 ぶなしめじ  大木の稔T−1 大木町
 
 
 
 
 
            【品 種 登 録 の 概 要】
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10750号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   たばこ   南風F66(なんぷうF66)
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「コーカー319」を交配して育成された固定品種であり、草型がピラミッド型、草丈がやや高、少わき芽性の喫煙用たばこ原料向きの黄色種である。
 品種群別は黄色種、草型はピラミッド型、草丈はやや高、茎の太さ及び節間長は中、わき芽の多少は少、葉長はやや長、葉幅は中、形は細葉、支脈の角度及び葉の着生角度は中、葉色は淡緑色である。ホワイトバーレー性、ペールエロー性、アウレア性及びコンソレーション性の有無は無である。花色は桃色系、花軸長はやや長、開花までの日数は中である。立枯病抵抗性、黒根病抵抗性、疫病抵抗性及び生理的斑点病抵抗性は中、野火病抵抗性、うどんこ病抵抗性及び赤星病抵抗性は弱、TMV抵抗性及びPVY(PVY−T)抵抗性は無である。黄変難易性は易、褐変難易性は難、乾葉の色は淡オレンジ系、ニコチン含量は中、アルカロイドタイプはニコチンタイプである。
 「コーカー319」と比較して、わき芽が少ないこと、黒根病抵抗性が強いこと等で、「ブライトエロー103」と比較して、葉色が淡緑であること、立枯病抵抗性が弱いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者のほ場(静岡県磐田郡豊田町)において、出願者所有の育成系統に「コーカー319」を交配して育成された固定品種であり、6年より出願者のほ場(静岡県磐田郡豊田町、岡山県倉敷市及び鹿児島県鹿児島市)において、各種特性調査による系統選抜、9年より特性検定試験を行い、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10751号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   茶   成里乃(なりの)
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、宇治在来種の中から選抜をして育成されたものであり、育成地(京都府宇治市)におけるほう芽期及び摘採期が中のてん茶向きの品種である。
 樹姿はやや直、樹勢はやや強、株張はやや大、葉層の厚さは中である。摘採期の茶芽の揃いはやや揃、芽数はやや多、摘芽長及び摘芽の本葉の開葉数は中、百芽重はやや大である。新葉の形は楕円、大きさは中、厚さは薄、色は緑、光沢は多、葉質は軟である。成葉の形は楕円、先端長はやや短、大きさは中、色は緑、葉面のしわは少、葉縁の波はやや少である。枝条の分枝数、節間長、着葉角度、ほう芽期及び摘採期は中である。製品の外観の形状、色沢及び内質の香気はかなり上、水色は上、滋味はかなり上である。
 「やぶきた」及び「あさひ」と比較して、新葉の葉質が軟らかいこと、成葉の葉面のしわが少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に育成者のほ場(京都府宇治市)において、宇治在来種より優良株53個体を選抜、その後、選抜を行いながら特性の調査を継続し、平成5年から京都府立茶業研究所(宇治市)において特性検定調査を行い、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10752号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   茶   奧の山(おくのやま)
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、宇治在来種の中から選抜をして育成されたものであり、育成地(京都府宇治市)におけるほう芽期が晩、摘採期がやや晩の玉露向きの品種である。
 樹姿はやや直、樹勢は強、株張は大、葉層の厚さは中である。摘採期の茶芽の揃いはやや揃、芽数は多、摘芽長、摘芽の本葉の開葉数及び百芽重は中である。新葉の形はやや楕円、大きさ及び厚さは中、色は濃緑、光沢は多、葉質は中である。成葉の形は楕円、先端長及び大きさは中、色は濃緑、葉面のしわは多、葉縁の波はやや多である。枝条の分枝数はやや多、節間長はやや短、着葉角度はやや鋭、ほう芽期は晩、摘採期はやや晩である。製品の外観の形状は上、色沢及び内質の香気はかなり上、水色は上、滋味はかなり上である。
 「やぶきた」と比較して、成葉の形が楕円であること、ほう芽期が遅いこと等で、「あさひ」と比較して、摘採期の茶芽の数が多いこと、ほう芽期が遅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年10月20日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に育成者のほ場(京都府宇治市)において、宇治在来種より優良株53個体を選抜、その後、選抜を行いながら特性の調査を継続し、平成5年から京都府立茶業研究所(宇治市)において特性検定調査を行い、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10753号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ラベンダー   ルポルバ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は明青味紫で花穂は円錐形の四季咲きの鉢物及び切花向きの品種である。
 樹姿は直立、樹高は高、茎の長さは中、太さは太、毛の多少は少、分枝性は多、葉型は楕円形、先端の形は鋭尖、切れ込みの有無は鋸歯状、形は浅裂、長さは長、幅は狭、色は灰緑褐(JHS カラーチャート2916)、毛の多少は多である。花梗の毛の多少は少、分枝性は無、花穂の形は円錐体、花梗の長さ及び花穂の長さは長、太さは太、花形は円柱、花の大きさは長、花梗の色は穏緑(同4010)、花の色は明青味紫(同8305)、花弁の形は唇形を呈さない、ほう葉の着生の有無は有、形はひし形、先端部ほう葉の大きさは小、数は中、色は明紫(同8604)、花梗におけるほう葉の有無は有、がくの形は円柱、大きさは長、色は灰緑、一花穂の花数は密、一茎の花数は少である。開花の早晩性は中、開花習性は四季咲き、香気は中である。
 「デンタータ」及び「レースラベンダー」と比較して、葉の切れ込みの形が浅裂であること、葉色が灰緑褐であること、花の色が明青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
   バーテルス ブリーディング社
   オランダ王国 1432GD アールスメール ホーンウェッヒ 53
   ペーター アドリアーン ファン デ ポル
   オランダ王国 3959 AX オフェルベルク ザントシュルパーウェッヒ 8
   ワーヘニンゲン大学
   オランダ王国 6701 BH ワーヘニンゲン コスターウェッヒ 50
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
   ペーター アドリアーン ファン デ ポル
   ゴーゼン ベレント フーゴ バーテルス
   M.ファン デ ヴァールト
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 出願品種の育成の経過の概要
  この品種は、1989年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育 成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を 継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものであ る。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10754号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ラベンダー   トムバット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花色は明青味紫で花穂は円錐形の四季咲きの花壇向きの品種である。
 樹姿は開張、樹高、茎の長さ、太さ、毛の多少及び分枝性は中である。葉型は線形、先端の形は鈍、切れ込みの有無は無、長さは長、幅は中、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3514)、毛の多少は中である。花梗の毛の多少は中、分枝性は無、花穂の形は円錐体、花梗の長さは長、花穂の長さは短、太さは中、花形は楕円体、花の大きさは中、花梗の色は浅黄緑(同3511)、花の色は暗青味紫(同8308)、花弁の形は中間形、ほう葉の着生の有無は有、形は長楕円形、先端部ほう葉の大きさは大、数は中、色は明赤味紫(同8905)、花梗におけるほう葉の有無は無、がくの形は円柱、大きさは長、色は灰緑、一花穂の花数は疎、一茎の花数は少である。開花の早晩性は早、開花習性は四季咲き、香気は中である。
 「ラベンダーレディ」及び「レースラベンダー」と比較して、花穂の形が円錐体であること、花の色が暗青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
   トンプソン&モーガン(グループ)リミテッド
   連合王国 サフォーク IP8 3BU イプスウィッチ ポプラレーン
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
   K.M.サングスター
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、1993年に育成者の温室(連合王国)において、育成者所有の無名実 生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継 続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
  なお、出願時の名称は「バタフライ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10755号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   メロン   どうだい1号(どうだい1ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「メロン中間母本農1号」にしろうり「東京早生(丸葉)」を交配して育成されたものであり、果実はかなり長球形でネットはかなり疎、つる割病レース1,2y抵抗性を有する台木用品種である。
 種子の大きさは小、主づるの太さ及び節間長は中、葉の大きさは小、欠刻は浅、葉柄の長さはやや短、花性は両性花・雄花同株、雌花(両性花)着生位は子づる+孫づる、春作の雌花(両性花)の発生は良、着果の安定度は安定である。果皮色(適食期)は黄、果形はかなり長球、果面の状態は平滑、ネットの密度はかなり疎、へた離れは易、果重は中、花落ちの大きさは小である。果肉の色は黄緑、果肉質(適食期)は粉、果肉の厚さは薄、糖度は低、香りの質はマクワ、日持ちはかなり短、つる割病(レース1,2y)抵抗性は強である。
 「HM−G50」及び「HM−G51」と比較して、果形がかなり長球であること、果面のネットが疎であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に北海道立花・野菜技術センター(滝川市)において、「メロン中間母本農1号」にしろうり「東京早生(丸葉)」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10756号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   すもも   シンジョウ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の自宅庭で栽培されていた偶発実生から育成されたものであり、果形が円、果実の大きさが大、果皮色が緑黄、果肉色が黄の育成地(和歌山県田辺市)では6月下旬に成熟する中生種である。
 樹勢は開張、樹の大きさは中、樹勢は強である。枝梢の太さは中、節間長は長、枝梢の色は褐、花芽の先端の形は鈍〜鋭である。成葉葉身の形は長楕円、葉の大きさは中、色は緑、葉柄の色は紅、蜜腺の形は球である。花形は一重、花の大きさは大、花弁の形は楕円、大きさは中、つぼみの色は白、花粉の多少は中、がく筒の形は鐘、がくの色は緑、花柄の長さは中である。果実の外観は円、果頂部の形は平、空洞は無、梗あの深さ及び広さは中、赤道部の縫合線の深さは浅、梗あ部の縫合線の深さは中、果実の大きさは大、果皮の地色は緑黄、着色は紅、着色の濃さは中、形は全面、果粉の多少は中である。果肉の色は黄、変色は晩、果肉の硬さは中、繊維の多少は少、粗密は密、果汁の多少及び甘味は多、酸味は少、渋味及び苦味は無、香気は多である。核の形は短楕円、大きさは大、核と果肉の粘離は粘、核の色は淡黄褐、紋様は網状である。開花期及び成熟期は中で育成地においては6月下旬である。自家結実性は弱、果実の着色の難易は易、生理落果の多少及び裂果は少である。
 「サンタローザ」及び「ソルダム」と比較して、果皮の着色が紅であること、果肉の色が黄であること、酸味が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和20年頃から育成者の自宅庭(和歌山県田辺市)において栽培されていた偶発実生で、平成2年から増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10757号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   もも   みのわ千成(みのわせんなり)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生ももの自然交雑実生から選抜、育成されたものであり、果形が円、果実の大きさが極小、果皮の地色が緑黄、果肉の色が緑白の育成地(長野県上伊那郡箕輪町)では9月上旬に成熟する加工向きの品種である。
 樹姿は開張、樹の大きさは中、樹勢はやや弱である。枝梢の太さはやや細、節間長は短、枝梢の色は緑である。葉の形はやや短、葉縁の波打ちは少、葉の大きさは中、葉の色は濃緑、光沢は多、蜜腺の形は球腎である。花形は普通咲、花の大きさは小、花弁の数は単弁、形は円、波打ちは有、大きさは小、色は淡桃、雌ずいの健否は無、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は濃黄、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は円、果頂部の形は平、凹みは浅、梗あの深さは浅、広さは中、赤道部及び果頂部の縫合線の深さは浅、果実の大きさは極小、果皮の地色は緑黄、果皮の着色の多少は少、濃さはやや淡、形はぼかし、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は緑白、果肉内の着色は無、核周囲の着色は多、果肉の粗密は粗、果肉繊維の多少は多、果皮の剥離性は難、肉質は半不溶質、果汁の多少は中、甘味はやや少、酸味及び渋味は中、苦味は微、香気は少である。核と果肉の粘離は離核、核の形は楕円、大きさは小、色は褐、核面の粗滑は中である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は121〜130日で育成地においては9月上旬である。果実の着色の難易は難、生理落果の多少、核割れの多少及び裂果は無である。
 「おはつもも」と比較して、果汁が多いこと、核の色が褐色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和50年に育成者の自園(長野県上伊那郡箕輪町)において、同町の山中に自生していた野生ももの自然交雑種子をは種し、54年にその実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10758号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんご   さしゃ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ふじ」に「王林」及び「世界一」の混合花粉を交配して育成されたものであり、果実の外観が円、大きさが極大、果皮を被う色が赤の育成地(青森県弘前市)では11月上中旬に成熟する晩生種である。
 樹姿は開張、樹の大きさは大、樹勢は強である。枝梢の太さは太、節間長は中、皮目の大きさは小、多少は多、えき花芽の着生は少である。葉身の形は円、葉の大きさは長、葉色は緑、たく葉の形は鎌形、長さは中、葉柄の長さは短、太さは太である。花の大きさは大、色は淡桃、花弁の形は長円、やくの色は黄である。果実の外観は円、王冠は弱、がくの開閉は閉、がくあの深さは中、広さは広、こうあの深さは深、広さは広、果実の大きさは極大、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は赤、被う色の強さは中、型は縞明瞭、量は多、さびの位置はこうあ、量は中間、さび状果点は無、果点の大きさ及び密度は中、スカーフスキンは有、果皮のろう質は少、粗滑の程度は中である。果梗の長さは長、太さは中、肉こうの有無は無である。果心の形は円錐、大きさは大、果肉の色は黄、果肉の褐色化は強、硬さはやや硬、きめは粗、蜜の多少及び甘味は中、酸味は弱、渋味は有、香気は少、果汁の多少は多、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期及び開花期は中、成熟期は晩で育成地においては11月上中旬である。結果の早晩は中、後期落果は無〜僅か、普通貯蔵性及び冷蔵貯蔵性は長い、心かびの発生は無〜僅かである。
 「ふじ」と比較して、果実の外観が円であること、果実が大きいこと、渋味が有ること等で、「北斗」と比較して、こうあの深さが深いこと、果実が大きいこと、渋味が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和52年に育成者の自園(青森県弘前市)において、「ふじ」に「王林」及び「世界一」の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ゆらぎ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10759号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   チェリー パーク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「ピンクファミリー」を交配して育成されたものであり、花は淡紫ピンク色で中輪の切花向きの品種である。
 草型は分枝、草丈はやや高である。はい軸の色は緑、子葉の色は淡緑である。着葉茎及び花首部の剛直性は強、分枝の位置は上位、わき芽の発生程度は多である。葉形は中間、下葉のきょ歯は極少、欠刻及び上部葉の長さは中、幅はやや狭、葉付き角度は斜上、葉数は中、葉色はやや濃緑、葉の厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びはやや難、花首部の太さは中、花首の長さはかなり短、花穂長は短、花間長はかなり短、花の直径は中、花色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202)、八重と一重の花色の差は無、花らい時における花弁着色の早晩、一重花の花弁長、花弁幅、花弁先端部の内曲程度、一重花の花弁の内曲程度及び花弁のちりめん状のしわの程度は中、花弁の数はやや少、小花柄長は短、小花柄の着生角度は斜上、花数は中、花の香りはやや強、開花期は中である。
 「チェリーカル」と比較して、葉数が多いこと、花間長が短いこと等で、「ピンクファミリー」と比較して、花色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(千葉県館山市)において、育成者所有の育成系統に「ピンクファミリー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「チェリー ファミリー」、出願公表時の名称は「チェリー パーティー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10760号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はぼたん   京舞子1号(きょうまいこ1ごう)
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「清水1号」に「清水15号」を交配して育成されたものであり、株の直径はやや小で、着色葉が暗赤味紫色の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈はかなり低、株の直径はやや小、着色葉部が株の直径に占める割合は大である。外葉及び着色葉の形は倒卵、着色葉の葉縁の波打の程度は低、切れ込みの深さの程度は浅、中ろくの断面の形は楕円、葉柄長は短である。着色葉の中心部の主たる色及び外縁の色は暗赤味紫(JHS カラーチャート8909)、色数は2色である。着色の時期はやや早である。
 「瀬戸の舞姫」及び「紅寿2号」と比較して、着色葉の葉縁の波打ちが大きいこと、着色葉の中ろく断面の形が楕円であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(京都府向日市)において、「清水1号」に「清水15号」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10761号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   サンベルキスト
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サンベルチピ」の枝変わりであり、花は浅黄の地色に鮮紫赤色の吹きかけと淡い吹きかけが入り、鮮紫赤の地色に浅黄色のすじが入るかなり小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はかなり横張型、草丈はかなり低である。茎長はやや低、太さはかなり細、色は有、毛の多少は中、第1次分枝数は極多、第2次分枝数はやや多、節間長は極短である。葉形はかなり披針形、着葉角度はやや垂れ葉、葉長はかなり短、葉幅はかなり狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはかなり薄、毛の多少は多である。花の向きは横向き、花形は一重、花筒部の形はかなり細、花径はかなり小輪、複色の有無は有、複色模様の形は吹きかけ、淡い吹きかけ及びすじ、花の色は浅黄(JHS カラーチャート2504)の地色に鮮紫赤(同9707)の吹きかけ及び淡い吹きかけが入り、鮮紫赤(同9707)の地色に浅黄(同2504)のすじが入る、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は黄(同2513)、花筒部外面の色は浅緑黄(同2904)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さはかなり細である。
 「サンベルチピ」と比較して、花の色が浅黄の地色に鮮紫赤の吹きかけ及び淡い吹きかけが入り、鮮紫赤の地色に浅黄のすじが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年にサントリー株式会社の温室(滋賀県八日市市)において、「サンベルチピ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10762号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   サンダベピ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ブラジル連邦共和国から導入した野生種にオールダブルミックスより選抜したピンク個体を交配して育成されたものであり、花は淡紫ピンクの地色に濃赤紫色の網目模様が入る半八重でやや小輪の花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈は低である。茎長は極高、太さはやや細、色は有、毛の多少は多、第1次分枝数はやや多、第2次分枝数は少、節間長はかなり長である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長はやや短、葉幅及び葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さは中、毛の多少は多である。花の向きは斜上向き、花形は半八重、花筒部の形は広、花径はやや小輪、複色の有無は有、複色模様の形は網目模様、花の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)の地色に濃赤紫(同9509)の網目模様が入る、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は紫ピンク(同9203)の地色に暗赤紫(同9210)のすじが入る、花筒部外面の色は穏赤味紫(同8913)、花弁先端部の形は鋭、切れ込みの程度は中間、波打ちの程度、がくの形状、雌ずいの形及び雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は凹、雄ずいの数は多、花柄の長さは中、太さは細である。
 「彩のおとめ」と比較して、草型がつる性ほふく型であること、花が複色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年にサントリー株式会社のほ場(山梨県北巨摩郡白州町)において、ブラジル連邦共和国から導入した野生種にオールダブルミックスより選抜したピンク個体を交配し、同ほ場(滋賀県八日市市)において、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10763号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   カープリル
