種苗法による品種登録
 
 種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき、下記147品種の品種登録(第159回)をしましたので、お知らせします。
 
                                        
品種登録 の番号 農林水産植物の 種類   登録品種の名称
 
品種登録を受ける者の氏名又は名称
10469
 
稲      
 
エルジーシー1
 
独立行政法人農業生物資源研究所
10470 稲      はつもち 愛知県
10471 稲    吟ぎんが 岩手県
10472 むらさきの舞 兵庫県
10473 英世 佐藤善司
10474 えんどう さやたろう 長野県
10475 大豆  あやこがね 長野県  
10476 ホップ フラノローラ サッポロビール株式会社
10477 いちご 紅春妃 北越農事株式会社
10478 いちご     桃春妃 北越農事株式会社    
10479
 
かぼちゃ
 
コリンキー
 
株式会社山形セルトップ、株式会社サカタのタネ
10480 かぼちゃ   虹ロマン 高田正衛
10481
 
トマト
 
とよこま
 
独立行政法人農業技術研究機構
10482
 
たまねぎ   
 
北見交25号
 
北海道、ホクレン農業協同組合連合会
10483 たらのき    あすは 柿崎富栄
10484 だいこん 戸隠おろし 長野県
10485 かんきつ 愛媛果試第16号 愛媛県
10486 かんきつ   愛媛果試第10号 愛媛県
10487
 
しば     
 
朝駆
 
独立行政法人農業技術研究機構
10488
 
ペレニアルライグラス ヤツグリーン
 
山梨県、株式会社ニチノー緑化
10489
 
きんぎょそう
 
ラブー ディープ ローズ 株式会社ミヨシ
 
10490 ストック ブルー レボ 黒川幹
10491
 
ストック   
 
ディープローズ チルドレン 黒川幹
 
10492
 
ストック   
 
イエロー チルドレン U 黒川幹        
 
10493 デルヒニウム レグルス 宮崎県
10494 ペチュニア プリンセスマデッコ 吉野仁太郎  
10495 ペチュニア   ケイドプエル 京成バラ園芸株式会社  
10496 ペチュニア   ケイイエウル   京成バラ園芸株式会社  
10497
 
すべりひゆ
 
サマーベビー ローズバイカラー
 
松木園裕美、株式会社サカタのタネ
10498
 
すべりひゆ  
 
サマーベビー ホワイト 松木園裕美、株式会社サカタのタネ
10499 シネラリア セレナータピンク 株式会社ミヨシ
10500
 
シネラリア  
 
セレナータブルーリング 株式会社ミヨシ
 
10501 シネラリア   セレナータブルー 株式会社ミヨシ
10502
 
シネラリア  
 
サンセネレ
 
サントリーフラワーズ株式会社
10503
 
シネラリア 
 
サンセネレバ
 
サントリーフラワーズ株式会社  
10504
 
シネラリア 
 
サンセネブ
 
サントリーフラワーズ株式会社  
10505
 
シネラリア 
 
サンセネディブ
 
サントリーフラワーズ株式会社  
10506 スイトピー バレンティナ 小菅昭義
10507 スイトピー ローブデコルテ 小菅昭義
10508 スイトピー   さむかわサン 小菅昭義
10509
 
きく
 
太陽のくれない
 
沖縄県花卉園芸農業協同組合
10510 きく      冠かざぐるま 有限会社精興園 
10511 きく      八重舞かざぐるま 有限会社精興園  
10512
 
きく   
 
ディープ舞かざぐるま  有限会社精興園  
 
10513 きく    セイピレネー 有限会社精興園   
10514 きく      セイフィデリオ 有限会社精興園   
10515 きく    セイフェアリー  有限会社精興園   
10516 きく   セイタンゴ 有限会社精興園   
10517 きく   セイハート 有限会社精興園     
10518 きく      セイニック 有限会社精興園   
10519 きく      セイボブ 有限会社精興園
10520 きく      レカフェ 有限会社精興園
10521 きく      レトール 有限会社精興園  
10522 きく      レミダス 有限会社精興園 
10523 きく      レフォンド 有限会社精興園 
10524 きく     レグラ 有限会社精興園     
10525
 
きく     
 
フェリーチェマムエル 有限会社精興園         
10526
 
きく     
 
フェリーチェマムカナ 有限会社精興園        
10527 きく      秋の音 平間明夫
10528 きく      国華奉賀 株式会社国華園
10529 きく      国華新世界 株式会社国華園
10530 きく      国華東天 株式会社国華園
10531 きく      国華隆盛 株式会社国華園
10532 きく      国華の海 株式会社国華園
10533 きく      国華光明 株式会社国華園     
10534 きく      国華天狼 株式会社国華園     
10535 きく      泉郷鈴の音 株式会社国華園     
10536 きく      泉郷の鯱 株式会社国華園     
10537 きく      伊都の粧 満生昌一
10538 きく      レイサンライズ 静岡県
10539 きく      桃景色 波多江文喜
10540
 
きく     
 
デッカーヨーコ
 
デッカー ブリーディング社
10541 きく      雅の風 袴田治克
10542 きく      風の音 平間明夫
10543 きく      笑栄 小井戸輝雄
10544 きく      笑の心 小井戸輝雄     
10545 きく      笑の里 小井戸輝雄    
10546 きく      笑紋 小井戸輝雄  
10547 きく      コイリニア 小井戸輝雄     
10548
 
しおん  
 
レットベリースター
 
戸谷道隆、戸谷隆昭、戸谷寛行  
10549
 
しおん    
 
サンシヤイン
 
戸谷道隆、戸谷隆昭、戸谷寛行  
10550 カーネーション ポーレッド 秋田県
10551 カーネーション プチフェアリー 横浜植木株式会社
10552 カーネーション ダイベスパ 第一園芸株式会社
10553 カーネーション ピンクビジュー 第一園芸株式会社
10554 カーネーション ウィッシュ 第一園芸株式会社
10555 カーネーション ゼスト 第一園芸株式会社
10556
 
マーガレット 
 
サマーメロディー
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
10557 マーガレット  フェアリーホワイト 静岡県
10558
 
マーガレット 
 
ピンクサザンキャンドル 静岡県
 
10559 マーガレット  ホワイトリップル 静岡県         
10560
 
マーガレット 
 
プリンセスリトルホワイト 静岡県          
10561 りんどう    衣川スカーレット 衣川村
10562 りんどう    夕日のころもがわ 衣川村
10563 リアトリス  先島 谷口治右衛門
10564 アマリリス   コモス オータム ローズ レディー 株式会社小森谷ナーセリー
10565
 
アマリリス 
 
コモスプリティリップ 株式会社小森谷ナーセリー
 
10566 アマリリス   コモス 香り舞姫 株式会社小森谷ナーセリー
10567
 
アネモネ(しゅうめいぎく) 石神
 
宮崎和志、宮田復太郎
 
10568
 
アネモネ(しゅうめいぎく) 朱鷺の詩
 
古川光宏
 
10569
 
アルストロメリア   スタプリブルー
 
ファン スターベレン社
 
10570
 
アルストロメリア   スタソラ
 
ファン スターベレン社
 
10571
 
アルストロメリア スタシント
 
ファン スターベレン社  
10572
 
アルストロメリア スタデボル
 
ファン スターベレン社  
10573 フリージア ファポス ファン スターベレン社 
10574 フリージア  ファポカル ファン スターベレン社 
10575 フリージア   ファポゴム ファン スターベレン社 
10576 ゆり  さど美人 新潟県
10577 ゆり      エンゼルホルン 鹿児島県
10578 オランダかいう アクアホワイト 千葉県
10579 シンビジウム ニューセンチュリー アイスダンス 株式会社向山蘭園
10580
 
シンビジウム 
 
トランタン メモリー 東海市
 
10581
 
シンビジウム 
 
ラブリー ムーン サンシャイン 永遠 永利茂信
 
10582
 
シンビジウム 
 
カイ レインボウズ エンド プリンセスヒサコ 株式会社向山蘭園     
10583
 
シンビジウム 
 
モーニングムーン ドーン 緒方芳一
 
10584 シンビジウム アルモニーク 近藤芳春
10585 デンドロビウム ファイヤーコーラル ジパング 皿井庄藏
10586 デンドロビウム オーパスT 能塚美鶴
10587
 
ファレノプシス
 
マイジョセフオブジェ 株式会社向山蘭園 
 
10588
 
オドントグロッサム オーグレ ロイヤルサッシュ 株式会社ニチレイ
 
10589
 
ハイビスカス
 
アリカンテ
 
コーポレイティブ ベレニギング ワークグループ ハイビスカス U.A.
10590
 
ハイビスカス
 
アテネ
 
コーポレイティブ ベレニギング ワークグループ ハイビスカス U.A.
10591

 
ハイビスカス

 
アンカラ      
 
コーポレイティブ ベレニギング ワークグループ ハイビスカス U.A.
 
10592
 
ばら
 
オレンジアーティストF 有限会社新月バラ園
 
10593
 
ばら     
 
イェンティン
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10594
 
ばら     
 
イェンスター
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10595
 
ばら     
 
ソラート
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10596 ばら     リバリトル 白川孟
10597 ばら      ケイハキタミ 京成バラ園芸株式会社  
10598 ばら    ケイハサソウ 京成バラ園芸株式会社  
10599 ばら      ケイフモピア 京成バラ園芸株式会社 
10600 ばら      ケイスカップ 京成バラ園芸株式会社 
10601 ばら      ケイハオレプ 京成バラ園芸株式会社  
10602
 
ブーゲンビレア
 
ベラ ライトパープル ラインプラント社
 
10603
 
ブーゲンビレア
 
ベラ ディープパープル ラインプラント社
 
10604 ブーゲンビレア ベラ ホワイト ラインプラント社    
10605
 
ポインセチア
 
フィスコルグークレッド フローラ−ノヴァ プランツェン社
10606
 
ポインセチア
 
フィスコルファイア
 
フローラ−ノヴァ プランツェン社
10607
 
ポインセチア
 
フィスソンゴールド
 
フローラ−ノヴァ プランツェン社
10608
 
ポインセチア
 
フィスソンサーモン
 
フローラ−ノヴァ プランツェン社
10609
 
ポインセチア
 
フィスソンダークレッド フローラ−ノヴァ プランツェン社
10610
 
ポインセチア
 
フィスソンピズ
 
フローラ−ノヴァ プランツェン社
10611
 
ポインセチア
 
フューチャー
 
フローラ−ノヴァ プランツェン社
10612 さるすべり ディア パープル 神奈川県
10613 すぎ 高岡緑 角田政雄
10614
 
クロッサンドラ インフンディブリフォルミス トリンコマリー
 
有限会社綾園芸
 
10615 エリンギ ホクトPLE−2号 ホクト産業株式会社
          








































































































































































































 
 
 
 
 
 
