種苗法による品種登録
 
 種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき下記119品種を品種登録(第151回)しましたので、お知らせします。
 
                                        
品種登録 の番号  農林水産植物の  種類   登録品種の名称
 
品種登録を受ける者の氏名又は名称
9391
 
えんどう
 
紀州さや2号
 
和歌山県、和歌山県農業協同組合連合会
9392 そらまめ    打越早生一寸 株式会社サカタのタネ
9393 桑      きぬゆたか 福島県
9394 キャベツ   優緑 丸種株式会社 
9395
 
にんじん     ナンテスキャロシー2
 
ホクレン農業協同組合連合会
 
9396 はす      ミノリユタカ 上田稔
9397 やまのいも   新丹丸 丸種株式会社
9398
 
かんきつ     せとか
 
独立行政法人農業技術研究機構
9399
 
ぶどう 
 
ダークリッジ
 
独立行政法人農業技術研究機構
9400
 
ぶどう  
 
ハニービーナス
 
独立行政法人農業技術研究機構
9401
 
なし 
 
あきづき
 
独立行政法人農業技術研究機構
9402
 
りんご
 
ちなつ
 
独立行政法人農業技術研究機構
9403
 
りんご  
 
こうたろう
 
独立行政法人農業技術研究機構
9404 けいとう マーチン イエロー 株式会社ミヨシ
9405 けいとう マーチン ピンク 株式会社ミヨシ
9406 ひまわり    プロン 株式会社サカタのタネ 
9407
 
リナリア
 
ヘロン マゼンタローズ タキイ種苗株式会社   
 
9408 リナリア ヘロン エロー  タキイ種苗株式会社  
9409 リナリア ヘロン バイオレット タキイ種苗株式会社  
9410 リナリア ヘロン ホワイト タキイ種苗株式会社  
9411
 
カランコエ    アフリカン オラニエ
 
クヌート イェプセン a/s
9412
 
カランコエ 
 
アフリカン ゴールデン クヌート イェプセン a/s
9413
 
カランコエ  
 
アフリカン レッド 
 
クヌート イェプセン a/s
9414
 
カランコエ  
 
ゴルディー
 
クヌート イェプセン a/s
9415
 
カランコエ    ソフト ナディア
 
クヌート イェプセン a/s 
9416
 
カランコエ  
 
ミー
 
クヌート イェプセン a/s 
9417 きく  セイオリビア 有限会社精興園
9418 きく  セイパフィー 有限会社精興園 
9419 きく  セイコナン 有限会社精興園 
9420 きく  セイサワー 有限会社精興園 
9421 きく  セイキャロット 有限会社精興園    
9422 きく  セイピコ 有限会社精興園    
9423 きく  セイトム 有限会社精興園    
9424 きく  セイポール 有限会社精興園    
9425 きく  セイアーバン 有限会社精興園    
9426 きく  セイリップ 有限会社精興園    
9427 きく      扇かざぐるま 有限会社精興園    
9428 きく      静かざぐるま 有限会社精興園    
9429 きく      雛かざぐるま 有限会社精興園    
9430 きく      古藤の輝 古藤泰人
9431
 
きく     
 
ルポ
 
フィデス ゴールドストック ブリーディング社
9432 スターチス  ターサンローズ 福花園種苗株式会社
9433 スターチス  ターサンピンク 福花園種苗株式会社
9434
 
スターチス    ライラックピンクプラータ 福花園種苗株式会社
 
9435 スターチス   キノローゼ 福花園種苗株式会社
9436 カーネーション アイロート 日本たばこ産業株式会社
9437
 
ダイアンサス   リトルプリンセス ピンキー 横浜植木株式会社
 
9438 ペラルゴニウム キャンドリー 太田茂幸
9439 ペラルゴニウム マリリハート 太田茂幸
9440
 
ほうせんか  
 
キパブ
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
9441
 
ほうせんか  
 
キラム
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
9442
 
ほうせんか  
 
キカール  
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
9443
 
ほうせんか  
 
キホス
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
9444
 
ほうせんか  
 
キラウ
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
9445
 
ほうせんか  
 
キサウル
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
9446
 
ほうせんか  
 
キペッド
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン
9447
 
りんどう  
 
オクトクララ
 
コカ・コーラウエストジャパン株式会社、弘中昭子
9448 あまもどき   サンニコブ サントリー株式会社
9449
 
オステオスペルマム  バンバ
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン   
9450
 
オステオスペルマム  ベニン
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン   
9451
 
オステオスペルマム ドンド
 
有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン   
9452 カンパニュラ  フルベル ホワイト 株式会社サカタのタネ
9453 アルストロメリア サータキ コーニンクルック ヴァン ザンテン社 
9454
 
アルストロメリア マズルカ
 
コーニンクルック ヴァン ザンテン社 
 
9455
 
アルストロメリア 東邦1号
 
東邦瓦斯株式会社
 
9456 フリージア ファラブルー ファン スターベレン社
9457 フリージア   ファライエル ファン スターベレン社
9458 フリージア  リカイユ ファン スターベレン社
9459 フリージア  リカネ  ファン スターベレン社
9460 フリージア  リカジナ ファン スターベレン社
9461 フリージア   ファラツイスノ ファン スターベレン社
9462 フリージア リカゼー ファン スターベレン社
9463 オンシジウム  ゆかひめ 小川弘明
9464
 
ジゴペタラム   レッドベイルプリティーアン 有限会社向山蘭園
 
9465 ジゴペタラム  レッドベイルファイアーキッス 有限会社向山蘭園
9466 ジゴペタラム  ビー ジー ホワイト ボギー 有限会社向山蘭園
9467
 
シンビジウム   シルバンクロン火の国ロマン 有限会社向山蘭園
 
9468 シンビジウム  クリスタルチェリー ポチャコ 宇賀神晃美
9469
 
シンビジウム 
 
エンザンスカイカシオペア 有限会社向山蘭園
 
9470 シンビジウム  エンザンミステリージャックローズ 有限会社向山蘭園
9471 シンビジウム  エンザンクラシック マリブガール 有限会社向山蘭園
9472
 
シンビジウム 
 
ニュー イヤー エイル エンジェルフェイス 有限会社向山蘭園 
 
9473 シンビジウム  ルナビーチ 有限会社向山蘭園 
9474 シンビジウム  エンザン フォーレスト マジョリカ 有限会社向山蘭園 
9475 シンビジウム  トワイライトムーン デイライト 有限会社バイオ・ユー
9476 シンビジウム  ポムポーソ フィルハーモニー 株式会社河野メリクロン
9477 シンビジウム  ウインターパステル 株式会社河野メリクロン
9478 ファレノプシス ビューティー シーナ リン リン 椎名正剛 
9479
 
ばら
 
ストロベリーシャーベット 住友林業株式会社  
 
9480 ばら      ウインダ 住友林業株式会社  
9481 ばら      マダム ハルコ 住友林業株式会社   
9482 ばら      マタハリ 住友林業株式会社   
9483 ばら      いちご牛乳 住友林業株式会社  
9484 ばら      デパーチャー 住友林業株式会社   
9485 ばら      エスエフ102 住友林業株式会社   
9486 ばら      マダム シホ 住友林業株式会社   
9487
 
ばら     
 
スイートハートメモリー 酒井清十郎   
 
9488
 
ばら     
 
キャンディキャンディー 酒井清十郎       
 
9489 ばら      ベルレディー 平田善一   
9490 ばら      ベルゼ 平田善一       
9491 ばら      ケイスピヨ 京成バラ園芸株式会社 
9492 ばら      ケイハピオサ 京成バラ園芸株式会社 
9493 ばら      タウザンズ オブ ピクチャー 住友林業株式会社   
9494 ばら      ポエムポエム 住友林業株式会社   
9495 ばら      ナカシマ2001 中島均 
9496 ポインセチア  マーブルスター マリヌス ヤコブ ベヴェランデール 
9497 ヒペリクム   ボサキン H.&B.R.ファン デン ボス社 
9498 ヒペリクム   ボサケ H.&B.R.ファン デン ボス社 
9499 ヒペリクム   ボサスカ H.&B.R.ファン デン ボス社 
9500 ヒペリクム   ボサピン H.&B.R.ファン デン ボス社 
9501
 
ブーゲンビレア  ミセス シンデレラ リッチ 鈴木授壹        
 
9502 はたけしめじ  十勝1号 日本甜菜製糖株式会社
9503 はたけしめじ  十勝2号     日本甜菜製糖株式会社 
9504 ぶなしめじ   宝の華 K−2706 タカラアグリ株式会社 
9505 ぶなしめじ   宝の華 K−3806 タカラアグリ株式会社 
9506 ぶなしめじ   宝の華 K−3906 タカラアグリ株式会社 
9507 ぶなしめじ   宝の華 K−6835 タカラアグリ株式会社 
9508 まいたけ    雪国舞9号 株式会社雪国まいたけ 
9509 やなぎまつたけ しゃき丸 神奈川県   
          











































































































































 
 
 
 
 
 
