種苗法による品種登録
 
 種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき下記140品種の品種登録(第155回)をしましたので、お知らせします。
品種登録の番号 農林水産植物の種類  登録品種の名称
 
品種登録を受ける者の氏名又は名称
 9911 みえのえみ 三重県
 9912 稲     ゆめあかり 青森県
 9913 稲      山形59号 山形県
 9914
 
かんしょ    春こがね
 
独立行政法人農業技術研究機構
 9915 ソルガム   JN43 長野県
 9916 ソルガム   葉月 長野県
 9917
 
とうもろこし   Mi47
 
独立行政法人農業技術研究機構
 9918
 
とうもろこし   Na21
 
独立行政法人農業技術研究機構
 9919
 
とうもろこし   Na23 
 
独立行政法人農業技術研究機構
 9920 大豆     鋸南 日東農産種苗株式会社  
 9921 いちご    夢甘香 兵庫県
 9922
 
とうがらし(ピーマン) トサヒメR
 
高知県
 
 9923 かき     川登早生 高岡博、森崎一男
 9924 もも 平成小町 佐藤正光   
 9925 もも   富月      赤間宣男
 9926 もも   梁川2号 小賀坂桂一郎
 9927 おうとう 晶のよそおい 菅野但夫
 9928 おうとう  絢のひとみ 菅野但夫   
 9929 おうとう   ロマン錦 佐藤正光 
 9930 りんご はるか 横田清
 9931
 
ペレニアルライグラス ヤツカゼ
 
山梨県
 
 9932 ストック ムーンライト レボ 黒川幹
 9933 ペチュニア ケイラブブ 京成バラ園芸株式会社
 9934 ペチュニア  おーろら イエロー 三菱化学株式会社
 9935 エクメア プリメーラ コーン.バック社
 9936 グズマニア  テンポ コーン.バック社  
 9937
 
ガーベラ  
 
マリーモ
 
フローリスト デ クワケル社
 9938 きく    セイロザリオ 有限会社精興園     
 9939 きく     鞠かざぐるま 有限会社精興園     
 9940
 
きく      ユーロ 
 
デッカー ブリーディング社  
 9941
 
きく      ヨランジン   
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
 9942
 
きく      ヨロンポック
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
 9943
 
きく      ニューヨオルリンズ
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
 9944
 
きく    
 
ベネチア
 
デリフローラ ロイヤルティーズ社
 9945
 
きく    
 
ダービー
 
デリフローラ ロイヤルティーズ社
 9946 きく     ソングタイム クリングロー社   
 9947
 
きく       イエローソングタイム クリングロー社   
 
 9948 きく     クリーンドリー クリングロー社   
 9949 きく     ピキシータイム クリングロー社   
 9950 きく     ミダスタイム クリングロー社   
 9951 きく     リナラン リラフロール ハンデルスクワケライ社
 9952 きく     ヒリー リラフロール ハンデルスクワケライ社
 9953 きく     リラマックス リラフロール ハンデルスクワケライ社
 9954 きく     マルコ リラフロール ハンデルスクワケライ社  
 9955 きく     リララジン リラフロール ハンデルスクワケライ社  
 9956 きく     精の曲 有限会社精興園
 9957 きく     精伯 有限会社精興園
 9958 きく     精の宿 有限会社精興園
 9959 きく     セイドリー  有限会社精興園
 9960 きく     セイビュート 有限会社精興園
 9961
 
しおん
 
モーニングエース
 
戸谷道隆、戸谷隆昭、戸谷寛行
 9962
 
しおん
 
ロイヤルフラッシュブルー 島田良男
 
 9963
 
カーネーション  アルマ
 
ファン スターベレン社 
 
 9964
 
カーネーション スタジアルフ
 
ファン スターベレン社 
 
 9965
 
カーネーション スタジメル
 
ファン スターベレン社 
 
 9966
 
カーネーション ラビレット
 
ファン スターベレン社 
 
 9967
 
カーネーション  ヒルワンダー
 
ヒルベルダ社      
 
 9968
 
カーネーション  ブレスン
 
ブライヤー ハイム イラン  
 9969
 
カーネーション  ブレガ
 
ブライヤー ハイム イラン  
 9970
 
カーネーション  ブレブク
 
ブライヤー ハイム イラン  
 9971
 
カーネーション  クレレオ
 
ジークフリード クレム 
 
 9972
 
カーネーション  クレラソ
 
ジークフリード クレム 
 
 9973
 
カーネーション  クレレモ
 
ジークフリード クレム 
 
 9974
 
カーネーション  ミズウィッカー
 
ジークフリード クレム 
 
 9975
 
ペラルゴニウム  サクスクリム
 
エルスナー pac ユングフランツェン GbR
 
 9976
 
ペラルゴニウム  サクスプール
 
エルスナー pac ユングフランツェン GbR
 
 9977
 
ペラルゴニウム  サクソルグ
 
エルスナー pac ユングフランツェン GbR
 
 9978
 
ほうせんか
 
キウォヤ
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
 9979
 
ほうせんか    キンプグア
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
 9980
 
おうごんかずら テルノアリス
 
伊藤輝則       
 
 9981
 
おうごんかずら テルノカーニバル
 
伊藤輝則       
 
 9982 ヘメロカリス ハッピーモーニング グンゼ株式会社     
 9983 ヘメロカリス イェローチャーム グンゼ株式会社     
 9984 ヘメロカリス シルキータッチ グンゼ株式会社     
 9985 ゆり  アマローネ フレッター&デン ハーン ベヘール社
 9986 ゆり     アネアネ フレッター&デン ハーン ベヘール社 
 9987 ゆり     アスカリ フレッター&デン ハーン ベヘール社 
 9988 ゆり     アベリーノ フレッター&デン ハーン ベヘール社 
 9989 ゆり     ベリシモ フレッター&デン ハーン ベヘール社 
 9990 ゆり     ベルニーニ フレッター&デン ハーン ベヘール社
 9991 ゆり     ギロンデ フレッター&デン ハーン ベヘール社 
 9992 ゆり     メデューサ フレッター&デン ハーン ベヘール社 
 9993 ゆり     ラギオ フレッター&デン ハーン ベヘール社 
 9994 ゆり     モントラシェ フレッター&デン ハーン ベヘール社 
 9995 ゆり     シンプロン    フレッター&デン ハーン ベヘール社 
 9996 ゆり     ルシルイエロー 日本たばこ産業株式会社
 9997 ゆり     ジパング 日本たばこ産業株式会社
 9998 ゆり     ルンビニー 石井重久
 9999
 
グロリオサ    コモスゴールドウィング 株式会社小森谷ナーセリー
 
10000
 
ロードヒポクシス 夢姫
 
田島鐵彌  
 
10001
 
ロードヒポクシス 舞姫
 
田島鐵彌  
 
10002
 
オドントグロッサム ジャンパム アルタイル 株式会社ニチレイ
 
10003
 
オドントグロッサム ストロベリーフィールド アンタレス 株式会社ニチレイ
 
10004
 
オドントグロッサム  すまいるえりー
 
兼綱英行
 
10005 ばら     ケイスビロア 京成バラ園芸株式会社
10006 ばら     インテロルトロ 京成バラ園芸株式会社 
10007 ばら     インテルスニウ 京成バラ園芸株式会社 
10008 ばら   タンピナイソ 京成バラ園芸株式会社  
10009 ばら    タナラエルク 京成バラ園芸株式会社  
10010 ばら     タナルア 京成バラ園芸株式会社  
10011 ばら     タンレプソグ 京成バラ園芸株式会社  
10012 ばら     タニピランマウ 京成バラ園芸株式会社  
10013 ばら     ジャックイム 京成バラ園芸株式会社  
10014 ばら     ジャックカスプ 京成バラ園芸株式会社  
10015 ばら     ジャックウィック 京成バラ園芸株式会社  
10016 ばら     コルクラリス 京成バラ園芸株式会社  
10017 ばら     コルモシ 京成バラ園芸株式会社  
10018 ばら     コルムレン 京成バラ園芸株式会社  
10019 ばら     コルサフィル 京成バラ園芸株式会社  
10020 ばら     コルスノラ 京成バラ園芸株式会社  
10021 ばら     コロジロ 京成バラ園芸株式会社  
10022 ばら     コルプロヴィア 京成バラ園芸株式会社  
10023 ばら     コルセクトラ 京成バラ園芸株式会社  
10024 ばら     タネチャッタ 京成バラ園芸株式会社  
10025 ばら     レクシィスティム 京成バラ園芸株式会社  
10026 ばら     タノルキム 京成バラ園芸株式会社  
10027 ばら     タナガール 京成バラ園芸株式会社 
10028 ばら     メイロランゲ 京成バラ園芸株式会社 
10029 ばら     メイレオデュイヴ 京成バラ園芸株式会社 
10030 ばら     オリジグル 京成バラ園芸株式会社  
10031 ばら     ケイゲマス 京成バラ園芸株式会社  
10032 ばら   ゲリエトワ 京成バラ園芸株式会社 
10033 ばら     オリナット 京成バラ園芸株式会社  
10034 ばら     メイレクロム 京成バラ園芸株式会社  
10035
 
ばら       オスチャー
 
デビッド オースチン ロージズ リミテッド
 
10036
 
ばら       オスクロス
 
デビッド オースチン ロージズ リミテッド 
10037
 
ばら       オストプ
 
デビッド オースチン ロージズ リミテッド 
10038
 
ばら       オスポム
 
デビッド オースチン ロージズ リミテッド 
10039
 
ばら       オスハム
 
デビッド オースチン ロージズ リミテッド 
10040
 
ばら       オスフェット
 
デビッド オースチン ロージズ リミテッド 
10041
 
ばら       オスロット
 
デビッド オースチン ロージズ リミテッド 
10042
 
ばら       オスファイア  
 
デビッド オースチン ロージズ リミテッド
10043
 
ばら       オスカム
 
デビッド オースチン ロージズ リミテッド 
10044
 
ばら       オスオールド
 
デビッド オースチン ロージズ リミテッド
 
10045
 
ばら       オストリーム
 
デビッド オースチン ロージズ リミテッド 
10046
 
ばら       オスマッシュ
 
デビッド オースチン ロージズ リミテッド 
10047 なんきんはぜ メトロキャンドル 有限会社行徳緑化農場
10048

 
えのきたけ

 
パキンコ味姫

 
生物系特定産業技術研究推進機構、社団法人長野県農村工業研究所
10049 しいたけ もりの夏実 森産業株式会社
10050 しいたけ   森華−L716 加藤明



                                                  








































































































































































 
 
 
 
 
 
