種苗法による品種登録
種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき、下記134品種の品種登録(第160回)をしましたので、お知らせします。
品種登録の番号 |
農林水産植物の種類 |
登録品種の名称
|
品種登録を受ける者の氏名又は名称 |
10616 |
稲 |
千本錦 |
広島県 |
10617
|
ばれいしょ |
スタークイーン
|
北海道、独立行政法人農業技術研究機構 |
10618
|
ばれいしょ
|
ノースチップ
|
ホクレン農業協同組合連合会 |
10619 |
ソルガム |
晴高 |
長野県 |
10620
|
ギニアグラス
|
ナツコマキ
|
独立行政法人農業技術研究機構 |
10621 |
そらまめ |
よりこ姫 |
株式会社サカタのタネ |
10622
|
大豆
|
たまうらら
|
独立行政法人農業技術研究機構 |
10623
|
大豆
|
ハタユタカ
|
独立行政法人農業技術研究機構 |
10624 |
大豆 |
ビアメイト |
タキイ種苗株式会社 |
10625 |
さとうきび |
Ni13 |
沖縄県 |
10626
|
てんさい
|
カブトマル
|
独立行政法人農業技術研究機構、KWS クラインワンツレーベナー種苗株式会社 |
10627
|
てんさい
|
NK−210BR
|
独立行政法人農業技術研究機構 |
10628 |
きゅうり |
グリーンラックス |
株式会社埼玉原種育成会 |
10629 |
きゅうり |
高岡どっこ |
石黒栄信 |
10630
|
トマト
|
ネネ
|
財団法人日本園芸生産研究所 |
10631
|
たまねぎ
|
WTN8785−07B |
北海道
|
10632 |
ふき |
大阪農技育成1号 |
大阪府 |
10633 |
はす |
明美紅 |
榎本輝彦 |
10634 |
はす |
天慈 |
榎本輝彦 |
10635 |
かんきつ |
平勝早生 |
田口利勝 |
10636 |
もも |
池上早生 |
池上弘美 |
10637 |
りんご |
石川ゴールド |
有限会社ヤマセ農園 |
10638 |
しば |
コプロス |
海水化学工業株式会社 |
10639
|
メドウフェスク
|
ハルサカエ
|
独立行政法人農業技術研究機構 |
10640
|
ペレニアルライグラス |
ヤツユタカ
|
山梨県
|
10641 |
デルヒニウム |
プリアピコブルー |
カネコ種苗株式会社 |
10642 |
デルヒニウム |
プリアピンク |
カネコ種苗株式会社 |
10643 |
デルヒニウム |
プリアローズピンク |
カネコ種苗株式会社 |
10644 |
トルコぎきょう |
トレゾアレッド |
岐阜県 |
10645 |
トルコぎきょう |
トレゾアパープル |
岐阜県 |
10646
|
バーベナ
|
サンマリコス
|
サントリーフラワーズ株式会社 |
10647
|
バーベナ
|
サンマリロ
|
サントリーフラワーズ株式会社 |
10648
|
ビンカ
|
フラッペ ストロベリー |
株式会社ミヨシ
|
10649 |
ビンカ |
フラッペ ライラック |
株式会社ミヨシ |
10650 |
ビンカ |
フラッペ ココ |
株式会社ミヨシ |
10651 |
ビンカ |
クルリホワイト |
第一園芸株式会社 |
10652 |
ビンカ |
クルリライトピンク |
第一園芸株式会社 |
10653
|
シネラリア
|
サンセネブバ
|
サントリーフラワーズ株式会社 |
10654 |
かきつばた |
紅丸 |
古橋壽雄 |
10655 |
かきつばた |
狩衣 |
古橋壽雄 |
10656 |
グズマニア |
ジャズ |
コーン.バック社 |
10657 |
グズマニア |
ボレロ |
コーン.バック社 |
10658 |
きく |
精海 |
有限会社精興園 |
10659 |
きく |
精の調 |
有限会社精興園 |
10660 |
きく |
セイカップ |
有限会社精興園 |
10661 |
きく |
セイカラー |
有限会社精興園 |
10662 |
きく |
セイチーフ |
有限会社精興園 |
10663 |
きく |
セイスタシア |
有限会社精興園 |
10664 |
きく |
セイサモア |
有限会社精興園 |
10665 |
きく |
セイコトン |
有限会社精興園 |
10666 |
きく |
セイクレール |
有限会社精興園 |
10667 |
きく |
セイスーザ |
有限会社精興園 |
10668 |
きく |
セイミリオン |
有限会社精興園 |
10669 |
きく |
レッドセイモナコ |
有限会社精興園 |
10670 |
きく |
ローズセイモナコ |
有限会社精興園 |
10671
|
クレマチス
|
アフロデイテエレガフミナ |
宇田川正健
|
10672 |
クレマチス |
福園 |
広田哲也 |
10673 |
スターチス |
アイスター モーブ |
岩手県 |
10674
|
スターチス
|
アイスター ラベンダー |
岩手県
|
10675 |
スターチス |
アイスター ライラックブルー |
岩手県 |
10676
|
スターチス
|
アイスター ロージーピンク |
岩手県
|
10677
|
スターチス
|
アイスター ライラック |
岩手県
|
10678 |
カーネーション |
バミレラ |
ニコレッタ バラッタ |
10679
|
カーネーション
|
プレサプ
|
サピア フラビオ コスタンゾ |
10680 |
カーネーション |
メモリーリバー |
株式会社サカタのタネ |
10681 |
カーネーション |
エンパイア |
P.コーイ&ゾーネン社 |
10682 |
カーネーション |
ピーチインターメッゾ |
P.コーイ&ゾーネン社 |
10683 |
カーネーション |
ベーシック |
P.コーイ&ゾーネン社 |
10684 |
カーネーション |
スマート |
P.コーイ&ゾーネン社 |
10685 |
カーネーション |
デザイン |
P.コーイ&ゾーネン社 |
10686 |
カーネーション |
アレグロ |
P.コーイ&ゾーネン社 |
10687 |
カーネーション |
ピーケーミカ |
P.コーイ&ゾーネン社 |
10688
|
カーネーション
|
ピーケーインフィニティ |
P.コーイ&ゾーネン社
|
10689 |
カーネーション |
ダークインパルス |
P.コーイ&ゾーネン社 |
10690 |
カーネーション |
ホワイトサレヤ |
ラ ビレッタ有限会社 |
10691
|
ペラルゴニウム
|
ボニート
|
フローラ−ノヴァ プランツェン社 |
10692
|
ペラルゴニウム
|
ルルメックス
|
フローラ−ノヴァ プランツェン社 |
10693 |
ほうせんか |
WFメグミ |
舩橋映雄 |
10694 |
ほうせんか |
WFカホリ |
舩橋映雄 |
10695 |
ほうせんか |
WFエーゲ |
舩橋映雄 |
10696 |
りんどう |
紫恋歌 |
古川光宏 |
10697 |
りんどう |
尾瀬の大将 |
大宅宗吉 |
10698 |
りんどう |
尾瀬の青華 |
大宅宗吉 |
10699
|
りんどう
|
蒼い風
|
湯田町、沢内村、西和賀農業協同組合 |
10700 |
りんどう |
深山秋 |
有限会社スカイブルーセト |
10701
|
サングイソルバ テヌイフォリア |
中宮97の6
|
株式会社ミヨシ
|
10702
|
サングイソルバ テヌイフォリア |
秋宮97の5
|
株式会社ミヨシ
|
10703 |
われもこう |
星生の泉 |
大賀英幸 |
10704
|
ダリア
|
ギャラリーセザンヌ
|
ファ ゲブル フェルウェール社 |
10705
|
ダリア
|
ギャラリーシンガー
|
ファ ゲブル フェルウェール社 |
10706
|
ダリア
|
ギャラリービンセント
|
ファ ゲブル フェルウェール社 |
10707 |
ゆり |
みほひめ |
児島洲介 |
10708 |
ファレノプシス |
スターサファイア |
片倉チッカリン株式会社 |
10709 |
ハイビスカス |
チョイベ |
後藤昭辞 |
10710
|
ばら
|
ルージュナカシマピンク |
中島均
|
10711 |
ばら |
朱音 |
松下巧 |
10712 |
ばら |
タニスピル |
京成バラ園芸株式会社 |
10713 |
ばら |
タナラムピ |
京成バラ園芸株式会社 |
10714 |
ばら |
タナラーン |
京成バラ園芸株式会社 |
10715 |
ばら |
タントクニルプ |
京成バラ園芸株式会社 |
10716 |
ばら |
タノブミル |
京成バラ園芸株式会社 |
10717 |
ばら |
タンブロル |
京成バラ園芸株式会社 |
10718 |
ばら |
タナブル |
京成バラ園芸株式会社 |
10719 |
ばら |
タノピナ |
京成バラ園芸株式会社 |
10720 |
ばら |
タネルクア |
京成バラ園芸株式会社 |
10721 |
ばら |
オリプラーム |
京成バラ園芸株式会社 |
10722 |
ばら |
ローザ ウマコシ |
馬越勝美 |
10723 |
ばら |
タンルペザ |
京成バラ園芸株式会社 |
10724 |
ばら |
タネザービ |
京成バラ園芸株式会社 |
10725 |
ばら |
タンリプサ |
京成バラ園芸株式会社 |
10726 |
ばら |
インターボリス |
京成バラ園芸株式会社 |
10727 |
ばら |
インテルトロゴル |
京成バラ園芸株式会社 |
10728 |
ばら |
インターエルサキ |
京成バラ園芸株式会社 |
10729 |
ばら |
メイステフィ |
京成バラ園芸株式会社 |
10730 |
ばら |
メイビル |
京成バラ園芸株式会社 |
10731 |
ばら |
メイバントウ |
京成バラ園芸株式会社 |
10732 |
ばら |
メイロウゾウ |
京成バラ園芸株式会社 |
10733 |
ばら |
コルベウキロ |
京成バラ園芸株式会社 |
10734 |
ばら |
コルマルカス |
京成バラ園芸株式会社 |
10735 |
ばら |
コラマバ |
京成バラ園芸株式会社 |
10736 |
ばら |
コルウェイネウ |
京成バラ園芸株式会社 |
10737 |
ばら |
コルブレカフ |
京成バラ園芸株式会社 |
10738 |
ばら |
コルルマラ |
京成バラ園芸株式会社 |
10739 |
ばら |
コルシュラゼ |
京成バラ園芸株式会社 |
10740 |
ばら |
コルヴェンリグ |
京成バラ園芸株式会社 |
10741 |
ばら |
コレスウィク |
京成バラ園芸株式会社 |
10742 |
つつじ |
深濃絞 |
倉富信 |
10743 |
つつじ |
ロマンスパール |
本間正信 |
10744 |
つつじ |
ムーンライト |
吉田進 |
10745 |
エリンギ |
とっとき1号 |
愛知県 |
10746 |
エリンギ |
とっとき2号 |
愛知県 |
10747 |
しいたけ |
日調D−3号 |
日本調温株式会社 |
10748 |
しいたけ |
HS607 |
株式会社北研、G野茂雄 |
10749 |
ぶなしめじ |
ホクト12号菌 |
ホクト産業株式会社 |
|
|
【品 種 登 録 の 概 要】
1 品種登録の番号及び年月日 第10616号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
稲 千本錦(せんぼんにしき)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「中生新千本」に「山田錦」を交配して育成された固定品種であり、育成地(広島県東広島市)における成熟期は中生の中、稈長及び穂長はやや長、耐倒伏性は中の水稲粳種である。
草型は穂重型、稈長はやや長、細太はやや太、剛柔は中、止葉の直立の程度はやや垂である。穂長はやや長、穂数は少、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度はやや長である。穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は稀である。玄米の形はやや細長、大小及び精玄米千粒重はやや大、見かけの品質は中の上、光沢はやや良である。出穂期及び成熟期は中生の中、耐倒伏性は中、脱粒性はやや易、収量はやや少である。穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性はやや弱である。
「山田錦」と比較して、穂数が少ないこと、出穂期及び成熟期が早いこと等で、「中生新千本」と比較して、草型が穂重型であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
土屋隆生、勝場善之助、土居嘉明、浦野光一郎、蔵尾公紀、伊藤夫仁、大友譲二
手島義春、土屋義信、井本征史、西田和男、大竹茂登、上本哲
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成2年に広島県立農業技術センター(東広島市八本松町原)において、「中生新千本」に「山田錦」を交配し、雑種第1代を葯培養し細分化した個体から選抜、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、6年から生産力検定試験等を行い、11年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10617号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばれいしょ スタークイーン
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「Atlantic」に「Cherokee」を交配して育成された固定品種であり、いもの形状は扁球形、皮色は白黄、肉色は黄白、そうか病抵抗性及びジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有する調理向きの品種である。
叢性は中間型、個重型・個数型の別は個重型、茎の長さ及び太さは中、茎色は1次色が緑、2地色が赤紫、分枝数は中、葉色は緑、小葉着生の粗密、葉の毛茸及び花の数は中、花色は赤紫系、ふく枝の長さは短、いも着生の深浅は浅、長短及び扁平度は中、形は扁球形、皮色は白黄、目の深浅はやや浅、肉色は黄白、休眠期間はやや短、枯ちょう期は中、早期肥大性はやや速、上いも重は中、上いも数はやや少、上いも平均1個重は中、肉質はやや粉、葉巻病抵抗性は弱、Yモザイク病抵抗性は弱、疫病抵抗性推定遺伝子型はR1、疫病圃場抵抗性は弱、そうか病抵抗性はやや強、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性推定遺伝子型はH1である。
「男爵薯」と比較して、茎の長さが長いこと、肉色が黄白であること、そうか病抵抗性が強いこと等で、「農林1号」と比較して、花色が赤紫系であること、肉色が黄白であること、そうか病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和63年に北海道立根釧農業試験場(標津郡中標津町)において、「Atlantic」に「Cherokee」を交配し、平成元年にその実生個体選抜、2年に第二次個体選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、6年から生産力検定試験、特性検定試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10618号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばれいしょ ノースチップ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ホッカイコガネ」に「ND860−2」を交配して育成された固定品種であり、いもの形状は扁球形、皮色は黄褐、肉色は白のポテトチップス加工向きの品種である。
叢性及び個重型・個数型の別は中間型、茎の長さはやや短、太さはやや太、茎色は緑、分枝数はかなり少、葉色は濃緑、小葉着生の粗密及び葉の毛茸は中、花の数はやや少、花色(一次色)は紫系、ふく枝の長さは中、いも着生の深浅は浅、長短及び扁平度は中、形は扁球形、皮色は黄褐、目の深浅は浅、肉色は白、休眠期間はやや短、枯ちょう期及び早期肥大性は中、上いも重及び上いも数はやや少、上いも平均1個重及びでん粉重は中、肉質はやや粉、疫病抵抗性推定遺伝子型はR1、疫病圃場抵抗性は弱、そうか病抵抗性は弱である。
「トヨシロ」と比較して、葉色が濃いこと、花色が紫系であること等で、「農林1号」と比較して、花色が紫系であること、枯ちょう期が早いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
長谷川久記、五十嵐敏、大坂雅博、後藤正宣、北智幸、在原章公、児玉幹司
安田慎一、梅村芳樹、木村鉄也、佐藤正人、西部幸男、森元幸、米田勉
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和63年に出願者の農場(北海道夕張郡長沼町)において、「ホッカイコガネ」に「ND860−2」を交配し、平成元年にその実生個体選抜、2年に第二次個体選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、4年から生産力検定試験等を行い、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10619号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ソルガム 晴高(はれたか)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の細胞質雄性不稔育成系統を母系とし、高梁育成系統を父系とする交雑品種であり、稈長が長、耐倒伏性、すす紋病抵抗性及び紋枯病抵抗性がやや強の飼料向きの品種である。
稈長は長、稈径はやや細、分げつ数は少である。主稈葉数はやや少、葉長、葉幅及び葉色の濃淡は中、葉身中肋の色は白である。穂長は短、数は極少、穂首の抽出程度はやや長、穂形は紡錘〜円筒、粒着の疎密は中、芒の有無は無、護頴の色は赤褐、被度は少、穀粒の形は長円型、色は褐である。年生は1年生、初期生育はかなり良、出穂期及び開花期はかなり早、稔性は高、茎の乾汁性は乾である。茎葉の乾物率は極高、耐倒伏性、すす紋病抵抗性、紋枯病抵抗性及びアブラムシ抵抗性はやや強である。
「ナツイブキ」及び「スズホ」と比較して、桿が長いこと、護頴の色が赤褐であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年2月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、出願者所有の細胞質雄性不稔育成系統を母系とし、高梁育成系統を父系とする交雑品種であり、平成3年に長野県畜産試験場(塩尻市)において交配組合せ能力検定試験を実施し、6年から特性の調査を行い、10年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「早高」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10620号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ギニアグラス ナツコマキ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、タンザニアから導入した実生系統を選抜して育成されたものであり、生育期草型がほふく、桿長がやや短、夏の草勢が良で初期生育が良い飼料向きの品種である。
生育期草型はほふく、草丈はやや短である。茎の太さはやや細、桿長はやや短、茎の中空度は充実、穂首節間の毛茸は無である。葉長は短、葉幅はやや狭、葉部割合はやや高である。穂長は短、穂の粗密、粒着密度及び粒重は中である。夏の草勢は良、秋の草勢は不良、越冬性は越冬しない、初期生育は良、出穂始は早、耐湿性は弱、耐干性は強、耐倒伏性は中、乾物率はやや低である。
「ナツカゼ」及び「ナツユタカ」と比較して、草丈及び葉長が短いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年2月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、九州農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、熊本県菊池郡西合志町)において、タンザニアから導入した実生系統を昭和63年から特性調査及び系統選抜、平成8年から系統適応検定試験、踏圧抵抗性試験、生産力検定試験及び特性評価試験を行い育成されたものであり、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10621号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
そらまめ よりこ姫(よりこひめ)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「陵西一寸」の自然交雑実生の中から選抜、育成されたものであり、着莢密度が密で着さや数が多く、青実の緑色度がやや淡い青実用品種である。
草勢はやや強、草丈は中、草姿は立、分枝数、有効分枝数、節間長及び茎のアントシアニン着色程度は中である。小葉の大きさは中、葉色はやや鮮緑である。花の色は白のみ、最下着さや節位は中、着さや密度は蜜、着さや数は多、さやの長さはやや短、幅はやや大、厚さは中、重さは重、色、そり及びくびれは中である。子座数は2.5以上3.0未満、子実数は2.5以上3.0未満、青実の長さはやや長、幅はやや広、重さは重、緑色度はやや淡である。種子の臍の色は黒、種皮の色調は淡褐である。開花始期及びさやの収穫期はやや早である。
「陵西一寸」及び「緑陵西一寸」と比較して、草姿が立つこと、花の色が白のみであること、青実の緑色度が淡いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成4年に育成者のほ場(愛媛県伊予市)において、「陵西一寸」の自然交雑実生の中から選抜、以後、静岡県掛川市及び愛媛県伊予市において、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10622号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
大豆 たまうらら
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の育成系統「刈交296F6」に「刈系237号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(秋田県仙北郡西仙北町)における成熟期は中の早、伸育型は有限、主茎長はやや短、粒は大、種皮が黄白、粒形が球で豆腐、煮豆用の品種である。
伸育型は有限、分枝数は中、胚軸の色は紫、主茎長はやや短、主茎節数及び最下着莢節位高は中である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は紫である。熟莢の色は褐、裂莢の難易はやや易、毛茸の多少は中、色は白である。種皮の単色・複色の別は単色、地色は黄白、粒の子葉色は黄、粒形は球、臍の色は黄、粒の大小は大、子実の品質は上である。開花期及び成熟期は中の早、生態型は中間型、粗蛋白含有率及び粗脂肪含有率は中である。倒伏抵抗性は強、ダイズウイルス病ほ場抵抗性は中、ダイズシストセンチュウ抵抗性は弱である。
「トモユタカ」と比較して、粒形が球であること、粒が大きいこと等で、「エンレイ」と比較して粒形が球であること、種皮の地色が黄白であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
高橋信夫、島田尚典、中村茂樹、湯本節三、高橋浩司、異儀田和典、酒井真次
番場宏治、岡部昭典、村上昭一、足立大山、菊池彰夫、橋本鋼二、小綿美環子
田渕公清、高田吉丈、長沢次男、島田信二、境哲文、渡辺巌
7 出願公表の年月日 平成12年2月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和58年に出願者のほ場(秋田県仙北郡西仙北町)において、出願者所有の育成系統「刈交296F6」に「刈系237号」を交配し、以後、選抜、固定を図り、平成3年から生産力検定試験、特性検定試験等を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10623号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
大豆 ハタユタカ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「スズユタカ」に「エンレイ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(秋田県仙北郡西仙北町)における成熟期は晩の早、伸育型は有限、主茎長はやや長、粒は大の小、種皮が黄白、粒形が扁球で豆腐、煮豆用の品種である。
伸育型は有限、分枝数は中、胚軸の色は紫、主茎長はやや長、主茎節数及び最下着莢節位高は中である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は紫である。熟莢の色は褐、裂莢の難易及び毛茸の多少は中、色は白である。種皮の単色・複色の別は単色、地色は黄白、粒の子葉色は黄、粒形は扁球、臍の色は黄、粒の大小は大の小、子実の品質は上である。開花期は中の晩、成熟期は晩の早、生態型は中間型、粗蛋白含有率及び粗脂肪含有率は中である。倒伏抵抗性は中、ダイズウイルス病ほ場抵抗性及びダイズシストセンチュウ抵抗性は強である。
「スズユタカ」と比較して、熟莢が褐色であること、粒が大きいこと等で、「エンレイ」と比較して、種皮の地色が黄白であること、粒形が扁球であること、ダイズシストセンチュウ抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
高橋信夫、島田尚典、中村茂樹、湯本節三、高橋浩司、酒井真次、番場宏治
岡部昭典、村上昭一、足立大山、菊池彰夫、小綿美環子、田渕公清、高田吉丈
長沢次男、島田信二、境哲文、渡辺巌
7 出願公表の年月日 平成12年2月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和61年に出願者のほ場(秋田県仙北郡西仙北町)において、「スズユタカ」に「エンレイ」を交配し、以後、選抜、固定を図り、平成7年から生産力検定試験、特性検定試験等を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10624号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
大豆 ビアメイト
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「極早生G75」に「越後ハニー」を交配して育成されたものであり、有限伸育型で主茎長は極短、若莢の長さ及び幅は中、毛茸が白色のえだまめ用品種である。
伸育型は有限、分枝数は少、胚軸の色は緑、主茎長は極短、主茎節数は極少、着莢密度は密である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は白である。若莢の色は緑、長さ及び幅は中、熟莢の色は褐、湯煮(ブランチング)後の莢色は緑、多粒莢率は中、莢数及び毛茸の多少は少、色は白である。種皮の単色・複色の別は単色、地色は淡褐、粒の子葉色は黄、粒形はやや扁球、光沢は弱、臍の色は暗褐、粒の大小は大の小である。開花期は早、成熟期は極早、生態型は夏大豆型である。
「緑翆」及び「越後ハニー」と比較して、種皮の地色が淡褐色であること、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成元年に出願者のほ場(滋賀県甲賀郡甲西町)において、「極早生G75」に「越後ハニー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10625号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
さとうきび Ni13
3 登録品種の特性の概要
この品種は、台湾の育成品種「F175」に出願者所有の育成系統「RF79−247」を交配して育成された固定品種であり、草型はやや直立葉、登熟性は早、蔗茎の形態は円筒型、糖分が高い多収品種である。
発芽性はやや良、萌芽性は不良、萌芽の遅速性はやや遅、分げつ性は弱である。草型はやや直立葉、葉色及び葉身長は中、葉幅は広、葉身のアントシアンは無、葉鞘の長さはかなり長、葉耳の形態は上昇下降型、葉舌の形態は三日月型である。蔗茎の形態は円筒型、色彩の基本色は黄緑、ずい孔率は小、蔗茎の亀裂率は無、気根発生節数はかなり少、茎皮の硬度は硬である。芽子の位置はやや上部、大きさは小、芽翼は中、根基の条数は二条である。地域適応性は中、収量構成型は茎重型、収量性は多、原料茎長は長、茎径はやや太、登熟性は早、糖分は高、出穂性は多、出穂の早晩性はやや早、原料茎の直立性は直立、脱葉性は易である。梢頭部折損性はやや易、耐旱性はやや弱、葉焼病抵抗性はやや強、黒穂病抵抗性は極弱である。
「NCo310」と比較して、草型がやや直立葉であること、糖分が高いこと等で、「F177」と比較して、出穂性が多いこと、出穂の早晩性が早いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
島袋正樹、仲宗根盛雄、金城鉄男、宮城克浩、大城良計、出花幸之介、宮平永憲
前田剛希、正田守幸、伊U信、神谷壽幸、惠飛須則明、儀間靖
7 出願公表の年月日 平成13年3月13日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和62年に沖縄県農業試験場(那覇市)において、台湾の育成品種「F175」に出願者所有の育成系統「RF79−247」を交配し、平成元年から実生を養成し個体選抜、以後、栄養系選抜により育成された固定品種であり、5年より系統適応性検定試験及び特性検定試験を行い、7年より生産力検定等の試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10626号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
てんさい カブトマル
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「KMS-5」(「MOMS-2099」×「MOOT-1502」)を母系、「NK-210BR」を父系とする交雑品種であり、根重がかなり重く糖量がかなり多い製糖原料向きの品種である。
草姿はやや直立、種子の胚数は単胚、胚軸の赤色個体はかなり多、倍数性は二倍体、葉形はかなり披針、葉長はやや長、葉身の大きさは小、葉柄長は中、太さは細、葉数は中、葉面縮はやや少である。根形はやや短円錘、根長は中、根周はやや大、露肩はやや少、クラウンの大小はやや小、分岐根は少、皺の多少はやや多、肉質はやや硬である。熟期は中、抽だい性は少、トップ重は少、根重はかなり多、T/R比はかなり低、根中糖分はやや高、糖量はかなり多、ナトリウムはやや高、カリウムはやや低である。褐斑病抵抗性はやや弱、根腐病抵抗性及び葉腐病抵抗性は弱である。
「モノホマレ」及び「ホッカイマイティ」と比較して、根重が重いこと、糖量が多いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