            【品 種 登 録 の 概 要】
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9391号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   えんどう   紀州さや2号(きしゅうさや2ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「美笹」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、草姿・草丈はやや矮性で茎は細く、莢の重さはやや小さい早生の莢用品種である。
 草姿・草丈はやや矮性、分枝型は下位上位分枝型、分枝数は少、初花房節位は低いである。小葉の大きさは小、形状は楕円形、先端の形状は丸味形、托葉の大きさは小、形状は不正楕円形、葉色は緑、茎の太さは細、茎葉の色素発生は無である。花色は白、花房の花数は2花性、莢の長さは中、幅は中程度、そりはそらない、曲がりは板状、緑色度は緑、重さはやや小である。種子の大きさは中、1000粒重は中程度、形状は球形、地色は黄白色、目の色は黒である。用途は莢用、収穫の早晩性は早生である。
 「美笹」と比較して、茎が細いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に和歌山県暖地園芸センター(御坊市、現和歌山県農林水産総合技術センター暖地園芸センター)において、「美笹」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「紀州絹莢1号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9392号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   そらまめ   打越早生一寸(うちこしわせいっすん)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「陵西一寸」の選抜系統に「緑陵西一寸」を交配して育成されたものであり、着さや数がやや多く、青実の緑色度が中の青実用品種である。
 草勢、草丈及び草姿は中、分枝数はやや少、有効分枝数及び節間長は中、茎のアントシアニン着色程度は淡である。小葉の大きさ及び形は中、葉色はやや鮮緑である。花の色は白のみ、最下着さや節位は中、着さや密度はやや密、着さや数はやや多、さやの長さは中、幅はやや大、厚さ及び重さは中、色はやや濃、そりは中、くびれはやや小である。子座数及び子実数は3.0以上4.0未満、青実の長さ、幅、重さ及び緑色度は中、裂皮性は小である。種子の臍の色は黒、種皮の色調は淡褐である。開花始期は中、さやの収穫期はやや早である。
 「陵西一寸」と比較して、茎のアントシアニン着色程度が淡いこと、子実数が多いこと、さやの収穫期が早いこと等で、「緑陵西一寸」と比較して、花の色が白のみであること、子実数が多いこと、青実の緑色度が淡いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和63年に出願者の農場(千葉県袖ヶ浦市)において、「陵西一寸」の選抜系統に「緑陵西一寸」を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9393号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   桑   きぬゆたか
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「剣持」に「はやてさかり」を交配して育成されたものであり、枝条数がやや多く、枝の姿勢が直立で、再発芽力が強く、さし木発根力が良好な、夏秋蚕期の収葉量が多い品種である。
 刈桑樹型は直立、冬芽の着き方は密着直立、冬芽の形は長三角形、色は赤褐色、光沢は中、副芽の多少は少である。葉の概形は心臓形、欠刻数は2〜4、大きさは中、葉先は尾状、鋸歯は乳頭状、色は緑色、葉面の粗滑は平滑、葉の横断面は凹状、厚さは中である。枝条数はやや多、長さは長、太さはやや太、色は赤褐色、表面の粗滑はやや粗、枝の姿勢は直立、曲直はやや屈曲、節間長は中である。花性は雄性、樹勢はやや強、発芽の早晩は中、再発芽力は強、さし木発根力は良である。蚕期別収葉量は春蚕期はやや多、夏秋蚕期は多である。
 「改良鼠返」と比較して、葉の概形が心臓形であること、枝条が長いこと等で、「はやてさかり」と比較して葉先が尾状であること、枝条が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和60年に福島県蚕業試験場(伊達郡梁川町)において、「剣持」に「はやてさかり」を交配し、61年から63年まで個体選抜、以後系統選抜により育成されたものであり、平成3年より特性検定試験、6年より地域適応性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「桑福島1号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9394号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   キャベツ   優緑(ゆうりょく)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、オランダ王国から導入した「リアナF」の選抜系統を母系とし、(「YR希望」×「川崎」)の選抜系統を父系とする交雑品種であり、葉はやや濃緑色でろう質はなく、球形はやや偏平で萎黄病抵抗性を有する品種である。  
 草姿は中、子葉の色は緑、胚軸の色は淡緑、茎の長さは短、葉形はやや広円、葉の大きさはやや小、色はやや濃緑、ろう質は無、葉縁の波うちはやや少、葉面の波うちは少、凹凸はやや少、葉脈の鮮明さは不鮮明、葉柄の形は中である。球形はやや偏平、球重は小、かぶりは2枚、中肋の形は中、球面の色は緑、芯長は中、球のしまりはしまる、球の露出性は中、裂球・変質は早、収穫期は中、萎黄病抵抗性は高である。
 「YR泰山」と比較して、葉のろう質が無いこと、球面の色が濃いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、オランダ王国から導入した「リアナF」の分離後代に放射線を照射して育成した選抜系統を母系とし、(「YR希望」×「川崎」)の選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成2年に出願者の農場(岡山県阿哲郡哲多町)において交配組合せ検定試験を実施し、8年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9395号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   にんじん   ナンテスキャロシー2
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種はフランス共和国から導入した雄性不稔系統を母系とし、オランダ王国から導入した品種「bR3」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、根は円筒形でやや小さく、橙紅色でそろいが良い品種である。
 子葉の色は緑、草姿はやや開張、葉の欠刻は中、葉身の幅はやや小、首の太さはやや細、葉柄の毛じは中である。根長は中、根形は円筒形、肩の太さはやや細、根重はやや小、肩の形は丸、首部の凹みはやや凹、尻の形はつまる、側根着生部の凹みは浅、着生痕の突起は微、心の太さは細、肉重率は中、根色及び肉色は橙紅、肩内部の緑化は無、心色は橙紅、肉質はやや硬である。T/R率は小、根のそろいは良、早晩性は中、抽台性は晩である。
 「キャロシー」と比較して、根の肩が張ること、肩内部の緑化が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、フランス共和国から導入したナンテス系雄性不稔系統「A−G」を母系とし、オランダ王国から導入したナンテス系品種「bR3」の選抜系統を父系とする交雑品種であり、平成2年から出願者の研究農場(北海道夕張郡長沼町)において交配組み合わせ検定試験及び特性の調査を実施し、9年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「キャロシー2」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9396号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はす   ミノリユタカ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「中国」の自然交雑実生より選抜、育成されたものであり、肥大茎の長さはかなり短く、節数は3〜4、根茎肥大の早晩が晩の食用のはすである。
 葉の大きさは50〜69cm、凹みは浅、葉縁の波は中、葉柄長は100〜149cm、葉柄のとげは少である。花の大きさは大、花弁の地色は白、アントシアンの有無は有、アントシアンの濃淡はかなり淡、アントシアンの分布はつま紅、形は中、先端の形は丸、完全花弁数は15〜24、花たくの形は倒つり鐘である。地下根茎の節間長は短、肥大茎の肩張りは極強、太さは大、長さはかなり短、節数は3〜4、分岐肥大茎の肥大程度は中、肥大茎表皮の色は淡、皮点はやや少、肉の硬さはやや硬である。根茎肥大の早晩は晩、地下根茎の深さはかなり浅である。
 「霞ヶ浦」と比較して、葉柄のとげが少ないこと、肥大茎が短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者のほ場(茨城県新治郡玉里村)において、「中国」の自然交雑種子を採種し、3年にその実生の中から選抜、以後、増殖を行いがら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9397号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   やまのいも   新丹丸(しんたんまる)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、丹波地方の在来種から選抜、育成されたものであり、葉は心臓形で小さく、芋は球形で粘度の強い品種である。
 草勢はやや強、つるの巻性は右、断面の形は丸、色は赤紫である。葉の形は心臓、大きさは小、長さは短、幅は狭、葉脚部の窪みの深さは浅、葉の肩張りは狭、葉縁のくびれの程度は極小、葉色は緑、葉脚部葉柄の着色は有、対生葉位はやや高である。むかごの着生程度は少、形状は球、大きさは小、色は褐である。芋の外皮色は褐、粗滑は粗、形は球、着生数は1、芋の長さ及び首部の長さは短である。髭根の多少は少、肉色は白、粗密は密、粘度は強、変色性は弱、貯蔵性は高、早晩性は中である。
 「加賀丸イモ」と比較して、芋の外皮が褐色であること、肉の変色性が弱いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年から育成者及び出願者の農場(京都府亀岡市及び大阪府高槻市)において、丹波地方の在来種から選抜を開始、以後、5年から特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「丸種育成LS16」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9398号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   かんきつ   せとか
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、(「清見」×「アンコール」)に「マーコット」を交配して育成されたものであり、果形が扁平、果重がやや重、果皮色が濃橙の育成地(長崎県南高来郡口之津町)では2月上旬〜2月下旬に成熟するかんきつである。
 樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、とげの多少は多である。葉身の形は紡錘形、波状の程度は無、大きさは小、葉身長は中、葉身幅は狭、網脈の鮮明度はやや明瞭である。翼葉の形は痕跡、葉柄の長さはやや短、太さは細である。花序の形成は単生、花(花蕾)の重さは極軽、花弁の形は紡錘形、長さは短、幅はやや広、色は白、数は5枚、花糸の分離の程度は分離、花粉の多少は無である。果実の形は扁平、果形指数は大、果頂部の形は平坦、放射条溝及び凹環の有無は無、果梗部の形は切平面、放射条溝の多少は少である。果心の充実度は中、大きさは小、果実の重さはやや重、果皮の色は濃橙、油胞の大きさは大小混合、密度は疎、凹凸は凸、果面の粗滑はやや滑、果皮の厚さは極薄、果皮歩合は極小、剥皮の難易はやや易である。じょうのう膜の硬さは軟、さじょうの形及び大きさは中、色は濃橙である。果汁の多少は多、甘味は高、酸味及び香気の多少は中、種子数は少、胚の数は多胚である。発芽期及び開花期はやや晩、成熟期はやや早で育成地においては2月上旬〜2月下旬である。隔年結果性は中、浮き皮果の発生及び裂果の発生は無、貯蔵性は中である。
 「清見」と比較して、枝梢のとげが多いこと、果皮が薄いこと等で、「マーコット」と比較して、花粉が無いこと、種子が少ないこと等で、「アンコール」と比較して、花粉が無いこと、果皮の色が濃橙であること、種子が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、昭和59年に農林水産省果樹試験場口之津支場(現独立行政法人農業技 術研究機構果樹研究所カンキツ研究部口之津(長崎県南高来郡口之津町))において、 (「清見」×「アンコール」)に「マーコット」を交配し、平成2年に一次選抜、3年 から系統適応性検定試験を実施して特性の調査を行い、10年にその特性が安定してい ることを確認して育成を完了したものである。
  なお、出願時の名称は「カンキツ口之津19号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9399号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶどう   ダークリッジ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「巨峰」に「301−1(「巨峰」×「ナイアベル」)」を交配して育成されたものであり、果皮の色が紫黒、果粒が短楕円で極大粒の育成地(広島県豊田郡安芸津町)では8月下旬に成熟する早生種である。
 樹の拡がりは大、樹勢は強である。熟梢の太さは太、色は暗褐、節間横断面の形は円、表面の形状は細溝あり、幼梢先端の色は薄赤、巻きひげの着生は2である。花穂の着生数は中、花性は両性、花粉の多少は中である。成葉葉身の形は五角形、裂片数は5片、葉身横断面の形は樋状、葉縁鋸歯の形は両側直線、葉柄裂刻の一般的な形は開く、成葉上裂刻の一般的な形は閉じる、成葉の大きさは大、上面の色は暗緑、葉柄の色は淡紅、成葉の下面葉脈間の綿毛の密度は中、下面主脈上の綿毛の密度は粗、葉柄の綿毛の密度は無〜極粗、中肋に対する葉柄の長さの比は短、葉柄の太さは中である。穂梗の太さは太、長さは中、色は緑である。果房の形は有岐円錐、大きさは極大、長さは中、着粒の密度は粗、果梗の太さは太、長さは長、色は黄緑である。果粒の形は短楕円、大きさは極大、果皮の色は青黒又は紫黒、果粉の多少は多、果皮の厚さは厚、果皮と果肉の分離性は中、果肉の色は不着色、肉質は中間、甘味は高、酸味は少、渋味は無〜極少、香気はフォクシー、果汁の多少は中、種子の数及び形は中、大きさは大である。発芽期及び開花期は中、成熟期は早で育成地においては8月下旬である。果実の着色の難易は散光着色、花振いの多少はやや多、無核果粒の混入は少、裂果の多少は無〜極少、果梗の強さは強、果梗と果粒の分離は中、果実の日持ち性は短である。
 「巨峰」と比較して、成葉の裂片数が5であること、無核果粒の混入が少ないこと等で、「ハニーブラック」と比較して、果房が大きいこと、無核果粒の混入が少ないこと等で、「伊豆錦」と比較して、成葉上裂刻が浅いこと、果肉の着色が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和50年に農林水産省果樹試験場安芸津支場(現独立行政法人農業技術研究機構果樹研究所ブドウ・カキ研究部(広島県豊田郡安芸津町))において、「巨峰」に「301−1(「巨峰」×「ナイアベル」)」を交配し、57年に一次選抜、平成4年から系統適応性検定試験を実施して特性の調査を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ブドウ安芸津9号」であった。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9400号   平成13年10月18日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶどう   ハニービーナス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「紅瑞宝」に「オリンピア」を交配して育成されたものであり、果皮の色が黄緑、果粒が短楕円で大粒の育成地(広島県豊田郡安芸津町)では8月下旬に成熟する早生種である。
 樹の拡がりは大、樹勢は強である。熟梢の太さは太、色は褐、節間横断面の形は楕円、表面の形状は細溝あり、幼梢先端の色は薄赤、巻きひげの着生は2である。花穂の着生数は中、花性は両性、花粉の多少は中である。成葉葉身の形は五角形、裂片数は3片、葉身横断面の形は波打ち、葉縁鋸歯の形は両側直線、葉柄裂刻の一般的な形及び成葉上裂刻の一般的な形は開く、成葉上裂刻の深さは浅、成葉の大きさは中、上面の色は暗緑、葉柄の色は紅、成葉の下面葉脈間の綿毛の密度及び下面主脈上の綿毛の密度は中、葉柄の綿毛の密度は無〜極粗、中肋に対する葉柄の長さの比は短、葉柄の太さは中である。穂梗の太さは太、長さは短、色は淡緑である。果房の形は有岐円錐、大きさは極大、長さは長、着粒の密度は中、果梗の太さは太、長さは長、色は黄緑である。果粒の形は短楕円、大きさは大、果皮の色は黄緑又は黄白、果粉の多少は中、果皮の厚さは厚、果皮と果肉の分離性は中、果肉の色は不着色、肉質は中間、甘味は高、酸味は少、渋味は無〜極少、香気はその他、果汁の多少は多、種子の数及び形は中、大きさは大である。発芽期及び開花期は中、成熟期は早で育成地においては8月下旬である。花振いの多少は中、無核果粒の混入及び裂果の多少は無〜極少、果梗の強さは強、果梗と果粒の分離は中、果実の日持ち性は短である。
 「翠峰」及び「白峰」と比較して、成葉の裂片数が3であること、上裂刻が浅いこと、無核果粒の混入が少ないこと等で、「ネオマスカット」と比較して、葉柄裂刻及び成葉上裂刻の一般的な形が開くこと、果実の日持ちが短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、昭和55年に農林水産省果樹試験場安芸津支場(現独立行政法人農業技 術研究機構果樹研究所ブドウ・カキ研究部(広島県豊田郡安芸津町))において、「紅 瑞宝」に「オリンピア」を交配し、平成元年に一次選抜、4年から系統適応性検定試験 を実施して特性の調査を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を 完了したものである。
  なお、出願時の名称は「ブドウ安芸津19号」であった。 
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9401号   平成13年10月18日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   なし   あきづき
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「162−29(「新高」×「豊水」)」に「幸水」を交配して育成されたものであり、果形が扁円、果実の大きさが大、果皮色が黄赤褐の育成地(茨城県つくば市)では9月下旬に成熟するやや晩生種である。
 樹姿は中間、枝梢の長さは中、太さは太、節間長は短、皮目の大きさは中、新梢の色は淡緑褐、短果枝の着生は中、花芽の形は楕円、大きさは小である。成葉の形は卵、先端の形は鋭、基部の形は楕円、葉縁の鋸歯の角度は鈍、葉の大きさ及び葉柄の長さは中、葉柄比率は大である。花弁の大きさは中、開花直前の花色は白、形は卵、切れ込みは少、色は白、花粉の有無は有である。果実の形は扁円、果形指数及び梗あの深さは中、広さは広、ていあの深さ及び広さは中、有てい果の有無は有、果実の大きさは大、果皮色は黄赤褐、果点の大きさは中、密度は密、果面の粗滑は中である。果梗の長さ及び太さは中、肉梗の有無は無である。果芯の形は短紡錘、大きさは中、果肉の色は白、硬さは軟、粗密は密、切口の褐変は中、甘味は高、酸味は弱、香気は少、果汁の多少は多、種子の形は卵、大きさは中である。開花期は晩、成熟期はやや晩で育成地においては9月下旬、後期落果は無〜僅か、裂果は無、貯蔵性は中である。
 「幸水」と比較して、花色が白であること、果実が大きいこと、成熟期が遅いこと等で、「豊水」と比較して、花色が白であること、果形が扁円であること、開花期が遅いこと等で、「生水」と比較して、梗あが広いこと、果芯が大きいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、昭和60年に農林水産省果樹試験場(現独立行政法人農業技術研究機構 果樹研究所(茨城県つくば市))において、「162−29(「新高」×「豊水」)」に「幸 水」を交配し、平成3年に一次選抜、4年から系統適応性検定試験を実施して特性の調 査を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
  なお、出願時の名称は「ナシ筑波47号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9402号   平成13年10月18日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんご   ちなつ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「あかね」に「アーリー・ブレイズ」を交配して育成されたものであり、果実の外観が円、果皮を被う色が赤、大きさが小の育成地(岩手県盛岡市)では8月中旬に成熟する早生種である。
 樹姿は直立、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ、節間長及び皮目の大きさは中、多少は少である。短果枝の着生(結果習性)は短果枝上、えき花芽の着生は多である。葉身の形はやや円、大きさは短、色は濃緑、たく葉の形は中間、長さは短、葉柄の長さは中、太さは細である。花の大きさは中、色(蕾の色)は淡桃、花弁の形は卵、やくの色は淡黄である。果実の外観は円、王冠は弱、がくの開閉は中、がくあの深さは中、広さは広、こうあの深さは浅、広さはやや狭、果実の大きさは小、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は赤、被う色の強さはやや淡、型は縞明瞭、量は中、さびの位置はこうあ、量は少、さび状果点は有、果点の大きさはやや大、密度はやや低、スカーフスキンは有、果皮のろう質は中、粗滑の程度は滑である。果梗の長さ及び太さは中、肉こうの有無は無である。果心の形は平円、大きさは小、果肉の色は白、褐色化は弱、硬さは中、きめは粗、蜜の多少は無〜僅かである。甘味は低、酸味は中、渋味は無、香気は少、果汁の多少は中、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期はやや早、開花期は中、成熟期は早で育成地においては8月中旬、結果の早晩は中、早期落果及び後期落果は無〜僅か、普通貯蔵性は短い、心かびの発生は無〜僅かである。
 「きざし」と比較して、こうあが浅いこと、果心が小さいこと等で、「あかね」と比較して、果実の外観が円であること、果皮を被う色が淡く少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、昭和47年に農林水産省果樹試験場盛岡支場(現独立行政法人農業技術 研究機構果樹研究所リンゴ研究部(岩手県盛岡市))において、「あかね」に「アーリ ー・ブレイズ」を交配し、57年に一次選抜、平成元年から系統適応性検定試験を実施 して特性の調査を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了し たものである。
  なお、出願時の名称は「リンゴ盛岡49号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9403号   平成13年10月18日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんご   こうたろう
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ふじ」に「はつあき」を交配して育成されたものであり、果実の外観が円、果皮を被う色が赤、大きさがやや大の育成地(岩手県盛岡市)では10月下旬に成熟する晩生種である。
 樹姿は開張、樹の大きさは大、樹勢は強である。枝梢の太さは中、節間長は短、皮目の大きさは大、多少は多である。短果枝の着生(結果習性)は短果枝上、えき花芽の着生は多である。葉身の形は円、大きさは中、色は緑、たく葉の形は鎌形、長さは長、葉柄の長さは短、太さは中である。花の大きさは小、色(蕾の色)は濃桃、花弁の形は円、やくの色は淡黄である。果実の外観は円、王冠は弱、がくの開閉は閉、がくあの深さは深、広さは中、こうあの深さは深、広さは中、果実の大きさはやや大、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は赤、被う色の強さは中、型は縞不明、量は多、さびの位置はこうあ、量は少、さび状果点は無、果点の大きさは中、密度は高、スカーフスキンは有、果皮のろう質は少、粗滑の程度は滑である。果梗の長さ及び太さは中、肉こうの有無は無である。果心の形は平円、大きさは中、果肉の色は黄、褐色化は中、硬さは硬、きめは中、蜜の多少は無〜僅かである。甘味は中、酸味は弱、渋味は無、香気は中、果汁の多少は多、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期及び開花期は晩、成熟期は晩で育成地においては10月下旬、結果の早晩は早、早期落果及び後期落果は無〜僅か、普通貯蔵性は長い、心かびの発生は無〜僅かである。
 「ジョナゴールド」と比較して、果皮を被う色の縞が不明であること、スカーフスキンが有ること等で、「ふじ」と比較して、果皮を被う色の縞が不明であること、蜜が少ないこと等で、「清明」と比較して、果皮を被う色の縞が不明であること、肉こうが無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
  この品種は、昭和51年に農林水産省果樹試験場盛岡支場(現独立行政法人農業技術 研究機構果樹研究所リンゴ研究部(岩手県盛岡市))において、「ふじ」に「はつあき」 を交配し、61年に一次選抜、平成3年から系統適応性検定試験を実施して特性の調査 を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
  なお、出願時の名称は「リンゴ盛岡56号」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9404号   平成13年10月18日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   けいとう   マーチン イエロー
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花穂の区分がとさかで、色が鮮緑黄の切花向きの品種である。
 開花時草丈は中高性、茎の色は緑、節数は少、分枝性はかなり高、茎の帯化性は中である。葉の概形は披針形、葉先部分の形はのぎ形、大きさは小、地色は黄緑、アントシアンの程度は小である。花穂の区分はとさか、とさか部の概形は扇形、花穂の大きさはやや小、とさか波状部の密度は粗、花穂の色は鮮緑黄(JHS カラーチャート2706)、キメラの有無は無,開花の早晩性は中である。
 「ボンベイピュアゴールド」と比較して、花穂の色が鮮緑黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9405号   平成13年10月18日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   けいとう   マーチン ピンク
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花穂の区分がとさかで、色が鮮赤紫の切花向きの品種である。
 開花時草丈はやや高性、茎の色は緑、節数は少、分枝性はかなり高、茎の帯化性は中である。葉の概形は披針形、葉先部分の形はのぎ形、大きさはやや小、地色は黄緑、アントシアンの程度は小である。花穂の区分はとさか、とさか部の概形は扇形、花穂の大きさは中、とさか波状部の密度は粗、花穂の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、キメラの有無は無,開花の早晩性はやや早である。
 「ボンベイパープル」と比較して、花穂の色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9406号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ひまわり   プロン 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の矮性、早生性で雄性不稔の育成系統を母系とし、矮性で早生性の育成系統を父系とする交雑品種であり、矮性、極早生で花粉の無い鉢物及び花壇向きの品種である。
 草丈は極短である。茎の太さは中、色は淡、色の着き方は全面、毛茸は中、分枝は多、分枝のタイプは下部から分枝である。葉形は心臓形、葉身長は中、葉身幅は狭、葉色は緑、葉の光沢は無、上面の毛及び鋸歯の多少は少、翼は有、主脈の角度は鋭、葉柄長は短、葉柄の太さは中、葉柄に比べて葉先の高さは高い、葉柄の向きは半直立である。花(筒状花)の向きは斜上、花序の大きさ及び筒状花部分の大きさはやや小、筒状花序の上面の形は凸形、舌状花弁の地色は基部は鮮黄橙(JHS カラーチャート1906)、先端部は明黄(同2506)、花弁の斑紋の有無は無、葯筒の色及び花弁長は中、花弁幅はやや広、花弁の形は長形、ねじれは無又は極少、数は少、八重咲性は無、柱頭の着色は褐、花の香りは有である。種子の形は短卵形、縦長、横幅及び厚さは中、地色は灰茶(同1919)、斑紋は無、縞模様の色は白、位置はふち側面ともである。開花期は極早である。
 「ビッグスマイル」と比較して、葉身長が短いこと、舌状花弁の基部の地色が鮮黄橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の矮性、早生性で雄性不稔の育成系統を母系とし、矮性で早生性の育成系統を父系とする交雑品種であり、平成8年より出願者のほ場(長野県南安曇郡三郷村)において交配組合せ検定試験及び特性の調査を実施し、9年に目標とする特性を確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「サンプラザ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9407号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   リナリア   ヘロン マゼンタローズ 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ノーザン ライト」から選抜、固定して育成されたものであり、上唇弁及び下唇弁先端部が鮮赤紫色の切花向きの品種である。
 草型は立性、草丈はやや高である。茎の太さは細、色は緑、分枝の発生位置は主に上部、分枝数は多、節間長は中である。葉形は線形、葉縁の形は全縁、葉身長及び葉身幅は中、葉の表面の色は緑である。花穂径は大、花穂長は長、花の着生密度はやや疎、上唇弁のかぶさりの程度及び上唇弁相互の角度は広、花の縦径、横径、長さ及び花筒の長さは中、幅はやや狭、距の長さは中である。上唇弁の単色、複色の別は単色、地色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9208)、下唇弁中央部の単色、複色の別は複色、地色は紫白(同8901)、模様色は鮮赤紫(同9207)、下唇弁先端部の単色、複色の別は単色、地色は鮮赤紫(同9207)、花冠筒部の単色、複色の別は単色、地色及び距の色は鮮紫ピンク(同9204)である。上唇弁先端の形は中、上唇弁の切れ込みはやや深、下唇弁先端の形、花弁数、小花柄の長さ及び太さは中、色は淡紫、毛の有無と程度は無、がくの色は淡紫、一花穂の花数は多である。
 「ノーザン ライト(マゼンタローズ系)」と比較して、上唇弁の地色が鮮赤紫であること、上唇弁先端の形が鋭いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(長野県諏訪郡富士見町)において、「ノーザン ライト」の中から、草丈が高い個体を選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9408号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   リナリア   ヘロン エロー 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ノーザン ライト」から選抜、固定して育成されたものであり、上唇弁及び下唇弁先端部が浅黄緑色の切花向きの品種である。
 草型は立性、草丈は中である。茎の太さは細、色は緑、分枝の発生位置は主に上部、分枝数は多、節間長はやや短である。葉形は線形、葉縁の形は全縁、葉身長及び葉身幅は中、葉の表面の色は緑である。花穂径は大、花穂長はやや長、花の着生密度は中、上唇弁のかぶさりの程度及び上唇弁相互の角度は広、花の縦径、横径、長さ及び花筒の長さは中、幅はやや狭、距の長さは中である。上唇弁の単色、複色の別は単色、地色は浅黄緑(JHS カラーチャート3103)、下唇弁中央部の単色、複色の別は単色、地色は明黄緑(同3104)、下唇弁先端部の単色、複色の別は単色、地色は浅黄緑(同3103)、花冠筒部の単色、複色の別は単色、地色及び距の色は淡黄緑(同3102)である。上唇弁先端の形は鈍、上唇弁の切れ込みは中、下唇弁先端の形は鈍、花弁数は中、小花柄の長さはやや短、太さは中、色は緑、毛の有無と程度は無、がくの色は淡緑、一花穂の花数はかなり多である。
 「ノーザン ライト(エロー系)」と比較して、花冠筒部が単色であること、上唇弁先端の形が鈍いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(長野県諏訪郡富士見町)において、「ノーザン ライト」の中から、草丈が高い個体を選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9409号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   リナリア   ヘロン バイオレット 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ノーザン ライト」から選抜、固定して育成されたものであり、上唇弁及び下唇弁先端部が鮮紫色の切花向きの品種である。
 草型は立性、草丈は中である。茎の太さは細、色は緑、分枝の発生位置は主に上部、分枝数及び節間長は中である。葉形は線形、葉縁の形は全縁、葉身長は中、葉身幅は狭、葉の表面の色は緑である。花穂径は大、花穂長は長、花の着生密度は中、上唇弁のかぶさりの程度及び上唇弁相互の角度は広、花の縦径はやや小、横径、長さ及び花筒の長さは中、幅は狭、距の長さは中である。上唇弁の単色、複色の別は単色、地色は鮮紫(JHS カラーチャート8607)、下唇弁中央部の単色、複色の別は複色、地色は紫白(同8901)、模様色は鮮紫(同8607)、下唇弁先端部の単色、複色の別は単色、地色は鮮紫(同8607)、花冠筒部の単色、複色の別は単色、地色及び距の色は鮮紫(同8605)である。上唇弁先端の形は鈍、上唇弁の切れ込みはやや深、下唇弁先端の形は鈍、花弁数及び小花柄の長さは中、太さはやや細、色は緑、毛の有無と程度は無、がくの色は緑、一花穂の花数はかなり多である。
 「ノーザン ライト(バイオレット系)」と比較して、上唇弁の地色が鮮紫であること、下唇弁中央部が複色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(長野県諏訪郡富士見町)において、「ノーザン ライト」の中から、草丈が高い個体を選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9410号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   リナリア   ヘロン ホワイト 
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ノーザン ライト」から選抜、固定して育成されたものであり、上唇弁及び下唇弁先端部が黄白色の切花向きの品種である。
 草型は立性、草丈はやや高である。茎の太さは細、色は濃緑、地際部の茎の色は淡緑、分枝の発生位置は主に上部、分枝数はやや多、節間長は中である。葉形は線形、葉縁の形は全縁、葉身長はやや長、葉身幅は中、葉の表面の色は緑である。花穂径は大、花穂長は長、花の着生密度はやや密、上唇弁のかぶさりの程度及び上唇弁相互の角度は広、花の縦径は中、横径はやや小、長さ及び花筒の長さは中、幅はやや狭、距の長さは中である。上唇弁、下唇弁及び花冠筒部の単色、複色の別は単色、地色は黄白(JHS カラーチャート2701)、距の色は黄白(同2701)である。上唇弁先端の形は鈍、上唇弁の切れ込みは中、下唇弁先端の形は鈍、花弁数は中、小花柄の長さ及び太さは中、色は淡緑、毛の有無と程度はかなり少、がくの色は淡緑、一花穂の花数は多である。
 「ノーザン ライト(ホワイト系)」と比較して、地際部の茎の色が淡緑であること、花冠筒部が単色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(長野県諏訪郡富士見町)において、「ノーザン ライト」の中から、草丈が高い個体を選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9411号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カランコエ   アフリカン オラニエ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アニタ」にKalanchoe laciniataを交配して育成されたものであり、花は鮮橙色の筒形で、大輪の鉢物向きの品種である。
 草型は直立、葉部の高さは中、草丈は高、株幅は広、茎の毛及び木質化は無である。葉の全形は十字手裏剣形、葉身長は極長、葉幅は極広、葉の表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3716) 、赤色の着色は一時的に有、厚さは薄、鋸歯は有、形は円鋸歯、深さは深、葉先の形は鈍頭、葉脚の基部の形は切形である。花序の長さは短、花数は少、花序の最大幅及び最小幅は中、花の向きは上向き、直径は大、形は筒形である。花筒の長さは中、花冠の裂片の数は4片のみ、先端の形は微突形、長さは大、幅は広、内面の色は鮮橙(同1605) 、外面の色は浅橙(同1603)、反り方は無である。がくの形は披針形、開き方は開花後開く、長さは長である。
 「アニタ」と比較して、葉の全形が十字手裏剣形であること、葉脚の基部の形が切形であること、花冠の裂片の内面の色が鮮橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(デンマーク王国)において、「アニタ」にKalanchoe laciniataを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「オレンジ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9412号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カランコエ   アフリカン ゴールデン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アニタ」にKalanchoe laciniataを交配して育成されたものであり、花は鮮黄橙色の筒形で、大輪の鉢物向きの品種である。
 草型は直立、葉部の高さ及び草丈は高、株幅は広、茎の毛及び木質化は無である。葉の全形は十字手裏剣形、葉身長は極長、葉幅は極広、葉の表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3716) 、赤色の着色は無、厚さは薄、鋸歯は有、形は円鋸歯、深さは中、葉先の形は円頭、葉脚の基部の形は切形である。花序の長さは中、花数は少、花序の最大幅及び最小幅は中、花の向きは上向き、直径は大、形は筒形である。花筒の長さは中、花冠の裂片の数は4片のみ、先端の形は突形、長さは大、幅は中、内面の色は鮮黄橙(同1906)、外面の色は明橙黄(同2204)、反り方は無である。がくの形は線状披針形、開き方は開花後開く、長さは長である。
 「アニタ」と比較して、葉の全形が十字手裏剣形であること、花冠の裂片の内面の色が鮮黄橙であること、がくの形が線状披針形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(デンマーク王国)において、「アニタ」にKalanchoe laciniataを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ゴールデン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9413号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カランコエ   アフリカン レッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アニタ」にKalanchoe laciniataを交配して育成されたものであり、花は鮮赤橙色の筒形で、大輪の鉢物向きの品種である。
 草型は直立、葉部の高さ及び草丈は高、株幅は広、茎の毛及び木質化は無である。葉の全形は十字手裏剣形、葉身長は極長、葉幅は極広、葉の表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3708) 、赤色の着色は無、厚さは薄、鋸歯は有、形は円鋸歯、深さは深、葉先の形は鈍頭、葉脚の基部の形は切形である。花序の長さは中、花数は少、花序の最大幅及び最小幅は中、花の向きは上向き、直径は大、形は筒形である。花筒の長さは中、花冠の裂片の数は4片のみ、先端の形は突形、長さは大、幅は中、内面の色は鮮赤橙(同1006) 、外面の色は 明橙(同1604)、反り方はやや反転である。がくの形は線状披針形、開き方は蕾時より開く、長さは長である。
 「アニタ」と比較して、葉の全形が十字手裏剣形であること、葉脚の基部の形が切形であること、花冠の裂片の内面の色が鮮赤橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(デンマーク王国)において、「アニタ」にKalanchoe laciniataを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「レッド」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9414号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カランコエ   ゴルディー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ゴールドストライク」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は浅黄緑色の筒形で中輪の鉢物向きの品種である。
 草型は直立、葉部の高さはやや高、草丈は高、株幅は中、茎の毛及び木質化は無である。葉の全形は卵形、葉身長はやや短、葉幅はやや広、葉の表面の色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)、赤色の着色は無、厚さはかなり薄、鋸歯は円鋸歯、葉先の形は鈍頭、葉脚の基部の形は鈍形である。花序の長さは短、花数、最大幅及び最小幅は中、花の向きは上向き、直径は中、形は筒形である。花筒の長さはやや短、外面及び内面の色は浅黄緑(同3304)、花冠の裂片の数は4片のみ、先端の形は微突形、長さはやや大、幅は中、内面の色は明黄(同2506)、外面の色は浅黄(同2504)、そり方はやや反転である。がくの形は披針形、開き方は開花後も開かず、長さは中、開花の早晩は早である。
 「ゴールドストライク」と比較して、葉身長が短かいこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に出願者の温室(デンマーク王国)において、「ゴールドストライク」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生から選抜、以後、増殖を行いながら特性調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9415号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カランコエ   ソフト ナディア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ナディア」の枝変わりであり、花は明黄橙色の筒形で、中輪の鉢物向きの品種である。
 草型は直立、葉部の高さ、草丈及び株幅は中、茎の毛及び木質化は無である。葉の全形は円形、葉身長は長、葉幅は広、葉の表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3716)、赤色の着色は一時的に有、厚さは薄、鋸歯は有、形は重円鋸歯、深さは深、葉先の形は円頭、葉脚の基部の形は切形である。花序の長さは短、花数は中、花序の最大幅及び最小幅は狭、花の向きは上向き、直径は中、形は筒形である。花筒の長さは中、花冠の裂片の数は4片のみ、先端の形は突形、長さは大、幅は中、内面の色は明黄橙(同1905)、外面の色は浅橙(同1603)、反り方はやや反転である。がくの形は披針形、開き方は開花後も開かず、長さは中である。
 「ナディア」と比較して、葉の全形が円形であること、花冠の裂片の内面の色が明黄橙であること、がくの形が披針形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1996年に出願者の温室(デンマーク王国)において、「ナディア」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9416号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カランコエ   ミー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色の筒形で、大輪の鉢物向きの品種である。
 草型は直立、葉部の高さ、草丈及び株幅は中、茎の毛及び木質化は無である。葉の全形は卵形、葉身長は長、葉幅は広、葉の表面の色は暗黄緑(JHS カラーチャート3508)、赤色の着色は無、厚さは中、鋸歯は有、形は円鋸歯、深さは中、葉先の形は円頭、葉脚の基部の形は切形である。花序の長さは短、花数は少、花序の最大幅及び最小幅は狭、花の向きは上向き、直径は大、形は筒形である。花筒の長さは中、花冠の裂片の数は4片のみ、先端の形は突形、長さは大、幅は中、内面の色は黄白(同2201)、外面の色はピンク白(同1601)に淡黄ピンク(同1002)のぼかし、反り方はやや反転である。がくの形は線状披針形、開き方は開花後も開かず、長さは中である。
 「シモン」と比較して、葉脚の基部の形が切形であること、花冠の裂片の内面の色が黄白であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に出願者の温室(デンマーク王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9417号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイオリビア
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「小霜」に出願者所有の白色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は大、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、わき芽の複数性は有、側らいの発生位置は高い、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻は深、葉の表面の色は濃、裏面の色はやや淡、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2901)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは極長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は極晩である。
 「マイピアノ」と比較して、わき芽の複数性が有ること、側らいの発生位置が高いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「小霜」に出願者所有の白色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9418号   平成13年10月18日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイパフィー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「美林」に紅白複色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫の地色に黄白色の覆輪が入る小輪で,切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は褐、強さは強、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、葉裂片縁部の重なりの程度は拡がる、表面及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径はかなり小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)で周縁部が黄白(同2701)、裏面の色は赤紫(同9214)で周縁部が黄白(同2701)、舌状花表面の色の分布状態は覆輪、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は早である。
 「コーラス」と比較して、葉裂片縁部が拡がること、花弁の幅が狭いこと、舌状花表面の色の分布状態が覆輪であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「美林」に紅白複色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9419号   平成13年10月18日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイコナン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイフライ」にピンク系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや小輪で,切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は赤紫、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性はやや少、側らいの発生程度は中、節間長はやや長である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9214)、裏面の色は紫ピンク(同9211)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイモナコ」と比較して、花房の形が円筒形であること、外花弁の表面の色が赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイフライ」にピンク系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9420号   平成13年10月18日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイサワー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイアルフ」に白色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で,切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は赤紫、強さは弱、中空の程度、摘心後の分枝性側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長はやや短、葉幅はやや広、葉の縦横比は小、葉柄の長さは長、一次欠刻は深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2502)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さはやや長、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「ケント」と比較して、茎の色が赤紫であること、花弁の形が平弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「セイアルフ」に白色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9421号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイキャロット
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ルリコ」に出願者所有の赤色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃赤茶色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ、中空の程度、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻、葉の表面の色は中、裏面の色ははやや淡、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0709)、裏面の色は赤茶(同
0715)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ストロイカ」と比較して、外花弁の表面の色が濃赤茶であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「ルリコ」に出願者所有の赤色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9422号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイピコ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「かずえ」に出願者所有の白色系八重咲混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の極小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはかなり細、色は緑、強さは弱、中空の程度は中、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度はやや少、節間長はやや短である。葉身長はやや短、葉幅はやや狭、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、基部の形は平、一次欠刻は深、葉の表面の色は中、裏面の色はやや淡、毛じの多少、光沢度及び厚さは中、硬さは軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形、花の大きさは極小、厚みは極低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は中、管状花数は極少、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは極小、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2901)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイペコ」と比較して、側らいの発生程度が少ないこと、葉の基部の形が平であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「かずえ」に出願者所有の白色系八重咲混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9423号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイトム
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「チャチャ」に出願者所有のポンポン咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は淡緑黄色に明黄緑色の爪斑が入る小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長は中である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、葉の表面の色は濃、裏面の色はやや淡、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは5列以上で満開期に露心する、舌状花数はやや多、管状花部の直径は極小、管状花数は少、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁及び樋弁、先端の形は歯状、花弁の長さはかなり小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903)の地色に明黄緑(同3104)の爪斑が入る、裏面の色はピンク白(同9701)の地色に浅黄緑(同3103)の爪斑及び紫ピンク(同9211)のぼかしが中心に入る、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり緑色、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「ケルミット」と比較して、舌状花の重ねが5列以上で満開期に露心すること、外花弁裏面の地色がピンク白で浅黄緑の爪斑及び紫ピンクのぼかしが中心に入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「チャチャ」に出願者所有のポンポン咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9424号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイポール
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に出願者所有の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は鮮黄色の小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻はやや浅、葉の表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は強、厚さは中、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少、管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、裏面の色は明黄(同2506)に赤茶(同0715)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは極短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイフラミンゴ」と比較して、茎の色が緑であること、外花弁の表面の色が鮮黄であること等で、「ゴールドストック シリウス」と比較して、茎の色が緑であること、たく葉が有ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に出願者所有の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「デルフィマムセイポール」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9425号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイアーバン
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に出願者所有の橙色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は橙色のやや大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さはやや細、色は緑、強さ及び中空の程度は中、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は多、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、基部の形は凸、一次欠刻はやや深、葉の表面の色は中、裏面の色はやや淡、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや大、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は尖る、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面の色は橙(JHS カラーチャート1313)、裏面の色は浅橙黄(同2203)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「セイサンバ」と比較して、葉の基部の形が凸であること、外花弁の表面の色が橙であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に出願者所有の橙色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9426号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   セイリップ
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「セイバロン」に出願者所有の紅色系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は紫ピンク色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは中、色は緑、強さ、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はやや多、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、葉の表面の色は中、裏面の色はやや淡、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はやや小、管状花数は中、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート9211)、裏面の色は淡紫ピンク(同9202)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや長、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は晩である。
 「ゴールドストックダークアモーア」と比較して、たく葉が大きいこと、花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「セイバロン」に出願者所有の紅色系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9427号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   扇かざぐるま(おうぎかざぐるま)
        