           【品 種 登 録 の 概 要】
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9911号   平成14年3月15日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   みえのえみ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「山形41号」に「東北143号(後の「ひとめぼれ」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(三重県一志郡嬉野町)における成熟期は早生の早、障害型耐冷性及び穂いもち圃場抵抗性が強の水稲、粳種である。
 草型は中間型、稈長はやや短、稈の細太、剛柔、止葉の直立の程度、穂長、穂数及び粒着密度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は稀、芒長は短である。玄米の形、大小及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良である。出穂期及び成熟期は早生の早、障害型耐冷性は強、穂発芽性は難、耐倒伏性は中、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−i、穂いもち圃場抵抗性は強、葉いもち圃場抵抗性は中である。
 「あきたこまち」と比較して、稈長が短いこと、障害型耐冷性が強いこと、穂発芽性が難であること等で、「コシヒカリ」と比較して、稈長が短いこと、耐倒伏性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−iであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に三重県農業技術センター(一志郡嬉野町)において、「山形41号」に「東北143号(後の「ひとめぼれ」)」を交配し、4年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、8年から特性検定試験及び生産力検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「三重4号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9912号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   ゆめあかり
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「あきたこまち」に「青系110号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(青森県黒石市)における成熟期は中生の早、短稈、障害型耐冷性及び耐倒伏性が強の水稲、粳種である。
 草型は偏穂重型、稈長は短、稈の細太はやや太、剛柔は剛、止葉の直立の程度は立、穂長はやや短、穂数は中、粒着密度はやや密、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は極少、芒長は極短である。玄米の形は中、大小はやや小、精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は中である。出穂期及び成熟期は中生の早、障害型耐冷性は強、穂発芽性はやや難、耐倒伏性は強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−a、i、穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性は中である。
 「むつほまれ」と比較して、障害型耐冷性が強いこと、穂発芽性が難であること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−a、iであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に青森県農業試験場(黒石市)において、「あきたこまち」に「青系110号」を交配し、4年に雑種第5代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、6年から特性検定試験及び生産力検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「青系125号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9913号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   山形59号(やまがた59ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「庄389」に「東北143号(後の「ひとめぼれ」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(山形県東田川郡藤島町)における成熟期は中生の晩、精玄米千粒重がやや大、障害型耐冷性が極強の水稲、粳種である。
 草型は中間型、稈長がやや長、稈の細太、剛柔及び止葉の直立の程度は中、穂長はやや長、穂数、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状である。穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は少、芒長は短である。玄米の形及び大小は中、精玄米千粒重はやや大である。出穂期及び成熟期は中生の晩、穂揃日数はやや短、障害型耐冷性は極強、穂発芽性はやや難、耐倒伏性は中、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−a、穂いもち圃場抵抗性はやや弱、葉いもち圃場抵抗性及び白葉枯病圃場抵抗性は中である。
 「ササニキ」と比較して、草型が中間型であること、精玄米千粒重が大きいこと、障害型耐冷性が強いこと等で、「雪化粧」と比較して、草型が中間型であること、穂数が多いこと、障害型耐冷性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−aであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に山形県立農業試験場庄内支場(東田川郡藤島町)において、「庄389」に「東北143号(後の「ひとめぼれ」)」を交配し、平成元年に雑種第2代を葯培養し再分化した個体から選抜、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、3年から生産力検定試験、特性検定試験等の試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9914号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かんしょ   春こがね(はるこがね)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「関東103号」に「ベニアズマ」を交配して育成されたものであり、草型は匍匐型で、葉は波・歯状心臓形、いもの皮色は基本色が赤で補助色が紫、肉色が黄の青果向きの品種である。
 草型は匍匐型、草勢はやや強、草高は中、茎色及び節色はやや多、太さはやや細、長さはやや長、分枝数は中、節間長はやや長、茎の毛茸はやや少、頂葉色の最優性色は淡緑、副次的色は無、葉色は緑、葉形は波・歯状心臓形、大小及び葉脈色は中、蜜線色は多、藷梗の長さは短、強さは強、いもの形状は長紡錘形、大小は大、皮色の基本色は赤、補助色は紫、濃淡はかなり濃、分布は均一、肉色は黄、条溝は微、皮脈は無、外観はやや上、萌芽伸張の遅速は早、萌芽の多少はやや多、早堀適性は高、アール当たり上いも重はやや多、カロチンの多少は無、黒斑病抵抗性がやや弱、つる割れ病抵抗性が弱、ネコブセンチュウ抵抗性はやや弱である。
 「ベニアズマ」と比較して、葉形が波・歯状心臓形であること、藷梗が短いこと等で、「高系14号」と比較して、茎色及び葉脈色が多いこと、いもの皮色が濃いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に農林水産省九州農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、鹿児島県指宿市)において、「関東103号」に「ベニアズマ」を交配し、63年から農業研究センター(現独立行政法人農業技術研究機構、茨城県筑波郡谷和原村)において実生から選抜して育成された品種であり、平成4年から生産力検定、特性検定及び系統適応性試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
  なお、出願時の名称は「関東108号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9915号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ソルガム   JN43
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「F6−3A−5」に「千斤白」を交配して育成された固定品種であり、稈長及び紋枯病抵抗性が中の高消化性遺伝子を有する飼料用一代雑種の親品種である。
 鞘葉の色は緑、稈長は中、稈径はやや細、分げつ数は少である。主稈葉数はやや多、葉長はやや短、幅はやや狭、葉色の濃淡はやや淡、葉身中肋の色は褐である。穂長はやや短、数は極少、穂首の抽出程度はやや長、穂形は紡錘、粒着の疎密はやや密、芒の有無は無、護頴の色は黒、被度は少、穀粒の形は卵型、色は白である。年生は1年生、初期生育はやや良、出穂期及び開花期はやや早、稔性はかなり高、茎の乾汁性は乾である。耐倒伏性は中、すす紋病抵抗性は極弱、紋枯病抵抗性は中、アブラムシ抵抗性は弱である。
 「千斤白」及び「黒O2号」と比較して、鞘葉の色が緑であること、葉身中肋の色が褐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和57年に長野県畜産試験場(塩尻市)において、農林水産省草地試験場(現独立行政法人農業技術研究機構)から導入した「F6−3A−5」に「千斤白」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9916号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ソルガム   葉月(はづき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「那系MS−3A」を母系とし、「JN43」を父系とする交雑品種であり、稈長が中、耐倒伏性がかなり強、すす紋病抵抗性及び紋枯病抵抗性が中の飼料向きの品種である。
 稈長及び稈径は中、分げつ数はやや少である。主稈葉数は中、葉長はやや短、幅はやや狭、葉色の濃淡はやや淡、葉身中肋の色は褐である。穂長はやや短、数は極少、穂首の抽出程度はやや長、穂形は紡錘、粒着の疎密はやや密、芒の有無は無、護頴の色は黒、被度は中、穀粒の形は卵型、色は褐である。年生は1年生、初期生育は中、出穂期及び開花期は早、稔性は極高、茎の乾汁性は乾である。茎葉の乾物率は高、耐倒伏性はかなり強、すす紋病抵抗性、紋枯病抵抗性及びアブラムシ抵抗性は中である。
 「スズホ」及び「P956」と比較して、葉身中肋の色が褐であること、穂形が紡錘であること、穀粒の形が卵型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、「那系MS−3A」を母系とし、「JN43」を父系とする交雑品種であり、平成3年に長野県畜産試験場(塩尻市)において交配組合せ能力検定試験を実施し、5年から特性の調査を行い、9年に目標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「東山交21号」であった。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9917号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   とうもろこし   Mi47
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の単交雑の育成系統「MZ−021」に「MZ−025」を交配し、その実生を自殖選抜して育成された固定品種であり、稈長が中、粒質がF(フリント)で、倒伏抵抗性が極強の暖地向き一代雑種用の種子親品種である。
 葉長は中、全葉数は多、稈長、着雌穂高及び稈径は中である。分げつ数は極少である。絹糸色は桃色、穂芯色は白色、穂柄角度は上向、雌穂長は中、雌穂径はやや太、雌穂重は中、粒列数は少、一列粒数及び雄穂長は中である。種子色は橙色、粒質はF(フリント)、粒形は丸形、粒重はやや重、雄穂抽出期及び絹糸抽出期は晩生、倒伏抵抗性は極強、ごま葉枯病抵抗性はかなり強、紋枯病抵抗性は強である。
 「Na30」と比較して、絹糸色が桃色であること、倒伏抵抗性が強いこと等で、「Mi29」と比較して、絹糸色が桃色であること、粒質がF(フリント)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に九州農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、宮崎県都城市)において、出願者所有の単交雑の育成系統「MZ−021」に「MZ−025」を交配し、2年にその実生の中から選抜、以後、個体選抜及び系統選抜を行い自殖による固定を図りながら特性の調査を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9918号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   とうもろこし   Na21
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統「JF1C1」を自殖交配し、その実生から選抜して育成された固定品種であり、稈長がかなり長、粒質がF(フリント)で、倒伏抵抗性が強の一代雑種用の種子親品種である。
 葉長はやや長、全葉数はかなり多、稈長はかなり長、着雌穂高はやや低、稈径は太である。分げつ数は極少である。絹糸色は緑色、穂芯色は白色、穂柄角度は上向、雌穂長はやや長、雌穂径はやや細、雌穂重はやや軽、粒列数はやや少、一列粒数及び雄穂長は中である。種子色は黄色、粒質はF(フリント)、粒形は丸形、粒重はやや軽、雄穂抽出期及び絹糸抽出期はやや早生、倒伏抵抗性は強、ごま葉枯病抵抗性は中である。
 「Mo17Ht」と比較して、一列粒数が少ないこと、粒質がF(フリント)であること等で、「H84」と比較して穂芯色が白色であること、種子色が黄色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和57年に草地試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、栃木県那須郡西那須野町)において、出願者所有の育成系統「JF1C1」を自殖交配し、その実生の中から選抜、以後、個体選抜及び系統選抜を行い自殖による固定を図りながら特性の調査を行い、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9919号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   とうもろこし   Na23
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の自殖系統間交配「Oh43Ht×H84」に「H84」を戻し交配し、その実生から選抜して育成された固定品種であり、稈長がかなり長、粒質がDF(デントフリント)で、ごま葉枯病抵抗性が強の一代雑種用の種子親品種である。
 葉長は中、全葉数はかなり多、稈長はかなり長、着雌穂高はかなり高、稈径はやや太である。分げつ数は極少である。絹糸色は緑色、穂芯色は茶色、穂柄角度は上向、雌穂長はやや長、雌穂径は太、雌穂重はやや重、粒列数は多、一列粒数はやや少、雄穂長は中である。種子色は黄色、粒質はDF(デントフリント)、粒形は丸形、粒重はやや重、雄穂抽出期及び絹糸抽出期はかなり晩生、倒伏抵抗性はやや弱、ごま葉枯病抵抗性は強である。
 「Mo17Ht」と比較して、着雌穂高が高いこと、一列粒数が少ないこと等で、「H84」と比較して、雄穂長が長いこと、種子色が黄色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和59年に草地試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、栃木県那須郡西那須野町)において、出願者所有の自殖系統間交配「Oh43Ht×H84」に「H84」を戻し交配し、その実生の中から選抜、以後、個体選抜及び系統選抜を行い自殖による固定を図りながら特性の調査を行い、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9920号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大豆   鋸南(きょなん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「新冠みどり」に千葉県内の在来品種を交配して育成されたものであり、有限伸育型で主茎長は極短く、莢は長く毛茸が白色のえだまめ用品種である。
 伸育型は有限、分枝数は中、胚軸の色は緑、主茎長は極短、主茎節数は少、着莢密度は密である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は白である。若莢の色は緑、長さは長、幅は中、熟莢の色は褐、湯煮(ブランチング)後の莢色は緑、多粒莢率は中、裂莢の難易は易、毛茸の多少は中、色は白である。種皮の単色・複色の別は単色、地色は淡緑、粒の子葉色は黄、粒形は楕円体、臍の色は褐、粒の大小は極大群の小である。開花期は中の早、成熟期は早の晩、生態型は夏大豆型である。
 「夕涼み」と比較して、粒形が楕円体であること、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和60年に出願者の農場(茨城県東茨城郡美野里町)において、「新冠みどり」に千葉県内の在来品種を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9921号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いちご   夢甘香(ゆめあまか)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「明宝」×(「宝交早生」×「麗紅」))の選抜系統に「アイベリー」を交配して育成されたものであり、果実は球円錘形で大きく、果皮の色が鮮紅の促成栽培向きの品種である
 草姿は立性、草勢は強、草丈はかなり高、分げつの多少及びランナー数はやや多である。葉色は緑、葉の形状は平面、小葉の大きさは大、葉数は中、葉柄の太さはやや太、葉柄長はかなり長である。果皮の色は鮮紅、果形は球円錘、果実の大きさは大、果肉色は橙赤、果心の色は淡赤、果実の光沢は良、溝は少である。花の大きさは中、花弁の色は白、花房当たりの花数はやや少、花柄の太さはやや太である。果実の硬さは中、無種子帯はほとんど無し、そう果の落ち込みは表皮並、アントシアニン着色及びそう果数は中、果実の香りはかなり多である。季性は一季成、開花始期及び成熟期はやや早、開花位置は葉より上、可溶性固形物含量は高、酸度は低、日持ちはやや長である。
 「とよのか」と比較して、葉柄長が長いこと、果形が球円錘であること、そう果の落ち込みが小さいこと等で、「明宝」と比較して、果皮の色が鮮紅であること、果実が硬いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に兵庫県立中央農業技術センター(加西市)において、(「明宝」×(「宝交早生」×「麗紅」))の選抜系統に「アイベリー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「兵庫苺2号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9922号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   とうがらし(ピーマン)   トサヒメR
                            