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レボリューション・ブルーベイン」に育成者所有の無名実生種を交配して育成されたものであり、花は明紫の地色に濃赤味紫色の網目模様が入る半八重でやや小輪の花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈はやや低である。茎長はやや高、太さは中、色は有、毛の多少は多、第1次分枝数は中、第2次分枝数はかなり少、節間長はやや長である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長はやや短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さは中、毛の多少は多である。花の向きは斜上向き、花形は半八重、花筒部の形は広、花径はやや小輪、複色の有無は有、複色模様の形は網目模様、花の色は明紫(JHS カラーチャート8604)の地色に濃赤味紫(同8908)の網目模様が入る、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は暗赤味紫(同8909)、花筒部外面の色は濃赤味紫(同8908)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は中、がくの形状は狭、雌ずいの形及び雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は凹、雄ずいの数は多、花柄の長さはやや長、太さはやや細である。
 「ダブルカスケードプラムベイン」と比較して、花径が小さいこと、花の地色が明紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(連合王国)において、「レボリューション・ブルーベイン」に育成者所有の無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10764号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   イルミネーションチェリーピンク
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配し、自殖後代の実生から選抜して育成されたものであり、花は鮮紫赤色のかなり小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈は低である。茎長はやや高、太さはかなり細、色は有、毛の多少は少、第1次分枝数はやや多、第2次分枝数はかなり少、節間長は短である。葉形は披針形、着葉角度は立ち葉、葉長はかなり短、葉幅はかなり狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さは薄、毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は細、花径はかなり小輪、複色の有無は無、単色花の色は鮮紫赤(JHS カラーチャート9707)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は黄(同2513)の地色に暗灰紫(同9218)のすじが入る、花筒部外面の色は穏黄(同2512)の地色に暗灰紫(同8610)のすじが入る、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は凹、雄ずいの数は中、花柄の長さはやや短、太さは極細である。
 「サンベルチピ」と比較して、草型がつる性ほふく型であること、花筒部外面の色が穏黄の地色に暗灰紫のすじが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の農場(栃木県塩谷郡喜連川町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、同農場(埼玉県北埼玉郡大利根町)において、その自殖後代の実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10765号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   イルミネーションブルー
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「掛川S1」を交配して育成されたものであり、花は鮮紫色のかなり小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈はかなり低である。茎長はやや高、太さはかなり細、色は有、毛の多少は少、第1次分枝数はやや多、第2次分枝数はかなり少、節間長はやや短である。葉形は披針形、着葉角度は立ち葉、葉長はかなり短、葉幅はかなり狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さは薄、毛の多少は少である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は細、花径はかなり小輪、複色の有無は無、単色花の色は鮮紫(JHS カラーチャート8607)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は明黄(同2506)の地色に灰紫(同8617)のすじが入る、花筒部外面の色は上部が穏紫ピンク(同9212)、下部が淡黄(同2503)の地色に暗灰紫(同8610)のすじが入る、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は凹、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さは極細である。
 「サンベルクブ」及び「掛川S1」と比較して、花筒部外面の色が上部は穏紫ピンク、下部は淡黄の地色に暗灰紫のすじが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の農場(栃木県塩谷郡喜連川町)において、出願者所有の育成系統に「掛川S1」を交配し、同農場(埼玉県北埼玉郡大利根町)において、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10766号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   イルミネーションホワイト
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の変異株であり、花は黄白色のかなり小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈はかなり低である。茎長はやや高、太さはかなり細、色は無、毛の多少は少、第1次分枝数は多、第2次分枝数はかなり少、節間長はやや短である。葉形は線形、着葉角度は立ち葉、葉長はかなり短、葉幅はかなり狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはかなり薄、毛の多少は少である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は中、花径はかなり小輪、複色の有無は無、単色花の色は黄白(JHS カラーチャート2502)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は緑黄(同2707)の地色に濃緑黄(同2708)のすじが入る、花筒部外面の色は浅緑黄(同2904)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は凹、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さは極細である。
 「サンベルクホ」と比較して、葉形が線形であること、花筒部外面の色が浅緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の農場(栃木県塩谷郡喜連川町)において、出願者所有の育成系統の中から変異株を発見、同農場(埼玉県北埼玉郡大利根町)において、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10767号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   イルミネーションローズ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色のかなり小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈はかなり低である。茎長は中、太さはかなり細、色は有、毛の多少は少、第1次分枝数は多、第2次分枝数はかなり少、節間長はやや短である。葉形は披針形、着葉角度は立ち葉、葉長はかなり短、葉幅はかなり狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さは薄、毛の多少は少である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は中、花径はかなり小輪、複色の有無は無、単色花の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は明緑黄(同2704)の地色に灰紫(同8617)のすじが入る、花筒部外面の色は上部が浅赤味紫(同8910)、下部が淡黄(同2503)の地色に暗灰紫(同8610)のすじが入る、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は凹、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さはかなり細である。
 「サンベルクピ」及び「掛川S2」と比較して、花筒部外面の色が上部は浅赤味紫、下部は淡黄の地色に暗灰紫のすじが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の農場(栃木県塩谷郡喜連川町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、同農場(埼玉県北埼玉郡大利根町)において、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10768号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ビンカ   掛川EP1(かけがわEP1)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「Pacifica Red」を交配して育成されたものであり、花は鮮赤の地色に黄白色の目が入るやや大輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は菱形、株張りはやや広、草丈は低である。主茎の太さは中、茎の色は緑、分枝数の多少はやや少、節数は中である。葉形は長楕円形、葉身長及び葉身幅は中、葉色は緑、斑の有無は無、葉の毛の有無は有、葉柄の長さは中である。花形(花弁間の隙間の有無)は無、花の大きさはやや大、地色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、ぼかしの有無は無、目の有無は有、色は黄白(同2501)、花弁先端の形は微突形、花弁数は5枚、花数はやや多である。花の香りは無、季咲き性は四季咲きである。
 「テラス スカーレット」と比較して、花の地色が鮮赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(静岡県掛川市)において、出願者所有の育成系統に「Pacifica Red」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「掛川S17」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10769号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ビンカ   掛川EP2(かけがわEP2)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「Pacifica Red」を交配して育成されたものであり、花は鮮紅色でやや大輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は菱形、株張りは中、草丈はやや低である。主茎の太さは中、茎の色は緑、分枝数の多少はやや少、節数は中である。葉形は長楕円形、葉身長及び葉身幅は中、葉色は緑、斑の有無は無、葉の毛の有無は有、葉柄の長さは中である。花形(花弁間の隙間の有無)は無、花の大きさはやや大、花色は鮮紅(JHS カラーチャート0107)、ぼかし及び目の有無は無、花弁先端の形は微突形、花弁数は5枚、花数は中である。花の香りは無、開花期は早、季咲き性は四季咲きである。
 「Pacifica Red」と比較して、開花期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(静岡県掛川市)において、出願者所有の育成系統に「Pacifica Red」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「掛川S18」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10770号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ビンカ   掛川EP3(かけがわEP3)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「Pacifica Red」を交配して育成されたものであり、花は鮮紫赤の地色に黄白色のぼかしが入るやや大輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は菱形、株張りはやや広、草丈はやや低である。主茎の太さは中、茎の色は緑、分枝数の多少はやや少、節数は中である。葉形は長楕円形、葉身長はやや長、葉身幅は中、葉色は緑、斑の有無は無、葉の毛の有無は有、葉柄の長さはやや短である。花形(花弁間の隙間の有無)は無、花の大きさはやや大、地色は鮮紫赤(JHS カラーチャート9707)、ぼかしの有無は有、色は黄白(同2501)、目の有無は無、花弁先端の形は微突形、花弁数は5枚、花数は中である。花の香りは無、季咲き性は四季咲きである。
 「バルコニー パープル」と比較して、花の地色が鮮紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(静岡県掛川市)において、出願者所有の育成系統に「Pacifica Red」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「掛川S19」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10771号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ビンカ   掛川EP6(かけがわEP6)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「Pacifica Red」を交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや大輪で鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は菱形、株張りはやや広、草丈はやや低である。主茎の太さは中、茎の色は緑である。葉形は長楕円形、葉身長はやや長、葉身幅はやや広、葉色は緑、斑の有無は無、葉の毛の有無は有、葉柄の長さは中である。花形(花弁間の隙間の有無)は無、花の大きさはやや大、地色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、ぼかしの有無は有、色は黄白(同2501)、目の有無は無、花弁先端の形は微突形、花弁数は5枚、花数は中である。花の香りは無、季咲き性は四季咲きである。
 「パピヨン パープル」と比較して、草丈が低いこと、茎の色が緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(静岡県掛川市)において、出願者所有の育成系統に「Pacifica Red」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「掛川S22」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10772号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ビンカ   掛川EP7(かけがわEP7)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「Pretty Pink」を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は菱形、株張りはやや広、草丈は低である。主茎の太さは中、茎の色は緑である。葉形は楕円形、葉身長は中、葉身幅はやや広、葉色は緑、斑の有無は無、葉の毛の有無は有、葉柄の長さは中である。花形(花弁間の隙間の有無)は無、花の大きさは大、地色は黄白(JHS カラーチャート2201)、ぼかし及び目の有無は無、花弁先端の形は微突形、花弁数は5枚、花数はやや少である。花の香りは無、季咲き性は四季咲きである。
 「トロピカーナホワイト」及び「ココナッツクーラー」と比較して、花の地色が黄白(同2201)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の温室(静岡県掛川市)において、出願者所有の育成系統に「Pretty Pink」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「掛川S23」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10773号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の山(せいのやま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「雲水」に白色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長はかなり短である。葉身長は中、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面の色はやや淡、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はかなり多である。管状花数は中、分布は散在、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3301)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり緑色、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや太、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「精の滝」と比較して、茎の色が褐であること、花の中心部の色が外弁と異なり緑色であること等で、「精の湖」と比較して、葉柄の着生角度が水平であること、花の中心部の色が外弁と異なり緑色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「雲水」に白色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10774号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイユニオン
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ケント」に白色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は少、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは極短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「セイソング」と比較して、たく葉の形が2深裂であること、花首が短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「ケント」に白色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10775号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイエリリア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サンタナ」に複色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃赤色に明緑黄色の爪斑が入るやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは中、色は赤紫、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長は中、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはやや大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)の地色に明緑黄(同2705)の爪斑が入る、裏面の色は穏赤(同0416)の地色に浅緑黄(同2703)の爪斑が入る、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは細、長さはやや長、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイダンディ」と比較して、茎の色が赤紫であること、葉の一次欠刻が浅いこと、花弁先端の形が丸いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「サンタナ」に複色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10776号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイカオス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「プラハ」にオレンジ色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃橙赤色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さはやや強、中空の程度は小、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、葉裂片縁部の重なりの程度は重なる、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少はやや少、光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂及び3〜4深裂以上、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はかなり小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0714)、裏面の色は浅茶(同1312)の地色に穏赤(同0416)のはけ目が入る、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ビートル」と比較して、葉裂片縁部の重なりの程度が重なること、外花弁の色が濃橙赤であること等で、「レッドセイモナコ」と比較して、茎の色が緑であること、外花弁の色が濃橙赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「プラハ」にオレンジ色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10777号   平成14年11月14日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の林(せいのはやし)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に白色系八重混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は褐、強さは強、中空の程度は大、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、葉の基部の形は凸、一次欠刻はやや深、表面及び裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数は中、分布は散在、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは中、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「精の湖」と比較して、葉の基部の形が凸であること、たく葉が大きいこと等で、「精の酒」と比較して、茎の色が褐であること、側らいの発生が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に白色系八重混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10778号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の橋(せいのはし)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「大信」に出願者所有の黄色八重咲系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さはやや強、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はかなり少、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、基部の形は凹、一次欠刻はやや深、葉裂片縁部の重なり程度は平行する、葉の表面の色は中、裏面の色は淡、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多、管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は舟底弁及び管弁T、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は中央部の凹んだドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは太、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「精の館」と比較して、茎の色が緑であること、花弁先端の形が丸いこと等で、「精の里」と比較して、葉裂片縁部の重なりの程度が平行であること、花たくの形が中央部の凹んだドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「大信」に出願者所有の黄色八重咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10779号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の平(せいのたいら)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精月」に出願者所有の黄色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは太、色は緑、強さは強、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、基部の形は平、一次欠刻は浅、葉裂片縁部の重なり程度は重なる、葉の表面の色は中、裏面の色は淡、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多、管状花数は少、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は管弁T、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや太、長さはかなり短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「精の館」及び「精の里」と比較して、花弁の形が管弁Tであること、外花弁の表面の色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精月」に出願者所有の黄色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10780号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   松風の虹(しょうふうのにじ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「松風の華」に赤色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは強、中空の程度はかなり小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面の色は中、裏面の色はやや淡、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはかなり小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は中である。