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「艶かざぐるま」に出願者所有の紅色系さじ弁の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色の中輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は褐、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長及び葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは中、厚みはやや高、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は少、管状花部の直径は極小、管状花数はやや少、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅は狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は赤紫(同9214)で筒部は黄白(同2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさは小、花首の太さは極細、長さはかなり短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「舞かざぐるま」と比較して、たく葉が大きいこと、外花弁の表面の色が赤紫(同9508)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「艶かざぐるま」に出願者所有の紅色系さじ弁の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9428号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   静かざぐるま(しずかかざぐるま)
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「葵かざぐるま」に出願者所有の白色系さじ弁の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは中、色は赤紫、強さ、中空の程度、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、葉の表面の色は濃、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はかなり小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅はやや狭、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)、裏面の色は黄白(同2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「雪かざぐるま」と比較して、茎の色が赤紫であること、花たくの形が平らな円錐状であること等で、「セイトスカ」と比較して、葉柄が短いこと、花弁の形がさじ弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「葵かざぐるま」に出願者所有の白色系さじ弁の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9429号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   雛かざぐるま(ひなかざぐるま)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「艶かざぐるま」に出願者所有の丁字系さじ弁の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色のやや小輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは中、色は緑、強さは弱、中空の程度は小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形はさじ弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は狭、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9508)、裏面の色は穏紫ピンク(同9212)に濃紫ピンク(同9213)が筒部に入る、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄、花たくの形は平らな円錐状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「琴かざぐるま」と比較して、花弁先端の形が丸いこと、花たくの形が平らな円錐状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において、「艶かざぐるま」に出願者所有の丁字系さじ弁の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「茜かざぐるま」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9430号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   古藤の輝(ことうのかがやき)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の無名実生種に「菊江の秋」を交配して育成されたものであり、花は黄白色のかなり大輪で、切花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは長、一次欠刻は深、欠刻底部の形は鋭い、表面及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は弱、厚さは中、硬さはやや軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆ど無である。花の大きさはかなり大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で満開期に露心する、舌状花数はかなり多、管状花部の直径は中、管状花数は極多、分布は集中、長さは小である。花弁の形は管弁U、先端の形は有突起、外花弁の反り方は平及びよじれ、花弁の長さは大、幅はかなり狭、表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、中心部の色は外弁と異なり淡黄色、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは小、花首の太さ及び長さは中、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。
 「菊江の秋」と比較して、茎が太いこと、管状花数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者のほ場(福岡県前原市)において、育成者所有の無名実生種に「菊江の秋」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9431号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   きく   ルポ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「BELMONT」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮橙黄色の小輪で、切り花向きの品種である。
 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は小、側らいの発生程度は多、節間長は中である。葉身長はやや短、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや短、一次欠刻は中、表面の色及び裏面の色は淡、毛じの多少は少、光沢度は強、厚さは中、硬さは硬、葉柄の着生角度は水平、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3〜4深裂以上、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは2〜4列、舌状花数は少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は鮮橙黄(JHS カラーチャート2205)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は平らな円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは極短、開花の早晩性は早である。
 「オレンジコルフ」と比較して、外花弁の表面の色が鮮橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
          
