種苗法による品種登録
 
 種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき下記186品種の品種登録を(第156回)をしましたので、お知らせします。
品種登録の番号  農林水産植物の種類   登録品種の名称
 
品種登録を受ける者の氏名又は名称
10051
 
稲       瑞穂黄金
 
有限会社会津みずほ農場、有限会社猪俣徳一商店
10052 稲      西島紫馥 西嶋時太
10053
 
小麦   
 
ニシノカオリ
 
独立行政法人農業技術研究機構
10054 ソルガム HIRO−1 広島県
10055 大豆 美姫 株式会社柳川採種研究会
10056
 

 
せんしん
 
独立行政法人農業生物資源研究所
10057
 
てんさい
 
NK−212BR
 
独立行政法人農業技術研究機構
10058

 
てんさい    
 
シュベルト

 
独立行政法人農業技術研究機構、KWS クラインワンツレーベナー種苗株式会社
10059
 
いちご
 
ポーラーベア
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10060 いちご    厚目内 株式会社黒石植物園   
10061 かぼちゃ くり坊 協和種苗株式会社
10062
 
すいか
 
種なし黒光
 
揖斐川工業株式会社、高田宗男
10063 トマト トマップル 日本たばこ産業株式会社
10064 トマト    ミアモール 日本たばこ産業株式会社
10065 トマト    サポーレ 日本たばこ産業株式会社
10066 メロン HM−G50 北海道
10067 メロン HM−G51   北海道
10068 メロン    妃 春秋系 横浜植木株式会社
10069 メロン    サカエ秋 熊本県
10070 メロン    サカエ秋冬     熊本県
10071 せり みやぎVWD1号 宮城県
10072
 
レタス
 
メシア
 
住化農業資材株式会社、大石修
10073 だいこん とやねがらみ 下條村、大井美知男   
10074 だいこん   ごくらくがらみ 下條村、大井美知男   
10075 くり ソフト西明寺 門脇久吉     
10076 ぶどう  秋峰 花澤茂、花澤睦子    
10077 うめ 菜月 宮崎信雄    
10078 りんご  香月姫 伊藤育造
10079 りんご    いとう 伊藤育造        
10080 しば     ヤエヤマ 学校法人東海大学
10081
 
ペレニアルライグラス クサボウシ
 
株式会社飼料作物改良増殖研究所 
10082 デルヒニウム タイスレッド パンアメリカン シード ヨーロッパ社
10083 ペチュニア  掛川S8 株式会社サカタのタネ
10084 ペチュニア  掛川S9   株式会社サカタのタネ
10085 ペチュニア  掛川S10     株式会社サカタのタネ
10086 ペチュニア  掛川S11     株式会社サカタのタネ
10087
 
ペチュニア 
 
バラード レッドパープル 横浜植木株式会社  
 
10088
 
ペチュニア 
 
ペサニア パープル ベーン 丸山芳弘
 
10089 ペチュニア  ペサニア パープル 丸山芳弘
10090
 
ペチュニア 
 
チェリオ ディープパープル タキイ種苗株式会社
 
10091 ペチュニア  チェリオ パープル タキイ種苗株式会社   
10092
 
ペチュニア 
 
チェリオ ライトパープル タキイ種苗株式会社    
10093
 
ペチュニア 
 
コロロ ライムイエロー 横浜植木株式会社  
 
10094 かすみそう スノービュー 菅家秋男  
10095
 
すべりひゆ 
 
バレンシアアイボリーポーチ 井上統祥
 
10096
 
バーベナ
 
スカレーナ
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10097
 
リナリア
 
バイオレットウイズエローアイグッピー タキイ種苗株式会社      
10098 リナリア   ピンクウイズエローアイグッピー タキイ種苗株式会社   
10099
 
リナリア  
 
クリムソンウイズエローアイグッピー タキイ種苗株式会社   
 
10100
 
くささんだんか    プリンセス エミ
 
渡部貞雄
 
10101 フリーセア  加藤之康 
10102 フリーセア  ゴールド ツイン 加藤之康 
10103 ガーベラ   UFO イエロー 梅本輝幸 
10104 ガーベラ   UFO オレンジ 梅本輝幸 
10105 きく     笑月 小井戸輝雄
10106 きく     笑琴 小井戸輝雄       
10107 きく     笑海 小井戸輝雄       
10108 きく     笑郷 小井戸輝雄       
10109 きく     笑涼 小井戸輝雄       
10110 きく     笑望 小井戸輝雄       
10111 きく     笑楽 小井戸輝雄       
10112 きく     笑王        小井戸輝雄       
10113 きく     松風の涼 加藤由博  
10114 きく     松風の夏      加藤由博        
10115
 
きく    
 
ヨマギー
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10116
 
きく    
 
ヨマリリン
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10117
 
きく    
 
ヨルーシー
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10118
 
きく    
 
ヨパム
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10119
 
きく    
 
サニーヨロビン
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10120
 
きく    
 
新緑
 
沖縄県経済農業協同組合連合会
10121 きく     裕力 越智裕子、越智高明
10122 さくらそう  ピンク ワープ 駒田清孝
10123 さくらそう  ローズ ワープ 駒田清孝        
10124
 
カーネーション    初雪
 
鰐部力 
 
10125 カーネーション あかつき 鰐部力 
10126
 
カーネーション    サンセットピンク
 
鰐部力 
 
10127 ダイアンサス ビビッドラーク 横浜植木株式会社   
10128 ダイアンサス ビビアンレッド 横浜植木株式会社   
10129 ダイアンサス ビビアンピーチ 横浜植木株式会社   
10130 ダイアンサス ビビアンピンク 横浜植木株式会社   
10131
 
ベゴニア  
 
ダブピン
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10132
 
ベゴニア  
 
ダブウィット   
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10133
 
ベゴニア  
 
ダブロス    
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10134
 
ベゴニア  
 
ダブレット
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10135
 
ペラルゴニウム  シュガーフレッシュバイカラー
 
野本政男
 
10136
 
ペラルゴニウム  シュガーフレッシュウェーブ
 
野本政男
 
10137
 
ペラルゴニウム    シーサイド湘南
 
鈴木清次
 
10138
 
ペラルゴニウム    フリースタイル ダークレッド
 
ゴールドスミス プランツ社
10139
 
アガパンサス
 
コモス ガーデンキング 株式会社小森谷ナーセリー
 
10140
 
アニゴザントス
 
ブッシュエンバー
 
フォーバイオ プランツ株式会社
10141
 
アニゴザントス
 
ブッシュスプレンダー フォーバイオ プランツ株式会社
10142 くんしらん ひたちの 福花園種苗株式会社
10143
 
においあらせいとう  ベガ クリームエロー タキイ種苗株式会社 
 
10144
 
においあらせいとう  ベガ エロー  
 
タキイ種苗株式会社      
10145
 
においあらせいとう  ベガ ローズレッド     タキイ種苗株式会社      
10146
 
においあらせいとう  ベガ スカーレット   タキイ種苗株式会社      
10147
 
アルストロメリア シンプルローズ
 
有限会社三宅花卉園
 
10148
 
アルストロメリア グリーンコーラル
 
有限会社三宅花卉園
 
10149
 
アルストロメリア  スタルサニー
 
ファン スターベレン社
 
10150
 
アルストロメリア  スタプリラナ
 
ファン スターベレン社
 
10151
 
アルストロメリア   スタプリレネ
 
ファン スターベレン社
 
10152
 
アルストロメリア   スタプリビナ      ファン スターベレン社
 
10153
 
アルストロメリア ジャジー パープル ローズ 株式会社エム・アンド・ビー・フローラ
 
10154
 
アルストロメリア スタルペット 
 
ファン スターベレン社    
10155
 
アルストロメリア スタロレン
 
ファン スターベレン社    
10156 グラジオラス フレボスーベニア 株式会社花の大和    
10157 グラジオラス 舞姫 茨城県        
10158 シクラメン  コロナ レッド 佐藤悦晴        
10159
 
オンシジウム
 
ハニードロップ    沖縄県花卉園芸農業協同組合   
10160 シンビジウム グレートキャティ シャトルーズ 株式会社河野メリクロン 
10161
 
シンビジウム
 
ストロベリームース 百楽花 株式会社河野メリクロン    
10162 シンビジウム ループル 株式会社河野メリクロン 
10163
 
シンビジウム
 
ポムポーソ アトランティス 株式会社河野メリクロン   
10164 シンビジウム ラッキークリスタル グッピー 株式会社河野メリクロン 
10165 シンビジウム スイートバルーン 株式会社河野メリクロン 
10166
 
シンビジウム
 
フレッシュウェディング 株式会社河野メリクロン  
10167 シンビジウム マリッジリング 株式会社河野メリクロン 
10168 シンビジウム グレートキャティ アールヌーヴォー 株式会社河野メリクロン 
10169
 
シンビジウム
 
ストロベリームース アンヌ 株式会社河野メリクロン  
10170
 
シンビジウム
 
スィートエモーション キャンディガール 有限会社バイオ・ユー  
 
10171 シンビジウム ファンシースマイル スノーキャンディ 有限会社バイオ・ユー
10172 シンビジウム グレートキャティ ビューティシェル 有限会社バイオ・ユー
10173 シンビジウム グレートキャティ ルビースター 有限会社バイオ・ユー
10174 シンビジウム ルナコス グリーンフェアリー 吉原均
10175
 
デンドロビウム  フカヤ
 
深谷岩男
 
10176
 
デンドロビウム    マナティー
 
深谷岩男        
 
10177
 
デンドロビウム    スターダスト ファイヤーバード
 
浅井信之
 
10178
 
デンドロビウム    ピコット
 
山下史郎
 
10179
 
デンドロビウム    サンタイザベル トゥルーラブ    浅井信之      
 
10180
 
デンドロビウム    プリカラー ミーシャ    天野美紀子
 
10181
 
ファレノプシス    ハッピー シーナ キララ 椎名正剛 
 
10182
 
ファレノプシス  ビューティー シーナ キャンディー
 
椎名正剛 
 
10183 さくら 彩久作 石井重久
10184 ドラセナ ドリーミー 木村昭宏
10185
 
ドラセナ  
 
ソング オブ レキオス 島袋聡
 
10186
 
ばら
 
ミズタニダーズンロゼ 水谷祐逸、水谷勇
 
10187
 
ばら    
 
ハーザンプトン
 
ハークネス ニュー ロージズ社
10188
 
ばら    
 
ハーゾラ
 
ハークネス ニュー ロージズ社
10189
 
ばら    
 
ハーゾディアック   ハークネス ニュー ロージズ社
10190
 
ばら    
 
ハーディンカム
 
ハークネス ニュー ロージズ社
10191
 
ばら    
 
ハージール 
 
ハークネス ニュー ロージズ社
10192
 
ばら    
 
ハーザンバー     ハークネス ニュー ロージズ社
10193 ばら     オリジョジョ 京成バラ園芸株式会社  
10194 ばら     ルイエル デ ルイターズ ニュー ローゼン社
10195 ばら     ルイラヴ デ ルイターズ ニュー ローゼン社  
10196 ばら     ルイティカ デ ルイターズ ニュー ローゼン社  
10197 ばら     ルイディ   デ ルイターズ ニュー ローゼン社  
10198 ばら     ルイテノル     デ ルイターズ ニュー ローゼン社  
10199 ばら     ルイリロ   デ ルイターズ ニュー ローゼン社  
10200 ばら     ルイロドニネ デ ルイターズ ニュー ローゼン社  
10201 ばら     ルイピンヴィ デ ルイターズ ニュー ローゼン社  
10202 ばら     ノアレ ラインハード ノアック
10203 ばら     ノアサン      ラインハード ノアック
10204 ばら     クニエル 國枝啓司       
10205 ばら     スウィート リン 國枝武夫        
10206 ばら     シュークリーム   斎藤治一
10207
 
ばら    
 
ハラズテック
 
ハークネス ニュー ロージズ社
10208
 
ばら    
 
ハルボウル
 
ハークネス ニュー ロージズ社
10209
 
ばら    
 
ハルクロス
 
ハークネス ニュー ロージズ社
10210
 
ばら    
 
ハレコ
 
ハークネス ニュー ロージズ社
10211
 
ばら    
 
ハルバロック
 
ハークネス ニュー ロージズ社
10212
 
ばら    
 
ハルウェルカム
 
ハークネス ニュー ロージズ社
10213
 
ばら    
 
ハルディード
 
ハークネス ニュー ロージズ社
10214
 
ばら    
 
ハルコーゲント
 
ハークネス ニュー ロージズ社
10215
 
ばら    
 
ハルフリート
 
ハークネス ニュー ロージズ社
10216
 
ばら    
 
ハルビルボ
 
ハークネス ニュー ロージズ社
10217
 
ばら    
 
ハルダンド
 
ハークネス ニュー ロージズ社 
10218
 
ばら    
 
フェスティバルクィーン 中島均
 
10219 ばら     コルクレイヴァ 京成バラ園芸株式会社
10220 ばら     コルディレル 京成バラ園芸株式会社
10221 ばら     コルプロリト 京成バラ園芸株式会社
10222 ポインセチア デュエマル マルガ デュメン
10223
 
ポインセチア
 
フィスギャラ
 
フローラーノヴァ プランツェン社
10224
 
ポインセチア
 
エッケ 836
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10225
 
ポインセチア
 
ピーパンク
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10226
 
ポインセチア
 
エッケ34−97
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10227
 
ポインセチア
 
エッケ710     有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10228
 
ポインセチア
 
ヘアルーム
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10229
 
ポインセチア
 
ピートイ
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
10230
 
ランタナ
 
イエロースプラッシュ 株式会社改良園
 
10231
 
いぬまき
 
スカーレットバッド
 
和田道夫、川尻幸、矢野皆男、中村和浩
10232
 
えのきたけ 
 
チクマッシュT−011 株式会社千曲化成
 
10233 しいたけ 森華−H255 加藤明
10234 しいたけ 森華−H270  加藤明
10235 しいたけ 森華−M680  加藤明
10236 はたけしめじ 群馬GLD−21号 群馬県



                                                  































































































































































































































































 
 
 
 
 
 
