第158回品種登録
 
 種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき、下記105品種を(第158回)をしましたので、お知らせします。
 
                                        
 品種登録の番号 農林水産植物の
種類
  登録品種の名称
 
品種登録を受ける者の氏名又は名称
10364 稲       こいむすび 宮城県
10365 大麦       ほうしゅん 福岡県
10366 かんしょ     種子島金星 平野学
10367 いんげんまめ   福うずら 北海道
10368 べにばないんげん 常陸大黒 茨城県
10369 いちご サワベリー 沢田広範
10370 いちご     けいきわせ 静岡県
10371 いちご   紅ほっぺ 静岡県
10372
 
いちご
 
マラー
 
イスラエル国立農業研究所ボルカニセンター
10373 いちご      サンチーゴ 三重県
10374 かぼちゃ 味太郎 協和種苗株式会社
10375 とうがらし CH−19甘 森永製菓株式会社
10376
 
アスパラガス
 
センチュリー ネオ
 
株式会社大塚産業、原田泰
10377 レタス      シグマ 株式会社サカタのタネ
10378 レタス      フュージョン 株式会社サカタのタネ
10379
 
きんかん
 
ぷちまる
 
独立行政法人農業技術研究機構
10380 ぶどう サンセミヨン 山梨県
10381 すもも     ブルータン ニッポン緑産株式会社
10382
 
もも      
 
なつおとめ
 
独立行政法人農業技術研究機構
10383
 
ペレニアルライグラス ポコロ
 
北海道
 
10384 きんぎょそう サンキスピンク 株式会社ミヨシ
10385 きんぎょそう   サンキスアプリコット 株式会社ミヨシ
10386 きんぎょそう サンキスオレンジェ 株式会社ミヨシ
10387 きんぎょそう   サンキスレッド 株式会社ミヨシ
10388
 
トルコぎきょう
 
アリエス ミスティピンク 横浜植木株式会社
 
10389 すべりひゆ フレアラグ 株式会社日園
10390 トレニア サンレニブホ サントリー株式会社
10391 トレニア サンレニホ      サントリー株式会社
10392 むぎわらぎく  ボンボンバニラ 株式会社ミヨシ
10393 むぎわらぎく  サンイエローボンボン 株式会社ミヨシ
10394 ガーベラ パトリシア 株式会社サカタのタネ
10395 ガーベラ     オリビア 株式会社サカタのタネ
10396
 
カンパニュラ 
 
ハーレ1
 
ファン ハーレン イレナエウス アントニウス マリア
10397 きく セイパレット 有限会社精興園
10398 きく セイパピオン 有限会社精興園
10399 きく セイダンディ 有限会社精興園
10400 きく セイロアンヌ 有限会社精興園
10401 きく セイダダ 有限会社精興園
10402 きく セイスピード 有限会社精興園
10403 きく セイルイーゼ  有限会社精興園
10404 きく セイウイリアム 有限会社精興園
10405 きく       セイダニエル 有限会社精興園
10406 きく       セイピピヨ 有限会社精興園
10407 きく    セイミキ      有限会社精興園
10408 きく    駒かざぐるま     有限会社精興園
10409 きく      群かざぐるま  有限会社精興園
10410 きく    若かざぐるま     有限会社精興園
10411 きく   イエローセイスノー 有限会社精興園
10412 きく   精の笛 有限会社精興園
10413 きく       精の酒 有限会社精興園
10414 きく       精興雪国 有限会社精興園
10415 きく       晴かざぐるま   有限会社精興園
10416 きく       姉かざぐるま   有限会社精興園
10417 きく       織かざぐるま  有限会社精興園
10418 きく       結かざぐるま   有限会社精興園
10419
 
ベゴニア  
 
ナナ
 
株式会社エッチ・アイ・ジェイ
10420
 
ベゴニア   
 
フィルア 
 
株式会社エッチ・アイ・ジェイ
10421 ベゴニア     ドルテ 有限会社フジ フローラ
10422 ベゴニア     アマリア 有限会社フジ フローラ
10423
 
りんどう    
 
ハッピーハイジ
 
有限会社スカイブルーセト
10424 りんどう     ラブリーアシロ 安代町
10425
 
りんどう    
 
初冠雪グリーン
 
有限会社スカイブルーセト
10426 りんどう     パステル蓼科 上原亮一
10427 りんどう     ティアーズブルー 樋口規夫
10428 アロカーシア   アマゾネス 大庭孝之
10429
 
オステオスペルマム  スプリングゴールドZB 株式会社ミヨシ
 
10430 スカビオサ    ナタリー 株式会社ミヨシ
10431
 
アマリリス
 
コモス ダブル リボン 株式会社小森谷ナーセリー
10432
 
アマリリス   
 
ダブルドラマチックホワイト 株式会社小森谷ナーセリー
10433
 
チューリップ  
 
レッド インプレッション ワールドフラワー社
 
10434 ゆり  にじ華 富山県
10435
 
ゆり      
 
レッド ブライアン
 
北海三共株式会社、三共株式会社
10436
 
ゆり      
 
クラーク
 
北海三共株式会社、三共株式会社
10437
 
ゆり      
 
ドルチェ
 
北海三共株式会社、三共株式会社
10438 デンドロビウム エリザベス 株式会社キャラック
10439
 
ミルトニア
 
ゴールデンマジシャンポッソ 大川義一
 
10440 あじさい ピンクキャンディー 塩原茂夫
10441 あじさい     サンルージュ 塩原茂夫
10442 あじさい     メレンゲ 園木正広
10443 あじさい     ピノノ 園木正広
10444 ばら スクオセルダン ピート スクルールス ホールディング社
10445 ばら スクウーダ ピート スクルールス ホールディング社
10446 ばら    スクレレッザ ピート スクルールス ホールディング社
10447 ばら       スクイポウ ピート スクルールス ホールディング社
10448 ばら       スクイナッカ ピート スクルールス ホールディング社
10449 ばら       スクレタルプ ピート スクルールス ホールディング社
10450 ばら       スクロセラス ピート スクルールス ホールディング社
10451 ばら       スクレモラン ピート スクルールス ホールディング社
10452 ばら       スクレブランク ピート スクルールス ホールディング社
10453 ばら       スクアントク ピート スクルールス ホールディング社
10454 ばら       スクレファラ ピート スクルールス ホールディング社
10455 ばら       スクレンドン ピート スクルールス ホールディング社
10456 ばら       スクアディース ピート スクルールス ホールディング社
10457 ばら       スクアティケ ピート スクルールス ホールディング社
10458 ばら  スクエーサー ピート スクルールス ホールディング社
10459
 
ばら      
 
プレトマ
 
プレゴ ロイヤルティー社
10460
 
ばら     
 
プレドヌス
 
プレゴ ロイヤルティー社
10461
 
ばら     
 
セルクリーム
 
テラ ニグラ ホールディング社
10462
 
ばら      
 
セルプロトン
 
テラ ニグラ ホールディング社
10463
 
ばら      
 
セルルセニウム
 
テラ ニグラ ホールディング社
10464 ばら       プレデメラ フローレンス クリエーション有限会社
10465
 
ばら      
 
プレヴェマイン 
 
プレゴ ロイヤルティー社
10466 ひのき 天王1号 大竹哲也
10467 エウリオプス ペクティナツス ティアラミキ 福田正美
10468 こまくさ 黎明一号 山口雄平
          




























































































































 
 
 
 
 
 