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1994年に出願者の温室(オランダ王国)において、「BELMONT」に出願者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9432号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   ターサンローズ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜して育成されたものであり、花冠の色が淡黄、がくの色が明赤紫の切花向きの品種である。 
 草形は根出葉のみ、草丈及び分けつの程度は中である。茎の太さ、色、翼、たく葉及び分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は長、葉幅は中、葉身の色は緑、葉の光沢、毛及び葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数は中、一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径及び長さは中、色は淡黄(JHS カラーチャート
2503)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は明赤紫(同9206)である。花の香りは無、開花期は早、四季咲性は四季咲である。     
 「エキセレントロージィピンク」と比較して、たく葉が大きいこと、がくの色が明赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に出願者の農場(三重県四日市市)において、出願者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ハイプロローズ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9433号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   ターサンピンク
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜して育成されたものであり、花冠の色が淡黄、がくの色が鮮紫ピンクの切花向きの品種である。      草形は根出葉のみ、草丈及び分けつの程度は中である。茎の太さはやや細、色は中、翼及びたく葉は小、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は長、葉幅は中、葉身の色は緑、葉の光沢、毛及び葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数は中、一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径は中、長さはやや長、色は淡黄(JHS カラーチャート2503)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は鮮紫ピンク(同9204)である。花の香りは無、開花期は早、四季咲性は四季咲である。     
 「フラッシュピンク」と比較して、葉の色が濃いこと、花冠の色が淡黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の農場(三重県四日市市)において、出願者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ハイプロピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9434号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   ライラックピンクプラータ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜して育成されたものであり、花冠の色が淡黄緑、がくの色が紫ピンクの切花向きの品種である。      草形は根出葉のみ、草丈は長、分けつの程度は中である。茎の太さ、色及び翼は中、たく葉は小、分枝数は中、分枝長は長、枝姿はU型である。成葉の形はT型、葉縁の波打ちは中、葉長は長、葉幅は広、葉身の色は緑、葉の光沢、毛及び葉柄の長さは中、色は無か極淡である。花茎の分枝角度は直立、抽苔数は中、一次分枝の小花数は少、花の向きは上向き、花冠の形はU型、多少は少、径及び長さは中、色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)である。がくの直径はやや大、長さは中、色は紫ピンク(同8903)である。花の香りは無、開花期はやや早、四季咲性は四季咲である。     
 「フラッシュピンク」と比較して、花冠の色が淡黄緑であること、がくの色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の農場(三重県四日市市)において、出願者所有の育成系統の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「プラチナライラックピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9435号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   スターチス   キノローゼ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花冠の色が明緑黄、がくの色が淡紫ピンクの切花向きの品種である。     
 草形は根出葉・茎出葉とも、草丈は長、分けつの程度は中である。茎の太さは中、色は濃、翼は無、たく葉は中、分枝数は多、分枝長は長、枝姿はW型である。成葉の形はW型、葉縁の波打ち、葉長及び葉幅は中、葉身の色は緑、光沢は少、毛は無か極少、葉柄の長さ及び色は中である。花茎の分枝角度は斜上、抽苔数は中、一次分枝の小花数は多、花の向きは上向き、花冠の形はW型、多少は少、径は中、長さはやや短、色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)である。がくの直径はやや大、長さはやや短、色は淡紫ピンク(同9202)である。花の香りは有、開花期は中、四季咲性は一季咲である。   「スーパーレディローズ」と比較して、花冠の色が明緑黄であること、がくの色が淡紫ピンクであること等で、「ダイレディーパールホワイト」と比較して、葉が大きいこと、花茎の分枝角度が斜上であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の農場(長野県小諸市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「チャイナピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9436号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カーネーション   アイロート
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮橙赤色の盛咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。
 草姿は中間、開花時草丈はやや高、節数は中である。茎の長径はやや細、硬さ及び折れの難易は中、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は極多、側枝の着生位置は主に中下部、節間長は中、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長はやや短、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は盛咲、花径はやや小、花色は鮮橙赤(JHS カラーチャート0706)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さは浅、数はやや少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数はやや少、ほう葉の形はT型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑、がくの太さはやや細、長さはやや長、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性はかなり難である。
 「ブレカイン」と比較して、葉のろう質が多いこと、花色が鮮橙赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成4年に出願者の温室(栃木県小山市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9437号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ダイアンサス   リトルプリンセス ピンキー
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、Dianthus chinensisの実生の中から選抜して育成されたものであり、花は紫ピンク色の平咲で小輪の花壇及び鉢物向きの品種である。
 草姿は開張、開花時草丈はかなり低、節数は少である。茎の長径は細、硬さは中、色は緑、節部の色は淡緑、ろう質の有無は少、立茎数及び1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に下部、節間長は短、最長節間の位置は第3節以下である。葉全体の形は線形、先端部の形はとがる、葉巻き程度は巻かない、最大葉長は極短、葉幅はかなり狭、葉色は緑、光沢は弱、ろう質は少である。つぼみの形は円柱形、大きさは小、花の重ねは半八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は平咲、花径は小、花色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は平、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さは短、幅は狭、数はかなり少、ほう葉の形はX型、数は2枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は淡緑+紫、がくの太さは細、長さは短、1花茎当たりの花数及び花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は早生である。
 「プリンセス・サーモン」と比較して、開花時草丈が低いこと、花の重ねが半八重であること、花色が紫ピンクであること等で、D. plumariusと比較して、開花時草丈が低いこと、1茎の側芽及び側枝数が多いこと、色彩模様が単一であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(神奈川県横浜市)において、D.chinensisの実生の中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「リトルプリンセス・ピンキー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9438号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   キャンドリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「アズテック」の枝変わりを交配して育成されたものであり、花は淡紫ピンク色で花弁の表面周縁が明赤紫色、赤紫色の斑紋が入る一重で大輪の鉢物向きの品種である。
 草丈は中、茎の色は緑、毛の多少は少、節間長は短である。葉身形は長円形、葉身基部の開閉度は極開く、欠刻の有無は有、型は複鋸歯状、深さは浅、葉身長及び葉身幅は中、斑入り及びアントシアンの有無は無、たく葉の長さ、幅及び葉柄の長さは中である。花房径は中、花蕾の形は紡垂弾、花の重ねは一重、花径は大、上部及び下部花弁の表面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)、表面周縁の色は明赤紫(同9506)、裏面の色は淡紫ピンク(同9501)、色模様の色は赤紫(同9508)、型は斑紋状、基部の白色模様及び花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は中、花弁の着き方は重なる、がくの形はT型、がくの毛の有無は有、距の有無は無、小花柄の長さは中である。花の香りの有無は無、初開花期はかなり早生である。
 「ムルチブルーム ピンク」と比較して、葉身の欠刻の型が複鋸歯状であること、花弁の表面の色が淡紫ピンクであること、花弁の色模様の型が斑紋状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(愛知県宝飯郡小坂井町)において、育成者所有の育成系統に「アズテック」の枝変わりを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9439号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ペラルゴニウム   マリリハート
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮紫赤色で花弁の表面周縁がピンク白色、上部花弁に鮮赤紫色、下部花弁に紫赤の斑紋が入る一重で大輪の鉢物向きの品種である。
 草丈は中、茎の色は緑、毛の多少は少、節間長は中である。葉身形は長円形、葉身基部の開閉度は極開く、欠刻の有無は有、型は複鋸歯状、深さは浅、葉身長及び葉身幅は中、斑入り及びアントシアンの有無は無、たく葉の長さ及び幅は中、葉柄の長さは極長である。花房径は大、花蕾の形は砲弾、花の重ねは一重、花径は大、上部及び下部花弁の表面の色は鮮紫赤(JHS カラーチャート9707)、表面周縁の色はピンク白(同9701)、裏面の色は淡紫ピンク(同9702)、上部花弁の色模様の色は鮮赤紫(同9507)、型は斑紋状、上部及び下部花弁の基部の白色模様の有無は有、下部花弁の色模様の色は紫赤(同9708)、型は斑紋状、花弁の絞り模様の有無は無である。花弁周縁の形状は全縁状、上部花弁の幅は広、花弁の着き方は重なる、がくの形はT型、がくの毛及び距の有無は有、小花柄の長さは長である。花の香りの有無は無、初開花期はかなり早生である。
 「マダムセツコ」と比較して、節間長が長いこと、下部花弁に色模様があること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(愛知県宝飯郡小坂井町)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ハワイアン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9440号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   キパブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は明赤色で鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは短、太さは太、色は緑褐及び赤褐、節部の着色は有である。葉のつき方は輪生、全形は披針形、先端の形は鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅及び葉柄の長さは中、葉縁の形は浅鋸歯、葉の表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、斑の有無は無、光沢は中、葉の裏面の地色は穏黄緑(同3514)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はU型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は3.6〜5.0p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は明赤(同0406)、基部の色は鮮紅(同0107)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは中、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「インプレッションブライトコーラル」と比較して、葉の全形が披針形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の農場(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9441号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   キラム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は鮮橙赤色で鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは短、太さは中、色は赤褐、節部の着色は有である。葉のつき方は輪生、全形は長楕円状披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭脚、葉長及び葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は全縁、葉の表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、斑の有無は無、光沢は中、葉の裏面の地色は穏黄緑(同3514)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はU型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径は5.1〜6.5p、横径は3.6〜5.0p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は鮮橙赤(同0706)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは強、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「キンプケ」と比較して、葉の全形が長楕円状披針形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の農場(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9442号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   キカール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「キルバ」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色で鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは短、太さは中、色は赤褐、節部の着色は有である。葉のつき方は輪生、全形は披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は浅鋸歯、葉の表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3510)、斑の有無は無、光沢は中、葉の裏面の地色は暗赤(同0410)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径は5.1〜6.5p、横径は3.6〜5.0p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は鮮赤紫(同9507)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは弱、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「キハル」と比較して、葉の裏面の地色が暗赤であること、花柄が長いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の農場(ドイツ連邦共和国)において、「キルバ」に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9443号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   キホス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統に「キモー」を交配して育成されたものであり、花は黄白色で鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは中、太さは太、色は緑、節部の着色は無である。葉のつき方は輪生、全形は披針形、先端の形は漸鋭先形、基部の形は鋭先脚、葉長は長、葉幅及び葉柄の長さは中、葉縁の形は浅鋸歯、葉の表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、斑の有無は無、光沢は中、葉の裏面の地色は穏黄緑(同3514)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はU型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は黄白(同2501)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは強、色は浅黄緑(同3304)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「キモー」と比較して、一重咲きの花形がU型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の農場(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統に「キモー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9444号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   キラウ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は濃橙赤で極矮性の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は極矮性、株幅は中である。茎の長さは短、太さは中、色は赤褐、分枝性は中である。葉のつき方は輪生、全形は長楕円状披針形、先端の形は鋭先形、基部の形は鋭脚、葉長及び葉幅は中、葉柄の長さは長、葉縁の形は浅鋸歯、表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、斑の有無は無、葉の光沢は中、裏面の地色は穏黄緑(同3514)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はV型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は濃橙赤(同0707)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは中、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。開花の早晩性は中である。
 「キンプケ」と比較して、葉の全形が長楕円状披針形であること、葉の基部の形が鋭脚であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9445号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   キサウル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は濃橙赤で中間性の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は中間性、株幅は中である。茎の長さは中、太さは太、色は赤褐、分枝性は強である。葉のつき方は輪生、全形は長楕円状披針形、先端の形は鋭先形、基部の形は鋭脚、葉長、葉幅及び葉柄の長さは中、葉縁の形は浅鋸歯、表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3510)、斑の有無は無、葉の光沢は中、裏面の地色は暗赤(同0410)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はU型、花弁の切れ込みは中、花冠の縦径及び横径は5.1〜6.5p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は濃橙赤(同0707)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは強、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは4.1〜6.0pである。
 「キンプケ」と比較して、葉の全形が長楕円状披針形であること、葉の裏面の地色が暗赤であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9446号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ほうせんか   キペッド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花色は明赤で矮性の鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、草丈は矮性、株幅は中である。茎の長さは中、太さは太、色は赤褐、分枝性は中である。葉のつき方は輪生、全形は長楕円状披針形、先端の形は鋭先形、基部の形は鋭脚、葉長、葉幅及び葉柄の長さは中、葉縁の形は全縁、表面の地色は暗緑(JHS カラーチャート3708)、斑の有無は無、表面の毛の有無は有、光沢は中、裏面の地色は穏黄緑(同3514)である。花序は単生、着花位置は上部、花の向きは上向き、一重・八重の別は一重、花弁数は5枚、一重咲きの花形はT型、花弁の切れ込みは浅、花冠の縦径及び横径は3.6〜5.0p、単色・複色の別は単色、花弁の地色は明赤(同0406)、基部の色は鮮紫赤(同9707)、距の長さは3.1〜5.0p、曲りは中、色は濃赤(同0409)、花柄の長さは2.1〜4.0pである。
 「キロール」と比較して、葉の表面の毛が有ること、一重咲きの花形がT型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9447号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   りんどう   オクトクララ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、山口県内に自生するササリンドウから選抜した系統どうしを交配して育成されたものであり、花は内面上部が淡青紫色、内面中部が淡黄緑色、外面が浅青紫色の切花向きの品種である。
 植物体の形状は直立性、草丈は60〜89pである。茎の直径は5.0〜7.9o、横断面の形状は円形、色は淡緑、着色程度は少である。1節側枝発生数は1〜4、2節以上の側枝発生数は7〜12、1節側枝発生位置は上部〜中部である。葉長は7.0〜9.9p、葉幅は3.0〜3.9p、葉身の形状は広披針形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂〜下位節に群生、開花の順序は頂部より、頂部の着花数は5〜8、茎当たりの総花数は50〜69である。花冠の形状は鐘形、長さは5.0〜5.9p、直径は1.6〜1.9p、先端の直径は3.0〜3.9p、転回は外反転、花冠内面上部の色は淡青紫(JHS カラーチャート8002)、内面中部の色は淡黄緑(同3303)、外面の色は浅青紫(同8003)、 内面上部及びの中部の斑点は中、外面の斑点は少、外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さは14mm以上、幅は12o以上、形状はW型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は晩で、育成地(山口県豊浦郡豊北町)では9月中旬である。
 「晩信濃」と比較して、花冠内面上部の色が淡青紫であること、花冠外面の色が浅青紫であること、がく筒の形状が筒状であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称又は氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和57年に育成者のほ場(山口県豊浦郡豊北町)において、山口県内に自生するササリンドウから選抜した紫花系統に同ササリンドウから選抜した白花系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ペールブルー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9448号   平成13年10月18日
                                    
