種苗法による品種登録
 
 種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき下記145品種の品種登録(第153回)しましたので、お知らせします。
品種登録の番号 農林水産植物の種類   登録品種の名称
 
品種登録を受ける者の氏名又は名称
9639 吟の夢 高知県
9640 稲     大地の風 愛知県
9641 稲     コシヒカリ富山BL1号 富山県
9642 稲    コシヒカリ富山BL2号 富山県
9643 稲    コシヒカリ富山BL3号 富山県
9644 稲     ねばりごし 長野県
9645 稲     きらりん 長野県
9646 稲     しなの深紅 長野県
9647
 
小麦
 
イワイノダイチ
 
独立行政法人農業技術研究機構
9648
 
かんしょ  
 
花らんまん
 
独立行政法人農業技術研究機構、株式会社三和グリーン
9649
 
かんしょ
 
スイートライン
 
独立行政法人農業技術研究機構、株式会社三和グリーン
9650 大豆 あきたみどり 秋田県
9651
 
おたねにんじん  かいしゅうさん
 
福島県
 
9652 りょくふう 白鳥俊男
9653 いちご 伊予姫       日泉化学株式会社
9654 いちご   さつまおとめ 鹿児島県
9655 すいか ブーケット タキイ種苗株式会社
9656 メロン  めろりん 北海道
9657 アスパラガス 雄次郎 北海製罐株式会社
9658 わさび みつき 金印わさび株式会社
9659 うめ    よしはる 大西由春
9660 おうとう  おりひめの季節 株式会社天香園
9661
 
イタリアンライグラス シワスアオバ
 
山口県
 
9662 デルヒニウム ピンクベイル 株式会社ミヨシ
9663 デルヒニウム スペースマリン 石井雅則
9664 ペチュニア サンベルビピ  サントリー株式会社
9665
 
ペチュニア 
 
ガーデンカーペットパープル 塩野義製薬株式会社
 
9666 かすみそう サンリース 株式会社ミヨシ
9667 かすみそう ブランカ 株式会社ミヨシ
9668
 
ビンカ
 
パピヨン シルバーブルー 第一園芸株式会社 
 
9669 きく ベスビオGR デッカー ブリーディング社
9670 きく    里の悦び 竹田義一
9671 きく    伊都の里 満生昌一
9672 きく    昇月 宮野喜久夫
9673 きく    雪の城 宮野喜久夫
9674 きく    朝の力 宮野喜久夫
9675 きく   ウーロン 宮野喜久夫
9676 きく    富士の森 宮野喜久夫
9677
 
きく    
 
涼風
 
沖縄県経済農業協同組合連合会  
9678 きく    早初姫 林初男
9679 さくらそう アクエリアス 齋藤裕
9680
 
みやこわすれ
 
瀬戸の花嫁
 
株式会社みのるガーデンセンター
9681 スターチス ラベンダープラータ 福花園種苗株式会社 
9682 スターチス ライトパープルエーゼ 福花園種苗株式会社 
9683 スターチス キノバイス 福花園種苗株式会社
9684
 
スターチス 
 
クリオンピンク
 
日本たばこ産業株式会社、森一彦
9685
 
スターチス 
 
リオスターブルー2
 
日本たばこ産業株式会社、森一彦
9686 スターチス ダイレディーゴールド 第一園芸株式会社
9687
 
カーネーション コブチトパーズ
 
株式会社ミヨシ、中曽根和雄
 
9688
 
カーネーション アナベル
 
第一園芸株式会社
 
9689
 
カーネーション イングリッド
 
第一園芸株式会社
 
9690 カーネーション エドナ   第一園芸株式会社
9691
 
カーネーション ステリーナ
 
第一園芸株式会社      
9692
 
カーネーション ダイベロ
 
第一園芸株式会社      
9693
 
カーネーション
 
ルノアール ゴールド
 
第一園芸株式会社      
9694
 
カーネーション サルモナ
 
ディ ジョルジオ アントニオ&レナート農業会社
9695 カーネーション サレヤ オレンジ ラ ビレッタ有限会社
9696 カーネーション INGU ギャレットクリーム 稲垣長太郎
9697
 
カーネーション フェラーリ
 
サピア フラビオ 
 
9698 ベゴニア ユリア ベゴニア ブリーダーズ アソシエーション社
9699 ベゴニア   ソニアフランジェ ベゴニア ブリーダーズ アソシエーション社
9700 ベゴニア   マンディ フランジェ ベゴニア ブリーダーズ アソシエーション社
9701
 
ペラルゴニウム    ゲヌ
 
株式会社プラントネットワーク
9702
 
ペラルゴニウム  レナ
 
株式会社プラントネットワーク
9703
 
ペラルゴニウム   ゲンカス
 
株式会社プラントネットワーク
9704
 
ペラルゴニウム ゲンドス
 
株式会社プラントネットワーク
9705
 
ペラルゴニウム ゲンダ
 
株式会社プラントネットワーク
9706
 
ペラルゴニウム ゲンビ
 
株式会社プラントネットワーク
9707
 
ペラルゴニウム
 
ゲナム 
 
株式会社プラントネットワーク
9708
 
ペラルゴニウム
 
ゲノー
 
株式会社プラントネットワーク
9709
 
ペラルゴニウム    ロルカ
 
株式会社プラントネットワーク
9710
 
ペラルゴニウム
 
ゲノブ
 
株式会社プラントネットワーク
9711
 
ペラルゴニウム    ゲニム
 
株式会社プラントネットワーク
9712
 
ペラルゴニウム    トッサ
 
株式会社プラントネットワーク
9713
 
ペラルゴニウム    ゴルダ ニューバイオレット ゴールドスミス プランツ社
 
9714
 
ペラルゴニウム    ゴルダ ライトピンクスプラッシュ
 
ゴールドスミス プランツ社
 
9715
 
ほうせんか 
 
キフアン
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
9716 ほうせんか  ダンハーDKRD ダンジガー ダン フラワー ファーム
9717 ほうせんか  ダンハーLTPL ダンジガー ダン フラワー ファーム
9718 ほうせんか  ダンハーLTPK ダンジガー ダン フラワー ファーム
9719
 
ほうせんか 
 
パパ
 
ボジャー シーズ リミテッド  
9720
 
ほうせんか 
 
アプリコ
 
ボジャー シーズ リミテッド  
9721
 
ほうせんか 
 
リモネ
 
ボジャー シーズ リミテッド  
9722
 
ほうせんか 
 
パッション
 
ボジャー シーズ リミテッド  
9723
 
ほうせんか 
 
ペタ
 
ボジャー シーズ リミテッド  
9724
 
ほうせんか 
 
タンジェレ
 
ボジャー シーズ リミテッド  
9725 りんどう  こはる 南川幸一、南川ハル
9726 りんどう   ライトブルーしなの 有限会社スカイブルーセト
9727 りんどう   スカイブルーしなの4号晩々生 有限会社スカイブルーセト
9728
 
アガパンサス
 
グレンエイボン
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン  
9729 あざみ 花茂 笹川茂
9730
 
オステオスペルマム  ペンバ
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
9731
 
オステオスペルマム  ニンダ
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン 
9732
 
オステオスペルマム  パープルシャドー
 
浅野寿晴    
 
9733
 
カンパニュラ
 
スターフィッシュ ブルー 今西一雄 
 
9734 われもこう 星生の輝 大賀英幸
9735 われもこう 星生の光 大賀英幸
9736 グラジオラス プリンセスサマー 茨城県
9737 シンビジウム マキスペシャル 株式会社河野メリクロン
9738
 
シンビジウム
 
ラッキーグロリア 福の神 株式会社河野メリクロン  
 
9739
 
シンビジウム
 
フローリッシュ ルシフェル 株式会社河野メリクロン  
 
9740
 
シンビジウム
 
エンザンスカイ プレアデス 有限会社向山蘭園
 
9741
 
シンビジウム
 
サラ ジーン ナナヒカリ 窪田朝正
 
9742 シンビジウム サロン ド トウカイ 東海市    
9743 シンビジウム プリティビビアン リトルキッス 横川慎一
9744 シンビジウム ロマンチック イエロー フェアリー ソノベ 株式会社丹波ナーセリー
9745 シンビジウム ガード アバンチュール 図師和明
9746
 
デンドロビウム    イエローソング キャンディ 山本二郎
 
9747
 
デンドロビウム    サマーナイトドリーム セカンド
 
有限会社バイオ・ユー
 
9748
 
オドントグロッサム  ラベンダーレース ベガ
 
株式会社ニチレイ
 
9749
 
オドントグロッサム  デラモント ペガサススター 株式会社ニチレイ
 
9750
 
オドントグロッサム  ウェニー レグルス
 
株式会社ニチレイ
 
9751
 
オドントグロッサム  ダーハムレベレイション リゲル
 
株式会社ニチレイ
 
9752
 
ハイビスカス 
 
バルセロナ
 
コーポレイティブ ベレニギング ワークグループ ハイビスカス U.A.
9753
 
ハイビスカス     ボルドー
 
コーポレイティブ ベレニギング ワークグループ ハイビスカス U.A.
9754
 
ハイビスカス     バリ
 
コーポレイティブ ベレニギング ワークグループ ハイビスカス U.A. 
9755 ばら    アーザム シャン 浅見均
9756 ばら     スカフィアル ピート スクルールス ホールディング社
9757 ばら     スククラシ ピート スクルールス ホールディング社
9758 ばら     スクッパー ピート スクルールス ホールディング社
9759
 
ばら    
 
スクトラク
 
ピート スクルールス ホールディング社    
9760
 
ばら    
 
スクネボ
 
ピート スクルールス ホールディング社    
9761 ばら     スクメプ ピート スクルールス ホールディング社 
9762 ばら     スクラトム ピート スクルールス ホールディング社 
9763
 
ばら    
 
スクレウィム
 
ピート スクルールス ホールディング社   
9764
 
ばら    
 
スクレムクレ
 
ピート スクルールス ホールディング社   
9765 ばら     スコピスタ ピート スクルールス ホールディング社 
9766 ばら    ケイツスパシー 京成バラ園芸株式会社
9767 ばら    ケイツロザル 京成バラ園芸株式会社
9768 ばら    ケイツミニモ 京成バラ園芸株式会社
9769 ばら    ケイツエアー 京成バラ園芸株式会社
9770 ばら    セルカドミウム テラ ニグラ社
9771 ばら    セルワット テラ ニグラ社
9772
 
ばら    
 
サンラック
 
フランコ ロージズ ニュージーランド社    
9773 ばら    アーザム リオ 浅見均    
9774 ばら    ピンクフィールド 徳永勲
9775 ばら    ミニバスケット 加藤正之
9776
 
ばら    
 
プレタナー
 
プレゴ ロイヤルティー社  
9777
 
ばら    
 
プレブパー
 
プレゴ ロイヤルティー社  
9778 コルヌス  ホワイト キャッチ 萩原俊廣、森田隆康
9779 すぎ    とっとり沖の山 鳥取県
9780
 
ひのき   
 
福俵
 
独立行政法人林木育種センター
9781 しいたけ  JMS KV−92 明治製菓株式会社
9782 なめこ   青NW1号 青森県
9783
 
ぬめりすぎたけ    福岡 K−N
 
福岡県
 





















































































































































































































 
 
 
 
 
 
           【品 種 登 録 の 概 要】
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9639号   平成14年1月16日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   吟の夢(ぎんのゆめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「山田錦」に「ヒノヒカリ」を交配し、葯培養、染色体倍化により育成された固定品種であり、育成地(高知県南国市)における成熟期は中生の中、やや大粒で心白が多、穂発芽性が難の酒造用水稲、粳種である。
 草型は偏穂数型、稈長はやや長、稈の細太は中、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度及び穂長は中、穂数はやや多、粒着密度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は少、芒長は短である。玄米の形は中、大小及び精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良、心白の多少は多、大小は中である。出穂期は中生の早、成熟期は中生の中、穂発芽性は難、耐倒伏性は中、脱粒性はやや易である。穂いもち圃場抵抗性は弱、葉いもち圃場抵抗性及び白葉枯病圃場抵抗性はやや強、ごま葉枯病抵抗性は強である。
 「露葉風」と比較して、草型が偏穂数型であること、穂数が多いこと等で、「山田錦」と比較して、稈長が短いこと、穂発芽性が難であること、葉いもち圃場抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に高知県農業技術センター(南国市)において、「山田錦」に「ヒノヒカリ」を交配し、雑種第1代で葯培養し、染色体の倍化を行い、得られた実生の中から選抜、以後、系統選抜により育成された固定品種であり、5年から特性検定試験及び生産力検定試験を行い、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「高育酒54号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9640号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   大地の風(だいちのかぜ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「育D759(後の「愛知80号」)」に「あ系426(後の「あかね空」)」を交配し、以後、「愛知77号」、「月の光」、「愛知78号(後の「葵の風」)」、「あ558(後の「祭り晴」)」を母本として、それぞれの雑種第1代を父本とした連続交配を順次行い育成されたものであり、育成地(愛知県愛知郡長久手町)における成熟期は中生の晩、草型は偏穂重型、ツマグロヨコバイ、しま葉枯病に対する複合抵抗性を有する水稲、粳種である。
 草型は偏穂重型、稈長はやや短、稈の細太は太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は立、穂長はやや長、穂数、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状である。穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は稀、芒色は黄白−黄である。玄米の形、大小及び精玄米千粒重は中である。出穂期及び成熟期は中生の晩、穂発芽性は難、耐倒伏性は強である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、i、穂いもち圃場抵抗性は強、しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2)、萎縮病抵抗性品種群別及びツマグロヨコバイ抵抗性品種群は抵抗性群である。トビイロウンカ抵抗性遺伝子型は+である。 
 「葵の風」と比較して、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a、iであること、萎縮病抵抗性品種群別及びツマグロヨコバイ抵抗性品種群が抵抗性群であること等で、「あいちのかおり」と比較して、稈長が短いこと、ツマグロヨコバイ抵抗性品種群が抵抗性群であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に愛知県農業総合試験場(愛知郡長久手町)において、「育D759(後の「愛知80号」)」に「あ系426(後の「あかね空」)」を交配し、「愛知77号」にその雑種第1代を父本として交配して得た雑種第1代を新たな父本として、以後、同様に順次「月の光」、「愛知78号(後の「葵の風」)」、「あ系558(後の「祭り晴」)」を母本とした連続交配を平成元年まで行い、その後、選抜固定を図り育成された品種であり、5年より生産力検定試験、特性検定試験等の試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「愛知96号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9641号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   コシヒカリ富山BL1号(コシヒカリとやまBL1ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統「BC−z」に、「コシヒカリ」を反復親として戻し交配して育成された固定品種であり、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-z、育成地(富山県富山市)における成熟期は中生の早の水稲、粳種である。
 草型は中間型、稈長は長、稈の細太は中、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度、穂長及び穂数は中、穂型は紡垂状である。穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は稀、芒色は黄白−黄である。玄米の形、大小及び精玄米千粒重は中である。出穂期及び成熟期は中生の早、穂発芽性は難、耐倒伏性は極弱である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-zである。 
 「コシヒカリ」、「コシヒカリ新潟BL1号」、「コシヒカリ新潟BL2号」及び「コシヒカリ新潟BL3号」と比較して、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-zであることで、「ササニシキBL4号」と比較して、草型が中間型であること、穂発芽性が難であること等で区別性が認められる。               
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に富山県農業技術センター農業試験場(富山市)において、「コシヒカリ」に出願者所有の育成系統「BC−z」(「東北IL8号(後の「ササニシキBL4号」)」に「コシヒカリ」を2回戻し交配して育成)を交配し、4年から、「コシヒカリ」を反復親として戻し交配を行い、以後、6年から系統育種法により育成された品種であり、9年に生産力検定試験、特性検定試験等の試験を行い、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「富山BL1号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9642号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   コシヒカリ富山BL2号(コシヒカリとやまBL2ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統「BC−ta2」に、「コシヒカリ」を反復親として戻し交配して育成された固定品種であり、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-ta2、i、育成地(富山県富山市)における成熟期は中生の早、米飯用の水稲、粳種である。
 草型は中間型、稈長は長、稈の細太は中、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度は中、穂長及び穂数は中、穂型は紡垂状である。穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は稀、芒色は黄白−黄である。玄米の形、大小及び精玄米千粒重は中である。出穂期及び成熟期は中生の早、穂発芽性は難、耐倒伏性は極弱である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-ta、iである。 
 「コシヒカリ」、「コシヒカリ新潟BL1号」、「コシヒカリ新潟BL2号」及び「コシヒカリ新潟BL3号」と比較して、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-ta、iであることで、「キヌヒカリ」と比較して、稈長が長いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-ta、i であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に富山県農業技術センター農業試験場(富山市)において、「コシヒカリ」に出願者所有の育成系統「BC−ta2」(「東北IL7号(後の「ササニシキBL5号」)」に「キヌヒカリ」を2回戻し交配して育成)を交配し、4年から「コシヒカリ」を反復親として戻し交配を行い、以後、6年から系統育種法により育成された品種であり、9年に生産力検定試験、特性検定試験等の試験を行い、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「富山BL2号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9643号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   コシヒカリ富山BL3号(コシヒカリとやまBL3ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統「BC−b」に、「コシヒカリ」を反復親として戻し交配して育成された固定品種であり、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-b、育成地(富山県富山市)における成熟期は中生の早、米飯用の水稲、粳種である。
 草型は中間型、稈長は長、稈の細太は中、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度は中、穂長及び穂数は中、穂型は紡垂状である。穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は稀、芒色は黄白−黄である。玄米の形、大小及び精玄米千粒重は中である。出穂期及び成熟期は中生の早、穂発芽性は難、耐倒伏性は極弱である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-bである。 
 「コシヒカリ」、「コシヒカリ新潟BL1号」、「コシヒカリ新潟BL2号」及び「コシヒカリ新潟BL3号」と比較して、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-bであることで、「ササニシキBL7号」と比較して、草型が中間型であること、穂発芽性が難であること等で区別性が認められる。               
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に富山県農業技術センター農業試験場(富山市)において、「コシヒカリ」に出願者所有の育成系統「BC−b」(「東北IL9号(後の「ササニシキBL7号」)」に「コシヒカリ」を2回戻し交配して育成)を交配し、4年から「コシヒカリ」を反復親として戻し交配を行い、以後、7年から系統育種法により育成された品種であり、9年に生産力検定試験、特性検定試験等の試験を行い、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「富山BL3号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9644号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   ねばりごし
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「トドロキワセ」の放射線照射突然変異系統に「キヌヒカリ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(長野県須坂市)における成熟期は中生の晩、脱粒性が難、アミロース含量がかなり低の水稲、粳種である。
 草型は中間型、稈長及び稈の細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は立、穂長は中、穂数はやや多、粒着密度はやや密、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は無である。玄米の形は中、大小は小、精玄米千粒重は小、玄米の見かけの品質は中の上、光沢はやや良である。出穂期及び成熟期は中生の晩、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもち圃場抵抗性は中、葉いもち圃場抵抗性はやや弱、アミロース含量はかなり低である。
 「キヌヒカリ」と比較して、精玄米千粒重が小さいこと、アミロース含量が低いこと等で、「ソフト158」と比較して、精玄米千粒重が小さいこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で区別性が認められる。
                          