           【品 種 登 録 の 概 要】
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10364号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   こいむすび
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「中部73号」に「東北143号(後の「ひとめぼれ」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(宮城県古川市)における成熟期は晩生の早、障害型耐冷性が極強、いもち病ほ場抵抗性が強の水稲、粳種である。
 草型は中間型、稈長はやや長、細太はやや太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度はやや立である。穂長及び穂数は中、粒着密度はやや疎、穂型は紡垂状、頴毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は中である。玄米の形及び大小は中、玄米の見かけの品質は上の中、光沢は良、心白の多少は極少、大小は極小である。出穂期及び成熟期は晩生の早、障害型耐冷性は極強、穂発芽性は難、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−i、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は強、白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。アミロース含量は中、蛋白質含量はやや低である。
 「ひとめぼれ」と比較して、耐倒伏性が強いこと、いもち病ほ場抵抗性が強いこと等で、「ゆめむすび」と比較して、障害型耐冷性が強いこと、穂発芽性が難であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に宮城県古川農業試験場(古川市)において、「中部73号」に「東北143号(後の「ひとめぼれ」)」を交配し、平成3年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、5年より生産力検定試験、6年より特性検定試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10365号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大麦   ほうしゅん
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「吉系19」と「関東二条25号」の雑種第1代にHordeum bulbosumを交配し、半数体育種法により育成された固定品種であり、育成地(福岡県筑紫野市)における成熟期は早、しま萎縮病抵抗性及びうどんこ病抵抗性が極強、粳性の醸造用原料向きの品種である。 
 叢性は直立、株の開閉はやや閉、稈長は中、細太はやや細、剛柔及び葉色は中、穂型は矢羽根型、穂長は中、粒着の粗密はやや密、抽出度は中、条性は二条、芒の有無と多少は多、芒長は中、芒の粗滑はやや粗、ふの色は淡黄である。粒の形は中、大小はやや大、底刺毛茸の長短及び鱗皮の毛の長短は長、千粒重はやや大、リットル重は中、原麦粒の見かけの品質は中の上である。播性の程度はT、出穂期及び成熟期は早、粳・糯の別は粳、皮裸性は皮、穂発芽性はやや難、脱粒性は中、耐倒伏性及び耐湿性はやや強である。整粒歩合は多、浸麦時間は短、麦芽エキス及びエキス収量は多、ジアスターゼ力は大、しま萎縮病抵抗性は極強、赤かび病抵抗性はやや強、うどんこ病抵抗性は極強である。
 「あまぎ二条」と比較して底刺毛茸が長いこと、しま萎縮病抵抗性が強いこと等で、「アサカゴールド」と比較して、うどんこ病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に福岡県農業総合試験場(筑紫野市)において、「吉系19」と「関東二条25号」の雑種第1代にH. bulbosumを交配して半数体個体を作出し、半数体育種法により育成された品種であり、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10366号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かんしょ   種子島金星(たねがしまきんぼし)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「種子島在来」の変異個体であり、草型は匍匐型で、葉は心臓形、いもの皮色は黄、肉色が淡橙の青果及び加工向きの品種である。
 草型は匍匐型、草勢は強、巻つる性は無、草高は中、茎色は微、節色は無、太さは太、長さはやや短、分枝数はやや少、節間長は中、茎の毛茸は少、頂葉色の最優性色は褐、副次的色は無、葉色は暗緑、葉形は心臓形、大小はかなり大、葉脈色及び蜜線色は無、藷梗の長さ及び強さは中、いもの形状は短紡錘形、大小は中、皮色の基本色及び補助色は黄、濃淡は淡、分布は均一、肉色は淡橙、条溝は少、皮脈は微、外観は中、萌芽伸長の遅速は中、萌芽の多少はやや少、アール当たり上いも重はかなり多、カロチンの多少は微である。
 「農林2号」と比較して、頂葉の最優先色は褐であること、葉形が心臓形であること等で、「種子島在来」と比較して、いもの皮の基本色が黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の農場(鹿児島県西之表市)において、「種子島在来」の中から変異個体を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「種子島黄金」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10367号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いんげんまめ   福うずら(ふくうずら)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して、育成された固定品種であり、育成地(北海道河西郡芽室町)における成熟期はやや早、有限わい性で種皮は濃赤紫の普通斑・うずら斑が入り、子実がやや大きい食品用の品種である。
 伸育性と草型は有限わい性、胚軸の色は赤紫、主茎節数は少、花色は赤紫である。若莢の地色は緑、斑紋の色は赤紫、斑紋の種類は条斑・多、長さは中、幅は広、一莢内粒数は少である。子実の形は楕円体、種皮の地色は褐、斑紋の色は濃赤紫、斑紋の種類は普通斑・うずら斑、種皮の環色は黄褐、粒の大小はやや大である。開花期は早、成熟期はやや早、耐倒伏性は中、炭そ病抵抗性レース7は無、同レース38及び同レース81は有、黄化病抵抗性はやや弱である。
 「福粒中長」と比較して、伸育性と草型が有限わい性であること等で、「大正金時」と比較して、種皮の斑紋が普通斑・うずら斑であること、種皮の環色が黄褐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に北海道立十勝農業試験場(河西郡芽室町)において、出願者所有の育成系統「十系D5号」に同育成系統「十系B158号」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら7年から生産力検定試験、特性検定試験を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10368号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   べにばないんげん   常陸大黒(ひたちおおぐろ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、在来種(花豆白在来)と在来斑紋種の自然交雑種であり、育成地(茨城県水戸市)における成熟期は中、無限つる性で種皮が黒色、子実がやや大きい煮豆向きの品種である。
 伸育性と草型は無限つる性、胚軸の色は赤紫、葉色は濃緑、花色は赤である。若莢の地色は緑、斑紋の色及び斑紋の種類はなし、長さはやや長、幅はかなり広、くちばしの形は軽く曲がる、一莢内粒数は極少である。子実の形は楕円体、種皮の地色は黒、斑紋の種類及び環色はなし、粒の大小はやや大である。開花期及び成熟期は中、子実収量は多である。
 「紫花豆」と比較して、種皮の地色が黒であること、種皮の斑紋がないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に茨城県農業総合センター農業研究所(水戸市)において、水戸市にて収集した在来種(花豆白在来)と在来斑紋種との自然交雑実生中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「常陸黒」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10369号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いちご   サワベリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ひみこ」に「女峰」を交配して育成されたものであり、草姿は立性で草勢は強く、果実は長円錘形で大きく促成栽培に向く品種である。
 草姿は立性、草勢は強、草丈は高、分げつの多少は少、ランナー数は中である。葉色は緑、葉の形状は平面、小葉の大きさはやや大、葉数はやや少、葉柄の太さは太である。果皮の色は鮮赤、果形は長円錘、果実の大きさは大、果肉色は鮮紅、果心の色は白、果実の光沢は良、空洞は大である。花の大きさはやや大、花弁の色は白、花房当たりの花数はかなり多、花柄の太さは太、花柄長はかなり長である。果実の硬さ及び無種子帯は中、そう果の落ち込みは表皮並、そう果数及び果実の香りは中である。季性は一季成、開花始期及び成熟期はやや晩、開花位置は葉より上、可溶性固形分含量はやや高、酸度は低、炭そ病抵抗性はやや強である。
 「女峰」と比較して、果形が長円錐であること、果実の空洞が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(三重県鈴鹿市)において、「ひみこ」に「女峰」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10370号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いちご   けいきわせ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アスカウェイブ」に「章姫」を交配して育成されたものであり、草姿は立性で草丈はやや高く、果実は長円錘形で大きく、可溶性固形物含量が高い促成栽培に向く品種である。
 草姿は立性、草勢は強、草丈はやや高、分げつの多少は少、ランナー数は多である。葉色は濃緑、葉の形状は平面、小葉の大きさは大、葉数は中、葉柄の太さはやや太である。果皮の色は鮮紅、果形は長円錘、果実の大きさは大、果肉色は淡紅、果心の色は紅赤、果実の光沢は良である。花の大きさはやや大、花弁の色は白、花房当たりの花数は中、花柄の太さはやや太、花柄長はやや短である。果実の硬さはやや硬、無種子帯はほとんど無し、そう果の落ち込みは落ち込み小、そう果数及び果実の香りは中である。季性は一季成、開花始期は早、成熟期はやや早、開花位置は葉より下、可溶性固形物含量は高、酸度は低、日持ちはやや長である。
 「章姫」と比較して、果心の色が紅赤であること、花柄長が短いこと等で、「アスカウェイブ」と比較して、小葉が大きいこと、果形が長円錐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に静岡県農業試験場(磐田郡豊田町)において、「アスカウェイブ」に「章姫」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10371号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いちご   紅ほっぺ(べにほっぺ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「章姫」に「さちのか」を交配して育成されたものであり、草姿は立性で草丈は高く、果実は長円錘形でかなり大きく、可溶性固形物含量が高い促成栽培に向く品種である。
 草姿は立性、草勢は強、草丈は高、分げつの多少はやや多、ランナー数は多である。葉色は濃緑、葉の形状は平面、小葉の大きさは大、葉数は中、葉柄の太さは太である。果皮の色は鮮赤、果形は長円錘、果実の大きさは大、果肉色は鮮紅、果心の色は淡赤、果実の光沢は良である。花の大きさはやや大、花弁の色は白、花房当たりの花数は少、花柄の太さはやや太、花柄長はかなり長である。果実の硬さはやや硬、無種子帯はかなり少、そう果の落ち込みは落ち込み中、そう果数及び果実の香りは中である。季性は一季成、開花始期及び成熟期は中、開花位置は葉より下、可溶性固形物含量は高、酸度は中、日持ちはやや長である。
 「章姫」と比較して、果心の色が淡赤であること、花房当たりの花数が少ないこと等で、「さちのか」と比較して、小葉が大きいこと、果実が大きいこと、花柄長が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に静岡県農業試験場(磐田郡豊田町)において、「章姫」に「さちのか」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10372号   平成14年7月10日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いちご   マラー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「DORIT」に「CHANDLER」を交配して育成されたものであり、果実は長円錘で極大であり、促成栽培に向く品種である。
 草姿は中間、草勢はやや強、草丈は中、分げつの多少は少、ランナー数は中である。葉色は濃緑、葉の形状は平面、小葉の大きさ及び葉数は中、葉柄の太さは太である。果皮の色は鮮赤、果形は長円錘、果実の大きさは極大、果肉色は鮮紅、果心の色は淡赤、果実の光沢は良、空洞は大である。花の大きさは中、花弁の色は白、花房当たりの花数は少、花柄の太さは太、花柄長はかなり長である。果実の硬さは極硬、無種子帯は少、そう果の落ち込みは落ち込み中、そう果数及び果実の香りは中である。季性は一季成、開花始期及び成熟期はやや晩、開花位置は葉と同水準、可溶性固形分含量は中、酸度はかなり低、炭そ病抵抗性は中である。
 「女峰」と比較して、果形が長円錐であること、果実が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に出願者の農場(イスラエル国)において、「DORIT」に「CHANDLER」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン エンジェル」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10373号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いちご   サンチーゴ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「アイベリー」×「宝交早生」)の選抜系統に「とよのか」の自殖選抜系統を交配して育成されたものであり、果実は円錘で大きく、炭そ病抵抗性が強い促成栽培に向く品種である。
 草姿は立性、草勢は強、草丈は高、分げつの多少は多、ランナー数はやや多である。葉色は緑、葉の形状は下に湾曲、小葉の大きさは大、葉数は中、葉柄の太さは太である。果皮の色は明赤、果形は円錘、果実の大きさは大、果肉色は淡紅、果心の色は白、果実の光沢は良である。花の大きさは中、花弁の色は白、花房当たりの花数は中、花柄の太さは太、花柄長は長である。果実の硬さは硬、無種子帯は少、そう果の落ち込みはやや落ち込み少、そう果数及び果実の香りは中である。季性は一季成、開花始期は中、成熟期はやや晩、開花位置は葉と同水準、可溶性固形分含量は高、酸度は中、炭そ病抵抗性は強である。
 「女峰」及び「とちおとめ」と比較して、葉が下に湾曲すること、果心の色が白いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に三重県科学技術振興センター農業技術センター(一志郡嬉野町)において、(「アイベリー」×「宝交早生」)の選抜系統に「とよのか」の自殖選抜系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、
 11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10374号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かぼちゃ   味太郎(あじたろう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「みやこ」の選抜系統を母系とし、(「みやこ」×「くりじまん」)の選抜系統を父系とする交雑品種であり、側枝の発生が極少で、出荷時の果面は黒緑の地色に緑条の模様があり、果肉は淡黄色で粉質の品種である。
 種子の大きさはやや大、種皮の色は淡黄褐、子葉の大きさ、胚軸の長さ及び太さは中、空洞の大きさは極小である。草姿はつる性、草勢はやや弱、側枝の多少は極少、葉の欠刻は浅、大きさは中、節成性は高である。は種−収穫までの日数は中、果実の形は扁円、先端及び基部の形は平、大きさは中、果面の状態は痘、地色(出荷期)は黒緑、模様(出荷期)は緑条、果肉の色は淡黄、質は粉である。
 「みやこ」と比較して、側枝が少ないこと、果面の模様が緑条であること等で、「味平」と比較して、側枝が少ないこと、果実が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、「みやこ」の選抜系統を母系とし、(「みやこ」×「くりじまん」)の選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成7年に育成者の農場(京都府天田郡夜久野町)において交配組合せ検定試験を実施し、8年から特性の調査を行い、10年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「協和交配 したつづみ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10375号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   とうがらし   CH−19甘(CH−19あま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、タイ王国から導入した品種名不詳の在来種の中から選抜、育成されたものであり、草丈は極大、果実は節成りで小形円錘形、大きさが極小の品種である。
 草丈は極高、分枝開張度及び分枝性は中、第1分枝の節位は極高、角度はやや狭、節間長は長、枝の強度は中、腋芽の発生は強である。葉色は緑、葉の大きさはやや大、葉柄の長さはやや長、葉面の平滑度は平滑である。未熟果の果色は緑、成熟果の果色は赤、果の着生は節成り、着果の向きは上向き、果形は小形円錘形、果肉の厚さは極薄、果の大きさは極小、長さは長、太さは極細、果頂部の形は尖、果面のシワは少、心室数は2、果のアントシアニンは少、光沢は中、果面の条溝の深さは無、果柄の強さは中、帯離れは易、果皮の硬さは硬、果の辛味の発現は条件により辛、着果数は多である。早晩性は極晩、TMV抵抗性は中である。
 タイ王国の在来種(導入番号「CH−19」)と比較して、果の着果が上向きであること、果皮が硬いこと等で、「伏見甘長とうがらし」と比較して、草丈が高いこと、果の着果が上向きであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和54年にタイ王国の品種名不詳の在来種(導入番号「CH−19」)の種子を導入、56年に京都大学農学部の農場(京都市)において栽培した実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10376号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アスパラガス   センチュリー ネオ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ナナス」の実生から育成されたものであり、草型が半蔓性の切葉及び鉢物向きの品種である。
 茎の形は下位側1型、草型は半蔓性、分枝性は多、徒長枝の有無は有である。主茎の太さは細、長さはやや長、節数は多、茎の硬さは中である。1次枝の位置は短、数は中、長さは長、2次枝数は多、長さは短、3次枝数は多、長さは短、4次枝の有無は有、側枝の方向は水平、茎の色は淡緑である。ぎ葉の形は線型、横断面の形は丸型、長さは短、幅は狭、色は濃緑、光沢は少、1次枝のぎ葉数は無、2次枝、3次枝及び4次枝のぎ葉数は少、硬さは軟である。花の多少は無、休眠性の有無は常緑である。
 「ナナス」と比較して、茎の形が下位側1型であること、主茎の節数、1次枝及び2次枝が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者のほ場(長野県茅野市)において、「ナナス」の実生の中から変異個体を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「テラ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10377号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   レタス   シグマ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の「オータムゴールド」の選抜系統に「グレートレークス54×サリナス」の後代を交配して育成されたものであり、葉は緑色の広円形、球形はやや腰高でクリスプタイプの品種である。
 タイプの区分はクリスプ、種子の色は黒、子葉の形は細長、草姿は中である。葉の形は広円、色は緑、葉面の着色は無、光沢は多、ちぢみは少、葉縁の切れこみは中、波うちはやや多、葉長はやや長、葉径はやや広、葉質は脆弱である。結球性は結球、球形はやや腰高、球葉のかぶりは深、球のしまりは緊、苦味は少、早晩生及び抽台性は中、高温期栽培適応性は低、低温期栽培適応性は高である。
 「アスレ」及び「サリナス88」と比較して、葉縁の切れこみが深いこと、葉縁の波うちが多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の農場(静岡県掛川市)において、出願者所有の「オータムゴールド」の選抜系統に「グレートレークス54×サリナス」の後代を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ケイワン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10378号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   レタス   フュージョン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「野生種(Lactuca saligna)×サリナス」の後代に「サリナス×イサカ」の後代を交配して育成されたものであり、葉は濃緑色の扇形、球形はかなり長球で半結球性の品種である。
 種子の色は黒、子葉の形は中間、草姿は立である。葉の形は扇、色は濃緑、葉面の着色は無、光沢は多、ちぢみはやや多、葉縁の切れこみは浅、波うちはやや多、葉長はやや長、葉径は中、葉質は脆弱である。結球性は半結球、球形はかなり長球、球葉のかぶりは浅、球のしまりはやや軟、苦味は少、早晩生及び抽台性は中、高温期栽培適応性は中、低温期栽培適応性は低である。
 「パリス・アイランド・コス」と比較して、葉の形が扇であること、葉面のちぢみが多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者の農場(長野県南安曇郡三郷村)において、「野生種(L. saligna)×サリナス」の後代に「サリナス×イサカ」の後代を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10379号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きんかん   ぷちまる
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「長実キンカン」に「4倍体ニンポウキンカン」を交配して育成されたものであり、果形が長球で、果重がやや軽、果皮色が濃橙、育成地(静岡県清水市)では1月上中旬に成熟する早生種の3倍体品種である。
 樹姿は中間、樹の大きさはやや小、樹勢は中である。枝梢の太さは太、節間長は短、とげの多少は中である。葉身の形は紡錘形、波状の程度は弱、葉身の大きさは極小、葉身長は短、葉身幅は極狭、網脈の鮮明度は不明である。翼葉の形は無、葉柄の長さは短、太さは細である。花序の形成は単生、花(花蕾)の重さは極軽、花弁の形は紡錘形、長さは短、幅は中、色は白、数は5枚、花糸の分離の程度は合一、花粉の多少はやや多である。果実の形は長球、果形指数はかなり小、果頂部の形は円、放射条溝及び凹環の有無は無、果梗部の形は切平面、放射条溝の多少は無である。果心の充実度は密、大きさは中、果実の重さはやや軽、果皮の色は濃橙、油胞の大きさはやや大、密度は疎、凹凸は平、果面の粗滑は滑、果皮の厚さは中、果皮歩合は極大、剥皮の難易は中である。じょうのう膜の硬さは中、さじょうの形は短、大きさは極小、色は橙である。果汁の多少はやや少、甘味は高、酸味及び香気の多少は中、種子数は無、胚の数は単胚である。発芽期及び開花期は極晩、成熟期は早で育成地においては1月上中旬である。隔年結果性は低、浮き皮果及び裂果の発生は無、貯蔵性は短である。
 「長実キンカン」と比較して、枝梢のとげが多いこと、種子数が無であること等で、「ニンポウキンカン」と比較して、種子数が無であること、単胚であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に農林水産省果樹試験場興津支場(現独立行政法人農業技術研究機構果樹研究所カンキツ研究部(静岡県県清水市))において、「長実キンカン」に「4倍体ニンポウキンカン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10380号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶどう   サンセミヨン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「笛吹」に「グロー・セミヨン」を交配して育成されたもので、果皮の色が黄緑、果粒が短楕円で中粒、育成地(山梨県山梨市)では8月下旬に成熟する中生の醸造用品種である。
 樹の拡がりは大、樹勢は中、熟梢の太さは太、色は黄褐、節間横断面の形は楕円、表面の形状は細溝あり、幼梢先端の色は薄赤、巻きひげの着生は2である。花穂の着生数は中、花性は両性、花粉の多少は中である。成葉葉身の形は五角形、裂片数は5片、葉身横断面の形は波打ち、葉縁鋸歯の形は両側直線、葉柄裂刻の一般的な形は開く、成葉上裂刻の一般的な形は重なる、成葉の大きさは中、上面の色は暗緑、葉柄の色は淡紅、成葉の下面葉脈間の綿毛及び下面主脈上の綿毛の密度は粗、葉柄の綿毛の密度は無〜極粗、中肋に対する葉柄の長さの比及び葉柄の太さは中である。穂梗の太さは中、長さは長、色は淡緑である。果房の形は有岐円錐、大きさは大、長さ及び着粒の密度は中、果梗の太さは細、長さは長、色は黄緑、果粒の形は短楕円、大きさは中、果皮の色は黄緑又は黄白、果粉の多少、果皮の厚さ及び果皮と果肉の分離性は中、果肉の色は不着色、肉質は中間、甘味は高、酸味は中、渋味は無〜極少、香気は無、果汁の多少は多、種子の数は少、形は長、大きさは中である。発芽期は早、開花期及び成熟期は中で育成地においては8月下旬である。花振いの多少は中、無核果粒の混入及び裂果の多少は無〜極少、果梗の強さ及び果梗と果粒の分離は中である。
 「甲斐ブラン」と比較して、葉身横断面の形が波打ちであること、果房の形が有岐円錐であること、果房が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和52年に山梨県果樹試験場(山梨市)において、「笛吹」に「グロー・セミヨン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン・セミヨン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10381号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   すもも   ブルータン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シュガー」に「セネカ」、「イロクオイ」、「エドワーズ」、「キーカスブルー」他の混合花粉を交配して育成されたものであり、果形が短楕円、果実の大きさが中、果皮色が青紫、果肉色が橙黄の育成地(長野県松本市)では8月中下旬に成熟する晩生種である。
 樹姿は直立、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、色は紅褐、花芽の先端の形は鋭である。成葉葉身の形は楕円、大きさは中、色は濃緑、葉柄の色は淡紅、蜜腺の形は球腎である。花形は一重、花の大きさは中、花弁の形は短楕円、大きさは中、色は白、がく筒の形は鐘、がくの色は緑、花柄の長さは中である。果実の外観は短楕円、果頂部の形はやや平、空洞はかなり小、梗あの深さは浅、広さは狭、赤道部の縫合線の深さ及び梗あ部の縫合線の深さは浅、果実の大きさは中、果皮の地色は青紫、着色は黒紫、濃さは濃、形は全面、果粉の多少は多である。果肉の色は橙黄、変色は中、果肉の硬さは軟、繊維の多少は多、粗密は中、果汁の多少及び甘味は多、酸味は中、渋味及び苦味は無、香気は少である。核の形は長楕円、大きさは中、核と果肉の粘離は離、色は褐、紋様は網状である。開花期は晩、成熟期は晩で育成地(長野県松本市)においては8月中下旬である。果実の着色の難易は易、生理落果の多少は中、裂果はやや少である。
 「シュガー」及び「トレジディ」と比較して、果皮の着色が黒紫であること、核と果肉の粘離が離であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の樹園地(長野県松本市)において、「シュガー」に「セネカ」、「イロクオイ」、「エドワーズ」、「キーカスブルー」他の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ブライトン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10382号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   もも   なつおとめ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「あかつき」に「よしひめ」を交配して育成されたものであり、果形が扁円、果実の大きさが大、果皮の地色及び果肉の色が白、育成地(茨城県つくば市)では8月上旬に成熟する早生種である。
 樹姿はやや直立、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は赤褐である。葉身の形は中、葉縁の波打ちは少、葉の大きさは中、葉身の色は緑、光沢は中、蜜腺の形は腎、花形は普通咲、花の大きさは大、花弁の数は単弁、形は楕円、波打ちは有、大きさは中、色は濃桃、不完全花の多少は無、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は黄緑、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹はやや浅、梗あの深さは深、広さは中、赤道部の縫合線は浅、果頂部の縫合線は中、果実の大きさは大、果皮の地色は白、果皮の着色はやや多、濃さは中、形は条、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は白、果肉内の着色は少、核周囲の着色は微、果肉の粗密は密、果肉繊維の多少は少、果皮の剥皮性は難、肉質は溶質、果汁の多少は多、甘味はやや多、酸味は微、渋味及び苦味は無、香気は多である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は短楕円、大きさは中、色は褐、核面の粗滑は中である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は111〜120日で育成地においては8月上旬である。果実の着色の難易は易、生理落果の多少はかなり少、核割れの多少及び裂果は無である。
 「あかつき」及び「よしひめ」と比較して、花弁の色が濃桃であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和59年に農林水産省果樹試験場(現独立行政法人農業技術研究機構果樹研究所(茨城県つくば市))において、「あかつき」に「よしひめ」を交配して得られた実生苗を養生し、平成2年、その中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10383号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペレニアルライグラス   ポコロ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を育種母材とした選抜個体から合成された固定品種であり、稈長が中、春の草勢がかなり良、冠さび病抵抗性及び紅色雪腐病抵抗性がかなり強い放牧草地及び採草向きの品種である。
 出穂期の草型は中間、稈長は中、太さはやや太である。葉長はやや長、幅は広、葉色は濃緑である。穂長は長、1000粒重はやや軽、出穂期はやや晩生、春の草勢はかなり良、秋の草勢及び越夏性は中、冠さび病抵抗性及び紅色雪腐病抵抗性はかなり強である。 
 「フレンド」及び「ファントム」と比較して、春の草勢が良いこと、紅色雪腐病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日    平成12年2月22日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に北海道立天北農業試験場(枝幸郡浜頓別町)において、出願者所有の育成系統40個体を育種母材として多交配を行い、62年〜63年にかけてその後代から優良母系5個体を選抜、平成4年にこの5個体を素材として合成された固定品種である。7年から各種特性試験及び地域適応性試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10384号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きんぎょそう   サンキスピンク
                                       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を自殖し、選抜して育成されたものであり、花は上唇弁上部、中央部及び下唇弁先端部が紫ピンク色、下唇弁中央部が淡黄ピンク色、底部が淡黄ピンク色及び鮮緑黄色の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はX型、草丈は極低である。茎の太さはかなり細、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)、毛の多少は少、分枝性は多、節間長はやや短である。葉形はU型、葉長はやや短、葉幅は中、葉の緑色の程度は中、アントシアニンの有無及び斑入りの有無は無、葉柄の長さは長、葉の着生角度は水平である。花穂の形は中、花穂長は短、花間長は長、花形は普通型、花の縦径はやや長、横径はやや短、花冠筒部の幅は狭である。上唇弁上部、中央部の色は紫ピンク(同9703)、底部の色は淡紫ピンク(同9702)、下唇弁先端部の色は紫ピンク(同9703)、中央部の色は淡黄ピンク(同1301)、底部の色は淡黄ピンク(同0702)及び鮮緑黄(同2906)、花冠筒部の色は淡紫ピンク(同9702)である。上唇弁の形は狭、下唇弁の形は広、花弁数は一重、花柄の長さは短、太さは細、色は無、1花穂当たり花らい数は少である。
 「ランピオン ピンク」と比較して、上唇弁中央部及び下唇弁先端部の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の農場(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の育成系統を自殖し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン キスミー ピンク」であった。
 