管状花部の直径はかなり小、管状花数はやや少、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は平弁及び舟底弁、先端の形は歯状、花弁の長さ及び幅は中、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は 濃紫赤(同9709)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは小、総ほうの大きさは中、花首の太さはやや細、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「松風の華」と比較して、茎の色が褐であること、外花弁の裏面の色が濃紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(長野県南佐久郡佐久町)において、「松風の華」に赤色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10781号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   松風のみのり(しょうふうのみのり)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「深志の匠」に黄色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は赤紫、強さは強、中空の程度はやや大、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は中である。葉身長は中、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さはやや短、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花部の直径は極小、管状花数はかなり少、分布は散在、長さは極小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らな円錐状、大きさは小、総ほうの大きさは中、花首の太さは中、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「北陽」及び「深志の匠」と比較して、茎の色が赤紫であること、花弁の形が舟底弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(長野県南佐久郡佐久町)において、「深志の匠」に黄色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「松風のほまれ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10782号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   マイラブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ビーナス」に濃紫ピンク系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃紫ピンク色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は褐、強さはやや強、中空の程度は小、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さはやや長、一次欠刻は深、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少はやや少、光沢度及び厚さは中、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はかなり小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は濃紫ピンク(JHS カラーチャート9213)、裏面の色は紫ピンク(同9211)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは細、長さはやや長、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「マイナタリー」及び「ナンシー」と比較して、茎の色が褐であること、外花弁の表面の色が濃紫ピンクであること等で、区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(長野県南佐久郡佐久町)において、「ビーナス」に濃紫ピンク系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10783号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   松風の海(しょうふうのうみ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に白色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは強、中空の程度はやや大、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は中である。葉身長はやや短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、葉の基部の形は平、一次欠刻は深、表面の色はやや濃、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度はやや弱、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はかなり少、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は平弁、管弁T及びさじ弁、先端の形は歯状、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面の色及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは小、総ほうの大きさはやや小、花首の太さは中、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「松風の涼」と比較して、葉の基部の形が平であること、花の中心部の色が外弁と異なり淡黄色であること等で、「音羽」と比較して、たく葉の形が2深裂であること、花弁先端の形が歯状あること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(長野県南佐久郡佐久町)において、出願者所有の育成系統に白色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10784号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   望かざぐるま(のぞみかざぐるま)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「祭かざぐるま」に紅色さじ弁系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色に淡紫ピンク色の爪斑が入るさじ弁の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は尖る、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)に淡紫ピンク(同9501)の爪斑、裏面の色は淡紫ピンク(同9501)、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさは小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ウーロン」と比較して、外花弁の表面の色が赤紫に淡紫ピンクの爪斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「祭かざぐるま」に紅色さじ弁系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10785号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   色かざぐるま(いろかざぐるま)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「祭かざぐるま」に黄色で底赤が入るさじ弁系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色に濃赤色の底赤が入るさじ弁の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は大、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長は長、葉幅は広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形はさじ弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)で基部が濃赤(同0408)、裏面の色は浅黄(同2504)、舌状花表面の色の分布状態は底赤、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「祭かざぐるま」と比較して、たく葉の形が2深裂であること、外花弁裏面の色が浅黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「祭かざぐるま」に黄色で底赤が入るさじ弁系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10786号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   友かざぐるま(ともかざぐるま)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「娘かざぐるま」に出願者所有の赤紫色さじ弁系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さは細、色は緑、強さ、中空の程度、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長は中、葉幅はやや狭、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは短、基部の形は凸、先端部分の形は尖、一次欠刻はやや浅、二次欠刻の程度は低、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は尖る、花弁の長さは中、幅は狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は紫ピンク(同9203)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ウーロン」と比較して、葉の一次欠刻の程度が浅いこと、花弁先端の形が尖ること、花たくの形が平らな円錐状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「娘かざぐるま」に出願者所有の赤紫色さじ弁系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10787号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   浜かざぐるま(はまかざぐるま)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「巴かざぐるま」に紅色さじ弁系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃赤紫色のさじ弁のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや大、厚みはやや高、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや大、幅は狭、外花弁の表面の色は濃赤紫(JHS カラーチャート9509)、裏面の色は紫ピンク(同9211)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「織かざぐるま」と比較して、花が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「巴かざぐるま」に紅色さじ弁系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10788号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイストーム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイクラウン」に白色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはかなり細、色は緑、強さは弱、中空の程度、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、葉の基部の形は平、一次欠刻、葉表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3301)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは極細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「ホワイトリネカーOWー1」と比較して、葉の基部の形が平であること、開花が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイクラウン」に白色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10789号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイクリーン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイクラウン」に白色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ、中空の程度、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2901)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「ホワイトリネカーOWー1」と比較して、花房の形が円錐形であること、花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイクラウン」に白色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10790号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイキャスト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイメイプル」に黄橙色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は大、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆ど無である。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はかなり小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「セイサイン」と比較して、たく葉が殆ど無いこと、花盤の色が緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイメイプル」に黄橙色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10791号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイペルタータ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レカフェ」に出願者所有の桃色さじ弁丁字咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は褐、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は少、節間長は長である。葉身長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、基部の形は平、一次欠刻は中、葉の表面の色は淡、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はやや大、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は管弁T、さじ弁及び丁字状花弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、裏面の色は鮮紫ピンク(同9205)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは極細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「セイタンゴ」と比較して、茎の色が褐であること、外花弁の角度が平であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「レカフェ」に出願者所有の桃色さじ弁丁字咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10792号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイナータス
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に出願者所有の桃色さじ弁丁字咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ、中空の程度、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、基部の形は平、一次欠刻はやや深、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は少、管状花部の直径はやや大、管状花数はやや多、分布は集中、長さはかなり大である。花弁の形はさじ弁及び丁字状花弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は穏紫ピンク(同9212)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と異なり橙色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイタンゴ」と比較して、たく葉の形が3〜4深裂以上であること、花の中心部の色が外弁と異なり橙色であること等で、「レジルバ」と比較して、花弁の形がさじ弁及び丁字状花弁であること、外花弁の表面の色が赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に出願者所有の桃色さじ弁丁字咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10793号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイジプシー
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイピュア」に出願者所有の紅白複色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色に淡紫ピンクの爪斑が入るやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや短、基部の形は平、一次欠刻は中、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は小、管状花数は多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)の地色に淡紫ピンク(同9501)の爪斑が入る、裏面の色は紫ピンク(同9203)、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは小、総ほうの大きさはやや小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「セイクロス」と比較して、たく葉の形が深裂しないこと、花たくの形が盛り上がった円錐状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイピュア」に出願者所有の紅白複色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10794号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイクルーズ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ミクロス」に出願者所有の赤黄複色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色で底部が濃赤茶色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は大、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度は中、節間長は長である。葉身長はやや長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや短、基部の形は平、一次欠刻はやや深、葉の表面の色は淡、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少、管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)で底部は濃赤茶(同0708)、裏面の色は浅黄(同2504)で基部は濃ピンク(同0413)のぼかし、舌状花表面の色の分布状態は底赤、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「セイチェスター」と比較して、花弁先端の形が丸いこと、舌状花表面の色の分布状態が底赤であること等で、「セイパウロ」と比較して、舌状花表面の色の分布状態が底赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「ミクロス」に出願者所有の赤黄複色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10795号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイデポア
