この品種は、放射線照射による「ふくら」の突然変異から選抜、育成された固定品種であり、成熟期が「ふくら」より5日程度遅い早で、毛じの色が白のえだまめ用品種である。胚軸の色は緑、小葉の形は円葉、花色は白、毛じの多少は中、形は直、色は白である。主茎長は極短、主茎節数は少、分枝数は中である。伸育型は有限、開花期及び成熟期は早、生態型は夏大豆である。若莢の色は緑、長さ(2胚珠2粒莢)は長、幅は中である。着莢密度は密、多粒莢率は中、湯煮(ブランチング)後の莢色は濃緑である。熟莢、種皮及び臍の色は褐、粒の大小は大の小、子葉色は黄、粒形は扁球である。「美園グリーン」及び「ユウヅル」と比較して、主茎長が短いこと、主茎節数が少ないこと、種皮及び臍の色が褐であること等で、「ふくら」と比較して、若莢の長さが長いこと、種皮及び臍の色が褐であること等で区別性が認められる。 |