第157回品種登録
 
 種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき下記127品種の品種登録を(第157回)をしましたので、お知らせします。
                                        
 品種登録の番号 農林水産植物の種類   登録品種の名称
 
品種登録を受ける者の氏名又は名称
10237 稲      コシヒカリ新潟BL4号 新潟県
10238 稲      美郷錦 秋田県
10239 稲     コシヒカリ富山BL4号 富山県
10240 稲      モリモリモチ 長野県
10241 そば サンルチン タカノ株式会社、氏原暉男
10242 大豆 柳川黒小粒 株式会社柳川採種研究会
10243 大豆 柳川茶小粒 株式会社柳川採種研究会
10244
 
茶    
 
茶中間母本農3号
 
独立行政法人農業技術研究機構
10245 いちご アマテラス 星野光輝
10246 いちご    めぐみ 徳島県  
10247 メロン GRA 横浜植木株式会社
10248
 
たまねぎ
 
アーリーグローブ
 
独立行政法人農業技術研究機構、ふらの農業協同組合
10249 きんかん こん太 近藤恭史
10250 もも     めぐみ白鳳 佐橋優
10251 もも     和手 武田富夫
10252 りんご 一ツ浜 西村勝博
10253 りんご 加賀宝香 松田睦
10254 しば     シャムロン 学校法人東海大学
10255 しば     クサセンリ 学校法人東海大学    
10256
 
イタリアンライグラス ワセフドウ   
 
タキイ種苗株式会社
 
10257 きんぎょそう 日清伊那ホワイト1号 日清製油株式会社
10258 きんぎょそう ヤカン 松井識樹
10259 きんぎょそう ヤスヘル 松井識樹
10260 きんぎょそう ヤピアー 松井識樹
10261 コスモス ブライダルブーケCOS 株式会社ミヨシ  
10262
 
けいとう
 
クリスタルビューティCE 株式会社ミヨシ      
10263 デルヒニウム サンスペースラヴ 株式会社ミヨシ     
10264 ペチュニア ブリエッタ パープル 第一園芸株式会社
10265
 
ペチュニア 
 
エンジェルパラソル コーラル
 
株式会社みのるガーデンセンター 
10266
 
ペチュニア 
 
エンジェルパラソル ラベンダー 
 
株式会社みのるガーデンセンター 
10267
 
ペチュニア 
 
エンジェルパラソル ソフトピンク
 
株式会社みのるガーデンセンター 
10268
 
ペチュニア 
 
エンジェルパラソル イエローミニ
 
株式会社みのるガーデンセンター 
10269
 
ペチュニア 
 
エンジェルパラソル ライトレモン
 
株式会社みのるガーデンセンター
10270
 
ペチュニア 
 
エンジェルパラソル ライラックミニ
 
株式会社みのるガーデンセンター
10271
 
ペチュニア 
 
エンジェルパラソル ローズ
 
株式会社みのるガーデンセンター
10272 ペチュニア  キリマジベイニーピンク 麒麟麦酒株式会社
10273 ペチュニア  キリマジベイニーブルー 麒麟麦酒株式会社  
10274 ペチュニア  キリマジオーキット 麒麟麦酒株式会社    
10275 ペチュニア  サンベルクオピ サントリー株式会社
10276 ひまわり 風炎 北越農事株式会社
10277 きく 松風の調 加藤由博
10278 きく     ミリーム 加藤藤人 
10279 きく     精の朝 有限会社精興園  
10280 きく    精の進        有限会社精興園  
10281 きく    精の滝        有限会社精興園   
10282 きく     精の渚         有限会社精興園   
10283 きく    精の湖         有限会社精興園   
10284 きく   精の輝 有限会社精興園   
10285 きく   精の寿 有限会社精興園     
10286 きく     精興天使 有限会社精興園   
10287 きく     精興の港 有限会社精興園
10288 きく     精興北進    有限会社精興園
10289 きく     精興の歌    有限会社精興園  
10290 きく     精興満月   有限会社精興園 
10291 きく     精興の響     有限会社精興園 
10292 きく     精興白雪    有限会社精興園     
10293 きく     精興豊年    有限会社精興園     
10294 きく     精興将軍    有限会社精興園     
10295
 
きく    
 
ラブリーマム時かざぐるま 有限会社精興園         
10296
 
きく    
 
ラブリーマム童かざぐるま 有限会社精興園         
10297 きく     ラブリーマムセイジャワ 有限会社精興園     
10298 きく     ラブリーマムセイリトロ 有限会社精興園     
10299 きく     ラブリーマムセイポゴ 有限会社精興園     
10300 クレマチス  星のフラメンコ     星野実    
10301 スターチス  リウスブルー 日本たばこ産業株式会社
10302 スターチス  ダイアクア 第一園芸株式会社
10303 スターチス  ダイアメジスト 第一園芸株式会社
10304 スターチス  ダイレディーマドンナ 第一園芸株式会社
10305
 
カーネーション    シーエフピーシージョイ
 
カリフォルニア フロリダ プラント社
 
10306
 
カーネーション    シーエフピーシー ローズ マレア
 
カリフォルニア フロリダ プラント社
 
10307
 
ベゴニア  
 
エラスタス
 
株式会社エッチ・アイ・ジェイ
10308
 
ベゴニア  
 
バザン
 
株式会社エッチ・アイ・ジェイ
10309
 
ベゴニア  
 
コバック
 
株式会社エッチ・アイ・ジェイ
10310
 
ベゴニア  
 
エライザ
 
株式会社エッチ・アイ・ジェイ
10311 ほうせんか デュエインペットレッド マルガ デュメン
10312 アガパンサス スノーストーム ステファン ジョン モーレー ウィルキン
10313 カンパニュラ ミスティブルー 麻野間秀一
10314
 
アルストロメリア  ピンクダイアモンド
 
ファン スターベレン社   
10315
 
アルストロメリア   スタルシモ
 
ファン スターベレン社  
10316
 
アルストロメリア   東邦2号
 
東邦瓦斯株式会社   
 
10317
 
アルストロメリア   ソラノ
 
協和醗酵工業株式会社
 
10318 ゆり   若狭の歌姫 福井県
10319 ゆり   若狭の舞姫    福井県
10320 ゆり     ホワイトランサーU 福花園種苗株式会社
10321 ゆり     ふくれん西尾3号 西尾修一
10322 ゆり     カネス フレッター&デン ハーン ベヘール社
10323 ゆり     トロント フレッター&デン ハーン ベヘール社
10324 ゆり     プッチーニ フレッター&デン ハーン ベヘール社
10325 ゆり     ウンブリア フレッター&デン ハーン ベヘール社
10326 ゆり     ベルメール フレッター&デン ハーン ベヘール社
10327 ゆり     ポップレモン 富山県
10328 ゆり     スリムライト 富山県
10329 ゆり     奈乃華ララ 富山県
10330 ゆり     奈乃華ルル 富山県         
10331 ゆり ワイワイオレンジ   富山県         
10332
 
オランダかいう ビューティー 1 
 
柴崎善雄、柴崎利幸  
 
10333 カトレア エスポワール ユウナ 石井克洋
10334
 
デンドロビウム カノープス
 
春田功
 
10335
 
デンドロビウム   スウィートラブ
 
株式会社キャラック
 
10336
 
デンドロビウム   カレン
 
株式会社キャラック
 
10337
 
デンドロビウム    セカンドラブ S キャメロン
 
今頭憲彦
 
10338
 
デンドロビウム    ジプシーローズ      南治男
 
10339
 
ファレノプシス エモーショナルムーン キンリュウ
 
徳永建史
 
10340
 
ファレノプシス    シグナス エンパイア
 
有限会社国分寺洋蘭園    
10341
 
ファレノプシス  シグナスルネッサンス
 
有限会社国分寺洋蘭園    
10342
 
ファレノプシス   エモーショナルムーン ホワイトイーグル
 
徳永建史
 
10343
 
オドントグロッサム ニチレイストロトルド ポルックス
 
株式会社ニチレイ       
10344
 
オドントグロッサム  ニチレイストロベリーフィールド オリオンスター 株式会社ニチレイ       
10345
 
あじさい 
 
ホリベル   
 
ヤコブス ゲラルダス ホフステッド、ウイルヘルム ヤコブス ゲラルダス ホフステッド
10346 あじさい  ムーディー 園木正広
10347 あじさい   ファンシー 園木正広
10348 あじさい   アウスレーゼ 園木正広
10349 ばら コルミッソ 京成バラ園芸株式会社
10350 ばら     コルフラウマ 京成バラ園芸株式会社  
10351 ばら     コルスティグマ 京成バラ園芸株式会社  
10352 ばら     コルブリッタ 京成バラ園芸株式会社  
10353 ばら     コルストフェイン 京成バラ園芸株式会社  
10354 ばら     青竜 小林森治
10355 ばら     パールレッドN 中村一己
10356 じんちょうげ 列島まさるみやま 中戸賢   
10357 いとすぎ エレガンスブルー 千葉県
10358 えのきたけ シナノ10号 長野県
10359 しいたけ 大分きのこ研−2102 大分県
10360 はたけしめじ 十勝3号 株式会社雪国まいたけ
10361 はたけしめじ 群馬GLD−17号  群馬県
10362 ぶなしめじ 大木娘413 大木町    
10363 ぶなしめじ  野々海146号菌 株式会社ミスズライフ
          





























































































































































 
 
 
 
 
 