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ミクロス」に出願者所有の赤黄複色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃赤茶色に鮮黄の爪斑が入るやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度は中、節間長は長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、基部の形は平、先端部分の形は尖、一次欠刻はやや深、二次欠刻の程度は中、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0708)の地色に鮮黄(同2507)の爪斑が入る、裏面の色は明黄(同2506)に鮮赤(同0407)のぼかしが中肋部に入る、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らなドーム状、大きさは小、総ほうの大きさはやや小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイチェスター」と比較して、二次欠刻の程度が低いこと、花弁先端の形が丸いこと等で、「セイパウロ」と比較して、葉の基部の形が平であること、開花が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「ミクロス」に出願者所有の赤黄複色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10796号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイベルナール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レカフェ」に桃色芯緑丁字咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃橙赤色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さ、中空の程度、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比、葉柄の長さ、葉の一次欠刻、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着する。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少である。管状花部の直径はやや大、管状花数は中、分布は集中、長さは大である。花弁の形は平弁及び丁字状花弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、裏面の色は明橙赤(同0705)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「レムコイエロー」と比較して、外花弁の色が濃橙赤であること、花の中心部の色が外弁と異なり黄色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「レカフェ」に桃色芯緑丁字咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10797号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイマルボロ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に赤色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃赤茶色のやや小輪で、切花向きの品種である。 
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、葉の一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着する。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0708)、裏面の色は黄ピンク(同0703)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。 
 「ビーズ」と比較して、外花弁の表面の色が濃赤茶であること、外花弁裏面の色が黄ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に赤色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10798号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイジャン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイサンバ」に黄色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮黄色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度は中、節間長は長である。葉身長は長、葉幅は広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、葉の基部の形は凹、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着する。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイサイン」と比較して、葉の基部の形が凹であること、花弁先端の形が尖ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイサンバ」に黄色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10799号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   レファミリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レフォンド」にピンク色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さ、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長はやや長である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、葉の一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着する。花房の形は平形、花の大きさは中、厚みはやや低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少である。管状花部の直径は小、管状花数は多、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、裏面の色は紫ピンク(同8903)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「レフォンド」と比較して、葉の先端部の形が尖であること、外花弁表面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「レフォンド」にピンク色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10800号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   バイピコ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「バイキング」に黄色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は大、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、葉の一次欠刻は深、表面の色は淡、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着する。花房の形は平形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はやや少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅は狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は褐、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「バイキング」と比較して、茎の色が緑であること、管状花の長さが短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「バイキング」に黄色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10801号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイチャド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に紅色ポンポン咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さは細、色は緑、強さは及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長、葉幅、葉の縦横比、葉柄の長さ、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数はやや少である。管状花部の直径はかなり小、管状花数は中、分布は散在、長さはやや小である。花弁の形は管弁T及びさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、裏面の色は紫ピンク(同9211)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイベベ」及び「ニコ」と比較して、花弁の形が管弁T及びさじ弁であること、外花弁の表面の色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に紅色ポンポン咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10802号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイポケ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイペコ」に白色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の極小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり低である。茎の太さは極細、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性はやや多、側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長は極短、葉幅はやや狭、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは極小、厚みは極低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は中である。管状花数は極少、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは極小、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイチコ」及び「セイペコ」と比較して、花の中心部の色が外弁と同色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイペコ」に白色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10803号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイキャメ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイチコ」に黄色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色の極小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は緑、強さは及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は及び側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長はやや短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは極小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数はやや多である。管状花部の直径は極小、管状花数はかなり少、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは極小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2505)、裏面の色は浅黄(同2504)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は下向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「レグラ」と比較して、舌状花の重ねが5列以上で開花時に露心すること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイチコ」に黄色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10804号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイヘンリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイクラウン」に朱赤色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明橙赤色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはかなり細、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さ、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明橙赤(JHS カラーチャート0705)、裏面の色は濃ピンク(同0413)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ゴールドチェリー」と比較して、外花弁の表面の色が明橙赤であること、外花弁の裏面の色が濃ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイクラウン」に朱赤色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10805号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ラブリーマム音かざぐるま(ラブリーマムおとかざぐるま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「寿かざぐるま」に紅白色さじ弁系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長は及び葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや浅、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さは及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は尖る、花弁の長さは中、幅は狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の地色は淡紫ピンク(同8902)で筒部に鮮紫ピンク(同8904)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、花たく及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、到花週数は7週以下である。
 「巴かざぐるま」と比較して、外花弁の表面の色が赤紫であること等で、「織かざぐるま」と比較して、外花弁の裏面の色が淡紫ピンクの地色で筒部に鮮紫ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「寿かざぐるま」に紅白色さじ弁系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10806号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ラブリーマム文かざぐるま(ラブリーマムふみかざぐるま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「巴かざぐるま」に紅白色さじ弁系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長は中、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや浅、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は明赤味紫(同8905)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「巴かざぐるま」及び「織かざぐるま」と比較して、外花弁の裏面の色が明赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「巴かざぐるま」に紅白色さじ弁系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10807号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ラブリーマムセイジェリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイトム」にスプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白の地色に浅黄緑色の爪斑が入る小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は低である。茎の太さはやや細、色は褐、強さはやや弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長はやや短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さ、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少は及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数はやや多である。管状花部の直径は極小、管状花数はかなり少、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3101)に浅黄緑(同3103)の爪斑が入る、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は下向き、花の中心部の色は外弁と異なり緑色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「レグリ」と比較して、外花弁の表面の色が黄白に浅黄緑の爪斑が入ること、花の中心部の色が外弁と異なり緑色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイトム」にスプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10808号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ラブリーマムセイミッキー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイパウロ」に一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃赤色に明黄色の爪斑が入る中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は褐、強さはやや弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度は中、節間長は長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さは及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数は中、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)の地色に明黄(同2505)の爪斑が入る、裏面の色は明黄(同2505)の地色に明紅(同0106)の爪斑が入る、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイパウロ」及び「セイチェスター」と比較して、外花弁の表面の色が濃赤の地色に明黄色の爪斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイパウロ」に一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10809号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   レリンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レコンテ」に黄色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや大、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は少である。管状花部の直径は極大、管状花数はやや多、分布は集中、長さはかなり大である。花弁の形は管弁T及び丁字状花弁、先端の形は尖る、花弁の長さは中、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2505)、裏面の色は浅黄(同2504)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「レコンテ」と比較して、花弁の形が管弁T及び丁字状花弁であること、外花弁の表面の色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「レコンテ」に黄色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10810号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイワトソン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名品種に白色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ、中空の程度、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、先端部の形は尖、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは中、厚みはやや低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは細、長さは極短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「セイピレネー」と比較して、葉の先端部の形が尖ること、花盤の色が緑であること等で、「セイルイーゼ」と比較して、花弁先端の形が丸いこと、花盤の色が緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の無名品種に白色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10811号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイトリト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に赤黄複色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色に鮮赤色の底赤が入るやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は中、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや大、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は明黄(JHS カラーチャート2505)で基部が鮮赤(同0407)、舌状花表面の色の分布状態は底赤、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、花たく及び総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さはやや短、生態分類型は寒ギク、開花の早晩性は早である。
 「セイキング」及び「セイチェスター」と比較して、舌状花表面の色の分布状態が底赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に赤黄複色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10812号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   ダイピンキ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花冠の色が淡黄緑、がくの色が紫ピンクの切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は中である。茎の太さはやや太、色は濃、茎の翼は中、たく葉は小、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は長、葉幅は広、葉身の色は淡緑、葉の光沢、毛及び葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数及び一次分枝の小花数は中、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径はやや大、長さは中、色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)である。がくの直径は大、長さは中、色は紫ピンク(同9203)である。花の香りは無、開花期は中である。
 「ダイフラピンク」と比較して、花冠の形がU型であること、がくの色が紫ピンクであること等で、「リウスピンク」と比較して、葉幅が広いこと、花茎の抽苔数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者のほ場(山梨県北巨摩郡大泉村)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ピンクキッス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10813号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   アイコ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の矮性カーネーションの育成系統にセキチクの育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮紅色の盛咲で、小輪の1花茎当たりの花数が少、花柄当たりの最多花数がかなり少の鉢物向きの品種である。