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   あまもどき   サンニコブ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、アルゼンチン共和国及び連合王国から導入した野生種の選抜個体どうしを交配して育成されたものであり、花は浅紫の地色に明青味紫色のぼかしが入る中輪花の花壇及び鉢物向きの品種である。
 草型は中間型、株張り性は中、草丈は低である。茎の太さは細、分枝の疎密は中、節間長は短である。葉形は線形、着生角度は上向き、葉長は短、葉幅は狭、表面の色は緑、葉柄の有無は無である。花の向きは上向き、花冠の形は漏斗形、花形は一重、花径は中、花冠の高さはやや高、花筒部の長さは中、複色の有無は有、複色模様の種類はぼかし、複色花の地色は浅紫(JHS カラーチャート8603)、模様色は明青味紫(同8305)、花冠基部着色部の色は明緑黄(同2705)、裏面の色は淡紫(同8602)、裂片の形は中間型、裂片の大きさの均一度は無、切れ込みの程度は中間、がく裂片の形は狭型、長さは短、筒部の脈の明瞭さは明瞭、雌ずいの位置は同程度、花柄の長さは長、花数は中である。
 「パープルローブ」と比較して、草型が中間型であること、花が複色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者のほ場(滋賀県八日市市)において、アルゼンチン共和国及び連合王国から導入した野生種の選抜個体どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9449号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オステオスペルマム   バンバ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は地色が鮮赤味紫で舌状花基部に暗赤味紫の複色が入る一重で、やや大輪の鉢物向きの品種である。
 草型は中間、草丈は中である。主茎の太さは中、色は緑及び帯紫、毛の多少は極少、分枝数は中、節間長はやや短である。葉序は互生、葉身の全形は倒披針形、鋸歯の有無は有、葉身長はやや長、幅は中、表面の色は濃緑、斑の有無は無、毛の多少は少、葉柄の長さは短、葉数はやや少である。頭花の着生の形は単生、花の向きは上向き、花型は一重、花弁の開度は水平、複弁の有無は無、開閉運動の型は開閉、花径はやや大、舌状花の長さはやや長、幅は中、地色は鮮赤味紫(JHS カラーチャート8906)、花色パターンは基部、基部の複色の幅は極狭、基部の複色は暗赤味紫(同8909)、裏面の色は明赤味紫(同8905)の地色に暗赤味紫(同8909)の脈が入る、筒状花部の色は中心が暗灰紫(同8610)で周辺が淡紫(同8602)、舌状花の形は長楕円形、先端の形は鈍形、数はやや多、がく裂片の形は披針形、大きさは中、色は緑、花芯部の大きさ、花柄の長さ、太さ及び一花房の花数は中、花の香りは無である。
 「ルサカ」と比較して、舌状花の裏面の色が明赤味紫の地色に暗赤味紫の脈が入ること等で、「パープル」と比較して、舌状花の地色が鮮赤味紫であること、舌状花の形が長楕円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者のほ場(デンマーク王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9450号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オステオスペルマム   ベニン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、花は地色が黄白で舌状花基部及び先端部に鮮青味紫の複色が入る一重で、大輪の鉢物向きの品種である。
 草型は立性、草丈は中である。主茎の太さは中、色は緑及び帯紫、毛の多少は極少、分枝数は中、節間長はやや短である。葉序は互性、葉身の全形は倒披針形、鋸歯の有無は有、葉身長はやや長、幅は中、表面の色は濃緑、斑の有無は無、毛の多少は少、葉柄の長さは短、葉数は中である。頭花の着生の形は単生、花の向きは上向き、花型は一重、花弁の開度は水平、複弁の有無は無、開閉運動の型は開閉、花径は大、舌状花の長さは長、幅は中、地色は黄白(JHS カラーチャート3301)、花色パターンは基部と先端、基部及び先端部の複色の幅は極狭、基部及び先端部の複色は鮮青味紫(同8306)、裏面の色は灰黄(同2212)の地色に灰黄緑(同3314)の脈が入る、筒状花部の色は濃青紫(同8006)、舌状花の形は倒披針形、先端の形は円形、数はやや多、がく裂片の形は披針形、大きさはやや大、色は緑、花芯部の大きさは中、花柄の長さはやや長、太さは中、一花房の花数はやや少、花の香りは無である。
 「スワズィ」と比較して、舌状花の裏面の色が灰黄の地色に灰黄緑の脈が入ること等で、「ホワイト ウィズ アイ」と比較して、花径が大きいこと、舌状花の裏面の色が灰黄の地色に灰黄緑の脈が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者のほ場(デンマーク王国)において、無名実生種に育成者所有の育成系統を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ベイラ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9451号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オステオスペルマム   ドンド
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は地色が明赤味紫で舌状花基部に暗赤味紫の複色が入る一重で、やや大輪の鉢物向きの品種である。
 草型は中間、草丈はやや高である。主茎の太さは中、色は緑及び帯紫、毛の多少は極少、分枝数は中、節間長はやや短である。葉序は互生、葉身の全形は倒披針形、鋸歯の有無は有、葉身長はやや長、幅は中、表面の色は濃緑、斑の有無は無、毛の多少は少、葉柄の長さは短、葉数は中である。頭花の着生の形は単生、花の向きは上向き、花型は一重、花弁の開度は水平、複弁の有無は無、開閉運動の型は開閉、花径はやや大、舌状花の長さはやや長、幅は中、地色は明赤味紫(JHS カラーチャート8905)、花色パターンは基部、基部の複色の幅は極狭、基部の複色は暗赤味紫(同8909)、裏面の色は浅紫(同8603)の地色に紫(同8612)の脈が入る、筒状花部の色は暗青紫(同8007)、舌状花の形は長楕円形、先端の形は鈍形、数はやや多、がく裂片の形は披針形、大きさは中、色は緑、花芯部の大きさ、花柄の長さ、太さ及び一花房の花数は中、花の香りは無である。
 「コンゴ」と比較して、舌状花の地色が明赤味紫であること等で、「パープル」と比較して、舌状花の地色が明赤味紫であること、舌状花の形が長楕円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1995年に育成者のほ場(デンマーク王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9452号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   カンパニュラ   フルベル ホワイト
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、花冠の形が鐘形で黄白色の切花向きの品種である。
 草型は円錐形、草丈は高である。主茎中間部の太さは中、色は淡緑、茎の毛及び主茎下部の分枝の有無は有、 主茎上部の分枝の有無は無、節間長はやや短である。葉序はその他、葉の向きは斜上、茎葉全体の形は線状披針形、先端の形は鋭形、基部の形は鈍形、表面の凹凸は凹凸、鋸歯の形は鈍鋸歯、葉縁の波打ちは弱、茎葉の長さは長、幅及び根出葉の長さは中、茎葉表面の色は暗緑(JHS カラーチャート3716)、裏面の色は淡緑、葉脈の明・不明瞭は明瞭、斑の有無は無、表面及び裏面の毛の有無は有、葉柄の長さは極短である。花序の形は総状花序、花の付き方は頂生と腋生、花の向きは上向、花冠全体の形は鐘形、切れ込みは中、裂片の形は鈍形、反転の有無は有、長さは短、幅は中、単色・複色の別は単色、花冠の外側、内側及び中心の色は黄白(同2901)である。一重・八重の別は一重、花冠の毛及びがくの有無は有、がく片の形は三角形、反転は無、付属体の有無は有、がくの長さはやや長、花柄の太さはかなり細、長さは中、花つきは多、花の香りは有である。開花時期は早生である。
「メイ ホワイト」と比較して, 根出葉及び花冠の長さが短いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統を母系及び父系とする交雑品種であり、平成7年に出願者の農場(神奈川県藤沢市)において、交配組合せ検定試験を実施し、8年から特性の調査を行い、9年に目標とする特性を確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「チャレンジャー ホワイト」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9453号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   サータキ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被はピンク白色で中央部が明紫赤色、側方内花被は黄白色で先端部が明紫赤色、中央部が浅緑黄色で全体に暗紅色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)である。葉の全形は披針形、長さ及び幅は中、表面の色は暗黄緑(同3508)、光沢は中である。開花の方向は水平 、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は長、花被片の展開度は中、側方外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色はピンク白(同9701)、Bゾーンの色は明紫赤(同9706)、条線は有、数は極少、大きさは小、分布は中央部、色は明紫赤(同9706)である。中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色はピンク白(同9701)、Bゾーンの色は明紫赤(同9706)、条線は有、数は極少、大きさは小、分布は上部、色は明紫赤(同9706)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様は[型、内面のAゾーンの色は明紫赤(同9706)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2904)、Cゾーンの色は黄白(同2902)、条線は有、数及び大きさは中、分布は全体、色は暗紅(同0110)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はU型、内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(同9704)、Bゾーンの色は黄白(同2901)、条線は有、数は少、大きさは大、分布は上部及び中央部、色は濃紫赤(同9709)である。花糸の主な色は明紫赤(同9706)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は紫赤(同9708)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「フラメンゴ」と比較して、側方内花被内面の花色の模様が[型であること、条線の数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9454号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   マズルカ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は側方外花被は淡紫ピンク色で中央部が赤紫色、側方内花被は浅緑黄色で先端部が明赤味紫色、全体に暗赤褐色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈及び茎の太さは中、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)である。葉の全形は披針形、長さ及び幅は中、表面の色は暗緑(同3708)、光沢は中である。開花の方向は水平 、散形花序の分枝数は中、花柄長は短、1分枝当たりの花数は中である。花の縦径、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色は淡紫ピンク(同8902)、Bゾーンの色は赤紫(同9214)、条線は有、数は極少、大きさは中、分布は上部、色は赤紫(同9214)である。中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色は紫ピンク(同8903)、Bゾーンの色は濃赤紫(同9209)、条線は有、数は極少、大きさは中、分布は上部、色は濃赤紫(同9209)である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はU型、内面のAゾーンの色は明赤味紫(同8905)、Bゾーンの色は浅緑黄(同2904)、条線は有、数は多、大きさは大、分布は全体、色は暗赤褐(同1009)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色は淡紫ピンク(同8902)、Bゾーンの色は赤紫(同9214)、条線は有、数は少、大きさは大、分布は上部、色は暗紅(同0110)である。花糸の主な色は濃紫ピンク(同9213)、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は濃紫ピンク(同9213)である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。
 「フラメンゴ」と比較して、側方外花被内面のBゾーンの色が赤紫であること、側方内花被内面の花色の模様がU型であること、内面のAゾーンの色が明赤味紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1992年に育成者の温室(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9455号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   アルストロメリア   東邦1号(とうほう1ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「サンドラ」に品種名不詳の黄色系品種を交配して育成されたものであり、花は側方外花被は淡緑黄色で中央部が穏ピンク色、側方内花被は浅黄色で先端が鮮橙黄色で全体に暗紅色の条線が入る切花向きの品種である。
 草丈は高、茎の太さは中、色は穏黄緑(JHS カラーチャート3513)である。葉の全形は線状披針形、長さは短、幅は中、表面の色は暗緑(同4007)、光沢は中である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数、花柄長及び1分枝当たりの花数は中である。花の縦径及び横径は長、花被片の展開度は中、側方外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色は淡緑黄(同2903)、Bゾーンの色は穏ピンク(同
0112)、条線は無である。中央外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はZ型、内面のAゾーンの色は淡緑黄(同2903)、Bゾーンの色は穏ピンク(同0112)、条線は無である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はU型、内面のAゾーンの色は浅黄(同2504)、Bゾーンの色は鮮橙黄(同2205)、条線は有、数は多、大きさは中、分布は全体、色は暗紅(同0110)である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様は[型、内面のAゾーンの色は淡緑黄(同2702)、Bゾーンの色は穏ピンク(同0112)、Cゾーンの色は明橙黄(同2204)、条線は有、数は中、大きさは大、分布は全体、色は暗紅(同0110)である。花糸の主な色は桃、葯に対する柱頭の位置は葯より上位、花柱の主な色は桃である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は早である。
 「ムーンシャイン」及び「ネバダ」と比較して、外花被の内面の花色の模様がZ型であること、側方内花被の内面の花色の模様がU型であること、中央内花被の内面の花色模様が[型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日  平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の温室(愛知県東海市)において、「サンドラ」に品種名不詳の黄色系品種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9456号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   フリージア   ファラブルー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は先端部が浅青味紫色で縁が青味紫色、喉部が黄白色の一重で、カップ形の大輪の切花向きの品種である。
 草型は横開、茎のねじれは無、太さは太、長さはかなり長、分枝性は中、葉の長さは長、幅は広、色は濃緑、数は中である。花の重ねは一重、花形はカップ形、花径は大、長さはやや長、花被の形は三角形、花弁の展開度は大、外花被の形は楕円形、内花被の形は円形、花の先端部の色は浅青味紫(JHS カラーチャート8304)、縁の色は青味紫(同8310)、花弁の着色の幅は広、花の喉部の色は黄白(同2902)、斑紋の大きさは無又は微、条線の有無ならびに程度は少、花穂の長さは長、形はU型、花の数及び同時開花数はかなり多、花下がりの傾向は無、花糸上部の色は白、基部の色は黄、葯の色は紫、柱頭の先端の形は2回分岐型、色は紫、開花の早晩性は極早である。
 「ブルーヘブン」と比較して、花の先端部の色が浅青味紫で縁の色が青味紫であること、花穂の形がU型であること、開花が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1987年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「バラブルー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9457号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   フリージア   ファライエル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は先端部が明黄色で縁が鮮黄色、喉部が浅緑黄色の一重で、カップ形の大輪の切花向きの品種である。
 草型は横開、茎のねじれは無、太さはやや太、長さはかなり長、分枝性はやや多、葉の長さは中、幅はやや広、色は濃緑、数は中である。花の重ねは一重、花形はカップ形、花径は大、長さはやや長、花被の形は三角形、花弁の展開度は中、外花被の形は楕円形、内花被の形は円形、花の先端部の色は明黄(JHS カラーチャート2605)、縁の色は鮮黄(同2507)、花弁の着色の幅は無又は微、花の喉部の色は浅緑黄(同2703)、斑紋の大きさは中、色は鮮黄橙(同1906)、条線の有無ならびに程度は少、花穂の長さはやや長、形はT型、花の数は多、同時開花数はやや多、花下がりの傾向は無、花糸上部の色は白、基部の色は黄、葯の色は白、柱頭の先端の形は2回分岐型、色は黄、開花の早晩性はかなり早である。
 「アラジン」と比較して、花弁の条線が有ること、花下がりの傾向が無いこと、開花が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「バライエル」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9458号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   フリージア   リカイユ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色の八重で、カップ形のかなり大輪の切花向きの品種である。
 草型は直立、茎のねじれは無、太さは太、長さはかなり長、分枝性はやや多、葉の長さはやや長、幅はかなり広、色は濃緑、数は中である。花の重ねは八重、花形はカップ形、花径はかなり大、長さは中、花被の形は円形、花弁の展開度は大、外花被の形は円形、内花被の形は三角形、花の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、花弁の着色の幅及び斑紋の大きさは無又は微、条線の有無ならびに程度は無、花穂の長さは長、形はU型、花の数はかなり多、同時開花数はやや多、花下がりの傾向は無、花糸上部の色は白、基部の色は黄、葯の色は白、柱頭の先端の形は2回分岐型、色は白、開花の早晩性はやや晩である。
 「テレサ」と比較して、花被の形が円形であること、花の色が黄白(同2902)であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1987年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1993年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9459号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   フリージア   リカネ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は先端部が浅黄緑色で縁が明黄色の一重で、カップ形のかなり大輪の切花向きの品種である。
 草型は直立、茎のねじれは無、太さは太、長さは極長、分枝性は中、葉の長さは長、幅はかなり広、色は濃緑、数は中である。花の重ねは一重、花形はカップ形、花径はかなり大、長さはやや長、花被の形は四角形、花弁の展開度は大、外花被の形は広楕円形、内花被の形は三角形、花の先端部の色は浅黄緑(JHS カラーチャート2703)、縁の色は明黄(同2506)、花弁の着色の幅は無又は微、花の喉部の色は浅緑黄(同2703)、斑紋の大きさは小、色は鮮黄橙(同1906)、条線の有無ならびに程度は無、花穂の長さは長、形はT型、花の数は多、同時開花数は中、花下がりの傾向は無、花糸上部の色は白、基部の色は黄、葯の色は白、柱頭の先端の形は3回分岐型、色は黄、開花の早晩性はやや晩である。
 「アラジン」と比較して、花被の形が四角形であること、花の先端部の色が浅黄緑であること、花下がりの傾向が無いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9460号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   フリージア   リカジナ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は先端部が濃橙赤色で喉部が鮮黄色の八重で、カップ形のかなり大輪の切花向きの品種である。
 草型は横開、茎のねじれは無、太さは太、長さは極長、分枝性はやや多、葉の長さは長、幅は広、色は濃緑、数は中である。花の重ねは八重、花形はカップ形、花径はかなり大、長さはやや長、花被の形は三角形、花弁の展開度は大、外花被の形は広楕円形、内花被の形は円形、花の先端部の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、花弁の着色の幅は広、花の喉部の色は鮮黄(同2507)、斑紋の大きさは無又は微、条線の有無ならびに程度は多、花穂の長さはかなり長、形はU型、花の数は多、同時開花数はやや多、花下がりの傾向は無、花糸上部の色は白、基部の色は黄、葯の色は紫、柱頭の先端の形は3回分岐型、色は桃、開花の早晩性は中である。
 「オベロン」と比較して、花の重ねが八重であること、花の色が濃橙赤であること、花穂の形がU型であること等で、「バルケノ」と比較して、外花被の形が広楕円形であること、条線が多いこと、花下がりの傾向が無いこと等で区別性が認められる。                       
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9461号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   フリージア   ファラツイスノ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は黄白色の八重咲で、盃状形のかなり大輪の切花向き品種である。
 草型は直立、茎のねじれは無、太さはやや太、長さはかなり長、分枝性はやや多、葉の長さは長、幅はやや広、色は濃緑、数はやや少である。花の重ねは八重、花形は盃状形、花径はかなり大、長さは中、花被の形は三角形、花弁の展開度は中、外花被の形は楕円形、内花被の形は円形、花の色は黄白(JHS カラーチャート3302)、花弁の着色の幅は無又は微、斑紋の大きさは小、色は鮮橙黄(同2205)、条線の有無並びに程度は無、花穂の長さはやや長、形はT型、花の数は多、同時開花数は中、柱頭の先端の形は2回分岐型、色は黄、開花の早晩は早である。
 「テレサ」と比較して、花穂の形がT型であること、開花が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「バラツイスノ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9462号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   フリージア   リカゼー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は先端部が明黄色で縁が鮮橙黄色及び喉部が明緑黄色の一重で、カップ形のかなり大輪の切花向きの品種である。
 草型は直立、茎のねじれは無、太さはかなり太、長さはかなり長、分枝性はやや多、葉の長さはやや長、幅はかなり広、色は濃緑、数は中である。花の重ねは一重、花形はカップ形、花径はかなり大、長さは中、花被の形は三角形、花弁の展開度は大、外花被の形は広楕円形、内花被の形は三角形、花の先端部の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、縁の色は鮮橙黄(同2205)、花弁の着色の幅は無又は微、花の喉部の色は明緑黄(同2704)、斑紋の大きさは中、色は鮮橙黄(同2205)、条線の有無ならびに程度は無、花穂の長さは長、形はU型、花の数はかなり多、同時開花数はやや多、花下がりの傾向は有、花糸上部の色は白、基部の色は黄、葯の色は白、柱頭の先端の形は2回分岐型、色は黄、開花の早晩性は中である。
 「アラジン」と比較して、斑紋が大きいこと、花穂の形がU型であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に育成者のほ場(オランダ王国)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9463号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   オンシジウム   ゆかひめ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シャーリーベイビー スィート フラグランス」の変異株であり、花はセパル及びペタルが浅緑黄の地色に暗赤の中斑、リップは黄白の地色に濃赤紫の中斑が入る小輪の鉢物向きの品種である。
 株の大きさは中、草姿は斜上である。ぎ球茎の正面の形は卵形、平面の形は広線形、溝(稜)の有無は有、高さは76〜100mm、長径は46〜60mmである。葉の正面の形は狭披針形、横断面の形はW型、向きは斜上、下垂性は無、長さは中、幅はやや広、表面の色は緑、全葉数は6枚である。花序の型は複総状、分枝回数は3回、無限花序の性質の強さは中、花序の長さは長、幅は中、花数は多、花茎の抽出方向は斜上、強さは中、花型は部分反転平、距の有無は無、花の横径及び縦径は小である。ドーサル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、ねじれの程度は無、長さはやや短、幅はやや狭、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は漸鋭先形、ねじれは無、長さはやや短、幅は狭、ペタルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鈍形、ねじれは無、周縁の波打ちは有である。リップの正面の形はY型、先端の形は腎臓形、側裂片の大きさはやや小、長さはやや短、幅は狭である。花色はドーサル・セパル、ラテラル・セパル及びペタルは浅緑黄(JHS カラーチャート2703)の地色に暗赤(同0410)の中斑が入り、リップは黄白(同3101)の地色に濃赤紫(同9509)の中斑が入る。花の香りは中、開花期は不定期である。
 「シャーリーベイビー スィート フラグランス」と比較して、花型が部分反転平であること、セパル及びペタルに中斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(宮崎県宮崎市)において、「シャーリーベイビー スィート フラグランス」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ストリーム ロマンス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9464号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ジゴペタラム   レッドベイルプリティーアン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アーサー エレ ストーンハースト」に「タイタニック ローヤル」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが濃黄緑の地色に暗灰褐の網目斑が入り、リップは楕円形で紫白の地色に濃紫の点斑及びぼかし並びに濃赤味紫の縞斑が入る中間型の品種である。
 草丈はやや小、草姿は中間型である。ぎ球茎の有無は完全に発達、正面の形はV型である。葉の先端の形は鋭先、ねじれは無、幅及び長さは中、斑の発現時期は無又は極少、表面の色は淡緑色、葉の数は5〜6である。花序の型は総状、花数は5〜7である。花茎の抽出数は1〜3、色は淡緑色である。花型は平、横径は71〜80mm、縦径は61〜70o、花色は茶、唇弁の色は紫である。ドーサルセパル正面の形は長楕円、幅は15.1〜20.0mm、長さは30.1〜35.0mm、厚さは中程度、内側の地色は濃黄緑(JHS カラーチャート 3307)、斑は網目、色は暗灰褐(同1318)である。ラテラルセパル正面の形は長楕円、幅は15.1〜20.0mm、長さは30.1〜35.0mm、厚さは中程度、内側の地色は濃黄緑(同3307)、斑は網目、色は暗灰褐(同1318)である。ペタルは正面の形は倒卵、幅は14.1〜18.0mm、長さは28.1〜32.0mm、厚さは中程度、内側の地色は濃黄緑(同3307)、斑は網目、色は暗灰褐(同1318)である。リップ正面の形は楕円、先端の形は凹、幅は40.1〜45.0mm、長さは35.1〜40.0mm、内側の地色は紫白(同8901)、斑は点、縞及びぼかし、色は点及びぼかしは濃紫(同8608)、縞は濃赤味紫(同8908)である。ずい柱の内側の地色は浅緑黄(同2703)、斑は縞、色は濃赤味紫(同8908)である。開花期は冬である。
 「シーガルアーサー」及び「シーガルサイド」と比較して、ドーサルセパルの内側の斑が網目であること、リップ正面の形が楕円であること、リップ内側の斑が点、縞及びぼかしであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(山梨県塩山市)において、「アーサー エレ ストーンハースト」に「タイタニック ローヤル」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「レッドベイル ZR10」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9465号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ジゴペタラム   レッドベイルファイアーキッス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「アーサー エレ ストーンハースト」に「タイタニック ローヤル」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが濃黄緑の地色に暗灰褐の虎斑が入り、リップは扇形で紫白の地色に暗赤味紫の縞斑及び鮮紫のぼかしが入る中間型の品種である。
 草丈は中、草姿は中間型である。ぎ球茎の有無は完全に発達、正面の形はV型である。葉の先端の形は鋭先、ねじれは無、幅及び長さは中、斑の発現時期は無又は極少、表面の色は緑色、葉の数は5〜6である。花序の型は総状、花数は5〜7である。花茎の抽出数は1〜3、色は淡緑色である。花型は平、横径は81〜90mm、縦径は71〜80o、花色は茶、唇弁の色は紫である。ドーサルセパル正面の形は長楕円、幅は15.1〜20.0mm、長さは30.1〜35.0mm、厚さは中程度、内側の地色は濃黄緑(JHS カラーチャート3307)、斑は虎、色は暗灰褐(同1318)である。ラテラルセパル正面の形は卵状披針、幅は15.1〜20.0mm、長さは35.1〜40.0mm、厚さは中程度、内側の地色は濃黄緑(同3307)、斑は虎、色は暗灰褐(同1318)である。ペタルは正面の形は長楕円状倒披針、幅は14.1〜18.0mm、長さは32.1〜36.0mm、厚さは中程度、内側の地色は濃黄緑(同3307)、斑は虎、色は暗灰褐(同1318)である。リップ正面の形は扇、先端の形は切、幅は40.1〜45.0mm、長さは35.1〜40.0mm、内側の地色は紫白(同8901)、斑は縞及びぼかし、色は縞は暗赤味紫(同8909)、ぼかしは鮮紫(同8607)である。ずい柱の内側の地色は明緑黄(同2704)、斑は縞、色は暗赤味紫(同8909)である。開花期は冬である。
 「シーガルアーサー」と比較して、リップ先端の形が切であること、リップ内側の斑の色が縞が暗赤味紫、ぼかしが鮮紫であること等で、「シーガルサイド」と比較して、リップ正面の形が扇であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(山梨県塩山市)において、「アーサー エレ ストーンハースト」に「タイタニック ローヤル」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「レッドベイル ZR11」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9466号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ジゴペタラム   ビー ジー ホワイト ボギー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ブラッキー」にZygopetalum mackayiを交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが濃黄緑の地色に暗灰褐の虎斑が入り、リップは扇形で紫白の地色に濃紫の点斑及び縞斑並びに鮮青味紫のぼかしが入る中間型の品種である。
 草丈は中、草姿は中間型である。ぎ球茎の有無は完全に発達、正面の形はX型である。葉の先端の形は鋭、ねじれは無、幅及び長さは中、斑の発現時期は無又は極少、表面の色は淡緑色、葉の数は5〜6である。花序の型は総状、花数は5〜7である。花茎の抽出数は1〜3、色は淡緑色である。花型は平、横径は71〜80mm、縦径は61〜70o、花色は茶、唇弁の色は紫である。ドーサルセパル正面の形は長楕円、幅は15.1〜20.0mm、長さは35.1〜40.0mm、厚さは中程度、内側の地色は濃黄緑(JHS カラーチャート3307)、斑は虎、色は暗灰褐(同1318)である。ラテラルセパル正面の形は卵状披針、幅は20.1〜25.0mm、長さは35.1〜40.0mm、厚さは中程度、内側の地色は濃黄緑(同3307)、斑は虎、色は暗灰褐(同1318)である。ペタルは正面の形は長楕円、幅は18.1〜22.0mm、長さは32.1〜36.0mm、厚さは中程度、内側の地色は濃黄緑(同3307)、斑は虎、色は暗灰褐(同1318)である。リップ正面の形は扇、先端の形は凹、幅は45.1〜50.0mm、長さは40.1〜45.0mm、内側の地色は紫白(同8901)、斑は点、縞及びぼかし、色は点及び縞は濃紫(同8608)、ぼかしは鮮青味紫(同8306)である。ずい柱の内側の地色は淡黄緑(同3102)、斑は縞、色は濃青味紫(同8307)である。開花期は冬である。
 「シーガルアーサー」と比較して、リップ内側の斑が点、縞及びぼかしであること、ずい柱内側の地色が淡黄緑であること等で、「シーガルサイド」と比較して、ドーサルセパルの内側の斑が虎であること、リップ正面の形が扇であること、リップ内側の斑が点、縞及びぼかしであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の温室(山梨県塩山市)において、「ブラッキー」にZygopetalum mackayiを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ビー ジー ホワイト モル」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9467号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   シルバンクロン火の国ロマン                           (シルバンクロンひのくにロマン)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「クロヌラ」に「シルバン スタンレー」を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルが淡紫ピンクの地色に鮮紫ピンク色のぼかし、ラテラル・セパルが淡紫ピンクの地色に濃紫ピンク色のぼかし及び条線、ペタルが淡紫ピンクの地色に鮮紫ピンク色のぼかし及び条線、リップはてい形でピンク白の地色に濃紫赤色の斑点が入るやや大型種である。
 草型の大きさはやや大、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は円形、高さは 61〜100mm、長径は51〜70mmである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は45〜60度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは75〜105cm、幅は31〜40mm、葉色は緑、葉数は13〜15枚である。1花茎の花数は6〜10、花茎の太さは9.1〜12mm、長さは50〜80cm、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径は101〜120o、縦径は61〜80mm、ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパルの正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は倒卵形、先端の形は不等微突形である。リップの正面の形はてい形、先端の形は切形、周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は桃系、花色はドーサル・セパルが淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202)の地色に鮮紫ピンク(同9204)のぼかしが入る、ラテラル・セパルが淡紫ピンク(同9202)の地色に濃紫ピンク(同9512)のぼかし及び条線が入る、ペタルが淡紫ピンク(同9202)の地色に鮮紫ピンク(同9204)のぼかし及び条線が入る、リップはピンク白(同9201)の地色に濃紫赤(同9709)の斑点が入る。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「エンザン スプリング インザムード」と比較して、花の横径が大きいこと、リップ正面の形がてい形であること、先端の形が切形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成元年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「クロヌラ」に「シルバン スタンレー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「シルバン クロン 火の国 ロマン」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9468号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   クリスタルチェリー ポチャコ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ホワイトクリスタル ブリジットバルドー」に「バレーフラワー チェリーライプ」を交配して育成されたものであり、花はセパルが淡紫ピンクの地色に穏紫ピンク色のぼかし及び条線が入る、ペタルが淡紫ピンクの地色に紫ピンク色のぼかし及び条線が入る、リップは正三角形で黄白の地色に紫ピンク色の斑点及びぼかしが覆輪状に入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は51〜70oである。葉の全体の形は線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は13〜15枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等切形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は切形、周縁の反転は小、波打ちは中である。全体的な花色は桃系、花色はセパルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)の地色に穏紫ピンク(同9511)のぼかし及び条線が入る、ペタルは淡紫ピンク(同9501)の地色に紫ピンク(同9211)のぼかし及び条線が入る、リップは黄白(同2901)の地色に紫ピンク(同9211)の斑点及びぼかしが覆輪状に入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ホワイトクリスタル ブリジットバルドー」と比較して、ラテラル・セパルの正面の形が倒広卵形であること、リップ正面の形が正三角形であること、ペタル内側の地色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成元年に育成者の温室(栃木県宇都宮市)において、「ホワイトクリスタル ブリジットバルドー」に「バレーフラワー チェリーライプ」を交配して得られた実生の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「クリスタルチェリー・ポチャコ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9469号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   エンザンスカイカシオペア
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「メモリア ジャクリーン オイストン アイスィー プリンセス」に「アレキサンデリー No.1」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが浅黄緑の単色、リップはてい形でピンク白の地色にピンク色の斑点及びぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は広線形、横断面の形は円形、高さは 61〜100mm、長径は31〜50mmである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは75〜105cm、幅は21〜30mm、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。1花茎の花数は21〜30、花茎の太さは9.1〜12mm、長さは50〜80cm、色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパルの正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップの正面の形はてい形、先端の形は微突形、周縁の反転は小、波打ちは中である。全体的な花色は緑系、花色はセパル及びペタルが浅黄緑(JHS カラーチャート3304)の単色、リップはピンク白(同9701)の地色にピンク(同0111)の斑点及びぼかしが入る。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「エルス サンダーセン ユア コール」と比較して、リップ正面の形がてい形であること、セパル及びペタルが単色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「メモリア ジャクリーン オイストン アイスィー プリンセス」に「アレキサンデリー No.1」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながらその特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エンザン スカイ MG457」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9470号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   エンザンミステリージャックローズ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ラブリー エンジェル ザ ツー バージン」に「ラッキー レインボー」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが淡紫ピンク色、リップは円形でピンク白の地色に紫赤色のぼかしが覆輪状に入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は円形、横断面の形は扁円形、高さは31〜60o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は45〜60度、先端の角度は60〜90度、長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは12〜15o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は倒卵形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は円形、先端の形は微突形、周縁の反転及び波打ちは中である。全体的な花色は桃系、花色はセパル及びペタルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9702)の単色、リップはピンク白(同9701)の地色に紫赤(同9708)のぼかしが覆輪状に入る。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「スプレンディッドピンキープチミネルバ」と比較して、リップに紫赤色のぼかしが覆輪状に入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「ラブリー エンジェル ザ ツー バージン」に「ラッキー レインボー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エンザン ミステリー MN453」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9471号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   エンザンクラシック マリブガール
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「プリティー エルフ #2」に「グレート フラワー バレリーナ」を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルが紫赤色の単色、ラテラル・セパル及びペタルが淡紫ピンクの地色に紫赤色のぼかしが入り、リップは円形でピンク白の地色に紫赤色の斑点が楔状に入るやや大型種である。
 草型の大きさはやや大、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは31〜60o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は45〜60度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは75〜105p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は21〜30、花茎の太さは12〜15o、長さは50〜80p、上部及び中部の色は緑褐、下部の色は緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径及び縦系は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は円形、先端の形は微突形、周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は赤系、花色はドーサル・セパルは紫赤(JHS カラーチャート9714)の単色、ラテラル・セパル及びペタルは淡紫ピンク(同9702)の地色に紫赤(同9714)のぼかしが入る、リップはピンク白(同9701)の地色に紫赤(同9714)の斑点が楔状に入る。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「ピースファイアー フランボー」と比較して、リップに紫赤色の斑点が楔状に入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「プリティー エルフ #2」に「グレート フラワー バレリーナ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エンザン クラシック MV451」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9472号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ニュー イヤー エイル エンジェルフェイス
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「シルバン スター ビーナス」に「オリミラム ホワイト エルフ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが淡紫ピンクの地色に鮮紫ピンク色のぼかしが入り、リップは正三角形でピンク白の地色に紫赤色の斑点及び紫ピンク色のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは31〜60o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は45〜60度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75p、幅は31〜40o、葉色は緑、葉数は7〜9枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは6.1〜9.0o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径及び縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は微突形、周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は桃系、花色はセパル及びペタルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9702)の地色に鮮紫ピンク(同9705)のぼかしが入る、リップはピンク白(同9701)の地色に紫赤(同9714)の斑点及び紫ピンク(同9711)のぼかしが入る、ずい柱はピンク白(同9701)の地色に穏紫ピンク(同9712)の斑点が入る。花の香りは弱、開花期は初冬である。
 「エンザン スプリング インザムード」と比較して、咲き型が部分抱え・平咲きであること、ずい柱内側に斑点が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「シルバン スター ビーナス」に「オリミラム ホワイト エルフ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ニュー イヤー エイル PP424」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9473号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ルナビーチ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「メリンガ ラム ジャングル」に「ヒロシマ ゴールデン カップ サニームーン」交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが鮮橙黄色、リップはてい形で浅黄の地色に鮮赤色の斑点及びぼかしが覆輪状に入る大型種である。
 草型の大きさは大、草姿は横張型である。ぎ球茎の正面及び横断面の形は円形、高さは31〜60o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は広線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は45〜60度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は21〜30、花茎の太さは12〜15o、長さは50〜80p、色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は81〜100o、縦径は61〜80o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は長ひし形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形はてい形、先端の形は切形、周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は黄系、花色はセパル及びペタルは鮮橙黄(JHS カラーチャート2205)の単色、リップは浅黄(同2504)の地色に鮮赤(同0407)の斑点及びぼかしが覆輪状に入る。花の香りは弱、開花期は初冬である。
 「ラブリー ムーン クレッセント」と比較して、リップに鮮赤の斑点及びぼかしが覆輪状に入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年4月21日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和61年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「メリンガ ラム ジャングル」に「ヒロシマ ゴールデン カップ サニームーン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ラブリー ファンタジー VZ143」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9474号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   エンザン フォーレスト マジョリカ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「クスダ シャイニング #1」に「ヤンバ ナンシー ショー」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが黄橙の地色に濃橙赤色の条線が入り、リップは正三角形で橙黄の地色に暗紅色の斑点が覆輪状に入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは31〜60o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は60〜75度、先端の角度は30〜60度、葉の長さは75〜105p、幅は
11〜20o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は6〜10、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、上部及び中部の色は暗褐、下部の色は緑である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は61〜80o、縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は長ひし形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は切形、周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は橙系、花色はセパル及びペタルは黄橙(JHS カラーチャート1913)の地色に濃橙赤(同0714)の条線が入る、リップは橙黄(同2210)の地色に暗紅(同0110)の斑点が覆輪状に入る。花の香りは中、開花期は初冬である。
 「クスダ シャイニング #1」と比較して、セパル及びペタルの地色が黄橙であること、リップの地色が橙黄であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、「クスダ シャイニング #1」に「ヤンバ ナンシー ショー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「エンザン フォーレスト MF452」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9475号   平成13年10月18日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   トワイライトムーン デイライト
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ラブリー バニー ロミオ」に「ヒロシマ ゴールデンカップ サニームーン」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが明緑黄の単色、リップは正三角形で明緑黄の地色に濃橙赤の楔状が入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面及び横断面の形は円形、高さは61〜100mm、長径は51〜70mmである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は60〜75度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75cm、幅は31〜40mm、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは12〜15mm、長さは50〜80cm、上部の色は緑、中部及び下部の色は淡緑である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は61〜80mm、ドーサル・セパルの正面の形はへら形、先端の形は微突形、ラテラル・セパルの正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は長ひし形、先端の形は不等微突形である。リップの正面の形は正三角形、先端の形は微突形、周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は黄系、花色はセパル及びペタルが明緑黄(JHS カラーチャート2704)の単色、リップは明緑黄(同2704)の地色に濃橙赤(同0707)の楔が入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「ヒロシマ ゴールデンカップ サニームーン」と比較して、ペタル正面の形が長ひし形であること、リップの正面の形が正三角形であること、リップに濃橙赤の楔が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(香川県善通寺市)において、「ラブリー バニー ロミオ」に「ヒロシマ ゴールデンカップ サニームーン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「トワイライトムーン ライト」であった。  
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9476号   平成13年10月18日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ポムポーソ フィルハーモニー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「オーガンジー ムーンライト」に「レッドグロリア」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが浅黄橙の地色に濃ピンク色のぼかし及び穏黄橙色の条線が入る、リップは正三角形で浅黄の地色に赤色のぼかしが楔状に入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは61〜100o、長径は31〜50oである。葉の全体の形は線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は45〜60度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは45〜75p、幅は21〜30o、葉色は緑、葉数は10〜12枚である。一花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12o、長さは50〜80p、上部の色は紫褐、中部及び下部の色は緑褐である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径は81〜100o、縦径は41〜60o、ドーサル・セパル正面の形は広線形、先端の形は微突形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲倒卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は広線形、先端の形は不等微突形である。リップ正面の形は正三角形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちは中である。全体的な花色は茶系、花色はセパル及びペタルは浅黄橙(JHS カラーチャート1903)の地色に濃ピンク(同0113)のぼかし及び穏黄橙(同1911)の条線が入る、リップは浅黄(同2511)の地色に赤(同0414)のぼかしが楔状に入る。花の香りは無、開花期は初冬である。
 「ハーフムーン パピコ」と比較して、セパル及びペタルのぼかしが濃ピンク及び条線が穏黄橙であること、リップにぼかしが楔状に入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「オーガンジー ムーンライト」に「レッドグロリア」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ポムポーソ・フィルハーモニー」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9477号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   シンビジウム   ウインターパステル
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピンクベール・アンナマリア」に「フローラル スリーブ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが淡紫ピンクの地色に濃赤紫色のぼかし及び条線が入り、リップは淡紫ピンクの地色に濃赤紫のぼかしが入る中型種である。
 草型の大きさは中、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は円形、横断面の形は扁円形、高さは31〜60mm、長径は31〜50mmである。葉の全体の形は線形、先端の形は鋭先形、頂点の角度は30〜45度、先端の角度は60〜90度、葉の長さは75〜105cm、幅は21〜30mm、葉色は緑、葉数は7〜9枚である。1花茎の花数は11〜20、花茎の太さは9.1〜12mm、長さは50〜80cm、色は緑+褐である。咲き型は抱え咲き、花の横径及び縦径は61〜80mm、ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は微突形、周縁の斑点及び波打は無、ラテラル・セパルの正面の形は倒広卵形、先端の形は不等微突形、ペタル正面の形は倒卵形、先端の形は不等微突形である。リップの正面の形はてい形、先端の形は切形、周縁の反転は無、波打ちは中である。全体的な花色は桃系、花色はセパル及びペタルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)の地色に濃赤紫色(同9509)のぼかし及び条線が入る。リップは淡紫ピンク(同9501)の地色に濃赤紫色(同9509)のぼかしが入る。花の香りは弱、開花期は冬である。
 「ラッキーフラワー・あんみつ姫」と比較して、ドーサル・セパルの周縁の反転及び波打ちが無いこと、ラテラル・セパルの正面の形が倒広卵形であること、ペタル正面の形が倒卵形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成2年に出願者の温室(徳島県美馬郡脇町)において、「ピンクベール・アンナマリア」に「フローラル スリーブ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9478号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ファレノプシス   ビューティー シーナ リン リン
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「モヨ ビューティー」に「モヨ ベビー」を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルが紫白の地色に明赤味紫色のぼかしが入り、ラテラル・セパルが紫白の地色に明赤味紫色のぼかし及び点斑が入り、ペタルが紫白の地色に明赤味紫色のぼかしが入り、リップが紫白の地色に鮮赤紫のぼかし及び点斑が入り、平咲の小型の鉢物向き品種である。
 株の大きさは小、草姿は横性、ぎ球茎の有無は無である。葉の正面の形は広線形、先端の形は微突形、横断面の形はV型、縦断面の形はW型、向きは斜上、ねじれは無、葉の長さは10.1〜20p、幅は51〜75o、斑の発現は無、葉の表面及び裏面の色は暗黄緑、葉数は7枚である。花序の型は複総状、長さは20.1〜30p、幅は10.1〜20p、花数は11〜15、花茎の長さは20.1〜35p、太さは4.1〜5o、色は暗緑、抽出方向は斜上、強さは中である。花型は平、花の横径及び縦径は5.1〜7.5p、ド−サル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は円形、ねじれ及び周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鈍形、ねじれ及び周縁の波打ちは無、ペタルの正面の形は半円形、先端の形は円形、ねじれ及び周縁の波打ちは無、リップ中央裂片の正面の形はW型、ひげの長さは短、毛、稜及びねじれは無、側裂片の形は\型、巻き込みはT型、大きさは1、カルスの明瞭度は明瞭である。ドーサル・セパルは紫白(JHS カラ−チャ−ト8901)の地色に明赤味紫(同8905)のぼかしが入り、ラテラル・セパルは紫白(同8901)の地色に明赤味紫(同8905)のぼかし及び点斑が基部に入り、ペタルは紫白(同8901)の地色に明赤味紫(同8905)のぼかしが入り、リップ中央裂片の地色は紫白(同8901)で鮮赤紫(同9208)のぼかし及び基部に点斑が入る。花の香りは無、開花期は冬である。
 「ビューティー シーナ ラン ラン」と比較して、ラテラル・セパルの斑の模様がぼかし及び点斑であること、リップ中央裂片にぼかし及び基部に点斑が入ること等で、「リトル マリー」と比較して、リップ中央裂片にぼかし及び基部に点斑が入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成3年に育成者の温室(千葉県旭市)において、「モヨ ビューティー」に「モヨ ベビー」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9479号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ストロベリーシャーベット
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は黄白色に濃ピンク色のぼかしが入り、剣弁、カップ咲、やや弱香の小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はかなり低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は黄緑、数は枝基部は多、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さは短、幅はかなり狭である。新葉の色は黄緑、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は無、厚さは薄、硬さはやや硬である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は小、高さは低、花弁表面の色は黄白(JHS カラーチャート2701)で濃ピンク(同0405)のぼかしが入り、裏面の色は淡黄緑(同3102)で鮮ピンク(同0105)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さは薄、硬さはやや硬、数は40〜59、一茎の花数は2〜5、花の香りはやや弱である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。
 「ルイナニー」と比較して、花弁表面の色が黄白で濃ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(茨城県つくば市)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9480号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ウインダ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は鮮黄ピンク色に鮮ピンク色のぼかしが入り、剣弁、高芯咲、強香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや低である。とげの形は上下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部及び中央部はやや多、花柄はかなり少である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は無、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は鮮黄ピンク(JHS カラーチャート1004)で鮮ピンク(同0105)のぼかしが入り、裏面の色は明紫赤(同9706)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは薄、硬さは中、数は60以上、一茎の花数は1、花の香りは強である。枝の長さは短、太さは細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。
 「ケイハジンサ」と比較して、花弁のタイプが剣弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(茨城県つくば市)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9481号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   マダム ハルコ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は浅橙色に明紫赤色のぼかしが入り、剣弁、カップ咲、中香のやや小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はかなり低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅は狭、色は紅紫、数は枝基部及び中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さは短、幅はかなり狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は無、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面及び裏面の色は浅橙(JHS カラーチャート1602)で明紫赤(同9706)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さは薄、硬さは中、数は35〜39、一茎の花数は2〜5、花の香りは中である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ルイナレックス」と比較して、小葉全体の形が楕円形であること、花弁表面の色が浅橙で明紫赤のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(茨城県つくば市)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9482号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   マタハリ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は明赤色で半剣弁、平咲、弱香の小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はかなり低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅は狭、色は緑褐、数は枝基部はやや多、枝中央部は少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は中、本葉の長さは短、幅はかなり狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は無、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は平咲、花径は小、高さは低、花弁表面の色は明赤(JHS カラーチャート0406)、裏面の色は明紅(同0106)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは薄、硬さはやや硬、数は15〜19、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。
 「ルイセット」と比較して、小葉全体の形が卵形であること、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(茨城県つくば市)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9483号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   いちご牛乳(いちごぎゅうにゅう)
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮ピンク色で剣弁、高芯咲、やや弱香の小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はかなり低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は黄緑、数は枝基部は多、枝中央部はやや小、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さは短、幅はかなり狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は無、厚さは薄、硬さはやや硬である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は小、高さは低、花弁表面の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0105)、裏面の色は明紅(同0106)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは薄、硬さはやや硬、数は25〜29、一茎の花数は2〜5、花の香りはやや弱である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。
 「ケイベルミ」と比較して、花弁表面の色が鮮ピンクであること等で、「シャンビラン」と比較して、花序のタイプが散房花序であること、花弁表面の色が鮮ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年7月29日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(茨城県つくば市)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ベビーピンク」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9484号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   デパーチャー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「バイオレット・ドリー」に無名実生種を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は紫ピンク色で剣弁、高芯咲、やや強香の小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは短、基部の幅は狭、色は緑褐、数は枝基部は少、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや短、幅は狭である。新葉の色は黄緑、光沢は弱、本葉の色は濃緑、光沢は無、厚さは薄、硬さはやや硬である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は小、高さはやや低、花弁表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903)、裏面の色は淡紫ピンク(同9202)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは薄、硬さはやや軟、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りはやや強である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期はやや早である。
 「メイラルコ」と比較して、花弁表面の色が紫ピンクであること等で、「ルイニダン」と比較して、花弁表面の色が紫ピンクであること、花弁全体の形が円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(茨城県つくば市)において、「バイオレット・ドリー」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9485号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   エスエフ102
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮赤色で半剣弁、カップ咲、弱香のやや小輪となる切花及び鉢物向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや短、幅は狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は無、厚さは薄、硬さはやや硬である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は鮮赤(JHS カラーチャート0407)、裏面の色は濃赤(同0408)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さはやや薄、硬さは硬、数は25〜29、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。
 「ルイルポ」と比較して、蕾の色が暗紅であること、花弁表面の色が鮮赤であること、花弁全体の形が円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(茨城県つくば市)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「メロディフェア」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9486号   平成13年10月18日 
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   マダム シホ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮紅色で剣弁、高芯咲、弱香の小輪となる鉢物及び花壇向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はかなり低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅は狭、色は紅紫、数は枝基部は多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さは短、幅は狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は無、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は小、高さはやや低、花弁表面の色は鮮紅(JHS カラーチャート0107)、裏面の色は明紫赤(同9706)で弁央から弁底に淡黄橙(同1902)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは薄、硬さは中、数は20〜24、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さはかなり短、太さはかなり細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は黄緑、開花時期は中である。
 「ルイルポ」と比較して、花形が高芯咲であること、花弁表面の色が鮮紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に出願者の温室(茨城県つくば市)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9487号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   スイートハートメモリー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ミスピーチヒメ」に無名実生種を交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は淡ピンク色で丸弁、抱え咲、無香の小輪となる鉢物向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は叢生、樹高はかなり低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はかなり狭、色は緑褐、数は枝基部は多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は少、本葉の長さは短、幅はかなり狭である。新葉の色は黄緑、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は無、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は抱え咲、花径は小、高さはかなり低、花弁表面及び裏面の色は淡ピンク(JHS カラーチャート0102)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さは薄、硬さはやや軟、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは無である。枝の長さはかなり短、太さはかなり細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は黄緑、開花時期はやや早である。
 「ルイナレックス」と比較して、花形が抱え咲であること、花弁表面の色が淡ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(愛知県宝飯郡小坂井町)において、「ミスピーチヒメ」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9488号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   キャンディキャンディー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ミスピーチヒメ」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は鮮紫ピンク色で半剣弁、カップ咲、無香の小輪となる鉢物向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は叢生、樹高はかなり低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは短、基部の幅は極狭、色は紅紫、数は枝基部はやや多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さは短、幅は極狭である。新葉の色は黄緑、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は無、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径は小、高さは低、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9705)、裏面の色は鮮紫ピンク(同9505)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さは薄、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは無である。枝の長さは極短、太さはかなり細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期はやや早である。
 「ケイヨシピンク」と比較して、花序のタイプが単生であること、花弁表面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に育成者の温室(愛知県宝飯郡小坂井町)において、「ミスピーチヒメ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9489号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ベルレディー
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ベル ウィンド」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は鮮紫赤色で剣弁、高芯咲、弱香の大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はかなり高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは長、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部は多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は緑、光沢は弱、本葉の色は濃緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形は高芯咲、花径は大、高さは高、花弁表面及び裏面の色は鮮紫赤(JHS カラーチャート9707)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は60以上、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さは長、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「貴船」及び「タチャーナ」と比較して、花弁表面の色が鮮紫赤であること、花弁数が多いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の温室(三重県鈴鹿市)において、「ベル ウィンド」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ベルスター」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9490号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ベルゼ
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「カールレッド」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は濃紅色で剣弁、高芯咲、弱香の大輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高はかなり高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは長、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はかなり多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅は中である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径は大、高さはかなり高、花弁表面の色は濃紅(JHS カラーチャート0108)、裏面の色は鮮紫赤(同9707)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は40〜59、一茎の花数は1、花の香りは弱である。枝の長さは長、太さは中、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「マリア カラス」及び「ルイジョビ」と比較して、花弁表面の色が濃紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成6年に育成者の温室(三重県鈴鹿市)において、「カールレッド」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9491号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイスピヨ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ケイクチャーム」の枝変わりであり、花序のタイプは散房花序、花は淡紫ピンク色で半剣弁、高芯咲、弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立はやや叢生、樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さ及び基部の幅は中、色は緑、数は枝基部及び枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は披針形、小葉の枚数及び本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は緑、光沢は弱、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形は高芯咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9702)、裏面の色は淡紫ピンク(同9501)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、
厚さ及び硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は6〜10、花の香りは弱である。枝の長さはやや長、太さはやや太、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「ケイクチャーム」と比較して、花形が高芯咲であること、花弁表面の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の農場(栃木県宇都宮市)において、「ケイクチャーム」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9492号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ケイハピオサ
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「タンリカス」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は鮮紫ピンク色で半剣弁、カップ咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや長、基部の幅は中、色は黄緑、数は枝基部は多、枝中央部は中、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は少、本葉の長さ及び幅は中である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径は中、高さはやや高、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9705)、裏面の色は明紫赤(同9706)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは厚、硬さは中、数は20〜24、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さはかなり長、太さはやや太、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「タンリカス」と比較して、花形がカップ咲であること、花弁のタイプが半剣弁であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成8年に育成者の農場(滋賀県守山市)において、「タンリカス」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9493号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   タウザンズ オブ ピクチャー
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種の枝変わりであり、花序のタイプは散房花序、花は鮮ピンク色で波状弁、カップ咲、弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は半直立性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部は多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや短、幅はやや狭である。新葉の色は紅紫、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は無、厚さは薄、硬さはやや硬である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面及び裏面の色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0105)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは波状弁、全体の形は円形、厚さは中、硬さは硬、数は10〜14、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期はやや晩である。
 「メイジディロ」と比較して、花弁のタイプが波状弁であること、花弁数が少ないこと等で、「ケイストリン」と比較して、花弁の色が鮮ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(三重県三重郡菰野町)において、無名実生種の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9494号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ポエムポエム
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、無名実生種の枝変わりであり、花序のタイプは散房花序、花は淡紫ピンク色で明赤紫色のぼかしが入り、剣弁、カップ咲、弱香の小輪となる切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部は無、枝中央部はかなり少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや短、幅は狭である。新葉の色は緑褐、光沢は強、本葉の色は濃緑、光沢は弱、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は小、高さはやや低、花弁表面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9702)で明赤紫(同9506)のぼかしが入り、裏面の色は淡紫ピンク(同9702)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは剣弁、全体の形は狭楕円形、厚さは薄、硬さはやや軟、数は60以上、一茎の花数は2〜5、花の香りは弱である。枝の長さは短、太さは細、新しょうの色は緑褐、開花枝の色は緑、開花時期は中である。
 「インターエルフ」と比較して、花弁表面に明赤紫色のぼかしが入ること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者の温室(三重県三重郡菰野町)において、無名実生種の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は、「ポエム ポエム」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9495号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ばら   ナカシマ2001
       