           【品 種 登 録 の 概 要】
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10237号   平成14年6月20日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   コシヒカリ新潟BL4号(コシヒカリにいがたBL4ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「新潟早生」を1回親、「コシヒカリ」を反復親として戻し交配を行い育成された固定品種であり、育成地(新潟県長岡市)における成熟期は中生の早、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−zの水稲、粳種である。
 草型は中間型、稈長は長、細太は中、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度は中である。穂長及び穂数は中、粒着密度はやや密、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は稀、芒長は短である。玄米の形、大小及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は中である。出穂期及び成熟期は中生の早、穂発芽性は難、耐倒伏性は極弱、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−zである。
 「コシヒカリ」、「コシヒカリ新潟BL1号」、「コシヒカリ新潟BL2号」、「コシヒカリ新潟BL3号」、「コシヒカリ富山BL1号」、「コシヒカリ富山BL2号」及び「コシヒカリ富山BL3号」と比較して、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−zであることで区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に新潟県農業総合研究所作物研究センター(長岡市)において、「コシヒカリ」に「新潟早生」を交配し、以後、「コシヒカリ」を反復親として戻し交配を6回行い、その後、系統育種法により育成された固定品種であり、平成9年に生産力検定試験及び特性検定試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10238号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   美郷錦(みさとにしき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「山田錦」に「美山錦」を交配して育成された固定品種であり、育成地(秋田県秋田市)における成熟期は中生の早、精玄米千粒重が大、蛋白質含量がやや低の酒造用の水稲、粳種である。
 草型は穂重型、稈長は長、細太は太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は中である。穂長はやや長、穂数はやや少、粒着密度はやや疎、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや円、大小及び精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の中、光沢は中、心白の多少はやや多、大小は中である。出穂期は中生の中、成熟期は中生の早、障害型耐冷性及び穂発芽性は中、耐倒伏性は弱、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−i、穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性はやや弱である。蛋白質含量はやや低である。
 「美山錦」と比較して、穂数が多いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−iであること等で、「吟の精」と比較して、穂数が多いこと、心白が多いこと、大きいこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−iであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に秋田県農業試験場(秋田市)において、「山田錦」に「美山錦」を交配し、平成2年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、3年より特性検定試験、4年より生産力検定試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10239号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   コシヒカリ富山BL4号(コシヒカリとやまBL4ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コシヒカリ」に出願者所有の育成系統「BC89」(「コシヒカリ」×「K60」の後代系統)を交配し、「コシヒカリ」を戻し交配して育成された固定品種であり、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−k、育成地(富山県富山市)における成熟期は中生の早の水稲、粳種である。
 草型は中間型、稈長は長、稈の細太は中、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度は中、穂長及び穂数は中、穂型は紡垂状である。穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は稀、芒色は黄白−黄である。玄米の形、大小及び精玄米千粒重は中である。出穂期及び成熟期は中生の早、穂発芽性は難、耐倒伏性は極弱である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−kである。 
 「コシヒカリ」、「コシヒカリ富山BL1号」、「コシヒカリ富山BL2号」、「コシヒカリ富山BL3号」、「コシヒカリ新潟BL1号」、「コシヒカリ新潟BL2号」及び「コシヒカリ新潟BL3号」と比較して、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-kpであること等で区別性が認められる。               
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に富山県農業技術センター農業試験場(富山市)において、「コシヒカリ」に出願者所有の育成系統「BC89」(「コシヒカリ」×「K60」の後代系統)を交配し、4年から「コシヒカリ」を反復親として戻し交配を行い、以後、7年から系統育種法により育成された品種であり、10年に生産力検定試験、特性検定試験等の試験を行い、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10240号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   モリモリモチ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「関東糯148号(後の「モチミノリ」)」に「もちひかり」を交配して育成された固定品種であり、育成地(長野県下伊那郡高森町)における成熟期は中生の中、稈長は中、穂長はやや長、耐倒伏性はやや強の水稲、糯種である。
 草型は中間型、稈長及び稈の細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度はやや立である。穂長はやや長、穂数及び粒着密度は中、穂軸の抽出度はやや短である。穎色は黄白、ふ先色は赤、芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや円、大小はやや大、粒色は白、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良、香りは無である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期及び成熟期は中生の中、穂発芽性は中、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型は+である。
 「モチミノリ」と比較して、穎色が黄白であること、ふ先色が赤であること等で、「もちひかり」と比較して、精玄米千粒重が大きいこと、出穂期及び成熟期が晩いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に長野県南信農業試験場(下伊那郡高森町)において、「関東糯148号(後の「モチミノリ」)」に「もちひかり」を交配し、平成3年に雑種第3代で個体選抜を行い、以後系統育種法により、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10241号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   そば   サンルチン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「牡丹そば」から選抜して育成された固定品種であり、育成地(長野県上伊那郡南箕輪村)における成熟期はやや早生、分枝数及び1株花房数が多で、子実千粒重が重の品種である。
 草丈及び主茎長はかなり短、主茎節数は多、茎の太さは細、肉厚は中、色は淡紅、分枝数は多、草型は直立分枝伸長型である。葉の形は中、大きさは小、色は淡である。花色は白、登熟中の果皮色は白−淡緑、粒型は3稜型、粒の長さ、幅及び長幅比は中、果皮色は濃褐〜黒、1株稔実粒数は中、子実千粒重は重、1株花房数は多である。開花始、開花期及び成熟期はやや早、生態型は中間型〜夏型である。
 「牡丹そば」及び「信濃一号」と比較して、主茎節数、分枝数及び1株花房数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に信州大学ほ場(長野県上伊那郡南箕輪村)において、「牡丹そば」から子実中のルチン含量を対象とした個体選抜を行い、以後、選抜と増殖を重ね育成された固定品種であり、8年から特性検定試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10242号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大豆   柳川黒小粒(やながわくろしょうりゅう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「中生光黒」に「ヒゴムスメ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(岩手県岩手郡滝沢村)における成熟期は中の早、有限伸育型で種皮が黒色、粒形が扁球の加工用の品種である。
 伸育型は有限、分枝数は中、胚軸の色は紫、主茎長は極短、主茎節数は少、最下着莢節位高は低である。小葉の形は中間、数は3枚葉、花色は紫である。熟莢の色は褐、1莢内粒数はやや多、莢数は多、裂莢の難易及び毛茸の多少は中、色は褐である。種皮の単色・複色の別は単色、地色は黒、粒の子葉色は黄、粒形は扁球、臍の色は黒、粒の大小は小の大である。開花期は中、成熟期は中の早、生態型は夏大豆型である。
 「納豆小粒」及び「茶小粒」と比較して、種皮及び臍の色が黒であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の農場(岩手県岩手郡滝沢村)において、「中生光黒」に「ヒゴムスメ」を交配し、雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10243号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大豆   柳川茶小粒(やながわちゃしょうりゅう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「白山ダダチャ」に「ヒゴムスメ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(岩手県岩手郡滝沢村)における成熟期は中の晩、有限伸育型で種皮が褐色、粒形が扁球の加工用の品種である。
 伸育型は有限、分枝数は中、胚軸の色は紫、主茎長は短、主茎節数は少、最下着莢節位高は低である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は紫である。熟莢の色は褐、1莢内粒数はやや多、莢数は多、裂莢の難易及び毛茸の多少は中、色は褐である。種皮の単色・複色の別は単色、地色は褐、粒の子葉色は黄、粒形は扁球、臍の色は暗褐、裂皮の難易は極難、粒の大小は中の小である。開花期は晩、成熟期は中の晩、生態型は夏大豆型である。
 「納豆小粒」及び「茶小粒」と比較して、種皮色が褐であること、粒が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の農場(岩手県岩手郡滝沢村)において、「白山ダダチャ」に「ヒゴムスメ」を交配し、雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10244号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   茶   茶中間母本農3号(ちゃちゅうかんぼほんのう3ごう)  
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、インドから導入した実生系統を選抜して育成されたものであり、育成地(鹿児島県枕崎市)におけるほう芽期及び摘採期は極晩で、高カフェイン、高タンニン系統の育種に有効な中間母本用の品種である。
 樹姿は中、樹勢は強、株張りは大、葉層の厚さは中である。摘採期の茶芽の揃いはやや不揃、大きさはかなり大、芽数はやや少、摘芽長はかなり長、摘芽の本葉の開葉数は中、百芽重は大である。新葉の形は長楕円、大きさはかなり大、厚さはやや厚、色は淡緑、光沢及び葉質は中である。成葉の形は長楕円、先端長はやや長、大きさは大、色は緑、葉面のしわ及び葉縁の波は中である。枝条の分枝数は少、節間長は長、着葉角度はやや鈍、ほう芽期及び摘採期は極晩である。製品の外観の形状は中、色沢は中下、内質の香気は上、水色及び滋味は中下である。製品の化学成分カフェイン及びタンニンは極多である。耐寒性の赤枯抵抗性及び青枯抵抗性は弱、裂傷型凍害抵抗性は中である。
 「やぶきた」と比較して、製品の化学成分カフェイン及びタンニンが多いこと等で、「べにひかり」と比較して、株張りが大きいこと、摘採期の茶芽が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者のほ場(鹿児島県枕崎市)において、インドから導入した実生系統を昭和53年から特性調査及び系統選抜、56年から交配組合せ能力検定を行い育成されたものであり、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「MAKURA 1号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10245号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いちご   アマテラス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「鬼怒甘」に「とよのか」を交配して育成されたものであり、草勢が強く、果実は円錐形でかなり大きい施設栽培に向く品種である。
 草姿は中間、草勢は強、草丈は中、分げつの多少は少、ランナー数はやや多である。葉色は濃緑、葉の形状は上向き、小葉の大きさ及び葉数は中、葉柄の太さは太である。果皮の色は鮮赤、果形は円錘、果実の大きさはかなり大、果肉色は鮮紅、果心の色は淡赤、果実の光沢は良である。花の大きさは大、花弁の色は白、花房当たりの花数は多、花柄の太さは中、花柄長は極長である。果実の硬さは中、無種子帯は少、そう果の落ち込みは落ち込み小、そう果数は中、果実の香りはやや多である。季性は一季成、開花始期は中、成熟期はやや晩、開花位置は葉と同水準、可溶性固形物含量は中、酸度は低、炭そ病抵抗性はやや強である。
 「とよのか」と比較して、果実が大きいこと、花房当たりの花数が多いこと、花柄長が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(福岡県久留米市)において、「鬼怒甘」に「とよのか」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「雅」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10246号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いちご   めぐみ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「とよのか」×「アイベリー」)の実生選抜系統に「とよのか」を交配して育成されたものであり、果実は円錘形でかなり大きく、可溶性固形物含量がかなり高い促成栽培向きの品種である。
 草姿は中間、草勢は強、草丈は高、分げつの多少はやや多、ランナー数は中である。葉色は暗緑、葉の形状は平面、小葉の大きさは大、葉数及び葉柄の太さは中である。果皮の色は鮮赤、果形は円錘、果実の大きさはかなり大、果肉色は橙赤、果心の色は淡赤、果実の光沢は良である。花の大きさは中、花弁の色は白、花房当たりの花数は少、花柄の太さ及び花柄長は中である。果実の硬さはやや硬、無種子帯はほとんど無し、そう果の落ち込みはやや落ち込み中、そう果数は中、果実の香りは多である。季性は一季成、開花始期及び成熟期はかなり早、開花位置は葉と同水準、可溶性固形物含量はかなり高、酸度は中、日持ちはやや長である。
 「とよのか」及び「さちのか」と比較して、果実が大きいこと、花房当たりの花数が少ないこと、開花始期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に徳島県立農業試験場(現徳島県立農林水産総合技術センター農業研究所、名西郡石井町)において、(「とよのか」×「アイベリー」)の実生選抜系統に「とよのか」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10247号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   メロン   GRA
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「新豊玉」の後代に「試交1029(後の「ふかみどり」)」を交配して育成されたものであり、果実は球形でネットは疎、果肉は橙色で厚く、つる割病抵抗性を有する育種素材用の品種である。
 種子の大きさはやや小、主づるの太さ、節間長及び葉の大きさは中、欠刻は浅、葉柄の長さは中、花性は両性花雄花同株型、雌花(両性花)着生位は主+子+孫づる、春作及び夏作の雌花(両性花)の発生は良、着果の安定度はやや安定である。果皮色(適食期)は灰緑、果形は球、果面の状態はみぞ、ネットの密度は疎、へた離れは難、果重及び花落ちの大きさは中である。果肉の色は橙、果肉の厚さは厚、糖度は高、香りの質はネット、日持ちは長、つる割病抵抗性は強である。
 「ティファニー328」と比較して、果面にみぞがあること、果面のネットが疎であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和45年に出願者の農場(静岡県小笠郡菊川町)において、「新豊玉」の後代に「試交1029(後の「ふかみどり」)」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、55年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10248号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   たまねぎ   アーリーグローブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、アメリカ合衆国から導入した細胞質雄性不稔系統「W202A」を母系とし、「泉州黄」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、草姿は立性で、球の縦断面は球形でしまりが硬い春播き露地移植栽培に向く品種である。
 草丈は中、草姿は立、最大葉身の径は中、葉の色は緑、ろう質の有無は有である。球の重さは中、高さはやや高、径はやや小、縦断面の形は球、外皮の色は褐、球のしまりは硬、肉質はかなり密、りん片の色は帯緑、内部分球数は2である。収穫期は晩、抽だい性は易、貯蔵中のほう芽性はやや晩、腐敗はやや少、球形の変化は少である。 
 「ツキサップ」と比較して、球が軽いこと、球の縦断面の形が球であること等で、「改良オホーツク1号」と比較して、草姿が立つこと、球が軽いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、アメリカ合衆国から導入した細胞質雄性不稔系統「W202A」を母系とし、「泉州黄」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成4年から出願者の農場(北海道札幌市及び北海道富良野市)において交配組合せ検定試験を実施し、7年から特性の調査を行い、9年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10249号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きんかん   こん太(こんた)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ニンポウキンカン」の枝変わりであり、果形が球、果重がやや軽、果皮色が濃橙の育成地(静岡県清水市)では2月上中旬に成熟するきんかんである。
 樹姿は直立、樹の大きさは小、樹勢は弱である。枝梢の太さは太、節間長及びとげの多少は中である。葉身の形は紡錘形、波状の程度は弱、葉身の大きさは極小、葉身長は短、葉身幅は極狭、網脈の鮮明度は不明である。翼葉の形は無、葉柄の長さは短、太さは中である。花序の形成は単生、花(花蕾)の重さは極軽、花弁の形は紡錘形、長さは極短、幅は極狭、色は白、数は5枚、花糸の分離の程度は合一、花粉の多少は中である。果実の形は球、果形指数は小、果頂部の形は陥没、放射条溝及び凹環の有無は無、果梗部の形は切平面、放射条溝の多少は無である。果心の充実度は密、大きさは中、果実の重さはやや軽、果皮の色は濃橙、油胞の大きさは中、密度はかなり疎、凹凸は平、果面の粗滑は極滑、果皮の厚さは厚、果皮歩合は極大、剥皮の難易は難である。じょうのう膜の硬さは中、さじょうの形は短、大きさは極小、色は橙である。果汁の多少は少、甘味は高、酸味は極低、香気の多少はやや少、種子数は少、胚の数は多胚である。発芽期及び開花期は極晩、成熟期はやや早で育成地においては2月上中旬である。隔年結果性は低、浮き皮果及び裂果の発生は無、貯蔵性は短である。
 「ニンポウキンカン」と比較して、果面が滑らかであること、果皮が厚いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に育成者の自園(静岡県清水市)において、「ニンポウキンカン」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「かんきつ」、名称は「ふじ丸」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10250号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   もも   めぐみ白鳳(めぐみはくほう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「白鳳」の枝変わりであり、果実の外観が円、大きさがやや大、果皮の地色及び果肉の色が乳白の育成地(愛知県犬山市)では7月上旬に成熟する早生種である。
 樹姿は中間、樹の大きさ、樹勢、枝梢の太さは中、節間長はやや短、色は赤褐である。葉身の形は長、鋸歯の形は中、葉縁の波打ちは少、葉の大きさは中、色は緑、蜜腺の形は球腎である。花形は普通咲、大きさは中、花弁の数は単弁、形は楕円、色は淡桃、花粉の多少は有、がく筒の形は鐘、がくの色は緑である。果実の外観は円、果頂部の形は凹、凹は浅、梗あの深さ、広さ、赤道部の縫合線は中、果頂部の縫合線は浅、果実の大きさはやや大、果皮の地色は乳白、着色は多、濃さは濃、形は条及びぼかし、切った直後の果肉の色は乳白、果肉内の着色は少、核周囲の着色は無、果肉の粗密は密、果肉繊維の多少は少、果皮の剥皮性は易、肉質は溶質、果汁の多少及び甘味は多、酸味及び渋味は微、苦味は無である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は短楕円、大きさは中、色は褐、核面の粗滑は粗である。開花期は中、成熟期(満開〜成熟までの日数)は81〜90日で育成地においては7月上旬である。生理落果は少、核割れの多少はやや少、裂果は無、果実の日持ちは中である。
 「白鳳」と比較して、果肉内の着色が有ること、成熟期が早いこと等で、「日川白鳳」と比較して、葉身の形が長いこと、甘味が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に育成者の自園(愛知県犬山市)において「白鳳」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10251号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   もも   和手(わで)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「反田ネクタリン」の自然交雑実生から選抜して育成されたものであり、果形が円、果実の大きさが大、果皮の地色が緑白、果肉の色が白の育成地(長野県中野市)では8月下旬〜9月上旬に成熟するネクタリンである。
 樹姿は中間、樹の大きさは中、樹勢はやや強、枝梢の太さ及び節間長は中、色は赤褐である。葉身の形は長、葉縁の波打ち及び葉の大きさは中、色は緑、蜜腺の形は腎である。花形は普通咲、大きさ及び花弁の数は中、形は楕円、色は淡桃、花粉の多少は有、がくの形は鐘、色は淡紅である。果実の外観は円、果頂部の形は凹、凹み、梗あの深さ、広さ及び赤道部の縫合線の深さは中、果実の大きさは大、果皮の地色は緑白、着色の多少はかなり多、濃さは濃、形は全面、切った直後の果肉の色は白、果肉内の着色は微、核周囲の着色は少、果肉の硬さ、果肉繊維の多少及び果皮の剥離性は中、果肉の溶、不溶は溶質、果汁の多少はやや多、甘味は多、酸味及び渋味は微、苦味は無である。核と果肉の粘離は粘、核の形は楕円、大きさは大、色は濃褐、核面の粗滑は粗である。開花期は中、成熟期(満開〜成熟までの日数)は111〜120日で育成地においては8月下旬〜9月上旬である。生理落果の多少及び核割れの多少は少、裂果は多、果実の日持ちは中である。
 「反田ネクタリン」と比較して、果実が大きいこと等で、「スイートネクタリン晶光」と比較して、核と果肉の粘離が粘であること、裂果が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に育成者の自園(長野県中野市)に「反田ネクタリン」の自然交雑種子をは種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10252号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんご   一ツ浜(ひとつはま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「王林」の樹冠下で発見された偶発実生から選抜して育成されたものであり、果実の外観が長円錐、果皮を被う色が赤、大きさがやや大の育成地(長野県諏訪郡下諏訪町)では10月下旬に成熟する晩生種である。
 樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、皮目の大きさは小、多少は多である。短果枝の着生(結果習性)は短果枝上、えき花芽の着生は中である。葉身の形は中間、大きさは中、色は緑、たく葉の形は鎌形、長さ、葉柄の長さ及び太さは中である。花の大きさは中、色(蕾の色)は淡桃、花弁の形は長円、やくの色は黄である。果実の外観は長円錐、王冠は弱、がくの開閉は中、がくあの深さは浅、広さは狭、こうあの深さは浅、広さはやや狭、果実の大きさはやや大、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は赤、被う色の強さはかなり淡、型は縞不明、量は少、さびの位置はこうあ、量は少、さび状果点は有、果点の大きさ及び密度は中、スカーフスキンは有、果皮のろう質は少、粗滑の程度は粗である。果梗の長さはやや長、太さは中、肉こうの有無は無である。果心の形は円、大きさは中、果肉の色は黄、褐色化は強、硬さは及びきめは中、蜜の多少は無〜僅かである。甘味は高、酸味は弱、渋味は無、香気及び果汁の多少は中、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期及び開花期は中、成熟期は晩で育成地においては10月下旬、結果の早晩は中、早期落果は無〜僅か、後期落果は中、普通貯蔵性はやや長い、心かびの発生は少である。
 「王林」と比較して、果皮を被う色が赤であること、甘味が高いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に育成者が自園(長野県諏訪郡下諏訪町)の「王林」の樹冠下で数本の偶発実生を発見、養生を行い平成6年に選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10253号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんご   加賀宝香(かがほうか)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ふじ」の自然交雑実生から育成されたものであり、果実の外観が長円、果皮を被う色が赤、大きさがやや大の育成地(石川県金沢市)では9月中旬に成熟する中生種である。
 樹姿はやや開張、樹の大きさは中、樹勢はやや弱である。枝梢の太さ及び節間長は中、皮目の大きさは小、多少は中である。短果枝の着生(結果習性)は短果枝上、えき花芽の着生は多である。葉身の形はやや円、大きさは短、色は緑、たく葉の形は鎌形、長さ及び葉柄の長さは短、太さは中である。花の大きさは中、色(蕾の色)は淡桃、花弁の形は卵、やくの色は黄である。果実の外観は長円、王冠は弱、がくの開閉は閉、がくあの深さ及び広さは中、こうあの深さはやや深、広さは中、果実の大きさはやや大、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は赤、被う色の強さは中、型は縞明瞭、量は中、さびの位置はこうあ、量は無〜僅か、さび状果点は有、果点の大きさ及び密度は中、スカーフスキンは無、果皮のろう質は少、粗滑の程度はやや滑である。果梗の長さ及び太さは中、肉こうの有無は無である。果心の形は広楕円、大きさは中、果肉の色は黄、褐色化は中、硬さはやや硬、きめは粗、蜜の多少は無〜僅かである。甘味はやや高、酸味は弱、渋味は無、香気は少、果汁の多少は中、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期は早、開花期はやや早、成熟期は中で育成地においては9月中旬、結果の早晩は早、早期落果は無〜僅か、後期落果は多、普通貯蔵性は長い、心かびの発生は少である。
 「千秋」と比較して、葉身が円いこと、がくあが深いこと等で、「ふじ」と比較して、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の自園(石川県金沢市)において「ふじ」の自然交雑種子をは種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「紅宝松」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10254号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しば   シャムロン
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、タイ王国から収集した野生種と熊本県内から収集した野生種を種間交雑して育成されたものであり、出穂茎の長さが短、葉長がかなり長で幅は中、緑化の早晩が早、耐干性がかなり強、シバ銹病抵抗性が強い芝生向きの品種である。
 草型はややほふく、出穂茎の太さは細、長さは短、ほふく茎の密度は密、太さは中である。葉長はかなり長、幅、色及び穂長は中、小穂数はやや少、種子重は中である。初期生育は良、春の草勢及び秋の草勢はかなり良、出穂始は中、穂数は少、緑化の早晩は早、紅葉の早晩はやや早、越冬の良否はやや良、越夏の良否はかなり良である。耐干性はかなり強、シバ銹病抵抗性は強である。
