この品種は、「Sヒトシ」に与那国島在来種を交配して育成されたものであり、草丈は極低で分枝性は密、葉の色は緑、花は開花始めが黄白色、開花盛期が淡紫ピンク色の鉢物、花壇及びグランドカバー向きの品種である。草型は匍匐性、草丈は極低である。茎の色は緑褐、毛の多少は中、分枝性は密、節間長は短である。葉序は対生、葉全体の形は倒卵形、先端の形は鈍形、基部の形は鋭形、葉身長及び葉身幅は中、表面の色は緑、毛の多少は無である。花房の形は円錐状、大きさはやや小、高さは中、向きは上向き、花形は一重咲、花径は中、色は開花始めが黄白(JHS カラーチャート2501)、開花盛期が淡紫ピンク(同8902)、花柄の長さは中、花数はやや多、花の香りは無、開花期は中である。「Sヒトシ」及び「ヒメイワダレソウ」と比較して、花色が開花始めは黄白、開花盛期は淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。 |