独立行政法人農業技術研究機構 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1
KWS クラインワンツレーベナー種苗株式会社 ドイツ連邦共和国 D−37555 アインベック グリムゼール 31
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成13年3月13日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、出願者所有の雄性不稔系統「KMS-5」(「MOMS-2099」×「MOOT-1502」)を母系とし、出願者所有の「NK-210BR」を父系とする交雑品種であり、平成5年から出願者のほ場(北海道札幌市)において、生産力予備検定験等を行い、8年から特性の調査を行い、11年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10627号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
てんさい NK−210BR
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「NK-159」に出願者所有の育成系統(TK-76-49/9o-0)を交配して育成された固定品種であり、抽だい性が少なく、根中糖分が高いF1品種育成のための花粉親品種である。
草姿は中間、種子の胚数は多胚、胚軸の赤色個体は多、倍数性は二倍体、葉形はかなり披針、葉長はやや長、葉身の大きさは小、葉柄長は長、太さはやや細、葉数はやや少、葉面縮はかなり多である。根形はやや長円錘、根長はやや長、根周はやや大、露肩は中、クラウンの大小は小、分岐根は少、皺の多少は中、肉質は軟である。熟期は早、抽だい性は少、トップ重はかなり少、根重はやや多、T/R比はかなり低、根中糖分は高、糖量は多、ナトリウムはかなり低、カリウムは低である。褐斑病抵抗性はやや弱、根腐病抵抗性及び葉腐病抵抗性は弱である。
「NK−152」及び「NK−159」と比較して、草姿が中間であること、根中糖分が低いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和52年に出願者のほ場(北海道札幌市)において、「NK-159」と出願者所有の育成系統(TK-76-49/9o-0)のペアクロスを行い「NK-210」を選抜、60年から抽苔耐性試験を行い選抜を継続し、62年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10628号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
きゅうり グリーンラックス
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者の育成系統どうしを交配して育成された交雑品種であり、果実は円筒形、果皮は濃緑で光沢が良い生食用の品種である。
草姿は普通型、子葉の形は広幅、色はやや濃緑、胚軸の長さは中である。主枝の太さは中、節間の長さはやや短、第1次側枝発生の時期及び数は中、葉の形は丸みのある五角形、大きさは中、色は濃緑、葉柄長は中である。果形は円筒形、果実の太さ及び長さは中、果皮の色は濃緑、模様は無、光沢は良、いぼの大きさは中、数はやや少、ブルームは少、果実の溝の深さは浅、とげの色は白、数はやや少、果肉の質は脆弱、色はやや淡緑、熟果の重さは中、種子の形は広幅である。収穫始期は中、性表現型は混性雌性型、結果習性は主枝側枝型、単為結果性は高、果肉の苦みは無、つる割病及びうどんこ病抵抗性はやや弱である。
「シャープ1」と比較して、果皮の色が濃緑であること、果皮の光沢が良いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、平成7年より出願者のほ場(埼玉県南埼玉郡菖蒲町)において交配組合せ検定試験を実施し、10年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「グリーン ラック」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10629号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
きゅうり 高岡どっこ(たかおかどっこ)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「加賀太」の選抜系統を母系とし、台湾から導入した「青大」の選抜系統を父系として育成された交雑品種であり、果実は円筒形で太く、果皮は濃緑色で先端に明瞭な黄縞の模様がある生食用の品種である。
草姿は普通型、子葉の形は広幅、色は緑、胚軸の長さは長である。主枝の太さ及び節間の長さは中、第1次側枝発生の時期はやや早、数はやや多、葉の形は丸みのある五角形、大きさは中、色は緑、葉柄長はやや長である。果形は円筒形、果実の太さは太、長さは短、果皮の色は濃緑、模様は先端が明瞭な黄縞、光沢は中、いぼの大きさは大、数は中、ブルームは少、果実の溝の深さは浅、とげの色は白、数はやや少、果肉の質は粘質、色は乳緑、熟果の重さは重、種子の形は広幅である。収穫始期はやや晩、性表現型は混性型、結果習性は側枝型、単為結果性は低、果肉の苦みは無、つる割病抵抗性は弱、うどんこ病抵抗性はやや弱である。
「ジャンボ」及び「加賀太」と比較して、果皮の模様が先端が明瞭な黄縞であること、収穫始期が早いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成11年2月1日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、「加賀太」の選抜系統を母系とし、台湾から導入した「青大」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成元年より出願者のほ場(富山県高岡市)において交配組合せ検定試験を実施し、9年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10630号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
トマト ネネ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の育成系統どうしを母系及び父系とする交雑品種であり、果実は球形でかなり小さく、完熟期の果皮は濃赤色で斑点病及び萎凋病レースJ−1抵抗性を有する品種である。
草姿は普通、子葉の大きさはやや小、色は緑、胚軸のアントシアニン着色は有、節間長は中である。第1花房より下の葉数は中、花房間葉数は一般に3、葉色は緑、葉の着生角度は中間、形は1型、巻葉性は及び根の太さは中である。花房の形は単純、花弁の色は黄、花数はかなり多、完熟期の果色は濃赤、果実表皮の色は黄、果形は球形、果頂部の形は平滑、果実の大きさはかなり小、子室数は一般に2、果肩部の緑色は強、へた落ちの大きさは小、周囲のコルク化面積はかなり小、果柄の離層は有、花落ちの形は点状、果肉の色は濃赤である。開花始期は早、着色始期はかなり早、可溶性固形物含量はかなり高、酸度はやや高、全固形物量は極高である。斑点病抵抗性及び萎凋病レースJ−1抵抗性は有である。
「サンチェリーエキストラ」と比較して、花数が多いこと、果肉の色が濃赤であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、平成10年に出願者のほ場(千葉県松戸市)において交配組合せ検定試験を実施し、11年に目標とする特性を有することを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10631号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
たまねぎ WTN8785−07B
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「W202B」に「札幌黄」の選抜系統を核置換交配して育成されたものであり、草姿は立性で、球は球形でやや大きい育種素材用の品種である。
草丈はやや高、草姿は立、最大葉身の径は中、葉の色は緑、ろう質の有無は有である。球の重さはやや大、高さは中、径はやや大、縦断面の形は球、外皮の色は黄褐濃、球のしまりは硬、肉質はかなり密、りん片の色は帯緑、内部分球数は2である。収穫期はかなり晩、抽だい性は易、貯蔵中のほう芽性は中、腐敗はやや少、球形の変化はかなり少である。
「ツキサップ」と比較して、球が軽いこと、貯蔵中のほう芽性が早いこと等で、「北もみじ」と比較して、草姿が立つこと、収穫期が遅いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和60年に北海道立北見農業試験場(常呂郡訓子府町)において「W202B」に「札幌黄」の選抜系統を核置換交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10632号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ふき 大阪農技育成1号(おおさかのうぎいくせい1ごう)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「愛知早生」の選抜系統の中から育成されたものであり、葉柄がやや太くて長く、ほう芽がかなり早い品種である。
ほう芽数はやや多、葉柄の太さはやや太、長さは長、緑色度は中、アントシアニン着色の有無(下位)、同(中位)及び同(上位)は有、アントシアニンの着色の程度は淡、赤紫条斑はやや少、緑色条斑は中、毛じはやや少、断面の形(下位)はU型、同(中位)及び同(上位)はV型、空洞の有無(下位)、同(中位)及び同(上位)は有、空洞化程度及び稜の大きさは中である。葉身の形はW型、大きさは中、葉身の色は濃、地下茎の太さは太、性別は雌、ほう芽の早晩はかなり早である。
「愛知早生」及び「青軸水ブキ」と比較して、葉柄が長いこと、葉身の色が濃いこと、ほう芽が早いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成6年より大阪府立農林技術センター(羽曳野市)において、「愛知早生」の選抜系統を素材として組織培養し、その再生個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「のびすぎでんねん」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10633号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
はす 明美紅(めいびこう)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「明美蓮」に「紅映朱簾」の選抜系統を交配して育成されたものであり、花は大きく、花弁はアントシアニンが全面に濃く分布し、開花が早の観賞用のはすである。
葉の大きさは30〜49p、葉柄長は50〜99p、とげはやや多である。花頭数は3以上、花の大きさは大、花弁の地色は白、アントシアニンの有無は有、濃淡は濃、分布は全面、花弁の条線の程度は明瞭、花弁の形及び先端の形は中、ねじれは有、完全花弁数は15〜24枚、不完全花弁数は少、雄ずいの数は200〜399、雌ずいの形は正常、花たく上面の色は黄、形は円、開花の早晩は早である。 、
「大賀蓮」と比較して、花弁のアントシアニンが濃いこと、花弁の条線の程度が明瞭であること等で、「蜀紅蓮」と比較して、花たく上面が黄色であること、開花が早いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成9年に育成者のほ場(茨城県土浦市)において、「明美蓮」に「紅映朱簾」の選抜系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「明美紅蓮」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10634号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
はす 天慈(てんじ)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「紅映朱簾」の自然交雑実生の中から選抜、育成されたものであり、花はやや大きく、花弁はアントシアニンが全面に濃く分布し、開花が晩の観賞用のはすである。
葉の大きさは50〜69p、葉柄長は50〜99p、とげは中である。花頭数は3以上、花の大きさはやや大、花弁の地色は白、アントシアニンの有無は有、濃淡は濃、分布は全面、花弁の形及び先端の形は中、ねじれは有、完全花弁数は25枚以上、不完全花弁数は少、雄ずいの数は200〜399、雌ずいの形は正常、花たく上面の形は円、子房の突出は無、開花の早晩は晩である。
「ミセススローカム」と比較して、花弁のアントシアニンが濃いこと、花弁のアントシアニンの分布が全面であること等で、「誠蓮」と比較して、花弁のねじれが有ること、子房の突出が無いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成9年に育成者のほ場(茨城県土浦市)において、「紅映朱簾」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「天慈蓮」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10635号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
かんきつ 平勝早生(へいしょうわせ)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「市文早生」の枝変わりであり、果形が扁平、果実の大きさがやや軽、果皮色が橙の育成地(佐賀県藤津郡太良町)では9月中下旬に成熟する温州みかんである。
樹の大きさは中、樹勢は弱である。枝梢の太さは中、節間長は長、枝梢のとげの多少は無である。葉身の形は紡錘形、波状の程度は弱、葉身の大きさは小、葉身長は短、葉身幅は狭、網脈の鮮明度は明瞭である。翼葉の形は痕跡、葉柄の長さ及び太さは中である。花序の形成は単生、花(花蕾)の重さは中、花弁の形は紡錘形、長さ及び幅は中、色は白、数は5枚、花糸の分離の程度は一部合一、花粉の多少は無である。果実の形は扁平、果形指数は中、果頂部の形は平坦、放射条溝の有無は無、凹環の有無は、果梗部の形は球面、放射条溝の多少は無である。果心の充実度は中、大きさはやや小、果実の重さはやや軽、果皮の色は橙、油胞の大きさ及び密度は中、凹凸は平、果面の粗滑及び果皮の厚さは中、果皮歩合は小、剥皮の難易は易である。じょうのう膜の硬さは中、さじょうの形は中、大きさは中、色は濃橙である。果汁の多少は中、甘味はやや低、酸味はやや低、香気の多少は中、種子数は無、胚の数はである。発芽期は早、開花期は早、成熟期は早で育成地においては9月中下旬である。隔年結果性は中、浮皮果及び裂果の発生は無である。
「市文早生」と比較して、果形指数が小さいこと、葉身幅が狭いこと等で、「大浦早生」と比較して、葉身幅が狭いこと、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和62年に出願者の果樹園(佐賀県藤津郡太良町)において、高接ぎした「市文早生」の中から枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10636号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
もも 池上早生(いけがみわせ)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「倉方早生」の自然交雑実生から選抜育成されたものであり、果形が円、果実の大きさがやや大、果皮の地色が黄、果肉の色が黄の育成地(長野県北安曇郡松川村)では7月下旬に成熟する早生種である。
樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は緑である。葉の形はやや長、葉縁の波打ち及び葉の大きさは中、葉の色は緑、光沢は中、蜜腺の形は腎である。花形は普通咲、花の大きさはやや大、花弁の数は単弁、形は円、波打ちは有、大きさは中、色は桃、雌ずいの健否は無、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は橙、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は尖である。果実の外観は円、果頂部の形は凹、凹みは浅、梗あの深さ及び広さは中、赤道部及び果頂部の縫合線の深さは浅、果実の大きさはやや大、果皮の地色は黄、果皮の着色の多少は多、濃さは濃、形は斑〜条、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は黄、果肉内の着色及び核周囲の着色は微、果肉の粗密は粗、果肉繊維の多少は中、果皮の剥離性は難、肉質は溶質、果汁の多少は多、甘味は中、酸味は少、渋味及び苦味は無、香気は中である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は短楕円、大きさは大、色は褐、核面の粗滑は中である。開花期は中、発芽期はやや晩、成熟期(満開から成熟までの日数)は91〜100日で育成地においては7月下旬である。果実の着色の難易は易、生理落果及び核割れの多少は少、裂果は無である。
「倉方早生」と比較して、切った直後の果肉の色が黄であること、酸味及び香気が多いこと等で、「滝の沢ゴールド」と比較して、果頂部の形が凹であること、果皮の剥離性が難であること、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成5年に育成者の果樹園(長野県北安曇郡松川村)において、「倉方早生」の自然交雑種子を採種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10637号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
りんご 石川ゴールド(いしかわゴールド)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「千秋」に「王林」を交配して育成されたものであり、果実の外観が長円錐、大きさが大、果皮を被う色が黄の育成地(青森県弘前市)では10月中旬に成熟する中生種である。
樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ、節間長、皮目の大きさ及び多少並びにえき花芽の着生は中である。葉身の形は長、葉の大きさは中、葉色は緑、たく葉の形は鎌形、長さ、葉柄の長さ及び太さは中である。花の大きさは中、色は濃桃、花弁の形は卵、やくの色は黄である。果実の外観は長円錐、王冠は弱、がくの開閉は閉、がくあの深さ、広さ、こうあの深さ及び広さは中、果実の大きさは大、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は黄、被う色の強さ及び量は中、さびの位置はこうあ、量は無〜僅か、さび状果点は無、果点の大きさは中、密度は高、スカーフスキンは無、果皮のろう質は少、粗滑の程度は滑である。果梗の長さ及び太さは中、肉こうの有無は無である。果心の形は広楕円、大きさは中、果肉の色は黄、果肉の褐色化、硬さ及びきめは中、蜜の多少は無〜僅か、甘味は中、酸味は弱、渋味は無、香気は少、果汁の多少は多、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期及び開花期は早、成熟期は中で育成地においては10月中旬である。結果の早晩は早、後期落果は無〜僅か、普通貯蔵性及び冷蔵貯蔵性は短い、心かびの発生は無〜僅かである。
「王林」と比較して、スカーフスキンが無いこと、果面が滑らかなこと等で、「栄黄雅」と比較して、さび状果点が無いこと、酸味が弱いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和57年に出願者の果樹園(青森県弘前市)において、「千秋」に「王林」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10638号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
しば コプロス
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「鳥取コウライ」の頂芽を組織培養し得られたカルスにエックス線を照射して育成されたものであり、出穂茎の長さがやや短、葉長が短で幅は狭、緑化の早晩がかなり早、耐陰性及びシバ銹病抵抗性が強いゴルフ場及び庭園向きの品種である。
草型はほふく、出穂茎の太さは太、長さはやや短、ほふく茎の密度はかなり密、太さはやや細である。葉長は短、幅は狭、色は中、穂長はやや短、小穂数は少、種子重はかなり軽である。春の草勢は良、秋の草勢はかなり良、穂数はかなり多、緑化の早晩はかなり早、紅葉の早晩は紅葉せず、越冬の良否及び越夏の良否はかなり良である。耐陰性及びシバ銹病抵抗性は強である。
「エメラルド」及び「鳥取コウライ」と比較して、春の草勢が良いこと、緑化の早晩が早いこと、紅葉しないこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は,平成7年に「鳥取コウライ」の頂芽を組織培養し得られたカルスを山口県農業試験場(山口市)においてエックス線を照射し、8年より出願者のほ場(山口県防府市)において、得られた再生個体の中から冬期の緑色度に優れた系統を選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10639号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
メドウフェスク ハルサカエ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の育成系統を育種母材とした選抜個体から合成された合成品種であり、茎長がやや長、千粒重が中、越冬性が良く、網斑病抵抗性が強い飼料向きのやや早生品種である。
出穂期の草型は中間、茎の太さは中、茎長はやや長である。葉幅は中、葉身長は長である。穂長は長、穂数はやや多、千粒重は中、春の草勢及び秋の草勢は良、出穂期はやや早生である。越冬性は良、網斑病抵抗性は強である。
「トモサカエ」と比較して、茎長が長いこと、出穂期がおそいこと等で、「タミスト」と比較して、春の草勢及び秋の草勢が良いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年2月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成元年に北海道農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、札幌市)において、出願者所有の育成系統20栄養系を育種母材として多交配を行い、2年〜4年にかけてその後代から優良母系8つの栄養系を選抜、5年にこの8個体を素材として合成された合成品種である。7年から系統適応性検定試験、特性検定試験等を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10640号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ペレニアルライグラス ヤツユタカ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の育成系統を育種母材とした選抜個体から合成された合成品種であり、稈長が長、千粒重がやや重、越夏性が良、冠さび病抵抗性が強い放牧草地向きの品種である。
出穂期の草型は中間〜ややほふく、稈長は長、太さは太である。葉長はやや長、幅は広、葉色は緑である。穂長は長、1000粒重はやや重、出穂期は晩生、春の草勢はやや良、秋の草勢及び越夏性は良、耐雪性はかなり良、冠さび病抵抗性は強、葉腐病抵抗性はかなり強である。
「ヤツナミ」及び「フレンド」と比較して、越夏性及び耐雪性が良いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和61年に山梨県酪農試験場(北巨摩郡長坂町)において、出願者所有の育成系統25個体を育種母材として多交配を行い、61年〜平成3年にかけて選抜試験を繰り返し、優良母系49個体を選抜、4年にこの49個体を素材として合成された合成品種である。6年から系統適応性試験及び特性調査を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10641号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
デルヒニウム プリアピコブルー
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ファイネストミックス」の選抜個体の自殖実生から育成されたものであり、花は中輪の一重咲、がく片は紫白色で周縁部が鮮青味紫色の切花向きの品種である。
草型は直立型、草丈は中、地下部の形状は繊根性、茎の長さは長、太さ及び分枝性は中、毛の有無は無、色は淡緑である。葉の枚数は中、全形はU、長さ及び幅は中、葉柄の有無と長さ及び葉縁の毛の有無は無、表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)である。花序の長さは中、幅は狭、1花序に着生している小花数は少、小花の密度はやや粗、花の咲き方は普通咲、形は一重咲、花冠の大きさ及び花柄の長さは中、がく片の数は少、最外層がく片の全形は広卵形、長さは短、幅は中、表面の着色パターンはU、Aゾーンの色は鮮青味紫(同8306)、Bゾーンの色は紫白(同8301)、がく片の距の有無と長さは中、色は黄白(同2701)、花弁部の大きさは無又は小、花弁数は少、花弁の単色・複色の別は複色、色は紫白(同8901)、2次的な色は浅青紫(同8003)、葯の色は淡緑、花の香りは無である。繁殖法は種子系、開花期は早である。
「ブルーピコティ」と比較して、花形が一重咲であること等で、「ブルーベル」と比較して、花形が一重咲であること、最外層がく片表面の着色パターンがUであること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成5年に日本たばこ産業株式会社の温室(栃木県小山市)において、「ファイネストミックス」の選抜個体の自殖実生から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10642号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
デルヒニウム プリアピンク
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ファイネストミックス」の選抜個体の自殖実生から育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色で中輪、一重咲の切花向きの品種である。
草型は直立型、草丈はやや高、地下部の形状は繊根性、茎の長さは長、太さは細、分枝性は中、毛の有無は無、色は穏緑(JHS カラーチャート3712)である。葉の枚数は少、全形はU、長さはやや短、幅はやや狭、葉柄の有無と長さは無、葉縁の毛の有無は有、葉の表面の色は暗緑(同3707)である。花序の長さは中、幅はやや狭、1花序に着生している小花数は中、小花の密度は中、花の咲き方は普通咲、形は一重咲、花冠の大きさ及び花柄の長さは中、がく片の数は少、最外層がく片の全形は広卵形、長さは短、幅は中、表面の着色パターンはT、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9704)、がく片の距の有無と長さはやや短、色は鮮紫ピンク(同9704)、花弁部の大きさは中、花弁数はかなり少、花弁の単色・複色の別は複色、色は白、2次的な色は紫ピンク、葯の色は淡緑、花の香りは無である。繁殖法は種子系、開花期は早である。
「ピンククウィーン」と比較して、花形が一重咲であること、最外層がく片表面のAゾーンの色が鮮紫ピンク(同9704)であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成3年に日本たばこ産業株式会社の温室(栃木県小山市)において、「ファイネストミックス」の選抜個体の自殖実生から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10643号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
デルヒニウム プリアローズピンク
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ファイネストミックス」の選抜個体の自殖実生から育成されたものであり、花は明赤紫色で中輪、一重咲の切花向きの品種である。
草型は直立型、草丈は高、地下部の形状は繊根性、茎の長さは長、太さ及び分枝性は中、毛の有無は無、色は濃黄味緑(JHS カラーチャート3711)である。葉の枚数は中、全形はU、長さ及び幅は中、葉柄の有無と長さ及び葉縁の毛の有無は無、表面の色は暗緑(同3707)である。花序の長さは長、幅、1花序に着生している小花数及び小花の密度は中、花の咲き方は普通咲、花形は一重咲、花冠の大きさ及び花柄の長さは中、がく片の数は少、最外層がく片の全形は楕円形、長さは短、幅は狭、表面の着色パターンはT、Aゾーンの色は明赤紫(同9506)、がく片の距の有無と長さはやや短、色は鮮紫ピンク(同9504)、花弁部の大きさは無又は小、花弁数は少、花弁の単色・複色の別は複色、色は白、2次的な色はピンク、葯の色は淡緑、花の香りは無、繁殖法は種子系である。
「ピンククィーン」及び「ピンク」と比較して、花形が一重咲であること、最外層のがく片表面のAゾーンの色が明赤紫であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成4年に日本たばこ産業株式会社の温室(栃木県小山市)において、「ファイネストミックス」の選抜個体の自殖実生から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10644号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
トルコぎきょう トレゾアレッド
3 登録品種の特性の概要
この品種は、赤色覆輪小輪一重の選抜系統を母系とし、赤色覆輪中輪一重の選抜系統を父系とする交雑品種であり、花は黄白色の地色に濃紅色の覆輪が入るやや小輪の切花向きの品種である。
草型はV型、草丈は高、茎長は長である。茎の太さは太、茎部の剛直性は強、茎の色は緑、節間長及び分枝数は中、分枝の着生位置は上中である。葉形は狭卵円、葉長及び葉幅は中、葉色は濃緑、葉の着生角度は斜上である。花形は漏斗状、花の直径はやや小、花冠外面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、内面底部の色は穏黄緑(同3312)、先端部の色は濃紅(同0109)、中間部及び下部の色は黄白(同2501)である。ぼかしの有無は無、覆輪の有無は有、絞りの有無程度は無、花弁先端の形は円形、花弁のそりはやや外曲、波打ちの程度はやや低、花弁長は中、花弁幅はやや狭、花弁数は5、がくの形状は筒状、がく裂片の長さ及び幅は中、雌ずい及び雄ずいの形は正常、花柄の太さ及び長さは中、花の香りは弱である。