 「Meyer」及び「みやこ」と比較して、春の草勢が良いこと、シバ銹病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に九州東海大学農学部試験ほ場(熊本県阿蘇郡長陽村)において、タイ王国から収集した野生種に熊本県内から収集した野生種の種間交雑を行い、その実生の中から選抜、9年から特性の調査を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10255号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しば   クサセンリ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、沖縄県から収集した野生種に熊本県阿蘇から収集した野生種を種間交雑して育成されたものであり、出穂茎の長さが長、葉長が極長で幅はかなり広、緑化の早晩がかなり早、越冬性が良、耐干性がかなり強、シバ銹病抵抗性が強い芝生向きの品種である。
 草型は中間、出穂茎の太さは中、長さは長、ほふく茎の密度は密、太さは太である。葉長は極長、幅はかなり広、色はやや淡、穂長は長、小穂数は中、種子重はやや軽である。初期生育、春の草勢及び秋の草勢はかなり良、出穂始及び穂数は中、緑化の早晩はかなり早、紅葉の早晩はかなり晩、越冬の良否は良、越夏の良否はかなり良である。耐干性はかなり強、シバ銹病抵抗性は強である。
 「Meyer」及び「みやこ」と比較して、ほふく茎の密度が密であること、紅葉の早晩が晩いこと、シバ銹病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に九州東海大学農学部試験ほ場(熊本県阿蘇郡長陽村)において、沖縄県から収集した野生種と熊本県阿蘇から収集した野生種の種間交雑を行い、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10256号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   イタリアンライグラス   ワセフドウ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ハルアオバ」と出願者所有の育成系統WVPB−AR−2及びRIOを交配して得た種子を母材として選抜、育成された固定品種であり、稈長はやや短、茎の太さは中、家畜飼料向きの極早生品種である。
 草型は直立、初期草丈は中、春期草丈は高である。稈長はやや短、茎の太さは中、葉身長は極短、葉幅は中である。穂長はかなり短、穂数はやや少、小穂数は少、1000粒重は軽、芒の有無と長さはかなり短である。耐寒性は中、生育期間はかなり短、出穂期は極早生、冠さび病抵抗性は中である。
 「ニオウダチ」及び「ハルアオバ」と比較して、1000粒重が軽いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者のほ場(宮崎県児湯郡川南町)において、「ハルアオバ」と出願者所有の育成系統WVPB−AR−2及びRIOの3品種間で放任受粉させて得た雑種種子を母材として、選抜を繰り返し、8年に個体選抜を行い、以後、特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10257号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きんぎょそう   日清伊那ホワイト1号(にっしんいなホワイト1ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「バタフライホワイト」の4倍体個体に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は上唇弁、下唇弁先端部及び中央部が黄白色、底部が淡黄緑色の切花向きの品種である。
 草型はU型、草丈はやや高である。茎の太さは極太、茎部の剛直性は強、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3312)、毛の多少及び分枝性は少、節間長は長である。葉形はU型、葉長はやや長、葉幅は広、緑色の程度は中、アントシアニンの有無及び斑入りの有無は無、葉の着生角度は下垂である。花穂の形は中、花穂長は極長、花間長は長、花形はペンステモン型、花の縦径及び横径はかなり長、花冠筒部の幅は中である。上唇弁、下唇弁先端部及び中央部の色は黄白(同3101)、底部の色は淡黄緑(同3102)、花冠筒部の色は黄白(同3101)である。上唇弁及び下唇弁の形は広、花弁数は一重、花柄の長さ及び太さは中、色は無、1花穂当たり花らい数は多、開花の早晩はかなり晩である。
 「バタフライホワイト」と比較して、茎が太いこと、花穂長が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(大阪府河内長野市)において、「バタフライホワイト」にコルヒチン処理を行って得られた4倍体個体に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スナッピーホワイト1号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10258号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きんぎょそう   ヤカン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は上唇弁が黄白色で濃紫ピンク色及び赤紫色の条が入り、下唇弁先端部が黄白色で濃紫赤色の条が入り、中央部及び底部が明緑黄色の鉢植え及び花壇向きの品種である。
 草型はX型、草丈は極低である。茎の太さは極細、色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、毛の多少は少、分枝性は中、節間長は短である。葉形はV型、葉長は短、葉幅は狭、緑色の程度は濃、アントシアニン及び斑入りの有無は無、着生角度は水平である。花穂の形は中、花穂長はかなり短、花間長は中、花形は普通型、花の縦径は中、横径は極短、花冠筒部の長さはやや短、幅はかなり狭である。上唇弁上部、中央部及び底部中央部の色は黄白(同3101)に濃紫ピンク(同9213)及び赤紫(同9214)の条が入る。下唇弁先端部の色は黄白(同3101)に濃紫赤(同9709)の条が入り、中央部及び底部の色は明緑黄(同2905)、花冠筒部の色は黄白(同3101)に濃赤紫(同9509)の条が入る。上唇弁及び下唇弁の形は狭、花弁数は一重、花冠筒部の毛の多少は中、1花穂当たり花らい数は少、開花の早晩はやや早である。           
 「バスケット プリムローズベイン」と比較して、茎及び花冠筒部の毛が少ないこと、下唇弁中央部及び底部の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に育成者のほ場(連合王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10259号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きんぎょそう   ヤスヘル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は上唇弁が淡紫ピンク色で赤紫色の条が入り、下唇弁先端部が淡紫ピンク色、中央部が紫ピンク色で中心部に淡緑黄色が入る鉢植え及び花壇向きの品種である。
 草型はX型、草丈は極低である。茎の太さはかなり細、色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、毛の多少は極多、分枝性は中、節間長はかなり短である。葉形はV型、葉長は短、葉幅は狭、緑色の程度は濃、アントシアニン及び斑入りの有無は無、着生角度は斜上である。花穂の形は中、花穂長は短、花間長はやや短、花形は普通型、花の縦径は短、横径は極短、花冠筒部の長さはかなり短、幅は極狭である。上唇弁上部、中央部及び底部中央部の色は淡紫ピンク(同9202)に赤紫(同9508)の条が入る。下唇弁先端部の色は淡紫ピンク(同9202)、中央部の色は紫ピンク(同9211)で中心部に淡緑黄(同2903)が入り、底部の色は淡緑黄(同2903)で中央部が明緑黄(同2905)、縁部が濃赤茶(同0709)、花冠筒部の色は淡紫ピンク(同9202)に紫ピンク(同9211)の条が入る。上唇弁及び下唇弁の形は狭、花弁数は一重、花冠筒部の毛の多少は多、1花穂当たり花らい数は少、開花の早晩はやや早である。           
 「バスケット ローズピンク」と比較して、花間長が短いこと、上唇弁上部の色が淡紫ピンクに赤紫の条が入ること、下唇弁先端部の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者のほ場(連合王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10260号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きんぎょそう   ヤピアー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は上唇弁が黄白色で赤味紫色の条が入り、下唇弁が黄白色の鉢植え及び花壇向きの品種である。
 草型はX型、草丈は極低である。茎の太さはかなり細、色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、毛の多少は極多、分枝性は中、節間長は短である。葉形はV型、葉長は短、葉幅は狭、緑色の程度は濃、アントシアニン及び斑入りの有無は無、着生角度は斜上である。花穂の形は粗、花穂長はやや短、花間長は極長、花形は普通型、花の縦径は短、横径はかなり短、花冠筒部の長さは短、幅は極狭である。上唇弁上部、中央部及び底部中央部の色は黄白(同2701)に赤味紫(同8912)の条が入る。下唇弁先端部の色は黄白(同2701)、中央部及び底部の色は黄白(同3101)、花冠筒部の色は黄白(同2701)に赤紫(同9214)の条が入る。上唇弁及び下唇弁の形は中、花弁数は一重、花冠筒部の毛の多少は中、1花穂当たり花らい数は少、開花の早晩はやや早である。
 「バスケット プリムローズベイン」と比較して、上唇弁上部の色に赤味紫の条が入ること、下唇弁中央部の色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年7月31日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者のほ場(連合王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10261号   平成14年6月20日  
    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   コスモス   ブライダルブーケCOS
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名品種の丁字咲から選抜、育成されたものであり、花は黄白色の丁字咲で切花向きの秋咲き品種である。
 開花時の草丈は高性、分枝性は極高、茎の色は緑、葉の大きさは中、小葉の幅は大、葉色は緑である。花形は丁字咲、花径は40〜49mm、丁字花部の大きさ(花径に対する比)は0.50〜0.74、花弁の長さは15〜19mm、幅は10〜12mm、花弁の縦横比は1.50〜1.99である。花弁先端部の切込みの深さは中、花弁の色は黄白(JHS カラーチャート2502)、厚さ、総ほうの大きさ及び花首の太さは中、開花の早晩性は秋咲きである。
 「アフタヌーン ホワイト」と比較して、花形が丁字咲であること、花径が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の農場(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、出願者所有の無名品種の丁字咲から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン ブライダルブーケ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10262号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   けいとう   クリスタルビューティCE
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の久留米系黄花種の実生から選抜して育成されたものであり、花穂がとさかで小さく、黄橙色の切花向きの品種である。
 開花時草丈は高性である。茎の色は黄緑、節数はやや少、分枝性は中である。葉の概形は卵状披針形、葉先部分の形は鋭尖形、葉の大きさは中、地色は黄緑、アントシアンの程度は無である。花穂の区分はとさか、とさか部の概形は扇形、花穂の大きさは小、波状部の密度は粗、花穂の色は上部が黄橙(JHS カラーチャート1907)、下部が淡黄ピンク(同0702)、キメラの有無は無、開花の早晩性は晩である。
 「ボンベイピンク」と比較して、開花時草丈が高いこと、とさか部花穂が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者のほ場(山口県下関市)において、育成者所有の久留米系黄花種の実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サン クリスタルビューティ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10263号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム    サンスペースラヴ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「マジックフォンテンスカイブルーインプ」の変異株であり、花は淡紫ピンク色で中輪、八重咲の切花向きの品種である。
 草型は直立型、草丈は低、地下部の形状は繊根性、茎の長さはかなり長、太さは中、分枝性は少、毛の有無は無、色は濃黄緑(JHS カラーチャート3507)である。葉の枚数は少、全形はZ、長さは中、幅は広、葉柄の有無と長さはかなり長、葉縁の毛の有無は有、表面の色は暗緑(同4007)である。花序の長さはやや長、幅及び1花序に着生している小花数は中、小花の密度は密、花の咲き方は普通咲、花形は八重咲、花冠の大きさ及び花柄の長さは中、がく片の数は多、毛の有無は無、最外層及び最内層がく片の全形は長楕円形、長さは中、幅は狭、表面の着色パターンはT、表面のAゾーンの色は淡紫ピンク(同8902)、がく片の距の有無と長さは短、色は黄白(同3302)、花弁部の大きさは無又は小、花弁数及び花の香りは無である。繁殖法は組織培養系、開花期は早である。
 「スペースファンタジー」と比較して、1花序に着生している小花が密であること、最外層がく片表面の着色パターンがTであること、最外層がく片表面のAゾーンの色が淡紫ピンクであること等で、「マジックフォンテンスカイブルーインプ」と比較して、茎及びがく片に毛が無いこと、最外層がく片表面の着色パターンがTであること、最外層がく片表面のAゾーンの色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小渕沢町)において、「マジックフォンテンスカイブルーインプ」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スペース ラブ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10264号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ブリエッタ パープル
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、アルゼンチン共和国から導入した野生種に出願者所有の無名実生種を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色で、小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈は低である。茎長はかなり高、茎の太さは細、色は有、毛の多少は少、第1次分枝数は極多、第2次分枝数は少、節間長は中である。葉形は楕円形、着葉角度は立ち葉、葉長は短、葉幅は狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は少である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は細、花径は小輪、複色の有無は無、単色花の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は鮮紫(同8607)に暗灰紫(同8618)のすじが入る、花筒部外面の色は暗赤味紫(同8909)、花弁先端部の形は鋭、切れ込みの程度は中間、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さはかなり細である。
 「レボリューション・ブリリアントピンク」と比較して、花が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(静岡県駿東郡小山町)において、アルゼンチン共和国から導入した野生種に出願者所有の無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10265号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   エンジェルパラソル コーラル
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は明紅の地色に黄白色の覆輪が入る、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は中間型、草丈はやや低である。茎長は低、茎の太さはやや細、色は無、毛の多少は多、第1次分枝数はやや少、第2次分枝数はかなり少、節間長は短である。葉形は卵形、着葉角度は水平、葉長はやや短、葉幅は中、葉の上面の色は黄緑、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は多である。花の向きは横向き、花形は一重、花筒部の形は中、花径は中輪、複色の有無は有、複色模様の形は覆輪、複色花の地の色は明紅(JHS カラーチャート0106)、模様の色は黄白(同3302)、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は淡黄ピンク(同1301)、花筒部外面の色は淡黄ピンク(同1002)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は中間、波打ちの程度及びがくの形状は中、雌ずいの形はやや細、雄ずいの形はやや小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さはやや細である。
 「バカラ レッドピコティー」と比較して、複色花の地の色が明紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(岡山県赤磐郡山陽町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10266号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   エンジェルパラソル ラベンダー
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「エンジェルパラソル バイオレット」を交配して育成されたものであり、花は鮮紫の地色に黄白色の覆輪が入る、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は中間型、草丈はやや低である。茎長は低、茎の太さは細、色は有、毛の多少は多、第1次分枝数はやや少、第2次分枝数はかなり少、節間長はやや短である。葉形は卵形、着葉角度は立ち葉、葉長は短、葉幅は狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さは薄、毛の多少はやや多である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形はやや細、花径は中輪、複色の有無は有、複色模様の形は覆輪、複色花の地の色は鮮紫(JHS カラーチャート8607)、模様の色は黄白(同2701)、花弁のたい色の程度はやや強、花喉部内面底部の色は鮮紫(同8607)、花筒部外面の色は濃紫(同8608)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は中間、波打ちの程度は弱、がくの形状は中、雌ずいの形は細、雄ずいの形はやや小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さは細である。
 「バカラ ブルーピコティー」と比較して、複色花の地の色が鮮紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(岡山県赤磐郡山陽町)において、出願者所有の育成系統に「エンジェルパラソル バイオレット」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10267号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   エンジェルパラソル ソフトピンク
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は紫ピンクの地色に黄白色の覆輪及びぼかしが入る、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は中間型、草丈はやや低である。茎長は低、茎の太さは細、色は無、毛の多少は多、第1次分枝数はやや少、第2次分枝数はかなり少、節間長は短である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長は短、葉幅は狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は少である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は中、花径は中輪、複色の有無は有、複色模様の形は覆輪及びぼかし、複色花の地の色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903)、模様の色は黄白(同2701)、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は淡緑黄(同2702)、花筒部外面の色は浅緑黄(同2703)、花弁先端部の形は中、切れ込みの程度は中間、波打ちの程度及びがくの形状は中、雌ずいの形はやや細、雄ずいの形はやや小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さは細である。
 「ロンド ピンク」と比較して、複色花であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(岡山県赤磐郡山陽町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10268号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   エンジェルパラソル イエローミニ
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡黄の地色に明黄色の網目模様が入る、やや小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は低である。茎長はやや低、茎の太さはやや細、色は無、毛の多少は中、第1次分枝数は多、第2次分枝数は中、節間長は短である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長は短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さは薄、毛の多少は少である。花の向きは横向き、花形は一重、花筒部の形はやや細、花径はやや小輪、複色の有無は有、複色模様の形は網目模様、複色花の地の色は淡黄(JHS カラーチャート2503)、模様の色は明黄(同2505)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は明黄(同2506)、花筒部外面の色は明黄(同2505)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は中、がくの形状は狭、雌ずいの形はやや細、雄ずいの形はやや小、雌雄ずいの位置は凹、雄ずいの数は中、花柄の長さはやや短、太さは細である。
 「ホライゾン エロー」と比較して、複色花の地の色が淡黄であること、花喉部内面底部の色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の温室(岡山県赤磐郡山陽町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10269号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   エンジェルパラソル ライトレモン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡緑黄色に鮮緑黄色の網目模様が入る中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は立ち型、草丈は中である。茎の太さはやや細、色(アントシアニンの発現)は無、毛の多少及び第1次分枝数は中、第2次分枝数はかなり少、節間長はやや短である。葉形は楕円形、着葉角度は立ち葉、葉長は短、葉幅は狭、葉柄の有無は無、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は少である。花の向きは横向き、花形は一重、花筒部の形はやや細、花径は中輪、複色の有無は有、複色模様の形は網目模様、複色花の地の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)、模様の色は鮮緑黄(同2706)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は鮮緑黄(同2906)、花筒部外面の色は穏緑黄(同2910)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は中、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は凹、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さは細である。
 「ホライゾン エロー」及び「プリズム サンシャイン」と比較して、草型が立ち型であること、葉の毛が少ないこと、花の向きが横向きであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(岡山県赤磐郡山陽町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エンジェルパラソル レモンライム」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10270号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   エンジェルパラソル ライラックミニ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「エンジェルパラソル バイオレット」を交配して育成されたものであり、花は鮮紫色に黄白色の覆輪が入る中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は立ち型、草丈はやや高である。茎の太さは細、色(アントシアニンの発現)は有、毛の多少及び第1次分枝数は中、第2次分枝数はかなり少、節間長はやや短である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長は短、葉幅は狭、葉柄の有無は無、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さは薄、毛の多少は少である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形はやや細、花径は中輪、複色の有無は有、複色模様の形は覆輪、複色花の地の色は鮮紫(JHS カラーチャート8607)、模様の色は黄白(同2902)、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は濃紫(同8608)、花筒部外面の色は暗紫(同8609)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は中、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さはやや短、太さはかなり細である。
 「フラフープ ブルー」と比較して、草型が立ち型であること、茎の色(アントシアニンの発現)が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(岡山県赤磐郡山陽町)において、出願者所有の育成系統に「エンジェルパラソル バイオレット」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10271号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   エンジェルパラソル ローズ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色に黄白色の覆輪が入るやや大輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はやや立ち型、草丈はやや低である。茎の太さはやや細、色(アントシアニンの発現)は無、毛の多少は中、第1次分枝数は多、第2次分枝数は少、節間長はやや短である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長は短、葉幅は狭、葉柄の有無は無、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は中、花径はやや大輪、複色の有無は有、複色模様の形は覆輪、複色花の地の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、模様の色は黄白(同2902)、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は淡紫ピンク(同8902)、花筒部外面の色は紫ピンク(同8903)、花弁先端部の形は中、切れ込みの程度は中間、波打ちの程度及びがくの形状は中、雌ずいの形はやや細、雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さはやや短、太さは細である。
 「バカラ ローズピコティー」と比較して、複色花の地の色が鮮赤紫であること、花筒部外面の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(岡山県赤磐郡山陽町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10272号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   キリマジベイニーピンク
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「レボリューション・ピンクベイン」を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンクの地色に鮮赤紫色の網目模様が入る、やや小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈は低である。茎長は中、茎の太さは細、色は有、毛の多少は少、第1次分枝数及び第2次分枝数はかなり多、節間長はやや短である。葉形は楕円形、着葉角度は立ち葉、葉長はやや短、葉幅は狭、葉の上面の色は濃緑、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は少である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形はやや細、花径はやや小輪、複色の有無は有、複色模様の形は網目模様、複色花の地の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、模様の色は鮮赤紫(同9507)、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は鮮紫ピンク(同9205)に暗灰紫(同8916)のすじが入る、花筒部外面の色は暗灰紫(同9218)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は中間、波打ちの程度は中、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さはやや短、太さは細である。