          【品 種 登 録 の 概 要】
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10469号   平成14年9月4日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   エルジーシー1
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の「ニホンマサリ」のエチレンイミン処理突然変異系統「NM67」に「ニホンマサリ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(茨城県那珂郡大宮町)における成熟期は中生の早、低グルテリン性の水稲、粳種である。
 草型は偏穂数、稈長はやや短、細太及び剛柔は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は中、穂数はやや多、粒着密度はやや疎、穂型は紡垂状、頴毛の有無と多少は中、頴色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護頴の色は白である。芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は黄白−黄である。玄米の形は中、大小はやや大、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は中の中、腹白の多少は中、胴割の多少はやや多である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の早、穂発芽性は中、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難である。葉いもちほ場抵抗性はやや強、グルテリン含量は低である。
 「ニホンマサリ」と比較して、グルテリン含量が低いこと等で、「コシヒカリ」と比較して稈長が短いこと、耐倒伏性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年 4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に農業生物資源研究所放射線育種場(現独立行政法人農業生物資源研究所、茨城県那珂郡大宮町)において、出願者所有の「ニホンマサリ」のエチレンイミン処理突然変異系統「NM67」に「ニホンマサリ」を交配し、以後、平成2年に個体選抜を行い、3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「放育系LGC−1」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10470号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   はつもち 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「愛知糯60号」に「中部35号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(愛知県北設楽郡稲武町)における成熟期は晩生の早、耐倒伏性が強の水稲、糯種である。
 草型は中間、稈長はやや短、細太はやや太、剛柔はやや剛、葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身の色及び葉鞘の色は緑である。穂長は中、穂数はやや少、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、頴毛の有無と多少は中、頴色は赤褐−褐、ふ先色は赤褐、護頴の色は淡黄である。芒の有無と多少は少、芒長は短、芒色は赤褐である。玄米の形及び大小は中、粒色は淡褐、精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は中、香りは無、胴割の多少はやや少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期及び成熟期は晩生の早、穂揃日数、障害型耐冷性及び穂発芽性は中、耐倒伏性は強、脱粒性は難、地上部全重はやや大、収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−a、i、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性はやや強、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病圃場抵抗性はやや強、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)、萎縮病抵抗性品種群別は感受性群、カラバエ抵抗性は中、ツマグロヨコバイ抵抗性品種群は感受性群である。
 「マンゲツモチ」と比較して、稈長が短いこと、耐倒伏性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−a、iであること等で、「ココノエモチ」と比較して、止葉の直立の程度が立つこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−a、iであること等で区別性認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和58年に愛知県農業総合試験場山間技術実験農場(現山間農業研究所、北設楽郡稲武町)において、「愛知糯60号」に「中部35号」を交配し、60年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、63年より生産力検定試験、特性検定試験を行い、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10471号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   吟ぎんが(ぎんぎんが)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「山形酒49号(後の「出羽燦々」)」に「秋田酒49号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(岩手県江刺市)における成熟期は中生の中、玄米が大、心白が多の酒造向きの水稲、粳種である。
 草型は極穂重、稈長は長、細太は太、剛柔は中、止葉の直立の程度はやや立である。穂長はやや短、穂数は少、粒着密度はやや密、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護頴の色は淡黄である。玄米の形はやや円、大小は大、精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良、香りは無、心白の多少は多、大小は中である。出穂期及び成熟期は中生の中、障害型耐冷性は強、穂発芽性はやや難、耐倒伏性は中、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−a、穂いもちほ場抵抗性はやや弱、葉いもちほ場抵抗性は中である。
 「美山錦」と比較して、心白が多いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−aであること等で、「ひとめぼれ」と比較して、草型が極穂重型であること、粒着密度が密であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に岩手県立農業試験場県南分場(現岩手県農業研究センター農産部銘柄米開発研究室、江刺市)において、「山形酒49号(後の「出羽燦々」)」に「秋田酒49号」を交配し、5年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、7年より生産力検定試験、特性検定試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10472号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   むらさきの舞(むらさきのまい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、インドネシア共和国バリ島在来紫黒稲に「イシカリ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(兵庫県加東郡社町)における成熟期は中生の中、稈長及び穂長は長、耐倒伏性はやや強の水稲、粳種である。
 草型は穂重型、稈長は長、細太は太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度はやや立である。穂長は長、穂数は少、粒着密度は疎、穂軸の抽出度は中である。穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は中である。芒長はやや長、玄米の形は細長、大小は中、粒色は暗紫、精玄米千粒重はやや大、光沢は中である。出穂期及び成熟期は中生の中、穂発芽性はやや難、耐倒伏性はやや強、脱粒性はやや難、収量は少である。葉いもち圃場抵抗性は中である。
 「金南風」及び「日本晴」と比較して、草型が穂重型であること、玄米の形が細長いこと、玄米の粒色が暗紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和57年に熱帯農業研究センター沖縄支所(現国際農林水産業研究センター沖縄支所)でインドネシア共和国バリ島在来紫黒稲に「イシカリ」を交配し、その雑種第3代種子を譲り受け、兵庫県立中央農業技術センター農業試験場酒米試験地(兵庫県加東郡社町)において、60年から系統育種法により育成された固定品種であり、平成元年から生産力試験を行い、10年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10473号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   英世(ひでよ) 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者の「ヒメノモチ」栽培ほ場において発見した変異株から選抜された固定品種であり、育成地(福島県耶麻郡猪苗代町)における成熟期は極早生、短稈の水稲、糯種である。
 草型は偏穂重、稈長は短、細太は中、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は淡緑である。穂長は中、穂数は少、粒着密度は中、穂軸の抽出度はやや短、穂型は紡垂状、頴毛の有無と多少は少、頴色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護頴の色は淡黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は黄白−黄である。玄米の形は中、大小は中、粒色は白、精玄米千粒重は中、香りは無である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期及び成熟期は極早生、耐倒伏性はやや弱、地上部全重は小、収量は少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−kである。
 「ヒメノモチ」と比較して、稈長が短いこと、葉身の色が淡緑であること、出穂期が早いこと等で、「ヒデコモチ」と比較して、出穂期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者の「ヒメノモチ」栽培ほ場(福島県耶麻郡猪苗代町)において発見した変異株の中から選抜し、以後、固定を図りながら特性の調査と選抜を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10474号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   えんどう   さやたろう
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Australia」の選抜系統に「さやひかり」を交配して育成されたものであり、草姿・草丈は高性、莢はやや短く重さはやや小の早生の莢用品種である。
 草姿・草丈は高性、分枝型は下位分枝型、分枝数はやや少、初花房節位は特に低いである。小葉の大きさは中、形状は楕円形、先端の形状は尖り形、托葉の大きさはやや小、形状は不正楕円形、葉色はやや淡緑、茎の太さはやや細、茎葉の色素発生は中である。花の大きさは中、花色は濃赤、花房の花数は2花混性多、莢の長さはやや短、幅はやや狭い、そりはそらない、曲がりは板状、緑色度は緑、重さはやや小である。種子の大きさはやや小、1000粒重はやや軽い、形状は球形、地色はその他(淡茶褐色)、芽の色は白である。用途は莢用、収穫の早晩性は早生である。
 「電光三十日絹莢」と比較して、花色が濃赤であること、種子の地色がその他(淡茶褐色)であること等で、「さや姫」と比較して、草姿・草丈が高性であること、初花房節位が低いこと、収穫が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に長野県中信農業試験場(塩尻市)において、「Australia」の選抜系統に「さやひかり」を交配し、平成元年より選抜を開始し、7年に育種目標にかなう1系統を選抜、8年より生産力及び特性検定試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10475号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大豆   あやこがね
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「東山124号(後の「ホウレイ」)」に「エンレイ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(長野県塩尻市)における成熟期は中の晩、伸育型は有限、主茎長は中、粒は大の小、種皮が黄色、粒形が球の加工用品種である。
 伸育型は有限、分枝数は中、胚軸の色は紫、主茎長、主茎節数及び最下着莢節位高は中である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は紫である。熟莢の色は褐、裂莢の難易及び毛茸の多少は中、色は白である。種皮の単色・複色の別は単色、地色及び粒の子葉色は黄、粒形は球、臍の色は黄、粒の大小は大の小、子実の品質は上である。開花期及び成熟期は中の晩、生態型は中間型、粗蛋白含有率及び粗脂肪含有率は中である。7S蛋白質サブユニットの有無及び11S蛋白質サブユニットの有無は全有、倒伏抵抗性は強、ダイズウイルス病圃場抵抗性は強、ダイズシストセンチュウ抵抗性は弱である。
 「エンレイ」と比較して、粒形が球であること、ダイズウイルス病圃場抵抗性が強いこと等で、「タチナガハ」と比較して、小葉の形が円葉であること、ダイズウイルス病圃場抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和58年に長野県中信農業試験場(塩尻市)において、「東山124号(後の「ホウレイ」)」に「エンレイ」を交配し、62年に個体選抜、以後、系統選抜法によって固定を図りながら平成3年から特性検定試験及び生産力検定試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10476号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ホップ   フラノローラ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Saaz−YG」に「Saaz」を交配して育成された固定品種であり、育成地(北海道空知郡上富良野町)における成熟期は中性、べと病抵抗性を有し、全樹脂含量は中、α酸含量の保存安定性が大きい品種である。
 草型は棍棒状、草丈は中、萌芽の色は赤緑、立ち性は斜立である。主茎の色及び稜線の色は赤紫、巻付き性は中、節部柔毛の多少は極少、節間長及び節数は中である。側枝の長さは長、分枝性は中、着花型は二次側枝、着花密度はやや疎、耐風性は中である。幼葉の色は淡緑、成葉の色は緑、葉身の形は掌状形、裂片数は五裂、切れ込みの深さは中、葉縁の鋸歯の形は歯牙状、葉柄裂刻の形は閉じる、葉身の大きさは中である。球花の色は黄緑、形は長卵形、大きさは大、ほう数は中、100 球花重は重、1つる当たりの球花数は小である。外ほうの色は黄緑、形は楕円、大きさは大、内ほうの色は黄緑、形は楕円、大きさは中である。ルプリンの色は黄、大きさは中、量はやや多である。開花期、球花期及び成熟期は中、茎及び葉のべと病抵抗性はやや抵抗性、球花べと病抵抗性は抵抗性である。全樹脂含量、α酸含量及びβ区分含量は中、α酸含量の保存安定性は大である。
 「信州早生」、「フラノエース」及び「フラノ18号」と比較して、萌芽の色が赤緑であること、球花の形が長卵であること、α酸含量の保存安定性が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者のほ場(北海道空知郡上富良野町)において、「Saaz−YG」に「Saaz」を交配し、その実生の中から選抜、以後、6年から生産力検定試験及び品質検定試験等を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10477号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いちご   紅春妃(べにはるひ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統(後の「桃春妃」)に品種名不詳の赤花いちごを交配して育成されたものであり、花弁は濃紅色で、花房当たりの花数はかなり多く、果実は円錘形でやや小さい四季成性の観賞及び生食用品種である。
 草姿は開張性、草勢、草丈及び分げつの多少は中、ランナーの数はかなり少である。葉色は濃緑、葉の形状は平面、小葉の大きさは小、葉数は多、葉柄の太さ及び葉柄長は中である。果皮色は鮮紅、果形は円錘、果実の大きさはやや小、果肉色は黄白、果心の色は白、果実の光沢は鈍、溝は中である。花の大きさは大、花弁表面の色は濃紅(JHS カラーチャート0108)、花房当たり花数はかなり多、花柄の太さは中である。果実の硬さは中、無種子帯はほとんど無し、そう果の落ち込みは落ち込み小、そう果数は密、果実の香りは少である。季性は四季成、開花位置はやや葉より下、炭そ病抵抗性は極弱である。
 「ミランシエ」と比較して、果実が大きいこと、花弁表面の色が濃紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の農場(新潟県新潟市)において、出願者所有の育成系統(後の「桃春妃」)に品種名不詳の赤花いちごを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10478号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いちご   桃春妃(ももはるひ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に品種名不詳の赤花いちごを交配して育成されたものであり、花弁は鮮紫ピンク色で、花房当たりの花数は極多、果実は円錘形で大きさが中の四季成性の観賞及び生食用品種である。
 草姿は開張性、草勢、草丈及び分げつの多少は中、ランナー数はやや多である。葉色は濃緑、葉の形状は平面、小葉の大きさはやや小、葉数はやや多、葉柄の太さ及び葉柄長は中である。果皮の色は明赤、果形は円錘、果実の大きさは中、果肉色は橙赤、果心の色は白、果実の光沢及び溝は中である。花の大きさは大、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)、花房当たりの花数は極多、花柄の太さは中である。果実の硬さはやや軟、無種子帯はほとんど無し、そう果の落ち込みは表皮並、アントシアニン着色は淡、数は密、果実の香りは中である。季性は四季成、開花位置はやや葉より下、炭そ病抵抗性は極弱である。
 「フレール」と比較して、果実が大きいこと、花房当たりの花数が多いこと等で、「クワンシエ」と比較して、果形が円錘であること、花弁表面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の農場(新潟県新潟市)において、出願者所有の育成系統に品種名不詳の赤花いちごを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「うす紅春妃」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10479号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かぼちゃ   コリンキー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、オーストラリア国から導入した「B625」の選抜系統を母系とし、「打木赤皮栗」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、側枝の発生が中で、出荷時の果面は黄の地色に白条の模様があり、果肉は黄色で幼果の生食用の品種である。
 種子の大きさは中、種皮の色は黄褐、子葉の大きさ、胚軸の長さ、太さ及び空洞の大きさは中である。草姿はつる性、草勢及び側枝の多少は中、葉の欠刻は浅、大きさは中、節成性はかなり高である。は種−収穫までの日数は早、果実の形は球、先端及び基部の形は凸、大きさはかなり小、果面の状態は溝、地色(出荷期)は黄、模様(出荷期)はその他(白条)、果肉の色は黄、質はかなり粘である。
 「みやこ」及び「メルヘン」と比較して、果実先端及び基部の形が凸であること、果面の地色(出荷期)が黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、オーストラリア国から導入した「B625」の選抜系統を母系とし、「打木赤皮栗」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成9年に出願者の農場(山形県東村山郡中山町)において交配組合せ検定試験を実施し、10年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「かりっこ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10480号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かぼちゃ   虹ロマン(にじロマン)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、北海道在来種「マサカリ」からの選抜系統を母系及び父系とする交雑品種であり、果実は扁円でやや大きく、出荷時の果面は黒緑の地色に淡緑条の模様があり、果肉は橙黄色で粉質の品種である。
 種子の大きさはやや小、種皮の色は淡黄褐、種皮の状態は滑、子葉の大きさ、胚軸の長さは及び太さは中、空洞の大きさはやや小である。草姿はつる性、草勢及び側枝の多少は中、葉の欠刻は浅、大きさはやや大である。節成性及びは種−収穫までの日数は中、果実の形は扁円、先端の形は平、基部の形はやや凹、大きさはやや大、果面の状態は痘、花落ちの大きさはやや大、地色(出荷期)は黒緑、模様(出荷期)は淡緑条、果肉の色は橙黄、質は粉である。
 「えびす」と比較して、種皮の色が淡黄褐であること、果実基部の形がやや凹であること等で、「みこし」と比較して、種皮の状態が滑であること、花落ちが小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、北海道在来種「マサカリ」からの選抜系統を母系及び父系とする交雑品種であり、平成9年に育成者のほ場(北海道夕張郡長沼町)において交配組合せ検定試験を実施し、10年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10481号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トマト   とよこま
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、盛岡20号(後の「MTP20」)を母系とし、「Coudoulet」を父系とする交雑品種であり、果実は濃赤色の球形で小さく、半身萎凋病、萎凋病レースJ−1及びJ−2の抵抗性を有する加工用品種である。
 草姿は心止まり、子葉の大きさは中、色は緑、胚軸のアントシアニン着色は有、節間長は中である。第1花房より下の葉数は中、葉色は緑、葉の着生角度は上向き、形は1型、巻葉性は弱、根の太さは中である。花房の形は単純、花弁の色は黄、花数は中、完熟期の果色は濃赤、果実表皮の色は黄、果形は球形、果肩部のひだは中、果頂部の形は平滑、果実の大きさは小、子室数は一般に3〜4、果肩部の緑色は無、へた落ちの大きさ及び周囲のコルク化面積は小、果柄の離層は無、花落ちの形は点状、果肉の色は濃赤である。開花始期は中、着色始期は晩、可溶性固形物含量、酸度及び全固形物量は中である。半身萎凋病抵抗性、萎凋病レースJ−1抵抗性及び萎凋病レースJ−2抵抗性は有である。
 「NDM051」と比較して、果肩部のひだが強いこと、萎凋病レースJ−2抵抗性が有ること等で、「さきこま」と比較して、果実が小さいこと、着色始期が遅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、盛岡20号(後の「MTP20」)を母系とし、「Coudoulet」を父系とする交雑品種であり、平成3年から出願者のほ場(岩手県盛岡市)において交配組合せ検定試験を実施し、10年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10482号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   たまねぎ   北見交25号(きたみこう25ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、オランダ王国から導入した「AOPFA」を母系とし、出願者所有の育成系統を父系とする交雑品種であり、草姿はやや立性、球は球形でかなり大きく、雄性不稔性を持つ三系交配の種子親用品種である。
 草丈はやや高、草姿はやや立、最大葉身の径は中、葉の色は緑、ろう質の有無は有である。球の重さはかなり大、高さは中、径はやや大、縦断面の形は球、外皮の色は褐、球のしまりはかなり硬、肉質はかなり密、りん片の色は帯緑、内部分球数は2である。収穫期はかなり晩、抽だい性は易、貯蔵中のほう芽性は晩、腐敗は少、球形の変化はかなり少、稔性は細胞質+核遺伝子型雄性不稔性である。 
 「ツキサップ」と比較して、草姿が開くこと、稔性が細胞質+核遺伝子型雄性不稔性であること等で、「蘭太郎」と比較して、球の縦断面の形が球であること、稔性が細胞質+核遺伝子型雄性不稔性であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、オランダ王国から導入した「AOPFA」を母系とし、出願者所有の育成系統を父系とする交雑品種であり、平成5年に北海道立北見農業試験場(常呂郡訓子府町)において交配組合せ検定試験を実施し、6年から特性の調査を行い、10年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10483号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   たらのき   あすは
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統(後の「あやの」)に「真室川1号」を交配して育成されたものであり、草丈はやや高く、茎は極太で、新芽の萌芽は早く、促成芽の収量が多い品種である。
 樹姿は中間、草丈はやや高である。茎の太さは極太、刺の多少は中、形状は大、刺の着生部位は全面、側芽及び頂芽の発達は中である。新芽(頂芽)の形状は抱合型、葉先の形状は中間型、長さは長、太さは太、刺の有無は少、色は緑、毛茸の有無は少、萌芽の早晩は早、休眠の深浅は浅である。葉の形状は楕円形、複葉の数はやや多、長さは長、小葉の長さ及び幅は中、数はやや多、色は中、刺の有無は多、紅葉の時期は早である。促成での萌芽の難易は易、1茎当たりの収量は多、長さはかなり長、太さはかなり太、重量は極重、色は緑、葉鞘の長さは極長である。
 「あやの」と比較して、茎の刺の着生部位が全面であること、促成芽が太いこと等で、「新駒」と比較して、茎が太いこと、茎や葉の刺が多いこと等で区別性が認められる
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者のほ場(山形県最上郡真室川町)において、出願者所有の育成系統(後の「あやの」)に「真室川1号」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
  なお、出願時の名称は「銀芽」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10484号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   だいこん   戸隠おろし(とがくしおろし)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、在来種「戸隠地大根」の選抜系統どおしによる交雑品種であり、根は短円筒形で小さく、乳白の基本色に淡緑の補充色がある品種である。
 草姿は立、着葉数はやや少、葉片の特性は普通、葉色はやや黄緑、色素は無、小葉数及び小葉の着き方は中である。抽根性はやや少、収穫期はやや早、根形は短円筒、肩形は流れ、尻形はつまり、根重は小、最大根径は中、最大根径の位置はやや下、根長は短、根の揃いは良、根色(基本色)は乳白、根色(補充色)は淡緑、分布は着色全面・着葉部からみて根長の2/5未満である。 
 「戸隠地大根」と比較して、葉色がやや黄緑であること、収穫期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、在来種「戸隠地大根」の選抜系統どおしを母系及び父系とする交雑品種であり、平成9年に長野県野菜花き試験場(長野市)において交配組合せ検定試験を実施し、10年に目標とする特性を有することを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10485号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かんきつ   愛媛果試第16号(えひめかしだい16ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「青島温州」にタンカンを交配して育成されたものであり、果形が扁平、果重が中、果皮色が濃橙の育成地(愛媛県松山市)では12月下旬に成熟するかんきつである。
 樹姿はやや直立、樹の大きさは大、樹勢は強である。枝梢の太さは中、節間長はやや長、とげの多少は無である。葉身の形は紡錘形、波状の程度は弱、葉身の大きさはやや小、葉身長は中、葉身幅はやや狭、網脈の鮮明度はやや明瞭である。翼葉の形は痕跡、葉柄の長さ及び太さは中である。花序の形成は単生、花(花蕾)の重さは軽、花弁の形は紡錘形、長さは短、幅は中、色は白、数は5枚、花糸の分離の程度は分離、花粉の多少は少である。果実の形は扁平、果形指数はやや大、果頂部の形は陥没、放射条溝の有無は有、凹環の有無は不明瞭、果梗部の形はやや凹、放射条溝の多少は多である。果心の充実度は粗、大きさはやや大、果実の重さは中、果皮の色は濃橙、油胞の大きさは小、密度はかなり密、凹凸は凹、果面の粗滑はやや滑、果皮の厚さは厚、果皮歩合は大、剥皮の難易はやや易である。じょうのう膜の硬さは中、さじょうの形はやや長、大きさは中、色は濃橙である。果汁の多少は中、甘味及び酸味はかなり高、香気の多少は多、種子数は少、胚の数は多胚である。発芽期及び開花期は晩、成熟期は晩で育成地においては12月下旬である。隔年結果性はやや高、浮き皮果の発生はかなり少、裂果の発生は無、貯蔵性は長である。
 「青島温州」と比較して、甘味が高いこと、種子が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に愛媛県立果樹試験場(松山市)において、「青島温州」にタンカンを交配し、得られた実生の中から交雑実生個体を選抜、平成2年に高接ぎを行い特性の調査を行って5年に選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「愛媛16号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10486号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かんきつ   愛媛果試第10号(えひめかしだい10ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、はっさくに「川野なつだいだい」を交配して育成されたものであり、果形が扁平、果重が重、果皮色が黄の育成地(愛媛県松山市)では12月中下旬に成熟するぶんたん類である。
 樹姿は中間、樹の大きさは大、樹勢は強である。枝梢の太さは中、節間長は短、とげの多少は無である。葉身の形は紡錘形、波状の程度は弱、葉身の大きさはかなり小、葉身長は短、葉身幅は中、網脈の鮮明度はやや明瞭である。翼葉の形は紡錘形、葉柄の長さは短、太さは細である。花序の形成は総状、花(花蕾)の重さは中、花弁の形は紡錘形、長さはやや短、幅は中、色は白、数は5枚、花糸の分離の程度は分離、花粉の多少は多である。果実の形は扁平、果形指数はやや大、果頂部の形は陥没、放射条溝の有無は有、凹環の有無は不明瞭、果梗部の形はやや凹、放射条溝の多少は多である。果心の充実度は中、大きさはかなり大、果実の重さは重、果皮の色は黄、油胞の大きさ及び密度は中、凹凸は凹、果面の粗滑は粗、果皮の厚さは厚、果皮歩合は極大、剥皮の難易はやや難である。じょうのう膜の硬さは硬、さじょうの形は中、大きさは大、色は黄である。果汁の多少は多、甘味は高、酸味は低、香気の多少は少、種子数は多、胚の数は単胚である。発芽期及び開花期は中、成熟期はかなり早で育成地においては12月中下旬である。隔年結果性は低、貯蔵性はやや短である。
 はっさく、「川野なつだいだい」、「サマーフレッシュ」及び「土佐文旦」と比較して、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和46年に愛媛県立果樹試験場(松山市)において、はっさくに「川野なつだいだい」を交配し、得られた実生を48年に接ぎ木し、59年初結実、61年に選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「愛媛10号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10487号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しば   朝駆(あさがけ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、日本全国から収集したエコタイプから選抜して育成したものであり、葉長が長で幅は広、緑化の早晩が早、シバ銹病抵抗性が中の放牧地における飼料及び土壌保全用品種である。
 春の草勢はやや良、秋の草勢は良、春秋の出穂の有無は春も秋も出穂しない、出穂期の草型は中間〜ほふくである。ほふく茎の密度はやや密、葉長は長、葉幅は広である。緑化の早晩は早、越冬性及び越夏性はかなり良、シバ銹病抵抗性は中である。
 「メイヤー」及び「みやこ」と比較して、春秋の出穂の有無が春も秋も出穂しないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年から草地試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、栃木県那須郡西那須野町)において、日本全国から収集したエコタイプの特性調査を続け、6年に優良系統P188を選抜し、その後栄養系選抜を行い、9年から特性検定試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10488号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペレニアルライグラス   ヤツグリーン
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を育種母材とした選抜個体から合成された合成品種であり、稈長がやや短、越夏性が良、冠さび病抵抗性がかなり強、葉腐病抵抗性が強い芝生向きの品種である。
 出穂期の草型は中間、稈長はやや短、太さは細である。葉長は短、幅は狭、葉色は緑である。穂長は中、出穂期は早生、春の草勢、秋の草勢及び越夏性は良、冠さび病抵抗性はかなり強、葉腐病抵抗性は強である。 
 「マンハッタンU」及び「アドベント」と比較して、越夏性が良いこと、冠さび病抵抗性及び葉腐病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に山梨県酪農試験場(北巨摩郡長坂町)において、出願者所有の育成系統49個体を育種母材として多交配を行い、平成6年秋から後代検定を行い優良10母系92個体を選抜、9年にこの92個体を素材として合成された品種である。9年から山梨県酪農試験場及び株式会社ニチノー緑化で特性評価試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10489号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きんぎょそう   ラブー ディープ ローズ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は上唇弁及び下唇弁先端部が濃紫ピンク色、下唇弁中央部は淡緑黄色に中心部に浅緑黄色、縁部に濃紫ピンク色が入る鉢植え及び花壇向きの品種である。
 草型はX型、草丈は極低である。茎の太さは極細、色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、毛の多少は多、分枝性は中、節間長は短である。葉形はV型、葉長は短、葉幅は狭、緑色の程度は中、アントシアニン及び斑入りの有無は無、着生角度は水平である。花穂の形は中、花穂長はかなり短、花間長はやや長、花形は普通型、花の縦径はやや短、横径はかなり短、花冠筒部の長さはやや短、幅はかなり狭である。上唇弁上部、中央部、底部中央部及び下唇弁先端部の色は濃紫ピンク(同9213)、下唇弁中央部は淡緑黄(同2903)の地色で中心部に浅緑黄(同2904)と縁部に濃紫ピンク(同9213)が入り、底部は濃赤茶(同0709)の地色で中心部に鮮緑黄(同2906)が入る、花冠筒部は紫ピンク(同9211)である。上唇弁の形は狭、下唇弁の形は中、花弁数は一重、花冠筒部の毛の多少は多、1花穂当り花らい数は少、開花の早晩はやや早である。
 「ヤロブ」と比較して、上唇弁底部中央部の色が濃紫ピンクであること、下唇弁中央部の地色が淡緑黄で中心部に浅緑黄と縁部に濃紫ピンクが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ラブミー ディープ ローズ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10490号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   ブルー レボ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「マリー ブルー」に「高潮」を交配して育成されたものであり、花は明紫色で中輪の切花向きの品種である。
 草型は1本立ち、草丈はやや高である。はい軸の色及び子葉の色は緑である。着葉茎の剛直性はやや弱、花首部の剛直性は中、わき芽の発生程度はかなり少である。葉形は中間、葉面の凹凸は中、下葉のきょ歯は極少、欠刻は中、上部葉の長さはかなり長、幅は中、葉付き角度は斜上、葉数は少、葉色は緑、葉の厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びは中、花首部の太さはやや太、花首の長さ及び花穂長はやや長、花間長及び花の直径は中、花色は明紫(JHS カラーチャート8604)、八重と一重の花色の差は有、一重花の色は鮮紫(同8605)、花らい時における花弁着色の早晩はやや晩、一重花の花弁長はやや長、花弁幅は中、花弁先端部の内曲程度はやや高、一重花の花弁の内曲程度は中、花弁のちりめん状のしわの程度はやや高、花弁の数は中、小花柄長は長、小花柄の着生角度は斜上、花数はやや多、花の香りはやや強、開花期は早である。
 「マリー ブルー」と比較して、葉面の凹凸が多いこと、葉数が少ないこと、一重花の色が鮮紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の温室(千葉県館山市)において、「マリー ブルー」に「高潮」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである
 なお、出願時の名称は「ブルー レボリューション」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10491号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   ディープローズ チルドレン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ローズカル」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色で小輪の切花向きの品種である。
 草型は分枝、草丈は中である。はい軸の色及び子葉の色は緑である。着葉茎の剛直性及び花首部の剛直性は強、分枝の位置は上位、わき芽の発生程度は多である。葉形は中間、下葉のきょ歯は極少、欠刻、上部葉の長さ及び幅は中、葉付き角度は斜上、葉数は少、葉色は緑、葉の厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びは難、花首部の太さはやや細、花首の長さ及び花穂長は短、花間長は中、花の直径は小、花色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、八重と一重の花色の差は無、花らい時における花弁着色の早晩はやや早、一重花の花弁長はやや短、花弁幅はやや狭、花弁先端部の内曲程度、一重花の花弁の内曲程度及び花弁のちりめん状のしわの程度はやや高、花弁の数はやや多、小花柄長は短、小花柄の着生角度は斜上、花数は少、花の香りは中、開花期はやや早である。
 「ローズカル」と比較して、花色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(千葉県館山市)において、「ローズカル」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10492号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   イエロー チルドレン U
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「イエローチルドレン」の変異個体から育成されたものであり、花は淡緑黄色で小輪の切花向きの品種である。
 草型は分枝、草丈はやや低である。はい軸の色は緑、子葉の色は淡緑である。着葉茎及び花首部の剛直性は強、分枝の位置は上位、わき芽の発生程度はやや多である。葉形は中間、下葉のきょ歯は極少、上部葉の長さは中、幅はやや狭、葉付き角度は斜上、葉数は少、葉色は緑、葉の厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びは難、花首部の太さはやや細、花首の長さはかなり短、花穂長は短、花間長は中、花の直径は小、花色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)、一重株の花弁底部の色は淡黄、八重と一重の花色の差は無、一重花の花弁長、花弁幅、花弁先端部の内曲程度及び一重花の花弁の内曲程度は中、花弁のちりめん状のしわの程度はやや低、花弁の数は少、小花柄長はかなり短、小花柄の着生角度は斜上、花数はやや少、花の香りは中、開花期は早である。
 「イエロー チルドレン」と比較して、一重株の花弁底部の色が淡黄であること、一重花の色が淡緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(千葉県館山市)において、栽培中の「イエローチルドレン」の中に変異個体を発見し、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10493号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム   レグルス
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、花は浅紫青色で大輪、八重咲の切花向きの品種である。
 草型は直立型、草丈は中、地下部の形状は塊根性、茎の長さは長、太さは中、分枝性は少、毛の有無は有、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3312)である。葉の枚数は少、全形はY、長さは長、幅は広、葉柄の有無と長さは長、葉縁の毛の有無は有、表面の色は暗黄緑(同3508)である。花序の長さ、幅及び1花序に着生している小花数は中、小花の密度は密、花の咲き方は普通咲、形は八重咲、花冠の大きさは大、花柄の長さは中、がく片の数は多、最外層がく片の全形は楕円形、長さは長、幅は広、表面の着色パターンはU、Aゾーンの色は浅紫青(同7603)、Bゾーンの色は淡紫ピンク(同8902)、最内層がく片の全形は菱形、長さは長、幅は広、表面の着色パターンはT、表面のAゾーンの色は浅紫(同8603)、がく片の距の有無と長さは短、色は紫白(同8601)、花弁部の大きさ及び花弁数は中、花弁の単色・複色の別は複色、色は白、2次的な色は淡紫、葯の色は緑褐、花の香りは無である。繁殖法は種子系である。
 「Magic Fountain Sky Blue Imp.」及び「Blue Bird」と比較して、花冠が大きいこと、最内層がく片の全形が菱形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、平成8年に宮崎県総合農業試験場(宮崎郡佐土原町)において交配組合せ検定試験を実施し、同年から特性の調査を行い、10年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10494号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   プリンセスマデッコ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レボリューション・ブリリアントピンク」の枝変わりであり、花は鮮赤紫色で、葉に浅緑黄のふが入る中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈は低である。茎長はかなり高、太さは細、色は有、毛の多少は多、第1次分枝数は中 、第2次分枝数は少、節間長はやや短である。葉形は披針形、着葉角度は水平、葉長はやや短、葉幅は狭、葉の上面の色は黄緑、ふ入り葉は有、葉の厚さはやや薄、毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形はやや細、花径は中輪、複色の有無は無、単色花の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は鮮紫(同8607)、花筒部外面の色は濃紫(同8608)、花弁先端部の形は中、切れ込みの程度は中間、波打ちの程度及びがくの形状は中、雌ずいの形はやや細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さはかなり細である。
 「レボリューション・ブリリアントピンク」と比較して、ふ入り葉が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(静岡県富士宮市)において、栽培中の「レボリューション・ブリリアントピンク」の中に変異株を発見し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10495号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ケイドプエル
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色で、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性 ほふく型、草丈はやや低である。茎長は高、太さはやや細、色は有、毛の多少は多、第1次分枝数はかなり多、第2次分枝数は及び節間長は中である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長はやや短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さは薄、毛の多少は少である。花の向きは上向き、花形は八重、花筒部の形はやや広、花径は中輪、複色の有無は無、単色花の色は 鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は鮮紫ピンク(同8904)の地色に暗灰紫(同8916)のすじが入り、花筒部外面の色は暗赤紫(同9210)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は中間、波打ちの程度は強、がくの形状は中、雄ずいの数は少、花柄の長さはやや長、太さはやや細である。
 「ダブルカスケード プラムベイン」と比較して、葉形が楕円形であること、花弁先端部の切れ込みの程度が浅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(千葉県佐原市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10496号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ケイイエウル
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡黄緑色で、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈は低である。茎長はかなり高、太さはやや細、色は無、毛の多少は多、第1次分枝数はかなり多、第2次分枝数はやや少、節間長はかなり短である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長、葉幅及び葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さは薄、毛の多少は少である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は中、花径は中輪、複色の有無は無、単色花の色は 淡黄緑(JHS カラーチャート3102)、花弁のたい色の程度は弱 、花喉部内面底部の色は緑黄(同2911)、花筒部外面の色は穏緑黄(同2910)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度及びがくの形状は中、雌ずいの形はやや細、雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さは長、太さは細である。
 「レボリューション・ホワイト」と比較して、花喉部内面底部の色が緑黄であること、花筒部外面の色が穏緑黄であること等で区別性が認められる。
 