「パステルレッド」と比較して、草型がV型であること、花形が漏斗状であること等で、「あずまの粧」と比較して、花冠内面先端部の色が濃紅であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、出願者所有の赤色覆輪小輪一重の選抜系統を母系とし、赤色覆輪中輪一重の選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成9年に岐阜県農業技術研究所の温室(岐阜市)において交配組合せ検定試験を実施し、11年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10645号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
トルコぎきょう トレゾアパープル
3 登録品種の特性の概要
この品種は、赤色覆輪小輪一重の選抜系統を母系とし、紫色覆輪中輪一重の選抜系統を父系とする交雑品種であり、花は黄白色の地色に暗紫色の覆輪が入るやや小輪の切花向きの品種である。
草型はV型、草丈はかなり高、茎長はかなり長である。茎の太さは太、茎部の剛直性は中、茎の色は濃緑、節間長及び分枝数は中、分枝の着生位置は上中下である。葉形は狭卵円、葉長及び葉幅は中、葉色は濃緑、葉の着生角度は斜上である。花形は漏斗状、花の直径はやや小、花冠外面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、内面底部の色は穏黄緑(同3312)、先端部の色は暗紫(同8609)、中間部及び下部の色は黄白(同2501)である。ぼかしの有無は無、覆輪の有無は有、絞りの有無程度は無、花弁先端の形は円形、花弁そりはやや外曲、波打ちの程度は低、花弁長及び花弁幅は中、花弁数は5、がくの形状は筒状、がく裂片の長さ及び幅は中、雌ずい及び雄ずいの形は正常、花柄の太さは中、長さはやや長、花の香りは弱である。
「ミッキーバイカラーパープル」と比較して、花冠内面先端部の色が暗紫であること等で、「ピーターブルーライン2」と比較して、葉形が狭卵円であること、花冠内面先端部の色が暗紫であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、出願者所有の赤色覆輪小輪一重の選抜系統を母系とし、紫色覆輪中輪一重の選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成9年に岐阜県農業技術研究所の温室(岐阜市)において交配組合せ検定試験を実施し、11年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10646号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
バーベナ サンマリコス
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の育成系統の自然交雑実生から選抜、育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色で鉢物及び花壇向きの品種である。
草姿はほふく、株の広がりは中、高さは低である。茎の太さは中、アントシアンの発色の有無は無、毛の多少は中、とげの有無は無、分枝性は多、地下ほふく性は無、節間長は中である。葉序は対生、葉身の形はU型、葉の切れ込みの有無は無、葉縁の形は鋸歯状、葉長は短、葉幅は中、葉色は緑、葉の毛の多少は中、葉柄の有無は有、太さは中、長さは短である。花房の形はV型、花穂長は短、花穂径は中、花の向きは上向き、花形は平咲き、花径は大、花筒長は中、花色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9205)、花弁中央部の目、絞り及びぼかしの有無は無、花弁の重なりは開く、裂片の欠刻の有無は有、花弁数は中、がくの切れ込みの有無は無、長さは長、先端部のアントシアンの有無は有、雌ずいの形は2裂、雄ずいの数は中、葯先端部の色は黄緑、花柄の太さは細、長さは中、花数はやや少、花の香りは無である。
「サンマリピ」と比較して、花色が鮮紫ピンクであること等で、「サンマリサ」と比較して、花色が鮮紫ピンクであること、花弁中央部の目が無いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成9年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡白州町)において、出願者所有の育成系統の自然交雑種子をは種し、その中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10647号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
バーベナ サンマリロ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の育成系統の自殖実生から選抜、育成されたものであり、花は鮮紫赤色で鉢物及び花壇向きの品種である。
草姿はほふく、株の広がり及び高さは中である。茎の太さは中、アントシアンの発色の有無は無、毛の多少は中、とげの有無は無、分枝性はやや多、地下ほふく性は無、節間長は中である。葉序は対生、葉身の形はU型、葉の切れ込みの有無は無、葉縁の形は鋸歯状、葉長は短、葉幅は狭、葉色は緑、葉の毛の多少は中、葉柄の有無は有、太さは中、長さは短である。花房の形はU型、花穂長は短、花穂径は中、花の向きは上向き、花形は平咲き、花径は大、花筒長は中、花色は鮮紫赤(JHS カラーチャート9707)、花弁中央部の目、絞り及びぼかしの有無は無、花弁の重なりは開く、裂片の欠刻の有無は有、花弁数は中、がくの切れ込みの有無は有、長さは長、先端部のアントシアンの有無は有、雌ずいの形は2裂、雄ずいの数は中、葯先端部の色は黄緑、花柄の太さは細、長さ及び花数は中、花の香りは無である。
「サンマリピ」と比較して、花色が鮮紫赤であること等で、「サンマリリピ」と比較して、花色が鮮紫赤であること、花弁中央部の目が無いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成9年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡白州町)において、出願者所有の育成系統の自殖種子をは種し、その中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10648号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ビンカ フラッペ ストロベリー
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の育成系統に品種名不詳の在来赤紫色種を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンクの地色に鮮紫赤色の目及びぼかしが入る大輪で、鉢物及び花壇向きの品種である。
草型は平形、株張りは極広、草丈は低である。主茎の太さは細、茎の色は緑褐、分枝数の多少はかなり少、節数は多である。葉形は長楕円形、葉身長はやや短、葉身幅はやや狭、葉色は緑、斑の有無は無、葉の毛の有無は有、葉柄の長さはやや短である。花形(花弁間の隙間の有無)は有、花の大きさは大、地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9504)、ぼかし及び目の有無は有、色は鮮紫赤(同9707)、花弁先端の形は微突形、花弁数は5枚、花数はやや多である。花の香りは無、季咲き性は四季咲きである。
「カーペット ドーン」と比較して、株張りが広いこと、花の地色が鮮紫ピンクであること等で、「カスケード アップルブロッサム」と比較して、草型が平形であること、花の地色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の育成系統に品種名不詳の在来赤紫色種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10649号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ビンカ フラッペ ライラック
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の育成系統に品種名不詳の在来紫色種を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫の地色に黄白色の目が入るやや大輪で、鉢物及び花壇向きの品種である。
草型は平形、株張りは極広、草丈は低である。主茎の太さは細、茎の色は緑褐、分枝数の多少はかなり少、節数はやや多である。葉形は楕円形、葉身長はやや短、葉身幅はやや狭、葉色は緑、斑の有無は無、葉の毛の有無は有、葉柄の長さはやや短である。花形(花弁間の隙間の有無)は有、花の大きさはやや大、地色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、ぼかしの有無は無、目の有無は有、色は黄白(同3101)、花弁先端の形は微突形、花弁数は5枚、花数はやや多である。花の香りは無、季咲き性は四季咲きである。
「カーペット ピンク」と比較して、花の地色が鮮赤紫であること、目の色が黄白であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の育成系統に品種名不詳の在来紫色種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10650号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ビンカ フラッペ ココ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の育成系統に品種名不詳の在来白色種を交配して育成されたものであり、花は黄白の地色に明紫赤色の目が入る大輪で、鉢物及び花壇向きの品種である。
草型は平形、株張りは極広、草丈は低である。主茎の太さは細、茎の色は緑褐、分枝数の多少はかなり少、着らい枝数の多少はかなり多、節数は多である。葉形は線状長楕円形、葉身長はやや短、葉身幅は狭、葉色は緑、斑の有無は無、葉の毛の有無は有、葉柄の長さは中である。花形(花弁間の隙間の有無)は有、花の大きさは大、地色は黄白(JHS カラーチャート2501)、ぼかしの有無は無、目の有無は有、色は明紫赤(同9706)、花弁先端の形は微突形、花弁数は5枚、花数はやや多である。花の香りは無、季咲き性は四季咲きである。
「モーニングミスト」と比較して、草型が平形であること、節数が多いこと等で、「リトル ブライトアイ」と比較して、草型が平形であること、着らい枝数が多いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の育成系統に品種名不詳の在来白色種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「フラッペ ココナッツ」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10651号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ビンカ クルリホワイト
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「クルリ」の枝変わりであり、花は黄白色の中輪で鉢物及び花壇向きの栄養繁殖性品種である。
草姿は平形、株張りはかなり広、草丈はやや低である。主茎の太さは中、茎の色は緑褐である。葉形は線状長楕円形、葉身長はやや短、葉身幅は狭、葉色は緑、斑の有無は無、葉の毛の有無は有、葉柄の長さはやや短である。花形(花弁間の隙間の有無)は有、花の大きさは中、地色は黄白(JHS カラーチャート2501)、ぼかしの有無は無、目の有無は有、色は明紫赤(同9706)、花弁先端の形は鋭形、花弁数は5枚、花数はかなり多である。花の香りは無、季咲き性は四季咲きである。
「クルリ」と比較して、花の地色が黄白であること、目の色が明紫赤であること等で、「モーニングミスト」と比較して、葉形が線状長楕円形であること、花弁先端の形が鋭形であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成9年に育成者の温室(千葉県君津市)において、「クルリ」の枝変わりを発見、以後、栄養繁殖により増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10652号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ビンカ クルリライトピンク
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「クルリ」の枝変わりであり、花はピンク白の地色に鮮紫ピンク色の絞りが入る中輪で鉢物及び花壇向きの栄養繁殖性品種である。
草姿は平形、株張りはかなり広、草丈はやや低である。主茎の太さは中、茎の色は紫赤である。葉形は線状長楕円形、葉身長はやや短、葉身幅は狭、葉色は緑、斑の有無は無、葉の毛の有無は有、葉柄の長さはやや短である。花形(花弁間の隙間の有無)は有、花の大きさは中、地色はピンク白(JHS カラーチャート9701)で鮮紫ピンク(同9504)の絞りが入る、ぼかしの有無は無、目の有無は有、色は明紫赤(同9706)、花弁先端の形は鋭形、花弁数は5枚、花数はかなり多である。花の香りは無、季咲き性は四季咲きである。
「クルリ」と比較して、花の地色がピンク白で鮮紫ピンクの絞りが入ること、目の色が明紫赤であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成9年に育成者の温室(千葉県君津市)において、「クルリ」の枝変わりを発見、以後、栄養繁殖により増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10653号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
シネラリア サンセネブバ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ジュピターブルーホワイト」に連合王国から導入したSenecio heritieriを交配して育成されたものであり、花は鮮青紫色で蛇の目の有る大輪の鉢物及び花壇向き品種である。
草姿はU型、草丈はかなり高である。茎の太さは中、一次分枝の出方はU型、分枝数は多、節間長は長である。葉型はT型、欠こくの深さ、鋸歯及び葉の先端の形は中、葉縁の波打ちは弱、葉身長は短、葉身幅は中、葉柄の太さは細、長さは長、葉色(葉表)は中、アントシアン発色の有無(葉裏)は有、程度は淡、花房の形は凹凸型、直径はかなり大、高さはかなり高、花形は反転咲、花径は大、花芯部の大きさは中、花弁色は鮮青紫(JHS カラーチャート8005)、蛇の目、覆輪(白色部分)の有無は有、大きさは中、絞りの有無は無、花芯の色は暗灰紫(同8618)、花弁長は長、花弁幅は中、花弁の形及びそりはU型、花弁先端の欠刻の有無は有、形は尖、花弁の数(舌状花)は中、同(筒状花)は多、八重咲性は無、がくの形は無、切れ込みの深さは長、色は濃、一花房花数は中、花の香りは有である。開花期は早である。
「ミス横浜」と比較して、花芯の色が暗灰紫であること、花弁長が長いこと等で、「サンセネブ」と比較して、蛇の目、覆輪(白色部分)が有ること、花芯の色が暗灰紫であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡白州町)において、「ジュピターブルーホワイト」に連合王国から導入した S. heritieriを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10654号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
かきつばた 紅丸(べにまる)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「桜花」の自然交雑実生の中から選抜して育成されたものであり、花は三英、垂れ咲きの濃紫色で、鉢物、庭園及び花壇向きの中輪種である。
草型は直立、草丈は中である。茎の太さはかなり太、長さは長、色は緑、節間長は長である。葉の全体の形は長刀形、先端の形は内曲、垂れ具合は0、葉身長及び葉身幅は中、成葉の色は緑、苞の色は紅紫である。花形1は垂れ咲き、花形2(花弁数からみた花形)は三英、大きさは中、外花被及び内花被の花色パターンは単色、脈の明瞭度は不明瞭である。外花被の全体の形は卵形、先端の形は鈍形、基部の形は鈍形、内花被の全体の形は披針形、先端の形は鋭形、基部の形は楔形である。花被のよじれ及び波打ちは無、反転は弱、花被反転の向きは外向き、外花被の長さ、内花被の長さ、外花被の幅、及び内花被の幅は中である。外花被の地色は濃紫(JHS カラーチャート8608)、内花被の地色は鮮紫(同8607)、目の大きさは小、色は黄、花被表面の弁質は平滑である。花柱の形は整形、ずい片の大きさは中、先端の切れ込みは少、雄ずいの発達は正常、花糸の色は紫、葯の色は浅黄、茎頂につく花数は3以上である。開花の早晩は中である。
「からくれない」と比較して、外花被の地色が濃紫であること等で、「すり衣」と比較して、花被反転の向きが外向きであること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成5年に育成者のほ場(愛知県豊橋市)において、「桜花」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10655号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
かきつばた 狩衣(かりころも)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「星影」に「からくれない」を交配して育成されたものであり、花は三英、垂れ咲きの青味紫色で、鉢物、庭園及び花壇向きの大輪種である。
草型は直立、草丈は中である。茎の太さは太、長さは長、色は緑、節間長は中である。葉の全体の形は長刀形、先端の形は内曲、垂れ具合は1/4以下、葉身長及び葉身幅は中、成葉の色は黄緑、苞の色は緑である。花形1は垂れ咲き、花形2(花弁数からみた花形)は三英、大きさは大、外花被及び内花被の花色パターンは単色、脈の明瞭度は明瞭である。外花被の全体の形は卵形、先端の形は円形、基部の形は鈍形、内花被の全体の形は披針形、先端の形は鋭形、基部の形は楔形である。花被のよじれ,波打ち及び反転は弱、反転の向きは外向き、外花被の長さは長、、内花被の長さ、外花被の幅は及び内花被の幅は中である。外花被及び内花被の地色は青味紫(JHS カラーチャート8311)、目の大きさは小、色は黄、花被表面の弁質は平滑である。花柱の形は整形、ずい片の大きさは大、先端の切れ込みは少、雄ずいの発達は正常、花糸の色は紫、葯の色は浅黄、茎頂につく花数は3以上である。開花の早晩は中である。
「カラコロモ」及び「すり衣」と比較して、花が大きいこと、花被反転の向きが外向きであること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和63年に育成者のほ場(愛知県豊橋市)において、「星影」に「からくれない」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「大宮人」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10656号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
グズマニア ジャズ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、苞状葉が明赤色でザーニー型の鉢物向きの品種である。
草型は中間型、植物体基部の膨大はやや有、草丈は中である。葉身部の形は広線形、葉先の形は鋭形、葉のそりは上位で曲る、ねじれは無、長さは短、幅は中、成葉の表面先端部及び中間部の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3308)、基部の色は濃黄緑(同3307)、斑の有無は無、吸収鱗片の模様は模様なしである。花茎の長さ及び太さは中、抽出角度は直立である。着色した苞状葉部位は中部〜上部、苞状葉の模様は無、色は明赤(同0406)である。花序の形状はザーニー型、抽出角度は葉より上位、長さは中、幅は極広、苞の色の区分は複色、1花序の小花数は少、花被片の色は明黄(同2505)、やくの抽出は抽出しないである。
「ジャイブ」と比較して、苞状葉の色が明赤であること、花被片の色が明黄であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、交配組合せ検定試験を実施し、1996年から特性の調査を行い、1998年に目標とする特性を確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10657号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
グズマニア ボレロ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の系統どうしを交配して選抜、育成されたものであり、苞状葉が淡緑黄色のザーニー型で鉢物向きの品種である。
草型は立型、植物体基部の膨大は有、草丈は中である。葉身部の形は披針形、葉のそりは上位で曲る、ねじれは無、長さ及び幅は中、成葉の表面先端部及び中間部の色は暗黄緑(JHSカラーチャート3508)、基部の色は濃黄緑(同3507)、斑の有無は無、吸収鱗片の模様は模様なしである。花茎の長さは及び太さは中、抽出角度は直立である。着色した苞状葉の部位は基部〜上部、苞状葉の模様は無、色は淡緑黄(同2702)である。花序の形状はザーニー型、抽出角度は葉と同位、長さは中、幅は極広、1花序の小花数は少、花被片の色は淡緑黄(同2903)、葯の抽出は抽出しないである。
「サルサ」及び「リンボ」と比較して、苞状葉の色が淡緑黄であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要要
この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10658号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
きく 精海(せいかい)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「精剣」に白色系八重咲混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや大輪で、切花向きの品種である。
草型はほふく性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは太、色は褐、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、葉裂片縁部の重なり程度は重なる、表面及び裏面の色は濃、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はやや少、分布は散在、長さは小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2901)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と異なり緑色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは中、総ほうの大きさは大、花首の太さはかなり太、長さはかなり短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
「夏の庄」と比較して、茎の色が褐であること、葉裂片が重なること、花の中心部の色が外弁と異なり緑色であること等で、「初潮」と比較して、花弁の形が舟底弁であることであること、花の中心部の色が外弁と異なり緑色であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精剣」に白色系八重咲混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10659号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
きく 精の調(せいのしらべ)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「夏椿」に紅色系八重咲混合花粉を交配して育成されたものであり、花は浅赤味紫色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは太、色は褐、強さは強、中空の程度は大、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数は少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は浅赤味紫(JHS カラーチャート8910)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは中、長さは短、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性は晩である。
「花垣」と比較して、花が大きいこと、花弁先端の形が丸いこと、外花弁表面の色が浅赤味紫であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
山手義彦
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「夏椿」に紅色系八重咲混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10660号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
きく セイカップ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「イエローシューズ」に黄色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色の中輪で、切花向きの品種である。
草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は赤紫、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)、裏面の色は明緑黄(同2905)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは小、総ほうの大きさはやや小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性は晩である。
「セイアロハ」と比較して、茎の色が赤紫であること、花房の形が円錐形であること等で、「セイアレン」と比較して、茎の色が赤紫であること、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「イエローシューズ」に黄色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10661号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
きく セイカラー
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「グロリア」に紅白複色一重咲混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色で基部が鮮赤紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。
草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は褐、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は長である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面及び裏面の色はやや淡、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はかなり小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)で基部が鮮赤紫(同9208)、裏面の色は黄白(同2701)に赤紫(同9214)のはけ目が入る、舌状花表面の色の分布状態は底紅、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
「グロリア」と比較して、茎の色が褐であること、花房の形が平形であること等で、「コラール」と比較して、茎の色が褐であること、花弁先端の形が尖ること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「グロリア」に紅白複色一重咲混合花粉を交配し、その実生中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10662号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
きく セイチーフ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「セイサム」に白色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の中輪で、切花向きの品種である。
草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は赤紫、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや短、葉の基部の形は平、先端部分の形は尖、一次欠刻は極深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは中、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2901)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
「テスラ」と比較して、葉の基部の形が平であること、葉の先端部分の形が尖であること、花房の形が円筒形であること等で、「セイサム」と比較して葉の基部の形が平であること、花たくの形が平らな円錐状であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイサム」に白色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10663号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
きく セイスタシア
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「セイサム」に白色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は淡黄緑色のやや小輪で、切花向きの品種である。