             【品 種 登 録 の 概 要】
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10051号   平成14年3月25日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   瑞穂黄金(みずほこがね)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ひとめぼれ」の変異株から選抜して育成された固定品種であり、育成地(福島県河沼郡会津坂下町)における成熟期は早生の早、短稈、穂数がやや多、脱粒性が難の水稲、粳種である。
 草型は偏穂数型、稈長は短、稈の細太はやや太、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度は中、穂長はやや短、穂数はやや多、粒着密度はやや疎、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は無である。玄米の形は中、大小はやや小、精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は中である。出穂期及び成熟期は早生の早、耐倒伏性は中、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−iである。
 「ひとめぼれ」と比較して、稈長が短いこと、精玄米千粒重が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者が福島県河沼郡会津坂下町の「ひとめぼれ」の栽培田において、変異株を発見し、以後、選抜と増殖を重ね育成された固定品種であり、9年に特性検定試験を行い、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「早生ひとめぼれ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10052号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   西島紫馥(にしじましふく)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の香り米在来種の変異株から選抜して育成された固定品種であり、育成地(山口県大津郡湯谷町)における成熟期は中生の中、長稈、頴色及びふ先色が紫、玄米に香りを有する水稲、粳種である。
 草型は穂重型、稈長は長、稈の細太は太、剛柔は剛、止葉の直立の程度はやや垂、穂長は長、穂数は少、粒着密度は密、穂軸の抽出度は長、穂型は紡垂状、穎色、ふ先色及び護頴の色は紫、芒の有無と多少は多である。玄米の形はやや円、玄米の大小は中、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は下の上、玄米の香りは有である。出穂期は中生の早、成熟期は中生の中、耐倒伏性は弱である。
 「ヒエリ」と比較して、穂長が長いこと、頴色が紫であること等で、「高知在来」と比較して、穂長が長いこと、頴色、ふ先色及び護頴の色が紫であること等で、「和歌山在来」と比較して、穂長が長いこと、頴色、ふ先色及び護頴の色が紫であること、玄米が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和57年に育成者所有の香り米在来種から変異株を発見し、以後、選抜と増殖を重ね育成された固定品種であり、平成10年に特性検定試験を行い、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10053号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
    小麦    ニシノカオリ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「北見春42号」に「西海157号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(福岡県筑後市)における成熟期はやや早、耐倒伏性が強、うどんこ病抵抗性が強の製粉向きの品種である。
 叢性はやや直立、株の開閉はやや閉である。稈長、稈の細太及び剛柔は中、ワックスの多少はやや多、葉色はやや濃、葉鞘のワックスの多少はやや多、毛の有無・多少は無〜極少、下垂度はやや大、フレッケンの有無・多少は無〜極少である。穂型は紡錘状、穂長は短、粒着の粗密はやや密、穂の抽出度及びワックスの多少は中、芒の有無と多少はやや多、芒長はやや長、ふの色は淡黄である。粒の形及び大小は中、色は褐、千粒重は中、原麦粒の見かけの品質は中の上である。播性の程度はT、出穂期及び成熟期はやや早、耐倒伏性は強、穂発芽性及び脱粒性は中、収量性はやや少である。粒の硬軟は硬、粒質は硝子質、製粉歩留はやや高、ミリングスコア及び粉の白さは中、明るさ及び色づきはやや低、吸水率は高、最高粘度はやや小である。しま萎縮病抵抗性はやや強、赤かび病抵抗性は中、うどんこ病抵抗性は強、赤さび病抵抗性は中である。
 「シロガネコムギ」と比較して、稈長が長いこと、粒質が硝子質であること、うどんこ病抵抗性が強いこと等で、「農林61号」と比較して、穂長が短いこと、粒質が硝子質であること、うどんこ病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和59年に出願者のほ場(福岡県筑後市)において、「北見春42号」に「西海157号」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成9年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「西海180号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10054号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ソルガム   HIRO−1
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、アメリカ合衆国デカルブ農業研究所(ネブラスカ州)より導入したスーダングラス育成系統の実生の中から選抜された固定品種であり、稈長が中、耐倒伏性が強く、すす紋病抵抗性がかなり強いスーダン型ソルガム一代雑種の花粉親品種である。
 稈長は中、稈径は細、分げつ数は多である。主稈葉数は少、葉長は短、幅及び葉色の濃淡は中、葉身中肋の色は白である。穂長はやや長、数は多、穂首の抽出程度は長、穂形はほうき〜円錐、粒着の疎密は疎、芒の有無は無、護頴の色は褐、被度は極多、穀粒の形は舟型、色は褐である。年生は1年生、初期生育は中、出穂期及び開花期はやや早、稔性は極高、茎の乾汁性は乾、茎葉の乾物率は高である。耐倒伏性は強、すす紋病抵抗性はかなり強、紋枯病抵抗性はやや弱、アブラムシ抵抗性は強である。
 「Piper」及び「Green Leaf」と比較して、葉幅が広いこと、すす紋病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和57年に広島県立農業技術センター(現広島県立農業試験場 東広島市)において、アメリカ合衆国デカルブ農業研究所(ネブラスカ州)より導入したスーダングラス育成系統を自殖し、その実生の中から選抜、以後、個体選抜及び系統選抜を行い自殖による固定をはかりながら特性の調査を行い、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「2098−2−4−4」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10055号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大豆   美姫(よしひめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「中生光黒」に出願者所有の無名実生種を交配して育成されたものであり、有限伸育型で主茎長はかなり短く、若莢は長く、毛茸が褐色のえだまめ用品種である。
 伸育型は有限、分枝数は中、胚軸の色は緑、主茎長はかなり短、主茎節数は少、着莢密度は粗である。小葉の形は中間、数は3枚葉、花色は白である。若莢の色は緑、長さは長、幅は中、熟莢の色は暗褐、湯煮(ブランチング)後の莢色は緑、多粒莢率は低、莢数及び毛茸の多少は少、色は褐である。種皮の単色・複色の別は単色、地色は黒、粒の子葉色は黄、粒形は扁球、光沢は弱、臍の色は黒、粒の大小は大である。開花期は中の早、成熟期は早、生態型は夏大豆型である。
 「黒五葉」と比較して、小葉の数が3枚葉であること、花色が白であること等で、「中生光黒」と比較して、莢数が少ないこと、粒の光沢が弱いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の農場(岩手県岩手郡滝沢村)において、「中生光黒」に出願者所有の無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10056号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   桑   せんしん
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「大島桑」を交配して育成されたものであり、枝条数は中、耐倒伏性がやや強、縮葉細菌病抵抗性が強の春秋兼用及び夏秋専用密植栽培向きの壮蚕用品種である。
 刈桑樹型はやや展開、冬芽の着き方は平行直立、冬芽の形は三角形、色は褐色、光沢及び副芽の多少は中である。葉の欠刻数は0、大きさはやや大、葉先は尾状、鋸歯は乳頭状、色は緑色、葉面の粗滑は平滑、葉の横断面は凹状、厚さはやや厚である。枝条数は中、枝条の長さはやや長、太さは中、色は緑褐色、表面の粗滑は中、枝の姿勢は直立、曲直はやや屈曲、節間長は中である。花性は偏雌性、雌花穂の多少は少である。樹勢は強、発芽の早晩は早、再発芽力は中である。耐寒性は強、耐倒伏性はやや強、縮葉細菌病抵抗性及び萎縮病抵抗性は強、裏うどんこ病抵抗性はやや弱である。蚕期別収葉量は春蚕期及び夏秋蚕期はやや多、芽のすそ上がりはやや短、葉の硬化は晩、飼料価値は良である。
 「はやてさかり」及び「しんいちのせ」と比較して、冬芽の色が褐色であること、花性が偏雌性であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和53年に出願者のほ場(熊本県鹿本郡植木町)において、出願者所有の育成系統に「大島桑」を交配し、54年より58年まで個体選抜を行い、以後、系統選抜により育成されたものであり、63年から特性検定試験、平成6年から系統適応性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「九78−40」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10057号   平成14年3月25日          
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   てんさい   NK−212BR 
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「NK-152」に出願者所有の育成系統(TK-76-49/2o-0)を交配して育成された固定品種であり、抽苔性が少なく、根中糖分が高いF1品種育成のための花粉親品種である。
 草姿は直立、種子の胚数は多胚、胚軸の赤色個体は多、倍数性は二倍体、葉形は披針、葉長はやや短、葉身の大きさは中、葉柄長はやや短、太さはやや細、葉数は中、葉面縮はやや多である。根形は円錘、根長はやや短、根周はやや小、露肩はやや少、クラウンの大小はかなり小、分岐根は少、皺の多少はやや少、肉質はやや軟である。熟期は早、抽苔性及びトップ重はかなり少、根重はやや少、T/R比は中、根中糖分は高、糖量は中、ナトリウム及びカリウムは低である。褐斑病抵抗性はやや弱、根腐病抵抗性及び葉腐病抵抗性は弱である。
 「NK159」及び「NK152」と比較して、抽苔性が少ないこと、根重が少ないこと、根中糖分が低いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和54年に出願者のほ場(北海道札幌市)において、「NK-152」と出願者所有の育成系統のペアクロスを行い、その後代から「NK-212」を選抜、さらに60年に抽苔耐性試験を行い選抜、育成されたものであり、以後、交配組み合わせ能力検定試験及び特性調査を継続し、平成10年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10058号   平成14年3月25日         
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   てんさい   シュベルト 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「KRMS-4」(「MOMS3901」×「MOOT4027」)を母系、「NK-212BR」を父系とする交雑品種であり、根重がやや重く糖量がやや多い製糖原料向きの品種である。
 草姿はやや直立、種子の胚数は単胚、胚軸の赤色個体はやや多、倍数性は二倍体、葉形は披針、葉長は長、葉身の大きさはやや小、葉柄長は長、太さは細、葉数は多、葉面縮は中である。根形は円錘、根長、根周及び露肩は中、クラウンの大小はやや小、分岐根は少、皺の多少及び肉質は中である。熟期は中、抽苔性は少、トップ重は中、根重はやや多、T/R比はやや低、根中糖分はやや高、糖量はやや多、ナトリウムは低、カリウムはやや低である。褐斑病抵抗性は中、根腐病抵抗性及び葉腐病抵抗性は弱である。
 「モノホマレ」と比較して、根重が少ないこと、糖量が低いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の雄性不稔系統「KRMS-4」(「MOMS3901」×「MOOT4027」)を母系とし、出願者所有の「NK-212BR」を父系とする交雑品種であり、平成5年から出願者のほ場(北海道河西郡芽室町)において、予備検定及び生産力検定試験等を行い、7年から特性の調査を行い、10年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「北海70号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10059号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いちご   ポーラーベア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フレール」の実生株から選抜して育成されたものであり、花弁表面の色は緑白の地色に鮮紫ピンク色の条斑が入る四季成性の観賞用品種である。
 草姿は開張性、草勢は中、草丈は低、分げつの多少は多、ランナー数は少である。葉色は濃緑、葉の形状は平面、小葉の大きさは小、葉数は多、葉柄の太さは細、葉柄長はやや短である。果皮の色は鮮紅、果形は球円錘、果実の大きさは極小、果肉色は淡紅、果心の色は淡赤、果実の光沢は中、溝は少である。花の大きさは中、花弁表面の色は緑白(JHS カラーチャート3501)の地色に鮮紫ピンク(同9505)の条斑が入る、基部の色の濃淡は濃い、やくの赤味着色程度は中、花柱の赤味着色程度は無、花房当たりの花数はかなり少、花柄の太さは中である。果実の硬さは極軟、無種子帯は少、そう果の落ち込みは表皮並、そう果のアントシアニン着色は濃、数は密、果実の香りは少である。季性は四季成、開花始期は早、開花位置は葉より上である。
 「フレール」及び「セレナータ」と比較して、花弁表面の色が緑白の地色に鮮紫ピンクの条斑が入ること、花柱の赤味着色が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の農場(愛知県東加茂郡旭町)において、ドイツ連邦共和国から導入した「フレール」の実生株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10060号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いちご   厚目内(あつめない)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、名称不詳の赤花いちごの実生の中から選抜、育成されたものであり、花弁表面の色は白の地色に鮮紫ピンクの条斑が入る四季成性の観賞用品種である。
 草姿は開張性、草勢は強、草丈は低、分げつの多少はやや少、ランナー数は極多である。葉色は濃緑、葉の形状は平面、小葉の大きさは小、葉数及び葉柄の太さは中、葉柄長は短、葉柄のアントシアニンの有無は無である。花の大きさはやや大、花弁表面の色は白(JHS カラーチャート-01)の地色に鮮紫ピンク(同9204)の条斑が入る、基部の色の濃淡は濃い、やくの赤味着色程度は中、花柱の赤味着色程度は無、花房当たりの花数は少、花柄の太さは中である。季性は四季成、開花始期は早、開花位置は葉と同水準である。
 「フレール」と比較して、葉柄のアントシアニンが無いこと、花弁表面の色が白の地色に鮮紫ピンクの条斑が入ること等で、「ポーラーベア」と比較して、ランナー数が多いこと、葉柄のアントシアニンが無いこと、花弁表面の色が白の地色に鮮紫ピンクの条斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の農場(青森県黒石市)において、名称不詳の赤花いちごの実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「白雪姫」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10061号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かぼちゃ   くり坊(くりぼう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「鈴成錦2号」×(「みやこ」の後代固定系))の選抜系統を母系とし、出願者所有の育成系統を父系とする交雑品種であり、果実は扁円形で小さく、出荷時の果面は黒緑の地色に緑条の模様があり、果肉は黄色で粉質の品種である。
 種子の大きさは中、種皮の色は白、子葉の大きさはやや小、胚軸の長さ及び太さは中、空洞の大きさはやや小である。草姿はつる性、草勢はやや弱、側枝の多少は少、葉の欠刻は浅、大きさは小、節成性はかなり高である。は種−収穫までの日数はやや早、果実の形は扁円、先端及び基部の形は平、大きさは小、果面の状態は溝、地色(出荷期)は黒緑、模様(出荷期)は緑条、果肉の色は黄、質は粉である。
 「みやこ」と比較して、果実が小さいこと、果面に溝があること等で、「プッチィーニ」と比較して、果面の地色が黒緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、(「鈴成錦2号」×(「みやこ」の後代固定系))の選抜系統を母系とし、出願者所有の育成系統を父系とする交雑品種であり、平成6年に育成者の農場(京都府天田郡夜久野町)において交配組合せ検定試験を実施し、8年から特性の調査を行い、10年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「協和交配 坊ちゃん」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10062号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   すいか   種なし黒光(たねなしこくこう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「4倍体富民」×「4倍体旭大和」)の選抜系統に2倍体「シュガーベビー」を交配して育成されたものであり、果実は球形、果肉は紅色で硬さが中の日持ちがよい栄養繁殖性の種なしの中玉品種である。
 主づるの長さはやや長、節数はやや多、節間長はやや長、本葉の形(欠刻の深さ)はやや浅、大きさはやや大、色は濃緑、草姿は普通である。初雌花の着生節位はかなり低、子房の形は短楕円、大きさは中、毛じは多、雌花の開花期は晩、成熟日数はやや長、草勢はやや強、着果の安定性は中である。果実の形は球、果実基部の形は中、先端の形は平、果実の重さは中、花落痕の大きさはかなり大、果皮の地色は暗緑、網状斑の多少は多、条斑の多少は無、外果肉の厚さはやや厚、内果肉の色は紅、果肉の硬さ及び繊維は中、糖度はやや低、1果含有種子数は極少、裂果性は低、日持ち性は長、炭そ病抵抗性は中である。
 「種なし紅甘露」と比較して、子房の毛じが多いこと、花落痕が大きいこと等で、「種なしボサノバ」と比較して、本葉の色が濃いこと、花落痕が大きいこと、果皮の地色が濃いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(岐阜県安八郡安八町)において、(「4倍体富民」×「4倍体旭大和」)の選抜系統に2倍体「シュガーベビー」を交配し、その3倍体の中から選抜、以後、組織培養による増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10063号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トマト   トマップル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成された栄養繁殖性の固定品種であり、果実は球形で完熟期の果色は濃紅、可溶性固形物含量のやや高い品種である。
 草姿は普通、茎の太さはやや細、節間長は中、第1花房より下の葉数は少、花房間葉数は一般に3、葉色は緑、葉形は1型、巻葉性はやや弱である。花房の形は複合、花数は多、完熟期の果色は濃紅、果実表皮の色は無色、果形は球形、果頂部の形は平滑、果実の大きさは中、子室数は一般に5〜6、果肩部の緑色及びへた落ちの大きさは中、果柄の離層は有、花落ちの形は点状、果肉の色は濃赤である。開花始期及び着色始期はやや晩、可溶性固形物含量はやや高、酸度は高である。
 「ハウス桃太郎」と比較して、花房の形が複合であること、花数が多いこと、果実が小さいこと等で、「華クイン」と比較して、花房の形が複合であること、果実が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の研究所(栃木県小山市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、組織培養により増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10064号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トマト   ミアモール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成された栄養繁殖性の固定品種であり、果実は球形でやや大きく、完熟期の果色が濃赤、可溶性固形物含量が高い品種である。
 草姿は普通、茎の太さ及び節間長は中、第1花房より下の葉数は少、花房間葉数は一般に3、葉色は緑、葉形は1型、巻葉性はやや弱である。花房の形は単純、花数は中、完熟期の果色は濃赤、果実表皮の色は黄、果形は球形、果頂部の形は平滑、果実の大きさはやや大、子室数は一般に5〜6、果肩部の緑色は弱、へた落ちの大きさは中、果柄の離層は有、花落ちの形は点状、果肉の色は濃赤である。開花始期はやや晩、着色始期は中、可溶性固形物含量及び酸度は高である。
 「ハウス桃太郎」と比較して、完熟期の果色が濃赤であること、果実表皮の色が黄であること、可溶性固形物含量が高いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の研究所(栃木県小山市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、組織培養により増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10065号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トマト   サポーレ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成された栄養繁殖性の固定品種であり、果実はやや扁平形で大きく、完熟期の果色は濃赤の品種である。
 草姿は普通、茎の太さ及び節間長は中、第1花房より下の葉数は少、花房間葉数は一般に3、葉色は緑、葉形は1型、巻葉性はやや弱である。花房の形は単純、花数はやや多、完熟期の果色は濃赤、果実表皮の色は黄、果形はやや扁平、果頂部の形は平滑、果実の大きさは大、子室数は一般に3〜4、果肩部の緑色は弱、へた落ちの大きさは中、果柄の離層は有、花落ちの形は点状、果肉の色は濃赤である。開花始期はやや晩、着色始期は晩、可溶性固形物含量は中、酸度は低である。
 「ハウス桃太郎」と比較して、完熟期の果色が濃赤であること、果形がやや扁平であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の研究所(栃木県小山市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、組織培養により増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10066号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   メロン   HM−G50
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「キングメルテー」に「ハーベスト5号」を交配して育成されたものであり、果実はやや長球形でネットは密、果肉は黄緑色でかなり厚く、つる割病抵抗性を有する育種素材用の品種である。
 種子の大きさ及び主づるの太さは中、節間長は長、葉の大きさは中、欠刻は浅、葉柄の長さは長、花性は両性花雄花同株型、雌花(両性花)着生位は子+孫づる、春作の雌花(両性花)の発生はかなり良、夏作の雌花(両性花)の発生はやや良、着果の安定度はかなり安定である。果皮色(適食期)は黄、果形はやや長球、果面の状態は平滑、ネットの密度は密、へた離れは易、果重及び花落ちの大きさは中である。果肉の色は黄緑、果肉質(適食期)は溶、果肉の厚さはかなり厚、糖度は中、香りの質はネット、日持ちは短、うどんこ病抵抗性は無、つる割病抵抗性(レース0及びレース2)は強である。
 「キングメルテー」と比較して、果実の花落ちが小さいこと、果肉が厚いこと、つる割病抵抗性が強いこと等で、「キングナイン」と比較して、果面のネットが密であること、果肉が厚いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の温室(北海道滝川市)において、「キングメルテー」に「ハーベスト5号」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「G50」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10067号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   メロン   HM−G51
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「天恵」に北海道原子力環境センターの育成系統「63L−3」を交配して育成されたものであり、果実は球形で花落ちが極めて大きく、果肉はやや黄緑色のうどんこ病及びつる割病抵抗性を有する育種素材用の品種である。
 種子の大きさは中、主づるの太さはやや太、節間長はかなり長、葉の大きさは中、欠刻は浅、葉柄の長さは長、花性は両性花雄花同株型、雌花(両性花)着生位は子+孫づる、春作の雌花(両性花)の発生はかなり良、夏作の雌花(両性花)の発生は良、着果の安定度は安定である。果皮色(適食期)は黒緑、果形は球、果面の状態は平滑、ネットの密度はやや密、へた離れは易、果重は中、花落ちの大きさは極大である。果肉の色はやや黄緑、果肉質(適食期)は粉、果肉の厚さは極厚、糖度はやや低、香りの質はネット、日持ちはやや短、うどんこ病抵抗性は有、つる割病抵抗性(レース0及びレース2)は強である。
 「キングメルテー」及び「キングナイン」と比較して、果実の花落ちが大きいこと、果肉が厚いこと、うどんこ病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の温室(北海道滝川市)において、「天恵」に北海道原子力環境センターの育成系統「63L−3」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「G51」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10068号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   メロン   妃 春秋系(きさき しゅんじゅうけい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系とし、「静みどり3号」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、果実は球形でネット密度は中、果肉は橙色でつる割病抵抗性を有する品種である。
 種子の大きさはやや小、主づるの太さはやや太、節間長はやや短、葉の大きさはやや小、欠刻は浅、色はやや濃緑、葉柄の長さは中、花性は両性花雄花同株型、雌花(両性花)着生位は主+子+孫づる、春作及び夏作の雌花(両性花)の発生は良、着果の安定度はやや安定である。果皮色(適食期)は灰、果形は球、果面の状態は平滑、ネットの密度は中、幅はやや広、へた離れは難、果重及び花落ちの大きさは中である。果肉の色は橙、果肉の厚さは厚、糖度は高、香りの質はネット、日持ちは長、つる割病抵抗性は強である。
 「ティファニー328」と比較して、葉の色が濃いこと、果皮色(適食期)が灰であること等で、「アイソフィ」と比較して、果肉の色が橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系とし、「静みどり3号」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成9年に出願者の農場(静岡県小笠郡菊川町)において交配組み合わせ検定試験及び特性の調査を実施し、10年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10069号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   メロン   サカエ秋(サカエあき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の固定系統を母系とし、「テムズ秋冬T」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、果実はやや長球形でネットは密、果肉は黄緑色の施設栽培に向く品種である。
 種子の大きさ、主づるの太さ、節間長及び葉の大きさは中、欠刻は浅、葉柄の長さは中、花性は両性花雄花同株型、雌花(両性花)着生位は子+孫づる、春作及び夏作の雌花(両性花)の発生はかなり良、着果の安定度は安定である。果皮色(適食期)は灰、果形はやや長球、果面の状態は平滑、ネットの密度は密、ネットの幅はやや狭、へた離れは難、果重及び花落ちの大きさは中である。果肉の色は黄緑、果肉質(適食期)は溶、果肉の厚さは厚、糖度はやや高、香りの質はネット、日持ちはやや長、つる割病抵抗性は弱である。
 「セイヌ秋冬T」と比較して、果皮色(適食期)が灰であること、果面のネットの幅が狭いこと等で、「テムズ秋冬T」と比較して、果形がやや長球であること、果面のネットが密であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の(「アールス フェボリット冬系2号」×「アールス フェボリット夏系7号」)の固定系統を母系とし、「テムズ秋冬T」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成6年に熊本県農業研究センター(菊池郡合志町)において交配組合せ検定試験を実施し、7年から特性の調査を行い、10年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10070号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   メロン   サカエ秋冬(サカエしゅうとう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アールス フェボリット冬系2号」の選抜系統を母系とし、「テムズ秋冬T」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、果実はやや長球形でネットは密、果肉は黄緑色の施設栽培に向く品種である。
 種子の大きさ及び主づるの太さは中、節間長はやや短、葉の大きさは中、欠刻は浅、葉柄の長さは中、花性は両性花雄花同株型、雌花(両性花)着生位は子+孫づる、春作の雌花(両性花)の発生はかなり良、夏作の雌花(両性花)の発生は中、着果の安定度は安定である。果皮色(適食期)は灰、果形はやや長球、果面の状態は平滑、ネットの密度は密、ネットの幅はやや狭、へた離れは難、果重は中、花落ちの大きさはやや小である。果肉の色は黄緑、果肉質(適食期)は溶、果肉の厚さは厚、糖度はやや高、香りの質はネット、日持ちは長、つる割病抵抗性は弱である。
 「セイヌ秋冬T」と比較して、葉の欠刻が浅いこと、果皮色(適食期)が灰であること等で、「テムズ秋冬T」と比較して、果形がやや長球であること、果面のネットが密であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、「アールス フェボリット冬系2号」の選抜系統を母系とし、「テムズ秋冬T」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成7年に熊本県農業研究センター(菊池郡合志町)において交配組合せ検定試験を実施し、8年から特性の調査を行い、10年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10071号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   せり   みやぎVWD1号(みやぎVWD1ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「島根みどり」のプロトプラスト由来の不定胚から育成されたものであり、草姿は立性、葉は淡緑色の葉枯病抵抗性を有する品種である。
 草姿は立性、草丈は高、ランナーの発生の早晩は早、多少は中、収穫時茎径は太、節数は中、開花時の茎長は低、節数は少である。葉数及び小葉数は中、葉色は淡緑、欠刻の深さ、多少及び頂小葉の大きさは中、葉柄の太さは細、長さは短、色は濃緑、アントシアニンの程度は無である。抽だいの早晩性は中、花色は白、収穫の早晩性及び萌芽の早さは中、香りは弱、病害(葉枯病)抵抗性は強である。
 「島根みどり」と比較して、葉枯病抵抗性が強いことで、「仙台在来」と比較して、草姿が立性であること、葉柄のアントシアニンが無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に宮城県農業センター(現宮城県農業・園芸総合研究所、名取市)において、「島根みどり」のプロトプラスト由来の不定胚を葉枯病菌培養濾液抽出物添加培地で培養して生存個体を選抜し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、
 9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10072号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   レタス   メシア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サリナス」の選抜系統に「カルマー」の選抜系統を交配して育成されたものであり、葉は濃緑色で広円形、球形はやや腰高の低温期栽培に向くクリスプタイプの品種である。
 タイプの区分はクリスプ、種子の色はかなり茶褐、子葉の形はやや細長、草姿は中である。葉の形は広円、色は濃緑、葉面の着色は無、光沢及びちぢみは中、葉縁の切れこみは浅、波うちはやや少、葉長及び葉径は中、葉質は脆弱である。結球性は結球、球形はやや腰高、球葉のかぶりはかなり深、球重は中、球頭の色はやや濃緑、球のしまりはやや緊、苦味は少、早晩生及び抽台性は中、高温期栽培適応性はやや低、低温期栽培適応性は高である。
 「シスコ」と比較して、葉面のちぢみが多いこと、球頭の色が濃いこと等で、「インカム」と比較して、葉の色が濃いこと、葉縁の切れ込みが浅いこと、葉径が狭いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者のほ場(静岡県榛原郡吉田町)において、出願者所有の「サリナス」の選抜系統に「カルマー」の選抜系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ヨシダ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10073号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   だいこん   とやねがらみ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、在来種「親田辛味大根」の選抜系統どうしによる交雑品種であり、根は腰高〜丸形で小さく、紫の補充色が全体にある品種である。
 草姿は開、着葉数は中、葉片の特性は普通、葉色は緑、色素は紫、着色の程度は多、小葉数はやや少、小葉の着き方は疎である。抽根性は無、収穫期は中、根の揃いは良、根形は腰高〜丸、肩形は張る、尻形は丸、根重は小、最大根径は太、最大根径の位置はやや上、根長はかなり短、根色(基本色)は白、根色(補充色)は紫、分布は着色全面・全体である。
 「親田辛味大根」と比較して、草姿が開くこと、葉の着色が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、長野県下條村在来種「親田辛味大根」から選抜した2系統間の2元交配による交雑品種であり、平成7年から信州大学のほ場(長野県上伊那郡南箕輪村)において交配組合せ検定試験を実施し、出願者の委託ほ場(長野県下伊那郡下條村)において特性の調査を行い、9年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「極楽がらみ赤」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10074号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   だいこん   ごくらくがらみ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、在来種「親田辛味大根」の選抜系統どうしによる交雑品種であり、根は腰高〜丸形でやや小さく、乳白の地色に淡緑の補充色がわずかにある品種である。
 草姿は開、着葉数はやや少、葉片の特性は普通、葉色は緑、色素は無、小葉数は中、小葉の着き方は疎である。抽根性は無、収穫期は中、根の揃いは良、根形は腰高〜丸、肩形はやや張る、尻形は丸、根重はやや小、最大根径は太、最大根径の位置はやや上、根長はかなり短、根色(基本色)は乳白、根色(補充色)は淡緑、分布は着色全面・根長の1/5以下である。
 「親田辛味大根」と比較して、草姿が開くこと、葉の色素が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、長野県下條村在来種「親田辛味大根」から選抜した2系統間の2元交配による交雑品種であり、平成8年から信州大学のほ場(長野県上伊那郡南箕輪村)において交配組合せ検定試験を実施し、出願者の委託ほ場(長野県下伊那郡下條村)において特性の調査を行い、9年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「極楽がらみ白」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10075号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   くり   ソフト西明寺(ソフトさいみょうじ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「西明寺1号」に「東早生」を交配して育成されたものであり、きゅう果の形が扁球、果実の大きさが大、果皮の色が褐の育成地(秋田県仙北郡西木村)では9月下旬〜10月上旬に成熟する中生種である。
 樹姿はやや直立、樹の大きさは大、樹勢は強である。枝梢の長さは極長、太さは中、色は赤褐、皮目の形は円、大きさは中である。葉身の形は長楕円状披針形、上部の形はのぎ形、基部の形は鋭形、鋸歯の形は尖形、葉の大きさはやや大、毛じの多少は少、葉柄の長さは中、葉柄率は大、雄花穂の姿勢は直立である。きゅう果の形は扁球、大きさは大、きゅう肉の厚さはやや薄、きゅう梗の長さは長、太さは太、とげの長さは中、密度はやや粗である。側果側面の形は扁円、横面の形は半円、中果側面の形は扁円、横面の形はてい形、底面の形はく形、果実の大きさは大、果皮の色は褐、座の大きさはやや小、接線の形はやや波、果皮の毛じの多少は多である。果肉の色は淡黄、肉質は粉質、甘みは中である。成熟期は中で育成地においては9月下旬〜10月上旬である。双子果及び裂果の多少は少、果皮の剥皮及び蒸ぐり渋皮剥皮の難易は易である。
 「西明寺1号」と比較して、葉身の形が長楕円状披針形であること、座が小さいこと等で、「筑波」及び「国見」と比較して、枝梢が長いこと、側果側面の形が扁円であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和58年に育成者の自園(秋田県仙北郡西木村)において、「西明寺1号」に「東早生」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10076号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶどう   秋峰(しゅうほう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「グローコールマン」に「ネオマスカット」を交配して育成されたものであり、果皮の色が紫黒、果粒が倒卵で極大粒の育成地(岡山県赤磐郡瀬戸町)では11月中旬に成熟する極晩生種である。
 樹の拡がりは大、樹勢は強である。熟梢の太さは太、色は褐、節間横断面の形は円、表面の形状は細溝あり、幼梢先端の色は薄赤、巻きひげの着生は2である。花穂の着生数は多、花性は両性、花粉の多少は中である。成葉葉身の形は五角形、裂片数は3片、葉身横断面の形は波打ち、葉縁鋸歯の形は両側円形、葉柄裂刻の一般的な形は閉じる、成葉上裂刻の一般的な形は重なる、成葉の大きさは大、上面の色は緑、葉柄の色は淡紅、成葉の下面葉脈間及び下面主脈上の綿毛の密度は中、葉柄の綿毛の密度は粗、中肋に対する葉柄の長さの比は短、葉柄の太さは中である。穂梗の太さは中、長さは長、色は褐である。果房の形は有岐円錐、大きさは極大、長さ及び着粒の密度は中、果梗の太さは太、長さは長、色は黄緑である。果粒の形は倒卵、大きさは極大、果皮の色は青黒又は紫黒、果粉の多少はやや多、果皮の厚さは厚、果皮と果肉の分離性は難、果肉の色は不着色、肉質は崩壊性、甘味は中、酸味は少、渋味は無〜極少、香気はその他、果汁の多少は少、種子の数は中、形は短、大きさは中である。発芽期は中、開花期は晩、成熟期は極晩で育成地においては11月中旬である。果実の着色の難易は中間、花振いの多少は中、無核果粒の混入は少、裂果の多少はやや少、果梗の強さは強、果梗と果粒の分離は難である。
 「グローコールマン」と比較して、着粒の密度が粗いこと、果粒の形が倒卵であること等で、「アルフォンス・ラバレー」と比較して、香気が有ること、成熟期が晩いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和58年に育成者の自園(岡山県赤磐郡瀬戸町)において、「グローコールマン」に「ネオマスカット」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10077号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   うめ   菜月(なつき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、在来種の実生の中から選抜されたものであり、成葉が濃紅色、花が淡桃色で一重の観賞向きの品種である。
 樹姿は開張、樹の大きさは小、樹勢は弱である。枝梢の太さは中、節間長は短、色は紅緑である。葉身の形は楕円、先端の形は尾状、葉の大きさは小、幼葉の色及び成葉の色は濃紅である。花形は一重、花の大きさ及び花弁の大きさは大、数は5枚、色は淡桃、花底の色は紅、花粉の多少は中、がくの色は紅である。開花期は晩である。
 「寒紅梅」と比較して、成葉の色が濃紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和53年に育成者の自園(愛知県稲沢市)において、在来種の実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「菜月梅」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10078号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんご   香月姫(かげつひめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ふじ」にミツバカイドウを交配して育成されたものであり、果実の外観が長円、大きさが極小、果皮を被う色が赤の育成地(青森県弘前市)では10月下旬に成熟するやや晩生種である。
 樹姿は中間、樹の大きさは小、樹勢は中である。枝梢の太さは細、節間長は短、皮目の大きさ及び多少は中である。短果枝の着生(結果習性)は短果枝上、えき花芽の着生は中である。葉身の形は中間、大きさは短、色は緑、たく葉の形は長円、長さ及び葉柄の長さは中、太さは細である。花の大きさは中、色(蕾の色)は淡桃、花弁の形は長円、やくの色は黄である。果実の外観は長円、王冠は無、がくの開閉は閉、がくあの深さはやや深、広さは広、こうあの深さは深、広さは中、果実の大きさは極小、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は赤、被う色の強さは中、型は縞明瞭、量は中、さびの位置はこうあ、量は中間、さび状果点は有、果点の大きさは大、密度は低、スカーフスキンは有、果皮のろう質及び粗滑の程度は中である。果梗の長さはやや長、太さは細、肉こうの有無は有である。果心の形は平円、大きさはやや大、果肉の色は黄、果肉の褐色化は中、硬さは硬、きめは粗、蜜の多少は無〜僅か、甘味は中、酸味は弱、渋味は有、香気及び果汁の多少は少、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期及び開花期は中、成熟期はやや晩で育成地においては10月下旬である。結果の早晩は早、後期落果は少、普通貯蔵性及び冷蔵貯蔵性は非常に長い、心かびの発生は無〜僅かである。
 「アルプス乙女」及び「あきのこ」と比較して、果実の外観が長円であること、王冠が無いこと、果皮を被う色の量が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和57年に育成者の自園(青森県弘前市)において、「ふじ」にミツバカイドウを交配し、62年にその実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成4年に最終選抜をして、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10079号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんご   いとう
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ネロ26」に「レッドゴールド」を交配して育成されたものであり、果実の外観が扁円、大きさが中、果皮を被う色が赤の育成地(青森県弘前市)では9月中旬に成熟する早生種である。
 樹姿は開張、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さは細、節間長は中、皮目の大きさは大、多少は中である。短果枝の着生(結果習性)は短果枝上、えき花芽の着生は少である。葉身の形は長、大きさは中、色は緑、たく葉の形は長円、長さ、葉柄の長さ及び太さは中である。花の大きさは中、色(蕾の色)は濃桃、花弁の形は卵、やくの色は黄である。果実の外観は扁円、王冠は弱、がくの開閉は中、がくあの深さはやや深、広さは広、こうあの深さは中、広さは広、果実の大きさは中、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は赤、被う色の強さは濃、型は縞不明、量は多、さびの位置は側面、量は中間、さび状果点は有、果点の大きさは大、密度は中、スカーフスキンは有、果皮のろう質は少、粗滑の程度は滑である。果梗の長さは中、太さは太、肉こうの有無は有である。果心の形は広楕円、大きさは中、果肉の色は黄で果皮の内側及び心室周辺部がわずかに着色する、果肉の褐色化は中、硬さはやや軟、きめは中、蜜の多少は無〜僅か、甘味は中、酸味は弱、渋味は無、香気は少、果汁の多少は多、種子の形は倒卵、大きさは大である。成熟期は早で育成地においては9月中旬である。結果の早晩は早、後期落果は多、普通貯蔵性及び冷蔵貯蔵性は短い、心かびの発生は無〜僅かである。
 「レッドゴールド」と比較して、果実の外観が扁円であること、蜜が少ないこと等で、「ネロ26」と比較して、果実の外観が扁円であること、王冠が有ること、果実が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和57年に育成者の自園(青森県弘前市)において、「ネロ26」に「レッドゴールド」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「あけぼの」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10080号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しば   ヤエヤマ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、沖縄県西表島から収集したZoysia matrellaの中から選抜して育成されたものであり、出穂茎の長さが短、葉長がやや長で幅は狭、緑化の早晩が早、耐干性がかなり強、シバ銹病抵抗性が強い芝生向きの品種である。
 草型はほふく、出穂茎の太さは細、長さは短、ほふく茎の密度は密、太さは細である。葉長はやや長、幅は狭、色は中、穂長は短、小穂数は少、種子重は軽である。初期生育は良、春の草勢はかなり良、秋の草勢はやや良、出穂始は中、穂数はかなり少、緑化の早晩は早、紅葉の早晩はかなり晩、越冬の良否は中、越夏の良否はかなり良である。耐干性はかなり強、シバ銹病抵抗性は強である。
 「Emerald」と比較して、葉長が長いこと、紅葉の早晩が晩いこと、シバ銹病抵抗性が強いこと等で、「ウインターカーペット」と比較して、紅葉の早晩が晩いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は,平成3年に九州東海大学農学部試験ほ場(熊本県阿蘇郡長陽村)において、沖縄県西表島から収集したZ. matrellaの中から選抜、以後、増殖を行いながら調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10081号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペレニアルライグラス   クサボウシ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ドイツ連邦共和国と我が国北東北地方の高標高地から収集したエコタイプから選抜して育成した固定品種であり、稈長が短、1000粒重が軽、耐雪性がかなり良の極早生の道路法面被覆向きの品種である。
 出穂期の草型はややほふく、稈長は短、太さは細である。葉長はかなり短、幅は狭、葉色は淡緑である。穂長は短、1000粒重は軽、出穂期は極早生、春の草勢は中、秋の草勢はやや不良、越夏性は中、耐寒性はやや良、耐雪性はかなり良である。 
 「キヨサト」と比較して、出穂期の草型がほふくであること、耐雪性が良いこと等で、「フレンド」と比較して、稈長が短いこと、出穂期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年から岩手大学農学部試験ほ場(岩手県盛岡市)において、ドイツ連邦共和国及び我が国北東北地方の高標高地から収集したエコタイプの特性調査を続け、6年に低生長性で耐寒性が強い12母系を選抜し、その後2世代にわたり高標高地で選抜育成を行った固定品種である。8年から特性検定試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ダッシュ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10082号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム   タイスレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は赤色で中輪、八重咲の切り花向きの品種である。
 草型は直立型、草丈は低、地下部の形状は塊根性、茎の長さは中、太さは細、分枝性は少、毛の有無は有、色は暗緑(JHS カラーチャート3716)である。葉の枚数は中、全形はZ型、長さは短、幅及び葉柄の有無と長さは中、葉縁の毛の有無は有、葉の表面の色は暗緑(同3707)である。花序の長さは短、幅及び1花序に着生している少花数は中、小花の密度は密、花の咲き方は普通咲、形は八重咲、花冠の大きさ及び花柄の長さは中、がく片の数はかなり多、最外層がく片の全形は楕円形、長さは短、幅は中、表面の着色パターンはU、Aゾーンの色は赤(同0414)、Bゾーンの色はピンク(同0103)、最内層がく片の全形は超楕円形、長さは短、幅は狭、表面の着色パターンはT、表面Aゾーンの色は赤(同0414)、がく片の距の有無はと長さは短、色は穏ピンク(同0112)、花弁部の大きさは無又は小、葯の色は黒、花の香りは無である。繁殖法は栄養繁殖系、開花期は晩である。
 「ピリンセス カロライン」と比較して、花冠が小さいこと、最外層及び最内層がく片表面のAゾーンの色が赤であること等で、「イブディプローズ」と比較して、葉の全形がZ型であること、最内層及び最外層がく片表面のAゾーンの色が赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に出願者のほ場(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10083号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   掛川S8(かけがわS8)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ブラジル連邦共和国から導入した系統に「掛川S1」を交配し育成されたものであり、花は鮮紫ピンクの地色に暗赤紫色の網目模様が入るかなり小輪の花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈はかなり低である。茎長は高、太さはかなり細、色は有、毛の多少は少、第1次分枝数及び第2次分枝数は極多、節間長は短である。葉形は披針形、着葉角度は立ち葉、葉長はかなり短、葉幅はかなり狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さは薄、毛の多少は少である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形はかなり細、花径はかなり小輪、複色の有無は有、複色模様の形は網目模様、複色花の地の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、模様の色は暗赤紫(同9210)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は紫(同8612)の地色に暗赤紫(同9210)のすじが入る、花筒部外面は浅赤味紫(同8910)の地色に暗赤紫(同9210)のすじが入る、花弁先端部の形は中、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さはかなり細である。
 「ダンカスブルー」と比較して、花喉部内面底部が紫の地色に暗赤紫のすじが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の農場(静岡県掛川市)において、ブラジル連邦共和国から導入した系統に「掛川S1」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「掛川S7」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10084号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   掛川S9(かけがわS9)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ブラジル連邦共和国から導入した系統に「掛川S2」を交配し育成されたものであり、花は黄白の地色に鮮赤紫色のぼかしが入るかなり小輪の花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈はかなり低である。茎長はやや低、太さはかなり細、色は有、毛の多少は少、第1次分枝数はかなり多、第2次分枝数は極多、節間長はかなり短である。葉形は披針形、着葉角度は水平、葉長はかなり短、葉幅は極狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は少である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形はかなり細、花径はかなり小輪、複色の有無は有、複色模様の形はぼかし、複色花の地の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、模様の色は鮮赤紫(同9208)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は鮮緑黄(同2706)、花筒部外面の色は浅赤味紫(同8910)の地色に暗灰紫(同9516)のすじが入る、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さはかなり細である。
 「サンベルクホ」と比較して、花が複色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の農場(静岡県掛川市)において、ブラジル連邦共和国から導入した系統に「掛川S2」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「掛川S8」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10085号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   掛川S10(かけがわS10)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、花は明紅色で、中輪の花壇向きの品種である。
 草型は横張型、草丈はやや低である。茎長はやや低、太さは中、色は無、毛の多少は多、第1次分枝数はかなり多、第2次分枝数はやや少、節間長はやや長である。葉形はやや披針形、着葉角度は水平、葉長は長、葉幅はやや広、葉の上面の色は黄緑、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は多である。花の向きは上向き、花形は一重、花筒部の形はかなり細、花径は中輪、複色の有無は無、単色花の色は明紅(JHS カラーチャート0106)、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部及び花筒部外面の地色は黄白(同2901)に赤茶(同0715)のすじが入る、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は中、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は凸、雄ずいの数は中、花柄の長さはやや短、太さは細である。
 「キリマジサーモン」と比較して、単色花の色が明紅であること、花喉部内面底部が黄白の地色に赤茶のすじが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、平成9年に出願者の農場(静岡県掛川市)において、交配組合せ検定試験を実施し、特性の調査を行い、10年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「掛川S9」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10086号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   掛川S11(かけがわS11)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、花は明赤味紫色で、小輪の花壇向きの品種である。
 草型は横張型、草丈はやや低である。茎長はやや高、太さはやや細、色は無、毛の多少は多、第1次分枝数及び第2次分枝数はかなり多、節間長は中である。葉形はやや披針形、着葉角度は水平、葉長はやや長、葉幅及び葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さは薄、毛の多少は多である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は細、花径は小輪、複色の有無は無、単色花の色は明赤味紫(JHS カラーチャート8905)、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は鮮紫ピンク(同8904)の地色に鮮明味紫(同8906)のすじが入る、花筒部外面の色は鮮紫ピンク(同8904)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数及び花柄の長さは中、太さは細である。
 「ダンカスカリ」と比較して、単色花の色が明赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、平成8年に出願者の農場(静岡県掛川市)において、交配組合せ検定試験を実施し、9年から特性の調査を行い、10年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「掛川S10」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10087号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   バラード レッドパープル