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、果実は節成りで果形は中長形、TMV(PMMV)抵抗性を有する青果用品種である。
 草丈及び分枝開張度は中、分枝性はやや密、第1分枝の節位及び角度は中、節間長は短、枝の強度は強、腋芽の発生は中である。葉色は緑、葉の大きさはやや大、葉柄の長さはやや長、葉面の平滑度は平滑である。未熟果の果色は緑、成熟果の果色は赤、果の着生は節成り、着果の向きは下向き、果形は中長形、果肉の厚さはやや薄、果の大きさ及び長さは中、太さはやや太、果頂部の形は凹、果面のシワはやや少、心室数は一般に3、果のアントシアニンは少、光沢は中、果面の条溝の深さは浅、果柄の強さはやや脆、帯離れは難、果皮の硬さは中、果の辛味の発現は無、着果数は中である。早晩性はやや早、TMV(PMMV)抵抗性は強である。
 「トサヒメ」と比較して、TMV(PMMV)抵抗性が強いこと等で、「みはた1号」と比較して、葉面が平滑であること、帯離れが難であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、平成8年より高知県農業技術センター(南国市)において交配組合せ検定試験及び特性の調査を行い、10年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「高育交4号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9923号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かき   川登早生(かわのぼりわせ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「松本早生富有」の変異樹であり、果形がやや扁円、大きさが大、果皮色が黄橙の育成地(愛媛県喜多郡内子町)では10月中旬に成熟する完全甘柿である。  樹姿はやや開張、樹勢はやや弱である。発育枝の長さはやや短、節間長は短、枝梢の太さは中、色は赤褐である。葉身の形はやや長楕円、上部の形は中、基部の形はやや鈍、横断面の形は内巻小、着生角度は横向、葉の大きさはやや小、葉柄の長さ及び太さは中である。果実の形はやや扁円、縦断面の形は扁円、果頂部の形は平、微突は少、果実横断面の形はやや長円、斜線溝は不明瞭で短、側溝及び蒂部の皺は無、果皮の亀甲紋は不明瞭、果粉の多少は多、蒂窪平面の形は正方形、側面の形は凹平、果梗の長さはやや短、太さは太、果心の形は長三角、太さは太、果実の大きさは大、果皮の色は黄橙、光沢は良、果実の座の有無及び条紋の発生程度は無である。蒂の全形は中太肩平、長短は幅広、大きさはやや大、先端の形は太尖、果実に対する姿勢は平行である。果肉の色は橙、褐斑の大きさは小、密度は粗、分布は果頂部のみ、果肉の粗密は密、甘味は中、子室数は8、種子数は1〜2、種子の形は短三角、長短はやや短、厚さはかなり厚、色はやや茶、大きさは大である。発芽期及び雌花の開花期は晩、成熟期は早で育成地においては10月中旬、花性は雌花のみ、甘渋性は完全甘、果頂裂果性は無、蒂隙性は少である。
 「松本早生富有」と比較して、果皮の色が黄橙であること、種子数が少ないこと等で、「新秋」と比較して、葉身基部の形がやや鈍であること、種子数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、昭和60年頃に育成者の園地(愛媛県喜多郡内子町)において、「松本 早生富有」の中から変異樹を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成 10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9924号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   もも   平成小町(へいせいこまち)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「あかつき」に「さおとめ」を交配して育成されたものであり、果形が円、果実の大きさがやや大、果皮の地色が緑白、果肉の色が白の育成地(福島県伊達郡伊達町)では7月上旬に成熟する早生種である。
 樹姿はやや開張、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は赤褐である。葉身の形は長、葉縁の波打ちは少、葉の大きさは中、葉身の色は緑、光沢は中、蜜腺の形は腎である。花形は普通咲、花の大きさは大、花弁の数は単弁、形は楕円、波打ちは有、大きさは中、色は桃、不完全花の多少は無、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は黄、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は尖である。果実の外観は円、果頂部の形は凹、凹及び梗あの深さは中、広さはやや狭、赤道部の縫合線は中、果頂部の縫合線は浅、果実の大きさはやや大、果皮の地色は緑白、果皮の着色はやや多、濃さは中、形は斑、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は白、果肉内及び核周囲の着色は無、果肉の粗密及び果肉繊維の多少は中、果皮の剥皮性は易、肉質は溶質、果汁の多少は多、甘味は少、酸味及び渋味は微、苦味は無、香気は少である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は短楕円、大きさはやや大、色は淡褐、核面の粗滑はやや粗である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は81〜90日で育成地においては7月上旬である。果実の着色の難易は易、生理落果の多少は少、核割れの多少は中、裂果は無である。
 「武井白鳳」と比較して、果皮の着色の形が斑であること、果肉内及び核周囲の着色が無いこと等で、「めごひめ」と比較して、がく筒内壁の色が黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和50年に育成者の自園(福島県伊達郡伊達町)において、「あかつき」に「さおとめ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「みらい早生白桃」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9925号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   もも   富月(ふげつ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「砂子早生」、「倉方早生」、「大久保」、「山根白桃」及び「馬場白桃」の混植園で得た種子の実生から選抜したものであり、果実の外観が扁円、大きさがかなり大、果皮の地色及び果肉の色が乳白の育成地(福島県伊達郡保原町)では9月中旬に成熟するかなり晩生種である。
 樹姿は中間、樹の大きさ、樹勢、枝梢の太さ及び節間長は中、色は緑である。葉身の形は長、鋸歯の形は浅、葉縁の波打ち及び葉の大きさは中、色は緑、蜜腺の形は球腎である。花形は普通咲、大きさは中、花弁の数は単弁、形は楕円、色は桃、花粉の多少は有、がく筒の形は鐘、がくの色は紅である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹及び梗あの深さは深、広さは広、赤道部の縫合線はやや浅、果頂部の縫合線は中、果実の大きさはかなり大、果皮の地色は乳白、着色は多、濃さはやや濃、形はぼかし、切った直後の果肉の色は乳白、果肉内及び核周囲の着色は中、果肉の粗密はやや粗、果肉繊維の多少は少、果皮の剥皮性は難、肉質は溶質、果汁の多少は中、甘味はやや多、酸味は少、渋味及び苦味は微である。核と果肉の粘離は半離、核の形は楕円、大きさは小、色は濃褐、核面の粗滑は中である。開花期は中、成熟期(満開〜成熟までの日数)は141〜150日で育成地においては9月中旬である。生理落果及び核割れの多少は少、裂果は微、果実の日持ちは良である。
 「阿部白桃」と比較して、花粉が有ること、肉質が溶質であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に育成者が「砂子早生」、「倉方早生」、「大久保」、「山根白桃」及び「馬場白桃」を混植した自園(福島県伊達郡保原町)で得た種子をは種、その実生の中から平成3年に選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「赤間白桃」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9926号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   もも   梁川2号(やながわ2ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ゆうぞら」に「梁川1号」を交配して育成したものであり、果実の外観が扁円、大きさが中、果皮の地色が緑黄、果肉が白色の育成地(福島県伊達郡梁川町)では9月上旬に成熟する晩生種である。
 樹姿は開張、樹の大きさは中、樹勢はやや弱、枝梢の太さは中、節間長はやや長、枝梢の色はやや緑である。葉身の形は長、鋸歯の形は中、葉縁の波打ちは少、葉の大きさは大、色は緑、蜜腺の形は球腎である。花形は普通咲、大きさは中、花弁の数は単弁、形は楕円、色は桃、花粉の多少は有、がく筒の形は鐘、がくの色は紅紫である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹及び梗あの深さはやや深、広さは狭、赤道部の縫合線、果頂部の縫合線及び果実の大きさは中、果皮の地色は緑黄、着色はやや少、濃さは中、形は条〜斑、切った直後の果肉の色は白、果肉内の着色は無、核周囲の着色はやや少、果肉の粗密はやや密、果肉繊維の多少はやや少、果皮の剥皮性はやや難、肉質は溶質、果汁の多少は中、甘味はやや多、酸味は少、渋味は微、苦味は無である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は楕円、大きさは中、色は褐、核面の粗滑は中である。開花期は中、成熟期(満開〜成熟までの日数)は131〜140日で育成地においては9月上旬である。生理落果の多少は少、核割れの多少及び裂果は微、果実の日持ちは良である。
 「梁川1号」及び「ゆうぞら」と比較して、樹姿が開張であること、果皮の地色が緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に育成者の自園(福島県伊達郡梁川町)において、 「ゆうぞら」に「梁川1号」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9927号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   おうとう   晶のよそおい(しょうのよそおい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「高砂」の自然交雑実生から選抜育成されたものであり、果形が短心臓、大きさがやや小、果皮色が帯赤黄斑の育成地(福島県福島市)では5月下旬に成熟する甘果おうとうである。
 樹姿はやや直立、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さは中、節間長はやや短、色は緑褐、皮目の形は楕円、大きさ及び密度は中、芽の形は尖である。葉形は長楕円、大きさは大、色は緑、蜜腺の形は腎である。花の大きさ及び小花数の多少は中、花弁の形は楕円、大きさは中、色は白、雌ずいの数は1、健否は健、花粉の多少は有、がく筒の形は鐘、がくの色は淡緑である。果梗の長さはやや長、果実の外観は短心臓、果頂部の形は凹、凹は浅、梗あの深さは中、広さは広、果実の大きさはやや小、果皮の色は帯赤黄斑、着色は中である。切った直後の果肉色はクリーム、果肉内及び核周囲の着色は無、果肉の硬さは中、果汁の多少は多、甘味及び酸味は中、渋味及び苦味は無、香気は微である。核と果肉の粘離は半粘、核の形は扁円、大きさは大、色は淡褐である。成熟期は満開から30〜40日で育成地においては5月下旬、結果性及び生理落果の多少は中、裂果性は少、果実の日持ちは中である。
 「高砂」と比較して、切った直後の果肉の色がクリームであること、核と果肉の粘離が半粘であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に育成者の自園(福島県福島市)において、「高砂」の自然交雑種子をは種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「晶」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9928号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   おうとう   絢のひとみ(じゅんのひとみ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「佐藤錦」に「ナポレオン」を交配して育成されたものであり、果形が心臓、大きさがやや大、果皮色が帯赤黄斑の育成地(福島県福島市)では6月中下旬に成熟する甘果おうとうである。
 樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さは中、節間長は短、色は赤褐、皮目の形は楕円、大きさは小、密度は少、芽の形は尖である。葉形は短楕円、大きさは中、色は緑、蜜腺の形は球腎である。花の大きさ及び小花数の多少は中、花弁の形は楕円、大きさは中、色は白、雌ずいの数は1、健否は健、花粉の多少は有、がく筒の形は鐘、がくの色は淡緑である。果梗の長さは中、果実の外観は心臓、果頂部の形は凹、凹は浅、梗あの深さは中、広さは広、果実の大きさはやや大、果皮の色は帯赤黄斑、着色は多である。切った直後の果肉色はクリーム、果肉内及び核周囲の着色は無、果肉の硬さは中、果汁の多少は多、甘味は中、酸味は少、渋味及び苦味は無、香気は微である。核と果肉の粘離は半粘、核の形は短楕円、大きさは中、色は淡褐である。成熟期は満開から51〜55日で育成地においては6月中下旬、結果性は多、生理落果の多少及び裂果性は少、果実の日持ちは中である。
 「佐藤錦」と比較して、枝梢の色が赤褐であること、果肉が硬いこと等で、「みよし」と比較して、枝梢の色が赤褐であること、果皮着色が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に育成者の自園(福島県福島市)において、「佐藤錦」に「ナポレオン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「絢」、出願公表時の名称は「絢ぶらいど」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9929号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   おうとう   ロマン錦(ロマンにしき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「正光錦」の芽にコルヒチン処理して発生した枝変わりであり、果形が心臓、大きさがやや大、果皮色が帯赤黄斑の育成地(福島県伊達郡伊達町)では6月上旬に成熟する甘果おうとうである。
 樹姿は中間、樹の大きさは大、樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、色は緑褐、皮目の形は楕円、大きさは大、密度は中、芽の形は尖である。葉形は長楕円、大きさは大、色は緑、蜜腺の形は腎である。花の大きさは大、小花数の多少は中、花弁の形は楕円、大きさは大、色は白、雌ずいの数は1、健否は健、花粉の多少は有、がく筒の形は鐘、がくの色は緑である。果梗の長さは中、果実の外観は心臓、果頂部の形は凹、凹及び梗あの深さは浅、広さは中、果実の大きさはやや大、果皮の色は帯赤黄斑、着色は中である。切った直後の果肉色は白、果肉内及び核周囲の着色は無、果肉の硬さは軟、果汁の多少及び甘味は多、酸味は少、渋味、苦味及び香気は無である。核と果肉の粘離は半粘、核の形は円、大きさは大、色は淡褐である。成熟期は満開から41〜50日で育成地においては6月上旬、結果性は少、生理落果の多少はかなり少、裂果性は中、果実の日持ちはやや不良である。
 「正光錦」と比較して、葉が大きいこと等で、「香夏錦」と比較して、核と果肉の粘離が半粘であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成12年2月22日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に育成者の自園(福島県伊達郡伊達町)において、「正光錦」の芽にコルヒチン処理して発生した枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「大正光」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9930号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんご   はるか
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ゴールデンデリシャス」の自然交雑実生から育成されたものであり、果実の外観が円錐、大きさが中、果皮を被う色が黄の育成地(岩手県岩手郡滝沢村)では11月上旬に成熟する晩生種である。
 樹姿はやや開張、樹の大きさはやや小、樹勢はやや弱である。枝梢の太さはやや細、節間長は短、皮目の大きさは小、多少は中である。短果枝の着生(結果習性)は短果枝上、えき花芽の着生は多である。葉身の形は中間、大きさは中、色は緑、たく葉の形は鎌形、長さは短、葉柄の長さ及び太さは中である。花の大きさは中、色(蕾の色)は淡桃、花弁の形は長円、やくの色は黄である。果実の外観は円錐、王冠は中、がくの開閉は開、がくあの深さ、広さ、こうあの深さ、広さ及び果実の大きさは中、果皮の地色及び果皮を被う色は黄、被う色の強さは濃、量は少、さびの位置はがくあ及びこうあ、量はかなり少、さび状果点は有、果点の大きさ及び密度は中、スカーフスキンは有、果皮のろう質は少、粗滑の程度は中である。果梗の長さ及び太さは中、肉こうの有無は有である。果心の形は広楕円、大きさはやや小、果肉の色は黄、果肉の褐色化は中、硬さは硬、きめは中、蜜の多少は多、甘味は高、酸味は弱、渋味は無、香気は少、果汁の多少は多、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期及び開花期は中、成熟期は晩で育成地においては11月上旬である。結果の早晩は早、後期落果は無〜僅か、普通貯蔵性及び冷蔵貯蔵性は長い、心かびの発生は無〜僅かである。
 「ゴールデンデリシャス」及び「王林」と比較して、果実の外観が円錐であること、蜜が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和52年に岩手大学農学部の園地(岩手県盛岡市)において、「ゴールデンデリシャス」の自然交雑種子を播種し、53年にその実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成2年に同大学農学部附属農場(岩手県岩手郡滝沢村)のM91マルバ台に接木後、6年に最終選抜、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9931号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペレニアルライグラス   ヤツカゼ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を育種母材とした選抜個体から合成された固定品種であり、稈長がかなり長、千粒重がやや重、越夏性が良、冠さび病抵抗性がかなり強い放牧草地及び採草向きの品種である。
 出穂期の草型は中間型、稈長はかなり長、太さは太である。葉長はやや短、幅は広、葉色はやや濃緑である。穂長は長、1000粒重はやや重、出穂期はやや早生、春の草勢、秋の草勢及び越夏性は良、冠さび病抵抗性はかなり強、葉腐病抵抗性は強である。 
 「ヤツボク」と比較して、穂長が長いこと、越夏性が良いこと等で、「フレンド」と比較して、出穂期が早いこと、越夏性が良いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日    平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和60年に山梨県酪農試験場(巨摩郡長坂町)において、出願者所有の育成系統23個体を育種母材として多交配を行い、62年〜平成3年にかけてその後代から優良母系12個体を選抜、4年にこの12個体を素材として合成された固定品種である。6年から系統適応性試験及び特性調査を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「八ヶ岳T−19号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9932号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   ムーンライト レボ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「イエローゴッデス」に「高潮」を交配して育成されたものであり、花は淡緑黄色で中輪の切花向きの品種である。
 草型は1本立ち、草丈はやや高である。胚軸の色は濃緑、子葉の色は緑、着葉茎及び花首部の剛直性は中、わき芽の発生程度はかなり少である。葉形は中間、下葉の鋸歯は極少、欠刻は中、上部葉の長さはかなり長、幅は中、葉付き角度はかなり斜上、葉数はやや少、葉色は緑、厚さはやや厚、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びはやや易、花首部の太さはやや太、長さは中、花穂長はやや長、貫生花穂の発生の早晩は早、花間長はやや短である。花の直径は中、花色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)、八重と一重の花色の差は無、八重花の花弁長はやや長、幅はやや広、花弁先端部の内曲程度は高、一重花の花弁の内曲程度は低、ちりめん状のしわの程度はやや高、花弁の数は中、小花柄長はやや長、花数は多、香りは強、開花期はやや早である。 「黄波」と比較して、上部葉の葉付き角度がかなり斜上であること、花弁先端部の内曲程度が高いこと、一重花の花弁の内曲程度が低いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者のほ場(千葉県館山市)において、「イエローゴッデス」に「高潮」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「MKクリームイエロー」、出願公表時の名称は「ムーンライト エース」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9933号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ケイラブブ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は浅青味紫色で、やや小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は横張型、草丈はかなり低である。茎長はかなり高、太さは細、色は無、毛の多少は中、第1次分枝数はやや多、第2次分枝数はかなり少、節間長はかなり短である。葉形は楕円形、着葉角度は立ち葉、葉長は短、葉幅はかなり狭、葉の上面の色は中、ふ入り葉は無、葉の厚さはやや薄、毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形はやや細、花径はやや小輪、複色の有無は無、単色花の色は浅青味紫(JHS カラーチャート8309)、花弁のたい色の程度は強、花喉部内面底部の色は浅青味紫(同8309)、花筒部外面の色は淡黄緑(同3303)、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さは極短、太さは細である。
 「レボリューション・バイオレットミニ」と比較して、草型が横張型であること、単色花の色が浅青味紫であること、花弁先端部の形が鈍であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(千葉県佐原市)において、出願者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9934号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   おーろら イエロー
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡緑黄の地色に鮮緑黄色の網目模様が入る、小輪の鉢物向きの品種である。
 草型は立ち型、草丈は低である。茎長は中、茎の太さはやや細、色は無、毛の多少はやや多、第1次分枝数は中、第2次分枝数はかなり少、節間長は短である。葉形はやや卵形、着葉角度は水平、葉長は短、葉幅は狭、葉の上面の色は濃緑、ふ入り葉は無、葉の厚さは厚、毛の多少は中である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形は細、花径は小輪、複色の有無は有、複色模様の形は網目模様、複色花の地の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)、模様の色は鮮緑黄(同2706)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は鮮緑黄(同2706)に橙黄(同2210)のすじが入る、花筒部外面の色は明黄(同2505)に黄緑(同3311)のすじが入る、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は凸、雄ずいの数は中、花柄の長さは短、太さは細である。
 「ファンタジー アイボリー」と比較して、複色花で花喉部内面底部の色が鮮緑黄で橙黄のすじが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(神奈川県横浜市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「おーろら イエロースター」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9935号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   エクメア   プリメーラ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Aechmea fasciataの育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草型は中間型、苞は紫ピンク色の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は中である。葉の形は広線形、先端の形は円頭刺端、葉縁の波うちは有、断面の型は湾曲、葉身の長さは41〜60p、幅は9.1p以上、成葉の表面先端部、中間部及び基部の色は穏黄緑(JHS カラーチャート3514)、斑の有無は無、吸収鱗片の模様は薄い模様である。葉の光沢は弱、厚さは中、とげの有無は無、開花時の葉数は11〜20枚である。花序の型は頭状花序型、小花の着生密度は密、花茎の抽出角度は直立から斜上、花序の長さは6〜10p、長径は15.1〜20.0p、苞の形は披針形、長さは長、状態は斜上、色は紫ピンク(同9703)、とげの有無は無、1花序の小花数は中、がくの長さは1.1〜2.0p、色は紫ピンク(同9703)、花弁の長さは3.1p以上、色は浅青味紫(同8303)、花茎の長さは21.0〜30.0p、色は淡黄緑(同3102)、苞状葉の色は淡紫ピンク(同9502)、開花期は夏である。
 「モルガナ」と比較して、葉及び苞にとげが無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、A.fasciataの育成系統どうしを交配し、以後、増殖を行いながら特性調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9936号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   グズマニア   テンポ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、苞状葉が濃橙赤色でリングラータ型の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、植物体基部の膨大は有、草丈は低である。葉身部の形は披針形、葉先の形は鋭形、葉のそりは全体に曲る、ねじれは無、長さは短、幅は中、成葉の表面先端部及び中間部の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3308)、基部の色は濃黄緑(同3307)、斑の有無は無、吸収鱗片の模様は模様なしである。花茎の長さは短、太さは中、抽出角度は直立である。着色した苞状葉部位は中部〜上部、苞状葉の模様は無、色は濃橙赤(同0707)である。花序の形状はリングラータ型、抽出角度は葉より上位、長さは短、幅は極広、苞の色の区分は複色、1花序の小花数は中、花被片の色は鮮橙黄(同2205)、やくの抽出は抽出しないである。
 「イントロ」と比較して、苞状葉の色が濃橙赤であること、花被片の色が鮮橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要 
  この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、1993 年に出願者の温室(オランダ王国)において、交配組合せ検定試験を実施し、1995 年から特性の調査を行い、1997年に目標とする特性を確認して育成を完了したもの である。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9937号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ガーベラ    マリーモ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種の変異株であり、花は舌状花及び管状花が無い濃黄緑色の総ほうのみの鉢物及び花壇向きの品種である。
 葉長はかなり短、葉幅はかなり狭、葉の切れ込みの程度は浅、葉先の角度は鈍角、葉縁の形は波状、鋸歯の先端の伸展の程度は小、葉色は緑、葉面の毛じの密度は中、葉柄長はかなり短、アントシアニンの着色の有無及び程度は強である。花は総ほう化した球型、花径は50o未満、色は濃黄緑(JHS カラーチャート3507)、総苞の高さは高、直径はやや大、内部総苞葉の形は反転、アントシアニンの着色の有無は有である。花柄の長さは短、断面の形は円、帯化の傾向は無、太さはやや細、強さは強、毛じの密度は中、色は緑、基部のアントシアニンの着色の有無と程度は強、頂部のアントシアニンの着色の有無は無、頂部の総苞片の有無は有である。
 「コンボ ホワイト」及び「コンボクリスタルエロー」と比較して、舌状花及び管状花が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「マリモ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9938号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイロザリオ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有のピンク色円筒形花房の実生に同咲形の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃紫ピンク色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さはやや強、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長は長、葉幅は広、葉の縦横比、葉柄の長さ、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は濃紫ピンク(JHS カラーチャート9213)、裏面の色は穏紫ピンク(同9212)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは極短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「セイフラミンゴ」と比較して、葉が大きいこと、外花弁裏面の色が穏紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有のピンク色円筒形花房の実生に同咲形の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9939号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   鞠かざぐるま(まりかざぐるま)
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有のピンク色さじ弁の育成系統に同色系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は穏紫ピンク色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は中、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は穏紫ピンク(JHS カラーチャート9212)、裏面の色は紫ピンク(同9203)で基部が黄白(同3101)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ちよかざぐるま」と比較して、外花弁の表面の色が穏紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有のピンク色さじ弁の育成系統に同色系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「桜かざぐるま」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9940号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ユーロ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比は大、葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面及び裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは5列以上で採花適期に露心する、舌状花数は多である。管状花数は極少、分布は集中、長さは極小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さ及び幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は平らな円錐状、大きさは小、総ほうの大きさはやや小、花首の太さは細、長さはかなり長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「シルバージュビランス」と比較して、花弁の形が平弁のみであること、花たくの形が平らな円錐状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者のほ場(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9941号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    ヨランジン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ボアルディー」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色の中輪で鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは中、中空の程度は大、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さは中、硬さは軟、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数はやや少、分布は散在、長さはやや大である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、裏面の色は淡紫ピンク(同9202)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり白色、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさはやや小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「チャーム」と比較して、外花弁表面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、「ボアルディー」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9942号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    ヨロンポック
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「アクロン」を交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや短、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はかなり小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は赤紫(同9214)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「アクロン」と比較して、外花弁表面の色が赤紫であること、花たくの形が平らなドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、育成者所有の育成系統に「アクロン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9943号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ニューヨオルリンズ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は赤紫色に底白が入るやや小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さはやや厚、硬さは軟、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)で基部が黄白(同2901)、裏面の色は黄白(同2901)に穏紫ピンク(同9212)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は底白、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「ティファナ」と比較して、外花弁表面の色が赤紫で基部が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(アメリカ合衆国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9944号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    ベネチア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は明黄色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は大、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長、葉幅、葉の縦横比、葉柄の長さ、葉の一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は歯状、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「イエロー ティナ」と比較して、花弁先端の形が歯状であること、外花弁表面の色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1993年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9945号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    ダービー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃赤茶色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、一次欠刻はやや浅、表面の色は濃、裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はやや少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0708)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「トゥアマリン」と比較して、開花時の草丈が高いこと、外花弁の表面及び裏面の色が濃赤茶であること等で、「セイキャロット」と比較して、花弁先端の形が尖ること、外花弁裏面の色が濃赤茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9946号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ソングタイム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡緑黄色のかなり小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は低である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長はかなり短である。葉身長はやや短、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆ど無である。花房の形は円錐形、花の大きさはかなり小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。花弁の形は樋弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は垂れ、花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「セイペコ」と比較して、たく葉が殆ど無いこと、花弁の形が樋弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者のほ場(連合王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ソング タイム」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9947号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   イエローソングタイム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ソングタイム」の枝変わりであり、花は明黄色のかなり小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は低である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長はかなり短である。葉身長、葉幅、葉の縦横比、葉柄の長さ、一次欠刻、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆ど無である。花房の形は円錐形、花の大きさはかなり小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。花弁の形は樋弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は垂れ、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「キャシー」と比較して、たく葉が殆ど無いこと、花の中心部の色が外弁と同色であること、「ヨリサ」と比較して、たく葉が殆ど無いこと、花弁の形が樋弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者のほ場(連合王国)において、「ソングタイム」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「イエロー ソング タイム」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9948号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   クリーンドリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「フレッシュ タイム」を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は低である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径はやや小、丁字状花数はやや多、分布は集中、長さは大である。花弁の形は平弁及び丁字状花弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは短、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「オリンパス」と比較して、摘心後の分枝性が多いこと、花房の形が円錐形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者のほ場(連合王国)において、育成者所有の育成系統に「フレッシュ タイム」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ドリーム タイム」、出願公表時の名称は「ドリームタイム」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9949号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ピキシータイム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡紫ピンク色の小輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は低である。茎の太さは細、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はかなり短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さは中、硬さは軟、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆ど無である。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。丁字状花部の直径は中、丁字状花数はやや多、分布は集中、長さは大である。花弁の形は平弁及び丁字状花弁、先端の形は尖る、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート8902)、裏面の色は鮮紫ピンク(同8904)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり赤紫色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「フェリーチェマムピコ」と比較して、摘心後の分枝性が多いこと、たく葉が殆ど無いこと、外花弁の裏面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者のほ場(連合王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ピキシー タイム」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9950号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ミダスタイム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮橙黄色の中輪で、鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は低である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はかなり短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比は大、葉柄の長さ、一次欠刻、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はやや少である。管状花部の直径は中、管状花数はかなり多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は管弁T及びさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は鮮橙黄(JHS カラーチャート2205)、裏面の色は明橙黄(同2204)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさは中、花首の太さは細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、到花週数は8〜9週である。
 「ミラマー」と比較して、花弁の形が管弁T及びさじ弁であること、外花弁の裏面の色が明橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者のほ場(連合王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ミダス タイム」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9951号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   リラナン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「マヨール ボスマロット」に育成者所有の無名実生種を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや短、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、葉の基部の形は平、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は少である。管状花部の直径は大、管状花数はやや多、長さは大である。花弁の形は平弁及び丁字状花弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2502)、裏面の色は黄白(同2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「デシモ」と比較して、葉の基部の形が平であること、花弁先端の形が丸いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(オランダ王国)において、「マヨール ボスマロット」に育成者所有の無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ナンシー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9952号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ヒリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フィレンツェ」に育成者所有の無名実生種を交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長はやや短、葉幅は中、葉の縦横比はかなり小、葉柄の長さはやや長、葉の基部の形は平、一次欠刻、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数はかなり少、分布は散在、長さは小である。花弁の形は樋弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅は狭、外花弁の表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9503)、裏面の色は淡紫ピンク(同9502)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは極細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「ローズコルフ」と比較して、葉の基部の形が平であること、舌状花の重ねが5列以上で露心しないこと、花弁の形が樋弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オランダ王国)において、「フィレンツェ」に育成者所有の無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9953号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   リラマックス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アルベルト ヘイン」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長は中、葉幅はやや狭、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻は中、表面の色は濃、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。花弁の形は管弁T及びさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は極狭、外花弁の表面の色及び裏面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり赤紫色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは極小、総ほうの大きさは小、花首の太さは極細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「アルバート ヘイン」と比較して、葉の一次欠刻が浅いこと、舌状花数が多いこと、花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オランダ王国)において、「アルベルト ヘイン」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「マックス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9954号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   マルコ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ウエストランド」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは短、葉の先端部分の形は尖、一次欠刻は深、表面の色は濃、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは中、厚みはやや低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形はさじ弁、先端の形は尖る、花弁の長さは中、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9203)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「アルバート ヘイン」と比較して、花弁の形がさじ弁のみであること、花弁表面の色が紫ピンクであること等で、「プチミル」と比較して、葉の先端の形が尖であること、外花弁の表面及び裏面の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オランダ王国)において、「ウエストランド」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9955号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   リララジン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フィレンツェ」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花はピンク白色に鮮紫ピンク色のふきかけのあるかなり小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉の基部の形は凹、葉柄の長さはやや短、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはかなり小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花部の直径は極小、管状花数は少、分布は集中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色はピンク白(JHS カラーチャート9201)に鮮紫ピンク(同9204)のふきかけ、外花弁の角度は下向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ローズコルフ」と比較して、葉の基部の形が凹であること、舌状花数が多いこと、花弁の形が平弁のみであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オランダ王国)において、「フィレンツェ」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9956号   平成14年3月15日    
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の曲(せいのきょく)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「新万両」に黄色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は褐、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長は中、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はかなり多である。管状花数は少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は中央部の凹んだドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは中、花首の太さはやや太、長さは極短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「精祝」と比較して、茎の色が褐であること、舌状花数が多いこと、花首が短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「新万両」に黄色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9957号   平成14年3月15日    
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精伯(せいはく)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「夏恵山」に白色系管弁咲混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は褐、強さはやや強、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面及び裏面の色並びに毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂及び3〜4深裂以上、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は極少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は管弁T、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり緑色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさは中、総ほうの大きさは大、花首の太さはやや太、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「精雲」と比較して、茎の色が褐であること、花弁の形が管弁Tであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「夏恵山」に白色系管弁咲混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9958号   平成14年3月15日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   精の宿(せいのやど)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「明錦」に黄色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮黄色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは強、中空の程度、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、先端部分の形は鈍円、一次欠刻は深、表面及び裏面の色は淡、毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はやや少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁及び舟底弁、先端の形は丸い及び歯状、花弁の長さはやや大、幅はやや広、外花弁の表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、裏面の色は浅黄(同2511)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは及び総ほうの大きさは中、花首の太さはやや太、長さはかなり短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「精祝」と比較して、茎の色が褐であること、葉の先端部分の形が鈍円であること、外花弁の反り方が平であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「明錦」に黄色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9959号   平成14年3月15日   
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイドリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「モルツ」に紅色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃紅色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は褐、強さは弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや少、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂及び3〜4深裂以上、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は濃紅(JHS カラーチャート0108)、裏面の色は浅赤味紫(同8910)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「セイコール」と比較して、茎の色が褐であること、外花弁の表面の色が濃紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「モルツ」に紅色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9960号   平成14年3月15日    
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイビュート
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「モルツ」に紅桃色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃赤紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は褐、強さは弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅は広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂及び3〜4深裂以上、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は歯状、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は濃赤紫(JHS カラーチャート9509)、裏面の色は穏紫ピンク(同9212)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「セイコール」と比較して、茎の色が褐であること、外花弁の表面の色が濃赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「モルツ」に紅桃色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9961号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しおん    モーニングエース
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「竜勢」の自然交雑実生から育成されたものであり、花は黄白色で、中輪の切花向きの品種である。
 株の草型はW、茎の長さは長、太さは細、色は緑、毛の有無は無、摘芯後の分枝発生数の多少は中、主茎の節間長は短である。根出葉及び中央部葉の葉身形はV、上部葉の葉身形はU、葉縁の形は全縁、葉身の反りの程度は外中、中央部葉の葉身長は短、幅は狭、一次分枝の葉の葉身長は中、幅は狭、二次分枝の葉の葉身長は中、幅は狭、葉身表面の色は暗緑、葉の毛の有無は無である。花房の形はX、花型は一重、花容はW、花径は中、管状花部の直径は小、舌状花の長さは中、幅は狭、管状花の長さは中である。舌状花の形はT、巻き方はU、反り方は直、先端の形はやや丸い、表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2502)、管状花の花被の色は黄である。やくの色は黄、総ほうの直径及び総ほう基部から花頂部までの高さは中、一花茎の花数は極多である。花の香りの有無は無、開花期は秋咲き早生である。
 「ホワイトキャプテン」と比較して、株の草型がWであること、花房の形がXであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者のほ場(埼玉県児玉郡神川町)において、「竜勢」の自然交雑種子を播種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「モーニング エース」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9962号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しおん    ロイヤルフラッシュブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、名称不明品種の変異株であり、花は浅青味紫色で、中輪の切花向きの品種である。
 株の草型はV、茎の長さは長、太さは中、色は緑、毛の有無は無、摘芯後の分枝発生数の多少及び主茎の節間長は中である。根出葉及び中央部葉の葉身形はV、上部葉の葉身形はU、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身の反りの程度は外弱、中央部葉の葉身長は短、幅は中、一次分枝の葉の葉身長は長、幅及び二次分枝の葉の葉身長は中、幅は狭、葉身表面の色は暗緑、葉の毛の有無は無である。花房の形はT、花型は二重以上、花容はT、花径及び舌状花の長さは中、幅は狭である。舌状花の形はT、巻き方はU、反り方は直、先端の形はやや丸い、表面の色は浅青味紫(JHS カラーチャート8304)、裏面の色は浅青味紫(同8303)である。総ほうの直径は大、総ほう基部から花頂部までの高さは高、一花茎の花数は多である。花の香りの有無は無、開花期は秋咲き早生である。
 「ふくれん八重ブルー」と比較して、株の草型がVであること、一花茎の花数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成10年に育成者の温室(埼玉県深谷市)において、名称不明品種の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ロイヤル フラッシュ ブルー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9963号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   アルマ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花はピンク色の垂咲で、かなり大輪の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径はやや太、硬さは剛、折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、節間長はやや長、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長はやや長、葉幅はやや狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさは大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はかなり大、花色はピンク(JHS カラーチャート0103)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は中、花弁の長さはやや長、幅は広、数はかなり多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは太、長さはやや長、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は晩生、がく割れの難易性は中である。
 「クレフィフラン」と比較して、花弁鋸歯の数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
  