 草姿は開張、株張りは小、開花時草丈はかなり低、節数はかなり少である。茎の長径は細、硬さはやや柔、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は中、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数は極少、側枝の着生位置は主に下部、節間長は短、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は披針形、先端部の形はとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は短、葉幅は狭、葉色は緑、ろう質は少である。つぼみの形は卵形、大きさはやや小、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は小、花色は鮮紅(JHS カラーチャート0107)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さはやや短、幅はやや狭、数は少、ほう葉の形はV型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さはやや細、長さはやや短、1花茎当たりの花数は少、花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは無である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生である。
 「フィーリング スカーレット」と比較して、花色が鮮紅であること、がく筒の色が緑+紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(神奈川県横浜市)において、出願者所有の矮性カーネーションの育成系統にセキチクの育成系統を交配し、胚珠培養して得られた個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「CA−24」、出願公表時の名称は「ルネッサンス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10814号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ピーケーアート
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は浅緑黄の地色に赤紫色の点、条及び覆輪が入る盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数がやや少、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は極高、節数は多である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長は中、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、地色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)、複色模様色は赤紫(同9508)、色彩模様は点、条及び覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや多、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さ及び長さは中、1花茎当たりの花数はやや少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りはかなり弱である。早晩性はかなり晩生、がく割れの難易性は中である。
 「エロージュ」と比較して、葉巻き程度が強いこと、花の複色模様色が赤紫であること等で、「INGU ギャレット」と比較して、花の複色模様色が赤紫であること、花弁数が多いこと、早晩性がかなり晩生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「アート」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10815号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ラビレドリーナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色の垂咲で、かなり大輪の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は極高、節数は中である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、節間長は長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度はよく巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさは大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はかなり大、花色は紫ピンク(JHS カラーチャート9703)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は中、花弁の長さはやや長、幅はやや広、数はかなり多、雄ずいの数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は鐘形、がく筒の色は灰緑、がくの太さはやや太、長さはやや長である。早晩性はかなり晩生、がく割れの難易性は難である。
 「ノラ」と比較して、花弁鋸歯の数が多いこと、雄ずいの数が多いこと、早晩性がかなり晩生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要 
 この品種は、1993年に育成者の温室(イタリア共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、1994年にその実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ドリーナ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10816号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   キリナデレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有のセキチク選抜個体にポットカーネーション選抜個体を交配して育成されたものであり、花は濃紅色の盛咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数が極少、花柄当たりの最多花数が少の花壇向きの品種である。
 草姿は開張、開花時草丈はやや高、節数は少である。茎の長径は細、硬さはやや剛、色は緑、ろう質の有無は中、立茎数は多、1茎の側芽及び側枝数は極少、節間長はやや短、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形はとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長はやや短、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質はやや少である。つぼみの形は倒卵形、大きさは小、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや小、表面の色は濃紅(JHS カラーチャート0108)、裏面の色は鮮紅(同0107)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さ、数、花弁の長さ及び幅は中、数は少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや細、長さは中、1花茎当たりの花数は極少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性は難である。
 「ルビーベル」と比較して、1茎の側芽及び側枝数が少いこと、表面の花色が濃紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、平成8年に出願者の温室(栃木県塩谷郡喜連川町)において、出願者所 有のセキチク選抜個体にポットカーネーション選抜個体を交配し、その胚珠を培養した 開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が 安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10817号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   キリナデピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有のナデシコ選抜個体にポットカーネーション選抜個体を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色の盛咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数が極少、花柄当たりの最多花数が少の花壇向きの品種である。
 草姿は開張、開花時草丈はやや高、節数は少である。茎の長径はやや細、硬さは中、色は緑、ろう質の有無は中、立茎数は多、1茎の側芽及び側枝数は極少、節間長はやや短、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形はとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長はやや短、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質はやや少である。つぼみの形は倒卵形、大きさは小、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや小、表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、裏面の色は明赤紫(同9206)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さ、数、花弁の長さ及び幅は中、数は少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや細、長さは中、1花茎当たりの花数は極少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「ミセスパープル」及び「マザー ビューティー」と比較して、花色が鮮赤紫であること、花弁鋸歯の深さが深いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要 
 この品種は、平成8年に出願者の温室(栃木県塩谷郡喜連川町)において、出願者所有のナデシコ選抜個体にポットカーネーション選抜個体を交配し、その胚珠を培養した開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10818号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   キリナデパールホワイト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有のセキチク選抜個体にポットカーネーション選抜個体を交配して育成されたものであり、花は淡紫ピンク色の盛咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数が極少、花柄当たりの最多花数が少の花壇向きの品種である。
 草姿はほふく、開花時株張りは大、草丈はやや低、節数は少である。茎の長径は中、硬さはやや剛、色は緑、ろう質の有無は中、立茎数は多、1茎の側芽及び側枝数は極少、節間長は短、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや短、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質はやや少である。つぼみの形は倒卵形、大きさは小、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや小、花色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さ、数、花弁の長さ及び幅は中、数は少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は淡緑、がくの太さはやや細、長さは中、1花茎当たりの花数は極少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りはやや弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性は難である。
 「ほのか」と比較して、開花時株張りが大きいこと、花色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要 
 この品種は、平成8年に出願者の温室(栃木県塩谷郡喜連川町)において、出願者所有のセキチク選抜個体にポットカーネーション選抜個体を交配し、その胚珠を培養した開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10819号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   コブチアルル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡橙黄の地色にピンク色の点、条及び覆輪が入る盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さ及び折れの難易は中、中央部の色は濃緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は全体、節間長はやや長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長はやや長、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、地色は淡橙黄(JHS カラーチャート2202)、複色模様色はピンク(同0403)、色彩模様は点、条及び覆輪、複色割合はやや少、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さ、数、花弁の長さ及び幅は中、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は中である。
 「ジェノロイ」と比較して、花の地色が淡橙黄であること、複色割合が多いこと等で、「コバ」と比較して、花の地色が淡橙黄で、複色模様色がピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10820号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   コブチソネブラボー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色の平咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数がやや少、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径はやや細、折れの難易は難、中央部の色は濃緑、ろう質の有無は多、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に中下部、節間長はやや長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は円柱形、大きさはやや小、花の重ねは一重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は平咲、花径はやや小、表面の花色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、裏面の花色は明赤紫(同9206)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数、花弁の長さ及び幅は中、数は極少、ほう葉の形はV型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや細、長さは中、1花茎当たりの花数はやや少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは中である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生である。
 「コブチソネレディ」と比較して、表面の花色が鮮赤紫であること、色彩模様が単一であること、早晩性が早生であること等で、「スパイラル パープル」と比較して、花の重ねが一重であること、花弁鋸歯の深さが浅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10821号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ガンジーピンク
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ガンジーイエロー」の変異株であり、花は紫ピンク色の盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さは剛、折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は全体、節間長は中、最長節間の位置は第7節以上である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、花色は紫ピンク(JHS カラーチャート9503)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや晩生、がく割れの難易性は極難である。
 「ヨアンナ」と比較して、花色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、「ガンジーイエロー」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10822号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ラムレーズン
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は紫ピンクの地色に鮮赤紫色の点及び条、並びにピンク白色の覆輪が入る垂咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数が少、花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はやや高、節数はやや少である。茎の長径はやや細、折れの難易は中、中央部の色は濃緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中下部、節間長はやや長、最長節間の位置は第6節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はやや小、地色は紫ピンク(JHS カラーチャート9203)、複色模様色は鮮赤紫(同9207)及びピンク白(同9201)、色彩模様は点、条及び覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は淡緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数は少、花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性は極難である。
 「スイート メモリー」と比較して、茎のろう質が多いこと、花の地色が紫ピンクで鮮赤紫色の点と条及びピンク白色の覆輪が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の所属する会社の温室(スペイン国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10823号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   フィリアクリーム
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の所属する会社所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡緑黄色の盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さは中、折れの難易は難、色は緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中部、節間長は中、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長は中、葉幅はかなり狭、葉色は緑、ろう質は中である。つぼみの形は楕円形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、花色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数及び花弁の長さは中、幅はやや狭、数はやや多、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は円柱形、がく筒の色は淡緑、がくの太さ及び長さは中、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。早晩性はやや早生、がく割れの難易性は中である。
 「レガッタ」と比較して、茎の色が緑であること、茎のろう質が少ないこと、花色が淡緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の所属する会社の温室(栃木県小山市)において、育成者の所属する会社所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10824号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   スピックカーニバル
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の所属する会社所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は浅橙黄の地色に赤色の条及び覆輪が入る盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数が少、花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さ及び折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数並びに1茎の側芽及び側枝数は中、側枝の着生位置は主に中部、節間長は中、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長はやや長、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は円柱形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、表面の色は浅橙黄(JHS カラーチャート2203)、複色模様色は赤(同0415)、色彩模様は条及び覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数、花弁の長さ及び幅は中、数は少、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さ及び長さは中、1花茎当たりの花数は少、花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは無である。早晩性はやや晩生、がく割れの難易性は難である。
 「インガ」と比較して、花の地色が浅橙黄であること、早晩性がやや晩生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年3月28日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の所属する会社の温室(栃木県小山市)において、育成者の所属する会社所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10825号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   チャームライトヴィオレ
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の所属する会社所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色の盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数が中、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は極高、節数はやや多である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はやや少、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、表面の花色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、裏面の花色は紫ピンク(同9203)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さはかなり浅、数はかなり少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数はかなり多、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数は中、花柄当たりの最多花数は少、花の香りはかなり弱である。早晩性はかなり晩生、がく割れの難易性は難である。