 
 
1 登録品種の番号及び年月日   第10385号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
  きんぎょそう   サンキスアプリコット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を自殖し、選抜して育成されたものであり、花は上唇弁上部及び下唇弁先端部が淡緑黄色及び淡黄ピンク色、下唇弁中央部及び底部が明緑黄色の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はX型、草丈は極低である。茎の太さは極細、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)、毛の多少及び分枝性は中、節間長はやや短である。葉形はV型、葉長は短、葉幅はやや狭、葉の緑色の程度は中、アントシアニンの有無及び斑入りの有無は無、葉柄の長さはやや短、葉の着生角度は水平である。花穂の形は中、花穂長はかなり短、花間長はやや長、花形は普通型、花の縦径は中、横径はかなり短、花冠筒部の幅はかなり狭である。上唇弁上部の色は淡緑黄(同2903)及び淡黄ピンク(同0702)、中央部の色は黄白(同2902)及び淡黄ピンク(同0702)、底部の色はピンク白(同0701)、下唇弁先端部の色は浅緑黄(同2904)及び淡黄ピンク(同0702)、中央部及び底部の色は明緑黄(同2905)、花冠筒部の色は黄白(同2701)及びピンク(同0103)である。上唇弁の形は中、下唇弁の形は広、花弁数は一重、花柄の長さはやや長、太さはかなり細、色は無、1花穂当たり花らい数はかなり少である。
 「ランピオン ホワイト」と比較して、上唇弁上部及び下唇弁先端部の色が淡緑黄と淡黄ピンクであること、下唇弁中央部の色が明緑黄であること等で、「ロイヤル カーペット エロー」と比較して、上唇弁上部の色が淡緑黄及び淡黄ピンクであること、中央部の色が黄白及び淡黄ピンクであること、底部の色がピンク白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
  株式会社ミヨシ   東京都世田谷区八幡山2丁目1番8号
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
   西島朋子   山梨県北巨摩郡長坂町白井沢1834 
 
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、平成8年に出願者の農場(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者 所有の育成系統を自殖し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査 を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
  なお、出願時の名称は「サン キスミー アプリコット」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10386号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きんぎょそう   サンキスオレンジェ
                      
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を自殖し、選抜して育成されたものであり、花は上唇弁上部が橙色、中央部及び底部が橙色及び淡黄ピンク色で、下唇弁先端部が橙色及び明黄色、中央部が橙色及び鮮緑黄色、底部が鮮緑黄色の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はX型、草丈は極低である。茎の太さは極細、色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、毛の多少は少、分枝性は多、節間長は短である。葉形はU型、葉長は短、葉幅は狭、葉の緑色の程度は中、アントシアニンの有無及び斑入りの有無は無、葉柄の長さは中、葉の着生角度は水平である。花穂の形は中、花穂長はかなり短、花間長はやや長、花形は普通型、花の縦径は中、横径は短、花冠筒部の幅は狭である。上唇弁上部の色は橙(同1313及び同1611)、中央部及び底部の色は橙(同1313)及び淡黄ピンク(同1002)、下唇弁先端部の色は橙(同1313)及び明黄(同2506)、中央部の色は橙(同1606)及び鮮緑黄(同2706)、底部の色は鮮緑黄(同2706)、花冠筒部の色は紫ピンク(同9703)である。上唇弁の形は中、下唇弁の形は広、花弁数は一重、花柄の長さは短、太さは細、色は無、1花穂当たり花らい数は少である。
 「ロイヤル カーペット オレンジ」と比較して、上唇弁上部の色が橙であること、下唇弁先端部の色が橙及び明黄であること、花冠筒部の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の農場(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の育成系統を自殖し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン キスミー オレンジ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10387号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
  きんぎょそう   サンキスレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を自殖し、選抜して育成されたものであり、花は上唇弁上部及び中央部が濃紅色及び濃赤紫色、底部が濃赤紫色で、下唇弁先端部は濃紅及び濃紫赤色、中央部が濃赤茶色、底部が濃赤茶色及び鮮橙黄色の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はX型、草丈は極低である。茎の太さは極細、色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、毛の多少は少、分枝性は多、節間長は短である。葉形はU型、葉長はやや短、葉幅はやや狭、葉の緑色の程度は濃、アントシアニンの有無及び斑入りの有無は無、葉柄の長さはやや長、葉の着生角度は水平である。花穂の形は中、花穂長はかなり短、花間長は中、花形は普通型、花の縦径は中、横径は短、花冠筒部の幅は狭である。上唇弁上部及び中央部の色は濃紅(同0109)及び濃赤紫(同9509)、底部の色は濃赤紫(同9509)、下唇弁先端部の色は濃紅(同0109)及び濃紫赤(同9709)、中央部の色は濃赤茶(同0709)、底部の色は濃赤茶(同0709)及び鮮橙黄(同2205)、花冠筒部の色は濃紫ピンク(同9512)である。上唇弁の形は狭、下唇弁の形は広、花弁数は一重、花柄の長さはかなり短、太さは細、色は有、1花穂当たり花らい数は少である。
 「ランピオン ピンク」及び「ロイヤル カーペット ローズ」と比較して、上唇弁中央部の色が濃紅及び濃赤紫であること、下唇弁先端部の色が濃紅及び濃紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
  株式会社ミヨシ   東京都世田谷区八幡山2丁目1番8号
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
  西島朋子   山梨県北巨摩郡長坂町白井沢1834 
 