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9964号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   スタジアルフ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡緑黄の地色に濃赤紫色の条及び覆輪が入る盛咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数が少、花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数はやや多である。茎の長径はやや細、硬さは中、折れの難易は難、中央部の色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第6節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅はかなり狭、葉色は緑、ろう質は中である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや小、地色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)、複色模様色は濃赤紫(同9509)、色彩模様は条及び覆輪 、複色割合は少、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは極浅、数は極少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さ及び長さは中、1花茎当たりの花数は少、花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは無である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「エロージュ」と比較して、花の複色模様色が濃赤紫であること、色彩模様が条及び覆輪のみであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
  
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9965号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   スタジメル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「キャスティリ」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は浅緑黄の地色に濃ピンク色の点、条及び覆輪が入る盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数がやや少、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はやや少、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は緑、ろう質は中である。つぼみの形は楕円形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、地色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)、複色模様色は濃ピンク(同0113)、色彩模様は点、条及び覆輪 、複色割合は極少、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さはかなり浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は鐘形、がく筒の色は灰緑、がくの太さ及び長さは中、1花茎当たりの花数はやや少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは無である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「ジェノロイ」と比較して、花の複色模様色が濃ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
  
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者の温室(オランダ王国)において、「キャスティリ」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9966号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ラビレット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白の地色に赤紫色の点、条及び覆輪が入る垂咲で、かなり大輪の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径はやや太、、硬さは剛、折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、節間長は長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさはかなり大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はかなり大、地色は黄白(JHS カラーチャート2701)、複色模様色は赤紫(同9508)、色彩模様は点、条及び覆輪、複色割合は多、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さはやや長、幅は広、数はかなり多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は鐘形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは太、長さはやや長、花の香りは無である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや晩生、がく割れの難易性は難である。
 「ジュディス」と比較して、花の複色模様色が赤紫であること、複色割合が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
  