 「レボリューション・ピンクベイン」と比較して、複色花の模様の色が鮮赤紫であること、花筒部外面の色が暗灰紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(栃木県塩谷郡喜連川町)において、出願者所有の育成系統に「レボリューション・ピンクベイン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10273号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   キリマジベイニーブルー
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「レボリューション・ブルーベイン」を交配して育成されたものであり、花は浅青味紫の地色に暗青味紫色の網目模様が入る、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈はかなり低である。茎長は中、茎の太さは細、色は有、毛の多少は多、第1次分枝数及び第2次分枝数はかなり多、節間長は中である。葉形は卵形、着葉角度は水平、葉長は短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は濃緑、ふ入り葉は無、葉の厚さは薄、毛の多少は多である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形はやや細、花径は中輪、複色の有無は有、複色模様の形は網目模様、複色花の地の色は浅青味紫(JHS カラーチャート8304)、模様の色は暗青味紫(同8308)、花弁のたい色の程度はやや強、花喉部内面底部の色は浅青味紫(同8304)に暗灰紫(同8610)のすじが入る、花筒部外面の色は暗紫(同8609)、花弁先端部の形は中、切れ込みの程度は中間、波打ちの程度は中、がくの形状は狭、雌ずいの形はやや細、雄ずいの形はやや小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数及び花柄の長さは中、太さは細である。
 「レボリューション・ブルーベイン」と比較して、花が大きいこと、花筒部外面の色が暗紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(栃木県塩谷郡喜連川町)において、出願者所有の育成系統に「レボリューション・ブルーベイン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10274号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   キリマジオーキット
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「バカラ ホワイト」の選抜系統を母系とし、出願者所有の育成系統を父系とする交雑品種であり、花は明赤紫色で、やや小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈はかなり低である。茎長はやや高、茎の太さは細、色は無、毛の多少は中、第1次分枝数及び第2次分枝数はかなり多、節間長は中である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長は短、葉幅は狭、葉の上面の色は濃緑、ふ入り葉は無、葉の厚さはかなり薄、毛の多少はやや少である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形はやや細、花径はやや小輪、複色の有無は無、単色花の色は明赤紫(JHS カラーチャート9206)、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は淡紫(同8602)に暗灰紫(同9218)のすじが入る、花筒部外面の色は紫(同8612)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は中、がくの形状は狭、雌ずいの形はやや細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さはかなり細である。
 「キリマジ」と比較して、単色花の色が明赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、「バカラ ホワイト」の選抜系統を母系とし、出願者所有の育成系統を父系とする交雑品種であり、平成8年から出願者のほ場(栃木県塩谷郡喜連川町)において、交配組合せ試験及び特性の調査を行い、10年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10275号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   サンベルクオピ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は明赤紫色で、かなり小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈はかなり低である。茎長はかなり高、太さはかなり細、色は有、毛の多少は少、第1次分枝数及び第2次分枝数は極多、節間長は短である。葉形は楕円形、着葉角度は立ち葉、葉長はかなり短、葉幅はかなり狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはかなり薄、毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形はやや細、花径はかなり小輪、複色の有無は無、単色花の色は明赤紫(JHS カラーチャート9506)、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は明緑黄(同2905)、花筒部外面の色は穏黄(同2512)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さはかなり短、太さは極細である。
 「サンベルクピ」と比較して、葉形が楕円形であること、単色花の色が明赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者のほ場(滋賀県八日市市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10276号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ひまわり   風炎(ふうえん) 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サンスポット」に「バイカラーミックス」の選抜個体を交配して育成されたものであり、舌上花弁は鮮橙黄色で草丈が極短の花壇向きの品種である。
 草丈は極短である。茎の太さは中、色は淡、色の着き方は全面、毛茸は多、分枝は極多、分枝のタイプは全体から分枝(頂花有)である。葉形は心臓形、葉身長は中、葉身幅は狭、葉色は緑、葉の光沢は有、上面の毛は少、鋸歯の多少は中、翼は有、主脈の角度は鋭、葉柄長は短、葉柄の太さは細、葉柄に比べての葉先の高さは同高、葉柄の向きは半直立である。花の向きは斜上、花序の大きさ及び筒状花部分の大きさは小、筒状花序の上面の形は凸形、舌状花弁の地色は鮮橙黄(JHS カラーチャート2205)、花弁の斑紋の有無は無、葯筒の色は中、花弁長はやや短、花弁幅はやや狭、花弁の形は長形、ねじれ及び数は少、八重咲性は無、柱頭の着色は黒、花の香りは有である。種子の形は長卵形、縦長、横幅及び厚さは中、地色は黒(同05)、斑紋及び縞模様は無である。開花期は早である。
 「サンホープ」と比較して、分枝のタイプが全体から分枝(頂花有)すること、花弁数が多いこと、種子に縞模様が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の農場(新潟県新潟市)において、「サンスポット」に「バイカラーミックス」の選抜個体を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10277号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   松風の調(しょうふうのしらべ)
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は極小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや長、基部の形は凸、一次欠刻は中、葉の表面及び裏面の色は濃、毛じの多少は少、光沢度は強、厚さは中、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2〜3深裂以上、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多、管状花数は極少、長さは小である。花弁の形は舟底弁及びさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはやや小、花首の太さは極太、長さはかなり短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「恋桜」及び「芳園の花」と比較して、茎の色が緑であること、外花弁の表面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(長野県南佐久郡佐久町)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10278号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ミリーム
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、小菊在来種の自然交雑実生から選抜して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや短、基部の形は凸、一次欠刻は深、葉の表面の色は淡、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少、管状花数はやや多、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)の地色に紫ピンク(同9503)の爪斑が入る、裏面の色は紫ピンク(同9503)、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは小、総ほうの大きさはやや小、花首の太さはかなり細、長さは極短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ポニー」と比較して、葉の基部の形が凸であること、外花弁の表面の色が鮮紫ピンクの地色に紫ピンクの爪斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者のほ場(長野県佐久市)において、小菊在来種の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10279号   平成14年6月20日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の朝(せいのあさ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「剣の舞」に白色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻は深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は両側・片側混在である。花の大きさはやや大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は極少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁及び舟底弁、先端の形は尖る及び歯状、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは中、長さは短、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性は晩である。
 「精雲」と比較して、花弁先端の形が尖る及び歯状であること、花の中心部の色が外弁と異なり淡黄色であること等で、「精の剣」と比較して、花弁の形が平弁及び舟底弁であること、花弁先端の形が尖る及び歯状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「剣の舞」に白色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10280号   平成14年6月20日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の進(せいのすすむ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「砂浜」に白色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面及び裏面の色は濃、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はかなり少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2901)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや細、長さは短、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性は晩である。
 「夏の庄」と比較して、茎の色が褐であること、花の中心部の色が外弁と異なり淡黄色であること等で、「初潮」と比較して、花弁の形が舟底弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「砂浜」に白色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10281号   平成14年6月20日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の滝(せいのたき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「芦の原」に白色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは太、色は緑、強さは強、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は中である。葉身長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数は中、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2502)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花たくの形は平らなドーム状、大きさ、総ほうの大きさは及び花首の太さは中、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「精の国」と比較して、花弁の幅が狭いこと、花の中心部の色が外弁と異なり淡黄色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「芦の原」に白色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10282号   平成14年6月20日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の渚(せいのなぎさ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「豊の里」に白色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は極少、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり緑色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはやや大、花首の太さは中、長さは短、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性は晩である。
 「精雲」と比較して、花の中心部の色が外弁と異なり緑色であること等で、「精の剣」と比較して、茎の色が緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「豊の里」に白色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10283号   平成14年6月20日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の湖(せいのみずうみ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精の国」に白色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは太、色は褐、強さは強、中空の程度は大、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数はやや多、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅はやや広、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや太、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「精の国」と比較して、茎の色が褐であること、管状花数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精の国」に白色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10284号   平成14年6月20日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の輝(せいのかがやき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「宝の山」に黄色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは強、中空の程度、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はやや少、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや太、長さはかなり短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「精宝」と比較して、側らいの発生が少ないこと等で、「月夜野」と比較して、花弁の形が舟底弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「宝の山」に黄色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10285号   平成14年6月20日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の寿(せいのことぶき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精祝」に黄色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さ、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさはかなり小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はかなり多である。管状花数はやや少、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅は中、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや大、総ほうの大きさは大、花首の太さはやや太、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「精宝」と比較して、茎の色が緑であること、たく葉が小さいこと、舌状花数が多いこと等で、「月夜野」と比較して、茎の色が緑であること、舌状花数が多いこと、花弁の形が舟底弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精祝」に黄色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10286号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精興天使(せいこうてんし)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精興の匠」に白色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は赤紫、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻はやや浅、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度及び厚さは中、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として片側に付着である。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数はかなり少、分布は散在、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は歯状、花弁の長さは大、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は中央部の凹んだドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさ及び花首の太さは中、長さは極短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「精の恵」及び「精の司」と比較して、たく葉の分布状態が主として片側に付着すること、花の中心部の色が外弁と異なり黄緑色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精興の匠」に白色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10287号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精興の港(せいこうのみなと)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精興の匠」に白色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さはやや強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや少、節間長はかなり短である。葉身長はやや長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度及び厚さは中、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はかなり少、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは中、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「寒精雪」と比較して、花の中心部の色が外弁と異なり黄緑色であること等で、「精興の城」と比較して、外花弁の角度が平であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精興の匠」に白色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10288号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精興北進(せいこうほくしん)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精興の空」に白色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長はやや短、葉幅、葉の縦横比、葉柄の長さ、一次欠刻、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少はやや多、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として片側に付着である。花の大きさはかなり大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は少、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は管弁T、先端の形は尖る、花弁の長さは大、幅はやや狭、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート3101)、裏面の色は黄白(同2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさ及び花首の太さは中、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「寒精雪」及び「精興の城」と比較して、花弁の形が管弁Tであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精興の空」に白色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10289号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精興の歌(せいこうのうた)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「紅精興」に紅色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さはやや短、一次欠刻は深、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少はやや少、光沢度は中、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はかなり少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁及び舟底弁、先端の形は尖る、花弁の長さは大、幅はやや広、外花弁の表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903)、裏面の色は鮮紫ピンク(同8904)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさ及び花首の太さは中、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「精興の夢」と比較して、外花弁の裏面の色が鮮紫ピンクであること等で、「精興天狗」と比較して、花弁の形が平弁及び舟底弁であること、外花弁の表面の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「紅精興」に紅色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10290号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精興満月(せいこうまんげつ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に黄色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮黄色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比、葉柄の長さ、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は極少、長さは極小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅はやや広、外花弁の表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは中、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「精興光玉」と比較して、たく葉の形が2深裂であること、葉が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に黄色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10291号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精興の響(せいこうのひびき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精興の記」に黄色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度はやや小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はやや短、葉幅はやや狭、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面及び裏面の色は中、毛じの多少はやや少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は極少、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は管弁T、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は平らなドーム状、大きさ、総ほうの大きさ及び花首の太さは中、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「精興光玉」と比較して、外花弁の表面の色が明緑黄であること、花の中心部の色が外弁と異なり黄緑色であること等で、「精興の秋」と比較して、側らいの発生が多いこと、花弁の形が管弁Tであること、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精興の記」に黄色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10292号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精興白雪(せいこうしらゆき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精興の記」に白色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比、葉柄の長さ及び一次欠刻は中、表面の色はやや濃、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度はやや強、厚さは厚、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆ど無である。花の大きさは大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はかなり少、分布は散在、長さはやや小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2901)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は中央部の凹んだドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは太、長さはかなり短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「精興白山」と比較して、たく葉が殆ど無いこと、花の中心部の色が外弁と同色であること等で、「精興の聖」と比較して、たく葉が殆ど無いこと、花弁先端の形が丸いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精興の記」に白色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10293号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精興豊年(せいこうほうねん)
 
