種苗法による品種登録
 
 種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき下記127品種の品種登録(第154回)をしましたので、お知らせします。
                                        
品種登録の番号 農林水産植物の種類    登録品種の名称
 
品種登録を受ける者の氏名又は名称
9784 華かほり 株式会社加工米育種研究所
9785
 
稲    
 
はなぶさ
 
独立行政法人農業技術研究機構
9786 稲      さわぴかり 群馬県
9787 稲    サケピカリ 群馬県
9788
 
稲   
 
あわみのり
 
独立行政法人農業技術研究機構
9789 稲      吟風 北海道
9790
 
とうもろこし
 
Ho40
 
独立行政法人農業技術研究機構
9791 あずき    白雪大納言 兵庫県
9792 大豆 タママサリ 長野県
9793 大豆     すずこがね 長野県          
9794 大豆     サヤコマチ 雪印種苗株式会社
9795
 
大豆
 
おおすず
 
独立行政法人農業技術研究機構
9796 大豆     いわいくろ 北海道 
9797 大豆 ハヤヒカリ 北海道    
9798
 
大豆  
 
すずおとめ      
 
独立行政法人農業技術研究機構
9799
 
さとうきび 
 
Ni12
 
独立行政法人農業技術研究機構
9800 トマト KGM981 カゴメ株式会社
9801 トマト  KGM982 カゴメ株式会社
9802 メロン メイスター 茨城県
9803 ぶどう 浅間メルロー マンズワイン株式会社
9804
 
オーチャードグラス  HoMS7961
 
独立行政法人農業技術研究機構
9805
 
オーチャードグラス  HoMA1
 
独立行政法人農業技術研究機構
9806 きんぎょそう ラダピ サントリー株式会社
9807 きんぎょそう ラレッド サントリー株式会社
9808 コスモス   イエロー キャンパス 株式会社サカタのタネ
9809 コスモス   オレンジ キャンパス 株式会社サカタのタネ
9810
 
ストック  
 
ホワイト レボリューション 黒川幹
 
9811
 
ストック  
 
イエロー レボリューション 黒川幹      
 
9812 ストック   イエローチルドレン  黒川幹      
9813 ストック   パープルチルドレン  黒川幹      
9814 ストック   マリンチルドレン   黒川幹          
9815 ストック   イエロースパーク 黒川幹   
9816 ストック   イエロースティック 黒川幹   
9817 ストック   ローズアイアン 黒川幹   
9818 ストック   ホワイトファミリー 黒川幹   
9819 ストック   ピンクファミリー 黒川幹   
9820
 
デルヒニウム
 
プラージュサフィー
 
日本たばこ産業株式会社、小西國弘
9821 トレニア   ダントップKMN ダンジガー ダン フラワー ファーム  
9822 トレニア   ダントイHRT ダンジガー ダン フラワー ファーム  
9823 トレニア   サンレニホパス サントリー株式会社
9824 トレニア   サンレニライピホ サントリー株式会社 
9825 トレニア   サンレニラピホ サントリー株式会社    
9826 トレニア   サンレニリレパ  サントリー株式会社    
9827 バーベナ   サンマレフ TPRS サントリー株式会社    
9828 アンスリウム イブライン ラインプラント社
9829 アンスリウム リリンダ ラインプラント社     
9830 アンスリウム リミレーネ ラインプラント社     
9831 アンスリウム レッド ラブ ラインプラント社   
9832 アンスリウム スウィートラブ  ラインプラント社     
9833 アンスリウム オレンジ ラブ  ラインプラント社   
9834 アンスリウム シュガーラブ  ラインプラント社
9835 きく ハバナ   クリングロー社
9836 きく     とよおんうんぜん 豊橋温室園芸農業協同組合 
9837 きく     セイプリンス 有限会社精興園      
9838 きく     セイナディア 有限会社精興園      
9839 きく     レグリ 有限会社精興園      
9840 きく     セイシルキー 有限会社精興園      
9841 きく     セイボレロ 有限会社精興園      
9842 きく     セイヘリオス 有限会社精興園      
9843 きく     セイベル 有限会社精興園      
9844 きく     セイヘブン 有限会社精興園      
9845 きく     セイフランク 有限会社精興園      
9846 きく     セイチェスター 有限会社精興園      
9847 きく     セイパウロ 有限会社精興園      
9848 きく     セイスワン 有限会社精興園      
9849 カーネーション ヒルラブテス ヒルベルダ社
9850 カーネーション ヒルミテス  ヒルベルダ社
9851 カーネーション ヒルトレンテス ヒルベルダ社
9852
 
カーネーション
 
ヒルベルゲル
 
ヒルベルダ社         
9853
 
カーネーション
 
ヒルレパン
 
ヒルベルダ社        
9854
 
カーネーション
 
ヒルルナル 
 
ヒルベルダ社        
9855
 
カーネーション
 
ヒルチェマ
 
ヒルベルダ社        
9856
 
カーネーション
 
ヒルメディン
 
ヒルベルダ社        
9857
 
カーネーション    ヴィミーレ
 
ヒルベルダ社        
9858
 
カーネーション    ベガ
 
P.コーイ&ゾーネン社
 
9859
 
カーネーション    テラノバ
 
P.コーイ&ゾーネン社
 
9860
 
カーネーション    スピリット
 
P.コーイ&ゾーネン社
 
9861
 
カーネーション    スペクトロ
 
P.コーイ&ゾーネン社
 
9862
 
カーネーション    フルーレット
 
P.コーイ&ゾーネン社
 
9863
 
カーネーション    ウエストアルペン
 
ウエスト セレクト社
 
9864
 
カーネーション    ウエストドリーム
 
ウエスト セレクト社
 
9865
 
カーネーション    ウエストミント
 
ウエスト セレクト社
 
9866
 
ペラルゴニウム  フィスコーラル
 
フローラーノヴァ プランツェン社
9867
 
ペラルゴニウム
 
フィスラムダ
 
フローラーノヴァ プランツェン社
9868
 
ペラルゴニウム  フィスルノーバ
 
フローラーノヴァ プランツェン社
9869
 
ペラルゴニウム  フィスルル
 
フローラーノヴァ プランツェン社
9870
 
ペラルゴニウム ペンコール
 
エルスナー pac ユングフランツェン GbR
 
9871
 
ペラルゴニウム    ペンウェイ
 
エルスナー pac ユングフランツェン GbR
 
9872
 
ペラルゴニウム ペンロー
 
エルスナー pac ユングフランツェン GbR
 
9873
 
ペラルゴニウム ペンシッド
 
エルスナー pac ユングフランツェン GbR   
9874
 
ペラルゴニウム エフカ
 
エルスナー pac ユングフランツェン GbR   
9875
 
ほうせんか
 
インプレッション オレンジ 株式会社ティ・エム・ボール研究所
9876
 
ほうせんか
 
インプレッション パープル 株式会社ティ・エム・ボール研究所
9877 ほうせんか  ダンハーORG ダンジガー ダン フラワー ファーム 
9878 ほうせんか  ダンハーPCH ダンジガー ダン フラワー ファーム 
9879 ほうせんか  ダンハールトCRL ダンジガー ダン フラワー ファーム 
9880 ほうせんか  ダンハーWT ダンジガー ダン フラワー ファーム 
9881
 
アガパンサス
 
サマーパール
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
9882 るりとうわた ホワイトロマン 鬼木正光 
9883
 
アルストロメリア   スタプリマー
 
ファン スターベレン社 
 
9884
 
アルストロメリア  スタナタ
 
ファン スターベレン社  
 
9885
 
アルストロメリア  スタルラ
 
ファン スターベレン社  
 
9886
 
アルストロメリア  スタログ
 
ファン スターベレン社  
 
9887 ダリア   八多ほまれ 猪元平幸   
9888
 
ジゴペタラム
 
ジャンピン ジャック ビッグ ビーンズ 有限会社向山蘭園
 
9889
 
シンビジウム
 
ラッキーグロリア アクラ 株式会社河野メリクロン
 
9890
 
あじさい  
 
ラーヴィ
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
9891
 
あじさい  
 
ラズール
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
9892
 
あじさい  
 
ラーベ
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン  
9893
 
あじさい  
 
ラーベン
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン  
9894
 
あじさい  
 
ラーパ
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン  
9895

 
あじさい      
 
ピクシー 桂の舞姫

 
片山一平、横田絵美子、角江和也、中嶋紀行、枡川大祐、吉井奈緒、国本亜紀
9896 あじさい   ユングフラウ ピンク 坂本正次
9897 あじさい   ピンク マナスル 坂本正次
9898 ばら    カスタード 田中月司
9899 ばら     メインピンク 小畑和敏    
9900 ばら    ケイフクリーン 京成バラ園芸株式会社  
9901 ばら     ケイハカグ 京成バラ園芸株式会社 
9902 ばら     ケイハコラン 京成バラ園芸株式会社 
9903 ばら     ロゼヴィアン 岐阜県
9904 ばら     サンピア フランコ ロージズ ニュージーランド社 
9905 ばら     藤娘 京阪園芸株式会社    
9906
 
アブチロン ヒブリドゥム  サンアブアプ
 
サントリー株式会社
 
9907
 
アブチロン ヒブリドゥム  サンアブレオ
 
サントリー株式会社
 
9908
 
コルヌス     ホワイト ラブ
 
住友林業株式会社、浅子光雄、住友林業緑化株式会社
9909
 
えのきたけ 
 
NT−F−1
 
株式会社ナガノトマト、日本調温株式会社
9910 しいたけ   大分きのこ研−2101 大分県
          


































































































































































 
 
 
 
 
 