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9967号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ヒルワンダー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は明紅色の垂咲で、大輪の切花向きの品種である。
 草姿は直立、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は難、中央部の色は灰緑+紫、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はやや多、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は球形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は大、花色は明紅(JHS カラーチャート0106)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は中、花弁の長さはやや長、幅はやや広、数は多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性は難である。
 「アンソニー」と比較して、つぼみの形が球形であること、花色が明紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9968号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ブレスン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は浅緑黄色の垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数が少、花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さ及び折れの難易は中、中央部の色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長はやや長、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は少である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、花色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数はかなり少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数は少、花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「コレノ」と比較して、茎及び葉のろう質が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9969号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ブレガ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は開花直後は浅橙の地色に明紫赤色の条及び淡橙黄色のはけ目が入り、開花数日後は淡橙黄の地色に明紫赤色の条が入る盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数が少、花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数はやや多である。茎の長径はやや細、硬さ及び折れの難易は中、中央部の色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はかなり多、側枝の着生位置は主に中部、節間長は中、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は円柱形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、表面の花色は開花直後は浅橙(JHS カラーチャート1603)の地色に明紫赤(同9706)の条及び淡橙黄(同2202)のはけ目が入り、数日後は淡橙黄(同2202)の地色に明紫赤(同9706)の条が入る、裏面の花色は開花直後は浅橙(同1602)、数日後は淡橙黄(同2202)、花色の移行性は有、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数及び花弁の長さは中、幅はやや狭、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数は少、花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは中である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「エッチワイビス」と比較して、花の表面の地色が開花直後は浅橙で、数日後は淡橙黄であること、色彩模様が開花直後は条及びはけ目で、数日後は条であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9970号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ブレブク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色の垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数が少、花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さ及び折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に中下部、節間長は中、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長はやや長、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は円柱形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、表面の花色は紫ピンク(JHS カラーチャート9703)、裏面の花色は淡紫ピンク(同9702)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さはかなり浅、数は極少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数は少、花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや晩生、がく割れの難易性は難である。
 「ヒリピンバー」と比較して、表面の花色が紫ピンクであること、花弁鋸歯の数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9971号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   クレレオ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フランセスコ」に「ユーリー」を交配して育成されたものであり、花は濃橙赤色の垂咲で、大輪の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数はやや少である。茎の長径はやや細、硬さ及び折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はかなり少、側枝の着生位置は主に中部、節間長は長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は卵形、大きさは大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は大、花色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さはやや長、幅はやや広、数はかなり多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は鐘形、がく筒の色は灰緑、がくの太さはやや太、長さは長、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性は難である。
 「フランセスコ」と比較して、葉巻き程度が弱いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「フランセスコ」に「ユーリー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9972号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   クレラソ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は浅緑黄色の垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数がやや少、花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さは剛、折れの難易は難、中央部の色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長は中、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、花色は浅緑黄(JHS カラーチャート2703)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは極浅、数は極少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数はやや少、花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「コレノ」と比較して、茎のろう質が少ないこと、つぼみの形が倒卵形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9973号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   クレレモ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤色の盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数がやや少、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さ及び折れの難易は中、中央部の色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はかなり多、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、花色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ、幅及び数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は鐘形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数はやや少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性は難である。
 「バーバラ」と比較して、茎及び葉のろう質が少ないこと、花色が鮮赤であること等で、「レッド ダイヤモンズ」と比較して、茎のろう質が少ないこと、側面から見た花形が盛咲であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9974号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ミズウィッカー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ミズカー」の枝変わりであり、花は黄白色の盛咲で、小輪の1花茎当たりの花数が中、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数はやや多である。茎の長径は細、硬さは剛、折れの難易は中、中央部の色は緑、ろう質の有無は少、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第6節である。葉全体の形は披針形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は少である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや小、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は小、花色は黄白(JHS カラーチャート2501)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さはかなり浅、数はかなり少、花弁の長さはやや短、幅はやや狭、数は少、ほう葉の形はW型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は淡緑、がくの太さはやや細、長さ及び1花茎当たりの花数は中、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生である。
 「ミズカー」と比較して、花色が黄白であること、花弁鋸歯の数が少ないこと等で、「ホワイトバースデー」と比較して、茎及び葉のろう質が少ないこと、葉巻き程度が弱いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に育成者の温室(イスラエル国)において、「ミズカー」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9975号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   サクスクリム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統の自然交雑実生から育成されたものであり、花は明紫赤色で上部花弁に明赤色の条が入る一重で小輪の鉢物向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は中、節間長は短である。葉身形はじん臓形、葉身基部の開閉度は開く、欠刻の有無は有、型は円鋸歯状、深さは浅、葉身長は短、葉身幅は中、斑入り及びアントシアンの有無は無、紋の鮮明度は弱、たく葉の長さは短、幅は中、葉柄の長さは長である。花房径は中、花蕾の形は紡垂弾、花の重ねは一重、花径は小、花弁の色は明紫赤(JHS カラーチャート9706)、上部花弁の色模様の色は明赤(同0406)、型は条状、花弁の基部の白色模様及び絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は極狭、花弁の着き方は離れる、がくの形はT型、がくの毛及び距の有無は有、小花柄の長さは長である。花の香りの有無は無である。
 「ペンティーク」と比較して、花弁の色が明紫赤であること、花弁の着き方が離れること等で、「シルクレット」と比較して、葉身がじん臓形であること、上部花弁の色模様が条状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者のほ場(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9976号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   サクスプール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統の自然交雑実生から育成されたものであり、花は鮮紅色の一重で小輪の鉢物向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は中、節間長は短である。葉身形はじん臓形、葉身基部の開閉度は開く、欠刻の有無は有、型は円鋸歯状、深さは浅、葉身長は短、葉身幅は中、斑入り及びアントシアンの有無は無、紋の鮮明度は極弱、たく葉の長さは短、幅は広、葉柄の長さは長である。花房径は中、花蕾の形は紡垂弾、花の重ねは一重、花径は小、花弁の表面の色は鮮紅(JHS カラーチャート0107)、裏面の色は明紫赤(同9706)、花弁の基部の白色模様及び絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は狭、花弁の着き方は接する、がくの形はT型、がくの毛及び距の有無は有、小花柄の長さは長である。花の香りの有無は無である。
 「ペンティーク」と比較して、葉身のアントシアンが無いこと、花弁表面の色が鮮紅であること、花弁の着き方が接すること等で、「ルビー アイ」と比較して、花弁の色模様が無いこと、花弁の着き方が接すること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に育成者のほ場(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9977号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   サクソルグ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統の自然交雑実生から育成されたものであり、花は鮮橙赤色の一重で小輪の鉢物向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は中、節間長は短である。葉身形はじん臓形、葉身基部の開閉度は開く、欠刻の有無は有、型は円鋸歯状、深さは浅、葉身長は短、葉身幅は中、斑入り及びアントシアンの有無は無、紋の鮮明度は弱、たく葉の長さは短、幅は広、葉柄の長さは長である。花房径は中、花蕾の形は紡垂弾、花の重ねは一重、花径は小、花弁の表面の色は鮮橙赤(JHS カラーチャート0706)、裏面の色は明橙赤(同0705)、花弁の基部の白色模様及び絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は狭、花弁の着き方は離れる、がくの形はT型、がくの毛及び距の有無は有、小花柄の長さは長、色は緑である。花の香りの有無は無である。
 「ペンティーク」と比較して、葉身のアントシアンが無いこと、花蕾の形が紡錘弾であること、花弁表面の色が鮮橙赤であること等で、「ウィナーブルト」と比較して、葉身のアントシアンが無いこと、小花柄の色が緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者のほ場(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9978号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   キウォヤ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色で鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は中間性、株幅は中である。茎の長さは中、太さは太、色は褐、分枝性は強である。葉のつき方は混在、全形は長楕円状披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭脚、葉長及び葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は浅鋸歯、表面の地色は暗黄緑(JHS カラーチャート3308)、斑の有無は無、葉の光沢は中、裏面の地色は赤褐(同0710)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径は6.6〜8.0p、横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は鮮紫ピンク(同9505)、基部の色は紫赤(同9708)、距の長さは5.1p以上、曲りは中、色は紅(同0114)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「リオ」と比較して、単色・複色の別が単色であること、花弁の地色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者のほ場(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を行い、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9979号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   キンプグア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「キグア」を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンクの地色に鮮赤紫の二次色が入る複色で、鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは短、太さは中、色は濃褐、節部の着色は有である。葉のつき方は輪生、全形は披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は全縁、葉の表面の地色は暗灰緑(JHS カラーチャート3717)、斑の有無は無、光沢は中、葉の裏面の地色は穏紅(同0115)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はT型、花弁の切れ込みは浅、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は複色、複色のタイプはW型、安定度は安定、花弁の地色は鮮紫ピンク(同9205)、二次的な色及び基部の色は鮮赤紫(同9507)、距の長さは3.1〜5.0p、曲がりは弱、色は浅黄緑(同3304)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「キグア」と比較して、花弁の地色が鮮紫ピンク(同9205)であること、距の曲りが弱いこと、距の色が浅黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の農場(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統に「キグア」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9980号   平成14年3月15日    
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   おうごんかずら   テルノアリス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「テルノハナハナ」の枝変わりであり、葉の表面が淡緑黄色、濃黄味緑及び明黄緑色で強いはけこみの斑入りとなる鉢物向きの品種である。
 草丈は短、分枝性及び茎の太さは中、茎の複色性は複色、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3304)及び暗黄緑(同3508)、毛の有無は無、節間長は中である。葉形は卵形、葉の先端部の形は漸鋭先形、基部の形は心形、葉身の長さは中、幅は狭、厚さは中、周縁の形は全縁、斑入りのパターンは強いはけこみ、表面の色の組み合わせ数は3色、組み合わせとその色は淡緑黄(同2702)+濃黄味緑(同3711)+明黄緑(同3305)、葉柄部の長さは中である。
 「マーブルクイーン」と比較して、葉の表面の色の組み合わせが淡緑黄+濃黄味緑+明黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(愛知県海部郡弥富町)において、「テルノハナハナ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9981号   平成14年3月15日    
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   おうごんかずら   テルノカーニバル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「テルノビーナス」の枝変わりであり、葉の表面が鮮黄緑色及び暗黄緑色で弱いはけこみの斑入りとなる鉢物向きの品種である。
 草丈、分枝性及び茎の太さは中、茎の複色性は単色、色は黄緑(JHS カラーチャート3512)、毛の有無は無、節間長は中である。葉形は卵形、葉の先端部の形は鋭先形、基部の形は心形、葉身の長さ、幅及び厚さは中、周縁の形は全縁、斑入りのパターンは弱いはけこみ、表面の色の組み合わせ数は2色、組み合わせとその色は鮮黄緑(同3306)+暗黄緑(同3508)、葉柄部の長さは中である。
 「テルノビーナス」と比較して、斑入りのパターンが弱いはけこみであること、葉の表面の色の組合せが鮮黄緑+暗黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(愛知県海部郡弥富町)において、「テルノビーナス」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9982号   平成14年3月15日     
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヘメロカリス   ハッピーモーニング
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アベビレ サンセット」にホソバキスゲを交配して育成されたものであり、花は明黄色の一重で中輪の花壇向きの品種である。
 草型は開張、草丈は中である。最大葉長は中、幅はやや狭、葉の表面の色は緑、斑の有無及び表面の光沢の有無は無、葉数は中である。葉に対する花の位置は葉より著しく上位、花茎の太さは中、長さはやや短、色は淡緑、花序の形状はさそり尾状、分枝の形状は三又状、長さは中である。花の重ねは一重、花形(平面)は円形、花形(側面)は盃形、花径は中、花の長さはやや短、花冠筒部の長さはやや長、内花被の幅はかなり狭、長さはやや短、外花被の幅はやや広、長さはやや短である。内花被基部の色、地色、中央部及び周縁部の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、花被の模様は単一、内花被の形は広楕円形、先端の形は鈍形、反転、縁部の波打ち及び中央部の隆起の程度は微、外花被の形は楕円形、先端の形は鈍形、反転の程度は弱、縁部の波打ちの程度は無、花糸の色は明黄(同2506)、花数はかなり少、花の香りは無である。開花の早晩性は早、期間は中、時期は昼咲き、季咲き性は二季咲きである。
 「ステラ デ オロ」と比較して、花径が大きいこと、外花被の幅が広いこと、内花被中央部の色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(京都府綾部市)において、「アベビレ サンセット」にホソバキスゲを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9983号   平成14年3月15日     
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヘメロカリス   イェローチャーム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レイチェル マイ ラブ」に「パンプキン キッド」を交配して育成されたものであり、花は鮮橙黄色の一重で大輪の花壇向きの品種である。
 草型は斜上、草丈はやや低である。最大葉長及び幅は中、葉の表面の色は緑、斑の有無及び表面の光沢の有無は無、葉数はやや多である。葉に対する花の位置は葉より上位、花茎の太さはやや太、長さは中、色は緑、花序の形状は散形花序、分枝の形状は三又状、長さは中である。花の重ねは一重、花形(平面)は四角形、花形(側面)は盃形、花径は大、花の長さは中、花冠筒部の長さはやや短、内花被の幅は中、長さはやや長、外花被の幅はやや広、長さはやや長である。内花被基部の色は明黄緑(JHS カラーチャート3305)、地色、中央部及び周縁部の色は鮮橙黄(同2205)、模様は単一、内花被の形は広楕円形、先端の形は円形、反転の程度は微、縁部の波打ちの程度は中、中央部の隆起の程度は微、外花被の形は楕円形、先端の形は鋭形、反転の程度は微、縁部の波打ちの程度は中、花糸の色は明橙黄(同2204)、花数は少、花の香りは微である。開花の早晩性及び期間は中、時期は昼咲き、季咲き性は一季咲きである。
 「ステラ デ オロ」と比較して、花径が大きいこと、内花被の地色が鮮橙黄であること、外花被縁部の波打ちの程度が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(京都府綾部市)において、「レイチェル マイ ラブ」に「パンプキン キッド」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。   
  なお、出願時の名称は「イェローリボン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9984号   平成14年3月15日     
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヘメロカリス   シルキータッチ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ブラック アイ ステラ」に「エルジー スパルディング」を交配して育成されたものであり、花は明黄色の一重で円形、中輪の花壇向きの品種である。
 草型は斜上、草丈は中である。最大葉長はやや短、幅は中、葉の表面の色は緑、斑の有無及び表面の光沢の有無は無、葉数は中である。葉に対する花の位置は葉より上位、花茎の太さは中、長さはやや短、色は緑、花序の形状はさそり尾状、分枝の形状は三又状、長さは短である。花の重ねは一重、花形(平面)は円形、花形(側面)は盃形、花径は中、花の長さは長、花冠筒部の長さは短、内花被の幅、長さ、外花被の幅及び長さは中である。内花被基部の色は明緑黄(JHS カラーチャート2905)、地色は明黄(同2505)、中央部の色は明黄(同2506)、周縁部の色は明黄(同2505)、模様は単一、内花被の形は広楕円形、先端の形は鈍形、反転の程度は弱、縁部の波打ちの程度及び中央部の隆起の程度は微、外花被の形は楕円形、先端の形は鋭形、反転の程度は弱、縁部の波打ちの程度は微、花糸の色は明黄(同2506)、花数はやや少、花の香りは無である。開花の早晩性及び期間は中、時期は昼咲き、季咲き性は一季咲きである。
 「ステラ デ オロ」と比較して、花被の幅が広いこと、内花被基部の色が明緑黄であること、内花被中央部の色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(京都府綾部市)において、「ブラック アイ ステラ」に「エルジー スパルディング」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。   
  なお、出願時の名称は「チャチャ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9985号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   アマローネ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ノーベチェント」に出願者所有の無名実生種を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の濃紅色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9o、上部の色は緑、中部及び下部の色は濃緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9o、止葉下は40〜59oである。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は9〜11p、光沢は有、数はやや多、着生角度は30〜59゜である。つぼみの形はX型、花の向きは15゜未満、花房の形状は散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は40〜49o、長さは9〜12p、外花被の幅は30〜39o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部、地色及び中肋部は濃紅(JHS カラーチャート0109)、縁部及び裏面は鮮紅(同0107)である。内花被1枚の斑点の数は10〜19、外花被は1〜9、つぼみの色は穏赤(同0416)、内花被の形はX型、外花被の形はW型、内花被及び外花被先端の形状はV型、反転の程度は\型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は紫、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さはやや太、色は濃緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60〜89゜、1花茎の花数はやや多、花の香りは無、開花期は早である。
 「ネローネ」と比較して、花弁縁部の色が鮮紅であること、内花被の形がX型であること、外花被の形がW型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に出願者のほ場(オランダ王国)において、「ノーベチェント」に出願者所有の無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1990年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9986号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   アネアネ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花はやや大輪の黄白色で中肋部が明緑黄色のヤマユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は黄緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は20〜39oである。葉序は1/2、葉の全体の形は長卵形、ねじれは無、葉幅は30〜39o、葉長は9〜11p、光沢は有、数は少、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形は[型、花の向きは30〜59゜、花房の形状は総状花序、全体の形はヤマユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は60〜79o、長さは9〜12p、外花被の幅は30〜39o、長さは12〜15pである。花色は花弁の基部及び地色は黄白(JHS カラーチャート2701)、中肋部は明緑黄(同2704)、縁部及び裏面は黄白(同2501)である。内花被1枚の斑点の数は70以上、外花被は20〜29、つぼみの色は緑白(同3501)、内花被の形はX型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はY型、反転の程度はX型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは30〜59o、花梗の太さはやや太、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数は少、花の香りは中、開花期は晩である。
 「カッサンドラ」と比較して、花弁中肋部の色が明緑黄であること、1花茎の花数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1985年に出願者のほ場(オランダ王国)において、出願者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1988年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9987号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   アスカリ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ヴィドー」に「タヒチ」を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の濃紫ピンク色でヤマユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は75〜99p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は淡緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は40〜59oである。葉序は2/5、葉の全体の形は広披針形、ねじれは無、葉幅は30〜39o、葉長は9〜11p、光沢は無、数は中、着生角度は90〜119゜である。つぼみの形は[型、花の向きは60〜89゜、花房の形状は総状花序、全体の形はヤマユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は50〜59o、長さは9〜12p、外花被の幅は40〜49o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部は紫ピンク(JHS カラーチャート9211)、地色、中肋部、縁部及び裏面は濃紫ピンク(同9213)である。内花被1枚の斑点の数は70以上、外花被は40〜49、つぼみの色は鮮紫ピンク(同9204)、内花被の形はX型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はY型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは90〜119o、花梗の太さは中、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60〜89゜、1花茎の花数及び花の香りは中、開花期はやや晩である。
 「アカプルコ」と比較して、花弁の地色、中肋部及び縁部の色が濃紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に出願者のほ場(オランダ王国)において、「ヴィドー」に「タヒチ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1991年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9988号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   アベリーノ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「ノーベチェント」を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の明黄色で中肋部が鮮黄橙色のスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は75〜99p、茎の直径は5.0〜9.9o、上部の色は淡緑、中部及び下部の色は濃緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9o、止葉下は40〜59oである。葉序は3/8、葉の全体の形は披針形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は6〜8p、光沢は有、数は多、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はU型、花の向きは15〜29゜、花房の形状は複散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は60〜79o、長さは9〜12p、外花被の幅は40〜49o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部は鮮黄橙(JHS カラーチャート1906)、地色は明黄(同2506)、中肋部は鮮黄橙(同1906)、縁部及び裏面は明黄(同2506)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は穏黄(同2512)、内花被の形はZ型、外花被の形はT型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状及び反転の程度はX型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は黄、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは太、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60〜89゜、1花茎の花数はやや多、花の香りは無、開花期は早である。
 「ポリアナ」と比較して、花被に斑点が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1987年に出願者のほ場(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統に「ノーベチェント」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1989年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9989号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ベリシモ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「リグリア」を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の紫ピンク色でヤマユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は75〜99p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は20〜39oである。葉序は2/5、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は30〜39o、葉長は12〜15p、光沢は無、数は中、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はZ型、花の向きは90〜119゜、花房の形状は総状花序、全体の形はヤマユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は50〜59o、長さは9〜12p、外花被の幅は30〜39o、長さは12〜15pである。花色は花弁の基部、地色、中肋部及び縁部は紫ピンク(JHS カラーチャート9203)、裏面は淡紫ピンク(同9202)である。内花被1枚の斑点の数は70以上、外花被は10〜19、つぼみの色は淡紫ピンク(同9502)、内花被の形はX型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はY型、反転の程度はX型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄、やくの長さは35〜39o、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60〜89゜、1花茎の花数及び花の香りは中、開花期はやや晩である。
 「コンアモーレ」と比較して、外花被の斑点が少ないこと、内花被先端の形状がV型であること、やくが長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1985年に出願者のほ場(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統に「リグリア」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1988年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9990号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ベルニーニ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花はやや大輪の明赤紫色で中肋部が濃紅色のヤマユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は楕円形、ねじれは無、葉幅は30〜39o、葉長は9〜11p、光沢は無、数は少、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はZ型、花の向きは30〜59゜、花房の形状は総状花序、全体の形はヤマユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は50〜59o、長さは9〜12p、外花被の幅は30〜39o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部及び地色は明赤紫(JHS カラーチャート9506)、中肋部は濃紅(同0109)、縁部は明赤紫(同9506)、裏面は鮮紫ピンク(同9505)である。内花被1枚の斑点の数は70以上、外花被は30〜39、つぼみの色は紫ピンク(同9211)、内花被の形はX型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はV型、反転の程度はX型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さはかなり太、色は濃緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数は少、花の香りは中、開花期はやや晩である。