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色で、中輪の鉢物向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈は低である。茎の太さは細、色(アントシアニンの発現)は有、毛の多少は多、第1次分枝数は中、第2次分枝数は極少、節間長は短である。葉形は楕円形、着葉角度は立ち葉、葉長及び葉幅は中、葉柄の有無は有、葉の上面の色は濃緑、ふ入り葉は無、葉の厚さ及び毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は八重、花筒部の形はかなり広、花径は中輪、複色の有無は無、単色花の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、花弁のたい色の程度は中、花筒部外面の色は暗赤紫(同9210)に暗灰紫(同9218)のすじが入る、花弁先端部の形は中、切れ込みの程度は中間、波打ちの程度は強、がくの形状は中、雌ずいの形は広、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は多、花柄の長さは短、太さは中である。
 「ダブルカスケード ピンク」と比較して、茎の色(アントシアニンの発現)が有ること、単色花の色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者のほ場(神奈川県横浜市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10088号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
    ペチュニア   ペサニア パープル ベーン
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ブラジル連邦共和国原産の野生種に育成者所有の無名実生種を交配して育成されたものであり、花は紫ピンクの地色に鮮紫色の網目模様が入る、やや大輪の鉢物向きの品種である。
 草型は横張型、草丈は低である。茎長は低、茎の太さはやや細、色は有、毛の多少は多、第1次分枝数は少、第2次分枝数は極少、節間長はやや長である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長は短、葉幅はやや狭、葉の上面の色は濃緑、ふ入り葉は無、葉の厚さは中、毛の多少は多である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は中、花径はやや大輪、複色の有無は有、模様の形は網目模様、複色花の地の色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903)、模様の色は鮮紫(同8607)、花弁のたい色の程度は中、花喉部内面底部の色は赤味紫(同8912)の地色に暗紫(同8609)のすじが入る、花筒部外面の色は暗灰紫(同8610)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は深い、波打ちの程度は中、がくの形状及び雌ずいの形は広、雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は凸、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さはやや細である。
 「レボリューション ブルーベインNO.2」と比較して、花径が大きいこと、花喉部内面底部の地色が赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(岐阜県中津川市)において、ブラジル連邦共和国原産の野生種に育成者所有の無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10089号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ペサニア パープル
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ブラジル連邦共和国原産の野生種に育成者所有の無名実生種を交配して育成されたものであり、花は鮮赤味紫色で、小輪の鉢物向きの品種である。
 草型はやや横張型、草丈は低である。茎長は低、茎の太さは細、色は有、毛の多少は中、第1次分枝数は少、第2次分枝数は極少、節間長はやや短である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長は中、葉幅はやや狭、葉の上面の色は濃緑、ふ入り葉は無、葉の厚さは中、毛の多少は多である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形はやや細、花径は小輪、複色の有無は無、単色花の色は鮮赤味紫(JHS カラーチャート8906)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は鮮紫(同8605)の地色に浅赤味紫(同8910)のすじが入る、花筒部外面の色は穏赤味紫(同8913)の地色に暗灰紫(同9218)のすじが入る、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形はやや小、雌雄ずいの位置は凸、雄ずいの数は中、花柄の長さはかなり短、太さは細である。
 「カスチェリー」と比較して、葉が短いこと、花喉部内面底部の色が鮮紫の地色に浅赤味紫のすじが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(岐阜県中津川市)において、ブラジル連邦共和国原産の野生種に育成者所有の無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10090号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   チェリオ ディープパープル
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系とし、南米より導入した匍匐性で赤紫色の野生種選抜系を父系とする交雑品種であり、花は赤紫色で、やや小輪の花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈は中である。茎長はやや高、太さはやや細、色は有、毛の多少は多、第1次分枝数及び第2次分枝数は極多、節間長は長である。葉形は披針形、着葉角度は水平、葉長はかなり長、葉幅は広、葉の上面の色は濃緑、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は多である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形はやや細、花径はやや小輪、複色の有無は無、単色花の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は濃赤味紫(同8908)、花筒部外面の色は暗赤味紫(同8909)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さは細である。
 「レボリューション・ブリリアントピンク」と比較して、草丈が高いこと、節間長が長いこと、葉が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系とし、南米より導入した匍匐性で赤紫色の野生種選抜系を父系とする交雑品種であり、平成7年に出願者の温室(滋賀県甲賀郡甲西町)において、交配組合せ検定試験を実施し、特性の調査を行い、9年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10091号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   チェリオ パープル
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系とし、南米より導入した匍匐性で赤紫色の野生種選抜系を父系とする交雑品種であり、花は鮮赤紫色で、小輪の花壇向きの品種である。
 草型は横張型、草丈はやや低である。茎長は低、太さはやや細、色は有、毛の多少は多、第1次分枝数及び第2次分枝数は極多、節間長はやや短である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長はやや長、葉幅はかなり広、葉の上面の色は濃緑、ふ入り葉は無、葉の厚さは薄、毛の多少は多である。花の向きは上向き、花形は一重、花筒部の形はやや細、花径は小輪、複色の有無は無、単色花の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は紫ピンク(同8903)の地色に暗紫(同8609)のすじ、花筒部外面の色は赤味紫(同8912)の地色に暗灰紫(同8916)のすじ、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さはやや短、太さはかなり細である。
「レボリューション・ブリリアントピンク」と比較して、第2次分枝数が多いこと、花喉部内面底部の色が紫ピンクの地色に暗紫のすじが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系とし、南米より導入した匍匐性で赤紫色の野生種選抜系を父系とする交雑品種であり、平成7年に出願者の温室(滋賀県甲賀郡甲西町)において、交配組合せ検定試験を実施し、特性の調査を行い、9年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10092号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   チェリオ ライトパープル
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系とし、南米より導入した匍匐性で赤紫色の野生種選抜系を父系とする交雑品種であり、花は明赤紫色で、小輪の花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈はやや高である。茎長は極高、太さはやや細、色は無、毛の多少は多、第1次分枝数及び第2次分枝数は極多、節間長は極長である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長は長、葉幅はやや広、葉の上面の色は黄緑、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は多である。花の向きは上向き、花形は一重、花筒部の形はやや細、花径は小輪、複色の有無は無、単色花の色は明赤紫(JHS カラーチャート9206)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は濃紫ピンク(同9213)の地色に暗紫(同8609)のすじ、花筒部外面の色は紫ピンク(同8903)の地色に濃紫(同8608)のすじ、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数及び花柄の長さは中、太さはかなり細である。
 「レボリューション・ブリリアントピンク」と比較して、草丈が高いこと、葉が長いこと、花喉部内面底部の色が濃紫ピンクの地色に暗紫のすじが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系とし、南米より導入した匍匐性で赤紫色の野生種選抜系を父系とする交雑品種であり、平成7年に出願者の温室(滋賀県甲賀郡甲西町)において、交配組合せ検定試験を実施し、特性の調査を行い、9年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10093号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   コロロ ライムイエロー
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色で、やや小輪の鉢物向きの品種である。
 草型はやや横張型、草丈は低である。茎長はやや高、茎の太さは中、色は無、毛の多少は中、第1次分枝数及び第2次分枝数は極多、節間長はやや長である。葉形は披針形、着葉角度は水平、葉長は長、葉幅及び葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さは中、毛の多少は多である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は中、花径はやや小輪、複色の有無は無、単色花の色は黄白(JHS カラーチャート3302)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は淡黄緑(同3303)の地色に明黄緑(同3505)のすじが入る、花筒部外面の色は黄白(同3302)の地色に明黄緑(同3505)のすじが入る、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度、がくの形状、雌ずいの形及び雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数、花柄の長さ及び太さは中である。
 「レボリューション・ホワイト」と比較して、草型がやや横張型であること、花喉部内面底部の色が淡黄緑の地色に明黄緑のすじが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の温室(神奈川県横浜市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10094号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かすみそう   スノービュー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ブリストルフェアリー」の変異個体であり、花色が黄白で、一季咲きの切花向きの品種である。
 草型は中間、草丈はやや高である。最長茎長はやや長、茎の太さは中、色は緑、アントシアニンの有無及び程度はやや淡、分枝の多少は中、長さはやや短、角度及び節間長は中である。葉形は披針形、葉長及び幅は中、表面の色は濃緑、アントシアニンの有無は無である。花の着生密度は密、花弁の重ねは八重咲き、花の大きさは中、花色の単色、複色の別は単色、地色は黄白(JHS カラーチャート2901)、花弁の形はへら形、先端の形は波形、花弁数は中、がくの形は杯状、大きさは中、色は淡緑、雌雄ずいの長さ、一花茎当たりの花数及び花の香りは中である。開花習性は一季咲き、早晩性はやや晩である。
 「ブリストルフェアリー」と比較して、花弁先端の形が波形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(福島県大沼郡昭和村)において、「ブリストルフェアリー」の変異個体を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「雪景色」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10095号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   すべりひゆ   バレンシアアイボリーポーチ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ハナスベリヒユ ピンク」の枝変わりであり、草姿はほふく性、株の広がりは狭で、花は明紫赤色に鮮緑黄色の目が入る鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿はほふく性、株の高さはやや高、広がりは狭である。茎の長さはやや短、太さ及び着色は中、葉腋の毛の有無及び多少は少、1次分枝数は中である。葉序は互生、葉形はへら形、葉長はやや長、葉幅は狭、厚さは薄、葉色は緑、葉縁部の色はその他(淡緑黄及びピンク)である。花の着生位置は頂生、向きは上向き、花型は浅い椀咲き、花径は小、花弁の模様の有無及び種類は目、花弁の色は明紫赤(JHS カラーチャート9706)、花弁基部の色は鮮緑黄(同2906)である。花弁の形はU型、欠刻は浅、花弁長は短、花弁幅は狭、花の重ね等は一重、がくの色は帯紫紅、花柱の色は弱、やくの色は黄である。花数は中、開花の早晩性は晩、終日咲き性はやや強である。
 「ハナスベリヒユ ピンク」と比較して、葉縁部の色が淡緑黄及びピンクであること、花径が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者のほ場(福岡県北九州市)において、「ハナスベリヒユ ピンク」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10096号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   バーベナ   スカレーナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃赤茶色で吊り鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿はほふく、株の広がり及び高さは中である。茎の太さは中、アントシアンの発色の有無は無、毛の多少は中、とげの有無は無、分枝性は中、地下ほふく性は無、節間長は中である。葉序は対生、葉身の形はU型、葉の切れ込みの有無は無、葉縁の形は鋸歯状、葉長及び葉幅は中、葉色は緑、葉の毛の多少は中、葉柄の有無は有、太さ及び長さは中である。花房の形はV型、花穂長は中、花穂径は大、花の向きは上向き、花形は受咲き、花径は大、花筒長は長、花色は濃赤茶(JHS カラーチャート0708)、花弁中央部の目、絞り及びぼかしの有無は無、花弁の重なりは開く、裂片の欠刻の有無は有、花弁数は中、がくの切れ込みの有無は無、長さは長、先端部のアントシアンの有無は無、雌ずいの形は2裂、雄ずいの数は中、葯先端部の色は黄緑、花柄の太さ及び長さは中、花数はやや多、花の香りは無である。
 「サンマリス」と比較して、株の広がりが小さいこと、花形が受咲きであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10097号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   リナリア   バイオレットウイズエローアイグッピー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(出願者所有の育成系統×Linaria reticulatum)に出願者所有の濃青系育成系統を交配して育成されたものであり、花は下唇弁中央部が鮮紫色の地色に明黄色の模様が入る、花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型は立性、草丈は中である。茎の太さは細、色は緑紫〜淡紫、分枝の発生位置は主に上部、分枝数及び節間長は中である。葉形は披針形、葉縁の形は全縁、葉身長はかなり長、葉身幅は中、葉の表面の色は緑である。花穂径は小、花穂長はやや短、花の着生密度はやや疎、上唇弁のかぶさりの程度は中、上唇弁相互の角度はかなり狭、下唇弁先端の反転の程度は小、花の縦径、横径、長さ及び花筒の長さは中、幅はやや広、距の長さは中である。上唇弁の単色、複色の別は単色、地色は暗紫(JHS カラーチャート8609)、下唇弁中央部の単色、複色の別は複色、地色は鮮紫(同8607)、模様色は明黄(同2506)、下唇弁先端部の単色、複色の別は単色、地色は濃紫(同8608)、花冠筒部の単色、複色の別は単色、地色及び距の色は鮮紫(同8607)である。上唇弁先端の形は鋭、上唇弁の切れ込みは中、下唇弁先端の形は鈍、花弁数、小花柄の長さ及び太さは中、色は淡紫、毛の有無と程度は少、がくの色は緑、一花穂の花数は中である。
 「ブルーグッピー」と比較して、下唇弁先端の反転の程度が大きいこと、上唇弁の地色が暗紫であること、下唇弁中央部が鮮紫の地色に明黄色の模様が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者の農場(滋賀県甲賀郡甲西町)において、(出願者所有の黄色系の育成系統×L. reticulatum)に出願者所有の濃青系の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10098号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   リナリア   ピンクウイズエローアイグッピー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統にLinaria reticulatumを交配して育成されたものであり、花は下唇弁中央部が鮮赤紫色の地色に明黄色の模様が入る花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型は立性、草丈はやや低である。茎の太さは細、色は濃緑、分枝の発生位置は主に上部、分枝数は中、節間長はやや短である。葉形は線形、葉縁の形は全縁、葉身長はやや短、葉身幅は狭、葉の表面の色は緑である。花穂径はやや大、花穂長はやや長、花の着生密度は中、上唇弁のかぶさりの程度は広、上唇弁相互の角度はやや広、花の縦径、横径、長さ及び花筒の長さは中、幅は狭、距の長さはやや長である。上唇弁の単色、複色の別は単色、地色は浅赤味紫(JHS カラーチャート8910)、下唇弁中央部の単色、複色の別は複色、地色は鮮赤紫(同9207)、模様色は明黄(同2506)、下唇弁先端部の単色、複色の別は単色、地色は鮮赤紫(同9207)、花冠筒部の単色、複色の別は単色、地色及び距の色は淡紫ピンク(同9202)である。上唇弁先端の形及び上唇弁の切れ込みは中、下唇弁先端の形は鈍、花弁数は中、小花柄の長さはやや長、太さは中、色は緑、毛の有無と程度は少、がくの色は緑、一花穂の花数は多である。
 「スポッテッドピンクグッピー」と比較して、上唇弁の地色が浅赤味紫であること、下唇弁中央部が鮮赤紫の地色に明黄色の模様が入ること、がくの色が緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者の農場(滋賀県甲賀郡甲西町)において、出願者所有の黄色系の育成系統にL. reticulatumを交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10099号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   リナリア   クリムソンウイズエローアイグッピー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統にLinaria reticulatumを交配して育成されたもので有り、花は下唇弁中央部が濃紅色の地色に鮮橙黄色の模様が入る花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型は立性、草丈はやや低である。茎の太さは細、色は緑、分枝の発生位置は主に上部、分枝数は中、節間長はやや短である。葉形は線形、葉縁の形は全縁、葉身長は中、葉身幅は狭、葉の表面の色は淡緑である。花穂径は中、花穂長はやや短、花の着生密度はやや密、上唇弁のかぶさりの程度は広、上唇弁相互の角度はやや狭、花の縦径はやや小、横径は小、長さ及び花筒の長さはやや短、幅はやや狭、距の長さはやや短である。上唇弁の単色、複色の別は単色、地色は濃紅(JHS カラーチャート0108)、下唇弁中央部の単色、複色の別は複色、地色は 濃紅(同0108)、模様色は鮮橙黄(同2205)、下唇弁先端部の単色、複色の別は単色、地色は濃紅(同0108)、花冠筒部の単色、複色の別は単色、地色及び距の色は暗紅(同0110)である。上唇弁先端の形は鈍、上唇弁の切れ込みは中、下唇弁先端の形は鈍、花弁数は中、小花柄の長さはやや短、太さは中、色は緑、毛の有無と程度は少、がくの色は緑、一花穂の花数はやや多である。
 「マゼンタローズグッピー」と比較して、上唇弁相互の角度が狭いこと、上唇弁の地色が濃紅であること、下唇弁中央部が濃紅の地色に鮮橙黄色の模様が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者の農場(滋賀県甲賀郡甲西町)において、出願者所有の黄色系の育成系統にL. reticulatumを交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10100号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   くささんだんか   プリンセス エミ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ニュールック ピンク」の実生の中から発見された変異株であり、草丈が中、花は鮮ピンク色の八重咲で中輪の鉢物向きの品種である。
 草型は半直立性、草丈は中、茎の太さはやや太、色は緑、毛は有、分枝性及び節間長は中である。葉全体の形は披針形、先端の形は鋭形、基部の形は鋭尖形、葉の長さは短、葉身幅は狭、成葉表面の色は濃緑、斑の有無は無、表面及び裏面の毛は有、葉柄の幅は中、色は淡緑である。花序のタイプは散房花序、花の向きは上向き、縦径及び横径は中である。花のタイプは花柱無し、花型は八重咲、花筒部の形はロート形、花径は中、花筒上部の太さはやや細、中間部の太さはやや太、長さはかなり短、花色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0104)、模様の有無は無、花冠裂片全体の形は卵形、先端の形は鋭形、長さ及び幅は中、数は多である。がく片全体の形は線形、先端の形は鋭形、長さ及び幅は中である。花数は中、花の香りは有である。
 「ニュールック ピンク」と比較して、花型が八重咲であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(福島県河沼郡湯川村)において、「ニュールック ピンク」をは種し、その実生の中から変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、同年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「プリンセス・エミ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10101号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   フリーセア   錦(にしき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「紅鶴」に「花宝」を交配して育成されたものであり、花序は扁平・複穂状で花穂が濃赤茶色の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、基部の膨大はやや有、草丈は中である。葉形は広線形、葉の先端の形は鋭頭、葉身のそりはW型、ねじれは無、長さは31〜40p、幅は3.1〜5.0p、成葉の表面先端部及び中間部の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、基部は浅黄緑(同3310)、裏面先端部及び中間部の色は穏黄緑(同3514)、基部は浅黄緑(同3310)、斑の有無は無、葉の光沢及び厚さは中である。花序の型は扁平・複穂状、小花の着生密度は密、花茎の抽出角度は斜上、花序の長さは21〜30p、幅は10p以上、花穂の長さは11〜15p、幅は3.1〜5.0p、中央部及び周縁部の色は濃赤茶(同0708)、花序の分枝数は3〜5本、1花序の小花数は11〜20個である。花糸及び花柱の抽出は抽出する、花茎の色は淡黄緑(同3303)、ほう状葉の色は穏黄緑(同3312)である。開花期は春である。
 「紅鶴」と比較して、葉の光沢が弱いこと、花穂の色が濃赤茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要 
  この品種は、平成元年に育成者の温室(愛知県豊田市)において、「紅鶴」に「花  宝」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、 10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10102号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   フリーセア   ゴールド ツイン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「華厳」に「花宝」を交配して育成されたものであり、花序は扁平・複穂状で花穂が濃赤色の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、基部の膨大はやや有、草丈は中である。葉形は広線形、葉の先端の形は鋭頭、葉身のそりはW型、ねじれは有、長さは21〜30p、幅は3.1〜5.0p、成葉の表面先端部及び中間部の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、基部は浅黄緑(同3310)、裏面先端部及び中間部の色は穏黄緑(同3514)、基部は浅黄緑(同3310)、斑の有無は無、葉の光沢及び厚さは中である。花序の型は扁平・複穂状、小花の着生密度は粗、花茎の抽出角度は斜上、花序の長さは2130p、幅は7.1〜10p、花穂の長さは11〜15p、幅は3.1〜5.0p、中央部及び周縁部の色は濃赤(同0409)、花序の分枝数は6〜10本、1花序の小花数は11〜20個である。花糸及び花柱の抽出は抽出する、花茎の色は淡緑黄(同2903)、ほう状葉の色は濃黄緑(同3307)である。開花期は春である。
 「花宝」と比較して、花穂の色が濃赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要 
  この品種は、平成元年に育成者の温室(愛知県豊田市)において、「華厳」に「花 宝」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、 10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10103号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ    UFO イエロー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に無名実生種を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色で花盤は褐色、花形が半八重のやや小輪で切花向きの品種である。
 葉長はやや長、葉幅は中、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は直角、葉縁の形は不規則、鋸歯の先端の伸展の程度は小、葉色は緑、葉面の毛じの密度は粗、葉柄長はやや長、アントシアニンの着色の有無及び程度は中である。花形は半八重、花容はW型、花径は70〜89o、舌状花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は明緑黄(同2905)、花盤の色は褐、舌状花弁の形はT型、断面の形は凹、先端の角度は中、弁先の形は突、切れ込み数は0、切れ込みの深さは無又は微、舌状花弁の長さは30〜39o、幅は5〜9o、舌状花数は40〜69、総苞の高さは低、直径は中、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は有、花柱上部、柱頭及び冠毛の色は黄である。花柄の長さは中、断面の形は楕円、帯化の傾向は有、太さはやや太、強さは強、毛じの密度は中、色は淡緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は中、頂部のアントシアニンの着色及び頂部の総苞片の有無は無である。
 「コンボエローウィズブロッチ」と比較して、花形が半八重であること、舌状花表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(福岡県八女郡広川町)において、育成者所有の育成系統に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10104号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ    UFO オレンジ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「ズームアップ」を交配して育成されたものであり、花は浅黄橙色で花盤は褐色、花形が二〜三重の中輪で切花向きの品種である。
 葉長はやや長、葉幅は中、葉の切れ込みの程度は深、葉先の角度は直角、葉縁の形は不規則、鋸歯の先端の伸展の程度は無又は微、葉色は緑、葉面の毛じの密度は粗、葉柄長、アントシアニンの着色の有無及び程度は中である。花形は二〜三重、花容はW型、花径は90〜109o、舌状花弁の表面の色は浅黄橙(JHS カラーチャート1903)、色の分布は均一、覆輪及び縞の有無は無、裏面の色は明緑黄(同2704)、花盤の色は褐、舌状花弁の形はW型、断面の形は凹、先端の角度は鋭、弁先の形は突、切れ込み数は3、切れ込みの深さは深、舌状花弁の長さは40〜49o、幅は5〜9o、舌状花数は40〜69、総苞の高さはやや低、直径は中、内部総苞葉の形は垂直、アントシアニンの着色の有無は有、花柱上部、柱頭及び冠毛の色は黄である。花柄の長さはやや長、断面の形は楕円、帯化の傾向は有、太さは中、強さは強、毛じの密度は中、色は緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は中、頂部のアントシアニンの着色及び頂部の総苞片の有無は無である。
 「ズームアップ」と比較して、花容がW型であること、舌状花表面の色が浅黄橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(福岡県八女郡広川町)において、育成者所有の育成系統に「ズームアップ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10105号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    笑月(しょうげつ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は明黄色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さはやや短、一次欠刻は中、表面及び裏面の色は濃、毛じの多少は中、光沢度は強、厚さは中、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はかなり少、分布は散在、長さは中である。花弁の形は舟底弁及び管弁T、先端の形は尖る、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は明黄(JHS カラーチャート2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ、総ほうの大きさ及び花首の太さは中、長さはかなり短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「笑秋」と比較して、花弁の形が舟底弁及び管弁Tであること、外花弁表面の色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者のほ場(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10106号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   笑琴(しょうきん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「雷鳥」を交配して育成されたものであり、花は赤紫色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは太、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度は無、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、表面及び裏面の色は濃、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数及び管状花数は中、管状花の分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は舟底弁及び管弁T、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9214)、裏面の色は濃紫ピンク(同9213)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは中、花首の太さは太、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「笑彩」と比較して、花弁の形が舟底弁及び管弁Tであること、花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の温室(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統に「雷鳥」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10107号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    笑海(しょうかい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面及び裏面の色は濃、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数はかなり少、分布は散在、長さはやや大である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや広、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3101)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは小、総ほうの大きさは中、花首の太さはやや細、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「笑泉」と比較して、管状花数が少ないこと、外花弁の角度が平であること等で、「秀芳の力」と比較して、側らいの発生が少ないこと、たく葉の形が2深裂であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者のほ場(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10108号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   笑郷(しょうきょう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや長、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数はやや少、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は舟底弁、管弁T及びさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、裏面の色は穏紫ピンク(同9212)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさは中、花首の太さはやや細、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「絵巻」と比較して、花弁の形が舟底弁、管弁T及びさじ弁であること、外花弁表面の色が鮮赤紫であること等で、「笑陽」と比較して、花弁の形が舟底弁、管弁T及びさじ弁であること、外花弁の角度が平であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者のほ場(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10109号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   笑涼(しょうりょう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は少、節間長は中である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比は大、葉柄の長さは中、葉の基部の形は凸、一次欠刻は深、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は中、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆ど無である。花の大きさ及び厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は極少、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は舟底弁及び樋弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2502)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは小、総ほうの大きさはやや小、花首の太さはやや細、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「笑園」と比較して、葉の基部の形が凸形であること、葉の一次欠刻が深いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10110号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   笑望(しょうぼう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に赤色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さはやや強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は少、節間長は中である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは及び厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はやや少、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は舟底弁及びさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅は狭、外花弁の表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9208)、裏面の色は濃紫ピンク(同9213)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは小、総ほうの大きさ及び花首の太さは中、長さはかなり短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「笑恵」と比較して、外花弁の表面の色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統に赤色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10111号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   笑楽(しょうらく)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は明黄色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は赤紫、強さは強、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数はやや少、分布は散在、長さは中である。花弁の形は舟底弁及び管弁T、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2505)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは中、総ほうの大きさ、花首の太さ及び長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「笑秋」と比較して、花弁の形が舟底弁及び管弁Tであること、外花弁の表面の色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者のほ場(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10112号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   笑王(しょうおう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は緑白色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は極小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は少、節間長はかなり短である。葉身長、葉幅、葉の縦横比、葉柄の長さ及び一次欠刻は中、葉の欠刻底部の突起は有、表面及び裏面の色は濃、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は中である。管状花数は中、分布は散在、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は緑白(JHS カラーチャート3701)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさ及び花首の太さは中、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「笑泉」と比較して、葉の欠刻底部に突起が有ること、花たくの形が平らなドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者のほ場(長野県松本市)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10113号   平成14年3月25日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   松風の涼(しょうふうのりょう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に7月咲白色系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは太、色は褐、強さは強、中空の程度はやや大、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長はやや短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻は深、表面の色はやや濃、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はかなり少、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁及び管弁T、先端の形は歯状、花弁の長さは大、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは小、総ほうの大きさは中、花首の太さはやや太、長さは中、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性は晩である。
 「精雲」と比較して、茎の色が褐であること、側らいの発生が少ないこと、花弁の形が舟底弁及び管弁Tであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者のほ場(長野県南佐久郡佐久町)において、育成者所有の育成系統に7月咲白色系の混合花粉を交配し、その実生から選抜、以後、増殖を行いながら特性調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10114号   平成14年3月25日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   松風の夏(しょうふうのなつ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮黄色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性はやや多、側らいの発生程度は少、節間長はやや短である。葉身長はやや短、葉幅はやや狭、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻は深、表面の色は濃、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂及び3〜4深裂以上、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は少、分布は散在、長さは中である。花弁の形は管弁T、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは小、総ほうの大きさはやや小、花首の太さ及び長さは中、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性は晩である。
 「松風の光」と比較して、花弁の形が管弁Tであること、花弁先端の形が丸いこと、外花弁の表面の色が鮮黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(長野県南佐久郡佐久町)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生から選抜、以後、増殖を行いながら特性調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10115号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ヨマギー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は濃紫ピンク色の小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は叢性、開花時の草丈は低である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長はかなり短である。葉身長、葉幅、葉の縦横比、葉柄の長さ、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は両側・片側混在である。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は管弁T、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は濃紫ピンク(JHS カラーチャート9213)、裏面の色は淡紫ピンク(同9202)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「コニン」と比較して、花弁の形が管弁Tであること、外花弁の表面の色が濃紫ピンクであること等で、「ムーランビーナス」と比較して、草性が叢性であること、外花弁の表面の色が濃紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10116号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ヨマリリン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ヨンダ」に「ジェシカ」を交配して育成されたものであり、花は黄白色の小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は叢性、開花時の草丈はかなり低である。茎の太さは細、色は緑、強さは強、中空の程度は中、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はかなり短である。葉身長はやや短、葉幅はやや狭、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻はやや浅、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。花弁の形は平弁及び樋弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2502)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は下向き、花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、総ほうの位置は正常、花首の太さは極細、長さは中、生態分類型は秋ギク、到花週数は7週以下である。
 「ヨンダ」と比較して、葉柄が短いこと、たく葉が殆どの葉に付着すること、総ほうの位置が正常であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、「ヨンダ」に「ジェシカ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10117号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ヨルーシー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「デボネア」に育成者所有の無名実生種を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色の小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は低である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は中、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はかなり短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は両側・片側混在である。花房の形は平形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は極少、長さは極小である。花弁の形は平弁、樋弁及びさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、裏面の色は淡紫ピンク(同9202)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は下向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「バーバラ」と比較して、たく葉が殆どの葉に付着すること、舌状花の重ねが5列以上で露心しないこと、外花弁の表面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、「デボネア」に育成者所有の無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10118号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ヨパム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「デボネア」に育成者所有の無名実生種を交配して育成されたものであり、花は紫赤色の小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり低である。茎の太さは細、色は緑、強さは強、中空の程度、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はかなり短である。葉身長は短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、一次欠刻はやや浅、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さは中、硬さは軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数は極少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁及び樋弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は紫赤(JHS カラーチャート9708)、裏面の色は穏紫ピンク(同9511)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、総ほうの位置は花弁内部にも散在する、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「パトリシア」と比較して、たく葉が殆どの葉に付着すること、花弁先端の形が丸いこと、総ほうが花弁内部にも散在すること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、「デボネア」に育成者所有の無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10119号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   サニーヨロビン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ヨビン」の変異株であり、花は鮮黄色のかなり小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は叢性、開花時の草丈はかなり低である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は中、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はかなり短である。葉身長は短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは極小、分布状態は主として両側に付着する。花房の形は凹形、花の大きさはかなり小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数は極少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁及び樋弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅は狭、外花弁の表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、裏面の色は明黄(同2506)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は下向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「ヨビン」と比較して、葉柄が長いこと、舌状花の重ねが5列以上で露心しないこと、外花弁の表面の色が鮮黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、「ヨビン」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サニー ヨロビン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10120号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   新緑(しんみどり)
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に白花系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は低である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度はかなり小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長は中、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、一次欠刻は中、表面の色は淡、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「沖の白波」と比較して、開花時の草丈が低いこと、葉の毛じが少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(沖縄県具志川市)において、出願者所有の育成系統に白花系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10121号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   裕力(ゆうりき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「秀芳の力」の枝変わりであり、花は黄白色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長はかなり短である。葉身長、葉幅、葉の縦横比、葉柄の長さ、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みは高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は極少、分布は散在、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2901)、裏面の色は黄白(同2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は下向き、花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは中、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「秀芳の力」と比較して、側らいの発生が少ないこと、葉の光沢が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(愛媛県東予市)において、「秀芳の力」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「裕輝」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10122号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   さくらそう   ピンク ワープ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ローテルアハト」の変異株であり、花色はピンク白から紫ピンクにピンク白の絞りを経て鮮赤紫にピンク白の絞りに変化する鉢物向きの品種である。
 開花時草丈は15.0〜19.9pである。葉身長及び葉幅は6.0〜7.9p、葉柄長は4.0〜5.9p、葉柄のアントシアニンの発現の有無及び程度は少である。花の重ねは一重、花径は4.0〜4.9p、花色は表面がピンク白(JHS カラーチャート9701)から紫ピンク(同9211)にピンク白(同9701)の絞りを経て鮮赤紫(同9507)にピンク白(同9701)の絞りに変化する。裏面はピンク白(同9701)から紫ピンク(同9203)を経て紫ピンク(同9211)に変化する、花の中心部の目の色は黄緑、花色の変化の程度は高、覆輪の有無は無、花弁の重なりの程度は重なる、花弁端の切れ込みの程度は高、がくの大きさは高さが1.0〜1.4p、直径が1.5〜1.9p、花の香りは弱である。
 「ローテルアハト」と比較して、花の表面の色がピンク白から紫ピンクにピンク白の絞りへの変化を経て鮮赤紫にピンク白の絞りに変化すること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(愛知県江南市)において、「ローテルアハト」の変異株を発見、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10123号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   さくらそう   ローズ ワープ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ローテルアハト」の変異株であり、花色は淡紫ピンクから濃紫ピンクに淡紫ピンクの絞りを経て鮮赤紫に淡紫ピンクの絞りに変化する鉢物向きの品種である。