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に長野県農事試験場(須坂市)において、出願者所有の「トドロキワセ」の放射線照射突然変異系統に「キヌヒカリ」を交配し雑種第4代で個体選抜、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、平成4年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9645号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   きらりん
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コシヒカリ」と「空育143号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(長野県須坂市)における成熟期は極早生、穂数がやや多く、障害型耐冷性がやや強、耐倒伏性が強の水稲、粳種である。
 草型は扁穂数型、稈長は短、細太はやや細、剛柔は中、止葉の直立の程度はやや立、穂長はやや短、穂数はやや多、粒着密度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は稀、芒色は黄白−黄である。玄米の形は中、大小及び精玄米千粒重は小、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は良である。出穂期及び成熟期は極早生、障害型耐冷性はやや強、耐倒伏性は強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-k、穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性は中である。
 「ユメコガネ」と比較して、精玄米千粒重が小さいこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-kであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に長野県農事試験場(須坂市)において、「コシヒカリ」に「空育143号」を交配し雑種第4代で冷水掛け流しほ場で選抜、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、6年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「すずかぜ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9646号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   稲   しなの深紅(しなのしんく)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「カグヤモチ」に「東北糯149号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(長野県須坂市)における成熟期は中生の晩、ふ先色が紫、玄米の粒色が暗紫の水稲、糯種である。
 草型は扁穂重型、稈長は中、細太はやや太、剛柔は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身の色は葉縁紫、葉鞘の色は紫痕、穂長はやや長、穂数はやや少、粒着密度は中、穂型は紡垂状、穎色は灰紫、ふ先色及び護頴の色は紫、芒の有無と多少は少、芒色は紫である。玄米の形はやや細長、大小は中、粒色は暗紫、精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の中、光沢はやや良である。出穂期及び成熟期は中生の晩、耐倒伏性はやや強である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性はやや強である。
 「ながのもち」と比較して、葉身の色が葉縁紫であること、玄米の粒色が暗紫であること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-aであること等で、「朝紫」と比較して、葉鞘の色が紫痕であること、穂長が長いこと、精玄米千粒重が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に長野県農事試験場(須坂市)において、「カグヤモチ」に「東北糯149号」を交配し、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、6年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「しなの紫」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9647号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   小麦   イワイノダイチ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に「西海168号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(福岡県筑後市)における成熟期はやや早生、最高粘度は大の製めん向きの品種である。
 叢性は中、株の開閉はやや開、稈長はやや短、稈の細太、剛柔、ワックスの多少は中である。葉色及び葉鞘のワックスの多少は中、毛の有無・多少は無〜極少、下垂度は中、フレッケンの有無・多少はかなり少である。穂型は紡錘状、穂長はやや長、粒着の粗密はやや疎、穂の抽出度は中、ワックスの多少はやや少、芒の有無と多少及び芒長は中、ふの色は褐である。粒の形はやや長、大小はやや大、色は赤褐、千粒重はやや大、原麦粒の見かけの品質は中の中である。うるち・もちの別はうるち、播性の程度はW、出穂期及び成熟期はやや早、耐倒伏性はやや強、穂発芽性及び脱粒性は中、収量性は多である。粒の軟硬は中、粒質は粉状質、製粉歩留は中、ミリングスコアは高、60%粉蛋白含量は中、60%粉アミロース含量はやや少、粉の白さはやや低、明るさは中、色づきはやや高、吸水率は中、最高粘度は大である。しま萎縮病抵抗性はやや強、赤かび病抵抗性は中、うどんこ病抵抗性はやや強、赤さび病抵抗性は中である。
 「農林61号」と比較して、稈長が短いこと、最高粘度が大きいこと等で、「チクゴイズミ」と比較して、ふの色が褐であること、粒の形が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に九州農業試験場のほ場(福岡県筑後市)において、出願者所有の育成系統に「西海168号」を交配し、雑種2代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により育成された固定品種で、平成3年から生産力検定試験、6年から系統適応性試験等を行い、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「西海181号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9648号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かんしょ   花らんまん(はならんまん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、アメリカ合衆国から導入した「Jones」の任意交配集団から選抜した系統に出願者所有の系統を交配し、その実生から選抜育成された固定品種であり、葉は心臓形、花は淡紅底紫赤、形は中間形〜5角形の観賞用品種である。
 草型はやや匍匐、草勢は中、巻つる性は無、草高はやや低、茎色はやや多、節色は多、太さは細、長さは短、分枝数はかなり少、節間長はやや短、茎の毛茸は中、頂葉色は最優性色は淡褐、副次的色は紫、葉色は緑、葉形は心臓形、大小はやや小、葉脈色及び蜜線色は多、いもの形状は紡錘形、皮色の基本色は黄、補助色は無、濃淡は極淡、分布は均一、肉色は黄白、条溝及び皮脈は微、外観は中、花色は淡紅底紫赤、花冠長及び巾は中、花型は中間形〜5角形、葯の位置は2本だけ柱頭より高い、柱頭の着色の程度は白〜淡紫、がくの等長性は不等、がく片の形状は楕円形、がく頂は鋭角、露地開花性は中、カロチンの多少は無である。
 「高系14号」と比較して、葉形が心臓形であること、いもの皮色が黄であること等で、「コガネセンガン」と比較して、葉形が心臓形であること、いもの条溝が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和59年に九州農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構九州沖縄農業研究センター、宮崎県都城市)において、アメリカ合衆国から導入した「Jones」の任意交配集団から選抜した系統に出願者所有の系統を交配し、その実生から選抜、以後、特性の調査を継続し、観賞用として平成9年に育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9649号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かんしょ   スイートライン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「九系25」に「ベニハヤト」を交配して育成されたものであり、草型は叢生型で、葉は心臓形、頂葉色及び葉色は黄緑の観賞用品種である。
 草型は叢生型、草勢は弱、巻つる性は無、草高は中、茎色は微、節色は多、太さはやや太、長さは短、分枝数は少、節間長は短、茎の毛茸は微、頂葉色の最優性色は黄緑、副次的色は紫、葉色は黄緑、葉形は心臓形、大小は大、葉脈色及び蜜線色は多、いもの形状は紡錘形、皮色の基本色は紅、補助色は無、濃淡は濃、分布は均一、肉色は淡黄、条溝及び皮脈は無、外観は上、露地開花性及びカロチンの多少は無である。
 「高系14号」と比較して、草型が叢生型であること、頂葉色の最優性色が黄緑で副次的色が紫であること等で、「コガネセンガン」と比較して、頂葉色の最優性色が黄緑で副次的色が紫であること、葉形が心臓形であること、いもの皮色の基本色が紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和58年に九州農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構九州沖縄農業研究センター、宮崎県都城市)において、「九系25」に「ベニハヤト」を交配し、その実生から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、観賞用として平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9650号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   大豆   あきたみどり
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、秋田県在来種「青目大豆」に放射線を照射して育成された固定品種であり、育成地(秋田県秋田市)における成熟期は晩の早、有限伸育型で種皮が緑色、粒形が扁球の加工用の品種である。
 伸育型は有限、分枝数は中、胚軸の色は紫、主茎長は長、主茎節数及び最下着莢節位高は中である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は紫である。熟莢の色は暗褐、裂莢の難易及び毛茸の多少は中、色は褐である。種皮の単色・複色の別は単色、地色は緑、粒の子葉色は緑、粒形は扁球、臍の色は黒、粒の大小は極大群の小、子実の品質は上である。開花期は中の早、成熟期は晩の早、生態型は中間型、粗蛋白含有率は中、粗脂肪含有率は極低である。倒伏抵抗性は中である。
 「青目大豆」と比較して、主茎長が短いこと、主茎節数が少ないこと、倒伏抵抗性が強いこと等で、「秋試緑1号」と比較して、主茎長が長いこと、粒形が扁球であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に農林水産省農業生物資源研究所放射線育種場(現独立行政法人農業生物資源研究所、茨城県那珂郡大宮町)において、秋田県在来種「青目大豆」の種子に放射線を照射し、その実生の中から秋田県農業試験場(秋田市)において選抜した固定品種であり、7年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「秋試緑2号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9651号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   おたねにんじん   かいしゅうさん 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、会津地方から収集した在来種から選抜、育成された固定品種であり、草高がやや高、主根の太さが太、乾物率がやや高の生薬製剤原料用の品種である。
 草高はやや高、茎の太さはかなり太、長さはかなり長、色は淡紫である。小葉の先端の形は鋭、葉脚の形は漸先形〜くさび形、長さはやや短、幅は中、葉の色は緑、葉柄の太さ及び長さは中である。根茎の形状は無、主根の太さは太、長さは中、色は淡黄白色である。果実の形は双球形、色は赤、種子の形は扁平、大きさは中である。生育期間、遮光性及びエキス含量は中、サポニン含有は有、乾物率はやや高である。
 「みまき」と比較して、茎が太いこと、茎が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
      