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、平成8年に出願者の農場(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者 所有の育成系統を自殖し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査 を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
  なお、出願時の名称は「サン キスミー レッド」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10388号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トルコぎきょう   アリエス ミスティピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、花は淡黄ピンクの地色に紫ピンク色のぼかしが入るやや小輪の切花向きの品種である。
 草型はU型、草丈は高、茎長はやや長である。茎の太さは太、茎部の剛直性は強、色は緑、節間長は長、分枝数は中、分枝の着生位置は上中である。葉形は卵円、葉長は長、葉幅は広、葉色は緑、葉の着生角度は水平である。花形は鐘状、花の直径はやや小、花冠外面の色は淡黄ピンク(JHS カラーチャート1301)、内面底部の色は明黄緑(同3305)、先端部の色は鮮紫ピンク(同9504)、中間部の色は淡黄緑(同3303)の地色に紫ピンク(同9503)のぼかし、下部の色は淡黄緑(同3303)である。ぼかしの有無は有、覆輪の有無及び絞りの有無は無、花弁先端の形は円形、そりはやや外曲、波打ちの程度は中、花弁長はやや短、花弁幅は中、花弁数は5、がくの形状は筒状、がく裂片の長さ及び幅は中、雌ずい及び雄ずいの形は正常、花柄の太さはやや太、長さはやや長、花の香りは弱である。開花の早晩性は中である。
 「レイニー ピンク」と比較して、草丈が高いこと、花弁の波打ちの程度が低いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、平成8年 に出願者の温室(静岡県小笠郡菊川町)において交配組合せ検定試験を実施し、10年 に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「EPK−01」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10389号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   すべりひゆ   フレアラグ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サンライズ」の枝変わりであり、草姿はほふく性、株の広がりはやや広で、花は明紅色に明緑黄色の目が入る鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿はほふく性、株の高さは低、広がりはやや広である。茎の長さはやや短、太さは細、着色は中、葉腋の毛の有無及び多少は少、1次分枝数はやや少である。葉序は互生、葉形は狭楕円形、葉長はやや短、葉幅は狭、厚さはやや薄、葉色は緑、葉縁部の色は淡黄である。花の着生位置は頂生、向きは上向き、花型は浅い椀咲き、花径は小、花弁の模様の有無及び種類は目、花弁の色は明紅(JHS カラーチャート0106)、花弁基部の色は明緑黄(同2705)である。花弁の形はV型、欠刻は浅、花弁長は短、花弁幅は狭、花の重ね等は一重、がくの色は帯紫紅、花柱の色は弱、やくの色は淡黄である。花数はやや少、開花の早晩性は早、終日咲き性は中である。
 「サンライズ」と比較して、花弁の模様の有無及び種類が目であること、花弁の色が明紅であること等で、「サマージョイ ピンク」と比較して、花弁の色が明紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(新潟県新津市)において、「サンライズ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「フレア チェリー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10390号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トレニア   サンレニブホ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サンレニブ」に「サンレニブ」から単離した花色発現に関わる遺伝子を導入して育成されたものであり、花は上唇弁及び下弁が紫白色、側弁が浅青味紫色、筒部が明青味紫色で、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は半ほふく性、草丈は低である。茎の太さは中、アントシアンの発色は淡、毛の多少は少、分枝性は多、節間長は中である。葉の形は広卵形、葉長、葉幅及び葉柄の太さは中、長さは短である。花序はえき性、花形は縦長形、花径及び花筒長は中である。上唇弁の色は紫白(JHS カラーチャート8301)、側弁の色は浅青味紫(同8309)、下弁の色は紫白(同8301)、筒部の色は明青味紫(同8305)、唇弁の花色のパターンは均一に着色、ブロッチの有無は有、上唇弁の波打ちの程度は中である。がくの切れ込みの形は深く2裂、長さは中、雄ずいのアントシアンの発色は極淡、距の有無は有、花柄の太さ及び長さは中、花穂形成の有無は無、開花期は中である。
 「サンレニブ」と比較して、上唇弁及び下弁の色が紫白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の研究センター(大阪府三島郡島本町)において、「サンレニブ」の葉切片に「サンレニブ」から単離した花色発現に関わる遺伝子を導入し、培養により得られた形質転換体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10391号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トレニア   サンレニホ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サンレニブ」に「サンレニブ」から単離した花色発現に関わる遺伝子を導入して育成されたものであり、花は黄白色で、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は半ほふく性、草丈は低である。茎の太さは中、アントシアンの発色は淡、毛の多少は少、分枝性は多、節間長は中である。葉の形は広卵形、葉長、葉幅及び葉柄の太さは中、長さは短である。花序はえき性、花形は縦長形、花径及び花筒長は中である。上唇弁、側弁、下弁及び筒部の色は黄白(JHS カラーチャート2901)、唇弁の花色のパターンは均一に着色、ブロッチの有無は有、上唇弁の波打ちの程度は中である。がくの切れ込みの形は深く2裂、長さは中、雄ずいのアントシアンの発色は極淡、距の有無は無、花柄の太さ及び長さは中、花穂形成の有無は無、開花期は中である。
 「サンレニブ」と比較して、唇弁の色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の研究センター(大阪府三島郡島本町)において、「サンレニブ」の葉切片に「サンレニブ」から単離した花色発現に関わる遺伝子を導入し、培養により得られた形質転換体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10392号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   むぎわらぎく   ボンボンバニラ
                                     
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Helichrysum bracteatumに「チコ」を交配して育成されたものであり、花は淡黄色で先端部が紫ピンク色の小輪で、鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はほふく性、草丈は極低である。茎の太さは細、色は緑、毛の多少は中、分枝数は中、節間長は短である。茎葉の形は線形、葉身長は中、葉身幅はかなり狭、葉の厚さは厚、毛の多少は少、葉柄の有無は無、葉表面及び裏面の色は緑である。蕾の形は卵形、花径は小、筒状花部の直径は中、単色・複色の別は複色、着色のパターンは先端部、表面の主な色は淡黄(JHS カラーチャート2503)、表面の二次的な色は紫ピンク(同9711)、花色の変化は有、変化後の苞片表面の主な色は浅黄(同2504)、二次的な色は淡紫ピンク(同9702)、花芯部(管状花)の色は橙、花弁全体の形は三角形、花弁先端の形は鋭形、花弁の長さ及び幅は中、総苞片の有無は有、質は硬質、数及び一花房当たりの頭状花序の数は多である。
 「チコホワイト」と比較して、茎葉の形が線形であること、花色が複色で変化すること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、H. bracteatumに「チコ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン バニラ ボンボン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10393号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   むぎわらぎく   サンイエローボンボン
                                     