 開花時草丈は15.0〜19.9pである。葉身長は8.0〜9.9p、葉幅は6.0〜7.9p、葉柄長は4.0〜5.9p、葉柄のアントシアニンの発現の有無及び程度は中である。花の重ねは一重、花径は4.0〜4.9p、花色は表面が淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)から濃紫ピンク(同9213)に淡紫ピンク(同9501)の絞りを経て鮮赤紫(同9507)に淡紫ピンク(同9501)の絞りに変化する、裏面がピンク白(同9701)から紫ピンク(同9211)に変化する、花の中心部の目の色は黄緑、花色の変化の程度は高、覆輪の有無は無、花弁の重なりの程度は重なる、花弁端の切れ込みの程度は高、がくの大きさは高さが1.0〜1.4p、直径が1.5〜1.9p、花の香りは弱である。
 「ローテルアハト」と比較して、花の表面の色が淡紫ピンクから濃紫ピンクに淡紫ピンクの絞りへの変化を経て鮮赤紫に淡紫ピンクの絞りに変化すること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(愛知県江南市)において、「ローテルアハト」の変異株を発見、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10124号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   初雪(はつゆき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「細雪」を交配して育成されたものであり、花はピンク白の地色に鮮紅色の条が入る垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数がやや少、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さは剛、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はやや少、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は披針形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長はやや長、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、地色はピンク白(JHS カラーチャート0101)、複色模様色は鮮紅(同0107)、色彩模様は条、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さはかなり浅、数は極少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数はやや少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは中である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「カリフォルニア キャプティバ」と比較して、葉巻き程度が強いこと、花弁鋸歯の数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の温室(愛知県知多郡武豊町)において、育成者所有の育成系統に「細雪」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10125号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   あかつき
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡ピンクの地色に明赤色の点、条及び覆輪が入る垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数がやや少、花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さは剛、折れの難易は難、中央部の色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に中下部、節間長はやや長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅はかなり狭、葉色は緑、ろう質は少である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、地色は淡ピンク(JHS カラーチャート0402)、複色模様色は明赤(同0406)、色彩模様は点、条及び覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は淡緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数はやや少、花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「ゼンガ」と比較して、花の地色が淡ピンクで、複色模様色が明赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(愛知県知多郡武豊町)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「あけぼの」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10126号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   サンセットピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡紫ピンクの地色に明紫赤色の点、条及び覆輪が入る垂咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数がやや少、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さは剛、折れの難易は難、色は濃緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に中下部、節間長はやや長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長はやや長、葉幅はかなり狭、葉色は緑、ろう質は少である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はやや小、地色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9702)、複色模様色は明紫赤(同9706)、色彩模様は点、条及び覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さはかなり浅、数は極少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数はやや少、ほう葉の形はT型及びW型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は淡緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数はやや少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや晩生、がく割れの難易性は難である。
 「ゼンガ」と比較して、花の地色が淡紫ピンクで、複色模様色が明紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(愛知県知多郡武豊町)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「夕映」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10127号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダイアンサス   ビビッドラーク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Dianthus superbusの選抜系どうしを交配して育成されたものであり、花は一重で赤紫の地色に濃赤紫色の濃淡と鮮赤紫色の点及び中心淡色が入るかなり小輪の切花向きの品種である。
 草姿は直立、開花時草丈はやや高、節数は少である。茎の長径は細、硬さ及び折れの難易は中、茎の中央部の色は淡緑、基部の色は淡緑+紫、節部の色は中央部は淡緑+紫、基部は紫、ろう質の有無は少、茎立数は中、1茎の側芽及び側枝数はやや少、側枝の発生位置は主に下部、節間長はやや長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は披針形、先端部の形はとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長及び葉幅は中、葉色は濃緑、ろう質は無である。花房形成の有無は有、花房の大きさ及び花柄の長さは中である。つぼみの形は円柱形、大きさは小、花の重ねは一重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は平咲、花径はかなり小、表面の地色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、複色模様色は鮮赤紫(同9507)の点及び中心淡色並びに濃赤紫(同9509)の濃淡、複色割合は多、花色の移行性は無である。花弁の波状程度は平、鋸歯の深さ及び数は中、花弁の長さはやや短、幅はやや狭、数は極少、ほう葉の形はX型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さは細、長さは中である。1花茎当たりの花数は多、花柄当たりの最多花数はやや多、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は極早生である。
 「スタジジ」と比較して、茎の中央部の節部の色が淡緑+紫であること、花の表面の地色が赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(神奈川県横浜市)において、出願者所有の D. superbusの選抜系どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スプレーナデシコ・ビビットレッド」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10128号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
    ダイアンサス    ビビアンレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Dianthus superbusの選抜系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫の地色に濃赤紫色の濃淡と明赤紫色の点及び中心淡色が入る平咲で小輪の切花向きの品種である。
 草姿は直立、開花時草丈はやや低、節数は少である。茎の長径はやや細、硬さ及び折れの難易は中、茎の中央部の色は濃緑、下部の色は紫、節部の色は淡緑+紫、ろう質の有無は少、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はやや少、側枝の発生位置は主に下部、節間長はやや短、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は披針形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅は中、葉色は濃緑、ろう質は無である。花房形成の有無は有、花房の大きさは中、花柄の長さは短である。つぼみの形は円柱形、大きさは小、花の重ねは一重、上から見た花形は星形、側面から見た花形は平咲、花径は小、表面地色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、複色模様色は明赤紫(同9206)の点及び中心淡色並びに濃赤紫(同9209)の濃淡、裏面の色は鮮紫ピンク(同9204)、複色割合は中、花色の移行性は無である。花弁の波状程度は平、鋸歯の深さは深、数は多、花弁の長さは中、幅はやや狭、数は極少、ほう葉の形はX型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さは細、長さは中である。1花茎当たりの花数は多、花柄当たりの最多花数はやや多、花の香りは中である。開花習性は四季咲き、早晩性は極早生である。
 「ジプシー」と比較して、茎の節部の色が淡緑+紫であること、上から見た花形が星形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(神奈川県横浜市)において、出願者所有の D.
superbusの選抜系どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スプレーナデシコ・レッド」、出願公表時の名称は「ビビット レッドパープル」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10129号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダイアンサス   ビビアンピーチ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Dianthus superbusの選抜系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫の地色に明赤紫色の濃淡と淡紫ピンク色の点及び中心淡色が入る平咲で小輪の切花向きの品種である。
 草姿は直立、開花時草丈は中、節数は少である。茎の長径はやや細、硬さ及び折れの難易は難、茎の中央部の色は緑、下部及び節部の色は淡緑、ろう質の有無は少、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はやや多、側枝の発生位置は主に下部、節間長は中、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は披針形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は長、葉幅はやや広、葉色は濃緑、ろう質は無である。花房形成の有無は有、花房の大きさは中、花柄の長さはかなり短である。つぼみの形は円柱形、大きさは小、花の重ねは一重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は平咲、花径は小、表面地色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、複色模様色は淡紫ピンク(同9202)の点及び中心淡色並びに明赤紫(同9206)の濃淡、裏面の色は鮮紫ピンク(同8904)、複色割合は多、花色の移行性は無である。花弁の波状程度は平、鋸歯の深さは深、数は多、花弁の長さ及び幅は中、数は極少、ほう葉の形はX型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さは細、長さは中である。1花茎当たりの花数は中、花柄当たりの最多花数はやや多、花の香りは中である。開花習性は四季咲き、早晩性は極早生である。
 「ジプシー」と比較して、最大葉長が長いこと、花表面の複色模様色が淡紫ピンクの点及び中心淡色並びに明赤紫の濃淡であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(神奈川県横浜市)において、出願者所有の D. superbusの選抜系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スプレーナデシコ・ドットピンク」、出願公表時の名称は「ビビット ピーチ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10130号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダイアンサス   ビビアンピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Dianthus superbusの選抜系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンクの地色に鮮赤紫色の濃淡と紫ピンク色の点及び中心淡色が入る平咲で小輪の切花向きの品種である。
 草姿は直立、開花時草丈は中、節数は少である。茎の長径はやや細、硬さは中、折れの難易は難、茎の中央部の色は緑、節部の色は淡緑、ろう質の有無は少、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はやや少、側枝の発生位置は主に下部、節間長はやや短、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は披針形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長はやや長、葉幅は中、葉色は濃緑、ろう質は無である。花房形成の有無は有、花房の大きさ及び花柄の長さは中である。つぼみの形は円柱形、大きさは小、花の重ねは一重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は平咲、花径は小、表面地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9205)、複色模様色は紫ピンク(同9203)の点及び中心淡色並びに鮮赤紫(同9207)の濃淡、裏面の色は紫ピンク(同8903)、複色割合は多、花色の移行性は無である。花弁の波状程度は平、鋸歯の深さは中、数はやや多、花弁の長さは中、幅はやや狭、数は極少、ほう葉の形はX型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さは細、長さは中である。1花茎当たりの花数は多、花柄当たりの最多花数はやや多、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は極早生である。
 「スタジジ」と比較して、開花時草丈が低いこと、花表面の複色模様色が紫ピンクの点及び中心淡色並びに鮮赤紫の濃淡であること、裏面の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(神奈川県横浜市)において、出願者所有の D. superbusの選抜系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スプレーナデシコ・ホワイトピンク」、出願公表時の名称は「ビビッド ホワイトピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10131号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   ダブピン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は紫ピンクの単色で八重咲、小輪のセンパフローレンス系ベゴニアである。
 草丈及び株張りは中、草姿は直立性、分枝性は多である。茎の太さは細、毛の程度は無、色は赤緑である。苞の先端は丸い、葉長、葉幅及び厚さは中、形は浅裂、先端部の形はやや尖る、欠刻の形は丸みをおびた鋸歯状、深さは浅、基部の裂片は重なっている、縁の毛の有無は少、表及び裏の毛は無〜微、表の色は緑、表の光沢は中、斑入りは無、葉柄の長さは短、毛は無〜微、色は赤緑である。1株当たりの花の密度は中、1花房当たりの花数は多、雄花の花形は八重咲、花弁の形は広卵形〜円形、縁の形は全縁状、波状は無〜微、とさか状の有無は無、花形の安定性は安定、花の大きさは小、花弁数は60.1以上、表の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9503)、裏の色は鮮紫ピンク(同9504)、パターンは単色、花梗の姿勢は斜出、小花梗の長さは中、色は淡ピンク、開花終期の花の退色は少である。
 「モーレンビーク」と比較して、花弁数が多いこと、花の表の色が紫ピンクであること等で、「アルカディア」と比較して、苞の先端が丸いこと、葉柄の色が赤緑であること、雄花の花形が八重咲きであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者の温室(ポーランド王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10132号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   ダブウィット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は緑白の単色で八重咲、小輪のセンパフローレンス系ベゴニアである。
 草丈及び株張りは中、草姿は直立性、枝の粗密は密、分枝性は多である。茎の太さは細、毛の程度は無、色は赤緑である。葉長、葉幅及び厚さは中、形は浅裂、先端部の形はやや尖る、欠刻の形は丸みをおびた鋸歯状、深さは浅、基部の裂片は重なっている、縁の毛の有無は少、表及び裏の毛は無〜微、表の色は緑、表の光沢は中、斑入りは無、葉柄の長さは短、毛は無〜微、色は赤緑である。1株当たりの花の密度は中、1花房当たりの花数は多、雄花の花形は八重咲、花弁の形は広卵形〜円形、縁の形は全縁状、波状は無〜微、とさか状の有無は無、花形の安定性は安定、花の大きさは小、花弁数は60.1以上、表及び裏の色は緑白(JHS カラーチャート3701)、パターンは単色、花梗の姿勢は斜出、小花梗の長さは中、色は白、開花終期の花の退色は少である。
 「イングリッド」と比較して、枝が密であること、1花房当たりの花数が多いこと、花色が緑白であること等で、「ソフィー」と比較して、枝が密であること、葉の先端の形が尖ること、1花房当たりの花数が多いこと、花が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者の温室(ポーランド王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10133号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   ダブロス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色で黄白色の覆輪が入る八重咲、小輪のセンパフローレンス系ベゴニアである。
 草丈及び株張りは中、草姿は直立性、分枝性は多である。茎の太さは細、毛の程度は無、色は赤緑である。葉長、葉幅及び厚さは中、形は浅裂、先端部の形はやや尖る、欠刻の形は丸みをおびた鋸歯状、深さは浅、基部の裂片は重なっている、縁の毛の有無は少、表及び裏の毛は無〜微、表の色は濃緑、表の光沢は中、斑入りは無、葉柄の長さは中、毛は無〜微、色は赤緑である。1株当たりの花の密度は中、1花房当たりの花数は多、雄花の花形は八重咲、花弁の形は広卵形〜円形、縁の形は全縁状、波状は無〜微、とさか状の有無は無、花形の安定性は安定、花の大きさは小、花弁数は60.1以上、表の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9504)、裏の色は鮮紫ピンク(同9505)、パターンは覆輪、色は黄白(同3301)、花梗の姿勢は斜出、小花梗の長さは中、色はピンク、開花終期の花の退色は少である。
 「モーレンビーク」と比較して、葉の欠刻の形が丸みをおびた鋸歯状であること、1花房当たりの花数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者の温室(ポーランド王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10134号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   ダブレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は明紅の単色で八重咲、小輪のセンパフローレンス系ベゴニアである。
 草丈及び株張りは中、草姿は直立性、分枝性は多である。茎の太さは細、毛の程度は無、色は赤緑である。葉長、葉幅及び厚さは中、形は浅裂、先端部の形はやや尖る、欠刻の形は重複鋸歯状、深さは浅、基部の裂片は重なっている、縁の毛の有無は少、表及び裏の毛は無〜微、表の色は緑、表の光沢は中、斑入りは無、葉柄の長さは短、毛は無〜微、色は赤緑である。1株当たりの花の密度は中、1花房当たりの花数は多、雄花の花形は八重咲、花弁の形は広卵形〜円形、縁の形は全縁状、波状は無〜微、とさか状の有無は無、花形の安定性は安定、花の大きさは小、花弁数は60.1以上、表の色は明紅( JHS カラーチャート0106)、裏の色は鮮紅(同0107)、パターンは単色、花梗の姿勢は斜出、小花梗の長さは中、色は赤緑、開花終期の花の退色は少である。
 「レムコ」と比較して、葉の欠刻の形が重複鋸歯状であること、葉の表の色が緑であること、1花房当たりの花数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者の温室(ポーランド王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10135号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   シュガーフレッシュバイカラー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ゲイベビー」に育成者所有の無名実生種を交配して育成されたものであり、淡紫ピンク色の花房、鮮紫ピンク色の花房並びに淡紫ピンク色及び鮮紫ピンク色の混合花房に咲き分ける八重で小輪の鉢物向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は無又は微、節間長は短である。葉身形はツタバ形、葉身基部の開閉度は開く、欠刻の有無は無、葉身長は短、葉身幅は狭、斑入り及びアントシアンの有無は無、たく葉の長さは短、幅はかなり狭、葉柄の長さは短である。花房径は小、花蕾の形は紡垂弾、花の重ねは八重、花径は小、花弁の表面の色は花房ごとに淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202)、鮮紫ピンク(同9505)並びに淡紫ピンク(同9202)及び鮮紫ピンク(同9505)の混合に咲き分ける、裏面の色は花房ごとにピンク白(同9701)、紫ピンク(同9503)並びにピンク白(同9701)及び紫ピンク(同9503)の混合に咲き分ける、色模様の色は明赤紫(同9206)及び濃赤紫(同9209)、上部花弁の色模様の型は条状及び斑紋状、上部及び下部花弁の基部の白色模様の有無は無、内花弁の色模様の有無は有、下部花弁の色模様の型は条状、花弁の絞り模様の有無は有である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は極狭、がくの形はT型、がくの毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無である。
 「シュガー・ベビー」と比較して、花弁の表面の色が花房ごとに淡紫ピンク、鮮紫ピンク並びに淡紫ピンク及び鮮紫ピンクの混合の咲き分けであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に育成者の温室(埼玉県北埼玉郡川里村)において、「ゲイベビー」に育成者所有の無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「シュガー フレッシュ バイカラー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10136号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   シュガーフレッシュウェーブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ゲイベビー」に育成者所有の無名実生種を交配して育成されたものであり、花は明赤紫色にピンク白色の条及びピンク白色の混合花房、明赤紫色にピンク白色の条が入る花房並びに鮮紫ピンク色で下部花弁に農赤紫色の条が入る花房に咲き分ける八重で小輪の鉢物向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は無又は微、節間長は短である。葉身形はツタバ形、葉身基部の開閉度は開く、欠刻の有無は無、葉身長は短、葉身幅は狭、斑入り及びアントシアンの有無は無、たく葉の長さは短、幅及び葉柄の長さは中である。花房径は小、花蕾の形は砲弾、花の重ねは八重、花径は小、花弁の表面の色は花房ごとに明赤紫(JHS カラーチャート9206)でピンク白(同9201)の条が入る花弁及びピンク白(同9201)単色花弁の混合、明赤紫(同9506)でピンク白色(同9201)の条が入る花弁並びに鮮紫ピンク(同9205)で下部花弁に農赤紫(同9509)の条が入る花弁の3タイプに咲き分ける、裏面の色は花房ごとにピンク白(同9201)、鮮紫ピンク(同9505)及び淡紫ピンク(同9502)に咲き分ける、上部及び下部花弁の基部の白色模様の有無は無、内花弁の色模様の有無は有、花弁の絞り模様の有無は有である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は極狭、がくの形はT型、がくの毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無である。
 「シュガー・ベビー」と比較して、花蕾の形が砲弾であること、花弁の表面の色が花房ごとに3タイプに咲き分けること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に育成者の温室(埼玉県北埼玉郡川里村)において、「ゲイベビー」に育成者所有の無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「シュガー フレッシュ ウェーブ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10137号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   シーサイド湘南(シーサイドしょうなん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アプローズ」の交雑種の枝変わりであり、花は明紫赤色で上部花弁に暗赤紫色、下部花弁に濃赤紫色の斑紋が入る半八重で中輪の鉢物向きの品種である。 
 草丈は高、茎の色は緑、毛の多少は無又は微、節間長は短である。葉身形は長円形、葉身基部の開閉度は極開く、欠刻の有無は有、型は鋸歯状、深さは浅、葉身長及び幅は中、斑入り及びアントシアンの有無は無、たく葉の長さは短、幅は中、葉柄の長さは極長である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは半八重、花径は中、花弁の表面の色は明紫赤(JHS カラーチャート9706)、裏面の色は紫ピンク(同9203)、上部花弁の色模様の色は暗赤紫(同9510)、型は斑紋状、花弁の基部の白色模様及び内花弁の色模様の有無は有、下部花弁の色模様の色は濃赤紫(同9509)、型は斑紋状、花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無である。
 「ローゼ湘南」と比較して、花弁の表面の色が明紫赤であること等で、「フィスポル」と比較して、葉身の欠刻の型が鋸歯状であること、上部花弁の色模様の色が暗赤紫であること、上部花弁の色模様の型が斑紋状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(神奈川県茅ヶ崎市)において、「アプローズ」の交雑種の選抜個体から枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10138号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   フリースタイル ダークレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃赤茶色で上部花弁に鮮紫赤色の条が入る八重で中輪の鉢物向きの品種である。     草丈は中、茎の色は緑、毛の多少は少、節間長は中である。葉身形はツタバ形、葉身基部の開閉度は一部重なる、欠刻の有無は無、葉身長は短、葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、たく葉の長さは短、幅は広、葉柄の長さは中である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは八重、花径は中、花弁の表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0708)、上部花弁及び下部花弁の裏面の色は明紅(同0106)、上部花弁の色模様の色は鮮紫赤(同9707)、型は条状、花弁の基部の白色模様、内花弁の色模様及び花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は狭、がくの形はT型、毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無である。
 「ペンティーク」と比較して、花の重ねが八重であること、花弁表面の色が濃赤茶であること等で、「ゲンダ」と比較して、上部花弁の色模様の色が鮮紫赤であること、がくの距が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(アメリカ合衆国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の品種名称は「フリーダークレッド」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10139号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アガパンサス   コモス ガーデンキング
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、連合王国から導入した「African Moon」の自然交雑実生株の中から選抜して育成されたものであり、花は一重、平開型で淡青紫色に明青紫色の中筋が入る鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は中間、草丈は高である。葉の長さは長、葉数は多、横断面は強、湾曲及び厚さは中、表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、裏面の色は暗緑(同3707)である。花序は散形花序、形状はT、幅は大である。苞の脱落性は有、色は淡緑である。花茎の長さは長、太さは中、曲がりは無、色は穏緑(同3712)である。花被片の展開の状態は平開型、小花の総数は極多、一重・八重の別は一重である。内花被片の形はU及びV、幅は中、表面の条線は不明瞭、内面及び外面の花色のパターンは中筋、Aゾーンの色は淡青紫(同8002)、Bゾーンの色は明青紫(同8004)である。雄ずいの有無は有、花糸の色は淡青、花柱の色は淡青紫、柱頭の色は白である。開花期は中、越冬時の葉の状態は生存である。
 「African Moon」と比較して、内花被片の形がU及びVであること、内花被片の内面及び外面のBゾーンの色が明青紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者のほ場(千葉県千葉市)において、連合王国から導入した「African Moon」どうしの自然交雑により得られた実生株の中から昭和53年に選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10140号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アニゴザントス   ブッシュエンバー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ブッシュレンジャー」の組織培養個体の中から選抜して育成されたものであり、花は花筒部外側が明黄緑色で濃橙赤色の毛が着生し、花筒部内側が黄緑色の四季咲の鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草丈は低である。茎の有無は無である。葉全体の形は線形、先端の形は鋭尖形、曲がりは弱、葉身長はかなり短、幅及び葉の厚さは中、葉色は緑、斑の有無は無、葉身及び葉縁の毛は少である。花序のタイプは円錐花序、花の向きは両側、花形はT型、花冠部の長さ及び幅は中、花筒部の長さは短、幅は狭、花被片の色及び花筒部内側の色は黄緑(JHS カラーチャート3512)、花筒部外側の色は明黄緑(同3305)及び濃橙赤(同0714:毛色)、花筒基部の色は明緑黄(同2705)、花被片の反りは弱、花被片数、長さ及び幅は中である。柱頭の高さはやくより高、花柱の色は緑、子房の色は濃黄緑(同3507)、雄ずいの色は緑、数は多、小花柄の太さ及び長さは中、色は明緑黄(同2704)、花穂長はやや長、花茎の太さは細、長さはかなり短、色は緑、毛は多、花数は少、花の香りは無、開花習性は四季咲である。
 「ブッシュレンジャー」と比較して、花筒基部の色及び小花柄の色が明緑黄であること等で、「ジョーイシドニーイエロー」と比較して、花筒部外側の色が明黄緑で毛色が濃橙赤であること、柱頭の高さがやくより高いこと、雄ずいの数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の農場(オーストラリア国)において、「ブッシュレンジャー」の組織培養個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10141号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アニゴザントス   ブッシュスプレンダー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ブッシュレンジャー」の組織培養個体の中から選抜して育成されたものであり、花は花筒部外側が浅黄緑色で赤色の毛が着生し、花筒部内側が黄緑色の四季咲の鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草丈は低である。茎の有無は無である。葉全体の形は線形、先端の形は鋭尖形、曲がりは弱、葉身長はかなり短、幅及び葉の厚さは中、葉色は緑、斑の有無は無、葉身及び葉縁の毛は少である。花序のタイプは円錐花序、花の向きは両側、花形はT型、花冠部の長さ及び幅は中、花筒部の長さはかなり短、幅は狭、花被片の色及び花筒部内側の色は黄緑(JHS カラーチャート3512)、花筒部外側の色は浅黄緑(同3304)及び赤(同0414:毛色)、花筒基部の色は赤(同0414)、花被片の反りは弱、花被片数、長さ及び幅は中である。柱頭の高さはやくより高、花柱の色は緑、子房の色は濃黄緑(同3507)、雄ずいの色は緑、数は多、小花柄の太さ及び長さは中、色は橙赤(同0713)、花穂長は長、花茎の太さは細、長さはかなり短、色は緑、毛は中、花数は少、花の香りは無、開花習性は四季咲である。
 「ブッシュレンジャー」と比較して、花筒部外側の毛色及び花筒基部の色が赤であること、花被片の反りが弱いこと等で、「ジョーイシドニーイエロー」と比較して、花筒部外側の色が浅黄緑で毛色が赤であること、花筒基部の色が赤であること、柱頭の高さがやくより高いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の農場(オーストラリア国)において、「ブッシュレンジャー」の組織培養個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10142号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   くんしらん   ひたちの
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は花被片上部が鮮赤橙色、下部が淡橙黄色の中輪で鉢物向きの品種である。
 草丈はやや低、草姿は半直立性、株基部の太さは太、葉の重なりは整一、枚数は多である。葉の全体の形は倒披針形、先端の形は突形、表面の凸凹は弱、しわの有無は無、湾曲は弱、葉長は短、幅及び厚さは中、表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、斑の有無は無である。花房の縦径及び横径は中、花の向きは上向き、小花の形は杯形、花径は中、つぼみの色、花被片外側及び内側の上部の色は鮮赤橙(同1006)、下部の色は淡橙黄(同2202)、外花被片及び内花被片全体の形は長楕円形、花被片の重なりはやや重なる、外花被片の長さは中、幅は狭、内花被片の長さ、幅及び数は中である。雄ずいの色は白、子房の着色は無、小花柄の太さ及び長さは中、色は緑、花数は多である。花の香りは無、1株当たりの花茎数は少、開花期は中である。
 「かなやま」と比較して、草丈が低いこと、内花被片全体の形が長楕円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和54年に育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「つくば」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10143号   平成14年3月25日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   においあらせいとう   ベガ クリームエロー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Primrose Bedder」の選抜個体に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色で、開花期が極早の花壇及び鉢物向き品種である。
 草型は直立、茎長は低である。茎の太さはやや細、色は中である。葉形は倒披針形、着生角度は水平、長さはやや短、幅はやや広、表面の色は濃である。一重・八重の別は一重、花径は中、開花直後の花弁の地色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、開花後期の花弁の地色は淡黄緑(同3102)、花弁の脈の明瞭さは弱、形は広円形、長さは中、幅はやや広、先端の形は凹凸なし、波打ち、下垂の程度、小花柄の長さ、1花房の花数及び花の香りは中である。開花期は極早である。
 「プリムローズ ベッダー」と比較して、開花直後の花弁の地色が明緑黄であること、開花期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者のほ場(長野県諏訪郡富士見町)において、「Primrose Bedder」の選抜個体に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10144号   平成14年3月25日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   においあらせいとう   ベガ エロー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Tom Thum Mixed」の選抜個体に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮橙黄色で、開花期が極早の花壇及び鉢物向き品種である。
 草型は直立、茎長は低である。茎の太さ及び色は中である。葉形は倒披針形、着生角度は水平、長さは短、幅は中、表面の色は濃である。一重・八重の別は一重、花径は中、開花直後の花弁の地色は鮮橙黄(JHS カラーチャート2205)、開花後期の花弁の地色は明緑黄(同2705)、花弁の脈の明瞭さは弱、形は広円形、長さはやや長、幅はやや広、先端の形は浅い凹型、波打ちは少、下垂の程度、小花柄の長さ、1花房の花数及び花の香りは中である。開花期は極早である。
 「ゴールデン ベッダー」と比較して、花弁先端の形が浅い凹型であること、開花期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者のほ場(長野県諏訪郡富士見町)において、「Tom Thum Mixed」の選抜個体に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10145号   平成14年3月25日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   においあらせいとう   ベガ ローズレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Tom Thum Mixed」の選抜個体に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は暗紅色で、開花期が極早の花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型は直立、茎長は低である。茎の太さはやや細、色は中である。葉形は倒披針形、着生角度は水平、長さは短、幅はやや広、表面の色は濃である。一重・八重の別は一重、花径はやや中、開花直後の花弁の地色は暗紅(JHS カラーチャート0110)、開花後期の花弁の地色は穏赤紫(同9513)、花弁の脈の明瞭さは中、形は扇形、長さはやや長、幅は中、先端の形は凹凸なし、波打ちは多、下垂の程度は垂れやすい、小花柄の長さはやや長、1花房の花数及び花の香りは中である。開花期は極早である。
 「スカーレット ベッダー」と比較して、茎長が低いこと、開花直後の花弁の地色が暗紅であること、開花期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者のほ場(長野県諏訪郡富士見町)において、「Tom Thum Mixed」の選抜個体に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10146号   平成14年3月25日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   においあらせいとう   ベガ スカーレット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Tom Thum Mixed」の選抜個体に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮橙黄色で、開花期が極早の花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型は直立、茎長は低である。茎の太さはやや細、色は中である。葉形は倒披針形、着生角度は水平、長さは短、幅はやや広、表面の色は濃である。一重・八重の別は一重、花径は中、開花直後及び後期の花弁の地色は鮮橙黄(JHS カラーチャート2205)、開花後期の花弁の脈の明瞭さは強、形は扇形、長さはやや長、幅はやや広、先端の形は凹凸なし、波打ちは多、下垂の程度は垂れやすい、小花柄の長さ、1花房の花数及び花の香りは中である。開花期は極早である。
 「スカーレット ベッダー」と比較して、茎長が低いこと、開花直後及び後期の花弁の地色が鮮橙黄であること、開花期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者のほ場(長野県諏訪郡富士見町)において、「Tom Thum Mixed」の選抜個体に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10147号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   シンプルローズ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ミヤケ・マゼンタ」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は側方外花被は鮮ピンク色で基部がやや淡い鮮ピンク色、側方内花被は鮮ピンク色で基部がピンク白色の切花向きの品種である。
 草丈は中、茎の太さは細、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3511)である。葉の全形は披針形、長さ及び幅は中、表面の色は穏緑(同3712)、光沢は弱である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数及び花柄長は中、1分枝当たりの花数は多である。花の縦径、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はV型、内面のAゾーンの色は鮮ピンク(同0105)、Bゾーンの色は鮮ピンク(同0104)、条線は無である。中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はV型、内面のAゾーンの色は鮮ピンク(同0105)、Bゾーンの色は淡紫ピンク(同9702)、条線は無である。側方内花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はV型、内面のAゾーンの色は鮮ピンク(同0105)、Bゾーンの色はピンク白(同9701)、条線は無である。中央内花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はV型、内面のAゾーンの色は鮮ピンク(同0105)、Bゾーンの色はピンク白(同0101)、条線は無である。花糸の主な色は鮮ピンク(同0404)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は鮮ピンク(同0404)である。開花習性は一季咲、開花の早晩は晩である。
 「スタルパトリ」と比較して、外花被内面の花色の模様がV型であること、外花被内面の条線が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(千葉県茂原市)において、「ミヤケ・マゼンタ」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了した。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10148号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   グリーンコーラル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ドクターサルター」の実生から育成されたものであり、花は花被が穏黄緑色に葉化した切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3511)である。葉の全形は披針形、長さ及び幅は中、表面の色は穏黄緑(同3513)、光沢は中である。散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花被及び雌雄ずいは無し、ほう葉の色は穏黄緑(同3513)である。
 「リグツ ホワイトシエード」と比較して、花被片が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の温室(千葉県茂原市)において、「ドクターサルター」の選抜系を自家受粉し、7年にその実生の中から花被片が葉化した個体を選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了した。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10149号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタルサニー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スタベック」の変異個体であり、花は側方外花被は明橙色で中央部が赤色、側方内花被は上部が浅黄色、中央部が鮮黄色、下部が淡紫色で内花被全体に暗褐色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は黄味緑(JHS カラーチャート4009)、葉の全形は披針形、長さは長、幅は中、表面の色は暗緑(同4007)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中、花の縦径及び横径は長、花被片の展開度は大、側方外花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色は明橙(同1304)、Bゾーンの色は赤(同0414)、条線は無である。中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色模様はZ型、内面Aゾーンは明橙(同1304)、Bゾーンの色は赤(同0414)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、内面のAゾーンの色は浅黄(同2504)、Bゾーンの色は鮮黄(同2507)、内面Cゾーンの色は淡紫(同9702)、条線は有、数は多、大きさは大、分布は全体、色は暗褐(同1310)、中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はZ型、Aゾーンの色は浅緑黄(同2904)、Bゾーンの色は濃ピンク(同0405)、条線は有、数は少、大きさは大、分布は上部、色は濃赤茶(同0709)である。花糸の主な色は桃、葯に対する柱頭の位置は葯と同位、花柱の主な色は桃、開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「スタベック」と比較して、外花被の内面のAゾーンの色が明橙、Bゾーンの色が赤であること、側方内花被の内面のAゾーンの色が浅黄であること、中央内花被のAゾーンの色が浅緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者の温室(オランダ王国)において、「スタベック」の変異個体を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10150号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタプリラナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は上部が淡緑黄色で中央部が濃紫ピンク色、側方内花被は上部が黄白色、中央部が明赤色、下部が鮮黄緑色で全体に赤褐色の条線が入る鉢物向きの品種である。
 草丈は極低、茎の太さは細、色は浅黄緑(JHS カラーチャート4004)、葉の全形は披針形、長さは短、幅は中、表面の色は暗緑(同3707)、光沢は中である。開花の方向は水平、散形花序の分枝数は少、花柄長は短、1分枝当たりの花数は中、花の縦径は長、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被の全形は広倒卵形、内面の花色の模様はZ型、Aゾーンの色は淡緑黄(同2702)、Bゾーンの色は濃紫ピンク(同0712)、条線は有、数は極少、大きさは中、分布は内側のみ、色は褐(同1309)である。中央外花被の全形は広倒卵形、内面の花色の模様は[型、Aゾーンの色は浅黄緑(同2904)、Bゾーンの色は濃紫ピンク(同0712)、条線は有、数は極少、大きさは中、分布は内側のみ、色は褐(同1309)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様は[型、Aゾーンの色は黄白(同3302)、Bゾーンの色は明赤(同0406)、Cゾーンの色は鮮黄緑(同2205)、条線は有、数は多、大きさは中、分布は全体、色は赤褐(同0710)、中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様は[型、Aゾーンの色は黄白(同3101)、Bゾーンの色は濃ピンク(同0413)、Cゾーンの色は浅緑黄(同2703)、条線は有、数は極少、大きさは小、分布は内側のみ、色は濃赤茶(同1008)である。花糸の主な色は桃、葯に対する柱頭の位置は葯と同位、花柱の主な色は桃、開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「スタプリモン」と比較して、側方外花被の内面のAゾーンの色が淡緑黄、Bゾーンの色が濃紫ピンクであること、中央外花被及び中央内花被の内面の花色の模様が[型であること、中央内花被の内面の条線が少ないこと及び小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10151号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタプリレネ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は黄白色で中央部がピンク色、側方内花被は上部がピンク白色、中央部が鮮緑黄色、下部が淡紫ピンク色で下部に濃赤紫色の条線が入る鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は極低、茎の太さは細、色は浅黄味緑(JHS カラーチャート3703)、葉の全形は長楕円状披針形、長さは短、幅は中、表面の色は暗黄緑(同3509)、光沢は弱である。開花の方向は水平、散形花序の分枝数は少、花柄長は短、1分枝当たりの花数は中、花の縦径は長、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被及び中央外花被の全形は広倒卵形、内面の花色の模様はZ型、Aゾーンの色は黄白(同2501)、Bゾーンの色はピンク(同0103)、条線は有、数は極少、大きさは大、分布は縁のみ、色は濃赤茶(同1008)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色はピンク白(同1601)、Bゾーンの色は鮮緑黄(同2706)、Cゾーンの色は淡紫ピンク(同9502)、条線は有、数は多、大きさは中、分布は下部、色は濃赤紫(同9509)、中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は緑白(同3501)、Bゾーンの色は淡緑黄(同2902)、Cゾーンの色はピンク(同0103)、条線は有、数は極少、大きさは小、分布は内側のみ、色は濃赤茶(同0709)である。花糸の主な色は白、葯に対する柱頭の位置は葯より上位、花柱の主な色は白、開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「スタプリナグ」と比較して、側方内花被の内面のBゾーンの色が鮮緑黄であること及び条線の分布が下部であること、中央内花被の条線が少ないこと及び小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。    
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10152号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタプリビナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は上部が濃紫ピンク色、中央部が穏紫ピンク色、下部及び周辺部が濃ピンク色、側方内花被は浅緑黄色で先端が穏紫ピンク色で全体に濃赤紫色の条線が入る鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は極低、茎の太さは細、色は浅黄味緑(JHS カラーチャート3703)、葉の全形は長楕円状披針形、長さは短、幅は中、表面の色は暗緑(同3707)、光沢は中である。開花の方向は水平、散形花序の分枝数は少、花柄長は短、1分枝当たりの花数は少、花の縦径は長、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被及び中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様は[型、Aゾーンの色は濃紫ピンク(同9512)、Bゾーンの色は穏紫ピンク(同9511)、Cゾーンの色は濃ピンク(同0413)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はU型、Aゾーンの色は穏紫ピンク(同9712)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2703)、条線は有、数は多、大きさは中、分布は全体、色は濃赤紫(同 9509)、中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はW型、Aゾーンの色は濃紫ピンク(同9713)、Bゾーンの色は穏橙(同1311)、条線は有、数及び大きさは中、分布は全体、色は濃赤紫(同9509)である。花糸の主な色は桃、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は桃、開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「スタプリシス」と比較して、外花被内面のAゾーンの色が濃紫ピンク、Bゾーンの色が穏紫ピンクであること、側方内花被の内面の花色の模様がU型であること、中央内花被の内面の花色の模様がW型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10153号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   ジャジー パープル ローズ 
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、花は側方外花被は明赤紫色で中央部が鮮赤紫色、側方内花被は上部が明赤紫色、中央部が明緑黄色、下部が鮮紫ピンク色で全体に暗紫赤色の条線が入る鉢物向きの品種である。
 草丈は極低、茎の太さは細、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)である。葉の全形は倒披針形、長さは短、幅は中、表面の色は穏黄緑(同3514)、光沢は弱である。開花の方向は水平、散形花序の分枝数は中、花柄長は短、1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は中、花被片の展開度はやや大、側方外花被及び中央外花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色は明赤紫(同9506)、Bゾーンの色は鮮赤紫(同9507)、条線は無である。側方内花被の全形は長楕円形、内面の花色の模様はX型、内面のAゾーンの色は明赤紫(同9506)、Bゾーンの色は明緑黄(同2704)、Cゾーンの色は鮮紫ピンク(同9504)、条線は有、数及び大きさは中、分布は全体、色は暗紫赤(同9710)である。中央内花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はT型、内面のAゾーンの色は明赤紫(同9506)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は全体、色は暗紫赤(同9710)である。花糸の主な色は鮮紫ピンク(同9204)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は鮮紫ピンク(同9204)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「ジャジー ディープ ローズ」と比較して、外花被内面の花色の模様がZ型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
  