 「アカプルコ」と比較して、花弁中肋部の色が濃紅であること、つぼみの色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1983年に出願者のほ場(オランダ王国)において、出願者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1986年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9991号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ギロンデ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「マレンマ」に「マドラス」を交配して育成されたものであり、花は中輪の明黄色で中肋部が鮮橙黄色のスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9o、上部の色は緑、中部及び下部の色は濃緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9o、止葉下は40〜59oである。葉序は2/5、葉の全体の形は狭披針形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は6〜8p、光沢は有、数はやや多、着生角度は30〜59゜である。つぼみの形はU型、花の向きは15゜未満、花房の形状は総状花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は120〜149o、内花被の幅は40〜49o、長さは9〜12p、外花被の幅は30〜39o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部は鮮橙黄(JHS カラーチャート2205)、地色は明黄(同2506)、中肋部は鮮橙黄(同2205)、縁部及び裏面は明黄(同2506)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は明緑黄(同2704)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は\型、外花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は黄、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数は多、花の香りは無、開花期はやや早である。
 「ロマノ」と比較して、葉の全体の形が狭披針形であること、花弁中肋部の色が鮮橙黄であること、内花被の形がZ型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に出願者のほ場(オランダ王国)において、「マレンマ」に「マドラス」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1990年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9992号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   メデューサ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は中輪の浅赤味紫色で中肋部が浅赤味紫色及び橙赤色のヤマユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は100〜129p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は20〜39oである。葉序は2/5、葉の全体の形は楕円形、ねじれは無、葉幅は20〜29o、葉長は9〜11p、光沢は無、数はやや少、着生角度は90〜119゜である。つぼみの形は[型、花の向きは60〜89゜、花房の形状は総状花序、全体の形はヤマユリ型である。花径は120〜149o、内花被の幅は50〜59o、長さは9〜12p、外花被の幅は30〜39o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部は浅黄緑(JHS カラーチャート3503)、地色は浅赤味紫(同8910)、中肋部は浅赤味紫(同8910)及び橙赤(同0713)、縁部及び裏面は浅赤味紫(同8910)である。内花被1枚の斑点の数は50〜59、外花被は20〜29、つぼみの色は明赤紫(同9506)、内花被の形はX型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はY型、反転の程度はX型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは90〜119o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60〜89゜、1花茎の花数及び花の香りは中、開花期は晩である。
 「アカプルコ」と比較して、花弁の地色が浅赤味紫であること、花弁中肋部の色が浅赤味紫及び橙赤であること、花弁縁部の色が浅赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1984年に出願者のほ場(オランダ王国)において、出願者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1987年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9993号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ラギオ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「サンセーレ」を交配して育成されたものであり、花は中輪の緑白色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は75〜99p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は濃緑、毛じはやや有、節間長は茎の中央部は5o未満、止葉下は60〜79oである。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は5〜9o、葉長は6〜8p、光沢は有、数はかなり多、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はW型、花の向きは15゜未満、花房の形状は散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は120〜149o、内花被の幅は50〜59o、長さは9〜12p、外花被の幅は30〜39o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部、地色、中肋部、縁部及び裏面は緑白(JHS カラーチャート3701)である。内花被1枚の斑点の数は10〜19、外花被は1〜9、つぼみの色は浅黄緑(同3304)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状はV型、反転の程度はX型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60〜89゜、1花茎の花数はやや多、花の香りは無、開花期はやや早である。
 「ナフォーナ」と比較して、内花被に斑点が有ること、内花被の形がZ型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1985年に出願者のほ場(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統に「サンセーレ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1987年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9994号   平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   モントラシェ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名実生種に「アルハンブラ」を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の黄白色でヤマユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は淡緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は5〜9o、止葉下は20〜39oである。葉序は2/5、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は30〜39o、葉長は12〜15p、光沢は無、数はやや少、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はW型、花の向きは90〜119゜、花房の形状は総状花序、全体の形はヤマユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は60〜79o、長さは9〜12p、外花被の幅は40〜49o、長さは12〜15pである。花色は花弁の基部、地色、中肋部、縁部及び裏面は黄白(JHS カラーチャート2901)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は黄白(同3302)、内花被の形はX型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度はX型、外花被先端の形状はZ型、反転の程度はV型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さはかなり太、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数は少、花の香りは中、開花期はやや晩である。
 「カサブランカ」と比較して、外花被の反転の程度がV型であること、開花期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1986年に出願者のほ場(オランダ王国)において、出願者所有の無名実生種に「アルハンブラ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1989年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9995号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   シンプロン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「カサブランカ」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の黄白色でヤマユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は50〜74p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は淡緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は10〜19o、止葉下は20〜39oである。葉序は2/5、葉の全体の形は広披針形、ねじれは無、葉幅は30〜39o、葉長は12〜15p、光沢は無、数はやや少、着生角度は90〜119゜である。つぼみの形はW型、花の向きは60〜89゜、花房の形状は総状花序、全体の形はヤマユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は50〜59o、長さは9〜12p、外花被の幅は40〜49o、長さは12〜15pである。花色は花弁の基部、地色、中肋部、縁部及び裏面は黄白(JHS カラーチャート2901)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は黄白(同3302)、内花被の形はX型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はT型、反転の程度はX型、外花被先端の形状はY型、反転の程度はW型、側部の反転の程度はY型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは60〜89o、花梗の太さは太、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数は少、花の香りは中、開花期はやや晩である。
 「カサブランカ」と比較して、内花被の幅が狭いこと、外花被側部の反転の程度がY型であること、開花期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1984年に出願者のほ場(オランダ王国)において、「カサブランカ」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1987年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9996号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ルシルイエロー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名のスカシユリどうしを交配して育成されたものであり、花はやや大輪の明黄色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は75〜99p、茎の直径は5.0〜9.9o、上部の色は緑、中部及び下部の色は淡褐、毛じは無、節間長は茎の中央部が5o未満、止葉下は10〜19oである。葉序は3/8、葉の全体の形は狭披針形、ねじれは無、葉幅は10〜19o、葉長は12〜15p、光沢は無、数は中、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はW型、花の向きは15〜29゜、花房の形状は複散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は150〜179o、内花被の幅は50〜59o、長さは9〜12p、外花被の幅は30〜39o、長さは9〜11pである。花色は花弁の基部、地色、中肋部及び縁部ともに明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面は明緑黄(同2705)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は明黄(同2505)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度は[型、外花被先端の形状及び反転の程度はZ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は黄、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは90〜119o、花梗の太さは中、色は濃緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数はかなり多、花の香りは無、開花期は早である。
 「モナ」と比較して、茎の中部及び下部の色が淡褐であること、葉の全体の形が狭披針形であること、花房の形状が複散形花序であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の農場(栃木県小山市)において、出願者所有の無名のスカシユリどうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「イエロールージュ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9997号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ジパング
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有のシンテッポウユリの選抜系統に「スターゲーザー」を交配して育成されたものであり、花は大輪の鮮紫ピンク色で縁部が黄白色、中肋部が紫赤色のテッポウユリ型で切花向きの品種である。
 草丈は100〜129p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は淡褐、毛じは無、節間長は茎の中央部が10〜19o、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は40〜49o、葉長は16〜20p、光沢は無、数はやや多、着生角度は60〜89゜である。つぼみの形はZ型、花の向きは90〜119゜、花房の形状は総状花序、全体の形はテッポウユリ型である。花径は180〜209o、内花被の幅は60〜79o、長さは13〜17p、外花被の幅は50〜59o、長さは16〜20pである。花色は花弁の基部及び地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)、中肋部は紫赤(同9708)、縁部及び裏面は黄白(同2502)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は淡黄緑(同3303)、内花被の形はX型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はT型、反転の程度及び外花被先端の形状はX型、反転の程度はW型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は浅黄緑、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは90〜119o、花梗の太さはやや太、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数はやや少、花の香りは弱、開花期はやや早である。
 「スターゲーザー」及び「エラスムス」と比較して、葉の全体の形が長楕円形であること、花弁中肋部の色が紫赤であること、花被に斑点が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の農場(栃木県小山市)において、出願者所有のシンテッポウユリの選抜系統に「スターゲーザー」を花柱切断法で交配して胚培養を行い、開花した個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9998号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ゆり   ルンビニー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「ル レーブ」を交配して育成されたものであり、花はかなり大輪の紫ピンク色でスカシユリ型の切花向きの品種である。
 草丈は75〜99p、茎の直径は5.0〜9.9o、色は淡褐、毛じは無、節間長は茎の中央部が5〜9o、止葉下は20〜39oである。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は20〜29o、葉長は12〜15p、光沢は無、数はやや少、着生角度は30〜59゜である。つぼみの形はX型、花の向きは15〜29゜、花房の形状は複散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は210〜239o、内花被の幅は50〜59o、長さは13〜17p、外花被の幅は30〜39o、長さは12〜15pである。花色は花弁の基部は穏紫ピンク(JHS カラーチャート9712)、地色は紫ピンク(同9711)、中肋部は淡黄(同2503)、縁部及び裏面は紫ピンク(同9711)である。内花被1枚の斑点の数は40〜49、外花被は10〜19、つぼみの色は浅黄緑(同3109)及び穏ピンク(同0112)、内花被の形はZ型、外花被の形はW型、内花被先端の形状はV型、反転の程度、外花被先端の形状及び反転の程度はZ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は桃、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは30〜59o、花梗の太さは太、色は濃緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30〜59゜、1花茎の花数はやや少、花の香りは無、開花期は早である。
 「ル レーブ」と比較して、葉の着生角度が狭いこと、花径が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(山形県山形市)において、育成者所有の育成系統に「ル レーブ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9999号   平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   グロリオサ   コモスゴールドウィング  
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Gloriosa simplexにG.carsonii×G.simplexの選抜個体を交配して育成されたものであり、花は明黄緑色で、花形は球形の鉢物、花壇及び切花向きの品種である。
 草性は高性、開花時の草丈はやや高である。塊茎の形は棒状、茎の太さは細、色は穏緑(JHS カラーチャート3715)、基部の色は淡、毛じの多少は無、蝋質の発生程度は多、分枝発生数は中、第1節間長は短である。葉数は中、葉序は互生様、葉形は披針形、葉の断面の形はほぼ平、葉身長は中、葉幅は極狭、葉の表面の色は穏緑(同3712)、裏面の色は暗黄緑(同3508)、光沢は弱、着生角度は水平、巻きひげの発生節位は中である。花形は球形、花の高さは低、直径は中、花被片の枚数は6枚、形は披針形、先端の形は中、反転程度はやや強、ねじれの程度及び波打ち程度は弱、長さは短、幅は狭、表の模様は単色、表の地色及び裏の地色は明黄緑(同3104)、基部の色の状態は帯状、蕾全体の形は中間、花被片の隙間の程度は狭、蕾先端の色は無、雌ずいの長さは短、着生角は中、花柱の色は無、雌ずいの数は1、花糸の形は弱、長さは短、色は発色無し、雄ずいの数は6本、花粉の色は黄橙色、子房の長さは中、色は濃黄緑(同3507)、花柄の長さは短、着生角度はやや鈍、曲がりは無、着花数は中、花の香りは無である。
 「ルテア」と比較して、花形が球形であること、花被片の波打ちの程度が弱いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者の温室(千葉県千葉市)において、G.simplexにG.carsonii×G.simplexの選抜個体を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、その特性が安定していることを確認して平成10年に育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「コモス ゴールド ウィング」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10000号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ロードヒポクシス   夢姫(ゆめひめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は「剣菱」の変異株であり、花は鮮紫ピンク色の一重で大輪の鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草丈は中、球根の形は球形、大きさは大である。葉枚数は中、葉身全体の形は線形、先端の形は鋭形、葉身長及び葉身幅は中、葉表面の色は緑、斑の有無は無である。花の向きは上向、花形は一重咲、花径は大、内花被片及び外花被片の開き方は水平、花色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、花色の変化の有無及び模様の有無は無、内花被片全体の形は卵形、先端の形は鋭形、縁の形は全縁、外花被片全体の形は楕円形、先端の形は鈍形、縁の形は全縁、内花被片及び外花被片の長さは長、幅は広、花弁数は中、雄ずいの有無は有、花柄の太さ、長さ及び硬さは中、色は紫紅、1花柄の花数及び花数は中、花の香りはやや有である。
 「文鳥」と比較して、花が大きいこと、花被片の花色が鮮紫ピンク(同9204)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(埼玉県深谷市)において、「剣菱」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「織姫」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10001号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ロードヒポクシス   舞姫(まいひめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は「文鳥」の変異株であり、花は鮮紫ピンク色で黄白色の模様が筋状に入る、一重で大輪の鉢物向きの品種である。
 草型は直立性、草丈は中、球根の形は球形、大きさは大である。葉枚数は中、葉身全体の形は線形、先端の形は鋭形、葉身長は中、葉身幅は広、葉表面の色は緑、斑の有無は無である。花の向きは上向、花形は一重咲、花径は大、内花被片及び外花被片の開き方は水平、花色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9205)、花色の変化の有無は無、模様の有無は有、種類は1種、タイプは筋状、色は黄白(同2902)、内花被片全体の形は卵形、先端の形は鋭形、縁の形は全縁、外花被片全体の形は楕円形、先端の形は鋭形、縁の形は全縁、内花被片の長さは長、幅は中、外花被片の長さは長、幅は広、花弁数は中、雄ずいの有無は有、花柄の太さは太、長さ及び硬さは中、色は紫紅、1花柄の花数はやや少、花数は中、花の香りはやや有である。
 「折鶴」と比較して、花被片の模様のタイプが筋状であること、内花被片全体の形が卵形であること等で、「文鳥」と比較して、花被片の模様が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(埼玉県深谷市)において、「文鳥」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10002号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オドントグロッサム   ジャンパム アルタイル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Crispum」×「Jumbo」の実生苗から選抜して育成されたものであり、花はセパル、ペタル及びリップが緑白の地色に赤褐色の点斑が入る中型種である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。開花ぎ球茎の正面の形は卵形、平面の形は長楕円形、溝の有無は無、高さは61〜80o、長径は31〜40oである。葉の正面の形は広線形、横断面の形はV型、向きは斜上、長さ及び幅は中、表面の色は明黄緑、上位葉数は2枚、下位葉数は3枚である。花序の型は総状、再開花性は無、長さは中、幅はやや狭、花数はやや少、花茎の抽出方向は斜上、強さは中、花型は部分抱え平咲き、距の有無は無、花の横径及び縦径は中である。ドーサル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、ねじれは無、長さはやや短、幅はやや狭、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鈍形、ねじれは無、長さはやや短、幅はやや狭、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有、長さは短、幅はやや狭である。リップ中央裂片の正面の形は長方形、側裂片の明確度は不明確、先端の形は銀杏形、長さはやや短、幅はやや狭である。花色はセパル、ペタル及びリップは緑白(JHS カラーチャート3501)の地色に赤褐(同0710)の点斑が入る。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「スターリット ナイト ピーター ラビット」と比較して、セパル、ペタル及びリップの地色が緑白であること、セパル、ペタル及びリップの斑の色が赤褐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成5年に出願者が「Crispum」×「Jumbo」の実生苗を導入し、6年に出願者の温室(栃木県宇都宮市)において、開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ニチレイ2号 アルタイル」、出願公表時の名称は「ニチレイ ジャンパム アルタイル」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10003号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オドントグロッサム   ストロベリーフィールド アンタレス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Ingera」×「Beaumont」の実生苗から選抜して育成されたものであり、花はセパル及びペタルは紫ピンクの地色に濃赤色の覆輪及び点斑が入り、リップは淡紫ピンクの地色に濃赤色の点斑及び濃赤紫色のぼかしが入る中型種である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。開花ぎ球茎の正面の形は卵形、平面の形は長楕円形、溝の有無は無、高さは61〜80o、長径は41〜50oである。葉の正面の形は広線形、横断面の形はV型、向きは斜上、長さはやや長、幅はやや広、表面の色は暗緑、上位葉数は2枚、下位葉数は3枚である。花序の型は複総状、再開花性は無、長さ及び幅は中、花数はやや少、花茎の抽出方向は斜上、強さは中、花型は反転咲き、距の有無は無、花の横径及び縦径はやや大である。ドーサル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、ねじれは無、長さは短、幅はやや狭、ラテラル・セパル正面の形は菱形、先端の形は鈍形、ねじれは有、長さはやや短、幅はやや狭、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有、長さはやや短、幅は中である。リップ中央裂片の正面の形は長方形、側裂片の明確度は不明確、先端の形は銀杏形、長さはやや短、幅はやや狭である。花色はセパル及びペタルは紫ピンク(JHS カラーチャート9203)の地色に濃赤(同0409)の覆輪及び点斑が入り、リップは淡紫ピンク(同9202)の地色に濃赤(同0409)の点斑及び濃赤紫(同9509)のぼかしが入る。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「ラブリー コアラ インバルジョン」と比較して、セパル及びペタルの斑の色が濃赤であること、リップに濃赤の点斑及び濃赤紫のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成5年に出願者が「Ingera」×「Beaumont」の実生苗を導入し、6年に出願者の温室(栃木県宇都宮市)において、開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ニチレイ1号 アンタレス」、出願公表時の名称は「ニチレイ ストロベリーフィールド アンタレス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10004号  平成14年3月15日     
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オドントグロッサム   すまいるえりー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ビアララ タホマ グレイシャー ’シュガースイート’」にOda.Torlana×Oda.Ingeraを交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルはピンク白の地色に赤味紫色の覆輪及び点斑、リップはピンク白の地色に鮮紫ピンク色の点斑及びぼかしが入る中型種である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。開花ぎ球茎の正面の形及び平面の形は長楕円形、溝の有無は無、高さは61〜80o、長径は41〜50oである。葉の正面の形は広線形、横断面の形はV型、向きは斜上、長さ及び幅は中、表面の色は暗黄緑、上位葉数は1枚、下位葉数は4枚である。花序の型は総状、再開花性は無、長さは中、幅はやや狭、花数は少、花茎の抽出方向は斜上、強さは中、花型は平咲き、距の有無は無、花の横径及び縦径は大である。セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は突形、ねじれは有、長さは中、幅はやや狭、ペタル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有、長さは中、幅はやや狭である。リップ中央裂片の正面の形は長方形、側裂片の明確度は明確、先端の形は銀杏形、長さは長、幅はやや広である。花色はセパル及びペタルはピンク白(JHS カラーチャート9201)の地色に赤味紫(同8912)の覆輪及び点斑が入り、リップはピンク白(同9201)の地色に鮮紫ピンク(同8904)の点斑及びぼかしが入る。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「フロンティスピース アネーロ」と比較して、セパル及びペタルの斑の色が赤味紫であること、リップに点斑及びぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、昭和63年に「ビアララ タホマ グレイシャー ’シュガースイート ’」にOda.Torlana×Oda.Ingeraを交配した実生苗を導入し、平成3年に育成者の温室(広 島県山県郡豊平町)において、その開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性 の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したもの である。   
 なお、出願時の名称は「すまいる えりー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10005号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイスビロア
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は「インターニキ」に無名実生種を交配して育成した品種であり、花序のタイプは散房花序、花は濃赤色で半剣弁、カップ咲、無香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部及び中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑褐、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)、裏面の色は鮮赤(同0407)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は6〜10、花の香りは無である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。 
 「バルキタ」と比較して、花弁裏面の色が鮮赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者の温室(千葉県八千代市)において、「インターニキ」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、その特性が安定していることを確認して9年に育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10006号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   インテロルトロ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は明橙黄色で外側10枚程度の弁端に浅橙色のぼかしが入り、半剣弁、カップ咲、弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部はやや少、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面及び裏面の色は明橙黄(JHS カラーチャート2204)で外側10枚程度の弁端に浅橙(同1302)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さはやや厚、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょうの色及び開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「タノグリュウ」と比較して、小葉全体の形が卵形であること、蕾の形がつぼ形であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の所属する会社の温室(オランダ王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10007号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   インテルスニウ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種に「インターティン」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは円錐花序、花は黄白色で剣弁、カップ咲、弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数及び本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは円錐花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は6〜10、花の香りは弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色及び開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「タンウィダキム」と比較して、花序のタイプが円錐花序であること、花弁全体の形が円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の所属する会社の温室(オランダ王国)において、無名実生種に「インターティン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10008号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   タンピナイソ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「オジアーナ」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は淡黄ピンク色で剣弁、高芯咲、かなり弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部はやや多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は弱、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は淡黄ピンク(JHS カラーチャート0702)、裏面の色は淡紫ピンク(同9502)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さは長、太さはやや太、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「オジアーナ」と比較して、花弁表面の色が淡黄ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、「オジアーナ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10009号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   タナラエルク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は黄白色で半剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立はやや叢生でない、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや短、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は弱、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート1901)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さはやや太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「タニボリ」と比較して、花弁裏面の色が黄白であること、花弁全体の形が円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10010号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   タナルア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は外側18枚程度が浅橙色で内側が浅黄橙色の剣弁、カップ咲、無香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は上下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はかなり少、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は外側18枚程度が浅橙(JHS カラーチャート1302)、内側は浅黄橙(同1903)、裏面の色は外側18枚程度が淡黄ピンク(同1301)、内側は淡黄橙(同1902)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は1、花の香りは無である。枝の長さは中、太さはやや太、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ルイオラン」と比較して、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10011号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   タンレプソグ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は濃赤色で剣弁、カップ咲、無香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立はやや叢生、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はかなり多、枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さは中、花弁表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)、裏面の色はピンク白(同0101)で鮮紅(同0107)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さはやや厚、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは無である。枝の長さはやや長、太さはやや太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ニコル」と比較して、花弁裏面のぼかしの色が鮮紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10012号  平成14年3月15日    
                                       