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和44年に福島県園芸試験場会津試験地(現果樹試験場会津試験地 河沼郡会津高田町)において、会津地方から収集した在来種を自殖交配し、61年から生産力検定試験、現地適応検定試験等を行いながら選抜を継続し、平成2年に1系統を選抜し、その後、福島県農業試験場会津支場(河沼郡会津坂下町)において固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「おたねにんじん会津1号」であった。          
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9652号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   茶   りょくふう
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、偶発実生株から育成されたものであり、育成地(静岡県静岡市)におけるほう芽期及び摘採期は中の煎茶向きの品種である。
 樹姿は中、樹勢は強、枝張り及び葉層の厚さは中である。摘採期の茶芽の揃いはやや不揃、芽数はやや少、摘芽長は長、摘芽の本葉の開葉数及び百芽重は中である。新葉の形は長楕円、大きさ及び厚さは中、色は濃緑、光沢はやや多、葉質はやや軟である。成葉の形は長楕円、先端長は長、大きさは中、色は濃緑、葉面のしわ及び葉縁の波はやや多である。枝条の分枝数は中、節間長はやや短、着葉角度はやや鋭、ほう芽期及び摘採期は中である。製品の外観の形状、色沢、内質の香気、水色は上、滋味は中である。耐寒性の赤枯抵抗性、青枯抵抗性及び裂傷型凍害抵抗性は強である。
 「やぶきた」と比較して、新葉の色が濃緑であること等で、「かなやみどり」と比較して、樹姿が直であること、枝張りが小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に育成者のほ場(静岡県静岡市)において、葉色の優れた偶発実生株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「しんりょく」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9653号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いちご   伊予姫(いよひめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「とちおとめ」に(「章姫」×「女峰」)の選抜系統を交配して育成されたものであり、果実は円錘形でやや小さく、果皮色が濃赤の促成栽培向きの品種である。
 草姿は立性、草勢は中、草丈はやや高、分げつの多少は少、ランナー数は多である。葉色は濃緑、葉の形状は平面、小葉の大きさ及び葉数は中、葉柄の太さは太である。果皮の色は濃赤、果形は円錘、果実の大きさはやや小、果肉色は橙赤、果心の色は淡赤、果実の光沢は良、溝は少である。花の大きさは中、花弁の色は白、花房当たりの花数は多、花柄の太さは中である。果実の硬さはやや硬、無種子帯は少、そう果の落ち込みは落ち込み小、そう果のアントシアニン着色は淡、そう果数は粗、果実の香りは中である。季性は一季成、開花始期及び成熟期は中、開花位置は葉と同水準、可溶性固形分含量はやや高、酸度は低である。
 「女峰」と比較して、小葉が小さいこと、そう果のアントシアニンの着色が淡いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(愛媛県大洲市)において、「とちおとめ」に(「章姫」×「女峰」)の選抜系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9654号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   いちご   さつまおとめ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、農林水産省野菜・茶業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構)の育成系統に「久留米52号(後の「さちのか」)」を交配して育成されたものであり、果実は長円錘形でかなり大きく、果肉は白色の促成栽培向きの品種である。
 草姿は立性、草勢は極強、草丈は極高、分げつの多少はやや少、ランナー数はやや多である。葉色は緑、葉の形状は上向き、厚さは厚、葉数はやや少、葉柄の太さはかなり太である。果皮の色は鮮紅、果形は長円錘、果実の大きさはかなり大、果肉色及び果心の色は白、果実の光沢は良、果実の溝はかなり少である。花の大きさはやや大、花弁の色は白、花房当たりの花数は少である。果実の硬さはかなり硬、無種子帯はほとんど無し、そう果の落ち込みはやや落ち込み小、そう果のアントシアニン着色は淡、そう果数はやや粗、果実の香りは中である。季性は一季成、開花始期及び成熟期は中、開花位置は葉と同水準、可溶性固形分含量は高、酸度は低、日持ちは長である。
 「さちのか」及び「とよのか」と比較して、小葉が大きいこと、果肉色が白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に鹿児島県農業試験場(鹿児島市)において、農林水産省野菜・茶業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構)の育成系統に「久留米52号(後の「さちのか」)」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
  なお、出願時の名称は「イチゴ鹿児島1号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9655号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   すいか   ブーケット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしによる交雑品種であり、果実は楕円形で、果皮はやや濃緑色に条斑があり、果肉が橙黄色の品種である。
 種子の形は楕円、大きさはやや大、種皮の地色は黒、斑紋・斑点は無、主づるの長さ及び節数は中、本葉の形(欠刻の深さ)は深、大きさは中、色は緑、草姿は普通である。子房の形は長楕円、雌花の開花期は中、成熟日数はやや短、着果の安定性は高である。果実の形は楕円、果実先端の形は平、果実の重さはやや軽、果皮の地色はやや濃緑、網状斑の多少は極少、条斑の多少は中、条斑の色は濃緑、内果肉の色は橙黄、果肉の硬さは中、繊維は少、糖度は高、1果含有種子数は少である。
 「こだま」と比較して、果実の形が楕円であること、内果肉の色が橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、1994年から育成者のほ場(台湾)において交配組合せ検定試験を実施し、1997年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「NEW QUEEN」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9656号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   メロン   めろりん
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、果実はやや長球形で重く、果肉はやや黄緑色で厚く、うどんこ病及びつる割病抵抗性を有するハウス半促成及びハウス早熟栽培に向く品種である。
 種子の大きさはやや大、主づるの太さは中、節間長はやや長、葉の大きさは中、欠刻は浅、葉柄の長さは中、花性は両性花雄花同株型、雌花(両性花)着生位は子+孫づる、春作の雌花(両性花)の発生は極良、夏作の雌花(両性花)の発生は良、着果の安定度はかなり安定である。果皮色(適食期)は黄、果形はやや長球、果面の状態は平滑、ネットの密度はかなり密、へた離れは易、果重は重、花落ちの大きさは中である。果肉の色はやや黄緑、果肉質(適食期)は溶、果肉の厚さは厚、糖度は高、香りの質はネット、日持ちは短、うどんこ病抵抗性は有、つる割病抵抗性は強である。
 「キングメルテー」及び「キングナイン」と比較して、果面のネットが密であること、果重が重いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統「G50」を母系とし、同じく育成系統「G51」を父系とする交雑品種であり、平成6年に出願者の温室(北海道滝川市)において交配組合せ検定試験を実施し、7年から特性の調査を行い、9年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「空知交5号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9657号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アスパラガス   雄次郎(ゆうじろう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の在来品種の選抜系統を母系とし、「メリーワシントン」の系統を父系とする交雑品種であり、草丈及び若茎の太さは中、色は緑、頭部の形は2型で全株雄株の食用グリーン向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、節間長は短、ぎ葉長及び密度は中である。若茎の太さは中、そろいはやや良、色は緑、アントシアニンの発現は中、茎数は多、頭部の形は2型、色は緑、開頭の早晩は中、りん片葉の色は緑、アントシアニンの発現は中、着生部の隆起は2型である。花被の色は白、脈の色は淡緑、雄花の長さ及び多少は中である。萌芽の早晩はやや早、雄株の割合は極多である。
 「MW500W」及び「UC157」と比較して、節間長が短いこと、雄株の割合が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の在来品種の選抜系統を母系とし、「メリーワシントン」の系統を父系とする交雑品種であり、昭和61年から北海製罐株式会社石狩農場(北海道石狩市)において交配組合わせ能力検定試験を実施し、平成7年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9658号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   わさび   みつき
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「加茂自交配」に「ふじだるま」を交配して育成されたものであり、草丈が高く葉は淡緑色、根茎は先細形でやや太い畑地栽培に適した加工用品種である。
 草姿は立、草丈は高、葉色は淡緑、主茎展開葉数は多、1株総展開葉数はやや多、葉縁の鋸葉の密度は粗、展葉の早晩はやや晩、葉柄断面の形は半月、葉柄の長さはかなり長、葉柄基部の幅はかなり広、葉柄の色はかなり淡緑、アントシアニンの有無は無である。根茎の形は先細、太さはやや太、長さは長、根茎表皮の色は緑、根茎切断面のアントシアニン着色の有無は無、花茎痕の大きさ及び高さは中、根茎の肥大の早晩はやや晩、根数はやや少、根茎及び葉柄の辛味の程度は中、根茎すりおろし時の色は淡緑、粘りの程度及び開花の早晩は中、花茎数はやや少、分げつ性は少である。
 「ふじだるま」と比較して、草丈が高いこと、葉色が淡緑であること等で、「島根3号」と比較して、草丈が高いこと、葉柄が長いこと、葉柄のアントシアニンがないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の研究所(愛知県名古屋市)において、「加茂自交配」に「ふじだるま」を交配し、6年にその実生の中から選抜、以後、出願者のほ場(愛知県北設楽郡津具村)において増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「みずき」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9659号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   うめ   よしはる
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「林州」の枝変わりであり、枝が雲竜型、花が淡桃色で八重の観賞向きの品種である。
 樹姿は開張、樹の大きさは中、樹勢はやや弱である。枝梢の太さは中、節間長はやや短、色は緑である。葉身の形は楕円、先端の形は尾状、葉の大きさは中、幼葉の色は濃緑である。花形は八重、花の大きさは小、花弁の大きさはかなり小、数は21以上、色は淡桃、花底の色は紅、花粉の多少は多、がくの色は紅である。果実の外観は円、果頂部の形は平、凹みは無、梗あの深さは浅、広さは中、赤道部縫合線の深さは深、扁肉果の多少は少、果実の大きさはやや大、果皮の地色は淡緑黄、着色は多、濃さは濃、形は陽光面である。果肉の色は淡緑黄、厚さは中、核と果肉の粘離は粘核、核の形は楕円、大きさはやや大、色は淡褐である。開花期は極晩、成熟期は中で育成地(奈良県吉野郡西吉野村)においては6月中下旬、結果量は中、果実の着色の難易は易、生理落果の多少は多である。
 「林州」と比較して、節間長が短いこと、花が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和57年頃に育成者の自園(奈良県吉野郡西吉野村)において、「林州」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9660号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   おうとう   おりひめの季節(おりひめのきせつ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「南陽」に「ユタジャイアント」を交配して育成されたものであり、果形が短心臓、大きさが大、果皮色が紫黒の育成地(山形県東根市)では6月下旬に成熟する甘果おうとうである。
 樹姿は開張、樹の大きさは中、樹勢は強である。枝梢の太さ及び節間長は中、色は緑褐、皮目の形は楕円、大きさ及び密度は中、芽の形は尖である。葉形は長楕円、大きさは小、色は緑、蜜腺の形は腎である。花の大きさは大、小花数の多少は中、花弁の形は楕円、大きさは大、色は白、雌ずいの数は1、健否は健、花粉の多少は有、がく筒の形は鐘、がくの色は黄緑である。果梗の長さは中、果実の外観は短心臓、果頂部の形は凹、凹は中、梗あの深さは深、広さは広、果実の大きさは大、果皮の色は紫黒、着色は極多である。切った直後の果肉色は紫黒、果肉内の着色は濃、核周囲の着色は多、果肉の硬さは軟、果汁の多少及び甘味は中、酸味は少、渋味及び苦味は無、香気は微である。核と果肉の粘離は半離、核の形は円、大きさは小、色は褐である。成熟期は満開から55日以上で育成地においては6月下旬、結果性は多、生理落果の多少は少、裂果性は多、果実の日持ちはやや不良である。
 「ユタジャイアント」と比較して、果頂の凹が浅いこと、甘味が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者のほ場(山形県東根市)において、「南陽」に「ユタジャイアント」を交配して得られた実生の中から選抜した個体を、平成4年に接ぎ木し、8年に初結果、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「紅おりひめ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9661号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   イタリアンライグラス   シワスアオバ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ミナミワセ」より選抜して育成された固定品種であり、稈長は極短、茎の太さは極細、飼料向きの極早生品種である。
 草型は中間〜直立、初期草丈及び春期草丈はかなり高である。稈長は極短、茎の太さは極細、葉身長は極短、葉幅は極狭である。穂長は極短、穂数及び小穂数は極少、1000粒重は中、芒の有無と長さはかなり短である。耐寒性及び耐雪性は極不良、生育期間は極短、出穂期は極早生、春播性は極高、再生は極不良、冠さび病抵抗性は強である。
 「ミナミアオバ」及び「サクラワセ」と比較して、稈長及び葉身長が短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和60年に山口県農業試験場(山口市)において、「ミナミワセ」から選抜した(山育78号)を母材とし、集団選抜と母系選抜を繰り返し、最終選抜した185個体から個体別に採種した種子を等量混合して育成した固定品種である。平成3年から特性検定、系統適応性検定等の試験を行い、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9662号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム   ピンクベイル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ブルースプレー」の変異株から育成されたものであり、花は紫ピンク色で小輪、一重咲の切花向きの品種である。
 草型は開張型、草丈は中、地下部の形状は繊根性、茎の長さは中、太さは細、分枝性は多、毛の有無は有、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3514)である。葉の枚数は多、全形はT、長さは短、幅は中、葉柄の有無と長さは無、葉縁の毛の有無は有、表面の色は暗黄緑(同3509)である。花序の長さは短、幅は狭、1花序に着生している小花数は少、小花の密度は粗、花の咲き方は普通咲、形は一重咲、花冠の大きさは小、花柄の長さは短、がく片の数は少、最外層がく片の全形は線形、長さは短、幅は狭、表面の着色パターンはT、Aゾーンの色は紫ピンク(同9503)、がく片の距の有無と長さは中、色は淡紫ピンク(同9502)、花弁部の大きさは無又は小、花弁数は少、花弁の単色・複色の別は複色、色は淡紫、2次的な色は白、葯の色は淡緑、花の香りは無である。繁殖法は種子系である。
 「ブルースプレー」と比較して、最外層がく片表面の色が紫ピンクであること、がく片の距の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者のほ場(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、「ブルースプレー」の変異株を発見し、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ピンクベール」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9663号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デルヒニウム   スペースマリン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ブルースプリングス」の選抜個体どうしを交配して育成されたものであり、花は明紫青色で中輪、八重咲の切花向きの品種である。
 草型は直立型、草丈は中、地下部の形状は繊根性、茎の長さ及び太さは中、分枝性は少、毛の有無は無、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)である。葉の枚数は多、全形はY、長さ及び幅は中、葉柄の有無と長さは長、葉縁の毛の有無は有、表面の色は穏緑(同3712)である。花序の長さ及び幅は中、1花序に着生している小花数は多、小花の密度は密、花の咲き方は普通咲、形は八重咲、花冠の大きさは中、花柄の長さは長、がく片の数はやや多、最外層がく片の全形は長楕円形、長さ及び幅は中、表面の着色パターンはT、Aゾーンの色は明紫青(同7611)、最内層がく片の全形は長楕円形、長さ及び幅は中、表面の着色パターンはT、表面のAゾーンの色は明紫青(同7611)、がく片の距の有無と長さは無、花弁部の大きさは中、花弁数はかなり多、花弁の単色・複色の別は複色、色は青、2次的な色は白、葯の色は黒、花の香りは無である。繁殖法は組織培養系、開花期は早である。
 「スペースファンタジー」と比較して、最外層がく片表面の着色パターンがTであること、色が明紫青(同7611)であること、花弁が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者のほ場(長野県上田市)において、「ブルースプリングス」の選抜個体どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スペース マリン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9664号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   サンベルビピ
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ブラジル連邦共和国原産の野生種間の交雑実生とブラジル連邦共和国原産の野生種の無名実生を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色で、かなり小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型は横張型、草丈は低である。茎長はやや低、太さはかなり細、色は有、毛の多少は少、第1次分枝数は多、第2次分枝数はやや多、節間長は短である。葉形はやや披針形、着葉角度は立ち葉、葉長はかなり短、葉幅はかなり狭、葉の上面の色は濃緑、ふ入り葉は無、葉の厚さは薄、毛の多少は少である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形はやや細、花径はかなり小輪、複色の有無は無、単色花の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は明紫(同8604)に暗赤紫(同9510)のすじが入る、花筒部外面の色は浅黄緑(同3109)及び赤味紫(同8911)に暗赤紫(同9510)のすじが入る、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は小、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数は中、花柄の長さはかなり短、太さはかなり細である。
 「サンベルピ」と比較して、花筒部外面にすじが入ること、花弁先端部の形が鈍であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(滋賀県八日市市)において、ブラジル連邦共和国原産の野生種間の交雑実生とブラジル連邦共和国原産の野生種の無名実生を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9665号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペチュニア   ガーデンカーペットパープル
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名実生種にPetunia inflataを交配して得られた選抜系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色で、やや小輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草型はつる性ほふく型、草丈は低である。茎長及び茎の太さは中、色は有、毛の多少は中、第1次分枝数及び第2次分枝数は極多、節間長は中である。葉形は楕円形、着葉角度は水平、葉長及び葉幅は中、葉の上面の色は濃緑、ふ入り葉は無、葉の厚さは中、毛の多少は少である。花の向きは斜上向き、花形は一重、花筒部の形はやや細、花径はやや小輪、複色の有無は無、単色花の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、花弁のたい色の程度は弱、花喉部内面底部の色は明紫(同8604)に暗灰紫(同8610)のすじが入る、花筒部外面の色は穏赤味紫(同8913)に暗灰紫(同9218)のすじが入る、花弁先端部の形は鈍、切れ込みの程度は浅い、波打ちの程度は弱、がくの形状は狭、雌ずいの形は細、雄ずいの形は中、雌雄ずいの位置は同高、雄ずいの数及び花柄の長さは中、太さは細である。
 「レボリューション・ブリリアントピンク」と比較して、花弁の切れ込みが浅いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(滋賀県甲賀郡甲賀町)において、出願者所有の無名実生種にP.inflataを交配して得られた選抜系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9666号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かすみそう   サンリース
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ブリストルフェアリー」の変異個体であり、花色が黄白で、一季咲きの切花向きの品種である。
 草型は中間、草丈はかなり高である。最長茎長はかなり長、茎の太さは中、色は緑、アントシアニンの有無及び程度、分枝の多少は中、長さはやや長、角度は中、節間長はやや長である。葉形は披針形、葉長はやや長、幅は中、表面の色は濃緑、アントシアニンの有無は無である。花の着生密度は密、花弁の重ねは八重咲き、花の大きさは大、花色の単色、複色の別は単色、地色は黄白(JHS カラーチャート2701)、花弁の形はへら形、先端の形は波形、花弁数は中、がくの形は杯状、大きさは中、色は淡緑、雌雄ずいの長さはやや長、一花茎当たりの花数及び花の香りは中である。開花習性は一季咲き、早晩性は晩である。
 「ブリストルフェアリー」と比較して、草丈が高いこと、花が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、「ブリストルフェアリー」の変異個体を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「リース」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9667号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かすみそう   ブランカ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ダイヤモンド」に放射線を照射して育成されたものであり、花色が黄白で、一季咲きの切花向きの品種である。
 草型は中間、草丈は中である。最長茎長及び茎の太さは中、色は緑、アントシアニンの有無及び程度、分枝の多少及び長さは中、角度はやや鈍、節間長は中である。葉形は披針形、葉長及び幅は中、表面の色は濃緑、アントシアニンの有無は無である。花の着生密度は密、花弁の重ねは八重咲き、花の大きさは中、花色の単色、複色の別は単色、地色は黄白(JHS カラーチャート2701)、花弁の形はへら形、先端の形は凹形、花弁数は中、がくの形は鐘状、大きさは中、色は淡緑、雌雄ずいの長さ及び一花茎当たりの花数は中、花の香りは強である。開花習性は一季咲き、早晩性は中である。
「ダイヤモンド」と比較して、がくの形が鐘状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に東京都アイソトープ総合研究所(現東京都産業技術研究所駒沢庁舎(世田谷区))において、「ダイヤモンド」に放射線を照射し、8年に出願者の温室(山梨県北巨摩郡小淵沢町)において、変異株を選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9668号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ビンカ   パピヨン シルバーブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「トロピカーナローズ」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は浅青味紫色の小輪で、鉢物及び花壇向きの栄養繁殖性品種である。
 草型は逆三角形、株張りは広、草丈は極低である。主茎の太さはやや細、茎の色は緑である。葉形は長楕円形、葉身長はやや短、葉身幅はやや狭、葉色は淡緑、斑の有無は無、葉の毛の有無は有、葉柄の長さは短である。花形(花弁間の隙間の有無)は無、大きさは小、地色は浅青味紫(JHS カラーチャート8303)、ぼかしの有無及び目の有無は無、花弁先端の形は微突形、花弁数は5枚、花数はやや少である。花の香りは無、季咲き性は四季咲きである。
 「アイシーピンク クーラー」と比較して、葉形が長楕円形であること、花の地色が浅青味紫であること等で、「テラス バイカラーピンク」と比較して、葉身が短いこと、花の地色が浅青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の農場(静岡県駿東郡小山町)において、「トロピカーナローズ」に出願者所有の育成系統を交配し、その雑種第2代の開花株の中から選抜、以後、栄養繁殖により増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「パピヨン・シルバーブルー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9669号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ベスビオGR 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ベスビオ」の枝変わりであり、花は黄白色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度はやや多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、葉裂片縁部の重なりの程度は重なる、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはかなり厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは中、厚みは低、舌状花の重ねは 1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は中、管状花数はやや多、長さは大である。花弁の形は管弁T、さじ弁及び丁字状花弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3301)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と異なり黄色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはかなり小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「スタリオン」と比較して、花弁が長いこと、花たくの形が平らなドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者のほ場(オランダ王国)において、「ベスビオ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ベスビオグリーン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9670号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   里の悦び(さとのよろこび)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「早生もって」の枝変わりであり、花は鮮紫ピンクの中輪で、食用向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は褐、強さは強、中空の程度は極少、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度はかなり多、節間長はやや短である。葉身長はやや短、葉幅は中、葉の縦横比は小、葉柄の長さは長、基部の形は平、一次欠刻は深、葉の表面の色は中、裏面の色はやや淡、毛じの多少は少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは中、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多、管状花数は極少、分布は集中、長さは極少である。花弁の形は管弁T、先端の形は歯状、花弁の長さは中、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「もってのほか」と比較して、外花弁の表面の色が鮮紫ピンクであること、花の中心部の色が外弁と同色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和59年に出願者のほ場(山形県長井市)において、長井市在来の食用ぎく「早生もって」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9671号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   伊都の里(いとのさと)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「伊都の望」に「イナズマ」を交配して育成されたものであり、花は浅緑黄色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや短、葉幅及び葉の縦横比は中、一次欠刻はやや深、欠刻底部の形は中間、表面及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆ど無である。花の大きさは大、厚みは高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多、管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は管弁T、先端の形は丸い、外花弁の反り方は内曲、花弁の長さはやや大、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはやや太、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「伊都の望」と比較して、たく葉が殆ど無いこと、外花弁の反り方が内曲であること、外花弁の表面の色が浅緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者のほ場(福岡県前原市)において、「伊都の望」に「イナズマ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9672号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   昇月(しょうげつ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「風の里」に「国章」を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は極小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さ及び一次欠刻は中、表面及び裏面の色は濃、毛じの多少は中、光沢度は強、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆ど無である。花の大きさはかなり大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数は極少、分布は散在、長さはやや大である。花弁の形は舟底弁、先端の形は尖る、花弁の長さは大、幅はやや広、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)、裏面の色は浅緑黄(同2904)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや晩である。
 「風の里」と比較して、たく葉が殆ど無いこと、花弁の形が舟底弁であること、花弁先端の形が尖ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(静岡県浜松市)において、「風の里」に「国章」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9673号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   雪の城(ゆきのしろ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「秀芳の力」に「玉雪」を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長はかなり短である。葉身長はやや短、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面及び裏面の色は濃、毛じの多少は中、光沢度は強、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着する。花の大きさは大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はかなり少、分布は散在、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、裏面の色は黄白(同2901)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは中、花首の太さはやや太、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「秀芳の力」と比較して、たく葉の形が2深裂であること、花の中心部の色が外弁と同色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(静岡県浜松市)において、「秀芳の力」に「玉雪」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9674号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   朝の力(あさのちから)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「秀芳の力」に「寒精雪」を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、先端部分の形は鈍円、一次欠刻は中、表面及び裏面の色は濃、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着する。花の大きさは大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数は極少である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3301)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは中、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「秀芳の力」と比較して、摘心後の分枝性が少ないこと、葉の先端部分の形が鈍円であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者のほ場(静岡県浜松市)において、「秀芳の力」に「寒精雪」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9675号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ウーロン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「トップ風車」に「舞かざぐるま」を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は少、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着する。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、裏面の色は紫ピンク(同9211)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「舞かざぐるま」と比較して、外花弁の裏面の色が紫ピンクであること、花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者のほ場(静岡県浜松市)において、「トップ風車」に「舞かざぐるま」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9676号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   富士の森(ふじのもり)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「寒精雪」に「神馬」を交配して育成されたものであり、花は黄白色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は少、側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色は中、裏面の色は濃、毛じの多少は中、光沢度は強、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着する。花の大きさはかなり大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はかなり少、分布は散在、長さはやや大である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは中、花首の太さはやや太、長さは長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「寒精雪」と比較して、外花弁の角度が平であること、花の中心部の色が外弁と異なり黄緑色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者のほ場(静岡県浜松市)において、「寒精雪」に「神馬」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9677号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく    涼風(すずかぜ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に白色系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は低である。茎の太さは細、色は緑、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色は濃、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は強、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「沖の白波」と比較して、開花時の草丈が低いこと、たく葉の形が2深裂であること、開花が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(沖縄県具志川市)において、出願者所有の育成系統に白色系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「そよ風」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9678号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   早初姫(はやはつひめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「さくら」の自然交雑実生から育成されたものであり、花は赤紫色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは強、中空の程度は小、側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長、葉幅及び縦横比は中、葉柄の長さは短、先端部分の形は尖、一次欠刻は深、表面の色は濃、裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は中、厚さは薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着する。花房の形は凹形、花の大きさは小、厚みは低、舌状花の重ねは 1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は極小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は赤味紫(同8911)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄、花たくの形は平らな円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは短、生態分類型は夏ギク、開花の早晩性は早である。