            【品 種 登 録 の 概 要】
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9784号   平成14年3月1日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   華かほり(はなかほり)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「山田錦」の種子に放射線を照射して育成された固定品種であり、育成地(静岡県磐田郡豊田町)における成熟期は中生の早、精玄米千粒重が大の酒造用の水稲、粳種である。
 草型は偏穂重型、稈長は長、稈の細太は中、剛柔は柔、止葉の直立の程度及び穂長は中、穂数はやや少、粒着密度はやや疎、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや円、大小及び精玄米千粒重は大、心白の多少及び大小は中である。出穂期及び成熟期は中生の早、穂発芽性はやや易、耐倒伏性は弱、脱粒性はやや易である。穂いもち圃場抵抗性は弱、葉いもち圃場抵抗性はやや弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)、萎縮病抵抗性品種群別は感受性群、ツマグロヨコバイ抵抗性品種群は感受性群、トビイロウンカ抵抗性遺伝子型は+、アミロース含量はやや高、蛋白質含量は低である。
 「山田錦」と比較して、稈が短いこと、玄米の形が円いこと等で、「若水」と比較して、稈が長いこと、心白が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者のほ場(宮城県仙台市)において、放射線を照射した「山田錦」の種子を栽培し、放射後第3代で変異個体の選抜を行い、その後、系統育種法により育成された固定品種であり、平成5年から生産力検定試験及び7年から特性検定試験を行い、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「YNW16」、出願公表示時の名称は「香華」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9785号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   はなぶさ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「道北53号」に「キタアケ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(北海道札幌市)における成熟期は中生の早、偏穂数型、障害型耐冷性がやや強、アミロース含量が低の水稲、粳種である。
 草型は扁穂数型、稈長はやや短、稲の細太及び剛柔は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身の色は濃緑、穂長はやや短、穂数及び粒着密度は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、護頴の色は淡黄、芒の有無と多少は稀、芒長は短である。玄米の形及び大小は中、粒色は淡褐、精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良である。出穂期及び成熟期は中生の早、障害型耐冷性及び耐倒伏性はやや強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−a、k、穂いもち圃場抵抗性は中、葉いもち圃場抵抗性はやや強、アミロース含量は低、蛋白質含量はやや低である。
 「彩」と比較して、葉身の色が濃緑であること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−a、kであること等で、「きらら397」と比較して、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−a、kであること、アミロース含量が低いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に北海道農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構北海道農業研究センター、札幌市)において、「道北53号」に「キタアケ」を交配し、2年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、4年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「北海280号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9786号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   さわぴかり
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「探系2018」に「朝の光」を交配して育成された固定品種であり、育成地(群馬県前橋市)における成熟期は中生の早、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型、アミロース含量が低の水稲、粳種である。
 草型は偏穂数型、稈長はやや短、細太はやや太、剛柔及び葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度は立、穂長はやや長、穂数はやや多、粒着密度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は稀、芒色は黄白−黄である。玄米の形及び大小は中、玄米の粒色は白(ダル)、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は中である。出穂期及び成熟期は中生の早、穂発芽性はやや難、耐倒伏性は中、脱粒性は難、穂いもち圃場抵抗性はやや強、葉いもち圃場抵抗性は中、白葉枯病圃場抵抗性はやや弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2)、アミロース含量は低である。
 「朝の光」と比較して、成熟期が早いこと、アミロース含量が低いこと等で、「探系2018」と比較して、玄米が大きいこと、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者のほ場(群馬県前橋市)において、「探系2018」に「朝の光」を交配し、雑種第5代で穂別系統選抜、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、5年から特性検定試験及び6年から生産力検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「群馬14号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9787号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   サケピカリ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「山田錦」と「月の光」の雑種第1代に「山田錦」を交配して育成された固定品種であり、育成地(群馬県前橋市)における成熟期は中生の中、稈長がやや長、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型の酒造用の水稲、粳種である。
 草型は偏穂重型、稈長はやや長、細太はやや太、剛柔及び葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度はやや垂、穂長はやや長、穂数はやや少、粒着密度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は少、芒長は短、芒色は黄白−黄である。玄米の形はやや細長、大小は中、玄米の粒色は淡褐、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は中、心白の多少はやや多、大小はやや大である。出穂期及び成熟期は中生の中、穂発芽性は易、耐倒伏性はやや弱、脱粒性はやや易、穂いもち圃場抵抗性は強、葉いもち圃場抵抗性はやや強、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病圃場抵抗性は中、しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2)、蛋白質含量はやや低である。
 「若水」と比較して、稈長が長いこと、精玄米千粒重が小さいこと、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2)であること等で、「ゴロピカリ」と比較して、稈の剛柔が柔いこと、止葉が垂れること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者のほ場(群馬県前橋市)において、「山田錦」と「月の光」の雑種第1代に「山田錦」を交配し、5年に雑種第4代で個体選抜、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、6年から特性検定試験及び7年から生産力検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「群馬酒23号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9788号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   あわみのり
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「北陸132号」に「北陸122号(後の「キヌヒカリ」)」を交配して、育成された固定品種であり、育成地(新潟県上越市)における成熟期は晩生の早、稈長がやや短く、粒着密度がやや密の水稲、粳種である。
 草型は中間型、稈長はやや短、稈の細太はやや太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度、穂長及び穂数は中、粒着密度はやや密、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は無である。玄米の形は中、大小及び精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は上の中、光沢は良である。出穂期及び成熟期は晩生の早、障害型耐冷性は弱、穂発芽性はやや易、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−a、i、穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性は中、白葉枯病圃場抵抗性はやや強、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)、アミロース含量は中、蛋白質含量はやや低である。
 「日本晴」と比較して、草型が中間型であること、精玄米千粒重が小さいこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−a、iであること等で、「アキニシキ」と比較して、草型が中間型であること、稈長が短いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−a、iであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和60年に出願者のほ場(新潟県上越市)において、「北陸132号」に「北陸122号(後の「キヌヒカリ」)」を交配し、62年に雑種第4代で個体選抜、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、平成元年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「北陸159号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9789号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   吟風(ぎんぷう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「八反錦2号」と「上育404号」の雑種第1代に「きらら397」を交配して育成された固定品種であり、育成地(北海道岩見沢市)における成熟期は中生の早、心白が多く、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−i、kの酒造用の水稲、粳種である。
 草型は中間型、稈長はやや短、細太はやや太、剛柔は剛、葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度は立、穂長、穂数及び粒着密度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は黄白−黄である。玄米の形は中、大小はやや大、玄米の粒色は白、精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は中、心白の多少は多、大小はやや大である。出穂期及び成熟期は中生の早、障害型耐冷性及び耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi−i、k、穂いもち圃場抵抗性はやや強、葉いもち圃場抵抗性は強である。
 「ゆきひかり」と比較して、精玄米千粒重が大きいこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi−i、kであること等で、「きらら397」と比較して、草型が中間型であること、稈の剛柔が剛であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者のほ場(北海道岩見沢市)において、「八反錦2号」と「上育404号」の雑種第1代に「きらら397」を交配し、4年に雑種第4代で個体選抜選抜、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、6年から特性検定試験及び生産力検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「空育158号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9790号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   とうもろこし   Ho40
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「P3790」を自殖し、その実生の中から育成された固定品種であり、稈長がやや長、粒質がD(デント)で、倒伏抵抗性が強い一代雑種用の種子親品種である。
 葉長はやや長、全葉数は中、稈長はやや長、着雌穂高は高、稈径は中である。分げつ数は極少である。絹糸色は緑色、旗葉の大きさは極小、穂芯色は茶色、穂柄角度は上向、雌穂長及び雌穂径は中、雌穂重は重、粒列数は中、一列粒数はやや多、雄穂長はやや短である。種子色は黄色、粒質はD(デント)、粒形は長方形、粒重及び茎葉の糖度は中、雄穂抽出期はやや晩生、絹糸抽出期は晩生、倒伏抵抗性は強、すす紋病抵抗性はやや強である。
 「Oh43Ht」と比較して、穂芯色が茶色であること、雌穂重が重いこと、茎葉の糖度が高いこと等で、「A679」と比較して、穂芯色が茶色であること、倒伏抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に北海道農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、北海道札幌市)において、「P3790」を自殖し、その実生の中から選抜、以後、個体選抜及び系統選抜を行い自殖による固定をはかりながら特性の調査を行い、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9791号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あずき   白雪大納言(しらゆきだいなごん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、岡山系白大豆の選抜系統「安富大粒白」に「兵庫大納言」を交配し、その雑種第1代に「兵庫大納言」を戻し交配して育成された固定品種であり、育成地(兵庫県朝来郡和田山町)における成熟期は極晩、種皮色は黄白色、子実の形が円筒、大きさが極大の加工用秋小豆型品種である。
 伸育性は直、蔓化性は中、分枝数は多、若茎の色は緑、主茎長は短の長、主茎節数は中である。葉色は緑、小葉の大きさは大、下位葉及び上位葉の形は円葉、花色は黄、熟莢色は極淡褐、莢の長さは長、莢内粒数は極少である。子実の形は円筒、大きさは極大、種皮の斑紋の種類は無、種皮の地色は黄白、品質は上である。生態型は秋小豆型、開花期は晩、成熟期は極晩、倒伏抵抗性は中、子実収量は多、ウイルス病抵抗性は中である。
 「岡山白」と比較して、小葉が大きいこと、莢が長いこと、子実が大きいこと等で、「安富大粒白」と比較して、小葉が大きいこと、莢が長いこと、子実の形が円筒であること、「兵庫大納言」と比較して、主茎長が短いこと、熟莢色が極淡褐であること、種皮の地色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に兵庫県立北部農業技術センター(朝来郡和田山町)において、岡山系白大豆の選抜系統「安富大粒白」に「兵庫大納言」を交配し、2年にその雑種第1代に「兵庫大納言」を戻し交配し、以後、集団選抜を行いながら6年に個体選抜を行い育成した固定品種であり、7年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「小豆兵系3号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9792号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大豆   タママサリ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、千葉県在来種「小糸在来」に「東山122号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(長野県塩尻市)における成熟期は晩の早、有限伸育型で種皮が黄色、粒形が球の味噌、煮豆加工用の品種である。
 伸育型は有限、分枝数は中、胚軸の色は緑、主茎長、主茎節数及び最下着莢節位高は中である。小葉の形は長葉、数は3枚葉、花色は白である。熟莢の色は褐、裂莢の難易は易、毛茸の多少は中、色は白である。種皮の単色・複色の別は単色、地色及び粒の子葉色は黄、粒形は球、臍の色は黄、粒の大小は大の小、子実の品質は上である。開花期は晩、成熟期は晩の早、生態型は中間型、粗蛋白含有率は低、粗脂肪含有率は中である。11S蛋白質サブユニットの有無はUa欠、倒伏抵抗性は強、ダイズモザイクウイルス抵抗性A系統、同B系統及び同E系統は抵抗性、同C系統及びD系統はネクロシスである。ダイズシストセンチュウ抵抗性は弱である。
 「タマホマレ」と比較して、胚軸の色が緑であること、小葉の形が長葉であること、花色が白であること等で、「タチナガハ」と比較して、胚軸の色が緑であること、花色が白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和54年に長野県中信農業試験場(塩尻市)において、千葉県在来種「小糸在来」に「東山122号」を交配し、58年に雑種第4代で個体選抜行い、以後、系統選抜により育成された固定品種であり、62年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「東山163号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9793号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大豆   すずこがね
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「東山124号(後の「ホウレイ」)」に「エンレイ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(長野県塩尻市)における成熟期は中、有限伸育型で種皮が黄色、粒形が球の豆腐加工用の品種である。
 伸育型は有限、分枝数は中、胚軸の色は紫、主茎長、主茎節数及び最下着莢節位高は中である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は紫である。熟莢の色は褐、裂莢の難易及び毛茸の多少は中、色は白である。種皮の単色・複色の別は単色、地色及び粒の子葉色は黄、粒形は球、臍の色は黄、粒の大小は大の小、子実の品質は上である。開花期及び成熟期は中、生態型は中間型、粗蛋白含有率及び粗脂肪含有率は中である。11S蛋白質サブユニットの有無はUa欠、倒伏抵抗性は強、ダイズモザイクウイルス抵抗性A系統、同B系統、同C系統及び同D系統は抵抗性、同E系統はネクロシスである。ダイズシストセンチュウ抵抗性は弱である。
 「エンレイ」と比較して、粒形が球であること、ダイズモザイクウイルス抵抗性C系統が抵抗性であること等で、「ホウレイ」と比較して、主茎長が長いこと、粒形が球であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和58年に長野県中信農業試験場(塩尻市)において、「東山124号(後の「ホウレイ」)」に「エンレイ」を交配し、62年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統選抜により育成された固定品種であり、平成2年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「東山165号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9794号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大豆   サヤコマチ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サッポロミドリ」に「ユウヅル」を交配して育成されたものであり、有限伸育型で主茎長は極短く、莢の毛茸は白色で少なく、成熟期が中の早のえだまめ用の品種である。
 伸育型は有限、分枝数は少、胚軸の色は緑、主茎長は極短、主茎節数は極少、最下着莢節位高は低、着莢密度は中である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は白である。若莢の色は緑、長さは長、幅は中、熟莢の色は暗褐、湯煮(ブランチング)後の莢色は濃緑、多粒莢率は中、毛茸の多少は少、色は白である。種皮の単色・複色の別は単色、地色は淡緑、粒の子葉色は黄、粒形は球、臍の色は淡褐、粒の大小は大である。開花期は早、成熟期は中の早、生態型は夏大豆型である。
 「富貴」と比較して、熟莢の色が暗褐であること、毛茸が少ないこと、臍の色が淡褐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和51年に出願者の農場(北海道夕張郡長沼町)において、「サッポロミドリ」に「ユウヅル」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「SB1003」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9795号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大豆   おおすず
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「刈交296F」に「刈系237号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(秋田県仙北郡西仙北町)における成熟期は中の早、有限伸育型、主茎長はやや短、粒は大、種皮が黄白色、粒形が扁球で煮豆、豆腐加工用の品種である。
 伸育型は有限、分枝数は少、胚軸の色は紫、主茎長はやや短、主茎節数及び最下着莢節位高は中である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は紫である。熟莢の色は褐、裂莢の難易及び毛茸の多少は中、色は白である。種皮の単色・複色の別は単色、地色は黄白、粒の子葉色は黄、粒形は扁球、臍の色は黄、粒の大小は大、子実の品質は中の上〜上である。開花期及び成熟期は中の早、生態型は中間型、粗蛋白含有率及び粗脂肪含有率は中である。倒伏抵抗性は強である。
 「トモユタカ」と比較して、粒形が扁球であること、粒が大きいこと等で、「オクシロメ」と比較して、粒が大きいこと、倒伏抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和58年に出願者のほ場(秋田県仙北郡西仙北町)において、「刈交296F」に「刈系237号」を交配し61年の雑種第3代まで集団選抜を行い、以後、系統選抜により育成された固定品種であり、平成3年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「だいず東北112号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9796号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大豆   いわいくろ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「晩生光黒」に「中育21号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(北海道夕張郡長沼町)における成熟期は中、有限伸育型で種皮が黒色、粒形が扁球で煮豆加工向きの品種である。
 伸育型は有限、分枝数は中、胚軸の色は緑、主茎長はやや短、主茎節数は少、最下着莢節位高はやや高である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は白である。熟莢の色は褐、裂莢の難易は易、毛茸の多少は中、色は褐である。種皮の単色・複色の別は単色、地色は黒、粒の子葉色は黄、粒形は扁球、臍の色は黒、粒の大小は極大群の小、子実の品質は上である。開花期及び成熟期は中、生態型は夏大豆型、粗蛋白含有率は低、粗脂肪含有率及び倒伏抵抗性は中、低温抵抗性はやや強である。ダイズわい化病抵抗性はやや強、ダイズ茎疫病抵抗性レース群U及びダイズシストセンチュウ抵抗性は弱である。
 「中生光黒」と比較して、成熟期が早いこと、ダイズわい化病抵抗性が強いこと等で、「トカチクロ」と比較して、胚軸の色が緑であること、花色が白であること、ダイズわい化病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に出願者のほ場(北海道夕張郡長沼町)において、「晩生光黒」に「中育21号」を交配し63年の雑種第2代まで集団選抜を行い、以後、系統選抜により育成された固定品種であり、平成6年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「中育39号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9797号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大豆   ハヤヒカリ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「十系679号」に「キタホマレ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(北海道河西郡芽室町)における成熟期は中の早、裂莢は難、倒伏抵抗性及び低温抵抗性は強の子実用品種である。
 伸育型は有限、分枝数は少、胚軸の色は緑、主茎長は短、主茎節数は少、最下着莢節位高は中、小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は白である。熟莢の色は褐、裂莢の難易は難、毛茸の多少は中、形は直、色は褐である。種皮の地色は黄白、粒の子葉色は黄、形は球、光沢は弱、臍の色は暗褐、裂皮の難易は難、粒の大小は中、子実の品質は中の上である。開花期及び成熟期は中の早、生態型は夏大豆型、粗蛋白含有率は低、粗脂肪含有率は中、倒伏抵抗性は強、子実の収量は中、低温抵抗性は強、ダイズわい化病抵抗性及びダイズシストセンチュウ抵抗性は弱である。
 「キタムスメ」及び「北見白」と比較して、花色が白いこと、裂莢及び裂皮が難であること、倒伏抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和58年に北海道立十勝農業試験場(北海道河西郡芽室町)において、「十系679号」に「キタホマレ」を交配し、系統育種法により選抜、以後、固定をはかりながら生産力検定試験、特性検定試験を行い、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「十育227号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9798号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大豆   すずおとめ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「九系50号」に「納豆小粒」を交配して育成された固定品種であり、育成地(熊本県菊池郡西合志町)における成熟期は中、主茎長はやや長、粗蛋白含有率が高の納豆向きの品種である。
 伸育型は有限、分枝数は多、胚軸の色は紫、主茎長はやや長、主茎節数は中、小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は紫である。熟莢の色は褐、毛茸の多少は中、形は直、色は褐である。種皮の地色は黄、粒の子葉色は黄、形は球、光沢は弱、臍の色は黄、粒の大小は小、子実の品質は中である。開花期は中の晩、成熟期は中、生態型は中間型、粗蛋白含有率は高、粗脂肪含有率は中、倒伏抵抗性はやや弱、リポキシゲナーゼアイソザイムの有無は全有である。
 「納豆小粒」及び「アキシロメ」と比較して、主茎が長いこと、毛茸の色が褐でること、粗蛋白含有率が高いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に九州農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構九州沖縄研究センター)のほ場(熊本県菊池郡西合志町)において、「九系50号」に「納豆小粒」を交配し、集団育種法により3代まで育成し、以後、系統選抜により、固定をはかりながら平成6年から生産力検定試験、特殊検定試験を行い、10年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「九州129号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9799号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   さとうきび   Ni12
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「NiF3」を含む多数の品種を多交配して育成された固定品種であり、登熟性はかなり早、蔗茎の形態は円筒型で糖分が高い製糖原料向きの品種である。
 発芽性は良、萌芽性はかなり不良、萌芽の遅速性は速、分げつ性はやや弱である。草型は水平葉、葉色は中、葉身長はやや短、葉幅は中、葉身のアントシアンは極淡紫、葉鞘の長さは短、葉耳の形態は葉耳欠失直下降型、葉舌の形態は三日月型である。蔗茎の形態は円筒型、基本色は黄緑、ずい孔率は小、亀裂率は無、気根発生節数はかなり少、茎皮の硬度はかなり硬である。芽子の形態は1型2型、芽孔位置は上部、芽子の大きさはやや大、芽翼は中、根基の条数は二条である。地域適応性は北、収量構成型は中間型、収量性及び原料茎長は中、茎径はやや細、登熟性はかなり早、糖分は高、出穂性は少、出穂の早晩性はやや早、原料茎の直立性は直立、脱葉性は難である。梢頭部折損性は中、耐旱性は強、葉焼病抵抗性はやや強、黒穂病抵抗性は中である。
 「NCo310」及び「NiF8]と比較して、草型が水平葉であること、芽子の形態が1型2型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和60年に熱帯農業研究センター(現独立行政法人農業技術研究機構、沖縄県石垣市)において、「NiF3」の自然受粉種子を採種し、61年に九州農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、鹿児島県西之表市)において実生を養成し、62年に個体選抜、以後、栄養系選抜により育成された固定品種であり、平成4年より生産力検定試験、系統適応性検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「KY87−110」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9800号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トマト   KGM981
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「レッドカゴメ922」を交配して育成されたものであり、完熟期の果実は濃紅色で小さく、萎凋病レースJ−2抵抗性及びサツマイモネコブセンチュウ抵抗性を有する生食及び加工用品種である。 
 草姿は普通、子葉の大きさはやや小、色は緑、はい軸のアントシアニン着色は有、節間長及び第1花房より下の葉数は中、花房間葉数は一般に3、葉色はやや淡緑、葉形は1型、巻葉性及び根の太さはは中、葉長はやや短、葉幅はやや狭である。花房の形は複合、花数はやや多、完熟期の果色は濃紅、果実表皮の色は黄、果形はやや扁平、果頂部の形は平滑、果実の大きさは小、果実の硬さは中、子室数は一般に2、果実の大きさの均一性は高、果肩部の緑色は中、へた落ちの大きさは小、果肉の厚さは薄、果柄の離層は有、花落ちの形は点状、果肉の色は淡紅である。開花始期は中、着色始期はやや早、可溶性固形物含量及び全固形物量はやや高、酸度は中、萎凋病レースJ−1抵抗性は有、サツマイモネコブセンチュウ抵抗性は強である。
 「レッドカゴメ922」と比較して,花房の形が複合であること、サツマイモネコブセンチュウ抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の研究所(栃木県那須郡西須野町)において、アメリカ合衆国から導入した「PI204981」を素材として育成した系統に「レッドカゴメ922」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「フレッシュKGM981」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9801号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トマト   KGM982
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「レッドカゴメ922」を交配して育成されたものであり、完熟期の果実は濃紅色で小さく、萎凋病レースJ−1抵抗性を有する生食及び加工用品種である。 
 草姿は普通、子葉の大きさはやや小、色は緑、はい軸のアントシアニン着色は有、節間長及び第1花房より下の葉数は中、花房間葉数は一般に3、葉色はやや淡緑、葉形は1型、巻葉性、葉長、葉幅及び根の太さは中である。花房の形は単純、花数はやや多、完熟期の果色は濃紅、果実表皮の色は無色、果形は球形、果頂部の形は平滑、果実の大きさは小、果実の硬さは中、子室数は一般に2、果実の大きさの均一性は高、果肩部の緑色は中、へた落ちの大きさは小、果肉の厚さはやや薄、果柄の離層は有、花落ちの形は点状、果肉の色は淡紅である。開花始期及び着色始期は中、可溶性固形物含量は高、酸度は中、全固形物量はやや高、萎凋病レースJ−1抵抗性は有である。
 「レッドカゴメ922」と比較して,節間長が長いこと、葉形が1型であること、果形が球形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の研究所(栃木県那須郡西須野町)において、アメリカ合衆国から導入した「PI204981」を素材にして育成した系統に「レッドカゴメ922」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「フレッシュKGM982」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9802号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   メロン   メイスター
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アールスフェボリット」の選抜系統を母系とし、「アンデス」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、果実は球形でやや重く、果肉は黄緑色で厚く、つる割病抵抗性を有する無加温ハウス地床栽培に向く品種である。
 種子の大きさはやや大、主づるの太さはやや太、節間長は中、葉の大きさはやや大、欠刻はやや浅、葉柄の長さは中、花性は両性花雄花同株型、雌花(両性花)着生位は子+孫づる、春作の雌花(両性花)の発生はやや良、着果の安定度は安定である。果皮色(適食期)は灰緑、果形は球、果面の状態は平滑、ネットの密度はやや密、盛上がりは中、へた離れはやや難、果重はやや重、花落ちの大きさはやや大である。果肉の色は黄緑、果肉質(適食期)は溶、果肉の厚さは厚、糖度はやや高、香りの質はネット、日持ちは中、つる割病抵抗性は強である。
 「アンデス」と比較して、果実が重いこと等で、「アールスフェボリット春系3号」と比較して、果面のネットが密であること、ネットの盛上がりが低いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、「アールスフェボリット」の選抜系統を母系とし、「アンデス」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成5年に茨城県農業総合センター生物工学研究所(西茨城郡岩間町)において交配組合せ検定試験を実施し、6年から特性の調査を行い、9年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ひたち交1号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9803号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶどう   浅間メルロー(あさまメルロー)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「メルロー」に「浅間」を交配して育成されたものであり、果皮の色が紫黒、果粒が円で小粒の育成地(長野県小諸市)では10月下旬に成熟する醸造用品種である。
 樹の拡がり及び樹勢は中である。熟梢の太さは中、色は暗褐、節間横断面の形は楕円、表面の形状は滑か、幼梢先端の色は薄赤、巻きひげの着生は2である。花穂の着生数は中、花性は両性、花粉の多少は少である。成葉葉身の形は五角形、裂片数は5片、葉身横断面の形は内巻、葉縁鋸歯の形は両側直線、葉柄裂刻の一般的な形は開く、成葉上裂刻の一般的な形は閉じる、成葉の大きさは中、上面の色は緑、葉柄の色は淡紅、成葉の下面葉脈間、下面主脈上及び葉柄の綿毛の密度は粗、中肋に対する葉柄の長さの比は短、葉柄の太さ及び穂梗の太さは細、長さは中、色は淡紅である。果房の形は有岐円錐、大きさは小、長さは短、着粒の密度は粗、果梗の太さは中、長さは短、色は紅褐である。果粒の形は円、大きさは小、果皮の色は青黒又は紫黒、果粉の多少は多、果皮の厚さは厚、果皮と果肉の分離性は中、果肉の色は不着色、肉質は塊状、甘味は高、酸味は多、渋味は少、香気は無、果汁の多少は多、種子の数、形及び大きさは中である。発芽期及び開花期は晩、成熟期は晩で育成地においては10月下旬である。果実の着色の難易は中間、花振いの多少及び無核果粒の混入は少、裂果の多少はかなり少、果梗の強さ、果梗と果粒の分離及び果実の日持ち性は中である。
 「メルロー」と比較して、成葉葉身の形が五角形であること、果粒が小さいこと等で、「カベルネ・ソービニヨン」と比較して、成葉葉身の形が五角形であること、中肋に対する葉柄の長さの比が短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和58年に出願者のほ場(長野県小諸市)において、「メルロー」に「浅間」を交配し、その実生の中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「グラン・ノワール」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9804号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オーチャードグラス   HoMS7961
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者の育成系統「MS796」に同系統の正常稔性個体を交配し、完全雄性不稔個体を選抜したものに「HoMA1」を維持系統として育成された固定品種であり、育成地(北海道札幌市)における出穂期はかなり早生、越冬性が良く雪腐黒色小粒菌核病抵抗性に強い飼料及び緑化向きの品種である。
 春の草勢は良、秋の草勢はやや良、出穂期はかなり早生、出穂期の草型は直立〜中間、穂数は多である。稈長は長、穂長はやや長、葉身長及び葉幅は中である。越冬性は良、越夏性は中、雲形病抵抗性はやや弱、すじ葉枯病抵抗性は中、雪腐黒色小粒菌核病抵抗性は強である。
 「ワセミドリ」と比較して、穂長が短いこと、葉幅が狭いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に北海道農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、北海道札幌市)において、出願者の育成系統「MS796」の細胞質雄性不稔個体に同系統の正常稔性個体を交配し、4年に完全雄性不稔個体を選抜、以後、「HoMA1」を維持系統として育成された固定品種である。8年から生産力検定試験及び特性調査を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「HO−MS796−1」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9805号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オーチャードグラス   HoMA1
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者の育成系統「MS796」との交配後代が全て完全雄性不稔となった正常稔性個体3個体を選抜し、この3個体を多交配して育成された固定品種であり、育成地(北海道札幌市)における出穂期はかなり早生、越冬性が良、雪腐黒色小粒菌核病抵抗性に強い花粉親用品種である。
 春の草勢は良、秋の草勢はやや良、出穂期はかなり早生、出穂期の草型は直立〜中間、穂数は多である。稈長は長、穂長はやや長、葉身長及び葉幅は中である。越冬性は良、越夏性は中、すじ葉枯病抵抗性は中、雪腐黒色小粒菌核病抵抗性は強である。
 「ワセミドリ」と比較して、穂長が短いこと、葉幅が狭いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に北海道農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、北海道札幌市)において、出願者の育成系統「MS796」の細胞質雄性不稔個体に同系統の正常稔性12個体を交配し、5年に「MS796」との交配後代が全て完全雄性不稔となった正常稔性個体3個体を選抜し、この3個体を多交配して育成された固定品種である。8年から生産力検定試験及び特性調査を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「HO−MA−1」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9806号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きんぎょそう   ラダピ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は上唇弁上部及び中央部が鮮赤紫色、底部中央部がピンク白色で、下唇弁先端部及び中央部が鮮赤紫色、底部が鮮黄色の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はX型、草丈は低である。茎の太さは細、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3312)、毛の多少は少、分枝性は多、節間長はやや短である。葉形はV型、葉長は短、葉幅は狭、緑色の程度は濃、葉の上面のアントシアニンの有無は有、斑入りの有無は無、葉柄の長さは中、葉の着生角度は水平である。花穂の形及び花穂長は中、花間長は長、花形は普通型、花の縦径及び横径は短、花冠筒部の幅は狭である。上唇弁上部及び中央部の色は鮮赤紫(同9507)、底部中央部の色はピンク白(同9701)、下唇弁先端部及び中央部の色は鮮赤紫(同9507)、底部の色は鮮黄(同2507)、花冠筒部の色は鮮赤紫(同9507)である。上唇弁の形は狭、下唇弁の形は中、花弁数は一重、花柄の長さは短、太さは細、色は有、1花穂当たり花らい数は中、開花の早晩は早である。
 「ロイヤルカーペットパープル」と比較して、葉の上面のアントシアニンが有ること、上唇弁底部中央部の色がピンク白であること、下唇弁底部の色が鮮黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9807号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きんぎょそう   ラレッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は上唇弁上部及び中央部が鮮紅色、底部中央部がピンク白色で、下唇弁先端部及び中央部が鮮紅色、底部が明黄色の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はX型、草丈は低である。茎の太さは細、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)、毛の多少は中、分枝性は多、節間長は短である。葉形はU型、葉長は短、葉幅は狭、緑色の程度は濃、アントシアニン及び斑入りの有無は無、葉柄の長さは短、葉の着生角度は水平である。花穂の形は中、花穂長はやや短、花間長は長、花形は普通型、花の縦径及び横径は短、花冠筒部の幅は狭である。上唇弁上部及び中央部の色は鮮紅(同0107)、底部中央部の色はピンク白(同0101)、下唇弁先端部及び中央部の色は鮮紅(同0107)、底部の色は明黄(同2506)、花冠筒部の色は赤紫(同9508)である。上唇弁の形は狭、下唇弁の形は中、花弁数は一重、花柄の長さは短、太さはやや細、色は有、1花穂当たり花らい数は中、開花の早晩はやや早である。
 「ロイヤルカーペットパープル」と比較して、葉の着生角度が水平であること、上唇弁上部、中央部、下唇弁先端部及び中央部の色が鮮紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9808号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   コスモス   イエロー キャンパス 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、クリムソン型イエロー系統(後の「イエロー ガーデン」)に同系統とピンク系統との雑種第1代個体を交配して育成されたものであり、花は明黄緑色及び黄白色の2色の一重咲U型で、花壇向きの秋咲き種である。
 開花時の草丈は高性、分枝性は高、茎の色は緑、葉の大きさはやや大、小葉の幅は中、葉色は緑である。花形は一重咲U型、花径は60〜69mm、管状花部の大きさ(花径に対する比)は0.1〜0.24、花弁の長さは30〜34mm、幅は25〜30mm、花弁の縦横比は1.00〜1.49である。花弁先端部の切れ込みの深さは中、花弁の色は明黄緑(JHS カラーチャート3104)及び黄白(同3302)、総ほうの大きさは小、花首の太さは中である。開花の早晩性は秋咲きである。
 「イエロー ガーデン」と比較して、花弁の地色が明黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和60年に育成者のほ場(東京都町田市)において、クリムソン型イエロー系統(後の「イエロー ガーデン」)に同系統とピンク系統との雑種第1代個体を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9809号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   コスモス   オレンジ キャンパス 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、クリムソン型イエロー系統(後の「イエロー ガーデン」)に同系統とピンク系統との雑種第1代個体を交配して育成されたものであり、花は明黄色、鮮紫ピンク色及び暗赤紫色の3色の一重咲U型で、花壇向きの秋咲き種である。
 開花時の草丈は高性、分枝性は高、茎の色は緑、葉の大きさはやや大、小葉の幅は中、葉色は緑である。花形は一重咲U型、花径は60〜69mm、管状花部の大きさ(花径に対する比)は0.1〜0.24、花弁の長さは30〜34mm、幅は20〜25mm、花弁の縦横比は1.00〜1.49である。花弁先端部の切れ込みの深さは中、色は明黄(JHS カラーチャート2505)に鮮紫ピンク(同9204)の条が入る、中央部は鮮紫ピンク(同9204)、基部は暗赤紫(同9510)、総ほうの大きさは小、花首の太さは中である。開花の早晩性は秋咲きである。
 「イエロー ガーデン」と比較して、花弁先端部の色が明黄に鮮紫ピンクの条が入る、中央部が鮮紫ピンク、基部が暗赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和60年に育成者のほ場(東京都町田市)において、クリムソン型イエロー系統(後の「イエロー ガーデン」)に同系統とピンク系統との雑種第1代個体を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9810号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   ホワイト レボリューション
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「高潮」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花が黄白色で中輪の切花向きの品種である。
 草型は1本立ち、草丈はやや低である。胚軸の色は淡緑、子葉の色は緑、着葉茎の剛直性はやや強、花首部の剛直性は中、わき芽の発生程度は無である。葉形は中間、下葉の鋸歯は極少、欠刻は中、上部葉の長さは極長、幅はやや広、葉付き角度は斜上、葉数は少、葉色は緑、厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びは中、花首部の太さは太、長さはやや長、花穂長はかなり長、貫生花穂の発生の早晩はやや早、花間長は短である。花の直径は中、花色は黄白(JHS カラーチャート2501)、八重と一重の花色の差は無、八重花の花弁長は中、幅はやや広、花弁先端部の内曲程度及びちりめん状のしわの程度はやや高、花弁の数はやや多、小花柄長はかなり長、花数はかなり多、香りは中、開花期は早である。           
 「ホワイトサーフ」及び「ホワイト グリーム」と比較して、貫生花穂の発生が早いこと、八重と一重の花色の差が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者のほ場(千葉県館山市)において、「高潮」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ハイパーホワイト」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9811号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   イエロー レボリューション
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「高潮」に「エロー ドルセ」を交配して育成されたものであり、花が淡緑黄色で中輪の切花向きの品種である。
 草型は1本立ち、草丈は中である。胚軸及び子葉の色は淡緑、着葉茎及び花首部の剛直性は中、わき芽の発生程度はかなり少である。葉形は中間、下葉の鋸歯は極少、欠刻は中、上部葉の長さはかなり長、幅は中、葉付き角度はかなり斜上、葉数はやや少、葉色は緑、厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びはやや易、花首部の太さはやや太、長さは中、花穂長はやや長、貫生花穂の発生の早晩はやや晩、花間長はやや短である。花の直径は中、花色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)、八重と一重の花色の差は有、一重花の色は黄白(同 3301)、八重花の花弁長は中、幅はやや広、花弁先端部の内曲程度、ちりめん状のしわの程度及び花弁の数は中、小花柄長はやや長、花数はかなり多、香りは中、開花期は早である。           
 「エロー ドルセ」と比較して、上部葉の葉付き角度がかなり斜上であること、一重花の色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者のほ場(千葉県館山市)において、「高潮」に「エロー ドルセ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ハイパーイエロー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9812号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   イエローチルドレン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ホワイトカル」に「夕波」を交配して育成されたものであり、花が淡緑黄色で小輪の切花向きの品種である。
 草型は分枝、草丈はやや低である。胚軸及び子葉の色は淡緑、着葉茎及び花首部の剛直性は強、分枝の位置は全体、わき芽の発生程度はやや多である。葉形は中間、下葉の鋸歯は極少、欠刻は浅、上部葉の長さは中、幅はやや狭、葉付き角度は斜上、葉数は少、葉色はやや淡緑、厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びは難、花首部の太さはやや細、長さ及び花穂長は短、貫生花穂の発生の早晩は晩、花間長は中である。花の直径は小、花色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)、八重と一重の花色の差は有、一重花の色は黄白(同 2501)、八重花の花弁長はやや短、幅は中、花弁先端部の内曲程度はやや低、ちりめん状のしわの程度は低、花弁の数は中、小花柄長は短、花数は中、香りはやや強、開花期は早である。           
 「鈴鹿の月」と比較して、葉数が少ないこと、開花期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者のほ場(千葉県館山市)において、「ホワイトカル」に「夕波」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9813号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   パープルチルドレン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ホワイトカル」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花が濃赤味紫色でやや小輪の切花向きの品種である。
 草型は分枝、草丈は中である。胚軸の色は淡緑、子葉の色は緑、着葉茎の剛直性は強、花首部の剛直性は中、分枝の位置は上位、わき芽の発生程度はやや多である。葉形は中間、下葉の鋸歯は極少、欠刻は浅、上部葉の長さは中、幅はやや狭、葉付き角度は斜上、葉数はやや少、葉色は緑、厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びは中、花首部の太さはやや細、長さは短、花穂長はやや短、貫生花穂の発生の早晩は晩、花間長は長である。花の直径はやや小、花色は濃赤味紫(JHS カラーチャート8907)、八重と一重の花色の差は無、八重花の花弁長及び幅は中、花弁先端部の内曲程度及びちりめん状のしわの程度はやや低、花弁の数は中、小花柄長は短、花数はやや少、香りは中、開花期はやや早である。           
 「鈴鹿の誉」と比較して、葉数が少ないこと、開花期が早いこと等で、「ブルーカル」と比較して、花色が濃赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者のほ場(千葉県館山市)において、「ホワイトカル」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9814号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   マリンチルドレン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ホワイトカル」に「マリーブルー」を交配して育成されたものであり、花が浅紫色でやや小輪の切花向きの品種である。
 草型は分枝、草丈はやや低である。胚軸及び子葉の色は淡緑、着葉茎の剛直性は強、花首部の剛直性は中、分枝の位置は上位、わき芽の発生程度は多である。葉形は中間、下葉の鋸歯は極少、欠刻は浅、上部葉の長さは中、幅はやや狭、葉付き角度は斜上、葉数は少、葉色は緑、厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びは中、花首部の太さはやや太、長さは短、花穂長はやや短、貫生花穂の発生の早晩は晩、花間長はやや長である。花の直径はやや小、花色は浅紫(JHS カラーチャート8603)、八重と一重の花色の差は無、八重花の花弁長及び幅は中、花弁先端部の内曲程度及びちりめん状のしわの程度はやや低、花弁の数は中、小花柄長は短、花数はやや少、香りは強、開花期はやや早である。           