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   タニピランマウ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は明赤紫色で丸弁、カップ咲、弱香のやや小輪となる修景向きの品種である。
 樹形は横張性、株立は叢生、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はやや少、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数及び本葉の長さは中、幅は狭である。新葉の色は緑褐、光沢は強、本葉の色は緑、光沢は強、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は明赤紫(JHS カラーチャート9506)、裏面の色は鮮紫ピンク(同9505)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さはやや薄、硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は11〜20、花の香りは弱である。枝の長さは短、太さはやや細、新しょう及び開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「メイボンリブ」と比較して、花弁表面の色が明赤紫であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、出願者の温室(千葉県佐原市)において、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10013号  平成14年3月15日   
                                       
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ジャックイム
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ライズン シャイン」に「JACjem」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は浅黄色で半剣弁、カップ咲、かなり弱香のやや小輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立はやや叢生、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部は中、枝中央部はやや少、花柄はかなり少である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや短、幅は狭である。新葉の色は黄緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面及び裏面の色は浅黄(JHS カラーチャート2511)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さ及び硬さは中、数は30〜34、一茎の花数は11〜20、花の香りはかなり弱である。枝の長さはかなり短、太さはやや細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「タンレドルク」と比較して、花弁表面の色が浅黄であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1983年に育成者が所属する会社の温室(アメリカ合衆国)において、「ライズン シャイン」に「JACjem」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1987年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10014号  平成14年3月15日    
                                       
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ジャックカスプ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コリムロ」に「MACminmo」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は紫ピンク色で弁先から弁央に明赤紫色のぼかしが入り、丸弁、カップ咲、無香の小輪となる修景向きの品種である。
 樹形は横張性、株立はやや叢生、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部は多、花柄はかなり少である。小葉全体の形は披針形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや短、幅はかなり狭である。新葉の色は黄緑、光沢は強、本葉の色は緑、光沢は強、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は小、高さは低、花弁表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9503)で弁先から弁央に明赤紫(同9506)のぼかしが入り、裏面の色は淡紫ピンク(同9202)で鮮紫ピンク(同9505)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さは薄、硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は11〜20、花の香りは無である。枝の長さは短、太さは細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「メイボンリブ」と比較して、花弁表面の色が紫ピンクで弁先から弁央に明赤紫のぼかしが入ること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1987年に育成者が所属する会社の温室(アメリカ合衆国)において、「コリムロ」に「MACminmo」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10015号  平成14年3月15日    
                                       
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ジャックウィック
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「SAVanin」に「ジャックシル」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は淡紫ピンク色で外側10枚程度に鮮紫赤色及び内側に明赤紫色のぼかしが入り、半剣弁、カップ咲、弱香のやや小輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立はやや叢生、樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はやや多、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は披針形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9502)で外側10枚程度に鮮紫赤(同9707)及び内側に明赤紫(同9506)のぼかしが入り、裏面の色は外側10枚程度が鮮紫赤(同9707)、内側が明赤紫(同9506)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は6〜10、花の香りは弱である。枝の長さは短、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ジャックライアン」と比較して、小葉全体の形が披針形であること、花弁表面の色が淡紫ピンクで外側10枚程度に鮮紫赤及び内側に明赤紫のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1987年に育成者が所属する会社の温室(アメリカ合衆国)において、「SAVanin」に「ジャックシル」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1993年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10016号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルクラリス
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、((「ジャカコル」×(「KORGOLD」×「MINIGOLD」))×「MEILIMONA」)に「CHARMILLA」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡黄色で剣弁、高芯咲、かなり弱香の大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの数は枝基部、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は大、高さは高、花弁表面の色は淡黄(JHS カラーチャート2503)、裏面の色は黄白(同2502)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さはかなり厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「メイホウバ」と比較して、とげが無いこと、花形が高芯咲であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、((「ジャカコル」×(「KORGOLD」×「MINIGOLD」))×「MEILIMONA」)に「CHARMILLA」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10017号  平成14年3月15日    
                                       
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルモシ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コルキルモ」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は淡緑黄色で剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はかなり少、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径及び高さは中、花弁表面及び裏面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さ及び硬さは中、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「コルキルモ」と比較して、花弁表面及び裏面の色が淡緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に生産者の温室(オランダ王国)において、「コルキルモ」の枝変わりを発見、以後、育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、増殖を行いながら特性の調査を継続し、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10018号  平成14年3月15日   
                                       
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルムレン
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種に(「コルリンゴ」×「KORFI」)を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮紫ピンク色で半剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はかなり多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数及び本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢はやや弱、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9705)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さは短、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「メイダルヌ」と比較して、花弁表面及び裏面の色が鮮紫ピンクであること、花弁全体の形が広楕円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種に(「コルリンゴ」×「KORFI」)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10019号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルサフィル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コルフラッパイ」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は浅橙色で剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は浅橙(JHS カラーチャート1603)、裏面の色は浅橙(同1303)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は狭惰円形、厚さは厚、硬さは中、数は20〜24、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さは中、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は黄緑、開花時期は中である。
 「コルフラッパイ」と比較して、花弁表面の色が浅橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に生産者の温室(ベルギー王国)において、「コルフラッパイ」の枝変わりを発見、以後、育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)で増殖を行いながら特性の調査を継続し、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10020号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルスノラ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コルブロノラ」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は明黄橙色で外側5枚程度の弁先に濃ピンク色のぼかしが入り、半剣弁、カップ咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは長、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部はかなり少、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は弱、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は明黄橙(JHS カラーチャート1905)で外側5枚程度の弁先に濃ピンク(同0405)のぼかしが入り、裏面の色は明橙(同1604)で弁先に鮮ピンク(同0105)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さは長、太さはやや太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「コルブロノラ」と比較して、花弁表面の色が明黄橙で外側5枚程度の弁先に濃ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に生産者の温室(オランダ王国)において、「コルブロノラ」の枝変わりを発見、以後、育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10021号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コロジロ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「KORPRIWA」×「カクテル80」)に(無名実生種×((「Korampa」×「Elida」)×「カブキ」))を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮黄色で半剣弁、カップ咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部は少、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は弱、厚さは薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は中、高さはやや低、花弁表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、裏面の色は明黄(同2506)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「インターライザ」と比較して、花弁表面の色が鮮黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、(「KORPRIWA」×「カクテル80」)に(無名実生種×((「Korampa」×「Elida」)×「カブキ」))を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10022号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルプロヴィア
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「KORMISCHAFO」に((「KORPRIWA」×無名実生種)×(「KORPRIWA」×「カクテル80」))を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は外側10枚程度が淡黄ピンク色、内側が明黄橙色で半剣弁、カップ咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は緑、数は枝基部は中、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は外側10枚程度が淡黄ピンク(JHS カラーチャート1301)で内側が明黄橙(同1905)、裏面の色は外側10枚程度が淡緑黄(同2702)で内側が浅橙黄(同2203)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は60以上、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょう及び開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ルイロビント」と比較して、花弁全体の形が円形であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、「KORMISCHAFO」に((「KORPRIWA」×無名実生種)×(「KORPRIWA」×「カクテル80」))を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10023号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   コルセクトラ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(無名実生種×「Korflug」)に(「MEIFIKALIF」×(「ANKORI」×「Alexander Harkness」))を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮橙赤色で剣弁、カップ咲、弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部はかなり多、中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さは中、幅はやや広である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は鮮橙赤(JHS カラーチャート0706)、裏面の色は明赤(同0406)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さはかなり厚、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「コルラルティスク」と比較して、花弁表面の色が鮮橙赤であること、花弁全体の形が広楕円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1987年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、(無名実生種×「Korflug」)に(「MEIFIKALIF」×(「ANKORI」×「Alexander Harkness」))を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10024号  平成14年3月15日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   タネチャッタ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は紫ピンク色で弁央に淡黄緑色のぼかしが入り、剣弁、高芯咲、中香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は黄緑、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は弱、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9503)で弁央に淡黄緑(同3102)のぼかしが入り、裏面の色は淡紫ピンク(同9502)で弁底に淡黄緑(同3102)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは中である。枝の長さは長、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。
 「コルリス」と比較して、花弁表面の弁央に淡黄緑色のぼかしが入ること、花弁全体の形が広楕円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成13年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10025号  平成14年3月15日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   レクシィスティム
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡緑黄色で剣弁、カップ咲、弱香の大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢はやや弱、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は大、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さはやや太、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「メイパスティ」と比較して、花が大きいこと、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10026号  平成14年3月15日 
                                       