 「クレオヤ」と比較して、葉巻き程度が強いこと、側面から見た花形が盛咲であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の所属する会社の温室(栃木県小山市)において、育成者の所属する会社所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10826号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   セレン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンクの地色にピンク白色のぼかしが入る垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数がやや少、花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は極高、節数は多である。茎の長径はやや細、硬さ及び折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に中部、節間長は中、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、表面の地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、複色模様色はピンク白(同9201)、裏面の色は紫ピンク(同9203)、色彩模様はぼかし、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ、幅及び数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数はやや少、花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はかなり晩生、がく割れの難易性は極難である。
 「ヒルスカーレット」及び「ヒルスカルウイ」と比較して、花の表面の地色が鮮紫ピンクであること、色彩模様がぼかしであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(熊本県菊池郡旭志村)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10827号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   アムリブライトレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃橙赤色の八重咲きで中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は少、節間長は短である。葉身形は円形、葉身基部の開閉度は閉じる、欠刻の有無は有、型は複円鋸歯状、深さは浅、葉身長は短、葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は中、たく葉の長さは短、幅は広、葉柄の長さは長である。花房径は中、小花柄の開張度は狭、花蕾の形は砲弾、花の重ねは八重、花径は中、上部及び下部花弁の表面の色、内花弁の色、上部及び下部花弁の表面周縁の色並びに上部及び下部花弁の裏面の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、上部及び下部花弁の基部の白色模様の有無、内花弁の色模様の有無並びに花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、がくの毛の有無は有、距の有無は無である。小花柄の長さは長、花の香りの有無は無である。
 「ゴルダ ダークレッド」と比較して、葉身の紋の鮮明度が強いこと、小花柄の開張度が狭いこと等で、「ゴルダ レッド」と比較して、葉身の紋の鮮明度が強いこと、上部花弁の表面の色が濃橙赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(アメリカ合衆国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10828号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   ダンハーGRAP
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は鮮紫赤の単色で、極矮性の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は極矮性、株幅は中である。茎の長さは短、太さは中、色は濃褐、分枝性は中である。葉のつき方は輪生、全形は長楕円状披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅及び葉柄の長さは中、葉縁の形は全縁、表面の地色は暗灰緑(JHS カラーチャート4013)、斑の有無は無、葉の表面の毛の有無は有、葉の光沢は弱、裏面の地色は穏緑(同3715)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は鮮紫赤(同9707)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは中、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。 
 「キペテ」と比較して、茎の色が濃褐であること、葉の表面に毛が有ること等で、「キハル」と比較して、花冠の縦径が長いこと、花弁の地色が鮮紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10829号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   ダンハーMGTA
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は鮮紅に明赤紫が入る複色で、矮性の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは短、太さは中、色は褐、分枝性は中である。葉のつき方は輪生、全形は披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅及び葉柄の長さは中、葉縁の形は全縁、表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3510)、斑の有無は無、葉の光沢は中、裏面の地色は穏紅(同0115)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は複色、複色のタイプはT型、花弁の地色は鮮紅(同0107)、二次的な色及び基部の色は明赤紫(同9206)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは強、色は赤(同0414)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。 
 「キノク」と比較して、葉の裏面の色が穏紅であること、単色・複色の別が複色であること等で、「キアラ」と比較して、単色・複色の別が複色であること、花弁の地色が鮮紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10830号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   ダンハーPLEY
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は鮮紫ピンクに鮮赤紫が入る複色で、矮性の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは短、太さは中、色は褐、分枝性は中である。葉のつき方は輪生、全形は披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅及び葉柄の長さは中、葉縁の形は全縁、表面の地色は暗灰緑(JHS カラーチャート3717)、斑の有無は無、葉の光沢は中、裏面の地色は暗赤(同0410)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は複色、複色のタイプはW型、花弁の地色は鮮紫ピンク(同8904)、二次的な色及び基部の色は鮮赤紫(同9507)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは強、色は淡黄緑(同3303)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。 
 「キンプグア」と比較して、一重咲きの花形がV型であること、花弁の切れ込みが深いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10831号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   ダンハーROYレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃赤色で矮性の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さ及び太さは中、色は茶(JHS カラーチャート1614)、分枝性は中である。葉のつき方は輪生、全形は長楕円状披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅及び葉柄の長さは中、葉縁の形は全縁、表面の地色は暗緑(同3708)、斑の有無は無、葉の光沢は中、裏面の地色は穏緑(同3715)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は濃赤(同0408)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは中、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「キマート」と比較して、茎の色が茶であること、距の曲がりが弱いこと等で、「キンプケ」と比較して、茎の色が茶であること、花弁の地色が濃赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ダンハーROYRD」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10832号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   ダンハーSAL
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃ピンク色で矮性の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さはやや短、太さは中、色は褐、分枝性は中である。葉のつき方は輪生、全形は披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅及び葉柄の長さは中、葉縁の形は全縁、表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3510)、斑の有無は無、葉の光沢は中、裏面の地色は暗赤(同0410)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は濃ピンク(同0405)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは中、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「ダンハールトCRL」と比較して、花弁の地色が濃ピンクであること等で、「キコック」と比較して、葉の裏面の地色が暗赤であること、花弁の地色が濃ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10833号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   ダンハーSUPレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃赤茶色で中間性の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は中間性、株幅は中である。茎の長さは中、太さはやや太、色は緑褐、分枝性は中である。葉のつき方は輪生、全形は長楕円状披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅は広、葉柄の長さは長、葉縁の形は浅鋸歯、表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、斑の有無は無、葉の光沢は弱、裏面の地色は穏緑(同3715)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径は6.6〜8.0p、横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は濃赤茶(同0708)、距の長さは5.1p以上、曲りは中、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは6.1p以上である。
 「ダンハーDKRD」と比較して、葉の裏面の色が穏緑であること等で、「ダニコン」と比較して、花弁の地色が濃赤茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1998年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ダンハーSUPRED」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10834号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヘメロカリス   メロディーフェア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ロセラ シェリダン」に「ジェローム」を交配して育成されたものであり、花は淡黄ピンクの地色に穏黄ピンク色の目が入る一重で大輪の花壇向きの品種である。
 草型は斜上、草丈は中である。最大葉長及び幅は中、葉の表面の色は淡緑、斑の有無及び表面の光沢の有無は無、葉数は中である。葉に対する花の位置は葉より上位、花茎の太さ及び長さは中、色は緑、花序の形状は散形花序、分枝の形状は三又状、長さは短である。花の重ねは一重、花形(平面)は四角形、花形(側面)は盃形、花径は大、花の長さはやや長、花冠筒部の長さは長、内花被の幅は中、長さは長、厚さはやや薄、外花被の幅はやや広、長さはやや長、厚さは薄である。内花被基部の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、地色及び周縁部の色は淡黄ピンク(同1002)、中央部の色は濃黄ピンク(同1011)、花被の模様は目、模様の色は穏黄ピンク(同1010)、内花被の形は広楕円形、先端の形は鈍形、反転の程度は弱、縁部の波打ちの程度はかなり弱、中央部の隆起の程度は弱、外花被の形は長楕円形、先端の形は尖形、反転の程度は弱、縁部の波打ちの程度はかなり弱、花糸の色は明黄(同2505)、花数は少、花の香りはかなり弱である。開花の早晩性はやや早、期間は中、時期は昼咲き、季咲き性は一季咲きである。
 「ヤズ ピンク ティジィ」と比較して、最大葉長が短いこと、花茎が細いこと、花被の地色が淡黄ピンクであること、花被に穏黄ピンク色の目が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(京都府綾部市)において、「ロセラ シェリダン」に「ジェローム」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10835号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヘメロカリス   ベビーフェイス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ブラック アイ ステラ」に「エルジー スパルディング」を交配して育成されたものであり、花は鮮黄の地色に浅橙色のぼかしが入る一重で中輪の花壇向きの品種である。
 草型は斜上、草丈はやや低である。最大葉長はやや短、幅は中、葉の表面の色は緑、斑の有無及び表面の光沢の有無は無、葉数は中である。葉に対する花の位置は葉より上位、花茎の太さは細、長さは短、色は緑、花序の形状はさそり尾状、分枝の形状は三又状、長さは短である。花の重ねは一重、花形(平面)は三角形、花形(側面)は盃形、花径及び花の長さは中、花冠筒部の長さはやや長、内花被の幅はやや狭、長さ及び厚さは中、外花被の幅はやや広、長さ及び厚さは中である。内花被基部の色はは明黄(JHS カラーチャート2505)、地色、中央部の色及び周縁部の色は鮮黄(同2507)、花被の模様はぼかし、模様の色は浅橙(同1603)、内花被の形は広楕円形、先端の形は円形、反転の程度、縁部の波打ちの程度及び中央部の隆起の程度は弱、外花被の形は広楕円形、先端の形は鋭形、反転の程度及び縁部の波打ちの程度は弱、花糸の色は明黄(同2505)、花数は少、花の香りは無である。開花の早晩性及び期間は中、時期は昼咲き、季咲き性は二季咲きである。
 「シルキータッチ」と比較して、花形(正面)が三角形であること、花被の地色及び周縁部の色が鮮黄であること、花被に浅橙色のぼかしが入ること、二季咲き性であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(京都府綾部市)において、「ブラック アイ ステラ」に「エルジー スパルディング」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10836号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヘメロカリス   クリーミージュエル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ビバリーヒルズ」に「タタ」を交配して育成されたものであり、花は淡橙黄色の一重で大輪の花壇向きの品種である。
 草型は開帳、草丈は中である。最大葉長及び幅は中、葉の表面の色は緑、斑の有無及び表面の光沢の有無は無、葉数は中である。葉に対する花の位置は葉と同位、花茎の太さ及び長さは中、色は緑、花序の形状は散形花序、分枝の形状は二又状、長さは短である。花の重ねは一重、花形(平面)は円形、花形(側面)は盃形、花径は大、花の長さは中、花冠筒部の長さは長、内花被の幅はやや狭、長さ及び厚さは中、外花被の幅及び長さは中、厚さは薄である。内花被基部の色は浅黄(JHS カラーチャート2504)、地色及び周縁部の色は淡橙黄(同2202)、中央部の色は浅橙(同1602)、模様は単一、内花被の形は広楕円形、先端の形は鈍形、反転の程度は微、縁部の波打ちの程度及び中央部の隆起の程度は無、外花被の形は楕円形、先端の形は尖形、反転の程度は微、縁部の波打ちの程度は無、花糸の色は淡橙黄(同2202)、花数は中、花の香りは無である。開花の早晩性は早、期間は中、時期は昼咲き、季咲き性は一季咲きである。
 「フォビッデン シティ」と比較して、花形(平面)が円形であること、花被の地色が淡橙黄であること、花被の模様が単一であること、開花が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(京都府綾部市)において、「ビバリーヒルズ」に「タタ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査
 を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10837号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヘメロカリス   あかずきん
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ジョリー ラド」に「ロドガー クロッカー」を交配して育成されたものであり、花は濃橙赤の地色に濃赤茶色の目が入る一重でやや大輪の花壇向きの品種である。
 草型は斜上、草丈は低である。最大葉長は短、幅は中、葉の表面の色は緑、斑の有無及び表面の光沢の有無は無、葉数は少である。葉に対する花の位置は葉より下位、花茎の太さはやや細、長さは短、色は緑、花序の形状は散形花序、分枝の形状は二又状、長さは短である。花の重ねは一重、花形(平面)は三角形、花形(側面)は盃形、花径はやや大、花の長さはやや短、花冠筒部の長さ及び内花被の幅は中、長さは短、厚さは薄、外花被の幅はやや狭、長さは短、厚さは中である。内花被基部の色は明黄緑(JHS カラーチャート3104)、地色及び周縁部の色は濃橙赤(同0714)、中央部の色は濃赤茶(同0708)、花被の模様は目、模様の色は濃赤茶(同0708)、内花被の形は広楕円形、先端の形は鈍形、反転の程度は微、縁部の波打ちの程度及び中央部の隆起の程度は中、外花被の形は楕円形、先端の形は鋭形、反転の程度は微、縁部の波打ちの程度は無、花糸の色は浅緑黄(同2703)、花数は少、花の香りは無である。開花の早晩性はやや早、期間は中、時期は昼咲き、季咲き性は一季咲きである
 「ロジャー クロッカー」と比較して、花被の地色が濃橙赤であること、花被の模様 の色が濃赤茶であること、外花被の反転の程度が弱いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(京都府綾部市)において、「ジョリー ラド」に「ロドガー クロッカー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10838号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   東邦サンクス(とうほうサンクス)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の品種名不詳の個体どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被が鮮橙黄色、側方内花被が鮮橙黄色で全体に赤褐色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3312)である。葉の全形は披針形、長さは中、幅は広、表面の色は暗緑(同3707)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はT型、内面のAゾーンの色は鮮橙黄(同2205)、条線は有、数は極少、大きさは小、分布は内側のみ、色は濃赤茶(同1308)である。中央外花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はT型、内面のAゾーンの色は鮮橙黄(同2205)、条線は有、数は極少、大きさは小、分布は内側のみ、色は濃赤茶(同1308)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はT型、内面のAゾーンの色は鮮橙黄(同2205)、条線は有、数及び大きさは中、分布は全体、色は赤褐(同0710)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はT型、内面のAゾーンの色は鮮橙黄(同2205)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は上部、色は赤褐(同0710)である。花糸の主な色は鮮橙黄(同2205)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は鮮橙黄(同2205)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「ムーンシャイン」と比較して、側方外花被内面の花色の模様がT型であること、側方外花被内面の条線の分布が内側のみであること、側方内花被内面の条線が少ないこと、中央内花被内面の条線が少ないこと等で、「リトルエス」と比較して、側方外花被内面及び中央外花被内面の条線が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(愛知県東海市)において、出願者所有の品種名不詳の個体どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サンクス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10839号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シクラメン   ワインのかほり
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有のタス系の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草型は大型で、花は花弁先端及び中央部が紫赤色、基部が鮮赤紫色となる鉢物向きの品種である。
 草型は大型、開花時の出葉状態は出葉する。葉の全体の形は心臓型、先端の型は普通、基部の型は2型、葉縁の欠刻は浅く密、波打ちは無、葉柄の太さは4.0〜4.9o、長さは100〜149o、葉の長径は及び横径は70〜99o、数はかなり多、表面の色は濃緑、模様の程度は明瞭、型は外斑である。花茎の太さは4.0〜4.9o、長さは200〜299o、花弁の反転程度は反転するが一部花茎にかかる、数は5、ねじれは弱、縁の欠刻、波打ち及び花弁面の突起は無、花弁の長さは40〜49o、幅は30〜39o、雄ずいの弁化は無、花弁先端及び中央部の色は紫赤(JHS カラーチャート9708)、基部の色は鮮赤紫(同9507)、模様の状態は無、花の香りは強である。