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(千葉県佐原市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10497号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   すべりひゆ   サマーベビー ローズバイカラー
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の在来八重咲きピンク種の枝変わりであり、草姿はほふく性、株の広がりはやや広で、花は八重咲きで最外花弁は橙黄色、内花弁は鮮赤紫色のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿はほふく性、株の高さは中、広がりはやや広である。茎の長さはやや短、太さは中、着色はやや強、葉腋の毛の有無及び多少は少、1次分枝数はやや少である。葉序は互生、葉形は倒卵形、葉長は中、葉幅はやや広、葉の厚さは中、葉色及び葉縁部の色は緑である。花の着生位置は頂生、向きは上向き、花型は平開咲き、花径はやや小、花弁の模様の有無及び種類は最外花弁は無、内花弁は目、花弁の色は最外花弁は橙黄(JHS カラーチャート2210)、内花弁は鮮赤紫(同9207)である。花弁の形はU型、欠刻は浅、花弁長はやや短、花弁幅はやや狭、花の重ね等は八重、がくの色は帯紫紅である。花数はかなり多、終日咲き性は極強である。
 「サマーベビー オレンジ」と比較して、葉形が倒卵形であること、花弁の色が最外花弁が橙黄、内花弁が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名又は名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の圃場(鹿児島県日置郡松元町)において、育成者所有の在来八重咲きピンク種の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10498号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   すべりひゆ   サマーベビー ホワイト
  
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サマーベビー ピンク」の枝変わりであり、草姿はほふく性、株の広がりはやや広で、花は八重咲きで黄白色のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿はほふく性、株の高さは中、広がりはやや広である。茎の長さは短、太さはやや太、着色及び葉腋の毛の有無及び多少は無、1次分枝数は中である。葉序は互生、葉形はへら形、葉長、葉幅及び葉の厚さは中、葉色及び葉縁部の色は緑である。花の着生位置は頂生、向きは上向き、花型は平開咲き、花径はやや小、花弁の模様の有無及び種類は無、花弁の色は黄白(JHS カラーチャート2501)である。花弁の形はU型、欠刻は浅、花弁長はやや短、花弁幅はやや狭、花の重ね等は八重、がくの色は淡緑である。花数はやや多、終日咲き性は極強である。
 「サマーベビー ピンク」と比較して、茎の着色が無であること、花弁の色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名又は名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の圃場(鹿児島県日置郡松元町)において、「サマーベビー ピンク」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、その特性が安定していることを確認して、同年育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10499号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シネラリア   セレナータピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統にSenecio elegansを交配、選抜して育成されたものであり、花は紫ピンクの中輪となる切花向き品種である。       
 草姿はU型、草丈は極高である。茎の太さは太、一次分枝の出方はU型、分枝数は中、節間長は長である。葉型はT型、欠こくの深さ及び鋸歯は中、葉の先端の形は鋭、葉縁の波打ちは弱、葉身長及び葉身幅は長、葉柄の太さは中、長さは長、葉色(葉表)は淡である。花房の形は凹凸型、直径はかなり大、高さは極高、花形はやや閉じ咲、花径及び花芯部の大きさは中、花弁色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903)、蛇の目、覆輪(白色部分)及び絞りの有無は無、花芯の色は紫ピンク(同9211)、花弁長は長、花弁幅は広、花弁の形及びそりはU型、花弁先端の欠刻の有無は有、形は丸、舌状花数は中、筒状花数は多、八重咲き性は無、がくの形は中、切れ込みの深さは長、色及び一花房花数は中、花の香りは無である。開花期は中である。
 「プラネットピンクシェード」と比較して、花房の形が凹凸型であること、花弁色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において出願者所有の育成系統にS. elegansを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10500号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シネラリア   セレナータブルーリング
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統にSenecio elegansを交配、選抜して育成されたものであり、花は濃青紫色の覆輪で中輪となる切花向き品種である。    
 草姿はU型、草丈は高である。茎の太さは中、一次分枝の出方はU型、分枝数は中、節間長は長である。葉型はT型、欠こくの深さ及び鋸歯は中、葉の先端の形は鋭、葉縁の波打ちは弱、葉身長及び葉身幅は長、葉柄の太さ、長さ及び葉色(葉表)は中である。花房の形は平型、直径はかなり大、高さはかなり高、花形はやや閉じ咲、花径及び花芯部の大きさは中、花弁色は濃青紫(JHS カラーチャート8006)、蛇の目、覆輪(白色部分)の有無は有、大きさは極長、蛇の目の境界はやや不明瞭、絞りの有無は無、花芯の色は暗青紫(同8007)、花弁長及び花弁幅は中、花弁の形はV型、そりはU型、花弁先端の欠刻の有無は有、形は丸、舌状花数は中、筒状花数は多、八重咲き性は無、がくの形は中、切れ込みの深さは長、色は中、一花房花数は多、花の香りは有である。開花期は中である。 
 「メロディーブルー」と比較して、草姿がU型であること、花房の形が平型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において出願者所有の育成系統にS. elegansを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10501号   平成14年9月4日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シネラリア   セレナータブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統にSenecio elegansを交配、選抜して育成されたものであり、花は鮮青紫色の中輪となる切花向きの品種である。      
 草姿はU型、草丈はかなり高である。茎の太さは太、一次分枝の出方はU型、分枝数は中、節間長は長である。葉型はT型、欠こくの深さは浅、鋸歯、葉の先端の形及び葉縁の波打ちは中、葉身長及び葉身幅は長、葉柄の太さは中、長さは長、葉色(葉表)は淡である。花房の形は平型、直径は極大、高さはかなり高、花形はやや閉じ咲、花径及び花芯部の大きさは中、花弁色は鮮青紫(JHS カラーチャート8005)、蛇の目、覆輪(白色部分)の有無は有、大きさは短、蛇の目の境界は明瞭、絞りの有無は無、花芯の色は浅青灰(同7011)、花弁長は長、花弁幅は広、花弁の形及びそりはU型、花弁先端の欠刻の有無は無、形は丸、舌状花数は中、筒状花数は多、八重咲き性は無、がくの形、切れ込みの深さ及び色は中、一花房花数は多、花の香りは無である。開花期はやや晩である。
 「プラネットブルーシェード」と比較して、草姿がU型であること、花房の形が平型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において出願者所有の育成系統にS. elegansを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10502号   平成14年9月4日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シネラリア   サンセネレ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ジュピタークリムソン」にSenecio heritieriを交配、選抜して育成されたものであり、花は鮮赤味紫色の大輪となる鉢物向き品種である。
 草姿はU型、草丈は高である。茎の太さは中、一次分枝の出方はU型、分枝数は多、節間長は長である。葉型はT型、欠こくの深さは深、鋸歯は尖、葉の先端の形は中、葉縁の波打ちは弱、葉身長は短、葉身幅は中、葉柄の太さは細、長さは長、葉色(葉表)は中である。花房の形は凹凸型、直径はかなり大、高さはかなり高、花形は平開咲、花径は大、花芯部の大きさは中、花弁の色は鮮赤味紫(JHS カラーチャート8906)、蛇の目、覆輪(白色部分)及び絞りは無、花芯の色は濃赤味紫(同8907)、花弁長は長、花弁幅は中、花弁の形及びそりはU型、花弁先端の欠刻の有無は有、形は尖、舌状花数及び筒状花数は多、八重咲き性は無、がくの形は中、切れ込みの深さは長、色及び一花房花数は中、花の香りは有である。開花期はやや早である。 
 「ミゼット」と比較して、花房の形が凹凸型であること、花径が大きいこと、一花房花数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡白州町)において、「ジュピタークリムソン」に S. heritieriを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10503号   平成14年9月4日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シネラリア   サンセネレバ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ジュピターピンクホワイト」にSenecio heritieriを交配、選抜して育成されたものであり、花は鮮赤味紫色に白色の蛇の目が入り大輪となる鉢物向き品種である。草姿はU型、草丈は高である。茎の太さは中、一次分枝の出方はU型、分枝数は多、節間長は長である。葉型はT型、欠こくの深さは深、鋸歯は尖、葉の先端の形は鋭、葉縁の波打ちは弱、葉身長は短、葉身幅は中、葉柄の太さは細、長さは長、葉色(葉表)は中である。花房の形は凹凸型、直径はかなり大、高さはかなり高、花形は平開咲、花径は大、花芯部の大きさは中、花弁の色は鮮赤味紫(JHS カラーチャート8906)、蛇の目(白色部分)の有無は有、大きさは長、境界はやや不鮮明、絞りは無、花芯の色は濃赤紫(同9209)、花弁長は長、花弁幅は中、花弁の形及びそりはU型、花弁先端の欠刻の有無は有、形は丸、舌状花数及び筒状花数は中、八重咲き性は無、がくの形は中、切れ込みの深さは長、色及び一花房花数は中、花の香りは有である。開花期はやや早である。  
 「ルージュ茅ヶ崎」と比較して、花弁色が鮮赤味紫であること、花弁が長いこと、一花房花数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡白州町)において、「ジュピターピンクホワイト」にS. heritieriを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10504号   平成14年9月4日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シネラリア   サンセネブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ジュピターブルー」にSenecio heritieriを交配、選抜して育成されたものであり、花は鮮青紫色の大輪となる鉢物向き品種である。        
 草姿はU型、草丈はかなり高である。茎の太さは中、一次分枝の出方はU型、分枝数は多、節間長は長である。葉型はT型、欠こくの深さ、鋸歯及び葉の先端の形は中、葉縁の波打ちは弱、葉身長は短、葉身幅は中、葉柄の太さは細、長さは長、葉色(葉表)は中、アントシアンの発色の有無(葉裏)は有である。花房の形は凹凸型、直径はかなり大、高さは極高、花形は反転咲、花径は大、花芯部の大きさは中、花弁の色は鮮青紫(JHS カラーチャート8005)、蛇の目、覆輪(白色部分)及び絞りは無、花芯の色は濃青味紫(同8307)、花弁長は長、花弁幅は中、花弁の形及びそりはU型、花弁先端の欠刻の有無は有、形は尖、舌状花数及び筒状花数は中、八重咲き性は無、がくの形は中、切れ込みの深さ、色及び一花房花数は中、花の香りは有である。開花期はやや早である。 「サンセネレ」と比較して、葉裏にアントシアンの発色が有ること、花弁色が鮮青紫であること、「ミゼット」と比較して、花弁色が鮮青紫であること、花弁が長くて狭いこと等で、区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡白州町)において、「ジュピターブルー」にS. heritieriを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10505号   平成14年9月4日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シネラリア   サンセネディブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ジュピターブルー」にSenecio heritieriを交配、選抜して育成されたものであり、花は濃青紫色の大輪となる鉢物向き品種である。        
 草姿はU型、草丈は高である。茎の太さは中、一次分枝の出方はU型、分枝数は多、節間長は短である。葉型はT型、欠こくの深さは深、鋸歯及び葉の先端の形は中、葉縁の波打ちは弱、葉身長及び葉身幅は短、葉柄の太さは細、長さは長、葉色(葉表)は中である。花房の形は凹凸型、直径は極大、高さはかなり高、花形は反転咲、花径は大、花芯部の大きさは中、花弁の色は濃青紫(JHS カラーチャート8006)、蛇の目、覆輪(白色部分)及び絞りは無、花芯の色は暗紫(同8609)、花弁長は長、花弁幅は広、花弁の形及びそりはU型、花弁先端の欠刻の有無は無、先端の形は尖、舌状花数及び筒状花数は中、八重咲き性は無、がくの形は中、切れ込みの深さは中、色は濃、一花房花数は中、花の香りは有である。開花期はやや早である。 
 「ミス横浜」と比較して、花が蛇の目、覆輪がないこと、花弁が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡白州町)において、「ジュピターブルー」にS. heritieriを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10506号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スイトピー   バレンティナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「プリンセス」の枝変わりに育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は旗弁及び翼弁が淡紫ピンク色となる冬咲き性の切花向きの品種である。
 草型は高性、茎の最小径及び最大径は太、アントシアンの発現の有無は無、第一次分枝の発達程度は少、節間長はかなり長である。複葉対数は1、葉形は広卵形、波打ち程度は中、着葉角度は斜上、葉長はやや長、葉幅はやや広、たく葉の大きさはやや大、葉の色は中、葉柄着生部の色は無、葉柄の長さは長である。花の着生密度は中、向きは斜上、花形はオープン、花径及び旗弁長は中、旗弁幅はやや広、翼弁長は長、幅はやや広、舟弁長及び幅は中、花弁の斑紋の有無は無、旗弁及び翼弁の上部、中央部並びに下部の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202)、舟弁上部の色は淡黄緑(同3303)、中央部及び下部の色は黄白(同3302)、旗弁の形は全縁、数は1、翼弁の数は2、がくの形は鐘状、大きさは中、色は無、雄ずいの数は10、花柄及び小花柄の太さは中、花柄の長さはやや短、小花柄の長さは中、一花房当たりの花数はやや少、花の香りは弱、開花の習性は冬咲き性、冬咲き性の開花期の早晩は中である。
 「ダイアナ」と比較して、葉柄が長いこと、旗弁及び翼弁の中央部の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(神奈川県高座郡寒川町)において、「プリンセス」の枝変わりに育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「バレリーナ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10507号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スイトピー   ローブデコルテ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は旗弁及び翼弁が黄白色で冬咲き性の切花向きの品種である。
 草型は高性、茎の最小径及び最大径は太、アントシアンの発現の有無は無、第一次分枝の発達程度は少、節間長はやや長である。複葉対数は1〜2、葉形は広卵形、波打ち程度はやや強、着葉角度は斜上、葉長は中、幅はかなり広、たく葉の大きさ及び葉の色は中、葉柄着生部の色は無、葉柄の長さは中である。花の着生密度はやや疎、向きは斜上、花形はオープン、花径はやや小、旗弁長及び幅は中、翼弁長はやや長、幅、舟弁長及び幅は中、花弁の斑紋の有無は無、旗弁上部及び中央部の色は黄白(JHS カラーチャート3301)、下部の色は黄白(同3302)、翼弁上部及び中央部の色は黄白(同3301)、下部の色は黄白(同3302)、舟弁上部の色は淡黄緑(同3303)、中央部の色は黄白(同3301)、下部の色は黄白(同3302)、旗弁の形は全縁、旗弁の数は1〜2、翼弁の数は2、がくの形は鐘状、大きさは中、色は無、雄ずいの数は10、花柄の太さ、小花柄の太さ及び花柄の長さは中、小花柄の長さはやや長、一花房当たりの花数は中、花の香りはやや弱、開花習性は冬咲き性、冬咲き性の開花期の早晩性は中である。
 「マンモス ホワイト」と比較して、複葉対数が1〜2であること、葉が短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の温室(神奈川県高座郡寒川町)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10508号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スイトピー   さむかわサン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ダイアナ」に「スカーレット」を交配して育成されたものであり、花は旗弁が濃紅色、翼弁が濃赤紫色となる冬咲き性の切花向きの品種である。
 草型は高性、茎の最小径は太、最大径は極太、アントシアンの発現の有無は無、第一次分枝の発達程度は少、節間長は長である。複葉対数は1、葉形は広卵形、波打ち程度は中、着葉角度は斜上、葉長はやや長、葉幅はやや広、たく葉の大きさは中、葉の色はやや淡、葉柄着生部の色は無、葉柄の長さはやや長である。花の着生密度は中、向きは斜上、花形はオープン、花径、旗弁長及び旗弁幅は中、翼弁長はやや長、翼弁幅、舟弁長及び舟弁幅は中、花弁の斑紋の有無は無、旗弁上部及び中央部の色は濃紅(JHS カラーチャート0109)、下部の色は鮮赤紫(同9207)、翼弁上部の色は赤紫(同9508)、中央部及び下部の色は濃赤紫(同9509)、舟弁上部の色は鮮紫ピンク(同9205)、中央部の色は鮮紫ピンク(同9204)、下部の色は黄白(同3302)、旗弁の形は全縁、数は1、翼弁の数は2、がくの形は鐘状、大きさは中、色は有、雄ずいの数は10、花柄の太さは中、小花柄の太さは太、花柄及び小花柄の長さは中、一花房当たりの花数はやや少、花の香りは中、開花の習性は冬咲き性、冬咲き性の開花期の早晩は中である。
 「ダイアナ」と比較して、葉柄着生部の色が無であること、旗弁上部及び中央部の色が濃紅であること等で、「マンモス ディープローズ」と比較して、舟弁上部及び中央部の色が鮮紫ピンクであること、旗弁の数が1枚であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の温室(神奈川県高座郡寒川町)において、「ダイアナ」に「スカーレット」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ルージュ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10509号   平成14年9月4日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   太陽のくれない(たいようのくれない)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「恋車」に「秋芳」を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色のやや小輪で切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は赤紫、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長はやや短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、裏面の色は濃紫ピンク(同9213)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、花たく及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「紅若」と比較して、茎の色が赤紫であること、花たくの形が平らな円錐状であること等で、「舞扇」と比較して、茎の色が赤紫であること、外花弁の裏面の色が濃紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の農場(沖縄県名護市)において、「恋車」に「秋芳」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「くれない」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10510号   平成14年9月4日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   冠かざぐるま(かんむりかざぐるま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「祭かざぐるま」にさじ弁黄色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色に濃赤茶色の底赤が入る中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さはやや弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長はやや短である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、一次欠刻はかなり深、表面の色は中、裏面の色はやや淡、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはやや大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは中、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅は狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)で基部が濃赤茶(同0709)、裏面の地色は浅緑黄(同2703)で筒部に穏黄ピンク(同1010)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は底赤、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。 
 「祭かざぐるま」と比較して、花弁先端の形が丸いこと、外花弁の裏面の地色が浅緑黄で筒部に穏黄ピンクのぼかしが入ること、花首が短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「祭かざぐるま」にさじ弁黄色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10511号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   八重舞かざぐるま(やえまいかざぐるま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「舞かざぐるま」の枝変わりであり、花は鮮紫ピンク色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は褐、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさはかなり小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はやや少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅は狭、外花弁の表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9205)、裏面の色はピンク白(同9201)の地色に弁先が鮮紫ピンク(同9205)のぼかし、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「舞かざぐるま」及び「扇かざぐるま」と比較して、舌状花数が多いこと、外花弁の表面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「舞かざぐるま」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10512号   平成14年9月4日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ディープ舞かざぐるま(ディープまいかざぐるま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は,「舞かざぐるま」の枝変わりであり、花は赤紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長はやや短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、表面及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは中、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅は狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色はピンク白(同9701)に紫赤(同9714)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「扇かざぐるま」と比較して、葉裂片縁部が平行すること、たく葉が小さいこと、外花弁裏面の色がピンク白に紫赤のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は,平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において,「舞かざぐるま」の枝変わりを発見,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10513号   平成14年9月4日    
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイピレネー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイクラウン」に円筒形花房系統の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長はやや長である。葉身長は短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、基部の形は凸、一次欠刻、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さは及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3301)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「セイアルプス」と比較して、葉の基部の形が凸であること、花房の形が円筒形であること等で区別性が認められる。 
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイクラウン」に円筒形花房系統の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10514号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイフィデリオ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に円筒形花房系統の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は浅緑黄色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは細、色は緑、強さは弱、中空の程度は中、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや長、先端部分の形は尖、一次欠刻は中、表面の色はやや濃、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)、裏面の色は淡緑黄(同2903)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは極細、長さは極短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイポール」と比較して、葉の先端部分の形が尖ること、外花弁の表面の色が浅緑黄であること等で、「セイサハラ」と比較して、花房の形が円筒形であること、外花弁の表面の色が浅緑黄であること等で、区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に円筒形花房系統の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10515号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイフェアリー
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイリオン」に出願者所有の桃色一重咲育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは細、色は赤紫、強さは弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多である。節間長及び葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面及び裏面の色はやや淡、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさはやや大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数は多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、裏面の色は紫ピンク(同8903)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはかなり長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「セイリップ」と比較して、茎の色が赤紫であること、外花弁の表面の色が鮮紫ピンクであること等で、「セイピュア」と比較して、花弁が長いこと、外花弁の表面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイリオン」に出願者所有の桃色一重咲育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10516号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイタンゴ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レサン」に丁字咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは細、色は緑、強さは弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はやや長である。葉身長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、葉の先端部分の形は鈍円、一次欠刻はやや深、表面の色はやや濃、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径及び管状花数は中、分布は集中、長さは大である。花弁の形はさじ弁及び丁字状花弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は穏紫ピンク(同9511)、舌状花表面の色の分布状態は底部白色又は淡色、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはやや細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ローパー」と比較して、葉の先端部分の形が鈍円であること、外花弁の表面の色が赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「レサン」に丁字咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10517号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイハート
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に丁字咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤味紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さはやや弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長は長である。葉身長はやや長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさはやや大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径は中、管状花数はやや多、分布は集中、長さは大である。花弁の形は平弁、さじ弁及び丁字状花弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は赤味紫(JHS カラーチャート8911)、裏面の色は浅赤味紫(同8910)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と異なり黄色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさは小、花首の太さは極細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ローパー」及び「レギークィーン」と比較して、外花弁の表面の色が赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に丁字咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10518号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    セイニック
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に円筒形花房系統の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは細、色は褐、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長はやや長である。葉身長はやや短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さはやや長、一次欠刻はやや深、表面の色は中、裏面の色はやや濃、毛じの多少は中、光沢度はやや強、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、裏面の色は紫ピンク(同8903)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは極短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイロザリオ」と比較して、外花弁表面の色が鮮紫ピンクであること、外花弁の角度が上向きであること等で、「セイピュア」と比較して、花が大きいこと、外花弁の角度が上向きであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に円筒形花房系統の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10519号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    セイボブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイクラウン」に円筒形花房系統の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは細、色は緑、強さはやや弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はやや長である。葉身長はやや短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、葉の基部の形は凸、一次欠刻はやや浅、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い及び有突起、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、裏面の色は紫ピンク(同8903)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは極短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイロザリオ」と比較して、外花弁表面の色が鮮紫ピンクであること等で、「セイピュア」と比較して、葉の基部の形が凸であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイクラウン」に円筒形花房系統の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10520号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    レカフェ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レライブ」にピンク色丁字咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さはやや細、色は緑、強さはやや弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は中、表面及び裏面の色はやや淡、毛じの多少はやや少、光沢度は中、厚さはやや薄、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は中、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁及び丁字状花弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅は狭、外花弁の表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903)、裏面の色は淡紫ピンク(同8902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「レギークイーン」と比較して、外花弁の角度が平であること、花たくの形が盛り上がった円錐状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「レライブ」にピンク色丁字咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10521号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    レトール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レノン」に白色一重スプレイ咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは細、色は赤紫、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長は中である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度はやや強、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数は多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3101)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「セイプリンス」と比較して、茎の色が赤紫であること、管状花が短いこと等で「スターセイアルプス」と比較して、茎の色が赤紫であること、花房の形が平形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「レノン」に白色一重スプレイ咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10522号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   レミダス
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ロマリオ」に一重スプレイ咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ、中空の程度、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数は多、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイサハラ」と比較して、外花弁の表面の色が明黄であること、外花弁の角度が上向きであること等で、「セイサイン」と比較して、花弁先端の形が尖ること、外花弁の角度が上向きであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「ロマリオ」に一重スプレイ咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10523号   平成14年9月4日    
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   レフォンド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイペティー」にピンク色一重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は 紫ピンク(JHS カラーチャート8903)、裏面の色は淡紫ピンク(同9202)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「セイピュア」と比較して、花房の形が円錐形であること、外花弁の裏面の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイペティー」にピンク色一重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10524号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   レグラ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「リベアル」にポンポン咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色のかなり小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さはやや強、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻は深、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはかなり小、厚みは低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数はかなり少、分布は散在、長さは極小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)、裏面の色は浅緑黄(同2904)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「チャチャ」と比較して、舌状花表面の色の分布状態が均一であること、花の中心部の色が外弁と同色であること等で、「セイサハラ」と比較して、花が小さいこと、管状花部がないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「リベアル」にポンポン咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10525号   平成14年9月4日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   フェリーチェマムエル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の丁字咲きの育成系統に同花形の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は褐、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや短、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。丁字状花部の直径は大、管状花数は中、分布は集中、長さは大である。花弁の形は平弁及び丁字状花弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり橙色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「レゴール」と比較して、丁字状花部が大きいこと、外花弁の表面の色が赤紫であること等で、「リズ」と比較して、花房の形が凹形であること、外花弁の表面の色が赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の丁字咲きの育成系統に同花形の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10526号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   フェリーチェマムカナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「艶かざぐるま」に紅色一重スプレー咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色の中輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比は大、葉柄の長さは短、一次欠刻、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさ及び厚みは中、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は尖る、花弁の長さは中、幅は狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は淡紫ピンク(同8902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「扇かざぐるま」及び「舞かざぐるま」と比較して、外花弁の裏面の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「艶かざぐるま」に紅色一重スプレー咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10527号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   秋の音(あきのおと)
   