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   タノルキム
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮橙色で剣弁、カップ咲、中香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの数は枝基部、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢はやや強、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は鮮橙(JHS カラーチャート1306)、裏面の色は明橙黄(同2204)で弁先から弁央に明紅(同0106)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さはやや厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は6〜10、花の香りは中である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「セルゲルマニウム」と比較して、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、出願者の温室(千葉県佐原市)において、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10027号  平成14年3月15日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   タナガール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は外側15枚程度が淡黄ピンク色で内側が明橙色の半剣弁、カップ咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部は多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢はやや弱、本葉の色は濃緑、光沢はやや弱、厚さはやや薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は外側15枚程度が淡黄ピンク(JHS カラーチャート0702)で内側が明橙(同1604)、裏面の色は外側15枚程度がピンク白(同0701)で内側が浅黄(同2504)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ルイオラン」と比較して、とげの色が紅紫であること、花弁のタイプが半剣弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者が所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10028号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   メイロランゲ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「MEIGORMON」に(「DEVOLOR」×「タンゼルボン」)を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は紫ピンク色で半剣弁、カップ咲、無香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は黄緑、数は枝基部及び枝中央部はかなり多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢はやや弱、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9703)、裏面の色は紫ピンク(同9203)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは無である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「タンリカス」と比較して、花弁表面の色が紫ピンクであること、花弁のタイプが半剣弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者が所属する会社の温室(フランス共和国)において、「MEIGORMON」に(「DEVOLOR」×「タンゼルボン」)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10029号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   メイレオデュイヴ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「メイコフューム」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は赤色で丸弁、カップ咲、無香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は赤(JHS カラーチャート0414)、裏面の色はピンク白(同0701)で弁先から弁央に鮮ピンク(同0105)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は20〜24、一茎の花数は1、花の香りは無である。枝の長さは中、太さはやや太、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「メイコフューム」と比較して、花弁表面の色が赤であること、裏面の色がピンク白で弁先から弁央に鮮ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者が所属する会社の温室(フランス共和国)において、「メイコフューム」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10030号  平成14年3月15日    
                                       
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オリジグル
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ルイロビント」に(「メイブリメール」×「オリテル」)を交配したものであり、花序のタイプは単生、花は淡黄ピンク色で半剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部かなり多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は淡黄ピンク(JHS カラーチャート0702)、裏面の色は鮮ピンク(同0104)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は60以上、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょう及び開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ブレズール」と比較して、花弁裏面の色が鮮ピンクであること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者が所属する会社の温室(オランダ王国)において、「ルイロビント」に(「メイブリメール」×「オリテル」)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10031号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイゲマス
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は「インターニキ」に無名実生種を交配して育成した品種であり、花序のタイプは散房花序、花は濃紅色で半剣弁、カップ咲、無香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部及び中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は濃紅(JHS カラーチャート0108)、裏面の色は鮮紅(同0107)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は30〜34、一茎の花数は6〜10、花の香りは無である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。 
 「ケイスビロア」と比較して、本葉の色が緑であること、花弁裏面の色が鮮紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(千葉県八千代市)において、「インターニキ」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10032号  平成14年3月15日   
                                       
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ゲリエトワ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コロキス」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は淡橙黄色で剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部かなり少、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径及び高さは中、花弁表面及び裏面の色は淡橙黄(JHS カラーチャート2202)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょう及び開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「コルクリームキス」と比較して、とげの色が緑褐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者が所属する会社の温室(オランダ王国)において、「コロキス」の枝変わりを発見、以後、同社の温室(ドイツ連邦共和国)で増殖を行いながら特性の調査を継続し、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10033号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オリナット
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「タンリカス」に「MEINICAL」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は明紅色で半剣弁、高芯咲、弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は明紅(JHS カラーチャート0106)、裏面の色は鮮紫ピンク(同9705)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さはやや太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「タンリカス」と比較して、蕾の形が卵形であること、花弁表面の色が明紅であること、花弁裏面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者が所属する会社の温室(オランダ王国)において、「タンリカス」に「MEINICAL」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10034号  平成14年3月15日   
                                       
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   メイレクロム
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「ジャック ゴールド」×「ケイヅーボ」)に(「MEIJASON」×「RINAKOR」)を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は外側20枚程度がピンク色で弁先に鮮ピンク色のぼかしが入り、内側が浅橙色、半剣弁、高芯咲、弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は緑、数は枝基部は多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は外側20枚程度がピンク(JHS カラーチャート0403)で弁先に鮮ピンク(同0404)のぼかしが入り、内側が浅橙(同1603)、裏面の色は外側20枚程度が淡黄ピンク(同0702)、内側が浅黄(同2504)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「タネティドール」と比較して、花弁表面の外側20枚程度の弁先に鮮ピンク色のぼかしが入り、内側が浅橙色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要                      
 この品種は、1993年に育成者が所属する会社の温室(フランス共和国)において、(「ジャック ゴールド」×「ケイヅーボ」)に(「MEIJASON」×「RINAKOR」)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10035号  平成14年3月15日    
                                       
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オスチャー
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「オスマス」に無名実生種を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は外側20枚程度が淡黄橙色、内側が浅橙黄色で丸弁、カップ咲、やや弱香の中輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はやや多、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は弱、厚さはやや薄、硬さは軟である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面及び裏面の色は外側20枚程度が淡黄橙(JHS カラーチャート1902)、内側が浅橙黄(同2203)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さは薄、硬さはやや軟、数は60以上、一茎の花数は2〜5、花の香りはやや弱である。枝の長さは短、太さはやや細、新しょう及び開花枝の色は黄緑、開花時期は中である。
 「オスブレイク」と比較して、花弁表面及び裏面の色が外側20枚程度が淡黄橙、内側が浅橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に出願者の温室(連合王国)において、「オスマス」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10036号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オスクロス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シュロップシャイア・ラス」に無名実生種を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡紫ピンク色で紫ピンク色のぼかしが入り丸弁、カップ咲、弱香の中輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部は中、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は黄緑、光沢はやや弱、本葉の色は緑、光沢は弱、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは単生、蕾の形は尖長形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9502)で紫ピンク(同9503)のぼかしが入り、裏面の色は淡紫ピンク(同9502)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さは薄、硬さは軟、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょう及び開花枝の色は黄緑、開花時期は中である。
 「オスセント」と比較して、花弁表面の色が淡紫ピンクで紫ピンクのぼかしが入ること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1987年に出願者の温室(連合王国)において、「シュロップシャイア・ラス」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10037号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オストプ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フェア・ビアンカ」に無名実生種を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は外側20枚程度が黄白色、内側が淡ピンク色で丸弁、カップ咲、中香のやや大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は横張性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅は狭、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部はかなり多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さは中、花弁表面及び裏面の色は外側20枚程度が黄白(JHS カラーチャート2502)、内側が淡ピンク(同0102)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は60枚以上、一茎の花数は2〜5、花の香りは中である。枝の長さは短、太さはやや細、新しょう及び開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「オスマック」と比較して、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に出願者の温室(連合王国)において、「フェア・ビアンカ」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「オストップ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10038号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オスポム
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「オスラム」に「オスコット」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は黄白色で菊状弁、菊咲、やや弱香の小輪となる花壇向きの品種である。
 樹形はつる性、株立は中、樹高は極高である。とげの形はつり針形、長さはやや短、基部の幅は中、色は黄緑、数は枝基部及び枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は披針形、小葉の枚数はやや多、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は尖長形である。花形は菊咲、花径は小、高さは低、花弁表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2502)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは菊状弁、全体の形は線形、厚さはかなり薄、硬さは軟、数は40〜59、一茎の花数は6〜10、花の香りはやや弱である。枝の長さはやや短、太さは細、新しょう及び開花枝の色は緑、開花時期は早である。
 「オスラム」と比較して、樹形がつる性であること、蕾の形が尖長形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に出願者の温室(連合王国)において、「オスラム」に「オスコット」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10039号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オスハム
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「オスブラッシュ」に「Auslea」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は淡黄ピンク色で丸弁、抱え咲、中香のやや小輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は横張性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部はやや多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや厚、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は球形である。花形は抱え咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面の色は淡黄ピンク(JHS カラーチャート1301)、裏面の色は淡紫ピンク(同9702)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は60以上、一茎の花数は2〜5、花の香りは中である。枝の長さは中、太さはやや太、新しょうの色及び開花枝の色は黄緑、開花時期は中である。
 「オスグローブ」と比較して、花弁表面の色が淡黄ピンクであること、裏面の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1986年に出願者の温室(連合王国)において、「オスブラッシュ」に「Auslea」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10040号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オスフェット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮紫ピンク色で丸弁、平咲、やや弱香のやや大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部は極多、枝中央部は多、花柄は極多である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は黄緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は尖長形である。花形は平咲、花径はやや大、高さはやや低、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)、裏面の色は鮮紫ピンク(同9504)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は5〜9、一茎の花数は2〜5、花の香りはやや弱である。枝の長さは短、太さはやや細、新しょう及び開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「オスセミ」と比較して、花弁表面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に出願者の温室(連合王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10041号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オスロット
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「プロスペロ」に無名実生種を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮紅色で丸弁、ポンポン咲、弱香の大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は横張性、株立はやや叢生、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はやや多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は黄緑、光沢はやや弱、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はポンポン咲、花径は大、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は鮮紅(JHS カラーチャート0107)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さはやや厚、硬さは中、数は60以上、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さは短、太さは細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「オスプリマ」と比較して、花弁表面及び裏面の色が鮮紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に出願者の温室(連合王国)において、「プロスペロ」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10042号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オスファイア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Westerland」に「オスゴールド」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮ピンク色で弁央に黄ピンク色のぼかしが入り丸弁、平咲、やや弱香の中輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は横張性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅は中、色は黄緑、数は枝基部はやや多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さは長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は尖長形である。花形は平咲、花径は中、高さはやや低、花弁表面の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0404)で弁央に黄ピンク(同1003)のぼかしが入り、裏面の色は明紅(同0106)で弁底に明橙黄(同2204)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さは中、硬さはやや軟、数は5〜9、一茎の花数は1、花の香りはやや弱である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「オスデイ」と比較して、花序のタイプが単生であること、花弁表面の色が鮮ピンクで弁央に黄ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に出願者の温室(連合王国)において、「Westerland」に「オスゴールド」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10043号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オスカム
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ルチェッタ」に「レッド・コート」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮紫ピンク色で丸弁、カップ咲、弱香の中輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立はやや叢生、樹高は中である。とげの形は上下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さは長、幅は広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは厚、硬さは硬である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9705)、裏面の色は紫ピンク(同9703)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さはやや薄、硬さは中、数は20〜24、一茎の花数は6〜10、花の香りは弱である。枝の長さは長、太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「オスキー」と比較して、花形がカップ咲であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1984年に出願者の温室(連合王国)において、「ルチェッタ」に「レッド・コート」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1993年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10044号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オスオールド
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ワイフ・オブ・バス」に「オスヒーロー」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮紫ピンク色で丸弁、カップ咲、中香の中輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は横張性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は黄緑、数は枝基部及び枝中央部は極多、花柄はかなり少である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さは長、幅はやや広である。新葉の色は緑、光沢はやや弱、本葉の色は緑、光沢は弱、厚さは厚、硬さはやや硬である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)、裏面の色は鮮紫ピンク(同9504)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さは薄、硬さは中、数は60以上、一茎の花数は2〜5、花の香りは中である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は灰緑、開花時期は中である。
 「オスグリスン」と比較して、花弁裏面の色が鮮紫ピンクであること、花弁全体の形が円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1984年に出願者の温室(連合王国)において、「ワイフ・オブ・バス」に「オスヒーロー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10045号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オストリーム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は黄白色で丸弁、平咲、弱香のやや小輪となる花壇向きの品種である。
 樹形はほふく性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は黄緑、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は平咲、花径はやや小、高さは低、花弁表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さは薄、硬さは中、数は5〜9、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さはかなり短、太さはかなり細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「オスデイ」と比較して、花弁表面及び裏面の色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に出願者の温室(連合王国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10046号  平成14年3月15日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   オスマッシュ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シュロップシャイア・ラス」に「オスブラッシュ」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡黄ピンク色で弁端に紫ピンク色のぼかしが入り丸弁、平咲、やや弱香の中輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は横張性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは長、幅はやや広である。新葉の色は黄緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは厚、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は平咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は淡黄ピンク(JHS カラーチャート1301)で弁端に紫ピンク(同9703)のぼかしが入り、裏面の色は淡黄ピンク(同1301)で弁端に鮮紫ピンク(同9704)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さはやや薄、硬さは中、数は5〜9、一茎の花数は1、花の香りはやや弱である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「オスデイ」と比較して、花序のタイプが単生であること、花弁表面の色が淡黄ピンクで弁端に紫ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1987年に出願者の温室(連合王国)において、「シュロップシャイア・ラス」に「オスブラッシュ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10047号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   なんきんはぜ   メトロキャンドル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、在来種の偶発実生から育成されたものであり、葉の斑入りの季節が春季〜夏季、樹冠全体に浅緑黄色の砂子斑が入る街路樹及び庭園向きの品種である。    樹姿は球体、枝の太さはやや細、新梢の夏季の色は鮮黄緑(JHS カラーチャート3506)、枝の皮目の形は横短線状、分枝性及び節間長は中である。葉の形は菱状広卵形、先端の形は狭長鋭尖形、基部の形は鈍形、葉身長はかなり短、幅は狭、成葉の夏季の色は浅緑黄(同2904)、斑の有無は有、斑入りの季節は春季〜夏季、発生位置は樹冠全体、パターンは砂子斑、色は浅緑黄(同2904)、葉の裏の毛の有無は無、葉柄の長さは極短である。花序の長さはやや短、幅はかなり狭、雌花のがく裂片の形は卵形、雄花のがくの形は皿状で3浅裂、雌ずい及び雄ずいの配列は乱れている、雌ずい及び雄ずいの色は明黄緑(同3505)、一花序の雌花数は多である。   
 在来種と比較して、成葉の夏季の色が浅緑黄であること、葉に砂子斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の農場(福岡県甘木市)において、在来種の偶発実生を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「キャンドル ライト」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10048号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   えのきたけ   パキンコ味姫(パキンコあじひめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種(栃木県宇都宮市産)に放射線を照射して育成されたものであり、菌さん表面が褐色の施設栽培向きの品種である。
 菌叢表面及び裏面の色は無、菌糸の寒天培地上の最適生長温度は25℃である。菌さんの断面の形は丸山形、縁の巻き込みは無、色は明所の生育で褐色である。菌柄の断面の形は円形、太さはやや太である。菌かきから子実体発生までの期間及び子実体の生育期間は中である。子実体収量は多、有効茎数は中である。
 「シナノブラウン」と比較して、菌さんの色が明所の生育で褐色であること等で、「臥竜3号」と比較して、菌さんの色が明所の生育で褐色であること、菌柄が太いこと等で区別性が認められる。
 なお、「シナノブラウン」との対峙培養において明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に農業生物資源研究所の施設(茨城県那珂郡大宮町)で、野生種(栃木県宇都宮市産)に放射線を照射して得られた変異株を社団法人長野県農村工業研究所の施設(長野県須坂市)において選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10049号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   もりの夏実(もりのなつみ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者の保有菌株どうしを交配して育成されたものであり、菌さんがやや小葉、中肉の不時栽培向き中温性品種である。
 菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや小、色は暗褐色、厚さは中、肉質はやや硬である。りん皮の付着部位は周縁、大きさは中、色は無である。子実層たくの形状は3型、並び方は正常、幅は極狭、密度は密、色は白色である。菌柄の形は1型、長さは短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大、太さは細、表面の色合い、毛の有無及び毛の色は有である。子実体の浸水発生時期は夏秋、発生型は集中、発生温度は中温、発生までの期間は短である。乾物率は10〜15%、子実体1個当たりの平均乾重は1.5〜2.0g、収量性は少である。
 「森440号」及び「Y602号」と比較して、子実層たくの幅が狭いこと、菌柄の長さが短いこと等で区別性が認められる。
 なお、「森440号」及び「Y602号」等との対峙培養において明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者の施設(群馬県桐生市)において、出願者の保有菌株どうしを交配し、得られた菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「夏実」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第10050号  平成14年3月15日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   森華−L716(しんか−L716)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種(山梨県産)の子実体から組織分離し育成されたものであり、菌さんがやや小葉、中肉の不時栽培向き低温性品種である。
 菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや小、色は褐色、厚さは中である。りん皮の付着部位は全面、大きさは中、色は有である。子実層たくの形状は3型、並び方は正常、幅はかなり狭、密度は中、色は白色である。菌柄の形は3型、長さはやや短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率はやや大、太さはやや細、表面の色合い、毛の有無及び毛の色は有である。子実体の浸水発生時期は冬、発生型は集中、発生温度は低温、発生までの期間は短である。乾物率は15〜20%、子実体1個当たりの平均乾重は2.0〜2.5g、収量性はやや少である。
 「L706」と比較して、子実層たくの形状が3型であること等で、「M612」と比較して、子実層たくの形状が3型であること、菌柄の形が3型であること等で区別性が認められる。
 なお、「L706」及び「M612」との対峙培養において明確な帯線形成をする。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の施設(山梨県中巨摩郡八田村)において、野生種(山梨県産)の子実体から組織分離し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「菌華−L716」であった。