草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻はかなり深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は淡黄緑(JHS カラーチャート3303)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
「セイサム」及び「セイレマン」と比較して、花房の形が平形であること、外花弁の色が淡黄緑であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「セイサム」に白色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10664号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
きく セイサモア
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「オリオン」に黄色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色のやや小輪で、切花向きの品種である。
草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はかなり深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数は多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は浅緑黄(同2703)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性は晩である。
「セイアロハ」と比較して、花房の形が円筒形であること、外花弁の角度が上向きであること等で、「セイアレン」と比較して、茎の色が緑であること、花房の形が円筒形であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「オリオン」に黄色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10665号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
きく セイコトン
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「セイスノー」に白色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は赤紫、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや少、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面の色はやや濃、裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度はやや強、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みは極低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は中、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、裏面の色は黄白(同2901)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さはやや長、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
「セイスノー」と比較して、茎の色が赤紫であること、花弁の幅が広いこと、外花弁の角度が平であること等で、「セイサム」と比較して、たく葉が大きいこと、花房の形が平形であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「セイスノー」に白色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の品種名称は「セイコットン」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10666号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
きく セイクレール
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「セイモナコ」に同色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色のやや小輪で、切花向きの品種である。
草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は赤紫、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長はやや長である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻は深、表面の色は中、裏面の色はやや淡、毛じの多少は少、光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9203)、裏面の色は淡紫ピンク(同9202)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
「セイコール」と比較して、花房の形が円筒形であること、外花弁の表面の色が紫ピンクであること等で、「セイモナコ」と比較して、葉身長が短いこと、花房の形が円筒形であること、外花弁の表面の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「セイモナコ」に同色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10667号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
きく セイスーザ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「セイモナコ」に黄紅複色系一重咲混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色で基部が濃赤色のやや小輪で、切花向きの品種である。
草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は褐、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2905)で基部は濃赤(同0409)、裏面の色は明緑黄(同2905)に穏赤(同0416)のはけ目が入る、舌状花表面の色の分布状態は底紅、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
「セドリック」と比較して、花房の形が円筒形であること、花弁先端の形が丸いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイモナコ」に黄紅複色系一重咲混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10668号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
きく セイミリオン
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「セイサム」に白色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色のやや小輪で、切花向きの品種である。
草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は赤紫、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はやや短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
「セイアレン」と比較して、茎の色が赤紫であること、花房の形が円錐形であること、花首が短いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「セイサム」に白色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10669号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
きく レッドセイモナコ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「セイモナコ」の枝変わりであり、花は紅色のやや小輪で、切花向きの品種である。
草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は赤紫、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長は長、葉幅は広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は紅(JHS カラーチャート0114)、裏面の色は浅黄(同2504)で穏紅(同0115)のはけ目が入る、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
「オレンジセイモナコ」及び「セイモナコ」と比較して、外花弁表面の色が紅であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイモナコ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10670号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
きく ローズセイモナコ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「セイモナコ」の枝変わりを育成したものであり、花は濃紫ピンク色の小輪で、切花向きの品種である。
草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は赤紫、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長は中である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面及び裏面の色は中、毛じの多少はやや少、光沢度は中、厚さは厚、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは小、厚みは極低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃紫ピンク(JHS カラーチャート9213)、裏面の色は淡紫ピンク(同9501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
「セイモナコ」と比較して、外花弁の角度が平であること、花盤の色が黄緑であること等で、「セイコナン」と比較して、外花弁の表面の色が濃紫ピンクであること、外花弁の角度が平であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成10年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイモナコ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10671号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
クレマチス アフロデイテエレガフミナ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「バイカラー」に「ヘンダーソニー」を交配して育成されたものであり、花は濃青味紫色で、一重咲きの平開で中輪の鉢物及び切花向きの品種である。
草型は有蔓、着花習性はT型、着花枝の発生部位は上部、葉の全形は1回羽状複葉、小葉の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭先形、長さは中、数は5出、毛の有無は有である。花の向きは斜上〜上、一重・八重の別は一重、花形は平開、花の大きさは中、がく片の全形はU型、数は4〜6、縦方向の曲り方はU型、横方向の曲り方はV型、重ねの程度は無、長さ及び幅は中、条線は無、単色か複色の別は単色、表面の地色は濃青味紫(JHS カラーチャート8307)、裏面の色は穏青味紫(同8312)、やくの色は暗青味紫(同8308)、花糸の色は浅青紫(同8008)、雄ずいの長さは中、毛の有無は無、柱頭の色は淡青紫(同8002)、花柄の太さは中、長さは長、芳香性は有である。
「アフロデイテ」及び「ジャックマニー」と比較して、花の向きが斜上〜上であること、花糸の色が浅青紫であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年2月22日
8 登録品種の育成の経過の概要要
この品種は、平成2年に育成者の温室(東京都目黒区)において、「バイカラー」に「ヘンダーソニー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10672号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
クレマチス 福園(ふくぞの)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「デュランディー」を自家受粉して育成されたものであり、花は青味紫色で平開、一重咲きで大輪の鉢物向きの品種である。
草型は有蔓、着花習性はX型、着花枝の発生部位は基部、葉の全形は単葉及び1回羽状複葉、小葉の形は卵形、先端の形は鋭先形、長さは中、数は3出、毛の有無は無である。花の向きは斜上〜上、一重・八重の別は一重、花形は平開、花の大きさは大、がく片の全形はV型、先端の形は突形、数は4〜6、縦方向の曲り方はW型、横方向の曲り方はV型、重ねの程度は無、長さは長、幅は中、条線の数は3、単色・複色の別は単色、表面の地色は青味紫(JHS カラーチャート8310)、条線部の色は青味紫(同8311)、裏面の地色は浅青味紫(同8309)である。雄ずいの長さは長、毛の有無は有、花柄の太さは中、長さは長、芳香性は無である。
「デュランディー」と比較して、がく表面の地色が青味紫であること等で、Clematis integrifoliaと比較して、花の向きが斜上〜上であること、がく表面の地色が青味紫であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成6年に育成者の温室(愛知県豊田市)において、「デュランディー」を自家受粉して得られた実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「藤園」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10673号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
スターチス アイスター モーブ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ソピア」の実生の中から選抜して育成されたものであり、花冠の色が淡緑黄、がくの色が鮮赤紫の切花向きの品種である。
草形は根出葉のみ、草丈及び分けつの程度は中である。茎の太さは中、色はやや淡、茎の翼、たく葉及び分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は長、葉幅は中、葉身の色は淡緑、葉の光沢は少、毛及び葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は斜上、抽苔数は少、一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はV型、多少、径及び長さは中、色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)である。がくの直径及び長さは中、色は鮮赤紫(同9208)である。花の香りは無、開花期は極早である。
「サザンピンク」と比較して、葉縁の波打ちが多いこと、がくの色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成7年に旧岩手県園芸試験場高冷地開発センターの温室(二戸郡一戸町)において、「ソピア」の実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「パレット モーブ」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10674号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
スターチス アイスター ラベンダー
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ソピア」の実生の中から選抜して育成されたものであり、花冠の色が淡緑黄、がくの色が明紫の切花向きの品種である。
草形は根出葉のみ、草丈及び分けつの程度は中である。茎の太さは中、色はやや濃、茎の翼は小、たく葉はやや小、分枝数及び分枝長は中、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちはやや少、葉長は長、葉幅は中、葉身の色は淡緑、葉の光沢は少、毛はやや少、葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は斜上、抽苔数は多、一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はV型、多少、径及び長さは中、色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は明紫(同8604)である。花の香りは無、開花期は極早である。
「サザンピンク」と比較して、葉身の色が淡いこと、がくの色が明紫であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に岩手県農業研究センター南部園芸研究室の温室(陸前高田市)において、「ソピア」の実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「パレット ラベンダー」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10675号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
スターチス アイスター ライラックブルー
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ソピア」の実生の中から選抜して育成されたものであり、花冠の色が淡黄緑、がくの色が明紫の切花向きの品種である。
草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は中である。茎の太さはやや太、色は中、茎の翼は小、たく葉はやや大、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは少、葉長は長、葉幅は広、葉身の色は緑、葉の光沢及び毛は中、葉柄の長さは長、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数は多、一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はV型、多少は中、径はやや大、長さは中、色は淡黄緑(JHSカラーチャート3102)である。がくの直径は大、長さは中、色は明紫(同8604)である。花の香りは無である。
「サザンピンク」と比較して、草丈が長いこと、葉幅が広いこと、がくの色が明紫であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に岩手県農業研究センター(北上市)の温室において、「ソピア」の実生の中から選抜し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「パレット ライラックブルー」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10676号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
スターチス アイスター ロージーピンク
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ソピア」の実生の中から選抜して育成されたものであり、花冠の色が淡黄緑、がくの色が明赤紫の切花向きの品種である。
草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は中である。茎の太さはやや太、色、茎の翼、たく葉及び分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは少、葉長は長、葉幅は広、葉身の色は緑、葉の光沢及び毛は中、葉柄の長さは長、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は斜上、抽苔数及び一次分枝の小花数は中、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少及び径は中、長さはやや長、色は淡黄緑(JHSカラーチャート3102)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は明赤紫(同9206)である。花の香りは無である。
「サザンピンク」と比較して、がくの色が明赤紫であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に岩手県農業研究センター(北上市)の温室において、「ソピア」の実生の中から選抜し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「パレット ロージーピンク」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10677号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
スターチス アイスター ライラック
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ソピア」の実生の中から選抜して育成されたものであり、花冠の色が淡黄緑、がくの色が浅紫の切花向きの品種である。
草形は根出葉のみ、草丈及び分けつの程度は中である。茎の太さ及び色は中、茎の翼は小、たく葉及び分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは少、葉長は長、葉幅は広、葉身の色は緑、葉の光沢は少、毛は中、葉柄の長さは短、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は斜上、抽苔数は多、一次分枝の小花数は中、花の向きは上向き、花冠の形はV型、多少は中、径はやや大、長さは中、色は淡黄緑(JHSカラーチャート3102)である。がくの直径及び長さは中、色は浅紫(同8603)である。花の香りは無である。
「サザンピンク」と比較して、葉幅が広いこと、がくの色が浅紫であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に岩手県農業研究センター(北上市)の温室において、「ソピア」の実生の中から選抜し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「パレット ライラック」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10678号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
カーネーション バミレラ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は浅橙の地色に赤色の点、条及び覆輪が入る盛咲で、大輪の切花向きの品種である。
草姿は中間、開花時草丈は高、節数はやや少である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極少、側枝の着生位置は無、節間長は長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長は長、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさは大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は大、地色は浅橙(JHS カラーチャート1603)、複色模様色は赤(同0414)、色彩模様は点、条及び覆輪、複色割合はやや少、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さはやや長、幅はやや広、数はやや多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性は極難である。
「オレンジツンドラ」と比較して、つぼみの形が楕円形であること、花の複色模様色が赤であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1992年に育成者の温室(イタリア共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10679号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
カーネーション プレサプ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は浅緑黄色の垂咲で、大輪の切花向きの品種である。
草姿は中間、開花時草丈は高、節数はやや少である。茎の長径、硬さ及び折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はかなり少、側枝の着生位置は主に中下部、節間長は長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は長、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさはかなり大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は大、花色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さはやや長、幅はやや広、数はかなり多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは長、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性はやや易である。
「リバティ」と比較して、側面から見た花形が垂咲であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年2月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1991年に育成者の温室(イタリア共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「プレジャー セレクタ」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10680号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
カーネーション メモリーリバー
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ムーンリバー」の枝変わりであり、花は紫ピンクの垂咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
草姿は中間、開花時草丈はやや高、節数はやや少である。茎の長径はやや細、硬さは柔、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はやや少、側枝の着生位置は主に中下部、節間長はやや長、最長節間の位置は第6節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長はやや長、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや小、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はやや小、表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9703)、裏面の色は淡紫ピンク(同9702)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は淡緑、がくの太さ及び長さは中、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はかなり早生、がく割れの難易性は極難である。
「ベレザ」と比較して、つぼみの形が倒卵形であること、早晩性がかなり早生であること等で、「ムーンリバー」と比較して、表面の花色が紫ピンクであること、色彩模様が単一であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成8年に出願者の温室(静岡県掛川市)において、「ムーンリバー」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10681号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
カーネーション エンパイア
3 登録品種の特性の概要
この品種は、育成者所有の育成系統に「サラマンカ kgr」を交配して育成されたものであり、花は浅黄緑色の垂咲で、極大輪の切花向きの品種である。
草姿は中間、開花時草丈は極高、節数は中である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度はよく巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさは大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は極大、花色は浅黄緑(JHS カラーチャート3103)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さはやや長、幅は広、数は多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は鐘形、がく筒の色は灰緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、花の香りは中である。早晩性は晩生、がく割れの難易性は難である。