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Helichrysum bracteatumに「チコ」を交配して育成されたものであり、花は鮮橙黄色の小輪で、鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はほふく性、草丈は極低である。茎の太さは中、色は緑、毛の多少は中、分枝数は少、節間長はかなり短である。茎葉の形は線形、葉身長は中、葉身幅はかなり狭、葉の厚さは厚、毛の多少は中、葉柄の有無は無、葉表面及び裏面の色は緑である。蕾の形は卵形、花径は小、筒状花部の直径は中、単色・複色の別は単色、表面の主な色は鮮橙黄(JHS カラーチャート2205)、花色の変化は無、花芯部(管状花)の色は橙、花弁全体の形は三角形、花弁先端の形は鋭尖形、花弁の長さ及び幅は中、総苞片の有無は有、質は硬質、数はやや多、一花房当たりの頭状花序の数は多である。
 「チコイエロー」と比較して、茎葉の形が線形であること、花色が鮮橙黄色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、H. bracteatumに「チコ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン バナナ ボンボン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10394号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ   パトリシア
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたもので、花は鮮紫ピンク色で花盤は黄色、花形が二〜三重のやや小輪で切花向きの品種である。
 葉長はやや長、葉幅は狭、葉の切れ込みの程度は中、葉先の角度は鋭角、葉縁の形は凹凸、鋸歯の先端の伸展の程度は小、葉色は濃緑、葉面の毛じの密度は粗、葉柄長は中、アントシアニンの着色の有無及び程度は強である。花形は二〜三重、花容はU型、花径は70〜89o、舌状花弁の表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は鮮紫ピンク(同9704)、花盤の色は黄、舌状花弁の形はT型、断面の形は凹、先端の角度は中、弁先の形は突、切れ込み数は1、切れ込みの深さは浅、舌状花弁の長さは30〜39o、幅は5〜9o、舌状花数は40〜69、総苞の高さはやや低、直径はやや小、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は無、花柱上部及び柱頭の色は白、冠毛の色は黄である。花柄の長さはやや長、断面の形は円、帯化の傾向は無、太さはやや太、強さは中、毛じの密度は粗、色は緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は強、頂部のアントシアニンの着色の有無は有、頂部の総苞片の有無は無である。
 「ラベンダーピンクリンド」と比較して、舌状花弁の色の分布が均一であること、花盤の色が黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者のほ場(静岡県掛川市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「チャーミング レディ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10395号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ   オリビア
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたもので、花は黄白色で花盤は黄色、花形が半八重の小輪で切花向きの品種である。
 葉長はやや長、葉幅は狭、葉の切れ込みの程度は浅、葉先の角度は鈍角、葉縁の形は波状、鋸歯の先端の伸展の程度は無又は微、葉色は濃緑、葉面の毛じの密度は粗、葉柄長は中、アントシアニンの着色の有無及び程度は強である。花形は半八重、花容はU型、花径は50〜69o、舌状花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は緑白(同3501)、花盤の色は黄、舌状花弁の形はT型、断面の形は凸、先端の角度は鈍、弁先の形は丸、切れ込み数は2、切れ込みの深さは無又は微、舌状花弁の長さは30〜39o、幅は5〜9o、舌状花数は40〜69、総苞の高さはやや低、直径はかなり小、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は無、花柱上部及び柱頭の色は白、冠毛の色は黄である。花柄の長さは中、断面の形は円、帯化の傾向は無、太さは細、強さは弱、毛じの密度は中、色は緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は弱、頂部のアントシアニンの着色の有無は有、頂部の総苞片の有無は無である。
 「コンボ ホワイト」と比較して、花形が半八重であること、舌状花弁の裏面の色が緑白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者のほ場(静岡県掛川市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スノー フェアリー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10396号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カンパニュラ   ハーレ1
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Campanula mediumの変異株であり、花冠の切れ込みが極深で鮮紫ピンク色の切花向きの品種である。
 草型は円錐形、草丈は高である。主茎中間部の太さは太、色は緑及び赤褐、茎の毛の有無は有、主茎下部及び主茎上部の分枝の多少は中、節間長は中である。葉序は互生、葉の向きは下垂、茎葉全体の形は線形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、鋸歯の形は全縁、葉縁の波打ちは無か極弱、茎葉の長さは長、幅は極狭、表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、斑の有無は無、葉表面の毛の有無は有、葉柄の長さは極短である。花序の形は総状花序、花の咲き方は有限花序、付き方は頂生と腋生、花房中央部の節当たりの花数は1、花の向きは横向、花冠全体の形はその他(カワラナデシコ形)、切れ込みは極深、裂片の形は円形、反転の有無は有、多少は強、花冠の長さは中、幅は極広、単色・複色の別は単色、花冠の外側及び内側の色は鮮紫ピンク(同9504)、中心の色は紫ピンク(同9503)、脈の色は明赤紫(同9506)、一重・八重の別は一重である。がく片の形は三角形、反転は有、長さは短、柱頭の突出は極長、花柄の太さ及び長さは中、花つきは極少、花の香りは有、開花時期は中生である。
 「ローズ」と比較して、葉の形が線形であること、花冠の切れ込みが深いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(オランダ王国)において、C. mediumの変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10397号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイパレット
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ホワイトロック」に出願者所有の白色一重咲スプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は褐、強さはやや強、中空の程度、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、基部の形は平、一次欠刻はやや深、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はやや小、管状花数は多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2901)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さはやや長、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「セイスノー」及び「セイサム」と比較して、葉の基部の形が平であること、花盤の色が緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「ホワイトロック」に出願者所有の白色一重咲スプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10398号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイパピオン
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピーター」に出願者所有の紅白複色一重咲スプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は淡緑黄色で底部は穏紫ピンク色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は赤紫、強さは中、中空の程度はやや小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはかなり短、基部の形は平、一次欠刻はやや深、葉の表面及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは軟、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)で底部は穏紫ピンク(同9512)、裏面の色は淡緑黄(同2702)で底部は穏紫ピンク(同9212)、舌状花表面の色の分布状態は底部白色又は淡色、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「セイパフィー」及び「グロリア」と比較して、茎の色が赤紫であること、外花弁の表面の色が淡緑黄で底部は穏紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「ピーター」に出願者所有の紅白複色一重咲スプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10399号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイダンディ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピーター」に出願者所有の赤黄複色一重咲スプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色で底部が濃赤茶色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は無、側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや短、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、基部の形は凹、一次欠刻は深、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度及び厚さは中、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)で底部は濃赤茶(同0709)、裏面の色は明黄(同2506)で底部は浅茶(同1312)、舌状花表面の色の分布状態は底部白色又は淡色、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「セドリック」及び「シャロット」と比較して、茎の色が緑であること、外花弁の裏面の色が明黄で底部は浅茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「ピーター」に出願者所有の赤黄複色一重咲スプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10400号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイロアンヌ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ローズセンター」に出願者所有の紅白複色一重咲スプレイ系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花はピンク白色で底部が鮮赤紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は赤紫、強さ、中空の程度、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、基部の形は平、一次欠刻はやや深、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色はピンク白(JHS カラーチャート9201)で底部は鮮赤紫(同9208)、舌状花表面の色の分布状態は底部白色又は淡色、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさはやや小、花首の太さはやや細、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「セイオーロラ」及び「ミール」と比較して、茎の色が赤紫であること、外花弁の表面の色がピンク白で底部は鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「ローズセンター」に出願者所有の紅白複色一重咲スプレイ系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10401号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイダダ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に出願者所有の黄色系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは中、色は赤紫、強さはやや強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、基部の形は平、一次欠刻はやや深、葉の表面及び裏面の色は濃、毛じの多少は少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆ど無である。花房の形は平形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は小、管状花数は多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅は狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄及び褐、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「バイキング」及び「キャスパー」と比較して、たく葉が殆ど無いこと、花房の形が平形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に出願者所有の黄色系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10402号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイスピード
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「あずま」に紅白複色一重咲きスプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は地色が赤紫で、黄白色の爪斑が入るやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、葉の基部の形は凹、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、外花弁の反り方は外反、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)の地色に黄白(同2701)の爪斑が入る、裏面の色は浅赤味紫(同8910)の地色に黄白(同2701)の爪斑が入る、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイアーク」と比較して、茎の色が緑であること、花が小さいこと等で、「セイクロス」と比較して、葉の基部の形が凹であること、外花弁の反り方が外反であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「あずま」に紅白複色一重咲きスプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10403号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイルイーゼ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイクラウン」に花房の形が円筒形系統の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は歯状、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはかなり短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイアルプス」及び「セイクラウン」と比較して、花弁先端の形が歯状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイクラウン」に花房の形が円筒形系統の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10404号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイウイリアム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の白色で花房が円筒形の実生種に桃色で花房が同系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは細、色は緑、強さは弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長はやや長である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅は狭、外花弁の表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9208)、裏面の色は穏紫ピンク(同9212)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さはかなり短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイフラミンゴ」及び「セイリップ」と比較して、外花弁表面の色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の白色で花房が円筒形の実生種に桃色で花房が同系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10405号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイダニエル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の花房が円筒形の実生種に同系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃赤茶色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は中、表面の色は淡、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート1008)、裏面の色は濃赤茶(同1308)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはかなり短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイポール」と比較して、外花弁の表面の色が濃赤茶であること等で、「レマーク」と比較して、花房が円筒形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の花房が円筒形の実生種に同系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10406号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイピピヨ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイミコ」にポンポン咲き系混合花粉を交配して育成されたものであり、花はピンク白色のかなり小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはかなり細、色は赤紫、強さは弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長はかなり短、葉幅は狭、葉の縦横比は大、葉柄の長さはやや短、一次欠刻は中、表面の色はやや淡、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさはかなり小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は中である。管状花数は極少、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは極小、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色はピンク白(JHS カラーチャート9201)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ポポロ」と比較して、花房が凹形であること、舌状花の重ねが5列以上で露心しないこと等で、「セイポコ」と比較して、舌状花の重ねが5列以上で露心しないこと、外花弁の表面の色がピンク白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイミコ」にポンポン咲き系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10407号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイミキ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に複色スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンクに黄白色の爪斑が入る中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは細、色は緑、強さは弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面の色は淡、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径及び管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は中、外花弁の表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)に黄白(同3302)の爪斑が入る、裏面の色は浅赤味紫(同8910)に黄白(同3302)の爪斑が入る、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「セイアーク」及び「セイフランク」と比較して、花房の形が平形であること、外花弁の表面の色が鮮紫ピンクに黄白の爪斑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に複色スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10408号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   駒かざぐるま(こまかざぐるま)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に出願者所有の赤色さじ弁系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃橙赤色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、葉の基部の形は平、一次欠刻は深、葉の表面の色は中、裏面の色はやや淡、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはやや大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はかなり小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0714)、裏面の色は穏橙(同1311)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「旭かざぐるま」と比較して、茎の色が緑であること、外花弁の表面の色が濃橙赤であること等で、「東かざぐるま」と比較して、葉の基部の形が平であること、外花弁の表面の色が濃橙赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に出願者所有の赤色さじ弁系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10409号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   群かざぐるま(むれかざぐるま)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に出願者所有の赤色さじ弁系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃赤色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、葉の基部の形は平、一次欠刻はやや浅、葉の表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度はやや弱、厚さはやや薄、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはやや大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0409)、裏面の色は赤茶(同0715)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「実かざぐるま」と比較して、葉の基部の形が平であること、外花弁の表面の色が濃赤であること等で、「旭かざぐるま」と比較して、茎の色が緑であること、外花弁の表面の色が濃赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に出願者所有の赤色さじ弁系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10410号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   若かざぐるま(わかかざぐるま)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に出願者所有の紅色さじ弁系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃紫ピンク色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は赤紫、強さはやや弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長はやや短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さ及び一次欠刻は中、葉の表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度はやや弱、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさは小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はかなり小、管状花数はやや少、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は濃紫ピンク(JHS カラーチャート9213)、裏面の色は淡紫ピンク(同9202)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「扇かざぐるま」及び「舞かざぐるま」と比較して、茎の色が赤紫であること、外花弁の表面の色が濃紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に出願者所有の紅色さじ弁系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10411号   平成14年7月10日 
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   イエローセイスノー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイスノー」の枝変わりであり、花は浅緑黄色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は緑、強さは弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はかなり長である。葉身長はやや長、葉幅は広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)、裏面の色は淡緑黄(同2702)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは細、長さはやや長、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「セイアロハ」と比較して、葉幅が広いこと、外花弁の角度が上向きであること等で、「セイアレン」と比較して、茎の色が緑であること、外花弁の表面の色が浅緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイスノー」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10412号   平成14年7月10日 
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の笛(せいのふえ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に黄色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長は長、葉幅は中、葉の縦横比はかなり大、葉柄の長さは中、葉の基部の形は平、一次欠刻はやや深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はやや少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁及び舟底弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は浅黄(同2511)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は中央部の凹んだドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは太、長さは中、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。 「精の館」と比較して、茎の色が緑であること、花弁先端の形が尖ること等で、「精の里」と比較して、葉の基部の形が平であること、花弁先端の形が尖ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に黄色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10413号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の酒(せいのさけ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精の司」に10月咲白色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや長、基部の形は平、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は中、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さ及び幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは大、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや太、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「精の司」と比較して、葉の基部の形が平であること、たく葉が大きいこと等で、「精の恵」と比較して、舌状花が多いこと、花たくが大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精の司」に10月咲白色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10414号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精興雪国(せいこうゆきぐに)
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精山の鶴」に出願者所有の白色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さはやや強、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、わき芽の複数性は無、側らいの発生位置は正常、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、葉の表面の色は中、裏面の色はやや淡、毛じの多少はやや多、光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多、管状花数はかなり少、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや太、長さは極短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「精興の城」と比較して、側らいの発生が多いこと、花の中心部の色が外弁と同色であること等で、「寒精雪」と比較して、側らいの発生が多いこと、葉の一次欠刻が深いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「精山の鶴」に出願者所有の白色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10415号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   晴かざぐるま(はれかざぐるま)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「巴かざぐるま」に「金かざぐるま」を交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さはやや強、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長は中、葉幅はやや狭、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は鮮紫ピンク(同8904)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「炎かざぐるま」と比較して、外花弁の表面の色が赤紫であること、裏面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「巴かざぐるま」に「金かざぐるま」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10416号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   姉かざぐるま(あねかざぐるま)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「巴かざぐるま」に「金かざぐるま」を交配して育成されたものであり、花は濃赤茶色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは太、色は緑、強さはやや強、中空の程度は大、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長は短である。葉身長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0709)、裏面の色は浅緑黄(同2703)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「実かざぐるま」及び「旭かざぐるま」と比較して、外花弁の裏面の色が浅緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「巴かざぐるま」に「金かざぐるま」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10417号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   織かざぐるま(おりかざぐるま)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「巴かざぐるま」に「金かざぐるま」を交配して育成されたものであり、花は濃紫赤色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長はやや短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや長、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数は多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃紫赤(JHS カラーチャート9709)、裏面の色は穏紫ピンク(同9212)及び黄白(同2502)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「巴かざぐるま」と比較して、外花弁の裏面の色が穏紫ピンク及び黄白であること、花盤の色が黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「巴かざぐるま」に「金かざぐるま」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10418号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   結かざぐるま(むすびかざぐるま)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「巴かざぐるま」に「金かざぐるま」を交配して育成されたものであり、花は濃紅色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は緑、強さは弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長は中、葉幅はやや狭、葉の縦横比は大、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は濃紅(JHS カラーチャート0109)、裏面の色は穏紅(同0115)及び黄白(同2901)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「炎かざぐるま」と比較して、外花弁の表面の色が濃紅であること、裏面の色が穏紅及び黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「巴かざぐるま」に「金かざぐるま」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10419号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   ナナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「エディス」の変異株であり、花は鮮橙の単色で雄ずいの一部弁化したやや小輪のエラチオール系ベゴニアである。
 草丈及び株張りは中、草姿は直立性、分枝性は中である。茎の太さは中、毛の程度は少、色は赤緑である。葉長、幅及び厚さは中、形は浅裂、先端部の形は尖る、欠刻の形は鋸歯状、深さは浅、基部の裂片は重なっている、縁の毛の有無は無、表及び裏の毛は無〜微、表の色は濃緑、表の光沢は中、斑入りは無、葉柄の長さは中、毛は少、色は赤褐である。1株当たりの花の密度は中、1花房当たりの花数は多、雄花の花形は雄ずいの一部弁化、花弁の形は広卵形〜円形、縁の形は全縁状、波状は無〜微、とさか状の有無は無、花形の安定性は安定、花の大きさはやや小、花弁数は20.1〜60.0、表の色は鮮橙(JHS カラーチャート1306)、裏の色は浅橙(同1303)、パターンは単色、花梗の姿勢は直立、小花梗の長さは長、色は淡緑、開花終期の花の退色は多である。
 「ジャネット」と比較して、花弁数が多いこと、花の表の色が鮮橙であること等で、「エディス」と比較して、花の表の色が鮮橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に育成者の温室(デンマーク王国)において、「エディス」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ルナ」であった。  
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10420号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   フィルア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ユッタ」の変異株であり、花は明黄の地色に濃黄ピンク色の覆輪が入る半八重咲の中輪のエラチオール系ベゴニアである。
 草丈は低、株張りは中、草姿は直立性、分枝性は中である。茎の太さは中、毛の程度は少、色は緑である。葉長、幅及び厚さは中、形は全縁、先端部の形は尖る、欠刻の形は鋸歯状、深さは中、基部の裂片は重なっている、縁の毛の有無は少、表の毛及び裏の毛は無〜微、表の色は濃緑、表の光沢は中、斑入りは無、葉柄の長さは中、毛は少、色は淡緑である。1株当たりの花の密度は密、1花房当たりの花数は中、雄花の花形は半八重咲、花弁の形は広卵形〜円形、縁の形は全縁状、波状は弱、とさか状の有無は無、花形の安定性は中間、花の大きさは中、花弁数は4.1〜20.0、表の地色は明黄(JHS カラーチャート2505)、複色模様色は濃黄ピンク(同0712)、裏の地色は浅黄(同2504)、複色模様色は濃ピンク(同0413)、パターンは覆輪、花梗の姿勢は直立、小花梗の長さは中、色は淡緑、開花終期の花の退色は中である。
 「ステファニー」と比較して、葉柄の色が淡緑であること、花の表の地色が明黄で複色模様色が濃黄ピンクであること、花の裏の地色が浅黄で複色模様色が濃ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に育成者の温室(デンマーク王国)において、「ユッタ」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10421号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   ドルテ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、球根ベゴニアの育成系統に「ソコトラーナ」の選抜系統を交配して育成されたものであり、花は明紅の単色で八重咲、中輪のエラチオール系ベゴニアである。
 草丈は低、株張りは狭、草姿は直立性、分枝性は少である。茎の太さは中、毛の程度は少、色は赤緑である。葉長、幅及び厚さは中、形は全縁、先端部の形は尖る、欠刻の形は鋸歯状、深さは中、基部の裂片は重なっている、縁の毛の有無は少、表の毛及び裏の毛は無〜微、表の色は濃緑、表の光沢は中、斑入りは無、葉柄の長さ及び毛は中、色は淡緑である。1株当たりの花の密度は密、1花房当たりの花数は少、雄花の花形は八重咲、花弁の形は広卵形〜円形、縁の形は全縁状、波状は強、とさか状の有無は無、花形の安定性は中間、花の大きさは中、花弁数は4.1〜20.0、表及び裏の色は明紅(JHS カラーチャート0106)、パターンは単色、花梗の姿勢は直立、小花梗の長さは中、色は赤褐、開花終期の花の退色は中である。
 「クレオ」と比較して、花弁の波状が強いこと、花の表の色が明紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(デンマーク王国)において、球根ベゴニアの育成系統に「ソコトラーナ」の選抜系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10422号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   アマリア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、球根ベゴニアの育成系統に「ソコトラーナ」の選抜系統を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンクの単色で半八重咲、中輪のエラチオール系ベゴニアである。
 草丈は低、株張りは中、草姿は直立性、分枝性は中である。茎の太さは中、毛の程度は無、色は緑である。葉長は短、幅及び厚さは中、形は全縁、先端部の形はかなり丸い、欠刻の形は鋸歯状、深さはやや浅、基部の裂片は重なっている、縁の毛の有無は少、表の毛及び裏の毛は無〜微、表の色は緑、表の光沢は中、斑入りは無、葉柄の長さは長、毛は無〜微、色は淡緑である。1株当たりの花の密度は密、1花房当たりの花数は中、雄花の花形は半八重咲、花弁の形は広卵形〜円形、縁の形は全縁状、波状は弱、とさか状の有無は無、花形の安定性は中間、花の大きさは中、花弁数は4.1〜20.0、表及び裏の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9705)、パターンは単色、花梗の姿勢は直立、小花梗の長さは中、色は赤褐、開花終期の花の退色は中である。
 「クヴィスティーン」と比較して、葉の先端部の形がかなり丸いこと、葉欠刻の形が鋸歯状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(デンマーク王国)において、球根ベゴニアの育成系統に「ソコトラーナ」の選抜系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10423号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんどう   ハッピーハイジ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有のエゾリンドウの晩生種を母系とし、「ハイジ」を父系とする交雑品種であり、花は内面上部及び外面が明赤味紫色、内面中部が紫白色で、切花向きの晩生種である。
 植物体の形状は直立性、草丈は120〜159pである。茎の直径は5.0〜7.9o、横断面の形状は円形、上部の色は淡緑、着色程度はやや多である。1節側枝発生数は5〜8、2節以上の側枝発生数は1〜6、1節側枝発生位置は中部のみである。葉長は10.0〜12.9p、葉幅は3.0〜3.9p、葉身の形状は披針形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は中部より、頂部の着花数は13〜16、茎当たりの総花数は70〜89である。花冠の形状は鐘形、長さは5.0〜5.9p、直径は1.6〜1.9p、先端の直径は3.0〜3.9p、転回は外反転、花冠内面上部及び外面の色は明赤味紫(JHS カラーチャート8905)、内面中部の色は紫白(同8901)、内面上部及び外面の斑点は少、内面中部の斑点は中、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さ及び幅は10〜11o、形状はV型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期はかなり晩で、育成地(長野県上伊那郡箕輪町)では9月中旬である。
 「ハイジ」と比較して、花冠内面上部及び外面の色が明赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有のエゾリンドウの晩生種を母系とし、「ハイジ」を父系とする交雑品種であり、平成6年に出願者のほ場(長野県上伊那郡箕輪町)において交配組合せ検定試験を実施し、8年から特性の調査を行い、9年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「晩生ハイジ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10424号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
  りんどう   ラブリーアシロ
 