 「ラベンダーカル」と比較して、花色が浅紫であること、花の香りが強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(千葉県館山市)において、「ホワイトカル」に「マリーブルー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9815号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   イエロースパーク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「エロー ドルセ」を交配して育成されたものであり、花が淡緑黄色でやや小輪の切花向きの品種である。
 草型は分枝、草丈は中である。胚軸及び子葉の色は淡緑、着葉茎の剛直性は強、花首部の剛直性は中、分枝の位置は全体、わき芽の発生程度はやや多である。葉形は中間、下葉の鋸歯は極少、欠刻は中、上部葉の長さはやや長、幅はやや狭、葉付き角度は斜上、葉数はやや少、葉色はやや淡緑、厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びは難、花首部の太さはやや太、長さは短、花穂長は中、貫生花穂の発生の早晩は晩、花間長は長である。花の直径はやや小、花色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)、八重と一重の花色の差は有、一重花の色は濃赤味紫(同 8907)、八重花の花弁長及び幅は中、花弁先端部の内曲程度及びちりめん状のしわの程度はやや低、花弁の数はやや多、小花柄長はやや短、花数はやや少、香りはやや強、開花期はやや早である。 「鈴鹿の月」及び「安房黄金」と比較して、花間長が長いこと、八重と一重の花色の差が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(千葉県館山市)において、育成者所有の育成系統に「エロー ドルセ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9816号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   イエロースティック
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「寒王」に「エロー ドルセ」を交配して育成されたものであり、花が淡緑黄色で中輪の切花向きの品種である。
 草型は1本立、草丈は中である。胚軸の色及び子葉の色は淡緑、着葉茎及び花首部の剛直性は強、わき芽の発生程度は無である。葉形は中間、葉面の凹凸はやや多、下葉の鋸歯は極少、欠刻は浅、上部葉の長さは中、幅は狭、葉付き角度はかなり斜上、葉数はやや多、葉色はやや濃緑、厚さはやや厚、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びはやや難、花首部の太さはやや太、長さは中、花穂長は短、貫生花穂の発生の早晩は早、花間長は短である。花の直径は中、花色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)、八重と一重の花色の差は有、一重花の色は鮮紫(同8605)、八重花の花弁長はやや長、幅は広、花弁先端部の内曲程度は高、ちりめん状のしわの程度はやや高、花弁の数及び小花柄長は中、花数は多、香りはやや強、開花期は中である。 
 「メッセエロー」と比較して、貫生花穂の発生が早いこと、花弁数が少ないこと等で、「エロー ドルセ」と比較して、葉面の凹凸が多いこと、開花期が遅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者のほ場(千葉県館山市)において、「寒王」に「エロー ドルセ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9817号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   ローズアイアン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「高潮」に「寒王」を交配して育成されたものであり、花が鮮赤紫色で中輪の切花向きの品種である。
 草型は1本立、草丈は中である。胚軸の色は淡緑、子葉の色は緑、着葉茎及び花首部の剛直性は強、わき芽の発生程度は無である。葉形は中間、下葉の鋸歯は極少、欠刻は浅、上部葉の長さはやや長、幅はやや狭、葉付き角度はかなり斜上、葉数はやや多、葉色はやや濃緑、厚さはやや厚、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びはやや難、花首部の太さは太、長さ及び花穂長はやや短、貫生花穂の発生の早晩は中、花間長は短である。花の直径は中、花色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、八重と一重の花色の差は無、八重花の花弁長はやや長、幅はやや広、花弁先端部の内曲程度及びちりめん状のしわの程度は高、花弁の数は中、小花柄長はやや長、花数は多、香り及び開花期は中である。           
 「彼岸王」と比較して、花数が多いこと、開花期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者のほ場(千葉県館山市)において、「高潮」に「寒王」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9818号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   ホワイトファミリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「チェリーカル」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花が黄白色でやや大輪の切花向きの品種である。
 草型は分枝、草丈はやや高である。胚軸及び子葉の色は淡緑、着葉茎及び花首部の剛直性は強、分枝の位置は上位、わき芽の発生程度はやや多である。葉形は中間、下葉の鋸歯は極少、欠刻は中、上部葉の長さはやや長、幅はやや狭、葉付き角度は斜上、葉数は中、葉色は緑、厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びはやや難、花首部の太さは中、長さ及び花穂長は短、貫生花穂の発生の早晩は晩、花間長は短である。花の直径はやや大、花色は黄白(JHS カラーチャート2501)、八重と一重の花色の差は無、八重花の花弁長はやや長、幅はやや広、花弁先端部の内曲程度はやや低、ちりめん状のしわの程度はやや高、花弁の数はやや少、小花柄長は短、花数、香り及び開花期は中である。           
 「ホワイトカル」と比較して、花弁のちりめん状のしわの程度が高いこと、開花期が遅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に育成者のほ場(千葉県館山市)において、「チェリーカル」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9819号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ストック   ピンクファミリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「チェリーカル」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花が鮮紫ピンク色で中輪の切花向きの品種である。
 草型は分枝、草丈はやや高である。胚軸及び子葉の色は淡緑、着葉茎及び花首部の剛直性は強、分枝の位置は上位、わき芽の発生程度は中である。葉形は中間、下葉の鋸歯は極少、欠刻は浅、上部葉の長さはやや長、幅は狭、葉付き角度は斜上、葉数は中、葉色は緑、厚さは中、毛じの有無は有である。花穂の形は円すい、花穂上部の伸びはやや易、花首部の太さは中、長さ及び花穂長は短、貫生花穂の発生の早晩は晩、花間長は短である。花の直径は中、花色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、八重と一重の花色の差は無、八重花の花弁長はやや長、幅は中、花弁先端部の内曲程度はやや高、ちりめん状のしわの程度及び花弁の数は中、小花柄長は短、花数は中、香りはやや強、開花期は中である。           
 「ピンクカル」と比較して、花穂上部が伸び易いこと、八重花の花弁長が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に育成者のほ場(千葉県館山市)において、「チェリーカル」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9820号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム   プラージュサフィー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「プラージュブルー」の変異株であり、花は紫青色の一重咲で、中輪の切花向きの品種である。
 草型は直立型、草丈は高、地下部の形状は繊根性、茎の長さ及び太さは中、分枝性はやや少、毛の有無は無、色は穏緑(JHS カラーチャート3712)である。葉の枚数は中、全形はX、長さは長、幅は広、厚さは厚、葉縁の毛の有無は有、表面の色は暗緑(同3708)、裏面の色は穏緑(同3715)である。花序の長さは長、幅は広、1花序に着生している少花数は中、密度は粗、花の咲き方は普通咲、花形は一重咲、花冠の大きさは中、花柄の長さは長、がく片の数は少、最外層のがく片の全形は楕円形、長さ及び幅は中、表面の着色パターンはT、Aゾーンの色は紫青(同7612)、がく片の距の有無と長さは中、太さは太、色は穏紫青(同7613)、花弁部の大きさは中、数は少、単色・複色の別は複色、色は青、2次的な色は白、葯の色は緑褐、花の香りは無である。繁殖法は組織培養系、開花期及び落花の難易は中である。
 「プラージュブルー」と比較して、最外層がく片表面のAゾーンの色が紫青であること、花弁の2次的な色が白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(長野県大町市)において、「プラージュブルー」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9821号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トレニア   ダントップKMN
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ブルームーン」の突然変異であり、花は上唇弁がピンク白色、下唇弁は側弁が穏赤味紫色で下弁がピンク白色、筒部が穏赤味紫色で、大輪の鉢物向きの品種である。
 草型は半ほふく性、草丈はやや低である。茎の太さは中、アントシアンの発色は淡、毛の多少は少、分枝性及び節間長は中である。葉の形は広卵形、葉長、葉幅及び葉柄の太さは中、長さは短である。花序は頂えき性、花形は丸形、花径は長、花筒長は中である。上唇弁の色はピンク白(JHS カラーチャート9701)、下唇弁の側弁の色は穏赤味紫(同8913)、下弁の色はピンク白(同9701)、筒部の色は穏赤味紫(同8913)、唇弁の花色のパターンは均一に着色、ブロッチの有無は無、上唇弁の波打ちの程度は中である。がくの切れ込みの形は深く2裂、長さは中、雄ずいのアントシアンの発色は淡、距の有無は無、花柄の太さは太、長さは中、花穂形成の有無は無、開花期は早である。
 「ピンクホワイト」と比較して、花序が頂えき性であること、下唇弁の側弁の色が穏赤味紫であること、「サンレニピホ」と比較して、花序が頂えき性であること、花径が大きいこと、下唇弁の側弁の色が穏赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日  平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に育成者の温室(イスラエル国)において、放射線を照射した「ブルームーン」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9822号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トレニア   ダントイHRT
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピンクムーン」の突然変異であり、花は上唇弁が浅青紫色、下唇弁の側弁が濃青紫色で下弁が鮮青紫色、筒部が明青紫色で、中輪の鉢物向きの品種である。
 草型は半ほふく性、草丈はやや低である。茎の太さは中、アントシアンの発色は淡、毛の多少は極少、分枝性は中、節間長は短である。葉の形は広卵形、葉長、葉幅及び葉柄の太さは中、長さは短である。花序はえき性、花形は丸形、花径及び花筒長は中である。上唇弁の色は浅青紫(JHS カラーチャート8003)、下唇弁の側弁の色は濃青紫(同8006)、下弁の色は鮮青紫(同8005)、筒部の色は明青紫(同8004)、唇弁の花色のパターンは均一に着色、ブロッチの有無は有、上唇弁の波打ちの程度は中である。がくの切れ込みの形は浅く5裂、長さは中、雄ずいのアントシアンの発色は淡、距の有無は無、花柄の太さは太、長さは中、花穂形成の有無は無、開花期は早である。
 「サンレニブ」と比較して、下唇弁の側弁の色が濃青紫で下弁の色が鮮青紫であること、ブロッチが有ること、「サンレニラブ」と比較して、花径が小さいこと、下唇弁の側弁の色が濃青紫で下弁の色が鮮青紫であること、ブロッチが有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1997年に育成者の温室(イスラエル国)において、放射線を照射した「ピンクムーン」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9823号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トレニア   サンレニホパス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サンレニピホ」の枝変わりであり、花は唇弁の色が黄白色、筒部が明赤味紫色で、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は半ほふく性、草丈は低である。茎の太さは中、アントシアンの発色は淡、毛の多少は少、分枝性は多、節間長は中である。葉の形は広卵形、葉長及び葉幅は中、葉柄の太さは細、長さは短である。花序はえき性、花形は縦長形、花径及び花筒長は中である。唇弁の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、筒部の色は明赤味紫(同8905)、唇弁の花色のパターンは均一に着色、ブロッチの有無は有、上唇弁の波打ちの程度は中である。がくの切れ込みの形は深く2裂、長さは中、雄ずいのアントシアンの発色は淡、距の有無は有、花柄の太さは太、長さは中、花穂形成の有無は無、開花期は中である。
 「サンレニピホ」と比較して、側弁の色が黄白であること、ブロッチが有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(滋賀県八日市市)において、「サンレニピホ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性調査を継続し、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9824号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トレニア   サンレニライピホ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サンレニピホ」の枝変わりであり、花は上唇弁がピンク白色、側弁が鮮紫ピンク色、下弁が紫ピンク色、筒部が鮮紫ピンク色で、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は半ほふく性、草丈は低である。茎の太さは細、アントシアンの発色は淡、毛の多少は少、分枝性及び節間長は中である。葉の形は広卵形、葉長及び葉幅は中、葉柄の太さは細、長さは短である。花序はえき性、花形は縦長形、花径及び花筒長は中である。上唇弁の色はピンク白(JHS カラーチャート9701)、側弁の色は鮮紫ピンク(同8904)、下弁の色は紫ピンク(同8903)、筒部の色は鮮紫ピンク(同8904)、唇弁の花色のパターンは均一に着色、ブロッチの有無は無、上唇弁の波打ちの程度は中である。がくの切れ込みの形は深く2裂、長さは中、雄ずいのアントシアンの発色は淡、距の有無は有、花柄の太さは太、長さは中、花穂形成の有無は無、開花期は中である。
 「サンレニピホ」と比較して、花形が縦長形であること、側弁の色が鮮紫ピンクであること、下弁の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(滋賀県八日市市)において、「サンレニピホ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性調査を継続し、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9825号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トレニア   サンレニラピホ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サンレニピホ」の枝変わりであり、花は上唇弁及び下弁がピンク白色、側弁が鮮赤味紫色、筒部が明赤味紫色で、大輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は半ほふく性、草丈は低である。茎の太さは中、アントシアンの発色は濃、毛の多少は少、分枝性及び節間長は中である。葉の形は広卵形、葉長及び葉幅は中、葉柄の太さは細、長さは短である。花序はえき性、花形は丸形、花径は長、花筒長はやや長である。上唇弁の色はピンク白(JHS カラーチャート9701)、側弁の色は鮮赤味紫(同8906)、下弁の色はピンク白(同9701)、筒部の色は明赤味紫(同8905)、唇弁の花色のパターンは均一に着色、ブロッチの有無は無、上唇弁の波打ちの程度は中である。がくの切れ込みの形は深く2裂、長さは中、雄ずいのアントシアンの発色は淡、距の有無は無、花柄の太さは太、長さは中、花穂形成の有無は無、開花期は中である。
 「サンレニピホ」と比較して、茎のアントシアンの発色が濃いこと、花径が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(滋賀県八日市市)において、「サンレニピホ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9826号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   トレニア   サンレニリレパ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サンレニム」の枝変わりであり、花は唇弁及び筒部が鮮赤紫色で、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は半ほふく性、草丈はやや低である。茎の太さは細、アントシアンの発色は中、毛の多少は少、分枝性及び節間長は中である。葉の形は広卵形、葉長及び葉幅は中、葉柄の太さは細、長さは短である。花序はえき性、花形は丸形、花径及び花筒長は中である。唇弁及び筒部の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9208)、唇弁の花色のパターンは均一に着色、ブロッチの有無は無、上唇弁の波打ちの程度は強である。がくの切れ込みの形は深く2裂、長さは中、雄ずいのアントシアンの発色は淡、距の有無は無、花柄の太さは太、長さは中、花穂形成の有無は無、開花期は中である。
 「サンレニレパ」と比較して、花形が丸形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に出願者のほ場(滋賀県八日市市)において、「サンレニム」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性調査を継続し、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9827号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   バーベナ   サンマレフ TPRS
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ブラジル連邦共和国から導入した原種に「レインボーカーペット・レッド」を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色で鉢物及び花壇向きの品種である。
 草姿はほふく、株の広がりは大、高さは中である。茎の太さは中、アントシアンの発色の有無は無、毛の多少はやや少、とげの有無は無、分枝性は多、地下ほふく性は無、節間長は中である。葉序は対生、葉身の形はT型、葉の切れ込みの有無は有、程度は深、葉長は短、葉幅は中、葉色は濃緑、葉の毛の多少は中、葉柄の有無は有、太さ及び長さは中である。花房の形はU型、花穂長及び花穂径は中、花の向きは上向き、花形は平咲き、花径は大、花筒長は中、花色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9705)、花弁中央部の目の有無は有、大きさはかなり小、絞り及びぼかしの有無は無、花弁の重なりは開く、裂片の欠刻の有無は有、花弁数は中、がくの切れ込みの有無は有、長さは中、先端部のアントシアンの有無は有、雌ずいの形は2裂、雄ずいの数は中、葯先端部の色は黄緑、花柄の太さは細、花柄の長さは短、花数は中、花の香りは無である。
 「サンマレフ TP−P」及び「サンマレフ TPSP」と比較して、花色が鮮紫ピンク(同9705)であること、ぼかしが無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡白州町)において、ブラジル連邦共和国から導入した原種に「レインボーカーペット・レッド」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サンマレフ TP−SAP」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9828号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アンスリウム   イブライン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草丈が中で仏炎苞が明赤色、肉穂花序は先端部が鮮橙色で基部が淡黄橙色の鉢物及び切花向きの品種である。
 草型は株立型、草丈は中、分枝の程度は4本以上、茎の太さは中である。葉の全体の形は狭長心形、先端部の形は急鋭尖形、葉縁の波打ちは有、葉脚の形は心形、切れ込みの深さは中、基部裂片の重なりは離れている、葉身の長さ及び幅は中、表面の色は濃緑、裏面の色は淡緑、光沢及び葉柄の長さは中、太さは細、色は緑、葉の向きは水平である。仏炎苞の重ねは一重、形は心形、長さ及び幅は中、先端の形は尾形、基部の形は心形、切れ込みの深さの程度は中、裂片の重なりは離れている、周縁部のそりは外巻き、表面の起伏は中、色の数は単色、表面の主な色は明赤(JHS カラーチャート0406)、裏面の色は鮮ピンク(同0404)、色の変化は有、光沢は中、向きは水平、葉の位置関係は葉と同位である。肉穂花序の形は円柱形、太さは中、長さは短、仏炎苞との長さの比は仏炎苞より短、先細りの程度は弱、先端部の色は鮮橙(同1605)、基部の色は淡黄橙(同1902)、曲がりは有、ねじれは無、仏炎苞との角度は大、花茎の太さは細、長さは短、色は穏黄緑(同3513)、花数は3花以下、花持ちの程度は1ヶ月以上である。
 「エリザベス」と比較して、葉の全体の形が狭長心形であること、仏炎苞の表面の主な色が明赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9829号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アンスリウム   リリンダ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草丈が短で仏炎苞が鮮赤色、肉穂花序は先端部が明橙色で基部が淡黄ピンク色の切り花及び鉢物向きの品種である。
 草型は株立型、草丈は短、分枝の程度は4本以上、茎の太さは細である。葉の全体の形は三角形、先端部の形は鋭先形、葉縁の波打ちは有、葉脚の形は心形、切れ込みの深さは浅、基部裂片の重なりは離れている、葉身の長さは短、幅は中、色は濃緑、光沢は弱、葉柄の長さは中、太さは細、色は濃緑、葉の向きは上向き、斑の型は無である。仏炎苞の重ねは一重、形は心形、長さは短、幅は中、先端の形は微突形、基部の形は心形、切れ込みの深さの程度は中、裂片の重なりは離れている、周縁部のそりは外巻き、表面の起伏は無又は弱、色の数は単色、表面の主な色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、裏面の色は明赤(同0406)、色の変化は有、光沢は強、向きは斜上、葉との位置関係は葉より抽出である。肉穂花序の形は円柱形、太さ及び長さは中、仏炎苞との長さの比は仏炎苞より短、先細りの程度は弱、先端部の色は明橙(同1304)、基部の色は淡黄ピンク(同1301)、曲がり及びねじれは無、仏炎苞との角度は大、花茎の太さは中、長さは短、色は明黄緑(同3313)である。花数は4花以上、花持ちの程度は1ヶ月以上である。
 「レニー」と比較して、葉の向きが上向きであること、肉穂花序の先端部の色が明橙で基部の色が淡黄ピンクであること等で、「スマート レッド」と比較して、葉の全体の形が三角形であること、葉基部裂片が離れていること、肉穂花序の先端部の色が明橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「リンダ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9830号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アンスリウム   リミレーネ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草丈が中で仏炎苞が鮮ピンク色の地色に暗黄緑色が入る、肉穂花序は先端部が明黄色で基部が黄白色の切り花及び鉢物向きの品種である。
 草型は株立型、草丈は中、分枝の程度は4本以上、茎の太さは中である。葉の全体の形は楕円状心形、先端部の形は突形、葉縁の波打ちは無、葉脚の形は矢じり形、切れ込みの深さは浅、基部裂片の重なりは離れている、葉身の長さは短、幅は中、表面の色は緑、裏面の色は淡緑、光沢及び葉柄の長さは中、太さは細、色は淡緑、葉の向きは水平、斑の型は無である。仏炎苞の重ねは一重、形は三角形、長さ及び幅は中、先端の形は尾形、基部の形は載形、切れ込みの深さの程度は無、裂片の重なりは離れている、周縁部のそりは不規則、表面の起伏は中、色の数は2色、表面の主な色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0404)、二次的な色は暗黄緑(同3508)、裏面はピンク(同0403)、色の変化は無、光沢は中、向きは水平、葉との位置関係は葉より抽出である。肉穂花序の形は円柱形、太さ及び長さは中、仏炎苞との長さの比は仏炎苞より短、先細りの程度は弱、先端部の色は明黄(同2505)、基部の色は黄白(同2902)、曲がりは有、ねじれは無、仏炎苞との角度は中、花茎の太さはやや細、長さは中、色は黄緑(同3512)である。花数は3花以下、花持ちの程度は1ヶ月以上である。 
 「リリンダ」及び「シュガーラブ」と比較して、葉の全体の形が楕円状心形であること、仏炎苞の形が三角形であること、仏炎苞の色が2色であること、肉穂花序の先端部の色が明黄であること及び基部の色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ミレーネ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9831号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アンスリウム   レッド ラブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草丈が中で仏炎苞が鮮赤色、肉穂花序が浅黄橙色の鉢物及び切花向きの品種である。
 草型は株立型、草丈は中、分枝の程度は4本以上、茎の太さは中である。葉の全体の形は三角形、先端部の形は鋭尖形、葉縁の波打ちは無、葉脚の形は心形、切れ込みの深さは浅、基部裂片の重なりは離れている、葉身の長さは短、幅は狭、表面の色は濃緑、裏面の色は淡緑、光沢は中、葉柄の長さは短、太さは細、色は淡緑、葉の向きは水平である。仏炎苞の重ねは一重、形は円心形、長さは短、幅は中、先端の形は尾形、基部の形は心形、切れ込みの深さの程度はかなり浅、裂片の重なりは離れている、周縁部のそりは内巻き、表面の起伏は中、色の数は単色、表面の主な色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、裏面の色は濃ピンク(同0405)、色の変化は有、光沢は中、向きは水平、葉の位置関係は葉より抽出である。肉穂花序の形は円柱形、太さは中、長さは短、仏炎苞との長さの比は仏炎苞より短、先細りの程度は弱、先端部及び基部の色は浅黄橙(同1904)、曲がりは有、ねじれは無、仏炎苞との角度は大、花茎の太さは細、長さは短、色は穏黄緑(同3312)、花数は4花以上、花持ちの程度は1ヶ月以上である。
 「ローラ」と比較して、仏炎苞の形が円心形であること、肉穂花序の先端部の色が浅黄橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9832号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アンスリウム   スウィートラブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草丈が短で仏炎苞が黄ピンク色、肉穂花序は先端部が浅黄緑色で基部が淡緑黄色の切り花及び鉢物向きの品種である。
 草型は株立型、草丈は短、分枝の程度は4本以上、茎の太さは細である。葉の全体の形は三角形、先端部の形は急鋭先形、葉縁の波打ちは有、葉脚の形は心形、切れ込みの深さは浅、基部裂片の重なりは離れている、葉身の長さは短、幅は狭、色は濃緑、光沢は弱、葉柄の長さは短、太さは中、色は緑、葉の向きは水平、斑の型は無である。仏炎苞の重ねは一重、形は扁円形、長さは短、幅は中、先端の形は微突形、基部の形は載形、切れ込みの深さの程度は無、裂片の重なりは離れている、周縁部のそりは内巻き、表面の起伏は無叉は弱、色の数は単色、表面の主な色は黄ピンク(JHS カラーチャート0704)、裏面は鮮ピンク色(同0404)、色の変化は有、光沢は無叉は弱、向きは水平、葉との位置関係は葉より抽出である。肉穂花序の形は円柱形、太さは細、長さは中、仏炎苞との長さの比は仏炎苞より短、先細りの程度は弱、先端部の色は浅黄緑(同2904)、基部の色は淡緑黄(同2702)、曲がりは有、ねじれは無、仏炎苞との角度は大、花茎の太さは中、長さは短、色は濃黄緑(同3307)である。花数は4花以上、花持ちの程度は1ヶ月以上である。 
 「デ トロワイヤー」と比較して、葉の全体の形が三角形であること、葉が小さいこと、仏炎苞の形が扁円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スウィート ラブ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9833号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アンスリウム   オレンジ ラブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草丈が短で仏炎苞が明橙赤色、肉穂花序は先端部が鮮橙黄色で基部が淡緑黄色の鉢物及び切花向きの品種である。
 草型は株立型、草丈は短、分枝の程度は4本以上、茎の太さは中である。葉の全体の形は狭長心形、先端部の形は鋭尖形、葉縁の波打ちは有、葉脚の形は心形、切れ込みの深さは浅、基部裂片の重なりは離れている、葉身の長さは短、幅は狭、表面の色は濃緑、裏面の色は淡緑、光沢は中、葉柄の長さは短、太さは細、色は淡緑、葉の向きは上向きである。仏炎苞の重ねは一重、形は円心形、長さは短、幅は中、先端の形は微突形、基部の形は載形、切れ込みの深さの程度は無、裂片の重なりは離れている、周縁部のそりは外巻き、表面の起伏は無又は弱、色の数は単色、表面の主な色は明橙赤(JHS カラーチャート0705)、裏面の色は黄ピンク(同0704)、色の変化は有、光沢は中、向きは水平、葉の位置関係は葉より抽出である。肉穂花序の形は円柱形、太さは中、長さは短、仏炎苞との長さの比は仏炎苞より短、先細りの程度は弱、先端部の色は鮮橙黄(同2205)、基部の色は淡緑黄(同2702)、曲がりは有、ねじれは無、仏炎苞との角度は大、花茎の太さは中、長さは短、色は穏黄緑(同3513)、花数は4花以上、花持ちの程度は1ヶ月以上である。
 「チャンティ」と比較して、葉の全体の形が狭長心形であること、仏炎苞の基部形が載形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9834号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アンスリウム   シュガーラブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草丈が短で仏炎苞が濃ピンク色、肉穂花序は先端部が鮮黄緑色で基部が黄白色の切り花及び鉢物向きの品種である。
 草型は株立型、草丈は短、分枝の程度は4本以上、茎の太さは細である。葉の全体の形は三角形、先端部の形は鋭先形、葉縁の波打ちは無、葉脚の形は心形、切れ込みの深さは中、基部裂片の重なりは離れている、葉身の長さは短、幅は狭、色は濃緑、光沢は弱、葉柄の長さは短、太さは細、色は緑、葉の向きは水平、斑の型は無である。仏炎苞の重ねは一重、形は扁円形、長さは短、幅は中、先端の形は微突形、基部の形は載形、切れ込みの深さの程度は無、裂片の重なりは離れている、周縁部のそりは外巻き、表面の起伏は無叉は弱、色の数は単色、表面の主な色は濃ピンク(JHS カラーチャート0405)、裏面の色は黄ピンク(同0703)、色の変化は有、光沢は無叉は弱、向きは水平、葉との位置関係は葉より抽出である。肉穂花序の形は円柱形、太さは細、長さは短、仏炎苞との長さの比は仏炎苞より短、先細りの程度は弱、先端部の色は鮮緑黄(同3105)、基部の色は黄白(同2701)、曲がりは有、ねじれは無、仏炎苞との角度は大、花茎の太さは細、長さは短、色は暗緑(同3707)である。花数は4花以上、花持ちの程度は1ヶ月以上である。 
 「フローネ」と比較して、葉の全体の形が三角形であること、仏炎苞の形が扁円形であること、仏炎苞の切れ込みが無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「シュガー ラブ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9835号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ハバナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、一次欠刻は中、葉裂片縁部の重なりの程度は重なる、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少、管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9211)、裏面の色は淡紫ピンク(同9702)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「セイマリア」と比較して、たく葉の形が2深裂であること、花弁先端の形が尖ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者のほ場(連合王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9836号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   とよおんうんぜん
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ステッツマン」に「秋宝」を交配して育成されたものであり、花は明黄色のかなり小輪で、つま物向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは細、色は緑、強さ、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はかなり少、節間長はやや長である。葉身長はかなり短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、葉裂片縁部の重なりの程度は重なる、葉の表面の色はやや淡、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさはかなり小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多、管状花数は極少、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は樋弁及び管弁T、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明緑黄(同2705)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは極細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「豊秋」と比較して、開花時の草丈が高いこと、たく葉の形が深裂しないこと、花弁の形が樋弁及び管弁Tであること等で、「ステッツマン」と比較して、外花弁の表面の色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(愛知県豊橋市)において、「ステッツマン」に「秋宝」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。  
 なお、出願時の名称は「雲仙」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9837号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイプリンス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スペース」に白色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さはやや強、中空の程度は中、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長は中、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、基部の形は平、一次欠刻は深、表面及び裏面の色は濃、毛じの多少はやや多、光沢度及び厚さは中、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着する。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHSカラーチャート2901)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは長、花首の発生角度はやや鋭、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイアルプス」と比較して、葉の基部の形が平であること、たく葉の形が2深裂であること等で、「セイロッキー」と比較して、葉の基部の形が平であること、花房の形が円錐形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「スペース」に白色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9838号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイナディア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイリオン」に「オテロ」を交配して育成されたものであり、花は明赤味紫色で底部に黄白色が入る中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長は中、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は明赤味紫(JHS カラーチャート8905)で基部が黄白(同2502)、裏面の色は赤味紫(同8911)で基部が黄白(同2502)、舌状花表面の色の分布状態は底白、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは極細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「QBACE」と比較して、葉の一次欠刻が深いこと、たく葉が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「セイリオン」に「オテロ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9839号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   レグリ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「リベアル」に白色ポンポン咲の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のかなり小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は緑、強さはやや弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長はやや短、葉幅はやや狭、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面及び裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は両側・片側混在である。花房の形は円錐形、花の大きさはかなり小、厚みは低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花部の直径は極小、管状花数は極少、分布は散在、長さは極小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ビビ」と比較して、葉柄が短いこと、花弁先端の形が丸いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「リベアル」に白色ポンポン咲の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9840号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイシルキー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイチャーム」に白色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さはやや強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度はやや多、節間長は中である。葉身長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さはやや長、一次欠刻はやや深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着する。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはかなり長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。
 「セイチャーム」と比較して、花弁先端の形が丸いこと、花たくの形が盛り上がった円錐状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイチャーム」に白色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9841号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイボレロ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レノン」に白色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは細、色は緑、強さはやや強、中空の程度はやや小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面及び裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはやや大、分布状態は主として両側に付着する。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はやや小、管状花数は多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)、裏面の色は黄白(同2502)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイアルプス」と比較して、葉の一次欠刻が深いこと、花盤の色が緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「レノン」に白色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9842号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイヘリオス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイクルト」に黄色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さはやや弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや短、一次欠刻は深、表面及び裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは軟、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着する。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイサハラ」と比較して、葉柄の着生角度が水平であること、花たくの形が盛り上がった円錐状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイクルト」に黄色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9843号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイベル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイピュア」にピンク色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃紫ピンク色に底部が黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは細、色は緑、強さは弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さはやや短、一次欠刻はやや深、表面及び裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着する。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃紫ピンク(JHS カラーチャート9213)で底部が黄白(同2701)、裏面の色は紫ピンク(同8903)、舌状花表面の色の分布状態は底白、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ロイヤルウェディング セルエンジ」と比較して、外花弁の表面の色が濃紫ピンク、裏面の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイピュア」にピンク色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9844号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイヘブン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レカフェ」に白色系管弁丁字咲混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さは弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さはやや短、基部の形は凹、一次欠刻、表面及び裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着する。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。丁字状花部の直径はやや大、長さは大である。花弁の形は管弁T及び丁字状花弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外花弁と異なり緑色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「シャルト」と比較して、葉の基部の形が凹であること、花弁が短いこと、花の中心部の色が外花弁と異なり緑色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「レカフェ」に白色系管弁丁字咲混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9845号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイフランク
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイクロス」に同色系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は穏紫ピンクの地色に黄白色の爪斑が入るやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は緑、強さは弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長はやや長である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさはやや大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面は穏紫ピンク(JHS カラーチャート9212)の地色に黄白(同2502)の爪斑が入る、裏面の色は浅赤味紫(同8910)の地色に黄白(同2501)の爪斑が入る、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイクロス」と比較して、外花弁の表面の色が穏紫ピンクの地色に黄白の爪斑が入ること、裏面の色が浅赤味紫の地色に黄白の爪斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「セイクロス」に同色系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9846号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイチェスター
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイキャッツ」に同色系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃赤茶の地色に鮮緑黄色の爪斑が入るやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0708)の地色に鮮緑黄(同2706)の爪斑が入る、裏面の色は赤茶(同1013)の地色に明緑黄(同2704)の爪斑が入る、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイキング」と比較して、側らいの発生が多いこと、外花弁の表面の色が濃赤茶の地色に鮮緑黄の爪斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「セイキャッツ」に同色系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9847号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイパウロ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイキング」に同色系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃赤茶の地色に鮮緑黄色の爪斑が入る小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは細、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長は中である。葉身長はやや短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さはやや長、一次欠刻は中、表面の色はやや濃、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0708)で鮮緑黄(同2706)の爪斑が入る、裏面の色は赤茶(同0715)で明緑黄(同2905)の爪斑が入る、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはかなり長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「セイキング」と比較して、花が小さいこと、外花弁の表面の色が濃赤茶の地色に鮮緑黄の爪斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「セイキング」に同色系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9848号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイスワン
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイルフラン」に「セイフラン」を交配して育成されたものであり、花は黄白色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや長、一次欠刻はやや深、表面の色はやや濃、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさはやや大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みはやや高、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径はやや小、管状花数は多、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2901)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さはかなり長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「セイフラン」と比較して、葉柄の着生角度が水平であること、管状花数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「セイルフラン」に「セイフラン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9849号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ヒルラブテス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ヒルテッシン」の枝変わりであり、花は鮮紫ピンクの地色にピンク白色の覆輪が入る盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数が少、花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は極高、節数はやや多である。茎の長径はやや細、硬さは剛、折れの難易は難、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に中部、節間長は中、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9204)、複色模様色はピンク白(同9201)、色彩模様は覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ、幅及び数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は鐘形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数は少、花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は晩生、がく割れの難易性は難である。
 「ヒルテッシン」と比較して、花の地色が鮮紫ピンクで、複色模様色がピンク白であること等で、「ブレノカ」と比較して、側面から見た花形が盛咲であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、「ヒルテッシン」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9850号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ヒルミテス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ヒルテッシン」の枝変わりであり、花は明紅の地色に先端に淡ピンク色の不規則な白斑が入る盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は極高、節数は多である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は難、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に中部、節間長は中、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、地色は明紅(JHS カラーチャート0106)、複色模様色は淡ピンク(同0102)、色彩模様は不規則な白斑(先端)、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は鐘形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは中である。開花習性は四季咲き、早晩性は晩生、がく割れの難易性は難である。