「ケイパックス」と比較して、花色が浅黄緑であること、早晩性が晩生であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統に「サラマンカ kgr」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10682号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
カーネーション ピーチインターメッゾ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「インターメッゾ」の枝変わりであり、花は淡緑黄の地色に鮮紫ピンク色の条が入る盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
草姿は中間、開花時草丈は高、節数はやや少である。茎の長径はやや細、硬さは剛、折れの難易は難、色は緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は少、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、地色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)、複色模様色は鮮紫ピンク(同9704)、色彩模様は条、花色の移行性は有、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さはやや短、幅はやや狭、数はやや少、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや細、長さは中、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りはかなり弱である。早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
「エッチワイビス」と比較して、花の地色が淡緑黄であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1997年に出願者の温室(オランダ王国)において、「インターメッゾ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10683号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
カーネーション ベーシック
3 登録品種の特性の概要
この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色の垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
草姿は中間、開花時草丈は極高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さは中、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、花色は黄白(JHS カラーチャート2701)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ、幅及び数は中、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さ及び長さは中、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは強である。早晩性は晩生である。
「ブライダル ホワイト」と比較して、花弁数が多いこと、ほう葉が短いこと、早晩性が晩生であること等で、「バガテル」と比較して、側面から見た花形が垂咲であること、花弁数が多いこと、早晩性が晩生であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10684号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
カーネーション スマート
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「インターメッゾ」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は黄白の地色に明紫赤色の条及び覆輪が入る垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
草姿は中間、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さ及び折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はやや少、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第6節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、地色は黄白(JHS カラーチャート2701)、複色模様色は明紫赤(同9706)、色彩模様は条及び覆輪、複色割合はかなり少、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さはかなり浅、数はかなり少、花弁の長さ、幅及び数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は鐘形、がく筒の色は灰緑、がくの太さ及び長さは中、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは強である。早晩性はやや晩生、がく割れの難易性は難である。
「アルチカ」と比較して、花の複色模様色が明紫赤であること、複色割合が少ないこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、「インターメッゾ」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10685号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
カーネーション デザイン
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「キンコ」に「プラド」を交配して育成されたものであり、花は浅黄緑色の盛咲で、やや大輪の切花向きの品種である。
草姿は中間、開花時草丈は中、節数は少である。茎の長径はやや細、硬さは剛、折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は少、立茎数及び節間長は中、最長節間の位置は第6節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は少である。つぼみの形は楕円形、大きさは大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや大、花色は浅黄緑(JHS カラーチャート3103)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は中、花弁の長さ及び幅は中、数はやや多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、花の香りは弱である。早晩性は早生、がく割れの難易性は中である。
「プラド レフィット」と比較して、茎及び葉のろう質が少ないこと、花色が浅黄緑(同3103)であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、「キンコ」に「プラド」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10686号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
カーネーション アレグロ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、育成者所有の育成系統に「キンコ」を交配して育成されたものであり、花は淡ピンク色の垂咲で、大輪の切花向きの品種である。
草姿は中間、開花時草丈は高、節数はやや少である。茎の長径はやや細、硬さは剛、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさはかなり大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は大、花色は淡ピンク(JHS カラーチャート0102)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さ及び数は中、花弁の長さはやや長、幅はやや広、数はかなり多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、花の香りは弱である。早晩性はやや早生、がく割れの難易性は難である。
「コスタンゾ」と比較して、つぼみの形が楕円形であること、がくの形が円柱形であること等で、「キャメア」と比較して、花径が大きいこと、花色が淡ピンクであること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統に「キンコ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10687号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
カーネーション ピーケーミカ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、育成者所有の育成系統に「シュガー」を交配して育成されたものであり、花は鮮ピンク色の盛咲で、大輪の切花向きの品種である。
草姿は中間、開花時草丈は極高、節数はやや少である。茎の長径はやや細、硬さは剛、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は大、花色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0105)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さはやや長、幅は中、数はやや多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は鐘形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、花の香りは弱である。早晩性は早生、がく割れの難易性は難である。
「ノベルピンク」と比較して、花色が鮮ピンク(同0105)であること等で区別性が認められれる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統に「シュガー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「ミカ」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10688号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
カーネーション ピーケーインフィニティ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ビクトアール」の枝変わりであり、花は淡黄緑色の盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
草姿は中間、開花時草丈は中、節数はやや少である。茎の長径はやや細、硬さは中、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はかなり多、側枝の着生位置は主に中部、節間長は中、最長節間の位置は第6節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、花色は淡黄緑(JHS カラーチャート3303)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数、花弁の長さ及び幅は中、数はやや少、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さ及び長さは中、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。早晩性は早生、がく割れの難易性は難である。
「ミスティック グリーン」と比較して、花弁鋸歯の深さが深く、数が多いこと、早晩性が早生であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1996年に出願者の温室(オランダ王国)において、「ビクトアール」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「インフィニティ」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10689号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
カーネーション ダークインパルス
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「インパルス」の枝変わりであり、花は鮮紫ピンクの地色に鮮赤紫色の点、条及び覆輪が入る垂咲で、かなり大輪の切花向きの品種である。
草姿は中間、開花時草丈は極高、節数は中である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、節間長は長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさは大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はかなり大、表面の地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)、複色模様色及び裏面の花色は鮮赤紫(同9207)、色彩模様は点、条及び覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さ及び数は中、花弁の長さはやや長、幅はやや広、数は多、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さは長、がくの形は鐘形、がく筒の色は灰緑+紫、がくの太さはやや太、長さはやや長、花の香りはかなり弱である。早晩性はやや早生、がく割れの難易性は難である。
「インパルス」と比較して、花の表面の地色が鮮紫ピンクであること、色彩模様が点、条及び覆輪であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1996年に出願者の温室(オランダ王国)において、「インパルス」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10690号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
カーネーション ホワイトサレヤ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「サレヤ」の枝変わりであり、花は黄白の地色に鮮ピンク色の点、条及び覆輪が入る垂咲で、かなり大輪の切花向きの品種である。
草姿は中間、開花時草丈は極高、節数はやや多である。茎の長径はやや太、硬さは剛、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、節間長はやや長、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさは大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はかなり大、地色は黄白(JHS カラーチャート2701)、複色模様色は鮮ピンク(同0105)、色彩模様は点、条及び覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さはやや長、幅はやや広、数は多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は鐘形、がく筒の色は灰緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、花の香りは弱である。早晩性は極晩生、がく割れの難易性は難である。
「サレヤ」と比較して、花の地色が黄白であること等で、「こまち」と比較して、花の複色模様色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1996年に育成者の温室(イタリア共和国)において、「サレヤ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10691号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ペラルゴニウム ボニート
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「バルブ ブルー」の枝変わりであり、花は暗紅色の花弁に表面周縁がピンク白色、暗灰赤色の条状が入る八重咲き、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は少、節間長は中である。葉身形はツタバ形、葉身基部の開閉度は閉じる、欠刻の有無は無、葉身長及び幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は弱、たく葉の長さは中、幅は広、葉柄の長さは中である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは八重、花径は中、上部及び下部花弁の表面並びに内花弁の色は暗紅(JHS カラーチャート0110)、上部及び下部花弁の表面周縁の色はピンク白(同0101)、上部花弁の裏面の色は濃紅(同0109)、下部花弁の裏面の色はピンク白(同0101)及び濃紅(同0109、上縁部)、上部花弁の色模様の色は暗灰赤(同9718)、型は条状、上部及び下部花弁の基部の白色模様並びに内花弁の色模様の有無は無、花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は狭、がくの形はT型、がくの毛の有無は有、距の有無は無である。小花柄の長さは中、花の香りの有無は無である。
「メキシカーナ」及び「フィスルル」と比較して、上部花弁の表面の色が暗紅であること、がくの距が無いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1994年に育成者の温室(オランダ国)において、「バルブ ブルー」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10692号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ペラルゴニウム ルルメックス
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「フィスルル」の枝変わりであり、花は淡紫ピンク色の花弁に表面周縁が鮮赤紫色、鮮赤紫色の条状が入る八重咲きで、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は無又は微、節間長は短である。葉身形はツタバ形、葉身基部の開閉度は一部重なる、欠刻の有無は無、葉身長は短、葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は弱、たく葉の長さは中、幅は広、葉柄の長さは中である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは八重、花径は中、上部及び下部花弁の表面並びに内花弁の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)、上部及び下部花弁の表面周縁の色は鮮赤紫(同9507)、上部及び下部花弁の裏面の色は淡紫ピンク(同9501)に鮮赤紫(同9507)の覆輪、上部花弁の色模様の色は鮮赤紫(同9507)、型は条状、上部及び下部花弁の基部の白色模様の有無は無、内花弁の色模様の有無は有、下部花弁の色模様の色は鮮赤紫(同9507)、型は条状、花弁の絞り模様の有無は有である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、がくの毛及び距の有無は有である。小花柄の長さは長、花の香りの有無は無である。
「メキシカーナ」及び「フィスルル」と比較して、上部及び下部花弁の表面の色が淡紫ピンクであること、上部及び下部花弁の表面周縁の色が鮮赤紫色であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1997年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「フィスルル」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10693号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ほうせんか WFメグミ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紅色の単色で鉢物向きの品種である。
草型は中間型、草丈は中間性、株幅は中である。茎の長さは中、太さは太、色は淡緑、分枝性は中である。葉のつき方は輪生、全形は長楕円状披針形、先端の形は鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅及び葉柄の長さは中、葉縁の形は全縁、表面の地色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、斑の有無は無、葉の光沢は中、裏面の地色は穏黄緑(同3514)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は3.6〜5.0p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は鮮紅(同0107)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは中、色は赤(同0414)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
「ダニコン」と比較して、茎の色が淡緑であること、花弁の基部の色が鮮紅であること等で、「キンプトル」と比較して、茎の色が淡緑であること、距の曲がりが強いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成10年に育成者の温室(栃木県芳賀郡益子町)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「WFピアス」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10694号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ほうせんか WFカホリ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃赤茶色の単色で、鉢物向きの品種である。
草型は中間型、草丈は中間性、株幅は広である。茎の長さは長、太さは太、色は淡緑、分枝性は中である。葉のつき方は輪生、全形は長楕円状披針形、先端の形は鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長、葉幅及び葉柄の長さは中、葉縁の形は全縁、表面の地色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、斑の有無は無、葉の光沢は中、裏面の地色は穏黄緑(同3514)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は3.6〜5.0p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は濃赤茶(同0708)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは強、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは2.1〜4.0pである。
「キアラ」及び「デュエインペットレッド」と比較して、茎の色が淡緑であること、距の曲りが強いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成10年に育成者の温室(栃木県芳賀郡益子町)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「WFルージュ」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10695号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ほうせんか WFエーゲ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色の単色で、鉢物向きの品種である。
草型は中間型、草丈は中間性、株幅は中である。茎の長さは長、太さは太、色は淡緑、分枝性は中である。葉のつき方は輪生、全形は長楕円状披針形、先端の形は鋭先形、基部の形は鋭脚、葉長は長、葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は全縁、表面の地色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、斑の有無は無、葉の光沢は中、裏面の地色は穏黄緑(同3514)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は3.6〜5.0p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は鮮赤紫(同9207)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは中、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
「キハル」及び「キドム」と比較して、茎の色が淡緑であること、花弁の地色が鮮赤紫(同9207)であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成10年に育成者の温室(栃木県芳賀郡益子町)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10696号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
りんどう 紫恋歌(しれんか)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、ササリンドウ系青花種の変異個体であり、花は内面上部及び中部が紫青色、外面が明紫青色で鉢物向きの早生種である。
植物体の形状は直立性、草丈は20〜29pである。茎の直径は3.0〜4.9o、横断面の形状は円形、色は緑褐、着色程度は多である。一節側枝発生数は0、二節以上の側枝発生数は1〜6である。葉長は5.0〜6.9p、葉幅は1.5〜1.9p、葉身の形状は狭披針形、葉表面の色は濃緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は頂部より、頂部の着花数は5〜8、茎当たりの総花数は10〜19である。花冠の形状は鐘形、長さは6.0〜6.9p、直径は1.6〜1.9p、先端の直径は2.5〜2.9p、転回はやや外反転、花冠内面上部及び中部の色は紫青(JHS カラーチャート7612)、外面の色は明紫青(同7611)、内面上部の斑点は中、内面中部の斑点は多、外面の斑点は中、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さは12〜13o、幅は8〜9o、形状はV型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は早で、育成地(岩手県花巻市)では8月下旬である。
「いわて乙女」及び「あおこりん」と比較して、葉身の形状が狭披針形であること、花冠内面上部の色が紫青であること、花冠外面の色が明紫青であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成9年に育成者の温室(岩手県花巻市)において、ササリンドウ系青花種の中から変異個体を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「紫恋花」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10697号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
りんどう 尾瀬の大将(おぜのたいしょう)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、ササリンドウの選抜系統の実生から育成されたものであり、花は内面上部が濃紫青色、内面中部が浅灰青色、外面が鮮青紫色で、切花向きの晩生種である。
植物体の形状は直立性、草丈は90〜119pである。茎の直径は5.0〜7.9o、横断面の形状は4稜形、上部の色は淡緑、着色程度は中、下部の色は淡緑、着色程度は少である。1節側枝発生数は1〜4、2節以上の側枝発生数は1〜6、1節側枝発生位置は中部のみである。葉長は5.0〜6.9p、葉幅は3.0〜3.9p、葉身の形状は心臓形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は下部より、頂部の着花数は5〜8、茎当たりの総花数は30〜49である。花冠の形状は鐘形、長さは4.0〜4.9p、直径は2.0p以上、先端の直径は4.0p以上、転回は外反転、花冠内面上部の色は濃紫青(JHS カラーチャート7606)、内面中部の色は浅灰青(同7012)、外面の色は鮮青紫(同8005)、内面上部の斑点は無、内面中部の斑点は多、外面の斑点は少、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さは12〜13o、幅は12o以上、形状はW型である。がくの裂片数は6、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は漏斗状である。開花期は晩で、育成地(福島県南会津郡伊南村)では10月上旬である。
会津在来のササリンドウと比較して、葉身の形状が心臓形であること、花冠が短く、太いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成5年に育成者のほ場(福島県南会津郡伊南村)において、ササリンドウの選抜系統の実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10698号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