3 登録品種の特性の概要
  この品種は、品種名不詳の個体の自然交配実生から選抜して育成されたものであり、 花は内面上部が紫ピンク色、内面中部が淡紫ピンク色、外面が明赤味紫色で、切り花向 きの晩生種である。
  植物体の形状は直立性、草丈は90〜119pである。茎の直径は5.0〜7.9o、横断面の 形状は円形、上部の色は緑、着色程度は多、下部の色は緑、着色程度はやや多である。 1節側枝発生数は5〜8、2節以上の側枝発生数は13〜18、1節側枝発生位置は上部〜 中部である。葉長は7.0〜9.9p、葉幅は3.0〜3.9p、葉身の形状は広披針形、葉表面の 色は濃緑、着色程度は無、裏面の色は緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜 下位節に群生、開花の順序は全体一斉、頂部の着花数は5〜8、茎当たりの総花数は30 〜49である。花冠の形状は鐘形、長さは5.0〜5.9p、直径は1.2〜1.5p、先端の直径は
 1.0〜2.4p、転回はやや外反転、花冠内面上部の色は紫ピンク(JHS カラ−チャ−ト89 03)、内面中部の色は淡紫ピンク(同8902)、外面の色は紫ピンク(同8903)、内面上部 の斑点は無、内面中部の斑点は中、外面の斑点は無、内面中部の斑点の色は濃赤味紫  (同8908)、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さは12〜13o、幅は10〜11 o、形状はW型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の 形は筒状である。開花期は晩で、育成地(岩手県二戸郡安代町)では9月中旬である。
  「ときめきむねろ」と比較して、花冠先端の直径が狭いこと、花冠内面中部の斑点の 色が濃赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
                                        