 「ヒルテッシン」と比較して、花の地色が明紅で、複色模様色が淡ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、「ヒルテッシン」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9851号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ヒルトレンテス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ヒルテッシン」の枝変わりであり、花は鮮赤紫の地色に淡紫ピンク色の覆輪が入る盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は極高、節数はやや多である。茎の長径はやや細、硬さは剛、折れの難易は中、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に中部、節間長は中、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、地色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、複色模様色は淡紫ピンク(同9502)、色彩模様は覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は鐘形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは中である。開花習性は四季咲き、早晩性は晩生、がく割れの難易性は難である。
 「ブレタイン」と比較して、花の地色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、「ヒルテッシン」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9852号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ヒルベルゲル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は濃赤色の盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数はやや多である。茎の長径はやや細、硬さは剛、折れの難易は難、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長はやや長、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は円柱形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、花色は濃赤(JHS カラーチャート0408)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは極浅、数は極少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや細、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は晩生、がく割れの難易性は難である。
 「ダイベルスター」と比較して、花色が濃赤であること、花弁鋸歯の深さが浅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9853号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ヒルレパン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は浅緑黄の地色に黄ピンク色のぼかしが入る盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数はやや多である。茎の長径はやや細、硬さ及び折れの難易は中、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は針形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、地色は浅緑黄(JHS カラーチャート2703)、複色模様色は黄ピンク(同0704)、色彩模様はぼかし、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数は中、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さは中、がくの形は鐘形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は晩生、がく割れの難易性は中である。
 「ルネッタ」と比較して、色彩模様がぼかしであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9854号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ヒルルナル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は浅緑黄の地色に鮮紫ピンク色の点、条及び覆輪が入る盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さは中、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は針形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、地色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)、複色模様色は鮮紫ピンク(同9705)、色彩模様は点、条及び覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さはかなり浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は鐘形、がく筒の色は緑、太さ及び長さは中、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は晩生、がく割れの難易性は難である。
 「ジェノロイ」と比較して、1茎の側芽及び側枝数が多いこと、葉巻き程度が弱いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9855号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ヒルチェマ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンクの地色に黄白色の覆輪が入る垂咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数がやや少、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は極高、節数はやや多である。茎の長径はやや細、硬さは中、折れの難易は易、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は少、側枝の着生位置は主に中下部、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はやや小、地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9705)、複色模様色は黄白(同2502)、色彩模様は覆輪、複色割合は中、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さ、数、花弁の長さ、幅及び数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、太さ及び長さは中、1花茎当たりの花数はやや少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は極晩生、がく割れの難易性は極難である。
 「ブレタイン」と比較して、花の地色が鮮紫ピンクであること、複色割合が少ないこと等で、「ヒルチェルテス」と比較して、葉巻程度が強いこと、花弁鋸歯が深いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9856号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ヒルメディン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は浅緑黄色の地色に鮮ピンク色の条が入る垂咲で、極大輪の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径はやや太、硬さは剛、折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度はよく巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさはかなり大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は極大、地色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)、複色模様色は鮮ピンク(同0104)、色彩模様は条、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さはやや長、幅はやや広、数はかなり多、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は晩生、がく割れの難易性は難である。
 「ノブライズ」と比較して、色彩模様が条であること、早晩性が晩生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9857号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ヴィミーレ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色の垂咲で、かなり大輪の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は極高、節数は中である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、節間長は長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度はよく巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は球形、大きさはかなり大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はかなり大、花色は黄白(JHS カラーチャート2701)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は中、花弁の長さはやや長、幅はやや広、数は極多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは太、長さはやや長、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は晩生、がく割れの難易性は中である。
 「ブレシルク」と比較して、花弁数が多いこと、早晩性が晩生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9858号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ベガ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は赤紫色の盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数がやや少、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さは中、折れの難易は難、中央部の色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は円柱形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、花色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ、幅及び数は中、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや細、長さはやや長、1花茎当たりの花数はやや少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「コルチナ」と比較して、葉巻き程度が弱いこと、早晩性が中生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9859号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   テラノバ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は穏橙黄の地色に鮮ピンク色の条及び花弁中央部に浅黄色のぼかしが入る盛咲で、やや大輪の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は中、節数はやや少である。茎の長径はやや細、硬さは剛、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数及び節間長は中、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅はかなり狭、葉色は緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさは大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや大、表面の地色は穏橙黄(JHS カラーチャート2209)、複色模様色は鮮ピンク(同0105)の条及び中央部に浅黄(同2511)のぼかしが入る、裏面の色は浅黄(同2511)、色彩模様は条及びぼかし、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さはやや浅、数、花弁の長さ及び幅は中、数は多、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さは中、がくの形は鐘形、がく筒の色は灰緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性は難である。
 「テラ」と比較して、葉巻き程度が弱いこと、花の表面の地色が穏橙黄で、鮮ピンクの条及び花弁中央部に浅黄のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「テラ ノバ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9860号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   スピリット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は赤紫色の垂咲で、大輪の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はやや高、節数はやや少である。茎の長径はやや細、硬さは剛、折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさは大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は大、花色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は中、花弁の長さはやや長、幅はやや広、数は多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は鐘形、がく筒の色は灰緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「パープル パカル」と比較して、花弁鋸歯の数が多いこと、早晩性が中生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9861号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   スペクトロ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白の地色に濃赤紫色の点、条及び覆輪が入る垂咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さは中、折れの難易は難、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数及び1茎の側芽及び側枝数は中、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はやや小、地色は黄白(JHS カラーチャート2701)、複色模様色は濃赤紫(同9509)、色彩模様は点、条及び覆輪、複色割合は中、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは極浅、数は極少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数はやや多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「ガウチョ」と比較して、花の複色模様色が濃赤紫であること、複色割合が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9862号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   フルーレット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は淡紫ピンク色の垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数がやや少、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径及び硬さは中、折れの難易は易、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中下部、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、花色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9702)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは極浅、数は極少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は鐘形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数はやや少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは中である。開花習性は四季咲き、早晩性はかなり晩生、がく割れの難易性は難である。
 「パール・ピンク」と比較して、花弁鋸歯の深さが浅いこと、早晩性がかなり晩生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に出願者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9863号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ウエストアルペン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色の垂咲で、やや大輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は極高、節数はやや多である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は難、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中上部、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度はよく巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は緑、ろう質は中である。つぼみの形は倒卵形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はやや大、花色は黄白(JHS カラーチャート2701)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数は多、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は漏斗形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は晩生である。
 「ブライダル ホワイト」と比較して、葉巻き程度が強いこと、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9864号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ウエストドリーム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は浅橙の地色に明橙赤色の点及び覆輪が入る垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は極高、節数はやや多である。茎の長径及び硬さは中、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に中下部、節間長は中、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、花は浅橙(JHS カラーチャート1302)の地色に明橙赤(同0705)の点及び覆輪が入り、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は鐘形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はかなり晩生、がく割れの難易性は難である。
 「ゼンガ」と比較して、花の地色が浅橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9865号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ウエストミント
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白の地色に鮮赤色の条及び鮮ピンク色の条、覆輪が入る垂咲で、かなり大輪の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は極高、節数はやや多である。茎の長径は中、硬さはやや剛、折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさは大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はかなり大、花は黄白(JHS カラーチャート2701)の地色に鮮赤(同0407)の条及び鮮ピンク(同0105)の条、覆輪が入り、複色割合はやや多、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さはやや長、幅はやや広、数はかなり多、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さはやや太、長さは中、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は晩生、がく割れの難易性は難である。
 「アウグリオ」と比較して、複色割合が多いこと、早晩性が晩生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9866号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   フィスコーラル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フィザード」に「ギ・タリ」を交配して育成されたものであり、花は鮮橙赤色で上部花弁に濃紅色の条が入る八重で中輪の鉢物向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は無又は微、節間長は短である。葉身形はツタバ形、葉身基部の開閉度は開く、欠刻の有無は有、型は鋸歯状、深さは浅、葉身長は短、葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は中、たく葉の長さは短、幅は中、葉柄の長さは短である。花房径は中、1花房の花数は少、花蕾の形は紡垂弾、花の重ねは八重、花径は中、花弁の表面の色は鮮橙赤(JHS カラーチャート0706)、裏面の色は明橙赤(同0705)、上部花弁の色模様の色は濃紅(同0109)、型は条状、花弁の基部の白色模様、内花弁の色模様及び花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は狭、がくの形はT型、がくの毛及び距の有無は有、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無である。
 「リンゴ2000 レッド」と比較して、1花房の花数が少ないこと、花の重ねが八重であること等で、「ギサン」と比較して、葉身の紋の鮮明度が強いこと、花蕾の形が紡垂弾であること、花弁の裏面の色が明橙赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(スペイン王国)において、「フィザード」に「ギ・タリ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、ドイツ連邦共和国の育成者の温室に移動して、選抜及び増殖を繰り返しながら特性の調査を行い、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9867号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   フィスラムダ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「ピラトゥス」を交配して育成されたものであり、花は明赤紫色で上部花弁及び内花弁に暗灰紫色の条が入る八重で中輪の鉢物向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は無又は微、節間長は短である。葉身形はツタバ形、葉身基部の開閉度は一部重なる、欠刻の有無は無、葉身長は短、葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は弱、たく葉の長さは短、幅及び葉柄の長さは中である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは八重、花径は中、花弁の表面の色は明赤紫(JHS カラーチャート9206)、裏面の色は鮮紫ピンク(同9205)、上部花弁の色模様の色は暗灰紫(同9218)、型は条状、花弁の基部の白色模様の有無は無、内花弁の色模様の有無は有、花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は狭、がくの形はT型、がくの毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは長である。花の香りの有無は無である。
 「リンゴ2000 バイオレット」と比較して、花の重ねが八重であること、花弁の表面の色が明赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(スペイン王国)において、育成者所有の育成系統に「ピラトゥス」を交配し、その実生の中から選抜、以後、ドイツ連邦共和国の育成者の温室に移動して、選抜及び増殖を繰り返しながら特性の調査を行い、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9868号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   フィスルノーバ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「フィスブリズ」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は紫白色で上部花弁及び内花弁に鮮紫赤色の斑紋が入る八重で中輪の鉢物向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は無又は微、節間長は短である。葉身形はツタバ形、葉身基部の開閉度は一部重なる、欠刻の有無は無、葉身長は短、葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は弱、たく葉の長さは短、幅及び葉柄の長さは中である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは八重、花径は中、花弁の色は紫白(JHS カラーチャート8901)、上部花弁の色模様の色は鮮紫赤(同9707)、型は斑紋状、花弁の基部の白色模様の有無は無、内花弁の色模様の有無は有、花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、がくの毛及び距の有無は有、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無である。
 「ピント ホワイト」と比較して、花の重ねが八重であること、花弁の色が紫白であること、上部花弁に色模様が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(スペイン王国)において、「フィスブリズ」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、ドイツ連邦共和国の育成者の温室に移動して、選抜及び増殖を繰り返しながら特性の調査を行い、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9869号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   フィスルル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「フィサム」を交配して育成されたものであり、花は赤紫色で上部花弁に暗灰紫色の条が入る八重で中輪の鉢物向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は無又は微、節間長は短である。葉身形はツタバ形、葉身基部の開閉度は一部重なる、欠刻の有無は有、型は鋸歯状、深さは浅、葉身長は短、葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は弱、たく葉の長さは短、幅及び葉柄の長さは中である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは八重、花径は中、花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は鮮赤紫(同9207)、上部花弁の色模様の色は暗灰紫(同9218)、型は条状、花弁の基部の白色模様、内花弁の色模様及び花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、がくの毛及び距の有無は有、小花柄の長さは長である。花の香りの有無は無である。
 「リンゴ2000 ディープローズ」と比較して、花の重ねが八重であること、花弁の表面の色が赤紫であること、上部花弁の基部の白色模様が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(スペイン王国)において、育成者所有の育成系統に「フィサム」を交配し、その実生の中から選抜、以後、ドイツ連邦共和国の育成者の温室に移動して、選抜及び増殖を繰り返しながら特性の調査を行い、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9870号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   ペンコール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の自然交雑実生から育成されたものであり、花は明赤色で上部花弁に鮮紅色の条が入る八重で中輪の鉢物向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は中、節間長は短である。葉身形は円形、葉身基部の開閉度は閉じる、欠刻の有無は有、型は円鋸歯状、深さは浅、葉身長は短、葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は中、たく葉の長さは短、幅及び葉柄の長さは中である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは八重、花径は中、上部花弁及び下部花弁の表面の色、内花弁並びに上部花弁及び下部花弁の周縁の色は明赤(JHS カラーチャート0406)、上部花弁の裏面の色は濃ピンク(同0405)、下部花弁の裏面の色は鮮ピンク(同0404)、上部花弁の色模様の色は鮮紅(同0107)、型は条状、上部花弁及び下部花弁の基部の白色模様、内花弁の色模様並びに花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、がくの毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無である。
 「ムルチブルーム サーモン」と比較して、花の重ねが八重であること、上部花弁の表面の色が明赤であること、がくの距が無いこと等で、「フィスベルノ」と比較して葉身形が円形であること、上部花弁の裏面の色が濃ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者のほ場(ドイツ連邦共和国)において、出願者所有の育成系統の自然交雑実生から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9871号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   ペンウェイ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の自然交雑実生から育成されたものであり、花は黄白色の八重で中輪の鉢物向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は中、節間長は短である。葉身形はじん臓形、葉身基部の開閉度は開く、欠刻の有無は有、型は円鋸歯状、深さは浅、葉身長は短、葉身幅は中、斑入り及びアントシアンの有無は無、たく葉の長さは短、幅及び葉柄の長さは中である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは八重、花径は中、花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2502)、内花弁の色模様及び花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は狭、がくの形はT型、がくの毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無である。
 「ピント ホワイト」と比較して、葉身形がじん臓形であること、花の重ねが八重であること、がくの距が無いこと等で、「エクリプス ホワイト」と比較して葉身形がじん臓形であること、花の重ねが八重であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者のほ場(ドイツ連邦共和国)において、出願者所有の育成系統の自然交雑実生から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9872号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   ペンロー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の自然交雑実生から育成されたものであり、花は濃赤色で上部花弁に暗灰赤色の条が入る八重で中輪の鉢物向きの品種である。
 草姿は下垂、草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は無又は微、節間長はやや短である。葉身形はツタバ形、葉身基部の開閉度は閉じる、欠刻の有無は無、葉身長は短、葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は中、たく葉の長さは短、幅は中、葉柄の長さはやや短である。花房径は中、花蕾の形は紡垂弾、花の重ねは八重、花径は中、上部花弁及び下部花弁の表面の色、内花弁並びに上部花弁及び下部花弁の周縁の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)、上部花弁の裏面の色は鮮赤(同0407)、下部花弁の裏面の色は明赤(同0406)、上部花弁の色模様の色は暗灰赤(同0420)、型は条状、上部花弁及び下部花弁の基部の白色模様の有無は無、内花弁の色模様の有無は有、花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は狭、がくの形はT型、がくの毛及び距の有無は有、小花柄の長さはやや長である。花の香りの有無は無である。
 「リンゴ2000 レッド」と比較して、花の重ねが八重であること、上部花弁の色模様の色が暗灰赤であること等で、「フィスロック」と比較して草姿が下垂であること、上部花弁の裏面の色が鮮赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者のほ場(ドイツ連邦共和国)において、出願者所有の育成系統の自然交雑実生から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9873号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   ペンシッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜、育成されたものであり、花は明赤紫色で鮮紫赤色の斑紋が入る半八重で中輪の鉢物向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は暗赤、毛の多少は中、節間長は短である。葉身形はじん臓形、葉身基部の開閉度は開く、欠刻の有無は有、型は円鋸歯状、深さは浅、葉身長は短、葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は弱、たく葉の長さは短、幅及び葉柄の長さは中である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは半八重、花径は中、花弁の表面の色は明赤紫(JHS カラーチャート9206)、上部花弁の裏面の色は鮮紫ピンク(同9204)、下部花弁の裏面の色は鮮紫ピンク(同9504)、上部花弁及び下部花弁の色模様の色は鮮紫赤(同9707)、型は斑紋状、上部花弁の基部の白色模様の有無は有、下部花弁の基部の白色模様の有無は無、内花弁の色模様の有無は有、花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は狭、がくの形はT型、がくの毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無である。
 「ムルチブルーム ピンク」と比較して、花の重ねが半八重であること、上部花弁の色模様の型が斑紋状であること、がくの距が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者のほ場(ドイツ連邦共和国)において、出願者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9874号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   エフカ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ville de paris」の変異株であり、花は鮮赤色で上部花弁に濃紅色の条が入る一重で小輪の鉢物向きの品種である。
 草丈は極低、茎の色は緑、毛の多少は無又は微、節間長は短である。葉身形はツタバ形、葉身基部の開閉度は閉じる、欠刻の有無は有、型は鋸歯状、深さは浅、葉身長は短、葉身幅は狭、斑入りの有無は有、位置は外斑、色は黄、アントシアンの有無は無、たく葉の長さは短、幅は狭、葉柄の長さは短である。花房径は中、1花房の花数は少、花蕾の形は紡垂弾、花の重ねは一重、花径は小、花弁の表面の色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、裏面の色は明赤(同0406)、上部花弁の色模様の色は濃紅(同0108)、型は条状、花弁の基部の白色模様及び絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は狭、花弁の着き方は離れる、がくの形はT型、毛及び距の有無は有、小花柄の長さは長である。花の香りの有無は無である。
 「リンゴ2000 レッド」と比較して、葉身に斑が入ること、1花房の花数が少ないこと、花弁の着き方が離れること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者の温室(スロバキア共和国)において、「ville de paris」の変異株を発見、以後、ドイツ連邦共和国において、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9875号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   インプレッション オレンジ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「フィジー」を交配して育成されたものであり、花は鮮赤橙の単色で、鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は中間性、株幅は広である。茎の長さは長、太さは太、色は緑褐、節部の着色は有、分枝性は弱である。葉のつき方は輪生、全形は披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅は広、葉柄の長さは長、葉縁の形は全縁、葉の表面の地色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、斑の有無は無、光沢は中、葉の裏面の地色は穏黄緑(同3514)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は鮮赤橙(同1006)、距の長さは5.1p以上、曲がりは中、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「キカ」と比較して、花弁の地色が鮮赤橙であること、距の長さが長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の農場(アメリカ合衆国)において、育成者所有の育成系統に「フィジー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9876号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   インプレッション パープル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「タヒチ」に「ラズベリーローズ」を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫の単色で、鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は中間性、株幅は広である。茎の長さは長、太さは太、色は淡緑、節部の着色は有、分枝性は中である。葉のつき方は輪生、全形は長楕円状披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は浅鋸歯、葉の表面の地色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、斑の有無は無、光沢は中、葉の裏面の地色は穏黄緑(同3514)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は鮮赤紫(同9207)、距の長さは5.1p以上、曲がりは中、色は赤(同0414)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「キハル」と比較して、茎の色が淡緑であること、花弁の地色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の農場(アメリカ合衆国)において、「タヒチ」に「ラズベリーローズ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9877号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   ダンハーORG
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は鮮橙赤の単色で矮性の花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは短、太さは太、色は濃褐、分枝性は強である。葉のつき方は混在、全形は長楕円状披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭脚、葉長は長、葉幅は広、葉柄の長さは長、葉縁の形は全縁、表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3510)、斑の有無は無、光沢は中、裏面の地色は灰赤(同0419)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はT型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は鮮橙赤(同0706)、基部の色は濃赤(同0408)、距の長さは5.1p以上、曲りは強、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「キサント」と比較して、葉の裏面の地色が灰赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9878号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   ダンハーPCH
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は鮮ピンクに黄白が入る複色で矮性の花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは短、太さは太、色は褐、分枝性は強である。葉のつき方は混在、全形は長楕円状披針形、先端の形は鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は全縁、表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、斑の有無は無、光沢は中、裏面の地色は穏黄緑(同3514)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はT型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は6.6〜8.0p、単色・複色の別は複色、複色のタイプはT型、花弁の地色は鮮ピンク(同0105)、二次的な色は黄白(同2502)、基部の色は明紫赤(同9706)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは強、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「レオ」と比較して、一重咲きの花形がT型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9879号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   ダンハールトCRL
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は明赤の単色で、矮性の花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは短、太さは太、色は濃褐、分枝性は強である。葉のつき方は混在、全形は長楕円状披針形、先端の形は鋭先形、基部の形は鋭脚、葉長は長、葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は全縁、表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3510)、斑の有無は無、葉の光沢は中、裏面の地色は灰赤(同0419)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5、一重咲きの花形はT型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は明赤(同0406)、基部の色は明紫赤(同9706)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは中、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「キンプケ」と比較して、葉の裏面の地色が灰赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に育成者の温室(イスラエル国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1998年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ダンハーLTCRL」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9880号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   ダンハーWT
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白の単色で、鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは短、太さは太、色は緑、節部の着色は無、分枝性は強である。葉のつき方は混在、全形は長楕円状披針形、先端の形は鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅及び葉柄の長さは中、葉縁の形は全縁、葉の表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3707)、斑の有無は無、光沢は中、葉の裏面の地色は穏黄緑(同3514)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はT型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は黄白(同3302)、基部の色は淡黄緑(同3303)、距の長さは5.1p以上、曲がりは中、色は浅橙(同1602)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「イブレア」と比較して、一重咲きの花形がT型であること、距の曲りが弱いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の農場(イスラエル国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9881号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アガパンサス   サマーパール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生品種どうしを交配して育成されたものであり、花は一重、平開型で黄白色の鉢物向きの品種である。
 草型は直立、草丈は高である。葉の長さは長、数は多、横断面、湾曲及び厚さは中、表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3707)、裏面の色は暗黄緑(同3508)である。花序は散形花序、形状はU、幅は大、苞の脱落性は無である。花茎の長さは長、太さは太、曲がりは無、色は暗黄緑(同3508)である。花被片の展開状態は平開型、小花の総数は多、一重・八重の別は一重である。内花被片の形はU、幅は中、表面の条線は明瞭、内面の花色のパターンは単色、Aゾーンの色は黄白(同2901)、外面の花色のパターンは単色、Aゾーンの色は黄白(同2901)である。雄ずいの有無は有、花糸の色、花柱の色及び柱頭の色は白である。
 「スノードロップス」と比較して、草丈が高いこと、小花の総数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1987年に育成者の温室(ニュージーランド)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を行い、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スノウ クラウド」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9882号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   るりとうわた   ホワイトロマン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、0xypetalum caeruleumの変異株から育成されたものであり、花冠裂片が黄白色で一重の切花向きの品種である。
 草型はアーチ状、草丈は中である。茎の太さは中、色は淡緑、毛の多少は中、分枝性は多、長さ及び節間長は中である。葉形は2型、葉身長及び幅は中、成葉表面及び裏面の色は緑、葉の毛の多少は中、葉柄の長さはやや短である。花房の形は円錐形、長さはやや長、幅は中、花の向きは上向き、花弁の開度は水平、花冠の形は平開、一重・八重の別は一重、花の大きさ、花冠裂片の長さ及び幅は中、蕾の色は白、単色・複色の別は単色、花冠裂片の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、花色の変化は無、花冠裂片全体の形は長楕円形、がくの形は正常、大きさは中、色は淡緑、雄ずいの色は茶、小花柄及び花柄の長さは中、一花房の花数はやや多、花の香りは無である。開花始期は中である。
 0. caeruleumと比較して、葉形が2型であること、花冠裂片の裏面の色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(福岡県福岡市)において、0.caeruleumの変異株を発見し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ホワイト スター」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9883号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタプリマー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は上部が鮮紫ピンク色で基部が淡紫ピンク色、側方内花被は上部が鮮紫ピンク色、中央部が鮮黄色、下部がピンク白色で全体に暗赤色の条線が入る鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は極低、茎の太さは細、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3503)である。葉の全形は倒披針形、長さは短、幅は中、表面の色は暗緑(同3707)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数は少、花柄長は短、1分枝当たりの花数は少である。花の縦径は中、横径は長、花被片の展開度はやや大、側方及び中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はV型、内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(同9704)、Bゾーンの色は淡紫ピンク(同9702)、条線は有、数は少、大きさは大、分布は内側のみ、色は濃赤(同0409)である。側方内花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はX型、内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(同9704)、Bゾーンの色は鮮黄(同2507)、Cゾーンの色はピンク白(同9701)、条線は有、数は多、大きさは中、分布は全体、色は暗赤(同0410)である。中央内花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はT型、内面のAゾーンの色は紫ピンク(同9703)、条線は有、数及び大きさは中、分布は全体、色は濃赤(同0409)である。花糸の主な色は淡紫ピンク(同9702)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は淡紫ピンク(同9702)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩はやや晩である。
 「スタプリッツァ」と比較して、側方及び中央外花被内面の条線が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了した。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9884号   平成14年3月1日     
   