3 登録品種の特性の概要
この品種は、「精興の秋」に黄色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、一次欠刻、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は少、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は舟底弁、先端の形は尖る、花弁の長さは大、幅は中、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は浅緑黄(同2703)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさは大、花首の太さはやや太、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「精興の豊」及び「精興の秋」と比較して、外花弁の表面の色が明緑黄であること、花弁先端の形が尖ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精興の秋」に黄色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10294号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精興将軍(せいこうしょうぐん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「精興の秋」に黄色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長、葉幅、葉の縦横比、葉柄の長さ、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は極少、分布は散在、長さは中である。花弁の形は管弁T、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅は中、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)、裏面の色は浅緑黄(同2703)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさは大、花首の太さはやや太、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「精興の豊」及び「精興の秋」と比較して、花弁の形が管弁Tであること、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精興の秋」に黄色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10295号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ラブリーマム時かざぐるま(ラブリーマムときかざぐるま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「綾かざぐるま」に10月咲さじ弁咲混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃赤紫色のやや小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は極小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、基部の形は凸、一次欠刻は中、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は弱、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形はさじ弁、先端の形は尖る、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は濃赤紫(JHS カラーチャート9509)、裏面の色は紫白(同8601)で赤味紫(同8911)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週間である。
 「炎かざぐるま」と比較して、葉の基部の形が凸であること、葉裂片縁部が平行すること、外花弁の裏面の色が紫白で赤味紫のぼかしが入ること等で、「巴かざぐるま」と比較して、葉裂片縁部が平行すること、たく葉の形が2深裂で小さいこと、外花弁の裏面の色が紫白で赤味紫のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県県芦品郡新市町)において、「綾かざぐるま」に10月咲さじ弁咲混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10296号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ラブリーマム童かさぐるま(ラブリーマムわらべかざぐるま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統にさじ弁咲混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮赤味紫色の小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は低である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、葉の先端部分の形は鋭尖、一次欠刻及び表面の色は中、裏面の色は濃、毛じの多少は中、光沢度は強、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は鮮赤味紫(JHS カラーチャート8906)、裏面の色は明赤味紫(同8905)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「炎かざぐるま」と比較して、葉の先端部分の形が鋭尖であること、たく葉の形が深裂しないこと、外花弁の表面の色が鮮赤味紫であること等で、「巴かざぐるま」と比較して、葉の先端部分の形が鋭尖であること、花弁先端の形が丸いこと、外花弁表面の色が鮮赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統にさじ弁咲混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10297号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ラブリーマムセイジャワ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ロゼ」に複色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色に淡紫ピンク色の爪斑が入る中輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長は中、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻は中、表面の色は淡、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さは中、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)の地色に淡紫ピンク(同8902)の爪斑が入る、裏面の色は鮮紫ピンク(同8904)、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイアーク」と比較して、外花弁の表面の色が鮮赤紫で淡紫ピンクの爪斑が入ること、花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で、「セイフランク」と比較して、花弁先端が尖っていること、外花弁の表面の色が鮮赤紫で淡紫ピンクの爪斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「ロゼ」に複色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10298号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ラブリーマムセイリトロ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色のかなり小輪で、鉢物ポット向きの品種である。
 草性は叢性、開花時の草丈はかなり低である。茎の太さはかなり細、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長は短である。葉身長はやや短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはかなり小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で採花適期に露心する、舌状花数はやや多である。管状花部の直径は極小、管状花数はかなり少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は歯状、花弁の長さは極小、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイチコ」と比較して、開花時の草丈が低いこと、花弁先端の形が歯状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10299号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ラブリーマムセイポゴ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フェイザン」に赤色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色で底部が紫白色の小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり低である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅は広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で採花適期に露心する、舌状花数は中である。管状花部の直径はかなり小、管状花数はやや少、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903)で底部が紫白(同8901)、裏面の色は淡紫ピンク(同8902)、舌状花表面の色の分布状態は底白、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さはかなり短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「オゼンダダーク」及び「オゼンダ」と比較して、外花弁の表面の色が紫ピンクで底部が紫白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「フェイザン」に赤色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10300号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   クレマチス   星のフラメンコ(ほしのフラメンコ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「満州黄」に「グラベティ ビューティー」を交配して育成されたものであり、花は濃紫赤色、平開、一重咲きで大輪の鉢物及び露地植え向きの品種である。
 草型は有蔓、着花習性はX型、着花枝の発生部位は基部である。葉の全形は1回羽状複葉、小葉の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭先形、長さは中、数は3出、葉の毛の有無は無である。花の向きは斜上〜上、一重・八重の別は一重、花形は平開、花の大きさは大、がく片の全形はV型、先端の形は微突形、数は8、縦方向の曲り方はV型、横方向の曲り方はU型、重ねの程度は中、長さは長、幅は広、条線の数は3、単色か複色の別は単色、表面の地色及び条線部の色は濃紫赤(JHS カラーチャート9709)、裏面の地色は紫赤(同9714)、条線部の色はピンク白(同9201)である。雄ずいの長さは中、毛の有無は無、花柄の太さは中、長さは長、色は暗黄緑(同3308)、芳香性は無である。
 「ビティセラ アバンダンス」と比較して、葉の全形が1回羽状複葉であること、がく片の表面の地色が濃紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和60年に育成者のほ場(東京都板橋区)において、「満州黄」に「グラベティ ビューティー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10301号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   リウスブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統の実生の中から選抜して育成されたものであり、花冠の色が淡黄緑、がくの色が青味紫の切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は中である。茎の太さはやや太、色、茎の翼、たく葉及び分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は極長、葉幅はかなり広、葉身の色は緑、葉の光沢は中、毛は少、葉柄の長さは長、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数及び一次分枝の小花数は中、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径及び長さは中、色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は青味紫(同8310)である。花の香りは無、開花期は早である。
 「リオスターピンク」と比較して、がくの色が青味紫であること等で、「ダイパルド」と比較して花冠の色が淡黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(高知県安芸郡芸西村)において、育成者所有の育成系統の実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10302号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   ダイアクア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「マリンブルー」の変異個体から育成されたものであり、花冠の色が淡黄緑、がくの色が明青味紫の切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈及び分けつの程度は中である。茎の太さは中、色は濃、茎の翼及びたく葉は小、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは少、葉長及び葉幅は中、葉身の色は緑、葉の光沢、毛及び葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数は中、一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径及び長さは中、色は淡黄緑(JHS カラーチャート3303)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は明青味紫(同8305)である。花の香りは無、開花期は中である。
 「ダイマリン」と比較して、一次分枝の小花数が少ないこと、花冠の色が淡黄緑(JHS カラーチャート3303)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(静岡県駿東郡小山町)において、「マリンブルー」の変異個体を選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10303号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   ダイアメジスト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有のシニュアータの育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花冠の色が淡黄緑、がくの色が浅青紫の切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈及び分けつの程度は中である。茎の太さは中、色は濃、茎の翼は中、たく葉は小、分枝数は少、分枝長は中、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ち及び葉長は中、葉幅は狭、葉身の色は淡緑、葉の光沢、毛及び葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数は少、一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はV型、多少は中、径はやや大、長さはやや長、色は淡黄緑(JHS カラーチャート3303)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は浅青紫(同8003)である。花の香りは無、開花期はやや早である。
 「ダイマリン」と比較して、花冠の形がV型であること、がくの色が浅青紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(静岡県駿東郡小山町)において、出願者所有のシニュアータの育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10304号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   ダイレディーマドンナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有のシネンシスの育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花冠の色が明黄、がくの色が鮮紫ピンクの切花向きの品種である。
 草形は根出葉・茎出葉とも、草丈は中、分けつの程度は無又は少である。茎の太さは中、色は濃、茎の翼は無、たく葉は小、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はW型である。成葉の形はX型、葉縁の波打ちは少、葉長は短、葉幅は狭、葉身の色は緑、葉の光沢は少、毛は無か極少、葉柄の長さは短、色は中である。花茎の分枝角度は斜上、抽苔数は少、一次分枝の小花数は中、花の向きは上向き、花冠の形はT型、多少は少、径はやや小、長さはやや短、色は明黄(JHS カラーチャート2506)である。がくの直径はやや大、長さはやや短、色は鮮紫ピンク(同9204)である。花の香りは有、開花期は早である。
 「スーパーレディー」と比較して、成葉の形がX型であること、花冠の形がT型であること、がくの色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(静岡県駿東郡小山町)において、出願者所有のシネンシスの育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10305号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   シーエフピーシージョイ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白の地色に鮮紫ピンク色の条及び覆輪が入る垂咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さは剛、折れの難易は中、中央部の色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はかなり多、側枝の着生位置は主に中下部、節間長は中、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長は中、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は円柱形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はやや小、地色は黄白(JHS カラーチャート2701)、複色模様色は鮮紫ピンク(同9504)、色彩模様は条及び覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは極浅、数は極少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや細、長さは中、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は極難である。
 「カリフォルニア ハロ」と比較して、葉巻き程度が強いこと、複色模様色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1994年に出願者の農場(アメリカ合衆国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「シーエフピーシー ジョイ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10306号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   シーエフピーシー ローズ マレア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「カリフォルニア マレア」の枝変わりであり、花は鮮紅色の垂咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数がやや少、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はやや高、節数はやや少である。茎の長径はやや細、硬さ及び折れの難易は中、中央部の色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は少、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は円柱形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はやや小、花色は鮮紅(JHS カラーチャート0107)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さはかなり浅、数はかなり少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さ及び長さは中、1花茎当たりの花数はやや少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性は極難である。
 「ブレズ」と比較して、茎及び葉のろう質が少ないこと、花色が鮮紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、1994年に出願者の農場(アメリカ合衆国)において、「カリフォルニア マレア」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10307号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   エラスタス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統にBegonia socotranaを交配して育成されたものであり、花は外弁は明赤色の単色で、中央部は明赤の地色に黄ピンクの絞りが入る半八重咲で、中輪のエラチオール系ベゴニアである。
 草丈及び株張りは中、草姿は直立性、分枝性は中である。茎の太さは中、毛の程度は少、色は赤緑である。葉長、幅及び厚さは中、形は浅裂、先端部の形はやや尖る、欠刻の形は鋸歯状、深さは浅、基部の裂片は重なっていない、縁の毛の有無は少、表の毛は無〜微、裏の毛は少、表の色は緑、表の光沢は弱、斑入りは無、葉柄の長さは中、毛は少、色は赤緑である。1株当たりの花の密度及び1花房当たりの花数は中、雄花の花形は半八重咲、花弁の形は広卵形〜円形、縁の形は全縁状、波状は中、とさか状の有無は無、花型の安定性は安定、花の大きさは中、花弁数は20.1〜60.0、表の色は外弁が明赤(JHS カラーチャート0406)の単色で、中央部が明赤(同0406)の地色に黄ピンク(同0703)の絞り、裏の色は鮮ピンク(同0105)、花梗の姿勢は直立、小花梗の長さは中、色は赤緑、開花終期の花の退色は中である。
 「ダネブー」と比較して、葉表の光沢が弱いこと、花の表の外弁が明赤の単色で、中央部が明赤の地色に黄ピンクの絞りが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統にB. socotranaを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10308号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   バザン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「バルコス」の変異株であり、花は鮮ピンク色で八重咲、中輪のエラチオール系ベゴニアである。
 草丈及び株張りは中、草姿は直立性、分枝性は中である。茎の太さは中、毛の程度は少、色は赤緑である。葉長、幅及び厚さは中、形は浅裂、先端部の形は尖る、欠刻の形は重複鋸歯状、深さは浅、基部の裂片は重なっていない、縁の毛の有無、表及び裏の毛は少、表の色は濃緑、表の光沢は弱、斑入りは無、葉柄の長さは中、毛は少、色は赤緑である。1株当たりの花の密度は中、1花房当たりの花数はやや多、雄花の花形は八重咲、花弁の形は広卵形〜円形、縁の形は円鋸歯状、波状は弱、とさか状の有無は無、花形の安定性は安定、花の大きさは中、花弁数は20.1〜60.0、表の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート9705)、裏の色は濃紫ピンク(同9713)、パターンは単色、花梗の姿勢は直立、小花梗の長さは中、色は赤緑、開花終期の花の退色は少である。
 「バルコス」と比較して、花の表の色が鮮ピンク、裏の色が濃紫ピンクであること等で、「ベルリン」と比較して、花弁の縁の形が円鋸歯状であること、裏の色が濃紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、「バルコス」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10309号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   コバック
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「バルコス」の変異株であり、花は濃橙赤色で八重咲、中輪のエラチオール系ベゴニアである。
 草丈及び株張りは中、草姿は直立性、分枝性は中である。茎の太さは中、毛の程度は少、色は緑である。葉長、幅及び厚さは中、形は浅裂、先端部の形は尖る、欠刻の形は重複鋸歯状、深さは中、基部の裂片は重なっていない、縁の毛の有無、表及び裏の毛は少、表の色は濃緑、表の光沢は弱、斑入りは無、葉柄の長さは中、毛は少、色は赤緑である。1株当たりの花の密度及び1花房当たりの花数は中、雄花の花形は八重咲、花弁の形は広卵形〜円形、縁の形は円鋸歯状、波状は弱、とさか状の有無は無、花形の安定性は安定、花の大きさは中、花弁数は20.1〜60.0、表の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、裏の色は濃赤茶(同0708)、パターンは単色、花梗の姿勢は直立、小花梗の長さは中、色は赤緑、開花終期の花の退色は少である。
 「バルコス」と比較して、花の表の色が濃橙赤、裏の色が濃赤茶であること等で、「ベマン レッド」と比較して、茎の色が緑であること、葉の形が浅裂であること、花弁の縁の形が円鋸歯状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オランダ王国)において、「バルコス」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「バッカス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10310号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   エライザ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ネチャ」の変異株であり、花は鮮紫ピンクの単色で八重咲、中輪のエラチオール系ベゴニアである。
 草丈は低、株張りは狭、草姿は直立性、分枝性は中である。茎の太さは中、毛の程度は少、色は赤緑である。葉長、幅及び厚さは中、形は全縁、先端部の形は尖る、欠刻の形は鋸歯状、深さは中、基部の裂片は重なっている、縁の毛の有無は少、表及び裏の毛は無〜微、表の色は濃緑、表の光沢は中、斑入りは無、葉柄の長さは中、毛は少、色は赤褐である。1株当たりの花の密度は密、1花房当たりの花数は中、雄花の花形は八重咲、花弁の形は広卵形〜円形、縁の形は全縁状、波状は弱、とさか状の有無は無、花形の安定性は中間、花の大きさは中、花弁数は20.1〜60.0、表の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9705)、裏の色は鮮紫ピンク(同9704)、パターンは単色、花梗の姿勢は直立、小花梗の長さは中、色は赤緑、開花終期の花の退色は中である。
 「ネチャ」と比較して、雄花の花形が八重咲であること、花の表の色が鮮紫ピンク(同9705)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の農場(デンマーク王国)において、「ネチャ」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10311号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   デュエインペットレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「デュエペットレッド」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は濃赤色で花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は中間性、株幅は中である。茎の長さ及び太さは中、色は濃褐、節部の着色は有、毛の有無は無である。葉のつき方は輪生、全形は長楕円状披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅及び葉柄の長さは中、葉縁の形は全縁、葉の表面の地色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、斑の有無は無、光沢は中、葉の裏面の地色は穏黄緑(同3514)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色及び基部の色は濃赤(同0408)、距の長さは3.1〜5.0p、曲がりは中、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは2.1〜4.0pである。
 「ハーレム」と比較して、茎の色が濃褐であること、花弁の基部の色が濃赤であること等で、「キアラ」と比較して、茎の毛が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の農場(ドイツ連邦共和国)において、「デュエペットレッド」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10312号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アガパンサス    スノーストーム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Agapanthus praecox ssp.orientalisの自然交雑実生の中から選抜、育成されたものであり、花は一重、平開型で、黄白色に同系色の中筋が入る花壇向きの品種である。
 草型は開張、草丈はかなり低である。葉の長さはかなり短、幅はやや狭、葉数は中、横断面及び湾曲は弱、厚さはやや薄、表面及び裏面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)である。花序は散形花序、形状はT、幅は中である。苞の脱落性は有、色は緑である。花茎の長さはかなり短、太さは細、曲がりは無、色は濃黄緑(同3507)である。花被片の展開の状態は平開型、小花の総数は少、一重・八重の別は一重である。内花被片の形はU及びV、幅は中、表面の条線は明瞭、内面の花色のパターンは中筋、Aゾーンの色は黄白(同2901)、Bゾーンの色は黄白(同3302)、外面の花色のパターンは単色、色は黄白(同3301)である。雄ずいの有無は有、花糸及び花柱の色は白、柱頭の色は黄である。開花期はやや早、越冬時の葉の状態は生存である。
 「スノークラウド」と比較して、草丈が低いこと、花茎が短いこと、内花被片の内面の色が黄白(同2901)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1983年に育成者のほ場(オーストラリア国)において、A. praecox ssp.orientalisの自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1988年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10313号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カンパニュラ   ミスティブルー
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ブルーワンダー」の変異株であり、花冠の形が広鐘形で八重咲き、花冠外側が浅青紫色の鉢物向きの品種である。
 草型は平円形、草丈はかなり低である。主茎中間部の太さは細、色は緑、茎の毛の有無は無、主茎下部の分枝の有無は有、主茎上部の分枝の有無は無、節間長はかなり短である。葉序は互生、葉の向きは斜上、茎葉全体の形は三角形、先端の形及び基部の形は鋭形、鋸歯の形は歯状鋸歯、葉縁の波打ちは中、茎葉の長さは短、幅はかなり狭、表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3707)、斑の有無及び毛の有無は無である。花序の形は円錐花序、花の咲き方は有限花序、付き方は頂生と腋生、花の向きは上向、花冠全体の形は広鐘形、切れ込みはかなり浅、裂片の形は鈍形、反転の有無は有、花冠の長さは短、幅は中、単色・複色の別は単色、花冠の外側、内側、中心及び脈の色は浅青紫(同8003)、一重・八重の別は八重である。花冠の毛は無、がく片の形は三角形、反転は無、がくの長さは短、花柄の太さは細、長さは極短、花つきは多、花の香りは無、開花時期は晩生である。