りんどう 尾瀬の青華(おぜのせいか)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、エゾリンドウの選抜系統の実生から育成されたものであり、花は内面上部が青紫色、外面が鮮青紫色で、切花向きの極晩生種である。
植物体の形状は直立性、草丈は120〜159pである。茎の直径は5.0〜7.9o、横断面の形状は4稜形、上部の色は淡緑、着色程度は少、下部の色は淡緑、着色程度は無である。1節側枝及び2節以上の側枝発生数は0である。葉長は7.0〜9.9p、葉幅は3.0〜3.9p、葉身の形状は披針形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は下部より、頂部の着花数は5〜8、茎当たりの総花数は20〜29である。花冠の形状は鐘形、長さは5.0〜5.9p、直径は1.6〜1.9p、先端の直径は2.0〜2.4p、転回はやや外反転、花冠内面上部の色は青紫(JHS カラーチャート8009)、内面中部の色は浅紫青(同7603)、外面の色は鮮青紫(同8005)、内面上部の斑点は無、内面中部の斑点は中、外面の斑点は少、外面の縞模様の有無は無である。花冠裂片の長さは12〜13o、幅は12o以上、形状はW型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は極晩で、育成地(福島県南会津郡伊南村)では10月中旬である。
「尾瀬の愛」と比較して、花冠外面の色が鮮青紫であること、開花期が晩いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成3年に育成者のほ場(福島県南会津郡伊南村)において、エゾリンドウの選抜系統の実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10699号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
りんどう 蒼い風(あおいかぜ)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して得られた交雑品種であり、花は内面上部が鮮紫青色、中部が淡青色、外面上部が明紫青色、下部が淡青色で切花向きの晩生種である。
植物体の形状は直立性、草丈は90〜119pである。茎の直径は5.0〜7.9o、横断面の形状は円形、上部の色は淡緑、着色程度は中、下部の色は緑、着色程度は多である。一節側枝発生数は1〜4、二節以上の側枝発生数は7〜12、一節側枝発生位置は上部〜中部である。葉長は10.0〜12.9p、葉幅は3.0〜3.9p、葉身の形状は広披針形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は下部より、頂部の着花数は13〜16、茎当たりの総花数は50〜69である。花冠の形状は鐘形、長さは5.0〜5.9p、直径は1.6〜1.9p、先端の直径は2.5〜2.9p、転回は外反転、花冠内面上部の色は鮮紫青(JHS カラーチャート7605)、中部の色は淡青(同7602)、外面上部の色は明紫青(同7611)、下部は淡青(同7602)、内面及び外面の斑点は無、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さ及び幅は10〜11o、形状はV型である。がくの裂片数は5、がく片の長さは2.5〜2.9p、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は晩で、育成地(岩手県和賀郡沢内村)では9月中旬〜下旬である。
「ジョバンニ」及び「いわて」と比較して、花冠外面上部の色が明紫青、下部が淡青であること、がく片が長いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
湯田町 岩手県和賀郡湯田町川尻40地割40番地71
沢内村 岩手県和賀郡沢内村大字太田第2地割81番地1
西和賀農業協同組合 岩手県和賀郡沢内村大字大野第12地割150番地
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、出願者所有のササリンドウ系の選抜育成系統を母系とし、同じくエゾリンドウ系統を父系とする交雑品種であり、平成8年に出願者のほ場(岩手県和賀郡沢内村)において、以後特性の調査を行い、11年にその目標とする特性を有することを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10700号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
りんどう 深山秋(みやまあき)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有のササリンドウの選抜系統どうしを母系及び父系とする交雑品種であり、花は内面上部が鮮青紫色、内面中部が淡青色、外面が明青紫色で、切花向きの極晩生種である。
植物体の形状は直立性、草丈は90〜119pである。茎の直径は5.0〜7.9o、横断面の形状は円形、上部の色は淡緑、着色程度は多、下部の色は淡緑、着色程度は中である。1節側枝発生数は1〜4、2節以上の側枝発生数は1〜6、1節側枝発生位置は上部〜中部である。葉長は7.0〜9.9p、葉幅は3.0〜3.9p、葉身の形状は披針形、葉表面の色は緑、着色程度は少、裏面の色は淡緑、着色程度は少である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は中部より、頂部の着花数は9〜12、茎当たりの総花数は30〜49である。花冠の形状は鐘形、長さは5.0〜5.9p、直径は1.6〜1.9p、先端の直径は4.0p以上、転回は外反転、花冠内面上部の色は鮮青紫(JHS カラーチャート8005)、内面中部の色は淡青(同7602)、外面の色は明青紫(同8004)、内面上部の斑点は無、内面中部の斑点は中、外面の斑点は無、外面の縞模様の有無は有である。花冠の裂片数は6、花冠裂片の長さは12〜13o、幅は12o以上、形状はW型である。がくの裂片数は6、がく片の長さは2.5〜2.9p、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は極晩で、育成地(長野県上伊那郡箕輪町)では11月上旬〜中旬である。
「晩信濃」と比較して、花冠の裂片数が多いこと、がく片が長いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、出願者所有のササリンドウの選抜系統どうしを母系及び父系とする交雑品種であり、平成8年に出願者のほ場(長野県上伊那郡箕輪町)において交配組合せ検定試験を実施し、11年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「深山むらさき」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10701号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
サングイソルバ テヌイフォリア 中宮97の6(ちゅうぐう97の6)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の無名種の自然交雑実生から育成されたものであり、花穂の形が長倒卵形で赤紫色の切花向きの品種である。
草型は中間、草丈は中、茎の太さは細、色は中である。節間長は短、分枝数は少、二次分枝数はやや少である。葉の長さは短、幅は狭、表面の色は緑、たく葉の有無は有である。小葉の長さ及び幅は中、最大幅の位置は中間部、基部の形は心形、数は多、鋸歯の数は少、先端の色は褐である。花序の形は平、長さは中、花穂の形は長倒卵形、長さは長、幅は狭、着生数は少、色は赤紫である。がくの形は中間型、先端部の色は紫褐、中肋部の色は紫褐、縁部の色は淡紅紫、花柄の長さは長である。雄ずいの数は4、雄ずいの抽出は抽出する、花の香りは無、開花期は中の中である。
「バイカラー」と比較して、がくの形が中間型であること、がくの中肋部の色が紫褐である等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成11年8月26日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成9年に出願者のほ場(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の無名種の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「サン 中宮」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10702号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
サングイソルバ テヌイフォリア 秋宮97の5(あきみや97の5)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の無名種の自然交雑実生から育成されたものであり、花穂の形が円柱形で濃紅色の切花向きの品種である。
草型は中間、草丈は中、茎の太さは細、色は中である。節間長は中、分枝数は少、二次分枝数は多である。葉の長さは短、幅は中、表面の色は濃緑、たく葉の有無は有である。小葉の長さ及び幅は中、最大幅の位置は下部、基部の形は心形、数は中、鋸歯の数は少、先端の色は紫褐である。花序の形は鈍、長さは中、花穂の形は円柱形、長さは長、幅はかなり狭、着生数はかなり少、色は濃紅である。がくの形は中間型、先端部及び中肋部の色は紫褐、縁部の色は淡紅紫、花柄の長さは中である。雄ずいの数は4、雄ずいの抽出は抽出する、花の香りは無、開花期は中の中である。
「バイカラー」と比較して、花穂の形が円柱形であること、がくの形が中間型であること、がく中肋部の色が紫褐である等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成11年8月26日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成9年に出願者のほ場(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の無名種の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「サン 秋宮」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10703号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
われもこう 星生の泉(ほっしょうのいずみ)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、大分県内の在来種の自然交雑実生から育成されたものであり、花穂の形が長楕円形で赤紫色の切花向きの品種である。
草型は中間、草丈は高、茎の太さは太、色は淡である。節間長は短、分枝数は多、二次分枝数は中である。葉の長さ及び幅は中、最大幅の位置は中部、表面の色は緑、たく葉の有無は有である。小葉の長さは長、幅は広、最大幅の位置は中間部、基部の形は心形、数は多、鋸歯の数は中、先端の色は紫褐である。花序の形は平、長さは長、花穂の形は長楕円形、長さ及び幅は中、着生数は少、色は赤紫である。がくの形はたて長型、先端部の色は紫褐、中肋の色は緑褐、縁部の色は紅紫、花柄の長さは長である。雄ずいの数は4、抽出は抽出しない、花の香りは有、開花期は晩の中である。
「すいせい」及び「星生の風」と比較して、草型が中間であること、葉の最大幅の位置が中部であること、花穂の形が長楕円形であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年12月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成4年に育成者のほ場(大分県竹田市)において、大分県内の在来種の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10704号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ダリア ギャラリーセザンヌ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ミュンヘン」の自然交雑実生の中から選抜されたものであり、花色は明黄緑、花型がデコラティブの小輪花である。
草型は叢性、草丈は(一番花開花時)矮である。塊根の形は丸、首の強さは中である。茎の太さは細、空洞の大きさは極小、硬さは硬、ろう質の有無は無、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)、節数は(摘心)少である。葉の全形は1回羽状複葉、小葉の数は3〜5出、形は長楕円形、鋸歯の密度は粗、葉縁の形は単鋸歯、先端の形は広鋭尖、葉柄の翼及び托葉の有無は無、複葉の全長、小葉及び葉柄の長さは短、葉色は暗緑(同3707)葉身の下垂の程度は中である。花茎の長さはやや短、太さはかなり細、強さは強、花の向きは上向き、花型はデコラティブ、直径はS、露心の時期は露心しない、舌状花の重ねの程度は5列以上、数は61〜100枚、形は平弁、先端の形は微突形、長さは11〜50o、管状花の数は11〜50枚、大きさは11〜25o、形は普通型、舌状花の色は外花弁の表面は明黄緑(同3104)、単色か複色かは単色、外花弁の裏面は浅黄緑(同3304)、開花時による変化は無である。開花期はやや早である。
「ミュンヘン」と比較して、舌状花先端の形が微突形であること、舌状花外花弁の表面の色が明黄緑であること等で、「金竜」と比較して、舌状花外花弁の表面の色が明黄緑であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成13年10月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、「ミュンヘン」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10705号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ダリア ギャラリーシンガー
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ギャラリーフェルメール」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花色は濃赤、花型がデコラティブの小輪花である。
草型は叢性、草丈は(一番花開花時)中である。塊根の形は太長、首の強さは中である。茎の太さは細、空洞の大きさは極小、硬さは硬、ろう質の有無は少、色は暗赤紫(JHS カラーチャート9510)、節数は(摘心)少である。葉の全形は1回羽状複葉、小葉の数は3〜5出、形は長楕円形、鋸歯の密度は中、葉縁の形は単鋸歯、先端の形は広鋭尖、葉柄の翼及び托葉の有無は無、複葉の全長は極短、小葉の長さ及び葉柄の長さは短、葉色は暗緑(同3510)、葉身の下垂の程度は中である。花茎の長さはやや短、太さはかなり細、強さは強、花の向きは上向き、花型はデコラティブ、直径はS、露心の時期は露心しない、舌状花の重ねの程度は5列以上、数は61〜100枚、形は平弁、先端の形は円形、長さは11〜50o、管状花の数は10枚以下、大きさは10o未満、形は普通型、舌状花の色は外花弁の表面は濃赤(同0408)、単色か複色かは単色、外花弁の裏面は赤(同0405)、開花時による変化は無である。開花期は早である。
「オハイオ」と比較して、茎の色が暗赤紫であること、舌状花外花弁の表面の色が濃赤であること等で、「光炎」と比較して、舌状花の外花弁の表面の色が濃赤であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成13年10月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、「ギャラリーフェルメール」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10706号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ダリア ギャラリービンセント
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の自然交雑実生の中から選抜されたものであり、花色は明橙、花型がデコラティブの小輪花である。
草型は叢性、草丈は(一番花開花時)中である。塊根の形は太長、首の強さは弱である。茎の太さは中、空洞の大きさは極小、硬さは硬、ろう質の有無は無、色は暗紫赤(JHS カラーチャート9710)、節数は(摘心)中である。葉の全形は1回羽状複葉、小葉の数は3〜5出、形は長楕円形、鋸歯の密度は中、葉縁の形は単鋸歯、先端の形は広鋭尖、葉柄の翼及び托葉の有無は無、複葉の全長は短、小葉の長さはやや短、葉柄の長さはかなり短、葉色は暗緑(同3707)、葉身の下垂の程度はやや少である。花茎の長さはやや短、太さは細、強さは強、花の向きは上向き、花型はデコラティブ、直径はS、露心の時期は露心しない、舌状花の重ねの程度は5列以上、数は61〜100枚、形は平弁、先端の形は微突形、長さは11〜50o、管状花の数は10枚以下、大きさは11〜25o、形は普通型、舌状花の色は外花弁は明橙(同1604)、単色か複色かは単色、外花弁の裏面は黄ピンク(同1003)、表面の色の分布状態は底部淡色、開花時による変化は無である。開花期はやや早である。
「オータムフェアリ」及び「小舟」と比較して、舌状花の外花弁の表面の色が明橙であること、表面の色の分布が底部淡色であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成13年10月12日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10707号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ゆり みほひめ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、ヤマユリに「カサブランカ」を交配して育成されたものであり、花はかなり大輪の黄白色で中肋部が淡黄色のヤマユリ型の切花及び鉢物向きの品種である。
草丈は100〜129p、茎の直径は5.0〜9.9o、上部及び中部の色は淡緑、下部の色は淡褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は40〜59oである。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は20〜29o、葉長は12〜15p、光沢は有、数は中、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はZ型、花の向きは60〜89゜、花房の形状は総状花序、全体の形はヤマユリ型である。花径は210〜239o、内花被の幅は50〜59o、長さは13〜17p、外花被の幅は40〜49o、長さは12〜15pである。花色は花弁の基部は浅黄緑(JHS カラーチャート3304)、地色は黄白(同2502)、中肋部は淡黄(同2503)、縁部は黄白(同2701)、裏面は黄白(同2502)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は70以上、つぼみの色は黄白(同3302)、内花被の形はZ型、外花被の形は[型、内花被先端の形状及び反転の程度はW型、外花被先端の形状はY型、反転の程度はW型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は白、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは中、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60〜89゜、1花茎の花数は中、花の香りは強、開花期は晩である。
「カサブランカ」と比較して、花弁中肋部の色が淡黄であること、内花被及び外花被に斑点が有ること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成11年2月1日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和63年に育成者のほ場(広島県庄原市)において、ヤマユリに「カサブランカ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10708号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ファレノプシス スターサファイア
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「Terilyn Fujitake」にPhalaenopsis equestrisを交配して育成されたものであり、花色はセパル及びペタルがピンク白の地色に鮮紫ピンクのぼかし及び鮮赤味紫の脈斑、リップ中央裂片はピンク白の地色に濃赤味紫の縞及びぼかしが入る抱え咲きの小型種である。
株の大きさは小、草姿は横性である。葉の正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、横断面の形はV型、向きは水平、ねじれは無、幅は36〜50o、長さは10.1〜20p、表面の色は穏黄緑である。花序の型は総状、花数は6〜10、花型は抱え咲き、花の横径及び縦径は3.1〜5.0pである。ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は半円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はX型、横断面の形はW型である。花色はセパル及びペタルはピンク白(JHS カラーチャート9201)の地色に鮮紫ピンク(同8904)のぼかし及び鮮赤味紫(同8906)の脈斑が入る、リップの中央裂片はピンク白(同9201)の地色に濃赤味紫(同8908)の縞及び濃赤味紫(同8907)のぼかしが入る、側裂片は濃赤味紫(同8907)の単色。花の香りは弱、開花期は冬である。
「Terilyn Fujitake」及びP. equestrisと比較して、セパル及びペタルに鮮紫ピンクのぼかし及び鮮赤味紫の脈斑が入ること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成6年に出願者の温室(茨城県土浦市)において、「Terilyn Fujitake」にP. equestrisを交配、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10709号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ハイビスカス チョイベ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「クリンクル・レインボー」に出願者所有の無名黄色大輪種を交配して育成されたものであり、花は基部が明橙色、中央部が濃ピンク色及び明赤橙色、外部が明橙黄色のロート型の一重咲きで、中輪の鉢物向きの品種である。
樹皮の亀裂の形は線状、色は緑、枝の粗密は中である。成葉全体の形は広卵形、葉身先端の形は鋭形、基部の形は円形、縁の形は鈍鋸歯、葉身の長さ及び幅は中、新葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3707)、成葉表面の色は暗緑(同3708)、斑の有無は無、新葉表面の光沢は中、成葉表面の光沢は弱、毛は無、葉脈の形は掌状型、葉柄の長さ及び太さは中、色は赤褐、托葉の形は線状披針形、長さは中である。花冠の向きは上向き、開き方はロート型、タイプは一重咲き、花弁の重なりは重なる、花冠の長径は中である。つぼみの色は浅黄緑(同3103)、単色・複色の別は四色、複色のタイプはバンド、バンド1の色は明橙(同1305)、2の色は濃ピンク(同0405)、3の色は明赤橙(同1005)、4の色は明橙黄(同2204)、脈の明瞭さは不明瞭、バンド1及び2の幅は狭、3及び4の幅は中、花弁全体の形は扇型、花弁のねじれは弱、長さは長、幅は広、数は少、光沢は無である。ずい柱の弁化の有無及び曲がりは無、太さ及び長さは中、色のタイプは二色、基部の色は鮮黄ピンク(同1004)、先端の色は浅黄(同2504)、先端裂片の数は5裂、花柱枝の色は淡黄、毛は有、柱頭の色はオレンジ、花糸の長さは中、色は黄、やくの色は黄である。花柄上部の太さは太、長さは短、色は濃黄緑(同3507)、花柄下部の太さは中、長さは短、色は濃黄緑(同3507)である。副がく裂片の形は披針形、副がくの開放の方向はやや接着、色は緑、がく筒全体の形は鐘形、がく筒の基部から先端までの長さは中、色は黄緑、がく裂片の形態は鋭形、切れ込みはやや浅裂、毛は有、花の香りは無である。
「クリンクル・レインボー」と比較して、単色・複色の別が四色であること、バンド1の色が明橙であること等で、「タウンゼントイエロー」と比較して、花冠の開き方がロート型であること、単色・複色の別が四色であること、バンド1の色が明橙であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成6年に育成者の温室(愛知県江南市)において、「クリンクル・レインボー」に出願者所有の無名黄色大輪種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「イエローベル」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10710号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら ルージュナカシマピンク
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ロマンス」の枝変わりであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮ピンク色でカップ咲、無香の小輪となる鉢物向きの品種である。
樹形は半直立性、株立は中、樹高はかなり低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はかなり狭、色は緑褐、数は枝基部はかなり多、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや短、幅はかなり狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は無、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は小、高さは低、花弁表面の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0105)、裏面の色は明紅(同0106)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さはやや薄、硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は2〜5、花の香りは無である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は晩である。
「ロマンス」及び「ナカシマ91」と比較して、花弁表面の色が鮮ピンクであること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成10年に育成者の温室(岐阜県安八郡輪之内町)において、「ロマンス」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「ルージュピンク」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10711号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら 朱音(あかね)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「Minijet Happy」の枝変わりであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮橙赤色で浅緑黄色の目が入りカップ咲、弱香の小輪となる鉢物向きの品種である。
樹形は半直立性、株立は中、樹高はかなり低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅は狭、色は黄緑、数は枝基部は多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや短、幅は狭である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は弱、厚さは中、硬さはやや硬である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は小、高さはやや低、花弁表面の色は鮮橙赤(JHS カラーチャート0706)で浅緑黄(同2703)の目が入り、裏面の色は浅橙(同1302)で明橙赤(同0705)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さはやや厚、硬さはやや硬、数は20〜24、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「ルイミレッド」と比較して、花弁表面の色が鮮橙赤で浅緑黄の目が入ること、裏面の色が浅橙で明橙赤のぼかしが入ること等で、「メイドロファル」と比較して、花弁表面の色が鮮橙赤で浅緑黄の目が入ること、裏面の色が浅橙で明橙赤のぼかしが入ること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成13年3月13日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成9年に育成者の温室(三重県桑名郡木曽岬町)において、「Minijet Happy」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10712号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら タニスピル
3 登録品種の特性の概要
