登録品種データベース

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詳細情報  
作物区分 果樹
農林水産植物の種類 Citrus L.
(和名:カンキツ属
登録品種の名称 南香
(よみ:ナンコウ  )
出願公表時の品種名称
出願番号 2282
出願年月日 1987/03/31
出願公表の年月日 -
登録番号 1857
登録年月日 1989/03/27
育成者権の存続期間 18
育成者権の消滅日 2007/03/28 ※期間満了
品種登録者の名称及び住所
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 ( 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1)
登録品種の育成をした者の氏名
奥代直巳
石内伝治
生山巖
高原利雄
松本亮司
村田広野
浅田謙介
輸出する行為の制限
指定国
生産する行為の制限
指定地域
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は、「三保早生」と「クレメンティン」の交雑実生で、果皮色が紅橙、無核高糖の、育成地(長崎県南高来郡口之津町)において12月中下旬に成熟するマンダリンである。樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中、枝梢の太さは細、節間長は短である。葉の厚さは薄、葉の大きさは小である。花序の形成は単生、花の色は白、花弁の数は4~5枚、花紛の多少は不稔性である。果実の外観は円、果実指数は110~115で、温州みかんより腰高である。花柱痕の大きさは甚大、果実の大きさは中(約130g)、果皮の色は紅橙、果皮厚さはやや薄、剥皮の難易は中で温州みかんよりやや困難である。油胞の大きさ及び密度は中、凹凸は凸、果面の平滑度は粗である。浮皮果の発生はでにくい。じょうのう膜の硬さは軟、砂じょうの大きさは小である。果汁の多少は多、甘味は多(糖度13~14度)、酸味は中で減酸が遅く、香気は中である。種子はできにくく、胚の数は単胚である。成熟期は早で、育成地において12月中下旬である。日焼け果及び裂果はでにくい。「三保早生」と比較して、葉が小さいこと形が円であること、果皮色が濃いこと、甘味が高いこと等で、「クレメンティン」と比較して、果実が大きいこと、油胞の密度が粗いこと、無核であること等で区別性が認められる。

出願品種の画像
2282_3_2