 「あかね」及び「花歌」と比較して、外花弁表面の色が赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者のほ場(愛知県稲沢市)において、「さくら」の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9679号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   さくらそう   アクエリアス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Primula roseaにP.clarkeiを交配して育成されたものであり、花は明赤紫色に蛇の目が入る鉢物及び花壇向きの品種である。
 開花時草丈は10.0〜14.9p、茎のアントシアニン発現程度は中である。葉形は楕円形、葉身長、葉幅及び葉柄長は2.0〜3.9p、葉の毛及び白粉の有無と程度は無、アントシアニンの発現程度は低である。花房の形は散形、花の向きは横向き咲き、重なりの程度は接する、花径は2.0〜2.9p、花色は表面が明赤紫(JHS カラーチャート9206)、裏面が鮮紫ピンク(同9205)、一茎当たりの着花数は中、蛇の目の有無は有、覆輪の有無は無、花弁端の切れ込みの程度は高、花弁の波状の程度は低、花梗の毛及び白粉の有無と程度は無、小花梗のつき方は有茎、大花梗の抽出数は中、花の香りは無、開花期は中である。
 P.roseaと比較して、葉形が楕円形であること、花の表面の色が明赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(群馬県吾妻郡中之条町)において、育成者所有のP.roseaにP.clarkeiを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9680号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   みやこわすれ   瀬戸の花嫁(せとのはなよめ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色の中輪で鉢物向きの品種である。
 株の草型はV、中心茎の草型は[、茎の長さはかなり短、株の高さはかなり低、茎の太さは細、色は緑、毛の有無は有、地際部の分枝発生数の多少はかなり少、主茎の節間長は中である。根出葉の葉身形はX、下部葉の葉身形はU、中央部葉の葉身形はX、上部葉の葉身形はU、葉縁の形は鈍鋸歯、葉身の反りの程度は外弱、中央部葉の葉身長は短、幅及び一次分枝の葉の葉身長は中、幅は広、二次分枝の葉の葉身長は中、幅は広、葉身表面の色は緑、毛の有無は無である。花房の形はZ、花型は一重、花容はW、花径、管状花部の直径及び舌状花の長さは中、幅は広、管状花の長さは中、舌状花の形はW、巻き方はU、反り方は内曲、よじれはわずかによじれる、先端の形はやや丸い、数は極少、管状花数は多、舌状花の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、管状花の花被の色は黄、花被の裂開後の色及びやくの色は白、総ほうの直径及び総ほう基部から花頂部までの高さは中、一花茎の花数は極少である。花の香りの有無は無、開花期は春咲である。 「白鳥」と比較して、中心茎の草型が[であること、管状花の花被の裂開後の色が白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(岡山県赤磐郡山陽町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9681号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   ラベンダープラータ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を自然交配して育成されたものであり、花冠の色が淡黄緑、がくの色が浅紫の切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は中である。茎の太さ、色、毛じの多少、翼、たく葉及び分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は長、葉幅は中、葉身の色は緑、葉の光沢、毛及び葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数は中、一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径及び長さは中、色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は浅紫(同8603)である。花の香りは無、開花期はやや早である。
 「ブルースカイ」と比較して、がくの色が浅紫であること、開花期が晩いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(長野県小諸市)において、出願者所有の育成系統を自然交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「プラチナラベンダーブルー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9682号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   ライトパープルエーゼ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ミルキーウェイ」の自然交配した実生から選抜して育成されたものであり、花冠の色が明緑黄、がくの色が鮮紫ピンクの切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈及び分けつの程度は中である。茎の太さ、色、毛じの多少、翼、たく葉及び分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は長、葉幅は中、葉身の色は淡緑、葉の光沢、毛及び葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数は中、一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はV型、多少は少、径及び長さは中、色は明緑黄(JHS カラーチャート2905)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は鮮紫ピンク(同8904)である。花の香りは無、開花期はやや早である。
 「フラッシュピンク」と比較して、花冠の形がV型であること、花冠の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(長野県小諸市)において、自然交配した「ミルキーウェイ」から採種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ライトパープルエース」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9683号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   キノバイス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花冠の色が明黄、がくの色が黄白の切花向きの品種である。
 草形は根出葉・茎出葉とも、草丈及び分けつの程度は中である。茎の太さはやや細、色は濃、翼は無、たく葉は小、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はV型である。成葉の形はU型、葉縁の波打ち及び葉長は中、葉幅は狭、葉身の色は緑、葉の光沢は少、毛は無か極少、葉柄の長さ及び色は中である。花茎の分枝角度は斜上、抽苔数は中、一次分枝の小花数は多、花の向きは上向き、花冠の形はW型、多少及び径は中、長さはやや短、色は明黄(JHS カラーチャート2506)である。がくの直径は中、長さはやや短、色は黄白(同2502)である。花の香りは有、開花期はやや早である。
 「スーパーレディホワイト」と比較して、分けつが多いこと、成葉の形がU型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(長野県小諸市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「チャイナホワイト」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9684号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   クリオンピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有のシニュアータ系の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花冠の色が淡黄緑、がくの色が鮮紫ピンクの切花向きの品種である。   草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は中である。茎の太さ及び色は中、茎の翼は小、たく葉及び分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は長、葉幅は中、葉身の色は淡緑、葉の光沢、毛及び葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数は中、一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少、径及び長さは中、色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は鮮紫ピンク(同9204)である。花の香りは無、開花期は早である。     
 「フラッシュピンク」と比較して、花冠の色が淡黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(千葉県安房郡白浜町)において、出願者所有のシニュアータ系の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
  なお、出願時の名称は「シェルピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9685号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   リオスターブルー2
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アーリーブルー」の変異株であり、花冠の色が淡緑黄、がくの色が鮮青味紫の切花向きの品種である。                         草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は中である。茎の太さはやや太、色は中、翼は大、たく葉及び分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は長、葉幅は中、葉身の色は淡緑、葉の光沢、毛及び葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数及び一次分枝の小花数は中、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少及び径は中、長さはやや長、色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は鮮青味紫(同8306)である。花の香りは無、開花期はかなり早である。
 「アーリーブルー」と比較して、花冠の色が淡緑黄であること、がくの色が鮮青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(千葉県安房郡白浜町)において、「アーリーブルー」の変異株を選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9686号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   ダイレディーゴールド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花冠の色が明黄、がくの色が浅緑黄の切花向きの品種である。
 草形は根出葉のみ、草丈は中、分けつの程度は無又は少である。茎の太さは細、色は中、翼は無、たく葉は小、分枝数及び分枝長は中、枝姿はW型である。成葉の形はX型、葉縁の波打ちは少、葉長は極短、葉幅は狭、葉身の色は緑、葉の光沢は少、毛は無か極少、葉柄の長さは短、色は中である。花茎の分枝角度は斜上、抽苔数は少、一次分枝の小花数は中、花の向きは上向き、花冠の形はW型、多少は少、径は中、長さはやや短、色は明黄(JHS カラーチャート2506)である。がくの直径は中、長さはやや短、色は浅緑黄(同2904)である。花の香りは有、開花期はやや早である。
 「サマーイエロー」と比較して、葉が短いこと、一次分枝の小花数及び花冠の数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(静岡県駿東郡小山町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調
査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9687号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   コブチトパーズ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セザンヌ」の変異個体であり、花は明緑黄の地色に橙赤色の点が縁に入る垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数はやや多である。茎の長径はやや太、硬さはやや柔、折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はやや多、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は円柱形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、花の地色は明緑黄(JHS カラーチャート2905)、複色模様色は橙赤(同0713)、色彩模様は縁に点、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数は中、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや晩生である。
 「コレノ」と比較して、つぼみの形が円柱形であること、花の地色が明緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者のほ場(長野県更級郡上山田町)において、「セザンヌ」の変異個体を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「ダイアンサス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9688号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   アナベル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ステリーナ」の枝変りであり、花は浅緑黄色の盛咲で中輪の1花茎当たりの花数が中、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は直立、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径及び折れの難易は中、中央部の色は灰緑、ろう質の有無、立茎数及び1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや短、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、花色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)、複色模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さ、数、花弁の長さ及び幅は中、数は少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数は中、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性は難である。
 「INGU ギャレットイエロー」と比較して、葉のろう質が多いこと、早晩性が早生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(静岡県駿東郡小山町)において、「ステリーナ」の枝変りを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「ダイアンサス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9689号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   イングリッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は浅橙黄の地色に鮮橙赤色の条及び覆輪が入る垂咲でやや小輪の1花茎当たりの花数が中、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径及び折れの難易は中、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は中、立茎数及び1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅はやや狭、葉色は緑、ろう質は中である。つぼみの形は円柱形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はやや小、地色は浅橙黄(JHS カラーチャート2203)、複色模様色は鮮橙赤(同0706)、色彩模様は条及び覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数は中、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性は難である。
 「アレグリア」と比較して、つぼみの形が円柱形であること、花の地色が浅橙黄であること、早晩性が早生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(静岡県駿東郡小山町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「ダイアンサス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9690号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   エドナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンクの地色に鮮紫赤色の条及び覆輪が入る盛咲でやや小輪の1花茎当たりの花数が中、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径及び折れの難易は中、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第4節である。茎中央部の葉全体の形は剣形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや短、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや小、地色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9704)、複色模様色は鮮紫赤(同9707)、色彩模様は条及び覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数は中、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は中生、がく割れの難易性は難である。
 「フランボワーズ」と比較して、花の複色模様色が鮮紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(静岡県駿東郡小山町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「ダイアンサス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9691号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ステリーナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は浅緑黄の地色に鮮赤色の条が入る垂咲で、中輪の花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は直立、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径及び硬さは中、折れの難易は難、中央部の色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は多、1茎の側芽及び側枝数は中、側枝の着生位置は主に中部、節間長は中、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや短、葉幅は狭、葉色は緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、地色は浅緑黄(JHS カラーチャート2703)、複色模様色は鮮赤(同0407)、色彩模様は条、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さ、数、花弁の長さ及び幅は中、数は少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さ、長さは中、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性は難である。
 「INGU ギャレット」と比較して、花の地色が浅緑黄で、複色模様色が鮮赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の委託先の温室(静岡県駿東郡小山町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
  なお、出願時の農林水産植物の種類は「ダイアンサス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9692号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ダイベロ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄ピンクの地色に明紅色の点、条及び覆輪が入る盛咲で、中輪の花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易はやや易、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は中、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中上部、節間長は中、最長節間の位置は第3節以下である。茎の中央部の葉全体の形は剣形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は中、葉幅は狭、葉色は緑、ろう質は中である。つぼみの形は楕円形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、地色は黄ピンク(JHS カラーチャート1003)、複色模様色は明紅(同0106)、色彩模様は点、条及び覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性は難である。
 「フランボワーズ」と比較して、茎及び葉のろう質が少ないこと、がくの形が円柱形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の委託先の温室(静岡県駿東郡小山町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「ダイアンサス」、名称は「ベロニカ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9693号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   ルノアール ゴールド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ルノアール」の枝変わりであり、花は浅緑黄色の盛咲で、中輪の花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、、節数は中である。茎の長径は中、硬さはやや剛、折れの難易は易、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数はやや多、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中部、節間長は中、最長節間の位置は第4節である。茎中央部の葉全体の形は剣形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長はやや長、葉幅はやや狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は円柱形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、花色は浅緑黄(JHS カラーチャート2904)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は鐘形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは中、長さはやや長、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性は難である。
 「ルノアール」と比較して、花色が浅緑黄であること、色彩模様が単一であること等で、「ダーイェルト」と比較して、茎及び葉のろう質が多いこと、葉巻き程度が強いこと、早晩性がやや早生であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の委託先の温室(静岡県駿東郡小山町)において、「ルノアール」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
  なお、出願時の農林水産植物の種類は「ダイアンサス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9694号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   サルモナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃橙赤色の盛咲で、やや大輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈は高、節数は中である。茎の長径はやや細、折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は全体、節間長は中、最長節間の位置は第6節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅はかなり狭、葉色は濃緑、ろう質は中である。つぼみの形は円柱形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや大、花色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは中、数は少、花弁の長さはやや長、幅はやや狭、数は中、ほう葉の形はT型及びV型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生、がく割れの難易性は中である。
 「レッド ダイヤモンズ」と比較して、花色が濃橙赤であること、早晩性が早生であること等で、区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(イタリア共和国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「ダイアンサス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9695号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   サレヤ オレンジ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サレヤ」の枝変わりであり、花は浅橙の地色に鮮ピンク色の条、覆輪及びぼかしが入る垂咲で、かなり大輪の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径はやや太、硬さは中、折れの難易は難、中央部の色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数及び節間長は中、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は緑、ろう質は中である。つぼみの形は球形、大きさはやや大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はかなり大、地色は浅橙(JHS カラーチャート1303)、複色模様色は鮮ピンク(同0105)、色彩模様は条、覆輪及びぼかし、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さはやや長、幅はやや広、数はかなり多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は鐘形、がく筒の色は灰緑、がくの太さは太、長さはやや長、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや晩生、がく割れの難易性は難である。
 「サレヤ」と比較して、花の地色が浅橙で、複色模様色が鮮ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者のほ場(イタリア共和国)において、「サレヤ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「ダイアンサス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9696号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   INGU ギャレットクリーム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「INGU ギャレットイエロー」の変異株であり、花は浅黄緑の地色に黄白色の条及び覆輪が入る盛咲で、中輪の1花茎当たりの花数が中、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径は中、折れの難易は易、色は灰緑、ろう質の有無及び立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はやや多、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや長、葉幅は狭、葉色は緑、ろう質は中である。つぼみの形は円柱形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径は中、地色は浅黄緑(JHS カラーチャート3103)、複色模様色は黄白(同3101)、色彩模様は条及び覆輪、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さ及び幅は中、数は少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さは中、がくの形は鐘形、がく筒の色は緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数は中、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや晩生、がく割れの難易性は極難である。
 「INGU ギャレットイエロー」と比較して、葉巻き程度が弱いこと、色彩模様が条及び覆輪であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(愛知県幡豆郡一色町)において、「INGU ギャレットイエロー」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の農林水産植物の種類は「ダイアンサス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9697号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   フェラーリ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃橙赤色の垂咲で大輪の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はやや高、節数はやや少である。茎の長径はやや細、折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は少、側枝の着生位置は主に中部、節間長は長、最長節間の位置は第4節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長は長、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさはかなり大、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は大、花色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さは中、幅はやや広、数は多、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや長、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや太、長さはやや長、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性は難である。
 「フランセスコ」と比較して、花弁数が少ないこと、がく筒の色が緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(イタリア共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9698号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   ユリア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ジュータ」の枝変わりであり、花は浅黄の地色に濃橙赤色の覆輪が入る半八重咲で、かなり小輪のエラチオール系ベゴニアである。
 草丈はやや低、株張りは狭、草姿は直立性、分枝性はやや多である。茎の太さはやや細、毛の程度は無、色は緑である。葉長は中、葉幅は狭、厚さは中、形は浅裂、先端部の形はやや尖る、欠刻の形は重複鋸歯状、深さは浅、基部の裂片は重なっている、縁の毛の有無は少、表及び裏の毛は無〜微、表の色は濃緑、光沢は中、斑入りは無である。葉柄の長さは短、毛は少、色は淡緑である。1株当たりの花の密度は密、1花房当たりの花数はやや少、雄花の花形は半八重咲、花弁の形は広卵形〜円形、縁の形は全縁状、波状は無〜微、とさか状の有無は無、花の大きさはかなり小、花弁数は4.1〜20.0、表及び裏の色は浅黄(JHS カラーチャート2504)及び濃橙赤(同0707)、パターンは覆輪、花梗の姿勢は直立、小花梗の長さは短、色は淡緑、開花終期の花の退色は中である。
 「アナベル」と比較して、花の表及び裏の色が浅黄の地色に濃橙赤色の覆輪が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者の農場(オランダ王国)において、「ジュータ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ジュリエ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9699号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   ソニアフランジェ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「クララ フランジェ」の枝変わりであり、花は浅黄色の半八重咲で、かなり小輪のエラチオール系ベゴニアである。
 草丈はやや低、株張りはやや狭、草姿は直立性、分枝性は多である。茎の太さは中、毛の程度は無、色は緑である。葉長は中、葉幅はやや狭、厚さはやや厚、形は浅裂、先端部の形はやや尖る、欠刻の形は重複鋸歯状、深さは中、基部の裂片は重なっている、縁の毛の有無は少、表及び裏の毛は無〜微、表の色は濃緑、光沢は中、斑入りは無である。葉柄の長さはやや短、毛は少、色は淡緑である。1株当たりの花の密度は密、1花房当たりの花数はやや少、雄花の花形は半八重咲、花弁の形は広卵形〜円形、縁の形は円鋸歯状、波状は無〜微、とさか状の有無は無、花の大きさはかなり小、花弁数は4.1〜20.0、表及び裏の色は浅黄(JHS カラーチャート2504)、パターンは単色、花梗の姿勢は直立、小花梗の長さは短、色は淡緑、開花終期の花の退色は少である。
 「アナベル」と比較して、花弁の縁の形が円鋸歯状であること、花の表の色が浅黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者の農場(オランダ王国)において、「クララ フランジェ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の品種名称は「デイジー フランジェ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9700号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ベゴニア   マンディ フランジェ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ネトジャ フランジェ」の枝変わりであり、花は鮮ピンク色の半八重咲で、かなり小輪のエラチオール系ベゴニアである。
 草丈はやや低、株張りは狭、草姿は直立性、分枝性はやや多である。茎の太さは中、毛の程度は無、色は緑である。葉長は中、葉幅は狭、厚さは中、形は浅裂、先端部の形はやや尖る、欠刻の形は重複鋸歯状、深さは中、基部の裂片は重なっている、縁の毛の有無は少、表及び裏の毛は無〜微、表の色は濃緑、光沢は中、斑入りは無である。葉柄の長さはやや短、毛は少、色は淡緑である。1株当たりの花の密度は密、1花房当たりの花数はやや少、雄花の花形は半八重咲、花弁の形は広卵形〜円形、縁の形は円鋸歯状、波状は無〜微、とさか状の有無は無、花の大きさはかなり小、花弁数は4.1〜20.0、表及び裏の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0404)、パターンは単色、花梗の姿勢は直立、小花梗の長さは短、色は淡緑、開花終期の花の退色は少である。
 「ブレンダ」と比較して、花の表の色が鮮ピンクであること、小花梗の色が淡緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者の農場(オランダ王国)において、「ネトジャ フランジェ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9701号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   ゲヌ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「PENVE」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮紫赤色の八重で中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は中、節間長は短である。葉身形はじん臓形、葉身基部の開閉度は開く、欠刻の有無は有、型は円鋸歯状、深さは浅、葉身長及び葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は極弱、たく葉の長さは短、幅は極広、葉柄の長さは極長である。花房径は大、花蕾の形は砲弾、花の重ねは八重、花径は中、上部花弁及び下部花弁の表面、内花弁並びに上部花弁及び下部花弁の表面周縁及び裏面の色は鮮紫赤(JHS カラーチャート9707)、上部花弁の色模様の色は鮮赤紫(同9507)、型は条状、上部花弁の基部の白色模様の有無は有、下部花弁の基部の白色模様の有無、内花弁の色模様の有無及び花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、がくの毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無、初開花期はやや晩生である。
 「リンゴ 2000 バイオレット」と比較して、葉身の紋の鮮明度が弱いこと、花蕾の形が砲弾形であること、花の重ねが八重であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「PENVE」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9702号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   レナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Hagenbacher Rubin」に「Bruni」を交配して育成されたものであり、花は鮮橙赤色の半八重で中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は中、茎の色は緑、毛の多少及び節間長は中である。葉身形はじん臓形、葉身基部の開閉度は開く、欠刻の有無は有、型は円鋸歯状、深さは浅、葉身長及び葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度及びたく葉の長さは中、幅は極広、葉柄の長さは長である。花房径は大、花蕾の形は砲弾、花の重ねは半八重、花径は中、上部花弁及び下部花弁の表面、内花弁並びに上部花弁及び下部花弁の表面周縁の色は鮮橙赤(JHS カラーチャート0706)、上部花弁及び下部花弁の裏面の色は明橙赤(同0705)、上部花弁の基部の白色模様の有無、下部花弁の基部の白色模様の有無、内花弁の色模様の有無及び花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、がくの毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無、初開花期はやや晩生である。