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、1991年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において交配組合検定試験を実施し、1994年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10154号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタルペット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は鮮紫ピンク色で中央部が紫赤色、側方内花被は上部が明赤紫色、中央部が明黄色、下部が淡紫ピンク色で中央部及び下部に暗灰褐色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈は高、茎の太さは中、色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)である。葉の全形は長楕円状披針形、長さは長、幅は広、表面の色は暗黄緑(同3509)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径は長、横径は中、花被片の展開度は大、外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(同9205)、Bゾーンの色は紫赤(同9708)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、内面のAゾーンの色は明赤紫(同9206)、Bゾーンの色は明黄(同2506)、Cゾーンの色は淡紫ピンク(同9202)、条線は有、数及び大きさは中、分布は中央部及び下部、色は暗灰褐(同0719)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(同9205)、Bゾーンの色は紫赤(同9708)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は中央部、色は暗灰褐(同0719)である。花糸の主な色は濃紫ピンク(同9213)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は濃紫ピンク(同9213)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「スタデリ」と比較して、外花被内面の花色の模様がZ型であること、側方内花被のBゾーンの色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了した。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10155号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタロレン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は黄ピンク色で中央部が濃ピンク色、側方内花被は上部が黄ピンク色、中央部が鮮橙黄色、下部が淡橙黄色で全体に暗灰褐色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び太さは中、色は暗黄緑(JHS カラーチャート3308)である。葉の全形は長楕円状披針形、長さは長、幅は広、表面の色は暗黄緑(同3509)、光沢は強である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は長、花被片の展開度は大、外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色は黄ピンク(同1003)、Bゾーンの色は濃ピンク(同0405)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、内面のAゾーンの色は黄ピンク(同1003)、Bゾーンの色は鮮橙黄(同2205)、Cゾーンの色は淡橙黄(同2202)、条線は有、数は多、大きさは大、分布は全体、色は暗灰褐(同 1019)である。中央内花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はX型、内面のAゾーンの色は黄ピンク(同0704)、Bゾーンの色は浅橙(同1603)、Cゾーンの色は明橙黄(同2204)、条線は有、大きさは中、分布は中央部、色は濃橙赤(同0714)である。花糸の主な色は穏ピンク(同0112)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は穏紫ピンク(同9511)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「スタナタ」と比較して、外花被内面の花色の模様がZ型であること、内花被のAゾーンの色が黄ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了した。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10156号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   グラジオラス   フレボスーベニア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Semarang」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色で中輪の切花及び花壇向きの品種である。
 草姿はU型、草丈は中、植物体基部のアントシアニンによる着色は無もしくは微、茎の太さは中、葉長はやや短、葉幅はやや狭、葉色は緑、葉数は多である。小花の配列は1.5列、花被の配列は混合、一重・八重の区別は一重、花の向きは斜向き、大きさは中、花数はやや多、同時開花数はやや少、花穂の形は直立、長さは長、上部外花被片の形は卵形、花被片縁の波打ちの程度は弱、切れ込みの有無は無、花被の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)、条斑の有無、程度並びに分布はT型、ぼかし、覆輪及び絞りは無、花底部の赤色・紫色系斑及び白色・黄色系斑は無もしくは微、しょう苞の形はU型、長さはやや長、アントシアニンによる着色は無もしくは微、柱頭の向きは横向き、色及び葯の色は黄、柱頭の葯との位置関係は同等、球茎内部の色は黄、開花期(夏咲き)はかなり早生である。
 「トパーズ」と比較して、植物体基部のアントシアニンによる着色及び花被片縁の波打ちの程度が弱いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1985年に育成者のほ場(オランダ王国)において、「Semarang」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1988年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。                                 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10157号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   グラジオラス   舞姫(まいひめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「富士の雪」に「スピックアンドスパン」を交配して育成されたものであり、花は淡紫ピンク色、一重で中輪の切花向きの品種である。
 草姿はU型、草丈は中、茎の太さはやや太、横断面の状態は明瞭な白化である。葉長及び葉幅は中、葉色は緑、葉数は多である。小花の配列は 1.5列、花被の配列は混合、一重・八重の区別は一重、内花被片の展開は中間、花の向きは斜向き、大きさ及び花数は中、花穂の形は直立、長さは中、上部外花被片の形は卵形、花被片縁の波打ちの程度は中、花被の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202)、条斑の有無、程度並びに分布はT型、ぼかしは弱、覆輪及び絞りは無、花底部の斑の形はT型、赤色・紫色系斑は無もしくは微、白色・黄色系斑は小、色は淡緑黄(同2702)、花底部斑の分布は下部のみ、しょう苞の形はT型、長さは中、アントシアニンによる着色は無もしくは微、柱頭の向きは横向き、色は桃、葯の色は紫、柱頭の葯との位置関係は上、球茎内部の色は黄、開花期(夏咲き)は早生である。
 「トラベラー」と比較して、花被の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に茨城県園芸試験場(現茨城県農業総合センター園芸研究所 西茨城郡岩間町)において、「富士の雪」に「スピックアンドスパン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお、出願時の名称は「クリスタルピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10158号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シクラメン   コロナ レッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「バーバーク」にアルゼンチン系の品種を交配して育成されたものであり、草型はやや大型、花は鮮赤色で花弁基部が暗赤色の鉢物向きの品種である。
 草型はやや大型、開花時の出葉状態は出葉するである。葉の全体の形は心臓型、先端の型は普通、基部の型は1型、葉縁の欠刻は浅く粗、波うちは有、葉柄の太さは5.0o以上、長さは100〜149o、葉の長径及び横径は100o以上、数はやや少、表面の色は濃緑、模様の程度はやや明瞭、型は帯斑である。花茎の太さは5.0o以上、長さは200〜299o、花弁の反転程度は反転するが一部花茎にかかる、数は5.1〜9.9、ねじれは弱、縁の欠刻は弱い欠刻、波うちはやや有、花弁面の突起は無、花弁の長さは50〜59o、幅は40〜49o、雄ずいの弁化は無、花弁先端及び中央部の色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、基部の色は暗赤(同0410)、模様の状態は無、花の香りは殆ど無である。
 「バーバーク」と比較して、花弁の縁に波うちが有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和59年に福島県立安達東高等学校の温室(安達郡岩代町)において、「バーバーク」にアルゼンチン系の品種を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図り、平成6年からは福島県立福島明成高等学校の温室(福島市)において、固定化及び特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「コロナ・レッド」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10159号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オンシジウム   ハニードロップ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ゴアラムゼイ」の変異株を育成したものであり、花はセパル及びペタルが明緑黄の地色に濃緑黄色の虎斑、リップは明緑黄色の単色で鉢物向きの小輪花である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。ぎ球茎の正面の形は長楕円形、平面の形は楕円形、溝(稜)の有無は有、高さは76〜100o、長径は21〜30oである。葉の正面の形は線状披針形、横断面の形はV型、向きは直立、下垂性は強、長さはやや短、幅は中、表面の色は緑、全葉数は5枚である。花序の型は複総状、分枝回数は2回、無限花序の性質の強さは無、花序の長さはやや長、幅は中、花数は多、花茎の抽出方向は斜上、強さは強、花型は平、距の有無は無、花の横径及び縦径は小である。ドーサル・セパルの正面の形は広線形、先端の形は鈍形、ねじれの程度は無、長さはかなり短、幅はかなり狭、ラテラル・セパルの正面の形は披針形、先端の形は不等鈍形、ねじれは無、長さは短、幅はかなり狭、ペタルの正面の形は線状長楕円形、先端の形は微突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有である。リップの正面の形はW型、先端の形は心形、側裂片の大きさは小、長さ及び幅は中である。花色はセパル及びペタルは明緑黄(JHS カラーチャート2905)の地色に濃緑黄(同2708)の虎斑が入る、リップは明緑黄(同2704)の単色、カルス周辺の色は黄色である。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「タカ」と比較して、セパル及びペタルの地色が明緑黄で斑の色が濃緑黄であること、カルス周辺の色が黄色であること等で、「ピュアイエロー」と比較して、ドーサル・セパルの正面の形が広線形であること、セパル及びペタルの斑の形が虎斑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の委託先の温室(沖縄県名護市)において、「ゴアラムゼイ」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サマータイム」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10160号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   グレートキャティ シャトルーズ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ラッキーレインボー・ジョイナー」に「グレートフラワー・バレリーナ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルがピンク白の地色に紫ピンク色のぼかし及び条線が入り、リップは円形でピンク白の地色に紫赤色の斑点が覆輪状に入るやや大型種である。
 草型の大きさはやや大、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は90〜120度、葉の長さは75〜105p、幅は31〜40o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは12〜15o、長さは80〜110p、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパルの正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等鋭形である。リップの正面の形は円形、先端の形は微突形、周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は桃系、花色はセパル及びペタルはピンク白(JHS カラーチャート9201)の地色に紫ピンク(同9211)のぼかし及び条線が入る、リップはピンク白(同9701)の地色に紫赤(同9708)の斑点が覆輪状に入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ジェンティール・ペアールック」と比較して、リップ正面の形が円形であること、リップ周縁の波打ちが小さいこと、リップに斑点が覆輪状に入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「ラッキーレインボー・ジョイナー」に「グレートフラワー・バレリーナ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「グレートキャティ・シャトルーズ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10161号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ストロベリームース 百楽花
            (ストロベリームース ひゃくらくか)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「グレートフラワー・ハイジ」に「ラッキーフラワー・あんみつ姫」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが淡紫ピンクの地色に鮮紫ピンク色のぼかし及び条線、リップはてい形で淡紫ピンクの地色に鮮紫ピンク色の斑点及びぼかしが入る大型種である。
 草型の大きさは大、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面は扁円形、高さは101〜150o、長径は71〜90oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は0〜15度、先端の角度は0〜30度、葉の長さは105〜135p、幅は31〜40o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は21〜30、花茎の太さは9.1〜12o、長さは80〜110p、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径81〜100o、縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は長ひし形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形はてい形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちは小である。全体的な花色は桃系、花色はセパル及びペタルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)の地色に鮮紫ピンク(同9204)のほかし及び条線が入る、リップは淡紫ピンク(同9501)の地色に鮮紫ピンク(同9204)の斑点及びぼかしが入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「グレートフラワー・バレリーナ」と比較して、草型が大きいこと、ペタル正面の形が長ひし形であること、リップが淡紫ピンクの地色に鮮紫ピンクの斑点及びぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成元年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「グレートフラワー・ハイジ」に「ラッキーフラワー・あんみつ姫」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「シュガーピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10162号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ループル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コニーフェイス・セシル」に「ワララゴールデンナゲット」を交配して育成されたものであり、花はセパルが緑黄の地色に濃橙色の条線が入り、ペタルが緑黄、リップは正三角形で浅緑黄の地色に濃赤茶色の斑点及び楔が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面及び横断面の形は扁円形、高さは101〜150o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は15〜30度、先端の角度は30〜60度、葉の長さは45〜75p、幅は31〜40o、葉色は緑、葉数は13〜15枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は微突形、周縁の反転は無、波打ちは小である。全体的な花色は黄系、花色はセパルは緑黄(JHS カラーチャート2707)の地色に濃橙(同1607)の条線が入る、ペタルは緑黄(同2707)、リップは浅緑黄(同2703)の地色に濃赤茶(同0709)の斑点及び楔が入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ユピテル」と比較して、セパルが緑黄の地色に濃橙の条線が入ること、ペタルが緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「コニーフェイス・セシル」に「ワララゴールデンナゲット」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「イエローリボン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10163号   平成14年3月25日    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ポムポーソ アトランティス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「オーガンジー ムーンライト」に「レッドグロリア」を交配して育成されたものであり、花はセパルが浅黄の地色に赤色のぼかし及び穏黄色の条線が入る、ペタルが浅緑黄の地色に赤色のぼかし及び穏黄色の条線が入る、リップは円形で浅黄の地色に赤色の斑点及びぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は45〜60度、先端の角度は90〜120度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は淡緑、葉数は13〜15枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは6.1〜9.0o、長さは50〜80p、上部の色は緑褐、中部及び下部の色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は81〜100o、縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は倒卵形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は円形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちは小である。全体的な花色は黄系、花色はセパルは浅黄(JHS カラーチャート2504)の地色に赤(同0414)のぼかし及び穏黄(同2512)の条線が入る、ペタルは浅緑黄(同2703)の地色に赤(同0414)のぼかし及び穏黄(同2512)の条線が入る、リップは浅黄(同2504)の地色に赤(同0414)の斑点及びぼかしが入る。花の香りは弱、開花期は初冬である。
 「ハーフムーン パピコ」と比較して、セパル及びペタルのぼかしが赤及び条線が穏黄であること、リップに斑点及びぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「オーガンジー ムーンライト」に「レッドグロリア」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ポムポーソ・ムーンストーン」、出願公表時の名称は「ポムポーソ ムーンストーン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10164号   平成14年3月25日    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ラッキークリスタル グッピー
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ラッキーレインボー・サントラピーヌ」に「クリスタルチェリー・マーテル」を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルがピンク白の地色に淡紫ピンクのぼかしが入り、ラテラル・セパルはピンク白の単色、ペタルがピンク白の地色に紫ピンクのぼかしが入り、リップはピンク白の地色に鮮紫ピンクの斑点が覆輪状に入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは31〜60o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は15〜30度、先端の角度は30〜60度、葉の長さは75〜105p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は部分抱え平咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパルの正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップの正面の形は正三角形、先端の形は鋭形、周縁の反転は中、波打ちは小である。全体的な花色は白系、花色はドーサル・セパルがピンク白(JHS カラーチャート9201)の地色に淡紫ピンク(同9202)のぼかしが入り、ラテラル・セパルはピンク白(同9201)の単色、ペタルはピンク白(同9201)の地色に紫ピンク(同9203)のぼかしが入る、リップはピンク白(同9201)の地色に鮮紫ピンク(同9204)の斑点が覆輪状に入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ピンクベール・リプラ」と比較して、ドーサル・セパルのぼかしの色が淡紫ピンクであること、リップの斑点の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「ラッキーレインボー・サントラピーヌ」に「クリスタルチェリー・マーテル」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ラズベリー・クララ」であった。  
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10165号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   スイートバルーン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピンクベール・ラブ」に「グレートキャティ・オリエンタ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルがピンク白の地色に穏紫ピンク色のぼかし及び条線が入り、リップは正三角形でピンクの地色に穏紫ピンク色のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面は円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は30〜60度、葉の長さは75〜105p、幅は21〜 30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜 12o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は微突形、周縁の反転は無、波打ちは中である。全体的な花色は桃系、花色はセパル及びペタルはピンク白(JHS カラーチャート9201)の地色に穏紫ピンク(同9212)のぼかし及び条線が入る、リップはピンク白(同9201)の地色に穏紫ピンク(同9212)のぼかしが入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「シーサイド・クラウンプリンセス」と比較して、ペタル正面の形が広線形であること、リップがピンク白の地色に穏紫ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「ピンクベール・ラブ」に「グレートキャティ・オリエンタ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「インタールード」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10166号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   フレッシュウェディング
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「サラジーン・スノー」×「ピュアディティニー・ディライト」)に「オーガンジー・ムーンライト」を交配して育成されたものであり、花はセパルが淡緑黄の地色に浅黄緑色の条線が入る、ペタルが淡緑黄の単色、リップはてい形で淡緑黄の地色に明緑黄色の大きな斑点が入る中型種である。   
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は15〜30度、先端の角度は0〜30度、葉の長さは45〜75p、幅は 21〜30o、葉色は淡緑、葉数は13〜15枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは6.1〜9.0o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径及び縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲倒卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形はてい形、先端の形は微突形、周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は白系、花色はセパルは淡緑黄(JHS カラーチャート2903)の地色に浅黄緑(同3103)の条線が入る、ペタルは淡緑黄(同2903)の単色、リップは淡緑黄(同2903)の地色に明緑黄(同2705)の大きな斑点が入る。花の香りは無、開花期は冬である。                  
 「スノーリップル」と比較して、リップ周縁の波打ちが小さいこと、リップが淡緑黄の地色に明緑黄の大きな斑点が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、(「サラジーン・スノー」×「ピュアディティニー・ディライト」)に「オーガンジー・ムーンライト」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「フレッシュミント」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10167号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   マリッジリング
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピンクベール・リプラ」に(「クリムゾンナイツ」×「クリスタルチェリー」)を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが淡紫ピンクの地色に紫ピンク色のぼかし及び赤紫色の条線が入る、リップはてい形で淡紫ピンクの地色に鮮赤紫色の覆輪が入るやや大型種である。
 草型の大きさはやや大、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は扁円形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は15〜30度、先端の角度は0〜30度、葉の長さは75〜105p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは12〜15o、長さは80〜110p、色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形はてい形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちは小である。全体的な花色は桃系、花色はセパル及びペタルは淡紫ピンク(JHSカラーチャート9501)の地色に紫ピンク(同9203)のぼかし及び赤紫(同9508)の条線が入る、リップは淡紫ピンク(同9501)の地色に鮮赤紫(同9507)の覆輪が入る。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「ローズワイン 新世紀」と比較して、リップ正面の形がてい形であること、リップが淡紫ピンクの地色に鮮赤紫の覆輪が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「ピンクベール・リプラ」に(「クリムゾンナイツ」×「クリスタルチェリー」)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「マリー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10168号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   グレートキャティ アールヌーヴォー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ラッキーレインボー・ラピーヌアイリス」に「グレートフラワー・ビーナス」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが淡紫ピンクの地色に鮮紫ピンク色のぼかしが入る、リップは円形で淡紫ピンクの地色に鮮紫ピンク色のぼかしが覆輪状に入るやや大型種である。
 草型の大きさはやや大、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は扁円形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は15〜30度、先端の角度は30〜60度、葉の長さは75〜105p、幅は21〜30o、葉色は淡緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は21〜30、花茎の太さは12〜15o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は円形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちは中である。全体的な花色は桃系、花色はセパル及びペタルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)の地色に鮮紫ピンク(同9205)のぼかしが入る、リップは淡紫ピンク(同9501)の地色に鮮紫ピンク(同9205)のぼかしが覆輪状に入る。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「グレートフラワー・マリーローランサン」及び「グレートキャティ リトルローランサン」と比較して、セパル、ペタル及びリップが淡紫ピンクの地色に鮮紫ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「ラッキーレインボー・ラピーヌアイリス」に「グレートフラワー・ビーナス」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「グレートキャティ・アールヌーヴォー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10169号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ストロベリームース アンヌ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「グレートフラワー・バレリーナ」に「ラッキーフラワー・あんみつ姫」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルがピンク白の地色に赤紫色のぼかし及び条線が入り、リップは正三角形でピンク白の地色に赤紫色のぼかしが楔状に入るやや大型種である。
 草型の大きさはやや大、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは75〜105p、幅は31〜40o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは12〜15o、長さは80〜110p、色は緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパルの正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等鋭形である。リップの正面の形は正三角形、先端の形は鋭形、周縁の反転は無、波打ちは小である。全体的な花色は桃系、花色はセパル及びペタルはピンク白(JHS カラーチャート9701)の地色に赤紫(同9508)のぼかし及び条線が入る、リップはピンク白(同9701)の地色に赤紫(同9508)のぼかしが楔状に入る。花の香りは無、開花期は冬咲きである。
 「ラッキークリスタル ミロワール」と比較して、リップ正面の形が正三角形であること、リップにぼかしが楔状に入ること等で、「ジェンティール・ペアールック」と比較して、咲き型が部分抱え・平咲きであること、リップ周縁の波打ちが小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「グレートフラワー・バレリーナ」に「ラッキーフラワー・あんみつ姫」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ストロベリームース・アンヌ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10170号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   スィートエモーション キャンディガール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レディミニ エクボ」に「ラッキーレインボー サントラピーヌ」を交配して育成されたものであり、花はセパルがピンク白の地色に淡紫ピンク色のぼかしが入る、ペタルがピンク白の地色に濃紫ピンク色のぼかしが入る、リップは正三角形でピンク白の地色に赤紫色のまだらの斑点が覆輪状に入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面及び横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は30〜60度、長さは45〜75p、幅は31〜40o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は31〜40、花茎の太さは9.1〜12o、長さは30〜50p、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は鋭形、周縁の反転は無、波打ちは中である。全体的な花色は桃系、花色はセパルはピンク白(JHS カラーチャート9201)の地色に淡紫ピンク(同8902)のぼかしが入る、ペタルはピンク白(同9201)の地色に濃紫ピンク(同9213)のぼかしが入る、リップはピンク白(同9201)の地色に赤紫(同9508)のまだらの斑点が覆輪状に入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「グレートキャティ リトルローランサン」と比較して、一花茎の花数が多いこと、リップ正面の形が正三角形であること、リップに赤紫のまだらの斑点が覆輪状に入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(香川県善通寺市)において、「レディミニ エクボ」に「ラッキーレインボー サントラピーヌ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10171号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ファンシースマイル スノーキャンディ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「エクセル・アムール」に「アーリーホワイト ファンシーエンゼル」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルがピンク白の単色、リップはてい形でピンク白の地色に濃紫ピンクの斑点が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は60〜75度、先端の角度は30〜60度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパルの正面の形はへら形、先端の形は微突形、ラテラル・セパルの正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は倒卵形、先端の形は不等微突形である。リップの正面の形はてい形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちは小である。全体的な花色は白系、花色はセパル及びペタルがピンク白(JHS カラーチャート9201)の単色、リップはピンク白(同9201)の地色に濃紫ピンク(同9512)の斑点が入る。花の香りは無、開花期は秋である。
 「ラブリー エンジェル ザ シー バージンズ」と比較して、ペタル正面の形が倒卵形であること、リップの正面の形がてい形であること、リップに斑点のみが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の温室(香川県善通寺市)において、「エクセル・アムール」に「アーリーホワイト ファンシーエンゼル」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「MU 206−2」、出願公表時の名称は「ファンシースマイル シュガーキャンディ」であった。  
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10172号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   グレートキャティ ビューティシェル
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「グレート フラワー No.14」に「ラッキーレインボー・サントラピーヌ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルがピンク白の地色に鮮紫ピンクのぼかしが入り、リップは円形でピンク白の地色に鮮紫ピンクの斑点及びぼかしが覆輪状に入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面及び横断面の形は扁円形、高さは31〜60o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は60〜75度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75p、幅は31〜40o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は部分抱え平咲き、花の横径は61〜80o、縦径は41〜60o、ドーサル・セパルの正面の形は広線形、先端の形は微突形、ラテラル・セパルの正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップの正面の形は円形、先端の形は切形、周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は桃系、花色はセパル及びペタルがピンク白(JHS カラーチャート9201)の地色に鮮紫ピンク(同9205)のぼかしが入る、リップはピンク白(同9201)の地色に鮮紫ピンク(同9204)の斑点及びぼかしが覆輪状に入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「スイートエンゼル クリスタルキング」と比較して、ラテラル・セパル及びペタルの先端の形が不等微突形であること、リップに鮮紫ピンクの斑点及びぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(香川県善通寺市)において、「グレート フラワー No.14」に「ラッキーレインボー・サントラピーヌ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「グレートキャティ No.5」であった。  
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10173号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   グレートキャティ ルビースター
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「グレート フラワー No.14」に「ラッキーレインボー・サントラピーヌ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルがピンク白の地色に鮮紫ピンクのぼかしが入り、リップはピンク白の地色に鮮紫ピンクのぼかしが覆輪状に入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は60〜75度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は21〜30、花茎の太さは12〜15o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は部分抱え平咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパルの正面の形は広線形、先端の形は鋭形、ラテラル・セパルの正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等鋭形である。リップの正面の形は正三角形、先端の形は鋭形、周縁の反転は無、波打ちは小である。全体的な花色は桃系、花色はドーサル・セパルがピンク白(JHS カラーチャート9201)の地色に鮮紫ピンク(同9205)のぼかしが入り、ラテラル・セパル及びペタルはピンク白(同9201)の地色に鮮紫ピンク(同9204)のぼかしが入る、リップはピンク白(同9201)の地色に鮮紫ピンク(同9204)のぼかしが覆輪状に入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「スイートエンゼル ピンクサファイア」と比較して、リップ正面の形が正三角形であること、セパル及びペタルに鮮紫ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(香川県善通寺市)において、「グレート フラワー No.14」に「ラッキーレインボー・サントラピーヌ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「グレートキャティ No.14」であった。  
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10174号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ルナコス グリーンフェアリー
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ルナグラード エターナルグリーン」に「Rodcos Creation」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが浅黄緑の単色、リップは正三角形で黄白の地色に濃赤茶色の楔が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは 31〜60o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは75〜105p、幅は 31〜40o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は101〜120o、縦径は61〜80o、ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパルの正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップの正面の形は正三角形、先端の形は微突形、周縁の反転は無、波打ちは小である。全体的な花色は緑系、花色はセパル及びペタルが浅黄緑(JHS カラーチャート3304)の単色、リップは黄白(同3302)の地色に濃赤茶(同0709)の楔が入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ワルツ ロマンス」と比較して、花の横径が大きいこと、ペタル正面の形が広線形であること、リップに楔が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に育成者の温室(千葉県白子町)において、「ルナグラード エターナルグリーン」に「Rodcos Creation」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10175号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   フカヤ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ベリー・オダ」にDendrobium speciokingianumを交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルはピンク白の地色に明赤味紫色のぼかしが入り、リップはピンク白の地色に明赤味紫色の条線が入る小型種である。
 草型の大きさは小、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は線形、横断面の形は円形、高さは10〜20p、長径は11〜20oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はU型(浅いV字)、向きは斜上、長さは91〜120o、幅は21〜30o、表面の色は緑、葉数は4〜6枚である。優先着花部位はT型、花序は総状、1花径の花数は3〜5、花茎の太さは1.1〜2.0o、長さは81〜150o、向きは直上である。花の咲き方は抱え・平咲き、花の横径及び縦径は21〜40o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、反転の方向は平、横径は6〜10o、縦径は11〜20o、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、反転の方向はやや内反転、横径は11〜15o、縦径は11〜20o、ペタル正面の形は狭ひし形、先端の形は微突形、反転の方向はやや内反転、向きは斜上、横径は10o以下、縦径は11〜20oである。リップ正面形の複雑性は複雑型、複雑型の上部の形はU型、下部の形は[型、縦断面の形は外反転、先端の形はU型、横径は6〜10o、縦径は11〜20oである。花色は、セパル及びペタルはピンク白(JHS カラーチャート9201)の地色に明赤味紫(同8905)のぼかしが入り、リップはピンク白(同9201)の地色に明赤味紫(同8905)の条線が入る。花の香りは弱、開花期は春である。
 「ベリー・オダ」と比較して、リップ複雑型の上部の形がU型であること、セパル、ペタル及びリップの地色がピンク白で複色部の色が明赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の温室(愛知県東海市)において、「ベリー・オダ」にD. speciokingianumを交配し、5年にその実生の開花株の中から選抜,以後,増殖を行いながらその特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「オーキッドソング・フカヤ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10176号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   マナティー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ベリー・オダ」にDendrobium speciokingianumを交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルは紫白の地色に明赤味紫色のぼかしが入り、リップは紫白の地色に明赤味紫色の斑点と楔が入る小型種である。
 草型の大きさは小、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は線形、横断面の形は円形、高さは10〜20p、長径は11〜20oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はU型(浅いV型)、向きは斜上、長さは91〜120o、幅は21〜30o、表面の色は緑、葉数は4〜6枚である。優先着花部位はT型、花序は総状、1花径の花数は3〜5、花茎の太さは1.1〜2.0o、長さは151〜250o、向きはは直上である。花の咲き方は抱え・平咲き、花の横径及び縦径は21〜40o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は微突形、反転の方向はやや内反転、横径は6〜10o、縦径は11〜20o、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、反転の方向は平、横径は6〜10o、縦径は11〜20o、ペタル正面の形は狭ひし形、先端の形は微突形、反転の方向はやや内反転、向きは斜上、横径は10o以下、縦径は11〜20oである。リップ正面形の複雑性は複雑型、複雑型の上部の形はV型、下部の形はW型、縦断面の形は外反転、先端の形はU型、横径は6〜10o、縦径は11〜20oである。花色は、セパル及びペタルは紫白(JHS カラーチャート8901)の地色に明赤味紫(同8905)のぼかしが入り、リップは紫白(同8901)の地色に明赤味紫(同8905)の斑点及び楔が入る。花の香りは弱、開花期は春である。
 「ベリー・オダ」と比較して、リップ複雑型の下部の形がW型であること、セパル、ペタル及びリップの複色部の色が明赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の温室(愛知県東海市)において、「ベリー・オダ」にD. speciokingianumを交配し、5年にその実生の開花株の中から選抜,以後,増殖を行いながらその特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「オーキッドソング・マナティー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10177号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   スターダスト ファイヤーバード
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ユニカム」に「ウコン」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが明橙色、リップは明黄橙の地色に濃橙赤色の網目が入るやや小型種である。
 草型の大きさはやや小、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は線形、横断面の形は扁円形、高さは20〜35p、長径は11〜20oである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はT型(ほぼ平)、長さは31〜60o、幅は21〜30o、表面の色は緑、葉数は2〜3枚である。優先着花部位は[型、花序は総状、1花茎の花数は3〜5、太さは1.1〜2.0o、長さは31〜80oである。花の咲き方は抱え・反転咲き、横径及び縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は線状披針形、先端の形は微突形、反転の方向は外反転、ラテラル・セパル正面の形は狭腎臓形、先端の形は微突形、反転の方向は外反転、ペタル正面の形は長方形、先端の形は微突形、反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面及び先端の形はU型である。花色はセパル及びペタルは明橙(JHS カラーチャート1305)の単色、リップは地色が明黄橙(同1905)で濃橙赤(同0714)の網目が入る。花の香りは無、開花期は春である。
 「スターダスト・チヨミ」と比較して、セパル及びペタルの色が明橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和55年に育成者の温室(愛知県知多郡東浦町)において、「ユニカム」に「ウコン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スターダスト・ファイヤーバード」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10178号   平成14年3月25日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   ピコット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「ヤチヨザクラ」×「スノーベビー」)に「セーラーボーイ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが黄白の単色、リップは黄白の地色に明黄緑色のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形、横断面の形は扁円形、高さは20〜35p、長径は21〜30oである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はT型(ほぼ平)、長さは61〜90o、幅は21〜30o、表面の色は緑、葉数は4〜6枚である。優先着花部位は[型、花序は総状、1花茎の花数は3〜5、太さは4.1〜5.0o、長さは11〜30oである。花の咲き方は抱え・反転咲き、横径は61〜80o、縦径は81〜100o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は小凹形、反転の方向は平、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、反転の方向は平、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面の形はY型、先端の形はU型である。花色はセパル及びペタルが黄白(JHS カラーチャート3302)の単色、リップは地色が黄白(同3302)で明黄緑(同3305)のぼかしが入る。花の香りは無、開花期は春である。
 「セーラーボーイ・エリート」と比較して、リップのぼかしの色が明黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に育成者の温室(愛知県常滑市)において、(「ヤチヨザクラ」×「スノーベビー」)に「セーラーボーイ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ピュアエンジェル・ピコ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10179号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   サンタイザベル トゥルーラブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「クリスマスチャイム」に「ミルキーウェイ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが黄白色、リップは黄白の地色に明緑黄色の目及び喉部に鮮赤紫色が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形、横断面の形は扁円形、高さは35〜50p、長径は21〜30oである。葉の全体の形は長楕円形、先端の形は不等鋭形、横断面の形はT型(ほぼ平)、長さは121〜150o、幅は31〜40o、表面の色は緑、葉数は4〜6枚である。優先着花部位は[型、花序は総状、1花茎の花数は3〜5、太さは3.1〜4.0o、長さは11〜30oである。花の咲き方は抱え・反転咲き、横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、反転の方向は外反転、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、反転の方向は平、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面の形はY型、先端の形はW型である。花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート2701)の単色、リップは地色が黄白(同2701)で明緑黄(同2704)の目及び喉部に鮮赤紫(同9208)が入る。花の香りは無、開花期は春である。
 「セーラーボーイ・ピンキー」と比較して、セパル及びペタルが単色であること、リップの目の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年8月26日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1983年に育成者の温室(ブラジル連邦共和国)において、「クリスマスチャイム」に「ミルキーウェイ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「チャレンジャー・プリンセス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10180号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   プリカラー ミーシャ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「マロフレーク・プリティ レッド」に「メルヘンカラー」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルはピンク白の地色に鮮赤味紫色のぼかしが入り、リップは黄白の地色に鮮赤味紫色の爪斑及び明黄色の目で、喉部に濃赤味紫色が入る小型種である。
 草型の大きさは小、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形、横断面の形は扁円形、高さは20〜35p、長径は11〜20oである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鈍形、横断面の形はT型(ほぼ平)、長さは91〜120o、幅は21〜30o、表面の色は緑、葉数は7〜10枚である。優先着花部位はX型、花序は総状、1花茎の花数は3〜5、太さは3.1〜4.0o、長さは11〜30oである。花の咲き方は抱え・平咲き、横径及び縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は小凹形、反転の方向は平、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、反転の方向は平、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面の形はY型、先端の形はX型である。花色はセパル及びペタルはピンク白(JHS カラーチャート9201)の地色に鮮赤味紫(同8906)のぼかしが入る、リップは黄白(同3101)の地色に鮮赤味紫(同8906)の爪斑及び明黄(同2506)の目が入り、喉部に濃赤味紫(同8907)が入る。花の香りは弱、開花期は初冬である。
 「マロフレーク・東山」と比較して、リップの目の色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に育成者の温室(愛知県半田市)において、「マロフレーク・プリティ レッド」に「メルヘンカラー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10181号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ファレノプシス   ハッピー シーナ キララ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「モヨビューティー」に「ハッピースマイル」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが鮮赤味紫の単色で、リップ中央裂片が濃紫赤色の、部分抱え平咲きの中型種である。
 株の大きさは中、草姿は横性である。葉の正面の形は狭披針形、先端の形は不等凹形、横断面の形はV型、向きは水平、ねじれは無、幅は51〜75o、長さは20.1〜30p、表面の色は暗緑である。花序の型は複総状、花数は11〜15、花型は部分抱え平、花の横径及び縦径は5.1〜7.5pである。ドーサル・セパルの正面の形は楕円形、先端の形は切形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鈍形、周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は半円形、先端の形は凹形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はU型、横断面の形はZ型である。花色はセパル及びペタルの地色は鮮赤味紫(JHS カラーチャート8906)、リップの中央裂片の地色は濃紫赤(同9709)、側裂片は淡紫ピンク(同9501)の地色に濃赤紫(同9509)の胡麻斑及び濃赤味紫(同8907)の覆輪が入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ハッピー シーナ ママドール」及び「リトルマリー エンジェル」と比較して、リップ中央裂片の地色が濃紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(千葉県旭市)において、「モヨビューティー」に「ハッピースマイル」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10182号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ファレノプシス   ビューティー シーナ キャンディー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「モヨビューティー」に「モヨベビー」を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルが紫ピンクの地色に鮮赤味紫色の脈斑、ラテラル・セパル及びペタルが紫ピンクの地色に明赤味紫色の脈斑が入り、リップ中央裂片は鮮赤紫色の、部分抱え平咲きの中型種である。
 株の大きさは中、草姿は横性である。葉の正面の形は倒披針形、先端の形は微突形、横断面の形はV型、向きは水平、ねじれは無、幅は51〜75o、長さは10.1〜20p、表面の色は暗黄緑である。花序の型は複総状、花数は16〜25、花型は部分抱え平、花の横径及び縦径は5.1〜7.5pである。ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は鈍形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鈍形、周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は半円形、先端の形は鈍形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はU型、横断面の形はZ型である。花色はドーサル・セパルは紫ピンク(JHS カラーチャート8903)の地色に鮮赤味紫(同8906)の脈斑が入り、ラテラル・セパル及びペタルは紫ピンク(同8903)の地色に明赤味紫(同8905)の脈斑が入り、リップの中央裂片の地色は鮮赤紫(同9207)で、側裂片は紫白(同8901)の地色に鮮赤紫(同9207)の胡麻斑及び明赤味紫(同8905)の覆輪が入る。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「ビューティーシーナランラン」及び「リトルマリー エンジェル」と比較して、リップ中央裂片の地色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(千葉県旭市)において、「モヨビューティー」に「モヨベビー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10183号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   さくら   彩久作(さいきゅうさく)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ケイオウザクラにジュウガツザクラを交配して育成されたものであり、花は一重咲で淡紫ピンク色の中輪花である。
 樹形は盃状、樹高は低木性である。樹幹の色は灰褐色、皮目は多、枝の太さは中、色は灰褐色、分枝性は中である。葉全体の形は楕円形、先端の形は尾形鋭尖形、基部の形は円形、葉縁(鋸歯)の状態は浅、鋸歯の形は二重鋸歯、先端は鋭形、葉の長さ、幅及び厚さは中、蜜腺の有無は有、位置は葉柄上部及び葉身基部である。花序の形は散形状、花数は中である。蕾の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202)、花の向きは横向き、形は一重咲、開き方は平開形、大きさは中輪、花の色は淡紫ピンク(同9501)、花弁全体の形は楕円形、花弁の切れ込みは少、基部の形は鈍形、花弁の脈の色は目立たない、数は約5枚である。雌ずいと雄ずいの長さの比は長、雄ずいの数は中、がく筒の形は盤状形以外、盤状形以外のがく筒の形は鐘形、がく筒の毛は多、がく裂片の形は長卵状三角形、花柄の長さは短である。花の香りは少し有、通常開花期は早で、育成地(山形県山形市)では4月中旬である。
 ケイオウザクラと比較して、蕾の色が淡紫ピンクであること、花が大きいこと、花弁全体の形が楕円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(山形県山形市)において、ケイオウザクラにジュウガツザクラを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10184号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ドラセナ   ドリーミー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「トリカラー」の枝変わりであり、成葉は穏黄緑の地色に紫赤色の覆輪及び淡緑黄色の縦斑が入る鉢物向きの品種である。
 樹高は普通、葉の展開状態は水平、脱葉性は難、茎の太さは中、節間は密、茎の色は穏黄緑(JHS カラーチャート3514)である。葉の全体の形は線状披針形、先端の形は急鋭尖形、基部の抱合は中、葉縁の波打ちは無、葉身の反りはW型、ねじれは無、長さは21〜30p、幅は1.1〜2.0p、葉脈の型は平行脈、明瞭度は不明瞭である。葉の新旧による斑及び季節による斑の安定度は安定、成葉の表面及び裏面の地色は穏黄緑(同3514)、斑の鮮明度は鮮明、斑の型は2種複合、基本斑の模様は覆輪、二次斑の模様は縦斑、斑の基本色は紫赤(同9708)、二次的な色は淡緑黄(同2702)、光沢は中である。開花性及び萌芽力の難易は難、葉焼けの難易は中である。
 「トリカラー」と比較して、成葉が穏黄緑の地色に紫赤及び淡緑黄の斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(愛知県刈谷市)において、「トリカラー」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「グレイシー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10185号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ドラセナ   ソング オブ レキオス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ソング オブ インディア」の枝変わりであり、成葉は暗緑の地色に暗黄緑色の縦斑及び中斑が入る鉢物向きの品種である。
 樹高は普通、葉の展開状態は水平、脱葉性及び茎の太さは中、色は緑、節間は普通、茎の色は穏黄緑(JHS カラーチャート3514)である。葉の全体の形は線状披針形、先端の形は鋭尖形、基部の抱合は弱、葉縁の波打ちは有、葉身の反りはU型、ねじれは無、葉身の長さは11〜20p、幅は1.1〜2.0p、葉脈の型は平行脈、葉の厚さは厚、葉の新旧による斑の安定度は安定、成葉の表面の地色は暗緑(同3708)、裏面の地色は暗緑(同3716)、斑の有無は有、鮮明度は鮮明、型は2種複合、基本斑の模様は縦斑、二次斑の模様は中斑、斑の基本色は暗黄緑(同3508)、光沢はやや強である。開花性は普通である。
 「ソング オブ ジャマイカ」と比較して、成葉の表面の地色が暗緑であること、成葉の斑の基本色が暗黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年6月10日
 
