この品種は、「白鳩」に「ニコル」を交配して育成されたものであり、花は黄白色の小輪で切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さは細、色は褐、強さは強、中空の程度はかなり小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長はやや短、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はかなり小、管状花数は中、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。「はじめ」と比較して、茎の色が褐であること、花盤の色が黄緑であること等で、「小雨」と比較して、花盤の色が黄緑であること等で区別性が認められる。 |