 「シェイラ ディープレッド」と比較して、花弁先端及び中央部が紫赤色であること、基部が鮮赤紫色であること、花の香りが強いこと等で、「シェイラ パープル」と比較して、葉の模様の型が外斑であること、花の香りが強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(愛知県北設楽郡設楽町)において、育成者所有のタス系の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10840号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ロベールムーンプティ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ワルツ カナリヤ」の変異株であり、花はセパル及びペタルが鮮緑黄、リップは円形で浅緑黄の地色に赤茶色の斑点、条線及び明緑黄色のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は横張型である。ぎ球茎の正面は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は90〜120度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は6〜10、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径は61〜80o、縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広かま形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は円形、先端の形は切形、周縁の反転及び波打ちは無である。全体的な花色は黄系、花色はセパルは鮮緑黄(JHS カラーチャート2906)、ペタルは鮮緑黄(同2706)、リップは浅緑黄(同2904)の地色に赤茶(同0715)の斑点、条線及び明緑黄(同2905)のぼかしが入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「ワルツ カナリヤ」と比較して、ラテラル・セパル正面の形が湾曲広線形であること、リップが浅緑黄の地色に赤茶の斑点、条線及び明緑黄のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(愛知県高浜市)において、「ワルツ カナリヤ」の変異株を発見、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「Waltz Brite Yellow」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10841号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ロベールムーンジョルディ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ワルツ カナリヤ」の変異株であり、花はセパル及びペタルが緑黄色であり、リップは扁円形で淡緑黄の地色に濃赤茶色の斑点及び条線、浅緑黄のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は横張型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面は扁円形、高さは31〜60o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は45〜60度、先端の角度は90〜120度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は6〜10、花茎の太さは6.1〜9.0o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広かま形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は扁円形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちは小である。全体的な花色は黄系、花色はセパル及びペタルは緑黄(JHS カラーチャート2911)、リップは淡緑黄(同2903)の地色に濃赤茶(同0709)の斑点及び条線、浅緑黄(同2904)のぼかしが入る。花の香りは弱、開花期は初冬である。
 「ワルツ カナリヤ」と比較して、ペタル正面の形が広かま形であること、ペタル及びセパルが緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(愛知県高浜市)において、「ワルツ カナリヤ」の変異株を発見、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「Waltz Charming」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10842号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ラッキーグロリア 福だるま(ラッキーグロリア ふくだる             ま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ラッキーレインボー」に「レッドグロリア」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルがピンク白の地色に紫赤色のぼかし及び条線が入り、リップは円形でピンク白の地色に濃紅色の楔が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは101〜150o、長径は71〜90oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は15〜30度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは75〜105p、幅は41〜50o、葉色は緑、葉数は13〜15枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは12〜15o、長さは50〜80p、上部の色は緑褐、中部及び下部の色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径は81〜100o、縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は円形、先端の形は微突形、周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は桃系、花色はセパル及びペタルはピンク白(JHS カラーチャート9701)の地色に紫赤(同9708)のぼかし及び条線が入る、リップはピンク白(同9701)の地色に濃紅(同0108)の楔が入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ラッキークリスタル ミロワール」と比較して、ペタル及びリップの横径が大きいこと等で、「ローズワイン 新世紀」と比較して、リップ正面の形が円形であること、リップに楔が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成13年7月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「ラッキーレインボー」に「レッドグロリア」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10843号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   スリーピング ルナグラード 伊都の福寿(スリーピング ル            ナグラード いとのふくじゅ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スリーピング・ドーン ハカタ」に「スリーピングビューティー レモンスカッシュ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが黄白の単色、リップは正三角形で黄白の地色に浅緑黄色の楔が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は90〜120度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは6.1〜9.0o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は81〜100o、縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は鋭形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等鋭形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等鋭形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は鋭形、周縁の反転及び波打ちは中である。全体的な花色は白系、花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート2701)の単色、リップは黄白(同2701)の地色に浅緑黄(同2703)の楔が入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「スリーピングドーン あいと ゆーき」と比較して、セパルが黄白の単色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に育成者の温室(福岡県糸島郡志摩町)において、「スリーピング・ドーン ハカタ」に「スリーピングビューティー レモンスカッシュ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スリーピング・ルナ 福寿」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10844号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   スリーピング シャルム グリーンムーア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「タイム・スリップ」に「スリーピングビューティー レモンスカッシュ」を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルが黄緑色、ラテラル・セパルが濃黄緑色、ペタルが鮮黄緑色、リップは正三角形で淡緑黄の地色に明黄色の楔が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは101〜150o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は30〜60度、葉の長さは75〜105p、幅は31〜40o、葉色は緑、葉数は13〜15枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、上部の色は緑、中部及び下部の色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は鋭形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲倒卵形、先端の形は不等鋭形、ペタル正面の形は長ひし形、先端の形は不等鋭形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は鋭形、周縁の反転は小、波打ちは中である。全体的な花色は緑系、花色はドーサル・セパルは黄緑(JHS カラーチャート3311)、ラテラル・セパルは濃黄緑(同3106)、ペタルは鮮黄緑(同3105)である。リップは淡緑黄(同2702)の地色に明黄(同2505)の楔が入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「グリーンサワー フレッシュ」と比較して、セパル及びペタルの横径が大きいこと、リップに明黄の楔が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に育成者の温室(福岡県糸島郡志摩町)において、「タイム・スリップ」に「スリーピングビューティー レモンスカッシュ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スリーピング・シャルム グリーンミラー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10845号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   スターグローリーノリコ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レッドエンペラー プリンス」に「DEN・ファンタジークラウン」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが濃赤味紫の単色、リップは淡黄緑の地色に濃赤味紫の覆輪及び暗赤紫の目が入るやや小型種である。
 草型の大きさはやや小、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形及び横断面の形は扁円形、高さは10〜20p、長径は11〜20oである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等凹形、横断面の形はT型(ほぼ平)、長さは121〜150o、幅は41〜50o、表面の色は緑、葉数は11〜15枚である。優先着花部位はX型、花序は総状、一花茎の花数は2、太さは3.1〜4.0o、長さは10o以下である。花の咲き方は抱え・平咲き、横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は小凹形、反転の方向は平、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は切形、反転の方向は平、ペタル正面の形は長方形、先端の形は切形、反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面及び先端の形はX型である。花色はセパル及びペタルの地色は濃赤味紫(JHS カラーチャート8907)の単色、リップ内側の地色は淡黄緑(同3102)で濃赤味紫(同8907)の覆輪及び暗赤紫(同9510)の目が入る。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「レッドエンペラー プリンス」及び「DEN・ファンタジークラウン」と比較して、リップの地色が淡黄緑で濃赤味紫の覆輪及び暗赤紫の目が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月30日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に育成者の温室(岡山県岡山市)において、「レッドエンペラー プリンス」に「DEN・ファンタジークラウン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スターグローリー・ミッドナイト」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10846号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルパシト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は明橙赤色で高芯咲、弱香の中輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは長、基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部はやや多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は明橙赤(JHS カラーチャート0705)、裏面の色は濃黄ピンク(同0712)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は6〜10、花の香りは弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「メイラノガ」と比較して、花形が高芯咲であること、花弁表面の色が明橙赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10847号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルフリスボ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「CHAMPAGNERPERLE」に「インターバブ」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は浅黄橙色で淡ピンク色の爪が入りカップ咲、かなり弱香のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立はやや叢生、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅は狭、色は緑褐、数は枝基部はかなり多、枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は黄緑、光沢はやや弱、本葉の色は緑、光沢及び厚さは中、硬さはやや軟である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面の色は浅黄橙(JHS カラーチャート1904)で淡ピンク(同0402)の爪が入り、裏面の色は浅黄橙(同1904)で淡黄ピンク(同0702)の爪が入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さはやや厚、硬さは中、数は60以上、一茎の花数は6〜10、花の香りはかなり弱である。枝の長さはかなり短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ピーチメイアンディナ」と比較して、花弁表面の色が浅黄橙で淡ピンクの爪が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、「CHAMPAGNERPERLE」に「インターバブ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10848号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルブンテア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は明橙黄色で明紅色の覆輪が入りカップ咲、かなり弱香のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立はやや叢生、樹高は低である。とげの形は上下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅は狭、色は緑褐、数は枝基部は中、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや短、幅はやや狭である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は球形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面の色は明橙黄(JHS カラーチャート2204)で明紅(同0106)の覆輪が入り、裏面の色は浅橙黄(同2203)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さ及び硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は2〜5、花の香りはかなり弱である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「シャンビラン」と比較して、花弁表面の色が明橙黄で明紅の覆輪が入ること、花弁のタイプが半剣弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10849号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルドゥフトロ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は浅緑黄色で弁先から弁央に淡紫ピンク色のぼかしが入り高芯咲、中香のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は黄緑、数は枝基部はかなり多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は紅紫、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は球形である。花形は高芯咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面の色は浅緑黄(JHS カラーチャート2703)で弁先から弁央に淡紫ピンク(同9501)のぼかしが入り、裏面の色は浅黄(同2504)でピンク白(同9701)の覆輪が入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は2〜5、花の香りは中である。枝の長さは短、太さはやや細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「メイラルコ」と比較して、とげの数が枝基部及び枝中央部で多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10850号   平成14年11月14日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コロビノ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は濃紅色でカップ咲、無香の小輪となる鉢物および花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立はやや叢生、樹高は低である。とげの形は上下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部はかなり多、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや短、幅は狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは厚、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は小、高さは低、花弁表面の色は濃紅(JHS カラーチャート0108)、裏面の色は鮮紫赤(同9707)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さは薄、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は2〜5、花の香りは無である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色及び開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「モグラル」と比較して、花形がカップ咲きであること、花弁表面の色が濃紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10851号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コレンジル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は明橙赤色で弁底に鮮黄色のぼかしが入りカップ咲、かなり弱香のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立はやや叢生、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はやや多、枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面の色は明橙赤(JHS カラーチャート0705)で弁底に鮮黄(同2507)のぼかしが入り、裏面の色は浅黄(同2504)で濃ピンク(同0405)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さはやや厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は2〜5、花の香りはかなり弱である。枝の長さはかなり短、太さはやや細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「ルイミレッド」と比較して、花弁表面の色が明橙赤で弁底に鮮黄のぼかしが入ること、花弁全体の形が狭楕円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10852号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルツモ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(無名実生種×「ROKARDE KORDANA」)に「CHARMING PARADE」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮橙赤色で半剣弁、カップ咲、弱香のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は中、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は披針形、小葉の枚数は少、本葉の長さは中、幅は狭である。新葉の色は黄緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は鮮橙赤(JHS カラーチャート0706)、裏面の色は鮮赤(同0407)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は11〜20、花の香りは弱である。枝の長さはかなり短、太さはやや細、新しょうの色及び開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「モグラル」と比較して、花弁表面の色が鮮橙赤であること、花弁全体の形が広楕円形であること等で、「ルイミレッド」と比較して、花弁表面の色が鮮橙赤であること、一茎の花数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、(無名実生種×「ROKARDE KORDANA」)に「CHARMING PARADE」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10853号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コロラニ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は淡ピンク色で弁端に鮮紅色のぼかしが入りカップ咲、弱香のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅は狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや短、幅は狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は淡ピンク(JHS カラーチャート0102)で弁端に鮮紅(同0107)のぼかしが入り、裏面の色は淡ピンク(同0102)で弁底に明黄(同2505)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さは薄、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は6〜10、花の香りは弱である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょう及び開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「シャンビラン」と比較して、花弁表面の色が淡ピンクで弁端に鮮紅のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10854号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルフェンバク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種に(「コルフラッパイ」×無名実生種)を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮ピンク色で弁央から弁底に明橙赤色のぼかしが入り高芯咲、弱香の中輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は上下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅は狭、色は紅紫、数は枝基部はやや多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑、光沢は弱、本葉の色は濃緑、光沢は弱、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや低、花弁表面の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0104)で弁央から弁底に明橙赤(同0705)のぼかしが入り、裏面の色はピンク(同0103)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は60以上、一茎の花数は6〜10、花の香りは弱である。