8 登録品種の育成の経過の概要 
  この品種は、平成3年に育成者のほ場(沖縄県中頭郡北中城村)において、「ソング  オブ インディア」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、 7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10186号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ミズタニダーズンロゼ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮紫ピンク色で弁底に浅緑黄色のぼかしが入り剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は叢生、樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや短、幅は狭である。新葉の色は紅紫、光沢は弱、本葉の色は濃緑、光沢は弱、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9504)で弁底に浅緑黄(同2904)のぼかしが入り、裏面の色は淡ピンク(同0102)で弁底に明橙黄(同2204)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さはやや薄、硬さは軟、数は35〜39、一茎の花数は6〜10、花の香りは弱である。枝の長さは短、太さはやや細、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑、開花時期は晩である。
 「トクシルク」と比較して、花弁表面の色が鮮紫ピンクで弁底に浅緑黄のぼかしが入ること、花弁のタイプが剣弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(愛知県稲沢市)において無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ダーズンローズ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10187号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハーザンプトン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮橙赤色で丸弁、カップ咲、中香のやや大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部は極多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、枚数は中、本葉の長さはやや長、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は鮮橙赤(JHS カラーチャート0706)、裏面の色は明赤(同0406)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さはやや厚、硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は2〜5、花の香りは中である。枝の長さはかなり短、太さは中、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「オレンジ センセイション」と比較して、花弁表面の色が鮮橙赤であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1984年に出願者の温室(連合王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1991年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「レメンブランス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10188号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハーゾラ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花はピンク色で丸弁、カップ咲、中香の大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは長、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部は極多、枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは長、幅は広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径は大、高さはやや高、花弁表面の色はピンク(JHS カラーチャート0103)、裏面の色は紫ピンク(同9703)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りは中である。枝の長さは中、太さはやや細、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑、開花時期はやや早である。
 「HARMUSKY」と比較して、花弁表面の色がピンクであること、花弁裏面の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1986年に出願者の温室(連合王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1993年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10189号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハーゾディアック
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は淡紫ピンク色で丸弁、カップ咲、弱香のやや大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部は多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢はやや強、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9502)、裏面の色は鮮紫ピンク(同9504)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さは薄、硬さは硬、数は30〜34、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さは短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は早である。
 「シティ オブ ロンドン」と比較して、花弁裏面の色が鮮紫ピンクであること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1986年に出願者の温室(連合王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10190号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハーディンカム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は黄白色で丸弁、カップ咲、かなり弱香の大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は中、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は大、高さは中、花弁表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さ及び硬さは中、数は30〜34、一茎の花数は2〜5、花の香りはかなり弱である。枝の長さはかなり短、太さはやや細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は早である。
 「アイスバーグ」と比較して、小葉全体の形が卵形であること、新葉の色が緑褐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に出願者の温室(連合王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10191号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハージール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は淡紫ピンク色で丸弁、抱え咲、弱香のやや大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部はやや多、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は強、本葉の色は濃緑、光沢は強、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は抱え咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9702)、裏面の色は紫ピンク(同9703)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さは薄、硬さは軟、数は60以上、一茎の花数は11〜20、花の香りは弱である。枝の長さは中、太さはやや太、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。
 「MACREXY」と比較して、花弁表面の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1986年に出願者の温室(連合王国)において、育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1993年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10192号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハーザンバー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は浅橙色で弁底に明黄色のぼかしが入り丸弁、カップ咲、中香の大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部はやや多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さは長、幅は中である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢及び厚さは中、硬さは硬である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径は大、高さは高、花弁表面及び裏面の色は浅橙(JHS カラーチャート1602)で弁底に明黄(同2505)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは硬、数は35〜39、一茎の花数は1、花の香りは中である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑褐、開花時期は早である。
 「HARROONY」と比較して、花弁表面及び裏面の色が浅橙で弁底に明黄のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1986年に出願者の温室(連合王国)において、育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10193号   平成14年3月25日  
                                       