 「ブルーワンダー」と比較して、花冠の切れ込みが浅いこと、花冠裂片の形が鈍形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(愛知県北設楽郡設楽町)において、「ブルーワンダー」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ブルー ローズ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10314号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   ピンクダイヤモンド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スタモンド」の変異個体であり、花は側方外花被は淡紫ピンク色で中央部が鮮紫ピンク色、側方内花被は上部が淡紫ピンク色、中央部が淡黄色、下部が淡紫ピンク色で、全体に紫赤色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈は高、茎の太さは中、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3312)である。葉の全形は披針形、長さは長、幅は中、表面の色は暗緑(同3707)、光沢は強である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径は長、横径及び花被片の展開度は中、側方及び中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はZ型、Aゾーンの色は淡紫ピンク(同9502)、Bゾーンの色は鮮紫ピンク(同9504)、条線は有、数は極少、大きさは大、分布は内側のみ、色は紫赤(同9714)である。側方内花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は淡紫ピンク(同9502)、Bゾーンの色は淡黄(同2503)、Cゾーンの色は淡紫ピンク(同9502)、条線は有、数は多、大きさは中、分布は全体、色は紫赤(同9714)である。中央内花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はU型、Aゾーンの色は紫ピンク(同9703)、Bゾーンの色はピンク白(同9701)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は上部、色は紫赤(同9714)である。花糸の主な色は紫ピンク(同9703)、葯に対する柱頭の位置は葯と同位、花柱の主な色は鮮紫ピンク(同9504)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「スタモンド」と比較して、外花被内面の花色の模様がZ型であること、中央内花被内面の花色の模様がU型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、「スタモンド」の変異個体を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「テスタピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10315号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタルシモ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は明紅色、側方内花被は上部が鮮紅色、中央部が明緑黄色、下部が浅橙色で全体に暗紅色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈は高、茎の太さは中、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)である。葉の全形は披針形、長さ及び幅は中、表面の色は暗緑(同3708)、光沢は強である。開花の方向は水平、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は中、花被片の展開度はやや大、側方外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はT型、内面のAゾーンの色は明紅(同0106)、条線は有、数は極少、大きさは大、分布は内側のみ、色は濃赤(同0409)である。中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はV型、内面Aゾーンの色は鮮紅(同0107)、内面Bゾーンの色は淡黄橙(同1902)、条線は有、数は極少、大きさは大、分布は内側のみ、色は暗赤(同0410)である。側方内花被の全形は倒被針形、内面の花色の模様はX型、内面のAゾーンの色は鮮紅(同0107)、Bゾーンの色は明緑黄(同2703)、Cゾーンの色は浅橙(同1602)、条線は有、数は多、大きさは大、分布は全体、色は暗紅(同0110)である。中央内花被の全形は倒被針形、内面の花色の模様はT型、内面のAゾーンの色は明紅(同0106)、条線は有、数は中、大きさはやや大、分布は全体、色は暗赤(同0410)である。花糸の主な色は鮮赤(同0407)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は鮮赤(同0407)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は晩である。
 「スタサッチ」と比較して、側方外花被及び中央内花被内面のAゾーンの色が明紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10316号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   東邦2号(とうほう2ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、品種名不詳の紫色系品種に黄色系品種を交配して育成されたものであり、花は側方外花被は鮮紫ピンク色で先端が明赤紫色、側方内花被は明黄色で先端が鮮紫ピンク色、全体に赤褐色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈は高、茎の太さは中、色は黄緑(JHS カラーチャート3512)である。葉の全形は披針形、長さは中、幅は広、表面の色は暗緑(同3707)、光沢は弱である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径は長、横径は中、花被片の展開度は大、側方外花被及び中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はU型、内面のAゾーンの色は明赤紫(同9506)、Bゾーンの色は鮮紫ピンク(同9504)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はU型、内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(同9505)、Bゾーンの色は明黄(同2506)、条線は有、数は多、大きさは中、分布は全体、色は赤褐(同0710)である。中央内花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はU型、内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(同9505)、Bゾーンの色は黄ピンク(同1003)、条線は有、数は極少、大きさは小、分布は中央部、色は濃赤茶(同0709)である。花糸の主な色は桃、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は桃である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「パノラマ」と比較して、外花被内面のAゾーンの色が明赤紫であること及び条線が無いこと、「シドニー」と比較して、中央内花被の内面の条線が少なく小さくこと、分布が中央部であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(愛知県東海市)において、品種名不詳の紫色系品種に黄色系品種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10317号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   ソラノ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ビラコチャ」にAlstoroemeria aurantiacaを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は上部及び中央部が明紅色、下部及び周辺部が鮮橙黄色、側方内花被は明黄色で先端が紫ピンク色、全体に赤褐色の条線が入る鉢物、花壇及び切花向きの品種である。
 草丈は極低、茎の太さは細、色は緑である。葉の全形は披針形、長さ及び幅は中、表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3716)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径は長、横径は中、花被片の展開度は大、側方外花被及び中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様は[型、内面のAゾーン及びBゾーンの色は明紅(同0106)、Cゾーンの色は鮮橙黄(同2505)、条線は有、数は極少、大きさは中、分布は中央部、色は赤褐(同0710)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はU型、内面Aゾーンの色は紫ピンク(同9703)、Bゾーンの色は明黄(同2506)、条線は有、数は多、大きさは中、分布は全体、色は赤褐(同0710)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、内面のAゾーンの色は紫ピンク(同9703)、Bゾーンの色は明黄(同2505)、Cゾーンの色は浅橙(同1302)、 条線は有、数は多、大きさは中、分布は全体、色は赤褐(同0710)である。花糸の主な色は桃、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は桃である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「コトパクシー」と比較して、草丈が低いこと、側方内花被内面のBゾーンの色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(茨城県つくば市)において、「ビラコチャ」に A. aurantiacaを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10318号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   若狭の歌姫(わかさのうたひめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「八ヶ岳」に「マジックアイ」を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の淡緑黄色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は130p以上、茎の直径は10.0〜14.9o、上部の色は緑、中部の色は淡褐、下部の色は褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9o、止葉下は120o以上である。葉序は5/13、葉の全体の形は披針形、ねじれは無、葉幅は20〜29o、葉長は12〜15p、光沢は無、数は多、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はW型、花の向きは30〜59゜、花房の形状は複散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は50〜59o、長さは9〜12p、外花被の幅は40〜49o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部、地色、中肋部、縁部及び裏面ともに淡緑黄(JHS カラーチャート2903)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は1〜9、つぼみの色は浅黄緑(同3109)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はX型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは90〜119o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数及び花の香りは中、開花期は早である。
 「若狭の曙」と比較して、花色が淡緑黄であること、花粉の色が黄褐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に福井県園芸試験場(三方郡美浜町)において、「八ヶ岳」に「マジックアイ」を花柱切断法で交配して胚培養を行い、開花した個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10319号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   若狭の舞姫(わかさのまいひめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「八ヶ岳」に「ジュネーブ」を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の黄白色で中肋部が淡緑黄色のスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は100〜129p、茎の直径は10.0〜14.9o、上部の色は淡緑、中部の色は緑、下部の色は淡褐、毛じは無、節間長は茎の中央部が10〜19o、止葉下は60〜79oである。葉序は5/13、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は16〜20p、光沢は無、数は多、着生角度は90〜119゜である。つぼみの形はW型、花の向きは30〜 59゜、花房の形状は複総状花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は40〜49o、長さは9〜12p、外花被の幅は40〜49o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部及び地色は黄白(JHS カラーチャート2902)、中肋部は淡緑黄(同2903)、縁部及び裏面は黄白(同2902)である。内花被1枚の斑点の数は30〜39、外花被は10〜19、つぼみの色は淡黄緑(同3303)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はY型、反転の程度は\型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数はやや多、花の香りはかなり弱、開花期は中である。
 「スターダスト」と比較して、花被に斑点が有ること、花粉の色が黄褐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に福井県園芸試験場(三方郡美浜町)において、「八ヶ岳」に「ジュネーブ」を花柱切断法で交配して胚培養を行い、開花した個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10320号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ホワイトランサーU
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は中輪の黄白色で中肋部が浅黄緑色のテッポウユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は130p以上、茎の直径は10.0〜14.9o、色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は20〜39oである。葉序は5/13、葉の全体の形は広披針形、ねじれは無、葉幅は30〜39o、葉長は9〜11p、光沢は有、数はやや多、着生角度は30〜59゜である。つぼみの形は\型、花の向きは30〜59゜、花房の形状は散形花序、全体の形はテッポウユリ型である。花径は120〜149o、内花被の幅は60〜79o、長さは18〜23p、外花被の幅は40〜49o、長さは16〜20pである。花色は花弁の基部は黄白(JHS カラーチャート3301)、地色は黄白(同3101)、中肋部は浅黄緑(同3304)、縁部及び裏面は黄白(同3101)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は浅黄緑(同3304)、内花被の形はT型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度はZ型、外花被先端の形状はY型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白、花粉の色は黄、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは15〜29゜、1花茎の花数はやや少、花の香りは中、開花期はやや晩である。
 「雷山1号」及び「ホワイトランサー」と比較して、葉数が多いこと、開花期が晩いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(香川県仲多度郡仲南町)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「さやか」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10321号   平成14年6月20日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ふくれん西尾3号(ふくれんにしお3ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ふくれん西尾2号」に市販のシンテッポウユリを交配した選抜系統を母系とし、「ふくれん西尾1号」に市販のシンテッポウユリを交配した選抜系統を父系とする交雑品種であり、花はやや小輪の黄白色で中肋部が浅黄緑色のテッポウユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は100〜129p、茎の直径は10.0〜14.9o、色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は20〜39oである。葉序は5/13、葉の全体の形は披針形、ねじれは無、葉幅は30〜39o、葉長は16〜20p、光沢は有、数はやや多、着生角度は30〜59゜である。つぼみの形は\型、花の向きは30〜59゜、花房の形状は散形花序、全体の形はテッポウユリ型である。花径は90〜119o、内花被の幅は50〜59o、長さは13〜17p、外花被の幅は30〜39o、長さは16〜20pである。花色は花弁の基部は黄白(JHS カラーチャート3301)、地色は黄白(同3101)、中肋部は浅黄緑(同3304)、縁部及び裏面は黄白(同3101)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は浅黄緑(同3304)、内花被の形はT型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はY型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白、花粉の色は黄、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは15〜29゜、1花茎の花数はやや少、花の香り及び開花期は中である。
 「ふくれん西尾2号」と比較して、草丈が短いこと等で、「ホワイトランサー」と比較して、内花被の幅が狭いこと、開花期が遅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、「ふくれん西尾2号」に市販のシンテッポウユリを交配した選抜系統を母系とし、「ふくれん西尾1号」に市販のシンテッポウユリを交配した選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成9年に育成者のほ場(福岡県八女郡黒木町)において交配組合せ検定試験を実施して特性調査を行い、10年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10322号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   カネス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花はやや大輪の浅橙色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は25〜49p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は緑、毛じはやや有、節間長は茎の中央部は5o未満、止葉下は20〜39oである。葉序は5/13、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は6〜8p、光沢は有、数はやや多、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はX型、花の向きは30〜59゜、花房の形状は複散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は50〜59o、長さは9〜12p、外花被の幅は30〜39o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部は浅橙(JHS カラーチャート1603)、地色は浅橙(同1602)、中肋部は浅橙(同1603)、縁部及び裏面は浅橙(同1602)である。内花被1枚の斑点の数は10〜19、外花被は1〜9、つぼみの色は浅橙(同1303)、内花被の形はX型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はY型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは30〜59o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60〜
89゜、1花茎の花数は中、花の香りは無、開花期は早である。
 「メントン」と比較して、茎の色が淡いこと、花弁の地色が浅橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1986年に出願者のほ場(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10323号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   トロント
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は中輪の鮮紫ピンク色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は濃緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は5o未満、止葉下は40〜59oである。葉序は3/8、葉の全体の形は狭披針形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は6〜8p、光沢は有、数はかなり多、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はW型、花の向きは15゜未満、花房の形状は散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は120〜149o、内花被の幅は50〜59o、長さは6〜8p、外花被の幅は30〜39o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部は浅黄橙(JHS カラーチャート1903)、地色、中肋部、縁部及び裏面は鮮紫ピンク(同9705)である。内花被1枚の斑点の数は40〜49、外花被は10〜19、つぼみの色は穏赤紫(同9513)、内花被の形はX型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは30〜59o、花梗の太さはやや太、色は濃緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数は多、花の香りは無、開花期はやや早である。
 「モンテロー」と比較して、葉の全体の形が狭披針形であること、花弁の地色、中肋部及び縁部の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に出願者のほ場(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10324号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   プッチーニ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花はやや大輪の紫ピンク色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9o、上部の色は黄緑、中部及び下部の色は濃褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9o、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は6〜8p、光沢は有、数はやや多、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はT型、花の向きは30〜59゜、花房の形状は複散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は50〜59o、長さは9〜12p、外花被の幅は40〜49o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部は穏紫ピンク(JHS カラーチャート9511)、地色、中肋部及び縁部は紫ピンク(同9211)、裏面は紫ピンク(同9203)である。内花被1枚の斑点の数は40〜49、外花被は20〜29、つぼみの色は紫ピンク(同9503)、内花被の形はX型、外花被の形はT型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は\型、外花被先端の形状はV型、反転の程度は\型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は桃、やくの色は紫、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは30〜59o、花梗の太さはやや細、色は黄緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数は中、花の香りは無、開花期はかなり早である。
 「ビバルディ」と比較して、花弁の基部の色が穏紫ピンクであること、やくの色が紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に出願者のほ場(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10325号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ウンブリア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は中輪の黄白色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は濃緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は5o未満、止葉下は60〜79oである。葉序は3/8、葉の全体の形は狭披針形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は9〜11p、光沢は有、数は多、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はX型、花の向きは15〜29゜、花房の形状は総状花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は120〜149o、内花被の幅は40〜49o、長さは9〜12p、外花被の幅は30〜39o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部は黄白(JHS カラーチャート3302)、地色、中肋部、縁部及び裏面は黄白(同3301)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は1〜9、つぼみの色は淡黄緑(同3303)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、側部の反転の程度はT型、外花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、側部の反転の程度はT型、花被のねじれは
1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数は中、花の香りは無、開花期はやや早である。
 「ナフォーナ」と比較して、内花被に斑点が有ること、内花被及び外花被側部の反転の程度がT型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1986年に出願者のほ場(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1991年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10326号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ベルメール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花はやや大輪の鮮紫ピンク色で基部が黄白色のスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は5o未満、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は6〜8p、光沢は有、数は多、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はV型、花の向きは15゜未満、花房の形状は散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は50〜59o、長さは6〜8p、外花被の幅は30〜39o、長さは6〜8pである。花色は花弁の基部は黄白(JHS カラーチャート2901)、地色、中肋部及び縁部は鮮紫ピンク(同9505)、裏面は紫ピンク(同9503)である。内花被1枚の斑点の数は20〜29、外花被は1〜9、つぼみの色は紫ピンク(同9503)、内花被の形はX型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は\型、外花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は桃、やくの色は紫、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは30〜59o、花梗の太さはやや太、色は濃緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数はやや少、花の香りは無、開花期は早である。
 「ビバルディ」と比較して、花弁の基部の色が黄白であること、やくの色が紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に出願者のほ場(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10327号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ポップレモン
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コネチカットキング」に「アペルドーン」を交配して育成されたものであり、花は中輪の明緑黄色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は濃褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は60〜79oである。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は6〜8p、光沢は無、数は中、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はU型、花の向きは15゜未満、花房の形状は複総状花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は120〜149o、内花被の幅は30〜39o、長さは6〜8p、外花被の幅は20〜29o、長さは6〜8pである。花色は花弁の基部、地色、中肋部及び縁部は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面は浅緑黄(同2703)である。内花被1枚の斑点の数は30〜39、外花被は10〜19、つぼみの色は浅緑黄(同2703)、内花被の形はX型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はU型、反転の程度はY型、外花被先端の形状はV型、反転の程度はZ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは30〜59o、花梗の太さは中、色は褐、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数は中、花の香りは無、開花期は中である。
 「妙法の光」と比較して、葉の全体の形が長楕円形であること、つぼみの形がU型であること、花房の形状が複総状花序であること等で、「モナ」と比較して、花弁の基部の色が明緑黄であること、内花被及び外花被に斑点が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に富山県農業技術センター野菜花き試験場(砺波市)において、「コネチカットキング」に「アペルドーン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10328号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   スリムライト
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「福娘」に(「コネチカットキング」×トサヒメユリ)を交配して育成されたものであり、花は中輪の鮮黄橙色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9mm、上部の色は淡褐、中部及び下部の色は褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9o、止葉下は60〜79oである。葉序は5/13、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は10〜19mm、葉長は9〜11cm、光沢は無、数は中、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はU型、花の向きは15〜29゜、花房の形状は複散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は120〜149mm、内花被の幅は30〜39mm、長さは6〜8p、外花被の幅は20〜29mm、長さは6〜8pである。花色は花弁の基部及び裏面は明橙黄(JHS カラーチャート2204)、地色、中肋部及び縁部は鮮黄橙(同1906)である。内花被1枚の斑点の数は1〜9、外花被は0、つぼみの色は明橙黄(同2204)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はT型、反転の程度はZ型、外花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は黄、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは中、色は褐、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数は中、花の香りは無、開花期は中である。