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタナタ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は上部が紫ピンク色、中央部が明紅色、下部及び周辺部が浅橙色、側方内花被は上部が鮮紫ピンク色、中央部が鮮橙黄色、下部が淡黄ピンク色で全体に暗紫赤色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈は高、茎の太さは中、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3511)である。葉の全形は披針形、長さ及び幅は中、表面の色は暗緑(同3707)、光沢は中である。開花の方向は咲き上る、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径は長、横径は中、花被片の展開度は大、側方及び中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様は[型、Aゾーンの色は紫ピンク(同9203)、Bゾーンの色は明紅(同0106)、Cゾーンの色は浅橙(同1603)、条線は無である。側方内花被の全形は倒被針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9704)、Bゾーンの色は鮮橙黄(同2205)、Cゾーンの色は淡黄ピンク(同1002)、条線は有、数は中、大きさは大、分布は全体、色は暗紫赤(同9710)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は鮮紫ピンク(同9504)、Bゾーンの色は明橙黄(同2204)、Cゾーンの色は淡黄ピンク(同1002)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は中央部、色は濃紫赤(同9709)である。花糸の主な色は桃、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は桃である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「スタチレン」と比較して、側方外花被内面の条線が無いこと、側方内花被内面のBゾーンの色が鮮橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9885号   平成14年3月1日    
   