 「リンゴ 2000 レッド」と比較して、花蕾の形が砲弾形であること、花の重ねが半八重であること、がくの距が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「Hagenbacher Rubin」に「Bruni」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1991年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9703号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   ゲンカス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「GENBI」に「FISCHIC」を交配して育成されたものであり、花は鮮紫赤色の八重で中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は中、茎の色は緑、毛の多少は少、節間長は中である。葉身形はツタバ形、葉身基部の開閉度は閉じる、欠刻の有無は無、葉身長及び葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は極弱、たく葉の長さは中、幅は極広、葉柄の長さは長である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは八重、花径は中、上部花弁及び下部花弁の表面、内花弁並びに上部花弁及び下部花弁の表面周縁の色は鮮紫赤(JHS カラーチャート9707)、上部花弁及び下部花弁の裏面の色は明紫赤(同9706)、上部花弁の色模様の色は暗紅(同0110)、型は斑紋状、上部花弁の基部の白色模様の有無は有、下部花弁の基部の白色模様の有無は無、内花弁の色模様の有無は有、花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、がくの毛の有無及び距の有無は有、小花柄の長さは長である。花の香りの有無は無、初開花期はやや晩生である。
 「リンゴ 2000 バイオレット」と比較して、葉身の紋の鮮明度が弱いこと、花蕾の形が砲弾形であること、花の重ねが八重であること、上部花弁の色模様の型が斑紋状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「GENBI」に「FISCHIC」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9704号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   ゲンドス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「FISHIVA」に「FISCHIC」を交配して育成されたものであり、花は明赤色の八重で中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は少、節間長は長である。葉身形はツタバ形、葉身基部の開閉度は閉じる、欠刻の有無は無、葉身長及び葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度及びたく葉の長さは中、幅は広、葉柄の長さは中である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは八重、花径は中、上部花弁及び下部花弁の表面、内花弁並びに上部花弁及び下部花弁の表面周縁の色は明赤(JHS カラーチャート0406)、上部花弁及び下部花弁の裏面の色は濃ピンク(同0405)、上部花弁の色模様の色は濃紅(同0109)、型は斑紋状、上部花弁の基部の白色模様の有無は有、下部花弁の基部の白色模様、内花弁の色模様及び花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、がくの毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無、初開花期はやや晩生である。
 「リンゴ 2000 ディープローズ」と比較して、花蕾の形が砲弾であること、花の重ねが八重であること、がくの距が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「FISHIVA」に「FISCHIC」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9705号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   ゲンダ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「BONETE」に「INGRES」を交配して育成されたものであり、花は濃赤茶色の八重で大輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は中、茎の色は緑、毛の多少は少、節間長は長である。葉身形はツタバ形、葉身基部の開閉度は閉じる、欠刻の有無は有、型は円鋸歯状、深さは浅、葉身長及び葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は極弱、たく葉の長さは長、幅は極広、葉柄の長さは長である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは八重、花径は大、上部花弁及び下部花弁の表面、内花弁並びに上部花弁及び下部花弁の表面周縁の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0708)、上部花弁及び下部花弁の裏面の色は赤(同0415)、上部花弁の色模様の色は暗灰赤(同0420)、型は条状、上部花弁及び下部花弁の基部の白色模様、内花弁の色模様無並びに花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、がくの毛及び距の有無は有、小花柄の長さは長である。花の香りの有無は無、初開花期はやや晩生である。
 「リンゴ 2000 レッド」と比較して、花の重ねが八重であること、花弁表面の色が濃赤茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「BONETE」に「INGRES」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9706号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   ゲンビ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「DRESDNER AMETHYST」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色で濃赤紫色の斑紋が入る八重で中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は少、節間長は中である。葉身形はツタバ形、葉身基部の開閉度は閉じる、欠刻の有無は無、葉身長及び葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は弱、たく葉の長さは中、幅は極広、葉柄の長さは長である。花房径は大、花蕾の形は砲弾、花の重ねは八重、花径は中、上部花弁及び下部花弁の表面、内花弁並びに上部花弁及び下部花弁の表面周縁の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)、上部花弁及び下部花弁の裏面の色は紫ピンク(同8903)、上部花弁の色模様の色は 濃赤紫(同9509)、型は斑紋状、上部花弁の基部の白色模様の有無は有、下部花弁の基部の白色模様の有無は無、内花弁の色模様の有無は有、下部花弁の色模様の色は濃赤紫(同9509)、花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、がくの毛及び距の有無は有、小花柄の長さは長である。花の香りの有無は無、初開花期はやや晩生である。
 「リンゴ 2000 ラベンダー」と比較して、花の重ねが八重であること、花弁表面の色が鮮紫ピンク(同8904)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「DRESDNER AMETHYST」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9707号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   ゲナム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「グラシス」に「ガラ」を交配して育成されたものであり、花は黄白色の半八重で中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は中、茎の色は緑、毛の多少は多、節間長は中である。葉身形はじん臓形、葉身基部の開閉度は開く、欠刻の有無は有、型は複円鋸歯状、深さは浅、葉身長及び葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は極弱、たく葉の長さは中、幅は極広、葉柄の長さは長である。花房径は大、花蕾の形は砲弾、花の重ねは半八重、花径は中、上部花弁及び下部花弁の表面、内花弁、上部花弁及び下部花弁の表面周縁並びに裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3101)、上部花弁及び下部花弁の基部の白色模様、内花弁の色模様及び花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、がくの毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無、初開花期はやや晩生である。
 「ピント ホワイト」と比較して、葉身形がじん臓形であること、花の重ねが半八重であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「グラシス」に「ガラ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9708号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   ゲノー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ROBE」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮赤色の半八重で中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は中、茎の色は緑、毛の多少及び節間長は中である。葉身形はじん臓形、葉身基部の開閉度は開く、欠刻の有無は有、型は複円鋸歯状、深さは浅、葉身長及び葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は極弱、たく葉の長さは中、幅は極広、葉柄の長さは長である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは半八重、花径は中、上部花弁及び下部花弁の表面、内花弁並びに上部花弁及び下部花弁の表面周縁の色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、上部花弁及び下部花弁の裏面の色は鮮橙赤(同0706)、上部花弁及び下部花弁の基部の白色模様、内花弁の色模様並びに花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、がくの毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無、初開花期はやや晩生である。
 「リンゴ2000 レッド」と比較して、花の重ねが半八重であること、上部花弁及び下部花弁の表面の色が鮮赤であること等で、「フィスサンバ」と比較して、葉身の紋の鮮明度が弱いこと、上部花弁及び下部花弁の裏面の色が鮮橙赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「ROBE」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9709号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   ロルカ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「laura」に「Rio」を交配して育成されたものであり、花は明赤紫色で鮮赤色の斑紋が入る半八重で、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少及び節間長は中である。葉身形はじん臓形、葉身基部の開閉度は開く、欠刻の有無は有、型は円鋸歯状、深さは浅、葉身長は中、葉身幅は広、斑入り及びアントシアンの有無は無、たく葉の長さは中、幅は極広、葉柄の長さは極長である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは半八重、花径は中、上部花弁及び下部花弁の表面、内花弁並びに上部花弁及び下部花弁の表面周縁の色は明赤紫(JHS カラーチャート9506)、上部花弁及び下部花弁の裏面の色は鮮紫ピンク(同9504)、上部花弁及び下部花弁の色模様の色は鮮赤(同0407)、型は斑紋状、上部花弁及び下部花弁の基部の白色模様並びに内花弁の色模様の有無は有、花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、がくの毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無、初開花期はやや晩生である。
 「ムルチブルーム ピンク」と比較して、葉身にアントシアンが無いこと、花の重ねが半八重であること、上部花弁及び下部花弁の色模様の型が斑紋状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「laura」に「Rio」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1991年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9710号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   ゲノブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「ルナ」を交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンク色で鮮赤色の斑紋が入る半八重で、中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は低、茎の色は緑、毛の多少は中、節間長は短である。葉身形はじん臓形、葉身基部の開閉度は極開く、欠刻の有無は有、型は円鋸歯状、深さは浅、葉身長及び葉身幅は中、斑入り及びアントシアンの有無は無、たく葉の長さは中、幅は極広、葉柄の長さは長である。花房径は大、花蕾の形は砲弾、花の重ねは半八重、花径は中、上部花弁及び下部花弁の表面、内花弁並びに上部花弁及び下部花弁の表面周縁の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9705)、上部花弁及び下部花弁の裏面の色は鮮紫ピンク(同9504)、上部花弁及び下部花弁の色模様の色は鮮赤(同0407)、型は斑紋状、上部花弁の基部の白色模様の有無は有、下部花弁の基部の白色模様の有無は無、内花弁の色模様の有無は有、花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは長である。花の香りの有無は無、初開花期は晩生である。
 「ムルチブルーム ピンク」と比較して、葉身にアントシアンが無いこと、花の重ねが半八重であること、花弁の表面の色が鮮紫ピンクであること、上部花弁及び下部花弁の色模様の型が斑紋状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統に「ルナ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9711号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   ゲニム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「PALAIS」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は濃ピンク色で花弁の表面周縁がピンク白色の半八重で中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は中、茎の色は緑、毛の多少及び節間長は中である。葉身形はじん臓形、葉身基部の開閉度は開く、欠刻の有無は有、型は円鋸歯状、深さは浅、葉身長は中、葉身幅は広、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は強、たく葉の長さは中、幅は極広、葉柄の長さは長である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは半八重、花径は中、上部花弁及び下部花弁の表面並びに内花弁の色は濃ピンク(JHS カラーチャート0405)、上部花弁及び下部花弁の表面周縁の色はピンク白(同0401)、上部花弁及び下部花弁の裏面の色は鮮ピンク(同0404)、上部及び下部花弁の基部の白色模様、内花弁の色模様並びに花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無、初開花期はやや晩生である。
 「リンゴ2000 ライトサーモン」及び「ムルチブルーム サーモン」と比較して、花の重ねが半八重であること、上部花弁及び下部花弁の表面の色が濃ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「PALAIS」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9712号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   トッサ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Epos」に「laura」を交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色の半八重で中輪の鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は中、茎の色は緑、毛の多少及び節間長は中である。葉身形はじん臓形、葉身基部の開閉度は開く、欠刻の有無は有、型は円鋸歯状、深さは浅、葉身長及び葉身幅は中、斑入りの有無は無、アントシアンの有無は有、発現の仕方は環紋状、紋の鮮明度は弱、たく葉の長さは中、幅は極広、葉柄の長さは長である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは半八重、花径は中、上部花弁及び下部花弁の表面、内花弁並びに上部花弁及び下部花弁の表面周縁の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9503)、上部花弁及び下部花弁の裏面の色は淡紫ピンク(同9502)、上部花弁の基部の白色模様の有無は有、下部花弁の基部の白色模様、内花弁の色模様及び花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無、初開花期はやや晩生である。
 「リンゴ2000 ラベンダー」及び「リンゴ2000 ライトサーモン」と比較して、花の重ねが半八重であること、上部花弁及び下部花弁の表面の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「Epos」に「laura」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9713号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   ゴルダ ニューバイオレット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色の半八重で中輪の鉢物向きの品種である。     
 草丈は極低、茎の色は緑、毛の多少は少、節間長は極短である。葉身形は円形、葉身基部の開閉度は閉じる、欠刻の有無は有、型は円鋸歯状、深さは浅、葉身長は短、葉身幅は中、斑入り及びアントシアンの有無は無、たく葉の長さは短、幅及び葉柄の長さは中である。花房径及び1花房の花数は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは半八重、花径は中、上部花弁及び下部花弁の表面、内花弁並びに上部花弁及び下部花弁の表面周縁の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、上部花弁及び下部花弁の裏面の色は明赤紫(同9206)、上部花弁の色模様の色は明紅(同0106)、型は斑紋状、花弁の基部の白色模様、内花弁の色模様及び花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無である。
 「リンゴ 2000 ディープローズ」と比較して、1花房の花数が少ないこと、花弁表面の色が鮮赤紫であること、上部花弁基部の白色模様が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(アメリカ合衆国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の品種名称は「アメリカーナ ニューバイオレット」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9714号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   ゴルダ ライトピンクスプラッシュ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「MELODY」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色の一重で、明赤紫色の斑紋が入る中輪の鉢物向きの品種である。     草丈は極低、茎の色は緑、毛の多少は中、節間長は極短である。葉身形はじん臓形、葉身基部の開閉度は開く、欠刻の有無は有、型は円鋸歯状、深さは浅、葉身長は短、葉身幅は中、斑入り及びアントシアンの有無は無、たく葉の長さは短、幅及び葉柄の長さは中である。花房径は中、花蕾の形は砲弾、花の重ねは一重、花径は中、上部花弁及び下部花弁の表面、上部花弁及び下部花弁の表面周縁の色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903)、上部花弁及び下部花弁の裏面の色は淡紫ピンク(同9202)、上部花弁及び下部花弁の色模様の色は明赤紫(同9206)、型は斑紋状、花弁の基部の白色模様の有無は有、花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、がくの形はT型、毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無である。
 「リンゴ 2000 ラベンダー」と比較して、花弁表面の色が紫ピンクであること、上部花弁の色模様の型が斑紋状であること、がくの距が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(アメリカ合衆国)において、「MELODY」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の品種名称は「アメリカーナ ライトピンクスプラッシュ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9715号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   キフアン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の系統どうしを交配して育成されたものであり、花は紫ピンクの単色で矮性の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは短、太さは中、色は濃褐、分枝性は中である。葉のつき方は輪生、全形は披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長、葉幅及び葉柄の長さは中、葉縁の形は全縁、表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、斑の有無は無、光沢は中、裏面の地色は穏黄緑(同3514)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は3.6〜5.0p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は紫ピンク(同9503)、基部の色は鮮紫赤(同9707)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは強、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは2.1〜4.0pである。
 「キンプス」と比較して、葉の全形が披針形であること、一重咲きの花形がV型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9716号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   ダンハーDKRD
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は濃橙赤の単色で、鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは短、太さは中、色は濃褐、節部の着色は有、分枝性は強である。葉のつき方は混在、全形は長楕円状披針形、先端の形は鋭先形、基部の形は鋭脚、葉長及び葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は全縁、葉の表面の地色は暗黄緑(JHS カラーチャート3509)、斑の有無は無、光沢は中、葉の裏面の地色は灰赤(同0419)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はT型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色及び基部の色は濃橙赤(同0707)、距の長さは5.1p以上、曲がりは強、色は赤(同0415)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「キアラ」と比較して、葉の裏面の地色が灰赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の農場(イスラエル国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9717号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   ダンハーLTPL
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫赤の単色で、鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは短、太さは太、色は濃褐、節部の着色は有、分枝性は強である。葉のつき方は混在、全形は長楕円状披針形、先端の形は鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅及び葉柄の長さは中、葉縁の形は全縁、葉の表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3510)、斑の有無は無、光沢は中、葉の裏面の地色は灰赤(同0419)である。花序は単生、着花位置は上部〜中間部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はT型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は鮮紫赤(同9707)、基部の色は濃赤茶(同0708)、距の長さは5.1p以上、曲がりは中、色は濃赤茶(同0708)、花柄の長さは6.1p以上である。
 「キンプトル」と比較して、葉の裏面の地色が灰赤であること、距の曲りが強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の農場(イスラエル国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9718号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   ダンハーLTPK
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫ピンクの単色で、鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは短、太さは太、色は褐、節部の着色は有、分枝性は強である。葉のつき方は混在、全形は長楕円状披針形、先端の形は鋭先形、基部の形は鋭脚、葉長及び葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は全縁、葉の表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3510)、斑の有無は無、光沢は中、葉の裏面の地色は灰緑(同3516)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はT型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は鮮紫ピンク(同9704)、基部の色は明紫赤(同9706)、距の長さは5.1p以上、曲がりは中、色は濃赤茶(同0709)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「メレンゲ」と比較して、葉に斑が無いこと、葉の裏面の地色が灰緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の農場(イスラエル国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9719号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   パパ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スーパー エルフィン ホワイト」にImpatiens auricomaを交配して育成されたものであり、花は濃ピンク色に濃橙赤が入る複色で、中間性の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は中間性、株幅は中である。茎の長さは中、太さは太、色は淡緑、分枝性は強である。葉のつき方は混在、全形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は鋭脚、葉長及び葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は浅鋸歯、表面の地色は濃黄緑(JHS カラーチャート3507)、斑の有無は無、葉の光沢は弱、裏面の地色は穏黄緑(同3513)である。花序は総状、着花位置は上部〜中間部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はU型、花弁の切れ込みは無、花冠の縦径及び横径は2.1〜3.5p、単色・複色の別は複色、複色のタイプはX型、花弁の地色は濃ピンク(同0405)、二次的な色は濃橙赤(同0707)、基部の色は浅橙黄(同2203)、距の長さは
1.1〜2.0p、曲りは強、色は明黄緑(同3104)、花柄の長さは2.1〜4.0pである。
 「インプレッションライトサーモン」と比較して、葉の全形が卵形であること、花冠が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に育成者のほ場(アメリカ合衆国)において、「スーパー エルフィン ホワイト」にImpatiens auricomaを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を行い、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「96−009−1」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9720号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
    ほうせんか    アプリコ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スーパー エルフィン ホワイト」にImpatiens auricomaを交配して育成されたものであり、花は浅橙色に濃橙赤が入る複色で、矮性の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅及び茎の長さは中、茎の太さは太、色は淡緑、分枝性は強である。葉のつき方は混在、全形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は鋭脚、葉長及び葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は浅鋸歯、表面の地色は濃黄緑(JHS カラーチャート3507)、斑の有無は無、葉の光沢は弱、裏面の地色は穏黄緑(同3513)である。花序は総状、着花位置は上部〜中間部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はU型、花弁の切れ込みは無、花冠の縦径及び横径は 2.1〜3.5p、単色・複色の別は複色、複色のタイプはX型、花弁の地色は浅橙(同1603)、二次的な色は濃橙赤(同0707)、基部の色は浅橙黄(同2203)、距の長さは1.1〜2.0p、曲りは強、色は明黄緑(同3104)、花柄の長さは2.1〜4.0pである。
 「マルテス」と比較して、花冠が小さいこと、距の色が明黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に育成者のほ場(アメリカ合衆国)において、「スーパー エルフィン ホワイト」にImpatiens auricomaを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を行い、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「96−009−4」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9721号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   リモネ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スーパー エルフィン ホワイト」にImpatiens auricomaを交配して育成されたものであり、花は浅黄色に鮮橙赤が入る複色で、矮性の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは中、太さは太、色は淡緑、分枝性は強である。葉のつき方は混在、全形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は鋭脚、葉長及び葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は浅鋸歯、表面の地色は濃黄緑(JHS カラーチャート3507)、斑の有無は無、葉の光沢は弱、裏面の地色は穏黄緑(同3513)である。花序は総状、着花位置は上部〜中間部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はU型、花弁の切れ込みは無、花冠の縦径及び横径は2.1〜3.5p、単色・複色の別は複色、複色のタイプはX型、花弁の地色は浅黄(同2504)、二次的な色は鮮橙赤(同0706)、基部の色は浅黄(同2504)、距の長さは1.1〜2.0p、曲りは強、色は明黄緑(同3104)、花柄の長さは2.1〜4.0pである。
 「サンビーム」と比較して、葉の全形が卵形であること、花冠が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に育成者のほ場(アメリカ合衆国)において、「スーパー エルフィン ホワイト」にImpatiens auricomaを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を行い、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「96−009−7」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9722号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   パッション
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スーパー エルフィン ホワイト」にImpatiens auricomaを交配して育成されたものであり、花は浅橙色に濃橙赤が入る複色で、中間性の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は中間性、株幅及び茎の長さは中、茎の太さは太、色は淡緑、分枝性は強である。葉のつき方は混在、全形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は鋭脚、葉長及び葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は浅鋸歯、表面の地色は濃黄緑(JHS カラーチャート3507)、斑の有無は無、葉の光沢は弱、裏面の地色は穏黄緑(同3513)である。花序は総状、着花位置は上部〜中間部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はU型、花弁の切れ込みは無、花冠の縦径及び横径は2.1〜3.5p、単色・複色の別は複色、複色のタイプはX型、花弁の地色は浅橙(同1303)、二次的な色は濃橙赤(同0707)、基部の色は浅黄橙(同1904)、距の長さは1.1〜2.0p、曲りは強、色は明黄緑(同3305)、花柄の長さは2.1〜4.0pである。
 「マルテス」と比較して、葉の全形が卵形であること、花冠が小さいこと、距の色が明黄緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に育成者のほ場(アメリカ合衆国)において、「スーパー エルフィン ホワイト」にImpatiens auricomaを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を行い、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「96−009−18」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9723号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   ペタ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スーパー エルフィン ホワイト」にImpatiens auricomaを交配して育成されたものであり、花は浅黄橙色に濃橙赤が入る複色で、矮性の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは中、太さは太、色は緑、分枝性は強である。葉のつき方は混在、全形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は鋭脚、葉長及び葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は浅鋸歯、表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3707)、斑の有無は無、葉の光沢は弱、裏面の地色は穏黄緑(同3513)である。花序は総状、着花位置は上部〜中間部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はU型、花弁の切れ込みは無、花冠の縦径及び横径は2.1〜3.5p、単色・複色の別は複色、複色のタイプはX型、花弁の地色は浅黄橙(同1904)、二次的な色は濃橙赤(同0707)、基部の色は浅黄橙(同1902)、距の長さは1.1〜2.0p、曲りは強、色は穏黄(同2512)、花柄の長さは2.1〜4.0pである。
 「マルテス」と比較して、葉の全形が卵形であること、花冠が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に育成者のほ場(アメリカ合衆国)において、「スーパー エルフィン ホワイト」にImpatiens auricomaを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を行い、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「96−009−20」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9724号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   タンジェレ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スーパー エルフィン ホワイト」にImpatiens auricomaを交配して育成されたものであり、花は明橙色に濃橙赤が入る複色で、中間性の鉢物向きの品種である。
 草型は立型、草丈は中間性、株幅及び茎の長さは中、茎の太さは太、色は緑、分枝性は強である。葉のつき方は混在、全形は長楕円状披針形、先端の形は鋭先形、基部の形は鋭脚、葉長及び葉柄の長さは長、葉幅は広、葉縁の形は浅鋸歯、表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3707)、斑の有無は無、葉の光沢は中、裏面の地色は穏黄緑(同3513)である。花序は総状、着花位置は上部〜中間部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はU型、花弁の切れ込みは無、花冠の縦径は2.1〜3.5p、横径は2.0p以下、単色・複色の別は複色、複色のタイプはX型、花弁の地色は明橙(同1304)、二次的な色は濃橙赤(同0707)、基部の色は浅橙(同1303)、距の長さは1.1〜2.0p、曲りは強、色は明黄緑(同3104)、花柄の長さは2.0p以下である。
 「マルテス」と比較して、草型が立型であること、花冠が小さいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に育成者のほ場(アメリカ合衆国)において、「スーパー エルフィン ホワイト」にImpatiens auricomaを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を行い、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「96−009−22」であった。
 