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「琴かざぐるま」の自然交雑実生の中から育成されたものであり、花は赤紫色の小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時草丈は低である。茎の太さは極細、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長は短、葉幅は狭、葉の縦横比は中、一次欠刻はやや浅、表面の色は中、裏面の色は淡、毛じの多少は少、光沢度は弱、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である、管状花部の直径はかなり小、管状花数は多、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形はさじ弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は紫ピンク(同9203)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、花たくの大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはかなり短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「アクロン」と比較して、葉身長が短いこと、管状花数が多いこと、外花弁の表面の色が赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者のほ場(宮城県柴田郡柴田町)において、「琴かざぐるま」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10528号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    国華奉賀(こっかほうが)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「泉郷新緑」を交配して育成されたものであり、花は浅緑黄色の小輪で、観賞用鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは極太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや長、一次欠刻はやや浅、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはかなり厚、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは小、厚みは低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はかなり多である。管状花数は極少、分布は散在、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅はやや広、外花弁の表面の色は浅緑黄(JHS カラーチャート2703)、裏面の色は浅緑黄(同2904)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は垂れ、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは極大、総ほうの大きさは大、花首の太さは太、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「国華萬寿」及び「国華宝石」と比較して、外花弁表面の色が浅緑黄(同2703)であること、花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者の温室(大阪府和泉市)において、出願者所有の育成系統に「泉郷新緑」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10529号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   国華新世界(こっかしんせかい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「泉郷新緑」を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色の中輪で、観賞用鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、一次欠刻はやや浅、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは中、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はやや少、分布は集中、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は尖る、花弁の長さはかなり大、幅は広、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2905)、裏面の色は淡緑黄(同2903)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は垂れ、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり大、花首の太さはやや太、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「国華宝石」と比較して、管状花数が少ないこと、花弁先端の形が尖ること等で「国華百億」と比較して、管状花数が少ないこと、花弁先端の形が尖ること、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者の温室(大阪府和泉市)において、出願者所有の育成系統に「泉郷新緑」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10530号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    国華東天(こっかとうてん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「国華の礎」を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色の小輪で、観賞用鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはかなり太、色は褐、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは及び一次欠刻は中、表面の色及び裏面の色はやや淡、毛じの多少、光沢度、厚さは及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは小、厚みは低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅はやや広、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2905)、裏面の色は浅緑黄(同2904)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は垂れ、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは極大、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや太、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「国華極星」及び「国華天明」と比較して、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者の温室(大阪府和泉市)において、出願者所有の育成系統に「国華の礎」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10531号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    国華隆盛(こっかりゅうせい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「泉郷筑前」を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色のかなり小輪で、観賞用鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は赤紫、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはかなり厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさはやや大、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり小、厚みは低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はかなり多である。管状花数はかなり少、分布は散在、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅はやや広、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は浅緑黄(同2703)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は垂れ、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは大、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは中、長さはかなり長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「国華月天子」と比較して、茎の色が赤紫であること、花弁先端の形が丸いこと、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で、「国華軍配」と比較して、管状花数が少ないこと、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者の温室(大阪府和泉市)において、出願者所有の育成系統に「泉郷筑前」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10532号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   国華の海(こっかのうみ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「兼六白菊」を交配して育成されたものであり、花は黄白色の小輪で、観賞用鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは太、色は赤紫、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長は短である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや短、一次欠刻はやや深、表面の色及び裏面の色は濃、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはかなり厚、硬さは軟、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは小、厚みは低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅はやや広、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は垂れ、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは大、花首の太さ及び長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「国華の里」及び「国華覇王」と比較して、茎の色が赤紫であること、花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者の温室(大阪府和泉市)において、出願者所有の育成系統に「兼六白菊」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10533号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   国華光明(こっかこうみょう)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「国華剣舞」を交配して育成されたものであり、花は黄白色の極大輪で、観賞用鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは極太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はやや長である。葉身長はかなり長、葉幅は広、葉の縦横比は中、葉柄の長さはかなり短、一次欠刻、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度はやや弱、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは極大、厚みは極高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はかなり多である。管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり大、幅は広、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2502)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は垂れ、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は中央部の凹んだドーム状、大きさは極大、総ほうの大きさはかなり大、花首の太さはかなり太、長さはかなり長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「国華国宝」と比較して、葉柄が短いこと、たく葉が大きいこと等で、「国華寿芳」と比較して、葉柄が短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の温室(大阪府和泉市)において、出願者所有の育成系統に「国華剣舞」を交配し、その実生の中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10534号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   国華天狼(こっかてんろう)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「泉郷筑前」を交配して育成されたものであり、花は浅緑黄色の極大輪で、観賞用鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは極太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長は極長、葉幅は極広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは極大、厚みは極高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はかなり多である。管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり大、幅はやや広、外花弁の表面及び裏面の色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は垂れ、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはかなり大、総ほうの大きさは大、花首の太さは太、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「国華の礎」と比較して、たく葉が大きいこと等で、「国華祝祭」と比較して、たく葉が大きいこと、外花弁の表面及び裏面の色が浅緑黄(同2904)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者の温室(大阪府和泉市)において、出願者所有の育成系統に「泉郷筑前」を交配し、その実生の中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10535号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   泉郷鈴の音(せんきょうすずのね)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「岸の虹」を交配して育成されたものであり、花は浅緑黄色の管物大輪で、観賞用鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は褐、強さは中、中空の程度はやや小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はやや長である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面の色は中、裏面の色はやや淡、毛じの多少、光沢度及び厚さは中、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆ど無である。花の大きさは大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はかなり多である。管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は管弁U、先端の形は尖る、花弁の長さはかなり大、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は浅緑黄(JHS カラーチャート2703)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は垂れ、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは中、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「泉郷富水」と比較して、茎が細いこと、外花弁の裏面の色が浅緑黄(同2703)であること、花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者の温室(大阪府和泉市)において、出願者所有の育成系統に「岸の虹」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10536号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   泉郷の鯱(せんきょうのしゃち)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「国華雪橋」を交配して育成された物であり、花は黄白色の管物でかなり大輪の、観賞用鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度はやや小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、一次欠刻は中、表面の色はやや濃、裏面の色、毛じの多少、光沢度及び厚さは中、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みは低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はかなり少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は管弁U、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり大、幅はかなり狭、外花弁の表面の色及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は垂れ、花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは中、花首の太さは細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。 
 「泉郷深草」と比較して、葉幅が狭いこと、葉の一次欠刻が浅いこと、花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者の温室(大阪府和泉市)において、出願者所有の育成系統に「国華雪橋」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10537号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   伊都の粧(いとのよそおい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「伊都の昴」に「伊都の艶」を交配して育成されたものであり、花は淡紫ピンク色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、一次欠刻及び表面の色は中、裏面の色は淡、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花部の直径はかなり小、管状花数はやや少、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は管弁T、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート8902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と異なり赤紫色、花たくの形は平らなドーム状、花たく及び総ほうの大きさは小、花首の太さはやや細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「伊都の昴」及び「伊都の艶」と比較して、外花弁の表面及び裏面の色が淡紫ピンクであること、花の中心部の色が外弁と異なり赤紫色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者のほ場(福岡県前原市)において、「伊都の昴」に「伊都の艶」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10538号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   レイサンライズ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「エリアス」に放射線を照射して育成されたものであり、花は濃橙色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は中である。葉身長は中、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面の色は濃、裏面の色はやや濃、毛じの多少は少、光沢度はやや強、厚さは薄、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃橙(JHS カラーチャート1307)、裏面の色は浅黄(同2511)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「エリアス」と比較して、外花弁の表面の色が濃橙であること、裏面の色が浅黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に静岡県農業試験場(磐田郡豊田町)において、「エリアス」に放射線を照射して得られた変異株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10539号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   桃景色(ももげしき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「紅景色」の枝変わりであり、花は紫ピンク色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は赤紫、強さは強、中空の程度はやや大、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度はやや弱、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数は中である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は管弁T、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9211)、裏面の色は濃紫ピンク(同9213)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさは小、花首の太さはやや太、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「紅景色」と比較して、外花弁の表面の色が紫ピンクであること、花盤の色が黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(福岡県福岡市)において、「紅景色」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「紅桜」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10540号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   デッカーヨーコ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は明黄緑色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は大、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は中である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや長、基部の形は凸、一次欠刻、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で満開期に露心する、舌状花数は多、管状花数は少、長さは極小である。花弁の形は樋弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は明黄緑(JHS カラーチャート3104)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり緑色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「ケルミット」と比較して、外花弁の表面の色が明黄緑であること、花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に出願者の温室(オランダ王国)において、に出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ヨーコオノ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10541号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   雅の風(みやびのかぜ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「SFの華」に「陽光」を交配して育成されたものであり、花は穏赤色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さはやや太、色は赤紫、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面の色は濃、裏面の色は中、毛じの多少はかなり少、光沢度はやや強、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さ及び幅は中、外花弁の表面の色は穏赤(JHS カラーチャート0416)、裏面の色は穏ピンク(同0412)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さはやや長、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性は中である。
 「SFの華」と比較して、花弁先端の形が丸いこと、外花弁の表面の色が穏赤、裏面の色が穏ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、平成7年に育成者の温室(静岡県浜松市)において、「SFの華」に「陽光」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10542号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   風の音(かぜのおと)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「琴かざぐるま」の自然交雑実生の中から選抜、育成されたものであり、花は赤紫のやや小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は低である。茎の太さは細、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長はやや短、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少、管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)で基部がピンク白(同9701)、裏面の色は鮮紫ピンク(同9504)、舌状花表面の色の分布状態は底白、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「琴かざぐるま」と比較して、花房の形が平形であること、花弁の形が平弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(宮城県柴田郡柴田町)において、「琴かざぐるま」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10543号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   笑栄(しょうえい)
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は明緑黄色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は少、わき芽の複数性は無、側らいの発生位置は正常、節間長はやや長である。葉身長はやや短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、葉の先端部分の形は鈍円、一次欠刻はやや深、葉の表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度はやや強、厚さは中、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは及び厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多、管状花数はかなり少、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は舟底弁及び管弁T、先端の形は丸い、花弁の長さ及び幅は中、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)、裏面の色は浅緑黄(同2703)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさは中、花首の太さはやや細、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「笑盃」及び「松本の丘」と比較して、葉の先端部分の形が鈍円であること、花弁の形が舟底弁及び管弁Tであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10544号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   笑の心(しょうのこころ)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さはやや強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は少、節間長はやや短である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面の色は濃、裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は強、厚さは厚、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は極少、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさ、花首の太さ及び長さは中、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「笑園」及び「笑剣」と比較して、葉身が長いこと、葉の表面の色が濃いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「笑心」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10545号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   笑の里(しょうのさと)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に育成者所有の芽なし菊黄色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長はかなり短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さはやや長、一次欠刻は中、表面及び裏面の色は濃、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多、管状花数はかなり少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は舟底弁及び管弁T、先端の形は丸い、外花弁の反り方は内曲、花弁の長さはやや大、幅は狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや細、長さは中、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「笑希」と比較して、葉の一次欠刻が浅いこと、花弁の形が舟底弁及び管弁Tであること、外花弁の反り方が内曲であること等で、「笑月」と比較して、花弁先端の形が丸いこと、花たくの形が平らなドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統に育成者所有の芽なし菊黄色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「笑里」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10546号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   笑紋(しょうもん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「女神」を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は無、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さはやや短、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多、管状花数はかなり少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9205)、裏面の色は紫ピンク(同9211)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさ及び花首の太さは中、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「笑陽」と比較して、外花弁の表面の色が鮮紫ピンクであること等で、「笑琴」と比較して、花弁の形が舟底弁のみであること、外花弁の表面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統に「女神」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10547号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   コイリニア
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に育成者所有の黄色スプレイ咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、わき芽の複数性は無、側らいの発生位置は正常、節間長は長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁及び舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「コイビーチ」と比較して、花房の形が円筒形であること、花弁の形が平弁及び舟底弁であること等で、「セントメモリー」と比較して花弁の形が平弁及び舟底弁であること、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統に育成者所有の黄色スプレイ咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10548号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しおん    レットベリースター
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「竜勢」の自然交雑実生から育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色で中輪の切花向き品種である。
 株の草型はW、茎の長さは中、太さは細、色は緑、毛の有無は無、摘芯後の分枝発生数の多少は中、主茎の節間長は短である。根出葉の葉身形はV、中央部葉の葉身形はV、上部葉の葉身形はU、葉縁の形は全縁、葉身の反りの程度は外弱、中央部葉の葉身長は短、幅は狭、一次分枝の葉の葉身長は中、幅は狭、二次分枝の葉の葉身長は中、幅は狭、葉身表面の色は濃緑、葉の毛の有無は無である。花房の形はX、花型は一重、花容はW、花径は中、管状花部の直径は小、舌状花の長さ及び幅は中、管状花の長さは短である。舌状花の形はT、巻き方はX、反り方は直、先端の形はやや丸い、表面及び裏面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、管状花の花被の色及びやくの色は黄、総ほうの直径は中、総ほう基部から花頂部までの高さは高、一花茎の花数は極多である。花の香りの有無は無、開花期は秋咲き早生である。
 「ニュースターピンク」と比較して、茎の毛が無いこと、花房の形がXであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者のほ場(埼玉県児玉郡神川町)において、「竜勢」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10549号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しおん    サンシヤイン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「プラスベリー」の自然交雑実生から育成されたものであり、花は黄白で、小輪の切花向き品種である。
 株の草型はW、茎の長さ及び太さは中、色は緑、毛の有無は無、摘芯後の分枝発生数、一次分枝及び二次分枝の多少は中、主茎の節間長は短である。根出葉の葉身形はV、中央部葉の葉身形はV、上部葉の葉身形はU、葉縁の形は全縁、葉身の反りの程度は外中、中央部葉の葉身長は短、幅は狭、一次分枝の葉の葉身長は中、幅は狭、二次分枝の葉の葉身長は中、幅は狭、葉身表面の色は暗緑、葉の毛の有無は無である。花房の形はU、花型は一重、花容はW、花径及び管状花部の直径は小、舌状花の長さ、幅及び管状花の長さは中である。舌状花の形はT、巻き方はX、反り方は直、先端の形はやや丸い、表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、管状花の花被の色及びやくの色は黄、総ほうの直径及び総ほう基部から花頂部までの高さは中、一花茎の花数は極多である。花の香りの有無は無、開花期は夏咲き晩生である。
 「ホワイトキャプテン」と比較して、二次分枝が少ないこと、花房の形がUであること、舌状花の巻き方がXであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者のほ場(埼玉県児玉郡神川町)において、「プラスベリー」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
  なお、出願時の名称は「ホワイトヴェリィ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10550号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ポーレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ノラ」の培養変異体から育成されたものであり、花は鮮赤色の垂咲で、大輪の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数はやや少である。茎の長径及び硬さは中、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数並びに1茎の側芽及び側枝数は中、側枝の着生位置は主に中部、節間長は長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は卵形、大きさは大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は大、花色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さはやや浅、数はやや少、花弁の長さはやや長、幅は広、数はかなり多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは太、長さはやや長、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生である。
 「ノラ」及び「フランセスコ」と比較して、花色が鮮赤であること、花弁鋸歯の深さが深いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に秋田県生物資源総合開発利用センター(南秋田郡大潟村)において、茎頂培養した「ノラ」の中から枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10551号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   プチフェアリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統にDianthus chinensisの育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮紫赤色の盛咲で、かなり小輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数がかなり少の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は開張、開花時草丈は極低、節数は少である。茎の長径は細、硬さは中、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は無、立茎数は多、1茎の側芽及び側枝数は少、側枝の着生位置は主に下部、節間長は短、最長節間の位置は第6節である。葉全体の形は披針形、先端部の形はとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長はかなり短、葉幅は狭、葉色は緑、ろう質は無である。つぼみの形は球形、大きさは小、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はかなり小、花色は鮮紫赤(JHS カラーチャート9707)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さはかなり浅、花弁の長さは短、幅は狭、数は少、ほう葉の形はW型、数は4枚、長さは短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さは細、長さは短、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はかなり晩生、がく割れの難易性は中である。
 「フィーリング スカーレット」と比較して、花色が鮮紫赤であること、花弁の波状程度が平であること、早晩性がかなり晩生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(神奈川県横浜市)において、出願者所有の育成系統にD. chinensisの育成系統を交配し、その胚珠を培養した開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10552号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ダイべスパ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花はピンクの地色に濃紫赤色の覆輪が入る垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は直立、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径、硬さ及び折れの難易は中、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数及び1茎の側芽及び側枝数は中、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、地色はピンク(JHS カラーチャート0411)、複色模様色は濃紫赤(同9709)、色彩模様は覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ、幅及び数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は淡緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「バーバラ」と比較して、花の地色がピンクであること、色彩模様が覆輪であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の委託先の温室(静岡県駿東郡小山町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ベスパ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10553号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ピンクビジュー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「ダイオリビ」を交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色の垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数はやや少である。茎の長径、硬さ及び折れの難易は中、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長は中、葉幅はやや狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、花色は紫ピンク(JHS カラーチャート9703)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さは中、幅はやや広、数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「ヒリピンバー」と比較して、葉巻き程度が強いこと、花弁の鋸歯の深さが浅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の委託先の温室(静岡県駿東郡小山町)において、出願者所有の育成系統に「ダイオリビ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10554号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ウィッシュ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ダイベルスター」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色の盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数はやや少である。茎の長径、硬さ及び折れの難易は中、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数及び1茎の側芽及び側枝数は中、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第6節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅はやや狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、表面の花色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903)、裏面の花色は紫ピンク(同9203)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ、幅及び数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性は難である。
 「ヒルラブテス」と比較して、色彩模様が単一であること、早晩性が早生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の委託先の温室(静岡県駿東郡小山町)において、「ダイベルスター」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10555号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ゼスト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮ピンクの地色に鮮赤色の点、条及び覆輪が入る垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数はやや多である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は難、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数及び1茎の側芽及び側枝数は中、側枝の着生位置は主に中部、節間長は中、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅はやや狭、葉色は緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、地色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0404)、複色模様色は鮮赤(同0407)、色彩模様は点、条及び覆輪、複色割合は少、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は晩生、がく割れの難易性は難である。
 「フランボワーズ」と比較して、花の複色模様色が鮮赤であること、複色割合が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の委託先の温室(静岡県駿東郡小山町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10556号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   マーガレット   サマーメロディー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の所属する研究所所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は内花弁が紫ピンク色で基部が黄白色、外花弁が黄白色の小輪で中生の鉢物向きの品種である。
 株の草型は狭、高さは極高である。茎の太さは太、アントシアニンの発色は無、一次分枝数は中、節間長は短である。葉序は2/8、葉片の幅及び欠刻の深さは中、葉縁の鋸歯の形は深鋭鋸歯、粗密、葉身長及び幅は中、葉身の色は緑、葉柄の長さは長、葉の角度は水平である。花房の形は凹型、花数は多、花形は八重、花容は水平、花径は小 、舌状花の長さは短、幅は狭、形は広線形、先端の形は波状形、数はかなり多、舌状花の色は内花弁が紫ピンク(JHS カラーチャート8903)で基部が黄白(同3301)、外花弁が黄白(同3301)、花中央部の色は茶、花の臭気は有、芳香は無である。開花期は中である。
 「ウェディングマーガレット」と比較して、花形が八重であること、舌状花の色が内花弁が紫ピンクで基部が黄白、外花弁が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日  平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、1995年に育成者の所属する研究所の温室(オーストラリア国)において、同研究所所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サマー メロディー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10557号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
    マーガレット   フェアリーホワイト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の自然交雑実生から選抜して育成されたものであり、花は緑白色で極小輪の切花向きの品種である。
 株の草型は狭、高さは極高である。茎の太さは細、アントシアニンの発色は無、一次分枝数、二次分枝数及び節間長は中である。葉序は2/8、葉片の幅は狭、欠刻の深さは深、葉縁の鋸歯の形は深鋭鋸歯、粗密は中、葉身長は短、幅は狭、葉身の色は淡緑、葉柄の長さは中、葉の角度は斜上である。花房の形は平型、花数は中、花形は一重、花容は斜上、花径は極小、管状花部の直径は小、舌状花の長さは短、幅は狭、形は線形、先端の形は全縁形、数はやや少、色は緑白(JHS カラーチャート3701)、複色の有無は無、花中央部の色は黄、花の臭気の有無は有、芳香の有無は無である。開花期は早である。
 「伊豆マグ85」と比較して、茎が細いこと、花が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
                                        