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ルージュナカシマ」に無名実生種を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は濃橙赤色で半剣弁、カップ咲、かなり弱香の小輪となる鉢物及び切花向きの品種である。
 樹形は直立性、株立は中、樹高は低である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅は狭、色は黄緑、数は枝基部はかなり多、枝中央部は多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや短、幅はかなり狭である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は濃緑、光沢は無、厚さは薄、硬さはやや硬である。花序のタイプは散房花序、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲、花径は小、高さは低、花弁表面の色は濃橙赤(JHS カラーチャート0707)、裏面の色は鮮赤(同0407)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さは薄、硬さは中、数は25〜29、一茎の花数は2〜5、花の香りはかなり弱である。枝の長さはかなり短、太さは細、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は晩である。
 「ルイルポ」と比較して、花弁表面の色が濃橙赤であること等で、「ルイミレッド」と比較して、花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に育成者のほ場(岐阜県安八郡輪之内町)において、「ルージュナカシマ」に無名実生種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ロマンス」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9496号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ポインセチア   マーブルスター
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ピータースター」の枝変わりであり、樹高は低、苞は濃ピンクの地色に浅緑黄色の覆輪斑が入る卵形で、数が中の早生種である。
 樹姿は直立性、樹高は低である。枝の太さは中、色は緑、分枝性は中、節間長は短である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、葉縁の切れ込みは浅、切れ込みの多少は少、葉身長は中、幅はやや狭、葉表面の色は濃緑、着色の多少は中、表面及び裏面の毛は有である。葉柄の太さ及び長さは中、色は淡緑褐である。花形は一重咲、花房の縦径及び横径は中である。苞全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は円形、縁の切れ込みは浅、ねじれは無、長さ、幅及び数は中、表面の色は濃ピンク(JHS カラーチャート0405)、裏面の色は鮮ピンク(同0404)の地色に浅緑黄(同2904)の覆輪斑が入る、斑の有無は有、タイプは覆輪斑、色は浅緑黄(同2904)である。花柄の長さは短、色は淡緑、小花の長さ及び幅は中、柱頭の色は穏黄ピンクである。一花房の花数は中、花の香りは無、開花期は早である。
 「V10マーブル」と比較して、葉縁の切れ込みが浅いこと、苞表面の色が濃ピンクであること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1993年に育成者の温室(オランダ王国)において、「ピータースター」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9497号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヒペリクム   ボサキン
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、樹姿は直立性、花は鮮橙黄色、果実は褐色で、二季咲きの主に果実を観賞する切花向きの品種である。
 樹姿は直立性、樹高は中、枝の形は円形、太さはやや太、色は褐、株立性及び分枝性は中、節間長はかなり長である。葉全体の形は卵形、先端の形は鈍形、基部の形は円形、葉身長は中、幅はやや広、未成葉及び成葉表面の色は緑、裏面の色は黄緑、斑の有無は無、葉表面、裏面の毛及び葉柄の長さは無である。花序のタイプは円錐花序、花弁の開き方は水平、重なりは重ならない、湾曲は内曲、花径はやや小、花色は鮮橙黄(JHS カラーチャート2205)、花弁全体の形は倒卵形、先端の形は円形、基部の形は切形、長さはやや短、幅はやや狭、数は中、雄ずいの幅はやや広、高さは中、花柱の長さは雄ずいと同長、花糸及び約の色は黄、がく片の形は円形、色は緑、小花柄の長さ及び一花茎の花数は中、花の香りは無である。果実の形は卵形、長さ及び幅は中、色は褐である。開花習性は二季咲き、開花期及び開花期間は中、落葉性は落葉性である。
 「ボサデュア」と比較して、樹姿が直立性であること、花色が鮮橙黄であること、花弁先端の形が円形であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1989年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9498号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヒペリクム   ボサケ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、樹姿は開張性、花は鮮橙黄色、果実は紅色で、二季咲きの主に果実を観賞する切花向きの品種である。
 樹姿は開張性、樹高はやや低、枝の形は円形、太さは太、色は褐、株立性及び分枝性は中、節間長はかなり長である。葉全体の形は楕円形、先端の形は鈍形、基部の形は円形、葉身長及び幅は中、未成葉の色は黄緑、成葉表面の色は緑、裏面の色は黄緑、斑の有無は無、葉表面、裏面の毛及び葉柄の長さは無である。花序のタイプは円錐花序、花弁の開き方は斜下、重なりは重ならない、湾曲は内曲、花径はやや小、花色は鮮橙黄(JHS カラーチャート2205)、花弁全体の形は倒卵形、先端の形は円形、基部の形は切形、長さはやや短、幅はやや狭、数は中、雄ずいの幅はやや狭、高さは中、花柱の長さは雄ずいより低い、花糸及び約の色は黄、がく片の形は卵形、色は緑、小花柄の長さ及び一花茎の花数は中、花の香りは無である。果実の形は卵形、長さは短、幅はやや狭、色は紅である。開花習性は二季咲き、開花期及び開花期間は中、落葉性は落葉性である。
 「ボサデュア」と比較して、花色が鮮橙黄であること、花弁先端の形が円形であること、果実が短かいこと、果実の色が紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1993年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9499号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヒペリクム   ボサスカ
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、樹姿は直立性、花は鮮橙黄色、果実は紅色で、二季咲きの主に果実を観賞する切花向きの品種である。
 樹姿は直立性、樹高は中、枝の形は円形、太さは太、色は褐、株立性及び分枝性は中、節間長は長である。葉全体の形は卵形、先端の形は鈍形、基部の形は円形、葉身長及び幅は中、未成葉の色は黄緑、成葉表面の色は緑、裏面の色は黄緑、斑の有無は無、葉表面、裏面の毛及び葉柄の長さは無である。花序のタイプは円錐花序、花弁の開き方は斜下、重なりは重ならない、湾曲は内曲、花径はやや小、花色は鮮橙黄(JHS カラーチャート2205)、花弁全体の形は倒卵形、先端の形は円形、基部の形は切形、長さはやや短、幅はやや狭、数は中、雄ずいの幅はやや狭、高さは中、花柱の長さは雄ずいと同長、花糸及び約の色は黄、がく片の形は卵形、色は黄緑、小花柄の長さ及び一花茎の花数は中、花の香りは無である。果実の形は卵形、長さはやや短、幅はやや狭、色は紅である。開花習性は二季咲き、開花期及び開花期間は中、落葉性は落葉性である。
 「ボサデュア」と比較して、樹姿が直立性であること、花色が鮮橙黄であること、花弁先端の形が円形であること、果実の色が紅であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1990年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1993年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9500号   平成13年10月18日  
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ヒペリクム   ボサピン
    