 「コネチカットキング」及び「モナ」と比較して、花房の形状が複散形花序であること、花弁の地色及び縁部の色が鮮黄橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に富山県農業技術センター野菜花き試験場(砺波市)において、「福娘」に(「コネチカットキング」×トサヒメユリ)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10329号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   奈乃華ララ(なのかララ)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「福娘」に(「コネチカットキング」×トサヒメユリ)を交配して育成されたものであり、花は小輪の鮮橙色で先端部が橙赤色のスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は25〜49p、茎の直径は5.0〜9.9o、上部の色は緑、中部及び下部の色は淡褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9o、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は披針形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は6〜8p、光沢は無、数は中、着生角度は30〜59゜である。つぼみの形はW型、花の向きは15〜29゜、花房の形状は散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は60〜89o、内花被の幅は20〜29o、長さは4〜5p、外花被の幅は10〜19o、長さは4〜5pである。花色は花弁の基部は明橙(JHS カラーチャート1305)、地色及び中肋部は鮮橙(同1306)、縁部は鮮橙(同1306)で先端部が橙赤(同0713)、裏面は橙(同1313)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は橙(同1606)、内花被の形はX型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はU型、反転の程度は\型、外花被先端の形状はZ型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色はオレンジ、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは30〜59o、花梗の太さはやや細、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数は中、花の香りは無、開花期は中である。
 「福娘」と比較して、花弁縁部の色が鮮橙で先端部が橙赤であること、内花被及び外花被に斑点が無いこと等で、「姫華フレア」と比較して、花径が小さいこと、花弁の地色が鮮橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に富山県農業技術センター野菜花き試験場(砺波市)において、「福娘」に(「コネチカットキング」×トサヒメユリ)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10330号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   奈乃華ルル(なのかルル)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「福娘」に(「コネチカットキング」×トサヒメユリ)を交配して育成されたものであり、花はやや小輪の鮮橙黄色で縁部が明黄橙色のスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9mm、上部及び中部の色は淡褐、下部の色は褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9mm、止葉下は20〜39mmである。葉序は3/8、葉の全体の形は披針形、ねじれは無、葉幅は10〜19mm、葉長は6〜8cm、光沢は無、数は中、着生角度は30〜59゜である。つぼみの形はU型、花の向きは15〜29゜、花房の形状は総状花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は90〜119mm、内花被の幅は30〜39mm、長さは6〜8cm、外花被の幅は20〜29mm、長さは6〜8cmである。花色は花弁の基部は明橙黄(JHS カラーチャート2204)、地色及び中肋部は鮮橙黄(同2205)、縁部は明黄橙(同1905)、裏面は明黄(同2505)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は1〜9、つぼみの色は明黄(同2505)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はT型、反転の程度はZ型、外花被先端の形状はV型、反転の程度はZ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸及び花粉の色は黄、第1花梗の長さは60〜89mm、花梗の太さは中、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数は中、花の香りは無、開花期は中である。
 「ピュアリスティア」と比較して、花弁縁部の色が明黄橙であること、内花被先端の形状がT型であること、外花被先端の形状がV型であること等で、「姫華ムーン」と比較して、花弁縁部の色が明黄橙であること、内花被及び外花被の斑点の数が少ないこと、外花被先端の形状がV型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に富山県農業技術センター野菜花き試験場(砺波市)において、「福娘」に(「コネチカットキング」×トサヒメユリ)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10331号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ワイワイオレンジ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「キラク」に「アポロ」を交配して育成されたものであり、花は中輪の明橙色でスカシユリ型の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は25〜49p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9o、止葉下は40〜59oである。葉序は3/8、葉の全体の形は広披針形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は6〜8p、光沢は有、数は中、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はW型、花の向きは15〜29゜、花房の形状は複散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は120〜149o、内花被の幅は30〜39o、長さは6〜8p、外花被の幅は20〜29o、長さは6〜8pである。花色は花弁の基部、地色、中肋部及び縁部は明橙(JHS カラーチャート1305)、裏面は明橙(同1304)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は明橙(同1304)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度、外花被先端の形状及び反転の程度はZ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色はオレンジ、やくの色は褐、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは30〜59o、花梗の太さは中、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60〜89゜、1花茎の花数は中、花の香りは無、開花期は早である。
 「キラク」と比較して、花色が明橙であること、内花被の形がZ型であること、やくの色が褐であること等で、「クラウディア」と比較して、花色が明橙であること、内花被の斑点が無いこと、やくの色が褐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に富山県農業技術センター野菜花き試験場(砺波市)において、「キラク」に「アポロ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10332号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オランダかいう   ビューティー 1
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ウエディングマーチ」の選抜系統どうしを交配して育成されたものであり、仏炎苞は一重の漏斗形で黄白色の切花向きの品種である。
 草型は半開張、草丈は高、茎の形態は根茎、花茎の長さは長、太さは太、色は黄緑である。葉の全体の形はやじり形、葉縁の波打ちは有、葉身長は長、幅はやや広、葉の表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、斑の有無は無、葉の厚さは中である。葉柄の長さは長、太さは太、上部及び下部の色は緑、斑の有無は無である。仏炎苞の一重二重の別は一重、全体の形は漏斗形、ひげの有無は有、長さは中、先端の形は円形、背曲は弱、基部の重なりは多、縁の波打ちは無、長さは中、色の数は一色、内側の地色及び外側上部の色は黄白(同3101)、中間の色は淡緑黄(同2903)、基部の色は濃黄緑(同3307)、花色の変化は無である。肉穂花序の形は円柱形、長さは短、太さは細、色は黄である。一株当りの花数は中、花の香りは無、四季咲き性は有である。
 「ウエディングマーチ」と比較して、仏炎苞の先端の背曲が弱いこと、基部の重なりが多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(千葉県君津市)において、「ウエディングマーチ」の選抜系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10333号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カトレア   エスポワール ユウナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「プミラ・ブラックダイヤモンド」に「ケビグリーン」を交配して育成されたものであり、花色はセパルが鮮紫ピンクの地色に鮮赤味紫のぼかし、ペタルが鮮紫ピンクの地色に鮮赤紫色の楔、リップは上部が鮮紫ピンクの地色に淡緑黄のぼかしが入り、下部が鮮赤紫の単色の反転・平咲きの鉢物向きの品種である。
 草型の大きさは小、草姿は中間型、ぎ球茎の正面の形は狭長方形、横断面の形は楕円形、高さは5.1〜10.0cm、長径は1.1〜2.0cmである。葉の全体の形は長楕円形、先端の形は突形、ねじれは無、向きは斜上、長さは10.1〜15.0cm、幅は3.1〜4.0cm、表面の色は濃緑、葉数は1である。花序は総状、1花茎の花数は1〜2、花型は反転・平、花の横径及び縦径は61〜90mmである。ドーサル・セパル正面の形は狭披針形、先端の形は微突形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパル正面の形は狭披針形、先端の形は微突形、周縁の波打ちは小である。ペタル正面の形は広卵形、先端の形は凹形、切れ込みの有無は無、周縁の波打ちは中である。リップ正面の複雑性は単純、スロートの抱合は完全、周縁の波打ちは小波の多、切れ込みは無である。花色はセパルの内側は鮮紫ピンク(JHSカラーチャート8904)の地色に鮮赤味紫(同8906)のぼかしが入り、ペタルの内側は鮮紫ピンク(同8904)の地色に鮮赤紫(同9207)の楔が入り、リップの上部内側は鮮紫ピンク(同8904)の地色に淡緑黄(同2903)のぼかしが入り、下部内側は鮮赤紫(同9207)の単色、目の形はT型である。花の香りは強、開花期は四季咲である。
 「プラミ・ブラックダイヤモンド」及び「ミニパープル」と比較して、花型が反転・平であること、ドーサル・セパルの内側の模様がぼかしであること、リップ上部内側地色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和60年に育成者の温室(愛知県知多市)において、「プミラ・ブラックダイヤモンド」に「ケビグリーン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エスポワール・ユウナ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10334号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   カノープス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ソニア」の変異株であり、花はセパルが黄白の地色に淡紫ピンク色のぼかしが入り、ペタルが黄白の地色に鮮紫ピンク色のぼかしが入り、リップは紫ピンクの地色に明赤味紫色の条線が入る大型種である。
 草型の大きさは大、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形、横断面の形は円形、高さは35〜50p、長径は11〜20mmである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は鋭形、横断面の形はT型、長さは121〜150mm、幅は41〜50mm、表面の色は濃緑、葉数は4〜6枚である。優先着花部位はT型、花序は総状、1花茎の花数は6〜10、太さは3.1〜4.0mm、長さは351〜550oである。花の咲き方は反転・平咲き、横径及び縦径は81〜100mm、ドーサル・セパル正面の形は線状披針形、先端の形は鋭形、反転の方向は外反転、ラテラル・セパル正面の形は披針形、先端の形は鋭形、反転の方向は外反転、ペタル正面の形は狭ひし形、先端の形は微突形、反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面の形及び先端の形はU型である。花色はセパルは地色が黄白(JHS カラーチャート2701)で淡紫ピンク(同8902)のぼかしが入る、ペタルは地色が黄白(同2501)で鮮紫ピンク(同8904)のぼかしが入る、リップは地色が紫ピンク(同8903)で明赤味紫(同8905)の条線が入る。花の香りは無、開花期は夏である。
 「ソニア」と比較して、ドーサル・セパル複色部の色が淡紫ピンクであること、リップ内側の模様が条線であること等で、「サクラ」と比較して、花の咲き方が反転・平咲きであること、ドーサル・セパル複色部の色が淡紫ピンクであること、リップ内側の模様が条線であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年にタイ王国において「ソニア」の変異株を発見、以後、増殖を行い、9年より育成者の温室(福岡県宗像市)において特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10335号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   スウィートラブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「EIMA WHITE」に「SIRIRAT」を交配して育成されたものであり、花はセパル、ペタル及びリップが黄白色の中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は線形、横断面の形は扁円形、高さは100〜200p、長径は21〜30mmである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はT型、長さは121〜150mm、幅は31〜40mm、表面の色は緑、葉数は7〜10枚である。優先着花部位はX型、花序は総状、1花茎の花数は6〜10、太さは2.1〜3.0mm、長さは81〜150oである。花の咲き方は反転咲き、横径は61〜80mm、縦径は41〜60mm、セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、反転の方向は外反転、ペタル正面の形はへら形、先端の形は微突形、反転の方向は外反転である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面の形はU型、先端の形はW型である。花色はセパル、ペタル及びリップは黄白(JHS カラーチャート3101)の単色である。花の香りは無、開花期は夏である。
 「EIMA WHITE」と比較して、花の咲き方が反転咲きであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(タイ王国)において「EIMA WHITE」に「SIRIRAT」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10336号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   カレン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「KASEM PINK」に「BIGIBUM」を交配して育成されたものであり、花はセパルが紫白の地色に鮮赤味紫色のぼかしが入り、ペタル及びリップは鮮赤味紫色のやや小型種である。
 草型の大きさはやや小、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は線形、横断面の形は扁円形、高さは70〜100p、長径は11〜20mmである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はU型、長さは121〜150mm、幅は31〜40mm、表面の色は緑、葉数は7〜10枚である。優先着花部位はT型、花序は総状、1花茎の花数は6〜10、太さは2.1〜3.0mm、長さは251〜350oである。花の咲き方は反転・平咲き、横径及び縦径は41〜60mm、ドーサル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、反転の方向はやや外反転、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、反転の方向は平、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は切形、反転の方向は外反転である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面の形はV型、先端の形はW型である。花色はセパルは地色が紫白(JHS カラーチャート8901)で鮮赤味紫(同8906)のぼかしが入る、ペタル及びリップは鮮赤味紫(同8906)の単色である。花の香りは無である。
 「D-191」及び「D-195」と比較して、リップの単純型の正面の形がV型であること、ペタル内側の模様が無いこと、リップ内側の地色が鮮赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(タイ王国)において「KASEM PINK」に「BIGIBUM」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1999年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10337号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   セカンドラブ S キャメロン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アワユキ」×「マイルドユミ」の実生どうしを交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルは黄白の地色に鮮赤味紫色の爪斑が入り、リップは黄白の地色に鮮赤味紫色の爪斑及び黄緑色の目が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は線形、横断面の形は扁円形、高さは35〜50p、長径は21〜30mmである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はT型(ほぼ平)、長さは91〜120mm、幅は41〜50mm、表面の色は濃緑、葉数は7〜10枚である。優先着花部位はX型、花序は総状、1花茎の花数は3〜5、太さは3.1〜4.0mm、長さは11〜30oである。花の咲き方は抱え・平咲き、横径は
61〜80mm、縦径は41〜60mm、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は小凹形、反転の方向は平、ラテラル・セパル正面の形は狭腎臓形、先端の形は切形、反転の方向は平、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は単純型、正面の形はY型、先端の形はX型である。花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート2502)の地色に鮮赤味紫(同8906)の爪斑が入る、リップは黄白(同2502)の地色に鮮赤味紫(同8906)の爪斑及び黄緑(同3311)の目が入る。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「ホワイトクリスマス シーガル」及び「セカンドラブ トキメキ」と比較して、リップの目の色が黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の温室(愛知県東海市)において、「アワユキ」×「マイルドユミ」の実生どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10338号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   ジプシーローズ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スノーフレーク オトメ」に「ピンクドール エレガンス」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルがピンク白の地色に鮮赤紫色のぼかしが入り、リップは淡緑黄の地色に鮮赤味紫色の爪斑が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形、横断面の形は扁円形、高さは35〜50p、長径は21〜30mmである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等凹形、横断面の形はほぼ平、長さは91〜120mm、幅は41〜50mm、表面の色はやや淡緑、葉数は11〜15枚である。優先着花部位はX型、花序は総状、1花茎の花数は2、太さは5.1〜6.0mm、長さは10o以下である。花の咲き方は抱え・平咲き、横径は41〜60mm、縦径は41〜60mm、ドーサル・セパル正面の形は楕円形、先端の形は切形、反転の方向は内反転、ラテラル・セパル正面の形は広卵形、先端の形は切形、反転の方向は内反転、ペタル正面の形は正方形、先端の形は切形、反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は単純型、下部の形は、単純型の正面の形はY型、先端の形はX型である。花色はセパル及びペタルは地色がピンク白(JHS カラーチャート9201)で鮮赤紫(同9207)のぼかしが入る、リップは地色が淡緑黄(同2702)で鮮赤味紫(同8906)の爪斑が入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「スノーフレーク オトメ」と比較して、花の咲き方が抱え・平咲きであること、ペタル正面の形が正方形であること、リップに目が入らないこと等で、「ウェーブ キング サザナミ」と比較して、花の咲き方が抱え・平咲きであること、リップに目が入らないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の温室(大阪府阪南市)において、「スノーフレーク オトメ」に「ピンクドール エレガンス」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10339号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ファレノプシス   エモーショナルムーン キンリュウ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ユキマイ」に「モーニング・ムーン」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが黄白の単色、リップ中央裂片は黄白の地色に鮮緑黄色及び灰ピンク色のぼかしが入る平咲きの大型種である。
 株の大きさは大、草姿は横性である。葉の正面の形は長楕円形、先端の形は鈍形、横断面の形はV型、向きは斜上、ねじれは有、幅は76〜100mm、長さは20.1〜30cm、表面の色は暗緑である。花序の型は総状、花数は11〜15、花型は平、花の横径及び縦径は10.1〜12.5cmである。ドーサル・セパルの正面の形は楕円形、先端の形は凹形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は半円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はV型、横断面の形はU型である。花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート3301)、リップの中央裂片は黄白(同3301)の地色に鮮緑黄(同2906)及び灰ピンク(同9716)のぼかしが入る、側裂片は黄白(同3301)の地色に穏赤紫(同9513)の段(虎)斑が入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「シラユキヒメ」と比較して、ドーサル・セパル先端の形が凹形であること、リップ側裂片の斑の色が穏赤紫であること等で、「モーニングムーン・ミドリ」と比較して、葉の正面の形が長楕円形であること、ペタル先端の形が円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に「ユキマイ」に「モーニング・ムーン」を交配した実生苗を購入し、出願者の温室(佐賀県佐賀市)において開花した株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10340号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ファレノプシス   シグナス エンパイア
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「トウキョウブライダル」と「シルキームーン」を相互に交配して育成されたものであり、花色はセパル及びペタルが黄白の単色で、リップ中央裂片は黄白の地色に浅黄緑のぼかしが入る、部分反転平咲きの中型種である。
 株の大きさは中、草姿は半下垂性である。葉の正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、横断面の形はV型、向きは水平、ねじれは無、幅は76〜100mm、長さは20.1〜30cm、表面の色は暗黄緑である。花序の型は総状、花数は6〜10、花型は部分反転平、花の横径は12.6〜15.0cm、縦径は10.1〜12.5cmである。ドーサル・セパルの正面の形は楕円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は半円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はU型、横断面の形はW型である。花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート2901)の単色、リップの中央裂片は黄白(同2901)の地色に浅黄緑(同3103)のぼかしが入る、側裂片は黄白(同2901)の地色に濃紫赤(同9709)の縞斑及び明緑黄(同2704)のぼかしが入る。花の香りは弱、開花期は四季である。
 「シラユキヒメ」と比較して、ラテラル・セパルに斑が無いこと等で、「ホワイトキャッスル アマドバスケッツ」と比較して、リップの中央裂片の斑の色が浅黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(埼玉県北本市)において、「トウキョウブライダル」と「シルキームーン」を相互に交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10341号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ファレノプシス   シグナスルネッサンス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「トウキョウブライダル」と「シルキームーン」を相互に交配して育成されたものであり、花色はセパル及びペタルが黄白の単色で、リップ中央裂片は黄白の地色に浅黄のぼかしが入る、平咲きの大型種である。
 株の大きさは大、草姿は横性である。葉の正面の形は倒披針形、先端の形は鋭先形、横断面の形はU型、向きは斜上、ねじれは無、幅は76〜100mm、長さは20.1〜30cm、表面の色は暗黄緑である。花序の型は総状、花数は11〜15、花型は平、花の横径及び縦径は10.1〜12.5cmである。ドーサル・セパルの正面の形は楕円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は半円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はU型、横断面の形はW型である。花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート3101)の単色、リップの中央裂片は黄白(同2902)の地色に浅黄(同2511)のぼかしが入る、側裂片は黄白(同2902)の地色に暗紅(同0110)の縞斑及び浅黄(同2511)のぼかしが入る。花の香りは中、開花期は四季である。
 「シラユキヒメ」と比較して、ドーサル・セパルの先端の形が円形であること、ラテラル・セパルの斑の模様が無いこと等で、「白鳥」と比較して、ドーサル・セパルの先端の形が円形であること、ラテラル・セパルの先端の形が微突形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(埼玉県北本市)において、「トウキョウブライダル」と「シルキームーン」を相互に交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「シグナス ルネッサンス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10342号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ファレノプシス   エモーショナルムーン ホワイトイーグル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ユキマイ」に「モーニング・ムーン」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが黄白の単色、リップ中央裂片は黄白の地色に鮮緑黄色及び穏紫ピンク色のぼかしが入る平咲きの大型種である。
 株の大きさは大、草姿は横性である。葉の正面の形は長楕円形、先端の形は鈍形、横断面の形はV型、向きは斜上、ねじれは無、幅は76〜100mm、長さは20.1〜30cm、表面の色は暗緑である。花序の型は総状、花数は11〜15、花型は平、花の横径及び縦径は10.1〜12.5cmである。ドーサル・セパルの正面の形は楕円形、先端の形は凹形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は半円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はV型、横断面の形はU型である。花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート3301)、リップの中央裂片は黄白(同3301)の地色に鮮緑黄(同2906)及び穏紫ピンク(同9712)のぼかしが入る、側裂片は黄白(同3301)の地色に穏紫ピンク(同9712)の段(虎)斑が入る。花の香りはかなり弱、開花期は冬である。
「シラユキヒメ」と比較して、ドーサル・セパル先端の形が凹形であること、リップ側裂片の斑の色が穏紫ピンクであること等で、「モーニングムーン・ミドリ」と比較して、葉の正面の形が長楕円形であること、ペダル縦断面の形がX型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に「ユキマイ」に「モーニング・ムーン」を交配した実生苗を購入し、出願者の温室(佐賀県佐賀市)において開花した株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10343号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オドントグロッサム   ニチレイストロトルド ポルックス
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Odm.Stroperry」に「Odm.Crutordo」を交配した実生苗から選抜して育成されたものであり、花はセパル及びペタルは淡紫ピンクの地色に暗赤色の内斑、点斑及び赤味紫色のぼかしが入り、リップは淡紫ピンクの地色に暗赤色の点斑及び赤味紫色のぼかしが入る中型種である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。ぎ球茎の正面の形は卵形、平面の形は長楕円形、溝の有無は無、高さは81〜100mm、長径は31〜40mmである。葉の正面の形は広線形、横断面の形はV型、向きは斜上、長さ及び幅は中、表面の色は暗緑、上位葉数は2枚、下位葉数は4枚である。花序の型は総状、再開花性は無、長さはやや短、幅は狭、花数は少、花茎の抽出方向は斜上、強さは中、花型は部分反転平咲き、距の有無は無、花の横径及び縦径はやや大である。ドーサル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、ねじれは無、長さはやや短、幅はやや狭、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鈍形、ねじれは無、長さはやや短、幅はやや狭、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有、長さはやや短、幅は中である。リップ中央裂片の正面の形は長方形、側裂片の明確度は不明確、先端の形は銀杏形、長さはやや短、幅はやや狭である。花色はセパル及びペタルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート8902)の地色に暗赤(同0410)の内斑+点斑及び赤味紫(同8912)のぼかしが入る、リップは淡紫ピンク(同8902)の地色に暗赤(同0410)の点斑及び赤味紫(同8912)のぼかしが入る。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「マリーノエル ベラノ」と比較して、セパル及びペタルに暗赤の内斑と点斑及び赤味紫のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成5年に出願者が「Odm.Stroperry」に「Odm.Crutordo」を交配した実生苗を導入し、6年に出願者の温室(栃木県宇都宮市)において、開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10344号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オドントグロッサム   ニチレイストロベリーフィールド オリオンスター