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に静岡県農業試験場南伊豆分場(賀茂郡南伊豆町)において、出願者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10558号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
    マーガレット   ピンクサザンキャンドル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アーリーホワイト」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンクで極小輪の切花向きの品種である。
 株の草型は広、高さは極高である。茎の太さは細、アントシアニンの発色は有、一次分枝数は多、二次分枝数及び節間長は中である。葉序は2/8、葉片の幅は狭、欠刻の深さは深、葉縁の鋸歯の形は深鋭鋸歯、粗密は中、葉身長は短、幅は中、葉身の色は緑、葉柄の長さは短、葉の角度は斜上である。花房の形は平型、花数は小、花形は二重、花容は斜上、花径は極小、管状花部の直径は中、舌状花の長さは短、幅は中、形は広線形、先端の形は波状形、数は中、色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、複色の有無は無、花中央部の色は茶、花の臭気の有無は有、芳香の有無は無である。開花期は極早である。
 「伊豆ピンク」と比較して、株の高さが高いこと、花形が二重であること、舌状花の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
                                        
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に静岡県農業試験場南伊豆分場(賀茂郡南伊豆町)において、「アーリーホワイト」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10559号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   マーガレット   ホワイトリップル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の自然交雑実生から選抜して育成されたものであり、花は緑白色で小輪の鉢物向きの品種である。
 株の草型は狭、高さは中である。茎の太さは細、アントシアニンの発色は無、一次分枝数は中、節間長は短である。葉序は2/8、葉片の幅は極狭、欠刻の深さは深、葉縁の鋸歯の形は深鋭鋸歯、粗密は中、葉身長は短、幅は狭、葉身の色は灰緑、葉柄の長さは短、葉の角度は斜上である。花房の形は平型、花数は中、花形は一重、花容は斜上、花径及び管状花部の直径は小、舌状花の長さは短、幅は狭、形は線形、先端の形は全縁形、数はやや少、色は緑白(JHS カラーチャート3701)、複色の有無は無、花中央部の色は黄、花の臭気の有無は有、芳香の有無は無である。開花期は極早である。
 「銀葉マーガレット」と比較して、葉縁の鋸歯の粗密が密であること、花容が斜上であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
                                        
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に静岡県農業試験場南伊豆分場(賀茂郡南伊豆町)において、出願者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10560号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   マーガレット   プリンセスリトルホワイト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の自然交雑実生から選抜して育成されたものであり、花は緑白色で極小輪の切花向きの品種である。
 株の草型は狭、高さは高である。茎の太さは細、アントシアニンの発色は無、一次分枝数及び節間長は中である。葉序は2/8、葉片の幅は極狭、欠刻の深さは深、葉縁の鋸歯の形は深鋭鋸歯、粗密は中、葉身長は短、幅は中、葉身の色は灰緑、葉柄の長さは短、葉の角度は斜上である。花房の形は平型、花数は中、花形は二重、花容は斜上、花径は極小、管状花部の直径は小、舌状花の長さは短、幅は中、形は広線形、先端の形は波状形、数は少、色は緑白(JHS カラーチャート3701)、複色は無、花中央部の色は黄、花の臭気及び芳香の有無は無である。開花期は極早である。
 「銀葉マーガレット」と比較して、花形が二重であること、花容が斜上であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
                                        
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に静岡県農業試験場南伊豆分場(賀茂郡南伊豆町)において、出願者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10561号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
  りんどう   衣川スカーレット(ころもがわスカーレット)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は内面上部が鮮紫ピンク色、外面が鮮紫色で、切り花向きの晩生種である。
 植物体の形状は直立性、草丈は120〜159pである。茎の直径は5.0〜7.9o、横断面の形状は円形、上部の色は緑、着色程度はやや少、下部の色は緑、着色程度は少である。1節側枝発生数は1〜4、2節以上の側枝発生数は7〜12、1節側枝発生位置は上部のみである。葉長は7.0〜9.9p、葉幅は5.0p以上、葉身の形状は広披針形及び卵円形、葉脈は3脈、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は中部より、頂部の着花数は9〜12、茎当たりの総花数は90以上である。花冠の形状は漏斗形、長さは5.0〜5.9p、直径は1.2〜1.5p、先端の直径は3.0〜3.9p、転回は外反転、花冠内面上部の色は鮮紫ピンク(JHS カラ−チャ−ト8904)、内面中部の色は紫白(同8901)、外面の色は鮮紫(同8605)、内面上部の斑点は無、内面中部の斑点は多、外面の斑点は無、内面中部の斑点の色は穏赤紫(同9513)、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さは10〜11o、幅は8〜9o、形状はW型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形は筒状である。開花期は晩で、育成地(岩手県胆沢郡衣川村)では9月下旬〜10月中旬である。
 「セプテンハイジ」と比較して、葉脈が3脈であること、花冠内面上部の色が鮮紫ピンクであること、花冠外面の色が鮮紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
                                       5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
  衣川村   岩手県胆沢郡衣川村大字上衣川字古戸420番地
     
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
  鈴木賢一   岩手県胆沢郡衣川村大字上衣川字馬懸3番地9
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、平成3年に、育成者のほ場(岩手県胆沢郡衣川村)において、育成者所 有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の 調査を継続し、6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものであ る。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10562号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
  りんどう   夕日のころもがわ(ゆうひのころもがわ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は内面上部が鮮紫ピンク色、外面が浅紫色で、切り花向きの晩生種である。
 植物体の形状は直立性、草丈は90〜119pである。茎の直径は5.0〜7.9o、横断面の形状は円形、色は緑、着色程度はやや多である。1節側枝発生数は1〜4、2節以上の側枝発生数は1〜6、1節側枝発生位置は上部のみである。葉長は5.0〜6.9p、葉幅は3.0〜3.9p、葉身の形状は卵円形、葉脈は3脈、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色はやや淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は全体一斉、頂部の着花数は5〜8、茎当たりの総花数は30〜49である。花冠の形状は鐘形、長さは5.0〜5.9p、直径は1.6〜1.9p、先端の直径は2.0〜2.4p、転回はやや外反転、花冠内面上部の色は鮮紫ピンク(JHS カラ−チャ−ト8904)、内面中部の色は紫白(同8901)、外面の色は浅紫(同8603)、内面上部の斑点は無、内面中部の斑点はやや多、外面の斑点は無、内面中部の斑点の色は灰紫(同9515)、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さは10〜11o、幅は8〜9o、形状はW型である。がくの裂片数は5、形状は披針形、そろいは不斉、がく筒の形は漏斗状である。開花期は晩で、育成地(岩手県胆沢郡衣川村)では9月上旬〜9月下旬である。
 「セプテンハイジ」と比較して、葉身の形状が卵円形であること、葉脈が3脈であること、花冠内面上部の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
  衣川村   岩手県胆沢郡衣川村大字上衣川字古戸420番地
     