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
   安代町   岩手県二戸郡安代町字叺田70番地
     
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
   阿部幸雄   岩手県二戸郡安代町字松木田84番地1
   北口輝男   岩手県二戸郡安代町字土沢79番地3 
   日影孝志   岩手県盛岡市上田三丁目7番24号
   吉池貞蔵   岩手県二戸郡安代町字寺志田110番地4
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、昭和60年に、出願者のほ場(岩手県二戸郡安代町)において、品種名 称不詳の個体の自然交雑実生から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、 平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10425号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんどう   初冠雪グリーン(はつかんせつグリーン)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「初冠雪」から育成されたものであり、花は内面が黄白色で花冠副裂片及びその下部が明青紫色、外面は浅黄緑色で花冠裂片先端が黄白色、花冠副裂片及びその下部が明青紫色の切花向きの晩生種である。
 植物体の形状は直立性、草丈は120〜159pである。茎の直径は5.0〜7.9o、横断面の形状は円形、上部の色は緑、着色程度は多、下部の色は緑、着色程度は多である。1節側枝発生数は1〜4、2節以上の側枝発生数は1〜6、1節側枝発生位置は上部〜中部である。葉長は7.0〜9.9p、葉幅は3.0〜3.9p、葉身の形状は広披針形、葉表面の色は緑、着色程度は少、裏面の色は淡緑、着色程度は中である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は中部より、頂部の着花数は9〜12、茎当たりの総花数は30〜49である。花冠の形状は狭鐘形、長さは6.0〜6.9p、直径は1.6〜1.9p、先端の直径は3.0〜3.9p、転回は外反転、花冠内面上部の色は黄白(JHS カラーチャート3301)で花冠副裂片が明青紫(同8004)、内面中部の色は黄白(同3301)で花冠副裂片下部が明青紫(同8004)、外面の色は浅黄緑(同3304)で花冠裂片先端が黄白(同3301)、花冠副裂片及び副裂片下部は明青紫(同8004)、内面上部の斑点は少、内面中部の斑点は中、外面の斑点は無、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さ及び幅は10〜11o、形状はV型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は晩で、育成地(長野県上伊那郡箕輪町)では10月上旬である。
 「初冠雪」と比較して、花冠内面中部の色が黄白で花冠副裂片下部が明青紫であること、花冠外面の色が浅黄緑で花冠副裂片及び副裂片下部が明青紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者のほ場(長野県上伊那郡箕輪町)において、「初冠雪」から花色の異なる個体を選抜、以後、自殖により固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10426号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんどう   パステル蓼科(パステルたてしな)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、エゾリンドウ白花種の変異個体から育成されたものであり、花は内面上部が黄白色、内面中部が緑白色、外面は基部及び花冠先端周縁部が黄白色で中央部が紫青色の切花向きの早生種である。
 植物体の形状は直立性、草丈は120〜159pである。茎の直径は3.0〜4.9o、横断面の形状は円形、上部の色は淡緑、着色程度は少、下部の色は淡緑、着色程度は少である。1節側枝発生数は1〜4、2節以上の側枝発生数は1〜6、1節側枝発生位置は上部のみである。葉長は7.0〜9.9p、葉幅は2.0〜2.9p、葉身の形状は楕円形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は全体一斉、頂部の着花数は5〜8、茎当たりの総花数は30〜49である。花冠の形状は鐘形、長さは4.0〜4.9p、直径は1.2〜1.5p、先端の直径は1.5〜1.9p、転回は反転せず、花冠内面上部の色は黄白(JHS カラーチャート3301)、内面中部の色は緑白(同4301)、外面の色は基部及び花冠先端周縁部が黄白(同2501)で中央部が紫青(同7612)、内面上部及び内面中部の斑点は無、外面の斑点は少、外面の縞模様の有無は無である。花冠裂片の長さは6〜7o、幅は8〜9o、形状はW型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は早で、育成地(長野県茅野市)では8月上旬である。
 エゾリンドウ白花種及びエゾリンドウ紫花種と比較して、花冠外面の色が基部及び花冠先端周縁部が黄白で中央部が紫青であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和56年に育成者のほ場(長野県茅野市)において、エゾリンドウ白花種の中に花色の異なる個体を発見し、その個体どうしを交配、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10427号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんどう   ティアーズブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ササリンドウの変異個体から育成されたものであり、花は内面上部及び外面が明青紫色、内面中部が明黄緑色で、切花向きの極晩生種である。
 植物体の形状は直立性、草丈は60〜89pである。茎の直径は3.0〜4.9o、横断面の形状は円形、上部の色は淡緑、着色程度は中である。1節側枝発生数は1〜4、2節以上の側枝発生数は1〜6、1節側枝発生位置は中部のみである。葉長は7.0〜9.9p、葉幅は3.0〜3.9p、葉身の形状は広披針形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は全体一斉、頂部の着花数は13〜16、茎当たりの総花数は50〜69である。花冠の形状は鐘形、長さは3.0〜3.9p、直径は1.6〜1.9p、先端の直径は3.0〜3.9p、転回は外反転、花冠内面上部及び外面の色は明青紫(JHS カラーチャート8004)、内面中部の色は明黄緑(同3504)、内面上部の斑点は少、内面中部及び外面の斑点は無、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さ及び幅は8〜9o、形状はW型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は極晩で、育成地(山形県東村山郡山辺町)では10月中下旬である。
 「北の秋伝説」及びササリンドウと比較して、花冠が短いこと、花冠内面中部の色が明黄緑であること、花冠内面中部の斑点が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者のほ場(山形県東村山郡山辺町)において、ササリンドウの変異個体を発見し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ティアーズ・ブルー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10428号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
  アロカーシア   アマゾネス
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アマゾニカ」の変異株であり、葉は矢じり形で下向き、斑は黄灰色の定形斑で鉢物向きの品種である。
 草型は直立、草丈は低である。茎の太さはかなり細、分けつ数は少、分球性は中である。葉の向きは下向き、葉柄の付き方は盾着、葉の全体の形は矢じり形、葉の先端の形2は鋭尖形、基部の形は矢じり形、基部の切れ込みの深さは深、耳の先端の形は鈍形、開度は狭、長さは中、葉縁の切れ込みは浅、波打ちは弱、葉脈の凹凸は凸、葉身長1はやや短、幅は中である。新葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3707)、成葉表面の色は暗灰緑(同4013)、成葉裏面の色は暗灰赤(同9718)である。斑のタイプは定形斑、主脈上の斑、側脈上の斑及び葉縁の斑の有無は有、脈間の斑、細脈間の斑及び雲形斑の有無は無、斑の明・不明瞭は明瞭、幅は中、色は黄灰(同2914)である。葉脈の数及び葉の厚さは中、ビロード感は無、硬さは中、表面の毛の有無は無、葉柄の長さは短、太さは中、色は紫、斑の形は横縞、色は褐、葉の香りは無である。
 「アマゾニカ」と比較して、草丈が低いこと、葉柄の長さが短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、平成7年に育成者の温室(静岡県磐田郡竜洋町)において、「アマゾニ カ」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性 が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10429号   平成14年7月10日                               
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オステオスペルマム   スプリングゴールドZB
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名実生種に「オーロラホワイト」を交配して育成されたものであり、花は明緑黄の地色に舌状花基部が黄白色の複色が入る一重咲きで、大輪の切花向きの品種である。
 草型は立性、草丈は中である。主茎の太さはやや太、色は緑、毛の多少は少、分枝数は中、節間長はやや短である。葉序は互生、葉身の全形はへら形、葉縁鋸歯の有無は有、葉身長は長、幅はやや広、成葉表面の色は濃緑、斑の有無は無、葉の毛の多少は中、葉柄の長さは無、葉数はやや多である。頭花の着生の形は単生,花の向きは上向き、花型は一重、花弁の開度は斜上、複弁の有無は無、開閉運動の型は開閉、花径は大、舌状花の長さはやや長、幅は中、地色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、花色パターンは基部、基部の複色の幅は狭、色は黄白(同2701)、裏面の色は明黄(同2506)の地色に浅赤茶(同1015)の縞及びぼかしが入る、筒状花部の色は濃橙(同1607)、舌状花の形は長楕円形、先端の形は浅裂、数は中、がく裂片の形は披針形、大きさは中、色は緑、花芯部の大きさはやや大、花柄の長さはやや短、太さ及び一花房の花数は中、花の香りは無である。
 「バター ミルク」と比較して、舌状花の地色が明緑黄であること、筒状花部の色が濃橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要概要    
 この品種は、平成9年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の無名実生種に「オーロラホワイト」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン スプリングゴールド」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10430号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スカビオサ   ナタリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、南アフリカ共和国から導入した野生種の中から選抜して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色の半八重で大輪の切花向きの品種である。
 草型は斜上性、草丈はかなり高である。茎の太さは太、色は淡緑紫、毛の有無及び分枝性は有、分枝の多少は多、節間長は中である。葉序は対生、葉の向きは斜上、茎葉の複葉化は有、全体の形は倒披針形、裂片の複葉化は有、茎葉先端の形は円形、葉縁の形は複葉化、茎葉の長さはやや長、幅は中、根生葉の複葉化は有、全体の形は広線形、先端及び基部の形は鈍形、長さ及び幅は中、葉表面の色は緑、斑の有無は無である。花序の形は頭状花序、一重・八重の別は半八重、花序の高さはやや高、径は広、分子長は長、花序全体の形は扁平、心花と辺花の顕著な違いは有、辺花数はやや多、一重・八重の別は一重、裂片数は5、裂片先端の形は切形、辺花の長さは短、幅は中、単色・複色の別は単色、裂片表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、裏面の色は紫ピンク(同8903)、心花数はやや多、長さ及び幅は中、単色・複色の別は単色、裂片表面の色は紫ピンク(同8903)、裏面の色は鮮紫ピンク(同8904)、総苞片の数は多、形は線形、色は緑、やくの色はピンク、花数はかなり多、香りは有、開花時期は中生である。
 「スカイ ナル」及び「導入野生種青」と比較して、辺花裂片表面の色が鮮紫ピンクであること、花数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、南アフリカ共和国から導入した野生種の種子を播種し、その開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10431号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アマリリス   コモス ダブル リボン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃赤茶(JHS カラーチャート0708)の地色に濃赤茶(同0709)の細脈が入る小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は中間、草丈は中である。葉先の形は中、葉の横断面の形は浅いX型、葉長及び葉幅は中、葉色は緑、ワックスの多少はやや少である。花茎の太さは細、長さは中、上部の色及び下部の色は淡緑帯紫紅、ワックスの多少は中、花茎数は少、小花梗の向きは斜上、長さはかなり長、花数は少、花の向きはやや斜上、二季咲性の有無は無、多弁咲の有無は有、花弁の枚数は極多、花形は六角、弁先の形は尖、花径は小輪、内花被及び外花被の弁幅は極狭、弁長は短である。花弁の地色は濃赤茶(同0708)筋は濃赤茶(同0709)、爪白部分の有無は無、花弁中央の白色部分の有無は有、花芯及び花底部の色は明黄緑(同3504)、花弁裏中筋部の色は淡緑、花弁の反りの程度は極弱、花喉部の太さは極細、花の香りは無、開花期は中である。
 「厚化粧」と比較して、花弁中央の白色部分が有ること等で、「紅御殿」と比較して、花弁の地色が濃赤茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和56年から出願者の温室(千葉県千葉市)において、出願者所有の半八重赤花の育成系統の実生選抜を繰り返し、平成6年に選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10432号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アマリリス   ダブルドラマチックホワイト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白の地色に淡黄緑色の筋が入る大輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は中間、草丈は中である。葉先の形は中、葉の横断面の形は浅いX型、葉長は長、葉幅は中、葉色は緑、ワックスの多少は少である。花茎の太さは中、長さは短、上部の色及び下部の色は淡緑、ワックスの多少は中、花茎数は極少、小花梗の向きは斜上、長さは短、花数はかなり少、花の向きはやや斜上、二季咲性の有無及び多弁咲の有無は有、花弁の枚数は多、花形は六角、弁先の形は中、花径は大輪、内花被の弁幅、弁長、外花被の弁幅及び弁長は中である。花弁の地色は黄白(JHS カラーチャート3301)、花弁の筋は淡黄緑(同3303)、爪白部分及び花弁中央の白色部分の有無は無、花芯及び花底部の色は明黄緑(同3305)、花弁裏中筋部の色は淡緑、花弁の反りの程度及び花喉部の太さは中、花の香りは無、開花期はやや早である。
 「ダブル サンデー」と比較して、花弁の筋の色が淡黄緑であること、「コモス ダブルスワン」と比較して、花茎下部の色が淡緑であること、花喉部が細いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和56年から出願者の温室(千葉県千葉市)において、出願者所有の育成半八重白花の育成系統の実生選抜を繰り返し、平成7年に選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「コモス ダブル ドリーム ホワイト」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10433号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   チューリップ   レッド インプレッション
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピンク インプレッション」の変異株を選抜したものであり、花色は明橙赤の地色に濃橙赤の覆輪で、花壇向きの品種である。
 草型は普通型、草丈は40.1〜45.0p、茎の太さは太、長さは35.1〜40.0p、脚長は2.6〜3.0p、節間長は長である。葉形は広、葉巻きは弱、長さは27.1〜29.0p、幅は15.1〜17.0p、色は緑、斑入りは無、葉数は3、着生角度はやや開である。花形は円筒、花容は一重、花の長さは8.1〜9.0p、花径は7.1〜8.0p、外花弁及び内花弁内側色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、外花弁及び内花弁外側色は明橙赤(同0705)の地色に濃橙赤(同0707)の覆輪が入る、花底部色は浅黄(同2504)及び黒(同05)、形はe型、斑入りの形状はb型、地色は明橙赤(同0705)、複色は濃橙赤(同0707)、外花弁の長さは8.1〜9.0p、幅は6.1〜6.5p、内花弁先端の形はb型、外花弁先端の形はa型、花弁数は6枚、花柄の長さは24.1〜28.0p、太さは7.1〜7.5o、色は帯紫である。開花期は中生である。
 「ピンク インプレッション」と比較して、外花弁及び内花弁外側色が明橙赤の地色に濃橙赤の覆輪が入ること、「オックスフォード」と比較して、内花弁内側色が濃橙赤であること、花底部色が浅黄及び黒であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1984年に出願者のほ場(オランダ王国)において、「ピンク インプレッション」の突然変異株を発見し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10434号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   にじ華(にじか)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「福娘」に(「コネチカットキング」×トサヒメユリ)の育成系統を交配して育成されたものであり、花はやや小輪の鮮黄橙色で中肋部が赤橙色のスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9o、上部及び中部の色は緑、下部の色は淡褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9o、止葉下は40〜59oである。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は6〜8p、光沢は有、数は中、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はW型、花の向きは30〜59゜、花房の形状は複散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は90〜119o、内花被の幅は30〜39o、長さは6〜8p、外花被の幅は20〜29o、長さは6〜8pである。花色は花弁の基部は明黄橙(JHS カラーチャート1905)、地色及び縁部は鮮黄橙(同1906)、中肋部は赤橙(同1012)、裏面は黄橙(同1913)である。内花被1枚の斑点の数は30〜39、外花被は10〜19、つぼみの色は明黄橙(同1905)、内花被の形はZ型、外花被の形はT型、内花被先端の形状はV型、反転の程度はZ型、外花被先端の形状はV型、反転の程度はZ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸及び花粉の色は黄、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数はやや多、花の香りは無、開花期は中である。
 「ほの華」と比較して、花弁の地色及び縁部の色が鮮黄橙であること、内花被及び外花被の斑点の数が多いこと等で、「福娘」と比較して、つぼみの形がW型であること、花弁の地色及び縁部の色が鮮黄橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に富山県農業技術センター野菜花き試験場(砺波市)において、「福娘」に(「コネチカットキング」×トサヒメユリ)の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「まどか」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10435号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   レッド ブライアン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有のアジアティック系の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は中輪の濃橙赤色で中肋部が明橙色のスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9o、上部の色は緑、中部の色は淡褐、下部の色は褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9o、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は狭披針形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は9〜11p、光沢は有、数は中、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はX型、花の向きは15゜未満、花房の形状は散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は120〜149o、内花被の幅は40〜49o、長さは6〜8p、外花被の幅は30〜39o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部及び地色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、中肋部は明橙(同1305)、縁部は濃橙赤(同0707)、裏面は明橙赤(同0705)である。内花被1枚の斑点の数は20〜29、外花被は1〜9、つぼみの色は濃赤茶(同0708)、内花被の形はU型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は赤、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さはやや太、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数はやや多、花の香りは無、開花期はやや早である。
 「グランパラディソ」と比較して、花弁中肋部の色が明橙であること、内花被に斑点が有ること、外花被の反転の程度が[型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者(北海三共株式会社)のほ場(北海道北広島市)において、出願者所有のアジアティック系の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10436号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   クラーク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ササユリに出願者所有のオリエンタル系の育成系統を交配して育成されたものであり、花は中輪の紫ピンク色でテッポウユリ型の切花及び花壇向きの品種である。
 草丈は75〜99p、茎の直径は2.5〜4.9o、上部及び中部の色は淡褐、下部の色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は6〜8p、光沢は無、数は少、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はZ型、花の向きは90〜119゜、花房の形状は総状花序、全体の形はテッポウユリ型である。花径は120〜149o、内花被の幅は30〜39o、長さは9〜12p、外花被の幅は20〜29o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202)、地色、中肋部、縁部及び裏面は紫ピンク(同9203)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は鮮紫ピンク(同9204)、内花被の形はU型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はZ型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は浅黄緑、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは90〜119o、花梗の太さはかなり細、色は淡褐、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60〜89゜、1花茎の花数は少、花の香り及び開花期は中である。
 ササユリと比較して、花径が大きいこと、花弁の地色が紫ピンクであること等で、「ピンクパーフェクション」と比較して、花弁の基部の色が淡紫ピンクで、地色が紫ピンクであること、内花被の形がU型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者(北海三共株式会社)のほ場(北海道北広島市)において、ササユリに出願者所有のオリエンタル系の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10437号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ドルチェ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コネチカットキング」に出願者所有のアジアティック系の育成系統を交配して育成されたものであり、花は中輪の鮮緑黄色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は2.5〜4.9o、上部の色は淡褐、中部及び下部の色は褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9o、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は6〜8p、光沢は有、数はやや少、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はZ型、花の向きは15゜未満、花房の形状は複散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は120〜149o、内花被の幅は40〜49o、長さは9〜12p、外花被の幅は30〜39o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部、地色、中肋部、縁部及び裏面ともに鮮緑黄(JHS カラーチャート2706)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は1〜9、つぼみの色は明緑黄(同2705)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は黄、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは30〜59o、花梗の太さは細、色は褐、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数は多、花の香りは無、開花期はやや早である。
 「コネチカットキング」と比較して、花弁の基部の色が鮮緑黄であること、内花被に斑点が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者(北海三共株式会社)のほ場(北海道北広島市)において、「コネチカットキング」に出願者所有のアジアティック系の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10438号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   エリザベス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「CHAOPHYA」に「SAMUTSONGKRAM」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びリップが鮮赤味紫色、ペタルは鮮紫ピンク色の中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は線形、横断面の形は扁円形、高さは10〜20p、長径は21〜30oである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はT型(ほぼ平)、長さは91〜120o、幅は41〜50o、表面の色は緑、葉数は7〜10枚である。優先着花部位はT型、花序は総状、1花茎の花数は6〜10、太さは2.1〜3.0o、長さは81〜150oである。花の咲き方は反転・平咲き、横径は61〜80o、縦径は41〜60o、セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、反転の方向は外反転、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向は外反転である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面の形及び先端の形はV型である。花色はセパルは鮮赤味紫(JHS カラーチャート8906)、ペタルは鮮紫ピンク(同8904)、リップは鮮赤味紫(同8906)である。花の香りは無である。
 「D-191」及び「D-195」と比較して、葉が短いこと、ドーサル・セパルが単色であること、リップが鮮赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(愛知県西尾市)において「CHAOPHYA」に「SAMUTSONGKRAM」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10439号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ミルトニア   ゴールデンマジシャンポッソ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「Minx」×「Butterfly」)に(「Ambre」×「Butterfly」)を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルが淡緑黄色、ラテラル・セパルが淡緑黄の地色に濃赤橙色の条線が基部に入り、ペタルが淡緑黄の地色に濃ピンク色のぼかし斑が入り、リップは淡緑黄の地色に鮮橙黄色のマスクが入る中型種である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。ぎ球茎の有無は明確、正面の形は惰円形、高さは51〜75o、長径は31〜45oである。葉の正面の形は狭披針形、先端の形は漸鋭先形、長さは中、幅はやや狭、表面の色は緑、全葉数は8〜9枚である。花茎の色は緑、抽出方向は斜上、花型は部分反転平咲き、花の横径及び縦径は大、リップの形からみた花型はミルト・タイプである。ドーサル・セパル正面の形は倒長楕円状披針形、先端の形は微突形、色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、色は淡緑黄(同2903)の地色に濃赤橙(同1007)の条線が基部に入る、ペタル正面の形は倒卵形、先端の形は微突形、色は淡緑黄(同2903)に濃ピンク(同0413)のぼかし斑が入る、リップ正面の形はZ型、先端の形は銀杏形、色は淡緑黄(同2903)、マスクの発現程度は明確(中)、型はU型、色数は2色、主たる地色は鮮橙黄(同2205)、最外側部の色は黄、花の香りは中である。開花期は春である。
 「ミンクス」と比較して、ペタルの斑の色が濃ピンクであること、マスクの主たる地色が鮮橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、昭和62年に育成者の温室(千葉県四街道市)において、連合王国から導入した(「Minx」×「Butterfly」)に(「Ambre」×「Butterfly」)を交配し、平成2年に開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ゴールデンマジシャン‘ルル’」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10440号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ピンクキャンディー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ロイヤルピンク」に「ピンクパンサー」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色は紫ピンク色の鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は中、新梢の色は緑、枝の斑点の多少は中、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は長楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鋭形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は扁球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は少、花形は一重咲き、装飾花の数は中、花形は普通咲き、縦径及び横径はやや大、がく片の重なりは重なる、大小の有無は有、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は鮮紫ピンク(同9504)、盛期の花色は紫ピンク(同9503)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は上中部、湾曲は内曲である。花柄の長さは中、小花柄の長さは長である。花色の変化性は有、促成での開花期は早である。
 「ミセスクミコ」と比較して、葉身基部の形が鋭形であること、がく片の形がかぶ形であること、がく片の湾曲が内曲であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(埼玉県本庄市)において、「ロイヤルピンク」に「ピンクパンサー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10441号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   サンルージュ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シャワー」に「ロイヤルピンク」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでガクアジサイ型、花色は鮮紫ピンクの鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は中、新梢の色は緑、枝の斑点の多少は中、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は長楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は盃形、花形はガクアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は中、花形は一重咲き、装飾花の数は少、花形は普通咲き、縦径及び横径は大、がく片の重なりは重なる、大小の有無は有、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は明紫赤(同9706)、盛期の花色は鮮紫ピンク(同9505)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は内曲である。花柄の長さは中、小花柄の長さは長である。花色の変化性は有、促成での開花期は早である。
 「シャワー」と比較して、開花盛期の花色が鮮紫ピンクであること、がく片の湾曲が内曲であること等で、「ロイヤルピンク」と比較して、開花盛期の花色が鮮紫ピンク(同9505)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(埼玉県本庄市)において、「シャワー」に「ロイヤルピンク」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サンライズ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10442号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   メレンゲ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「隅田の花火」に「ロイヤル白」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでガクアジサイ型、花色は淡紫ピンクに鮮紫ピンクのぼかしが入る鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は中、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は中、色は黒紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート4007)、裏面の色は穏緑(同3712)、葉柄の長さは短である。花序の形は盃形、花形はガクアジサイ型、花序の縦径は中、横径は大、厚さは中である。両性花の数は中、装飾花の数は少、両性花の色は紫、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は有、装飾花の縦径は中、横径は大、単色・複色の別は複色、開花初期の花色は淡緑黄(同2903)、盛期の花色は淡紫ピンク(同9502)に鮮紫ピンク(同9503)のぼかしが入る、終期の花色は淡紫ピンク(同9502)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は先端のみ、湾曲は平滑である。花柄の長さ及び小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「ロイヤル白」と比較して、両性花の色が紫であること、開花終期の花色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(福岡県久留米市)において、「隅田の花火」に「ロイヤル白」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「パール」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10443号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ピノノ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ロイヤル白」に「サンセット」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでガクアジサイ型、花色は淡紫ピンクに鮮紫ピンクのぼかしが入る鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は中、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は無、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は広卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート4007)、裏面の色は穏緑(同4010)、葉柄の長さは中である。花序の形は盃形、花形はガクアジサイ型、花序の縦径及び横径は中、厚さは薄である。両性花の数は多、装飾花の数はかなり少、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は複色、開花初期の花色は淡黄緑(同3502)、盛期の花色は淡紫ピンク(同9502)に鮮紫ピンク(同9705)のぼかしが入る、終期の色は浅青味紫(同8303)、がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は上部のみ、湾曲は内曲である。花柄の長さは短、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「ロイヤルピンク」と比較して、枝の斑点が無いこと、開花盛期の花色が淡紫ピンクに鮮紫ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(福岡県久留米市)において、「ロイヤル白」に「サンセット」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「キューティ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10444号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクオセルダン
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮紫ピンク色で半剣弁、カップ咲、やや弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は弱、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)、裏面の色は紫ピンク(同9503)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りはやや弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「セルフォスファー」と比較して、花弁全体が広楕円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10445号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクウーダ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡緑黄色で丸弁、カップ咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立はやや叢生、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はやや多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さ及び硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は黄緑、開花時期は中である。
 「プレビアン」及び「ティネケ」と比較して、花形がカップ咲であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10446号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクレレッザ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は濃赤色で丸弁、カップ咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立及び樹高は中である。とげの数は枝基部、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや厚、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)、花弁裏面の色は鮮紅(同0107)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さは中、硬さはやや軟、数は30〜34、一茎の花数は2〜5、花の香りはかなり弱である。枝の長さは中、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「サンピート」及び「サンアンブ」と比較して、小葉全体の形が卵形であること、花弁表面の色が濃赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10447号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクイポウ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は明橙黄色で半剣弁、カップ咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は黄緑、数は枝基部及び枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は明橙黄(JHS カラーチャート2204)、花弁裏面の色は浅黄(同2504)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は60以上、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「サンランポ」と比較して、花弁表面の色が明橙黄であること、花弁裏面の色が浅黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10448号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクイナッカ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡橙黄色で半剣弁、カップ咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は上下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は中、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は淡橙黄(JHS カラーチャート2202)、裏面の色は淡黄ピンク(同1002)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「プレタナー」と比較して、花弁表面の色が淡橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10449号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクレタルプ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シュレンマ」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は鮮橙色で外側5枚程度の弁先に鮮ピンク色のぼかしが入り半剣弁、カップ咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さは長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや厚、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は鮮橙(JHS カラーチャート1605)で外側5枚程度の弁先に鮮ピンク(同0404)のぼかしが入り、裏面の色は明橙(同1604)で外側5枚程度の弁先に鮮ピンク(同0104)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さは厚、硬さは硬、数は20〜24、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「サンランポ」と比較して、花弁表面の外側の弁先に鮮ピンク色のぼかしが入ること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、「シュレンマ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10450号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクロセラス
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は濃黄ピンク色で剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は上下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部は多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は濃黄ピンク(JHS カラーチャート1011)、裏面の色は明橙赤(同0705)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は35〜39、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「デボスープ」と比較して、花形が高芯咲であること、花弁表面の色が濃黄ピンクであること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10451号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクレモラン
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シュレンマ」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は明橙色で外側5・6枚の弁先に鮮ピンク色のぼかしが入り丸弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑、数は枝基部及び枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は明橙(JHS カラーチャート1305)で外側5・6枚の弁先に鮮ピンク(同0404)のぼかしが入り、裏面の色は明橙(同1304)で外側5・6枚の弁先に黄ピンク(同0704)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「サンランポ」と比較して、花弁表面の色が明橙で外側5・6枚の弁先に鮮ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、「シュレンマ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10452号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクレブランク
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡黄緑色で半剣弁、高芯咲、かなり弱香の大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑、数は枝基部は無、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は大、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は60以上、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ジャッククリーム」と比較して、花弁表面の色が淡黄緑であること、花弁数が多いこと等で、「ティネケ」と比較して、とげの色が緑であること、小葉全体の形が卵形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10453号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクアントク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花はピンク色で波状弁、波状咲、かなり弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は少、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は波状咲、花径はやや小、高さは低、花弁表面の色はピンク(JHS カラーチャート0103)で黄白(同2701)の目が入り、裏面の色はピンク(同0403)で弁底に黄白(同2701)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは波状弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は10〜14、一茎の花数は6〜10、花の香りはかなり弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「サンサプ」及び「サンアンプ」と比較して、花形が波状咲であること、花弁表面の色がピンクで黄白の目が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10454号   平成14年7月10日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクレファラ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡黄ピンク色で丸弁、カップ咲、弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は多、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は淡黄ピンク(JHS カラーチャート0702)、裏面の色は淡黄ピンク(同1301)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「クリニコ」と比較して、花弁表面の色が淡黄ピンクであること、花弁のタイプが丸弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10455号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクレンドン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シュレンマ」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は鮮ピンク色で半剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢及び厚さは中、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0105)、裏面の色は鮮ピンク(同0104)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「サンランポ」と比較して、花弁表面の色が鮮ピンクであること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、「シュレンマ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10456号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクアディース
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡黄ピンク色で半剣弁、高芯咲、弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は黄緑、数は枝基部はやや少、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢はやや弱、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は淡黄ピンク(JHS カラーチャート1002)、裏面の色は淡紫ピンク(同9702)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ポールスピンク」と比較して、枝基部及び枝中央部にとげが有ること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10457号   平成14年7月10日 
                                       
