登録品種データベース

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詳細情報  
作物区分 果樹
農林水産植物の種類 Prunus persica (L.) Batsch
(和名:モモ種
登録品種の名称 加納岩白桃
(よみ:カノウイワハクトウ  )
出願公表時の品種名称
出願番号 400
出願年月日 1981/09/28
出願公表の年月日 -
登録番号 364
登録年月日 1983/02/24
育成者権の存続期間 18
育成者権の消滅日 1993/02/25
品種登録者の名称及び住所
加納岩農業協同組合 (405-0018 山梨県山梨市上神内川189番地)
登録品種の育成をした者の氏名
平塚八郎
輸出する行為の制限
指定国
生産する行為の制限
指定地域
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は、「浅間白桃」の枝変りで、自家結実性高く、着色良好で、育成地(山梨市)において7月中旬に成熟する生食用の早生ももである。樹姿、樹の大きさ、樹勢は中である。葉身の形は中で、「松森早生」より細長く、葉縁の波打ちがあり、きょ歯の深さは中である。花は普通咲で、花粉が多く、自家結実性が強い。果形は扁円で、果頂の凹は浅、梗あは深く、果実の大きさは1果平均240gで中の大、果皮の地色は緑黄で、ぼかし状に着色する。切った直後の果肉は白色で、果肉内の着色は少く、核周囲にも着色しない。果肉は溶質で、果肉内の繊維は少なく、果汁は多い。甘味は糖度計示度12~14度でやや多。酸味は少で、渋味、苦味はともになく、「やまなし白鳳」に比べて格段に少ない。核は粘核で大きく、核割れは少で、「松森早生」、「やまなし白鳳」、「倉方早生」より少ない。成熟期は育成地において7月中旬で、満開後91~100日の範囲にあり、「浅間白桃」より約10日早く、「倉方早生」より7~8日遅い。「浅間白桃」と比較して、花粉を有し、熟期が早いこと等で、「松森早生」と比較して、葉身が細長く、果面毛じが長く、果面の光沢がないこと等で、「やまなし白鳳」と比較して、酸味・渋味がないこと等で、「倉方早生」と比較して、花粉を有し、熟期が遅いこと等で、「歌田白桃」と比較して、核の厚さが薄いこと等で区別性が認められる。

出願品種の画像