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
  鈴木賢一   岩手県胆沢郡衣川村大字上衣川字馬懸3番地9
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、平成3年に、育成者のほ場(岩手県胆沢郡衣川村)において、育成者所 有の育成系統どうしを交配、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調 査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10563号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   リアトリス   先島(さきしま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、品種名不詳の実生の中から選抜して育成されたものであり、花は頭花の配列が穂状、花色が淡紫の切花向きの品種である。
 草型は直立、茎の太さは中、茎の色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)、アントシアニンの着色の有無と程度は少、茎の毛の有無と多少は無、側枝の発生の程度はかなり少、節間長は短である。根出葉の全形は線状披針形、成葉の全形は針形、数は少、光沢は中、葉の表面の毛の有無は無、成葉の向きは斜上、葉のねじれの有無と程度は無、葉の表面の色は暗緑(同3707)、アントシアニンの着色の有無は無である。頭花の配列の仕方は穂状、花房の長さは短、幅及び頭花の数は中、開花花房部の割合は小、穂状花房の頭花の密度は中、頭花の形はT、高さ、幅及び総苞部の高さは中、小花の数は少、雌ずいの長さは中、総苞片の形は長楕円状披針形、総苞片の長さは中、総苞部の色は地色が穏黄緑(同3513)で先端が暗紫赤(同9710)、花色及び花弁の色は淡紫、花の香りは無、繁殖は球根である。
 「はやぶさ」と比較して、成葉の数が少ないこと、花房が短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に育成者のほ場(三重県志摩郡志摩町)において、品種名不詳の実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10564号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アマリリス   コモス オータム ローズ レディー
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Hippeastrum reticulatumに出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花はピンク白の地色に濃紅色の筋が入る小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は中間、草丈は中である。葉先の形はやや尖、葉の横断面の形は浅いX型、葉長は中、葉幅は広、葉色は緑、ワックスの多少は少、斑の有無は有である。花茎の太さは細、長さはやや短、上部の色及び下部の色は淡緑、ワックスの多少は中、花茎数は極少、小花梗の向きはやや斜上、長さは短、花数は少、花の向きはやや斜上、二季咲性の有無及び多弁咲の有無は無、花弁の枚数は少、花形は三角、弁先の形はやや尖、花径は小輪、内花被の弁幅は狭、弁長は短、外花被の弁幅は狭、弁長は中である。花弁の地色はピンク白(JHS カラーチャート0101)、筋(細脈の色)は濃紅(同0109)、筋状着色部分の位置は全花弁に分布、爪白部分の有無は無、覆輪部分の色は濃紅(同0108)、花弁中央の白色部分の有無は有、花芯の色は淡黄緑(同3303)、花底部の色は鮮黄緑(同3306)、花弁裏中筋部の色はその他(濃紅)、花喉部の太さは極細、雄芯先端の曲りはやや斜上、先端の色はピンク白(同0101)、雄芯基部の色は浅黄緑(同3304)、葯の地色はその他(淡黄ピンク)、花粉の色はその他(淡黄橙)、雌芯中間部の色はピンク白(同0101)、花の香りは無、開花期は晩である。
 「初夏のあまさぎ」と比較して、葉の斑が有ること、花弁の筋(細脈)の色が濃紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和55年に出願者の温室(千葉県千葉市)において、H. reticulatumに出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10565号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アマリリス   コモスプリティリップ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「ネルソニー」を交配して育成されたものであり、花は黄白の地色に濃橙赤色の覆輪が入る小輪の切花向きの品種である。
 草姿は中間、草丈は中である。葉先の形は中、葉の横断面の形は浅いX型、葉長は長、葉幅は中、葉色は緑、ワックスの多少は少である。花茎の太さは細、長さは中、上部の色及び下部の色は淡緑、ワックスの多少は中、花茎数は少、小花梗の向きは斜上、長さはかなり長、花数は少、花の向きは斜上、二季咲性の有無は有、多弁咲の有無は無、花弁の枚数は少、花形は六角、弁先の形は尖、花径は小輪、内花被の弁幅は狭、弁長は中、外花被の弁幅は極狭、弁長は中である。花弁の地色は黄白(JHS カラーチャート3301)、爪白部分の有無は無、覆輪部分の色は濃橙赤(同0707)、花弁中央の白色部分の有無は無、花芯の色は浅黄緑(同3304)、花底部の色は明黄緑(同3305)、花弁裏中筋部の色は淡緑、花弁の反りの程度は強、花喉部の太さは細、雄芯先端の曲りはやや斜上、先端の色は黄白(同3301)、雄芯基部の色は浅黄緑(同3303)、葯の地色は黄、花粉の色は黄、雌芯中間部の色は黄白(同3301)、花の香りは無、開花期はかなり早である。
 「ネルソニー」と比較して、花弁の地色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和60年に出願者の温室(千葉県千葉市)において、出願者所有の育成系統に「ネルソニー」を交配し、その実生の中から選抜、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「コモス プリティ リップ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10566号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アマリリス   コモス 香り舞姫(コモス かおりまいひめ)
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統にHippeastrum reticulatumを交配して育成されたものであり、花はピンク白の地色に明紅色の筋が入る小輪の切花及び鉢物向きの品種である。
 草姿は中間、草丈は中である。葉先の形は中、葉の横断面の形は浅いX型、葉長及び葉幅は中、葉色は緑、ワックスの多少はやや少、斑の有無は有である。花茎の太さは細、長さは中、上部の色及び下部の色は淡緑、ワックスの多少は中、花茎数は極少、小花梗の向きは斜上、長さはやや短、花数は少、花の向きはやや斜上、二季咲性の有無及び多弁咲の有無は無、花弁の枚数は少、花形は六角、弁先の形はやや尖、花径は小輪、内花被の弁幅は極狭、弁長は短、外花被の弁幅は極狭、弁長は短である。花弁の地色はピンク白(JHS カラーチャート0101)、花弁の筋(細脈の色)は明紅(同0106)、筋状着色部分の位置は全花弁に分布、爪白部分の有無は無、花弁中央の白色部分の有無は有、花芯の色及び花底部の色は明黄緑(同3504)、花弁裏中筋部の色はその他(明紅)、花喉部の太さは極細、雄芯先端の曲りはやや斜上、色はピンク白(同0101)、雄芯基部の色は浅黄緑(同3304)、葯の地色はその他(淡橙黄)、花粉の色はその他(浅黄橙)、雌芯中間部の色はピンク白(同0101)、花の香りは有、開花期は晩である。
 「初夏のあまさぎ」と比較して、葉の斑が有ること、花底部の色が明黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和59年に出願者の温室(千葉県千葉市)において、出願者所有の育成系統にH. reticulatumを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10567号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アネモネ(しゅうめいぎく)   石神(いしがみ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「妙見」に中華人民共和国から導入した白花自生種を交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色で一重咲の鉢物向きの品種である。
 株全体の形は直立性、草丈はかなり低、茎の太さはやや細、色は帯褐色、毛の多少、抽だい茎数及び分岐した花茎の数は中、分岐の回数は少である。葉序は対性、根出葉及び茎葉の形は3出複葉、根出葉及び茎葉の小葉の形は中裂、根出葉の葉長はやや短、葉幅はやや狭、茎葉の葉長は中、葉幅は広、成葉表面の色は緑、光沢の有無は無、葉の毛の多少は少である。花房の形は集散花序、大きさは短、一重・八重の別は一重、花形は内転、花径は中、単色・複色の別は単色、蕾の色は灰紫、花弁表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9211)、裏面の色は穏紫ピンク(同9212)、花弁の形は倒卵形、先端の形は円形、数は少、やくの色は黄色、花柄の長さは中、開花始期はやや早である。
 「妙見」と比較して、花弁表面の色が紫ピンクであること等で、在来白と比較して、根出葉の形が3出複葉であること、花弁表面の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(神奈川県厚木市)において、「妙見」に中華人民共和国から導入した白花自生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10568号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アネモネ(しゅうめいぎく)   朱鷺の詩(ときのうた)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「一重桃」の変異株であり、花は淡紫ピンク色で一重咲の切花及び鉢物向きの品種である。
 株全体の形は直立性、草丈はやや低、茎の太さは中、色は帯褐色、毛の多少及び抽だい茎数は中、分岐した花茎の数は多、分岐の回数はやや少である。葉序は対性、根出葉及び茎葉の形は3出複葉、根出葉及び茎葉の小葉の形は浅裂、根出葉の葉長はやや短、葉幅は狭、茎葉の葉長はやや長、葉幅は広、成葉表面の色は緑、光沢の有無は無、葉の毛の多少は中である。花房の形は集散花序、大きさは中、一重・八重の別は一重、花形はやや内転、花径はやや大、単色・複色の別は単色、蕾の色は灰紫、花弁表面及び裏面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202)、花弁の形は倒卵形、先端の形は円形、数は中、やくの色は黄色、花柄の長さは中、開花始期はやや晩である。
 「一重白」と比較して、花弁表面の色が淡紫ピンクであること、花弁の数が多いこと等で、「ピンク一重」と比較して、根出葉の形が3出複葉であること、花弁の数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者のほ場(岩手県花巻市)において、「一重桃」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10569号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタプリブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スタプリパル」の変異株であり、花は側方外花被は明紫色で先端が浅紫色、側方内花被は上部が浅紫色、中央部が紫白色、下部が淡紫色で全体に濃赤紫色の条線が入る鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は極低、茎の太さは細、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3511)である。葉の全形は線状披針形、長さは短、幅は中、表面の色は暗黄緑(同3508)、光沢はやや強である。開花の方向は水平、散形花序の分枝数は少、花柄長は短、1分枝当たりの花数は中である。花の縦径、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はU型、内面のAゾーンの色は明紫(同8604)、内面のBゾーンの色は浅紫(同8603)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は中央部、色は濃赤紫(同9209)である。中央外花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はU型、内面のAゾーンの色は明紫(同8604)、内面のBゾーンの色は浅紫(同8603)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は中央部、色は濃赤紫(同9209)である。側方内花被の全形は倒被針形、内面の花色の模様はX型、内面のAゾーンの色は浅紫(同8603)、内面のBゾーンの色は紫白(同8601)、内面のCゾーンの色は淡紫(同8602)、条線は有、数は多、大きさは中、分布は全体、色は濃赤紫(同9209)である。中央内花被の全形は倒被針形、内面の花色の模様はU型、内面のAゾーンの色は浅紫(同8603)、内面のBゾーンの色は淡紫(同8602)、条線は有、数及び大きさは中、分布は上部、色は濃赤紫(同9209)である。花糸の主な色は紫ピンク(同8903)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は淡紫ピンク(同9202)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は晩である。
 「スタプリパル」及び「スタプリシス」と比較して、側方内花被内面のAゾーンの色が浅紫、内面のBゾーンの色が紫白、内面のCゾーンの色が淡紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に代理人の温室(三重県四日市市)において、「スタプリパル」の変異株を発見、以後、オランダ王国において、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了した。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10570号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタソラ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は上部及び周辺部が鮮紫ピンク色で基部が紫白色、側方内花被は上部が鮮紫ピンク色、中央部が浅緑黄色、下部が黄白色で全体に暗赤紫色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)である。葉の全形は披針形、長さ及び幅は中、表面の色は暗緑(同3708)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数は中、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は長、花被片の展開度は大、側方外花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様は\型、内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(同8904)、内面のBゾーンの色は紫白(同8901)、条線は有、数は極少、大きさは大、分布は内側のみ、色は暗赤紫(同9210)である。中央外花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様は\型、内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(同8904)、内面のBゾーンの色は紫白(同8901)、条線は有、数は極少、大きさは大、分布は中央部、色は暗赤紫(同9210)である。側方内花被の全形は倒被針形、内面の花色の模様はX型、内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(同8904)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2703)、Cゾーンの色は黄白(同2701)、条線は有、数はやや多、大きさは大、分布は全体、色は暗赤紫(同9210)である。中央内花被の全形は倒被針形、内面の花色の模様は\型、内面のAゾーンの色は紫ピンク(同8903)、内面のBゾーンの色は紫白(同8901)、条線は有、数は中、大きさは大、分布は中央部、色は暗赤紫(同9210)である。花糸の主な色は鮮紫ピンク(同8904)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は紫ピンク(同8903)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は晩である。
 「スタルシデ」及び「スタルロマン」と比較して、側方内花被内面のAゾーンの色が鮮紫ピンク(同8904)、内面のBゾーンの色が浅緑黄、内面のCゾーンの色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了した。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10571号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタシント
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は鮮紫ピンク色で、側方内花被は上部が鮮紫ピンク色、中央部が明緑黄色、下部が淡紫ピンク色で全体に暗紫赤色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は明黄緑(JHS カラーチャート3505)である。葉の全形は披針形、長さ及び幅は中、表面の色は暗黄緑(同3509)、光沢はやや強である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数及び花柄長は中、1分枝当たりの花数はやや多である。花の縦径はやや長、横径は中、花被片の展開度はやや大、側方外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9204)、条線は有、数は極少、大きさは小、分布は内側のみ、色は濃紫赤(同9709)である。中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9505)、条線は有、数は極少、大きさは小、分布は内側のみ、色は濃紫赤(同9709)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9204)、Bゾーンの色は明緑黄(同2705)、Cゾーンの色は淡紫ピンク(同9202)、条線は有、数は多、大きさは大、分布は全体、色は暗紫赤(同9710)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9205)、条線は有、数は中、大きさは大、分布は上部、色は暗紅(同0110)である。花糸の主な色は紫ピンク(同9503)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は紫ピンク(同9703)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「スタデリ」と比較して、外花被及び中央内花被内面の花色の模様がT型であること等で、「スタピロス」と比較して、側方内花被内面のAゾーンの色が鮮紫ピンクであること、中央内花被内面の花色の模様がT型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10572号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタデボル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は鮮紫ピンク色で、側方内花被は上部が鮮紫ピンク色、下部が浅緑黄色で、全体に暗紫赤色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)である。葉の全形は長楕円状披針形、長さ及び幅は中、表面の色は暗緑(同3708)、光沢は強である。開花の方向は水平 、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は長、花被片の展開度は大、側方外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9704)、条線は有、数は少、大きさは大、分布は内側のみ、色は濃紫赤(同9709)である。中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9705)、条線は有、数は少、大きさは大、分布は内側のみ、色は濃紫赤(同9709)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はW型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9504)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2703)、条線は有、数は多、大きさは大、分布は全体、色は暗紫赤(同9710)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はV型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9504)、Bゾーンの色は黄ピンク(同0703)、条線は有、数は中、大きさは大、分布は全体、色は暗紅(同0110)である。花糸の主な色はピンク(同0103)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は紫ピンク(同9703)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「スタデリ」と比較して、外花被内面の花色の模様がT型であること、側方内花被内面の花色の模様がW型であること等で、「スタピロス」と比較して、側方内花被内面の花色の模様がW型であること、中央内花被内面の花色の模様がV型で、Aゾーンの色が鮮紫ピンク、Bゾーンの色が黄ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10573号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   フリージア   ファポス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は先端部及び喉部が黄白色の一重で、カップ形の中輪の切花及び鉢物向きの品種である。
 草型は横開、茎のねじれは無、太さは中、長さはやや短、分枝性は中、葉の長さはやや短、幅はかなり広、色は濃緑、数は中である。花の重ねは一重、花形はカップ形、花径及び長さは中、花被の形は三角形、花弁の展開度は中、外花被の形は楕円形、内花被の形は三角形、花の先端部の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、花弁の着色の幅は無又は微、花の喉部の色は黄白(同2701)、斑紋の大きさは中、色は鮮橙黄(同2205)、条線の有無ならびに程度は無、花穂の長さは中、形はU型、花の数は多、同時開花数はやや少、花下がりの傾向は無、花糸上部の色は白、基部の色は黄、葯の色は白、柱頭の先端の形は2回分岐型、色は白、開花の早晩性はかなり早である。
 「エレガンス」と比較して、花形がカップ形であること、斑紋が大きいこと、花穂の形がU型であること等で、「バラウィット」と比較して、葉が短いこと、花穂の形がU型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1987年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1993年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10574号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   フリージア   ファポカル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は先端部が浅青味紫色で喉部が紫白色の一重で、カップ形の中輪の切花及び鉢物向きの品種である。
 草型は横開、茎のねじれは無、太さ、長さ、分枝性及び葉の長さは中、幅は広、色は濃緑、数は中である。花の重ねは一重、花形はカップ形、花径及び長さは中、花被の形は三角形、花弁の展開度は中、外花被の形は広楕円形、内花被の形は三角形、花の先端部の色は浅青味紫(JHS カラーチャート8303)、花弁の着色の幅は広、花の喉部の色は紫白(同8301)、斑紋の大きさは無又は微、条線の有無ならびに程度は少、花穂の長さは中、形はT型、花の数は中、同時開花数は少、花下がりの傾向は有、花糸上部の色は白、基部の色は黄、葯の色は紫、柱頭の先端の形は2回分岐型、色は紫、柱頭と葯との位置関係は同等、開花の早晩性はかなり早である。
 「ブルーヘブン」と比較して、外花被の形が広楕円形であること、花の先端部の色が浅青味紫であること等で、「パサト」と比較して、内花被の形が三角形であること、花の先端部の色が浅青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10575号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   フリージア   ファポゴム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は先端部が鮮紫ピンク色で喉部が淡黄緑色の一重で、カップ形のやや大輪の切花及び鉢物向きの品種である。
 草型は直立、茎のねじれは無、太さはやや太、長さはやや短、分枝性及び葉の長さは中、幅は広、色は濃緑、数は中である。花の重ねは一重、花形はカップ形、花径はやや大、長さはやや短、花被の形は三角形、花弁の展開度は中、外花被の形は楕円形、内花被の形は三角形、花の先端部の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、花弁の着色の幅は中、花の喉部の色は淡黄緑(同3101)、斑紋の大きさは無又は微、条線の有無ならびに程度は少、花穂の長さは中、形はT型、花の数はやや多、同時開花数はやや少、花下がりの傾向は無、花糸上部の色は白、基部の色は黄、葯の色は紫、柱頭の先端の形は2回分岐型、色は紫、開花の早晩性かなりは早である。
 「モセラ」と比較して、内花被の形が三角形であること、花穂の形がT型であること等で、「ロサノバ」と比較して、花の先端部の色が鮮紫ピンク(同9205)であること、花弁の着色の幅が狭いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10576号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   さど美人(さどびじん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花はやや大輪の濃橙赤色でスカシユリ型の切花及び花壇向きの品種である。
 草丈は75〜99p、茎の直径は5.0〜9.9o、上部の色は淡褐、中部及び下部の色は褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は40〜59oである。葉序は3/8、葉の全体の形は披針形、ねじれは無、幅は10〜19o、長さは9〜11p、光沢は有、数は多、着生角度は30〜59゜である。つぼみの形はW型、花の向きは30〜59゜、花房の形状は複散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は40〜49o、長さは6〜8p、外花被の幅は30〜39o、長さは6〜8pである。花色は花弁の基部は濃赤茶(JHS カラーチャート0708)、地色及び中肋部は濃橙赤(同0714)、縁部は鮮赤橙(同1006)、裏面は内花被は穏黄ピンク(同1010)、外花被は赤茶(同0715)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は赤茶(同0715)、内花被及び外花被の形はZ型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は\型、外花被先端の形状はV型、反転の程度は\型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は赤、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは中、色は上面は褐、下面は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60〜89゜、1花茎の花数は多、花の香りは無、開花期は中である。
 「佐渡紅」及び「べにせんかく」と比較して、花房の形状が複散形花序、内花被及び外花被の斑点がないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、昭和59年に新潟県佐渡農業技術センター(新潟県佐渡郡金井町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10577号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   エンゼルホルン
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花はやや小輪の黄白色でテッポウユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は75〜99p、茎の直径は10.0〜14.9o、色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は80〜99oである。葉序は2/5、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は20〜29o、葉長は16〜20p、光沢は有、数は中、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形は\型、花の向きは30〜59゜、花房の形状は散形花序、全体の形はテッポウユリ型である。花径は90〜119o、内花被の幅は40〜49o、長さは13〜17p、外花被の幅は40〜49o、長さは12〜15pである。花色は花弁の基部は黄白(JHS カラーチャート3302)、地色は黄白(同2901)、中肋部は黄白(同2902)、縁部及び裏面は黄白(同2901)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は浅黄緑(同3503)、内花被の形はU型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はY型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白、花粉の色は黄、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さはやや太、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは15〜29゜、1花茎の花数はやや少、花の香りはやや弱、開花期は早である。
 「ひのもと」及び「ジョージア」と比較して、花の向きが30〜59゜であること、内花被の形がU型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に鹿児島県農業試験場花き部(揖宿郡山川町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10578号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オランダかいう   アクアホワイト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ウェディングマーチ」に「チルドシアーナ」を交配して育成されたものであり、仏炎苞は一重の漏斗形で、黄白色の切花向きの品種である。
 草型は半開帳、草丈は高、茎の形態は根茎、花茎の長さ及び太さは中、色は緑である。葉全体の形はやじり形、葉縁の波打ちは有、葉身長は長、幅は中、表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、斑の有無は無、厚さ及び葉柄の長さは中、太さは太、上部の色は緑、下部の色は黄緑、斑の有無は無である。一重二重の別は一重、全体の形は漏斗形、ひげの有無は有、長さは中、先端の形は鋭形、背曲及び基部の重なりは中、縁の波打は有、仏炎苞の長さ、縦幅及び横幅は中、目の有無は無、色の数は一色、内側の地色、外側上部及び中間の色は黄白(同3101)、基部の色は穏黄緑(同3513)、花色の変化は無、肉穂花序の形は円柱形、長さは短、太さは細、色は黄、一株当たりの花数及び花保ちは中、香りは無である。四季咲き性は有、開花期は中である。
 「ウェディングマーチ」と比較して、花の内側上部及び内側中間部の地色が黄白であること、開花期が早いこと等で、「チルドシアーナ」と比較して、花の外側基部の色が穏黄緑であること、開花期が遅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成4年に出願者の委託先のほ場(千葉県君津市)において、「ウェディングマーチ」に「チルドシアーナ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10579号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ニューセンチュリー アイスダンス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サラ ジーン アイス キャスケード」に「アレキサンデリ ファイン」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが黄白色で、リップはてい形で黄白の地色に穏紫ピンク色の斑点及びぼかしが覆輪状に入るやや小型種である。
 草型の大きさはやや小、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面及び横断面の形は円形、高さは31〜60o、長径は21〜30oである。葉の全体の形は線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは30〜45p、幅は11〜20o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは3.1〜6.0o、長さは30〜50p、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径は41〜60o、縦径は21〜40o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形はてい形、先端の形は微突形、周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は白系、花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート3302)の単色、リップは黄白(同3302)の地色に穏紫ピンク(同9712)の斑点及びぼかしが覆輪状に入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ニューセンチュリースピカ」及び「スイートハート ハクウン」と比較して、咲き型が抱え咲きであること、セパル及びペタルの色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「サラ ジーン アイス キャスケード」に「アレキサンデリ ファイン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお,出願時の名称は「ニュー センチュリー スノー フレイク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10580号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   トランタン メモリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「パストラルレディ」×「クリスマスローズ」)に「ラッキーレインボー」を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルが淡紫ピンクの地色に紫赤色のぼかし、ラテラル・セパル及びペタルが淡紫ピンクの地色に穏紫ピンク色のぼかしが入る、リップは円形で淡紫ピンクの地色に紫赤色の斑点が覆輪状に入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は13〜15枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形及び不等切形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は円形、先端の形は切形、周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は桃系、花色はドーサル・セパルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)の地色に紫赤(同9714)のぼかし、ラテラル・セパル及びペタルは淡紫ピンク(同9501)の地色に穏紫ピンク(同9511)のぼかしが入る、リップは淡紫ピンク(同9501)の地色に紫赤(同9714)の斑点が覆輪状に入る。花の香りは弱、開花期は初冬である。
 「ジェンティール ペアールック」と比較して、花弁内側の地色が淡紫ピンクであること、リップに紫赤色の斑点が覆輪状に入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に東海市立農業センター(愛知県東海市)において、(「パストラルレディ」×「クリスマスローズ」)に「ラッキーレインボー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 
 なお、出願時の名称は「エキゾチック ジャパン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10581号   平成14年9月4日    
  