この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は濃黄ピンク色で弁底に明黄色のぼかしが入りカップ咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はかなり多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は濃黄ピンク(JHS カラーチャート0712)で弁底に明黄(同2506)のぼかしが入り、裏面の色は明橙黄(同2204)で弁端に明橙赤(同0705)のぼかしが入る。花色の移行性は有、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さはやや厚、硬さは中、数は15〜19、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「オリブラウ」と比較して、花弁表面の色が濃黄ピンクで弁底に明黄のぼかしが入ること、裏面の色が明橙黄で弁端に明橙赤のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1993年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10713号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら タナラムピ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は浅橙黄色で外側8枚程度までの弁先に淡橙黄色のぼかしが入りカップ咲、やや弱香の中輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部はかなり少、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は浅橙黄(JHS カラーチャート2203)で外側8枚程度の弁先に淡橙黄(同2202)のぼかしが入り、裏面の色は浅橙黄(同2203)で外側8枚程度の弁先から弁央に淡橙黄(同2202)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さはやや厚、硬さは中、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りはやや弱である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「ゲリエトワ」と比較して、花弁表面の色が浅橙黄で外側8枚程度の弁先に淡橙黄のぼかしが入ること、裏面の色が浅橙黄で外側8枚程度の弁先から弁央に淡橙黄のぼかしが入るこ等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1994年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10714号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら タナラーン
3 登録品種の特性の概要
この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は明赤橙色で高芯咲、かなり弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は黄緑、数は枝基部はやや多、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は中、本葉の長さは長、幅はやや広である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は明赤橙(JHS カラーチャート1005)、裏面の色は明橙(同1304)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さはやや長、太さはやや太、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「ルイテノル」と比較して、花弁表面の色が明赤橙であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1994年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「タナラン」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10715号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら タントクニルプ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は明紫赤色で高芯咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部はかなり少、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は中、本葉の長さは長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さは高、花弁表面及び裏面の色は明紫赤(JHS カラーチャート9706)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は20〜24、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さはやや長、太さはやや太、新しょう及び開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
「オリゾウク」と比較して、花弁表面の色が明紫赤であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1992年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10716号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら タノブミル
3 登録品種の特性の概要
この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は浅緑黄色で淡緑黄色の爪が入り、カップ咲、弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はやや少、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は中、厚さは薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は浅緑黄(JHS カラーチャート2703)で淡緑黄(同2702)の爪がはいる。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さはかなり厚、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さは短、太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「コロジロ」と比較して、花弁表面及び裏面の色が浅黄緑で淡緑黄の爪が入ること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1994年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10717号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら タンブロル
3 登録品種の特性の概要
この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮赤橙色に黄ピンク色のぼかしが入り波状弁、カップ咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの数は枝基部、枝中央部及び花柄で無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや厚、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は鮮赤橙(JHS カラーチャート1006)に黄ピンク(同0704)のぼかしが入り、裏面の色は明橙赤(同0705)に濃ピンク(同0405)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは波状弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さは短、太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑である。
「ルイオラン」と比較して、花形がカップ咲であること、花弁のタイプが波状弁であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1995年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10718号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら タナブル
3 登録品種の特性の概要
この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮橙色で黄ピンク色の爪が入り、カップ咲、弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は中、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さは長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢はやや強、厚さは厚、硬さは硬である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は鮮橙(JHS カラーチャート1605)で黄ピンク(同0703)の爪が入り、裏面の色は鮮橙(同1605)で明赤(同0406)の爪及び明橙赤(同0705)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さはかなり厚、硬さは中、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さはやや太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「ルイオラン」と比較して、花形がカップ咲であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1995年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10719号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら タノピナ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮赤色で剣弁、高芯咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部はかなり少、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は強、本葉の色は緑、光沢は強、葉の厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さはやや長、太さはやや太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「コルホコ」と比較して、花弁のタイプが剣弁であること、花弁全体の形が広楕円形であること等で、「アサミ・レッド」と比較して、枝基部のとげの数が少ないこと、花弁表面の色が鮮赤であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1994年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10720号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら タネルクア
3 登録品種の特性の概要
この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡黄ピンク色で鮮ピンク色のぼかしが入り波状弁、カップ咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は淡黄ピンク(JHS カラーチャート1002)で鮮ピンク(同0104)のぼかしが入り、裏面の色は鮮ピンク(同0105)で鮮紅(同0107)の覆輪が入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは波状弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は60以上、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「ルイビエル」と比較して、花弁裏面の色が鮮ピンクであること、花弁のタイプが波状弁であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1993年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10721号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら オリプラーム
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「PECKOUJENNY」に「ルイドゥリコ」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮赤色で高芯咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はかなり多、枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、裏面の色は濃赤(同0408)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さは中、太さは太、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「ルイロウグ」と比較して、花弁表面の色が鮮赤であること、花弁のタイプが半剣弁であること等で、「アサミ・レッド」と比較して、小葉全体の形が卵形であること、花弁全体の形が円形であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1993年に育成者の温室(オランダ王国)において、「PECKOUJENNY」に「ルイドゥリコ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「オリプラム」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10722号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら ローザ ウマコシ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、Rosa rubrifoliaの偶発実生から育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は明赤紫色で弁底に浅黄緑色のぼかしが入り平咲、無香の小輪となる切枝向きの品種である。
樹形は半つる性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はやや多、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は披針形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は灰緑、光沢は弱、本葉の色は灰緑、光沢は弱、厚さは厚、硬さは軟である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は尖長形である。花形は平咲、花径は小、高さは低、花弁表面の色は明赤紫(JHS カラーチャート9506)で、弁底に浅黄緑(同3103)のぼかしが入り、裏面の色は鮮紫ピンク(同9705)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は線形、厚さは薄、硬さは軟、数は5〜9、一茎の花数は6〜10、花の香りは無である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色及び開花枝の色は紅紫、開花時期は中である。
R. rubrifoliaと比較して、とげの数が少ないこと、花弁表面の色が明赤紫で弁底に浅黄緑のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年12月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成2年に育成者のほ場(北海道深川市)において、R. rubrifoliaの偶発実生を発見、以後、種子繁殖により固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「ローザ、ウマコシ」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10723号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら タンルペザ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は濃紅色で平咲、かなり弱香のやや小輪となる花壇向きの品種である。
樹形は横張性、株立はやや叢生、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はかなり多、枝中央部は中、花柄はかなり少である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数及び本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや厚、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は平咲、花径はやや小、高さは低、花弁表面の色は濃紅(JHS カラーチャート0108)、裏面の色は鮮紫赤(同9707)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さはかなり薄、硬さはやや軟、数は5〜9、花糸の色は緑白、一茎の花数は11〜20、花の香りはかなり弱である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「コルベリス」と比較して、花弁表面の色が濃紅であること、花糸の色が緑白であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1992年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10724号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら タネザーピ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは円錐花序、花は鮮紫ピンク色で平咲、かなり弱香のやや小輪となる花壇向きの品種である。
樹形は横張性、株立は叢生、樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部は多、枝中央部はやや多、花柄はかなり少である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数及び本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢は強、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは円錐花序、蕾の形はつぼ形である。花形は平咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面及び裏面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは波状弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は5〜9、一茎の花数は21以上、花の香りはかなり弱である。枝の長さは短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「ロージカーペット」と比較して、花弁表面及び裏面の色が鮮紫ピンクであること、花弁のタイプが波状弁であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1990年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10725号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら タンリプサ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は黄白色で高芯咲、かなり弱香の中輪となる花壇向きの品種である。
樹形は横張性、株立は叢生、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はやや多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さは中、幅は狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は黄白(JHS カラーチャート1901)、裏面の色はピンク白(同1601)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は2〜5、花の香りはかなり弱である。枝の長さはかなり短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「メイコーブラン」と比較して、花弁のタイプが半剣弁であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1988年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10726号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら インターボリス
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「インターリス」の枝変わりであり、花序のタイプは散房花序、花は淡ピンク色でカップ咲、かなり弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの数は枝基部、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は黄緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は淡ピンク(JHS カラーチャート0102)、裏面の色はピンク(同0103)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は11〜20、花の香りはかなり弱である。枝の長さは長、太さはやや太、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「インターリス」と比較して、枝基部にとげが無いこと、花弁表面の色が淡ピンクであること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1997年に育成者の所属する会社の温室(オランダ王国)において、「インターリス」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10727号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら インテルトロゴル
3 登録品種の特性の概要
この品種は、無名実生種に「インターフラ」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は明黄色でカップ咲、弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は黄緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面及び裏面の色は明黄(JHS カラーチャート2505)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は6〜10、花の香りは弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょう及び開花枝の色は黄緑、開花時期は晩である。
「ケイスカップ」と比較して、花弁のタイプが半剣弁であること、花弁全体の形が円形であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1995年に育成者の所属する会社の温室(オランダ王国)において、無名実生種に「インターフラ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10728号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら インターエルサキ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、無名実生種に「Interval」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は浅橙色でカップ咲、弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
樹形は半直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅は狭、色は緑褐、数は枝基部はかなり少、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面の色は浅橙(JHS カラーチャート1602)、裏面の色は黄ピンク(同0703)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さはやや軟、数は25〜29、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さはやや太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「インターリス」と比較して、花弁表面の色が浅橙であること、裏面の色が黄ピンクであること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1993年に育成者の所属する会社の温室(オランダ王国)において、無名実生種に「Interval」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10729号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら メイステフィ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、(「Dr.A.J.Verhage」×「KOROL」)に「コルフラッパイ」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮黄橙色で外側5〜10枚までの弁先に鮮ピンク色のぼかしが入り高芯咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部は多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は鮮黄橙(JHS カラーチャート1906)で外側5〜10枚までの弁先に鮮ピンク(同0105)のぼかしが入り、裏面の色は鮮橙(同1605)で外側5〜10枚まで弁先に鮮ピンク(同0105)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「コルサフィル」と比較して、花弁表面の色が鮮黄橙で外側5〜10枚までの弁先に鮮ピンクのぼかしが入ること、裏面の色が鮮橙で外側5〜10枚まで弁先に鮮ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1995年に育成者の所属する会社の温室(フランス共和国)において、(「Dr.A.J.Verhage」×「KOROL」)に「コルフラッパイ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10730号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら メイビル
3 登録品種の特性の概要