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Oda.Ingera」に「Odm.Beaumont」を交配した実生苗から選抜して育成されたものであり、花はセパル及びペタルはピンク白の地色に鮮赤紫色の覆輪及び濃紫ピンク色の点斑が入り、リップはピンク白の地色に濃紫ピンク色の点斑及び鮮赤紫色のぼかしが弁上部縁に入る中型種である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。ぎ球茎の正面の形は卵形、平面の形は長楕円形、溝の有無は無、高さは61〜80mm、長径は51〜60mmである。葉の正面の形は広線形、横断面の形はV型、向きは斜上、長さはやや長、幅はやや広、表面の色は暗緑、上位及び下位葉数は2枚である。花序の型は総状、再開花性は無、長さはやや長、幅は中、花数はやや少、花茎の抽出方向は斜上、強さはやや弱、花型は部分反転平咲き、距の有無は無、花の横径はやや大、縦径は中である。ドーサル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、ねじれは無、長さはやや短、幅は中、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、ねじれは無、長さは短、幅はやや狭、ペタル正面の形は半円形、先端の形は微突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有、長さは短、幅は中である。リップ中央裂片の正面の形は長方形、側裂片の明確度は不明確、先端の形は銀杏形、長さはやや短、幅はやや狭である。花色はセパル及びペタルはピンク白(JHS カラーチャート9201)の地色に鮮赤紫(同9208)の覆輪及び濃紫ピンク(同9512)の点斑が入る、リップはピンク白(同9201)の地色に濃紫ピンク(同9512)の点斑及び鮮赤紫(同9208)のぼかしが弁上部縁に入る。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「マリーノエル ベラノ」と比較して、セパル及びペタルがピンク白の地色に鮮赤紫の覆輪及び濃紫ピンクの点斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成5年に出願者が「Oda.Ingera」に「Odm.Beaumont」を交配した実生苗を導入し、6年に出願者の温室(栃木県宇都宮市)において、開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ニチレイストロベリーフィールド オリオン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10345号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ホリベル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「リベル」の枝変わりであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色は開花初期が浅黄緑、開花盛期が黄白で鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は中、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は少、色は黒紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は広楕円形、先端の形は鋭形、基部の形は鈍形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート4007)、裏面の色は濃黄味緑(同3711)、葉柄の長さは中である。花序の形は半球形、花形はアジサイ型、花序の縦径は中、横径は大、厚さは中である。両性花及び装飾花の数は中、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は浅黄緑(同3503)、盛期及び終期の花色は黄白(同3301)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は上部のみ、湾曲は内曲である。花柄の長さは短、小花柄の長さは中である。花色の変化性は無、促成での開花期は中である。
 「テーラ ホワイト」と比較して、花序の形が半球形であること、花形がアジサイ型であること、装飾花の数が多いこと等で、「ホワイトダイヤモンド」と比較して花序の形が半球形であること、がく片の切れ込みの位置が上部のみであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者のほ場(オランダ王国)において、「リベル」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10346号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ムーディー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ロイヤル白」に「センセーション」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでガクアジサイ型、花色は開花初期が淡緑黄、開花盛期が鮮紫ピンクにピンク白の覆輪が入る鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は中、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は中、色は黒紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は盃形、花形はガクアジサイ型、花序の縦径は中、横径は大、厚さは薄である。両性花の数は中、装飾花の数は少、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は複色、開花初期の花色は淡緑黄(同2903)、盛期の花色は地色が鮮紫ピンク(同9204)にピンク白(同9201)の覆輪が入る、終期の花色は淡紫(同8602)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全縁、湾曲は内曲である。花柄の長さは短、花柄の色は穏赤紫(同9513)、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「ロイヤル白」と比較して、開花盛期の花色が鮮紫ピンクにピンク白の覆輪が入ること、花柄の色が穏赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(福岡県久留米市)において、「ロイヤル白」に「センセーション」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ピュア」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10347号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ファンシー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピンクシャワー」に「コーラル」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでガクアジサイ型、花色は開花初期が淡緑黄、開花盛期が明赤紫の鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は中、新梢の色は緑、枝の斑点の多少は中、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは短である。花序の形は盃形、花形はガクアジサイ型、花序の縦径及び横径は中、厚さは薄である。両性花の数は中、装飾花の数はかなり少、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは重なる、大小の有無は有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は淡緑黄(同2702)、盛期の花色は明赤紫(同9506)、終期の花色は濃紫ピンク(同9213)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は内曲である。花柄の長さは短、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「ピンクシャワー」と比較して、葉身基部の形が円形であること、開花盛期の花色が明赤紫であること、がく片の湾曲が内曲であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(福岡県久留米市)において、「ピンクシャワー」に「コーラル」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10348号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   アウスレーゼ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サンセット」に「センセーション」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでガクアジサイ型、花色は開花初期が浅緑黄、開花盛期が鮮紫ピンクに淡紫ピンクの覆輪が入る鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さ及び節間長は中、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は中、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さはやや短である。花序の形は盃形、花形はガクアジサイ型、花序の縦径及び横径は中、厚さは薄である。両性花の数は中、装飾花の数はやや少、両性花の花形は一重咲き、装飾花の花形は普通咲き、がく片の重なりは少し重なる、大小の有無は有、装飾花の縦径及び横径は中、単色・複色の別は複色、開花初期の花色は浅緑黄(同2904)、盛期及び終期の花色は地色が鮮紫ピンク(同9505)に淡紫ピンク(同9501)の覆輪が入る、がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は内曲である。花柄の長さは短、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「フラウレイコ」と比較して、葉身基部の形が円形であること、装飾花の数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(福岡県久留米市)において、「サンセット」に「センセーション」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10349号   平成14年6月20日  
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルミッソ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コリアリエ」の枝変わりであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮紫ピンク色で半剣弁、カップ咲、無香のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部は多、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は弱、厚さは厚、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面及び裏面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9705)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは中、硬さは軟、数は40〜59、一茎の花数は6〜10、花の香りは無である。枝の長さはかなり短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は紅紫、開花時期は中である。
 「コルファント」と比較して、花の高さが高いこと、花弁のタイプが半剣弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、「コリアリエ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10350号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルフラウマ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「ヨーロッパ」×「Intermoto」)に「パレードレッド」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は明赤色で丸弁、カップ咲、弱香のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部は多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面の色は明赤(JHS カラーチャート0406)、裏面の色は明紅(同0106)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭惰円形、厚さは薄、硬さは中、数は60枚以上、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さは短、太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「コルディレル」と比較して、花弁表面の色が明赤であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、(「ヨーロッパ」×「Intermoto」)に「パレードレッド」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10351号   平成14年6月20日  
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルスティグマ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コルクレイヴァ」の枝変わりであり、花序のタイプは散房花序、花は明橙黄色で半剣弁、カップ咲、かなり弱香の小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はやや多、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数及び本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は黄緑、光沢はやや弱、本葉の色は緑、光沢はやや弱、厚さは厚、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は小、高さは中、花弁表面及び裏面の色は明橙黄(JHS カラーチャート2204)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は60以上、一茎の花数は6〜10、花の香りはかなり弱である。枝の長さはかなり短、太さはやや細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「コルクレイヴァ」と比較して、花弁表面及び裏面の色が明橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、「コルクレイヴァ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10352号   平成14年6月20日  
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルブリッタ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成系統に「コルダバ」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は明黄橙色で半剣弁、高芯咲、かなり弱香のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は横張性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部は多、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数及び本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は明黄橙(JHS カラーチャート1905 )、裏面の色は浅橙黄(同2203)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さはかなり厚、硬さは中、数は30〜34、一茎の花数は6〜10、花の香りはかなり弱である。枝の長さは短、太さはやや細、新しょう及び開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「ケイミオバ」と比較して、花形が高芯咲であること、花弁表面の色が明黄橙であること、裏面の色が浅橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成系統に「コルダバ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10353号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルストフェイン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コルクレイヴァ」の枝変わりであり、花序のタイプは散房花序、花は淡黄色で半剣弁、高芯咲、中香のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部は多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢はやや弱、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは厚、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面の色は淡黄(JHS カラーチャート2503)、裏面の色は淡黄(同2503)で弁底に鮮紫ピンク(同9704)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広惰円形、厚さ及び硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は6〜10、花の香りは中である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色及び開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「コルクレイヴァ」と比較して、花弁裏面の色が淡黄で鮮紫ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、「コルクレイヴァ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10354号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   青竜(せいりゅう)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「オンディーナ」に(無名実生種×「マダム・ヴィオーレ」)を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は紫白色で剣弁、高芯咲、弱香の大輪となる切花及び花壇向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径は大、高さは高、花弁表面及び裏面の色は紫白(JHS カラーチャート8301)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期はやや早である。
 「オンディーナ」と比較して、花形が高芯咲であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(栃木県佐野市)において、「オンディーナ」に(無名実生種×「マダム・ヴィオーレ」)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10355号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   パールレッドN
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ケイスナカク」に無名実生種を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は濃赤色で丸弁、抱え咲、無香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は紅紫、光沢は強、本葉の色は濃緑、光沢は強、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は卵形である。花形は抱え咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0409)、裏面の色は濃紅(同0109)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さは薄、硬さは硬、数は40〜59、一茎の花数は6〜10、花の香りは無である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色及び開花枝の色は緑、開花時期はやや早である。
 「ニコロ パガニーニ」と比較して、花形が抱え咲であること、花弁のタイプが丸弁であること等で、「Korlech」と比較して、花形が抱え咲であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(静岡県田方郡函南町)において、「ケイスナカク」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「KNR9601」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10356号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   じんちょうげ   列島まさるみやま(れっとうまさるみやま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種の偶発実生種であり、樹姿は半直立性でがく片の色が黄白の鉢物向きの品種である。
 樹姿は半直立性、樹高は低である。枝の太さはやや太、色は褐、分枝性は粗、節間長は中である。葉全体の形は長楕円形、先端の形及び基部の形は鋭形、葉身長及び葉身幅は中、表面の色は緑である。花序の付き方は頂生、タイプは頭状花序、大きさは小、花の大きさはやや小、つぼみの色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)、がく筒の太さはやや細、長さは中、がく片全体の形は卵形、先端の形は鈍形、長さはやや短、幅は狭、表面及び裏面の色は黄白(同2902)である。がく片数は4枚、やくの色は黄、花数及び香りは中である。果実の形は円形、大きさは中、色は紅である。着果性は有、開花期は早、落葉性は常緑性である。
 「シロバナジンチョウゲ」と比較して、がく片の表面の色が黄白であること、花の香りが弱いこと、着果性が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和45年に育成者のほ場(三重県松阪市)において、野生種の実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「日本みやまジンチョウゲ中戸」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10357号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いとすぎ   エレガンスブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「グラウカ」の自然交雑実生から育成されたものであり、樹形は狭円錐状で新梢の葉の色が灰緑の庭園及び鉢物向きの品種である。
 樹形は狭円錐状、幹は単幹、樹高は中、樹皮の色は緑褐(JHS カラーチャート2713)である。枝の長さは短、第1次枝の出方は鋭角、分枝密度は中、高次枝の出方は鋭角、分枝密度は密、ねじれ及び分枝の扁平度は無、重なりは薄である。葉形は針状葉、鱗状葉の発現程度は無、針状葉の着生密度は密、長さは短、幅は狭、新梢の葉の色は灰緑(同4312)、枝先の冬の葉の色は灰緑(同6010)、葉の香りは中である。着花の難易は難である。発根性は易、萌芽性は中、成長の早さは早である。
 「シャイニングブルー」と比較して、樹高が高いこと、第1次枝の出方が鋭角であること、新梢の葉の色が灰緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(千葉県千葉市)において、「グラウカ」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ブルーアロー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10358号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   えのきたけ   シナノ10号(シナノ10ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「TK」に「シナノ6号」を交配して育成されたものであり、菌さん表面が淡黄白色の施設栽培向きの品種である。
 菌叢表面及び裏面の色は無、菌糸の寒天培地上の最適生長温度は22℃である。菌さんの断面の形は鐘形、色は淡黄白色である。菌柄の断面の形は円形、太さはやや細である。菌かきから子実体発生までの期間及び子実体の生育期間は中である。子実体収量はやや多、有効茎数は多、有効茎数と子実体収量との比率は茎数型である。
 「TK」と比較して、菌糸生長最適温度が低いことで、「シナノ6号」と比較して、菌糸生長最適温度が低いこと、子実体の生育期間が短いことで区別性が認められる。
 なお、「TK」及び「シナノ6号」との対峙培養において明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の施設(長野県埴科郡戸倉町)で、「TK」に「シナノ6号」を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10359号   平成14年6月20日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   大分きのこ研−2102(おおいたきのこけん−2102)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者の保存菌株(大分県産野生種)どうしを交配して育成されたものであり、やや小葉、中肉の不時栽培向き中温性品種である。
 菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや小、色は褐色、厚さはやや薄、肉質は中である。りん皮の付着部位は全面、大きさは中、色は無である。子実層たくの形状は3型、並び方は正常、幅は極狭、密度は密、色は白色である。菌柄の形は1型、長さ、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率及び太さは中、菌柄の色、毛の有無及び毛の色は有、肉質は軟である。子実体の浸水発生時期は夏秋、発生型は集中、発生温度は中温、発生までの期間はやや長である。乾物率は10〜15%、子実体1個当たりの平均乾重は2.5〜3.0g、収量性はやや多である。
 「森468号」と比較して、りん皮の付着部位が全面であること、子実層たくの形が3型であること等で、「Y707号」と比較して、子実体の浸水発生時期が夏秋であること、収量性が多いこと等で区別性が認められる。
 なお、「森468号」及び「Y707号」等との対峙培養において明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の施設(大分県大野郡三重町)において、出願者の保存菌株(大分県産野生種)どうしを交配し、得られた菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10360号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はたけしめじ   十勝3号(とかち3ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種(北海道産)を選抜して育成されたものであり、菌さんがやや小、断面の形態は平形、中心部が灰色で、菌柄の形が直幹の施設栽培向きの品種である。
 菌さんの断面の形態は平形、大きさはやや小、中心部及び周縁部の色は灰色、厚さ及び肉質は中である。子実層たくの並び方は正常、幅は中、色はクリーム色、菌柄への付き方は直生である。菌柄の形は直幹、長さはやや長、太さはやや太、色は淡色、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大である。子実体の発生型は群状、発生最盛期までの期間及び菌かき後の発生までの期間はやや長、発生最適温度及び子実体の生育最適温度はやや高である。収量性は少、有効茎本数はかなり少である。
 「十勝1号」と比較して、子実層たくがクリーム色であること、菌柄の形が直幹であること等で、「ウマッシュくん」と比較して、菌さんの中心部が灰色であること、菌柄への付き方が直生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に出願者の施設(北海道帯広市)において、野生種(北海道産)の子実体を組織分離し、得られた菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10361号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はたけしめじ   群馬GLD−17号(ぐんまGLD−17ごう)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種(群馬県産)を選抜して育成されたものであり、菌さんがかなり大、断面の形態は平形、中心部の色が淡褐色で、菌柄の形がとっくり型の施設栽培向きの品種である。
 菌さんの断面の形態は平形、大きさはかなり大、中心部及び周縁部の色は淡褐色、厚さはやや薄、肉質は中である。子実層たくの並び方は正常、幅は狭、密度は密、色はクリーム色、菌柄への付き方は垂生である。菌柄の形はとっくり型、長さは長、太さはやや細、色はやや濃色、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は小である。子実体の発生型は群状、発生最盛期までの期間は中、菌かき後の発生までの期間はやや長、発生最適温度はやや高、子実体の生育最適温度は高である。収量性は中、有効茎本数はかなり少である。
 「群馬GLD−21号」及び「群馬GLD−19号」と比較して、菌さんの断面が平形であること、子実層たくの菌柄への付き方が垂生であること等で区別性が認められる。
 なお、「群馬GLD−21号」及び「群馬GLD−19号」との対峙培養において明確な帯線形成をする。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年11月8日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に群馬県林業試験場(北群馬郡榛東村)において、野生種(群馬県産)の子実体を組織分離し、得られた菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10362号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶなしめじ   大木娘413(おおきむすめ413)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の保存菌株どうしを交配して育成されたものであり、菌さん中央部が灰黄色で、菌柄の形が細長の施設栽培向きの品種である。
 菌糸の最適生長温度は25℃、菌糸密度は普通である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は81〜90日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20〜25日、芽出し最適温度は11〜14℃、子実体の成長最適温度は12〜14℃である。子実体の発生型は株状型、収量は81〜100g/瓶、有効茎本数は41本以上である。菌さんの大きさは極小、断面は丸山形、中央部は灰黄色、周縁部は淡黄色、肉の厚さはかなり薄、肉質は軟、斑紋の多少は少、大小は小、分布の状態は中央部、明瞭度は不明瞭である。菌しゅうの色は白、並び方は正常、幅及び密度は普通である。菌柄の長さは極長、菌さんへのつき方は中心生、形は細長、菌傘の直径と菌柄の長さとの比率は2.1以上、肉質は軟である。
 「福岡林試M−2号」及び「宝の華M−8171」と比較して、菌さん中央部が灰黄色であること、菌さんの肉が薄いこと等で区別性が認められる。
 なお、「福岡林試M−2号」及び「宝の華M−8171」との対峙培養において、明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の施設(福岡県三潴郡大木町)において、育成者の保存菌株どうしを交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10363号   平成14年6月20日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶなしめじ   野々海146号菌(ののみ146ごうきん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「宝1号菌」に野生種を交配して育成されたものであり、菌さん中央部の色が黄茶色で、菌柄の形が細長の施設栽培向きの品種である。
 菌糸の最適生長温度は24℃、菌糸密度は普通である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は91〜100日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20〜25日、芽出し最適温度は15〜18℃、子実体の成長最適温度は15〜17℃である。子実体の発生型は株状型、収量は121g以上/瓶、有効茎本数は31〜35本以上である。菌さんの大きさは中、断面は丸山形、中央部の色は黄茶色、周縁部の色は浅灰茶色、肉の厚さ及び肉質は普通、斑紋の多少及び大小は中、分布の状態は周縁部以外、明瞭度は普通である。菌しゅうの色は白、並び方は正常、幅及び密度は普通である。菌柄の長さは長、菌さんへのつき方は中心生、形は細長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は2.1以上、肉質は普通である。
 「宝1号菌」と比較して、収量が多いこと、菌さんの断面が丸山形であること、「宝2号菌」と比較して、菌しゅうの並び方が正常であること、菌柄の形が細長であること等で区別性が認められる。
 なお、「宝1号菌」及び「宝2号菌」との対峙培養において、帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の施設(長野県上水内郡栄村)において、「宝1号菌」に野生種(長野県産)を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ミスズ146号菌」であった。