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ラブリー ムーン サンシャイン 永遠(ラブリー ムーンサンシャイン とわ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ヒロシマゴールデンカップ」に「ワララ」を交配して育成されたものであり、花はセパルが明黄の単色、ペタルが明黄の地色に紅色のぼかしが入る、リップは正三角形で黄白の地色に濃橙赤色の楔が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は30〜60度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は19〜21枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは12〜15o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径及び縦径は81〜100o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲倒卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広かま形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は鋭形、周縁の反転は無、波打ちは中である。全体的な花色は黄系、花色はセパルは明黄(JHS カラーチャート2505)の単色、ペタルは明黄(同2505)の地色に紅(同0114)のぼかしが入る、リップは黄白(同2902)の地色に濃橙赤(同0714)の楔が入る。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「ラブリームーン サンシャイン 洋子」と比較してリップ正面の形が正三角形であること、先端の形が鋭形であること等で、「ヒロシマゴールデンカップ サニームーン」と比較して、リップ先端が鋭形であること、リップに楔が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室において、「ヒロシマゴールデンカップ」に「ワララ」を交配し、7年にその実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10582号   平成14年9月4日             
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   カイ レインボウズ エンド プリンセスヒサコ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ラッキー レインボー」に「シルバン フェアー 内親王」を交配して育成されたものであり、花は黄白色でリップが円形の中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は45〜60度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は13〜15枚である。一花茎の花数は21〜30、花茎の太さは12〜15o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲倒卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は円形、先端の形は小凹形、周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は白系、花色はセパル、ペタル及びリップが黄白(JHS カラーチャート2501)の単色である。花の香りは無である。
 「ラブリー エンジェル ザ ツー バージンズ」及び「エンザンスプリングミツコ」と比較して、リップ先端の形が小凹形であること、リップ内側の花色の分布が単色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「ラッキー レインボー」に「シルバン フェアー 内親王」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「カイ レインボウズ エンド プリンセス ヒサコ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10583号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   モーニングムーン ドーン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ヒロシマ ゴールデンカップ サニームーン」に「スリーピングビューティー プラチナムバード」を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルが明緑黄で、ラテラル・セパルが明緑黄の地色に濃赤茶色のぼかしが入り、ペタルが明緑黄で、リップは扁円形で明緑黄の地色に濃赤茶色の斑点が覆輪状に入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は円形、横断面の形は扁円形、高さは31〜60o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは75〜105p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径は61〜80o、縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は鋭形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等切形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は扁円形、先端の形は微突形、周縁の反転は無、波打ちは小である。全体的な花色は黄系、花色はドーサル・セパルは明緑黄(JHS カラーチャート2704)の単色、ラテラル・セパルは明緑黄(同2705)の地色に濃赤茶(同0709)のぼかしが入る、ペタルは明緑黄(同2704)の単色、リップは明緑黄(同2704)の地色に濃赤茶(同0709)の斑点が覆輪状に入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ヒロシマ ゴールデンカップ サニームーン」と比較して、リップ正面の形が扁円形であること、ペタルが単色であること等で、「モーニング ムーン ワイルド イエロー」と比較して、咲き型が抱え咲きであること、ペタルが単色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(宮崎県児湯郡新富町)において、「ヒロシマ ゴールデンカップ サニームーン」に「スリーピングビューティー プラチナムバード」を交配して、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10584号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   アルモニーク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「バレーフラワー チェリーライプ」にオーストラリアから導入した無名実生種を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルが淡紫ピンクの地色に濃紫ピンク色のぼかし、ラテラル・セパルが 淡紫ピンクの地色に穏紫ピンク色のぼかし、ペタルが淡紫ピンクの地色に紫ピンク色のぼかしが入る、リップはてい形で黄白の地色に濃紅色の斑点及び覆輪が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形及び不等鋭先形、頂点の角度は60〜75度度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、色は緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等鋭形、ペタル正面の形は倒卵形、先端の形は不等切形である。リップ正面の形はてい形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちは小である。全体的な花色は桃系、花色はドーサル・セパルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9502)の地色に濃紫ピンク(同9713)のぼかし、ラテラル・セパルは淡紫ピンク(同9501)の地色に穏紫ピンク(同9712)のぼかし、ペタルは淡紫ピンク(同9501)の地色に紫ピンク(同9711)のぼかしが入る、リップは黄白(同2201)の地色に濃紅(同0109)の斑点及び覆輪が入る。花の香りは弱、開花期は初冬である。
 「エンザン スプリング インザムード」と比較して、リップ正面の形がてい形であること、リップの地色が黄白で濃紅色の斑点及び覆輪が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の温室(愛知県安城市)において、「バレーフラワー チェリーライプ」にオーストラリアから導入した無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10585号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   ファイヤーコーラル ジパング
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Dendrobium formidibleにD. cruentumを交配して育成されたものであり花はセパル及びペタルが緑白の単色、リップは緑白の地色に鮮赤橙のぼかし及び条線が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は広線形、横断面の形は円形、高さは50〜70p、長径は11〜20oである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はU型、長さは91〜120o、幅は31〜40o、表面の色は緑、葉数は16〜20枚である。優先着花部位はX型、花序は総状、一花茎の花数は2、太さは4.1〜5.0o、長さは11〜30oである。花の咲き方は抱え・平咲き、横径及び縦径は81〜100o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は鋭形、反転の方向は平、ラテラル・セパル正面の形は長三角形、先端の形は鋭形、反転の方向は平、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向は外反転である。リップ正面の複雑性は単純型、単純型の正面はT型、先端の形はW型である。花色はセパル及びペタルが緑白(JHS カラーチャート3501)の単色、リップは地色が緑白(同3501)で鮮赤橙(同1006)のぼかし及び条線が入る。花の香りは無、開花期は初夏である。
 「ファイヤーコーラル」と比較して、リップのぼかし及び条線の色が鮮赤橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 品種登録の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 出願品種の育成の経過の概要
  この品種は、平成63年に育成者の温室(愛知県常滑市)において、D. formidibleにD. cruentumを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10586号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   オーパスT
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「エマホワイト」に「ソンライ」を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルが黄白の地色に紫ピンクのぼかし、ラテラル・セパルが黄白の地色に明赤味紫のぼかし、ペタルが黄白の地色に明赤味紫のぼかし、リップは黄白の地色に明赤味紫のぼかしが入る小型種である。
 草型の大きさは小、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は線形、横断面の形は扁円形、高さは20〜35p、長径は11〜20oである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はほぼ平、長さは121〜150o、幅は41〜50o、表面の色は緑、葉数は4〜6枚である。優先着花部位はT型、花序は総状、1花茎の花数は6〜10、太さは2.1〜3.0o、長さは351〜550oである。花の咲き方は反転・平咲き、横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は鋭形、反転の方向は外反転、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、反転の方向は外反転、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向は外反転である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面の形及び先端の形はU型である。花色はドーサル・セパルは地色が黄白(JHS カラーチャート2501)で紫ピンク(同8903)のぼかしが入る、ラテラル・セパルは地色が黄白(同2501)で明赤味紫(同8905)のぼかしが入る、ペタルは地色が黄白(同2501)で明赤味紫(同8905)のぼかしが入る、リップは地色が黄白(同2501)で明赤味紫(同8905)のぼかしが入る。花の香りは無、開花期は初夏である。
 「エマホワイト」と比較して、リップ単純型の正面の形がU型であること、セパルの模様がぼかしであること、リップのぼかしが明赤味紫であること等で、「エノビ キャンディー ヴィーナス」と比較して、リップ先端の形がU型であること、リップの地色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の温室(福岡県小郡市)において、「エマホワイト」に「ソンライ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「フラッシュピンク・オーパスT」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10587号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ファレノプシス   マイジョセフオブジェ
 