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタルラ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被はピンク白色で中央部が淡紫ピンク色、側方内花被は上部がピンク白色、中央部が浅緑黄色、下部が淡紫ピンク色で全体に濃紫赤色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は浅黄緑(JHS カラーチャート3310)である。葉の全形は披針形、長さ及び幅は中、表面の色は暗緑(同3707)、光沢は中である。開花の方向は咲き上る、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は長、花被片の展開度は中、側方及び中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はZ型、Aゾーンの色はピンク白(同9701)、Bゾーンの色は淡紫ピンク(同9502)、条線は有、数は極少、大きさは大、分布は内側のみ、色は濃紫赤(同9709)である。側方内花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色はピンク白(同9701)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2904)、Cゾーンの色は淡紫ピンク(同9501)、条線は有、数は多、大きさは中、分布は全体、色は濃紫赤(同9709)である。中央内花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はZ型、Aゾーンの色はピンク白(同9701)、Bゾーンの色は淡紫ピンク(同9502)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は上部、色は濃紫赤(同9709)である。花糸の主な色は桃、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は桃である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「スタモンド」と比較して、側方内花被内面の花色の模様がX型であること、中央内花被内面の花色の模様がZ型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9886号   平成14年3月1日     
   
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   スタログ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は黄白色、側方内花被は上部が黄白色、中央部が鮮黄色、下部がピンク白色で全体に濃紫赤色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈は高、茎の太さは中、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)である。葉の全形は披針形、長さ及び幅は中、表面の色は暗黄緑(同3508)、光沢は中である。開花の方向は咲き上る、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径は中、横径は長、花被片の展開度は大、側方外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は黄白(同2501)、条線は無である。中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はT型、Aゾーンの色は黄白(同2501)、条線は有、数は極少、大きさは中、分布は内側のみ、色は濃赤茶(同0709)である。側方内花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色は黄白(同2501)、Bゾーンの色は鮮黄(同2507)、Cゾーンの色はピンク白(同9701)、条線は有、数は多、大きさは大、分布は全体、色は濃紫赤(同9709)である。中央内花被の全形は長倒卵形、内面の花色の模様はX型、Aゾーンの色はピンク白(同9701)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2703)、Cゾーンの色はピンク白(同9701)、条線は有、数は少、大きさは中、分布は上部、色は濃赤茶(同0709)である。花糸の主な色は白、葯に対する柱頭の位置は葯と同位、花柱の主な色は白である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「スタモンド」と比較して、中央内花被内面の花色の模様がX型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9887号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
  ダリア   八多ほまれ(はたほまれ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「調和」の変異株であり、花は鮮紫ピンク色のデコラティブ咲で小輪の切花向きの品種である。
 草型は直立性、草丈は一番花開花時で中である。塊根の形は丸、首の強さは中である。茎の太さは中、空洞の大きさは小、硬さは中、ろう質の有無は少、色は淡緑褐、節数は摘心で多である。葉の全形は1回羽状複葉、小葉の数は5〜7出、小葉の形は楕円形、鋸歯の密度は中、葉縁の形は単鋸歯、先端の形は鋭尖、葉柄の翼の有無は有、托葉の有無は無、複葉の全長及び小葉の長さは中、葉柄の長さは短、葉色は緑、葉身の下垂の程度は中である。花の向きは上向き、花型はデコラティブ、大きさはS、露心の時期は露心しない、舌状花の重ねの程度は2〜4列、数は61〜100枚、形は平弁、先端の形は円形、長さは11〜50mm、管状花の数は11〜50枚、大きさは10mm未満、形は普通型、舌状花の色は外花弁の表面が鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9205)、単色か複色かは二色、外花弁の裏面は紫ピンク(同9203)、表面の色の分布は爪斑、開花時期による花色の変化は軽である。花茎の長さはやや長、太さは細、強さは強である。
 「調和」及び「榛原の華」と比較して、外花弁の表面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者のほ場(兵庫県神戸市)において、「調和」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「八多ざくら」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9888号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ジゴペタラム   ジャンピン ジャック ビッグ ビーンズ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スキピー クー ガイザー ローヤル」に「アーサー エレ ストーン ハースト」を交配して育成されたものであり、花はセパルが濃黄緑の地色に暗灰褐の虎斑、ペタルが濃黄緑の地色に暗灰褐の網目が入り、リップが台形で紫白の地色に暗赤紫の縞斑と青味紫のぼかしが入るやや立型の品種である。
 草丈はやや小、草姿はやや立型である。ぎ球茎の有無は完全に発達、正面の形はT型、高さは短、長径は中である。葉の正面の形は線状倒披針、先端の形は不等鋭、幅及び長さは中、表面の色は緑、葉の数は5〜6である。花序の型は総状、花数は5〜7である。花茎の抽出数は1〜3、色は淡緑である。花型は平、横径は61〜70o、縦径は71〜80mm、花色は茶、唇弁の色は紫である。ドーサル・セパルの正面の形は長楕円、先端の形は突、幅は15.1〜20.0o、長さは30.1〜35.0o、ラテラル・セパルの正面の形は卵状披針、先端の形は突、幅は15.1〜20.0o、長さは30.1〜35.0o、セパル内側の地色は濃黄緑(JHSカラーチャート 3307)、斑は虎、色は暗灰褐(同1318)である。ペタルは正面の形は長楕円、先端の形は突、幅は14.1〜18.0o、長さは28.1〜32.0o、内側の地色は濃黄緑(同3307)、斑は網目、色は暗灰褐(同1318)である。リップの正面の形は台形、先端の形は凹、幅は40.1〜45.0o、長さは35.1〜40.0o、内側の地色は紫白(同8601)、斑は縞及びぼかし、色は縞は暗赤紫(同9210)、ぼかしは青味紫(同8311)である。ずい柱の内側の地色は紫白(同8601)、斑は縞、色は穏紫(同8613)である。花の香りは中、開花期は冬である。
 「シーガル サイド」と比較して、セパル内側の斑が虎であること、ペタル内側の斑が網目であること、、リップ内側に暗赤紫色の縞及び青味紫色のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「スキピー クー ガイザー ローヤル」に「アーサー エレ ストーン ハースト」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ムコウヤマ ZR1」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9889号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ラッキーグロリア アクラ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ラッキーレインボー・ラピーヌジョイナー」に「レッドグロリア」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが淡紫ピンクの地色に紫赤色のぼかし及び条線が入り、リップは正三角形で黄白の地色に濃赤色の楔が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは31〜60mm、長径は51〜70mmである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は45〜60度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75cm、幅は21〜30mm、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。1花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12mm、長さは50〜80cm、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は41〜60mm、ドーサル・セパルの正面の形は広線形、先端の形は微突形、ラテラル・セパルの正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップの正面の形は正三角形、先端の形は鋭形、周縁の反転は無、波打ちは中である。全体的な花色は桃系、花色はセパル及びペタルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9502)の地色に紫赤(同9714)のぼかし及び条線が入る、リップは黄白(同2502)の地色に濃赤(同0408)の楔が入る。花の香りは無、開花期は冬咲きである。
 「ラッキーレインボー・サントラピーヌ」と比較して、セパル及びペタルのぼかし及び条線の色が紫赤であること、リップの楔の色が濃赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「ラッキーレインボー・ラピーヌジョイナー」に「レッドグロリア」を交配し、6年にその実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ラッキーグロリア・あぐり」、出願公表時の名称は「ラッキーグロリア あぐり」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9890号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ラーヴィ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「Heidegg」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色は明紫赤で鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは中、節間長は短、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は中、色は紫、前年枝の色は穏黄橙である。葉身全体の形は広卵形、先端の形は鈍形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は扁球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は少、色はピンク白(同9201)の地色に紫ピンク(同9203)の条が入る、花形は一重咲き、装飾花の数は中、花形は普通咲き、縦径及び横径はやや小、がく片の重なりは重なる、大小の有無はやや有、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は鮮紫ピンク(同9705)、盛期の花色は明紫赤(同9706)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全縁、湾曲は内曲である。花柄及び小花柄の長さは中である。花色の変化性は無、促成での開花期は中である。
 「ハーマンディエネマン」と比較して、葉縁の形が鈍鋸歯であること、両性花の色がピンク白の地色に紫ピンクの条が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統に「Heidegg」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9891号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ラズール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色は明紫赤で鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは中、節間長は短、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は中、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は広卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は扁球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は少、花形は一重咲き、装飾花の数は中、花形は普通咲き、縦径及び横径は中、がく片の重なりは重なる、大小の有無はやや有、単色・複色の別は単色、開花初期及び開花盛期の花色は明紫赤(同9706)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全縁、湾曲は内曲である。花柄及び小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「レナータステンガー」と比較して、葉身基部の形が円形であること、開花盛期の花色が明紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9892号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ラーベ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色は鮮紫ピンクの鉢物向きの品種である。    
 樹形は開張性、枝の太さ及び節間長は中、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は少、色は淡紫、前年枝の色は灰褐である。葉序は対生のみ、葉身全体の形は広楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、裏面の色は穏黄緑(同3513)、葉柄の長さは中である。花序の形は半球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数はやや少、花形は一重咲き、装飾花の数は中、花形は普通咲き、縦径及び横径は大、がく片の重なりは重なる、大小の有無はやや有、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は鮮紫ピンク(同9705)、盛期の花色は鮮紫ピンク(同9505)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全縁、湾曲は平滑である。花柄及び小花柄の長さは中である。花色の変化性は無、促成での開花期は中である。
 「スルーデンスティン」と比較して、装飾花が大きいこと、がく片の切れ込みの位置が全縁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に育成者のほ場(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1990年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9893号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ラーベン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Freudenstein」に「Bottstein」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色は鮮紫ピンクの鉢物向きの品種である。   
 樹形は開張性、枝の太さはやや太、節間長はやや短、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は中、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、裏面の色は暗黄緑(同3508)、葉柄の長さは短である。花序の形は半球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は少、花形は一重咲き、装飾花の数は中、花形は普通咲き、縦径及び横径は中、がく片の重なりは重なる、大小の有無はやや有、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は鮮紫ピンク(同9704)、盛期の花色は鮮紫ピンク(同9505)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は平滑、花柄の長さは中、小花柄の長さはやや短である。花色の変化性は無、促成での開花期は中である。 
 「アイベルグ」と比較して、開花盛期の花色が鮮紫ピンク(同9505)であること、がく片の形がかぶ形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1987年に育成者のほ場(ドイツ連邦共和国)において、「Freudenstein」に「Bottstein」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9894号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ラーパ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色は明紫赤の鉢物向きの品種である。     
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は短、新梢の色は緑、枝の斑点の多少は中、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉序は対生のみ、葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は扁球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は少、花形は一重咲き、装飾花の数は中、花形は普通咲き、縦径及び横径は中、がく片の重なりは重なる、大小の有無はやや有、単色・複色の別は単色、開花初期及び盛期の花色は明紫赤(同9706)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は中部のみ、湾曲は平滑、花柄及び小花柄の長さは中である。花色の変化性は無、促成での開花期は中である。            
 「ハーマンディエネマン」と比較して、葉序が対生のみであること、葉縁の形が鈍鋸歯であること、がく片の切れ込みの位置が中部のみであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者のほ場(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9895号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ピクシー 桂の舞姫(ピクシー かつらのまいひめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、マイコアジサイに「ニューバース桂」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色は淡紫ピンクで鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さはやや細、節間長は短、新梢の色は緑、枝の斑点の多少は無、前年枝の色は褐である。葉身全体の形は卵形、先端の形は尾状鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の形は鋭鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3716)、裏面の色は穏黄緑(同3514)、葉柄の長さは中である。花序の形は半球形、花形はアジサイ型、花序の縦径及び横径はやや小、厚さは薄である。両性花の数は少、花形は一重咲き、装飾花の数は中、花形は普通咲き、縦径及び横径はやや小、がく片の重なりは重なる、大小の有無はやや有、単色・複色の別は単色、開花初期の花色は淡黄緑(同3303)、盛期の花色は淡紫ピンク(同9202)である。がく片の形は広卵形、切れ込みの位置は全縁、湾曲は平滑である。花柄の長さは短、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 マイコアジサイと比較して、枝に斑点が無いこと、葉身全体の形が卵形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に京都府立桂高等学校の温室(京都市)において、マイコアジサイに「ニューバース桂」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9896号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ユングフラウ ピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「メリットシュープリーム」の自然交雑実生から育成されたものであり、花形は普通咲きでガクアジサイ型、花色は鮮紫ピンクの鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は中、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は少、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は広楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3716)、裏面の色は穏黄緑(同3513)、葉柄の長さは中である。花序の形は盃形、花形はガクアジサイ型、花序の縦径及び横径は中、厚さは薄である。両性花の数は中、花形は一重咲き、装飾花の数は中、花形は普通咲き、縦径及び横径は大、がく片の重なりは重なる、大小の有無はやや有、単色・複色の別は単色、開花初期及び盛期の花色は鮮紫ピンク(同9504)、終期は鮮紫ピンク(同8904)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全縁、湾曲は平滑である。花柄の長さは長、小花柄の長さは中である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「ガクアジサイ」と比較して、装飾花の数が多いこと、開花盛期の花色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、「メリットシュープリーム」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「パラソル ピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9897号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あじさい   ピンク マナスル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「カステリン」に「ローズシュープリーム」を交配して育成されたものであり、花形は普通咲きでアジサイ型、花色は鮮紫ピンクの鉢物向きの品種である。
 樹形は開張性、枝の太さは太、節間長は短、新梢の色は淡緑、枝の斑点の多少は少、色は紫、前年枝の色は灰褐である。葉身全体の形は広楕円形、先端の形は鋭形、基部の形は円形、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身長及び葉身幅は中、成葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、裏面の色は穏黄緑(同3513)、葉柄の長さは中である。花序の形は半球形、花形はアジサイ型、花序の縦径、横径及び厚さは中である。両性花の数は少、花形は一重咲き、装飾花の数は中、花形は普通咲き、縦径及び横径は中、がく片の重なりは重なる、大小の有無は有、単色・複色の別は単色、開花初期及び盛期の花色は鮮紫ピンク(同9705)、終期は鮮紫ピンク(同9504)である。がく片の形はかぶ形、切れ込みの位置は全縁、湾曲は平滑である。花柄の長さは中、小花柄の長さは長である。花色の変化性は有、促成での開花期は中である。
 「マダムプルムコック」と比較して、花序の形が半球形であること、開花盛期の花色が鮮紫ピンクであること、がく片の形がかぶ形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の温室(群馬県勢多郡黒保根村)において、「カステリン」に「ローズシュープリーム」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「シャンデリア ピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9898号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   カスタード
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「メイコフューム」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は浅緑黄色で弁先から弁央に明紅及び弁底に明黄のぼかしが入り丸弁、カップ咲、弱香の大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は黄緑、数は枝基部はかなり多、枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑、光沢は強、本葉の色は濃緑、光沢は中、厚さは薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は大、高さはかなり高、花弁表面の色は浅緑黄(JHS カラーチャート2703)で弁先から弁央に明紅(同0106)及び弁底に明黄(同2506)のぼかしが入り、裏面の色は浅黄(同2511)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は15〜19、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色及び開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「洛北」と比較して、花形がカップ咲であること、花弁数が少ないこと等で、「ジャックロゴ」と比較して、花弁表面の色が浅緑黄で弁先から弁央に明紅及び弁底に明黄のぼかしが入ること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者のほ場(静岡県志太郡大井川町)において、「メイコフューム」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9899号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   メインピンク
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アーザム グラン」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は鮮紅色で丸弁、カップ咲、かなり弱香の大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はかなり高である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は黄緑、数は枝基部及び枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは厚、硬さはやや硬である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径は大、高さは高、花弁表面の色は鮮紅(JHS カラーチャート0107)、裏面の色は明紅(同0106)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は15〜19、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さはかなり長、太さはやや太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「セルティン」と比較して、花弁裏面の色が明紅であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(大分県玖珠郡玖珠町)において、「アーザム グラン」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9900号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイフクリーン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は淡黄ピンク色で丸弁、カップ咲、中香のやや大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数及び本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は強、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さはやや軟、たく葉の欠刻は無である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は淡黄ピンク(JHS カラーチャート1301)、裏面の色はピンク白(同1001)で淡紫ピンク(同9502)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広惰円形、厚さ及び硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は2〜5、花の香りは中である。枝の長さはかなり短、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「早春」と比較して、たく葉の欠刻がないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の温室(千葉県佐原市)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9901号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイハカグ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「秋月」に無名実生種を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は明黄色で剣弁、高芯咲、強香の大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は横張性、株立及び樹高は中である。とげの形はペナント形、長さはかなり長、基部の幅はやや広、色は紅紫、数は枝基部は多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは長、幅は広である。新葉の色は緑褐、光沢は強、本葉の色は緑、光沢は強、厚さはやや厚、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は大、高さは高、花弁表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明黄(同2505)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は6〜10、花の香りは強である。枝の長さは中、太さは太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は紅紫、開花時期は中である。
 「秋月」と比較して、花序のタイプが散房花序であること、花弁裏面の色が明黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者の温室(千葉県八千代市)において、「秋月」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9902号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイハコラン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ビクトル ユーゴ」に「秋月」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮紫ピンク色で弁底に濃ピンク色のぼかしが入り半剣弁、高芯咲、弱香の大輪となる花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立及び樹高は中である。とげの形はペナント形、長さはかなり長、基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部は多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは長、幅は広である。新葉の色は緑褐、光沢は強、本葉の色は緑、光沢は強、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は大、高さはかなり高、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9504)で弁底に濃ピンク(同0405)のぼかしが入り、裏面の色は鮮紫ピンク(同9504)で弁底に鮮ピンク(同0404)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は6〜10、花の香りは弱である。枝の長さは中、太さはかなり太、新しょう及び開花枝の色は緑褐、開花時期は晩である。
 「芳純」と比較して、花弁表面の色が鮮紫ピンクで弁底に濃ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者の温室(千葉県佐原市)において、「ビクトル ユーゴ」に「秋月」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9903号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ロゼヴィアン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スターダム」に「アサミ・レッド」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は濃赤色で半剣弁、高芯咲、無香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はかなり高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408)、裏面の色は鮮紅(同0107)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広惰円形、厚さは中、硬さはやや軟、数は20〜24、一茎の花数は1、花の香りは無である。枝の長さは中、太さはやや太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「アサミ・レッド」と比較して、花弁裏面の色が鮮紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に岐阜県農業総合研究センター(岐阜市)において、「スターダム」に「アサミ・レッド」を交配し、その実生の中から選抜、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「95−39」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9904号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   サンピア
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サンデル」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は淡黄ピンク色で剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立はやや叢生でない、樹高はかなり高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は広、色は黄緑、数は枝基部はやや多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は淡黄ピンク(JHS カラーチャート1301)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さはかなり厚、硬さはやや硬、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さは長、太さはやや太、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「サンデル」と比較して、花弁表面及び裏面の色が淡黄ピンクであること、花弁全体の形が円形であること等で、「コルルイシル」と比較して、花弁全体の形が円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に山形県寒河江市の育成者の温室において、「サンデル」の枝変わりを発見、以後、ニュージーランド国の育成者の温室で増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9905号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   藤娘(ふじむすめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名実生種に「スターリング シルバー」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は浅赤味紫色で剣弁、高芯咲、強香のやや大輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部は極多、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはかなり長、幅は広である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径はやや大、高さは高、花弁表面の色は浅赤味紫(JHS カラーチャート8910)、裏面の色は紫ピンク(同8903)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は6〜10、花の香りは強である。枝の長さは極長、太さはやや太、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑褐、開花時期は晩である。
 「紫野」及び「ブルー・ムーン」と比較して、花弁表面の色が浅赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の農場(大阪府枚方市)において、出願者所有の無名実生種に「スターリング シルバー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9906号   平成14年3月1日    
   