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクアティケ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は淡黄ピンク色で丸弁、カップ咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面及び裏面の色は淡黄ピンク(JHS カラーチャート1301)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さは中、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「サンダリ」と比較して、とげの数が少ないこと、花弁のタイプが丸弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10458号   平成14年7月10日 
                                       
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクエーサー
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は浅緑黄色で剣弁、高芯咲、中香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は上下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はやや少、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は浅緑黄(JHS カラーチャート2703)、裏面の色は淡緑黄(同2702)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは中である。枝の長さは中、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「プレミゴ」と比較して、花弁表面の色が浅緑黄であること、花弁裏面の色が淡緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10459号   平成14年7月10日 
                                       
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   プレトマ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は濃赤茶色で剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は少、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は披針形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0708)、裏面の色は鮮紅(同0107)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「プレファン」と比較して、とげの数が少ないこと、花弁表面の色が濃赤茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10460号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   プレドヌス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮紫ピンク色で丸弁、カップ咲、やや強香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は黄緑、数は枝基部はかなり少、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9504)、裏面の色は紫ピンク(同9503)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りはやや強である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ショーミ」と比較して、花弁表面の色が鮮紫ピンクであること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10461号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   セルクリーム
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡緑黄色で剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部はかなり少、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は披針形、小葉の枚数は中、本葉の長さは長、幅はかなり広である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は弱、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)、裏面の色は淡緑黄(同2903)で淡黄ピンク(同1002)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さはやや太、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ジャッククリーム」と比較して、花弁裏面の色が淡緑黄で淡黄ピンクのぼかしが入ること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10462号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   セルプロトン
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は明黄橙色で剣弁、カップ咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さは長、幅は広である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は弱、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は明黄橙(JHS カラーチャート1905)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さはかなり厚、硬さは硬、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ジャックロゴ」と比較して、花弁表面の色が明黄橙であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10463号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   セルルセニウム
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ドミンゴ」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は浅黄橙色で剣弁、高芯咲、やや弱香の大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はやや多、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は披針形、小葉の枚数は中、本葉の長さは長、幅はかなり広である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢はやや弱、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は大、高さはかなり高、花弁表面の色は浅黄橙(JHS カラーチャート1904)、裏面の色は濃ピンク(同 0405)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さはかなり厚、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りはやや弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「ジャックロゴ」と比較して、花形が高芯咲であること、花が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、「ドミンゴ」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10464号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   プレデメラ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡黄緑色で半剣弁、高芯咲、無香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は極多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さは中、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはかなり薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は淡黄緑(JHS カラーチャート3303)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さはやや厚、硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りは無である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「プレビアン」及び「ティネケ」と比較して、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10465号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   プレヴェマイン
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡緑黄色で半剣弁、カップ咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は上下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さはかなり厚、硬さはやや硬、数は35〜39、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「スコダンス」と比較して、花弁表面の色が淡緑黄であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10466号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ひのき   天王1号(てんおう1ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の植栽木の中から選抜育成されたものであり、樹形が単幹状で樹冠形が広円錐形、材部の心材が淡紅色の優良無節柱材及び優良大径材向きの品種である。
 樹形は単幹状、樹冠形は広円錐形である。樹幹の通直性は直、完満性は完満、真円性は正円である。材部の心材の色は淡紅、辺材及び丸太材面の色は淡黄、材面の凸凹は無である。樹皮の色は灰褐、厚さは中、き裂紋様は樋肌である。枝の太さは細、長さは短、岐出角は大、枝付き密度は密、旋回性は小、自然落枝性は難である。鱗片葉着生密度はかなり小、鱗片葉の夏葉の色は黄緑である。無分岐鱗片葉の側葉の長さ及び背腹葉の長さは中である。分岐鱗片葉の側葉の長さは短、背腹葉の長さはやや長である。枝軸鱗片葉の側葉の長さはやや長、背腹葉の長さはかなり長である。球果の形は球形、大きさは中、色は褐である。挿し木の発根性は難、成長型はやや晩生である。
 「ナンゴウヒ」と比較して、枝が短いこと、鱗片葉着生密度が小さいこと、「楊貴ヒ」と比較して、樹冠形が広円錐形であること、分岐鱗片葉の側葉の長さが短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和57年に育成者の山林(愛媛県東宇和郡宇和町)において、植栽木の中から幹の通直性及び細枝性の優良形質木を選抜し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成2年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10467号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   エウリオプス ペクティナツス   ティアラミキ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「エロージョイ」の変異株であり、花は鮮黄色でやや小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿は中間、株の高さは中である。茎の太さはやや細、アントシアニンの発色の有無は有、一次分枝数はかなり少、節間長は短である。葉の切れ込みの有無及び程度は密、深さは深裂、葉長はやや短、葉幅は中、葉身の色は濃緑、葉の毛の有無は有である。花形は八重及び丁字咲、花容は垂下、花径はやや小、舌状花の長さはやや短、幅は中、形は広線形、先端の形は波状形、数は極多、色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、複色の有無は無、総ほうの直径は中、花数は少である。
 「エロージョイ」と比較して、花形が八重及び丁字咲であること、花容が垂下であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(愛知県海部郡弥富町)において、「エロージョイ」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「ユリオプシスデージー」、名称は「ティアラ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10468号   平成14年7月10日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   こまくさ   黎明一号(れいめいいちごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、白根山自生種選抜系統より選抜されたものであり、花の形はT型、外花弁の色は鮮紅及び紫ピンク、内花弁の色は鮮紅及び淡紫ピンクで、開花時の草丈がやや高の鉢物及び花壇向きの品種である。
 花茎の直立性は湾曲、株張りは中、開花時の草丈はやや高である。葉形は3回、葉身長及び葉幅は中、葉の表面の色は灰緑、斑入りの有無は無、白粉の有無は有、葉柄の長さはやや短、色は赤褐である。花序は複総状、花の形はT型、長さ及び幅は中、外花弁及び内花弁の複色の有無は有、外花弁外面の色Tは鮮紅(JHS カラーチャート0107)、外面の色Uは紫ピンク(同9703)、内面の色は淡紫ピンク(同9501)、内花弁外面の色Tは鮮紅(同0107)、外面の色Uは淡紫ピンク(同9501)、がくの色は穏紅(同0115)、花茎の長さはやや短、太さはやや太、花軸及び小花柄の長さは長、花茎1本当たりの花数はかなり多である。
 「白根山自生種選抜系統」及び「緋炎」と比較して、外花弁及び内花弁の外面の色が鮮紅であること、花茎1本当たりの花数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和52年に育成者のほ場(群馬県吾妻郡六合村)において、白根山自生種選抜系統の実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、58年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。