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オリジョジョ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡緑黄色で剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部はやや多、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径は中、高さは高、花弁表面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)、裏面の色は淡緑黄(同2702)で弁端に淡黄ピンク(同0702)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さは中、太さはやや太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「タンウェイサ」と比較して、花弁全体の形が円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者が所属する会社の温室(オランダ王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10194号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ルイエル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ルイクレビ」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は淡緑黄色で半剣弁、カップ咲、弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄はかなり少である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は弱、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや厚、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さは中、花弁表面の色及び裏面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さはかなり厚、硬さは中、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さは中、太さはやや太、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ルイクレビ」と比較して、とげの色が紅紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者の温室(オランダ王国)において、「ルイクレビ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10195号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ルイラヴ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は紫ピンク色で剣弁、カップ咲、弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は多、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さは長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢はやや弱、本葉の色は緑、光沢はやや弱、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さはやや低、花弁表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9211)、裏面の色は鮮紫ピンク(同9505)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さはやや厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「タンドリブ」と比較して、花弁表面の色が紫ピンク(同9211)であること、花弁裏面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10196号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ルイティカ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は外側8枚程度が淡黄ピンク色で弁先に鮮ピンク色のぼかしが入り、内側が淡緑黄色で半剣弁、カップ咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや広、色は紅紫、数は枝基部は中、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は中、高さは高、花弁表面の色は外側8枚程度が淡黄ピンク(JHS カラーチャート1301)で弁先に鮮ピンク(同0404)のぼかしが入り、内側が淡緑黄(同2702)、裏面の色は淡黄ピンク(同1301)で弁先から弁央に鮮ピンク(同0104)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は60以上、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さはやや太、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「コルグネイル」と比較して、花弁表面の色が外側8枚程度は淡黄ピンクで弁先に鮮ピンクのぼかしが入り、内側は淡緑黄であること、花弁裏面の色が淡黄ピンクで弁先から弁央に鮮ピンクのぼかしが入ること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(オランダ王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10197号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ルイディ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮紫ピンク色で半剣弁、カップ咲、かなり弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは短、基部の幅はかなり狭、色は黄緑、数は枝基部はかなり少、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、がく片の変形はかなり少、花径はやや小、高さは中、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)、花弁裏面の色は鮮紫ピンク(同9504)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは硬、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「コルメラム」と比較して、がく片の変形が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10198号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ルイテノル
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は明橙色で弁先に明橙赤色のぼかしが入り剣弁、高芯咲、無香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は紅紫、光沢は弱、本葉の色は緑、光沢はやや弱、厚さはやや薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は明橙(JHS カラーチャート1304)で弁先に明橙赤(同0705)のぼかしが入り、裏面の色は浅橙黄(同2203)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は60以上、一茎の花数は1、花の香りは無である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ルイオラン」と比較して、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10199号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ルイリロ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡ピンク色で半剣弁、カップ咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は中、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや短、幅はやや狭である。新葉の色は紅紫、光沢は弱、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや厚、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は淡ピンク(JHS カラーチャート0402)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は20〜24、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「タニフェスト」と比較して、花形がカップ咲であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10200号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ルイロドニネ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は濃赤茶色で半剣弁、高芯咲、無香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0708)、裏面の色は濃赤(同0408)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は20〜24、一茎の花数は1、花の香りは無である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「コルリンゴ」と比較して、花弁表面の色が濃赤茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10201号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ルイピンヴィ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮ピンク色で剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部及び中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0404)、裏面の色はピンク(同0403)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「コロキス」と比較して、枝基部及び中央部のとげの数が多いこと、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に出願者の温室(オランダ王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10202号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ノアレ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Ricarda」に無名実生種を交配して育成されたものであり、花序のタイプは円錐花序、花は濃赤色で丸弁、平咲、無香のやや小輪となる修景向きの品種である。
 樹形は半つる性、株立は叢生、樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはかなり長、基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部はかなり多、枝中央部はやや多、花柄は少である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや多、本葉の長さはやや長、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、本葉の色は濃緑、新葉及び本葉の光沢は強、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは円錐花序、蕾の形はつぼ形である。花形は平咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)、裏面の色は濃紅(同0109)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さはやや厚、硬さは中、数は5〜9、一茎の花数は11〜20、花の香りは無である。枝の長さはやや長、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。
 「ロート マックス グラフ」と比較して、とげの色が紅紫であること、花弁裏面の色が濃紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「Ricarda」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1990年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10203号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ノアサン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コリムロ」に「Westfalengold」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は淡緑黄色で丸弁、平咲、弱香のやや大輪となる修景向きの品種である。
 樹形はほふく性、株立は叢生、樹高はかなり低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅はやや狭である。新葉の色は黄緑、光沢は強、本葉の色は緑、光沢は強、厚さはかなり薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は卵形である。花形は平咲、花径はやや大、高さは中、花弁表面及び裏面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さは薄、硬さは軟、数は20〜24、一茎の花数は6〜10、花の香りは弱である。枝の長さは中、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑である。
 「タンミルク」と比較して、樹形がほふく性であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1987年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「コリムロ」に「Westfalengold」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1990年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10204号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   クニエル
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡緑黄色で剣弁、高芯咲、中香の大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部はやや多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は黄緑、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は弱、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は大、高さはかなり高、花弁表面及び裏面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、先端の形は突型、厚さは厚、硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は1、花の香りは中である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は黄緑、開花時期はやや早である。
 「タンタトゥク」と比較して、花弁先端の形が突形であること、香りがあること等で、「コラムビス」と比較して、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者のほ場(滋賀県守山市)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エル」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10205号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スウィート リン
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ムーンライト」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は淡黄ピンク色で半剣弁、高芯咲、中香の大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部はかなり多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅は広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は大、高さはかなり高、花弁表面の色は淡黄ピンク(JHS カラーチャート1301)、裏面の色は淡ピンク(同0402)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さはやや厚、硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りは中である。枝の長さはかなり長、太さは中、新しょうの色及び開花枝の色は緑褐、開花時期はやや早である。
 「コルルイシル」と比較して、花弁裏面の色が淡ピンクであること、花弁のタイプが半剣弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(滋賀県守山市)において、「ムーンライト」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スウィート・リン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10206号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   シュークリーム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡黄緑色で剣弁、高芯咲、弱香の大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はかなり高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は極多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さは長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は大、高さはかなり高、花弁表面の色及び裏面の色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は60以上、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。
 「タンタトゥク」と比較して、花弁表面の色が淡黄緑であること等で、「コラムビス」と比較して、花弁表面の色が淡黄緑であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に育成者の温室(群馬県富岡市)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10207号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハラズテック
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は明赤色で丸弁、カップ咲、無香の中輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は叢生、樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部は極多、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は中、高さはやや低、花弁表面の色は明赤(JHS カラーチャート0406)、裏面の色は明紅(同0106)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さ及び硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は11〜20、花の香りは無である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑褐、開花時期はやや晩である。
 「タニナソ」と比較して、花弁表面の色が明赤であること等で、「コルフルウィンド」と比較して、とげの色が紅紫であること、花弁表面の色が明赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1987年に出願者のほ場(連合王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10208号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハルボウル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮紫ピンク色で弁底に黄白色のぼかしが入り丸弁、平咲、弱香の中輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部は極多、枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数及び本葉の長さは中、幅は狭である。新葉の色は緑、光沢は強、本葉の色は濃緑、光沢は強、厚さはかなり薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は平咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9704)で弁底に黄白(同2701)のぼかしが入る、裏面の色は鮮紫ピンク(同9705)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さはかなり厚、硬さは軟、数は30〜34、一茎の花数は11〜20、花の香りは弱である。枝の長さは短、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。
 「ケイフピダ」と比較して、新葉の色が緑であること、花形が平咲であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に出願者のほ場(連合王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10209号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハルクロス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は濃赤色で半剣弁、高芯咲、無香の中輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは長、基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部は極多、枝中央部は多、花柄はかなり少である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはかなり高、花弁表面の色及び裏面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さはかなり厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は11〜20、花の香りは無である。枝の長さは中、太さはやや太、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑褐、開花時期はやや晩である。
 「Korpeahn」と比較して、花形が高芯咲であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に出願者のほ場(連合王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10210号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハレコ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは円錐花序、花は濃赤色で丸弁、平咲、無香のやや小輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は横張性、株立は叢生、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部は極多、枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅はやや狭である。新葉の色は緑、光沢は強、本葉の色は濃緑、光沢は強、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは円錐花序、蕾の形はつぼ形である。花形は平咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)、裏面の色は濃紅(同0109)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は20〜24、一茎の花数は21以上、花の香りは無である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は晩である。
 「コルテマ」と比較して、とげの色が紅紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に出願者のほ場(連合王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10211号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハルバロック
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮紫ピンク色で丸弁、平咲、弱香のやや大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は横張性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは短、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はやや少、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は弱、本葉の色は濃緑、光沢は弱、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は平咲、花径はやや大、高さは中、花弁表面及び裏面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さはやや薄、硬さは軟、数は15〜19、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さはかなり短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は早である。
 「メイロズラグ」と比較して、とげの数が少ないこと、花弁表面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に出願者のほ場(連合王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10212号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハルウェルカム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は明赤色で弁底に鮮橙黄色のぼかしが入り丸弁、カップ咲、中香の大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は上下部えぐれ形、長さはかなり長、基部の幅は中、色は黄緑、数は枝基部は極多、枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さは長、幅はやや広である。新葉の色は緑、光沢は強、本葉の色は濃緑、光沢はやや強、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は大、高さは高、花弁表面の色は明赤(JHS カラーチャート0406)で弁底に鮮橙黄(同2205)のぼかしが入る、裏面の色は濃ピンク(同0405)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さは極厚、硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は2〜5、花の香りは中である。枝の長さはやや長、太さはやや太、新しょう及び開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。
 「MEIGAVESOL」と比較して、花弁表面の色が明赤であること等で、「ルイマッツ」と比較して、とげの色が黄緑であること、花形がカップ咲であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1983年に出願者のほ場(連合王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10213号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハルディード
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は黄白色で剣弁、高芯咲、無香の大輪となる切花及び花壇向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはかなり長、基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部は多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は大、高さは高、花弁表面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、裏面の色は黄白(同2902)に淡黄ピンク(同1310)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りは無である。枝の長さは中、太さはやや太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。
 「タノチカ」と比較して、小葉の枚数が少ないこと、花弁裏面に淡黄ピンク色のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
              