 
 
1 登録品種の育成の経過の概要   第9725号  平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
  りんどう   こはる
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、ピンク系エゾリンドウから選抜して育成されたものであり、花は内面上部が青紫色、内面中部が淡青色、外面が鮮青紫色で、切り花向きの晩生種である。
 植物体の形状は直立性、草丈は120〜159pである。茎の直径は5.0〜7.9o、横断面の形状は円形、上部の色は緑、着色程度は多、下部の色は緑、着色程度は少である。1節側枝発生数は1〜4、2節以上の側枝発生数は1〜6、1節側枝発生位置は中部のみである。葉長は10.0〜12.9p、葉幅は3.0〜3.9p、葉身の形状は披針形、葉表面の色は濃緑、着色程度は無、裏面の色は緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は下部より、頂部の着花数は9〜12、茎当たりの総花数は30〜49である。花冠の形状は鐘形、長さは4.0〜4.9p、直径は1.6〜1.9p、先端の直径は2.5〜2.9p、転回は反転せず、花冠内面上部の色は青紫(JHS カラ−チャ−ト8009)、内面中部の色は淡青(同7602)、外面の色は鮮青紫(同8005)、内面上部の斑点は無、内面中部の斑点は少、外面の斑点は無、外面の縞模様の有無は無である。花冠裂片の長さは8〜9o、幅は10〜11o、形状はW型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形は筒状である。開花期は晩で、育成地(岩手県和賀郡沢内村)では9月下旬〜10月上旬である。
 「ジョバンニ」及び「アルビレオ」と比較して、花冠内面中部の色が淡青であること、花冠外面の縞模様が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
                                        