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、樹姿は開張性、花は鮮橙黄色、果実は紅色で、二季咲きの主に果実を観賞する切花向きの品種である。
 樹姿は開張性、樹高は中、枝の形は円形、太さは太、色は褐、株立性及び分枝性は中、節間長はかなり長である。葉全体の形は卵形、先端の形は鈍形、基部の形は心形、葉身長はやや長、幅は広、未成葉及び成葉表面の色は緑、裏面の色は黄緑、斑の有無は無、葉表面、裏面の毛及び葉柄の長さは無である。花序のタイプは円錐花序、花弁の開き方は斜下、重なりは重ならない、湾曲は内曲、花径はやや小、花色は鮮橙黄(JHS カラーチャート2205)、花弁全体の形は倒卵形、先端の形は円形、基部の形は切形、長さはやや短、幅はやや狭、数は中、雄ずいの幅はやや広、高さは中、花柱の長さは雄ずいより低い、花糸及び約の色は黄、がく片の形は円形、色は緑、小花柄の長さ及び一花茎の花数は中、花の香りは無である。果実の形は卵形、長さ及び幅は中、色は紅である。開花習性は二季咲き、開花期は早、開花期間は中、落葉性は落葉性である。
 「ボサデュア」と比較して、花色が鮮橙黄であること、花弁先端の形が円形であること、果実の色が紅であること、開花期が早いこと等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、1988年に出願者の温室(オランダ王国)において、出願者所有の無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1995年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9501号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ブーゲンビレア   ミセス シンデレラ リッチ
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「ミセスバット」の枝変わりであり、苞の色が明赤紫で、花序の幅がやや広の鉢物向きの品種である。
 樹姿は半蔓性、枝の太さは中、色は緑褐である。葉身全体の形は卵形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鋭形、葉縁の形は全縁、葉身長及び葉身幅は中、表面の色は緑、斑の有無は無、葉柄の色は緑、刺の有無は有である。花房の大きさはやや大、粗密はやや粗、花序の幅はやや広、高さ及び苞の数は中、全体の形は卵形、先端の形は鋭形、基部の形は心形、縁片の形は全縁、波打ちは有、反りは外反、長さはやや長、幅は中である。苞の色の発現は単色型、幼苞の色は明紫赤(JHS カラーチャート9706)、開花期の苞の色は明赤紫(同9206)、後期の苞の色は鮮赤紫(同9207)、模様の有無は無である。小花の長さは長、幅は中、小花数は3、花の香りは無である。
 「ミセスバット」と比較して、葉身全体及び苞全体の形が卵形であること、開花期の苞の色が明赤紫であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   25年
 