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アブチロン ヒブリドゥム   サンアブアプ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ジュリア」に出願者所有の無名実生種を交配して育成されたものであり、花弁外面が濃黄ピンク色、内面が浅橙色の鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹姿は直立性、樹高はやや低、枝の色は緑である。葉全体の形は3裂葉、深裂の深さは浅、葉身長は短、幅はかなり狭、表面の色は緑、斑の有無は無、光沢は無、葉柄の長さは短、色は緑である。花冠の径は中、展開度は小、花弁外面の地色は濃黄ピンク(JHS カラーチャート0712)、複色の有無は有、模様の種類はぼかし、色は浅橙(同1603)、脈の色は赤(同0414)、花弁内面の地色は浅橙(同1603)、複色の有無は無、脈の色は赤(同0414)、花弁の長さはやや短、幅はやや狭、形は広倒卵形、花弁数は5枚である。がく片の大きさはやや短、色は淡緑、花柄の長さ及び雌ずいの長さは中、花糸の色は赤、柱頭の色は紫、位置はやくより下、開花習性は四季咲きである。
 「オレンジ・キング」と比較して、花弁外面の地色が濃黄ピンク(同0712)であること、花弁内面の地色が浅橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(大阪府三島郡島本町)において、「ジュリア」に出願者所有の無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、出願者の近江栽培センター(滋賀県八日市市)において増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「いちび」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9907号   平成14年3月1日    
   