3 登録品種の特性の概要
  この品種は、「ジョセフハンプトン」に「ユキマイ」を交配して育成されたものであり、花色はセパル及びペタルが黄白、リップは黄白の地色に明緑黄のぼかしが入る平咲きの中型種である。
 株の大きさは中、草姿は横性である。葉の正面の形は倒披針形、先端の形は不等切形、横断面の形はV型、向きは斜上、ねじれは無、幅は76〜100o、長さは20.1〜30p、表面及び裏面の色は暗黄緑である。花序の型は総状、花数は6〜10、花型は平、花の横径は10.1〜12.5p、縦径は7.6〜10.0pである。ドーサル・セパルの正面の形は楕円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は線状腎臓形、先端の形は鈍形、周縁の波打ちは有である。ペタルの正面の形は半円形、先端の形は凹形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はU型、横断面の形はZ型である。花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート2501)、リップの中央裂片は黄白(同2501)の地色に明緑黄(同2704)のぼかしが入る、側裂片は黄白(同2501)の地色に黄白(同2704)のぼかし及び紅(同0114)の縞斑が入る。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「ジョセフハンプトン スノーホワイト」と比較して、葉の裏面の色が暗黄緑であること、リップに明緑黄(同2704)のぼかしが入ること等で、「ホワイトドリーム フォレスト」と比較して、花型が平であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「ジョセフハンプトン」に「ユキマイ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10588号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オドントグロッサム   オーグレ ロイヤルサッシュ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Odm. Mont Sohier」に「Odm. Pumistor」を交配した実生苗から選抜して育成されたものであり、花はセパルは黄白の地色に明黄色の点斑が入り、ペタルは黄白色、リップは黄白の地色に鮮黄色のまだら斑が入る大型種である。
 株の大きさは大、草姿は斜上である。開花ぎ球茎の正面の形は卵形、平面の形は長楕円形、溝の有無は無、高さは101〜125o、長径は61〜80oである。葉の正面の形は広線形、横断面の形はV型、向きは斜上、長さはやや長、幅はやや広、表面の色は暗黄緑、上位葉数は2枚、下位は3枚である。花序の型は総状、再開花性は無、長さは長、幅は中、花数はやや少、花茎の抽出方向は斜上、強さは中、花型は部分反転平咲き、距の有無は有、花の横径及び縦径は大である。ドーサル・セパル正面の形は楕円形、先端の形は突形、ねじれは無、長さはやや長、幅は中、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鈍形、ねじれは無、長さはやや長、幅は中、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は凹形、ねじれは無、周縁の波打ちは有、長さは中、幅はやや広である。リップ中央裂片の正面の形は長方形、側裂片の明確度は不明確、先端の形は銀杏形、長さ及び幅は中である。花色はセパルは黄白(JHS カラーチャート2502)の地色に明黄(同2505)の点斑、ペタルは黄白(同2502)、リップは黄白(同2502)の地色に鮮黄(同2507)のまだら斑が入る。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「ラベンダーレース ベガ」と比較して、セパルの斑の模様が点斑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年8月4日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成4年に出願者が「Odm. Mont Sohier」に「Odm. Pumistor」を交配した実生苗を導入し、6年に出願者の温室(栃木県宇都宮市)において、開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10589号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ハイビスカス   アリカンテ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の収集した野生種どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮橙赤色で基部が濃赤色のロート型の一重咲きで、小輪の鉢物向きの品種である。
 樹皮の亀裂の形は線状、色は茶、枝の粗密は中である。成葉全体の形は心形、葉身先端の形は鋭形、基部の形は心形2、縁の形は二重鋸歯、葉身の長さは短、幅は中、新葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、成葉表面の色は暗緑(同3708)、斑の有無は無、新葉表面及び成葉表面の光沢は中、毛は無、葉脈の形は掌状型、葉柄の太さは太、長さは短、色は緑、托葉の形は披針形、長さは中である。花冠の向きは上向き、開き方はロート型、タイプは一重咲き、花弁の重なりは重なる、花冠の長径は小である。つぼみの色は濃赤茶(同0709)、単色・複色の別は二色、複色のタイプはバンド、バンド1の色は濃赤(同0409)、2の色は鮮橙赤(同0706)、脈の明瞭さは不明瞭、バンド1の幅は狭、2の幅は広、花弁全体の形は扇型、ねじれはかなり弱、長さは短、幅は中、数は少、光沢は無である。ずい柱の弁化の有無及び曲がりは無、太さ及び長さは中、色のタイプは一色、基部の色は濃赤茶(同0708)、先端の色は鮮赤(同0407)、先端裂片の数は5裂、花柱枝の色は白、毛は有、柱頭の色は赤、花糸の長さは中、色は赤、やくの色は黄である。花柄上部の太さは太、長さは中、色は暗黄緑(同3508)、花柄下部の太さ及び長さは中、色は暗黄緑(同3508)である。副がく裂片の形は狭披針形、副がくの開放の方向はやや接着、色は緑、がく筒全体の形は鐘形、がく筒の基部から先端までの長さは中、色は淡緑、がく裂片の形態は鋭形、切れ込みは中裂、毛は有、花の香りは無である。
 「パラマリボ」と比較して、花冠の向きが上向きであること、単色・複色の別が二色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者の収集した野生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10590号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ハイビスカス   アテネ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の収集した野生種どうしを交配して育成されたものであり、花は基部が濃赤茶色、中部が明黄橙色、先端部が明橙色の平開の一重咲きで、小輪の鉢物向きの品種である。
 樹皮の亀裂の形は線状、色は緑、枝の粗密は粗である。成葉全体の形は広卵形、葉身先端の形は鋭形、基部の形は円形、縁の形は二重鋸歯、葉身の長さ及び幅は中、新葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、成葉表面の色は暗緑(同3708)、斑の有無は無、新葉表面の光沢は中、成葉表面の光沢は弱、毛は有、葉脈の形は中間型、葉柄の太さは太、長さは中、色は赤褐、托葉の形は線状披針形、長さは中である。花冠の向きは横向き、開き方は平開、タイプは一重咲き、花弁の重なりは重なる、花冠の長径は小である。つぼみの色は黄(同2513)、単色・複色の別は三色、複色のタイプはバンド、バンド1の色は濃赤茶(同0708)、2の色は明黄橙(同1905)、3の色は明橙(同1604)、脈の明瞭さは明瞭、バンド1及び2の幅は中、3の幅は狭、花弁全体の形は扇型、ねじれは無、長さは短、幅は中、数は少、光沢は無である。ずい柱の弁化の有無及び曲がりは無、太さ及び長さは中、色のタイプは二色、基部の色は明橙黄(同2204)の地色に濃橙赤(同0707)の条、先端の色は浅橙黄(同2203)、先端裂片の数は5裂、花柱枝の色は黄、毛は有、柱頭の色はオレンジ、花糸の長さは中、色は黄、やくの色はオレンジである。花柄上部の太さ及び長さは中、色は暗黄緑(同3508)、花柄下部の太さ及び長さは中、色は暗黄緑(同3508)である。副がく裂片の形は狭披針形、副がくの開放の方向はやや接着、色は緑、がく筒全体の形は鐘形、がく筒の基部から先端までの長さは中、色は淡緑、がく裂片の形態は鋭尖形、切れ込みは中裂、毛は有、花の香りは無である。 
 「バリ」と比較して、成葉の葉縁の形が二重鋸歯であること、単色・複色の別が三色であること、バンド2の色が明黄橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者の収集した野生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10591号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ハイビスカス   アンカラ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の収集した野生種どうしを交配して育成されたものであり、花は基部が濃赤茶色、中部が鮮橙色、先端部が明橙色のロート型の一重咲きで、小輪の鉢物向きの品種である。
 樹皮の亀裂の形は線状、色は茶、枝の粗密はやや粗である。成葉全体の形は卵形、葉身先端の形は鋭形、基部の形は鈍形、縁の形は二重鋸歯、葉身の長さは短、幅は狭、新葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、成葉表面の色は暗緑(同3708)、斑の有無は無、新葉表面及び成葉表面の光沢は弱、毛は有、葉脈の形は中間型、葉柄の太さ及び長さは中、色は赤褐、托葉の形は線状披針形、長さは中である。花冠の向きは横向き、開き方はロート型、タイプは一重咲き、花弁の重なりは重なる、花冠の長径は小である。つぼみの色は黄(同2513)、単色・複色の別は三色、複色のタイプはバンド、バンド1の色は濃赤茶(同0708)、2の色は鮮橙(同1605)、3の色は明橙(同1604)、脈の明瞭さは明瞭、バンド1の幅は中、2の幅は広、3の幅は狭、花弁全体の形は靴へら型、ねじれは無、長さは短、幅は中、数は少、光沢は無である。ずい柱の弁化の有無及び曲がりは無、太さ及び長さは中、色のタイプは二色、基部の色は明橙黄(同2204)の地色に鮮橙赤(同0706)の条、先端の色は明橙黄(同2204)、先端裂片の数は5裂、花柱枝の色は黄、毛は有、柱頭の色はオレンジ、花糸の長さは中、色は黄、やくの色はオレンジである。花柄上部の太さ及び長さは中、色は穏黄緑(同3513)、花柄下部の太さ及び長さは中、色は濃黄緑(同3507)である。副がく裂片の形は狭披針形、副がくの開放の方向はやや接着、色は緑、がく筒全体の形は鐘形、がく筒の基部から先端までの長さは中、色は淡緑、がく裂片の形態は鋭形、切れ込みは中裂、毛は有、花の香りは無である。
 「バリ」と比較して、成葉の葉縁の形が二重鋸葉であること、単色・複色の別が三色であること、花弁全体の形が靴へら型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月13日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者の収集した野生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10592号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オレンジアーティストF
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「MACMANLEY」の枝変わりであり、花序のタイプは散房花序、花は濃橙赤色で黄白色の目が入り平咲、やや強香の小輪となる鉢物向きの品種である。
 樹形は横張性、株立は中、樹高はかなり低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅は狭、色は緑褐、数は枝基部はかなり多、枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さは短、幅はかなり狭である。新葉の色は緑、光沢は強、本葉の色は濃緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は平咲、花径は小、高さは低、花弁表面の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)に黄白(同2701)の目が入り、裏面の色は淡ピンク(同0102)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は10〜14、一茎の花数は2〜5、花の香りはやや強である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色及び開花枝の色は黄緑、開花時期は中である。
 「MACMANLEY」と比較して、花弁表面の色が濃橙赤であること、裏面の色が淡ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(岐阜県本巣郡巣南町)において、「MACMANLEY」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10593号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   イェンティン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は濃赤茶色でカップ咲、無香のやや小輪となる鉢物向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はかなり低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは短、基部の幅は狭、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや短、幅はかなり狭である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は弱、厚さはやや厚、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0708)、裏面の色は濃赤(同0408)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は30〜34、一茎の花数は2〜5、花の香りは無である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ナカシマ91」と比較して、とげの数が枝基部で少ないこと等で、「ビューティーパレード」と比較して、花弁表面の色が濃赤茶であること、裏面の色が濃赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の所属する会社の温室(デンマーク王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10594号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   イェンスター
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Sprremlomd」に「Vanilla」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は明黄色でカップ咲、かなり弱香の小輪となる鉢物向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅は狭、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや短、幅は狭である。新葉の色は緑、光沢は弱、本葉の色は濃緑、光沢は無、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径は小、高さはやや低、花弁表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明黄(同2505)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さはやや厚、硬さはやや硬、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さはかなり短、太さはかなり細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は早である。
 「アイセルイエロー」と比較して、花序のタイプが単生であること、花弁裏面の色が明黄であること等で、「ナルシー」と比較して、花序のタイプが単生であること、花弁表面の色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の所属する会社の温室(デンマーク王国)において、「Sprremlomd」に「Vanilla」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10595号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ソラート
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮紅色でカップ咲、無香のやや小輪となる鉢物向きの品種である。
 樹形は横張性、株立は中、樹高はかなり低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは短、基部の幅は狭、色は紅紫、数は枝基部はやや少、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは中、幅は狭である。新葉の色は黄緑、光沢は弱、本葉の色は濃緑、光沢は弱、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面の色は鮮紅(JHS カラーチャート0107)、裏面の色は明紅(同0106)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは硬、数は60以上、一茎の花数は2〜5、花の香りは無である。枝の長さはかなり短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は早である。
 「パープル パレード」と比較して、花弁表面の色が鮮紅であること、花弁裏面の色が明紅であること、花弁数が多いこと等で、「ナカシマ91」と比較して、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の所属する会社の温室(デンマーク王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10596号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   リバリトル
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ルイジェルダン」に「ファンタジー」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は濃赤色で淡黄緑色の目が入り丸弁、平咲、無香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は上下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は穏黄ピンク、数は枝基部はかなり多、枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は披針形、小葉の枚数及び本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は強、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は尖長形である。花形は平咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)で淡黄緑(同3102)の目が入り、裏面の色は淡紫ピンク(同9502)で弁央から弁底に鮮紫赤(同9707)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さは薄、硬さは中、数は10〜14、一茎の花数は2〜5、花の香りは無である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は早である。
 「ルイジェルダン」と比較して、花弁表面の色が濃赤で淡黄緑の目が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(愛知県蒲郡市)において、「ルイジェルダン」に「ファンタジー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10597号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイハキタミ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は浅緑黄色で高芯咲、やや弱香のかなり大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は横張性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は中、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は強、厚さは中、硬さはやや硬である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径はかなり大、高さは高、花弁表面及び裏面の色は浅緑黄(JHS カラーチャート2703)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さ及び硬さは中、数は60以上、一茎の花数は1、花の香りはやや弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は紅紫、開花時期は中である。
 「秋月」と比較して、とげの色が緑褐であること、花弁表面の色が浅緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者の温室(千葉県佐原市)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10598号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイハサソウ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「タンリカス」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は黄白色でカップ咲、かなり弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は黄緑、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は黄緑、光沢は強、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2201)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は20〜24、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は黄緑、開花時期は中である。
 「タンリカス」と比較して、花弁表面の色が黄白であること等で、「シロネラ」と比較して、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(茨城県真壁郡関城町)において、「タンリカス」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10599号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイフモピア
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「メイトフラポ」に無名実生種を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は淡ピンク色で半剣弁、高芯咲、かなり弱香の中輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はやや多、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは厚、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は淡ピンク(JHS カラーチャート0402)、裏面の色は淡ピンク(同0102)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さはやや厚、硬さはやや軟、数は25〜29、一茎の花数は11〜20、花の香りはかなり弱である。枝の長さは短、太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「ケイフピダ」と比較して、花形が高芯咲であること、花弁表面の色が淡ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に出願者の温室(千葉県佐原市)において、「メイトフラポ」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10600号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイスカップ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種に「ケイスピエラ」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は明黄色でカップ咲、かなり弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は上下部えぐれ形、長さは長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は黄緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢はやや強、厚さは薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面及び裏面の色は明黄(JHS カラーチャート2505)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さ及び硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は6〜10、花の香りはかなり弱である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょうの色及び開花枝の色は黄緑、開花時期はやや晩である。
 「インターフラ」と比較して、とげが長いこと、蕾の形がつぼ形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(千葉県佐原市)において、無名実生種に「ケイスピエラ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10601号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイハオレプ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「讃歌」に「秋月」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花はピンク色で弁央〜弁底に浅黄橙色のぼかしが入り、カップ咲、やや弱香のかなり大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部はかなり多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは長、幅は広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは厚、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径はかなり大、高さは極高、花弁表面の色はピンク(JHS カラーチャート0403)で弁央〜弁底に浅黄橙(同1903)のぼかしが入り、裏面の色は淡黄ピンク(同0702)で弁央に浅黄橙(同1903)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さはやや軟、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りはやや弱である。枝の長さは短、太さはやや太、新しょう及び開花枝の色は緑褐、開花時期はやや晩である。
 「タンシンロー」と比較して、花形がカップ咲であること、花弁表面の色がピンクで弁央〜弁底に浅黄橙のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の温室(千葉県佐原市)において、「讃歌」に「秋月」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10602号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブーゲンビレア   ベラ ライトパープル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は,出願者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、苞は鮮紫ピンク色で、花序の幅が中の鉢物向きの品種である。
 樹姿は半蔓性、枝の太さは中、色は濃緑である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鋭形、葉縁の形は全縁、葉身長及び葉身幅は中、表面の色は緑、斑の有無は無、葉柄の色は緑、刺の有無は有である。花房の大きさは中、粗密は密、花序の幅及び高さは中である。苞の数は中、全体の形は卵形、先端の形は突形、基部の形は心形、縁片の形は全縁、波打ちは有、反りはやや外反、長さ及び幅は中である。苞の色の発現は単色型、幼苞の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9503)、開花期の苞の色は鮮紫ピンク(同9205)、後期の苞の色は鮮紫ピンク(同9204)、苞の模様の有無は無、小花の長さ及び幅は中、色は黄白、花数は中、小花数は3、花の香りは無である。
 「アレキサンダー」と比較して、枝の色が濃緑であること、開花期の苞の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10603号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブーゲンビレア   ベラ ディープパープル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は,「ベラ ライトパープル」の枝変わりであり、苞は鮮赤紫色で、花序の幅が中の鉢物向きの品種である。
 樹姿は半蔓性、枝の太さは中、色は緑褐である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、葉縁の形は全縁、葉身長及び葉身幅は中、表面の色は緑、斑の有無は無、葉柄の色は緑、刺の有無は有である。花房の大きさは中、粗密は密、花序の幅及び高さは中である。苞の数は中、全体の形は卵形、先端の形は突形、基部の形は心形、縁片の形は全縁、波打ちは有、反りはやや外反、長さはやや短、幅は中である。苞の色の発現は単色型、幼苞の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、開花期の苞の色は鮮赤紫(同9207)、後期の苞の色は明赤紫(同9206)、苞の模様の有無は無、小花の長さ及び幅は中、色は黄白、花数は中、小花数は3、花の香りは無である。
 「ベラ ライトパープル」及び「アレキサンダー」と比較して、開花期の苞の色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者の温室(オランダ王国)において、「ベラ ライトパープル」の変異個体を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10604号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブーゲンビレア   ベラ ホワイト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は,「ベラ ライトパープル」の枝変わりであり、苞は黄白色で、花序の幅が中の鉢物向きの品種である。
 樹姿は半蔓性、枝の太さは中、色は緑、分枝性は粗である。葉身全体の形は広卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は全縁、葉身長及び葉身幅は中、表面の色は緑、斑の有無は無、葉柄の色は緑、刺の有無は有である。花房の大きさは中、粗密は密、花序の幅及び高さは中である。苞の数は中、全体の形は卵形、先端の形は突形、基部の形は心形、縁片の形は全縁、波打ちは有、反りはやや外反、長さ及び幅は中である。苞の色の発現は単色型、幼苞の色は淡黄緑(JHS カラーチャート3303)、開花期及び後期の苞の色は黄白(同3101)、苞の模様の有無は無、小花の長さ及び幅は中、色は白、花数は中、小花数は3、花の香りは無である。
 「ベラ ライトパープル」と比較して、開花期の苞の色が黄白であること等で、「カリフォルニア白色系統」と比較して、分枝性が粗であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、「ベラ ライトパープル」の変異個体を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10605号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   フィスコルダークレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フィスコル」に放射線を照射して育成されたものであり、樹高は低、苞は濃赤色の楕円形で、数が中の晩生種である。
 樹姿は直立性、樹高は低である。枝の太さは中、色は緑褐、分枝性及び節間長は中である。葉身全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鋭形、葉縁の切れ込みは浅、切れ込みの多少は少、葉身長は中、幅は狭、葉表面の色は濃緑、着色の多少は多、斑の有無は無、表面及び裏面の毛は無である。葉柄の太さ及び長さは中、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径は中、横径は大である。苞全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、縁の切れ込みは浅、ねじれは無、長さ及び幅は中、表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)、裏面の色は鮮赤(同0407)、斑の有無は無である。花柄の長さは中、色は淡緑、小花の長さ及び幅は中、柱頭の色は紅である。一花房の花数は中、花の香りは無、開花期は晩である。
 「V10エミー」と比較して、分枝性が粗であること、葉の着色が多いこと、苞表面の色が濃赤であること等で、「フィスコル」と比較して、分枝性が密であること、葉の着色が多いこと、苞表面の色が濃赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(ドイツ連邦共和国)において、放射線を照射した「フィスコル」の中から変異個体を選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10606号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   フィスコルファイア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フィスコル」に放射線を照射して育成されたものであり、樹高はかなり低、苞は赤色の卵形で、数がやや多の中生種である。
 樹姿は直立性、樹高はかなり低である。枝の太さは中、色は緑褐、分枝性は粗、節間長は短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鋭形、葉縁の切れ込みは浅、切れ込みの多少は少、葉身長及び幅は中、葉表面の色は濃緑、着色の多少は多、斑の有無は無、表面及び裏面の毛は無である。葉柄の太さ及び長さは中、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径はやや大である。苞全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、縁の切れ込みは浅、ねじれは無、長さ及び幅は中、表面及び裏面の色は赤(JHS カラーチャート0415)、斑の有無は無である。花柄の長さは中、色は淡緑、小花の長さ及び幅は中、柱頭の色は紅である。一花房の花数は中、花の香りは無、開花期は中である。
 「V10エミー」及び「フィスコル」と比較して、葉の着色が多いこと、苞表面の色が赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、放射線を照射した「フィスコル」の中から変異個体を選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10607号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   フィスソンゴールド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フィスソノサ」の枝変わりであり、樹高はかなり低、苞はピンク色の卵形で、数が少の中生種である。
 樹姿は直立性、樹高はかなり低である。枝の太さはやや細、色は黄緑、分枝性は中、節間長は短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鋭形、葉縁の切れ込みは深、切れ込みの多少及び葉身長は中、幅はやや広、葉表面の色は濃緑、着色の多少は多、斑の有無は有、タイプは中斑、色は黄、葉の表面及び裏面の毛は無である。葉柄の太さは中、長さはやや短、色は淡橙黄(JHS カラーチャート2202)の地色にピンク白(同0101)がぼかし状に入る。花形は一重咲、花房の縦径は中、横径は小である。苞全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、縁の切れ込みは深、ねじれは無、長さ及び幅は中、表面の色はピンク(同0411)、裏面の色は淡黄ピンク(同0702)、斑の有無は無である。花柄の長さは短、色は黄緑、小花の長さ及び幅は中、柱頭の色は紅である。一花房の花数は少、花の香りは無、開花期は中である。
 「V10ピンク」及び「フィスソノサ」と比較して、葉に斑が入ること、苞表面の色がピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(ポルトガル共和国)において、「フィスソノサ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10608号   平成14年9月4日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   フィスソンサーモン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フィスソン」に放射線を照射して育成されたものであり、樹高は低、苞は赤色の卵形で、数が中の中生種である。
 樹姿は直立性、樹高は低である。枝の太さはやや細、色は緑、分枝性は密、節間長は短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、葉縁の切れ込みは浅、切れ込みの多少は少、葉身長は短、幅は狭、葉表面の色は濃緑、着色の多少はやや多、斑の有無は無、表面及び裏面の毛は無である。葉柄の太さは細、長さはやや短、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は中である。苞全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、縁の切れ込みは浅、ねじれは無、長さ及び幅は中、表面及び裏面の色は赤(JHS カラーチャート0415)、斑の有無は無である。花柄の長さは短、色は緑、小花の長さ及び幅は中、柱頭及び花糸の色はピンクである。一花房の花数は少、花の香りは無、開花期は中である。
 「V10エミー」及び「フィスソン」と比較して、葉が小さいこと、苞表面の色が赤であること、柱頭及び花糸の色がピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、放射線を照射した「フィスソン」の中から枝変わりを選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10609号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   フィスソンダークレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フィスソン」に放射線を照射して育成されたものであり、樹高は低、苞は濃赤色の卵形で、数が中の中生種である。
 樹姿は直立性、樹高は低である。枝の太さは中、色は緑褐、分枝性は密、節間長は短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鋭形、葉縁の切れ込みは浅、切れ込みの多少は少、葉身長は長、幅は中、葉表面の色は濃緑、着色の多少は少、表面の毛は無、裏面の毛は有である。葉柄の太さは中、長さはやや長、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は中である。苞全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、縁の切れ込みは中、ねじれは無、長さ、幅及び数は中、表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)、裏面の色は鮮赤(同0407)である。花柄の長さは中、色は淡緑、小花の長さ及び幅は中、柱頭の色は紅である。一花房の花数は中、花の香りは無、開花期は中である。
 「フィスソン」及び「V10エミー」と比較して、葉縁の切れ込みが浅いこと、苞裏面の色が鮮赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、放射線を照射した「フィスソン」の中から変異株を選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10610号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   フィスソンピズ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フィスソン」に放射線を照射して育成されたものであり、樹高は低、苞は濃赤茶色の楕円形で、数が中の中生種である。
 樹姿は直立性、樹高は低である。枝の太さは中、色は緑、分枝性は密、節間長は短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、葉縁の切れ込みは深、切れ込みの多少は中、葉身長は長、幅は広、葉表面の色は濃緑、着色の多少は少、表面及び裏面の毛は有である。葉柄の太さは中、長さはやや長、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は中である。苞全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鋭形、縁の切れ込みは深、ねじれは無、長さ、幅及び数は中、表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0708)、裏面の色は明赤(同0406)である。花柄の長さは中、色は淡緑、小花の長さ及び幅は中、柱頭の色は紅である。一花房の花数は中、花の香りは無、開花期は中である。
「フィスソン」及び「V10エミー」と比較して、葉縁及び苞の縁の切れ込みが深いこと、苞表面の色が濃赤茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、放射線を照射した「フィスソン」の中から枝変わりを選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10611号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   フューチャー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピータースター」の変異株であり、樹高は中、苞は濃赤の地色に鮮赤色の覆輪斑が入る卵形で縁の波打ちが強い、数が中の中生種である。
 樹姿は直立性、樹高は中である。枝の太さはやや太、色は緑褐、分枝性はやや密、節間長は短である。葉身全体の形は卵形で葉縁に波打ちが有る、先端の形は鋭形、基部の形は鈍形、葉縁の切れ込みは浅、切れ込みの多少は少、ねじれは有、葉身長は長、幅は中、葉表面の色は緑、着色の多少は中、表面及び裏面の毛は有である。葉柄の太さは太、長さは中、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径はやや小である。苞全体の形は卵形で縁の波打ちが強い、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、縁の切れ込みはかなり浅、ねじれは有、長さはやや短、幅はやや狭、数は中、表面の色は中央部が濃赤(JHS カラーチャート0409)、周縁部が鮮赤(同0407)、斑の有無は無、裏面の色は中央部が浅黄緑(同3310)、周縁部が明赤(同0406)である。花柄の長さは中、色は淡緑、小花の長さ及び幅は中、柱頭の色は紅である。一花房の花数は中、花の香りは無、開花期は晩である。
 「ピータースター」及び「V10エミー」と比較して、葉及び苞にねじれが有ること、葉縁及び苞の縁に波打ちが有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に育成者(J.G.フランケン)の温室(オランダ王国)において、「ピータースター」の中から変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10612号   平成14年9月4日    
  
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   さるすべり   ディア パープル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「タスカローラ」の自然交雑実生の中から育成されたものであり、花は明赤味紫色で、庭園向きの品種である。
 樹姿は直立、樹形は楕円形、樹高は高である。樹幹のタイプは単幹、色は淡茶である。枝の太さは中、色は淡茶、分枝性及び節間長は中である。葉身全体の形は広披針形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鋭形、葉縁の形は全縁、葉身長はやや長、葉身幅はやや狭、厚さは中、成葉表面の色は濃緑、毛は無、葉柄の長さは短である。つぼみの形は梯形、着色は弱である。花房のタイプはU型、長さ及び幅は中、花のタイプは一重咲、大きさは中、単色・複色の別は単色、花弁の色は明赤味紫(JHS カラーチャート8905)、爪の色は鮮赤味紫(同8906)、形は円形、波打ち、全体の長さ、爪の長さ及び花弁数は中、花柱の色は紅、六強雄ずいの花糸の色は紫紅、花糸の色は淡紅、雄ずいの数及び小花柄の長さは中、花数は少、香りは有である。
 「マスコギー」及び「アパラッチ」と比較して、花弁の色が明赤味紫であること、花弁の爪の色が鮮赤味紫であること、花糸の色が淡紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に神奈川県農業総合研究所(平塚市)において、「タスカローラ」の自然交雑種子を播種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10613号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   すぎ    高岡緑(たかおかみどり)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者が購入したすぎの変異株から育成されたものであり、単幹状で樹冠形は円錐体、枝付き密度は密の鉢物及び観賞向きの品種である。
 樹形は単幹状、樹冠形は円錐体、幹の通直性は直、完満性は完満、真円性は正円である。樹皮の色は浅赤茶(JHS カラーチャート1015)、厚さは中である。枝の太さは太、長さはやや長、枝角は中、枝付き密度は密、自然落枝性は難、萌芽性は易である。葉身の長さは長、針葉着生密度はかなり密、夏葉の色は暗黄緑(同3508)、葉の曲りは接触、着生角度は中である。さし木の発根性は易である。
 「立山杉」及び「三尾杉」と比較して、枝が太いこと、枝付き密度及び針葉着生密度が密であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和55年に育成者の庭(富山県高岡市)において、育成者が購入した盆栽のすぎの中から変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「高岡杉」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10614号   平成14年9月4日    
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   クロッサンドラ インフンディブリフォルミス   トリンコマリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「トロピックフレーム」の変異個体であり、草丈が低で、花は鮮橙色の鉢物向きの品種である。
 草姿は立ち型、草丈は低である。茎の太さはやや細、色は緑である。葉の形は長楕円形、波打ちは無または極弱、長さはやや短、幅はやや狭、表面の色は濃緑、光沢は強である。花房径、花数及び花茎の太さは中、長さはかなり短、色は緑である。花冠上部の形は凸形、中央裂片の形は楕円形、波打ち、長さ及び幅は中、花冠表面の色は鮮橙(JHS カラーチャート1605)、裏面の色は明橙(同1604)、花筒部内面の色は明橙黄(同2204)、外面の色は明黄橙(同1905)である。ほう葉の形は長卵形、色は緑、縁の状態は毛縁である。開花期はやや早である。 
 「トロピックフレーム」と比較して、花冠表面の色が鮮橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年12月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(宮崎県東諸県郡綾町)において、栽培中の「トロピックフレーム」の中に変異個体を発見し、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10615号   平成14年9月4日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   エリンギ   ホクトPLE−2号(ホクトPLE−2ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統(外国産)どうしを交配して選抜したものに紫外線を照射して育成されたもので、菌さんが平形、やや小葉、中肉の施設栽培向きの品種である。
 菌糸密度は密、菌叢表面の色は白色、菌糸生長最適温度はやや低である。菌さんの形は平形、紋様は筋状、表面の突起は無、大きさはやや小、中心部の色は灰黄色、厚さは中、肉質は硬である。子実層たくの菌柄への付き方は中、幅は狭、色は淡灰黄色である。菌柄の形は下太、長さはかなり長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率はやや小、太さは極太、色は黄白色、肉質は硬である。子実体の発生型は単生、有効茎数はかなり少、発生最盛期までの期間及び菌かき後発生までの期間は中、生育最適温度はやや低、収量性は多、耐病性は強である。
 「MH006096」及び「MH006074」と比較して、菌さんが平形であること、菌柄が太いこと等で区別性が認められる。
 なお、「MH006096」及び「MH006074」との対峙培養において明確な嫌触反応を有する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の施設(長野県長野市)において、出願者所有の育成系統(外国産)どうしを交配し、選抜したものに紫外線を照射して得られた変異株の中から選抜、以後、栽培試験及び特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。