5 品種登録を受ける者の氏名及び住所又は居所
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
7 出願公表の年月日   平成11年2月1日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に育成者の農場(愛知県西尾市)において、「ミセスバット」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「ミセス シンデレラ・リッチ」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9502号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はたけしめじ   十勝1号(とかち1ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種(北海道産)を選抜して育成されたものであり、菌さんが中、断面の形態は平形、中心部の色が灰色で、菌柄の形がとっくり型の空調栽培向きの品種である。
 菌叢表面の性状は平滑、菌糸生長最適温度は中である。菌さんの断面の形態は平形、大きさは中、中心部及び周縁部の色は灰色、厚さ及び肉質は中である。子実層たくの並び方は正常、幅はやや広、色は淡黄褐色である。菌柄の形はとっくり型、長さは長、太さはやや細、色は淡色、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大である。子実体の発生型は群状、発生最盛期までの期間は長、菌かき後の発生までの期間はやや長である。収量性及び有効茎本数は少である。
 「ウマッシュくん」と比較して、菌糸生長最適温度が高いこと、菌さんが小さいこと、菌さんの中心部の色が灰色であること等で、「十勝2号」と比較して、菌糸生長最適温度が高いこと、菌さんの中心部の色が灰色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和59年に出願者の施設(北海道帯広市)において、野生種(北海道産)の子実体を組織分離し、得られた菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9503号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   はたけしめじ   十勝2号(とかち2ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、野生種(北海道産)を選抜して育成されたものであり、菌さんがやや小、断面の形態は平形、中心部の色が灰褐色で、菌柄の形がとっくり型の空調栽培向きの品種である。
 菌叢表面の性状は平滑、菌糸生長最適温度はかなり低である。菌さんの断面の形態は平形、大きさはやや小、中心部の色は灰褐色、周縁部の色は灰色、厚さ及び肉質は中である。子実層たくの並び方は正常、幅は中、色は淡黄褐色である。菌柄の形はとっくり型、長さは長、太さは細、色は淡色、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大である。子実体の発生型は群状、発生最盛期までの期間及び菌かき後の発生までの期間は長である。収量性及び有効茎本数は少である。
 「みやぎLD1号」と比較して、菌糸生長最適温度が低いこと、菌さんの断面の形態が平形であること、菌さんが小さいこと等で、「十勝1号」と比較して、菌糸生長最適温度が低いこと、菌さんの中心部の色が灰褐色であること等で区別性が認められる。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月12日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、昭和59年に出願者の施設(北海道帯広市)において、野生種(北海道産)の子実体を組織分離し、得られた菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9504号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶなしめじ   宝の華 K−2706(たからのはな K−2706)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者の保存菌株どうしを交配して育成されたものであり、菌さん中央部の色が暗黄褐色で、菌柄の形が細長の空調施設栽培向きの品種である。
 菌糸の最適生長温度は22℃、菌糸密度は普通である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は51〜60日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20〜25日、芽出し最適温度は15〜18℃、子実体の生長最適温度は15〜17℃である。子実体の発生型は株状型、収量は121g以上/瓶、有効茎本数は41本以上である。菌さんの大きさは小、断面は丸山形、中央部の色は暗黄褐色、周縁部の色は黄茶色、肉の厚さは薄、肉質は普通、斑紋の多少は少、大小は小、分布の状態は中央部、明瞭度は普通である。菌しゅうの色は白色、並び方は正常、幅及び密度は普通である。菌柄の長さは極長、菌さんへのつき方は中心生、形は細長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は2.1以上、肉質は普通である。
 「宝の華M−8171」と比較して、菌糸の最適生長温度が低いこと、収量が多いこと、菌さんの肉が薄いこと等で、「宝の華K−8104」と比較して、種菌接種から菌かきまでの培養期間が短いこと、収量が多いこと等で区別性が認められる。
 なお、「宝の華M−8171」及び「宝の華K−8104」との対峙培養において、明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の施設(滋賀県大津市)において、出願者の保存菌株(鳥取、三重県産)どうしを交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9505号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶなしめじ   宝の華 K−3806(たからのはな K−3806)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者の保存菌株どうしを交配して育成されたものであり、菌さん中央部の色が暗黄褐色で、菌柄の形が細長の空調施設栽培向きの品種である。
 菌糸の最適生長温度は22℃、菌糸密度は普通である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は51〜60日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20〜25日、芽出し最適温度は15〜18℃、子実体の生長最適温度は15〜17℃である。子実体の発生型は株状型、収量は121g以上/瓶、有効茎本数は41本以上である。菌さんの大きさは中、断面は丸山形、中央部及び周縁部の色は暗黄褐色、肉の厚さはやや薄、肉質は普通、斑紋の多少及び大小は中、分布の状態は中央部、明瞭度は普通である。菌しゅうの色は淡橙黄色、並び方は正常、幅及び密度は普通である。菌柄の長さは普通、菌さんへのつき方は中心生、形は細長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は1.5〜2.0、肉質は普通である。
 「宝の華M−8171」と比較して、菌糸の最適生長温度が低いこと、収量が多いこと、菌さんの中央部の色が暗黄褐色であること等で、「宝の華K−6806」と比較して、菌糸の最適生長温度が低いこと、種菌接種から菌かきまでの培養期間が短いこと、菌さんの中央部の色が暗黄褐色であること等で区別性が認められる。
 なお、「宝の華M−8171」及び「宝の華K−6806」との対峙培養において、明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の施設(滋賀県大津市)において、出願者の保存菌株(鳥取、三重県産)どうしを交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9506号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶなしめじ   宝の華 K−3906(たからのはな K−3906)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者の保存菌株どうしを交配して育成されたものであり、菌さん中央部の色が灰茶色で、菌柄の形が太長の空調施設栽培向きの品種である。
 菌糸の最適生長温度は23℃、菌糸密度は普通である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は51〜60日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20〜25日、芽出し最適温度は15〜18℃、子実体の生長最適温度は15〜17℃である。子実体の発生型は株状型、収量は101〜120g/瓶、有効茎本数は36〜40本である。菌さんの大きさは中、断面は丸山形、中央部及び周縁部の色は灰茶色、肉の厚さはかなり薄、肉質は普通、斑紋の多少は少、大小は小、分布の状態は周縁部以外、明瞭度は普通である。菌しゅうの色は白色、並び方は正常、幅及び密度は普通である。菌柄の長さはかなり長、菌さんへのつき方は中心生、形は太長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は1.5〜2.0、肉質は普通である。
 「宝の華M−8171」と比較して、菌糸の最適生長温度が低いこと、菌さんの肉が薄いこと、菌しゅうの並び方が正常であること等で、「宝の華K−6806」と比較して、菌糸の最適生長温度が低いこと、種菌接種から菌かきまでの培養期間が短いこと、菌さんの中央部の色が灰茶色であること等で区別性が認められる。
 なお、「宝の華M−8171」及び「宝の華K−6806」との対峙培養において、明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の施設(滋賀県大津市)において、出願者の保存菌株(鳥取、三重県産)どうしを交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9507号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   ぶなしめじ   宝の華 K−6835(たからのはな K−6835)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者の保存菌株どうしを交配して育成されたものであり、菌さん中央部の色が黄茶色で、菌柄の形が細長の空調施設栽培向きの品種である。
 菌糸の最適生長温度は25℃、菌糸密度は普通である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は61〜70日及び71〜80日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20〜25日、芽出し最適温度は15〜18℃、子実体の生長最適温度は15〜17℃である。子実体の発生型は株状型、収量は81〜100g/瓶、有効茎本数は41本以上である。菌さんの大きさは小、断面は丸山形、中央部の色は黄茶色、周縁部の色は淡橙黄色、肉の厚さ及び肉質は普通、斑紋の多少は多、大小は中、分布の状態は中心部、明瞭度は明瞭である。菌しゅうの色は淡橙黄色、並び方は正常、幅は狭、密度は普通である。菌柄の長さは極長、菌さんへのつき方は中心生、形は細長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は2.1以上、肉質は硬である。
 「宝の華M−8171」及び「宝の華K−6806」と比較して、収量が少ないこと、菌さんが小さいこと、菌さん中心部の色が黄茶色であること等で区別性が認められる。
 なお、「宝の華M−8171」及び「宝の華K−6806」との対峙培養において、明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成5年に出願者の施設(滋賀県大津市)において、出願者の保存菌株(鳥取、三重県産)どうしを交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9508号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   まいたけ   雪国舞9号(ゆきぐにまい9ごう)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、「十和田食菌」に「加川椎茸マイタケKM−1号」を交配して育成されたものであり、菌さんの表面の色が灰褐色で大葉、中肉の空調栽培向き品種である。
 菌糸の寒天培地上の最適生長温度は30℃、菌叢の色の有無は有、表面の形状は島嶼状、周縁部の形状は整一、厚さは普通、密度はやや粗である。菌床の被膜の形成は中、被膜の色の有無は有である。収量は409g/瓶、菌さんの大きさは大、厚さは普通、断面の形状は2型、表面の色は灰褐色、環紋は3型、毛は少である。管孔の孔口断面の凹凸は無、管孔発達の部位は3型である。菌柄断面の形態は2型である。
 「森M51号」及び「加川椎茸マイタケKM−1号」と比較して、菌さんが大きいこと、菌さん表面の色が灰褐色であること等で区別性が認められる。
 なお、「森M51号」及び「加川椎茸マイタケKM−1号」との対峙培養において明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成7年に出願者の施設(新潟県南魚沼郡大和町)において、「十和田食菌」に「加川椎茸マイタケKM−1号」を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は「雪国まいたけ9号菌」であった。
 
 
 
1 品種登録の番号及び年月日   第9509号   平成13年10月18日
 
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
   やなぎまつたけ   しゃき丸(しゃきまる)
 
3 登録品種の特性の概要
 この品種は、出願者所有の育成系統に出願者所有の野生種(神奈川県産)を交配して育成されたものであり、菌さんがかなり小、断面の形態は平形、成熟期の色は淡褐色で菌柄の形が細長の空調栽培向き品種である。
 菌糸の生長速度は15℃で遅、25℃で普通、30℃でやや早、発生処理までの培養期間は36〜40日、発生処理から子実体収穫までの期間は16〜20日である。子実体の生長最適温度は15〜18℃、発生型は群状型、収量は101〜120g、有効茎本数は31本以上である。菌さんの大きさはかなり小、厚さは極薄、断面の形態は成育初期が丸山型で成熟期が平型、色は成熟期は淡褐色、表面のしわ及び肉質は普通である。内被膜の取れ方は取れやすい、色は白色である。菌しゅうの菌柄へのつき方は垂生、色は黄白色、並び方は正常、巾は狭、密度は普通である。菌柄の長さは長、太さはかなり細、形は細長、色は淡褐色、ささくれ及び肉質は普通である。
 「しゃきっこ1号」と比較して、菌さんが小さく薄いこと、菌柄が細いこと等で、「しゃきっこ2号」と比較して、菌さんが小さいこと、菌柄が長いこと等で区別性が認められる。
 なお、「しゃきっこ1号」及び「しゃきっこ2号」等との対峙培養において明確な帯線を形成する。
 
4 育成者権の存続期間   20年
 
5 品種登録を受ける者の名称及び住所又は居所
 
6 登録品種の育成をした者の氏名及び住所又は居所
 
7 出願公表の年月日   平成11年3月18日
 
8 登録品種の育成の経過の概要
 この品種は、平成4年に出願者の施設(神奈川県厚木市)において、出願者所有の育種系統(担子胞子欠損系統)に野生種(神奈川県産)の一核菌糸体を交配して得られた菌糸に、育種系統(担子胞子欠損系統)の親株を戻し交配を行い選抜、以降、増殖を行いながら特性調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
 なお、出願時の名称は、「ヤナギマックス」であった。