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アブチロン ヒブリドゥム   サンアブレオ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花弁外面及び内面が明橙色の鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹姿は半直立性、樹高はかなり低、枝の色は褐緑である。葉全体の形は3裂葉、深裂の深さは浅、葉身長はやや短、幅は狭、表面の色は緑、斑の有無は無、光沢は無、葉柄の長さはかなり短、色は緑である。花冠の径は中、展開度は小、花弁外面及び内面の地色は明橙(JHS カラーチャート1304)、複色の有無は無、脈の色は濃紫赤(同9709)、複色の有無は無、脈の色は赤紫(同9714)、花弁の長さは中、幅は狭、形は倒卵形、花弁数は5枚である。がく片の大きさは中、色は赤褐、花柄の長さはやや短、雌ずいの長さは中、花糸の色は赤紫、柱頭の色は暗紫、位置はやくより下、開花習性は四季咲きである。
 「オレンジ・キング」と比較して、花弁外面及び内面の地色が明橙であること、花糸の色が赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の温室(大阪府三島郡島本町)において、出願者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、出願者の近江栽培センター(滋賀県八日市市)において増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の名称は「いちび」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9908号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   コルヌス   ホワイト ラブ
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、在来種の実生の中から選抜・育成したものであり、総苞の形が倒卵形で黄白色の一重咲の庭園及び修景向きの品種である。
 樹姿は直立性、樹高は高である。枝の太さは太、新梢の色は緑、枝の色は褐、分枝性及び節間長は中である。葉全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、葉身長はやや長、葉身幅はやや広、新葉の着色は無、成葉表面の色は緑、裏面の色は灰緑、葉の表面の毛、裏面の毛及び葉柄の長さは中、葉柄の色は灰赤である。花序のタイプは頭状花序、向きは上向、大きさは中、総苞を含む花序の大きさはかなり大、小花の大きさは中、色は緑黄、総苞のタイプは一重咲、重なりは重なる、開き方及び反り方は水平、ねじれは無、全体の形は倒卵形、総苞片の長さは長、幅は広、色は黄白(JHS カラーチャート2701)、花柄の太さは中、長さは長である。花の香りは無、到花樹令の早晩は早、花つきの多少は中、開花性は一季咲、開花期は中である。
 「クラウドナイン」と比較して、樹姿が直立性であること、総苞片が長いこと等で、「チェロキー プリンセス」と比較して、樹姿が直立性であること、花柄が長いこと、到花樹令が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
   浅子光雄   埼玉県さいたま市大字大崎2395番地1
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に育成者の自園(埼玉県さいたま市)において、在来種の実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9909号   平成14年3月1日    
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   えのきたけ   NT−F−1
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シナノブラウン」の単核菌糸どうしを交配し育成されたものであり、発生型が茎重型、株の開帳度が中間型の施設栽培向きの品種である。
 寒天培地上の菌糸の最適生長温度は24℃、菌叢表面及び裏面の色は濃である。菌かきから原基形成までの期間は7日、原基形成から収穫までの期間は26〜28日である。子実体の発生型は茎重型、株の開張度は中間型、有効茎数は200本以下である。菌さん断面の形態は半球形、色は淡黄褐である。菌柄のねじれの程度はやや少、断面の形は正円、基部の色の程度は多、太さは5mm、分岐は少,接着程度は普通である。
 「シナノブラウン」と比較して、株の開帳度が中間型であること、菌さんの断面の形態が半球形であること等で、「信濃2号」と比較して、菌かきから原基形成までの期間が短いこと、原基形成から収穫までの期間が長いこと、菌さん断面の形態が半球形であること等で区別性が認められる。
 なお、「シナノブラウン」、「信濃2号」等との対峙培養において、明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の施設(長野県南安曇郡豊科町)において、「シナノブラウン」の単核菌糸どうしを交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の品種名称は「深山えのき」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9910号   平成14年3月1日     
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   大分きのこ研−2101(おおいたきのこけん−2101)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者の保存菌株どうしを交配して育成されたものであり、中葉、中肉の施設栽培向き中温性品種である。
 菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさは中、色は暗黄褐色、厚さは中、肉質はやや硬である。りん皮の付着部位は周縁、大きさは中、色は無である。子実層たくの形状は1型、並び方は正常、幅はやや狭、密度は密、色はクリーム色である。菌柄の形は1型、長さはやや短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大、太さは中、表面の色合い、毛の有無及び毛の色は有である。子実体の浸水発生時期は周年、発生型は散発、発生温度は中温、発生までの期間は長である。乾物率は10〜15%、子実体1個当たりの平均乾重は3.0〜3.5g、収量性は中である。
 「森468号」と比較して、子実体の発生温度が高いこと、収量の平均乾重が重いこと等で、「Y707号」と比較して、子実体の発生するまでの期間が長いこと、収量の平均乾重が重いこと等で区別性が認められる。
 なお、「森468号」及び「Y707号」等との対峙培養において明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の施設(大分県大野郡三重町)において、出願者の保存菌株(野生種)どうしを交配し、得られた菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。