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
  南川幸一   岩手県和賀郡沢内村大字新町8地割13番地
  南川ハル   岩手県和賀郡沢内村大字新町8地割13番地
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日 
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、昭和59年に、育成者のほ場(岩手県和賀郡沢内村)において、市販の ピンク系エゾリンドウを自殖し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性 の調査を継続し、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したも のである。
  なお、出願時の名称は「すばる」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9726号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんどう   ライトブルーしなの
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有のエゾリンドウの早生、白色系を母系とし、同青色系を父系とする交雑品種であり、花は内面上部及び外面が明青紫色、内面中部が淡青紫色で、切花向きのかなり早生種である。
 植物体の形状は直立性、草丈は90〜119cmである。茎の直径は3.0〜4.9mm、横断面の形状は円形、上部の色は淡緑、着色程度は少である。1節側枝発生数は5〜8、2節以上の側枝発生数は1〜6、1節側枝発生位置は上部〜中部である。葉長は7.0〜9.9cm、葉幅は2.0〜2.9cm、葉身の形状は披針形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は中部より、頂部の着花数は9〜12、茎当たりの総花数は20〜29である。花冠の形状は鐘形、長さは3.0〜3.9cm、直径は1.6〜1.9cm、先端の直径は1.5〜1.9cm、転回は反転せず、花冠内面上部及び外面の色は明青紫(JHS カラーチャート8004)、内面中部の色は淡青紫(同8002)、内面上部及び中部の斑点は少、外面の斑点は中、外面の縞模様の有無は無である。花冠裂片の長さは6〜7mm、幅は8〜9mm、形状はV型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期はかなり早で、育成地(長野県上伊那郡箕輪町)では7月下旬である。
 「スカイブルーしなの」と比較して、開花の順序が中部からであること、花冠裂片の形状がV型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有のエゾリンドウの早生、白色系を母系とし、同青色系を父系とする交雑品種であり、平成6年に出願者のほ場(長野県上伊那郡箕輪町)において交配組合せ(能力)検定試験を実施し、8年から特性の調査を行い、9年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9727号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんどう   スカイブルーしなの4号晩々生(スカイブルーしなの4ごうばんば          んせい)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有のエゾリンドウの晩生、青色系を母系及び父系とする交雑品種であり、花は内面上部及び外面が明青紫色、内面中部が淡青紫色で、切花向きのやや晩生種である。
 植物体の形状は直立性、草丈は90〜119cmである。茎の直径は5.0〜7.9mm、横断面の形状は円形、上部の色は淡緑、着色程度は少である。1節側枝発生数は5〜8、2節以上の側枝発生数は1〜6、1節側枝発生位置は中部のみである。葉長は7.0〜9.9cm、葉幅は2.0〜2.9cm、葉身の形状は披針形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は中部より、頂部の着花数は20以上、茎当たりの総花数は50〜69である。花冠の形状は鐘形、長さは4.0〜4.9cm、直径は1.2〜1.5cm、先端の直径は1.5〜1.9cm、転回は反転せず、花冠内面上部及び外面の色は明青紫(JHS カラーチャート8004)、内面中部の色は淡青紫(同8002)、内面上部の斑点は少、内面中部及び外面の斑点は中、外面の縞模様の有無は無である。花冠裂片の長さは8〜9mm、幅は6〜7mm、形状はV型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期はかなり晩で、育成地(長野県上伊那郡箕輪町)では10月上中旬である。
 「スカイブルーしなの」と比較して、開花期が遅いこと、花冠裂片の形状がV型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有のエゾリンドウの晩生、青色系を母系及び父系とする交雑品種であり、平成6年に出願者のほ場(長野県上伊那郡箕輪町)において交配組合せ(能力)検定試験を実施し、8年から特性の調査を行い、9年にその目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9728号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アガパンサス   グレンエイボン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生品種どうしを交配して育成されたものであり、花は一重、平開型で紫色の鉢物向きの品種である。
 草型は直立、草丈は高である。葉の長さは長、数は多、横断面は中、湾曲は弱、厚さは厚、表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3707)、裏面の色は暗黄緑(同3508)である。花序は散形花序、形状はU、幅は中、苞の脱落性は無である。花茎の長さは長、太さは太、曲がりは無、色は穏黄緑(同3513)である。花被片の展開状態は平開型、小花の総数は多、一重・八重の別は一重である。内花被片の形はT、長さは長、幅は中、表面の条線は不明瞭、内面の花色のパターンは縞、Aゾーンの色は紫白(同8301)、Bゾーンの色は浅青紫(同8008)、Cゾーンの色は浅青味紫(同8304)、外面の花色パターンは縞、Aゾーンの色は淡紫(同8302)、Bゾーンの色は浅青紫(同8008)、Cゾーンの色は浅青味紫(同8003)である。雄ずいの有無は有、花糸の色は淡青紫、花柱の色は白、柱頭の色は淡青紫である。
 「ピーターパンブルー」と比較して、花序の形状がUであること、小花の総数が多いこと、内花被片の外面Aゾーンの色が淡紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1987年に育成者の温室(ニュージーランド)において、育成者所有の無名実生品種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を行い、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「グレン エイボン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9729号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あざみ   花茂(はなも)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者のほ場で発見された偶発実生であり、花色が鮮赤紫の単色、晩生の切花向きの品種である。
 草型は直立、草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、毛の多少はかなり少、分枝の有無は有、多少は多、位置は上部、角度は狭、節間長は中である。葉身全体の形は披針形、葉縁のとげの有無及び葉の裂片の有無は有、裂片の切れ込みの多少は深、形は不定形、葉縁の鋸歯の形は二重鋸歯、葉の長さ及び幅は中、単色複色の別は単色、表面の色は濃緑、葉脈の色は淡緑、葉の表面の毛の有無は有である。頭花の向きは上向き、花形は平、頭花の幅は中、花の単色複色の別は単色、小花の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、総包全体の形は卵形、総包の長さ及び幅は中、アントシアン着色の程度及び総包の粘着性は無、総包片の反転は有、やくの色は白、花柄の太さは中、花数は多、花の香りは無、開花期は晩である。
 「アーリーレッド」及び「寺岡あざみ」と比較して、葉裂片の切れ込みが深いこと、総包の粘着性が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者のほ場(茨城県ひたちなか市)において、偶発実生を発見し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9730号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オステオスペルマム    ペンバ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は明赤味紫の地色に基部に暗赤味紫の複色が入る風車形で、やや大輪の鉢物向きの品種である。
 草型は中間、草丈は低である。主茎の太さは中、色は茶、毛の多少は極少、分枝数は中、節間長はやや短である。葉序は互生、葉身の全形は倒披針形、鋸歯の有無は有、葉身長はやや長、幅は中、表面の色は濃緑、斑の有無は無、毛の多少は少、葉柄の長さはやや短、葉数はやや少である。頭花の着生の形は単生、花の向きは上向き、花型は風車形、花弁の開度は水平、複弁の有無は無、開閉運動の型は開閉、花径はやや大、舌状花の長さはやや長、幅は中、地色は明赤味紫(JHS カラーチャート8905)、花色パターンは基部、基部の複色の幅は極狭、色は暗赤味紫(同8909)、裏面の色は浅青味紫(同8303)の地色に鮮青味紫(同8306)が縞状に入る、筒状花部の色は明青紫(同8004)、舌状花の形はへら形、先端の形は円形、数は中、がく裂片の形は披針形、大きさは中、色は緑、花芯部の大きさ、花柄の長さ、太さ及び一花房の花数は中、花の香りは無である。
 「ピンク ファンタジー」と比較して、花弁の開度が水平であること、筒状花部の色が明青紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(デンマーク王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9731号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オステオスペルマム    ニンダ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白の地色に基部及び先端部に鮮紫の複色が入る一重咲きで、中輪の鉢物向きの品種である。
 草型は立性、草丈は低である。主茎の太さは中、色は帯紫、毛の多少は極少、分枝数は中、節間長はやや短である。葉序は互生、葉身の全形は倒披針形、鋸歯の有無は有、葉身長はやや長、幅は中、表面の色は濃緑、斑の有無は無、毛の多少は中、葉柄の長さは短、葉数は中である。頭花の着生の形は単生、花の向きは上向き、花型は一重、花弁の開度は斜上、複弁の有無は無、開閉運動の型は開閉、花径は中、舌状花の長さはやや長、幅は中、地色は黄白(JHS カラーチャート3301)、花色パターンは基部と先端、基部及び先端部の複色の幅は極狭、基部及び先端部の複色は鮮紫(同8605)、裏面の色は明紫(同8604)、筒状花部の色は穏紫青(同7613)、舌状花の形は倒披針形、先端の形は円形、数はやや多、がく裂片の形は披針形、大きさは中、色は緑、花芯部の大きさ、花柄の長さ、太さ及び一花房の花数は中、花の香りは無である。
 「ダカール」と比較して、花弁の開度が斜上であること、舌状花の裏面の色が明紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(デンマーク王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9732号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オステオスペルマム    パープルシャドー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種から選抜育成されたものであり、花は鮮赤紫の地色に基部に暗赤味紫の複色が入り、鮮赤紫の脈が入る一重咲きで、やや大輪の鉢物向きの品種である。
 草型は立性、草丈はやや低である。主茎の太さはやや太、色は帯紫、毛の多少は極少、分枝数は極多、節間長は中である。葉序は互生、葉身の全形はへら形、鋸歯の有無は有、葉身長は中、幅はやや広、表面の色は濃緑、斑の有無は無、毛の多少は極少、葉柄の長さは短、葉数は中である。頭花の着生の形は単生、花の向きは上向き、花型は一重、花弁の開度は水平、複弁の有無は無、開閉運動の型は開閉、花径はやや大、舌状花の長さは長、幅はやや広、地色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、花色パターンは基部、基部の複色の幅は極狭、色は暗赤味紫(同8909)、表面の脈の色は鮮赤紫(同9208)、裏面の色は赤味紫(同8911)の地色に暗赤味紫(同8909)が縞状に入る、筒状花部の色は暗青紫(同8007)、舌状花の形は倒卵形、先端の形は円形、数はやや多、がく裂片の形は披針形、大きさは大、色は緑、花芯部の大きさは中、花柄の長さはやや長、太さはやや太、一花房の花数は中、花の香りは有である。
 「パープル」と比較して、花径が大きいこと、筒状花部の色が暗青紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(岐阜県岐阜市)において、育成者所有の無名実生種から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9733号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カンパニュラ   スターフィッシュ ブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ベル オブ フォーランド」の選抜系統どうしを交配して育成されたものであり、草型は円錐形で草丈が低く、花は鮮青味紫色の鉢物向きの品種である。
 草型は円錐形、草丈は低である。主茎中間部の太さは中、色は赤褐、茎の毛の有無は有、主茎上部の分枝の多少及び節間長は中である。葉の向きは下垂、茎葉全体の形は線形、先端の形は鋭形、基部の形は楔形、根出葉全体の形は広披針形、茎葉の鋸歯の形は全縁、葉縁の波打は無か極弱、茎葉の長さは長、幅は狭、表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3707)、毛の有無は有、葉柄の長さは中である。花序の形は円錐花序、花の咲き方は有限花序、付き方は頂生と腋生、花房中央部の節当たりの花数は1、花の向きは上向、花冠全体の形は狭鐘形、切れ込みは極深、裂片の形は鋭形、反転の有無は有、多少は中、花冠の長さは長、幅は広、花冠外側の色及び内側の色は鮮青味紫(同8306)、中心の色は青味紫(同8310)、脈の色は鮮青味紫(同8306)、一重・八重の別は一重である。がく片の形は三角形、反転は無、長さは短、色は淡緑、柱頭の突出は短、花糸の色は白、柱頭の色は黄、雄ずいの数は5本である。花柄の太さは中、長さは短、一花序の花数は多、開花時期は早生である。
 「スターフィッシュ パープル」と比較して、根出葉全体の形が広披針形であること、花冠外側の色が鮮青味紫であること等で、「ベル オブ フォーランド」と比較して、茎葉全体の形が線形であること、花冠外側の色が鮮青味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(三重県名張市)において、「ベル オブ フォーランド」の選抜系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「スター・フィッシュ・ブルー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9734号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   われもこう   星生の輝(ほししょうのかがやき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、大分県内の在来種を自然交雑させて育成されたものであり、花穂の形が円柱形で赤紫色の切花向きの品種である。
 草型は中間、草丈は高、茎の太さは中、色は淡である。節間長はやや短、分枝数は中、二次分枝数は少である。葉の長さはやや長、幅は中、表面の色は緑、たく葉の有無は有である。小葉の長さは長、幅はやや広、最大幅の位置は下部、基部の形は切形、数及び鋸歯の数は中、先端の色は紫褐である。花序の形は中、長さは長、花穂の形は円柱形、長さはやや長、幅は中、着生数はやや少、色は赤紫である。がくの形はたて長型、先端部の色は紫褐、中肋の色は緑褐、縁部の色は紅紫、花柄の長さは長である。雄ずいの数は4、抽出は抽出しない、花の香りは有、開花期は中の晩である。
 「すいせい」と比較して、草型が中間であること、小葉の最大幅の位置が下部であること、がくの形がたて長型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和58年より育成者のほ場(大分県竹田市)において、大分県内の在来種の自然交雑実生の中から平成4年に選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「あさぎり」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9735号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   われもこう   星生の光(ほししょうのひかり)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、大分県内の在来種を自然交雑させて育成されたものであり、花穂の形が円柱形で濃紅色の切花向きの品種である。
 草型は中間、草丈は高、茎の太さは細、色は中である。節間長はやや短、分枝数は多、二次分枝数は少である。葉の長さはやや短、幅はやや狭、表面の色は緑、たく葉の有無は有である。小葉の長さは中、幅はやや広、最大幅の位置は中間部、基部の形は切形、数及び鋸歯の数は中、先端の色は紫褐である。花序の形は中、長さは長、花穂の形は円柱形、長さはやや長、幅は中、着生数は少、色は濃紅である。がくの形はたて長型、先端部及び中肋の色は紫褐、縁部の色は紅紫、花柄の長さは中である。雄ずいの数は4、抽出は抽出しない、花の香りは有、開花期は晩の早である。
 「すいせい」と比較して、草型が中間であること、小葉の最大幅の位置が中間部であること、がくの形がたて長型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和58年より育成者のほ場(大分県竹田市)において、大分県内の在来種の自然交雑実生の中から平成6年に選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「あさぎり3号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9736号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   グラジオラス   プリンセスサマー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「トラベラー」の変異株であり、花はピンク白色、一重で中輪の切花向きの品種である。
 草姿はU型、草丈及び茎の太さは中、横断面の状態は明瞭な白化である。葉長及び葉幅は中、葉色は緑、葉数は多である。小花の配列は1.5列、花被の配列は混合、一重・八重の区別は一重、内花被片の展開は中間、花の向きは斜向き、大きさ及び花数は中、花穂の形は直立、長さは中、上部外花被片の形は卵形、花被片縁の波打ちの程度は弱、花被の色はピンク白(JHS カラーチャート9701)、条斑の有無、程度並びに分布はT型、ぼかし、覆輪及び絞りは無、花底部の斑の形はT型、赤色・紫色系斑は小、色は鮮紫ピンク(同9204)、白色・黄色系斑は無もしくは微、花底部斑の分布は下部のみ、しょう苞の形はT型、長さ及びアントシアニンによる着色は中、柱頭の向きは横向き、色は桃、葯の色は紫、柱頭の葯との位置関係は上、球茎内部の色は黄、開花期(夏咲き)はやや早生である。
 「トラベラー」と比較して、内花被片の展開が中間であること、花被の色がピンク白であること等で、「富士の雪」と比較して、花被の色がピンク白であること、しょう苞が短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に茨城県園芸試験場(現茨城県農業総合センター生物工学研究所(西茨城郡岩間町))において、「トラベラー」の変異株を選抜し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ひたち1号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9737号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   マキスペシャル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ファイヤースターター パーフェクトルージュ」に「フローラルスリーブ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが濃紫ピンクの地色に紫赤色の条線が入る、リップは正三角形で淡紫ピンクの地色に紫赤の斑点及びぼかしが覆輪状に入るやや大型種である。
 草型の大きさはやや大、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面及び横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は45〜60度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは75〜105p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は21〜30、花茎の太さは12〜15o、長さは50〜80p、上部の色は緑褐、中部及び下部の色は緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は切形、周縁の反転は小、波打ちは中である。全体的な花色は赤系、花色はセパル及びペタルは濃紫ピンク(JHS カラーチャート9512)の地色に紫赤(同9714)の条線が入る、リップは淡紫ピンク(同9702)の地色に紫赤(同9714)の斑点及びぼかしが覆輪状に入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「ジョイポリス メイクアップ」と比較して、リップ先端の形が切形であること、リップの斑点及びぼかしの色が紫赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「ファイヤースターター パーフェクトルージュ」に「フローラルスリーブ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9738号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ラッキーグロリア 福の神(ラッキーグロリア ふくのかみ)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ラッキーレインボー」に「レッドグロリア」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが穏紫ピンクの地色に穏赤紫色の条線、リップは扁円形で黄白の地色に濃紫赤色の斑点及び帯状斑、淡紫ピンク色のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面及び横断面の形は扁円形、高さは61〜100mm、長径は31〜50mmである。葉の全体の形は広線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は15〜30度、先端の角度は30〜60度、葉の長さは45〜75cm、幅は31〜40mm、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12mm、長さは50〜80cm、色は緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は41〜60mm、ドーサル・セパル正面の形はへら形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は倒卵形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は扁円形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちは小である。全体的な花色は紫系、花色はセパル及びペタルは穏紫ピンク(JHS カラーチャート9511)の地色に穏赤紫(同9513)の条線が入る、リップは黄白(同2502)の地色に濃紫赤(同9709)の斑点及び帯状斑、淡紫ピンク(同9502)のぼかしが入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「リングレット クリスマスローズナナ」と比較して、葉の全体の形が広線形であること、ペタル先端の形が不等微突形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成2年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「ラッキーレインボー」に「レッドグロリア」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ラッキーグロリア・福の神」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9739号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   フローリッシュ ルシフェル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ラッキーレインボー・ラピーヌジョイナー」に「ファンシーボール」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが淡紫ピンクの地色に穏紫ピンク色の条線が入り、リップは正三角形で黄白の地色に赤紫色の斑点及び楔が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面及び横断面の形は扁円形、高さは61〜100mm、長径は31〜50mmである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは75〜105cm、幅は21〜30mm、葉色は緑、葉数は13〜15枚である。一花茎の花数は21〜30、花茎の太さは12〜15mm、長さは50〜80cm、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は61〜80mm、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等鋭形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちは小である。全体的な花色は桃系、花色はセパル及びペタルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート8902)の地色に穏紫ピンク(同9511)の条線が入る、リップは黄白(同2701)の地色に赤紫(同9508)の斑点及び楔が入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「クリスタルフルーツ」と比較して、ラテラル・セパルの形が湾曲広線形であること、リップ内側に赤紫の斑点及び楔が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「ラッキーレインボー・ラピーヌジョイナー」に「ファンシーボール」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「フローリッシュ・サワヤカピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9740号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   エンザンスカイ プレアデス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「メモリア ジャクリーン オイストン アイスィー プリンセス」に「アレキサンデリ No.1」を交配して育成されたものであり、花はセパルが 淡緑黄の単色、ペタルが淡緑黄の地色に穏紫ピンク色の条線が入り、リップはてい形で緑白の地色に穏紫ピンク色の斑点が入るやや小型種である。
 草型の大きさはやや小、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形及び横断面の形は円形、高さは31〜60o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は45〜60度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75p、幅は11〜20o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは6.1〜9.0o、長さは30〜50p、色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は61〜80o、縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は切形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形はてい形、先端の形は微突形、周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は白系、花色はドーサル・セパル及びラテラル・セパルは淡緑黄(JHS カラーチャート2903)の単色、ペタルは淡緑黄(同2903)の地色に穏紫ピンク(同9212)の条線が入り、リップは緑白(同3501)の地色に穏紫ピンク(同9212)の斑点が入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「スイートハート ハクウン」と比較して、咲き型が部分抱え・平咲きであること、ペタルに条線が入ること等で、「ニューセンチュリースピカ」と比較して、ラテラル・セパル正面の形が湾曲広線形であること、ペタルに条線が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「メモリア ジャクリーン オイストン アイスィー プリンセス」に「アレキサンデリ No.1」を交配して得られた実生の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エンザイ スカイ PT402」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9741号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   サラ ジーン ナナヒカリ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サラ ジーン アイス キャスケード」の変異個体であり、花はセパル及びペタルが淡緑黄の地色に紫ピンク色のぼかしが入り、リップはてい形で黄白の地色に穏紫ピンク色の斑点が入るやや小型種である。
 草型の大きさはやや小、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は広線形、横断面の形は扁円形、高さは31〜60o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は45〜60度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75p、幅は11〜20o、葉色は緑、葉数は7〜9枚である。一花茎の花数は31〜40、花茎の太さは 6.1〜9.0o、長さは30〜50p、色は淡緑、抽出の方向は垂下である。咲き型は平咲き、花の横径及び縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形はてい形、先端の形は微突形、周縁の反転及び波打ちは無である。全体的な花色は白系、花色はドーサル・セパル、ラテラルセパル及びペタルは淡緑黄(JHS カラーチャート2903)の地色に紫ピンク(同 9711)のぼかしが入り、リップは黄白(同2902)の地色に穏紫ピンク(同9712)の斑点が入る。花の香りは弱、開花期は初冬である。
 「サラ ジーン アイス キャスケード」と比較して、咲き型が平咲きであること、ラテラル・セパル正面の形が湾曲広線形であること、リップに斑点が入ること等で、「サラ ジーン コイヒメ」と比較して、リップ正面の形がてい形であること、リップに斑点が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(山梨県塩山市)において、「サラ ジーン アイス キャスケード」のメリクロン苗の中から変異個体を選抜、以後、増殖を行いながらその特性調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9742号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   サロン ド トウカイ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ラッキーレインボー」に「Salome」を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルは黄白の地色に鮮赤味紫色のぼかしが入り、ラテラル・セパル及びペタルは黄白の地色に鮮赤味紫色の条線が入り、リップは長へら形で黄白の地色に濃紫赤色の楔が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は濃緑、葉数は7〜9枚である。一花茎の花数は21〜30、花茎の太さは6.1〜9.0o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は61〜80mm、縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は鋭形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は長へら形、先端の形は切形、周縁の反転は小、波打ちは中である。全体的な花色は白系、花色はドーサル・セパルは黄白(JHS カラーチャート2901)の地色に鮮赤味紫(同8906)のぼかしが入る、ラテラル・セパル及びペタルは黄白(同2901)の地色に鮮赤味紫(同8906)の条線が入る、リップは黄白(同2901)の地色に濃紫赤(同9709)の楔が入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ホワイトクリスタル ブリジットバルドー」と比較して、セパル及びペタルの横径が小さいこと、ラテラル・セパル及びペタルに条線が入ること、リップに濃紫赤の楔が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に出願者の温室(愛知県東海市)において、「ラッキーレインボー」に「Salome」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9743号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   プリティビビアン リトルキッス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「レディーミニ エクボ」に「バレーフラワー ロマンシア」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが淡紫ピンクの地色に紫赤色のぼかしが入る、リップは長三角形で紫白の地色に濃紫赤色の斑点及び覆輪が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は円形、横断面の形は扁円形、高さは31〜60o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は60〜75度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は7〜9枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは30〜50p、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は長三角形、先端の形は微突形、周縁の反転は小、波打ちは中である。全体的な花色は赤系、花色はセパル及びペタルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート8902)の地色に紫赤(同9714)のぼかしが入る、リップは紫白(同8901)の地色に濃紫赤(同9709)の斑点及び覆輪が入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「フラワーダンス バージンロード」と比較して、リップ正面の形が長三角形であること、セパル及びペタルの色が淡紫ピンクの地色に紫赤色のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の温室(高知県土佐市)において、「レディーミニ エクボ」に「バレーフラワー ロマンシア」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「リトルキッス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9744号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ロマンチック イエロー フェアリー ソノベ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アンジェリカ」に「ラッキーレインボー・ラピーヌランデブー」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが浅緑黄の地色に紅色の条線、リップは円形で黄白の地色に濃赤色の楔が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は円形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100mm、長径は51〜70mmである。葉の全体の形は広線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは75〜105cm、幅は31〜40mm、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12mm、長さは50〜80cm、色は緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は61〜80mm、縦径は41〜60mm、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は円形、先端の形は微突形、周縁の反転は小、波打ちは中である。全体的な花色は黄系、花色はセパル及びペタルは浅緑黄(JHS カラーチャート2703)の地色に紅(同0114)の条線が入る、リップは黄白(同2502)の地色に濃赤(同0408)の楔が入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ミニドリーム・ゴールデンカラー」と比較して、セパル及びペタルの色が浅緑黄で紅の条線が入ること、リップの色が黄白で濃赤の楔が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(京都府船井郡園部町)において、「アンジェリカ」に「ラッキーレインボー・ラピーヌランデブー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 
 なお、出願時の名称は「ロマンチック イエロー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9745号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ガード アバンチュール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ムシタ ピンクパーフェクション」に「バルキス ルアス」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルがピンク白の単色、リップは正三角形でピンク白の地色に濃赤色の斑点及び紫赤色の覆輪が入る大型種である。
 草型の大きさは大、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面及び横断面の形は扁円形、高さは61〜100mm、長径は51〜70mmである。葉の全体の形は広線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは75〜105cm、幅は11〜20mm、葉色は淡緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは12〜15mm、長さは80〜110cm、色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は81〜100mm、縦径は41〜60mm、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちは小である。全体的な花色は桃系、花色はセパル及びペタルはピンク白(JHS カラーチャート9701)、リップはピンク白(同9701)の地色に濃赤(同0408)の斑点及び紫赤(同9714)の覆輪が入る。花の香りは無、開花期は春である。
 「コールリアル ピンクサフュージョン」と比較して、ペタル正面の形が広線形であること、リップ正面の形が正三角形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、昭和62年に育成者の温室(宮崎県西都市)において、「ムシタ ピンクパーフェクション」に「バルキス ルアス」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9746号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   イエローソング キャンディ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ミダスゴールド」に「サンタナ・キャナリー」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルは明黄の単色、リップは明黄の地色に明橙黄色のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形、横断面の形は扁円形、高さは20〜35p、長径は11〜20mmである。葉の全体の形は線状長楕円形、先端の形は不等鈍形、横断面の形はT型(ほぼ平)、長さは121〜150mm、幅は31〜40mm、表面の色はやや淡緑、葉数は7〜10枚である。優先着花部位はX型、花序は総状、1花茎の花数は3〜5、太さは2.1〜3.0mm、長さは31〜80oである。花の咲き方は抱え・平咲き、横径は41〜60mm、縦径は61〜80mm、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は切形、反転の方向は外反転、ラテラル・セパル正面の形は披針形、先端の形は鋭形、反転の方向は外反転、ペタル正面の形は長方形、先端の形は微突形、反転の方向はやや外反転である。リップ正面形の複雑性は単純型、正面の形はY型、先端の形はU型である。花色はセパル及びペタルは明黄(JHS カラーチャート2505)、リップは明黄(同2505)の地色に明橙黄(同2205)のぼかしが入る。花の香りは無,開花期は冬である。
 「サンタナ・キャナリー」と比較して、ペタル正面の形が長方形であること、リップのぼかしの色が明橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(岡山県岡山市)において、「ミダスゴールド」に「サンタナ・キャナリー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「イエロウソング・キヤナリー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9747号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   デンドロビウム   サマーナイトドリーム セカンド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アトロビオラシューム」に「フォーミディブル」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが黄白色、リップは黄白の地色に浅黄緑色のぼかし及び穏紫ピンク色の条線が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は線形、横断面の形は扁円形、高さは35〜50p、長径は11〜20mmである。葉の全体の形は長楕円形、先端の形は不等凹形、横断面の形はT型、長さは61〜90mm、幅は31〜40mm、表面の色は緑、葉数は21〜30枚である。優先着花部位はV型、花序は総状、1花茎の花数は3〜5、太さは3.1〜4.0mm、長さは31〜80oである。花の咲き方は抱え・平咲き、横径及び縦径は61〜80mm、ドーサル・セパル正面の形は線状披針形、先端の形は漸鋭先頭形、反転の方向は外反転、ラテラル・セパル正面の形は披針形、先端の形は鋭形、反転の方向は平、ペタル正面の形はへら形、先端の形は微突形、反転の方向は平、周縁の切れ込みは少である。リップ正面形の複雑性は単純型、単純型の正面の形はU型、先端の形はV型である。花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート3301)の単色、リップは地色が黄白(同3301)で浅黄緑(同3103)のぼかし及び穏紫ピンク(同9212)の条線が入る。花の香りは弱、開花期は初夏である。
 「シルバー ストリーク エベレスト」と比較して、リップの正面の形がU型であること、リップ先端の形がV型であること等で、「サマーナイトドリーム ファースト」と比較して、ペタル正面の形がへら形であること、ペタル周縁に切れ込みがあること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に「アトロビオラシューム」に「フォーミディブル」を交配した実生苗を購入し、8年に出願者の温室(香川県善通寺市)において選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「MU 83−2」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9748号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オドントグロッサム   ラベンダーレース ベガ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Helen Stead」×「Annette」の実生苗から選抜して育成されたものであり、花はセパル及びペタルは黄白色で、リップは黄白の地色に穏赤色の点斑及び覆輪状の斑が入る中型種である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。開花ぎ球茎の正面の形は卵形、平面の形は長楕円形、溝の有無は無、高さは61〜80mm、長径は41〜50mmである。葉の正面の形は広線形、横断面の形はU型、向きは斜上、長さは中、幅はやや広、表面の色は暗緑、上位葉数は2枚、下位葉数は3枚である。花序の型は総状、再開花性は無、長さは中、幅はやや狭、花数はやや少、花茎の抽出方向は斜上、強さは強、花型は平咲き、距の有無は無、花の横径及び縦径はやや大である。ドーサル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、ねじれは無、長さはやや短、幅はやや狭、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、ねじれは無、長さはやや短、幅はやや狭、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は微突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有、長さはやや短、幅はやや狭である。リップ中央裂片の正面の形は徳利形、側裂片の明確度は不明確、先端の形は銀杏形、長さはやや短、幅はやや狭である。花色はセパル及びペタルは黄白(JHS カラーチャート2502)で、リップは黄白(同2502)の地色に穏赤(同0416)の点斑及び覆輪状の斑が入る。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「イスパン ミスティー」と比較して、セパル、ペタル及びリップの地色が黄白であること、リップ中央裂片の正面の形が徳利形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要    
 この品種は、平成3年に出願者が「Helen Stead」×「Annette」の実生苗を導入し、5年に出願者の温室(栃木県宇都宮市)において、開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9749号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オドントグロッサム   デラモント ペガサススター
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Saint Ouens Bay」×「Matanda」の実生苗から選抜して育成されたものであり、花はセパルは黄白の地色に赤茶色の点斑が入り、ペタルは黄白色、リップは黄白の地色に赤茶色の点斑及び縁紅が入る中型種である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。開花ぎ球茎の正面の形は卵形、平面の形は長楕円形、溝の有無は無、高さは81〜100mm、長径は41〜50mmである。葉の正面の形は広線形、横断面の形はV型、向きは斜上、長さはやや長、幅はやや広、表面の色は暗黄緑、上位葉数は2枚、下位葉数は4枚である。花序の型は総状、再開花性は無、長さは中、幅はやや狭、花数は少、花茎の抽出方向は斜上、強さは中、花型は部分反転平咲き、距の有無は無、花の横径及び縦径はやや大である。ドーサル・セパル正面の形は楕円形、先端の形は微突形、ねじれは無、長さはやや短、幅はやや狭、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、ねじれは無、長さはやや短、幅はやや狭、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有、長さはやや短、幅は中である。リップ中央裂片の正面の形は長方形、側裂片の明確度は不明確、先端の形は銀杏形、長さはやや短、幅は狭である。花色はセパルは黄白(JHS カラーチャート2701)の地色に赤茶(同0715)の点斑が入り、ペタルは黄白(同2701)、リップは黄白(同2701)の地色に赤茶(同0715)の点斑及び縁紅が入る。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「スターリット ナイト ピーター」と比較して、セパル、ペタル及びリップの地色が黄白であること、セパル先端の形が微突形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成5年に出願者が「Saint Ouens Bay」×「Matanda」の実生苗を導入し、6年に出願者の温室(栃木県宇都宮市)において、開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「デラモント ペガサス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9750号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オドントグロッサム   ウェニー レグルス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Eric Young」×「Bictonience」の実生苗から選抜して育成されたものであり、花はセパル及びペタルは鮮黄の地色に濃橙黄色の内斑及び点斑が入り、リップは黄白の地色に明黄の点斑及びぼかしが覆輪状に入る中型種である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。開花ぎ球茎の正面の形は卵形、平面の形は広線形、溝の有無は無、高さは61〜80mm、長径は41〜50mmである。葉の正面の形は広線形、横断面の形はU型、向きは斜上、長さはやや長、幅はやや広、表面の色は暗黄緑、上位葉数は2枚、下位葉数は4枚である。花序の型は総状、再開花性は無、長さは中、幅は狭、花数はやや少、花茎の抽出方向は斜上、強さは中、花型は部分抱え平咲き、距の有無は無、花の横径及び縦径は中である。ドーサル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、ねじれは無、長さは短、幅は狭、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、ねじれは無、長さは短、幅は狭、ペタル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は微突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有、長さは短、幅はやや狭である。リップ中央裂片の正面の形は長方形、側裂片の明確度は不明確、先端の形は円形、長さは短、幅はやや狭である。花色はセパル及びペタルは鮮黄(JHS カラーチャート2507)の地色に濃橙黄(同2206)の内斑及び点斑、リップは黄白(同2501)の地色に明黄(同2506)の点斑及びぼかしが覆輪状に入る。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「ガイザー ゴールド ローラン」と比較して、セパル及びペタルの地色が鮮黄であること、セパル及びペタルに内斑及び点斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成5年に出願者が「Eric Young」×「Bictonience」の実生苗を導入し、6年に出願者の温室(栃木県宇都宮市)において、開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9751号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オドントグロッサム   ダーハムレベレイション リゲル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「Golden Rialto」×「Ingera」の実生苗から選抜して育成されたものであり、花はセパル及びペタルは紫白の地色に濃赤味紫色のぼかし及び褐色の点斑が入り、リップは赤味紫の地色に褐色の点斑が入る中型種である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。開花ぎ球茎の正面の形は卵形、平面の形は広線形、溝の有無は無、高さは81〜100mm、長径は41〜50mmである。葉の正面の形は広線形、横断面の形はU型、向きは斜上、長さはやや長、幅は中、表面の色は暗黄緑、上位葉数は1枚、下位葉数は4枚である。花序の型は総状、再開花性は無、長さは中、幅はやや狭、花数は少、花茎の抽出方向は斜上、強さは中、花型は平咲き、距の有無は無、花の横径及び縦径はやや大である。ドーサル・セパル正面の形は楕円形、先端の形は突形、ねじれは無、長さは短、幅はやや狭、ラテラル・セパル正面の形は菱形、先端の形は微突形、ねじれは無、長さはやや短、幅はやや狭、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有、長さは短、幅は中である。リップ中央裂片の正面の形は長方形、側裂片の明確度は不明確、先端の形は銀杏形、長さはやや短、幅はやや狭である。花色はセパル及びペタルは紫白(JHS カラーチャート8901)の地色に濃赤味紫(同8908)のぼかし及び褐(同1608)の点斑、リップは赤味紫(同8911)の地色に褐(同1309)の点斑が入る。花の香りは無、開花期は不定期である。