枝の長さは短、太さはやや太、新しょうの色は緑、開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「コルファント」と比較して、花弁表面の色が鮮ピンクで弁央から弁底に明橙赤のぼかしが入ること、花弁のタイプが半剣弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種に(「コルフラッパイ」×無名実生種)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10855号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルマンロ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コルディレル」の枝変わりであり、花序のタイプは円錐花序、花は鮮紫ピンク色で弁底に黄白色のぼかしが入りカップ咲、かなり弱香のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は上下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅は狭、色は紅紫、数は枝基部は多、枝中央部はやや多、花柄は少である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは円錐花序、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9704)で弁底に黄白(同2502)のぼかしが入り、裏面の色は鮮紫ピンク(同9704)で弁底に淡黄(同2503)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は35〜39、一茎の花数は6〜10、花の香りはかなり弱である。枝の長さは短、太さはやや細、新しょうの色は緑、開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「コルディレル」と比較して、花弁表面の色が鮮紫ピンクで弁底に黄白のぼかしが入ること、裏面の色が鮮紫ピンクで弁底に淡黄のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、「コルディレル」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10856号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルセルガ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は淡緑黄色で明赤色の覆輪が入りカップ咲、かなり弱香のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅は狭、色は紅紫、数は枝基部は少、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さは中、幅は狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢及び厚さは中、硬さはやや軟である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面及び裏面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2703)で明赤(同0406)の覆輪が入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さ及び硬さは中、数は60以上、一茎の花数は2〜5、花の香りはかなり弱である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は晩である。
 「ルイファイヤー」と比較して、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10857号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルマグネト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「MANDARIN」に「JOCKEY」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮黄ピンク色で弁央から弁底にかけて明橙色のぼかしが入りカップ咲、弱香のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立はやや叢生、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は鮮黄ピンク(JHS カラーチャート1004)で弁央から弁底に明橙(同1304)のぼかしが入り、裏面の色は黄ピンク(同1003)で弁央から弁底に明橙(同1304)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さは薄、硬さは中、数は40〜59、花柱の色は淡黄、一茎の花数は21以上、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ピーチメイアンディナ」と比較して、花弁表面の色が鮮黄ピンクで弁央から弁底に明橙のぼかしが入ること、花柱の色が淡黄であること、一茎の花数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、「MANDARIN」に「JOCKEY」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10858号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルパリラ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アマンダ」に(「コルフラッパイ」×無名実生種)を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮紫赤色で高芯咲、弱香の中輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立はやや叢生、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部は多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅はやや狭である。新葉の色は黄緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は鮮紫赤(JHS カラーチャート9707)、裏面の色は明紫赤(同9706)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は60以上、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さは短、太さはやや細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「キャロルジーン」と比較して、花形が高芯咲であること、花弁裏面の色が明紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、「アマンダ」に(「コルフラッパイ」×無名実生種)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10859号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   さるすべり   ディアルージュ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「大虹」に「タスカローラ」を交配して育成されたものであり、花は鮮赤色で、庭園向きの品種である。
 樹姿は直立、樹形は楕円形、樹高は中である。樹幹のタイプは単幹、色は淡茶である。枝の太さは中、色は淡茶、分枝性は中、節間長は短である。葉身全体の形は楕円形、先端の形は鋭形、基部の形は鈍形、葉縁の形は全縁、葉身長、葉身幅及び厚さは中、成葉表面の色は濃緑、毛は無、葉柄の長さは短である。つぼみの形は球形、着色は強である。花房のタイプはU型、長さ及び幅は中、花のタイプは一重咲、大きさは中、単色・複色の別は単色、花弁の色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、爪の色は濃紅(同0108)、形は円形、波打ち、全体の長さ、爪の長さ及び花弁数は中、花柱の色は紅、六強雄ずいの花糸の色は紫紅、花糸の色は淡桃、雄ずいの数及び小花柄の長さは中、香りは有である。
 「タスカローラ」及び「カロライナ・ビューティー」と比較して、花弁の色が鮮赤であること、花弁の爪の色が濃紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に神奈川県農業総合研究所(平塚市)において、「大虹」に「タスカローラ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ディア ルージュ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10860号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   さるすべり   サマー淡紫清(サマーたんしせい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「パープルクィーン」を交配して育成されたものであり、花は浅赤味紫色で、花壇向きの品種である。
 樹姿はやや平開、樹形は平球形、樹高は極低である。樹幹のタイプは株立、色は淡茶である。枝の太さは細、色は茶、分枝性は密、節間長はやや短である。葉身全体の形は広披針形、先端及び基部の形は鋭形、葉縁の形は全縁、葉身長は短、葉身幅は狭、厚さは薄、成葉表面の色は濃緑、毛は無、葉柄の長さは短である。つぼみの形は梯形、着色は無である。花房のタイプはV型、長さ及び幅は中、花のタイプは一重咲、大きさは中、単色・複色の別は単色、花弁の色は浅赤味紫(JHS カラーチャート8910)、爪の色は紫赤(同9714)、形は卵形、波打ち、全体の長さ、爪の長さ及び花弁数は中、花柱の色は紫紅、六強雄ずいの花糸の色は淡紅、花糸の色は黄白、雄ずいの数、小花柄の長さ及び花数は中、香りは有である。
 「サマー アンド サマー」及び「パープルクィーン」と比較して、つぼみの着色が無いこと、花弁の色が浅赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者のほ場(新潟県新潟市)において、出願者所有の育成系統に「パープルクィーン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サマーラベンダー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10861号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   チリそけい   コマジロ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ダークローズ」の枝変わりであり、樹姿は半つる性、花の大きさはやや大、花は鮮紅色の一重咲で、鉢物向きの品種である。
 樹姿は半つる性、枝の太さはやや太、色は黄緑、分枝性はやや少、節間長は短である。葉全体の形は円に近い広楕円形、先端の形は突形、基部の形は円形、葉身長は中、幅は広、葉表面の色は暗黄緑(JHSカラーチャート3509)、裏面の色は穏黄緑(同3312)、斑の有無は無である。葉表面の光沢は有、表面及び裏面の毛は無、葉柄の長さはやや長、幅は広、色は緑褐である。花序の形は総状花序、花の向きは横向き、花形は一重咲、花の大きさはやや大、高さは高、花筒部の太さはやや太、中間部の太さは細、長さは中、つぼみの色及び花色は鮮紅(同0107)、花筒部内側の色は明黄(同2506)、外側の色は明紅(同0106)である。花冠裂片全体の形は広卵形、先端の形は突形、開き方は平開、重なりは重なる、波打はやや弱、長さは中、幅はやや広、数は5枚である。雄ずいの色は黄、小花柄の太さは細、長さは長、色は緑褐である。花数は中、花の香りは無である。
 「ダークローズ」と比較して、葉全体の形が円に近い広楕円形であること、花冠列片全体の形が広卵形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(愛知県江南市)において、「ダークローズ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「マジカルローズ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10862号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブラキスコメ アングスティフォリア   マウブディライト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「マウブフォーム」の自然交雑実生から選抜し育成されたものであり、花は浅青味紫色、花盤は黄緑色で小輪の鉢物向きの品種である。
 草型は叢性、草丈はかなり低、株の広がりは狭である。主茎の数はやや少、分枝の状態は斜上、数はやや少、茎のアントシアニンの着色程度は無又は極弱である。葉形はX型、葉の先端の形は尖る、付き方は無柄、葉長は中、葉幅はやや狭、表面の色は濃緑、裂片の切れ込みの深さは中、幅はかなり狭、鋸歯の有無は無である。花径は小、花盤の大きさは花径の1/3未満、花弁先端の形は凹、花弁の長さはやや短、幅は狭、数は少、表面の色は浅青味紫(JHS カラーチャート8304)、複色の有無は無、裏面の色は淡紫(同8602)、花盤の色は黄緑、花柄の長さは短、アントシアニンの着色程度は無又は極弱、総ほうの直径は中、花弁の退色の有無は無、開花時期は早である。
 「ストロベリームース」と比較して、花径が小さいこと、花弁表面の色が浅青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者のほ場(オーストラリア国)において、「マウブフォーム」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10863号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブラキスコメ アングスティフォリア   マルディグラス
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「マウブフォーム」の自然交雑実生から選抜、育成されたものであり、花は明赤味紫色、花盤は黄緑色で小輪の鉢物向きの品種である。
 草型は房状、草丈は低、株の広がりは狭である。主茎の数は少、分枝の状態は斜上、数はやや少、茎のアントシアニンの着色程度は中である。葉形はT型、葉の先端の形は尖る、付き方は無柄、葉長はやや短、葉幅は狭、表面の色は濃緑、裂片の切れ込みの深さは極浅、幅はかなり狭、鋸歯の有無は無である。花径は小、花盤の大きさは花径の1/3〜2/3、花弁の先端の形は鋭、長さは短、幅は狭、数は少、表面の色は明赤味紫(JHS カラーチャート8905)、複色の有無は無、裏面の色は紫ピンク(同8903)、花盤の色は黄緑、花柄の長さは短、アントシアニンの着色程度は無又は極弱、総ほうの直径はやや小、花弁の退色の有無は無、開花時期は晩である。
 「ストロベリームース」と比較して、花径が小さいこと、花弁表面の色が明赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オーストラリア国)において、「マウブフォーム」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10864号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブラキスコメ アングスティフォリア×ブラキスコメ クルビカルパ
   レモンツイスト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有のBrachyscome angustifoliaの育成系統にB. curvicarpaの育成系統を交配して育成されたものであり、花は浅緑黄色、花盤は黄色で小輪の鉢物向きの品種である。
 草型は叢性、草丈は低、株の広がりは中である。主茎の数は少、分枝の状態は斜上、数は中、茎のアントシアニンの着色程度は無又は極弱である。葉形はX型、葉の先端の形は尖る、付き方は無柄、葉長はやや短、葉幅は狭、表面の色は緑、裂片の切れ込みの深さはやや深、幅はかなり狭、鋸歯の有無は無である。花径は小、花盤の大きさは花径の1/3未満、花弁先端の形は凹、花弁の長さは短、幅はかなり狭、数は中、表面の色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)、複色の有無は無、裏面の色は浅緑黄(同2904)、花盤の色は黄、花柄の長さは短、アントシアニンの着色程度は無又は極弱、総ほうの直径はやや小、花弁の退色の有無は無、開花時期は中である。
 「ストロベリームース」と比較して、花径が小さいこと、花弁表面の色が浅緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者のほ場(オーストラリア国)において、育成者所有のB. angustifoliaの育成系統にB. curvicarpaの育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10865号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブラキスコメ フォルモサ×ブラキスコメ セグメントサ
   ハッピーフェイスピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Pilliga Posty」に育成者所有のBrachyscome segmentosaの育成系統を交配して育成されたものであり、花は開花前期が鮮紫ピンク色、開花後期が浅紫色、花盤は黄色で中輪の鉢物向きの品種である。
 草型は叢性、草丈は低、株の広がりは狭である。主茎の数は少、分枝の状態は斜上、数はやや少、茎のアントシアニンの着色程度は無又は極弱である。葉形はU型、葉の先端の形は丸、付き方は無柄、葉長及び葉幅は中、表面の色は濃緑、裂片の切れ込みの深さは中、幅は狭、鋸歯の有無は無である。花径は中、花盤の大きさは花径の1/3未満、花弁先端の形は鋭、花弁の長さはやや長、幅は狭、数はやや少、表面の色は開花前期が鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、開花後期が浅紫(同8603)、複色の有無は無、裏面の色は開花前期が穏紫ピンク(同9212)、開花後期が淡紫(同8602)、花盤の色は黄、花柄の長さは短、アントシアニンの着色程度は無又は極弱、総ほうの直径は中、花弁の退色の有無は無、開花時期は中である。
 「ストロベリームース」と比較して、葉形がU型であること、花弁表面の色が開花後期は浅紫であること等で、「マウブディライト」と比較して、葉形がU型であること、花弁表面の色が開花前期は鮮紫ピンク、開花後期は浅紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者のほ場(オーストラリア国)において、「Pilliga Posty」に育成者所有のB. segmentosaの育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10866号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブラキスコメ マルチフィダ   ビラボンムーンライト
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ホワイトフォームス」の偶発実生であり、花は黄白色、花盤は黄緑色で小輪の鉢物向きの品種である。
 草型は叢性、草丈はやや低、株の広がりは狭である。主茎の数は少、分枝の状態は斜上、数はやや少、茎のアントシアニンの着色程度は無又は極弱である。葉形はZ型、葉の先端の形は尖る、付き方は無柄、葉長は極短、葉幅は極狭、表面の色は濃緑、裂片の切れ込みの深さは極浅、幅は極狭、鋸歯の有無は無である。花径は小、花盤の大きさは花径の1/3未満、花弁の先端の形は鈍、長さは短、幅は狭、数は少、表面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)、複色の有無は無、裏面の色は黄白(同2701)、花盤の色は黄緑、花柄の長は短、アントシアニンの着色程度は無又は極弱、総ほうの直径は中、花弁の退色の有無は無、開花時期はやや早である。
 「ストロベリームース」と比較して、葉形がZ型であること、花弁表面の色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オーストラリア国)において、「ホワイトフォームス」の偶発実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10867号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   コルムネア ヒルタ   カーフィコル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アポロ」の枝変わりであり、花は明黄色に鮮赤色の覆輪が入る下垂性の鉢物向きの品種である。
 樹姿は下垂性、枝の長さ及び太さは中、色は赤紫、毛の多少及び節間長は中である。葉全体の形は卵形、葉縁の鋸歯の有無は有、対生する葉の長さの比較は不等、葉の凹凸は無、葉身長はかなり短、葉身幅は中、葉表面の色は濃緑、裏面及び脈の色は赤紫である。花形はU型、花の長さはやや長、幅はやや広、上部裂片の長さは中、幅はやや広、下部裂片の長さは中、幅及び側部裂片の幅はやや狭、花筒部の太さはやや細、長さは中である。上部及び下部裂片内面の地色は明黄(JHS カラーチャート2506)、複色模様の種類は覆輪、複色模様の色は上部裂片が鮮赤(同0407)、下部裂片が鮮橙赤(同0706)、花筒部の地色は明黄(同2506)である。花筒部の毛の粗密は中、がくの直径はやや小、色は褐緑、表面の毛の多少は少である。開花習性は四季咲きである。
 「アポロ」及び「オレンジ プリンセス」と比較して、上部及び下部裂片内面の地色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(デンマーク王国)において、栽培中の「アポロ」の中に枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「カーニヴァル」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10868号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   えのきたけ   大木の白雪616(おおきのしらゆき616)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、菌さんの断面が鐘形で株の接着程度が強の施設栽培向きの品種である。
 気中菌糸の発達程度は普通、菌叢表面の色は無、菌糸生長最適温度は25℃である。菌さんの断面の形は鐘形、色(暗所)は淡黄白色である。菌柄の断面の形は円形、太さは中である。株の接着程度は強、あめ状物質の生成は少である。菌かきから子実体発生までの期間及び子実体の生育期間は中である。子実体の収量は極多、有効茎数は中、有効茎数と子実体収量との比率は茎重型である。
 「A−71」と比較して、収量が多いこと等で、「中野JB」と比較して、菌さんの断面が鐘形であること等で区別性が認められる。なお、「中野JB」との間には明確な嫌触反応を有する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の施設(福岡県三潴郡大木町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「大木OF−616」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10869号   平成14年11月14日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶなしめじ   大木の稔T−1(おおきのみのりT−1)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、菌さん中央部が灰茶色で、菌柄の形が中太の施設栽培向きの品種である。
 菌さんの大きさは小、断面は平形、中央部の色は灰茶色、周縁部の色は浅灰茶色、肉の厚さはやや薄、肉質は硬である。斑紋の多少は多、大小は小、分布の状態は周縁部以外、明瞭度は明瞭である。菌しゅうの色は白色、並び方は波状ちぢれ、幅及び密度は普通である。菌柄の長さは普通、菌さんへのつき方は中心生、形は中太、菌傘の直径と菌柄の長さとの比率は2.1以上である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は71〜80日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20〜25日、芽出し最適温度は11〜14℃、子実体の生長最適温度は12〜14℃である。子実体の発生型は株状型、収量は81〜100g/瓶、有効茎本数は41本以上である。
 「福岡林試M−1号」と比較して、菌かきまでの培養期間が長いこと、収量が多いこと等で、「宝の華M−8171」と比較して、収量が多いこと、菌さん断面が平形であること等で区別性が認められる。
 なお、「福岡林試M−1号」及び「宝の華M−8171」との対峙培養において明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の施設(福岡県三潴郡大木町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「大木T−1」であった。