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に出願者の温室(連合王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10214号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハルコーゲント
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は明黄色で丸弁、カップ咲、弱香の大輪となる切花及び花壇向きの品種である。
 樹形は横張性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は上下部えぐれ形、長さは長、基部の幅は中、色は茶、数は枝基部は極多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さは長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は強、本葉の色は濃緑、光沢は強、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は大、高さは高、花弁表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は黄白(同2505)で黄ピンク(同0704)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は15〜19、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょう及び開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ゴールデンモニカ」と比較して、花序のタイプが散房花序であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
              
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に出願者の温室(連合王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10215号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハルフリート
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は黄白色で丸弁、カップ咲、弱香のやや小輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は叢生、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はかなり多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数及び本葉の長さは中、幅は狭である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は球形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さはやや薄、硬さは軟、数は60以上、一茎の花数は6〜10、花の香りは弱である。枝の長さは短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「アイスバーグ」と比較して、蕾の形が球形であること、花形がカップ咲であること等で、「ムーン スプライト」と比較して、花弁表面の色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
              
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(連合王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10216号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハルビルボ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は黄白色で丸弁、カップ咲、無香の大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は横張性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは長、基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部は極多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑、光沢は強、本葉の色は濃緑、光沢は強、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は尖長形である。花形はカップ咲、花径は大、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3302)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は20〜24、一茎の花数は6〜10、花の香りは無である。枝の長さは中、太さはやや太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ゴールド シャッツ」と比較して、とげの色が紅紫であること、花弁表面の色が黄白であること等で、「アイスバーグ」と比較して、本葉が小さいこと、花弁全体の形が広楕円であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
              
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に出願者の温室(連合王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1993年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10217号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ハルダンド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は明紅色で半剣弁、高芯咲、中香の大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部はかなり多、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は弱、本葉の色は緑、光沢は弱、厚さはやや厚、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径は大、高さはかなり高、花弁表面の色は明紅(JHS カラーチャート0106)、花弁裏面の色は鮮ピンク(同0105)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は20〜24、一茎の花数は1、花の香りは中である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑、開花時期はやや早である。
 「HARYEARN」及び「MEINIACIN」と比較して、花弁表面の色が明紅であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に出願者の温室(連合王国)において、育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10218号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   フェスティバルクィーン
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シャインレッド」に無名実生種を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮赤色で半剣弁、カップ咲、中香のやや小輪となる鉢物向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄はかなり少である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数及び本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は紅紫、光沢は強、本葉の色は濃緑、光沢は弱、厚さは薄、硬さはやや硬である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面及び裏面の色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さはやや薄、硬さはやや硬、数は20〜24、一茎の花数は2〜5、花の香りは中である。枝の長さは短、太さは細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。
 「ルイルポ」と比較して、花弁表面の色が鮮赤であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(岐阜県安八郡輪之内町)において、「シャインレッド」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ダイヤ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10219号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルクレイヴァ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ヨーロッパ」に無名実生種を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は淡緑黄色で半剣弁、カップ咲、弱香のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はやや多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は弱、厚さはやや厚、硬さはやや軟である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面及び裏面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は6〜10、花の香りは弱である。枝の長さは短、太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は灰緑、開花時期は中である。
 「よそおい」と比較して、蕾の形が卵形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、「ヨーロッパ」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10220号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルディレル
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種に「コルダバ」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮橙赤色で半剣弁、カップ咲、弱香の小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は低である。とげの形は上下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅は狭、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや短、幅は狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は弱、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は小、高さはやや低、花弁表面の色は鮮橙赤(JHS カラーチャート0706)、裏面の色は鮮赤(同0407)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さはやや厚、硬さは中、数は20〜24、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「コルティブリ」と比較して、花弁裏面の色が鮮赤であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種に「コルダバ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10221号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルプロリト
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コリアリエ」に無名実生種を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮紫ピンク色で丸弁、カップ咲、かなり弱香のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部は中、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや厚、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9704)、裏面の色は鮮紫ピンク(同9504)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は6〜10、花の香りはかなり弱である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色及び開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「コルファント」と比較して、花の高さが高いこと、花弁全体の形が広楕円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、「コリアリエ」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10222号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   デュエマル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、樹高は低、苞は鮮赤色の楕円形で、数が中の中生種である。
 樹姿は直立性、樹高は低である。枝の太さは中、色は緑、分枝性は密、節間長は短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の切れ込み及び切れ込みの多少は中、葉身長はやや長、幅は広、葉表面の色は濃緑、着色の多少は中、表面の毛は無、裏面の毛は有である。葉柄の太さは太、長さはやや長、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は中である。苞全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、縁の切れ込みは中、ねじれは無、長さ、幅及び数は中、表面及び裏面の色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、花柄の長さは短、色は淡緑、小花の長さ及び幅は中、柱頭の色は紅である。1花房の花数は中、花の香りは無、開花期は中である。
 「コルテス」と比較して、枝の色が緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の農場(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10223号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   フィスギャラ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の系統どうしを交配して育成されたものであり、樹高はやや低、苞は濃紅色の卵形で、数が中の早生種である。
 樹姿は直立生、樹高はやや低、枝の太さはやや太、色は緑褐、分枝性は中、節間長は短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の切れ込みはやや浅、切れ込みの多少はかなり少、葉身長、幅及び厚さは中、葉表面及び葉裏面の色は濃緑、着色の多少はやや多、斑の有無は無、表面及び裏面の毛は有である、葉柄の太さは中、長さはやや短、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径は中、横径はやや小である。苞全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、縁の切れ込みはかなり浅、ねじれは無、長さ及び幅は中、表面の色は濃紅(JHS カラーチャート0109)、裏面の色は濃赤茶(同0708)、斑の有無は無である。花柄の長さはやや長、色は淡緑、小花の長さはやや短、幅は狭、柱頭の色は紅である。一花房の花数はやや少、花の香りは無、開花期は早である。     
 「フィスコル」と比較して、葉身基部の形が円形であること、葉裏面の色が濃緑であること、苞表面の色が濃紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10224号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   エッケ 836
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統の枝変わりであり、樹高は中、苞は鮮赤色の卵形で強く巻き、数が中の中生種である。
 樹姿は直立性、樹高は中である。枝の太さは中、色は緑、分枝性及び節間長は中である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の切れ込みは中、切れ込みの多少はかなり少、葉身長は中、幅は広、葉表面の色は濃緑、着色の多少は少、表面及び裏面の毛は無である。葉柄の太さは太、長さは短、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は小である。苞全体の形は卵形で強く巻く、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、縁の切れ込みは無、ねじれは有、長さは短、幅及び数は中、表面の色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、裏面の色は赤(同0415)である。花柄の長さは中、色は緑、小花の長さ及び幅は中、柱頭の色は紅である。一花房の花数は少、花の香りは無、開花期は中である。
 「エッケズ ポイント フリーダム」と比較して、苞全体の形が強く巻くこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の農場(アメリカ合衆国)において、育成者所有の育成系統の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10225号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   ピーパンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「エッケズポイント フリーダム」に放射線を照射して育成されたものであり、樹高はわい性、苞は披針形の濃赤色で花数が少の早生種である。
 樹姿は直立性、樹高はわい性である。枝の太さは細、色は緑褐、分枝性は密、節間長は短である。葉身全体の形は披針形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の切れ込みは浅、切れ込みの多少はかなり少、葉身長は中、幅は狭、葉表面の色は濃緑、着色の多少は多、斑の有無は無である。葉柄の太さは中、長さは短、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は小である。苞全体の形は披針形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、縁の切れ込みはかなり浅、ねじれは無、長さは短、幅は狭、数は少、表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0409)、裏面の色は濃紅(同0108)、斑の有無は無である。花柄の長さは極短、色は淡緑、小花の長さは短、幅は狭、柱頭の色は紅である。1花房の花数はかなり少、花の香りは無、開花期は早である。
 「エッケズポイント フリーダム」と比較して、樹高が低いこと、苞全体の形が披針形であること、苞の縁の切れ込みが浅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日  平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、1995年に育成者のほ場(デンマーク王国)において、放射線を照射した「エッケズポイント フリーダム」の変異株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「PJ3813/20」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10226号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   エッケ34−97
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「エッケズ レッズ」の枝変わりであり、樹高は中、苞は鮮赤色の卵形で、数が中の早生種である。
 樹姿は直立性、樹高は中である。枝の太さは太、色は緑褐、分枝性は中、節間長は短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は切形、葉縁の切れ込み及び切れ込みの多少は中、葉身長は長、幅は広、葉表面の色は濃緑、着色の多少は少、表面及び裏面の毛は無である。葉柄の太さはやや太、長さは長、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は中である。苞全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は切形、縁の切れ込みは深、ねじれは無、長さは中、幅は広、数は中、表面の色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、裏面の色は赤(同0415)である。花柄の長さは短、色は緑、小花の長さ及び幅は中、柱頭の色は紅である。一花房の花数は少、花の香りは無、開花期は早である。
 「エッケズ レッズ」と比較して、苞基部の形が切形であること、苞の縁の切れこみが深いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の農場(アメリカ合衆国)において、「エッケズ レッズ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10227号   平成14年3月25日     
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   エッケ710
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種の枝変わりであり、樹高は中、苞は淡緑黄色の卵形で、数が少の中生種である。
 樹姿は直立性、樹高は中である。枝の太さは中、色は緑、分枝性は中、節間長は短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は円形、葉縁の切れ込みは浅、葉身長は長、幅は広、葉表面の色は緑、着色の多少は少、斑の有無は無、葉柄の太さは中、長さは長、色は淡緑である。花形は一重咲、花房の縦径は小、横径は中である。苞全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、縁の切れ込みは浅、ねじれは無、長さ及び幅は中、数は少、表面及び裏面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)、斑の有無は無である。花柄の長さは長、色は淡緑、小花の長さ及び幅は中、柱頭の色は黄白である。一花房の花数は少、花の香りは無、開花期は中である。
 「エッケズポイント フリーダム ホワイト」と比較して、樹高が高いこと、花房の縦径が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、育成者所有の無名実生種の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10228号   平成14年3月25日     
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   ヘアルーム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピータースター レッド」の枝変わりであり、樹高は低、苞は濃ピンク色の楕円形で、数が少の中生種である。
 樹姿は直立性、樹高は低である。枝の太さは中、色は緑、分枝性は中、節間長はやや長である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は鈍形、葉縁の切れ込みは浅、葉身長は長、幅は中、葉表面の色は淡緑、着色の多少は少、斑の有無は有、タイプは掃込み斑、色は黄白である。葉柄の太さはやや太、長さはやや長、色は淡緑である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は中である。苞全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、縁の切れ込み及びねじれは無、長さ及び幅は中、数は少、表面の色は濃ピンク(JHS カラーチャート0405)、裏面の色はピンク、斑の有無は有、タイプは掃込み斑、色はピンク(同0403)である。花柄の長さは長、色は淡緑、小花の長さ及び幅は中、柱頭の色は紅である。一花房の花数は少、花の香りは無、開花期は中である。
 「ピータースターマーブ」と比較して、葉に黄白の掃込み斑があること、苞表面の色が濃ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(フランス共和国)において、「ピータースター レッド」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「シルバーリーフ」であった。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10229号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   ピートイ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サプジビ」に放射線を照射して育成されたものであり、樹高は中、苞は明赤色の卵形で、数が中の早生種である。
 樹姿は直立性、樹高は中である。枝の太さは太、色は緑、分枝性は密、節間長は短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は円形、葉縁の切れ込みは無、葉身長は長、幅は広、葉表面の色は緑、着色の多少は少、表面及び裏面の毛は無である。葉柄の太さは太、長さは長、色は紅である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は中である。苞全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、縁の切れ込み及びねじれは無、長さ、幅及び数は中、表面の色は明赤(JHS カラーチャート0406)、裏面の色は濃ピンク(同0405)である。花柄の長さは短、色は淡緑、小花の長さ及び幅は中、柱頭の色は紅である。一花房の花数は中、花の香りは無、開花期は早である。
 「ピータースター」と比較して、苞表面の色が明赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の農場(デンマーク王国)において、放射線を照射した「サプジビ」から変異株を選抜し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1993年にその特性が安定していることを確認して育成を完したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10230号   平成14年3月25日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ランタナ   イエロースプラッシュ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、品種名不詳のランタナの自然交雑実生から育成されたものであり、花は鮮黄橙色で、一花房当たりの開花数が中程度の鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹姿は下垂型、樹高は低、株張りは小である。枝の長さは短、太さは細、色は緑色、稜の有無は有、節間長は短である。葉の形は長楕円状披針形、葉身長は短、葉幅は狭、葉のつき方は対生、表面の色は緑、毛の多少は少、葉柄長は短である。花房の形は平たい球形、花房径は広、花の直径及び花筒の長さは中である。花色の変化は無、開花始めの色は鮮橙黄(JHS カラーチャート2205)、中期及び満開時の色は鮮黄橙(同1906)、小花の中心部の色の変化は無、色は鮮黄橙(同1906)である。花柄の長さ及び一花房当たりの開花数は中、花の香りは弱、開花習性は四季咲きである。
 「玉簪 ゴールデンリバー」と比較して、樹姿が下垂型であること、花色の変化が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の農場(栃木県今市市)において、ドイツ連邦共和国内で購入した品種名不詳のランタナの自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10231号   平成14年3月25日     
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いぬまき   スカーレットバッド
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、在来のいぬまきの枝変わりであり、樹形は分幹状となる庭園向きの品種である。
  樹形は分幹状、冠形は半球体、高さは低木である。通直性は直、完満性は中間、真円 性は正円、心材及び辺材の色は淡黄(JHS カラーチャート2503)、樹皮の色は浅赤茶(同 1015)、き裂紋様は荒波である。枝の太さは細、長さ、着生角度及び枝付き密度は中、  新梢の色は鮮紫ピンク(同9505)、2年枝の色は濃黄緑(同3507)である。葉の全形は  皮針形、先端の形は鋭尖頭、断面の形は偏平、基部の形は鋭形、長さは短、幅は中、新 梢の葉色は明赤紫(同9506)、斑の発生位置は無である。性別は雄、雄花の色は淡黄(同 2503)である。生長性は遅、発根性及び自然落枝性は中である。
  在来いぬまきと比較して、樹形が分幹状であること、新梢の色が鮮紫ピンクであるこ と、新梢の葉色が明赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和50年に育成者の庭園(鹿児島県曽於郡末吉町)において、在来のいぬまきの中から枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10232号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   えのきたけ   チクマッシュT−011
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の系統菌株に(「上小新2号」×出願者所有の系統菌株)を交配して育成されたものであり、菌さん表面が淡黄白色の施設栽培向きの品種である。
 菌叢表面及び裏面の色は無、菌糸の寒天培地上の最適生長温度は25℃である。菌さんの断面の形は鐘形、色は淡黄白色である。菌柄の断面の形は円形、長さ及び太さは中である。菌かきから子実体発生までの期間及び子実体の生育期間は中である。子実体収量は多、有効茎数はやや多である。
 「中野JA」及び「中野JB」と比較して、子実体の生育期間が短いこと等で区別性が認められる。
 なお、「中野JA」及び「中野JB」との対峙培養において明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者の施設(長野県埴科郡戸倉町)で、出願者所有の系統菌株に(「上小新2号」×出願者所有の系統菌株)を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10233号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   森華−H255(しんか−H255)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「M612」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、菌さんがやや小葉、中肉の不時栽培向き高温性品種である。
 菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや小、色は赤褐色、厚さはやや厚である。りん皮の付着部位は周縁、大きさは中、色は有である。子実層たくの形状は1型、並び方は正常、幅はかなり狭、密度は中、色はクリーム色である。菌柄の形は1型、長さはやや短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率はやや大、太さは中、表面の色あい、毛の有無及び毛の色は有である。子実体の浸水発生時期は夏秋、発生型は集中、発生温度は高温、発生までの期間はやや短である。乾物率は15〜20%、子実体1個当たりの平均乾重は2.5〜3.0g、収量性は少である。
 「森華−H253」及び「H210」と比較して、子実層たくの形状が1型であること等で区別性が認められる。
 なお、「森華−H253」及び「H210」との対峙培養において明確な帯線形成をする。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の施設(山梨県中巨摩郡八田村)において、「M612」に育成者所有の育成系統を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「菌華−H255」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10234号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   森華−H270(しんか−H270)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「H210」に「M611」を交配して育成されたものであり、菌さんがやや小葉、中肉の不時栽培向き中温性品種である。
 菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや小、色は褐色、厚さは中である。りん皮の付着部位は全面、大きさは小、色は有である。子実層たくの形状は1型、並び方は正常、幅はかなり狭、密度は密、色は白色である。菌柄の形は1型、長さはやや短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率はやや大、太さはやや細、表面の色あいは無、毛の有無は有、毛の色は無である。子実体の浸水発生時期は夏秋、発生型は集中、発生温度は中温、発生までの期間は短である。乾物率は15〜20%、子実体1個当たりの平均乾重は3.0〜3.5g、収量性は中である。
 「M611」と比較して、菌さんが褐色であること、子実体の発生時期が夏秋であること等で、「H210」と比較して、りん皮が小さいこと、子実体の発生温度が低いこと等で区別性が認められる。
 なお、「M611」及び「H210」との対峙培養において明確な帯線形成をする。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の施設(山梨県中巨摩郡八田村)において、「H210」に「M611」を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「菌華−H270」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10235号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   森華−M680(しんか−M680)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「H210」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、菌さんがやや大葉、やや硬肉の不時栽培向き中温性品種である。
 菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや大、色は褐色、厚さはやや厚である。りん皮の付着部位は周縁、大きさは中、色は無である。子実層たくの形状は1型、並び方は正常、幅は狭、密度は密、色は白色である。菌柄の形は3型、長さはやや短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大、太さはやや太、表面の色あい及び毛の有無は有、毛の色は無である。子実体の浸水発生時期は秋冬、発生型は集中、発生温度は中温、発生までの期間は短である。乾物率は15〜20%、子実体1個当たりの平均乾重は3.0〜3.5g、収量性は中である。
 「M612」及び「M611」と比較して、菌さんが厚いこと、菌柄の形が3型であること等で区別性が認められる。
 なお、「M612」及び「M611」との対峙培養において明確な帯線形成をする。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の施設(山梨県中巨摩郡八田村)において、「H210」に育成者所有の育成系統を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「菌華−M680」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10236号   平成14年3月25日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はたけしめじ   群馬GLD−21号(ぐんまGLD−21ごう)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種(群馬県産)を選抜して育成されたものであり、菌さんが大、断面の形態は丸山形、中心部の色が褐色で、菌柄の形が直幹型の空調栽培向きの品種である。
 菌さんの断面の形態は丸山形、大きさは大、中心部の色は褐色、周縁部の色は灰色、厚さはやや薄、肉質は硬である。子実層たくの並び方は正常、幅はかなり狭、密度は密、色はクリーム色、菌柄への付き方は直生である。菌柄の形は直幹、長さはかなり長、太さはやや細、色は濃色、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は中である。子実体の発生型は群状、発生最盛期までの期間は中、菌かき後の発生までの期間はやや長、発生最適温度はやや高、子実体の生育最適温度は高である。収量性は中、有効茎本数は少である。
 「群馬GLD−17号」と比較して、菌さんの断面が丸山形であること、子実層たくの菌柄への付き方が直生であること等で区別性が認められる。
 なお、「群馬GLD−17号」との対峙培養において明確な帯線形成をする。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に群馬県林業試験場(北群馬郡榛東村)において、野生種(群馬県産)の子実体を組織分離し、得られた菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。