この品種は、(「メイホタ」×「VERAMAL」)に「MEIBUITO」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は濃赤色で剣弁、高芯咲、弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅は狭、色は緑、数は枝基部及び枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)、裏面の色は鮮赤(同0407)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さは太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「メイクアリス」と比較して、花弁裏面の色が鮮赤であること、花弁数が多いこと等で、「アサミ・レッド」と比較して、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1994年に育成者が所属する会社の温室(フランス共和国)において、(「メイホタ」×「VERAMAL」)に「MEIBUITO」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10731号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら メイバントウ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ケイレブ」に(「HILRED」×「MEIGORMON」)を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は濃赤色で半剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部は多、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)、裏面の色は鮮紅(同0107)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さはやや太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「タナディープダク」及び「アサミ・レッド」と比較して、花弁裏面の色が鮮紅であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1992年に育成者が所属する会社の温室(フランス共和国)において、「ケイレブ」に(「HILRED」×「MEIGORMON」)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10732号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら メイロウゾウ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「HILRED」に(「MEIBUITO」×「メイトルポ」)を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は濃紅色でカップ咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はかなり多、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さは中、幅はやや広である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は濃紅(JHS カラーチャート0408)、裏面の色は濃赤(同0409)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さはやや太、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「コルフルール」と比較して、花弁裏面の色が濃赤であること、花弁のタイプが剣弁であること等で、「アサミ・レッド」と比較して、花弁裏面の色が濃赤であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1991年に育成者の所属する会社の温室(フランス共和国)において、「HILRED」に(「MEIBUITO」×「メイトルポ」)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10733号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら コルベウキロ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「コロキス」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は濃黄ピンク色で剣弁、高芯咲、弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はやや少、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は濃黄ピンク(JHS カラーチャート0712)、裏面の色は黄ピンク(同0704)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は15〜19、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「コロキス」と比較して、花弁表面の色が濃黄ピンクであること、花弁裏面の色が黄ピンクであること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1995年に生産者の温室(ベルギー王国)において、「コロキス」の枝変わりを発見、以後、育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、増殖を行いながら特性の調査を継続し、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10734号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら コルマルカス
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「コルブロノラ」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は明黄色で鮮橙色の覆輪が入りカップ咲、弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は黄緑、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は弱、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)で鮮橙(同1306)の覆輪が入り、裏面の色は明黄(同2505)で鮮橙(同1306)の覆輪が入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さは中、太さはやや太、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中であ
「タンイテフ」と比較して、花弁表面の色が明黄で鮮橙の覆輪が入ること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1994年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、「コルブロノラ」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10735号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら コラマバ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「コルダバ」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は外側10枚程度が黄ピンク色、内側が明橙色で剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部はかなり多、枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや低、花弁表面の色は外側10枚程度が黄ピンク(JHS カラーチャート0703)、内側が明橙(同1304)、裏面の色は外側10枚程度が淡黄ピンク(同0702)、内側が浅黄橙(同1904)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「コルダバ」と比較して、花弁表面の色が外側10枚程度は黄ピンク、内側は明橙であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1995年に生産者の温室(オランダ王国)において、「コルダバ」の枝変わりを発見、以後、育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10736号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら コルウェイネウ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は浅黄色で弁先にピンク白色のぼかしが入りカップ咲、中香の中輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは短、基部の幅は狭、色は緑褐、数は枝基部は中、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は弱、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面及び裏面の色は浅黄(JHS カラーチャート2504)で弁先にピンク白(同1001)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さはやや厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは中である。枝の長さは短、太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「コルムレナ」と比較して、花弁全体の形が広楕円形であること、開花枝の色が緑であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1995年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10737号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら コルブレカフ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は明橙色で弁先に鮮ピンク色のぼかしが入り高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はかなり多、花柄はやや少である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢及び厚さは中、硬さは軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は明橙(JHS カラーチャート1305)で弁先に鮮ピンク(同0104)のぼかしが入り、裏面の色は明赤橙(同1005)で弁先に鮮ピンク(同0104)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さはやや厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さはやや太、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は灰緑、開花時期は中である。
「ルイテノル」と比較して、花弁裏面の色が明赤橙で弁先に鮮ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1994年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10738号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら コルルマラ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「コルブロノラ」に無名実生種を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮橙黄色で明橙赤色の覆輪が入りカップ咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢はやや強、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は鮮橙黄(JHS カラーチャート2205)で明橙赤(同0705)の覆輪が入り、裏面の色は明橙黄(同2204)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「タンイテフ」と比較して、花弁裏面の色が明橙黄であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1994年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、「コルブロノラ」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10739号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら コルシュラゼ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「コルタコメット」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は黄白色でカップ咲、かなり弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はかなり少、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢及び厚さは中、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2502)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さは短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「コルタコメット」と比較して、花弁表面及び裏面の色が黄白であること等で、「コルキルモ」と比較して、花形がカップ咲であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1995年に生産者の温室(オランダ王国)において、「コルタコメット」の枝変わりを発見、以後、育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10740号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら コルヴェンリグ
3 登録品種の特性の概要
この品種は、無名実生種に「コルバコル」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は明黄色で弁先に淡橙黄色のぼかしが入りカップ咲、弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はやや少、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面及び裏面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)で弁先に淡橙黄(同2202)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは中、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
「コロジロ」と比較して、花弁表面の色が明黄で弁先に淡橙黄のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1995年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種に「コルバコル」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10741号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ばら コレスウィク
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「コルキルモ」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は淡ピンク色で高芯咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は上下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや短、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや低、花弁表面及び裏面の色は淡ピンク(JHS カラーチャート0402)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は紅紫、開花時期は中である。
「コルルイシル」と比較して、花弁表面の色が淡ピンクであること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1997年に生産者の温室(オランダ王国)において、「コルキルモ」の枝変わりを発見、以後、育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10742号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
つつじ 深濃絞(みのうしぼり)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「由布絞り」の自然交雑実生から選抜して育成されたものであり、花形は漏斗形、花は黄白色に濃紫ピンク色の絞りが入るかなり小輪で、鉢物向きの品種である。
樹姿枝張りは広株立状、樹高は矮性、2年枝の太さは細、色は赤褐、主枝の粗密は中である。春葉全体の形は卵形、先端の形は微凸頭、葉脚は鋭脚、葉身長はかなり短、最大幅はかなり狭、葉柄長はかなり短、新葉表面の色は黄緑、春葉表面の色は暗緑、斑入りは無、表面の光沢は弱、表面の毛じの色は白、葉の着生方向は斜め上向きである。花の向き姿勢は直立、つぼみの形は楕円、花形は漏斗形、花のタイプはシングルホースインホース、花冠の切れ込みは深い、花冠上半の形及び下半の形は狭長楕円形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いは浅く重なる、縁の波形状は弱、花の直径はかなり小、切開いた最大幅はかなり狭、縦幅は短である。花色の発現は二色型、絞り模様は多、底白の現れ方、白覆輪、緑紅・爪斑及び濃淡模様は無、内側の地色は黄白(JHS カラーチャート2501)、複色は濃紫ピンク(同9213)、花喉部のブロッチは無又は痕跡である。雄ずいの型及び雌ずいの型は花弁化しない、花柱の色は淡赤、柱頭の色は黄、がくの有無は有である。葉の持続性は常緑、開花期の早晩は早、四季咲性は無である。
「幸」と比較して、花のタイプがシングルホースインホースであること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成11年2月1日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成4年に育成者の温室(福岡県浮羽郡田主丸町)において、「由布絞り」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10743号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
つつじ ロマンスパール
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「エリーシェーメ」に「春のひびき」を交配して育成されたものであり、花形は開いた漏斗形、花はピンク色のやや大輪で、鉢物向きの品種である。
樹姿枝張りは狭株立状、樹高は矮性、2年枝の太さはやや細、色は緑褐、主枝の粗密は中である。春葉全体の形は倒披針形、先端の形は凸頭、葉脚は鋭脚、葉身長は短、最大幅は狭、葉柄長は短、新葉表面の色は黄緑、春葉表面の色は緑、斑入りは無、表面の光沢はかなり弱、表面の毛じの色は褐、葉の着生方向は斜め上向きである。花の向き姿勢は横向き、つぼみの形は尖頭楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはセミダブル、花冠の切れ込みは深い、花冠上半の形は3/4円形、下半の形は半楕円形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いは中、縁の波形状は弱、花の直径はやや大、切開いた最大幅はやや広、縦幅は中である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪及び緑紅・爪斑は無、濃淡模様は有、内側の地色はピンク(JHS カラーチャート0103)、花喉部のブロッチは中、形は大点の集合、色は黄緑(同3311)である。雄ずいの型は小花弁化が混合、雌ずいの型は花弁化しない、花柱の色及び柱頭の色は淡赤、がくの有無は有である。葉の持続性は常緑、開花期の早晩はかなり早、四季咲性は無である。
「エリー」と比較して、花色の濃淡模様があること、花の内側及び外側の地色がピンクであること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成11年2月1日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成元年に育成者の温室(新潟県新津市)において、「エリーシェーメ」に「春のひびき」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「ピュア」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10744号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
つつじ ムーンライト
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「月桂冠」にキレンゲツツジを交配して育成されたものであり、花形は開いた漏斗形、花は黄白色のやや小輪で、鉢物及び庭園向きの品種である。
樹姿枝張りは広株立状、樹高は矮性、2年枝の太さはやや細、色は暗褐、主枝の粗密は中である。春葉全体の形は広楕円形、先端の形は凸頭、葉脚は鋭脚、葉身長は短、最大幅は狭、葉柄長はかなり短、新葉表面の色は黄緑、春葉表面の色は暗緑、斑入りは無、表面の光沢は弱、表面の毛じの色は白、葉の着生方向は斜め上向きである。花の向き姿勢はやや直立、つぼみの形は尖頭楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはシングル、花冠の切れ込みは深い、花冠上半の形は3/4円形、下半の形は半楕円形、裂片の先端の形は凹む、重なり合いは浅く重なる、縁の波形状は弱、花の直径はやや小、切開いた最大幅はやや狭、縦幅は短である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪、緑紅・爪斑及び濃淡模様は無、内側の地色は黄白(JHS カラーチャート2902)、花喉部のブロッチは中、形は大点の集合、色は浅黄緑(同3103)である。雄ずいの型及び雌ずいの型は花弁化しない、花柱の色及び柱頭の色は淡緑、がくの有無は有である。葉の持続性は落葉、開花期の早晩は中、四季咲性は無である。
白花ゲンカイツツジと比較して、花冠下半の形が半楕円形であること等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成11年2月1日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和54年に育成者の温室(新潟県白根市)において、「月桂冠」にキレンゲツツジを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10745号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
エリンギ とっとき1号(とっとき1ごう)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の育成系統(外国産)どうしを交配して育成されたもので、菌さんが凹形、中葉、中肉の施設栽培向きの品種である。
菌糸密度は中、菌叢表面の色は白色、菌糸生長最適温度はやや低である。菌さんの形は凹形、紋様は筋状、表面の突起は無、大きさは中、中心部の色は灰黄色、厚さは中、肉質は硬である。子実層たくの菌柄への付き方は強、幅はやや広、色は淡灰黄色である。菌柄の形は中太、長さは長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率はやや小、太さは中、色は黄白色、肉質は中である。子実体の発生型は株状、有効茎数はやや少、発生最盛期までの期間及び菌かき後発生までの期間はやや長、生育最適温度は低、収量性はかなり多、耐病性は弱である。
「AER9301」及び「AER9501」と比較して、菌柄の形が中太であること等で区別性が認められる。
なお、「AER9301」及び「AER9501」との対峙培養において明確な嫌触反応を有する。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成7年に愛知県林業センター(南設楽郡鳳来町)において、出願者所有の育成系統どうし(外国産)を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「かおりひたらけ1号」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10746号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
エリンギ とっとき2号(とっとき2ごう)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、出願者所有の育成系統(外国産)どうしを交配して育成されたもので、菌さんが平形、大葉、やや厚肉の施設栽培向きの品種である。
菌糸密度は中、菌叢表面の色は白色、菌糸生長最適温度はやや高である。菌さんの形は平形、紋様は筋状、表面の突起は無、大きさは大、中心部の色は淡灰黄色、厚さはやや厚、肉質は硬である。子実層たくの菌柄への付き方は中、幅はやや広、色は淡灰黄色である。菌柄の形は下太、長さは長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は中、太さはやや太、色は黄白色、肉質は硬である。子実体の発生型は株状、有効茎数はやや少、発生最盛期までの期間及び菌かき後発生までの期間はやや長、生育最適温度は低、収量性はかなり多、耐病性は強である。
「AER9501」と比較して、菌さんが平形であること、菌柄の形が下太であること等で、「AER9502」と比較して、菌柄の形が下太であること等で区別性が認められる。
なお、「AER9501」及び「AER9502」との対峙培養において明確な嫌触反応を有する。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成7年に愛知県林業センター(南設楽郡鳳来町)において、出願者所有の育成系統どうし(外国産)を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「かおりひらたけ2号」であった。
1 品種登録の番号及び年月日 第10747号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
しいたけ 日調D−3号(にっちょうD−3ごう)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「北研600号」に出願者所有の菌株を交配して育成されたものであり、菌さんがやや小葉、硬肉質の菌床栽培向き中温性品種である。
菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや小、色は褐色、厚さは中、肉質は硬である。りん皮の付着部位は周縁、大きさは大、色は有である。子実層たくの形状は1型、並び方は正常、幅はやや狭、密度は密、色は白色である。菌柄の形は1型、長さは短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大、太さはやや細、色あいは有、毛の有無及び色は有、肉質は硬である。子実体の発生時期は春秋、発生型は集中、発生温度は中温、発生最盛期までの期間は長である。乾物率は15〜20%、子実体1個当たりの平均乾重は4.0〜4.5g、収量性は中である。
「北研600号」及び「明治5K−16」と比較して、りん皮の付着部位が周縁であること、りん皮が大きいこと等で区別性が認められる。
なお、「北研600号」及び「明治5K−16」との対峙培養において明確な帯線を形成する。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成14年7月10日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成7年に出願者の研究室(長野県南安曇郡豊科町)において、「北研600号」に出願者所有の菌株を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10748号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
しいたけ HS607
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「北研600号」に「北研603号」を交配して育成されたものであり、菌さんがやや大葉、中肉質の不時栽培向き中温性品種である。
菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや大、色は褐色、厚さ及び肉質は中である。りん皮の付着部位は周縁、大きさは中、色は有である。子実層たくの形状は1型、並び方は正常、幅は狭、密度は密、色はクリーム色である。菌柄の形は1型、長さはやや長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は中、太さは中、色あいは有、毛の有無及び色は有、肉質は中である。子実体の発生時期は秋春、発生型は集中、発生温度は中温、発生最盛期までの期間は短である。乾物率は10〜15%、子実体1個当たりの平均乾重は2.5〜3.0g、収量性は多である。
「北研600号」と比較して、りん皮の付着部位が周縁であること、子実体の発生時期が秋春であること等であり、「北研603号」と比較して、菌柄が長いこと、子実体の発生最盛期までの期間が短いこと等で区別性が認められる。
なお、「北研600号」及び「北研603号」との対峙培養において明確な帯線を形成する。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成5年に出願者の施設(栃木県下都賀郡壬生町)において、「北研600号」に「北研603号」を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
1 品種登録の番号及び年月日 第10749号 平成14年9月30日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
ぶなしめじ ホクト12号菌(ほくと12ごうきん)
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「ホクト8号菌」に出願者所有の系統菌株を交配して育成されたものであり、菌さん中央部の色が暗灰褐色で、菌柄の形が太長の施設栽培向きの品種である。
菌さんの大きさは小、断面は丸山形、中央部の色は暗灰褐色、周縁部の色は浅灰茶色、肉の厚さは厚い、肉質は普通である。斑紋の多少は普通、大小は中、分布の状態は周縁部以外、明瞭度は明瞭である。菌しゅうの色は白色、並び方は正常、幅及び密度は普通である。菌柄の長さはやや長、菌さんへのつき方は中心生、形は太長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は2.1以上である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は71〜80日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20〜25日、芽出し最適温度は15〜18℃、子実体の生長最適温度は15〜17℃である。子実体の発生型は株状型、収量は121g以上/瓶、有効茎本数は26〜30本である。
「宝の華M−8171」と比較して、菌柄が長いこと等で、「ホクト8号菌」と比較して、菌しゅうの並び方が正常であること等で区別性が認められる。
なお、「宝の華M−8171」及び「ホクト8号菌」との対峙培養において帯線を形成する。
4 育成者権の存続期間 20年
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名
7 出願公表の年月日 平成12年8月4日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成9年に出願者の施設(長野県長野市)において、「ホクト8号菌」に出願者所有の系統菌株を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。