 「マリーノエル モニーク」と比較して、ドーサル・セパル正面の形が楕円形であること、セパル及びペタルに濃赤味紫のぼかし及び褐の点斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成5年に出願者が「Golden Rialto」×「Ingera」の実生苗を導入し、6年に出願者の温室(栃木県宇都宮市)において、開花株の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9752号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ハイビスカス   バルセロナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の収集した野生種どうしを交配して育成されたものであり、花は明赤橙色のロート型の一重咲きで、鉢物向きの小輪花である。
 樹皮の亀裂の形は線状、色はその他(緑褐)、枝の粗密は中である。成葉全体の形は卵形、葉身先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、縁の形は鋭鋸歯、葉身の長さは短、幅は中、新葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、成葉表面の色は暗緑(同3708)、斑の有無は無、新葉表面の光沢は中、成葉表面の光沢はやや弱、毛は有、葉脈の形は掌状型、葉柄の長さは長、太さは中、色は濃緑、托葉の形は線状披針形、長さは中である。花冠の向きは上向き、開き方はロート型、タイプは一重咲き、花弁の重なりは重なる、花冠の長径は小である。つぼみの色は濃黄ピンク(同0712)、単色・複色の別は一色、単色花の色は明赤橙(同1005)、脈の明瞭さは明瞭、花弁全体の形は扇型、ねじれはかなり弱、長さは短、幅は中、数は少、光沢は無である。ずい柱の弁化の有無及び曲がりは無、太さ及び長さは中、色のタイプは一色、基部の色は明赤橙(同1005)、先端裂片の数は5裂、花柱枝の色はその他(クリーム)、毛は無、柱頭の色は赤、花糸の長さは中、色はオレンジ、やくの色は黄である。花柄上部の太さは中、長さは短、色は暗黄緑(同3308)、花柄下部の太さは細、長さは中、色は暗黄緑(同3308)である。副がく裂片の形は狭披針形、副がくの開放の方向はやや接着、色は緑、がく筒全体の形は鐘形、がく筒の基部から先端までの長さは中、色は緑、がく裂片の形態は鋭形、切れ込みは中裂、毛は有、花の香りは無である。 
 「ハンネ」と比較して、花冠の開き方がロート型であること、花冠の色が一色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者の収集した野生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9753号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ハイビスカス   ボルドー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の収集した野生種どうしを交配して育成されたものであり、花は基部が濃赤茶色、中央部が明橙赤色、外部が鮮橙赤色のロート型の一重咲きで、鉢物向きの小輪花である。
 樹皮の亀裂の形は線状、色は茶、枝の粗密はやや密である。成葉全体の形は広卵形、葉身先端の形は鋭形、基部の形は鈍形、縁の形は鈍鋸歯、葉身の長さ及び幅は中、新葉表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、成葉表面の色は暗緑(同3708)、斑の有無は無、新葉及び成葉表面の光沢は中、毛は無、葉脈の形は掌状型、葉柄の長さは中、太さは太、色は緑、托葉の形は線状披針形、長さは中である。花冠の向きは上向き、開き方はロート型、タイプは一重咲き、花弁の重なりは重なる、花冠の長径は小である。つぼみの色は濃橙赤(同0707)、単色・複色の別は三色、複色のタイプはバンド、バンド1の色は濃赤茶(同0708)、2の色は明橙赤(同0705)、3の色は鮮橙赤(同0706)、脈の明瞭さは明瞭、バンド1、2及び3の幅は中、花弁全体の形は扇型、ねじれは弱、長さは短、幅は中、数は少、光沢は無である。ずい柱の弁化の有無及び曲がりは無、太さ及び長さは中、色のタイプは一色、基部の色は鮮橙赤(同0706)、先端裂片の数は5裂、花柱枝の色はその他(黄)、毛は有、柱頭の色は紅、花糸の長さは長、色はその他(赤)、やくの色は黄である。花柄上部の太さは太、長さは中、色は濃黄緑(同3307)、花柄下部の太さ及び長さは中、色は濃黄緑(同3307)である。副がく裂片の形は線状披針形、副がくの開放の方向は開、色は濃緑、がく筒全体の形は鐘形、がく筒の基部から先端までの長さは中、色は緑、がく裂片の形態は鋭尖形、切れ込みは深裂、毛及び花の香りは無である。 
 「パラマリボ」と比較して、バンド1の色が濃赤茶であること、バンド2の色が明橙赤であること、バンド3の色が鮮橙赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者の収集した野生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9754号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ハイビスカス   バリ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者の収集した野生種どうしを交配して育成されたものであり、花は基部が濃橙赤色で外側が明橙色の平開の一重咲きで、鉢物向きの小輪花である。
 樹皮の亀裂の形は線状、色は茶、枝の粗密はやや密である。成葉全体の形は卵形、葉身先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、縁の形は鋭鋸歯、葉身の長さ及び幅は中、新葉表面の色は濃黄緑(JHS カラーチャート3507)、成葉表面の色は暗緑(同3510)、斑の有無は無、新葉及び成葉表面の光沢は中、毛は無、葉脈の形は中間型、葉柄の長さ及び太さは中、色は濃緑、托葉の形は線状披針形、長さは長である。花冠の向きは横向き、開き方は平開、タイプは一重咲き、花弁の重なりは少し重なる、花冠の長径は小である。つぼみの色は明橙(同1604)、単色・複色の別は二色、複色のタイプはバンド、バンド1の色は濃橙赤(同0707)、2の色は明橙(同1604)、脈の明瞭さは明瞭、バンド1の幅は狭、2の幅は広、花弁全体の形は扇型、ねじれはかなり弱、長さは短、幅は中、数は少、光沢は無である。ずい柱の弁化の有無及び曲がりは無、太さ及び長さは中、色のタイプは二色、基部の色は明橙赤(同0705)、先端裂片の数は5裂、花柱枝の色はその他(黄)、毛は有、柱頭の色は黄、花糸の長さは長、色及びやくの色は黄である。花柄上部の太さ及び長さは中、色は濃黄緑(同3507)、花柄下部の太さおよび長さは中、色は濃黄緑(同3507)である。副がく裂片の形は狭披針形、副がくの開放の方向は接着、色は緑、がく筒全体の形は鐘形、がく筒の基部から先端までの長さは中、色は緑、がく裂片の形態は鋭形、切れ込みは中裂、毛及び花の香りは無である。 
 「バンコック」と比較して、バンド1の色が濃橙赤であること、バンド2の色が明橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者の収集した野生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9755号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   アーザム シャン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ジェルダニラン」に「チェリー・ローズ」の枝変わりを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は黄白色で半剣弁、高芯咲、やや弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はかなり高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢はやや弱、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面の色は黄白(JHS カラーチャート2201)、裏面の色はピンク白(同1601)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さはやや厚、硬さはやや軟、数は30〜34、一茎の花数は6〜10、花の香りはやや弱である。枝の長さはかなり長、太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「トクシルク」と比較して、花形が高芯咲であること、花弁表面の色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に育成者の温室(兵庫県加東郡東条町)において、「ジェルダニラン」に「チェリー・ローズ」の枝変わりを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「アーザム・シャン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9756号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スカフィアル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は明黄橙色で丸弁、カップ咲、かなり弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はかなり高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部は少、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は広である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さは高、花弁表面及び裏面の色は明黄橙(JHS カラーチャート1905)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は20〜24、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「プレベリス」と比較して、花形がカップ咲であること、花弁表面及び裏面の色が明黄橙であること、花弁のタイプが丸弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9757号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スククラシ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は濃赤色で波状弁、波状咲、無香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは長、基部の幅は中、色は黄緑、数は枝基部は少、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は卵形である。花形は波状咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0409)、裏面の色は濃赤(同0408)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは波状弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は5〜9、一茎の花数は6〜10、花の香りは無である。枝の長さは中、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「デルスプラ」と比較して、花形が波状咲であること、花弁表面の色が濃赤であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9758号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクッパー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は淡黄色で弁先に鮮ピンク色のぼかしが入り波状弁、波状咲、無香の小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はかなり高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部はかなり少、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は黄緑、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は波状咲、花径は小、高さはやや低、花弁表面の色は淡黄(JHS カラーチャート2503)で弁先に鮮ピンク(同0404)のぼかしが入り、裏面の色は淡黄(同2503)で弁先から弁央に鮮ピンク(同0404)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは波状弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は10〜14、一茎の花数は2〜5、花の香りは無である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「アマ ミナ」と比較して、花形が波状咲であること、花弁表面の色が淡黄で弁先に鮮ピンクのぼかしが入ること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9759号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクトラク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮ピンク色でさじ弁、平咲、無香の小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部は無、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は披針形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや厚、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は平咲、花径は小、高さはやや低、花弁表面の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0104)、裏面の色は鮮紫ピンク(同9704)である。花色の移行性は無、花弁のタイプはさじ弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は10〜14、一茎の花数は6〜10、花の香りは無である。枝の長さはやや長、太さはやや細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「スキノウム」と比較して、花形が平咲であること、花弁のタイプがさじ弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9760号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクネボ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は黄白色で弁先に濃ピンクのぼかしが入り、剣弁、平咲、無香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はやや多、中央部はかなり多、花柄はやや多である。小葉全体の形は披針形、小葉の枚数は少、本葉の長さは長、幅は広である。新葉の色は緑褐、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は平咲、花径はやや小、高さは低、花弁表面の色は黄白(JHS カラーチャート2901)で弁先に濃ピンク(同0405)のぼかしが入り、裏面の色は黄白(同2901)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は広楕円形、厚さ及び硬さは中、数は5〜9、一茎の花数は2〜5、花の香りは無である。枝の長さは中、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「サンダイヤ」と比較して、花弁表面の色が黄白で弁先に濃ピンクのぼかしが入ること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9761号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクメプ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮紫ピンク色で丸弁、平咲、無香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はかなり少、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は平咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9705)、花弁裏面の色は紫ピンク(同9703)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さはやや厚、硬さはやや硬、数は5〜9、一茎の花数は6〜10、花の香りは無である。枝の長さは中、太さはやや細、新しょう及び開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「スキノウム」と比較して、花弁表面の色が鮮紫ピンクであること、花弁数が少ないこと等で、「アーザム ウインド」と比較して、花弁裏面の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
   オランダ王国 1424PD デ クワケル ホーフトウェッヒ 81
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9762号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクラトム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成したものであり、花序のタイプは単生、花は明橙色で外側5枚程度の弁央から弁先にピンク色のぼかしが入り丸弁、カップ咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立はやや叢生、樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は明橙(JHS カラーチャート1304)外側5枚程度の弁央から弁先にピンク(同0103)のぼかしが入り、裏面の色は鮮黄ピンク(同1004)で弁先から弁央にピンク(同0103)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は広楕円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょう及び開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「プレスター」と比較して、花弁表面の色が明橙で外側5枚程度の弁先から弁央にピンクのぼかしが入ること、裏面の色が鮮黄ピンクで弁央から弁先へピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9763号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクレウィム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮ピンク色で半剣弁、カップ咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立はやや叢生でない、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は広である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0105)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さはやや薄、硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「プレトゥフオ」と比較して、花弁表面の色が鮮ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9764号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スクレムクレ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シュレンマ」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は淡緑黄色で剣弁、カップ咲、弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はかなり高である。とげの数は枝基部、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは長、幅は広である。新葉の色は黄緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面及び裏面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さはやや厚、硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「シュレンマ」と比較して、花弁表面の色が淡緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(オランダ王国)において、「シュレンマ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9765号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スコピスタ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種に「マンハッタンブルー」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡緑黄色で半剣弁、カップ咲、弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は黄緑、数は枝基部及び枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑、光沢はやや弱、本葉の色は緑、光沢はやや弱、厚さはやや薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さは中、花弁表面及び裏面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さは中、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ジャックイエルゴ」と比較して、花弁表面の色が淡緑黄であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1991年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種に「マンハッタンブルー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9766号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイツスパシー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「スパイシー ミニジェット」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は鮮橙黄色で丸弁、カップ咲、かなり弱香のやや小輪となる花壇向きの品種である。
 樹形はつる性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは短、基部の幅はかなり狭、色は緑褐、数は枝基部、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは短、幅は狭である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面及び裏面の色は鮮橙黄(JHS カラーチャート2205)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さは中、硬さはやや硬、数は15〜19、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さは極短、太さはかなり細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「スパイシー ミニジェット」と比較して、樹形がつる性であること、花弁表面の色が鮮橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者のほ場(千葉県印西市)において、「スパイシー ミニジェット」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9767号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイツロザル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「インターエルフ」の枝変わりであり、花序のタイプは散房花序、花はピンク色で半剣弁、カップ咲、無香の小輪となる花壇向きの品種である。
 樹形はつる性、株立は中、樹高は極高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは短、基部の幅は極狭、色は緑褐、数は枝基部はかなり少、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは短、幅はかなり狭である。新葉の色は黄緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は小、高さは低、花弁表面及び裏面の色はピンク(JHS カラーチャート0103)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さ及び硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は2〜5、花の香りは無である。枝の長さは極短、太さは細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「インターエルフ」と比較して、樹形がつる性であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の農場(千葉市印旛郡富里町)において、「インターエルフ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9768号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイツミニモ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ルイミレッド」の枝変わりであり、花序のタイプは散房花序、花は濃橙赤色で丸弁、カップ咲、弱香の小輪となる花壇向きの品種である。
 樹形はつる性、株立は中、樹高はやや高である。とげの数は枝基部、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや短、幅は狭である。新葉の色は緑褐、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は小、高さは低、花弁表面の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、裏面の色は鮮赤(同0407)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さ及び硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は6〜10、花の香りは弱である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょう及び開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ルイミレッド」と比較して、樹形がつる性であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の温室(千葉県印西市)において、「ルイミレッド」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9769号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイツエアー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「メイフィナロ」の枝変わりであり、花序のタイプは散房花序、花は黄白色で弁先に淡ピンクのぼかしが入り丸弁、抱え咲、弱香の小輪となる花壇向きの品種である。
 樹形はつる性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はやや多、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや短、幅は狭である。新葉の色は黄緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は抱え咲、花径は小、高さはやや低、花弁表面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)で弁先に淡ピンク(同0102)のぼかしが入り、裏面の色は黄白(同2501)で弁先に淡ピンク(同0402)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さは薄、硬さは中、数は60以上、一茎の花数は6〜10、花の香りは弱である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「メイフィナロ」と比較して、樹形がつる性であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者のほ場(岐阜県本巣郡真正町)において、「メイフィナロ」の枝変わりを発見、以後、増殖を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9770号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   セルカドミウム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成したものであり、花序のタイプは単生、花は明橙赤色で半剣弁、高芯咲、無香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はかなり高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや広、色は紅紫、数は枝基部はやや多、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さは長、幅はやや広である。新葉の色は緑、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや厚、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は明橙赤(JHS カラーチャート0705)、裏面の色は濃黄ピンク(同0712)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは中、硬さはやや硬、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りは無である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょう及び開花枝の色は緑褐、開花時期は中である。
 「セルクリプトン」と比較して、花弁裏面の色が濃黄ピンクであること、開花枝の色が緑褐であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9771号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   セルワット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成したものであり、花序のタイプは単生、花は外側6枚程度が明紅色、内側が橙色で半剣弁、高芯咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは長、基部の幅は中、色は紅紫、数は枝基部及び枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さは長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は弱、本葉の色は緑、光沢、厚さ及び硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は外側6・7枚が明紅(JHS カラーチャート0106)、内側が橙(同1313)、裏面の色は外側6・7枚が明紅(同0106)、内側が濃黄ピンク(同1011)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は広楕円形、厚さはかなり厚、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょう及び開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「セルゲルマニウム」と比較して、花弁表面の色が外側6枚程度が明紅、内側が橙であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9772号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   サンラック
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「コルダバ」に「コルバコル」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は明黄色で半剣弁、高芯咲、弱香のやや大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径はやや大、高さはやや高、花弁表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明黄(同2505)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さはやや硬、数は30〜34、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ダイゴール」と比較して,花形が高芯咲であること、花弁表面の色が明黄であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は,1993年に出願者の温室(ニュージーランド国)において,「コルダバ」に「コルバコル」を交配し,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9773号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   アーザム リオ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ミュージック」に「チェリーローズ」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は明紫赤色で弁央から弁底に淡黄ピンク色のぼかしが入り、半剣弁、カップ咲、無香のやや小輪となる切花向きの品種である。
樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はかなり少、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は黄緑、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さはやや軟である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は明紫赤(JHS カラーチャート9706)で弁央から弁底に淡黄ピンク(同1301)のぼかしが入り、裏面の色は明赤紫(同9506)で淡紫ピンク(同9502)の絞りが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は21以上、花の香りは無である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑である。
 「アマスプロスカット」と比較して、花弁表面の色が明紫赤で弁央から弁底に淡黄ピンクのぼかしが入ること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(兵庫県加東郡東条町)において、「ミュージック」に「チェリーローズ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9774号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ピンクフィールド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ロザ ライゲン」に育成者所有の実生無名種を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花はピンク色で丸弁、平咲、無香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は横張性、株立は叢生、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び枝中央部はやや少、花柄はかなり少である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は黄緑、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は平咲、花径はやや小、高さは低、花弁表面の及び裏面の色はピンク(JHS カラーチャート0103)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さはやや薄、硬さは中、数は5〜9、一茎の花数は11〜20、花の香りは無である。枝の長さはかなり長、太さは中、新しょうの色及び開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「アーザム ウインド」と比較して、花弁表面の色がピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(広島県廿日市市)において、「ロザ ライゲン」に育成者所有の実生無名種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9775号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ミニバスケット
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ホーリーラブ」の枝変わりであり、花序のタイプは散房花序、花は紫ピンク色で弁端に鮮紫ピンク色のぼかしが入り、剣弁、カップ咲、やや強香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげは無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや短、幅は狭である。新葉の色は緑、光沢はやや強、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは軟である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903)で弁端に鮮紫ピンク(同9204)のぼかしが入り、裏面の色は淡紫ピンク(同8902)で弁端に赤紫(同9508)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は30〜34、一茎の花数は2〜5、花の香りはやや強である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色及び開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ホーリーラブ」と比較して、花弁表面の色が紫ピンクで弁端に鮮紫ピンク色のぼかしが入ること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成9年に育成者の温室(新潟県北蒲原郡聖篭町)において、「ホーリーラブ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9776号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   プレタナー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は浅黄橙色で弁先に黄白色のぼかしが入り、半剣弁、高芯咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は高である。とげの形は上下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は無、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は浅黄橙(JHS カラーチャート1904)で弁先に黄白(同2201)のぼかしが入り、裏面の色は淡黄橙(同1902)で弁先に黄白(同2201)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さは中、太さはやや細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「キヨミ」と比較して、とげの形が上下部えぐれ形であること、花弁表面の色が浅黄橙で弁先に黄白のぼかしが入ること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9777号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   プレブパー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種どうしを交配して育成したものであり、花序のタイプは単生、花は紫白色で半剣弁、高芯咲、やや弱香の大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はかなり高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はかなり少、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さは長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は弱、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや厚、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は大、高さはやや高、花弁表面の色は紫白(JHS カラーチャート8601)、裏面の色は黄白(同2902)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは中、硬さはやや硬、数は35〜39、一茎の花数は1、花の香りはやや弱である。枝の長さはやや長、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は黄緑、開花時期は中である。
 「オンディーナ」と比較して、花形が高芯咲であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9778号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   コルヌス   ホワイト キャッチ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、アメリカヤマボウシの実生から選抜して育成されたものであり、総苞は倒卵形で淡緑黄色の一重咲きで庭園及び切花向きの品種である。
 樹姿は半長立性、樹高は中である。枝の太さは中、新梢の色は灰緑、枝の色は褐、分枝性は中である。葉全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部は鈍形、葉身長は中、葉身幅は狭、新葉の着色及び葉表面の毛は無、裏面の毛は少、葉柄の長さはやや長、色は緑である。花序のタイプは頭状花序、向きは上向、大きさは中、総苞を含む花序の大きさは大、小花の大きさは小、小花の色は緑黄、総苞のタイプは一重咲、重なりはやや重なる、開き方は水平、反り方はやや内反、ねじれは無、全体の形は倒卵形、総苞片の長さは中、幅はやや広、色は淡緑黄(JHS カラーチャート2702)、花柄の太さは中、長さは短である。花の香りは無、到花樹齢の早晩はかなり早、花つきの多少はかなり多、開花性は一季咲、開花期はやや晩である。
 「チェロキー プリンセス」及び「クラウドナイン」と比較して、葉の基部の形が鈍形であること、花つきが多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に育成者のほ場(埼玉県浦和市)において、アメリカヤマボウシの実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ホワイト プラザ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9779号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   すぎ   とっとり沖の山(とっとりおきのやま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「沖の山天然すぎ」から選抜育成されたものであり、樹形が単幹状で樹冠形が円錐体、耐雪性の強い用材向きの品種である。
 樹形は単幹状、樹冠形は円錐体、幹の通直性は直、完満性は完満、真円性は正円である。樹皮の色は褐、厚さは中、き裂紋様は網肌である。枝の太さ及び長さは中、枝角は大、枝付き密度は極密、自然落枝性は中である。葉身の長さは短、標準枝葉の長さはやや短、針葉着生密度は中、夏葉の色は鮮緑、葉の曲りは接線、着生角度は中、葉のねじれは弱である。結実性は無、挿し木の発根性はやや難、成長性は中生、耐雪性は強である。
 「沖の山天然すぎ」及び「ヤマモトオキノヤマ」と比較して、幹の通直性が直であること、耐雪性が強いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、奥山高海抜地向けの植栽材料を育成する目的で、昭和36年から40年にかけて「沖の山天然すぎ」から53系統を選抜、以後次代検定林を設定その特性調査を継続し、59年に耐雪性が優れていることを確認し、平成9年に諸特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「沖の山I−40」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9780号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ひのき   福俵(ふくたわら)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、国有林のヒノキ造林木の優良形質木から育成されたものであり、樹形が単幹状で樹冠形が円錐・円柱形、材面の凹凸がたわらしぼの住宅内装資材向きの品種である。
 樹形は単幹状、幼齢の樹冠形は円錐・円柱形である。樹幹の通直性は直、完満性は完満、真円性は正円である。材部の心材の色は浅橙、辺材及び丸太材面の色は淡黄、材面の凹凸はたわらしぼである。樹皮の色は暗赤褐、厚さは薄、き裂紋様は流れ肌である。枝の太さはやや太、長さ、岐出角、枝付き密度及び旋回性は中、自然落枝性は難である。鱗片葉の夏葉の色は淡緑、冬葉の色は黄緑である。無分岐鱗片葉の側葉の長さはやや短、背腹葉の長さは中である。分岐鱗片葉の側葉の長さ及び背腹葉の長さは中である。枝軸鱗片葉の側葉の長さ及び背腹葉の長さは短である。球果の形は円盤形、大きさは中、色は褐である。挿し木の発根性はやや易、成長型はやや早生である。
 「日高6号」と比較して、材面の凹凸がたわらしぼであること、鱗片葉の夏葉が淡緑であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に遺伝資源及び育種素材として国有林(岡山県新見市)のヒノキ造林木(31年生)の優良形質木から採穂し、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9781号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   しいたけ   JMS KV−92
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「JMS 6V−1」に「JMS 9K−4」を交配し育成されたものであり、中葉、やや厚肉の不時栽培向き中温性品種である。
 菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさは中、色は褐色、厚さはやや厚、肉質はやや硬である。りん皮の付着部位は周縁、大きさはやや大、色は無である。子実層たくの形状は2型、並び方は正常、幅は極狭、密度は中、色は白色である。菌柄の形は2型、長さは中、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大、太さはやや太、表面の色合い、毛の有無及び毛の色は無である。子実体の浸水発生時期は周年、発生型は集中、発生温度は中温、発生までの期間は短である。乾物率は10〜15%、子実体1個当たりの平均乾重は3.5〜4.0g、収量性はやや少である。
 「明治製菓1303W」及び「JMS 9K−4」と比較して、子実層たくの形が2型であること、子実層たくの幅が狭いこと、菌柄の形が2型であること等で区別性が認められる。
 なお、「明治製菓1303W」及び「JMS 9K−4」等との対峙培養において明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の施設(栃木県宇都宮市)において、「JMS 6V−1」に「JMS 9K−4」を交配し、得られた菌株の中から選抜、以後、栽培試験及び特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9782号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   なめこ   青NW1号(あおNW1ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、突然変異で発生した白色子実体から選抜し、育成されたものであり、菌さんの形は平形で白色の空調栽培向きの品種である。
 菌糸の生長最適温度は27℃、菌糸密度は普通である。最適温度における子実体発生までの期間は51〜60日、子実体の発生温度較差は15〜17℃、処理温度は6〜10℃、生長最適温度は8〜10℃である。発生型は散生、1瓶当たりの収量は180gである。菌さんの形は成育初期が鰻頭形、成熟時が平形、色は成育初期が黄色、成熟時が白色、肉質は普通、粘着物は少である。菌柄の形は2型、太さは普通、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は1:1.4である。
 「河村61号」及び「KN43号」と比較して、収量が多いこと、成熟時の菌さんが白色であること等で区別性が認められる。
 なお、「河村61号」及び「KN43号」との対峙培養において帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和50年に青森県林業試験場(東津軽郡平内町)において、なめこ生産施設(青森県十和田市)の品種不明の早生種菌から突然異変により発生した白色子実体を組織分離し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9783号   平成14年1月16日   
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぬめりすぎたけ   福岡 K−N(ふくおか K−N)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種(福岡県産)の子実体を組織分離し育成されたもので、菌さんが丸山形、大葉、厚肉の菌床栽培向きの品種である。
 菌糸密度はやや密、菌叢表面の色は無、菌糸生長最適温度は中である。菌さんの断面の形は丸山形、大きさは大、中心部の色(収穫時)は茶褐色、厚さは厚、肉質はやや硬である。菌柄の菌さんへの付き方は直性、長さは長、太さは中、色は淡色、断面の状態は中実、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率はやや小である。子実体の発生型は株生、発生最盛期までの期間はかなり長、発生処理後収穫までの期間はやや長である。収量(生重)は中、有効茎本数は多である。
 「FPF−17号」と比較して、菌さんのりん皮が多いこと、菌柄が細いこと、収量(生量)が多いこと等で区別性が認められる。
 なお、「FPF−17号」との対峙培養において明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和62年に出願者の施設(福岡県久留米市)において、野生種(福岡県産)の子実体を組織分離し、得られた菌株の中から選抜、以後、栽培試験及び特性の調査を継続し、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。